( 県 p9) (5) 私立学校におけるいじめに対する対応県の私立学校主管部局において 重大事態があった場合等に適切に対応できるよう 体制を整備する ( 国 p20 31) (5) 私立学校におけるいじめに対する対応県の私立学校主管部局において 所管する学校における定期的なアンケート調査 個人面談の

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重大事態が疑われる事案が発生した時に、その原因がいじめにあるかを判定する。

(1) 組織の役割 1 未然防止ア ) いじめが起きにくい, いじめを許さない環境づくり 2 早期発見 事案対処ア ) いじめの相談 通報を受け付ける窓口イ ) いじめの早期発見 事案対処のための, いじめの疑いに関する情報や児童の問題行動などに係る情報の収集と記録, 共有ウ ) いじめに係る情報

小樽市立北陵中学校いじめ防止基本方針令和元年 5 月改定 1. はじめにいじめの問題は 生徒が夢と誇りを持ち 生き生きと学校生活を送ることを妨げる重大な人権上の問題です 平成 25 年 6 月に いじめ防止対策推進法 が成立し 北海道においては 平成 26 年 4 月に 北海道いじめの防止に関する条

寝屋川市いじめ防止基本方針 平成 28 年 11 月 ( 最終改定平成 29 年 10 月 23 日 ) 寝屋川市

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 鎌倉市立関谷小学校

る行為 ( インターネットを通じて行われるものを含む ) であって 当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう 個々の行為が いじめ に当たるか否かの判断は 表面的 形式的にすることなく いじめられた児童生徒の立場に立つことが必要である この際 いじめには 多様な態様があることに

上越市立有田小学校いじめ防止基本方針 平成 30 年 4 月策定 1 いじめの定義といじめに対する基本的な考え方 (1) いじめの定義児童生徒に対して 当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係にある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為 ( インターネット

Ⅰ いじめ問題に関する基本的な考え方はじめに いじめは, 決して許されてはならない行為です しかし, いじめはどの学校のどの児童にも起こりうる問題であり, 本校についても例外ではありません これまでも, 各学級において生徒指導上の問題として担任をはじめ学校全体で問題の解決に取り組んできました そのよ

Microsoft Word - H30いじめ基本方針 改定版

山梨県いじめの防止等のための基本的な方針 平成 26 年 3 月 ( 最終改定平成 30 年 9 月 ) 山梨県 山梨県教育委員会

平成 30 年度滋賀県立大津清陵高等学校 通信制 いじめ防止基本方針 はじめにいじめは いじめを受けた生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長および人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命または身体に重大な危険を生じさせるおそれがあるものです こうしたいじめから一人でも多

Taro-⑫ 「栃木県いじめ防止基本方針」

いて正しく理解し 自分と他者の人権をともに大切にし 実践的な態度を身につけられるよう努めます また 生徒自らがいじめの問題を自分のこととして捉え 考え 議論する活動や校内でいじめ撲滅や命の大切さを呼びかける活動を進めるなど 生徒自らがいじめの未然防止に主体的に取り組み 全ての生徒にとって居心地のよい

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 平成 30 年 12 月改定 鎌倉市立関谷小学校

Ⅰ いじめ問題に関する基本的な考え方 はじめにいじめは, 決して許されてはならない行為です しかし, いじめはどの学校のどの児童にも起こりうる問題であり, 本校についても例外ではありません これまでも, 各学級において生徒指導上の問題として担任をはじめ学校全体で問題の解決に取り組んできました そのよ

3. いじめの未然防止のための取組未然防止の基本とは 児童が周囲の友人や教職員と信頼できる関係の中 安心 安全に学校生活を送ることができ 規律正しい態度で授業や行事に主体的に参加 活躍できるような授業づくりや集団づくり 学校づくりを行っていくことである この基本をもとに取組を進める また 本校教職員

秩父市 秩父市いじめ防止基本方針 平成 30 年 3 月改定 秩父市

(4) 生徒 保護者 地域に対する情報発信 いじめ防止基本計画 及び学校評価結果 ( 生徒 保護者 教員対象アンケート ) を学校経営案や本校ホームページ等に掲載し その取組を広く情報発信する (5) いじめ事案への対応 資料 2 ア初動いじめが疑われる問題行動の情報が入った場合 直ちに当該学年団

加須市審議会等の会議の公開に関する要綱の運用の手引

川口市立原町小学校いじめ防止基本方針 平成 27 年 9 月 1 日 川口市立原町小学校 はじめに 本校では いじめ防止のために 積極的な生徒指導の推進に力を入れている いじめの未然防止には 児童が安心 安全に学校生活を送ることができ 規律ある態度で授業やその他の教育活動に主体的に参加 活躍できるこ

岐阜県における いじめの防止等のための基本的な方針 平成 26 年 3 月 ( 平成 29 年 8 月 22 日改定 ) 岐阜県

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子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

神戸市立月が丘小学校いじめ防止基本方針 はじめに月が丘小学校は 教職員 保護者 地域が一体となって いじめの問題に取り組むよう いじめ防止対策推進法 第 1 3 条の規定に基づき いじめ防止等のための対策を総合的 かつ効果的に推進するために 基本的な方針 ( 以下 月が丘小学校基本方針 という )

目 次 1 年間取組計画 2 2 いじめ対応マニュアル 4 3 いじめ防止等に対する基本的な考え方 5 (1 いじめ防止対策推進法制定の意義 (2 学校いじめ防止基本方針 4 いじめ防止等の対策 6 (1 学校いじめ防止等の組織の設置 (2 いじめ防止等のための取組 5 重大事態への対処 8 (1

平成 30 年度松江市立大野小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 3 月策定平成 28 年 9 月改訂平成 29 年 9 月改訂平成 30 年 9 月改訂 1 はじめにいじめは 人として決して許されない行為である 本校児童の生活態度を見てみると とても落ち着いた様子が窺えるが アンケートQ-Uの

目次 はじめに 1 1 いじめの防止等のための対策の基本的な方向について 1 (1) いじめの定義 (2) いじめの防止等に関する基本的な考え方 2 いじめの防止等のための対策の内容について 2 (1) いじめ防止対策委員会 1 設置及び組織 2 役割及び活動 3 活動に関する留意事項 (2) いじ

学校いじめ防止基本方針 北海道札幌琴似工業高等学校 1 学校いじめ防止基本方針いじめは全ての生徒に関係する問題であり いじめ問題根本的な克服のためには 全ての生徒を対象としたいじめ未然防止の観点が重要である この観点に立脚し 学校の教育活動全体を通じ 生徒の豊かな情操や道徳心を涵養するとともに生徒が

平成 31 年度富山県立となみ東支援学校いじめ防止基本方針 富山県立となみ東支援学校 Ⅰ いじめに対する基本的な考えいじめは いじめを受けた児童生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命又は身体に危険を生じさせるおそれのあるもので

4 いじめの疑いに関する情報があった時の緊急会議の実施 いじめの情報迅速な共有 関係児童等への事実関係の聴取 指導や支援の体制 対応方針の決定 保護者との連携した対応の実施 5 必要に応じた説明 ( 公表 ) への対応決定 6 いじめ防止等に係る校内研修を企画し 計画的に実施 3 いじめ防止に向けた

いじめ対策のポイントといじめ防止基本方針の改定

(2) いじめの理解すべての子供は かけがえのない存在であり 社会の宝です 子供が健やかに成長していくことはいつの時代も学校 保護者 地域の願いであり 豊かな未来の実現に向けて最も大切なことです 子供は人と人とのかかわり合いの中で 自己の特性や可能性を認識し また 他者の長所等を発見します 互いを認

別添2 いじめの防止等のための基本的な方針(平成25年10月11日文部科学大臣決定)の改定について【主な改定事項】

粟野小学校いじめ防止基本方針 平成 30 年 3 月改定 はじめに いじめは いじめを受けた児童の基本的人権を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず 生命または身体に重大な危険を生じさせるおそれがある 一方 いじめはどの子どもにも どの学校にも起こりうる 極め

宮城県いじめ防止基本方針 平成 2 5 年 1 2 月 宮城県 宮城県教育委員会 ( 最終改定平成 30 年 3 月 )

学校いじめ防止基本方針」(例)

目次 Ⅰ 太田市いじめ防止基本方針 策定の意義及び基本的な方向 1 太田市いじめ防止基本方針 策定の意義 2 いじめ防止等の対策に関する基本的な考え 3 いじめ防止等のための組織 4 その他いじめ防止等のための対策に関する重要事項 Ⅱ 基本理念 1 いじめに対する基本認識 2 未然防止に向けて 3

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金品を隠されたり 盗まれたり 壊されたり 捨てられたりする 嫌なことや恥ずかしいこと 危険なことをされたり させられたりする ネット上で誹謗中傷や嫌なことをされる 3 いじめの防止等の対策のための組織の設置いじめの未然防止 早期発見 早期対応を組織的 実効的に行うため いじめ防止等対策委員会 を設置

(1) いじめの未然防止いじめはどの子どもにも起こりうるものです このことを踏まえ 本校では 全ての児童生徒を 心の通う対人関係を構築できるよう育み いじめを生まない環境をつくるために 地域 家庭その他の関係者と一体となって継続的な取組を進めます また あらゆる教育活動を通じて 全ての児童生徒に い

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対象としたいじめの未然防止の観点が重要である このため 本校では 全ての生徒に心の通う対人関係を構築できるような力を育み いじめを生まない環境をつくるために 地域 家庭その他の関係機関と一体となって継続的な取組を進める また 教育活動全体を通じ 全ての生徒に いじめは決して許されない ことの理解を促

2 いじめ防止等に取り組むための校内組織 いじめの防止等を実効的に行うため 以下の構成員により 学校いじめ防止対策委員 会 を設置します 学校いじめ防止対策委員会 学校内 氏名 役職 氏名 役職 丸瀨節子 校長 教頭 大津裕子 総括教諭 長谷川佳子 総括教諭 内藤恵理子 総括教諭 原口恵里 総括教諭

指導計画の作成 実行 進行管理 いじめの未然防止 早期発見 事案の実効的対処 ( 早期対応 重大事態への対応 ) いじめの 疑い 認知 及び 解消 解決 の判断 校内研修の実施を行い いじめを把握した際の解決に向けた対応方針の決定 関係機関との連携等 学校が一丸となっていじめに組織的 継続的に対応す

(7) 生徒 保護者への啓発活動 * 学期末保護者会でのいじめの現状報告と未然防止の講話 *SNS の使用にあたり 親子ルール作り等を示す (8) 教職員の研修 * モラールアップ研修会を行い 体罰や不適切な発言がいじめにつながるということを確認する * 過度の競争意識 勝利至上主義 生徒のストレス

平成 30 年度 五泉市立川東小学校いじめ防止基本方針 はじめにこの五泉市立川東小学校いじめ防止基本方針 ( 以下 学校基本方針 という ) は いじめ防止対策推進法 ( 平成 25 年法律 71 号以下 法 という ) 第 13 条の規定に基づき 本校におけるいじめ防止等のための対策を効果的に推進

31阿賀野全:方針実践のための行動計画

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や 傍観者とならず いじめを止めさせるための行動をとることの重要性を理解させるよう努めるとともに 豊かな情操や規範意識 自尊感情や自己有用感 社会性 人を思いやる心などを育みます さらに 生徒が豊かな人間関係をつくることができるよう 発達段階に応じて生徒一人ひとりに相手の気持ちを理解できる心の育成を

目次 Ⅰ 太田市いじめ防止基本方針 策定の意義及び基本的な方向 1 太田市いじめ防止基本方針 策定の意義 2 いじめ防止等の対策に関する基本的な考え 3 いじめ防止等のための組織 4 その他いじめ防止等のための対策に関する重要事項 Ⅱ 基本理念 1 いじめに対する基本認識 2 未然防止に向けて 3

(様式3)記入例                              学校番号(81)(熊本小 学校)

伊勢原市いじめ防止基本方針 平成 26 年 9 月 ( 改定平成 30 年 2 月 ) 伊勢原市伊勢原市教育委員会

第1部 いじめ問題総合対策の基本的考え方

Ⅱ いじめ防止等のための具体的取組 1 いじめの未然防止 (1) 基礎 基本的事項の習得とすべての児童が参加 活躍できる授業をめざし わかる授業づくりをすすめる (2) 道徳教育の充実を図り 特別活動を通して規範意識や集団の在り方等についての理解と実践的態度の育成に努める (3) 月に 1 度 担任

米原市いじめの防止等のための基本方針

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

目 次 1. はじめに 1 2. いじめの定義 1 3. いじめの禁止 2 4. いじめ防止等のための組織 2 < 指導体制 > 5. 学校全体としての取組 3 < 学校の基本姿勢 > ( 1 ) いじめ防止のための取組 ( 2 ) いじめの早期発見 ( 3 ) いじめへの対処 ( 4 ) 家庭及び

2 横浜市いじめ防止基本方針 の改定について横浜市は 平成 25 年 12 月に いじめ防止対策推進法 第 12 条に則り 横浜市いじめ防止基本方針 を策定し いじめ防止等の取組を全市で進めてきました しかし 東日本大震災から横浜市の小学校に転入してきた児童に対するいじめ事案について 教育委員会や学

1 基本理念いじめは いじめを受けた児童生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命又は身体に重大な危険を生じさせるおそれがある 本校は 上記のことを踏まえ また 本市学校努力目標である 夢に向かって人生をきり拓くなごやっ子の育成

いじめの防止等のための基本的な方針 埼玉県立坂戸西高等学校

会津高校いじめ対応マニュアル 先生方へ支援や指導の具体的な場面でご活用ください 誰が どのような場面で どのような立場で支援 指導にあたるかはケースバイケースですが この内容を 会高版スタンダード として私たち全教職員が身に付けた上で 常に複数で関わりながら柔軟に対応していきたいと考えています 1

滋賀県いじめ防止基本方針 構成案

Taro-附属小学校いじめ防止基本方

岐阜市立長森南小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 3 月策定令和元年 7 月改定はじめに平成 25 年 9 月 28 日 いじめから児童生徒を守るため 学校や行政の責務を定めた いじめ防止対策推進法 ( 以下法という ) が施行された 同法は大津市の中 2 男子いじめ自殺問題をきっかけに成立し

2 いじめの防止等のための基本的な施策 (1) 基本となる取組 1 いじめの未然防止のための取組ア学校の重点目標の一つに いじめ防止 を掲げ いじめをしない 見逃さないことに組織的に取り組む イ教育活動全体を通して 児童の自己有用感と自己肯定感を高め 規範意識と人間関係能力を高める ウ道徳の時間を要

別添 1 三重県いじめ防止基本方針 平成 26 年 1 月 29 日三重県 ( 最終改定平成 31 年 3 月 7 日 )

(3) いじめに関する学習 ( 主担当 : 人権主任 道徳教育推進教師 ) 1 人権感覚の育成 道徳教育推進教師 = 豊かな人権感覚をはぐくむ授業づくり ( 主として道徳 ) のための 資料提供や 情報共有を行う 2 人権学習週間 人権主任 = 道徳主任 特活主任 学年主任と連携しながら進める 3

いじめの表れとして 以下のようなものが考えられます 冷やかしやからかい 悪口や脅し文句 嫌なことを言われる 仲間はずれ 集団から無視をされる 軽く体を当てられたり 遊ぶふりをして叩かれたり 蹴られたりする 体当たりされたり 叩かれたり 蹴られたりする 金品をたかられる 金品を隠されたり 盗まれたり

出雲商業高等学校における 学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 3 月作成平成 31 年 3 月改訂 生徒指導部

冷やかしやからかい 悪口や脅し文句 嫌なことを言われる仲間はずれ 集団による無視をされる軽くぶつかられたり 遊ぶふりをして叩かれたり 蹴られたりするひどくぶつかられたり 叩かれたり 蹴られたりする金品をたかられる金品を隠されたり 盗まれたり 壊されたり 捨てられたりする嫌なことや恥ずかしいこと 危険

京丹後市いじめ防止等基本方針の策定の経緯 平成 24 年 7 月滋賀県大津市の自殺事案について 報道がある 平成 25 年 2 月 教育再生実行会議第 1 次提言 社会総がかりでいじめに対峙していくための基本的な理念や体制整備する法律の制定が必要 平成 25 年 6 月いじめ防止対策推進法成立 平成

目次 基本方針策定の趣旨 1 1 いじめの防止等のための対策の推進に関する基本的な方向 (1) いじめの防止等のための対策に関する基本理念 2 (2) いじめの定義 3 (3) いじめの理解 4 (4) いじめの防止等に関する基本的な考え方 5 (5) 県等の責務 7 2 県 県教育委員会が実施する

近江八幡市立桐原東小学校いじめ防止基本方針

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

て, 組織的 実効的に取り組むことを目的とする 2 構成教職員,SCや社会福祉士など心理や福祉の専門家, 弁護士, 精神科医等の医師, 教員 警察官経験者などの地域人材等 3 組織の役割学校が組織的にいじめの防止等に取り組むに当たり, 次のような役割を担う アいじめの予防に関して 学校基本方針に基づ

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もくじ はじめに 2 Ⅰ 改善基本 5 か年計画の基本構想 3 Ⅱ いじめ問題に関する基本的な考え方 4 Ⅲ 未然防止への取組 5 Ⅳ 早期発見 早期対応への取組 5 Ⅴ 関係機関との連携を強化した取組 6 Ⅵ 推進体制 検証体制を整える取組 7 改善基本 5 か年計画の見方 行動目標基本目標を達成

滋賀県いじめ防止基本方針 構成案

いじめ防止対策の都道府県差の是正に向けた取組強化について

熊本県いじめ防止基本方針 ( 改訂版 ) 平成 28 年 2 月 9 日 熊本県

もくじ Ⅰ いじめ問題に関する基本的な考え方 1 1 いじめとは 2 いじめの基本認識 Ⅱ 未然防止 具体的な取組 Ⅲ 早期発見 4 1 きめ細やかな日常の行動観察 2 児童生徒や保護者が相談しやすい環境づくり 3 教職員間や学校と保護者との間の緊密な情報共有 Ⅳ いじめへの対処 5 1 いじめが起

目次 はじめに 1 第 1 いじめの防止等のための対策の基本的な方向に関する事項 2 1 いじめの定義 2 2 いじめの理解 3 3 いじめの防止等に関する基本的考え方 4 (1) いじめの防止 4 (2) いじめの早期発見 4 (3) いじめへの対処 5 (4) 地域 家庭との連携について 5 (

はじめに

1 基本理念いじめは いじめを受けた生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命又は身体に重大な危険を生じさせるおそれがある 本校は なごや子ども条例 に定める理念と子どもの権利の全ての条項を尊重するとともに 名古屋市立中学生の転落

西条市いじめの防止等のための 基本的な方針 平成 27 年 10 月 ( 改定平成 31 年 3 月 1 日 ) 西条市

学校いじめ基本方針

農山漁村での宿泊体験活動の教育効果について

2. いじめ対策の組織 (1) 常設の組織いじめ問題への組織的な取り組みを行うために, いじめ対策委員会 を設置し, 学校全体で総合的ないじめ対策を行う 1 生活指導部会 ( 毎月開催 ) 構成員 校長 教頭 教務主任 生徒指導主任 学年主任 ( ブロック1 名 ) 養護教諭その他必要に応じ関係する

太田小学校 いじめ防止基本方針 1 学校でのいじめ防止等の対策に関する基本的な考えいじめは 児童の教育を受ける権利を著しく侵害し 心身の健全な成長 人格の形成に重大な影響を与えるばかりでなく 生命又は身体に重大な危険を生じさせる許されない行為でもある これを踏まえ 本校では 全児童がいじめを行わず

第 1 章いじめ防止に関する本校の考え方 1. 基本理念いじめは その子どもの将来にわたって内面を深く傷つけるものであり 子どもの健全な成長に影響を及ぼす まさに人権に関わる重大な問題である 全教職員が いじめはもちろん いじめをはやし立てたり 傍観したりすることは絶対に許されないという姿勢で どん

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(1) いじめの防止いじめはどの子どもにも どの学校でも 起こりうるものです このことを踏まえ より根本的にいじめの問題を克服するためには 全ての生徒を対象とした いじめの未然防止の観点が重要です このため 本校では 全ての生徒を 心の通う対人関係を構築できるよう育み いじめを生まない環境をつくるた

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島本町いじめ防止等基本方針(案)

岡山県いじめ問題対策基本方針(平成30年1月改定)

Transcription:

山梨県いじめの防止等のための基本的な方針新旧対照表 山梨県いじめ防止等のための基本方針 ( 旧 ) 山梨県いじめ防止等のための基本方針 ( 新 ) 改定の視点等 第 1 いじめの防止等のための対策の基本的な方 向に関する事項 ( 県 p4) 4 いじめの定義 物理的な影響 とは 身体的な影響のほか 金品をたかられたり 隠されたり 嫌なことを無理矢理させられたりすることなどを意味する ( 国 p5) 物理的な影響 とは 身体的な影響のほか 金品をたかられたり 隠されたり 嫌なことを無理矢理させられたりすることなどを意味する けんかやふざけ合いであっても 見えない所で被害が発生している場合もあるため 背景にある事情の調査を行い 児童生徒の感じる被害性に着目し いじめに該当するか否かを判断する いじめの認識の共有化 ( けんかやふざけ合いも情報共有 ) 第 2 いじめの防止等のための対策の内容に関する事項 ( 県 p8) (3) 基本的施策 5 相談支援体制の充実 ( 国 p21) ウ部活動休養日を設定するなど教職員の業務の見直し行い いじめに係る相談等に応じる時間を一層確保する 教育相談体制の充実 ( 教職員の業務の見直し ) ( 県 p8) 7 ネット上のいじめへの対策 ア携帯電話やインターネットを通じて行われるいじめへの対策について検討する イネットいじめを防止し 効果的に対処することができるよう 特別活動や PT A 活動などを通じた情報モラル教育等の必要な啓発活動を促す ウ携帯電話やインターネット利用に係る実態把握と それを踏まえた対応 対策の周知を図るとともに 状況に応じて関係機関との連携を図る ( 国 p12 13) 7 インターネットや携帯電話を利用したいじめ ( 以下 インターネット上のいじめ という ) への対策アインターネット上のいじめは 匿名性が高く 一つの行為がいじめの被害者にとどまらず学校 家庭及び地域社会に多大な被害を与える可能性や深刻な影響を及ぼすものであることを考慮して 対策を検討する イ児童生徒に対して インターネット上のいじめが刑法上の名誉毀損罪や侮辱罪 民事上の損害賠償請求の対象となり得る等 重大な人権侵害に当たることを理解させるための情報モラル教育の充実を図る等の必要な教育活動を促す ウインターネット上の不適切なサイトや書き込み等の実態把握と それを踏まえた対応 対策の周知を図るとともに 状況に応じて関係機関との連携を図る 名称の変更 インターネット上のいじめへの対応の充実 1

( 県 p9) (5) 私立学校におけるいじめに対する対応県の私立学校主管部局において 重大事態があった場合等に適切に対応できるよう 体制を整備する ( 国 p20 31) (5) 私立学校におけるいじめに対する対応県の私立学校主管部局において 所管する学校における定期的なアンケート調査 個人面談の取組状況等を把握するとともに 重大事態があった場合等に適切に対応できるよう 体制を整備する また いじめ問題への対応について 必要に応じて専門家 関係機関の紹介や研修機会の提供等の支援が受けられるよう県教育委員会との連携確保に努める 私立学校におけるいじめの対応 2 いじめの防止等のために学校が実施すべき施 策 (3) 学校におけるいじめの防止等に関する措置 ( 県 p11) 1 いじめの防止 いじめはどの子供にも起こりうるという事実を踏 まえ 全ての児童生徒を対象に いじめに向かわせ ないための未然防止に取り組む また 未然防止の基本は 児童生徒が 心の通じ合うコミュニケーション能力を育み 規律正しい態度で授業や行事に主体的に参加 活躍できるような授業づくりや集団づくりを行う ( 国 p29) また 未然防止の基本は 児童生徒が 心の通じ合うコミュニケーション能力を育み 規律正しい態度で授業や行事に主体的に参加 活躍できるような授業づくりや集団づくりを行う 学校は児童生徒に対して 傍観者とならず いじめの防止等の対策のための組織への報告を始めとするいじめを止めさせるための行動をとる重要性を理解させるよう努める いじめに向かわない態度 能力の育成に向けた指導に当たっては 児童生徒がいじめの問題を自分のこととして捉え 考え 議論することによりいじめに正面から向き合うことができるよう実践的な取組を行う その際 人権を守ることの重要性やいじめの法律上の扱いを学ぶようにする さらに 発達障害を含む障害のある児童生徒 海外から帰国した児童生徒や外国人の児童生徒 国際結婚の保護者をもつなどの外国につながる児童生徒 性同一性障害や性的指向 性自認に係る児童生徒 東日本大震災により被災した児童生徒又は原子力発電所事故により避難している児童生徒を含め 学校として特に配慮が必要な児童生徒については 日常的に 当該児童生徒の特性を踏まえた適切な支援を行う いじめの未然防止 * 学校における いじめの防止 早期発見 いじめに対する措置 のポイント より記載 (p3) 2

加えて 集団の一員としての自覚や自信を育むこ とにより いたずらにストレスにとらわれることな く 互いを認め合える人間関係 学校風土をつくる さらに 教職員の言動が 児童生徒を傷つけたり 他の児童生徒によるいじめを助長したりすること のないよう 指導の在り方に細心の注意を払う 2 早期発見 ( 県 p12) 3 いじめに対する措置 とともに 保護者との連携 周囲の児童生徒に対する必要な指導を組織的に行う 加えて 集団の一員としての自覚や自信を育むことにより いたずらにストレスにとらわれることなく 互いを認め合える人間関係 学校風土をつくる ( 国 p30) いじめは 単に謝罪をもって安易に解消とすることはできない いじめが 解消している 状態とは 少なくとも次の 2 つの要件が満たされている必要がある ただし これらの要件が満たされている場合であっても 必要に応じ 他の事情も勘案して判断するものとする アいじめに係る行為が止んでいること被害者に対する心理的又は物理的な影響を与える行為 ( インターネットを通じて行われるものを含む ) が止んでいる状態が相当の期間継続していること この相当の期間とは 少なくとも 3 か月を目安とする ただし いじめの被害の重大性等からさらに長期の期間が必要であると判断される場合は この目安にかかわらず 学校の設置者又はいじめの防止等の対策のための組織の判断により より長期の期間を設定するものとする 学校の教職員は 相当の期間が経過するまでは 被害 加害児童生徒の様子を含め状況を注視し 期間が経過した段階で判断を行う 行為が止んでいない場合は 改めて 相当の期間を設定して状況を注視する イ被害児童生徒が心身の苦痛を感じていないこといじめに係る行為が止んでいるかどうかを判断する時点において 被害児童生徒がいじめの行為により心身の苦痛を感じていないと認められること 被害児童生徒本人及びその保護者に対し 心身の苦痛を感じていないかどうかを面談等により確認する 学校は いじめが解消に至っていない段階では 被害児童生徒を徹底的に守り通し その安全 安心を確保する責任を有する いじめの防止等の対策のための組織に いじめに対する措置 ( 解消の 2 要件 ) 3

おいては いじめが解消に至るまで被害児童生徒の支援を継続するため 支援内容 情報共有 教職員の役割分担を含む対処プランを策定し 確実に実行する 上記のいじめが 解消している 状態とは あくまで 一つの段階に過ぎず 解消している 状態に至った場合でも いじめが再発する可能性が十分にあり得ることを踏まえ 学校の教職員は 当該いじめの被害児童生徒及び加害児童生徒については 日常的に注意深く観察する必要がある ( 県 p12) 3 重大事態への対処 (1) 学校の設置者 ( 県教育委員会及び学校法人 ) 又は学校による調査 ( 国 p31) 3 重大事態への対処 (1) 学校の設置者 ( 県教育委員会及び学校法人 ) いじめの重大事態又は学校による調査の調査に関するガイいじめの重大事態については 本基本方針ドライン ( 平成 29 及び いじめの重大事態の調査に関するガ年 3 月 ) イドライン ( 平成 29 年 3 月 ) 文部科学省 により適切に対応する 1 重大事態の発生と調査 ア調査を要する重大事態の例 児童生徒や保護者から いじめられて重大事態に至ったという申立てがあったとき ( 国 p32) 児童生徒や保護者から いじめにより重大な事態が生じたという申立てがあったとき 児童生徒や保護者からの申立ては 学校が把握していない極めて重要な情報である可能性があることから 調査をしないまま いじめの重大事態ではないと断言できないことに留意する 重大事態への対応の充実 エ調査を行う組織学校におけるいじめの防止等の対策のための組織又は教育委員会が設置した附属機関において調査を行う ( 国 p34) エ調査を行う組織いじめの防止等の対策のための組織又は教育委員会が設置した附属機関において調査を行う 重大事態が起きてから急遽調査を行うための組織を立ち上げることは困難である点から 地域の実情に応じて 平時から設置しておくことが望ましい また 公立学校における調査において 学校の設置者が調査主体となる場合 教育委員会に設置される附属機関を調査を行うための組織とすることも考えられる 重大事態発生時の調査組織 4

( 県 p13) オ事実関係を明確にするための調査の実施 いじめられた児童生徒が死亡した場合の対応 その後の自殺防止に資する観点から 自殺の背景調査を実施する その調査においては 亡くなった児童生徒の尊厳を保持しつつ その死に至った経過を検証し 再発防止策を構ずることを目指し 遺族の気持ちに十分配慮しながら行う ( 国 p36) いじめられた児童生徒が自殺した場合の対応 その後の自殺防止に資する観点から 自殺の背景調査を実施する その調査においては 亡くなった児童生徒の尊厳を保持しつつ その死に至った経過を検証し 再発防止策を構ずることを目指し 遺族の気持ちに十分配慮しながら行う いじめがその要因として疑われる場合の背景調査については その在り方について以下の事項に留意の上 子供の自殺が起きたときの背景調査の指針 ( 改訂版 ) ( 平成 26 年 7 月文部科学省 児童生徒の自殺予防に関する調査研究協力者会議 ) を参考とする 子供の自殺が起きたときの背景調査の指針 ( 改訂版 ) ( 平成 26 年 7 月 ) 調査を行う組織については 弁護士や精神科医 学識経験者 心理や福祉の専門家であるスクールカウンセラー スクールソーシャルワーカー等の専門的知識及び経験を有する者であって 当該いじめ事案の関係者と直接の人間関係又は特別の利害関係を有する者ではない者 ( 第三者 ) について 職能団体や大学 学会からの推薦等により参加を図ることにより 当該調査の公平性 中立性を確保するよう努める ( 県 p15) 第 3 その他いじめの防止等のための対策に関す る重要事項 また 県は市町村における地域基本方針及び設置する学校における学校基本方針について それぞれ策定状況を確認し 公表する また 県は市町村における地方いじめ防止基本方針の策定及び見直しを支援するとともに 設置する学校における学校基本方針について それぞれ策定状況を確認し 公表する 県による市町村の地方いじめ防止基本方針策定及び見直しの支援 5