IPv6 最新動向 IPv6 普及高度化推進協議会専務理事 WIDE プロジェクト代表 江崎浩 (Hiroshi ESAKI) 1
貢献者の表彰 2012 年 6 月 KDDI 株式会社 : IPv6 Dayでの実績など ソニー株式会社 : グローバル企業網での実績 2013 年 6 月 シスコシステムズ合同会社殿 ソフトバンクBB 株式会社 /BBIX 株式会社殿 2
貢献者の表彰 2012 年 6 月 KDDI 株式会社 : IPv6 Dayでの実績など ソニー株式会社 : グローバル企業網での実績 2013 年 6 月 シスコシステムズ合同会社殿 ソフトバンクBB 株式会社 /BBIX 株式会社殿 3
シスコシステムズ 貢献者の表彰 ベンダー企業として ワールドワイドに IPv6 対応機器の設計 実装 製造 運用支援 さらに IPv6 普及 高度化推進協議会における国際連携 協力に関する貢献 ( 特に インドでの IPv6 Ready Logo Lab の立ち上げなど ) ソフトバンク BB / BBIX IPv4 上での IPv6 のトンネルサービス BBIX( 株 ) の設立 IPv6 上での IPv4 のトンネルサービスを展開 その結果は ISOC が推進している World IPv6 Launch におけるランキングで ベストト 10 入り 4
IPv6 Launch IPv6 Day, June 08, 2011 One day event IPv6 Launch worldipv6launch.org Participants Website Operators (3,006 entries) 87 from Japan Network Operators (77 entries) KDDI Home Router Venders (5 entries) 2 (Yamaha and NEC Access Technica), from Japan
Topics; Interop 東京 2013 利用者に意識させない 2つのサービス è ディフォルト化 è 無手続き化 Not only for 新規 but also for 既存 インターネット = IPv6 + IPv4(over IPv6) が成功 3 つの方法 (Statefull, Stateless, hybrid) HGW への機能追加の障壁は越えられそう CSP: CDN 網 / トランスレータ箱の利用? A10 のページは サーバはIPv4 è ログの問題が? Major CSP/CDNプレイヤの対応が増加している IPv4 枯渇への対応 IPv4ベース vs IPv6ベース セキュリティー問題 モバイル China Telecom : 2014-2015 にバックボーンをIPv6 化 T-Mobile: ハンドセットにCPE 機能を導入予定 セキュリティー 例えば ログなど
日本における IPv6 普及状況 http://v6pc.jp/jp/spread/ipv6spread2013.phtml 11
日本における IPv6 普及状況 1. WEB サイトの IPv6 対応状況 2. インターネットバックボーンの IPv6 対応状況 3. アクセス網における IPv6 の普及状況 12
日本のトップ 100 サイト中の IPv6 対応サイト数 vyncke.org では Alexa が公開している The top 500 sites on web のうち Top 50 ( 全世界 / 国別 ) サイトに関して ウェブ / メール /DNS のグラフと詳細情報を公開している ウェブ メール IPv6 サーバに到達可能 IPv4/IPv6 双方が同じ FQDN で運用 IPv6 対応サイト数 IPv4/IPv6 が異なる FQDN で運用 DNS IPv6 サーバに到達可能 IPv6 サーバに到達不可 IPv6 サーバに到達不可 日次 (2010 年 9 月 10 日 ~2013 年 5 月 31 日 ) 13
インターネットのバックボーンにおける IPv6 対応率 世界及び日本のインターネットバックボーンの IPv6 対応率は以下の通り 世界 日本 ( 算出方法 ) BGP 経路表における Transit AS の IPv6 対応数を計測 IPv6 対応率 = IPv6 の経路情報を広告している AS 数 / 全 AS 数で割った値 データ提供 / 協力 ) 株式会社インテック先端技術研究所 14
アクセス網における IPv6 普及状況調査 IPv6 普及状況の指標のひとつとして フレッツ光ネクスト およびその他のネットワークの IPv6 契約状況を 賛同頂ける事業者の協力を得て公開することにしました 2012 年 12 月 2013 年 3 月 2013 年 6 月時点の IPv6 契約状況は以下の通り フレッツ光ネクスト KDDI au ひかり 参考 CTC コミュファ光 2012.12 0.8% 55% 24% 2013.03 1.4% 61% 29% 2013.06 2.0% 63% 36% 注 ) フレッツ光ネクストについては 次頁 (2) の理由により実際の普及率よりも値が低く出る 協力会社東日本電信電話株式会社 西日本電信電話株式会社 BBIX 株式会社 日本ネットワークイネイブラー株式会社 インターネットマルチフィード株式会社 エヌ ティ ティ コミュニケーションズ株式会社 株式会社インターネットイニシアティブ ソネットエンタテインメント株式会社 KDDI 株式会社 中部テレコミュニケーション株式会社 15
フレッツ光ネクストの IPv6 普及率の算出 フレッツ光ネクストの IPv6 の普及率は以下の様に算出 フレッツ光ネクストの IPv6 の普及率 = ((1)IPoE 契約数 + (2)PPPoE 実測契約数 ) / (3) フレッツ光ネクスト総契約数 (1) IPoE 契約数 VNE3 社が ISP 各社より委任されている契約の総数 (2) PPPoE 実測契約数協力 ISP 各社で四半期の 3 ヶ月間に PPPoE アクセスのあったユニークな契約の集計値 PPPoE は ISP によって IPv6 サービスがデフォルトで付加される場合とオプションの場合があり IPv6 利用可能なアカウント数だけだと過大評価となる そこで 各 ISP の PPPoEv6 の認証データベースより四半期中に実際にアクセスのあったアカウント数を抽出し集計している 集計対象は 協力 ISP の数字だけであり かつ 実際に IPv6 で接続認証を行ったアカウント数 (3) フレッツ光ネクスト総契約数 NTT( 持株会社 ) の四半期決算報告書補足資料から抽出 NTT 東西のフレッツ光ネクスト契約数から フレッツ光ライトを除いた数字 ( 注 ) このように (1) と (2) は 全く性質の異なる集計値であり 本来単純に比較や加算できる数字ではない しかし 他に有効な方法がないため この合算値をフレッツ光ネクストの IPv6 契約数とみる 16
Google サービスへの IPv6 アクセスランキング ( 事業者別 ) Google が提供する各種サービスに IPv6 経由でアクセスする事業者のランキング及び当該事業者からの通信の IPv6 比率は以下の通り # Name ASNs IPv6 # Name ASNs IPv6 1 KDDI 2516 14.87% 11 Bit-Drive 9600 6.82% 2 Softbank BB 17676 2.22% 12 UCOM 17506 0.53% 3 CTC 18126 28.86% 13 SINET 2907 1.52% 4 Sony Global Solutions 9619 99.38% 14 Yahoo! Japan 55898 67.78% 5 IIJ 2497 1.74% 15 OCN/plala 4713 0.02% 6 So-net 2527 0.67% 16 Keio University 38635 23.63% 7 itscom 9365 3.74% 17 K-Opticom 17511 0.11% 8 TDNC 9354 3.62% 18 @nifty 2510 0.11% 9 BIGLOBE 2518 0.43% 19 SuperCSI 2506 7.39% 10 Star Cat 17529 12.82% 20 TOKAI 10010 0.10% 2013 年 10 月 10 日時点 注 1)Google では 日本において総トラフィックの大きい 15 事業者及び IPv6 トラフィックの大きい 15 事業者を対象に 同社が提供する各種サービスへの IPv6 トラフィック量の計測を行なっている ランキングは 同 IPv6 トラフィック量を基に作成しており 上位 20ASNs のみを表示している 17
( 参考 ) その他の統計 / 計測情報 シスコ システムズでは 以下の指標を公開している 同レポートによれば 日本の全体的指標値 (IPv6AS/Content/User) は 2013 年 5 月末時点で 46.4% である IPv6 対応状況 ( 経路 ) 割り振られた Prefix 到達可能な Prefix IPv6 対応状況 ( サイト ) IPv6 対応 ( 緑色 ) IPv6 非対応 経路制御対象となる Prefix IPv6 対応状況 ( 利用者 ) IPv6 利用者比率 ( 参照データ ) IPv6 Address: 割り振られた IPv6 Prefix 経路制御対象となる IPv6 Prefix 到達可能な IPv6 Prefix IPv6 Content: Alexa Rank 上位サイトの IPv6 サービス提供状況 (IPv6 対応 検証中 到達不可 非対応で分類 ) IPv6 User: Google 及び APNIC による IPv4/v6 のユーザデータの割合レポート 18
いろいろな情報の提供を議論中 省庁のサイトの Dual Stack 対応状況 NIST による米国政府機関の状況 IPv6 協議会による日本の政府機関の状況 企業網への IPv6 の導入 IPv6 Single Stack バックボーンによる 導入 運用コストの削減 導入期間の縮小
資料提供 : 慶應義塾中村修教授 IPv6 サービスのディフォルト提供 20
資料提供 : 慶應義塾中村修教授 IPv6 Default 化 IPv6 IPv4 IPv6 IPv4 IPv6 & IPv4 有料オプション 無料オプション 要申し込み インターネット利用 = IPv4+IPv6
資料提供 : 慶應義塾中村修教授 ブロードバンドサービスの契約数 FTTH(44%) BWA DSL CATV 0% 20% 40% 60% 80% 100% FTTH CATV DSL BWA FWA 平成 24 年度第 3 四半期ブロードバンドサービスの契約数およびシェア ( 総務省 )
資料提供 : 慶應義塾中村修教授 FTTH 契約数の事業者別シェア NTT 東 NTT 西 シェア NTT 東 (41.0%) NTT 西 (31.9%) KDDI KDDI 電力系 UCOM その他 0% 20% 40% 60% 80% 100% 平成 24 年度第 3 四半期ブロードバンドサービスの契約数およびシェア ( 総務省 )
資料提供 : 慶應義塾中村修教授 フレッツ光における NGN の割合 NGN(46%) それ以外のフレッツ光 0% 20% 40% 60% 80% 100% NTT の IR 資料より平成 25 年度第 1 四半期
資料提供 : 慶應義塾中村修教授 NGN 網を利用した IPv6 サービス 一昨年からサービスイン PPPoE 方式 IPoE 方式
資料提供 : 慶應義塾中村修教授 IPoE 方式では v6 default/v4 over v6 IPoE 方式では IPv6 をメインのサービスとして IPv4 サービスを over IPv6 として提供 BBIX Yahoo! BB の IPv6 高速ハイブリッド JPNE 超高速! 下り最大 1Gbps 月額利用料金追加不要 切り替え不要 IPv6 と IPv4 が同時に利用できる! 接続も簡単 IPv6 プラス
資料提供 : 慶應義塾中村修教授
資料提供 : 慶應義塾中村修教授
資料提供 : 慶應義塾中村修教授
資料提供 : 慶應義塾中村修教授
資料提供 : 慶應義塾中村修教授
資料提供 : 慶應義塾中村修教授
今後 取り組むべき領域 33
今後 取り組むべき領域 グローバルポリシー :WIKIT Montevideo CSP ( コンテンツサービスプロバイダ ) Hyper Giants は ほぼ完了 CDN の利用は Quick Hack モバイルプロバイダ ASP ( アプリケーションサービスプロバイダ ) データセンター クラウド IoT/M2M スマートグリッドなど 34
IPv6 in WIDE Start R&D in 1998 KAME Project (for *BSD*) TAHI Project (testing environment) USAGI Project (for Linux) NAUTILUS6 Project (for mobile) p InternetCAR Project Around 2003 p Building Automation p Weather Sensor Network Around 2008 Live E! and Green Univ.of Tokyo Project
IPv6 in WIDE Start R&D in 1998 KAME Project (for *BSD*) TAHI Project (testing Improvement environment) and USAGI Project (for Linux) resolution of IPv4 issues. NAUTILUS6 Project (for mobile) p InternetCAR Project Around 2003 Playing with new arena, non-ict industries p Building Automation p Weather Sensor Network Around 2008 Use of Internet Technology (e.g., IPv6) in non-ict Live E! and Green Univ.of Tokyo Project industry
東京電力 ( 株 ) 2012 年 7 月 12 日公開資料 RFC を踏まえたスマートメータ仕様に関する基本的な考え方 Service Service Providers Service Providers Service Providers Service Providers Providers 27 million Smart Meters for residents MDMS (data repository) Power company Smart Meter Residents (Home) http://www.tepco.co.jp/corporateinfo/procure/rfc/repl/t_pdf/2_concept-j.pdf
TEPCO s Smart Meter System 1. 27 million meters will be connected via IPv6 (6LowPAN) 2. Three layer structure, i. FAN (Field Area Networks) ii. MDMS iii. Applications 3. Security against malicious accesses
今後 取り組むべき領域 India VietNam Singapore 39