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LabVIEW FPGA モジュール リリースおよびアップグレードノートバージョン 2009 目次 これらのリリースノートには LabVIEW FPGA モジュールのインストール手順 新規機能 およびアップグレード情報が記載されています LabVIEW および FPGA モジュールでアプリケーションを開発する方法については このドキュメントの最後に記載されているリソースを参照してください システム要件... 2 LabVIEW FPGA モジュールをインストールする... 3 FPGA モジュールをアクティブ化する... 4 LabVIEW 2009 FPGA モジュールの新機能... 4 タイミング違反解析ウィンドウ... 5 コンパイルプロセスの改善点... 5 数学 & 解析 VI および関数の改善点... 5 FIFO とメモリの改善点... 6 強化されたフィードバックノードのサポート... 7 ユーザ定義 I/O 変数のサポート... 7 CLIP の改善点... 7 アップグレードおよび互換性の問題... 8 FPGA モジュール 8.6.x から 2009 にアップグレードする... 8 FPGA モジュール 8.5.x から 8.6.x にアップグレードする...11 FPGA モジュール 8.2.x から 8.5.x にアップグレードする...13 FPGA モジュール 8.0.x から 8.2.x にアップグレードする...14 その他の情報...15 関連ドキュメントおよびサンプル...16 ナショナルインスツルメンツのウェブサイト...16 既知の問題...16

システム要件 開発用コンピュータは LabVIEW 開発システムおよび LabVIEW FPGA モジュールをインストールした PC または PXI システムです 表 1 は FPGA モジュールを実行する開発用コンピュータの要件を示します FPGA モジュールのシステム要件は LabVIEW リリースノート に記載される LabVIEW のシステム要件への追加事項です 表 1 FPGA モジュールのシステム要件 サポートするプラット フォーム メディア要件とシステム要件 主な留意点 Windows XP Pro (Service Pack 1 2 または 3) Windows Vista (32 ビット ) LabVIEW 32 ビットがインストールされている Windows Vista(64 ビット )* Windows 2000 Pro (Service Pack 2 3 または 4) 1.2 GHz Pentium プロセッサまたはそれ以上の速度の互換性のあるプロセッサ 2 GB メモリ 最低 4 GB の空きディスク容量 LabVIEW 開発システムおよび LabVIEW プロフェッショナル開発システム NI 再構成可能 I/O デバイスおよび NI-RIO 3.2 ソフトウェアバージョンなどの FPGA ターゲットハードウェアおよびドライバソフトウェア * Windows Vista 64 ビット LabVIEW FPGA モジュールは Vista 64 ビット OS で 32 ビットバージョンの Xilinx のツールを使用します Windows 2000 FPGA モジュールは 正式に Windows 2000 がサポートされていない Xilinx のツールを使用しています ナショナルインスツルメンツは このプラットフォームで発生するバグを Xilinx が修正しないという免責条項に基づいて FPGA モジュールのユーザがこのプラットフォームでツールを使用する許可を Xilinx から取得しています ナショナルインスツルメンツで FPGA モジュールが使用する Xilinx のツールのテストを行った結果 問題は検出されませんでした Xilinx のツールおよび Windows 2000 で問題が起こった場合 Windows XP または Vista 32 ビットを使用してコンパイルを行う必要がある場合があります その場合 リモートコンピュータに LabVIEW FPGA コンパイルサーバをインストールしてください リモートコンピュータにコンパイルサーバをインストールする場合の要件については 表 2 を参照してください ナショナルインスツルメンツは Windows 2000 で Xilinx のツールを使用した場合に発生する問題に対して責任を負いません メモリ要件 FPGA ターゲットにより異なります また これらのメモリ要件は通常の FPGA VI に適用されますが FPGA の設計の特性によっては LabVIEW で利用可能なメモリを使用して設計をコンパイルできない場合もあります Windows タスクマネージャで xst.exe のプロセスのメモリ使用量を監視して 追加のメモリが必要がどうかを判断することができます ナショナルインスツルメンツでは FPGA の設計またはターゲットで 2GB 以上のメモリが必要な場合 LabVIEW FPGA コンパイルサーバをリモートコンピュータにインストールすることを推奨します コンパイルサーバをリモートコンピュータで実行する方法については ヘルプ LabVIEW ヘルプを検索を選択して LabVIEW ヘルプ を表示し FPGA VI をリモートからコンパイルする トピックを参照してくださ LabVIEW FPGA モジュールリリースおよびアップグレードノート 2 ni.com/jp

い 表 2 は LabVIEW FPGA コンパイルサーバをリモートコンピュータにインストールする場合に推奨されるオペレーティングシステムを示します 表 2 コンパイルサーバをリモートコンピュータにインストールする場合に推奨されるシステム サポートするプラットフォーム Windows XP Pro (Service Pack 1 2 または 3) Windows Vista(32 ビット ) Windows Vista(64 ビット ) 主な留意点 メモリ要件 Windows Vista 64 ビットが搭載されるリモートコンピュータでは コンパイルサーバは最大 4 GB のメモリを活用できます LabVIEW FPGA モジュールをインストールする このセクションでは 開発用コンピュータに FPGA モジュールをインストールする方法について説明します メモ LabVIEW 開発システムのインストールについては LabVIEW リリースノート を参照してください 以下の手順に従って LabVIEW および FPGA モジュールをインストールします 1. 管理者または管理者権限を持つユーザとして開発用コンピュータにログインします 2. LabVIEW プラットフォーム DVD を挿入し LabVIEW のインストールを選択します ヒント setup.exe をダブルクリックして インストーラを起動することもできます 3. 画面に表示される手順に従ってソフトウェアをインストールします a. 製品リストの一覧から以下のソフトウェアを選択します LabVIEW 組み込み式 (Real-Time FPGA および Microprocessor) フォルダの FPGA モジュール ( オプション ) 組み込み式 (Real-Time FPGA および Microprocessor) フォルダの Real-Time モジュール デバイスドライバ NI-RIO はデバイスドライバソフトウェアです NI-RIO には R シリーズ FlexRIO および CompactRIO デバイス用のドライバソフトウェアが搭載されています 使用する FPGA ターゲットに応じて 追加または異なるドライバソフトウェアをインストールする必要がある場合があります National Instruments Corporation 3 LabVIEW FPGA モジュールリリースおよびアップグレードノート

メモ FPGA モジュール 2009 で NI-RIO を使用するには NI-RIO 3.2 のドライバをインストールする必要があります それ以前の NI-RIO ドライバでは FPGA モジュール 2009 はサポートされていません b. 画面に表示される手順に従い ソフトウェアのインストールを続行します インストールの続行に別の DVD が必要であることを示すメッセージが表示される場合があります LabVIEW プラットフォーム DVD は プログラムファイルおよびドキュメントをインストールし Xilinx ISE から x: NIFPGA2009 ディレクトリにファイルをコピーします x は LabVIEW 2009 をインストールしたドライブです Xilinx ISE は FPGA モジュールが FPGA VI を FPGA ターゲットで実行するコードにコンパイルする他社製ソフトウェアです 4. ( オプション )FPGA ターゲットで NI-RIO ドライバを使用しない場合は 使用する FPGA ターゲットに適切なドライバおよび FPGA モジュールのサポートファイルをインストールします 必要なドライバと詳細な FPGA ターゲットのインストール / 構成方法については 各ハードウェアドキュメントを参照してください FPGA モジュールをアクティブ化する FPGA モジュールの使用にはライセンスのアクティブ化が必要です 一時ライセンスには 30 日間の評価期間が設けられており FPGA モジュールと FPGA モジュールで使用される Xilinx のツールを使用できます 評価期間の終了後に FPGA モジュールを継続して使用するには 有効な FPGA モジュールのライセンスをアクティブ化する必要があります FPGA モジュールのライセンスをアクティブ化すると Xilinx のツールのライセンスもアクティブ化されます ナショナルインスツルメンツの製品のアクティブ化には NI License Manager( スタート すべてのプログラム National Instruments NI License Manager) を使用できます ナショナルインスツルメンツの製品のアクティブ化については NI License Manager でヘルプ 目次を選択してアクセスできる National Instruments License Manager ヘルプ を参照してください LabVIEW 2009 FPGA モジュールの新機能 FPGA モジュール 2009 には FPGA アプリケーションコンポーネントの管理 実装に役立つ以下の新機能があります これらの機能については LabVIEW でヘルプ LabVIEW ヘルプを検索を選択してアクセスできる LabVIEW ヘルプ を参照してください LabVIEW FPGA モジュールリリースおよびアップグレードノート 4 ni.com/jp

タイミング違反解析ウィンドウ 新しいタイミング違反解析ウィンドウを使用して 指定されたクロックレート内で実行できない FPGA VI のコンポーネントを特定することができます コンパイルステータスウィンドウにタイミング違反エラーが表示された場合 タイミング違反解析ボタンをクリックして タイミング違反解析ウィンドウを表示させることができます ウィンドウには タイミング違反の原因である FPGA VI のコンポーネントの伝播遅延の一覧が表示されます リスト内の項目をダブルクリックすると ブロックダイアグラムでノードがハイライトされます コンパイルプロセスの改善点 Xilinx のコンパイルオプションを構成するターゲットが FPGA ターゲットプロパティダイアログボックスの新しい Xilinx オプションページをサポートしている場合 FPGA VI のコンパイル時に Xilinx が使用するオプションを調整できます 一般に このページのオプションは FPGA VI のコンパイルエラーが発生しない限りは変更する必要がありません FPGA VI を正常にコンパイルするために必要なオプションは コンパイルステータスウィンドウの情報を元に決定します 数学 & 解析 VI および関数の改善点 FPGA VI のコンパイル時のフィードバックの改善点新しいコンパイルステータスウィンドウには コンパイルステータスを管理したり FPGA VI が FPGA のリソースおよびタイミング制約を満たすかどうかを素早く判断する上で役立つ情報がコンパイルプロセス中に表示されるようになりました コンパイルステータスウィンドウの進捗状況バーに Xilinx のコンパイルプロセスの現在のステップが示されます LabVIEW で作業を継続しながら進捗状況バーを確認できます さらに コンパイルステータスウィンドウを使用してコンパイルサーバとの接続を解除し 複数の VI をコンパイルのキューに追加できます 高スループット数学関数 高スループット数学関数を使用して FPGA ターゲットで固定小数点数値を使用する高スループット演算および解析を実行します これらの関数は LabVIEW 数値関数に似ていますが より高速なスループットレート シングルサイクルタイミングループ内のハンドシェイク端子 入力 / 出力レジスタ および自動パイプライン処理がサポートされています これらの関数は シングルサイクルタイミングループの外側でも使用できます National Instruments Corporation 5 LabVIEW FPGA モジュールリリースおよびアップグレードノート

以下は新規関数の一覧です 高スループット和 高スループット商 高スループット指数 高スループット Hyperbolic Sine & Cosine 高スループット Inverse Tangent 高スループット積 高スループット自然対数 高スループット極座標から直交座標へ変換 高スループット逆数 高スループット直交座標から極座標へ変換 高スループット Sine & Cosine 高スループット平方根 高スループット差 高スループット固定小数点に変換 スケール VI ホスト VI でスケール VI を使用して ループタイマ Express VI のクロックおよびサンプルレートを変換し 入力設定を再構成して FPGA 数学 & 解析 VI からのデータの後処理を行います スケール VI は RT またはマイコンピュータターゲットの下のホスト VI の FPGA インタフェースパレットにあります 以下は新規 VI の一覧です バタワース係数 FFT をスペクトルに変換 信号生成パラメータを正規化 ノッチ係数 サンプルレートからループ時間に変換 周期をスケール FIFO とメモリの改善点 FIFO およびメモリ名制御器 FPGA I/O 名制御器や FPGA クロック名制御器を使用する場合と同様に FIFO およびメモリ名制御器を使用して FIFO およびメモリのリファレンスを VI に受け渡しできます FIFO やメモリ定数を使用して FIFO やメモリ項目を参照することもできます LabVIEW FPGA モジュールリリースおよびアップグレードノート 6 ni.com/jp

新規 FIFO メソッド 以下は FPGA FIFO がサポートする FIFO メソッドです これらのメソッドに関する詳細については LabVIEW ヘルプ を参照してください 読み取る要素数 書き込む要素数 LUT を使用するメモリの実装ルックアップテーブル (LUT) および組み込みブロックメモリを使用して FPGA VI でメモリ項目を実装することができます 特に要素数の少ないメモリ項目に LUT を使用すると 他の関数のために組み込みブロックメモリが節約できます 強化されたフィードバックノードのサポート FPGA VI では 強化されたフィードバックノードのマルチサイクル遅延 有効信号 および初期化オプションがサポートされています フリップフロップの代わりにシフトレジスタルックアップテーブル (SRL) を使用することによっても Xilinx のコンパイラに上記オプションを実装するように設定が可能です この変更により FPGA ターゲットによるリソースの消費が改善されました ユーザ定義 I/O 変数のサポート NI スキャンエンジンをサポートする FPGA ターゲットで FPGA VI を実行する場合 単一のコントローラで実行する RT VI と FPGA VI 間で I/O データを送信するユーザ定義 I/O 変数を作成できます NI スキャンエンジンおよび I/O 変数については LabVIEW ヘルプ の目次タブから基本機能 スキャン I/O データにアクセスする 概念ブックを参照してください FPGA VI で I/O 変数を使用する方法については LabVIEW ヘルプ の目次タブから FPGA およびホスト VI 間でデータを転送する トピックを参照してください CLIP の改善点 CLIP I/O のクロック領域を指定する CLIP 宣言ファイルで以下の XML タグを使用し CLIP I/O でのメタステーブルデータの発生を防ぎます RequiredClockDomain クロック領域が必要な場合 この CLIP I/O を使用するブロックダイアグラムの I/O ノードが指定したクロック領域内にある必要があります UseInLabVIEWSingleCycleTimedLoop CLIP 中の IP が各クロックエッジで値を送受信することが必須である場合 このタグを設定すると LabVIEW でこの必須要件が強制されます National Instruments Corporation 7 LabVIEW FPGA モジュールリリースおよびアップグレードノート

CLIP で定義されるクロック CLIP でクロック回路をインスタンス化し ターゲットが提供する他のクロックを使用する場合と同じように CLIP クロックを使用することができます ソケット付き CLIP が提供する外部クロックを LabVIEW に経路設定することもできます プロジェクトエクスプローラウィンドウの CLIP 項目には CLIP 宣言ファイルのクロックが表示されます LabVIEW では CLIP クロックは外部クロックと同様に処理されますが クロックが使用できない場合 CLIP クロックが含まれる FPGA クロック有効化を開始 および FPGA クロック無効化を開始 VI を回路保護の目的で使用できません CLIP の追加データタイプ CLIP では I64 および U64 データタイプがサポートされています アップグレードおよび互換性の問題 以下のセクションでは FPGA モジュールの異なるバージョンで起こるアップグレードおよび互換性の問題に関する情報を記載します FPGA モジュール 8.6.x から 2009 にアップグレードする FPGA モジュール 8.6.x から FPGA モジュール 2009 にアップグレードする際 以下の互換性の問題が発生する場合があります コンパイルステータスウィンドウによるダイアログボックスの置換 コンパイルステータスウィンドウは FPGA 用に VI をコンパイル コンパイルエラー コンパイルレポートダイアログボックスに代わるものです VI 指定 FIFO およびメモリの変更点 FPGA VI I/O 制御器および FPGA VI クロック制御器を使用する場合と同様に 新規メモリ制御器および FPGA 制御器では メモリと FIFO リファレンスをサブ VI に受け渡しできるようになりました また 新規メモリ定数および FIFO 定数は FPGA I/O 定数および FPGA クロック定数と同じ方法で使用できます 新規機能に対応するために VI 指定 FIFO 構成ノードおよび VI 指定メモリ構成ノードは VI 定義 FIFO 構成ノードおよび VI 定義メモリ構成ノードに変更されました これらのノードの以前のバージョンと現在のバージョンの違いは 以下のタスクを実行できる出力端子が追加されたことです サブ VI への配線 情報を VI のコネクタぺーンに渡す表示器の作成 LabVIEW FPGA モジュールリリースおよびアップグレードノート 8 ni.com/jp

FIFO およびメモリメソッドノードの配線 自身に関連付けられた FIFO およびメモリ制御器 / 定数の作成 以前のバージョンの LabVIEW で作成した VI 指定 FIFO 構成ノードおよび VI 指定メモリ構成ノードは LabVIEW および FPGA モジュール 2009 で開くと自動的に移行されます 固定小数点数学ライブラリから高スループット数学関数への変更 LabVIEW 8.6.x 以前で 高スループット数学関数 ( 以前のバージョンでは ni.com/labs から取得できる固定小数点数学ライブラリ ) を使用する VI を作成し LabVIEW 2009 で開く場合は 以下の動作の変更に注意してください 以前のバージョンの LabVIEW では 部の関数にデフォルトタイプオプションが含まれていました LabVIEW 2009 では このオプションの名前がソースに適応に変更されました LabVIEW では 以前のバージョンの設定が維持されます LabVIEW 8.6.x 以前では 場所を指定せずに 和 差 および 固定小数点に変換 関数をシングルサイクルタイミングループの内側と外側のいずれかに配置できました LabVIEW 2009 では 高スループット数学関数はすべて シングルサイクルタイミングループの内側か外側のどちらに配置するのかを指定する必要があります これらの関数を LabVIEW 2009 でロードすると LabVIEW でシングルサイクルタイミングループの内側オプションが選択されます 関数がシングルサイクルタイミングループの外側にある場合 これらの関数が含まれる FPGA VI をコンパイルしようとすると LabVIEW がエラーを返します 関数をダブルクリックし 構成ダイアログボックスの実行モードセクション内で適切なオプションを選択して 関数を再構成する必要があります LabVIEW 8.6.x 以前は 関数に入力有効 出力有効 および入力準備完了の 3 つのハンドシェイク端子がありました LabVIEW 2009 の関数には 出力準備完了という 4 つ目のハンドシェイク端子があります この端子のデフォルト値は TRUE で この端子に値を配線しなくても関数の動作が LabVIEW のバージョン間で変更されないことを意味します LabVIEW 2009 では シングルサイクルタイミングループの内側に関数を配置すると 1 つまたは複数の内部レジスタのセットを関数に追加できます 内部レジスタを追加すると組み合わせパスの長さが短縮され FPGA VI のコンパイル時にタイミング違反が発生するのを防ぐ上で役立ちます ただし レジスタを追加すると関数のレイテンシが増加します 高スループット数学関数は 以前のバージョンの LabVIEW でサポートされていません National Instruments Corporation 9 LabVIEW FPGA モジュールリリースおよびアップグレードノート

バタワースフィルタ および ノッチフィルタ Express VI の変更点 FPGA モジュール 2009 では バタワースフィルタ および ノッチフィルタ Express VI にリセット入力端子 ( 以前のバージョンでは初期化端子 ) そしてスケール係数または構成入力端子が常に表示されます これらの Express VI の構成ダイアログボックスの構成端子を表示およびリセット端子を表示チェックボックスが削除されました リセット スケール係数 および構成入力端子は未配線のままにすることができます 予測サンプルレートとカットオフ周波数の比率が 100 を超えるようにフィルタが構成された場合 バタワースフィルタ の実装が変更されました LabVIEW 8.6.x と同じ実装を取得するには スケール係数入力端子を未配線にします スケール係数入力を配線する場合に構成端子を表示チェックボックスをオンにすると LabVIEW 8.6.x のフィルタと同じ結果が返されます 信号生成 Express VI における入力端子の測定単位の変更点 LabVIEW 8.6.x 以前では 正弦波発生器 および 方形波発生器 Express VI に物理的に意味のない入力端子がありました LabVIEW 2009 では これらの端子は FPGA クロックの周期およびティック数の単位とします また これらの端子は固定小数点データタイプを使用します これらの端子に配線した制御器または定数がある場合に FPGA VI を LabVIEW 2009 でロードすると データタイプは <+,32,0> の固定小数点表記に強制変換されます ビットファイルの変更点 LabVIEW 2009 で作成するビットファイルの拡張子は.lvbitx です.lvbit の拡張子のビットファイルは LabVIEW 2009 で使用できますが.lvbitx の拡張子は以前のバージョンの LabVIEW と互換性がありません.lvbitx ファイルを古いバージョンの LabVIEW で開こうとすると エラーが発生します ケースストラクチャトンネルの出力データタイプの変更点 LabVIEW 2009 では ストラクチャ内の実行しないケースを含めたすべてのケースを処理できるデータタイプを使用して ケースストラクチャ出力トンネルからのデータタイプが決定されます たとえば TRUE と FALSE の 2 つのケースを持つケースストラクチャについて考えてみます TRUE のケースでは U8 データタイプが出力トンネルに配線されています FALSE のケースでは U32 データタイプが出力トンネルに配線されています バージョン 8.6.x では TRUE 定数が LabVIEW FPGA モジュールリリースおよびアップグレードノート 10 ni.com/jp

ケースセレクタに配線されると FALSE ケースが決して実行されることはないため 出力トンネルからのデータタイプは U8 になります LabVIEW 2009 では TRUE 定数がケースセレクタに配線されると 出力トンネルからのデータタイプは U32 になります 定数をケースストラクチャに配線する方法は一般的ではありません ただし 出力データタイプが固定小数点数または固定サイズ配列の場合 この出力端子データタイプの動作の変更によって LabVIEW 8.6.x で作成された VI が LabVIEW 2009 で壊れる可能性があります Memory Extension Utility メモリ項目での開発用コンピュータ上の VI 実行の未サポート FPGA VI で FPGA Module Memory Extension Utility(ni.com/jp を参照 ) で作成したメモリ項目が使用される場合 開発用コンピュータで FPGA VI を実行できません 拡張ユーティリティのメモリ項目を FPGA モジュールのネイティブなメモリ項目に置換できます FPGA モジュール 8.5.x から 8.6.x にアップグレードする FPGA モジュール 8.5.x から FPGA モジュール 8.6.x にアップグレードする際 以下の互換性の問題が発生する場合があります ホスト VI の変更点 8.5.x 以前の FPGA モジュールで保存した LabVIEW プロジェクトを使用する場合 エミュレータショートカットメニューまたは FPGA ターゲットプロパティダイアログボックスから On Use Random Data for Inputs または On Use Target Hardware for I/O オプションを選択すると FPGA インタフェース関数に影響がありません FPGA モジュール 8.6.x では FPGA インタフェース関数が開発用コンピュータで実行される FPGA VI を制御します FPGA VI リファレンスを開く 関数のアイコンの下のテキストは FPGA VI の実行場所を示しています FPGA VI リファレンスを開く 関数を構成する FPGA VI リファレンスを開く 関数では VI を選択 ビットファイルを選択 開いて実行 開く タイプ定義に連結 およびアドレスを選択ショートカットメニューオプションが削除されました 代わりに FPGA VI リファレンスを開く を構成ダイアログボックスを使用して FPGA VI リファレンスを開く 関数を構成できます ダイアログボックスを開くには FPGA VI リファレンスを開く 関数を右クリックし ショートカットメニューから FPGA VI リファレンスを開く を構成を選択します FPGA VI を実行する FPGA ターゲットを指定するには FPGA ターゲットプロパティページのリソースフィールドか FPGA VI リファレンスを開く 関数のリソース名入力を使用します National Instruments Corporation 11 LabVIEW FPGA モジュールリリースおよびアップグレードノート

FPGA VI リファレンスを FPGA インタフェース関数間で渡す FPGA インタフェース関数では 関数間で情報を渡す際にクラスタが使用されなくなりました 代わりに FPGA VI リファレンスが使用されます リファレンスを構成するには FPGA VI リファレンス制御器 定数 または表示器を右クリックするか ショートカットメニューから FPGA VI リファレンスを構成を選択します Call VI 関数のサポート廃止 FPGA Module 8.5.x では FPGA インタフェースパレットから Call VI 関数が削除されました FPGA Module 8.6.x では 既存のアプリケーションの Call VI 関数が Call VI 関数の機能を持つ一連の関数に変更されました 飽和演算 VI のサポート廃止 飽和演算 VI が 飽和演算パレットから削除されました ただし 飽和演算 VI を使用する既存のアプリケーションでは継続して動作します アナログ周期測定 VI の変更点 既存の FPGA VI で符号付き整数を アナログ周期測定 VI のヒステリシス入力に配線し その VI を LabVIEW または FPGA モジュール 8.6.x で開くと 入力が符号なし固定小数点端子に変更され その後に 固定小数点に変換 関数が追加されて飽和を含む符号なしタイプに変換されます この変更により 編集時のエラーチェック機能が向上し ヒステリシス入力に誤って負の数値を渡すことを防ぐことができます ただし この変更には追加の FPGA リソースが必要で 固定小数点に変換 関数の実行に必要なクロックサイクルが 1 サイクル増えます 適切な符号付きタイプをヒステリシス入力に配線し 固定小数点に変換 関数を削除することによって 当初のパフォーマンスを復元することができます 追加の FPGA リソースの必要性 FPGA モジュール 8.6.x では システムの再起動中の FPGA VI の安定性が向上しました その結果 現在の FPGA モジュールを使用して既存の FPGA VI を再コンパイルすると FPGA VI で追加のリソースが必要になり FPGA に適さなくなる場合があります コンパイルツールのパス Xilinx のコンパイルツールが含まれるディレクトリパスの指定に サーバを構成ダイアログボックスを使用できなくなりました 代わりに FPGA モジュールのインストーラによってパスが定義されます LabVIEW FPGA モジュールリリースおよびアップグレードノート 12 ni.com/jp

FIFO の最小深度の向上 DMA FIFO では デフォルトの深度が 15 要素になりました ターゲット指定 FIFO のデフォルトは 20 要素になりました FPGA モジュール 8.2.x から 8.5.x にアップグレードする FPGA モジュール 8.2.x から FPGA モジュール 8.5.x にアップグレードする際 以下の互換性の問題が発生する場合があります DMA FIFO の変更点 FPGA モジュール 8.2.x 以前では メソッドをインボーク 関数と FIFO 構成メソッドを使用すると 深度パラメータのデフォルトがプロジェクトの DMA FIFO 項目の要素数の 2 倍になりました FPGA モジュール 8.5.x では 深度パラメータのデフォルトは 10,000 要素です FPGA モジュール 8.2.x 以前では メソッドをインボーク 関数を FIFO 停止メソッドと使用すると FIFO の FPGA の部分からデータを読み取ることはできましたが FIFO のホスト部分からデータを読み取ることができませんでした FPGA モジュール 8.5.x では FIFO 停止メソッドを使用すると FIFO のホストと FPGA の両方の部分からデータを読み取ることができません その結果 DMA FIFO を使用する FPGA VI では追加の FPGA リソースが必要です そのため 一部の既存 FPGA VI は FPGA に適さない場合があります また FIFO 停止メソッドの実行中にエラーが発生しても通常どおり実行され エラー出力に独自のエラーメッセージが設定されます Discrete PID VI FPGA モジュールでは Discrete PID VI のサポートが廃止されました LabVIEW PID Control(PID 制御 ) ツールキットに付属する PID (FPGA) Express VI を使用し 単一チャンネルまたは複数チャンネル PID コントローラを FPGA ターゲットで実装します PID 制御ツールキットは LabVIEW Real-Time モジュールで使用できます また PID 制御ツールキットは別途ご購入いただけます 2 の累乗でスケール 関数の変更点 2 の累乗でスケール 関数による FPGA の使用領域が減少しました ただし 関数の最大クロックレートは定数以外の符号付きシフトで多少遅くなります そのため この関数を含む既存のアプリケーションが既存のタイミング仕様を満たさない場合があります National Instruments Corporation 13 LabVIEW FPGA モジュールリリースおよびアップグレードノート

ダウンロード強制に メソッドをインボーク 関数を使用する メソッドをインボーク 関数のダウンロードメソッドからダウンロード強制パラメータが削除されました ダウンロードメソッドを呼び出すと FPGA VI が FPGA ターゲットに強制的にダウンロードされるようになりました ただし FPGA モジュールでは 以前のバージョンのダウンロードメソッドがケースストラクチャに置換されるため ダウンロード強制パラメータを使用する既存のアプリケーションは継続して動作します ケースストラクチャのセレクタは 前のバージョンのダウンロードメソッドでダウンロード強制パラメータに配線されている値です ケースストラクチャは セレクタの値が TRUE の場合のみに新規バージョンのダウンロードメソッドを実行します FIFO 読み取りおよび FIFO 書き込みパラメータの名前変更 FIFO 書き込み 関数のフル出力および FIFO 読み取り 関数の空出力の名前がタイムアウト? に変更されました FPGA モジュール 8.0.x から 8.2.x にアップグレードする FPGA モジュール 8.0.x から FPGA モジュール 8.2.x にアップグレードする際 以下の互換性の問題が発生する場合があります メモリ読み取り および メモリ書き込み 関数 LabVIEW 8.0.x 以前の メモリ読み取り および メモリ書き込み 関数は メモリメソッドノードの現在の機能を自動的に更新しません ただし 8.0.x 以前のすべての メモリ読み取り および メモリ書き込み 関数は 引き続き FPGA モジュール 8.2.x で使用できます ni.com/jp FPGA Module Memory Extension Utility を使用してメモリブロックを作成した場合 FPGA モジュール 8.2.x ではメモリブロックを変換してメモリ項目が使用されません メモリブロックは継続して使用できます ただし メモリブロックは今後リリースされる FPGA モジュールでサポートされる場合があります メモリブロックを置換するには メモリブロックと同じ構成で新規メモリ項目を作成し 読み取りおよび書き込みメモリメソッドを構成して 新規メモリ項目にアクセスします オカーレンスを待機 関数 FPGA モジュール 8.0.x 以前では FPGA VI で オカーレンスを待機 関数を使用すると ミリ秒タイムアウトパラメータでティック数が単位として使用されます オカーレンスを待機 関数をホスト VI で使用する場合の単位はミリ秒です FPGA モジュール 8.2.x では オカーレンスを待機 関数は FPGA VI とマイコンピュータターゲットの下で実行中の VI LabVIEW FPGA モジュールリリースおよびアップグレードノート 14 ni.com/jp

の両方でミリ秒を使用します オカーレンスを待機 ( タイムアウトをティックで指定 ) 関数も含まれています LabVIEW 8.0.x 以前の FPGA VI を FPGA モジュール 8.2.x で開くと オカーレンスを待機 関数は新しい オカーレンスを待機 ( タイムアウトをティックで指定 ) 関数に置換されます ただし オカーレンスを待機 関数は以下の場合に置換されません VI が LabVIEW 8.0.x の FPGA 以外のターゲットで最後に保存され LabVIEW 8.2.x で FPGA 以外のターゲットで開いて保存 ( 一括コンパイル ) する場合 VI が LabVIEW 7.x で最後に保存され LabVIEW 8.2.x で FPGA 以外のターゲットで開いて保存 ( 一括コンパイル ) する場合 最新の FPGA モジュールをインストールする前に LabVIEW 8.2.x で FPGA VI が保存または一括コンパイルされた場合 上記の場合 ティック単位を継続して使用するには オカーレンスを待機 関数を オカーレンスを待機 ( タイムアウトをティックで指定 ) 関数に手動で置換する必要があります For ループのトンネルおよびシフトレジスタ以前のバージョンの FPGA モジュールでは For ループのカウント (N) 端子に配線された値が 0 の場合 トンネルおよびシフトレジスタの出力は未定義でした FPGA モジュール 8.2.x では For ループの右側の出力トンネルおよびシフトレジスタ端子に Windows 用 LabVIEW に対応してカウント端子に配線された 0 の値を処理するための追加の MUX が含まれています その結果 For ループの出力トンネルまたは右側のシフトレジスタ端子を使用する FPGA VI はより多くの FPGA リソースを使用し 若干遅いクロックレートでコンパイルされます その他の情報 ナショナルインスツルメンツでは NI 製品を使用する上で役立つ豊富なリソースを提供しています LabVIEW および FPGA モジュールのご使用に際して 以下のリソースをご利用いただけます National Instruments Corporation 15 LabVIEW FPGA モジュールリリースおよびアップグレードノート

jpdg4c 関連ドキュメントおよびサンプル LabVIEW および FPGA モジュールの詳細については 以下のリソースをご使用ください LabVIEW ヘルプ LabVIEW でヘルプ LabVIEW ヘルプを検索を選択して表示します FPGA モジュールの概要およびハードウェア特定の情報については 目次タブで FPGA モジュールブックを参照します FPGA モジュールの概要については 目次タブで FPGA インタフェースブックを参照します 詳細ヘルプウィンドウ ヘルプ 詳細ヘルプを表示を選択して表示します 詳細ヘルプには VI 関数 およびダイアログボックスの簡単な説明が表示されます VI および関数の詳細ヘルプには通常 VI および関数の詳細なリファレンスへのリンクが含まれています ハードウェアドキュメント 一部の FPGA ターゲットには印刷版ドキュメントが付属し LabVIEW ヘルプ にも情報が記載されています LabVIEW で FPGA ターゲットを使用する方法やハードウェアの仕様については ハードウェアのドキュメントを参照してください サンプル 多くの FPGA ターゲットのドライバソフトウェアには関連サンプルが付属します 使用する FPGA ターゲットにサンプルが付属するかどうかについては ハードウェアドキュメントを参照してください 既存のサンプルを元に FPGAVI およびホスト VI の作成を開始することができます NI サンプルファインダは LabVIEW でヘルプ サンプルを検索を選択して表示します サンプルは ディレクトリまたはタスク別に参照できます ナショナルインスツルメンツのウェブサイト FPGA モジュールの最新の NI Developer Zone の記事 サンプル およびサポート情報については ni.com/jp/fpga にアクセスしてください FPGA のオンライントレーニングについては ni.com/jp/info にアクセスし info code に jpdg4c と入力してください 既知の問題 FPGA モジュールの既知の問題については ni.com/jp/info で info code として jpwx8e と入力してください National Instruments NI ni.com および LabVIEW は National Instruments Corporation ( 米国ナショナルインスツルメンツ社 ) の商標です National Instruments の商標の詳細については ni.com/legal の Terms of Use セクションを参照してください 本文書中に記載されたその他の製品名および企業名は それぞれの企業の商標または商号です National Instruments の製品 / 技術を保護する特許については ソフトウェアで参照できる特許情報 ( ヘルプ 特許情報 ) メディアに含まれている patents.txt ファイル または National Instruments Patent Notice (ni.com/patents) のうち 該当するリソースから参照してください 2003 2009 National Instruments Corporation. All rights reserved. 371572E-0112 2009 年 6 月