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1 流通 BMS の導入導入作業と事例 流通 BMS 導入のために必要な申請 手続きと期間 2009 年 10 月 23 日 営業本部 BP コンサルティングチーム シニアコンサルタント新 勝己

2 目次 Ⅰ.DALのご紹介 2 Ⅱ. 流通 BMS 導入のために必要な申請 手続きと期間 4 Ⅲ. 証明書導入において発生した問題の実例 8 Ⅳ.. ご導入事例卸 Paltac 様 Ⅴ.. 最も導入実績の多い ACMS で流通 BMS 環境を構築

3 Ⅰ.DAL のご紹介 2

4 会社概要 社名 株式会社データ アプリケーション (DAL) JASDAQ 3848 代表者 代表取締役社長執行役員橋本慶太 設立 1982 年 9 月 27 日 資本金 386,435 千円 従業員数 92 名 ( 連結 2009 年 3 月現在 ) 売上 1,459,289 千円 ( 連結 2009 年 3 月期 ) 事業内容 企業間データ交換用ミドルウェア (B2B) 企業内アプリケーション連携用ミドルウェア (EAI) の商品開発と販売及びコンサルティング パートナー ビジネス パートナー :71 社 3

5 Ⅱ. 流通 BMS 導入のために 必要な申請 手続きと期間 4

6 1. 必要な申請 手続きと期間 図 : 導入にかかわる全体の流れ -5 ヶ月 -4 ヶ月 -3 ヶ月 -2ヶ月 -1ヶ月当月 +1ヶ月 プロジェクトの立ち上げ 標準 EDI 仕様の理解 取引先との方針確認 機器 ソフトの調達 ネットワーク環境手配 システム環境構築 システム開発内容の確認必要に応じてシステム開発 取り決め基本情報作成 マッピング取引先との接続情報設定 テスト計画 移行方針の策定 接続テストフェーズ 1 フェーズ 2 フェーズ 3 旧システムとの並行運用 平行運用の停止 凡例 : 事前準備 環境構築 アプリケーション開発と EDI 関連情報の設定 テスト計画 移行方針の策定 取引先との接続テスト 本番移行 5

7 1. 必要な申請 手続きと期間 (1) 回線 プロバイダ グローバル IP インターネットプロバイダ選定および回線申請 ( 申し込み ~ 開通まで約 2 週間 ) サーバの場合には 固定 IPアドレス ( グローバルIP) を使用できるプロバイダを選定 プロバイダのサービス品目にあるインターネット回線 ( 光 ADSLなど ) を申請 (2) ドメイン名 注 : サーバの場合さらにバックアップ用途のため 2 つの異なるプロバイダと契約される事をお勧め ドメイン名決定および登録申請 ( 約 7 営業日 ) 取得したい属性型 地域型 JP ドメイン名 (XXX.co.jp) を日本レジストリサービスのドメイン名の検索サービスで検索し 使用されていない事を確認した上で ドメイン名登録サービス提供指定事業者へ申し込む (3) 証明書 流通 BMS 対応電子証明書 ( サーバ or クライアント ) の取得 ( 約 10 営業日 ) 流通 BMS 対応電子証明書 を発行している流通業界共通認証局 ( 証明書発行局 (CA)) へ申し込み 証明書を取得する 注 : 一般の認証局が発行したパブリック証明書や自身で発行したプライベート証明書は使用不可 6

8 1. 必要な申請 手続きと期間 (4) GLN 企業コード (GLN) の取得 ( 約 1 週間 ) 流通システム開発センターより GLN 専用企業コード登録申請書 を取得し申し込む なお 自社の商品にJANコードを表示する必要がある場合には GLN 企業コードと併用できるJAN 企業コード (JANメーカーコード) の申請が必要 JAN 企業コードの場合もGLNと同じく流通システム開発センターへ申し込む 詳細な資料は 下記 URL より 流通 BMS 導入ガイド がダウンロード可能 7

9 Ⅲ. 証明書導入において 発生した問題の実例 8

10 2-1. CSR 方式での証明書取得 サーバサーバ KeyStore 秘密キー 1 CSR 方式 1 秘密鍵 / 公開鍵ペアの作成 公開キー 2 サーバ証明書署名要求 (CSR) 作成 うっかり別マシンで作業してしまうと 秘密キーが存在しない! 3 証明書応答の取得 4 PKCS#7 形式サーバ証明書のインポート 7 CA 証明書の取得 8 ルートCA 証明書と中間 CA 証明書のインポート 9 証明連鎖の確認 サーバサーバ サーバサーバ KeyStore 秘密キー 公開キー KeyStore 秘密キールートCA 中間 CA サーバ証明書 CSR.p10 公開キーのみが存在 Server.cer RootCA.cer CA.cer 3 7 認証局認証局 CSR.p10 Server.cer RootCA.cer CA.cer 10 接続相手へ CA 証明書の配布 11 接続相手の CA 証明書の取得 12 接続相手のルート CA 証明書と中間 CA 証明書のインポート サーバサーバ 秘密キー サーバ証明書 KeyStore ルート CA 中間 CA ルート CA 中間 CA 12 RootCA.cer 中間 CA.cer RootCA.cer 中間 CA.cer 11 接続先接続先 10 KeyStore 秘密キールートCA 中間 CA サーバ証明書 ルート CA 中間 CA 9

11 2-2. OneStep 方式での証明書取得 サーバサーバ OneStep 方式 認証局認証局サーバ 5 PKCS#12 形式サーバ証明書の取得サーバ KeyStore 秘密キー PKCS#12 形式サーバ証明書のインポート Server.p12 Server.p12 公開キー 認証局の Web などから申請する 7 CA 証明書の取得 8 ルート CA 証明書と中間 CA 証明書のインポート 9 証明連鎖の確認 サーバサーバ KeyStore 秘密キールートCA 中間 CA サーバ証明書 9 8 秘密キーと公開キーがペアで存在 RootCA.cer CA.cer 7 RootCA.cer CA.cer 10 接続相手へ CA 証明書の配布 11 接続相手の CA 証明書の取得 12 接続相手のルート CA 証明書と中間 CA 証明書のインポート サーバサーバ 秘密キー サーバ証明書 KeyStore ルート CA 中間 CA ルート CA 中間 CA 12 RootCA.cer 中間 CA.cer RootCA.cer 中間 CA.cer 11 接続先接続先 10 KeyStore 秘密キールートCA 中間 CA サーバ証明書 ルート CA 中間 CA 10

12 2-3. 流通 BMS 専用の証明書 (1) 流通 BMS 専用証明書の意義について 流通事業関係各社が流通 BMS 専用の証明書を使用することにより 中間 CA 及びルート CA が一本化されるため 証明書事前交換の手間が最低限で済むことになり 次世代 EDI 導入の容易な拡大が可能となる 2009 年 10 月時点では インテック社 グローバルサイン社及びベリサイン社の3 社が 流通 BMS 対応電子証明書発行サービス を提供 流通 BMS 専用証明書の入手方法については 各社のホームページを参照 11

13 Ⅳ.. ご導入事例卸 Paltac 様 12

14 会社概要 商号株式会社 Paltac(Paltac Corporation) 事業内容化粧品 日用品 一般用医薬品卸売業 所在地本社 / 大阪市中央区南久宝寺町一丁目 5 番 9 号支社 / 北海道 東北 関東 東京 横浜中部 近畿 中国 四国 九州 創業 1898( 明治 31) 年 12 月 1 日 設立 1928( 昭和 3) 年 12 月 22 日 資本金 5,206 百万円 ( 平成 20 年 4 月 1 日現在 ) 代表者代表取締役社長三木田國夫 従業員数 2,728 名 < 平成 20 年 4 月 1 日現在 > ( 役員 送出出向社員は除く 執行役員 受入出向社員含む ) 取引銀行三菱東京 UFJ 銀行みずほ銀行三井住友銀行 13

15 14 医薬品医薬部外品衛生用品健康用品医薬品医薬部外品衛生用品健康用品健康食品サプリメントベビー用品介護用品健康食品サプリメントベビー用品介護用品ヘルスケアヘルスケア コスメチック フェイスケアシーズンエチケットメイクアップ男性化粧品装粧品 コスメチック フェイスケアシーズンエチケットメイクアップ男性化粧品装粧品 ヘアケア シャンプヘアメイクヘアカラ ヘアケア シャンプヘアメイクヘアカラビューティケアビューティケア ホームケア 衣料用洗剤台所用洗剤住居用洗剤芳香消臭剤防虫 除湿剤殺虫剤 ホームケア 衣料用洗剤台所用洗剤住居用洗剤芳香消臭剤防虫 除湿剤殺虫剤 ペーパープロダクツ ティッシュペーパトイレットペーパ子供用オムツ大人用オムツ失禁用品生理用品 ペーパープロダクツ ティッシュペーパトイレットペーパ子供用オムツ大人用オムツ失禁用品生理用品 ハウスキーピング キッチン用品リビング用品電気用品家庭備品アパレル 履物文具 玩具 図書ペット用品ホームエンタテーメント ハウスキーピング キッチン用品リビング用品電気用品家庭備品アパレル 履物文具 玩具 図書ペット用品ホームエンタテーメント オーラル バスケア オーラルケア石鹸ボディシャンプ入浴剤カミソリトラベル用品 オーラル バスケア オーラルケア石鹸ボディシャンプ入浴剤カミソリトラベル用品ホームケアホームケア主な取扱い商品群 化粧品 日用品 一般用医薬品卸売業 として 幅広い取扱い

16 1. 流通 BMS 本番稼働までの道程 2. 通信コスト削減を目指す 3. 通信環境の構築 4. 通信ソフトACMS B2Bを選んだ理由 5. 発注から納品までの流れ 6. 実装時に苦労した点 15

17 1. 流通 BMS 本番稼働までの道程 2006 年 10 月経済産業省事業次世代 EDI WG に参加 12 月プロバイダ契約 DNS 契約 (OCN 様 ) 固定 IP アドレス申請 B フレッツ申請ドメイン申請 (NTTCOM 様 ) 通信機器の発注 ACMS の AS2 と ebxml モジュール発注 2007 年 1 月証明書申請 ( インテック様 ) 2 月通信機器の接続 AS2 ebxml モジュールのインストールシュミレーション環境での疎通テスト -ACMS 販売代理店である TIS 様の支援 ( 構築 対応 )- 3 月小売店様との相対でのテスト開始 4 月 18 日大手小売店様との本番開始 ( 名古屋地区 ) 16

18 2. 通信コスト削減を目指す 今 弊社で使われている回線種は JCA2400BPS JCA9600BPS JCA19.2K BPS 全銀 BSC 9600BPS 全銀 BSC 19.2K BPS 全銀 TCP/IP 64K BPS と 6 種類 その回線種毎に数本 ~ 数十本の回線を用意し小売店様からの要望に応えているのが現状です 弊社の予想では 流通 BMS を多くの小売店様が導入されることにより 将来月額数十万円の通信費の削減が図れると想定しています JCA2400BPS JCA9600BPS JCA19.2K BPS 全銀 BSC 9600BPS 全銀 BSC 19.2K BPS 全銀 TCP/IP 64K BPS ( 接続時間にて課金 ) 集約 インターネット回線 ( 接続時間に関係なく固定料金 ) 17

19 3. 通信環境の構築 パルタック 既存 EDI サーバ (Windows) 新 EDI サーバ (Linux) Internet 発注 出荷 基幹システム 基幹連携 TSV TSV フォーマット変換 メッセージ用キーストア メッセージへの署名 XML XML FireWall SSL 用キーストア 通信の暗号化 ebxml/ MS AS2 流通 BMS プラネット SMOOTHEDI 受領返品請求支払 GMS ( 流通 BMS) 固定長 固定長 JCA 全銀 既存 EDI 公衆網 メーカー ( 既存 EDI) 固定長 全銀 TCP/IP VAN (JD-NET など ) スーパー ドラッグストアなど ( 既存 EDI) 18

20 4. 通信ソフト ACMS B2B を選んだ理由 導入当初より 障害もなく 安定している 2000 年にACMS/NT 導入 ( 一部の支社 ) 2005 年にACMS B2B 導入 全国統一ソフトとする 操作性がよい WEBによる操作( 各支社から操作可能 ) グループ管理ができる( 内部統制 ) フォーマット変換が容易 迅速なサポート 問い合わせに対する回答が速い(DAL 様 TIS 様 ) 機能追加 修正対応が速い 19

21 ACMS5. 発注から納品までの流れ 小売店様 インターネット 送受信 発注データ出荷データ受領データ請求データ支払いデータ返品データ 送受信ソフト フォーマット変換XML データ TAB 可変長データ 変更箇所出荷業務は変更なし 基幹業務配送 20

22 6. 実装時に苦労した点 1. 新しい言葉を理解する XML 形式データとは 通信手順 ebxml AS2 JX とは スキーマの定義とは サーバ認証 認証局とは 2. インターネット使用の為 セキュリティ確保 3. XML とタブ区切り可変長データ間コンバージョンパラメータ作成 4. 通信機器手配 プロバイダ ドメイン 証明書取得に手間取った 21

23 Ⅴ.. 最も導入実績の多い ACMS で 流通 BMS 環境を構築 22

24 1.ACMS とは? 企業間取引 社内業務のデータおよびアプリケーションをシームレスに連携し 自動化するエンタープライズ データ エクスチェンジ ソリューション 特徴 1200 社以上の導入実績が示す高い信頼性と可用性を持つB2B 専用のサーバ製品とクライアント製品 国内および国際標準に準拠したさまざまなプロトコルへの対応 業務システムと容易に連携する豊富なアダプタ 既存の従来型 EDIを継続したまま 次世代 EDIおよびインターネットEDIの運用を一元管理 分散サーバアーキテクチャーによる拡張性と負荷分散 マルチプラットフォームで稼動 10 年以上培ったEDI/EAI 市場での豊富な経験とテクノロジー 注 )ACMS= Advanced Communication Management System の略です 23

25 4. 企業間取引 / 社内業務のシームレスな連携を実現 社内システム 基本機能 API スケジューラ 運用管理 SAP ERP WebSphere MQ メインフレーム IBM Fujitsu アダプタ SAP EDI アダプタ SAP JCo アダプタ MQ アダプタ ホスト アダプタ (IBM,Fujitsu) EDI 連携機能 ジョブ連携 ファイル分割 ファイルマージ トランスレータ 通信手順 全銀全銀 TCP/IP JCA FTP INET-Z RosettaNet CEDI JEITA/ECALGA ebxml MS 3.0 ebxml MS( 流通 BMS) EDIINT AS2 JX 手順 ACMS Web/deTradeII (Web-EDI サーバ機能 ) ACMS WebAgent (Web-EDI 画面操作自動化 ) V A N 従来型 EDI 公衆網 IP 網 次世代 EDI 次世代 EDI インターネット EDI 取引先 従来型 EDI システム 次世代 EDI システム Web-EDI システム BACREX 手順 RDB RDB インターフェイス (SMTP/POP3) HTTP/HTTPS ASP ブラウザ 内部連携 外部連携 ebxml MS 3.0 では JEITA 共通クライアント対応のサーバ機能のみ提供しています 24

26 ご清聴ありがとうございました ご質問などがございましたら 下記までお気軽にお問い合わせください 株式会社データ アプリケーション 東京都中央区日本橋人形町 Phone Facsimile URL ブログ EDI 情報館 AnyTran ECALGA 及び ECALGA ロゴは 社団法人電子情報技術産業協会 EC センターの登録商標です DAL,ACMS,AnyTran,E2X は株式会社データ アプリケーションの日本および海外での登録商標です その他記載の社名および製品名は 各社の商標または登録商標です 25