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なごみかみいしづ
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1 報道用資料 27 年 3 月 4/3 葉酸の日制定 2 代 ~4 代女性および医療関係従事者における葉酸認知度調査進まぬ認知 ~ 妊娠予備軍の葉酸認知率は未婚女性 4% 既婚女性 54% 低い摂取意向 ~ 出産経験者のうち25% しか意識的な摂取せず医療現場でも推奨不十分 ~ 産婦人科における推奨指導率は55% ライフスタイルの変化に伴い晩婚化や少子化など現代社会における女性の結婚出産事情は大きな様変わりを見せております特に妊娠の高齢化による出産リスクの増加については多くの女性たちが関心を寄せており社会的にも問題意識を持たれているテーマですそのような中 2 年に厚生労働省より妊娠可能年齢の女性に対して葉酸摂取の呼びかけが出されましたビタミンBの一種である葉酸は胎児の生育において非常に重要な役割を担っており 22 年度より母子健康手帳にもその必要性が記載されていますことに近年増加傾向にある胎児の二分脊椎症の発症リスク低減機能が期待されておりますが既に欧米諸国では葉酸摂取の政策推進により発症率低減に大きな効果を上げている一方日本では葉酸に関する積極的な情報提供が進んでおらず摂取はおろか認知すら十分に浸透しているとは言いがたい状況ですこうした背景のもと葉酸と母子の健康を考える会 ( 以下本会 ) は葉酸が妊娠出産を契機として現代女性と子どもの健康にいかに寄与するかの情報を提供することを目的に 27 年 3 月東京慈恵会医科大学教授兼ドイツハノーバー国際神経科学研究所 (I.N.I) 教授大井静雄を発起人として設立されました本会は3 月に行なわれましたマスコミセミナー ( ) を皮切りに今後葉酸に関するさまざまな啓発活動を行ってまいりますこの活動の一環として 4/3の葉酸の日 ( 日本記念日協会認定 ) を前に一般女性 2 名 ( 他に参考値 5 名 ) および医療関係従事者 2 名に葉酸の認知度調査を行いましたのでその結果をご報告させていただきますマスコミセミナーの概要は別添の資料をご参照ください調査では一般の女性において葉酸の認知が依然進んでおらず妊娠期においてもその摂取が意識されていないことが明らかになりましたまた医療従事者は葉酸の認知は高かったものの葉酸の有用性や摂取量など認知内容において偏りが見られ対象となる妊婦への摂取推奨も十分ではない現状が浮き彫りとなっています次頁より調査概要および調査結果をご紹介いたします詳細な調査レポートについてまた本件に関するお問い合わせ葉酸と母子の健康を考える会広報事務局 TEL: / FAX: 事務局 TEL: / FAX:

2 結果概要進まぬ認知 ~ 妊娠予備軍女性の葉酸認知率は未婚女性 4% 既婚女性 54%... P3 - 葉酸認知率は妊娠予備軍 (2~4 代 ) の未婚女性 4.% 既婚女性 54.% - 妊娠予備軍女性における葉酸の有用性知らない 78.% 有用な時期わからない 85.% - 認知経路はテレビ (47.5%) 新聞雑誌 (41.%) インターネット (27.9%) がトップ 3 低い摂取意向 ~ 出産経験者のうち 25% しか意識的な摂取せず... P7-2 年の厚労省の呼びかけ以降出産経験ありの女性でも過去摂取率は 25.% - 葉酸の摂取を特に意識しない 6.5% 実際に意識して葉酸を摂取しているのはわずか 8.% 摂取行動がなされていない現状が明らかに - 摂取量への知識も不十分妊婦の摂取現状分からない 64.% 自らの摂取充足度も分からない 62.% - 妊娠時に摂取すべき栄養素はカルシウムと鉄が圧倒的葉酸は半数程度医療現場でも推奨不十分 ~ 産婦人科における推奨指導率は 55% - 葉酸の認知は 91.% と高率しかし具体的な働きについては 27.5% が知らない母子手帳への記載も 46.7% が知らない - 必要摂取量の認知でも 57.7% が知らないという現状が - 葉酸摂取の現状認識としては 62.1% が不足している一方で患者に摂取を勧めているのは産婦人科で 55.1% では 36.3% に調査概要... P14 調査期間 27 年 3 月調査対象 Ⅰ. 一般女性 1 妊娠予備軍女性 (2~4 代 ) 未婚既婚( 子どもなし ) 22 年厚労省呼びかけ後の出産経験あり女性 (~7 歳までの子どもあり ) (2~4 代 ) 参考値 :2~3 代の娘を持つ女性 ( 母親層 ) コラム2 参照 Ⅱ. 医療関係従事者産婦人科系( 医師 / 助産婦看護師 ) 産婦人科系以外( 医師 / 看護師 ) 調査方法インターネットアンケート標本構成有効回収サンプル数 4 名 ( 他に参考値 5 名 ) の標本構成は以下の通り一般女性サンプル数妊娠予備軍女性 2 年厚労省呼びかけ後の出産経験あり女性未婚既婚 ( 子どもなし ) (~7 歳までの子どもあり ) 参考値 2~3 代の娘を持つ女性 ( 母親層 ) 5 医療従事者サンプル数産婦人科系産婦人科系以外医師助産婦看護師医師看護師

3 進まぬ認知 ~ 妊娠予備軍女性の認知率は未婚女性 4% 既婚女性 54% 葉酸認知率は妊娠予備軍 (2~4 代 ) の未婚女性 4.% 既婚女性 54.% 葉酸の認知率は妊娠予備軍 (2~4 代 ) で未婚女性 4.% 既婚女性 54.% でした来るべき妊娠出産に向けて体の準備をする必要のある層への認知獲得がまずは最初の課題と言えそうです一方 7 歳以下の子どもあり女性においては 75.% で出産経験層にはある程度葉酸そのものの認知は進んでいることがわかりました ( 図 1) 図 1 葉酸を知っていますか? 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 未婚妊娠予備軍女性葉酸認知率既婚 ( 子どもなし ) 2 年厚労省呼びかけ後の出産経験あり女性 (~7 歳までの子どもあり ) 総数 ( 名 ) 2 名 5 名 5 名 1 名知っている 61.% 4.% 54.% 75.% 知らない ( )(%) 39.% 6.% 46.% 25.% 3

4 妊娠予備軍女性における葉酸の有用性知らない 78.% 有用な時期わからない 85.% それでは葉酸の有用性やまた摂取時期についての認知はどうでしょうか妊娠期の女性にとって特に有用である事実の認知は未婚女性で 18.% 既婚女性でも 26.% にとどまりました ( 図 2) また有用な時期については出産経験層であっても分からないが半数近く (46.%) を占めるなど葉酸は知っているもののその働きについてはまだあまり知られていないようです ( 図 3) 図 2 葉酸が妊娠期の女性に特に重要な栄養素であることを知っていますか? 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 未婚葉酸の有用性理解率妊娠予備軍女性既婚 ( 子どもなし ) 2 年厚労省呼びかけ後の出産経験あり女性 (~7 歳までの子どもあり ) 総数 ( 名 ) 2 名 5 名 5 名 1 名知っている 4.% 18.% 26.% 58.% 知らない ( )(%) 6.% 82.% 74.% 42.% 4

5 図 3 葉酸摂取が特に有用であると思う時期は?(MA) 未婚既婚 ( 子どもなし ) 2 年以降出産経験あり女性 (7 歳以下の子どもあり ) 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 8 妊 1~4 ~妊~分妊妊妊娠授出か娠娠 1 娠娠準 3ヶ7 初ヶ中後備前)期(期(期(期(ヶ乳産ら後(な期)い月)月)月) 2 名 21.5% 29.5% 15.% 7.5% 7.% 65.5% 未婚 5 名 1.% 12.% 12.% 6.% 4.% 86.% 妊娠予備軍既婚 ( 子どもなし ) 5 名 14.% 14.% 12.% 8.% 4.% 84.% 2 年厚労省呼びかけ後の出産経験あり女性 (~7 歳までの子どもあり ) 1 名 31.% 46.% 18.% 8.% 1.% 46.% 5

6 認知経路はテレビ (47.5%) 新聞雑誌 (41.%) インターネット (27.9%) がトップ 3 葉酸の認知経路ですがテレビや新聞雑誌などマスメディアが上位を占めこの傾向は妊娠予備軍かつ未婚女性ほど顕著でした一方で実際に出産を経験した層は妊娠期にさまざまなルートや場で情報を得る機会があったはずですが母親学級 (18.7%) 母子手帳 (12.%) 産婦人科 (17.3%) など妊婦特有の情報ソースからの認知が意外にも低いことが明らかになっています ( 図 4) 図 4 あなたが葉酸を知った情報源は?(MA) 未婚既婚 ( 子どもなし ) 2 年以降出産経験あり女性 (7 歳以下の子どもあり ) 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 新聞雑誌テレビインターネット店頭母親学級母子手帳産か婦看ら人護聞科師いのなた医ど師妊口婦コ同ミ士の母友親人から知聞人いたその他 122 名 41.% 47.5% 27.9% 1.7% 11.5% 7.4% 11.5% 4.1% 14.8% 3.3% 未婚 2 名 5.% 5.% 35.%.%.%.%.%.% 1.% 1.% 妊娠予備軍既婚 ( 子どもなし ) 27 名 18.5% 74.1% 33.3% 3.7%.%.% 3.7% 3.7% 14.8%.% 2 年厚労省呼びかけ後の出産経験あり女性 (~7 歳までの子どもあり ) 75 名 46.7% 37.3% 24.% 16.% 18.7% 12.% 17.3% 5.3% 16.% 2.7% 葉酸を認知している ( 図 1 参照 ) と答えた 122 名を対象に調査 6

7 低い摂取意向 ~ 出産経験者のうち25% しか意識的な摂取せず 2 年の厚労省の呼びかけ以降出産経験ありの女性でも過去摂取率は25.% 葉酸の摂取意向や実際の摂取状況についても調査いたしました 2 年に厚労省が摂取を呼びかけ 22 年度から母子健康手帳にも記載されたにも関わらず出産経験層の妊娠期における摂取意向は 28.% 摂取は25.% にとどまりました ( 図 5) 図 5 過去の妊娠期間中に葉酸を摂取しようという気持ちはありましたか? また実際に意識して摂取していましたか? 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 過去の妊娠期間中の葉酸摂取意向 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 過去の妊娠期間中の葉酸摂取状況 2 年厚労省呼びかけ後の出産経験あり女性 (~7 歳までの子どもあり ) 総数 ( 名 ) 1 名摂取意向あった (%) 28.% 摂取意向なかった (%) 72.% 2 年厚労省呼びかけ後の出産経験あり女性 (~7 歳までの子どもあり ) 総数 ( 名 ) 1 名摂取していた (%) 25.% 摂取していなかった (%) 75.% 7

8 葉酸の摂取を特に意識しない 6.5% 実際に意識して葉酸を摂取しているのはわずか 8.% 摂取行動がなされていない現状が明らかに葉酸摂取の意識の低さは一般女性においてはさらに顕著な結果となりました普段から葉酸を摂取したいという意向があるのは妊娠予備軍女性で未婚女性 12.% 既婚女性 24.% ( 図 6- 左 ) 実際に摂取しているのは未婚女性はわずかに 4.% 既婚女性であっても 12.% となっています ( 図 6- 右 ) しかし胎児の器官が妊娠に気づくか気づかないかの初期 (2 ヶ月目まで ) に主に形成されることを考慮すると妊娠の可能性のある人は普段の生活から意識して積極的に摂ることが大切と言えます図 6 現在葉酸を摂取しようという気持ちはありますか? また現在意識的に葉酸を摂取していますか? 未婚既婚 ( 子どもなし ) 2 年以降出産経験あり女性 (7 歳以下の子どもあり ) 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 葉酸摂取意向葉酸摂取状況摂普取段しかたらい摂取したい考え出したら妊娠を摂取したい妊娠したら実際に特しにな意い識は摂取意普し識段てしかいてらる摂取している考えているので妊娠を具体的に摂妊取娠今し中現てな在いのるでし特てにい意な識い 2 名 17.5% 1.% 12.% 6.5% 5.5% 1.% 1.5% 92.% 妊娠予備軍未婚 5 名 12.% 12.% 1.% 66.% 4.%.%.% 96.% 既婚 ( 子どもなし ) 5 名 24.% 8.% 16.% 52.% 1.% 2.%.% 88.% 2 年厚労省呼びかけ後の出産経験あり女性 (~7 歳までの子どもあり ) 1 名 17.% 1.% 11.% 62.% 4.% 1.% 3.% 92.% 8

9 摂取量への知識も不十分妊婦の摂取現状分からない 64.% 自らの摂取充足度も分からない 62.% 特定の栄養素の摂取にはまず足りていないという自覚も求められます妊娠中の女性における葉酸摂取が現在足りているかどうか伺ったところ足りていると思う 2.5% 足りていると思わない 33.5% に対して分からないが 64.% を占めました ( 図 7- 左 ) また現在自分の葉酸摂取が足りているかについても 62.% が分からないと回答し ( 図 7- 右 ) 摂取状況の認識不足が明らかになっています妊婦の摂取量は一日あたり 4 に対し現状で不足 (23 年国民健康栄養調査より ) 図 7 一般的に現在の妊娠期女性における葉酸の必要摂取量は足りていると思いますか? また現在ご自分の葉酸摂取量は足りていると思いますか? 未婚既婚 ( 子どもなし ) 2 年以降出産経験あり女性 (7 歳以下の子どもあり ) 1% 9% 8% 7% 6% 5% 妊婦の葉酸摂取量認識自分の葉酸摂取量認識 4% 3% 2% 1% % 足り思てういると足思りわてないいると分からない思う足りていると思わない足りていると分からない 2 名 2.5% 33.5% 64.% 5.5% 32.5% 62.% 妊娠予備軍未婚 5 名 4.% 2.% 76.% 4.% 22.% 74.% 既婚 ( 子どもなし ) 5 名 2.% 2.% 78.% 6.% 18.% 76.% 2 年厚労省呼びかけ後の出産経験あり女性 (~7 歳までの子どもあり ) 1 名 2.% 47.% 51.% 6.% 45.% 49.% 9

10 妊娠時に摂取すべき栄養素はカルシウムと鉄が圧倒的葉酸は半数程度妊娠したら積極的に実行すべきと思う行動や習慣についてはバランスのよい食生活や適度な運動が上位を占め特定の栄養素の摂取を上げたのは 42.% と半数以下でした ( 図 8) さらに特定の栄養素の摂取を上げた方に特に妊娠時に摂取すべき栄養素を聞いたところカルシウム 86.9% 鉄 81.% が圧倒的に多く次に葉酸が 47.6% でした ( 図 9) 既に一般女性にとって理解度が高いカルシウム鉄に加え葉酸も妊婦の三大栄養素として今後の理解促進が望まれます図 8 妊娠したら積極的に実行すべきと思う行動や習慣は?(MA) 未婚既婚 ( 子どもなし ) 2 年以降出産経験あり女性 (7 歳以下の子どもあり ) 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 特定の摂栄取養素の適度な運動良バいラ食ン生ス活のストレ生ス活のないその他特にない 2 名 42.% 75.5% 9.5% 75.% 2.% 4.5% 未婚 5 名 4.% 66.% 88.% 72.%.% 8.% 妊娠予備軍既婚 ( 子どもなし ) 5 名 44.% 82.% 94.% 74.% 4.% 2.% 2 年厚労省呼びかけ後の出産経験あり女性 (~7 歳までの子どもあり ) 1 名 42.% 77.% 9.% 77.% 2.% 4.% 1

11 図 9 特に妊娠時に摂取すべきと思う栄養素は?(MA) 未婚既婚 ( 子どもなし ) 2 年以降出産経験あり女性 (7 歳以下の子どもあり ) 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % カルシウム鉄ビタミン A ビタミン B 群ビタミン C ビタミン E 食物繊維葉酸イソフラボンコエ Q ン 1 ザイムその他 84 名 86.9% 81.% 33.3% 35.7% 39.3% 32.1% 39.3% 47.6% 1.7% 4.8% 1.2% 未婚 2 名 95.% 8.% 5.% 45.% 55.% 45.% 3.% 3.% 2.% 1.%.% 妊娠予備軍既婚 ( 子どもなし ) 22 名 9.9% 77.3% 4.9% 5.% 45.5% 45.5% 54.5% 5.% 18.2% 4.5% 4.5% 2 年厚労省呼びかけ後の出産経験あり女性 (~7 歳までの子どもあり ) 42 名 81.% 83.3% 21.4% 23.8% 28.6% 19.% 35.7% 54.8% 2.4% 2.4%.% 妊娠したら積極的に実行すべきと思う習慣 ( 図 8 参照 ) に特定の栄養素の摂取を上げた 84 名を対象に調査 11

12 C O L U M N 1 妊娠してもダイエット? 出産に向けた身体づくりへの意識にも課題 1 赤ちゃんを育むという重要な役割を担っている女性の身体今回の調査では調査対象の女性に普段の身体に対する意識や妊娠時の行動についても伺いました図 A は普段気になる身体のテーマです肌のケア (71.5%) 肩こり腰痛 (51.%) ダイエット (5.5%) などに高い関心が集まる一方で妊娠や出産に向けた意識は低い (13.%) ことがわかりますしかし婦人科系の不調は 28.5% の人が気にかけており現代の女性にとって婦人科疾患が決して珍しくないことまたすぐの妊娠を考えていなくとも将来の出産を意識して婦人科疾患をケアする必要性が高まっていることが言えるでしょうまた図 B( 次頁 ) は妊娠したら控えるべき行動習慣です不規則な生活 (79.5%) や煙草 (79.5%) 飲酒 (79.%) が上位に来ましたが注目すべきはダイエット (48.5%) よりも食べ過ぎ (57.%) を控えるべきと回答した人の割合が高かった点です葉酸をはじめ妊娠期には必要な栄養素を十分に摂取する必要がありますが現代女性にとっては出産後の体型も考え妊娠中でも肥満を気にする傾向が強いようです確かに過度の肥満は出産のリスクとなりますが神経質になりすぎて必要な栄養も摂らないのでは考えもの現在問題となっている低体重児の増加にもこうした意識が背景にあると言えるでしょう (n=2) 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 図 A: 現在自分の身体に関して気にかけているテーマは?(MA) 肌のケアダイエットむくみ O 脚歯骨の健康胃腸の健康肩こり腰痛貧血冷え不婦調人科病系気の妊娠出産その他特にない 2 名 71.5% 5.5% 23.5% 43.% 27.5% 51.% 36.5% 28.5% 13.% 3.% 4.5% 未婚 5 名 66.% 48.% 28.% 36.% 26.% 42.% 32.% 28.% 4.% 6.% 12.% 妊娠予備軍既婚 ( 子どもなし ) 5 名 78.% 48.% 24.% 38.% 3.% 5.% 42.% 32.% 16.% 2.% 2.% 2 年厚労省呼びかけ後の出産経験あり女性 (~7 歳までの子どもあり ) 1 名 71.% 53.% 21.% 49.% 27.% 56.% 36.% 27.% 16.% 2.% 2.% 12

13 C O L U M N 1 妊娠してもダイエット? 出産に向けた身体づくりへの意識にも課題 2 (n=2) 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 図 B: 妊娠したら控えるべきと思う行動や習慣は?(MA) 煙草飲酒食べ過ぎダイエット不規則な生活過剰な運動その他特にない 2 名 79.5% 79.% 57.% 48.5% 79.5% 48.5% 1.% 4.% 未婚 5 名 7.% 76.% 5.% 48.% 8.% 38.%.% 4.% 妊娠予備軍既婚 ( 子どもなし ) 5 名 78.% 76.% 48.% 48.% 76.% 44.% 4.% 8.% 2 年厚労省呼びかけ後の出産経験あり女性 (~7 歳までの子どもあり ) 1 名 85.% 82.% 65.% 49.% 81.% 56.%.% 2.% 13

14 医療現場でも推奨不十分 ~ 産婦人科における推奨指導率は55% 葉酸の認知は 91.% と高率しかし具体的な働きについては 27.5% が知らない母子手帳への記載も 46.7% が知らない医療関係従事者の葉酸認知率は 91.% 特に産婦人科では 98.% とほとんどの医師看護師が知っていることが明らかになりました ( 図 1) しかし葉酸認知者のうち葉酸の具体的な働きまで認知しているのは産婦人科系の医師で 88.% 助産婦看護師で 72.9% と少し心もとない数字になってきています ( 図 11) さらに妊娠期の女性に特に重要な栄養素であるという認知は葉酸認知者のうちで 17.6% が知らない母子健康手帳の記載については 46.7% が知らないという回答を寄せており医療従事者においてもまだまだ葉酸の重要性が理解されていない現状が見られます ( 図 12) 図 1 葉酸を知っていますか? (%) 葉酸認知率産婦人科医師助産婦産婦人科看護師医師看護師 ( 産婦人科以外 ) ( 産婦人科以外 ) 総数 ( 名 ) 2 名 5 名 5 名 5 名 5 名知っている (%) 知らない (%) 産婦人科関連産婦人科以外総数 ( 名 ) 2 名 1 名 1 名知っている (%) 知らない (%)

15 図 11 葉酸の具体的な働きを知っていますか? (%) 産婦人科医師葉酸の働き理解率助産婦産婦人科看護師医師看護師 ( 産婦人科以外 ) ( 産婦人科以外 ) 総数 ( 名 ) 182 名 5 名 48 名 5 名 34 名知っている (%) 知らない (%) 産婦人科関連産婦人科以外総数 ( 名 ) 182 名 98 名 84 名知っている (%) 知らない (%) 葉酸を認知している ( 図 1 参照 ) と答えた 182 名を対象に調査 15

16 図 12 葉酸が特に妊娠期の女性にとって重要な栄養素であることを知っていますか? また葉酸が厚労省により妊娠期の女性へ摂取の呼びかけがなされ母子手帳にもその旨が記載されていることを知っていますか? (%) 葉酸の妊娠期女性に対する重要性理解率総数 ( 名 ) 182 名知っている (%) 82.4 知らない (%) 葉酸の母子手帳記載認知率総数 ( 名 ) 182 名知っている (%) 53.3 知らない (%) 46.7 産婦人科医師助産婦産婦人医師看護師科看護師 ( 産婦人科以外 ) ( 産婦人科以外 ) 総数 ( 名 ) 5 名 48 名 5 名 34 名知っている (%) 知らない (%) 産婦人科医師助産婦産婦人科看護師医師看護師 ( 産婦人科以外 ) ( 産婦人科以外 ) 総数 ( 名 ) 5 名 48 名 5 名 34 名知っている (%) 知らない (%) 産婦人科関連産婦人科以外産婦人科関連産婦人科以外総数 ( 名 ) 98 名 84 名知っている (%) 知らない (%) 総数 ( 名 ) 98 名 84 名知っている (%) 知らない (%) 葉酸を認知している ( 図 1 参照 ) と答えた 182 名を対象に調査 16

17 必要摂取量の認知でも 57.7% が知らないという現状が妊婦における葉酸の一日の必要摂取量を聞いたところ正答である 4 に回答が集中し認識の正しさが伺えましたしかしながら葉酸認知者のうち最大の回答は知らないで産婦人科系で 46.9% では半数を超える 57.7% にも及んでいます ( 図 13) また普通の女性の必要摂取量では 18~52 の全ての選択肢で回答が得られるという結果になり妊娠準備期における必要摂取量の認識にはバラつきがあるようです ( 図 14) 図 13 妊婦における葉酸の 1 日あたりの必要摂取量を知っていますか? 産婦人科医師助産婦産婦人科看護師医師 ( 産婦人科以外 ) 看護師 ( 産婦人科以外 ) (%) 知らない 182 名産婦人科医師 5 名助産婦産婦人科看護師 48 名医師 ( 産婦人科以外 ) 5 名看護師 ( 産婦人科以外 ) 34 名産婦人科関連 98 名産婦人科以外 84 名葉酸を認知している ( 図 1 参照 ) と答えた 182 名を対象に調査 17

18 図 14 一般女性における葉酸の 1 日あたりの必要摂取量を知っていますか? 産婦人科医師助産婦産婦人科看護師医師 ( 産婦人科以外 ) 看護師 ( 産婦人科以外 ) (%) 知らない 182 名産婦人科医師 5 名助産婦産婦人科看護師 48 名医師 ( 産婦人科以外 ) 5 名看護師 ( 産婦人科以外 ) 34 名産婦人科関連 98 名産婦人科以外 84 名葉酸を認知している ( 図 1 参照 ) と答えた 182 名を対象に調査 18

19 葉酸摂取の現状認識としては 62.1% が不足している一方で患者に摂取を勧めているのは産婦人科で 55.1% では 36.3% に女性の葉酸摂取の現状認識については葉酸認知者のうちで 62.1% 特に産婦人科では 8.6% が不足していると回答し危機感を持っていることが明らかになりました ( 図 15) しかしながら実際に摂取を勧めているかについては葉酸認知者のうちでは 36.3% 産婦人科であっても半数程度の 55.1% にとどまり不足を認識しながらも患者に対する摂取の推奨につながっていない現状が見えています ( 図 16) 図 15 女性における葉酸の必要摂取量についてどのように思いますか? 産婦人科医師助産婦産婦人科看護師医師 ( 産婦人科以外 ) 看護師 ( 産婦人科以外 ) (%) 足りている足りていない女性のみ妊娠期以外の足りていないのみ妊娠期の女性足りていない知らない 182 名産婦人科医師 5 名助産婦産婦人科看護師 48 名医師 ( 産婦人科以外 ) 5 名看護師 ( 産婦人科以外 ) 34 名産婦人科関連 98 名産婦人科以外 84 名葉酸を認知している ( 図 1 参照 ) と答えた 182 名を対象に調査 19

20 図 16 葉酸の摂取を患者に勧めていますか? 産婦人科医師助産婦産婦人科看護師医師 ( 産婦人科以外 ) 看護師 ( 産婦人科以外 ) (%) いる勧めていない勧めて全体 182 名産婦人科医師 5 名助産婦産婦人科看護師 4 8 名医師 ( 産婦人科以外 ) 5 名看護師 ( 産婦人科以外 ) 3 4 名産婦人科関連 98 名産婦人科以外 84 名葉酸を認知している ( 図 1 参照 ) と答えた 182 名を対象に調査 2

21 C O L U M N 2 娘を思う母の気持ちは? 未来のおばあちゃん層の意識調査妊娠したときもっとも頼れる身近な先輩はお母さんではないでしょうか 2~3 代の女性を娘に持つ女性 ( 母親層 ) に葉酸の認知や娘への摂取推奨意向を伺いました葉酸の認知は 48.% ほぼ半数が知っているという結果になりましたが妊娠期の女性に対する有用性については 26.% と他の世代同様認知内容についてはあまり高くない数字となりましたなお母親層本人の妊娠時の意識的な葉酸摂取意向および摂取は 2 年以上過去のことでありともに 2.% と低率でしたしかし一方で自分の娘に対する摂取推奨意向は 68.% と元気な孫を産んでほしいという娘思いの母の心情が読み取れる結果となりました未来のおばあちゃん層も母から娘へ引き継ぐべき知識がまだまだ必要といえそうです 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 葉酸認知率 2~3 娘の母親層総数 ( 名 ) 5 名知っている (%) 48.% 知らない (%) 52.% 葉酸の妊娠期女性に対する重要性理解率 2~3 娘の母親層総数 ( 名 ) 5 名知っている (%) 26.% 知らない (%) 74.% 過去の妊娠時における葉酸摂取意向および摂取状況 2~3 娘の母親層総数 ( 名 ) 5 名摂取意向あった (%) 2.% 摂取意向なかった (%) 98.% 2~3 娘の母親層総数 ( 名 ) 5 名摂取していた (%) 2.% 摂取していなかった (%) 98.% 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 2~3 代娘に対する葉酸推奨意向勧める考え出したら妊娠を妊勧娠めしるたら普勧段めかるら勧めない特に 5 名 22.% 28.% 18.% 32.% 21

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妊娠・出産MyBook.indd 2 3 ちゃんと知ってた妊娠の知識チェック答え解説 Q3 勘違いしてなかった正しい知識を身につけることが大事タバコや過度のアルコール無理なダイエットで妊娠しにくくなることがある若いときの生活習慣や体験が妊娠に影響することがあります男性の場合タバコを吸う人は吸わない人と比べて精子の知ってる肥満とやせ太りすぎややせすぎは妊の女性娠にかかわるのバラ