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ふじよしみおか
5 years ago
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1 平成 19 年 9 月 20 日株式会社三菱 UFJ フィナンシャルグループ MUFGグループ各社とジャックスの4 社提携をはじめとする本日の一連の公表事案についてくろやなぎ本日株式会社三菱 UFJフィナンシャルグループ ( 取締役社長畔柳のぶお信雄以下 MUFG) ならびにその子会社である株式会社三菱東京 UFJ 銀行 ( 頭取畔柳信雄 ) および三菱 UFJニコス株式会社おおもりかずひろすぎもとなおえ ( 代表取締役社長大森一廣 ) と株式会社ジャックス ( 取締役社長杉本直栄 ) はグループ内外にわたる業務資本提携経営計画および資本政策等に係る一連の公表を行いました MUFGグループはこれら一連の公表内容を着実に実現することによりコンシューマーファイナンス分野において環境変化にいち早く抜本的に対応し戦略的優位性とトップ金融グループとしての基盤を一段と強固なものとしてまいります 1.MUFGグループのコンシューマーファイナンス市場に対する認識と戦略本邦のコンシューマーファイナンス市場においては改正貸金業法の成立など消費者保護の流れを受けてクレジットカード個品割賦および消費者金融の各業態各企業が既存のビジネスモデルからの脱却や新しい時代に適応するための業務運営態勢の抜本的再構築を迫られておりますこうした中でこの市場が持つ本来的な可能性は大きく今後新たなる発展段階に入ると認識しておりますクレジットカード市場では決済等の利用分野や携帯等の新チャネルの展開により飛躍的な規模の拡大と質的な転換を迎えると考えられますまた個品割賦市場や消費者金融市場では市場規模や参加業態企業の大きな構造変化が生じると考えられます MUFGとしてはこれらの環境変化に確りと対応できる強固な体制をいち早く構築しこの市場におけるお客さまの多様化する需要に的確かつスピーディに対応することで質量の両面でリーディングポジションを確立し事業基盤を強化拡大してまいります (1) 主要 3 市場 ( クレジットカード個品割賦消費者金融 ) に対する現状認識クレジットカード市場は既に年間取扱高 40 兆円に達する巨大市場ですが米国や英国との比較からもさらなる発展の余地は多大であり今後とも飛躍的な取引規模と利用機会の拡大が見込まれますさらに公共料金や医療等これまで現金や口座振替が中心だった決済分野での利用拡大インターネットやモバイル等従来とは異なる新たなチャネルにおける利用拡大リボ払いの拡大 ( 総量規制による他業態からの超過需要のシフトを含む ) といった新たな成長段階に入りつつあります今後のクレジットカード市場では後述のとおり決済分野やチャネル等でシナジー効果の期待できる銀行型の金融機関に大きなチャンスがあると考えられます個品割賦市場は縮小傾向ながら依然として年間取扱高 10 兆円におよぶ巨大市場であり高額商品等を中心とする本来的な需要や金利選好に支えられ将来的にも一定の市場規模が維持されると判断されますただし今後の個品割賦市場では過払い利息返還や貸出金利引き下げの負荷が少ないこと規模のメリット等を活かした低コスト体質を確立すること消費者保護を重視した加盟店管理態勢を構築すること等が競争上重要と考えております 1

2 消費者金融市場は貸金業法改正の影響を最も大きく受けており厳しい環境が続くとは考えられますが本来的な需要は底堅く一定の市場規模は維持されると判断されます今後の消費者金融市場は総量規制に伴う業態間の超過需要のシフトやブランド選好の強まり等を受けて銀行もしくは銀行型の金融機関に大きなチャンスがあると考えられます (2)MUFGグループのコンシューマーファイナンス戦略 MUFGとして各業態におけるリーディングカンパニーであるグループ各社とともに拡大多様化するお客さまのニーズに的確スピーディに対応するとともに他に先んじて新しい時代に相応しいコンシューマーファイナンス戦略の展開を一気に加速してまいります 1 クレジットカード事業今後飛躍的な成長を開始すると考えておりますクレジットカード事業においてはグループおよび提携先が有する他を圧倒する営業基盤ノウハウを最大限活用いたしますカードのイシュイング業務では三菱東京 UFJ 銀行三菱 UFJニコス農林中央金庫およびJA バンク ( 注 ) ジャックスの各社が有するそれぞれの強みを活かして市場シェアの大幅な拡大をめざします他方でプロセシング等のバックヤード業務の面では本邦 No.1の総合カード会社である三菱 UFJニコスの機能を集中的に活用し各社のクレジットカード事業のコスト競争力を高めてまいります併せてクレジットカードのブランド強化等も実施しマーケットシェアコスト競争力の両面において他を圧倒するクレジットカード事業を構築してまいります ( 注 ) 三菱 UFJニコスは農林中央金庫との業務資本提携に基づき JAバンク3,800 万口座のお客さまに対するJAカードの販売を全面展開しつつあります 2 個品割賦事業個品割賦事業はジャックスを軸に展開してまいりますジャックスは三菱 UFJニコスの個品割賦事業承継後個品割賦取扱高で年間約 1 兆 3,000 億円と本邦トップクラスとなりますまたジャックスは過払い利息返還や新規既存の貸出金利引き下げに係る負荷がないという点で極めて優位にあると考えております今回の業務提携による合理化効果と併せ収益力強化の点で業界他社に一歩先んじて質量の両面で業界内の圧倒的なポジションをめざしてまいります 3 消費者金融事業業界のリーディングカンパニーとして業界他社に先駆けて貸出金利引き下げやコンプライアンス強化を実施しているアコムと連携しお客さまの資金需要に的確に対応し健全な消費者金融市場の育成に努めてまいります 2. 今回のMUFGグループフォーメーションの強化 MUFGグループとしてはコンシューマーファイナンス事業の重要性は益々高まっており資本面での体制強化が必要と認識し以下の資本政策を行なうことを決定いたしました (1) ジャックスについて三菱東京 UFJ 銀行は必要となる関係官庁の承認等を前提として平成 19 年度中にジャックスに対する出資比率を20% まで引き上げジャックスを持分法適用関連会社といたしますこれにより MUFGグループは個品割賦事業の中核となる強力なパートナーを得ることになります 2

3 (2) 三菱 UFJニコスについて三菱 UFJニコスについては今後飛躍的に成長するクレジットカード事業においてMUFG グループの中核を担う企業として財務基盤を強化し戦略的投資余力を確保するべく平成 19 年 11 月 6 日付で1,200 億円の第三者割当増資を行い MUFGが全額を引き受けますさらに MUFGとしては大きなポテンシャルを有するクレジットカード事業を銀行信託証券と並ぶグループの主要事業領域と位置づけるとともにグループとしての戦略的一体性を高めるべく平成 20 年 8 月を目処に株式交換により三菱 UFJニコスを完全子会社化しますなお MUFG 三菱東京 UFJ 銀行三菱 UFJニコスは農林中央金庫と三菱 UFJニコスの現在の資本提携を維持するとともにこれを機に業務資本提携をより緊密かつ安定的なものとすることを目的として農林中央金庫による三菱 UFJニコスの持分法適用を視野に入れた協議を農林中央金庫と進めてまいります 3. 本日の一連の公表事案概要上記も含めた本日の MUFG グループ各社による一連の公表事案の概要は以下のとおりです (1)MUFG 三菱東京 UFJ 銀行三菱 UFJニコスおよび株式会社ジャックスは業務資本提携に係る以下の内容の基本合意を締結しました 1 平成 20 年 4 月 1 日付で三菱 UFJニコスは個品割賦事業をジャックスに承継します承継対象資産約 7,800 億円 ( 平成 19 年 3 月期実績 ) に対し譲渡損失見込みは約 120 億円関連総人員数約 1,100 名に対し承継人員数は340 名程度承継拠点 ( 含むセンター ) は5 拠点となりますジャックスの個品割賦事業は三菱 UFJニコスの良質な営業基盤を承継することにより取扱高は約 1 兆 3000 億円 ( 平成 18 年度両社連結実績合算 ) となり質量ともに本邦トップクラスとなります他方コスト面では営業基盤を承継するために真に必要な人員拠点に限定する形での事業承継スキームを採用することにより大幅な費用削減を実現し強靭なコスト構造を有する収益力のあるビジネスに転換いたしますこれにより 80 億円程度の財務面でのプラス効果が見込まれます 2 クレジットカード事業等に係る業務提携を行い順次具体化してまいりますジャックスはカード発行企業 ( イシュア ) としての立場を継続しつつプロセシングをはじめとするクレジットカードのバックヤード業務の共同化等により 30 億円程度の財務面でのプラス効果をめざしますその他にも加盟店開拓や住宅ローン関連取引等において MUFG 三菱東京 UFJ 銀行も含めて協働を進めます 3 ジャックスは 1 2により平成 24 年度に過去最高となる200 億円を超える経常利益をめざします 4 三菱東京 UFJ 銀行は関係官庁の承認等を前提として平成 19 年度中にジャックスに対する出資比率を20% まで引き上げ持分法適用関連会社とします以上によりジャックスは MUFG グループにおける個品割賦事業の中核企業となります 3

4 関連公表資料ジャックス三菱 UFJニコス三菱 UFJフィナンシャルグループおよび三菱東京 UFJ 銀行の業務資本提携に係る基本合意についてジャックス : 今後の経営目標の見直しに関するお知らせ (2) 三菱 UFJニコスは環境の変化と成長するクレジットカード市場を展望し現行中期計画よりさらに踏み込んだ構造改革を断行しファイナンス事業依存型からクレジットカード事業主体のビジネスモデルに抜本的に転換する新中期経営計画を策定いたしました 1 個品割賦事業のジャックスへの承継によりクレジットカード事業への経営資源の集中を図ります個品割賦事業は三菱 UFJニコスの母体の一つである旧日本信販株式会社が本邦における先駆者として開始した事業ではありますが現状の環境等を踏まえて検討した結果三菱 UFJニコス単独による採算確保には限界があるとの結論に到りましたクレジットカード事業主体の事業運営に転換することで大規模な拠点統廃合地方子会社の統合および人員削減が可能となりコスト構造が抜本的に改善されます 2 上記を受け現行中期計画の1,400 名から倍増となる2,890 名の人員削減を3 年間で実施いたします平成 19 年度は 2,300 名の早期退職募集を行います 3 平成 20 年 1 月 1 日付で地方子会社 6 社を本体の三菱 UFJニコスへ統合します具体的には以下の6 社を消滅会社三菱 UFJニコスを承継会社とする吸収合併を実施します青森ニコス株式会社秋田ニコス株式会社山形ニコス株式会社岐阜ニコス株式会社西日本ニコス株式会社南日本ニコス株式会社各社とも三菱 UFJニコスとほぼ同様の業務を行っておりますが環境の激変により各社単独での事業継続が困難と判断したものです各社の個品割賦事業は吸収合併の効力発生後三菱 UFJニコスの当該事業とともにジャックスに承継されます 4 1から3 等による構造改革引当金 586 億円および過払い利息返還への十分な備えとして 455 億円の計上を主因に三菱 UFJニコスの平成 19 年度連結決算は中間期当期利益で 1,194 億円の赤字通期の当期利益で1,118 億円の赤字となる見込みです 5 上記により環境変化に伴う課題を解決し新たな成長戦略を進める新中期経営計画を策定しました新計画では当期利益で平成 21 年度 381 億円平成 22 年度 457 億円をめざします以上により三菱 UFJニコスは名実ともに本邦最大最良の総合カード会社としての地位を確固たるものとし市場の成長によるメリットを最大限に享受しうる態勢を確立します関連公表資料三菱 UFJニコス : 平成 20 年 3 月期 ( 連結個別 ) 業績予想配当予想の修正および特別損失の計上に関するお知らせ三菱 UFJニコス : 新中期経営計画の策定および子会社の吸収合併( 簡易合併 ) 業務構造改革実施に関するお知らせ 4

5 (3) 三菱 UFJニコスは財務基盤を強化し成長するクレジットカード市場への戦略的投資余力を確保するべく平成 19 年 11 月 6 日付で1,200 億円の第三者割当増資を行い MUFGがその全額を引き受けますさらに MUFGはクレジットカード事業をグループの主要事業領域と位置づけるとともにグループとしての戦略的一体性を高めるべく平成 20 年 8 月を目処に株式交換により三菱 UFJニコスを完全子会社化します ( ) 第三者割当増資後完全子会社化までの間の三菱 UFJニコスに対する出資比率は MUFGが28.1% 三菱東京 UFJ 銀行が47.0% となる見込みですまた平成 20 年 8 月予定の株式交換に伴い三菱 UFJ ニコスは上場廃止となりますなお MUFG 三菱東京 UFJ 銀行三菱 UFJニコスは農林中央金庫と三菱 UFJニコスの現在の資本提携を維持するとともにこれを機に業務資本提携をより緊密かつ安定的なものとすることを目的として農林中央金庫による三菱 UFJニコスの持分法適用を視野に入れた協議を農林中央金庫と進めてまいります以上により三菱 UFJニコスはMUFGグループとの戦略的一体性を高めクレジットカード事業の中核会社としての位置づけをより一層明確にしますまた増資により財務基盤を磐石とし成長分野への戦略的資源配分を行います関連公表資料株式会社三菱 UFJフィナンシャルグループによる三菱 UFJニコス株式会社の第三者割当増資の引受および両社間の株式交換等について農林中央金庫と三菱 UFJニコス株式会社の資本提携関係の維持発展について 4. 今後の予定平成 19 年 11 月 6 日平成 20 年 1 月 1 日平成 20 年 3 月 31 日まで平成 20 年 4 月 1 日平成 20 年 8 月目処三菱 UFJニコスによる1,200 億円の第三者割当増資をMUFGが引受三菱 UFJニコスは地方子会社 6 社を統合三菱東京 UFJ 銀行はジャックスに対する出資比率を20% まで引き上げジャックスを持分法適用関連会社化三菱 UFJニコスの個品割賦事業をジャックスに承継 MUFGは株式交換により三菱 UFJニコスを完全子会社化以上 5

「新中期経営計画」ならびに「株主割当による新株式発行」について

「新中期経営計画」ならびに「株主割当による新株式発行」について平成 23 年 2 月 24 日各位三菱 UFJ ニコス株式会社新中期経営計画ならびに株主割当による新株式発行について当社は本日開催の当社取締役会において新中期経営計画ならびに当社の株主である株式会社三菱 UFJ フィナンシャルグループ ( 東京都千代田区取締役社長永易克典以下 MUFG ) 農林中央金庫( 東京都千代田区代表理事理事長河野良雄以下農林中金 ) を割当先とする新株式発行