目次 1. 米国研修参加学生一覧 日程 参加学生報告... 6 金沢大学医薬保健学域 4 年河井陽昭... 6 金沢大学人間社会学域 1 年田中和美... 8 金沢大学人間社会学域 2 年津畑実穂 金沢大学医薬保健学域 4 年増田佳純 金沢医科

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1 平成 28 年度 いしかわ国連スタディビジット プログラム 米国研修報告書 平成 29 年 3 月

2 目次 1. 米国研修参加学生一覧 日程 参加学生報告... 6 金沢大学医薬保健学域 4 年河井陽昭... 6 金沢大学人間社会学域 1 年田中和美... 8 金沢大学人間社会学域 2 年津畑実穂 金沢大学医薬保健学域 4 年増田佳純 金沢医科大学医学部 3 年眞鍋須真子 金沢大学人間社会学域 2 年村角愛佳 石川県立大学生物資源環境学部 2 年室田明星 金沢大学医薬保健学域 4 年吉田宏太朗 個別講義 (1) 国連日本政府代表部表敬 Visit to Japanese Mission/ 眞鍋 (2) 国連概観 ( 高須事務次長特別講義 ) Introduction to UN/ 河井 (3) UN ウィメン UN Women/ 津畑 (4) 社会的開発 Social Development/ 村角 (5) 紛争仲裁 Mediation/ 吉田 (6) 軍縮 Disarmament/ 増田 (7) 平和の創造 Peacemaking/ 田中 (8) 国連教育科学文化機関 UNESCO/ 田中 (9) 国連難民高等弁務官事務所 UNHCR/ 増田 (10) 持続可能な開発目標 SDGs/ 眞鍋 (11) テロ対策 Terrorism/ 村角

3 (12) 人事制度 Human Resources/ 増田 (13) 世界食糧機関 WFP/ 室田 (14) 国連開発計画 UNDP/ 津畑 (15) 平和の維持 Peacekeeping/ 村角 (16) 平和の構築 Peacebuilding/ 吉田 (17) 国連児童基金 UNICEF/ 眞鍋 (18) 日本貿易振興機構 JETRO/ 河井 (19) 国際原子力機関 IAEA/ 田中 (20) 国際労働機関 ILO/ 室田 (21) 国連世界観光機関 UNWTO/ 津畑 (22) 世界保健機関 WHO/ 河井 (23) 国連食糧農業機関 FAO/ 室田 (24) 世界銀行 World Bank Group/ 吉田

4 1. 米国研修参加学生一覧 氏名性別所属出身 かわい河井 はるあき 陽昭 男金沢大学医薬保健学域 4 年奈良 たなか田中 かずみ和美 女金沢大学人間社会学域 1 年石川 つ 津 ばた畑 みほ実穂 女金沢大学人間社会学域 2 年鹿児島 ますた増田 か 佳 ずみ純 女金沢大学医薬保健学域 4 年石川 ま 眞 なべ鍋 すまこ須真子 女金沢医科大学医学部 3 年岐阜 むらかど 村角 まなか愛佳 女金沢大学人間社会学域 2 年石川 むろた室田 あかり明星 女石川県立大学生物資源環境学部 2 年石川 よした吉田 こうたろう 宏太朗 男金沢大学医薬保健学域 4 年石川 4

5 2. 日程 日 日付 午前 午後 1 2 月 12 日 金沢駅発 ( 日 ) ニューヨーク着 2 2 月 13 日 国連本部視察 国連概観 ( 高須事務次長特別講義 ) ( 月 ) 国連日本政府代表部表敬 上智大学派遣生 NYソフィア会との交流会 3 2 月 14 日 UNウィメン 軍縮 ( 火 ) 社会的開発 平和の創造 紛争仲裁 4 2 月 15 日 国連教育科学文化機関 テロ対策 ( 水 ) 国連難民高等弁務官事務所 人事制度 持続可能な開発目標 5 2 月 16 日 世界食糧機関 平和維持 ( 木 ) 国連開発計画 平和の構築 6 2 月 17 日 国連児童基金 上智大学との合同プレゼンテーション ( 金 ) 上智大学との合同プレゼンテーション 日本貿易振興機構国際原子力機関 7 2 月 18 日 自由時間 ( 土 ) 8 2 月 19 日 自由時間 ( 日 ) 9 2 月 20 日 メトロポリタン美術館 コロンビア大学視察 ( 在校生によるキャンパスツアー ) ( 月 ) コロンビア大学視察 (C.V. スター東亜図書館見学 ) 10 2 月 21 日 国際労働機関 世界保健機関 ( 火 ) 国連世界観光機関 国連食糧農業機関世界銀行 NY 石川県人会との交流会 11 2 月 22 日 ニューヨーク発 ( 水 ) 12 2 月 23 日 小松着 ( 木 ) 5

6 3. 参加学生報告 金沢大学医薬保健学域 4 年河井陽昭 大学入学後 国際保健という分野を知り 社会への貢献の大きさに魅力とやりがいを感じ 国際保健に関心を持つようになった そこで スイスの WHO 本部 (HQ) で研修をし 主にガイドラインの作成について学んだ 医師の専門性に直結した WHO の働きを学びつつ国際保健についての理解を深めた HQ での研修を経て 次は諸外国での実臨床の場を見たいと考え フィリピンを始めとする国外の医療機関を訪れた そこで大きく心を動かされる体験をした この経験から 疾病は生活の一側面であり 教育 社会 経済 宗教 食糧問題などといった広範にわたる要素と切り離せない関係にあると実感した 同時に 医療問題に取り組む際には医学的な見地で物事をとらえるだけでなく 多面的な視野をもって問題解決にあたる必要性を痛感した そこで 多面的な視野を得るべくこの研修に参加した この研修では国際社会の抱える問題を多角的に理解し視野を広げること そして 残された学生時代にしておくべき次国連本部前にての課題を見つけることを大きな目標にしていた このプログラムは上に掲げた目標を達成するこの上ない機会であった 研修を終えた今 そう改めて感じる ブリーフィングは各分野の第一線でご活躍なされている方々からその深い洞察を学んだ それはまさに私が長らく求めていたものであり 知識欲を刺激されるあまりに ベッドで頭がさえてしまい眠れなくなることもあるほどだった それだけでなく プログラムに参加した他の学生の質問からも専攻の違いからくる視点の違いを強く感じるものが多くあり もし彼らがいなければ学びえなかったことも学ぶ事ができた 間違いなくこの研修を通して視野が広がったと感じている 多くのブリーフィングで他分野との連携が語られていた 感染症のパンデミックや経済問題 難民問題 女性の人権問題など 現代において国際社会が抱える問題は相互に複雑に絡み合っており やはりその解決には多分野連携型の問題解決が必要不可欠なのだろう 6

7 これらを踏まえ これからの学生生活の課題は 今回の研修で得た知見を今後も継続して深 め より広い視野を得ていく事とした この研修を通してこれまで保健分野の事にばかり目が行きがちで 見えていなかった社会問題がいくつも見えてきた そして それらについてもっと深く知りたいと感じた ただ研修に参加してその場だけで得られる知識で満足しては勿体ない この研修で得た知識を足掛かりとして 専門外の知識を更に深め 他分野の集まるディスカッションの場に参加し議論を経ることで 分野を選ばず幅広い社会問題の本質的な理解に努めていきたいと思う まだ時間のある学生のうちにこのような機会に参加し 次の目標を見つけられたことは本当にありがたいことと感じております このような貴重な機会をくださった石川県の皆様方 本プログラムにおいて ご指導を頂いた国連職員の方々 上智大学の植木教授 金沢大学の堤准教授 国連大学の永井氏に心より感謝の気持ちと御礼を申し上げたく 謝辞に変えさせていただきます 世界保健機関にて 7

8 金沢大学人間社会学域 2 年田中和美 高校を卒業し 大学生活に備えていたちょうど一年前の春休みに 父がこのプログラムの存在を教えてくれた 高校生の時に NGO 団体の講演会を聞いて以来 国際協力に興味を持ち 国際機関で働きたいと考えていた私は その時に 大学生になったら絶対にこのプログラムに応募しよう と心に決めた しかし 大学に入りその気持ちは徐々に薄れ始めた 国際協力が容易ではないという事実を少しずつ理解し ちょうどその時期に病気がちになったことで 自分はこの分野には向かないのではないかと思い始めたからである そのうちに 気付けば応募締め切りの間近になっていた 選ばれるかどうか分からない これから国際協力や開発の分野の勉強を続けたいのかも分からない状況で 他のプログラムと迷っていた時 ただ自分の気持ちを確認しよう そう考え 応募するに至った 研修の日々を振り返る時 私は 目的としていたことを全て達成することができたことに胸が一杯になる 私が研修で目的としていたことは 国連全体や各機関についての働きを知ること以外にいくつかあった それらについて述べてい国連本部内にてきたい まず私が一つの目的としていたのは 国連の職員から少しでも多くのことを吸収し その姿勢や意識など 直接会わないと分からない雰囲気を感じ取ることであった 各機関の講義で異なる分野で働く国連職員と出会い 一人一人の姿勢からそれぞれ学ぶことがあった だが すべての国連職員に共通していたことは 皆が仕事に誇りを持ち やりがいを感じながら働いているということだ 特に私は 二人の国連職員の葉が非常に印象に残った 国連での仕事は簡単ではないけど 毎朝目覚めると 今日も誰かを助けることができると思う だからやりがいを感じている このような言葉を口にしていた二人は 年齢も性別も働いている機関も違った 私はそれを聞いた時 これが私の将来したいことだ と再確認することができた それは どんなに難しくても 私がこの分野に向いていないとしても 使命 という文字通り自分の命を使いたいことだと感じたからだ そして もう一つの目的は 自分に不足している能力を知り 大学でより専門的に学びたいことを見つけて これからの学びの指針とすることだ この研修で自分に不足している能力はたくさん見つけたが その中でも 講義の内容を適切に理解し その場で自分の意見をアウトプットする能力が特に必要なのではないかと考えた 自分では ほとんどの講義を理解できているように思っていたが 帰ってきて録音したものを聞きながらパソコンに打ち込んでいたところ 自分がどれほど多くの情報を聞き逃していたかが明らかになった 集中していたはずなのに 英語の専門用語が理解できておらず 日本語でもあまり勉強したことのない分野は内容を咀嚼できていなかったのである それゆえに 持ってきた質問以外は その場で考えられなかったのだ これには 様々な分野の知識と 専門的な話が理解できるほどの英語力 8

9 が必要であると感じた これからの大学生活でこれらの能力を体得できるように学んでいきたい 加えて 私が大学でより専門的に学んでいきたいと思った分野は ジェンダーの分野である 今回の研修で私は 国連職員のお話 及びニューヨークで活躍されている多くの女性とのお話を通して 女性が社会進出をするためには 社会全体がまだ十分に整っていないように感じられた SDGs では女性の能力強化が重要なファクターだと述べられているが それは女性が今まで 家庭において重要な役割を担ってきたからだと私は考える その中で 女性が社会進出を進めていくと 男性が家庭を手伝わない限り 家庭を良い状態に保つのは難しいだろう そのため 女性がライフ ワークバランスをとることができる社会環境づくりが必要であり 私はそれを研究していきたいと思う 三つ目の研修の目的は 異なった意志を持つメンバーと触れ合うことで 刺激を受け 自分自身も刺激を与えるということだった 私は メンバーの 7 名からは本当に多くの刺激を受け 多くのことを学ぶことができたと感じている それは 自分の専門分野に情熱を持って取り組むことや 行動力 恐れることなく自分の意見を伝えること 幅広い知識 相手の意見を尊重すること など様々だ 私が最年少であったこともあり 将来のことについての相談を聞いてくれるなど 皆が兄や姉のような存在であった 7 名のおかげで 研修に精一杯取り組むことができ ニューヨークを存分に楽しむことができた 本当に心から感謝したい そして 一人ひとりがそれぞれの分野で活躍する姿を見ることを楽しみにしている 最後に この研修では応募書類を書くときから飛行機で戻る最後まで 非常に多くの試練がありましたが それらも含め 全てが素晴らしい経験となったように感じております それも 試練を乗り越えるため支えてくれた家族 多くの助言をしてくださった大学の先生方 このような機会を与えてくださった石川県庁の皆様 企画をし 引率をしてくださった垣内様 事前研修や講義をしてくださった植木先生 講師の方々など 皆様のお陰です 心より感謝を申し上げます 本当にありがとうございました 国際労働機関の事務所にて 9

10 金沢大学人間社会学域 2 年津畑実穂 自分が何を勉強したいのかわからず悶々とした日々を過ごしていた時期に参加した いしかわ国連スタディビジット プログラム 教育分野を勉強して教師になり その後は青年海外協力隊になりたいという漠然とした将来像はあったものの ゼミ選択や留学準備に際して自分が学びたいものや興味のある分野がわからなくなっていた 思い返すと失敗続きで自分がやりたいことさえもわからない状況に不安や焦りを感じていたのだと思う そのような時期にこのプログラムに参加できたことは自分を見つめるよい機会となり これまで以上に貪欲に学んでいきたいという意志を持つことにつながったと感じている 私がこのプログラムに参加した理由は 2 つある 一つ目は自分が学びを深めたいと考えている教育分野を違う視点から学び知識を深めたかったから 二つ目は国際社会を舞台に働くひとたちから直接話を聞きたいと思ったからである 毎日の研修はとても充実しており 講師を含めこの研修中に出会った人から学んだことやよい刺激を受けたことは計り知れない 報告書では研修中の学びと自分がこの研修を通してどのように成長したかについて書くことにする 国連本部内にて 私は教育分野 特に途上国のこどもや女性 女児への教育について関心がある 今回のブリーフィングを通してどの機関も教育について言及しており 世界で教育が重要な位置づけとされていることを再認識した 特に UN Women のブリーフィングの中で 男女のジェンダー平等という観点から女の子も男の子と同じように教育を受ける権利がある と話されていたことが心に残っている マララ ユスフザイさんが女児教育の必要性を訴えていたスピーチに高校生の時に心を動かされ国際社会で働きたいと考えていたことを思い出し 初心に帰ることができた講義となった また UNICEF の講義では私の長年の疑問であった途上国における教科教育の必要性に関する質問の答えをいただいた 国によって状況や必要とされている教育内容は異なる可能性もあるが教育を受けたい または教育を必要としているこどもたちや女性が現在も多くいることを痛感した これから途上国での教育状況や国際機関がそれらの国にどのような援助を行なっているのかを学び自分になにができるかを考えていきたいと思った つぎに 国際社会で働く人たちの声を実際に聞き 国連機関を今までより身近な存在に感 10

11 じることができたのは私にとって国際社会に目をむけるきっかけとなった 事前研修や事前課題に取り組んだこともあり 研修後も国連のニュースや SNS を意識して見るようにしている 私は高校生の時に JICA の方々の話を聞く機会があり青年海外協力隊に憧れたが 本研修を前に 自分の将来像を見失った しかし 今回の研修を通して NY の国連本部や国連日本政府代表部 JETRO など多様な分野で働く方々との出会い 国際機関の代表である国連職員の人たちの声やニューヨークで活躍する石川県の方々の声を実際に聞くことができたおかげで 今まで失っていた国際分野に関わる仕事がしたいという思いを再び抱くことができた この研修を通してわたしは残りの大学生活や将来にむけてやりたいことを再確認し 自身の気持ちを高めることができたと感じている 何を学んでいくのが自分にとっていいのかわからない そのような状況の中で周りの友達と比べて不安や焦りを感じていた日々から 留学も学業も目的をはっきりさせて一生懸命頑張っていきたいと強く思えた これからもし目標を見失って自分がどうしていいかわからなくなってしまった時は 今回の研修で抱いたこの気持ちを忘れずに前を向いて頑張っていこうと決めた 私にとってこの研修での出会いは本当にかけがえのないものとなった 国連職員や石川県人会の皆様 自由時間にお話をいただいた鷲見様に加えこのプログラムに関わってくださった石川県庁の職員の方々 引率してくださった垣内様には感謝の気持ちでいっぱいである そしてともに 2 週間学び これからも切磋琢磨して高め合うだろう 8 期生とこの研修に参加できて心からよかったと思っている 最後にこのプログラムに関わってくださったすべての方々 プログラムに参加させてくれた両親 たくさんの刺激を与えてくれた 8 期生に感謝の気持ちを伝えたい ありがとうございました この研修で学んだことや抱いた思いを忘れずにこれからも頑張ります 11

12 金沢大学医薬保健学域 4 年増田佳純 もう一度 ここに来よう 国連での研修最終日 二つのビルの前に 196 の色とりどりの旗がはためく慣れ親しんだ景色を見てそう誓った 研修を終えた今 充実したニューヨーク研修の日々を思い出しながら そして将来国際機関で働く自分の姿を思い描きながらこの報告書を書いている 振り返ってみるとこの UNSVP の選考段階の準備さえも自分に大きな変化を与えてくれたように思う 国際機関で学びたいという NYの街角にてぼんやりとした思いはあったが なぜ行きたいのか 何を学びたいのかというそれまであいまいにしてきたことを明確にして相手に効果的に言葉で伝えることは私にとって非常に難しいことであった しかし ひたすらに悩んで自分ととことん向き合ったことで この研修に臨むモチベーションと目的意識は格段に高まったと思う そもそも私が海外に目を向けるようになったのは 大学一年の時に参加したタイ ミャンマーで途上国の医療の現状を学ぶフィールドワークがきっかけであった 初めて行く途上国はどんなところでどんな人たちがいるのだろうと期待で胸を膨らませて行った現地では目に映るどんな光景も新鮮で 世界はこんなにも広いのか と衝撃を受けた 周りに寺院ばかりがあるミャンマーの田舎に行った時のことだ ある日本の NGO が運営する病院には毎日たくさんの患者が遠方から訪れていたが診療費は安いものの無料ではなかった それは患者が NGO の病院に流れて近くの市立病院との摩擦が起きないようにするためとのことだった 無料にしてしまうのは簡単だが その土地のシステムを壊してしまっては意味がない フィールドワークを通して強く感じたのは 医療問題は病院の中だけの問題ではなくたくさんの社会的要因が複雑に絡み合っているものなのだということ そして途上国が 本当に必要とする支援 がどんなものかを考えたいということである UNSVP に参加した理由は自分の専門以外の政治や平和活動 教育 難民などの分野を学び世界を知るため また多くの機関からなる国連システムがどのように連携しあい成り立っているのかを学ぶためであり そして同時にその学びを自分が途上国支援を行うときの考え方や方法に生かすためであった 研修講義の多くは医療と接点が少ないものばかりではあったが それゆえに新しい世界をたくさん知ることができた 中でも UNHCR の Firas 氏の Anyone can be refugee. Refugees are normal people, not bad people. という言葉は印象的で 難民問題をぐっと身近に考えられるようになった またテロ対策の講義でもテロリストがどうして誕生してしまうのかという興味深 12

13 いお話を伺った テロが起こるのは 政府の汚職や宗教差別といった不平等を抱えた人たちがその不平等を訴える民主的手段を持たない場合 訴える手立てが暴力的手段しか残されていないためだということだ 両者は全く性質の違うものではあるが 共通していることは社会システムが彼らの境遇に大きく影響しているということである この点は医療においても言えることで どんな社会的要因も健康やその国の保健システムに影響するのであろうと感じた 医療の問題を今までとは別の角度から考えることができるように各国の国家システムや背景に通じ 政治情勢や宗教対立の変化に常に敏感でありたいと思う また研修を通して 国連機関同士や各国政府との間での互いの理解と連携のために大切なことを学ぶことができた 1 つは 話し合いの場を持つこと もう 1 つは 信念を持つこと である 話し合いの場を持つこと は国家間 国連と各国との間 国連機関内など全ての関係において大切であり 研修の中で交渉を進めるための最初の一歩はまず当事者が同じテーブルで席に着くことから始まるというお話もあった Peacemaking の講義では様々な立場にいる当事者たちの話を実際に聞くことでリアルな現状を知り 細かい政治分析によって紛争の前兆を探るという また細分化し複雑になった巨大な国連システムの中で各部門同士の連携を図るために新しい取り組みが始まっており 週に一回ハイレベル会議が開かれているとのことであった 技術が進歩しているといっても 人間同士が理解するための基本は 話し合いをすること に尽きるのである 同様に 信念を持つこと は出会ったすべての人に共通していたことであり だからこそ各機関がそれぞれの強みを持って大きなプロジェクトを進めていけるのだと感じた どの講師も passion にあふれ自分の明確な mission を持っていながらも別視点の考えを受け入れる柔軟性も持ち合わせており 国際人として求められる姿を間近に見ることができた この研修で出会ったたくさんの講師の方々の姿を通して 将来の自分が働く姿を明確にイメージできるようになってきた それと同時に今自分がやるべきことも見えてきた 1 つ目は今回の研修をきっかけにして知った世界情勢についてその変化に今後もアンテナを張り続けること 2 つ目は専門性を高めて自分だけが持つ強みを得ること そして 3 つ目は積極的に人と関わることで相手を理解して相手の強みを引き出す訓練を日常生活の中で実践することである 次は国際社会に貢献できる人になって 再びニューヨークを訪れたい 最後になりましたが 事前講義をしていただいた講師の先生方 研修講義をしていただいた国連職員の皆様 UNSVP 同窓生の皆様 垣内さんはじめ県庁の皆様 共に学んだ UNSVP8 期生 その他今回の研修に関わったすべての皆様に御礼申し上げます とても充実したニューヨークの日々を送らせていただき 本当にありがとうございました ステーキハウスにて 13

14 金沢医科大学医学部 3 年眞鍋須真子 私は医科単科大学に在籍しており 日々医学について学んでいる 大学では他の分野について学ぶ機会はあまりないため 政治経済をはじめ 世界情勢については恥ずかしながら無知だった このプログラムを通して 国連という世界の中心では何が起きているのか実際に見てみたい そして国際問題は医療とも深く関わっているため医療を多角的に見つ国連総会本会議場にてめる力をつけ 今何が必要とされているのか自身で考える力をつけたいと思った また 専門の異なる他大学の学生と交流する機会があまりないため 本プログラムを通じ様々な背景や視点を持つ他大学の学生との交流を深め 視野を広げたいと思い応募した 10 日間の研修は毎日新しい学びがあり とても充実していた またニューヨークは異文化社会であり毎日が刺激的であった 私の大学生活において大変貴重な経験となった ブリーフィングは英語で行われるものも多く 理解するのが大変でしたし 伝えたいことが上手く伝わらなくて悔しい思いもした 多くのブリーファーの方から国際社会において英語は共通言語であり 英語を使えることが重要だと何度も聞いた 言語の壁を感じ これから英語の勉強に力を入れていきたいと思った 様々な機関の方からブリーフィングを受けたが 各々の機関が SDGs という同じ目標の達成に向かっていた 差別や貧困などが減ったかというのは簡単に測れるものではないため達成したという判断が難しく また達成するには時間もかかるので この問題は多くの人が問題意識を持ち続けることが大事なのだと感じた 今日本での国連に対する関心が下がっていると聞いた 国連というと何をしているか具体的に知られておらず 遠い存在に思われている 実際研修に行く前の私もそのように感じていた 研修を通し 国連の活動は身近に存在し誰もが関わることができるとわかった 今の私にできることは国連について多くの人が少しでも関心を寄せて身近に感じてもらえるようにすることだと思う これからプログラムを通じて学んだことを多くの人に伝えていきたい またプログラムには組み込まれていませんでしたが 政府代表部参事官の鷲見さんとの出会いは大きなものとなった 鷲見さんはWHO 本部での勤務経験もあり 現在は外交官としてご活躍されている 華々しい経歴だがその時々に葛藤があったと聞いた 私は自分の進む道を勝手に狭めていたことに気がついた 無理だろうと決めつけ挑戦することから逃げて 14

15 いた これから自分の進路を決めていく上で自分のしたいことに失敗を恐れず挑戦していこうと思った そして何より今回の研修で一緒に行った仲間との出会いに感謝したい 専攻する分野の違う仲間は皆自分の将来に対し大きな志をもち それに向かい進んでいた とても刺激を受けた 私も将来多くの人々の健康を守るために医学的なことだけでなく多角的に考えられる医師になるために勉学に励んでいきたいと思う 最後に プログラムを計画して下さった石川県企画振興部の方々 ブリーフィングをして下さった講師の方々 ご協力して下さったすべての方々に感謝申し上げます この経験を糧にこれからも学び続けていきたい 世界銀行の事務所にて 15

16 金沢大学人間社会学域 2 年村角愛佳 国連の活動の主な目的の一つは国際社会の平和と安全の維持であり 世界で起きている様々な問題の解決のための活動のうち 法律活動は基礎的 中心的な役割を果たしているとされている 国連憲章によると 国際紛争の当事者が平和的手段による解決をするよう要請すること ( 第 33 条 ) や 国際法の漸進的発達と法典化 ( 第 13 条 ) を奨励することが国連に求められている 世界には多岐に渡る問題が存在しているが どの分野においても法的整備は必要であり それらの問題が国際的側面から法的に規制されるために 国連において様々な条約 規約及び基準が採択されてきた しかしあくまでも国際法の中心的主体は国家であり 国家の意思が最大限尊重される 国連総会の決議は法的拘束力がなく 勧告的効力しか持たない これは主権国家の併存分離という国際社会の特徴的な構造の故である 国際社会は国内のような中央集権制ではなく 統一された立法機関もない その中で 国連の決定はどのように国家間の関係を規律する法律の基礎となっているのか 世界のあらゆる地域の人々の生活にどのように関わっているのかについて理解を深めたいと思っていた そこで 実際に国連を訪問し国連の組織や活動 世界で起きている様々な問題についての研修を受けられるこのプログラムがあることを知った 上述の課題についてより考えを深めるためにも 国際法の理解を深めるためにも まず世界の様々な問題について知識を得ることや 国連がそれらを国家間の共通の関心事項としてどのように取り上げているのか理解すること どのような活動をしてどのような役割を果たしているのかを知ることが必要である なにより国際法は取り上げられる分野の範囲が広く それだけ多くの情報量 知識量が要求される そしてその中で何を自分の専門とするかという 専門性の確立も自分自身の課題である 大学でこの研修プログラムの説明を聞いた際 実際に参加した方々の話の中で 彼らが素晴らしい経験をして それらが自身の成長に大きく役立てられていることを感じた しかし自分の知識や英語力に不安があり 応募時にはもちろん 派遣学生として内定を頂いてからも 来年度に応募すべきだったのではないかと悩んでいた 研修が始まる直前まで大学の期末試験があり そのための勉強にも力を入れたかったため 派遣が決定する前の夏休みから国連の勉強を始めた 英語の勉強をしつつ 国連に関する本を読み 国連のホームページで毎日ニュースを確認し 国際法の勉強をしたが 納得のできるまでの勉強はできなかった 日本でも学べることはできるだけ学んでから研修を受けたかったが 消化不良のまま NY へ向かった こうして不安と期待が入り混じった状態で研修が始まったわけであるが そのような不安はすぐに忘れ去られ 気づけば講師の方々のお話に夢中になっていた 国連職員からの直接の講義は期待以上に刺激的である 各機関それぞれに興味深い学びがあったが それらは個々の報告書に譲るとして ここでは私が抱いていた問題意識に対して 研修を受ける中で学んだことを述べる 第一に ブリーフィングを受ける中でまず感じたことであるが 国連は国連という国際機関の限界を理解した上で 国連のできる範囲で問題解決にアプローチしているということである 例えば平和構築においては 国家主権に触らない程度でどのように各国をサポートするの 16

17 かということは常に継続的な課題であり 国連が国際社会で理想とされている法や政策を押し付けるような内政干渉にならないため 当事者がインセンティブをもって主体的に民主的ガバナンスを推進するよう その過程をあくまでサポートするという立場に立つことが意識されている 第二に 総会の権限は勧告と審議にとどまり ( 第 11 条 ) 総会決議は法的拘束力がないが 世界人権宣言がのちに国際人権規約等 80 以上の法的拘束力のある条約の基礎となったように 条約国際法として実現する発端となりえる点で意義がある また 慣習国際法となるための法的信念の形成の根拠となる点で 大きな影響力がある 全加盟国が議論をしたうえで一国一票のもと民主的に決議されたことは 正当性があり 加盟国はその決議を尊重する責務がある SDGs も同じく法的拘束力こそないが 加盟国は当事者意識を持ち これを達成するために地域レベル 国内レベルで取り組みをすることを求められる 各国へのサポートの在り方 政府と民間セクター 国民との協力も課題の一つである 国内レベルの取り組みとして 各国において具体的に法律 政策が制定 実施される際には それをどのようにモニタリング 分析 評価するのか 国連全体の進歩としてどう定義していくかというサイクル的なアプローチをしなければならず 実証研究が重視されている また 地域レベル 国内レベルの取組みに対して いかにして国際的価値観を現地の言葉で伝えるかということが重要である このようにして 国連の決定は国家間の関係を規律する法律の基礎となり 国内法 政策として分化しつつ世界のあらゆる地域の人々の生活に関わっていくのである 第三に 講義の中で質問をする中で学んだことであるが 国連には政治的に複雑な問題が数多く存在するということである 例えば 常任理事国の一致と安保理の機能 人権分野と開発分野の統合的アプローチ SDGs 達成のための資金調達の方法 資金活用における透明性の確保 事務局の人事制度改革 核軍縮 PKO における日本の武力行使の制限等々が挙げられる このような国家の政治的意思が絡む問題は解決が困難であり 今後もこれらの議論に注目していきたい このプログラムでは多くの出会いがあった 石川県庁職員の皆さま 上智大学の植木先生 講師の皆さま 村田先生 事前研修を行ってくださった堤先生 永井様 8 期生と上智大学の皆さま 同窓生の皆さま 石川県人会の皆さま 本プログラムに関わったすべての方々に感謝し この度の貴重な出会い 経験 学びを生かして今後とも精進していきたい 上智大学との交流会にて 17

18 石川県立大学生物資源環境学部 2 年室田明星 変化 これは私が求めていたもの そしていしかわ国連スタディビジット プログラムが与えてくれたものである 私は自分が人とは違うということに価値を見出したいと考えていて それ故に新たな挑戦をすることは小さい頃から大好きだった しかし地方の小さな県立大学で過ごす内にその意識が薄れ始め 将来の目標が決まらないまま大学生活を送っていた頃に先生からこのプログラムを勧めていただいた 応募しようと決めたのはいいものの 忙しさを理由に応募書類すらまともに書けていなかった自分の不甲斐なさに落ち込んで涙する日もあったし そのツケが回ってきて書類提出前の 4 日間はほぼ寝ずに応募書類を書いたりもした 奇跡的に派遣学生に選ばれてからも 下調べや事前研修では自分の知識不足に焦り ニューヨークでの研修中は英語力や積極性が欠けていることに落ち込み 泣いてしまったこともある とにかく私にとっては 涙とこの研修は切っても切れない関係にあった 国連食糧農業機関の事務所にてこのような情けない部分が多い私だが 私が感じる自分の内面はこの研修を通して本当に変わったと思う 世界に関する知識や人生における経験が豊かになったことは言うまでもないが 物事の考え方 そして私が最も変化を必要としていたこれからの生き方についても大きく変わったと胸を張って言える 私の専攻は農学で 大地を知り環境の変化を観察して植物や動物を育てるという日々である 一体国連とどのような関係があるのかと何人に聞かれたかはわからないが その意見も納得である なぜなら日本で農学を学ぶと日本国内やその周辺地域で技術や研究結果を応用するのが普通で 世界規模で活動する国連とはイメージ的にも結び付きにくいからである 変動する地球環境のどこにでも対応するというのは非常に難しいことで 国や地域といった単位内で技術や研究結果を応用せざるを得ない もちろん世界各国で活躍されている方々もいらっしゃるがそれは上手くいった例であって より普遍的に考えてみた時に 先進国で確立された技術が本当に発展途上国で利用されているのだろうか という疑問を持った これについて考えることが研修での私のメインテーマであり WFP や FAO といった農業や食糧に関連した機関以外の機関とも関係性を見出していけるよう意識して取り組んだ そうして取り組んだ結果わかったことは次の 2 点である 1 つ目は 先進国で確立された技術が本当に発展途上国で利用されているのだろうか という問いに対する答えが 限りなく No に近い ということである これは支援を行っていないということではなく 活動や対策を考える場所と実際に活動を行う場所でのギャップがあると 18

19 いうことを意味する 例えば どこででも育つコムギの育成に日本で成功したとして それを食料欠乏に悩むアフリカですぐに使えるかはわからない コムギの育成だけが成功しても それをアフリカで使うための資金や技術が伴わなければ応用はできない このようなギャップをなくす 軽減するためにはどうしたらよいのか これについて考え ギャップの軽減することは少なからず世界のあらゆる問題の解決に影響を与えると思う 2 つ目は 技術の応用法は進歩しているということである 例えば UNHCR では Wi-Fi スポットを WFP ではヘリコプターやドローンを利用して支援を行っているというお話があった このように Wi-Fi スポットやドローンといった最新機器を利用すれば 支援の幅も広がるとわかった 先ほど述べたように 技術や対策が必要とされている現場で利用されていないという現実は確かにある だがその状況を改善するための手段も 同時に進化しているということを忘れてはいけないのだと感じた 以上 2 点よりメインテーマに対する明確な答えを得ることは難しかったが 活動や対策を考える場所と実際に活動を行う場所とを繋ぐ役割をして それらの間のギャップをなくす活動をしたい という新たな目標を得ることができた 将来やりたいことに悩み 考えることすら放棄しそうになっていた私にとってはとても大きな収穫である 研修で得られたこの目標と努力する力を忘れずに歩んでいきたい 最後にこのプログラムに関してもう一つ伝えたいことは 人との出会いについてである 研修すべてを通して 8 期生のみなさん 垣内さんをはじめとする県庁の方々 上智大学の皆さま NY 石川県人会の皆さま 講義を担当していただいた国連機関の方々など本当に多くの人との出会いに恵まれた 一緒に研修に参加した 8 期生のみなさんには本当に勇気づけられ 教えられ 支えられた 研修内容について出発前の成田空港にてはもちろんだが 私の悩みすべてを受けとめ共に考えてくれたと言っても過言ではない 専門分野や将来やりたいことが違うからこそ 私とは異なった視点で様々なアドバイスをしてくれた このアドバイスは今後の私の一部として ずっと残っていくだろう また石川県人会での出会いも素晴らしいものだった 上智大学との合同ディナーでもお会いした岡田圭氏には 将来やりたいことが何かわからない 留学をしたいけど不安だなどかなり初歩的なお話を聞いていただいた上 優しく的確なアドバイスに感動してまた泣いてしまった 数あるアドバイスの中でも印象に残っているのは How do you invest your time? である 自分の時間や感情を何に投資するかは 自分で考えて決めるべきである 他人の言動ひとつひとつに時間を割く余裕はないし 自分のやりた 19

20 いことには存分に時間を使わなければもったいない このお話を聞いて 私が今まで悩んできたあらゆる事柄に答えを見出せたと感じる この研修で 出会いが人を変えるという経験をすることができて本当に幸運である これからもこの研修で得たものすべてを糧として 全力で物事にぶつかっていきたい 私を成長させてくれたこのプログラムに関わっていただいたすべての方々に心からの感謝を申し上げます 20

21 金沢大学医薬保健学域 4 年吉田宏太朗 国連と医療 一体何の関連があるのか これはこの研修に申し込む段階からつきまとった疑問であった この研修に申し込もうと思った最初の動機は 医学部にすでに 4 年間も在籍し 狭くなってしまった知見を広げたいというくらいのものでしかなかった 実際合計 2400 字程度の動機書を書くのは苦労した 特に自分の夢と国連研修との関連を述べるのはうまくいかなかった 面接ではやはりその事実を突っ込まれて答えに詰まってしまった 当然自分は今回の研修に参加することはできないだろうという気分で帰宅したのだが 大変ありがたいことに参加許可をもらうことができた 僕はこの時 自分で説明することができなかった答えを探してこようと決意してこの研修に臨んだ 国連について事前に調べて行く過程で 国連という組織の複雑さ 効率の悪さ 全体の見えにくさといったネガティブなイメージが僕の中でまず作られてしまった 崇高な目標を掲げはするが 他国との政治を通し それぞれの国の利益や思惑がごちゃ混ぜになって妥協案を見出して行くというスタイルに多少の違和感を覚えたのも事実だ 大戦を繰り返さないという国連の本来の目的の達成であれば より本部組織を小さくし 細分化してしまった組織の多くを国連の下の組織から姉妹組織として扱えば 予算の問題や組バッテリーパークにて織としての統制も改善するのではないかとも考えていた NY での研修は漠然と感じていた僕の疑問の多くに答えてくれた 当然ではあるが人間の性質上 政治は避けられない 国連職員皆がそれを理解はしていたが 彼らの話を聞くうちに 心の奥には人々の力になりたいという純粋な動機があり 時には政治や利益を横に置いてでもその達成の為に尽力していることが伝わってきた 特に WFP と UNHCR のプレゼンテーションは力強かった WFP では食料に困っている人を助けるということは 食料を与えること自体ではなく 自分たちで食料を確保できるようにするのが真の目的であると気づき 組織が進化したということ UNHCR では難民は危険な人ではなく 誰でもなりうるということ この 2 つの事実が最も印象的であった 国連最大の目的である平和の維持に関しても国連の考え方の進化が伺えた 紛争を沈静化することだけでは真の平和をもたらすことはできない 紛争を予防すること 具体的には紛争の火種となりうる人権侵害に目を光らせ 緊張度の上昇を見逃さないことでしか平和を作ることができない 紛争予防は新しい事務総長の THE Priority となっているそうだ WFP の活動内容の変化もそうだが これらの事実を知り 物事をより深く 多面的に見ることができるようになりたいと思った 患者さんの症状や病名だけを見るのではなく 患者さんのストー 21

22 リー 意思を汲んでそれぞれの人にあった対応のできる医師を目指したいと思う 国連の活動が世界情勢やニーズの変化に合わせて変化するとともに 過去の経験を生かして常に改善を続けていることに感心した 国連ほど大きな そして世界中から人が集まる組織が柔軟に変化を続けているという事実は個人的に衝撃であった 世界各国の様々な組織は国連の姿勢に多く学ぶことがあるだろう 僕の夢は人々が受けられる医療格差を是正することだ その夢自体は国連研修とは関係ないのではと面接では問われた 全然そんなことはなかった 個々人の目標は違うが 世界をより良くしようと日々邁進する国連職員の姿をみて どれだけ勇気付けられたことか 将来働く場所は国連ではなくても 世界中の人と交渉タイムズ スクエアにてし 時には現地を訪れ 問題意識を共有し 協力していくという世界規模の問題解決プロセスのイメージを抱くことができた今回の研修は僕の夢の達成への足がかりになると思う また 自分とは違う分野や夢を持つ 8 期生の仲間達の非常に魅力的な世界観に触れられたことは一生の財産となるだろう 今回の研修に参加できて本当に良かった 22

23 4. 個別講義 (1) 国連日本政府代表部表敬 Visit to Japanese Mission/ 眞鍋 お話をいただいた岡村大使は 最近の日本人学生はハングリー精神が失われ 学びに対する積極性が低下していることを問題視されていた 日本の学生は海外旅行には行くが 目的を持って海外に行く人が少ない 日本の学生は守られすぎており 大切にされる社会が当たり前だと思っていて精神的に弱い面があり 与えられているものを受けているだけで意欲がない 世界中で日本のように安全な国は稀であり 日常茶飯に危険なことが起こっている そのような厳しい環境で育ってきた同世代はもっと強い意志を持っている 同じ東洋人でも韓国人や中国人は勉強に対する執着が強い 大学生活は単位をとって卒業することを目標としている日本の学生とはまるで違い 限られた期間で自分の中にどれだけ多くを勝ち取っていくかと意欲的である 自分のキャリアをよく考えており 人よりもたくさんのことを学び 力をつけていくという強い意志がある 私も一学生としてこれから自分の専門分野を貪欲に学んでいかなければならないと強く感じた また 岡村大使は外交とは人間を見ることであり その国民性を見ることだとおっしゃっていた 日本人の特徴として 聞く国民であり 理解しているもののなかなか質問がでない 控えめである インド人を黙らせ 日本人を喋らせるのが有能な議長である という言い回しがあるように日本人のおとなしさは世界でも有名であるが 国際社会では自身の得意なことを強調することが重要であるとおっしゃっていた この普遍的にとらえられている国民性に関して 今後日本の人材はますます海外経験を持つ様になっていくと考える 国際機関で働くためのキャリアプランについて福田氏に説明して頂いた 国際機関では 10 万人が働いており そのうち専門スタッフ4 万人 ローカルスタッフ6 万人である 国連及び関係機関の職員数 ( 専門職以上 ) は約 3 万 2000 人 日本人職員は約 800 人 ( うち幹部職員は70 人 ) である 国連通常予算の日本の分担率は9.68%( 約 2.4 億ドル ) でアメリカに次いで 2 位であるにも関わらず日本人職員の割合が低いので危惧されている 公募はポストごとに空席公募を行なっている 国際機関に入る前には職務経験を2 年間積む ( ポストによっては5 年間 ) 修士の取得が条件となっている そのため30 歳未満がほとんどいない状態で 国際機関で働く職員の平均年齢は全体で46.4 歳と高い 福田氏は国際機関で働く上で次の 2 つのことを気に留めてほしいと言った 仕事 勉強するうえで やりたいことと得意なことをみつける 職務経験をしていくうちに自分が自信をもてる専門分野をみつけて国際貢献する 国際機関で働く 10 万人の国籍は様々で 英語でも色々な訛りがある 国際機関では文書でのコミュニケーションが多いので 書く英語ができるようになることが重要 今後日本人がもっと国際社会で活躍していかなければならないと強く感じた 23

24 (2) 国連概観 ( 高須事務次長特別講義 ) Introduction to UN/ 河井 私はこの研修参加前より 昨今の国際情勢の変化が国連に与える影響に関して関心を抱いていた そこで ここでは高須事務次長の 現在国連の抱える問題は何か 新たな事務総長の元 どのような変化が国連に求められているのか という講義の中から 特にアメリカをはじめとするナショナリズムの台頭によって国連にどういった影響が出るのかという事に関して特に財政問題に焦点を当ててまとめたいと思う 今後新たな事務総長の抱える大きな課題の一つにアメリカの新政権による拠出金の削減がある アメリカは第一の予算拠出国である そのアメリカが新政権の元 国連機関に対する拠出を40% 削減しようとしている 自国の利益を考えて今後の削減する分野を絞るというのがトランプ政権の方針だ このような流れはアメリカに限った事ではない 近年 地域を問わず世界中でナショナリズムの運動とそれに後押しされた極右政党が力を強めていっている グローバリゼーションの大きな波に飲み込まれ 各国の 独自性 は薄れつつある 雇用や物資が国境を越えてやり取りされることが当たり前となった今 経済的に苦境に立たされた人々は他者にその責任を求め 貧しさの原因の一端はグローバリゼーションにあるととらえてしまった 今後先進国での急激な経済成長は期待できない 環境の負荷も考えると世界全体で考えても大きな経済成長は見込めない その事を考えると 世界的ナショナリズムの台頭は今後ますます先鋭化するだろうと高須事務次長は仰っていた ナショナリズムの先鋭化による国連への影響は大きい 排他的なこの発想に根差した政治で 先ほどのアメリカの例と同様に 自発的拠出金は自国の利益になる取り組みにのみ拠出する アラカルト方式 をとろうとする国が出てきている しかし国連の活動が自発的拠出金に頼る部分は大きく すべての国がそのような資金援助の形をとると 人道的な支援といった各国の利益に直接結び付きにくい活動は十分に行えなくなってしまう事が危惧される このような世界情勢に合わせて国連はこれからどう変化していくべきか まず何より国連全体の活動を整理し 限られた資金を運用する機関が必要になってくる また アラカルト方式 であったとしても具体的な数字を出し 活動の効果を示しやすいものは資金を得やすい その為に 今まで成果を数値化しにくいと言われていた活動に関しても新たに評価方法を作り出しより客観的評価を得るなど 資金を得るための更なる努力が必要になってくる 高須事務次長はそう仰っておられた こういった世界情勢の変化に伴う財政危機は 国連の歴史全体を通してみれば十年に一度は回ってくるものである しかし 国連はそのたびに改革を行い 危機を乗り切ってきた 多様化したニーズと 世界情勢の変化に合わせた国連のあり方が今もう一度問われている 新たな事務総長の元 国連がどのように変化していくのか これからも注目していきたい 24

25 (3) UN ウィメン UN Women/ 津畑 UN Women は 2011 年から正式に活動を開始した新しい機関である 今回の研修では Nanette Braun 氏から世界の女性 女児差別の現状とそれらに対する UN Women の活動について伺った Braun 氏は講義の冒頭で世界人口の半分が女性であるという現状を踏まえ男性と同じように女性の権利を守るべきであると主張し UN Women は個人としてではなく地球上に生きるすべての女性のために活動していることを伝えた UN Women は女性 女児の差別を撤廃することや女性のエンパワーメント ジェンダー平等を達成することを主な目的としており それらに関する話し合いやプログラムを実施している 現在は主にジェンダー平等に関するトピックが話し合われているそうだ そして女性の経済面の自立を支援するために政治参加を促進するプログラムや 3 分の1の女性 女児が暴力を受けている現状から彼女たちの権利を守るためのプログラムを実施しており 現在 18 の国がそれらに参加していると伺った また Braun 氏は女性の政治参加率が非常に高いルワンダを例に挙げてジェンダー平等の重要性を伝えた 女性がリーダーポジションに就いたり政治を支えたりしやすい環境が必要であることに加え 法律の下で女性が教育を受ける権利を守らなければならないとおっしゃっていた 研修期間のブリーフィングでは女性の方が講師としてお話してくださることも数多くあったことから国際社会で活躍している女性の姿を実際に目にすることができた 女性がリーダーポジションに就き性差別を受けずに働くことを国連の職場の中で実践していたことから 先進国を含む世界のすべての国で女性の権利や地位が確立されるべきだと強く感じた また 私にはブリーフィングを受ける前から UN Women の活動を調べる中で女性の権利を守るための活動が世界の男性にどのような影響を与えるのかという疑問があった 私は機関名や活動内容から女性 女児のためだけに活動している機関だと考えていたが講義中に Braun 氏に質問の答えをいただいたことによって今までの認識が間違っていたことに気づいた UN Women の活動は女性 女児の権利を守るために行われているが それらの活動の目的はジェンダー平等のためであることを教えていただいた すなわちジェンダー平等を目指すことは女性だけの問題ではなく男性にも深くかかわっている問題であるため UN Women の活動は女性のためだけに行われているのではないと理解する必要がある その時私はジェンダー平等の達成を目指すにあたり社会に与える利益が男性にも女性にも有益なものでなければならないことを忘れてはいけないと感じた 最後に Braun 氏は女性 女児に関わらず権利を守ることが一番重要だと私たちに伝えた CM や雑誌を例に挙げ産業の中で女性の活躍を見ることができるため 長い目で見るとジェンダー平等に近づいていると考えることができる しかしこれから私たちは人や地域とのネットワークを大切にしながらすべての人の利益を考慮しながらこれからの支援の在り方を考えていくべきではないかと思った 25

26 (4) 社会的開発 Social Development/ 村角 経済社会局 (Department of Economic and Social Affairs 以下 DESA) の障害者権利条約事務局長である伊東亜紀子氏より講義を受けた テーマは社会開発であったが どの分野においても その分野が国連全体のシステムの中でどのように捉えられ取り上げられているのか その分野についてのグローバルネットワークがどのように作られ 行動計画 政策 法律と分化していくか というダイナミックな国連のネットワークをみることが重要であると教えていただいた そのためには 大学時代に広く浅く勉強した中で 自分が専門性をもって取り組める分野があることが必要である 国連全体のシステムの中で自分の専門分野を考え それをどのように具体的に各国の法律 政策として実施され どのようにモニタリング 分析 評価するのか 国連全体の進歩としてどう定義していくかというサイクル的なアプローチをしなければならず 実証研究が重要視されている 亜紀子氏が携わっている障害者の人権について以下にまとめる あらゆる障害者 ( 身体障害 知的障害及び精神障害等 ) の人権 尊厳及び基本的自由を保障する障害者権利条約は 2006 年に国連総会で採択され 2008 年に 20 か国が批准し発効した 現在は 160 か国以上が批准し 子供の権利条約 女性の権利条約に続き よく知られた権利条約になってきている 亜紀子氏は当該条約の策定前 策定過程から障害者の人権のために努められており 条約の履行が軌道に乗りつつある今日においては 当該条約の実施の促進が主な仕事である 各締約国において条約が効率的に実施されるためには 市民社会 民間セクター 企業などのパートナーとの共同実施 政策への助言 具体的な行動計画に携ることが必要である 上で 自分の専門分野が国連全体のシステムの中でどのように捉えられ取り上げられているのかを見ることが重要であると述べたが 従来国連では障害の分野は開発の分野の一部として捉えられてきた すべての人々のための開発を促進する DESA の中に障害者権利条約事務局があるのはこの故である しかし 障害の分野が障害者権利条約として条約となったときには 開発と人権の両輪で進めていかなければならない 外から見ると分かりにくいが国連の3つの柱である平和 安全 開発 人権は具体的なレベルでは結びつきが強いわけではない 人権 開発の分野は国連では従来別々に扱われていたが 障害を通じて統合的なアプローチが受け入れられてきているのである この観点から MDGs には入っていなかった障害を SDGs の中に根本的に組み入れた 今後は 障害者の人権としての枠組みを作ることや SDGs の実施 モニタリング 報告 に関しても障害 障害の指標を組み込んでいくことが重要であり 分かれていた人権 開発を障害によって結びつける努力をしている ただ 国連は政治的な分野であるため このようなアプローチ (Human right based approach to incursive development) がスムーズに進んでいるわけではない ヨーロッパ アメリカ 韓国は人権の観点から障害の分野に取り組むということに対して自国の地域的政策にも即しており積極的である一方 途上国は国連の人権のシステムから注文を付けられるように感じるため 開発と人権を統合することに対しては消極的である 開発の中に人権を組み入れることに合意があるわけではなく どのようにして開発問題に障害者の人権の観点を統合していくかと 26

27 いうことは今後も継続的な課題である 最後に 障害と他分野との関連性について 障害と教育 障害と貧困など ある程度実証研究が積み重なってきたところもあるが 障害と水 衛生 パートナーシップなどは実証研究が進んでいない とくに障害と環境の研究は少なく 環境が障害に及ぼす影響 障害が環境に及ぼす影響 障害者の環境問題への参加などの観点の研究に注目していきたい 27

28 (5) 紛争仲裁 Mediation/ 吉田 Eiko Ikegaya 氏による講義は英語で行われた 長い間海外で働いていると自分の思いをうまく伝えるためには英語が一番使いやすいそうだ 実際 氏の英語はネイティヴかと思うほど流暢で 国連という組織で世界を相手に自分の考えを伝えるために必要とされるコミュニケーション能力の高さを感じることとなった DPA( 政治局 ) では直接的な介入を行う PKO とは対象的に主に政策上で介入を行う組織である しかし本部でそれを全て行うのではなく 現地へ専門家を派遣し 分析結果の提供などを通して政治活動のサポートを行う その活動内容は紛争そのものに止まらず 紛争の早期サインを見逃さないことも大切だそうだ 政治という面で仕事をするにあたり それぞれの国の政策に精通していることは必要不可欠である その国における政策上の優先順位や問題 外務大臣が何を求めているか等を前もって分析しそれを事務総長に伝えるというのが DPA の重要な仕事の一つである DPA にはいくつかの部署が存在し それぞれが専門性を持って活動をする 選挙支援 政策分析 平和構築及び紛争予防政策 対テロ対策 安保理をはじめとする組織のサポートなど様々な役割を持っている 氏が強調していた活動としては 調停の専門家の派遣とジェンダーの専門家の派遣である DPA は調停 仲裁の専門家を国連内外問わずあらゆる国 組織へ派遣している 常にスタンバイしたチームが存在し 要請があれば 72 時間以内に派遣可能となっている これは国連組織の中でも特徴的な組織だそうだ 派遣は複数回行われることもある ジェンダーの専門家の派遣というのは比較的新しい試みである ジェンダーの専門家は現地の政策に必ず女性が含まれていること 政策決定時に女性の意思が含まれていること 関わる女性の数が十分であることなどを確認し より高いレベルでジェンダーの問題を取り扱う 特に意思決定の際に両ジェンダーの考えが反映されることの重要性は明らかだ 国連の言わば顔と呼ばれる PKO に対し DPA は本部では活動内容に比して小さな組織である しかしこれは DPA が現地での活動に重きを置いていることの表れである 現地のオフィスは国ごとではなく 地域ごとに設置されている これは紛争がしばしば国境を超えた問題となるため そしてあくまで中立の立場を保つためである 最後に PBSO( 平和構築支援事務局 ) でも述べられていたが これからの平和は紛争予防が大切な要因となってくると氏は強調されていた 紛争予防は事務総長の政策でも優先順位が高く 真の平和構築を行う上で重要である 28

29 (6) 軍縮 Disarmament/ 増田 この講義では 河野勉さんにお話を頂いた 軍縮という難しいテーマであったが これまでの軍縮の歩みから現代の兵器の多様化までわかりやすく説明して下さった 講義の中で河野さんが仰っていた 国際平和は危なっかしいバランスの上で成り立っている という言葉は今の世界の現状を端的に表している 現在でも核兵器は世界に 1 万 5 千ほどあり うち 1500 ほどは戦略的核兵器 (strategy weapon) として実際に配備されており 今すぐ攻撃できる体制が整えられている 核抑止力によって大国同士による世界大戦は免れてはいるもののいつ何が起こってもおかしくはない まさに一触即発の状況なのである 以下 軍縮を進めるための国際機関についてと兵器の多様化についてまとめたい 軍縮問題では核兵器や地雷や銃などの通常兵器 宇宙の軍事的側面を取り扱う このような兵器の軍縮を進めるための主要な国際機関には国連第 1 委員会 国連軍縮委員会 ジュネーブ軍縮会議の 3 つがある まず第 1 委員会は軍縮と国際安全保障について話し合う機関であり国連総会期間に開催される そして国連軍縮委員会は核兵器や通常兵器の軍縮にまつわる大きな原則を決定する国連の補助機関であり 国連に加盟する全 194 か国による全会一致で決議が採択される 1 つのテーマを 3 年間扱うが 1997 年 ~1999 年で合意された非核兵器地帯設立に際しての原則を最後に決議合意には至っていない ここ 20 年ほどは核軍縮及び核不拡散 通常兵器分野における信頼醸成措置 (CBM) についての話し合いが続いている 最後にジュネーブ軍縮会議についてだが これは国連機関ではなく多国間軍縮交渉機関である これまでに核兵器不拡散条約 (NPT) や生物兵器禁止条約 化学兵器禁止条約 包括的核実験禁止条約 (CTBT) 等の重要な条約がこのジュネーブ軍縮会議で締結されたが CTBT 以降実質的に交渉は進んでいない この会議の前身は 1959 年に設置された 10 か国軍縮会議であり今では 65 か国が参加している こうした機関で定められたことの 1 つに通常兵器の登録制度がある 元ソ連国が西側諸国より輸入した小型兵器は第 3 国と不法取引されており これが各地の紛争を激化させる要因となっているため 登録制度により国際的に管理することは重要なのである 軍縮に関する話し合いがなかなか進まない一方で 技術進歩によって兵器は多様化している ドローンの軍事応用やサイバー攻撃 遺伝子操作技術がその一例である ロボットが人の知能を超えて攻撃を始めてしまった時にどんな事態になるかは想像に難くない 今は国家間の話し合いはあまり進んでいないが 今後徐々に進んでいく見込みだということだ 核兵器のない世界 の実現は難しいかもしれない しかし 国同士の関係が良くなれば核への依存はなくなっていくはずである 核兵器がもたらす平和の脆さを一人一人が知り後世に伝え そんな世界の実現を私たちが目指し続ける限りその可能性は 0% ではないのである 平和について語るうえで欠かせないテーマを深く学ぶことができた講義であった 29

30 (7) 平和の創造 Peacemaking/ 田中 政務局の講義では 政務官として勤めていらっしゃる梅津伸氏より 政務官としての主な仕事内容や 重要な仕事である 平和構築までの流れについてのお話をしていただいた 政務局は 国連憲章の下で事務総長に与えられた 国際平和と安全の維持 という任務を 事務総長が果たすことができるように アドバイスをしたり支援をしたりする機関である その仕事は ニューヨーク本部での活動と現地での活動の二つに分けることができる それらの二つの活動内容をまとめていきたい まずは ニューヨーク本部での活動だ 本部での主な活動は 事務総長に対して 各国の政治状況や紛争状態にある国などについての細やかなアドバイスを行うことだ そのアドバイスというのは 事務総長が 誰にどのようなことを話せばいいのかであったり 何をどのタイミングで行えばいいのかであったりする 加えて 事務総長が公に出す声明文の草稿をし いつ出すべきなのかをアドバイスするのも政務官の本部での仕事である これらの仕事はすべて 政務官が実際に現地へ行き 分析したことをもとにして行われる 一人一人の政務官にとって現地はそれぞれ違う それは 世界中に地域局がいくつかあるからだ 今回の講義を担当してくださった梅津氏は 現在 アジア太平洋部局に所属しており 特に南アジアと東南アジアを統括するチームのリーダーを務めていらっしゃる それ以外の地域局は 中近東 西アジア部やアメリカ部 ヨーロッパ部 アフリカ第一部と第二部などだ それぞれの地で政務官が行うことは 事務総長にアドバイスをするための政治的分析以外に 今回の講義のメインテーマであった 平和構築 がある 平和構築は Peace Cycle ⅰ の終着地点であり 梅津氏はそこまでの流れを説明してくださった その流れは まず 政治分析を行った時点で 紛争が起きそうな場合に紛争予防をすることから始まる 次に 二カ国間が緊張状態にある場合に 当事者たちの要請に基づいて当事者間の仲介をする 実は 憲章上このような仕事は事務総長の役目に当たるのだが 事務総長は一人しかおらず 世界各国で紛争が起こっているため 事務総長の代理という形で特別アドバイザーを政務局から任命する仕組みになっている 特別アドバイザーは 国連という組織が紛争を解決するための政治的な手助けをすることができるだろうと認められた場合に 国連総会での決議をもとに任命される このように紛争を予防する または 起きた紛争を解決することができた時に 次のステップへと進むことができる それが平和維持であり平和構築である 平和維持活動 (PKO) は DPKO と DPA が協力して行われる DPKO が主に率いていて 政治的な分析などは DPA が受け持つというシステムだ 規模が小さく 武装している軍人や警察がいないオペレーションを SPM(Special Political Mission) といい 平和維持活動は DPA の担当する SPM と DPKO の担当する PKO を組み合わせたものだといえる その中で DPA が行うことは 静かな外交である それは 再び紛争が起こることのないように表に出ない形で当事者たちとの接触をはかり 相互をなだめていくというものだ そうして 平和が維持され 少しずつ武装を解除し 軍縮を進めることで平和構築をすることができるのである 本講義では 政務局の本部での活動や 国連憲章の第 6 章 ( 平和的紛争解決 ) そして第 30

31 7 章 ( 平和維持活動 ) に深く関わる平和構築の流れを知ることで 平和がいかにして築かれるのかのイメージを掴むことができ 大変興味深かった 国と国 そして 人と人の間に入り仲立ちをするのは国連の仕事の中でも特に難しい分野なのではないかと思う それでも 知識や経験 スキルを総動員して平和のために活動に取り組む政務官の仕事は大変魅力的であった ⅰ Peace Cycle とは conflict prevention peace making peace keeping peace building のサイクルのことを指す 31

32 (8) 国連教育科学文化機関 UNESCO/ 田中 国際連合教育科学文化機関 (UNESCO) の各分野の活動に関して Lily Gray 氏が講義をしてくださった UNESCO は国連の中でも教育 科学 文化の分野を扱う組織である Gray 氏は特に教育と文化についてお話をしてくださったので それら二つの分野についてまとめていきたい まずは教育の分野である 教育に関しての項目は SDGs のゴールの 4 番目にあり その目標は すべての人に包括的かつ公平で質の高い教育を提供し 生涯学習の機会を促進する というものである 今回 SDGs が採択されたことで MDGs の時には欠けていた 質の高い教育と生涯学習に焦点を当てた活動ができるようになった と Gray 氏はおしゃっていた それは 様々な地域の子供が 学校で数年間教育を受けた後でも 文字を書くことや簡単な計算もできないという現状が存在するからである MDGs では教育にアクセスができる環境づくりに励んでいたが それらは十分ではなかったことが明らかになり SDGs に組み込まれるに至ったのだ また SDGs の 4 番目のゴールの下にある 4.7 というターゲットには 持続可能な開発のための教育 そして グローバル シティズンシップについて書かれている 持続可能な開発のための教育というのは Education for Sustainable Development: ESD と呼ばれ まだ知名度はそれほど高くはないが 日本の学校でも徐々に導入されつつある教育である ESD が始まった当初は 環境の保全や気候変動の対策を教育の中心としていたが 現在では社会的 経済的な次元を含められるよう拡張された そして グローバル シティズンシップは 前国連事務総長のバン キムン氏のアイデアによって ESD よりも遅れて取り入れられた概念である 現在 教育は三つの課題があり 一つ目は皆が教育にアクセスできるようにすること これは 世界中の国で現在も残る課題である 二つ目は 質の高い教育を提供すること そして 三つ目が グローバル シティズンシップの精神を促進することである グローバル シティズンシップの精神とは 私たち皆が同じ地球に住んでいて この地球ではすべてが相互につながっているという意識を持つことから始まるという その意識を持つことで 周りにいる人々を理解するように努力し 世界全体についても理解をして 異文化理解能力を高めるというものだ そして このグローバル シティズンシップの活動を進めていくことで 紛争予防となったり 若者が過激化するのを未然に防いだりすることを目的としている 今年の三月に カナダの都市オタワで ESD とグローバル シティズンシップの大きな会合が行われる予定だ 最後に UNESCO の文化の分野について少しまとめる UNESCO の文化活動というと 世界遺産の認定が最もよく知られている だが 世界遺産が壊されたり 違法に輸送されたりしているということを知る人は少ない 特に 最近は世界遺産の密輸がイスラム国などテロ組織の二番目の財源となっているという 地域でいうと シリアやイラクがメソポタミア文明の発祥の地であることにより 被害を受けている そのため UNESCO は現在 世界遺産に関連したセキュリティの改革を行なっている 32

33 本講義では 大学の講義で習った ESD や世界遺産の保護についてより深く理解する良い機会となった 特に世界遺産いついては破壊されていることは知っていたが テロ組織の財源になっていることには衝撃を受けた これから UNESCO がどのように対応するべきなのかを自分で考えつつ 実際にどのような対応をするのかを見ていきたい 33

34 (9) 国連難民高等弁務官事務所 UNHCR/ 増田 この講義では Firas Kayal 氏にお話を頂いた 彼は大変魅力的な方で 難民支援に対する熱い思いを私たちに届けてくれた 以下 講義内容を簡潔にまとめたい まず彼は私たちに世界の難民の現状を伝える衝撃的な動画 Global Trends を見せてくれた その動画によると 2015 年時点で世界には, 戦争や迫害などで強制的に住んでいた土地から離れなくてはいけなくなった人が 6530 万人もいるという そのうち 2130 万人が難民 (refugee) 4080 万人が避難民 (displaced people) 320 万人が難民申請者 (seeking asylum) であり 毎分 24 人が新たに母国の地を追われているということであった そしてその 51% は子供であり ほとんどの子供たちが家族と離れて暮らさなければならない状況にある こうした人々はここ 20 年間で倍増した UNHCR はこうした人々が基本的な生活を送れるよう多方面から支援しているが Firas 氏は人道的支援ではこうした現状を生じさせている戦争または紛争を終わらせることはできず 根本の原因解決には政治的な手段が必要であると語った また彼は難民問題を抱える国をいくつか挙げ具体的に現状を説明してくれた 例えばシリアでは人口の半分が避難民や難民であり 近隣国であるレバノンはシリア難民を多く受け入れている しかし難民の受け入れによってレバノンの人口の 25% が 2~3 年のうちに増加したために レバノン国内の経済や教育 病院への負担は大きくこれ以上はもう受け入れられないという状況だという こうした現状を踏まえ 彼は富裕国と難民を多く受け入れる国との間の burden share( 負担の分担 ) の必要性を強く訴えた burden share の方法は寄付と難民受け入れである 日本は UNHCR への寄付額が 2 番目に大きいドナー国であるがシリアなどの国から遠いということもあり難民の受け入れ数は少ないため より多くの難民が法的に日本で再定住できるようにすることで burden share に貢献できるであろう 次に Firas 氏が紹介してくれた難民の移動を追跡するための UNHCR のユニークなアイディアを紹介したい 難民がどこにいるのかを把握するために UNHCR は wi-fi を利用するという 海岸沿いに無料の wi-fi スポットを設置しどこで wi-fi が利用されたかを解析することで難民がどのように移動しているか把握できるそうだ 25 年前には考えられないような考えだが 今やだれもがスマートフォンを持っていることや難民が移動後真っ先にとる行動はスマートフォンを使って家族と連絡をとることに着目してこのアイディアは生まれたそうである 既存の枠にとらわれないこのアイディアはとても印象的であった 最後にこの言葉で締めくくりたい sympathy is not enough, money is not enough. Action, bold action is needed to deal with the crisis spanning in the world. 34

35 (10) 持続可能な開発目標 SDGs/ 眞鍋 SDGs( 持続可能な開発目標 ) について 事務総長室の SDGs ユニットに所属されており SDGs の形成に携わった小野氏からお話を聞かせて頂いた SDGs について 2015 年 9 月に国連総会で各国の首脳が集まって採決された 持続可能な開発のための 2030 アジェンダ の中心となるのが SDGs の 17 の goal である 17 の goal の下には 169 の target があり その下には 230 の indicator があり 経済 社会問題 環境問題 3つの分野を総合的に網羅している SDGs の前にあった MDGs( ミレニアム開発目標 ) の経験を踏まえて今後 15 年間の計画を2 年半ほどのプロセスで採決された SDGs は次の 3 つの信念のもとにつくられた 1universal agenda:mdgs は開発途上国向けの目標であったが SDGs では先進国でも格差や男女平等 環境保護の問題などあり 発展途上国向けだけではない 2integrated&individual agenda:17 の goal に対し 1つの goal を目指しても効果は限られる すべての goal がつながっていいて 包括的に取り組んでこそ進展があるという信念 3leave no one behind: 誰一人取り残さない MDGs は最初のゴールが貧困を半減するのが目標だったが 達成したとしても貧しい人はまだ残っていて平均的に統計上で目標を達成したことになっていた SDGs は社会の中で一番弱い人たちを救ってこそ持続可能な社会ができるという信念を持っている そして SDGs の達成には1Global level 2regional level 3national level の 3 つがある 基本的に実行するのは national level であり 国が主導となって目標達成に向かい実行していき 国連はそのサポートをする Regional level では ヨーロッパ ラテンアメリカ アジア アフリカ 中近東の 5 つの地域に分けられ 地域ごとに経験から得た知識を共有し 似たような問題に直面することに一緒に解決して global level と national level をつなぐ働きをする SDGs は一つに省庁だけでなくて他の省庁も踏まえて社会問題 教育 経済産業いろいろな省庁が関わらないといけない これから SDGs の達成のために他分野と協力して包括的に取り組んでいくことが大切であると感じた 35

36 (11) テロ対策 Terrorism/ 村角 テロ対策委員事務局 (Counter-Terrorism Committee Executive Directorate 以下 CTED) の高須司江氏より テロ対策について講義を受けた テロは諸国の共通利益を害する犯罪の代表例である テロ対策をするにあたって テロ対策にかこつけて政策による人権侵害 いわゆる政府による暴力が行われないか という点に留意しなければならない 講義ではテロ及びテロ対策の歴史 現在の課題が取り上げられた 以下 その内容を順にまとめる テロには非常に長い歴史があり 1960,70 年代は政府と反政府との争いが主であった 1988 年 アフガニスタンに作戦基地を置くアルカイダが組織され 1994 年からはタリバンが活動を開始した 2001 年 9 月 11 日のアメリカ同時多発テロを受けて 安全保障理事会は 9 月 28 日に決議 1373(Security Council resolution 1373 (2001)) を採択し これに基づいてテロ対策委員会 (Counter-Terrorism Committee) 及び CTED が設置された 2002 年から 2009 年にかけてはバリ島 ジャカルタ インドネシア フィリピンでテロが盛んに起こり 2010 年にアラブの春で転機を迎え ボコ ハラムやアル シャバブの動きが活発になった そして 2014 年 ISIL が独立を宣言した 続いて テロ対策に関する重要な決議の紹介とともに 国連のテロ対策活動が説明された 第一に 安保理決議 1267(1999) である この決議に基づき タリバンとアルカイダに対して制裁を科すためにタリバン アルカイダ委員会が設立された 第二に すでに述べた安保理決議 1373(2001) である 第三に 安保理決議 1540(2004) である これは大量破壊兵器等 (Nuclear Chemical Biological Weapon NCB) の不拡散等に関する決議であり これに基づいて 1540 委員会が設置された これらの決議はすべて国連憲章 7 章に基づいて採択されたものであり よってすべての加盟国に対して拘束力を有する 2006 年には国連総会において国連グローバル対テロ戦略 (United Nations Global Counter-Terrorism Strategy) が全会一致で採択された 人権法 自由 難民法の遵守を各国に強く求める内容となっている 現在の課題として 次の3つが挙げられた 第一にソフトアプローチによるテロ対策である テロの撲滅を目指す上で ハードアプローチだけでは単なるモグラたたきになってしまうため より根源的な問題に目を向けることが重要であるということである ソフトアプローチとして代表的なものは CVE(Countering Violent Extremism) である テロが起こるプロセスを想起したときに 根源的な問題の一つにテロ以外による意思反映手段の提供が考えられる また 政府による対策のみならず 若者 女性 宗教団体のリーダーを含むコミュニティのコミュニケーションが重要視されている 第二に ICT の向上 インターネッと及びソーシャルメディアの普及に対する対策である これらの技術を用いることで テロリストはテロの計画を立て 共謀やリクルートをしたり 宣伝を行ったり 爆弾の作り方を提供したりすることができる テロリストの SNS の活用は目まぐるしく 多くの人々がインターネットを通して過激化している しかし ICT の利用を制限することは表現の自由との緊張関係という問題が生じる そこで まずはプライベートセクターによる自主規制が重要であるとされている 政府 捜査機関側の課題としては 暗号化の問題 証拠の保存の問題 証拠の収集と管轄の問題が存在する 第三に ISIL の台頭による外国人戦闘員の対策である 安保理決議 2178(2014) では テロ行為 36

37 の実行を目的とした渡航, 渡航への資金提供, 渡航の組織化, 渡航への便宜供与の犯罪化が求められている 以上が講義内容をまとめたものである 個人的に注目したいのは テロ攻撃に対する国家の対処と自衛権の問題である ここで 個別的なテロ対処条約は複数存在するが 一般的なテロ対処条約は起草されても採択に至らなかったり 批准されても発効に至らなかったりしているが これはテロの定義について合意が成立していないためである この現状を国連はどのように捉えているのか質問をしたが 各国の政治的意思が深くかかわる問題であるため現状を変えるのは難しく 通常はテロの侵害行為に対して関係国が国内的に対処するか 個別的な関係条約によって処理することになる ということであった ここで 外部からの大規模なテロ攻撃に対して国家はどのように対処しうるかという問題が浮かぶ 9,11 事件は この問題を正面から提起したといえる 2001 年 10 月 アメリカは今回のテロ攻撃がアルカイダによるものであると断定し 個別的自衛権及び集団的自衛権を行使しつつ イギリスとともにアフガニスタンにおいて軍事行動を行った この軍事行動が自衛権として正当化されるか否かが問題となったのである 国連では 9,11 事件の翌日 12 日 安保理決議 1368 が採択され 前文で自衛権が確認され 今回のテロ攻撃は国際の平和と安全に対する脅威とされ 安保理としてあらゆる必要な措置を取りうることが明らかにされた 続いて同月 28 日には上述の安保理決議 1373 が採択され 前文で自衛権が確認され テロ行為への支援が禁止された しかしこれらの決議は自衛権を前文で一般的に確認したのみであり 9,11 事件における自衛権を認めたとは解しがたいとされている 自衛権を規定する国連憲章第 51 条にいう武力攻撃とは国家対国家の関係を想定していると解釈されているため アルカイダ等の私的なテロ組織は憲章上の武力攻撃には該当しないことになる ただし 当該組織の所在地国の指揮 命令に従って行動した場合 または当該国家が当該組織の行為を自己の行為として認める場合は 国家責任条文により当該行為は当該国家に帰属することになる 9,11 事件当時においてアフガニスタンとアルカイダ間にこのような関係がなかったにも関わらず 安保理決議は自衛権について述べ アメリカとイギリスの軍事行動は国際的な支持を得ていた 今後 同じような事態が発生した際に肯定的な認識が慣行として維持されれば 外部からの大規模なテロ攻撃は国連憲章にいう武力攻撃に該当し 国家は自衛権を行使しうるという解釈が確立する 外部からの大規模なテロ攻撃に対する国家の対処と自衛権について 今後の動きに注目したい 37

38 (12) 人事制度 Human Resources/ 増田 Human Resources の講義では 1988 年から国連で働いている茶木久美子氏にお話を伺った その中の国連で求められる人物像と国連職員の採用試験について紹介したい まず国連で求められる人物像についてである 国連職員は 能率 (efficiency) 能力 (competency) 誠実(integrity) の 3 要素を兼ね備えていることが求められる 能率 とは即戦力として働ける素質のことで 採用時からすぐに使える知識と経験があることが求められる 能力 とはチームワークやリーダーシップなど望ましい資質があるということである 採用試験においてはこれを competency based interview において測られる 今まで働いていたチームはどんなチームだったのか その中でどんな役割を果たしどういった貢献をしてきたのかという質問によって 受験者の資質と経験が測られる 誠実 とは政治的圧力にとらわれず 国連の為に行動できるということである 国連職員は国連にのみ忠誠を誓うことが求められており 国連以外のいかなる政府や当局とも利害関係を結んではいけないことになっている 国連職員に採用されるためには 上記の 3 要素を持つ人物かどうかを見極めるための厳しい採用試験を突破しなければならない 国連職員は専門職員と一般職員に大きく二分されており 採用方法としては空席公募 YPP( ヤングプロフェッショナルプログラム ) JPO(Junior Professional Officer) 派遣制度がある 専門職員は一般に空席公募で採用されることが多く 面接が必須となる また筆記試験や受験者の潜在的能力のアセスメントを実施する職種もある YPP とは国連職員がいない国や拠出金に比して職員数が少ない国に対して国連事務局が行っているプログラムであり 32 歳以下の者が応募できる 空席公募や JPO 派遣制度では修士以上の学歴と専門的な職歴が必要だが YPP では学士以上の学歴で実務経験がなくとも応募できることが特徴である 試験は筆記試験と口頭試問からなり 国連の使用言語である英語もしくはフランス語で行われる 筆記試験は一般筆記と専門筆記の 2 部構成となっている 一般筆記は約 900 ワードの文章を 300 ワード程度に要約するもので 専門筆記は専門分野に関する選択式問題と 13 問以下のエッセイを書く記述式問題からなる これら筆記試験で与えられる時間は 4 時間半であり 受験者はスピード力が求められる 合格後 オファーを受けるとその機関で 2 年間働くことになり そこで能力を認められれば継続雇用されることになる また JPO 派遣制度は日本人が国際機関で働くことを後押しするために日本の外務省が主催する 2 年間の派遣制度であり 35 歳以下であることが条件である 派遣先は自分で選択することはできず 本人の希望や学位 職歴を考慮して外務省が決定する すべての国連機関のポストに必要とされることとして共通するのは英語もしくはフランス語が堪能であることである しかし 国連で最も多く話されている言葉は 下手な英語 であるという ほとんどの国連職員にとって英語は母国語ではない 自分の言いたいことが言える 相手の言いたいことが分かる 分からなければ聞くという最低限のコミュニケーションをとれる英語力があれば良いのである 国際機関で働くことを目指す学生にとって 英語力 特に英会話はまず立ちはだかる壁である それ故に英語力を磨くことばかりに目がいってしまいがちになる もちろんそれも大事 38

39 だが本質的なことでない 国際機関で働くにはむしろ専門分野を究め 自らの専門性を高め ることの方が必要とされる 英語はツールでしかない 英語を使って伝える しっかりとした自 分の中身を作り上げていきたいと感じた 39

40 (13) 世界食糧機関 WFP/ 室田 世界食糧計画 (WFP) は飢餓のない世界を目指して活動を行う国連機関のひとつである 今回の講義では Rovert Bourke 氏より WFP の概要をはじめ 活動内容の詳細及び変遷を教えていただいた WFP の活動は主に 2 種類に分けられる 1 つ目は緊急時食糧援助 (Emergency Food Aid /Emergency Food Assistance) という短期的な活動である この緊急時食糧援助とは 干ばつ 洪水 地震 津波などの災害を受けたり慢性的な食糧欠乏に瀕したりしている国や地域に対し それらの国や地域から要請があった場合 迅速に食糧援助を行うという活動である 人の生活は衣食住が基本であるが この中でも災害発生直後は食の問題 すなわち 食べるものがない という問題に直面する この問題に対処し人の基本的な活動である 食べる という点をサポートすることにより 結果的に 生きる ことをサポートするという考え方に基づいて緊急時食糧援助は行われている 2 つ目は被災地 食糧欠乏国への継続的な支援 そしてそこに住む人々の自立支援である これらは前者と比べるとより長期的な活動であり 国や地域が直面している問題によって形態が異なる ただ食糧援助を行うだけでなく 問題に応じた対策を考えたり その対策を実行するための資金を調達したりするなど多岐にわたる仕事が世界中のオフィスで行われているのである WFP の活動は 1962 年にアメリカが余剰食糧を食糧支援に用いたいという考えを示したことが元となっている それ以来 余剰食糧を食糧支援に利用する ことを基盤とした支援活動が始まった しかしこの支援活動はここ 10~15 年の間に変革期を迎えることになった それは WFP が食糧支援活動を行う中で次の 2 点を認識し始めたからである 1 つ目は 2005 年時点では災害や食糧難が発生したらその都度食糧を支援するという支援方法をとっていて それは一時的な支援にしかならなかったという点である このまま食糧を与えるだけの支援では彼らの自立には繋がらないのではないかという課題が挙がったのである 2 つ目は 子どもたちへの食糧支援が量的には十分でも質的には十分でなかったという点である 1 つ目と同様 2005 年頃は子どもたちに多くの米を提供していたが 米は満腹感が得られる一方栄養摂取源としては不十分であることがわかった 以上 2 つの点から WFP の活動はより進化し 状況に柔軟に適応するよう努められるようになった より具体的に述べるならば 自分自身で食糧を確保することが困難である人々に対し 一時的にその状況や環境に合った食糧支援を行うだけでなく 自立可能な環境をつくる支援を行うよう努めるようになったと言える 実際の支援の例として 南スーダン フィリピン レバノン ヨルダンでの支援活動が挙げられる 南スーダンでは市場に食糧が十分にないだけでなく 穀物自体があまり育たない このような状況では市場などの環境整備より 緊急的な食糧支援が必要である またある程度市場の基盤が整備されているフィリピンでも 台風の通過により食糧が入手困難となった場合は食糧の緊急支援が第一である これにより市場が被害を受けていても 数日の内にフィリピンの人々自身で市場を再開することができるそうである 一方で多くのシリア難民が住むレバノンやヨルダンでは 市場そのものが問題というよりも食糧支援を必要とする人々が多いことが問題である それらの人々全員に食糧を配分するのは困難なので WFP はシリア難 40

41 民に対し市場で使えるカードを支給することにした このように一口に食糧に関する支援と言っても 支援する対象が置かれた状況に応じて臨機応変に対応しなければならない これは WFP の活動においてはもちろんだが 他の機関でも共通する部分であると思う このようにして WFP の活動は開発され進化してきたわけだが 国連の掲げる SDGs (Sustainable Development Goals) 達成のために 2030 年までどのように活動するべきなのか WFP は政府との連携に注目し 政府が支援に関するプライオリティーをどう設定するかを考慮に入れて活動を行っている そして先にも述べたように ただ飢餓に苦しむ人々の数を減らすのではなく 彼らが自分で食糧を確保し自立した生活を送れるように支援することが WFP のこれからの課題である 41

42 (14) 国連開発計画 UNDP/ 津畑 UNDP は国連開発計画 (United Nations Development Programme) のことであり 開発途上の国々が事業を通してそれらの国の開発目標を達成できるように支援する機関である 今回のブリーフィングでは道券康充氏から UNDP の概要 危機予防と復興の UNDP の役割 UNDP の事業内容という 3 つの観点からお話をいただいた まず UNDP の概要について説明する UNDP は生計支援だけでなく包括的な支援を行っており 災害や紛争に対して働きかけている機関である Strategic plan の中で貧困削減やマイノリティの人に対する差別や不平等の削減を行うことを目標として掲げており SDGs や包括的な民主的ガバナンスのための支援を行っている そして UNDP は世界に約 130 個の国事務所を持ちフィールドを中心に活動している機関である また途上国に派遣される UN Resident Coordinator( 国連常駐調整官 ) を管理している 次に危機予防と復興の UNDP の役割について紹介する UNDP は主に能力開発を対象とした国ごとの継続的な支援を行っている 支援は主に開発支援と人道支援の 2 つがあるが UNHCR や WFP などの機関が行う人面救助を目的とした敏速な人道支援ではなく UNDP は長期的な開発支援を行っている 能力支援の例である人事制度や警察の組織づくりを現地の人々が自分たちの力で行えるようにするために専門家を派遣しコミュニティレベルで支援する必要があるとのことである この話を聞いて 途上国に物資を与えるだけの支援ではなく 最終的に自分たちの力で支援されたものを行えるようになることが大切であると認識した 最後に UNDP の具体的な事業内容を紹介する 防災面では国の政策を整え 省庁などに対するトレーニングを行っている アジア 太平洋地域では 17 カ国で防災支援が行われており ハザードマップをもとに支援している 復興面では PDNA ( Post-Disaster Needs Assessment) と呼ばれる復旧復興計画を実行するために 現地のニーズを包括的にする仕組みを UNDP が中心となって世界銀行 EU の 3 つの組織で協力して行っている また UNDP の大きなテーマである紛争予防はそれらを行う機関を支援し 現地政府と共に和平のための法の支配を確立することに力を注いでいると伺った 私は UNDP の任務を知る中で 民主的統治を促進し 危機を防止するとともに という記述に 世界には民主政治を行っていない国がある中でどのように民主的統治を進めるのか疑問を抱いた 道券氏は それらの国に対して民主的統治を促進するのは容易ではないということ また政府の了解を得た面のみを支援しているという現状を教えてくれた しかし 政府だけでなく 市民ネットワークを強化することで市民社会を統治するという考え方が必要であるとおっしゃっていた このことから司法制度に基づいた支援を急に行うのではなく 最初に支援を働きかけるべき場所は地方政府や自治体であるということではないかと考えた 私はこの講義を通して NGO やボランティアなど個人や小さな団体で支援するには難しい法整備や和平に向けたサポートを 国際機関が国ごとに継続的な支援を行うことを知り国際機関が行う支援の役割を考えた 紛争がまだ起こっている地域や平和であるとはいえない国に対して国際機関を筆頭に世界の国々が協力し 世界に平和をもたらすにはどのような支援が必要かを考える講義となった 42

43 (15) 平和の維持 Peacekeeping/ 村角 平和維持活動局 (Department of Peacekeeping Operations DPKO) の Dirk Druet 氏より 国連の平和維持活動 (Peacekeeping operations 以下 PKO) について講義を受けた 初めに peacekeeper とは super supporter for peace agreement であると説明された 平和維持活動は国連憲章の中では明確に規定されていないが 1948 年に国連休戦監視機構 (United Nations Truce Supervision Organization UNTSO) が中東に派遣されたころが PKO の先駆けとなったことからも読み取れる 以後 国連憲章が予定していた安全保障理事会による平和と安全の維持が十分に機能しなかったため, 紛争地域の平和維持を図る手段として慣行を通じて行われてきた PKO の基本原則として次の3つが紹介された 第一に 紛争当事者間の同意 (Consent of the parties) である 紛争当事者の同意により PKO はマンデートを受けた任務の遂行のための行動を自由に行うことができる この原則により PKO 自体が紛争の当事者となり 平和維持という本来の役割を離れて強制行動を行うという事態を防いでいる 第二に不偏性 (Impartiality) である これは単に中立性原則と同一視されてはならない PKO は特定の紛争当事者を優遇あるいは差別することなく その任務を実施すべきである 冷戦の最中は 中立性原則 不偏性原則は東西両陣営の協力を取り付けるのに不可欠な原則であったが 冷戦終結後 中立性原則では民族浄化や虐殺を阻止できないという認識が生まれた すなわち 不偏性原則とは PKO は文民に危害を加える紛争当事者がいれば 彼らを保護する任務を全うしなければならないということである 第三に 自衛 任務防衛以外の実力の不行使 (Non-use of force except in self-defence and defence of the mandate) である 伝統的には PKO 要員は自衛の場合のみ武器の使用が認められた これは PKO が紛争当事者による対話を通じた紛争解決を支援することを目的とした活動ある故である しかし近年 ある種の国連平和維持活動の展開を承認するとき あるいは差し迫った身体的暴力の脅威にさらされる市民を保護するために武器の使用が必要となる場合には 安全保障理事会が国連憲章第 7 章の強制措置規定を援用することが慣行となった すなわち PKO における実力行使は他に手段がない場合の最終手段であり 自衛や任務遂行のために必要最低限の範囲で行われる 次に 現在展開中の PKO(Today s mandate) の一部が紹介された 1978 年 3 月に設立された国連レバノン暫定隊 (United Nations Interim Force in Lebanon UNIFIL) 2013 年 4 月に設立された国連マリ多面的統合安定化ミッション (United Nations Multidimensional Integrated Stabilization Mission in Mali MINUSMA) コンゴ及び外国の武装集団による脅威より引き起こされるセクシャル バイオレンスや児童に対する暴力の軽減がその目的の一つである国連コンゴ民主共和国安定化ミッション (United Nations Organization Stabilization Mission in the Democratic Republic of the Congo MONUSCO) 及び 2004 年 6 月に設立された国連ハイチ安定化ミッション (United Nations Stabilization Mission in Haiti MINUSTAH) である 冷戦の終結以降 平和及び安全の維持の分野における国連の役割が高まるとともに 紛争の多くが国家対国家の紛争から一国内における紛争又は国内紛争と国際紛争の混合型へと変わ 43

44 ったため PKO のミッションの多様化が注目される すなわち 停戦や軍の撤退等の監視に加え 元兵士の武装解除 動員解除 社会復帰 ( Disarmament, Demobilization and Reintegration DDR) や治安部門改革 (Security Sector Reform SSR) 選挙 人権及び法の支配の分野での支援 政治プロセスの促進 紛争下の文民の保護等 多くの分野での活動が PKO の任務となってきている 上述の国連ハイチ安定化ミッションでは 文民警察 行政 選挙 復旧 人権及び難民帰還に関する任務を与えられている このような PKO のマンデートの多様化への対応は現在の課題の一つである 最後に PKO の武力行使と日本の PKO 参加について述べる PKO が一国内における紛争や 国内紛争と国際紛争の混合型内戦という 情勢が不安定な地域に展開するようになったため 自衛概念の拡大も見られ PKO の武力行使の可能性は高まっているといえる より危険な地域に派遣される PKO が現地の危険にどう対処するかは 重要な課題となっている 一方 日本は PKO への参加を制限しており 国際平和協力法 (PKO 法 ) の中で PKO 参加五原則を定めている すなわち 日本は1 停戦合意の存在 2 日本の参加に対する受け入れ国及び紛争当事者の同意の存在 3 中立性の維持 4 以上のいずれかが満たされなくなった場合の撤収 5 武器使用は隊員の生命 身体の防護のための必要最小限に限り PKO に参加できる 日本のこのような厳格な条件は いうまでもなく日本国憲法との整合性を図るためである 上述の通り 最近の PKO は他の PKO 要員及び市民の保護のための武力行使が認められているが 日本はこの参加五原則によりこの任務を遂行できない このことに対する国際的視点からの見解を講義でも質問したが 日本が PKO に参加しつつこのような任務を遂行できないということは 国際法上の任務を遂行できないだけでなく 人道上の問題を提起することにもなる 日本が PKO 協力法を制定する際の伝統的な PKO と その後に大きく変化を遂げた今日の PKO は 任務も活動範囲も異なる 日本の国際貢献の向上が望まれている現在 強化された PKO に照らした PKO 参加五原則の見直しや その柔軟な運用に関する議論に注目したい 44

45 (16) 平和の構築 Peacebuilding/ 吉田 この講義では まず山下真里氏のキャリアパスの話から始まった 氏は高校時代から漠然と国連で働きたいと思い始め 大学時代には法律を専門とした 法律の勉強は自分に合っており その専門性が後の国連での活躍に役立ったと氏は振り返る 冷戦直後に国連に入局し 本部である NY から 選挙支援を通して様々な国の民主化を支援した その後も DPA などでも活躍し 2 年前に PBSO で働くようになる 氏が強調していたことは 自分お仕事に対する信念と情熱を持つことであった 新聞紙の一面を飾ることはないが常に全世界の情勢を見ている国連という組織で より良い社会を作るために日々働くということに確かに氏の信念と情熱 仕事に対する愛情を感じ取ることができた もう一つ 現場を経験することの重要性についても述べていた 常に本部から物事を見ていると考え方が偏ってしまう恐れがあるため 現場での活動を通して問題を肌で感じ取り 課題に対して広い見地を持つことが大切である 実際現在の国連では現場 本部 専門機関など様々な場所で幅広い経験をした人たちが指揮をとるよう変化してきているそうだ PBSO とは 平和構築を目指す機関である この平和を特に sustaining peace と氏は呼んでいた 平和を目指す組織としてすぐに思いつくのは PKO であるが 紛争が起きてからそれを収めることだけが平和構築ではない むしろ紛争を予防することこそが真の平和構築である 実際 PKO の派遣が紛争を収めるどころか 悪循環に陥っているケースもある PBSO の具体的な活動内容としては PKO の評価 紛争における女性の役割の評価 SDGs と関連した包括的な平和の達成法の議論等を氏は強調していた 現在 紛争が進行していなくても過去の紛争により脆弱な国は増え続けている この状況では人権侵害が起きやすく 新たな紛争の火種となりかねない 紛争予防として PBSO はこのような状況の対処を行う組織である しかし 緊急的なリアクションを行う PKO のように必ずしも目に見える形の活動を行うわけではないため 予算が落ちにくく 軽視されてしまったこともあったそうだ 新しい事務総長は PBSO の活動の重要性を理解し 紛争予防を大きな課題の一つに掲げている 今までの国連は ある一つの問題に対してそれぞれの専門機関が自分の得意とする分野で解決法を練るという形で対応していた しかしこの方法では真の平和構築は達成できないと氏は主張する 現場と本部 キャリアプランに入っていなかった組織でも活動をして構築された広い視野を持つ氏ならではで 非常に説得力のある発言であった 現在では国連組織は横並びで分析を一緒に行い 共通した問題認識を持つよう心がけているそうだ 45

46 (17) 国連児童基金 UNICEF/ 眞鍋 国連児童基金 (UNICEF) 本部の事業部で保険分野 特にポリオの分野で常設アドバイザーとして資金調達と advocacy の仕事をしている山口氏に講義をして頂いた ユニセフは国連総会の一部として 1946 年に設立された 世界中の子供たちの人権を保護するために 栄養 水 ワクチン 住居 教育などを支援している 子どもの権利条約 生きる権利 育つ権利 守られる権利 この 3 つの権利を世界中の国が批准するように支援している 年間約 50 億ドルの基金を必要としているが 国連の分担金はないため任意の拠出金を集めないといけない 寄付金を集めるためには活動の成果を毎年見せなくてはいけないため 現場に強い組織といえる ユニセフは平時の開発と緊急人道支援の両方をしている ユニセフ協会を通して民間セクターと連携をとっており 民間セクターとの関わりが強く 50 億ドルのうち 1/3 の拠出金を受け取っている UNICEF には 人のスタッフがいるが その 9 割以上がフィールドで働いていて 本部勤務は少ない 山口氏が所属しておられるポリオチームには あと 3 年でポリオを根絶する目標がある 世界で感染症が根絶されたのは天然痘だけであり ポリオが根絶されれば世界で 2 番目に根絶された感染症となる ポリオの活動は 1ワクチンの調達 2 啓蒙活動 ( コミュニティーとの対話でワクチンの大切さ ポリオの恐怖を伝え ワクチン接種を普及させる ) 3 資金調達 の 3 つに分けられる 1980 年代には 125 カ国以上で 35 万件毎年ポリオが発生していた ワクチンが普及し 2016 年付で 3 カ国 ( アフガニスタン ナイジェリア パキスタン ) で 37 件まで減少し 99 9% まで根絶した あと 3 年で世界から根絶される目標である ポリオは安全で安価なワクチンがあり このワクチンをすべての子供に届ければ根絶できる ポリオの経口ワクチンの9 割をユニセフが調達している 最後の症例から 3 年経つと根絶宣言でき 根絶できればワクチンうたなくてもよくなり世界的に保健のコストが節約でき 約 4 兆円の経済効果がある ユニセフの大枠の仕組み作りに携わっている加藤氏に ECD 保険教育子供の保護など 0-5 歳の子供が実際に必要なケアサービスを受けとって成長の基盤をつくるための政策について講義を受けた 教育分野で ECD (early child development) は各国に必要なものが違うため国によって戦略をつくる ニューロサイエンスの分野において幼児期の経験が成長に大きく影響するかが証明されてきた 経済学においては幼児期の教育に投資して社会が得られる利益は1ドルに対して7ドルでありリターンが大きいという研究があり 政府に対してこのようなエヴィデンスを提示して政府が政策をつくるように促す活動をしている ユニセフの支援において幼稚園教育を受けることができない脆弱な立場の子供がいかにリソースをうけることができるかが重要であるとおっしゃっていた また アフガニスタンに学校を作る支援をしており 学校に何が欲しいかを尋ねたときに壁が欲しいと言われたというお話は衝撃を受けた 学校は女の子に教育するのを反対している者に攻撃されるなど 必ずしも安全な場所ではない 学校は守られた空間であるべきであり より安心して安全に楽しめる学校の環境づくりをしている 46

47 (18) 日本貿易振興機構 JETRO/ 河井 昨今 海外を訪れると日系企業の看板が良く目につくようになった 日経資本の日本食レストランも多く 日本食が恋しくなっても事欠くことは無い 日本企業の海外進出が目立つこの状況の陰には JETRO の働きがある JETRO とは Japan External Trade Organization のことで 日本経済の更なる発展を目的に 日本の貿易振興と対日投資に関する事業の実施 海外地域の調査 情報提供を行う独立行政法人である 例えば 中小企業の海外進出の際には 輸出や海外進出を行う際に関係機関 自治体などと連携し 各企業のニーズにあった支援を行っている 販路の紹介 トラブル回避のアドバイス 事業の見直し さらには第三国展開といった新たなビジネス展開ニーズなど幅広い範囲を抑えた支援を行っている 個人的に JETRO は 医療サービスや医療機器の海外輸出を推進する MEJ との関係で少し馴染みのある名前だった 私自身遠隔診療が医療の国 地域ごとの格差を埋めるキーになると期待を寄せている その為 MEJ 並びに JETRO に関心があった できれば特に遠隔診療に焦点を当てながら医療サービスの輸出入に関することを深く学びたいと考えていたが やはり NY オフィスの扱う範囲ではないという事であった しかしながら 医療サービスに関する内容もいくつか織り込んでいただき そこに関しても学びを得ることが出来た また ブリーフィングでは新政権に関する JETRO の分析にも話が及んだ JETRO としてもトランプ大統領は政治経験がなく 完全なアウトサイダーが入ってきたため 動向が読めないというのが正直なところだそうだ ただ 日系企業を敵視するような発言も多く その影響を懸念する声も多い しかし その点副大統領マイケル リチャード ペンスは政治経験が豊富で元インディアナ州知事である インディアナ州はトヨタを筆頭に日本企業が多く進出しているところであり ペンス副大統領はトランプ大統領と違い 日本企業のアメリカ経済への貢献をある程度認知しているというのが JETRO の抱いている印象である 事実 州知事時代に日系企業誘致に積極的に取り組んでいた そういった状況を踏まえ 日本企業がどれだけ雇用を生み出しアメリカ経済に貢献しているか をアピールしていくことが新政権下における JETRO の一つのミッションになってくるとブリーフィングは締めくくられた 47

48 (19) 国際原子力機関 IAEA/ 田中 国際原子力機関 (IAEA) の主な活動や理念について Xolisa Mabhong 氏が講義をしてくださった IAEA は国連の下の国際的な原子力機関である 第二次世界大戦後の東西冷戦の中で 核戦争の勃発を懸念した当時の米国大統領 ドワイト D アイゼンハワーの 原子力の平和的利用 の訴えをきっかけとして 1957 年に発足した それ以来 60 年もの間 世界中の原子力が核兵器などに使われぬよう管理をすること また 原子力の平和的利用を促進することを目的として活動している 原子力というと すぐに原子力発電や癌治療などをイメージするが 原子力の用途はそれら以外にも様々にあるため IAEA の活動は多岐にわたっている その中でも 講義で Mabhongo 氏が詳しく説明をしてくださった 4 つの分野の活動についてまとめていきたいと思う まず一つ目は 農業の分野である 原子力と農業は一見関係のないように思われるが 地球温暖化の加速する現在 原子力は農業の振興に非常に役に立っている 例えば 地球温暖化によって作物を育てられなくなった地域では nuclear isotopes( 原子力同位体 ) を使用することで 再び作物を育てることができるようになる また 害虫被害の多い地域では 放射線を使用し害虫を不妊化することで その地域の害虫を根絶することができる この活動は FAO と協力して行われており 特に成功しているため 今後はジカウィルスを媒介する蚊にも同じメソッドを使用するための研究が行われている 二つ目は 海洋環境に関してである 小さい島国や沿岸の多い地域で暮らしている人々にとって 海洋環境の良し悪しは生活を左右する 海で食料を調達し 輸出入をするために必要だからである そのため IAEA はモナコに海洋環境のための研究所があり 海洋保全の支援をしている 三つ目は 医療分野での活動だ 医療の中でも一番の分野はもちろん癌治療である 講義をしてくださった Mabhongo 氏の出身地であるアフリカ大陸のほとんどの国では癌治療ができないために 遠くの国へ行き治療を受けるか 治療を受けないまま亡くなるかの選択をしなければならない場合が多い そこで IAEA は WHO と協力をし 発展途上国の人々が癌治療を受けることができるように治療施設を提供し 放射線治療を適切に施すための医療人の育成に取り組んでいる そして四つ目は 原子力発電に関する活動だ IAEA は原子力発電を使用していない国に原子力発電を紹介することはない だが ある国が原子力発電を使いたいと申し出た場合に その国が原子力発電所を設置しても良いかどうかを審査したり 安全に原子力を使用するための技術的なアドバイスをしたりする 実際に原子力発電所を建てるためには 90 のステップがあり それらを全て満たさなければ IAEA の許可は下りない仕組みになっている 例えば 原子力についてしっかりとした知識を身につけた技術者が 必要な人数だけいるのかどうかや 原子力発電所はお金がかかるため 途中で諦めることのないように 必要な資金があるのかなどの確認がステップのうちの一つである また IAEA は国のエネルギープラン 48

49 ニングの相談にも応じる それは 原子力だけではなく その国の環境なども考慮し その国に適したエネルギーのプランを提案する 本講義を受け 私の原子力に対する見方は大きく変わった それは IAEA が発足した当時のように 原子力は使い方次第で多くの可能性を持ったエネルギーであるということを理解したからだ 地球を住み良い環境にするために使うこともできれば 地球を破壊する力も持つ そのために IAEA は非常に重要な役割を持っているのだ 最後に 私たちの原子力に対する懸念を察し Mabhongo 氏が 原子力は世の中にある様々な産業と同じだ 間違いから学び 少しずつ発展している という言葉をくださった 私はこれからの IAEA の活動に期待をしたい 49

50 (20) 国際労働機関 ILO/ 室田 国際労働機関 (ILO) は労働環境や条件を整備 改善し 幅広い労働の問題に取り組む国際機関である 今回私たちはニューヨーク ILO 事務所の Kevin Cassidy 氏より 世界の労働状況やこれから取り組むべき課題について学んだ ILO は 1919 年にベルサイユ条約によって国際連盟とともに誕生した この時期は第一次世界大戦直後で世界情勢が不安定であった 改革への懸念が高まったことによって 改革が国際的なレベルで行われるべきだという確信が生まれ それを体現する形で ILO などの国際諸機関が設立された 国際諸機関の中で ILO は唯一 政治代表者 労働者 使用者の三者構成を取っている この政労使の三者構成という特徴が最も意味を持つのが ILO の総会である国際労働総会の場である 国際労働総会 (International Labor Conference) は国際連盟の規定に基づいて設置された ILO の総会で年 1 回開かれる ここでは主に ILO 加盟国の労働状況を評議するが この時に政労使の三者が同等の発言権を持つことができる これにより弱い立場に置かれやすい労働者も発言しやすくなり 労働者の観点からも労働環境の改善点を挙げることが可能になった 人々の基本的な営みの一つである労働は 三者構成という特徴的な仕組みの下で開発 改善されてきたのである 以上をふまえて現代の労働について知り 考える これが今回の講義のメインテーマであり Cassidy 氏はわかりやすい例や質問を交えながらお話してくださった 講義全体を通して印象に残ったことは 労働 という一点だけを見つめていては労働そのものの改善や発展は難しいということである 先にも述べたように労働は人の基本的な営みの一つであるが それはその他の営みと多くの関連性を持っている すなわち労働と関連する要素も考慮に入れて初めて 労働の改善 開発が可能となる 私は講義内で freedom of expression とは何かを聞かれたが このような表現一つも非常に大切なことであると身をもって感じた 例えばある労働者が不当な労働条件の下で働いていたとして それに不満を持っていても自ら表現し伝えなければ改善は難しいだろう また仕事の機械化についても言及されていた 仕事の機械化は人々の職を奪う原因の一つとなり得るが 一方で労働の発展にも貢献する 機械化により職がなくなるのなら 人間にしかできない仕事を開発しようという考えが生まれるのである 労働に限った話ではないかもしれないが 何かを改善する時には改善点を挙げる必要があるし 開発は現状維持を目標とする場には現れにくく常に変化の上にある このように労働について考える上で大切なことは一つでなく 影響を与えうる事物すべてに目を向け 労働条件の開発 改善を行っていかなければならない この ILO の講義は 問題への取り組み方や考え方について深く考えさせられる機会となった 国際問題という大きな課題に加え身の周りの小さな課題に対しても Cassidy 氏のようにあらゆる要素を考慮に入れて柔軟に取り組んでいく姿勢を私も身につけたいと感じた講義であった 50

51 (21) 国連世界観光機関 UNWTO/ 津畑 世界観光機関 (World Tourism Organization) は 2003 年に設立した国連の専門機関である 主に観光政策を進めるための機関であり 観光を通して経済成長や開発面に働きかけ国家間の平和を促進している UNWTO は UNDP( 国連開発計画 ) をはじめとする他の機関とともに産業面 開発面において一緒に仕事をしており 最近 JICA( 国際協力機構 ) とも協定を結んでいるため日本と関係をもつ機関の一つとなったと教えていただいた 今回のブリーフィングでは Kazi Rahman 氏と Sarbuland Khan 氏から UNWTO が国連システムの中でどのような役割を担い平和構築を目指しているのかという点を中心にお話を伺った まず観光分野から平和構築を目指す際にどのような面に影響を与えるのかを SDGs (Sustainable Development Goals) の17のゴールと照らし合わせてお話をいただいた 観光分野は全ての Goal に働きかけているが特に影響を与えているのは Goal 8,12,14 である 観光分野の促進の主な役割は現地の文化や商品を販売することで雇用を生み出すことであり その結果雇用状況が良くなるため経済成長につながることが見込めるという また宿泊施設や交通機関のシステムを整えることで政策に変化をもたらすことができ平和構築に貢献したという例もあるらしい そして環境保護や気候変動など環境問題にも資金援助を行っている UNWTO は毎年違う目的をもって観光問題に取り組んでおり 2017 年はジェンダーを課題にして観光問題に取り組んでいく予定だとお聞きした 私はジェンダーと観光というあまり関わりがないのではないかと考えていた二つの分野へのアプローチの仕方 最終的にジェンダーがどのように観光分野へ貢献するのかという点について興味を持った しかし観光分野を促進することは決していい面だけではないということも伺った 前述したように雇用面 経済面または環境面ではよい効果をもたらすが 観光を促進することで現地の人々の生活に悪い影響を及ぼすこともあるとのことである 観光は政治だけでなく習慣が関わる分野であると Kazi 氏がおっしゃっていたことを踏まえると 観光客が現地の人々の生活を実際に目にすることで文化の価値に気づきそれらを理解することができる一方 現地の人々の生活に踏み込みすぎてしまうのではないかという懸念もあると考えた また私は UNWTO に対して発展途上国や十分に安全であるといえない地域でどのような面に配慮して観光を促進しているのかという疑問があった これに対し UNWTO は平和構築やテロリズムを防ぐために観光を促進し コミュニティや国との合意の下で支援するという形をとっていると講師の方から教えていただいた Kazi 氏はコミュニティの活動を促進し 受容することしかできないとおっしゃっており UNWTO が率先して観光を促進しているのではなく 国やコミュニティが観光促進のために行う活動や政策を支援していると捉え直す必要がある 今回のブリーフィングを通して観光分野を促進する中でどのような活動を行い 平和構築を目指しているのかを学ぶことができた しかし観光分野が平和構築に貢献できると考えている人は少ないと思う 実際に私もそのうちの一人であり UNWTO という機関名自体知らなかった しかしこのブリーフィングを受けたことで観光という切り口から平和をもたらすことができるということを知ったため UNWTO の活動内容や観光分野が平和構築に貢献できるということを多くの人に知ってもらいたいと強く思った 51

2015 2015 ユニセフの地域ごとの事業支出割合 2014年 計41億3,100万ドル 57 サハラ以南のアフリカ 18 アジア 14 中東と北アフリカ 4 ラテンアメリカとカリブ海諸国 3 中部 東部ヨーロッパ 独立国家共同体 残り4 は 地域間にまたがる事業 ユニセフ協会 国内委員会 がある国と地域 ユニセフ事務所とユニセフ協会の両方がある国 この地図は国境の法的地位についての何らかの立場を示す

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