目次 1 はじめに 構築ガイドの概要 本書の前提条件 Lync Server 2013 のサーバー役割 AX/Thunder の構成 CLI へのログイン AX/Thunder グラフィカルユー

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1 構築ガイド Microsoft Lync Server 2013 AX/Thunder 構築ガイド Document No. : DG_AXTHLync_ Ver.1.2 Date : 2014/6/02 この文書及びその内容に関し如何なる保証をするものではありません 又 記載されてい る事項は予告なしに変更されることがあります A10 Networks, Inc. and/or its affiliates. All rights reserved.

2 目次 1 はじめに 構築ガイドの概要 本書の前提条件 Lync Server 2013 のサーバー役割 AX/Thunder の構成 CLI へのログイン AX/Thunder グラフィカルユーザインターフェース (GUI) へのログイン 構成要件表 機能テンプレートと構成テンプレート A. TCP タイムアウトテンプレートを作成するには : B. ソース IP パーシステンスを作成する方法 : C. ヘルスモニタを作成する方法 : D. フロントエンドサーバーでの SIP モニタの構成方法 : Lync フロントエンドプールのロードバランス リアルサーバー設定 サービスグループ設定 バーチャルサーバー設定 外部エッジプールのロードバランス リアルサーバー設定 サービスグループ設定 バーチャルサーバー設定 内部エッジプールのロードバランス リアルサーバー設定

3 6.2 サービスグループ設定 バーチャルサーバー設定 Office Web Apps ファームのロードバランス リアルサーバー設定 サービスグループ設定 バーチャルサーバー設定 Office Web Apps 向けヘルスモニタ設定 Office Web Apps 向け SSL テンプレート設定 Office Web Apps 向けクッキーパーシステンステンプレート設定 リバースプロキシ リバースプロキシ用各種証明書のインポート リバースプロキシ用 SSL テンプレートの設定 リバースプロキシ公開サーバーの設定 リバースプロキシ用サービスグループの設定 リバースプロキシ用バーチャルサービスの設定 リバースプロキシ向け aflex スクリプト 動作確認 要約と結論 Appendix

4 1 はじめに AX/Thunder シリーズアプリケーションサービスゲートウェイは Microsoft Lync 2013 の新機能やアプリケーションに対応した高度なロードバランシングサービスを提供します Lync の展開に関連してハードウェアとソフトウェア (SoftAX) の両バージョンが マイクロソフト社により認定されています A10 ネットワークスはマイクロソフト社とのパートナーシップを通じ マイクロソフト社の認定を取得しマイクロソフト社製品向けの各種展開ガイドを提供しています A10 ネットワークスは Office Communication Server (OCS)2007 R2 並びに Lync Server 2010 同様 マイクロソフト社のユニファイドコミュニケーション製品を今後も継続してサポートしていきます Microsoft Lync Server 2013 では 数多くの新機能がリリースしされましたが 過去オプション機能として存在していた アーカイブ モニタリング機能 A/V 会議機能 ( 大規模展開時に必要 ) がフロントエンドサーバーに統合されたことを除き ネットワークトポロジに大きな変更はありません また Lync Server 2010 で展開を推奨されていたディレクター役割は Lync Server 2013 ではオプション扱いとなっています フロントエンドサーバーがディレクター役割を代行することで 全体のサーバー台数を削減することができるアーキテクチャとなっています マイクロソフト社は Lync のリバースプロキシとして推奨していた 1 Threat Management Gateway (TMG) 2010 の販売を終了しました A10 ネットワークスの AX/Thunder シリーズ製品は TMG 2010 同様 外部ネットワーク上のデバイス (Lync モバイル Lync Web Apps 等 ) から内部の Lync システムへのセキュアな通信を実現する Lync のリバースプロキシとして動作します AX/Thunder は TMG 2010 が持ち合わせているセキュリティ機能を補完し TMG からのシームレスな移行をサポートします また AX/Thunder のセキュリティ機能は今後更なる拡張を予定しております 1 4

5 1.1 構築ガイドの概要 本書では A10 ネットワークの AX/Thunder シリーズアプリケーションサービスゲートウェイおよび Lync のサーバーロードバランサ構成手順に従い Microsoft Lync 2013 エンタープライズサーバーエディションをサポートする構成について順を追って説明していきます 本書の内容は Microsoft Lync 2013 エンタープライズサーバーエディションでテストして確認しております Microsoft OCS 2007 の構築にあたり本書を使用することはできません Microsoft OCS 向け AX/Thunder 構築ガイドについては 別途 を参照してください 下記のラボトポロジ ( 図 1) は 内部および外部のユーザに対し高可用性を備えた Lync 音声 IM/ プレゼンス デスクトップ共有および会議コミュニケーションをサポートできるようにすることを目的として設計されています このラボトポロジは フロントエンドプールに 3 台のサーバーを使用して構築されていますが 必要に応じてサーバーを追加することができます このラボトポロジは Lync 展開で必要な 4 つのネットワークをサポートするにあたり1 組の A10 Networks ロードバランサを使用して構築されています 4 つのネットワークは 内部 ( フロントエンド ) 内部エッジ 外部エッジ並びにリバースプロキシです 5

6 外部エッジ Active Directory Deployment Guide for Microsoft Lync Server 2013 ラボトポロジ A10LY13WAC1 A10LY13WAC2 A10ADS1 外部ネットワーク A10LY13EGS1 A10LY13EGS2 ルーター A10LY13FES1 A10LY13BES1 A10LY13FES2 注 ) ADP >> 外部エッジ A10LY13FES3 図 1: ラボトポロジ 注 ) ADP : Application Delivery Partitions とは 1 台の AX/Thunder 上に複数パーティションを構 成できる機能となります 役割 VIP ホスト名 IP アドレス AD/ 内部 CA/ 内部 DNS - A10ADS /24 フロントエンド /24 A10LY13FES /24 A10LY13FES /24 A10LY13FES /24 バックエンド - A10LY13BES /24 エッジ外部 , 112, 113/24 A10LY13EGS , 22, 23/24 A10LY13EGS , 32, 33/24 エッジ内部 /24 A10LY13EGS /24 Office W eb Apps A10LY13EGS / /24 A10LY13WAC /24 注 :CA : Certificate Authority の略で 認証局となります A10LY13WAC /24 6

7 1.2 本書の前提条件 本書の内容は 以下の前提条件に基づいてテストされています AX/Thunder の ACOS バージョンは p2 で Lync の各役割向け負荷分散等を実現す るにあたり ADP を利用しています Lync Server 2013 の音声 インスタントメッセージ (IM) プレゼンス デスクトップコ ラボレーション および音声ビデオ (AV) の会議アプリケーションについてテストで動作 確認を実施しました テストは 内部ユーザと外部ユーザの両方で実施しています テストは Microsoft Lync 2013 エンタープライズサーバーエディションと共に Microsoft SQL Server 2012 エンタープライズエディションバージョン を使用して います Lync Server 2013 のすべてのコンポーネント (Office Web Apps サーバー含 ) は Windows Server 2012 (64 ビット ) Standard Edition オペレーティングシステム上に構成されてい ます Lync クライアントとして Lync 2013(Windows 7 オペレーティングシステム ) iphone 向け Lync モバイル 5.1 を使用しています AX/Thunder はワンアームで構成されています 7

8 1.3 Lync Server 2013 のサーバー役割 Lync ソリューションには複数のサーバー役割が含まれています 以下にそれらサーバー役割について記します フロントエンドサーバー Lync Server 2013 のフロントエンドサーバーは Lync Server 2010 と同様の機能を提供します ユーザ認証 登録 音声 IM/ プレゼンス Web 会議およびアプリケーション共有機能を提供します また アドレス帳サービスや配布リストも提供します フロントエンドサーバーは フロントエンドプール内にプロビジョニングされ 拡張性および冗長性 復元性を提供するため すべて同じ構成となります Active Directory ドメインサービス (AD DS) - トポロジ内で参照されるすべての Lync Server は Active Directory ドメインサービス (AD DS) に参加する必要があります ただし エッジサーバーは例外です Lync ユーザは Active Directory ドメインおよび Lync Server 2013 コントロールパネル (CSCP) 内で管理されます Active Directory ドメインサービスは Lync Server 2013 の展開で必須となります バックエンドサーバー - フロントエンドプールにデータベースサービスを提供する Microsoft SQL Server です バックエンドサーバーは プール内ユーザデータ 会議データ用のバックアップストアとして動作し 応答グループサービス等のその他データベースのプライマリストアとなります SQL サーバーは 単一のバックエンドサーバーとして構成できますが 冗長性を実現するにあたり 複数のサーバーをクラスタとして構成することが推奨されています エッジサーバー - エッジサーバーを展開すると 外部ユーザは内部ユーザまたは外部ユーザとコミュニケーション コラボレーション作業を行うことができます 冗長性実現のため 複数のエッジサーバーをエッジサーバープールに配置することができます エッジサーバーはまた Skype Windows Live AOL Yahoo および Google Talk などのサードパーティの IM サービスへの接続にも利用します 8

9 2 AX/Thunder の構成 AX/Thunder は以下の管理インターフェースを提供します コマンドラインインターフェース (CLI) コマンドライン上で直接コマンドを入力するテキストベースのインターフェース 以下のプロトコルのいずれかを使用して シリアルコンソールまたはネットワーク経由で CLI に直接アクセス可能です o セキュリティで保護されたプロトコル Secure Shell (SSH) バージョン 1 または 2 o セキュリティで保護されていないプロトコル Telnet ( 利用可能な環境の場合 ) グラフィカルユーザインターフェース (GUI) クリックして構成ページまたは管理ページにアクセスし 値を入力または選択してデバイスの構成または管理を実行する Web ベースのインターフェース GUI には セキュリティで保護されたプロトコル Hypertext Transfer Protocol over Secure Socket Layer (HTTPS) を使用します 注 :AX/Thunder では http 要求は https にデフォルトでリダイレクトされます デフォルトでは Telnet のアクセスは 管理インターフェースをはじめとするすべてのインター フェースで無効です また SSH HTTP および HTTPS はデフォルトで管理インターフェース上 のみ有効で その他すべてのデータインターフェース上ではデフォルトで無効となっています 9

10 2.1 CLI へのログイン AX/Thunder には 管理アクセスをセキュリティで保護する高度な機能が備わっています このセクションでは デフォルトのセキュリティ設定が適用されていることを前提とします SSH を使用して CLI にログインするには 以下の手順を実行します 1. AX/Thunder の管理インターフェースにアクセス可能なネットワークに接続した PC 上で 管理インターフェースの IP アドレスを使って SSH 接続を開きます 注 :AX/Thunderの管理インターフェースのデフォルトのIPアドレスは です 2. 通常 SSH クライアントが AX/Thunder に初めて接続すると SSH クライアントから安全上の警告が表示されます 警告を注意深く読み 警告に同意して接続を完了します (Enter キーを押します ) 3. login as: プロンプトにユーザ名として admin を入力します 4. Password: プロンプトに admin パスワード ( 初期値は a10 ) を入力します admin ユーザ名とパスワードが有効な場合は CLI の User EXEC レベルのコマンドプロンプトが表示されます AX> User EXEC レベルでは show コマンドに加え ping や traceroute などのいくつかの基本コマンドを利用できます 注 :CLIプロンプトには AX もしくは ACOS が表示されます これは デバイス上に構成されているホスト名を表しております ホスト名を変更した場合には 設定したホスト名がプロンプトに表示されます 10

11 5. CLI の Privileged EXEC レベルにアクセスし すべての構成レベルにアクセスできるようにするには enable コマンドを入力します Password: プロンプトに enable パスワードを入力します ( 初期ではパスワード無となっております ) このパスワードは admin パスワードとは異なりますが どちらのパスワードにも同じ値を構成することは可能です enable パスワードが正しい場合は CLI の Privileged EXEC レベルのコマンドプロンプトが表示されます AX# 6. グローバル構成レベルにアクセスするには config コマンドを入力します 構成モード では以下のコマンドプロンプトが表示されます AX(config)# 11

12 2.2 AX/THUNDER グラフィカルユーザインターフェース (GUI) へのログイン ブラウザで 管理インターフェースの IP アドレス を入力すると 以下のログインダイア ログが表示されます 図 2:GUIログイン画面注 : ダイアログの名前と外観は 使用しているブラウザに応じて異なります 注 :AX/Thunderが利用しているWebサーバー証明書を発行した認証局(AX/Thunder 内部の認証局 ) のルート証明書が アクセスしているPC 上の信頼されたルート証明機関に存在しないため 最初のアクセス時にはエラーがでますが セキュリティ例外と処理することにより上記ログイン画面が表示されます 1. admin ユーザ名とパスワード ( デフォルト a10 ) を入力し [OK] をクリックします AX/Thunder の情報がひと目でわかるサマリーページが開きます GUI 使用中はこのページにい つでもアクセスできます それには [ モニタ ] > [ 概要 ] > [ サマリ ] を選択します 12

13 3 構成要件表 以下の表は Lync Server 2013 エンタープライズエディションの展開に必要なサービスのリストです 表 1:Lync フロントエンドサーバー ( 必須 ) サービス名 ポート VIP タイプ ソース NAT 機能テンプレート メモ Lync フロントエンドサービス Lync Server Web 互換性サービス Web サーバーコンポーネント Lync Server Web 互換性サービス Lync フロントエンドサービス 135 TCP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM 443 TCP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM 4443 TCP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM 444 TCP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM 5061 TCP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM ユーザの移動 ユーザレプリケータ同期 およびアドレス帳同期などの DCOM ベースの操作で使用 フロントエンドサーバーから Web ファーム FQDN (IIS Web コンポーネントで使用される URL) への通信に使用 SSL オフロードを利用する場合には クライアント SSL テンプレートが必要 外部アクセスのための Web コンポーネントで使用 SSL オフロードを利用する場合には クライアント SSL テンプレートが必要 会議の状態を管理する Lync Server コンポーネントと個別のサーバー間の通信で使用 サーバー間のすべての内部 SIP 通信 (MTLS) サーバーとクライアントの間の SIP 通信 (TLS) およびフロントエンドサーバーと仲介サーバーの間の SIP 通信 (MTLS) において フロントエンドプールで使用 13

14 表 2:Lync フロントエンドサーバー ( オプション ) サービス名 Lync Server アプリケーション共有サービス Lync Server 応答グループサービス Lync Server 会議アテンダントサービス ( ダイヤルイン会議 ) Lync Server 会議アナウンスサービス Lync Server コールパークサービス Lync Server オーディオテストサービス VIP ポートタイプ ソース機能テンプレート NAT 5065 TCP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM 5071 TCP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM 5072 TCP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM 5073 TCP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM 5075 TCP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM 5076 TCP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM メモアプリケーション共有の SIP リッスン要求を受信するためのポート 応答グループアプリケーションの SIP 要求を受信するためのポート Microsoft Lync 2010 Attendant ( ダイヤルイン会議 ) の SIP 要求を受信するためのポート Lync Server 会議アナウンスサービスの SIP 要求を受信するためのポート コールパークアプリケーションの SIP 要求を受信するためのポート オーディオテストサービスの SIP 要求を受信するために使用 注 : Lync フロントエンドサーバーのポートとプロトコルに詳細については以下で確認できます 14

15 表 3: 内部エッジサーバー サーバーの役割 ポート VIP タイプ ソース NAT フィーチャテンプレート 使用上の注意 内部エッジサーバー内部エッジサーバー内部エッジサーバー内部エッジサーバー 443 TCP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM 3478 UDP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM 5061 TCP/TLS Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM 5062 TCP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM 内部エッジサーバーとファーム FQDN との間の通信で使用 内部ユーザと外部ユーザ間のメディア転送 (UDP) の推奨パス リモートユーザアクセスまたはフェデレーションの SIP/MTLS 通信用の外部ポートに使用 AV エッジのユーザ認証で使用 注 : Lync エッジサーバーのポートとプロトコルに詳細については以下で確認できます 15

16 表 4: 外部エッジサーバー サーバーの役割ポート VIP タイプ ソース NAT 機能テンプレート 外部エッジ 443 TCP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) アクセス TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM メモすべての内部メディア通信にアクセスする リモートユーザのアクセス用の SIP/TLS 通信で使用されるポート 外部エッジアクセス外部エッジ WebConf 外部エッジ AV 外部エッジ AV 5061 TCP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM 443 TCP Auto パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM 443 TCP - パーシステンス :SIP ( ソース IP) TCP : TCP-Lync ヘルスモニタ :HM 3478 UDP - パーシステンス :SIP ( ソース IP) ヘルスモニタ :HM リモートユーザのアクセスとフェデレーション用の外部 SIP/MTLS 通信に使用されるポート すべての内部メディア通信にアクセスする リモートユーザのアクセス用の SIP/TLS 通信で使用されるポート すべての内部メディア通信にアクセスするリモートユーザのアクセス用の SIP/TLS 通信で使用されるポート STUN/UDP の受信用および送信用のメディアリソースで使用 注 : 外部エッジプールの展開時に Lync エッジサーバープールを単一の FQDN および IP アドレスまたは複数の FQDN および IP アドレスで展開するかどうかを尋ねる機能選択が表示されます [ 単一 FQDN および IP アドレス使用 ] の機能選択を解除すると 外部エッジプールで複数 IP 構成が可能になります AX/Thunder は単一 IP 構成と複数 IP 構成のどちらの展開でもサポートしています 複数 IP 構成の場合はアクセス Web 会議および AV エッジ向けに 3 つのパブリック IP アドレスが必要となります 単一の FQDN および IP アドレス構成では パブリック IP アドレス (VIP) は 1 つだけ必要となります プロトコルの定義 STUN - Session Traversal Utilities for NAT (STUN) SIP- Session Initiation Protocol ( セッション開始プロトコル ) MTLS - Multiplexed Transport Layer Security PSOM - Persistent Shared Object Protocol TLS -Transport Layer Security ( トランスポート層セキュリティ ) FQDN -Fully Qualified Domain Name ( 完全修飾ドメイン名 ) DCOM - Distributed Component Object Model ( 分散コンポーネントオブジェクトモデル ) 16

17 表 5:Office Web Apps サーバー ( オプション ) サービス名 Office Web Apps サーバーサービス VIP ソースポート機能テンプレートメモタイプ NAT 443 TCP Auto パーシステンス :persistence-wac Lync Server 2013 環境で パワーポイ ( クッキー ) ント資料共有を実行する際に Lync ヘルスモニタ :WAC-80 クライアントと Office Web Apps サー クライアント SSL テンプレート : バー間の通信で使用 wac-hlb-c-ssl SSL オフロードを利用する場合には クライアント SSL テンプレートが必要 表 6: リバースプロキシ ( オプション ) サービス名 Lync 外部公開 Web サービス ポート 443 >> 4443 VIP タイプ ソース NAT 機能テンプレート TCP Auto パーシステンス :cookie-rp クライアント SSL テンプレート : メモ Lync Server 2013 環境で 外部からの ( クッキー ) Web サービスへの通信を内部の Lync サーバーへ中継する際に使用 RP-Client-SSL 外部公開ポート番号は 443 で 中継サーバー SSL テンプレート : 先の Lync サーバーのポート番号は RP-Server-SSL aflex : Lync-WAC-Selection 4443 を使用 Office Web Apps 外部公開サービス 443 TCP Auto 上記 Lync 外部公開 Web サービスの 設定を利用するため 専用の機能テ ンプレートは無 Lync Server 2013 環境で パワーポイント資料共有を実行する際に Lync クライアントと Office Web Apps サーバー間の通信で使用 注 : リバースプロキシのポートとプロトコルに詳細については以下で確認できます 17

18 3.1 機能テンプレートと構成テンプレート 以下のテンプレートおよび構成は 特定のサーバー役割に必要です 構成要件表を参照してくだ さい A. TCP タイムアウトテンプレートを作成するには : 1. [ コンフィグ ] > [ サービス ] > [ テンプレート ] > [L4] の順に選択します 2. [ 追加 ] をクリックし 以下の設定を実行します a. [ 名前 ]:TCP-Lync b. [ アイドルタイムアウト ] :1200 c. [ リセット送信 ( サーバー )] : 有効 d. [ リセット送信 ( クライアント )] : 有効 3. 完了したら [OK] をクリックし [ 保存 ] をクリックします 図 3:L4 TCP テンプレート 注 :1200 秒の TCP アイドルタイムアウトは AX/Thunder で TCP 接続がリセットされるまで に必要なアイドル時間です 18

19 B. ソース IP パーシステンスを作成する方法 : 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ サービス ] > [ テンプレート ] > [ パーシステンス ] の順に選択します 2. ドロップダウンリストから [ ソース IP パーシステンス ] を選択します 3. [ 追加 ] をクリックし 以下の設定を実行します a. [ 名前 ]: SIP b. [ マッチタイプ ]: サーバー c. [ タイムアウト ]: 20 分 d. [ ネットマスク ]: ( デフォルト ) 4. [OK] をクリックし [ 保存 ] をクリックして構成を保存します 図 4: ソース IP パーシステンステンプレート 19

20 C. ヘルスモニタを作成する方法 : 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ ヘルスモニタ ] > [ ヘルスモニタ ] の順に選択します 2. [ 追加 ] をクリックし 以下の設定を実行します a. [ 名前 ]:HM b. その他はデフォルト値 3. 完了したら [OK] をクリックし [ 保存 ] をクリックします 図 5: ヘルスモニタ 20

21 4. 続いて同様の手順で Lync SIP 向けのヘルスモニタを以下の設定内容で構成します a. [ 名前 ] : SIP 5060 b. [ 間隔 ] : 15 秒 c. [ タイムアウト ] : 5 秒注 : 間隔やタイムアウト値は 既存のネットワーク サーバー監視ポリシーに準じるべきと考えますので IT 部門等の管理されているご担当へご相談ください d. [ クラス ] : SIP e. [ ポート ] : 5060 f. [TCP] : チェック g. [ レスポンスコード ] : 401, 完了したら [OK] をクリックし [ 保存 ] をクリックします 注 : 上記ヘルスモニタは サーバーのヘルスモニタで使用してください 監視ポート番号 TCP/5060 は実際の使用ポート TCP/5061 と一致しないため TCP/5061 を定義しているサービスグループやサーバーポートでは動作しませんので注意願います 注 : TCP ポートベースのヘルスチェックも構成することができます TCP ポートヘルスチェック を利用する場合には 使用する全てのポート分を設定する必要があります 以下は構成例です a. [ 名前 ] : TCP 443 b. [ 間隔 ] : 30 c. [ タイムアウト ] : 10 d. [ クラス ] : TCP e. [ ポート ] : 443 f. [ ハーフオープン ] : 無効 21

22 D. フロントエンドサーバーでの SIP モニタの構成方法 : この設定は Lync Server 2013 トポロジビルダーで Enterprise Edition フロントエンドプールを選択して有効にできます この機能の目的は A10 ネットワークス社 AX/Thunder でポート 5060 を利用して Lync サーバーの状態を監視できるようにすることです 1. Lync フロントエンドサーバーのいずれかからLync Serverトポロジビルダーを起動します 2. 既存の展開から [ トポロジのダウンロード ] を選択して構成を保存します 3. [Enterprise Edition フロントエンドプール ] の名前を選択します 4. 本構成では プール名 lync2013.a10domain.a10.local のプロパティを編集します [ ロードバランサー機器の監視ポートの有効化 ] チェックボックスをオンにし 5060 と入力して [OK] をクリックします 図 6:Microsoft Lync での全般プロパティの編集 22

23 5. プール名を右クリックし [ トポロジ ] > [ 公開 ] を選択し 変更した Lync トポロジを公開 して データベースに反映させます 図 7:Microsoft Lync トポロジビルダー 注 : トポロジの変更を有効化するために 公開 を実行する必要があります 23

24 Lync フロントエンド Office Web Apps Deployment Guide for Microsoft Lync Server Lync フロントエンドプールのロードバランス サイトは 1 つまたは複数のプールで構成され プール内には 1 台または複数の Lync サーバーが含まれます フロントエンドサーバープールは Lync サーバーの集合体で IM/ プレゼンス 会議サービス コラボレーション 音声などのサービスを提供します プール内の複数サーバーのうち 1 つがダウンしても 残りのフロントエンドサーバーでサービスを継続することができます AX/Thunder Office Web Apps ファーム HTTPS/443 HTTP/80 TCP/135 TCP/443 TCP/444 TCP/4443 TCP/5061 TCP/135, 443, 444, TCP/5065, 5071, 5072, 5073, 5075, 5076 TCP/5065, 5071, 5072, 5073, 5075, 5076 Lync フロントエンドプール 図 8: フロントエンドプール Office Web Apps 負荷分散構成図 24

25 4.1 リアルサーバー設定 ロードバランサを利用して高可用性を構成する Lync フロントエンドエンタープライズプールを AX/Thunder で設定する手順を以下に記します 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ サービス ] > [ サーバー ] を選択します 2. [ 追加 ] をクリックし 新しいサーバーを追加します 3. 本構成では 以下の情報を設定しています a. [ 名前 ]:Lync2013FE1 b. [IP アドレス / ホスト ]: c. [ ヘルスモニタ ] : 空白 ( ヘルスモニタはサービスグループで設定します ) 図 9:Lync フロントエンドサーバーの構成 25

26 4. 続いてサーバー構成でポートを追加します a. ポートを入力 適切なプロトコルタイプを選択し ヘルスチェックを空白にして [ 追加 ] をクリックします b. 実際に利用するサービスに合わせて 必要なポート設定 ( 表 1 に記載した必須ポートと表 2 に記載したオプションで使用するポート ) を全て行います 注 :SSL 通信を利用しないポートを設定する場合には SSL なし をチェックします 図 10:Lync フロントエンドサーバーポートの構成 26

27 5. [OK] をクリックし [ 保存 ] をクリックして構成を保存します までの工程を 全フロントエンドサーバー分 ( 今回のケースでは A10LY13FES2, A10LY13FES3) 繰り返し実行します 図 11:Lync フロントエンドサーバー一覧 27

28 4.2 サービスグループ設定 続いてサービスグループを構成します 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ サービス ] > [ サービスグループ ] に移動します 2. [ 追加 ] をクリックし 新しいサービスグループを追加します 3. 今回の構成では 以下の情報を設定しています a. [ 名前 ]:Lync2013SG-135 b. [ クラス ]:TCP c. [ アルゴリズム ]:Least Connection d. [ ヘルスモニタ ]: HM 図 12:Lync フロントエンドサービスグループの構成 注 : サービスグループは リアルサーバーとサービスポートのセットで構成され サーバー の選択アルゴリズムを定義します 28

29 e. [ サーバー ] ドロップダウンリストから少なくとも 1 つ以上のサーバーを選択してポー トと共に追加します 図 13: Lyncフロントエンドサービスグループの構成 f. 上記 a-e の工程を 表 1 に記載されている残りの全ポート (TCP/443, TCP/444, TCP/4443, TCP/5061) と必要に応じ 表 2に記載されているオプションのポート (TCP/5065, TCP/5071, TCP/5072, TCP/5073, TCP/5075, TCP/5076) 分実行します 図 14:Lync フロントエンドサービスグループ一覧 29

30 4.3 バーチャルサーバー設定 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ サービス ] > [ バーチャルサーバー ] に移動します 2. [ 追加 ] をクリックし バーチャルサーバーを追加していきます 3. 本構成では 以下の情報を設定しています a. [ 名前 ]:Lync2013VIP b. [IP アドレス or CIDR Subnet ]: 図 15:Lync フロントエンドバーチャルサーバーの構成 注 : AX/Thunder 上には 複数のバーチャルサーバーを構成できます バーチャルサーバーは クライアントの要求送信を受けるサーバーとなります AX/Thunderは バーチャルサーバーに紐づくサービスグループから適切なリアルサーバーを選択し クライアントからの要求を転送処理します 30

31 4. 続いてポートセクションにある [ 追加 ] をクリックして バーチャルサービス ( バーチャルサーバーポート ) を構成します 5. 本構成では 以下の情報でバーチャルサービス ( バーチャルポート ) を設定しています a. [ タイプ ] :TCP b. [ ポート ]:135 c. [ サービスグループ ]:Lync2013SG-135 図 16: Lync フロントエンドバーチャルサーバーポートの構成 d. [ ソース NAT プール ]: Auto 注 : 本設定で送信元 IP アドレスを AX/Thunder のサーバー向けネットワークインターフ ェースに割り当てた IP アドレスに強制的に変更します e. [TCP テンプレート ]:TCP f. [ パーシステンステンプレートタイプ ]: ソース IP パーシステンス g. [ ソース IP パーシステンス ]:SIP 31

32 図 17:Lync フロントエンド機能テンプレートの構成 注 : 各種テンプレートおよびパーシステンスの要件などの AX/Thunder のバーチャルサービステ ンプレートオプションは 構成要件表に記載されています 表 1 を参照してください 6. [OK] をクリックし [ 保存 ] をクリックして構成を保存します 7. Lyncフロントエンドサーバーのバーチャルサービスポートの残り分 (TCP/443, TCP/444, TCP/4443, TCP/5061) と 利用するサービスに応じてオプションポート (TCP/5065, TCP/5071, TCP/5072, TCP/5073, TCP/5075, TCP/5076) について 3-6の設定を繰り返し実行します 32

33 図 18:Lync フロントエンドバーチャルサーバーポートの一覧 8. 最後にバーチャルサーバーの設定画面で [OK] をクリックし [ 保存 ] をクリックして構 成を保存します 33

34 AV エッジ Web 会議エッジアクセスエッジ Deployment Guide for Microsoft Lync Server 外部エッジプールのロードバランス エッジサーバーは 外部ユーザが企業のファイアウォールを越えて Lync サーバーにアクセスすることを可能にします エッジサーバーを設置することで リモートユーザは IM/ プレゼンス 会議並びに音声機能を VPN 接続無しで利用できます さらに エッジサーバーを設置することで 他企業とのフェデレーションやパブリック IM 接続なども実現することができ ユーザは豊富な Lync 機能を全て利用することができます エッジサーバーは 単一サーバーまたは複数サーバーのどちらでも展開できます ロードバランサは アプリケーションに冗長性と復元性を提供する複数サーバー展開時に必要となります AX/Thunder TCP/443 TCP/5061 TCP/443 Lync エッジプール TCP/5061 TCP/443 TCP/443 TCP/443 UDP/3478 TCP/443 UDP/3478 図 19: 外部エッジ向け負荷分散構成図 34

35 5.1 リアルサーバー設定 Lync 外部エッジプールを構成する方法を以下に記します 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ サービス ] > [ サーバー ] に移動します 2. [ 追加 ] をクリックし 新しいサーバーを追加します 3. 本構成では 以下の情報を設定しています a. [ 名前 ]:ExternalEdge1-access b. [IP アドレス / ホスト ]: c. [ ヘルスモニタ ] : 空白 ( ヘルスモニタはサービスグループで構成します ) 図 20: 外部エッジサーバーの構成 35

36 4. ポートセクションで [ 追加 ] を選択します 5. 必要なポート情報 ( 表 4 に記載 ) を追加し [OK] をクリックした後 [ 保存 ] をクリックして構成を保存します ヘルスモニタはサービスグループで設定するため ここでは空白を選択します 図 21: 外部エッジサーバーポートの構成注 : 外部エッジサービスの必須ポートについては 表 4を参照してください 今回のケースでは アクセス Web 会議 AVエッジのIPアドレスは各々独立しており同じポート番号 443を利用しています 6. [OK] をクリックし [ 保存 ] をクリックして構成を保存します までの工程を 全ての外部エッジサーバー分 (A10LY13EGS1 の Web 会議エッジ AV エッジ並びに A10LY13EGS2 の全エッジ ) について 繰り返し実行します 図 22: 外部エッジサーバー一覧 36

37 5.2 サービスグループ設定 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ サービス ] > [ サービスグループ ] を選択します 2. [ 追加 ] をクリックし 新しいサービスグループを追加します 3. 本構成では 以下の情報を設定しています a. [ 名前 ]:ExternalEdge-access-443 b. [ クラス ]:TCP c. [ アルゴリズム ]:Least Connection d. [ ヘルスモニタ ]:HM 図 23: 外部エッジサービスグループの構成 注 : サービスグループは リアルサーバーとサービスポートのセットで構成され サーバーの選 択アルゴリズムを定義します 37

38 4. [ サーバー ] ドロップダウンリストから少なくとも 1 つ以上のサーバーを選択してポートと 共に追加します 図 24: 外部エッジサービスグループサーバーの一覧 5. [OK] をクリックし [ 保存 ] をクリックして構成を保存します 6. 外部エッジサービスに必須のサービスグループ ( 表 4 に記載 ) すべてについて 上記の 1-4 の設定を繰り返し実施します 図 25: 外部エッジサービスグループ一覧 注 : フェデレーション接続 パブリック IM 接続が無いケースでは 外部アクセスエッジの TCP/5061 を構成する必要はありません 今回のテスト環境では接続先はありませんが 設定だけ実施しております 38

39 5.3 バーチャルサーバー設定 前章のフロントエンドサーバーのバーチャルサーバーでは 明示的にバーチャルサーバーとバーチャルサーバーポートの設定を分ける方法を記載しましたが 外部エッジのバーチャルサーバーは バーチャルサービス ( バーチャルサーバーポート ) の設定の一環で定義します どちらの方法でも 設定内容は完全に一致しており 特に問題ありません 本構成では アクセスエッジ Web エッジ AV エッジのパブリック ( 公開 )IP アドレス (VIP) が独立していますので アクセスエッジ以外の 2 つのエッジ役割向けに 下記のバーチャルサービスの設定を繰り返し実行する必要があります [ コンフィグ ] > [SLB] > [ サービス ] > [ バーチャルサービス ] に移動します 3. [ 追加 ] ボタンをクリックし バーチャルサービスを追加します 4. 本構成では 以下の情報を設定してします a. [ バーチャルサービス ]:ExternalEdge-ac443 b. [ タイプ ]:TCP c. [ ポート ]:443 d. [ アドレス ]: e. [ サービスグループ ]:ExternalEdge-access

40 図 26: 外部エッジバーチャルサービスの構成 機能テンプレートとして以下を構成します a. [ ソース NAT プール ]:Auto b. [TCP テンプレート ]:TCP c. [ パーシステンステンプレートタイプ ]: ソース IP パーシステンス d. [ ソース IP パーシステンス ]:SIP 図 27: 外部エッジバーチャルサービス機能テンプレート 注 : 各種テンプレートおよびパーシステンスの要件などを含む AX/Thunder のバーチャルサービ ステンプレートオプションは 構成要件表に記載されています 表 4 を参照してください 1. 完了したら [OK] をクリックし [ 保存 ] をクリックして構成を保存します の工程を 表 4 で記載されている Web 会議エッジと AV エッジのバーチャルサー バーとバーチャルサービスポート (TCP/443 UDP/3478) に対して実行します 注 : アクセスエッジの TCP/5061 については 今回の構成で利用していないため定義しておりま せん 40

41 図 28: 外部アクセスエッジバーチャルサーバーの構成 図 29: 外部 Web エッジバーチャルサーバーの構成 41

42 図 30: 外部 Web エッジバーチャルサーバーの構成 42

43 6 内部エッジプールのロードバランス 外部エッジプールの負荷分散として専用のロードバランサ (AX/Thunder) を利用した場合には 内部エッジプールでも同様のロードバランサが必須となります 外部エッジプールに DNS ロードバランスを利用した場合には 内部エッジプールでも DNS ロードバランスを使用することが要求されます 内部エッジプールでは Lync サーバー若しく内部ネットワークの Lync クライアントから外部ネットワークの Lync クライアントや他 Lync システムへの通信を処理します 内部エッジプールは 外部エッジプール ( アクセスエッジ Web 会議エッジ AV エッジ ) と違いサーバー役割は単一です Lync エッジプール AX/Thunder TCP/443 TCP/443 UDP/3478 UDP/3478 TCP/5061 TCP/5061 TCP/5062 TCP/8057 TCP/5062 TCP/8057 図 31: 内部エッジ向け負荷分散構成図 AX/Thunder で Lync 内部エッジプールを構成する方法を 以降に記します 43

44 6.1 リアルサーバー設定 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ サービス ] > [ サーバー ] に移動します 2. [ 追加 ] をクリックし 内部エッジサーバーを追加します 3. 本構成では 以下の情報を設定しています a. [ 名前 ]:InternalEdge-1 b. [IP アドレス / ホスト ]: c. [ ヘルスモニタ ] : 空白 ( ヘルスモニタはサービスグループで設定します ) 図 32: 内部エッジサーバーの構成 44

45 4. [ ポート ] セクションにある [ 追加 ] を選択し サーバー構成にポートを追加します a. ポートおよびプロトコルタイプを入力し ヘルスモニタを空白にして [ 追加 ] をクリックします b. 実際に利用するサービスに合わせて 必要なポートの設定を実行します 図 33: 内部エッジサーバーポートの構成 注 : 内部エッジサービスの必須ポートについては 表 3 を参照してください 5. [OK] をクリックし [ 保存 ] をクリックして構成を保存します までの工程を 残りの全ての内部エッジサーバー ( 本構成では A10LY13EGS2) について 繰り返し実行します 図 34: 内部エッジサーバー一覧 45

46 6.2 サービスグループ設定 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ サービス ] > [ サービスグループ ] に移動します 2. [ 追加 ] をクリックし 新しいサービスグループを作成します 3. 本構成では 以下の情報を設定しています a. [ 名前 ]:internaledge-443 b. [ クラス ]:TCP c. [ アルゴリズム ]:Least Connection d. [ ヘルスチェック ]:HM 図 35: 内部エッジサービスグループの構成 注 : サービスグループは リアルサーバーとサービスポートのセットで構成され サーバーの選 択アルゴリズムを定義します 46

47 e. [ サーバー ] ドロップダウンリストから少なくとも 1 つ以上のサーバーを選択してポー トと共に追加します 図 36: 内部エッジサービスグループのサーバー一覧 f. 上記 a-e の工程を 表 3 に記載されている残りの TCP ポート分 (TCP/5061, TCP/5062, TCP/8057) 全てに対して実行します UDP/3478 は設定内容が異なるため 次に設定例を記します 図 37: 内部エッジサービスグループ一覧 47

48 4. 下記は UDP/3478 をサービスグループで定義した内容です a. [ 名前 ]: InternalEdge-3478 b. [ クラス ] : UDP c. [ アルゴリズム ] :Least Conenction d. [ ヘルスモニタ ] : HM e. [ サーバー ] : InternalEdge-1, InternalEde-2 f. [ ポート ] : 3478 図 38:UDP/3478 のサービスグループ設定 48

49 6.3 バーチャルサーバー設定 内部エッジのバーチャルサーバーは 外部エッジ同様バーチャルサービスの設定の一環で定義します 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ サービス ] > [ バーチャルサービス ] に移動します 2. [ 追加 ] ボタンをクリックし バーチャルサービスを追加します 3. 本構成では 以下の情報を設定しています a. [ バーチャルサービス ]:Internal-443 b. [ タイプ ]:TCP c. [ ポート ] : 443 d. [ アドレス ] : e. [ サービスグループ ] : InternalEdge-443 図 39: 内部エッジバーチャルサービスの構成 49

50 機能テンプレートとして以下を構成します f. [ ソース NAT プール ]:Auto g. [TCP テンプレート ] : TCP h. [ パーシステンステンプレートタイプ ] : ソース IP パーシステンス i. [ ソース IP パーシステンス ] : SIP 図 40: 内部エッジバーチャルサービス機能テンプレートの構成 注 : 各種テンプレートおよびパーシステンスの要件を含む AX/Thunder のバーチャルサービステ ンプレートオプションは 構成要件表に記載されています 表 3 を参照してください 4. [OK] をクリックし [ 保存 ] をクリックして構成を保存します 5. 上記 1-3 の工程を 表 3 の残りのポート分 (UDP/3478, TCP/5061, TCP/5062, TCP/8057) 全てに対して実行します 設定する VIP アドレス サービスグループ 機能テンプレートは UDP/3478 を除き全て共通となります 50

51 C. 以下は UDP/3478 の設定内容となります 1. 本構成では下記内容で設定を実施しています a. [ バーチャルサービス ]:Internal-3478-UDP b. [ タイプ ]:UDP c. [ ポート ] : 3478 d. [ アドレス ] : _ _vserver ( 既に同 IP アドレスの設定があるためリストから選択する形となります ) e. [ サービスグループ ] : InternalEdge-3478 f. [ ソース IP パーシステンス ] : SIP 図 41:UDP/3478 のバーチャルサービスの構成 51

52 図 42:UDP/3478 バーチャルサービス機能テンプレートの構成 注 : 各種テンプレートおよびパーシステンスの要件を含む AX/Thunder のバーチャルサービステ ンプレートオプションは 構成要件表に記載されています 表 3 を参照してください 図 43: 内部エッジバーチャルサーバーの構成 注 : 内部エッジサービスで定義する必須ポートのリストについては 表 3 を参照してください 52

53 7 Office Web Apps ファームのロードバランス AX/Thunder で Office Web Apps プールを構成する方法を記します Office Web Apps サーバーのロードバランス要件で SSL オフロードを推奨しているため 以下では SSL オフロードの構成方法を記載します なお その他サーバー負荷軽減機能 (RAM キャッシング 圧縮等 ) も有効ですが 本構成では設定しておりません 負荷分散構成イメージについては " 図 8: フロントエンドプール向け負荷分散構成図 にまとめて記載しています 53

54 7.1 リアルサーバー設定 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ サービス ] > [ サーバー ] に移動します 2. [ 追加 ] をクリックし Office Web Apps サーバーを追加します 3. 本構成では 以下の情報を設定しています a. [ 名前 ]:WAC1 b. [IP アドレス / ホスト ]: c. [ ヘルスモニタ ] : 空白 ( ヘルスモニタはサービスグループで設定します ) 図 44:Office Web Apps サーバーの構成 54

55 4. [ ポート ] セクションにある [ 追加 ] を選択し サーバー構成にポートを追加します a. ポート 80 を入力 プロトコルタイプで TCP を選択 SSL なしをチェックし [ 追加 ] をクリックします b. ポート 443 を入力 プロトコルタイプで TCP を選択し [ 追加 ] をクリックします 図 45:Office Web Apps サーバーポートの構成 注 : SSL オフロードを構成する場合には TCP/443 の設定は本来不要ですが 本構成では SSL オフロード無のテストも実施したため 両方設定しております 5. [OK] をクリックし [ 保存 ] をクリックして構成を保存します までの工程を 残り全ての Office Web Apps サーバー分 ( 本構成では A10LY13WAC2) について 繰り返し実行します 55

56 7.2 サービスグループ設定 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ サービス ] > [ サービスグループ ] に移動します 2. [ 追加 ] をクリックし [WAC-SG-80 という新しいサービスグループを作成します 3. 本構成では 以下の情報を設定しています a. [ 名前 ]:WAC-SG-80 b. [ クラス ]:TCP c. [ アルゴリズム ]:Least Connection d. [ ヘルスモニタ ]:WAC-80 ( 構成については後述 ) 図 46:Office Web Apps サービスグループの構成 注 : サービスグループは リアルサーバーとサービスポートのセットで構成され サーバー の選択アルゴリズムを定義します 56

57 e. [ サーバー ] ドロップダウンリストから少なくとも 1 つ以上のサーバーを選択してポー トと共に追加します 本構成では サーバー名 WAC1 および WAC2 をポート 80 で 設定しています 図 47:Office Web Apps サービスグループのサーバー一覧 4. [OK] をクリックした後 [ 保存 ] をクリックして設定を保存します 57

58 7.3 バーチャルサーバー設定 Office Web Apps のバーチャルサーバーは 外部エッジ 内部エッジ同様バーチャルサービスの設定の一環で定義します 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ サービス ] > [ バーチャルサーバーポート ] に移動します 2. [ 追加 ] ボタンをクリックします 3. 本構成では 以下の情報を設定しています a. [ バーチャルサービス ]:OWA_VIP b. [ タイプ ]:https c. [ ポート ]:443 d. [ アドレス ]: e. [ サービスグループ ]:WAC-SG-80 図 48:Office Web Apps バーチャルサービスの構成 58

59 機能テンプレートとして以下を構成します f. [ ソース NAT プール ]:Auto g. [ クライアント SSL テンプレート ] : wac-hlb-c-ssl ( 構成については後述 ) h. [ パーシステンステンプレートタイプ ] : クッキーパーシステンステンプレート i. [ クッキーパーシステンステンプレート ] : persistence-wac ( 構成については後述 ) 図 49:Office Web Apps バーチャルサービスの機能テンプレートの構成 4. [OK] をクリックし [ 保存 ] をクリックして構成を保存します 59

60 7.4 Office W eb Apps 向けヘルスモニタ設定 Office Web Apps のヘルスモニタの構成方法を説明します Office Web Apps サーバーは /hosting/discovery URL への正しいリクエストが来た場合に wopi-discovery を返すことを利用し ヘルスモニタを以下のように構成します [ コンフィグ ] > [SLB] > [ ヘルスモニタ ] > [ ヘルスモニタ ] に移動します [ 追加 ] ボタンをクリックします 3. 本構成では 以下の情報を設定しています a. [ 名前 ]:WAC-80 b. [ 間隔 ]:30 c. [ タイムアウト ]:10 d. [ クラス ]:HTTP e. [ ポート ]: 80 f. [URL] : GET /hosting/discovery g. [ エクスペクト ]:wopi-discovery ( テキスト ) 60

61 図 50 : Office Web Apps ヘルスモニタの構成 注 : 間隔 タイムアウトについてはユーザ環境におけるサービスレベル等に依存しますので IT 管 理者等適切な方にお問い合わせください 4. [OK] をクリックした後 [ 保存 ] をクリックして設定を保存します 61

62 7.5 Office W eb Apps 向け SSL テンプレート設定 Office Web Apps の SSL オフロード設定時に利用したクライアント SSL テンプレートと証明書の構成を説明します 最初に SSL サーバー証明書のインポートを実施します 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [SSL 管理 ] > [ 証明書 ] に移動します 2. [ インポート ] ボタンをクリックします 3. 本構成では 以下の手順で内部証明機関 (CA) で発行した Office Web Apps 向け SSL サーバー証明書をインポートします a. [ 名前 ]:wac-hlb.a10domain.a10.com b. [Import Certificate From]: ローカル c. [Certificate Format] : PFX d. [ パスワード ] : 証明書と一緒にファイル化されている秘密鍵のパスワード e. [ 証明書送信元 ] : Office Web Apps 向け SSL サーバー証明書のファイルを指定 図 51 : Office Web Apps SSL サーバー証明書の構成注 : 本構成では 内部証明機関 (CA) で発行した SSL サーバー証明書を利用していますが パブリック証明機関 ( ベリサイン DigiCert 等 ) で発行した SSL サーバー証明書を利用することも可能です 4. [OK] をクリックした後 [ 保存 ] をクリックして設定を保存します 62

63 証明書のインポート後 クライアント SSL テンプレートを作成します 5. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ テンプレート ] > [SSL] > [ クライアント SSL] に移動します 6. [ 追加 ] ボタンをクリックします 7. 本構成では 以下の手順で先ほどインポートした SSL サーバー証明書を利用してクライ アント SSL テンプレートを作成します a. [ 名前 ]:wac-hlb-c-ssl b. [ 証明書名 ]:wac-hlb.a10domain.a10.com c. [ キー名 ] : wac-hlb.a10domain.a10.com << 秘密鍵が証明書ファイルと独立している場合には異なる名前となります d. [ パスワード ] : 証明書と一緒にファイル化されている秘密鍵のパスワード 図 52 : Office Web Apps クライアント SSL テンプレートの構成 8. [OK] をクリックした後 [ 保存 ] をクリックして設定を保存します 63

64 7.6 Office W eb Apps 向けクッキーパーシステンステンプレート設定 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ テンプレート ] > [ パーシステンス ] > [ クッキーパーシステンス ] に移動します 2. [ 追加 ] ボタンをクリックします 3. 本構成では 以下の手順でクッキーパーシステンステンプレートを設定します a. [ 名前 ]:persistence-wac b. [ マッチタイプ ]: ポート ( デフォルト設定 ) 図 53 : Office Web Apps クッキーパーシステンステンプレートの構成 4. [OK] をクリックした後 [ 保存 ] をクリックして設定を保存します 64

65 Lync フロントエンド Office Web Apps Deployment Guide for Microsoft Lync Server リバースプロキシ AX/Thunder で Lync Sever 2013 Office Web Apps サーバー向けにリバースプロキシを構成する方法を記します リバースプロキシは 両サーバー群が内部ネットワークの Lync クライアントに提供している各種 Web ベースのサービスを外部ネットワーク ( インターネット ) に公開するために利用されます AX/Thunder でリバースプロキシを構成する方法の詳細については 下記リンクのドキュメントを参照願います AX/Thunder Office Web Apps ファーム HTTPS/443 AX/Thunder HTTPS/443 TCP/4443 HTTP/80 TCP/4443 Lync フロントエンドプール 図 54: リバースプロキシの負荷分散構成 65

66 8.1 リバースプロキシ用各種証明書のインポート リモートクライアントからのアクセス要求に対応するための公開用 SSL サーバー証明書と 内部の Lync フロントエンドプールと Office Web Apps ファーム向けに SSL サーバー証明書を発行した内部証明機関 (CA) のルート証明書を各々インポートします 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [SSL 管理 ] > [ 証明書 ] に移動します 2. [ インポート ] ボタンをクリックします 3. 本構成では 以下の手順でパブリック証明機関 (CA) で発行した Lync Server 2013 Office Web Apps 公開 Web サービス向け SSL サーバー証明書をインポートします a. [ 名前 ]:RP_external b. [Import Certificate From]: ローカル c. [Certificate Format] : PFX d. [ パスワード ] : 証明書と一緒にファイル化されている秘密鍵のパスワード e. [ 証明書送信元 ] : Lync Server 2013 Office Web Apps サーバー向け公開用 SSL サーバー証明書のファイルを指定 図 55: リバースプロキシ公開証明書のインポート 4. [OK] ボタンをクリックし 設定を完了します 66

67 続いて Lync フロントエンドプールと Office Web Apps ファーム向けに SSL サーバー証明書を発行した内部証明機関 (CA) のルート証明書をインポートします 5. 再度 [ インポート ] ボタンをクリックします 6. 本構成では 以下の手順で内部証明機関 (CA) のルート証明書をインポートします f. [ 名前 ]:a10domain_a10_local_rootca g. [Import Certificate From]: ローカル h. [Certificate Format] : DER ( ルート証明書のファイル形式を選択 ) i. [ 証明書送信元 ] : 社内認証局のルート証明書ファイルを指定 図 56 : リバースプロキシ内部ルート証明書のインポート 7. [OK] ボタンをクリックし 設定を完了します 67

68 8.2 リバースプロキシ用 SSL テンプレートの設定 先ほどインポートした証明書を利用し クライアント SSL テンプレートとサーバー SSL テンプレートを作成します Office Web Apps サーバーのオフロード時には利用しなかったサーバー SSL テンプレートは 外部 内部の 2 つの SSL セッションをブリッジするリバースプロキシの構成では必要となります 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ テンプレート ] > [SSL] > [ クライアント SSL] に移動します 2. [ 追加 ] ボタンをクリックします 3. 本構成では 以下の手順で先ほどインポートした SSL 証明書でクライアント SSL テンプレートを作成します a. [ 名前 ]:RP-Client-SSL b. [ 証明書名 ]:RP-External c. [ キー名 ] : RP-External << 秘密鍵が証明書ファイルと独立している場合には異なる名前となります d. [ パスワード ] : 証明書と一緒にファイル化されている秘密鍵のパスワード 図 57: リバースプロキシクライアント SSL テンプレートの構成 4. [OK] をクリックした後 [ 保存 ] をクリックして設定を保存します 68

69 5. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ テンプレート ] > [SSL] > [ サーバー SSL] に移動します 6. [ 追加 ] ボタンをクリックします 7. 以下の手順で 先ほどインポートした SSL 証明書でサーバー SSL テンプレートを作成し ます a. [ 名前 ]:RP-Server-SSL b. [CA 証明書 ] : 先ほどインポートした内部認証局のルート証明書を選択し [ 追加 ] ボタンで追加します 図 58: リバースプロキシサーバー SSL テンプレートの構成 8. [OK] をクリックした後 [ 保存 ] をクリックして設定を保存します 69

70 8.3 リバースプロキシ公開サーバーの設定 リバースプロキシでインターネット側に公開する Lync フロントエンドプールと Office Web Apps ファームのサーバーを Lync フロントエンドプールのロードバランス並びに Office Web Apps ファームのロードバランスで設定した VIP で構成します 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ サービス ] > [ サーバー ] に移動します 2. [ 追加 ] をクリックし Lync フロントエンドプールで定義した VIP で新しいサーバーを作成します 3. サーバー設定で 以下の情報を入力します a. [ 名前 ]:Lync-Internal-VIP b. [IP アドレス / ホスト ]: c. [ ヘルスモニタ ] : 空白 ( ヘルスモニタはサービスグループで設定します ) 図 59: リバースプロキシサーバーの構成 (Lync フロントエンドプール ) 70

71 4. [ ポート ] セクションにある [ 追加 ] を選択し サーバー構成にポートを追加します a. ポート 4443 を入力 プロトコルタイプで TCP を選択し ヘルスモニタを空白とし て [ 追加 ] をクリックします 図 60: リバースプロキシサーバーポートの構成 (Lync フロントエンドプール ) 5. [OK] をクリックした後 [ 保存 ] をクリックして設定を保存します 71

72 6. 再度 [ 追加 ] をクリックし Office Web Apps プールで定義した VIP でう新しいサーバーを作成します 7. サーバー設定で 以下の情報を入力します a. [ 名前 ]:OWA-Internal-VIP b. [IP アドレス / ホスト ]: c. [ ヘルスモニタ ] : 空白 ( ヘルスモニタはサービスグループで設定します ) 図 61: リバースプロキシサーバーの構成 (Office Web Apps ファーム ) 72

73 8. [ ポート ] セクションにある [ 追加 ] を選択し サーバー構成にポートを追加します a. ポート 443 を入力 プロトコルタイプで TCP を選択し ヘルスモニタを空白にし て [ 追加 ] をクリックします 図 62: リバースプロキシサーバーポートの構成 (Office Web Apps ファーム ) 9. [OK] をクリックした後 [ 保存 ] をクリックして設定を保存します 図 63: リバースプロキシサーバーの一覧 73

74 8.4 リバースプロキシ用サービスグループの設定 次にリバースプロキシ向けのサービスグループを定義します 1. [ コンフィグ ] >[SLB] > [ サービス ] > [ サービスグループ ] を選択します 2. [ 追加 ] をクリックし Lync-443 という Lync フロントエンドプール用の新しいサービ スグループを追加します 3. 本構成では 以下の情報を設定しています a. [ 名前 ]:Lync-4443 b. [ クラス ]:TCP c. [ アルゴリズム ]:Least Connection d. [ ヘルスモニタ ]:HM 図 64: リバースプロキシサービスグループの構成 (Lync フロントエンド ) 注 : サービスグループは リアルサーバーとサービスポートのセットで構成され サーバー の選択アルゴリズムを定義します 74

75 4. [ サーバー ] ドロップダウンリストで Lync-Internal-VIP を選択し ポート 4443 で設定 します 図 65: リバースプロキシサービスグループポートの構成 (Lync フロントエンド ) 5. [OK] をクリックし [ 保存 ] をクリックして構成を保存します 項の設定繰り返し Office Web Apps ファーム向けに下記設定を実施します a. [ 名前 ]:OWA-443 b. [ クラス ]:TCP c. [ アルゴリズム ]:Least Connection d. [ ヘルスモニタ ]:HM e. [ ポート ] : 443 図 66: リバースプロキシサービスグループの一覧 75

76 8.5 リバースプロキシ用バーチャルサービスの設定 リバースプロキシのバーチャルサーバーは バーチャルサービスの設定の一環で構成します 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ サービス ] > [ バーチャルサーバーポート ] に移動します 2. [ 追加 ] ボタンをクリックします 3. 本構成では 以下の情報を設定しています a. [ バーチャルサービス ]:Lync 2013 b. [ タイプ ]:HTTPS c. [ ポート ] : 443 d. [ アドレス ] : e. [ サービスグループ ] : Lync-4443 図 67: リバースプロキシバーチャルサーバーポートの構成 (Lync フロントエンド ) 76

77 機能テンプレートとして以下を設定します f. [ ソース NAT プール ]:Auto g. [ スクリプト (aflex)] : Lync-WAC-Selection ( 設定内容については後述 ) h. [ クライアント SSL テンプレート ] : RP-Client-SSL i. [ サーバー SSL テンプレート ] : RP-Server-SSL j. [ パーシステンステンプレートタイプ ] : クッキーパーシステンステンプレート k. [ クッキーパーシステンステンプレート : Cookie-RP 図 68: リバースプロキシバーチャルサービス機能テンプレートの構成 (Lyncフロントエンド) 注 : LyncフロントエンドとOffice Web Appsの公開 VIPを同じIPアドレスで構成するため aflexを活用したfqdn URL 名ベースでの通信の配信を本構成では実施しています 4. [OK] をクリックし [ 保存 ] をクリックして構成を保存します 77

78 8.6 リバースプロキシ向け aflex スクリプト 今回のケースで利用した FQDN URL ベースでクライアントからの通信を配信する aflex スクリプトを以下のように構成しています 同様の処理は HTTP テンプレートでも構成することができます 1. [ コンフィグ ] > [SLB] > [ スクリプト (aflex)] に移動します 2. [ 追加 ] ボタンをクリックします 3. wac-hlb.a10domain.a10.com 以外への通信に関しては Lync Server 2013 向けサービスグループ Lync-4443 へ配信するルールを以下のように定義しています a. [ 名前 ]:Lync-WAC-Selection b. [ 定義 ]: 以下の内容を記述 when HTTP_REQUEST { set FQDN [string tolower [ switch $FQDN { lync2013.a10domain.a10.com {pool Lync-4443} dialin.a10domain.a10.com {pool Lync-4443} meet.a10domain.a10.com {pool Lync-4443} lyncdiscover.a10domain.a10.com {pool Lync-4443} wac-hlb.a10domain.a10.com { pool OWA-443 } } } 注 : 同スクリプトを定義し バーチャルサービスで指定することにより 外部公開に必要なグ ローバル IP アドレスの必要数を最少化することができます 78

79 9 動作確認 正常時 障害時 ( サーバーダウン ネットワークダウン ) 以下の項目について確認テストを実施し AX/Thunder が Lync システムの負荷分散装置 リバースプロキシとして正常に動作することを確認 しております 端末種別 大項目 小項目 サインイン 基本 アドレス帳 プレゼンス変更 ( 手動 ) 二者間インスタントメッセージ インスタントメッセージ 三者間インスタントメッセージ ファイル転送 Lync 2013 二者間通話音声機能 ( 内部ネットワーク / 三者間音声会議 外部ネットワーク ) ビデオ機能 二者間ビデオ通話 共有機能 デスクトップ共有アプリケーション共有パワーポイント共有ホワイトボード Outlook 連携 不在着信履歴会話履歴 基本 サインイン インスタントメッセージ 二者間インスタントメッセージ三者間インスタントメッセージファイルのアップロード / ダウンロード 二者間通話 Lync Web App 音声機能三者間音声会議 ( 外部ネットワーク ) ビデオ機能二者間ビデオ通話 デスクトップ共有 共有機能 アプリケーション共有パワーポイント共有 ホワイトボード サインイン 基本 表示確認 手動変更 Lync Mobile ユーザー検索 for iphone アドレス帳 ( 外部ネットワーク ) グループ表示二者間インスタントメッセージ IM 三者間インスタントメッセージ 音声機能 二者間通話 Lync Mobile for ipad ( 外部ネットワーク ) 資料共有 デスクトップ共有アプリケーション共有パワーポイント共有 79

80 10 要約と結論 上記の構成手順では Microsoft Lync 2013 Server をサポートするための AX/Thunder のセットアッ プについて説明しています AX/Thunder を使用して Lync アプリケーションサービスのロードバラ ンシングを実行する場合の主要なメリットは 以下のとおりです トランスペアレントなアプリケーションの負荷共有 ユーザのアプリケーションへのアクセス方法に直接的な影響を与えないように Lync Server 2013 の障害発生時に高い可用性を実現 AX/Thunder が透過的に複数の Lync Server に負荷分散を実行することにより 高い処理 効率を実現 AX/Thunder で SSL 処理を代行することにより 高い接続スループットおよび迅速なエ ンドユーザのへの応答を実現 Microsoft 社 ForeFront TMG 2010 の代わりに リバースプロキシ機能を提供 標準機能のパーティショニング (ADP) を有効活用することで 複数の役割やサービス向 けの負荷分散やリバースプロキシを集約化 AX/Thunder の Advanced Traffic Manager を使用することにより Microsoft Lync サーバーのすべてのユーザが有意義なメリットを得ることができます AX/Thunder シリーズ製品の詳細については 以下の URL をご参照してください 著作権 このガイドに記載されている情報 (URL 等のインターネット Web サイトに関する情報を含む ) は 将来予告なしに変更されることがあります 本書で使用している会社 組織 ドメイン名 ロゴ 人物 場所 などの名称は全て架空のものです 実在する名称とは一切関係ありません ご利用者自身の責任において 適用されるすべての著作権関連法規に従ったご使用を願います A10 ネットワークス社は このドキュメントに記載されている内容に関し 特許 特許申請 商標 著作権 またはその他の無体財産権を有する場合があります 別途 A10 ネットワークス社のライセンス契約上に明示された規定のない限り このドキュメントはこれらの特許 商標 著作権 またはその他の無体財産権に関する権利をお客様に許諾するものではありません A10 Networks, Inc. and/or its affiliates. All rights reserved. 80

81 APPENDIX 以下に 実際にテスト時に設定したシステム構成を記します Lync フロントエンド active-partition P4 vlan 510 untagged ethernet 5 to 6 router-interface ve 510 interface ve 510 ip address ip route / health monitor HM health monitor WAC-80 interval 30 timeout 10 method http url GET /hosting/discovery expect wopi-discovery health monitor "SIP 5060" interval 15 method sip tcp expect-response-code 448 slb server Lync2013FE port 135 tcp port 443 tcp port 444 tcp port 4443 tcp port 5061 tcp port 5065 tcp port 5070 tcp port 5071 tcp port 5072 tcp port 5073 tcp port 5075 tcp port 5076 tcp slb server Lync2013FE disable port 135 tcp port 443 tcp port 444 tcp port 4443 tcp port 5061 tcp port 5065 tcp 81

82 port 5070 tcp port 5071 tcp port 5072 tcp port 5073 tcp port 5075 tcp port 5076 tcp slb server Lync2013FE disable port 135 tcp port 443 tcp port 444 tcp port 4443 tcp port 5061 tcp port 5065 tcp port 5070 tcp port 5071 tcp port 5072 tcp port 5073 tcp port 5075 tcp port 5076 tcp slb server WAC port 443 tcp port 80 tcp slb server WAC port 443 tcp port 80 tcp slb service-group Lync2013SG-135 tcp method least-connection health-check HM member Lync2013FE2:135 member Lync2013FE1:135 member Lync2013FE3:135 slb service-group Lync2013SG-443 tcp method least-connection health-check HM member Lync2013FE1:443 member Lync2013FE2:443 member Lync2013FE3:443 slb service-group Lync2013SG-444 tcp method least-connection health-check HM member Lync2013FE1:444 82

83 member Lync2013FE2:444 member Lync2013FE3:444 slb service-group Lync2013SG-4443 tcp method least-connection health-check HM member Lync2013FE1:4443 member Lync2013FE2:4443 member Lync2013FE3:4443 slb service-group Lync2013SG-5061 tcp method least-connection health-check HM member Lync2013FE1:5061 member Lync2013FE2:5061 member Lync2013FE3:5061 slb service-group Lync2013SG-5065 tcp method least-connection health-check HM member Lync2013FE1:5065 member Lync2013FE2:5065 member Lync2013FE3:5065 slb service-group Lync2013SG-5070 tcp method least-connection health-check HM member Lync2013FE1:5070 member Lync2013FE2:5070 member Lync2013FE3:5070 slb service-group Lync2013SG-5071 tcp method least-connection health-check HM member Lync2013FE1:5071 member Lync2013FE2:5071 member Lync2013FE3:5071 slb service-group Lync2013SG-5072 tcp method least-connection health-check HM member Lync2013FE1:5072 member Lync2013FE2:5072 member Lync2013FE3:5072 slb service-group Lync2013SG-5073 tcp method least-connection 83

84 health-check HM member Lync2013FE1:5073 member Lync2013FE2:5073 member Lync2013FE3:5073 slb service-group Lync2013SG-5075 tcp method least-connection health-check HM member Lync2013FE1:5075 member Lync2013FE2:5075 member Lync2013FE3:5075 slb service-group Lync2013SG-5076 tcp method least-connection health-check HM member Lync2013FE1:5076 member Lync2013FE2:5076 member Lync2013FE3:5076 slb service-group WAC-SG-80 tcp health-check WAC-80 member WAC1:80 member WAC2:80 slb template tcp TCP-Lync idle-timeout 1200 slb template client-ssl WAC-C-SSL cert OfficeWebApps key OfficeWebApps pass-phrase encrypted /+mbou9rpjm8eiy41dsa5zwqjljv2wdnpbcmunxbaoc8eiy41dsa5zwqjljv2wdn slb template persist source-ip SIP slb template persist cookie pesistence-wac slb virtual-server Lync2013VIP port 135 tcp source-nat auto service-group Lync2013SG-135 template tcp TCP-Lync template persist source-ip SIP port 443 tcp source-nat auto service-group Lync2013SG-443 template tcp TCP-Lync 84

85 template persist source-ip SIP port 444 tcp source-nat auto service-group Lync2013SG-444 template tcp TCP-Lync template persist source-ip SIP port 4443 tcp source-nat auto service-group Lync2013SG-4443 template tcp TCP-Lync template persist source-ip SIP port 5061 tcp source-nat auto service-group Lync2013SG-5061 template tcp TCP-Lync template persist source-ip SIP port 5065 tcp source-nat auto service-group Lync2013SG-5065 template tcp TCP-Lync template persist source-ip SIP port 5070 tcp source-nat auto service-group Lync2013SG-5070 template tcp TCP-Lync template persist source-ip SIP port 5071 tcp source-nat auto service-group Lync2013SG-5071 template tcp TCP-Lync template persist source-ip SIP port 5072 tcp source-nat auto service-group Lync2013SG-5072 template tcp TCP-Lync template persist source-ip SIP port 5073 tcp source-nat auto service-group Lync2013SG-5073 template tcp TCP-Lync template persist source-ip SIP port 5075 tcp source-nat auto service-group Lync2013SG-5075 template tcp TCP-Lync template persist source-ip SIP port 5076 tcp source-nat auto service-group Lync2013SG-5076 template tcp TCP-Lync template persist source-ip SIP slb virtual-server OWA_VIP

86 port 443 https source-nat auto service-group WAC-SG-80 template client-ssl WAC-C-SSL template persist cookie persistence-wac enable-management service ssh ethernet 5 to 6 ve 510 enable-management service https ethernet 5 to 6 ve 510 end 86

87 Lync 内部エッジ active-partition P3 vlan 401 untagged ethernet 3 to 4 router-interface ve 401 interface ve 401 ip address ip route / health monitor HM slb server InternalEdge port 443 tcp port 3478 udp port 5061 tcp port 5062 tcp slb server InternalEdge port 5062 tcp port 5061 tcp port 3478 udp port 443 tcp slb service-group InternalEdge-443 tcp method least-connection health-check HM member InternalEdge-1:443 member InternalEdge-2:443 slb service-group InternalEdge-3478 udp method least-connection health-check HM member InternalEdge-1:3478 member InternalEdge-2:3478 slb service-group InternalEdge-5061 tcp method least-connection 87

88 health-check HM member InternalEdge-2:5061 member InternalEdge-1:5061 slb service-group InternalEdge-5062 tcp method least-connection health-check HM member InternalEdge-1:5062 member InternalEdge-2:5062 slb template tcp TCP-Lync idle-timeout 1200 slb template persist source-ip SIP slb virtual-server _ _vserver port 443 tcp name Internal-443 source-nat auto service-group InternalEdge-443 template tcp TCP template persist source-ip SIP port 3478 udp name Internal-3478-UDP source-nat auto service-group InternalEdge-3478 template persist source-ip SIP port 5061 tcp name Internal-5061 source-nat auto service-group InternalEdge-5061 template tcp TCP template persist source-ip SIP port 5062 tcp name Internal-5062 source-nat auto service-group InternalEdge-5062 template tcp TCP template persist source-ip SIP end 88

89 Lync 外部エッジ active-partition P2 vlan 201 untagged ethernet 1 to 2 router-interface ve 201 interface ve 201 ip address ip route / health monitor HM slb server ExternalEdge1-access port 443 tcp port 5061 tcp slb server ExternalEdge2-access port 5061 tcp port 443 tcp slb server ExternalEdge1-web port 443 tcp slb server ExternalEdge2-web port 443 tcp slb server ExternalEdge1-av port 3478 udp port 443 udp slb server ExternalEdge2-av port 3478 udp port 443 udp slb service-group ExternalEdge-access-443 tcp method least-connection health-check HM member ExternalEdge1-access:443 member ExternalEdge2-access:443 89

90 slb service-group ExternalEdge-access-5061 tcp method least-connection health-check HM member ExternalEdge1-access:5061 member ExternalEdge2-access:5061 slb service-group ExternalEdge-web-443 tcp method least-connection health-check HM member ExternalEdge2-web:443 member ExternalEdge1-web:443 slb service-group ExternalEdge-av-443 tcp method least-connection health-check HM member ExternalEdge1-av:443 member ExternalEdge2-av:443 slb service-group ExternalEdge-av-3478 udp method least-connection health-check HM member ExternalEdge1-av:3478 member ExternalEdge2-av:3478 slb template tcp TCP-Lync idle-timeout 1200 slb template persist source-ip SIP slb virtual-server _ _vserver port 443 tcp name ExternalEdge-ac443 source-nat auto service-group ExternalEdge-access-443 template tcp TCP-Lync template persist source-ip SIP port 5061 tcp name ExternalEdge-ac5061 source-nat auto service-group ExternalEdge-access-5061 template tcp TCP-Lync template persist source-ip SIP slb virtual-server _ _vserver

91 port 443 tcp name ExternalEdge-web443 source-nat auto service-group ExternalEdge-web-443 template tcp TCP-Lync template persist source-ip SIP slb virtual-server _ _vserver port 443 tcp name ExternalEdge-av443 service-group ExternalEdge-av-443 template tcp TCP-Lync template persist source-ip SIP port 3478 udp name ExternalEdge-av3478 service-group ExternalEdge-av-3478 template persist source-ip SIP end 91

92 リバースプロキシ active-partition P1 vlan 202 untagged ethernet 7 router-interface ve 202 vlan 402 untagged ethernet 8 router-interface ve 402 interface ve 202 ip address interface ve 402 ip address ip route / ip route / ip route / health monitor HM slb template server-ssl RP-Server-SSL ca-cert a10domain_a10_local_rootca slb server Lync-Internal-VIP port 4443 tcp slb server OWA-Internal-VIP port 443 tcp slb service-group Lync-4443 tcp method least-connection health-check HM member Lync-Internal-VIP:4443 slb service-group OWA-443 tcp method least-connection 92

93 health-check HM member OWA-Internal-VIP:443 slb template client-ssl RP-Client-SSL cert RP-2 key RP-2 pass-phrase encrypted /+mbou9rpjm8eiy41dsa5zwqjljv2wdnpbcmunxbaoc8eiy41dsa5zwqjljv2wdn slb template persist cookie Cookie-RP slb virtual-server _ _vserver port 443 https name Lync2013 source-nat auto service-group Lync-4443 template client-ssl RP-Client-SSL template server-ssl RP-Server-SSL template persist cookie Cookie-RP aflex Lync-WAC-selection enable-management service https ethernet 7 to 8 ve 202 ve 402 end 93

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