株主の皆様へ長期ビジョン VISION 2020 の実現を目指し世界三極のグローバル経営体制がスタート代表取締役社長経営環境と業績円高の影響を受け減収減益に当期 (2016 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日 ) の世界経済は米国では景気の拡大が継続し欧州でも概ね緩やかな経済成

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つづるたけすえ
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1 株主の皆様へ第 125 期報告書 2016 年 1 月 1 日 ~2016 年 12 月 31 日特集 1. 米州市場における取り組みと今後の展望 2. 加速度を増すグローバル展開

株主の皆様へ長期ビジョン VISION 2020 の実現を目指し世界三極のグローバル経営体制がスタート代表取締役社長経営環境と業績円高の影響を受け減収減益に当期 (2016 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日 ) の世界経済は米国では景気の拡大が継続し欧州でも概ね緩やかな経済成長が見られました中国経済は成長率の鈍化はあるものの高い経済成長率を持続しており

2 株主の皆様へ長期ビジョン VISION 2020 の実現を目指し世界三極のグローバル経営体制がスタート代表取締役社長経営環境と業績円高の影響を受け減収減益に当期 (2016 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日 ) の世界経済は米国では景気の拡大が継続し欧州でも概ね緩やかな経済成長が見られました中国経済は成長率の鈍化はあるものの高い経済成長率を持続しておりインド経済も堅調に推移しました一方でロシアやブラジルなどにおいては景気の低迷が続いています国内経済は期中の円高進行による企業収益の先行き不安等により設備投資や個人消費が伸び悩み引き続き低調に推移しました住友ゴムグループを取り巻く情勢は天然ゴム価格と原油相場が緩やかな上昇に転じ期末にかけては高騰しましたが年度を通しては比較的低位で推移しました一方一部の新興国通貨を除いて期中に円高が進行したため販売金額面で大きな影響を受けましたこのような情勢のもと当社グループは 2020 年を目標年度とする長期ビジョン VISION 2020 の実現に向け低燃費タイヤなどの高付加価値商品の更なる拡販を推進したほか新市場新分野に積極的に挑戦しグループを挙げて事業の成長と収益力の向上を目指して様々な取り組みを行いましたこの結果当社グループの連結業績は売上収益 7,567 億円 ( 前期比 5.2% 減 ) 事業利益は 749 億円 ( 同 5.0% 減 ) 営業利益は 733 億円 ( 同 17.8% 減 ) 親会社の所有者に帰属する当期利益は 414 億円 ( 同 42.5% 減 ) と主に円高の影響により減収減益となりました前期に米国グッドイヤー社との提携解消にともなう特別な利益計上等があったため当期利益は前期に比べて大きな減益となっておりますなお当社グループは真のグローバル企業として資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上およびグループ会社の経営管理の品質向上を目的に当期末決算から国際会計基準 () を任意適用いたしました適用にともなう変更は右頁をご参照ください 1

3 連結業績 ( 億円 ) 年 12 月期実績 ( ご参考 ) 2016 年 12 月期実績売上高 8,487 8,050 営業利益 ( 率 ) 経常利益 ( 率 ) 771 (9.1%) 789 (9.3%) 743 (9.2%) 710 (8.8%) 当期純利益 ( 億円 ) 年 12 月期実績 2016 年 12 月期実績売上収益 3 7,985 7,567 事業利益 4 ( 率 ) 営業利益 ( 率 ) 789 (9.9%) 892 (11.2%) 749 (9.9%) 733 (9.7%) 当期利益業績予想 2017 年 12 月期予想 8, (5.9%) 500 (5.9%) 年度のの数値は監査対象外のため参考情報となります年度もに準拠した数値を記載しております 3 売上収益はの売上高に販売奨励金等の控除などの調整を加えたものです 4 事業利益は売上収益から売上原価販売費及び一般管理費を控除して算出しておりの営業利益に概ね相当します当社の業績を評価する上で有用な情報であると考え追加的に開示しております 5 親会社の所有者に帰属する当期利益はの当期純利益にあたります期中の取り組み日本本社集中体制から三極体制へ当期は 2015 年度に策定した新たな中期計画のスタートの年として様々な施策を積極的に展開しました組織面では日本本社集中体制から米州欧州アフリカアジア大洋州の三極体制へ移行するとともに自由度が増した欧米での開発生産販売体制の強化に取り組みました米州では米国工場において需要の多い SUV 用タイヤを中心に生産能力の増強を図りましたブラジル工場では需要増加が見込めるトラックバス用タイヤの現地生産化を進めましたまた FALKEN ブランドのバリューアップを図るべくメジャーリーグベースボールのスポンサー契約を本年も継続します欧州アフリカでは欧州市場への供給拠点として 2015 年に稼働したトルコ工場が順調に生産能力の増強を続けています南アフリカ工場でも乗用車 SUV 用高性能タイヤの生産能力を増強中ですアジア大洋州では中国で昨年 9 月から低燃費タイヤの自主規制が導入されたことを踏まえこの基準に適合した SP TOURING R1 エナセーブEC300プラスをいち早く展開し好調に推移しています販売面では中国での販売チャネル D ガードの展開を強化するとともに中国インド豪州で FALKEN の取扱店舗数の拡大に努めました更に日本では凍結路面での優れた氷上性能を長期間持続する DUNLOP ブランドの W ウィ INTER ンター M マッ AXX クスゼロツー 0 2 を昨年 8 月に発売し非常に高い評価を得ました 2

株主の皆様へ今期の重点課題長期ビジョン世界一の価値をさまざまな事業領域で提供し続ける企業集団を目指す長期ビジョン行動イメージ高収益高成長の真のグローバルプレイヤーになるステークホルダーにとっての価値向上と全社員の幸せを追求する目標達成のための成長エンジン新たな挑戦新市場への挑戦飽くなき技術革新新分野の創出世界一の現場力開発力技術力業界 No.

月 1 日に設立したブランド事業の運営会社ダンロップインターナショナル社を中心として DUNLOP ブランドの価値向上を図っていきます加えて環境規制の拡大が予想されるアジアでも規制に適合した商品のタイムリーな投入を進めます生産面では欧州ロシア中近東北アフリカ地域への供給に適したトルコ工場のほか米国工場ブラジル工場南アフリカ工場でも能力増強投資を行っていくなど

4 株主の皆様へ今期の重点課題長期ビジョン世界一の価値をさまざまな事業領域で提供し続ける企業集団を目指す長期ビジョン行動イメージ高収益高成長の真のグローバルプレイヤーになるステークホルダーにとっての価値向上と全社員の幸せを追求する目標達成のための成長エンジン新たな挑戦新市場への挑戦飽くなき技術革新新分野の創出世界一の現場力開発力技術力業界 No.1 の収益力欧米で現地開発体制を整え更なる拡販へ社会からの期待に応える真に価値ある企業グループを目指し開発生産販売体制を更に強化します販売面では経営の自由度が増した欧米での拡販を積極的に展開するべく 2 月 10 日に買収手続きが完了した英国の大手タイヤ販売会社ミッチェルディーバー社を活用し英国市場における FALKEN ブランドのプレゼンス向上を図ります併せて 2 月 1 日に設立したブランド事業の運営会社ダンロップインターナショナル社を中心として DUNLOP ブランドの価値向上を図っていきます加えて環境規制の拡大が予想されるアジアでも規制に適合した商品のタイムリーな投入を進めます生産面では欧州ロシア中近東北アフリカ地域への供給に適したトルコ工場のほか米国工場ブラジル工場南アフリカ工場でも能力増強投資を行っていくなど今後も持続的な成長を支える供給体制の構築に努めますまた 1 月に稼働した米国テクニカルセンター 8 月に稼働予定の欧州テクニカルセンターを活用し現地のニーズに合った開発体制を強化します日本市場においても低燃費タイヤにおけるプレゼンスの向上を目指し今後も当社独自の先進技術を活用した魅力ある新商品を順次投入していきます住友ゴム WAY 信用と確実縦と横のつながり目標を高く人を育てる 3

5 配当金 ( 円 )/ 配当性向 (%) 期末中間配当性向 PER( 倍 )/ PBR( 倍 ) PER PBR ( 予想 ) 利益還元に関する方針当期今期配当も年間 55 円を予定当社グループは株主の皆様への利益還元を最重要課題と認識し連結ベースでの配当性向業績の見通し内部留保の水準等を総合的に判断しながら長期にわたり安定して株主の皆様に報いることを基本方針としておりますまた内部留保につきましては将来の収益基盤の拡大を図るため設備投資や研究開発等の先行投資に活用していきます当期の配当につきましては 1 株当たりの期末配当金を25 円とし中間配当金 30 円と合わせて年間 55 円とさせていただきました今期の配当は 1 株当たり中間配当金 25 円期末配当金 30 円の年間 55 円とさせていただく予定です当社グループは 2020 年を目標年度とした長期ビジョン VISION 2020 において世界一の価値を様々な事業領域で提供し続ける企業集団となることを目指しています不確実性が高まっている経済環境の下引き続き長期ビジョンの実現を目指して既存事業の更なる成長と新たな収益源の創出により事業の拡大と収益力の強化に取り組んでまいります株主の皆様には引き続きご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます 4

6 特集 1 米州市場における取り組みと今後の展望米国グッドイヤー社とのアライアンス契約解消にともない経営の自由度が増した欧米市場は今後タイヤ事業の更なる飛躍が期待できるマーケットですその中で米州市場において現在進めている開発生産販売体制強化の取り組みの状況と今後の見通しについてご紹介します 5 米国工場 ( ニューヨーク州 )

米国テクニカルセンターと米国タイヤテストコースを稼働米国工場内に開設した米国テクニカルセンターが 1 月から本格的に稼働を開始しましたまた従来は二輪車用タイヤの走行性能評価を行っていた米国タイヤテストコースでは 3 月から四輪車用タイヤの評価についても新たにスタートしましたこれら開発評価体制の強化により米州タイヤ市場において求められている顧客ニーズをいち早く取り入れ

また米国で需要の高いSUVタイヤを中心に乗用車ライトトラック用タイヤの供給能力を増やすことで北米市場での拡販に取り組みます 10,000 5,000 現在 2019 年末 ( 目標 ) 乗用車ライトトラック用タイヤ米国工場ブラジル市場でタイヤ販売事業を強化 2013 年 10 月から乗用車ライトトラック用タイヤを生産しているブラジル工場ではトラックバス用タイヤの生産を2019

7 米国テクニカルセンターと米国タイヤテストコースを稼働米国工場内に開設した米国テクニカルセンターが 1 月から本格的に稼働を開始しましたまた従来は二輪車用タイヤの走行性能評価を行っていた米国タイヤテストコースでは 3 月から四輪車用タイヤの評価についても新たにスタートしましたこれら開発評価体制の強化により米州タイヤ市場において求められている顧客ニーズをいち早く取り入れ商品力の高いタイヤをスピーディーに市場に投入していきます米国タイヤテストコース ( アラバマ州 ) 米国工場のタイヤ生産能力を倍増タイヤ生産能力 ( 日産 / 本 ) 米国工場における乗用車ライトトラック用タイヤの生産能力を増強し現在の日産 5,000 本から2019 年末には1 万本まで引き上げますタイ工場から生産を移管し北米での地産地消を推進することで販売リードタイムを短縮しますまた米国で需要の高いSUVタイヤを中心に乗用車ライトトラック用タイヤの供給能力を増やすことで北米市場での拡販に取り組みます 10,000 5,000 現在 2019 年末 ( 目標 ) 乗用車ライトトラック用タイヤ米国工場ブラジル市場でタイヤ販売事業を強化 2013 年 10 月から乗用車ライトトラック用タイヤを生産しているブラジル工場ではトラックバス用タイヤの生産を2019 年 3 月から新たに開始しますブラジルの同タイヤ市場は今後年 2% 程度の成長が見込まれるため現地生産による安定供給を図ります加えて乗用車ライトトラック用タイヤの生産能力も現在の日産 1 万 5,000 本から2019 年末には1 万 8,000 本まで引き上げる予定でありブラジル市場におけるタイヤ販売を更に強化しますブラジル工場 15,000 18,000 現在 2019 年末 ( 目標 ) 乗用車ライトトラック用タイヤ 6

8 特集 2 加速度を増すグローバル展開 FALKEN DUNLOP ブランドのプレゼンスと価値の向上を図るべく様々な取り組みを進めています 7

英国大手タイヤ販売会社を買収欧州で更なる拡販へ英国の大手タイヤ販売会社ミッチェルディーバー社の買収を1 月 5 日に発表し 2 月 10 日に完全子会社としましたミッチェルディーバー社は1972 年の創業で英国内で6,000 以上の小売店自動車修理工場等に対しタイヤ卸を行うほか直営のタイヤ小売店 PROTYRE を英国内に約 100 店舗展開し年間約 600 万本を販売しています

タイヤ小売店 PROTYRE 店舗グローバル展開の更なる加速欧州へのタイヤ供給拠点であるトルコ工場は生産能力が順調に拡大しています当社独自の太陽工法による高性能タイヤの生産能力の強化が進み 2019 年末には日産 3 万本となる見込みです南アフリカ工場でも高性能 SUV 用タイヤの生産が 2017 年末には現在の日産 1 万本から1 万 4,500 本へと拡大し 2018 年 7

9 英国大手タイヤ販売会社を買収欧州で更なる拡販へ英国の大手タイヤ販売会社ミッチェルディーバー社の買収を1 月 5 日に発表し 2 月 10 日に完全子会社としましたミッチェルディーバー社は1972 年の創業で英国内で6,000 以上の小売店自動車修理工場等に対しタイヤ卸を行うほか直営のタイヤ小売店 PROTYRE を英国内に約 100 店舗展開し年間約 600 万本を販売しています英国市販用タイヤの市場規模は年間約 3,700 万本 (2015 年 ) で欧州ではドイツに次ぐ第 2 位の規模です今回の買収によって英国市場における FALKEN ブランドの更なる拡販を図りますまた従来のドイツ中心の販売体制から欧州全域で国別の販売戦略体制を取ることによって欧州市場における FALKEN ブランドのプレゼンス向上を目指します LMC Automotive 調べタイヤ小売店 PROTYRE 店舗グローバル展開の更なる加速欧州へのタイヤ供給拠点であるトルコ工場は生産能力が順調に拡大しています当社独自の太陽工法による高性能タイヤの生産能力の強化が進み 2019 年末には日産 3 万本となる見込みです南アフリカ工場でも高性能 SUV 用タイヤの生産が 2017 年末には現在の日産 1 万本から1 万 4,500 本へと拡大し 2018 年 7 月からはトラックバス用タイヤの生産も開始しアフリカ市場での一層の販売強化を図りトルコ工場ます更にドイツハナウ市の欧州テクニカルセンターを8 月から本格稼働させ商品力の高いタイヤを欧州アフリカ市場にタイムリーに投入していきます全世界で DUNLOP ブランド展開英国スポーツダイレクトインターナショナル社との間で海外の DUNLOP 商標の所有権と DUNLOP ブランドのスポーツ用品事業およびライセンス事業の買収について2016 年 12 月に合意しましたタイヤ事業では欧米やインド豪州等を除く地域で DUNLOP 商標権の所有権者となりスポーツ事業と産業品事業では全世界で DUNLOP ブランドの商品を展開できることになりますこれにより DUNLOP ブランドのグローバルな事業展開を当社がイニシアチブを持って進めることが可能となるためすべての事業における DUNLOP ブランドの価値向上をグローバルかつ積極的に進めていきます 8

10 事業別の営業概況売上高売上収益 ( 億円 ) タイヤ事業 7,312 7,322 6,963 6,822 6,484 6,484 億円 ( 構成比 85.7%) 円高の影響を受け減収減益売上収益は6,484 億円 ( 前期比 5.0% 減 ) 事業利益は679 億円 ( 同 8.2% 減 ) となりました国内市販用タイヤは夏タイヤでは DUNLOP の低燃費タイヤエナセーブシリーズ特殊吸音スポンジサイレントコアを搭載した低燃費タイヤ L ル E M マ ANS ンフォーなどの 4 拡販を推進しました冬タイヤではスタッドレスタイヤ W ウイ INTER ンター M マッ AXX クスゼロツー 0 2 を全国的に早期展開したほか昨年末の降雪の影響もあって出荷が好調に推移し売上収益は前期を上回りました国内新車用タイヤは低燃費タイヤを中心とする高付加価値タイヤの納入拡大に努めましたが自動車生産台数が前期を下回ったため売上収益は前期を下回りました海外市販用タイヤは米国グッドイヤー社との提携解消により自由度が増した北米欧州では販売を伸ばしましたまた中国では市場の消費鈍化傾向はみられたものの新商品を中心に拡販し前期を上回りましたアフリカ中南米等の新市場や中近東でも販売を伸ばしましたが円高の影響により売上収益は前期を下回りました海外新車用タイヤはタイや南アフリカに加え 2015 年より納入を開始したブラジルで販売を伸ばしましたまた北米欧州においても引き続き海外自動車メーカー向けを中心に納入を拡大したことにより販売数量は前期を上回りましたが円高の影響により売上収益は前期を下回りました 9 Topics L ル E M マ ANS ンファイブ V を発売乗り心地と静粛性を大幅に向上した低燃費タイヤ乗り心地性能と静粛性能を大幅に高め実感できる快適性能を実現し耐偏摩耗性能も向上した DUNLOP LE MANS V を 2 月に発売しました LE MANS V はタイヤ各部のクッション性を向上させることでタイヤの振動を吸収する新技術 SHINOBI テクノロジーとタイヤ内部の空気振動に起因するノイズを低減するサイレントコア ( 特殊吸音スポンジ ) を搭載突起乗り越し時の入力を10.0% 低減するとともにロードノイズを36.9% 低減パターンノイズを 32.4% 低減し乗り心地と静粛性を実感できるレベルにまで高めていますまた左右非対称なパターンを採用することで外側ブロックの剛性を上げ耐偏摩耗性能を 27.0% 向上しています当社従来品比

11 売上高売上収益 ( 億円 ) 売上高売上収益 ( 億円 ) スポーツ事業産業品他事業億円 ( 構成比 9.6%) 億円 ( 構成比 4.7%) ゼクシオナイン販売堅調で増益に売上収益は 728 億円 ( 前期比 6.4% 減 ) 事業利益は43 億円 ( 同 63.3% 増 ) となりました国内ゴルフ用品は主力のゴルフクラブゼクシオナインが販売堅調で当期もクラブボールでシェアNo.1 を確保しましたが当期からデサント社とのライセンスビジネスに切り替えたウェアで減収となりました国内テニス用品はラケットでシェアNo.1 を確保しましたが市場悪化の影響で減収となりました海外のゴルフ用品は円高の影響により減収となりました事業利益はゼクシオナインの販売堅調や円高による仕入コスト減少等があり増益となりました住宅用制震ユニット好調も減収に売上収益は 355 億円 ( 前期比 7.8% 減 ) 事業利益は27 億円 ( 同 26.7% 増 ) となりました制振事業は住宅用制震ユニットミライエの販売が好調に推移し年間目標である6,000 棟の販売を達成しました医療用ゴム部品はスイスのロンストロフ社を核として欧州中心にグローバル展開を進めましたプリンターコピー機用精密ゴム部品はプリンターコピー機の市況悪化の影響等を受け減収となりました ( 株 ) 矢野経済研究所調べによる店頭販売金額シェア Topics NEW スリクソン Z-STAR 松山英樹選手の感性を反映 2 月に発売したゴルフボール NEWスリクソンZ-STAR 松山選手がパッティング時に重視する澄んだ音の実現をベースに飛距離とスピン性能も合わせて追求しました松山選手は昨シーズン NEWスリクソン Z-STAR を使用して日米合わせて 5 勝を挙げています Topics 医療用ゴム部品のグローバル展開を強化製薬メーカー向けを中心に今後市場の広がりが期待される医療用ゴム部品これまで国内でのシェアを拡大してきました今後は2015 年に買収したスイスのロンストロフ社とともに欧州米国の製薬学会への出展等を通じグローバル展開を強化していきます 10

12 連結財務ハイライト売上高売上収益 ( 億円 ) 8,376 8,487 8,050 7,985 7,567 7,567 億円 5.2 %DOWN 主力のタイヤ事業は国内市販用では増収となったものの海外は円高の影響で減収地域別売上収益比率 (2016 年 ) その他 13.8% スポーツ事業は国内ゴルフ用品国内テニス用品海外ゴルフ用品ともに減収アジア 20.8% 産業品他事業は住宅用制震ユニットが好調もプリンターコピー機用精密ゴム部品が減収欧州 7.3% 北米 17.5% 日本 40.6% 営業利益事業利益 ( 億円 ) 親会社株主に帰属する当期純利益親会社の所有者に帰属する当期利益 ( 億円 ) 749 億円 414 億円 %DOWN 天然ゴムや原油等原材料価格は低位で推移したものの競争激化による価格の低下や円高の影響米国工場をはじめとする生産能力拡大のための増産投資にともなう固定費の増加等により減益となりました %DOWN 法人所得税費用等の増加により減益となりました米国グッドイヤー社との提携解消がにおいては 2015 年では増益に働く一方 2016 年では減益に働き減益幅が大きくなっています

13 更に詳しい財務データはホームページへ住友ゴム工業 IR 検索総資産資産合計 / 自己資本比率親会社所有者帰属持分比率 ( 億円 ) (%) ROE(%) / ROA(%) 総資産資産合計自己資本比率親会社所有者帰属持分比率資産合計 348 億円減 ROE ROA( 事業利益ベース ) ROE ROA 7.8 ポイントDOWN 0.2 ポイントDOWN 9, , , , , 米国グッドイヤー社との提携解消にともなう株式売却等による非流動資産の減少により資産合計は減少しました親会社所有者帰属持分比率は資産合計の減少と利益計上により向上しました株主資本が増加した一方親会社の所有者に帰属する当期利益が減少し他方事業利益の減少にともない資産合計が減少し ROE ROAはそれぞれ低下しました有利子負債残高 ( 億円 )/ D/Eレシオ( 倍 ) 営業活動によるキャッシュフロー ( 億円 ) 有利子負債残高 D/E レシオ D/E レシオ 1,282 億円 0.1 ポイント改善 1,282 1, %UP 2, , , , , 長短期借入金の圧縮等により有利子負債の残高が減少したことから D/E レシオは改善しました D/E レシオ : 負債資本倍率負債 (Debt) が株主資本 (Equity) の何倍に当たるかを示す企業財務の健全性を表す指標 1, 営業債務およびその他の債務の減少等の減少要因があったものの税引前利益減価償却費および償却費の計上棚卸資産の減少等の増加要因が大きく上回り全体では増加しました

14 Communication Plaza 株主様とのコミュニケーションプラザ当社では株主の皆様とのよりよいコミュニケーションのため年に 1 度アンケートを実施しています昨年 9 月第 125 期中間報告書の送付に際し実施したハガキによるアンケートでは 2,656 名の株主様より貴重なご意見をいただきましたここではその一部をご紹介しますご質問にお答えします Q 我が国のものづくりの基盤となるような子ども向けのものづくり教育等の社会貢献活動は行っていますか A 当社グループでは次世代を担う子どもたちにものづくりの面白さを知ってもらうことをねらいとして 2010 年から特定非営利活動法人コアネットの協力のもとダンロップものづくり教室を開催しています授業では簡単な工具を用いて電池で走るおもちゃを作る体験を提供していますおもちゃ作りを通じてものを作ることの面白さ難しさや自分で作ったおもちゃで遊ぶ楽しさなどを感じてもらいものづくりへの興味や関心につなげています 2016 年度は神戸市等の小学校 7 校から延べ542 人の生徒が参加しましたアンケートでは多くの子どもたちが面白かったまたやってみたいと答えていました今後も継続してものづくりの楽しさを伝えていきます当社へのコメント営業戦略を知って株式の購入を決めました目標の達成を是非実現してくださいグッドイヤー社との提携解消による影響に注目していましたが次々と戦略的に手が打たれており安定した成長を期待していますよい会社だと思うのでよい製品をつくり永続的に発展してほしいですブランドイメージの向上にこれからも努めていってもらいたいです 13

会社株式情報会社の概要 (2016 年 12 月 31 日現在 ) 創業 1909 年 10 月 4 日資本金 42,658,013,576 円従業員 6,693 名本社神戸市中央区脇浜町三丁目 6 番 9 号電話 078-265-3000( 代表 ) 東京本社東京都江東区豊洲三丁目 3 番 3 号豊洲センタービル電話 03-5546-0111( 代表 ) 工場白河

15 会社株式情報会社の概要 (2016 年 12 月 31 日現在 ) 創業 1909 年 10 月 4 日資本金 42,658,013,576 円従業員 6,693 名本社神戸市中央区脇浜町三丁目 6 番 9 号電話 ( 代表 ) 東京本社東京都江東区豊洲三丁目 3 番 3 号豊洲センタービル電話 ( 代表 ) 工場白河名古屋泉大津宮崎加古川海外タイヤ生産拠点インドネシア中国 ( 常熟湖南 ) タイ米国ブラジルトルコ南アフリカ取締役および監査役 / 執行役員 (2017 年 3 月 29 日現在 ) 代表取締役社長池田育嗣 ( 社長 ) 代表取締役田中宏明 ( 副社長 ) 代表取締役西実 ( 専務執行役員 ) 取締役恩賀賢治 ( 常務執行役員 ) 取締役伊井康高 ( 常務執行役員 ) 取締役石田宏樹 ( 常務執行役員 ) 取締役黒田豊 ( 常務執行役員 ) 取締役山本悟 ( 常務執行役員 ) 社外取締役高坂敬三社外取締役内桶文清社外取締役村上健治常勤監査役野口紀之常勤監査役佐々木保行社外監査役加護野忠男社外監査役村田守弘社外監査役赤松哲治取締役の ( ) 内の役職は執行役員としての役職を表しております常務執行役員常務執行役員常務執行役員常務執行役員執行役員執行役員執行役員執行役員執行役員執行役員執行役員執行役員執行役員執行役員執行役員執行役員執行役員執行役員執行役員原田直典山田直樹青井孝典西口豪一藤本紀文小野正晴吉岡哲彦河野隆志小松俊彦増田智彦村岡清繁西野正貢増田栄一齋藤健司村上博俊リチャードスモールウッド家根谷尚文田中敦彦山下文一株式の概要 (2016 年 12 月 31 日現在 ) 発行可能株式総数発行済株式の総数単元株式数株主数 800,000,000 株 263,043,057 株 100 株 21,325 名当冊子に記載されている業績予想に関する記述は当社および当社グループが現時点で入手可能な情報から得られた判断にもとづいており潜在的なリスクや不確実性が含まれております実際の業績は当社および当社グループの事業を取り巻く様々な要因の変化により記述されている業績予想とは大きく異なる結果となる可能性があることをご承知おきください大株主 (2016 年 12 月 31 日現在 ) 株主名持株数 ( 千株 ) 持株比率 (%) 住友電気工業 JP MORGAN CHASE BANK 日本トラスティサービス信託銀行 ( 信託口 ) 日本マスタートラスト信託銀行 ( 信託口 ) 三井住友銀行 75,445 9,859 7,482 7,149 5, 住友商事全国共済農業協同組合連合会 THE BANK OF NEW YORK MELLON ,805 4,054 3, CBNY-ORBIS SICAV 3, 日本トラスティサービス信託銀行 ( 信託口 9) 3, 持株比率は自己株式 (726,168 株 ) を発行済株式の総数から控除して算出しております株主メモ事業年度毎年 1 月 1 日から 12 月 31 日まで定時株主総会毎年 3 月開催基準日定時株主総会毎年 12 月 31 日期末配当毎年 12 月 31 日中間配当毎年 6 月 30 日そのほか必要があるときはあらかじめ公告して定めた日公告の方法電子公告ただし不測の事態により電子公告による公告ができない場合は日本経済新聞に掲載します公告掲載 URL 株主名簿管理人および特別口座の口座管理機関株主名簿管理人事務取扱場所郵便物送付先および電話照会先東京都千代田区丸の内一丁目 4 番 1 号三井住友信託銀行大阪市中央区北浜四丁目 5 番 33 号三井住友信託銀行証券代行部東京都杉並区和泉二丁目 8 番 4 号三井住友信託銀行証券代行事務センター ( フリーダイヤル ) 14

16 21A 17 3 TK 広 18

1 長期ビジョン世界一の価値をさまざまな事業領域で提供し続ける企業集団を目指す長期ビジョン行動イメージ高収益高成長の真のグローバルプレイヤーになるステークホルダーにとっての価値向上と全社員の幸せを追求する目標達成のための成長エンジン新たな挑戦新市場への挑戦飽くなき技術革新新分野の創出

1 長期ビジョン世界一の価値をさまざまな事業領域で提供し続ける企業集団を目指す長期ビジョン行動イメージ高収益高成長の真のグローバルプレイヤーになるステークホルダーにとっての価値向上と全社員の幸せを追求する目標達成のための成長エンジン新たな挑戦新市場への挑戦飽くなき技術革新新分野の創出 VISION 2020 達成に向けた取組み 2016.2 1 長期ビジョン世界一の価値をさまざまな事業領域で提供し続ける企業集団を目指す長期ビジョン行動イメージ高収益高成長の真のグローバルプレイヤーになるステークホルダーにとっての価値向上と全社員の幸せを追求する目標達成のための成長エンジン新たな挑戦新市場への挑戦飽くなき技術革新新分野の創出世界一の現場力開発力技術力業界 No.1