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2 R 日本複製権センター委託出版物 本書 ( 誌 ) を無断で複写複製 ( 電子化を含む ) することは, 著作権法上の例外を除き, 禁じられています 本書 ( 誌 ) をコピーされる場合は, 事前に日本複製権センター (JRRC) の許諾を受けてください また, 本書を代行業者等の第三者に依頼してスキャンやデジタル化することは, たとえ個人や家庭内での利用であっても一切認められておりません JRRC e メール :info@jrrc.or.jp 電話 :

3 はしがき 行政書士試験科目の全てを ( 始めから終わりまで ) 同じように学習しようとしたら, 多大な時間と費用が必要になります その点, 過去の本試験問題を学習することは, 最良の手段であるといえます これまでの過去の本試験問題を検討してみると, ある一定の傾向 ( 頻出事項の出題等 ) があることが分かります この頻出事項をマスターしておけば, これだけでもかなりの得点を獲得することができます つまり, 過去問を上手に活用することは, 試験に合格するために最低限必要であり, 最も効率的な学習方法だといえるのです 本書は, 平成 12 年度から平成 26 年度までの過去 15 年分の本試験問題を収録しました また, 各問題は最近の改正法令により問題をアレンジし, 解説してあります 本書をご利用の皆様の一日も早い合格を祈願いたします 2015 年 2 月 東京法経学院制作部

4 本書の見方 使い方 問題分析 難易度 5 各肢の解説 正解 ポイントチェック 覚えておこう 間違えやすい 判例情報 1 2 タイトル 法令科目名と内容の分類を表示しています 分類ごとに配列していますので, 学習しやすいかたちになっています 出題年度と 改マーク 本試験での出題年度と問題番号を表示しています 巻末に出題一覧表がありますので, 各年度ごとに問題を見たいときなどにご利用下さい 改は法改正により問題文をアレンジしたという表示です

5 3 key word ワンポイントアドバイス左ページ ( 偶数ページ ) の下に key word 又は ワンポイン トアドバイス を記しました ( 記述のない頁もあります ) これは, 問題文の中で分かりにくい用語を中心に, 簡潔に紹介しています 問題を解くためのヒントではありません 4 問題分析 難易度出題の内容 ( 何について問われているか ) と出題の根拠 ( 条文か らか, 判例からかなど ) を表示しています また, 注意すべきポイントや解法 ( 考え方 ) などについても紹介しています また, 印の数で, 問題の難易度を表わしました = 易しい = 普通 = 難しい 5 各肢の解説問題の 5 肢を解説しています 正解肢以外の肢についても, しっ かり読むようにして下さい なお, かっこ内の法令名のない条文は当該法令科目の条文です 6 正解番号正解肢の番号です 問題を解く際には, 奇数ページを本のカバー などで隠して解くようにしてみて下さい 7 ポイントチェック問題の中心となっている事項を簡潔にまとめました 重要事項, 頻出事項については, 本書でも繰り返し記載してあります 問題を解答するだけで終わるのではなく, 知識 として身につけるようこころがけて下さい 8 覚えておこう 間違えやすい最重要事項や間違えやすいポイントを, まとめました 知識の整 理や確認に役立てて下さい 9 判例情報各肢の解説で紹介された判例について, 紹介しています

6 ご利用上の注意 1 本書は, 平成 12 年度から平成 26 年度までの過去 15 年間分の業務法令科目のうち, 基礎法学 憲法 行政法の理論 行政手続法 行政不服審査法 行政事件訴訟法 国家賠償法 損失補償 地方自治法について収録しています 収録にあたっては, 講学上の体系にそって項目別に配列しなおしています 項目は, 各法令の編 章に準じています その他の法令科目及び一般知識の問題については, 過去問マスター DX2 をご覧ください 2 本書は, 原則として,2014 年 11 月 1 日現在の法令に基づいて, 編集しています 本書の編集基準日から, 本試験の法令基準日 (2015 年 4 月 1 日 ) までの法令改正の情報につきましては, 下記へアクセス下さい ( なお, 追録の送付はございませんのでご了承下さい ) URL 3 本書では, 平成 27 年度試験に対応するため, 法令改正等により, 一部問題文をアレンジして編集しています 4 巻末に,15 年間分の科目別出題一覧をつけました 5 さらに効果的な学習のため, 本書と併せて弊社刊行の 行政書士合格ナビゲーション基本テキスト1, 2 のご利用をお勧めします

7 TABLE OF 15 CONTENTS 業務法令 ( 上 ) 基礎法学 法規範 10 罪刑法定主義 12 法格言 14 大陸法系と英米法系の差異 16 紛争解決制度 18 判例 28 日本司法支援センター 30 司法制度改革 32 戦後日本の法制度 34 法的対応 36 法の分類 42 法の効力 48 法の解釈 56 法令用語 60 憲 法 憲法の意味 72 国民主権 74 天皇 76 人権の原理 78 基本的人権の限界 86 人権 96 国会 164 内閣 186 裁判所 198 財政 206 憲法保障 212 総合 220 記述式 240 行政法の一般的な法理論 公法と私法 254 行政組織 266 公物 292 行政立法 296 行政指導 310 行政行為の種類 312 行政行為の附款 316 行政行為の効力 320 行政行為全般 322 行政裁量 324 行政の自己拘束 334 行政行為の瑕疵 336 行政行為の取消し 撤回 338 行政契約 342 行政強制 346 即時強制 362 行政罰 364 行政調査 368 行政計画 372 転入の届出 374 行政機関情報公開法 376 記述式 388 行政手続法 総合 398 総則 408 申請に対する処分 420 不利益処分 442 書面の要否 464

8 手続的権利 466 地方自治法との共通の定め 468 行政指導 470 届出 478 意見公募手続 480 記述式 488 行政不服審査法 総説 496 総則 502 手続 - 通則 512 手続 - 審査請求 518 手続 - 不行為に対する不服申立て 534 手続 - 手続の終了 538 手続ー教示 542 手続ー執行停止 546 総合 550 行政審判 556 記述式 558 行政事件訴訟法 訴訟類型 566 抗告訴訟 574 取消訴訟 586 無効等確認の訴え 618 不作為の違法確認訴訟 622 義務付け訴訟 626 仮の救済制度 632 内閣総理大臣の異議 634 当事者訴訟 636 取消訴訟と審査請求等 644 記述式 650 国家賠償法 損失補償 国家賠償法 1 条 670 国家賠償法 2 条 686 国家賠償法 - 総合 696 損失補償 708 地方自治法 地方自治法総論 714 地方公共団体 716 事務分類 728 自治行政の原則 732 条例 規則 734 住民 748 住所 752 直接請求 754 住民投票 758 議会 760 執行機関 772 財務 778 監査制度 784 住民監査 住民訴訟等 790 国の関与 808 法定受託事務にかかる処理基準 812 国地方係争処理方式 814 公の施設 820 地縁団体 828 地域自治区 830 記述式 832

9 基礎法学 H17-1 紛争解決制度 - 裁判制度 check 問 題 裁判に関する次の記述のうち, 誤っているものはいくつあるか ア 裁判所は, 法令適用の前提となる事実の存否が確定できない場合であっても, 裁判を拒否することはできない イ 最高裁判所は, 憲法その他法令の解釈適用に関して, 意見が前に最高裁判所のした裁判または大審院のした裁判と異なるときには, 大法廷で裁判を行わなければならない ウ ある事件について刑事裁判と民事裁判が行われる場合には, それぞれの裁判において当該事件に関して異なる事実認定がなされることがある エ 裁判は法を基準として行われるが, 調停などの裁判以外の紛争解決方法においては, 法の基準によらずに紛争の解決を行うことができる オ 上告審の裁判は, 法律上の問題を審理する法律審であることから, 上告審の裁判において事実認定が問題となることはない 1 一つ 2 二つ 3 三つ 4 四つ 5 五つ k e y w o r d 大法廷大法廷は, 最高裁判所裁判官全員で構成される合議体であり ( 裁判所法 9 条 2 項 ), 憲法その他の法令の解釈適用について, 意見が前に最高裁判所のした裁判に反するときなどでは, 大法廷で裁判をしなければならない ( 裁判所法 10 条各号 ) 20

10 問題分析 本問は, 裁判に関する一般的な知識を問う問題ですが, 個数問題であるため正確な判断が要求され, 難しい問題といえます 各肢の解説 ア 正しい 裁判における事実の認識手段ないし能力に限界がある以上, 法令適用の前提となる事実の存否が確定できないという事態は, 不可避的に生じる このときに裁判所は, 裁判を拒否することはできず ( 憲法 32 条 ), これを解決する基準が証明責任である 真偽不明の場合, この証明責任を負う当事者が敗訴することになる イ誤り 最高裁判所は, 憲法その他法令の解釈適用について, 意見が, 前に最高裁判所のした裁判に反するときは, 小法廷では裁判をすることができない ( 裁判所法 10 条 3 号 ) 大審院のした裁判は対象となっていない ウ正しい 刑事裁判は, 当該事件の犯罪者の刑事責任を追及するために行われ, 国家が主体となり国家の刑罰権の確定を目的として行われるから, 客観的な真実の究明を図る実体的真実主義が強調される これに対して, 民事裁判では, 当事者間に争いのない事実はそのまま真実として扱う形式的真実主義がとられている このように, 刑事裁判と民事裁判とは事実認定の考え方を異にすることから, 当該事件に関して, 異なる事実認定がなされることがある エ正しい 調停については, 一般の民事紛争についての民事調停 ( 民事調停法 2 条 ) と家庭事件について家庭裁判所が行う家事調停 ( 家事事件手続法 244 条 ) がある いずれも手続の進め方については, 厳格な定めはなく, 具体的紛争の実情に即して妥当かつ現実的な解決を図り, 当事者の合意が成立すれば調書に記載し, 確定判決と同一の効力が生じることになる ( 民事調停法 16 条, 家事事件手続法 268 条 ) オ誤り 民事裁判において, 高度な蓋然性をもった経験則に違反してなされた事実認定は, 自由心証主義違反 ( 法令違反 ) として上告理由になると解されている また, 刑事裁判において, 上告裁判所は, 判決に影響を及ぼすべき重大な事実の誤認があり, 原判決を破棄しなければ著しく正義に反するときは原判決を破棄することができる ( 刑事訴訟法 411 条 3 号 ) したがって, 上告審の裁判においても, 事実認定が問題となることはあり得る 以上により, 誤っているものは, イ及びオの二つであるから, 正解は 2 である 正解 2 ポイントチェック 最高裁判所の大法廷 小法廷 大法廷 小法廷 裁判官全員で構成 15 人中 9 人以上の裁判官が出席すれば審理及び裁判が可能 最高裁判所長官が裁判長となる 最高裁判所の定める 3 人以上の員数で構成 5 人中 3 人以上の裁判官が出席すれば審理及び裁判が可能 裁判長は各小法廷で定める 法令等の憲法適合性の判断, 判例変更 その他最高裁判所が定めたもの 法令等の憲法適合性の判断及び判例変更以外で最高裁判所が定めたもの 21

11 憲法 H21-5 人権一思想 良心の自由, 信教の自由 check 問 題 精神的自由権に関する次の記述のうち, 判例の趣旨に照らし, 正しいものはどれか 1 憲法 19 条の 思想及び良心の自由 は, 信教の自由 (20 条 1 項 ) の保障対象を宗教以外の世俗的な世界観 人生観等にまで拡大したものであるため, 信教の自由の場合と同様に, 固有の組織と教義体系を持つ思想 世界観のみが保護される 2 憲法 19 条の 思想及び良心の自由 は, 国民がいかなる思想を抱いているかについて国家権力が開示を強制することを禁止するものであるため, 謝罪広告の強制は, それが事態の真相を告白し陳謝の意を表するに止まる程度であっても許されない 3 憲法 20 条 1 項の 信教の自由 は, 公認された宗教に属さない宗教的少数派であった人たちにも, 多数派と同等の法的保護を与えるために導入されたものであるため, すべての宗教に平等に適用される法律は違憲となることはない 4 憲法 20 条 3 項は, 国が宗教教育のように自ら特定宗教を宣伝する活動を行うことを禁止する趣旨であるため, 宗教団体の行う宗教上の祭祀に際して国が公金を支出することが同項に違反することはない 5 憲法 20 条 3 項は, 国と宗教とのかかわり合いが, その目的と効果に照らして相当な限度を超えた場合にこれを禁止する趣旨であるため, 国公立学校で真摯な宗教的理由から体育実技を履修できない学生に対して代替措置を認めることを一切禁じるものではない k e y w o r d 政教分離の原則判例は, 政教分離規定は, いわゆる制度的保障の規定であって, 信教の自由そのものを直接保障するものではなく, 国家と宗教との分離を制度として保障することにより, 間接的に信教の自由の保障を確保しようとするものであるとしている 120

12 問題分析 本問は, 思想 良心の自由 (19 条 ), 信教の自由 (20 条 1 項前段,2 項 ) および政教分離の原則 (20 条 1 項後段,3 項,89 条 ) に関する問題です 各肢の解説 1 誤り 19 条の 思想及び良心 の内容について, 本肢のように明確に言及した判例はない また, 信条説 ( もっとも, 本肢の内容が信条説と呼べるかについても疑問がなくはない ) は, 信教の自由とは別個に思想信条の自由が規定されていることを, 思想及び良心 の内容について限定的に理解する理由にしており, 信教の自由の保障対象を拡大したことを理由とはしていない 2 誤り 謝罪広告事件 ( 最大判昭和 ) は, 謝罪広告につき, 単に事態の真相を告白し陳謝の意を表明するに止まる程度のものにあっては, 強制執行によることができるとしている 3 誤り 信教の自由が, 宗教的少数派の保護のために導入されたとする点は正しい しかし, 全ての宗教に平等に適用される法律であっても, その内容が信仰の自由等を侵害するものであれば, 平等原則 (14 条 ) に反しないとしても, 信教の自由 (20 条 1 項 ) の侵害により違憲となる 4 誤り 政教分離 (20 条 3 項 ) の意義について, 判例 ( 愛媛玉串料事件, 最大判平成 9 4 2) は 憲法は, 政教分離規定を設けるに当たり, 国家と宗教との完全な分離を理想とし, 国家の非宗教性ないし宗教的中立性を確保しようとしたもの としている そして, 目的効果基準から県が靖国神社の例大祭に玉串料を支出した行為について,20 条 3 項に反するとの判決を下している 5 正しい 政教分離規定の趣旨は, 国家の宗教的中立性を確保するものであることを前提として, 宗教とのかかわり合いをもたらす行為の目的及び効果にかんがみ, そのかかわり合いが相当とされる限度を超えるものと認められる場合に禁止するものである ( 津地鎮祭判決, 最大判昭和 ) そして, 剣道拒否事件 ( 最判平成 8 3 8) は, 目的効果基準に照らし代替措置を採ることが, その方法, 態様のいかんを問わず, 憲法 20 条 3 項に違反するということができない, としている ポイントチェック 信教の自由の内容 正解 5 信仰の自由 宗教的行為の自由 宗教的結社の自由 信仰の自由とは, 特定の宗教を信じるか否か, その信仰する宗教を選択し又は変更することについて, 個人が任意に決定する自由をいう 宗教的行為の自由とは, 個人が単独で, 又は他の者と共同して, 礼拝等の宗教的行事, 布教等を行う自由をいう 宗教的結社の自由とは, 信仰を同じくする者が特定の宗教を宣伝し, 宗教的行事を行う等を目的とする団体を結成する自由をいう 121

13 行政法の法理論 H14-9 行政強制 check 問 題 行政処分により課された義務を履行しない者に関する次の記述のうち, 妥当な ものはどれか 1 義務不履行者には刑事罰が科されることが原則であり, 罰則の間接強制により行政処分の実効性が確保される 2 義務不履行者には, 執行罰としての過料が科されることとなっており, 金銭的な負担を通じて行政処分の実効性が確保されることが原則である 3 義務不履行者に対しては, 行政機関の職員による行政強制を通じて, 義務を履行させることが原則である 4 義務不履行者に対しては, 行政強制, 罰則の間接強制などによる実効性の確保が図られるが, 統一的な仕組みが設けられているわけではない 5 義務不履行者に対し義務履行を確保するためには, 行政機関は裁判所に出訴して司法的執行に委ねなければならない k e y w o r d 刑事罰 犯罪を行った者に科される制裁のことであり, 刑罰ともいう 死刑, 懲役, 禁 錮, 罰金, 拘留及び科料と付加刑としての没収がある ( 刑法 9 条 ) 350

14 問題分析 講学上の概念からの出題です 本問では, 行政上の義務履行確保の手段について問われています 各肢の解説 1 妥当でない 行政処分により課された義務を履行しない者に科されるのは行政罰であり, 刑事罰ではない また, 刑事罰が科されることが原則となってもいない 2 妥当でない 執行罰は強制手段としての効果が弱く, 現在では砂防法が唯一の実例である 義務不履行者に対し, 執行罰として過料が科されることは原則ではない 3 妥当でない 義務不履行者に対して義務を履行させる制度としては, 行政強制や行政罰などがあるが, いずれかが原則になっているというわけではない 4 妥当である 代替的作為義務の不履行に対しては代執行によって実効性の確保が図られ, 非代替的作為義務や不作為義務の不履行については, 主として罰則の間接強制によって実効性の確保が図られる よって, 義務不履行に対しては, 統一的な仕組みが設けられているわけではない 5 妥当でない 義務不履行者に対し義務履行を確保するために, 行政機関はその実力を行使して義務の履行を強制する特権 ( 自力執行力 ) を有するので, 裁判所に出訴して司法的執行に委ねることはできない ( 最判平成 ) 正解 4 ポイントチェック 行政上の行政強制の種類 強制執行代執行執行罰直接強制強制徴収即時強制 相手方の義務の不履行を前提代替的作為義務の不履行に対する手段非代替的作為義務, 不作為義務の不履行に対し, 金銭の納付を命じ, 心理的圧迫を加え間接的に義務の履行を強制する手段義務 ( 種類を問わない ) の不履行に対し, 義務者の身体 財産に直接, 実力を加え, 義務の内容を実現する手段金銭債務 ( 租税債務等 ) の不履行に対し, 義務者の財産に実力を加え, 強制的に履行を実現する手段相手方の義務の不履行を前提としないで, 急迫の障害を除くため, 身体 財産に直接, 実力を加え, 必要な状態を作り出す作用 351

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