平成18年度

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1 介護予防力諸施策の調査 研究 ( 介護予防に関る本学シーズと現場ニーズとの連携及び新たな取組への提言 ) 低体力 要介護高齢者を対象とした 脚筋力向上トレーニング機器の調査 研究 びわこ成蹊スポーツ大学若吉浩二

2 Ⅰ. 緒言 今日, 団塊の世代が定年を迎えるにあたって, ますます超高齢化社会に対する関心は高まっている. 総人口に占める 歳以上の割合は,0 年の.% から 000 年では.0% となり, 0 年には, 人に 人が 歳以上の高齢者という超高齢社会を迎えようとしている. これは世界でも最も高い水準であり, 高齢化のスピードも極めて速い. このように, 社会保障や年金, 医療負担など深刻な問題が残るわが国において, 高齢者が主体性を持って, 生き生きと健康的な日常生活を過ごせるような社会の実現が急がれる. そのような社会の実現のためには, それを実現し得る環境を整備することはもちろん, 高齢者自身の健康の保持 増進を図ることが強く求められる. 高齢者が健康的な日常生活を送るためには, 基本的な移動動作である歩行機能を維持 改善することが重要な課題である. また, 歩行能力を維持 改善することは, 単に歩行能力の向上だけでなく, 身体活動能力や自立動作といった日常生活能力 (ADL) の維持向上や疾病予防及び転倒予防にもつながり, 生活の質 (QOL) をより向上させると考えられている,,,,). しかし, 起居 歩行動作と密接な関連があるとされる下肢筋力は,0 歳代では 0 歳代と比べて 0% の低下, 筋断面積においては 0% の低下が生じるといわれている ). また, 高齢者の歩行機能低下の要因として, 下肢筋力 ( 足底屈 足背屈筋力の低下 ), バランス機能, 股関節や膝関節及び足関節などの関節可動域の低下などがあげられている 0,). つまり これらが複合的に作用し合うことによって歩行機能は衰えてくると考えられている. 高齢者の運動処方として一般的に行われているウォーキングなどは, 低強度の有酸素運動であるため, 加齢による筋力や筋量の低下を抑制するという点で不十分である ). また, 近年では高齢者においても筋力のトレーナビリィティが確認されており ), 高齢であっても筋力強化訓練を行えば筋力が改善し, トレーニングを長期間行うことによって, その能力を維持できる可能性が示されている,,). さらに, 歩行機能衰退の原因の一つとされるバランス能力の向上を図ることは, 移動動作や転倒防止にも有効に作用するため ), 日常生活能力 (ADL) の維持 向上に好影響を与えると考えられる. したがって, ある一定強度以上の筋力トレーニングを行うことにより下肢筋力を強化させ, 同時にバランス機能や関節可動域を高めていくことが, 歩行機能の維持 改善に必要不可欠と考えられる. ところが, 実際に, 低体力高齢者が下肢筋力トレーニングを行う場合, 立位 歩行等の直立姿勢や体幹が安定しない状態での運動になりやすく, 転倒や圧迫による骨折などの二次障害を引き起こす危険性が出てくる. 加えて, 下肢筋群の強化を目的としたトレーニング機器は数多く存在するが, そのほとんどが高価なものであり, 自治体や介護施設では金銭面や設備等の問題によって, 高齢者の筋力トレーニングが実現困難となっていることが多い. また, 多関節を同時に効率よく伸展 屈曲運動させることが可能で, 運動やトレーニングに不慣れな高齢者が安全かつ簡便に取り組めるようなトレーニング機器はあまり存在しない. そこで, 先行研究 ) により下肢関節の伸展 屈曲筋群動作の強化に有効と考えられる体重負荷

3 式脚伸展 屈曲トレーニング機器 ( 健歩くん. 竹井機器工業社製 ) が考案され, 低体力高齢者の歩行能力改善に好影響を与えることが示唆されている. そこで, 本研究では, 先行研究 ) で試作された健歩くんを用いて,0 週間の長期下肢筋力トレーニングを行うことで,) 介護認定を受けている高齢者の歩行能力に与える効果を明確にすること,) 歩行能力低下の原因の一つとされるバランス能力の改善に効果があるかを検証すること, ) トレーニングに伴う筋肥大の可能性について検討すること, そして) 本トレーニング機器の新たな開発やその活用に関する健康 福祉産業創出について検討を行うことを目的とする.

4 Ⅱ. 研究方法. 被験者被験者は, 在所介護施設を利用している 歳 ~ 歳の高齢者 名 ( 年齢.±.0 歳 ) とした. 開始当初は 名であったが, 名 ( 被験者 B 及びG) は退所したため, 研究対象から除外した ( 表 - 参照 ). 各被験者の歩行タイプは, 名中 名が 独歩が可能, 名が 歩行器もしくは平行棒, そして 名が 杖もしくは歩行器 であった. またそれぞれの歩行タイプ別の歩行レベルは, 表 -に示す. 各被験者には, あらかじめ研究目的, 方法, 手順, 実施期間及びそれに伴う危険性について説明し, 実験参加の承諾を得た.. トレーニング期間及び方法 -. トレーニング期間トレーニング期間及び回数は, 週平均. 回 ( 週間で 回に設定 ) で 0 週間行い, 最大回数 回を設定した. またトレーニングの成果を評価するため, 測定は, トレーニング開始直前 (00 年 0 月 日 ), トレーニング 週間後 (00 年 月 日 ), そしてトレーニング 0 週間後 (00 年 月 日 ) の計 回実施した. -. トレーニング方法脚力向上トレーニング機器 ( 健歩くん ) を用いたトレーニングは, 術後や病気で歩行が不自由な人でも健康的に歩く能力を回復させることを目的としている. 具体的には, ダイナミックな運動による神経系の回復, 筋力の回復, 関節可動域の増大, 持久的な体力向上である. 図 -に示すように, 座位部が足部よりも高い位置にてスライドすることによる伸展運動用と, 座位部が足部よりも低い位置にてスライドによる屈曲運動用がある. また, 両方の機能を有した電動式のトレーニング機器もある. 今回の実験では, 電動式を採用した. プログラムは, 導入, 筋力アップ, そして体力アップの 段階があり, トレーニングレベルとして, それぞれに つのレベルが設定されている ( 図 - 参照 ). 表 には, それぞれのトレーニングメニューが具体的に示されている. 表中の運動斜度は, 体重当たりの負荷を % で示す.. 測定項目及び方法 -. 立位時の足底重心動揺重心動揺検査システムを用い, 立位姿勢時の足底重心動揺を測定した ( 図 -). 被検者に圧力板の上で安楽立位姿勢をとらせ,0 秒間姿勢保持を行うように指示した. 自立による立位姿勢を保持できない被験者には補助具を使用した. その際, 視線を安定させるために, 目線の高さに視点誘導物を置いた. また, 必ず裸足で測定を行った. 測定結果は, 表 -~に示す. 測

5 定は, トレーニング前, トレーニング 週間後と 0 週間後の計 回行った. -.0m 歩行 (m 往復歩行 ) のタイム計測及び動作撮影補助具有, もしくは補助具無でのm 往復歩行時の m 歩行タイム及び 0m 歩行タイムの計測を行った. 測定結果は, 表 -~に示す. また, 歩行動作を側方よりデジタルカメラを用いて撮影した. 撮影されたビデオ画像を参考に, 歩行動作の能力の判定に用いた ( 表 -). 測定は, トレーニング前, トレーニング 週間後と 0 週間後の計 回行った. -. 座位爪先ステッピング膝関節が直角になるよう椅子に腰かけ, 踵は床に着けた状態で, 爪先をできるだけ早く上下に動かし,0 秒間で繰り返し動かした回数の計測を行った. しかしながら, 足首関節を上手に動かすことのできない被験者においては, 足部の動く回数をカウントし, ステッピング数とした. 測定は, トレーニング前, トレーニング 週間後と 0 週間後の計 回行った ( 表 -~ 参照 ). -.CT による筋断面積の変化トレーニング開始前とトレーニング 0 週間後に, 被験者の大腿部及び腸腰筋の筋断面積を CT を用いて測定した. 図 - 及び図 - に示すように, 大腿部は, 股関節関節裂隙から末梢に cm の位置を基準に, そして, 腸腰筋は, 第 腰椎 (L) 錐体上縁を基準に,CT による断面図より面積を求めた.

6 Ⅲ. 結果及び考察. 各被験者におけるトレーニング回数に伴うとトレーニングレベルの変化各被験者は, 週間に ~ 回 ( 平均すると. 回 / 週 ) のトレーニングを行った. 図 及び表 に示すように, トレーニングメニューは, 導入, 筋力アップ, そして体力アップの 段階に設定され, それぞれに つのレベルがあり, 計 レベルとなっている. まず, 被験者は導入からスタートし, 各被験者が できた 楽にできた と主観的にトレーニング内容を評価した場合, 次のレベルにステップアップする方式を採用した. 図 --と-に, 各被験者のトレーニングレベルの変化を示す. 名中 名が最高のレベルまで到達することができた. また, 名の被験者はトレーニング回数が増すに連れ, レベルもアップし, 名中 名が筋力アップメニューを行えるまでになっていた. しかしながら, 名については, レベル の段階から向上することができなかった. 伸展運動と屈曲運動では, 明らかに伸展運動が容易であるものの, 屈曲運動がうまくできない被験者が多く見られた. トレーニングレベルの向上がみられない被験者は, 屈曲運動が困難な場合が殆どであった. つまり, 歩行能力と伸展 屈曲運動との関係をみると, 伸展動作は力強くできるものの, 屈曲動作ができないため, 上手く, 力強く歩けない傾向がみられた. このことから, 特に脚力向上トレーニングの屈曲運動を, 時間をかけてトレーニングすることで, 歩行動作の改善につながる可能性があるものと思われた.. トレーニングに伴う歩行レベルの変化表 -に, トレーニングに伴う補助具による歩行タイプ別にみた歩行レベルの変化を示す. 独歩ができる被験者は, 名中 名であった. その内 名 ( 被験者 I と J) が自立 ( 最低 0m 歩行できる ) であった. 当然, 図 -のトレーニングメニューもレベルとなっている. その他の 名 ( 被験者 F,H,L) においては, 歩行レベルが 段階向上していた. 被験者 K については独歩では変化がみられなかったものの, 杖での歩行レベルは向上していた. その他の被験者 名は, 歩行器と平行棒を補助具として使用する歩行タイプであった. トレーニング開始前, トレーニング 週間後, そしてトレーニング 0 週間後を比較して, 名中 名に歩行器及び平行棒による歩行レベルが ~ 段階も向上していることが判明した. 残り 名の被験者 E においても, 杖による歩行レベルに 段階の向上がみられた. これらの結果は, 独歩の自立歩行が可能な 名を除いて,0 週間に亘る脚力向上トレーニング機器を用いたトレーニングには大変効果があり, ほぼ全員の歩行能力が改善していることが判明した. また, 被験者 C 及び M では, トレーニングレベルに変化は見られなかったが, 理学療法士による主観的評価において歩行動作の改善がみられたことは, 導入段階である基礎的な脚の伸展 屈曲動作においても, 歩行動作に好影響を与える可能性があると思われる.

7 . 歩行タイム, ステッピング及び足低重心動揺の変化表 -~に, 歩行タイム, ステッピング及び重心動揺の測定結果を示す. m 往復歩行テストでは,m 通過タイムにおいて, トレーニング実施前 (0. 秒 ) から 週間後 (.0 秒 ),0 週間後 (.0 秒 ) と短縮傾向が見られ, トレーニング実施前と 0 週間後では有意な短縮となった. また 0m 歩行タイムでは, 開始前 (. 秒 ) から 週間後 (. 秒 ), 開始前 (. 秒 ) から 0 週間後 (. 秒 ) に有意に記録が短縮された. これらの結果は, 脚力向上トレーニング機器での長期に亘るトレーニング効果として, 歩行動作の改善傾向と併せて, 歩行時間の短縮, つまり歩行速度の向上がみられた. 座位爪先ステッピングテストでは, 左右ともトレーニング開始前, 週間後,0 週間後と変化が見られなかった. これは足首関節の動き, もしくは爪先の動きを俊敏に働かせる効果は, 今回のトレーニングにおいて期待できるのではないと思われる. 実際, 脚筋力向上トレーニング機器でのトレーニング動作においても, ストロークに 秒前後を要するため, 素早いものではく, 股関節, 膝関節, 足首関節の伸展 屈曲動作に係わる大筋群への刺激が中心となっている. 足底重心動揺においても, トレーニングに伴ったバランスに係わる効果的な変化をもたらす結果は得られなかった. しかしながら,0 週間のトレーニングにおいて歩行能力の改善がみられたことからも, さらにトレーニング期間を延長することで, バランス機能は高められる可能性があるものと思われる. これについては今後, 継続して研究する必要があると考える.. トレーニングに伴う大腿部及び腸腰筋の筋断面積の比較表 -に, トレーニング前とトレーニング実施 0 週間後の大腿部及び腸腰筋の筋断面積の変化を示す. 統計的に, トレーニング前後で断面積に有意な差は見られなかった. しかしながら, 被験者 A,C,E 及びJの 名に顕著な増加が見られた. 特に被験者 A 及びEは, 大腿部及び腸腰筋の双方に筋断面積の増加, つまり筋肥大の傾向がみられた. 図 - に, 被験者 Aの大腿部のCTを示す.CTからも筋断面積の増加が分る. 両被験者のトレーニングに伴うそれぞれの変化をみると, トレーニングレベルは導入から筋力アッププログラムへ,0m 歩行では 0 秒以上の短縮, 歩行動作も顕著にレベルアップしていることがわかる. これらの結果は, 脚筋力向上トレーニング機器による伸展動作及び屈曲動作を行うことにより, 長期トレーニング実施に伴って筋断面積の増加, つまり筋肥大が生じる可能性のあることが推察される. ただ, 転倒や術後の影響で独歩が不可能になり, 歩行能力が低下してしまうと, 一挙に運動不足に伴う脚部の筋萎縮が生じてしまう. このような高齢者に対して, いかに早期に運動を再開するかが重要であり, そのためのトレーニング機器の開発が強く求められる. 今回, 用いた脚力向上トレーニング機器は, 本結果からも歩行能力の低い高齢者が安全に脚力をトレーニングする機器として有効であると考えられる.

8 Ⅳ. 成果と今後の可能性 本研究では下肢筋群伸展 屈曲動作の強化に有効と考えられる体重負荷式脚伸展 屈曲トレーニング機器を用いて,0 週間に亘る長期下肢筋力トレーニングを行うことで,) 介護認定を受けている高齢者の歩行能力に与える効果を明確にすること,) 歩行能力低下の原因の一つとされるバランス能力の改善に効果がある可動を検証すること,) トレーニングに伴う筋肥大の可能性について検討すること, そして) 本トレーニング機器の新たな開発やその活用に関する健康 福祉産業創出について検討を行うことを目的とする. バランス能力にも焦点をあて, 歩行能力改善に与える影響を検証することを目的とした.. 本トレーニング機器を用いて長期間トレーニングを行った結果, トレーニングレベルの向上がほぼ全員の被験者で見られ, 尚且つ歩行能力の改善もみられた. また, 有意に歩行速度の向上が見られたことは, 本トレーニングが, 介護認定を受けている高齢者であり, 尚且つ独歩が不可能な高齢者においても, 歩行能力の改善に有効であることが示唆された.. 足底の重心動揺を測定した結果, トレーニングに伴う変化は見られなかったことからも,0 週間の範囲では, バランス能力の改善傾向を導き出すことは不可能と考える. また, 本トレーニングがバランスの改善にあまり効果的でない可能性もあると考えられる.. トレーニングに伴う筋肥大は, 一部の被験者に顕著にみられた. またその効果が得られた被験者は, 歩行速度や歩行動作の顕著な改善傾向が見られた.. 本トレーニング機器は, 自立による独歩ができる高齢者においては, トレーニング負荷として不十分な可能性があると考えられる. しかしながら, 杖, 歩行器もしくは平行棒等の補助具を必要とし, 尚且つ最大介助 ( 最低 0mの移動動作を中, 手を添え, さらに積極的に介助を行う ) もしくは中等度介助 ( 最低 0mの移動動作中, 手を添え, さらにわずかなバランスの介助を行う ) が必要となる低体力 要介護高齢者にとっては, 大変, 効果的なトレーニング機器として活用できることが判明した.. 特に, 本トレーニング機器では, 屈曲動作のトレーニングも行えることから, 低体力 要介護高齢者の歩行能力の改善に向けたトレーニングとして大変効果的であると考えられる.. 在所介護施設だけでなく, 通所介護施設であるデイサービスやデイケア等の施設において, 歩行能力の低下が顕著に見られる高齢者に対して, 本トレーニング装置を活用することで安全に, 効果的にトレーニングできるものと考える.

9 . 図 -に示すトレーニング機器のように, よりシンプルな形で作成することが可能である. また, 図 - に, トレーニング機器の原型図を示す. これを基本に色々なバージョンに改良することができるであろう. 伸展運動用 0%~0%, 屈曲動作用に 0%~% 程度の負荷がかかるようにすれば, 十分, トレーニング効果は得られる. 電動式も開発しているが現状では定価ベースで 0 万円もかかってしまう. 病院での聞き取り調査によれば,0 万円以下であれば, 多くの施設で導入可能とのことであった.. 企業への提案 より安価な手動の脚力向上トレーニング機器の開発 :0 万円以下が望ましい ( 図 - 参照 ) または, 電動による脚力向上トレーニング機器の開発 :0 万円以下が望ましい ( 図 - 参照 ) 通所介護施設であるデイサービスやデイケア等の施設において, 本機を設置し, 有料プログラムとしてトレーニング処方の実施は可能ではないか 行政との連携により, 高齢者医療費削減に向けた具体的取り組みとして, ハード面, ソフト面から事業化は可能ではないか 参考文献 ) 秋山由里, 植屋清見, 竹内哲雄 (00) 高齢者の歩行動作に関する体力科学及びバイオメカニクス~バイオメカニクス観点より~. 体力科学 ().0 ) 浅川康吉, 池添冬芽, 羽崎完, 黒木裕士, 高野一郎, 神先秀人 () 高齢者における下肢筋力と起居 移動動作能力の関連性. 理学療法学 ().- ) 金子公宥 () 姿勢 歩行調整能の発育と退行. 体育科学 ) 久野譜也, 坂戸洋子 (00) 高齢者になぜ筋力トレーニングが必要か. 体育の科学 ().- ) 黒田善雄 (00) 高齢者の体力と健康, その将来展望. 保健の科学 ().0- ) 南谷和利 (00) 中高年者の健康のための運動, その条件. 保健の科学 ().- ) 嶌田聡, 青柳幸利 (00) 足底の接地面積に着目した高齢者の歩行能力の定量評価. 電子情報通信学会論文誌 ().- ) 植松光俊, 金子公宥 () 高齢女性の自由歩行における下肢関節モーメント. 理学療法学 ().- ) 和田洋明 (00) 下肢筋力トレーニングを用いた要介護高齢者における歩行能力改善の一考察. 奈良教育大学卒業論文 0) 柳川和優, 磨井祥夫, 安部大治郎, 渡部和彦 () 青年と高齢者における歩行動作の比較 足部の運動特性に着目して. 体力科学 ().-

10 ) 柳川和優, 磨井祥夫, 山口立雄, 渡部和彦 (00) 筋放電パターンから見た高齢者における 歩行動作の特徴. 日本運動生理学雑誌 ().-

11 表 -. 被験者の年齢, 性別及び介護度 被験者 年齢 ( 歳 ) 性別 介護度 A 女 要介護 C 女 要介護 D 0 女 要介護 E 女 要介護 F 男 要介護 H 女 要介護 I 男 要介護 J 女 要介護 K 女 要介護 L 女 要介護 M 女 要介護 N 女 要介護 平均. SD.0

12 表 -. トレーニングに伴う補助器具による歩行タイプ別にみた歩行レベルの変化 各補助器具による歩行タイプと歩行レベル 年齢 性別 トレーニング開始前 トレーニング 週間後 トレーニング0 週間後 被験者 ( 歳 ) 独歩 杖 歩行器平行棒 独歩 杖 歩行器平行棒 独歩 杖 歩行器平行棒 A 女 C 女. D 0 女. E 女.. F 男 H 女 I 男 J 女 K 女 L 女 M 女. N 女... 平均 SD 歩行レベル : 自立 : 最低 0m 歩行できる : 監視 : 最低 0m 歩行するために傍らでの監視, 指示または促しが必要となる : 最小介助 : 最低 0mの移動動作を手を添えるだけの介助で行う : 中等度介助 : 最低 0mの移動動作をてをそえ, さらにわずかなバランスの介助を行う : 最大介助 : 最低 0mの移動動作を手を添え, さらに積極的に介助を行う : 全介助 : 最大介助を要しても0m 以下の移動動作しかできない. または 人もしくは 人であっても力でからだを持ち上げる介助が必要 注意 : 判定は 名の理学療法士によりレベルの判定を行い, 平均値を採用した

13 表 -. トレーニングレベルとそれぞれのトレーニングメニュー レベル~: 導入プログラム 目的 : ダイナミックな運動によって神経系の回復と筋肉の使い方を覚える レベル 運動様式 運動斜度運動回数 反復セット 運動速度 伸展運動 % 0 回 セットふつう屈曲運動 -% 0 回 セットふつう 伸展運動 % 0 回 セット ふつう 伸展運動 0% 0 回 セット おそく 屈曲運動 0% 0 回 セット ふつう 伸展運動 % 0 回 セット ふつう 伸展運動 % 0 回 セット おそく 屈曲運動 0% 0 回 セット ふつう レベル~: 筋力アッププログラム 目的 : ダイナミックな動きの中で, 筋力の回復と関節可動域の増大を図る レベル 運動様式 運動回数運動斜度 反復セット 運動速度 伸展運動アップ % 0 回 セット ふつう 伸展運動 0% 0 回 ~ セットふつう伸展運動 0% 0 回 ~ セットおそく 屈曲運動 -% 0 回 ~ セット おそく 伸展運動アップ % 0 回 セット ふつう 伸展運動 % 0 回 ~ セットふつう伸展運動 % 0 回 ~ セットおそく 屈曲運動 -% 0 回 ~ セット ふつう 伸展運動アップ % 0 回 セット ふつう 伸展運動 0% 0 回 ~ セット おそく 伸展運動 0% 0 回 ~ セット はやく 屈曲運動 -% 0 回 セット ふつう 屈曲運動 -% 0 回 セット おそく レベル~: 体力プログラム 目的 : 筋力と持久的な体力を高める レベル 運動様式 運動斜度運動回数 反復セット 運動速度 伸展運動アップ % 0 回 セット ふつう 伸展運動 % 0 回 ~ セットふつう伸展運動 % 0 回 ~ セットおそく 屈曲運動 -% 0 回 ~ セット ふつう 屈曲運動 -% 0 回 ~ セット おそく 伸展運動アップ % 0 回 セット ふつう 伸展運動 % 0 回 ~ セット ふつう 伸展運動 % 0 回 ~ セット おそく 屈曲運動 -% 0 回 ~ セット ふつう 屈曲運動 -% 0 回 ~ セット おそく 伸展運動アップ % 0 回 セット ふつう 伸展運動 % 0 回 ~ セット ふつう 伸展運動 0% 0 回 ~ セット おそく 屈曲運動 -% 0 回 ~ セット ふつう 屈曲運動 -% 0 回 ~ セット おそく

14 表 -. トレーニング実施前テスト結果 (00 年 0 月 日 ) 0m 歩行ステッピング重心動揺 被験者 m 通過 ( 秒 ) 0m 歩行 ( 秒 ) 右 ( 回数 ) 左 ( 回数 ) 総軌跡長 (cm) 単位軌跡長 (cm/s) 単位面積軌跡長 (/cm) 外周面積 (cm ) 短形面積 (cm ) 実効面積 (cm ) A C D E F H I J K L M N 平均 SD 表 -. トレーニング開始 週間後テスト結果 (00 年 月 日 ) 0m 歩行ステッピング重心動揺 被験者 m 通過 ( 秒 ) 0m 歩行 ( 秒 ) 右 ( 回数 ) 左 ( 回数 ) 総軌跡長 (cm) 単位軌跡長 (cm/s) 単位面積軌跡長 (/cm) 外周面積 (cm ) 短形面積 (cm ) 実効面積 (cm ) A C D E F H I J K L M N 平均 SD 表 -. トレーニング開始 0 週間後テスト結果 (00 年 月 日 ) 被験者 0m 歩行ステッピング重心動揺 m 通過 ( 秒 ) 0m 歩行 ( 秒 ) 右 ( 回数 ) 左 ( 回数 ) 総軌跡長 (cm) 単位軌跡長 (cm/s) 単位面積軌跡長 (/cm) 外周面積 (cm ) 短形面積 (cm ) 実効面積 (cm ) A C D E F H I J K L M N 平均 SD

15 表 -. トレーニング開始前とトレーニング 0 週間後の大腿部及び腸腰筋の筋断面積の比較 年齢性別 トレーニング開始前 (cm ) トレーニング0 週間後 (cm ) 被験者 ( 歳 ) 右大腿 左大腿 右腸腰筋 左腸腰筋 右大腿 左大腿 右腸腰筋 左腸腰筋 A 女 C 女 D 0 女 E 女 F 男 H 女 I 男 J 女 K 女 L 女 M 女 N 女 平均 SD 注 : 被験者 Nは測定部位が異なるため, 比較不可能

16 伸展運動用 屈曲運動用 図 -. 脚力向上トレーニング機器 : 健歩くん ( 上伸展運動用 下屈曲運動用 )

17 健歩くん運動の目的術後や病気で歩行が不自由な人でも健康的に歩く能力を回復させる () 筋力の回復 () 関節可動域の増大 () 持久的な体力アップ () ダイナミックな運動による神経系の回復 導入プログラム ダイナミックな運動によって神経系の回復を図り, 筋肉の使い方を覚える 初級プログラム 中級プログラム 上級プログラム 脚の曲げ 伸ばしができるようにする リズムに合わせてできるようにする 伸展と屈曲の負荷を体で覚える 筋力アッププログラム ダイナミックな動きの中で, 筋力の回復と関節可動域の増大を目的とする 初級プログラム 中級プログラム 上級プログラム 筋肉の使い方と筋力発揮に慣れる 基礎的筋力をつける スピードにあわせた筋力発揮を身につける 体力アッププログラム 筋力と持久的な体力の増加を目的とする ( 術後の体力回復や糖尿病などの代謝機能の改善 ) 初級プログラム 中級プログラム 上級プログラム ゆっくり歩行運動に相当 ( 分から 分 ) ゆっくり歩行運動に相当 (0 分から 分 ) ゆっくり歩行運動に相当 (0 分から 0 分 ) 進級について できた 楽だった の場合は次のプログラムに進みます できた 適度だった の場合はそのままのプログラムを続けます 最後までできなかった あるいは きつかった の場合は前のプログラムに戻ります 図 -. トレーニングプログラムの流れとそれぞれの目的

18 図 -. 立位姿勢時の足底重心動揺 ( 上図 : 重心軌跡図, 下図 : 重心変位図 )

19 第 腰椎 (L) 錐体上縁 股関節関節裂隙から末梢に cm 図 -. 腸腰筋及び大腿部の CT 断面スライス部位

20 腸腰筋断面部位 図 -. 左腸腰筋断面積計測 ( 白く抜けたところは筋肉の関心領域で CT 画面上で自動的に断面積を計測 )

21 被験者 A 被験者 C トレーニングレベル 0 0 A トレーニングレベル 0 0 C トレーニンク 回数 トレーニング回数 被験者 D 被験者 E トレーニングレベル 0 0 トレーニンク 回数 D トレーニングレベル 0 0 トレーニング回数 E 被験者 F 被験者 H トレーニングレベル 0 0 トレーニンク 回数 F トレーニング内容 0 0 トレーニンク 回数 H 図 --. 各被験者におけるトレーニンク 回数に伴うトレーニングレベルの変化

22 被験者 I 被験者 J トレーニングレベル 0 0 トレーニンク 回数 I トレーニングレベル 0 0 トレーニンク 回数 J 被験者 K 被験者 L トレーニングレベル 0 0 トレーニンク 回数 K トレーニングレベル 0 0 トレーニンク 回数 L 被験者 M 被験者 N トレーニングレベル 0 0 M トレーニングレベル 0 0 N トレーニンク 回数 トレーニンク 回数 図 --. 各被験者におけるトレーニンク 回数に伴うトレーニングレベルの変化

23 大腿部 右 左 トレーニング開始前 トレーニング 0 週間後 図 -. 被験者 A の大腿部の筋断面図 ( トレーニング開始前と 0 週間後の比較. 筋断面積の増加が見られた例 )

24 図 -. 脚筋力トレーニング機器 ( 手動タイプ ) の原型図

25 図 -. 脚筋力トレーニング機器 ( 電動タイプ ) の原型図

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