16-20陸上競技規則

Transcription

1 陸上競技規則 1. 陸上競技全般的事項 これより次走者待機可能場所 ( 青色 ) これより次走者待機可能場所 ( 青色 ) バトンパスはテークオーバーゾーンの空間内で完了する ( 4 ) ジャンバー等の上着は, 開会式及び競技中は原則的に脱いで行う 閉会式は, 上着着用も可 ( 競技の直前まで上着を着用する際には, 忘れ物防止のために必ず上着に名札をつけさせ, 競技後に上着を回収する係を決めておく ) フィールド競技の選手は, 競技場へ水筒 上着を持参してもよい ( 5 ) ウォーミングアップについて 1 100mA( 1~4 班 ) 男子は招集終了後にホームストレートでスタート練習を行わせる 100mA( 1~4 班 ) 女子は招集終了後にバックストレートでスタート練習を行わせる 2 50mH の選手は開会式終了後, バックストレートでハードリングの練習をさせ, その後, 係より招集される 3 フィールド競技は, 数回の練習試技を行わせる 4 その他の選手は各自で行うこと ( 6 ) 選手は必ずゼッケンをユニフォームにつける 2 種目出場する選手は, その番号も記入する ユニフォームはきちんとパンツに入れるようにする ( 7 ) トラック競技 ( m 5 0 m H m R ) に出場する選手は, 必ず腰ゼッケンをパンツの右側に縫いつけるか, 安全ピンなどではずれないようにとめる その際, ゼッケンがはっきり見えるように, 太字で大きく濃くレーン番号を記入する 詳しくは P 2 1 の 8. を参照する ( 8 ) けが防止のため, はだしは禁止とする サッカーのトレーニングシューズについては可とする ( 但し, 子どもの足には過度の負担がかかるそうです ) ( 9 ) フィールド内に入っての写真撮影 ( 卒業アルバム, P T A 広報等 ) は各校 1 名とし, 腕章をつける ( 本部で受付を済ませ, 腕章を受け取る ) ( ) トラック競技でスターターが台の上に上がったら, 一切の応援をやめる また, ス 10 タンドの一番前の鉄柵に寄りかかるように立っての応援は禁止する

2 2. スタート ( トラック競技全般 ) 1 スタート方法は スタンディングスタート とする ( 手はついてはいけない ) 2 走者は, スタートライン後方のレーン標識の前に立って待つ 3 位置について の合図で前方に進み, 両足を揃えてスタートラインに立つ 4 用意 で, 片足を後ろに引いて前足に体重をかけ, 上体を低くして, 停止する 5 ドン の合図で腕を早く振り出して, 走り出す 備考 ドン の合図は, 競技者全員が 用意 の姿勢で停止したときに鳴らす フライング防止のためにも, 練習時に指導をする ( 指導徹底 ) 用意 がかかった段階で 静止 することができず, 同じ 注意 を 2 回受けた段階で 警告 とする 1 度目のフライングで 警告, 2 度目で 失格 となるので, よく練習しておく なお, 失格となった選手もそのレースを走らせるが, 順位の対象から除外し, 記録なしとなる 3. 失格 ( トラック競技全般 ) 1 自分のレーン外を走ったとき ア直線路において他レーンを侵害したとき イ曲走路において他レーンを侵害した場合, たとえそれが 1 歩でも明らかに距離的に実質的な利益を得たとき ( レーンの内側 ) 原則的に着順に関係がない場合や妨害などの行為がない場合においては, 極力救済の立場で判定するものとする 他レーンを侵害したが, その原因がトラックの不備による場合は, 4 歩以上続けて侵害した場合を除き, 救済する 接触による走路妨害がおこった場合, 審判長権限において再レースを行うものとする ただし, 失格チームは同じレーンで競技を行うが, 順位, 記録が無効となる 2 他人のゼッケンで出場したり, 審判員の指示に違反した選手は失格とする 3 フライングを 1 レースの中で 2 回行った選手 4 失格した場合には, 審判長 ( フライングの場合は出発の係がレース前に告げる ) がレース後に選手に失格であることを告げると同時に失格理由を書いた用紙を渡す 5 失格した場合は, そのレーンで走ることができるが, 記録なしとなる 4. 機械不具合の場合 ( トラック競技全般 ) 1 写真判定室の不具合が起きた場合は, 手動での決勝 計時を行う 2 手動に切り替えた場合, 順位及び記録は, 各レース 3 位までの発表となる 5. トラック競技 ( 1 ) m R 1 割り当てられたレーン ゾーンの中で, バトンの完全な受け渡しを完了しなければならない 2 何らかの理由で他のレーンにバトンを落とした場合は, 直ちに落とした者が拾って, 自分のレーンに戻って渡さなければならない この場合の条件として, 他のチームのじゃまにならないことが前提である また, 渡し終わった者は必ず自分の割り当

3 てられたレーンに止まらなければならない 3 バトンが破損した場合は, その一片を持って受け渡しをしてもよい ( バトンは各校持参する ) 4 バトンの完全な受け渡しとは, バトンがゾーン内の空間にある間に, 渡す者の手がバトンから離れていることである 押したり, あるいは他の方法で次走者を助けることは失格となる 10m 10m 待機可能場所 20m 青線 < ゾーン入口 > < ゾーン出口 > バトンが白線の中にある バトンが完全に渡されている 次走者の手に触れたとき 前走者の手から完全に離れたとき 5 レーン内にバトン受け渡しのためのマークをテーピングテープ等でつけてもよい ( バトンを渡した者がきちんと後始末をすること ) 6 テークオーバーゾーンには, 入口と出口に緑の マークがあり, 入口の手前には加速するためのゾーン ( 待機可能場所 ) もある 次走者は, その加速するためのゾーンの中で待ち, 走り始めることができる ( 2 ) m 1 スタートから 1 0 m ぐらいまで, m R のラインと交錯して見づらいため, 別の色のラインテープを貼る ( 3 ) 5 0 m ハードル 1 スタートラインは, m 走直線の 5 0 m 地点からとする 2 ゴールの位置は m 走と同位置とする 3 スタートはスタンディングスタートとする ( 指導徹底 ) 4 コース上に置かれた 4 台のハードルを走り越えてゴールを目指す 5 ハードルの高さは 6 0 c m とする 6 スタートから第 1 ハードルまでの距離は 1 5 m とし, ハードル間のインターバルは 6. 5 m とする S( スタート ) 第 1 H 第 2 H 第 3 H 第 4 H G( ゴール ) 1 5 m 6. 5 m 6. 5 m 6. 5 m m 7 割り当てられたレーンの中でハードル上を通過しなければならない 振り上げ足, 抜き足がハードル上を通過しない場合は, 失格となる 振り上げ足をハードルの黒い印に調節して練習を行うと良い

4 6. フィールド競技 ( 1 ) 走り高跳び 1 ア跳び方は, 正面跳び及び, はさみ跳びとする ( 片足で踏み切る ) イ足から着地しなくてはならない ただし, 両方の足が着地した後, 手をついたり, しりもちをついたりするのは有効試技とする 上記以外は無効試技とする 2 バーをバー止めから落としたり, 跳び越す前に支柱やマットに触れたりしたときは 1 回の無効試技と見なす 3 踏切のタイミングが合わずに再度試技を行う場合は連続 3 回までとする 4 回目で 1 回の無効試技とみなす 4 2 回続けて失敗すれば, 競技の終了となる なお, 1 回目の無効試技と 2 回目の 無効試技の間に何度パスをしても, 2 回続けて失敗したものとみなし, 競技の終 了となる ( 例 ) 高さ 1 回目 2 回目 8 5 cm 9 0 cm パス 9 5 cm パス パス cm パス 競技終了 記録 8 5 cm 5 バーの高さの上げ方男子 - はじめ 9 0 cm, cmまでは 5 cmずつ上げる それから 3 cmずつ上げる 女子 - はじめ 8 5 cm, cmまでは 5 cmずつ上げる それから 3 cmずつ上げる 6 風の影響によるバーの落下については次の通りとする 跳躍後, 明らかに風によりバーが落下したと判断されたときは, 有効試技とする 跳躍途中で明らかに風が原因でバーが落下したと判断されたときは, その試技のやり直しを行わせる 7 成績の判定は次の通りとする ア 同記録になった高さで跳躍数の最も少なかった選手を勝者とする 同じ高さの試技は最大 2 回であるから, 1 回目で有効試技をした者が勝者 イ アの方法で同記録の場合は, その試技全体, 即ち同記録を生じた高さまでの試 技数のうち無効試技の最も少なかった選手を勝者とする ( パスは記録に関係ない ) ア, イの方法でも決められないときは, 同成績とする ( 例 ) 選手 ~ cm cm cm 記録と順位 A パス パス cm 1 位 B パス cm 2 位 C 4 回跳ぶ cm 4 位 が 2 回 D 5 回跳ぶ cm 3 位 が 1 回 E 5 回跳ぶ cm 4 位 が 2 回 8 助走のためのマーカーは競技委員で用意する 個人でテーピングを用意してもよい * 備考 フィールド競技の競技順は, プログラム通りとする 競技者が 1 人になり, 1 位が確定している場合で, なおかつ新記録がねらえそうな場合は, 競技者の申告により, 高さを設定することができる ( 1 c m 単位での申告も可 ) ( 2 ) 走り幅跳び 1 助走ア助走距離は, 4 0 m 以内 ( 会場の都合上 ) ならば自由とする イ助走スタートの位置は, 練習場所と試技を行う場所が異なるため, 歩数で合わせるだけではなく, 距離でも確認しておいた方がよい ( 当日は, 練習場所にも試技場所にもメジャーを設置 ) ウ助走のためのマークは競技委員で用意する

5 2 踏み切りア踏み切り板 a. 構造 板は木製で, 長さ 122 c m, 幅 22 c m, 厚さ 10 c m で白色 b. 位置 砂場に近い端から 2 m を標準とする イ ファール判定ゴムファールを判定するための緑色のゴムを踏み切り板の直後に設置する 踏み切り板 ファール判定ゴム ウ 踏み切りに関するファール判定 1( ) 2( ) 3( ) 4( ) 1 足が踏み切り板にかかっているので有効試技 ( ) 2 踏み切り板の手前で踏み切っているので有効試技 ( ) 3 足跡が踏み切り板外にあるので無効試技 ( ) 4 足が踏み切り板を越えているので無効試技 ( ) 会場図 砂 場 2.00m 踏み切り表示板 踏み切り板 踏み切り表示板 30cm 30cm 1.22m 3 着地片足踏み切り, 両足着地が基本 4 記録測定 ( 例 1) ( 例 2) 記録測定は, 踏み切り足からではなく, 踏み切り板から行う また, 踏み切り板から着地した場所の最短距離となる 5 成績の判定は次の通りとする ア試技の回数を 2 回とし, 記録の高い方をとる cm未満は切り捨てる イ同記録が生じた場合は, 同順位とする ただし, 1 位が 3 名以上いる場合, 2, 3 位はなし, 1, 2 位が 3 名以上いる場合は 3 位がなしとなる * 無効試技が 2 回の場合, 記録なしとなってしまうので, 踏みきり等の練習をしっかり行っておく 試技が終わったら, 記録用黒板で記録を知らせる