6 年体育科実践事例 1. 単元走り高とび ( 陸上運動 ) 2. 指導時期 4~5 月 3. 目標 助走のリズムやスピードを生かして力強く踏み切って バランスよく跳 び ひざを柔らかく曲げて着地することができる ( 運動 技能面 ) 互いに協力して安全に練習や競争ができるようにするとともに グルー

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1 6 年体育科実践事例 1. 単元走り高とび ( 陸上運動 ) 2. 指導時期 4~ 月 3. 目標 助走のリズムやスピードを生かして力強く踏み切って バランスよく跳 び ひざを柔らかく曲げて着地することができる ( 運動 技能面 ) 互いに協力して安全に練習や競争ができるようにするとともに グルー プ間の競争では 勝敗に対して公正な態度をとることができる ( 意欲 態度面 ) 自己の能力に適した課題を決め 課題の解決の仕方を工夫することがで きる ( 学び方面 ) 4. 指導にあたって本単元の 走り高とび は 助走のリズムやスピードを生かして踏み切ってバランスよく跳 び 自己の記録に挑戦したり 仲間と競争したりして楽しむことのできる運動である 跳び 方のポイントとして 助走 踏み切り 空中フォーム 安全な着地 の 4 つが挙げられ る これらのポイントを 個人の能力に応じた学習課題として設定し 学習の場を工夫する ことで児童一人一人に応じた学習を展開することができる フリータイムを活用し個々の課題を解決するための練習をしたり 自己記録の更新に挑戦し たりする フリータイムの後 間競争の場を設定する 本来 走り高跳びは個人競 技であるが で学習を進めていく 間競争を取り入れることで 同じグルー プの仲間意識が強くなり 学習に対する興味 関心がより高まると考える 仲間意識と興味 関心の高まりは コミュニケーションの質的な向上を促すものと考えられる 競争の方法は 次のようにする 試技は 一人 2 回とする 記録を得化し の合計で勝敗を決める はじめの記録 ( 第 1 時 ) を とし 記録が 1 上がるごとにプラス 1 1 下がるごとにマイナス 1 とする 失敗した場合は 0 となる 主な言語活動として 内の話し合い活動が中心となる フリータイムで お互いの 動きを見合い 助言し合い コミュニケーションを図る 例えば 助走 踏み切り を課題 とした場合 余計な力を抜いてリズミカルに助走ができているか 最後の 3 歩を素早くで きているか より高い視線で上体が上を向いているか などをポイントとして意識させ 互 いに率直な意見交流ができるようにする この単元での基本重要語彙空中フォームイメージトレーニング この単元で重視した言語活動 運動する場の安全や 課題解決のための場の工夫について話し合う 気付いた感覚やよい動き できるようになったこと がんばったことなどを書いたり 話したりする 友達の動きを見て 気付いたことを伝え合う

2 ( ). 学習指導計画 ( 全 6 時間 ) 印は主なコミュニケーションの場 次 時 学習活動の流れ 指導上の留意 はじ 学習のねらいや進め方を理解し 学習に対する見通しをもつ め 1 1. 学習の進め方について知る 学習のねらいを理解し 学習の進め方について見 通しをもつことができるようにする 2. 用具の使い方や安全な運動の 仕方について理解する 場所や用具の安全に気を付けることができるよう にする 3. 技能のポイントを知る 4. はじめの記録を計測し 自分 の目標記録を設定する ワークシート 1 記録カード. 学習のまとめをする 映像資料を視聴し 高跳びの一連の動きや跳び方のイメージをつかむことができるようにする 学習を振り返り 課題を解決するための今後の練習計画について話し合う な か 友達と協力しながら 競争を楽しんだり 自己の記録に挑戦したりする 1. 本時の学習課題を確認する ワークシート 1 記録カード 自分の課題に合った練習をすることができるよう にする 本 時 2. フリータイムの活動をする それぞれの課題に合った動きのポイントをお互い に見合い 教え合う 3. 間で競争をする 本書 176 ページの得板 参照 4. 学習のまとめをする ワークシート 2 ふり返りカード 練習したことを生かして 自分の記録に挑戦できるようにする で協力し 競争を楽しむことができるようにする 間競争の結果や記録の伸びを確かめる ま と 記録会を開き 学習の成果を確かめ合う め 6 1. 学習の成果を生かして 記録 会を開く ワークシート 1 記録カード 2. 学習のまとめをする 学習を振り返る場を設定することにより 記録の 伸びや個々のよいところを互いに認め合うことが できるようにする 学習を振り返り 記録会の結果や個人の記録の伸 びについて話し合う

3 6. 本時の展開 (4/6) 使用するワークシート ワークシート 主なコミュニケーションの場 評価の観学習活動の流れ指導上の留意 はじめ リズミカルな助走で踏み切りをし スムーズな 空中フォーム ( 振り上げ足 抜き足 ) で跳び越して安全な着地をしよう 1. 学習課題を確認す 学習課題を確認し 本時の見通しをもてる る ようにする 2. 準備運動 用具の準 で 全身をほぐすような準備運動 備をする をするよう助言する 支柱 バー 洗濯ばさみ 踏み切り板 フープ ラインカー 友達と協力して 素早く準備できるようにする なか 3. フリータイムの活動をする 個人の課題を解決するための練習をする 自己記録の更新に挑戦する 課題や達成状況に応じて 友達同士で 助言し合ったり 励まし合ったりする 跳ぶ前に自分の見て欲しいポイントをみんなに告げ 跳んだ後にそのポイントについてのアドバイスをもらう で協力してできたか で助言し合いながら活動できたか 自分の課題について 工夫していることを助言し合いましょう 最後の 3 歩は素早く タ タ ターン というリズムで跳んでいます 音をたてないで 静かに着地をしています 個人の課題を解決するための練習の中で で話し合う 自分の見て欲しいポイントをあらかじめ伝えておいて 跳んだ後にそのポイントについての感想やアドバイスをもらう 助言のポイント 助走 踏み切り 空中フォーム ( 振り上げ足 助走 踏み切り では 踏み切り板ありの 歩助走 7 歩助走 踏み切り板なしの 抜き足 ) 安全な着地 3 歩助走から 練習の場を選択し 力を抜 いてリズミカルな助走を意識する 最後の 3 歩を素早くできているか 視線と上体は上を向いているか 空中フォーム ( 振り上げ足 抜き足 ) では 振り上げ足と肩を高く引き上げてい るか 抜き足は横に開くようにしているか 視線と上体は上を向いているかを意識す る 安全な着地 では ひざを柔らかく曲げ て足から着地できているかを意識する

4 まとめ 4. ごとに自分の記録に挑戦し 間で競争をする 試技は一人 2 回とする の合計で勝敗を決める はじめの記録 ( 第 1 時 ) を とし 記録が1 上がるごとにプラス1 1 下がるごとにマイナス1 とする 失敗した場合は0 となる. 学習のまとめをする 練習してきたことを生かして 自己の記録に挑戦できるようにする 勝敗に対して正しい態度をとることができるようにする 試技を行う際のバーの高さが 獲得できる得につながる 失敗すると無得となるので バーの高さを何 にするかは で相談したり 対戦相手の得を見たりして決めるようにする フォームや助走など 気付いたことをお互いに伝え合う ルールを守り 勝敗に対して公正な態度をとることができたか 学習を振り返り 次時の学習に意欲をもつようにする 自分のがんばったところや友達のよい動きを発表しよう 個人の課題解決のための修正を指摘するだけでなく 次時に向けての課題を見いだすための伝え合いになるようにする また 気付いたことをメモできるように ワークシートを活用する 記録の伸びはなかったけど よい助走 踏み切りを心掛けて跳びました 体育館のバスケットゴールを見て跳んでいる という友達の意見が参考になりました 音をたてない 静かな着地とは ひざを柔らかく曲げた着地のことだとわかりました 自分のがんばったところを見付けること ができたか 友達のがんばりに気付くこと ができたか 6. 整理運動をする 使った体の部位をほぐすように助言する 7. 後片付けをする みんなで協力して 安全に後片付けをさせ る

5 ワークシート活用のポイント 体 -6 年ワークシート 1 走り高とび記録カード 6 年組名前 ( ) [ オレンジ ] 1 はじめの記録と 目標とする記録を記入しましょう 第 1 時 目標記録 体 -6 年ワークシート 毎時間の課題とその時間の最高記録を記入しましょう 課題 最高記録 第 2 時音 0 第 3 時位 2 第 4 時平 横 0 第 時素 高 4 3 記録会での課題と自分の記録を記入しましょう 第 6 時目 高 毎時間の課題は この四角の中から選びましょう 素 : 最後の3 歩を素早くする 位 : ふみ切り位置にぴったり合わせる 平 : ふみ切り足をバーに対して平行にする 音 : 足のうら全体で力強くふみ切る 目 : バーから目をはなさないようにとぶ 横 : ぬき足を横に開く 高 : うで 足を高くふり上げる 走り高とびふり返りカード 6 年組名前 ( ) ( 月日 ) の学習 走り高とび をふり返りましょう 1 楽しかったですか 2 せいいっぱいがんばりましたか 3 きまりを守って 友だちと仲良く活動できましたか 重視した言語活動 練習の計画を立てたり 場の工夫を考え たりするなど 学習の進め方について話し 合う 毎時間 課題を設定して フリータイム の練習で活用する 毎時間の課題と自分の記録の伸びを記 録していくことで 記録の伸びにつな がった理由や工夫を想起できるように する 記録の伸びが小さかったり なかったり した場合には 今日の学習を振り返り どこに原因があったのかを考えられる ようにする 重視した言語活動 気付いた感覚やよい動き できるように なったこと がんばったことなどを書いた り 話したりする 友達の動きを見て 気付いたことを伝え 合う 自分の動きや友達のよい動きで どのよ うなことを感じ 気付いたのかを記入さ せる 記録の伸びの有無にかかわらず 体得した感覚や動きを自分なりの表現 で書いてもよい 4 うまくなったと思うことがありましたか こうすればいいんだ とわかったことがありましたか 自分や友だちの動きから気づいたことや うまくいったこと 工夫したことなど を書きましょう より高くとぶには 強いふみ切りが必要 大きな音を出す ことを意識してとぶとよいことがわかった 最後のぬき足は バーを引っかけないように横にするとよい さんのとび方を見て気がついた バーから目をはなさないようにとぶことを今日のめあてにした フリータイムの前半は意識しすぎて高くとべなかったけど 後半はうまくとべるようになった 自こ記録を 2 こうしんした 重視した言語活動 運動する場の安全や 課題解決のための場の工夫について 話し合う 今日の学習は 自分の課題に合った場や練習方法で取り組んでいたかを振り返る 課題解決に向けて うまくいったことや工夫したことなどを書くようにする

6 学習資料 : 走り高とび間競争 ルール 試技は 一人 2 回とする 記録を得化し の合計で勝敗を決める (8 人は二人だけ試技を 1 回とする ) はじめの記録 ( 第 1 時 ) を とし 記録が 1 上がるごとにプラス 1 1 下がる ごとにマイナス 1 とする 失敗した場合は 0 となる 試技を行う際のバーの高さが 獲得できる得につながる 失敗すると無得となるので バーの高さを何 にするかは で相談したり 対戦相手の得を見たりして決めるようにする 得板 1 回目 2 回目合計 ( 得例 ) 黄 オレン ジ 有吉 中川 80 中田 8 中村 70 藤川 0 1 回目 2 回目合計 藤田 木田 1 平井 0 0 森杉 80 6 有吉 中田 1 藤川 0 藤田 92 木田 1 61 中家 西尾 7 渡辺 0 甲斐 88 徳山 14 中川 82 中村 72 徳山 88 8 東 7 渡辺 平井 0 8 甲斐 森杉 80 6 西尾