2007/06/13素案

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えのうばら
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1 平成 19 年度一級実験動物技術者認定試験 ( 一般 ) 各論 ( サル類 ) 試験時間 : 13 時 00 分 ~15 時 00 分解答は答案用紙の該当欄のを鉛筆で黒く塗りつぶしてくださいをはみ出したり塗りつぶし方が不十分にならないよう注意してください平成 19 年 11 月 25 日 ( 社 ) 日本実験動物協会

2 各論 : サル類 ( 問題 ) それぞれの設問について該当するものを選び解答用紙の該当欄のを鉛筆で黒く塗りつぶしてください [ 問題 ] 1. 日本にサル類を持ち込める地域 ( 輸入許可国 ) はどれか 1) スリナム共和国 2) 台湾 3) 大韓民国 4) カンボジア王国 2. サル類の輸入の説明で正しい記述はどれか 1) 人工繁殖されたサルは書類検疫だけで輸入できる 2) 現在は野生由来のサルだけを輸入できる 3) 順化期間は種類によって異なるが 2~3 ヶ月を要する 4) 実験用に繁殖されたサルはマウスラットと同様の手続きで輸入できる 3. 現存するサル類の種類はどれか 1) 約 150 種 2) 約 200 種 3) 約 250 種 4) 約 300 種 4. 医学生物学の実験に用いられる種類はどれか 1) 約 10 種 2) 約 20 種 3) 約 30 種 4) 約 40 種 5. 世界的に最も多く使われている実験用サル類はどれか 1) カニクイザル 2) アカゲザル 3) ニホンザル 4) リスザル 1

3 6. カニクイザルの染色体数はどれか 1)2n=38 2)2n=42 3)2n=48 4)2n=50 7.Rh 式血液型はどのサルを用いた実験から発見されたか 1) チンパンジー 2) マントヒヒ 3) アカゲザル 4) コモンマーモセット年にアカゲザルから ES 細胞を樹立したのは誰か 1)Watson 2)Thomson 3)Crick 4)Mendel 9. 下記の特徴を持つサルはどれかインド中国ミャンマーバングラディシュなどアジア地域に生息するマカク属で体格はニホンザルよりやや小さく攻撃性は強い全体的に灰褐色であるが腰足および尾の付け根の部分は赤褐色である 1) カニクイザル 2) アカゲザル 3) タイワンザル 4) ボンネットザル 10. 下記の特徴を持つサルはどれかマカク属で東南アジアに生息する中型のサルである 40~60cm の長い尾を有し体毛は灰色がかったオリーブ色頭部四肢は灰黒色である安全性試験やワクチン検定などに用いられる 1) カニクイザル 2) アカゲザル 3) ベニガオザル 4) ブタオザル 2

4 11. 下記の特徴を持つサルはどれかグエノン属のサル類で西アフリカに生息する緑かかった灰色の体毛生ワクチンの製造検定用として需要が多いウイルス学や細菌学研究でも用いられるサバンナモンキーとも呼ばれる 1) ヨザル 2) コモンリスザル 3) ミドリザル 4) タマリン 12. サル類の説明で正しい記述はどれか 1) ニホンザルはわが国に数十万頭が生息している 2) ブタオザルやベニガオザルは繁殖しやすく従順で米国などでは使用数も比較的多い 3) ピグミーチンパンジーはチンパンジーの亜種である 4) ヒヒ属は雌雄共に体重が大きく約 50kg になる 13. ヒトとチンパンジーのゲノム配列の違いは何 % か 1)0.01~0.02.% 2)0.1~0.2.% 3)1~2% 4)10~15% 14. コモンリスザルの特徴として正しい記述はどれか 1) 寿命は約 25 年である 2)1 産 2 子である 3) 小型であるが人には慣れにくい 4) 野生のものには繁殖季節がある 15. マーモセット科のサル類の特徴として正しい記述はどれか 1) 中部アフリカのサバンナに生息している 2) およそ 35 種が生息している 3) 年 2 産 1 産 1 子である 4) 草食性なので果物で飼育できる 16. カニクイザルの歯式はどれか 1) 切歯 2 / 2 犬歯 1 / 1 前臼歯 2 / 2 後臼歯 3 / 3 2) 切歯 3 / 3 犬歯 1 / 1 前臼歯 2 / 3 後臼歯 2 / 3 3) 切歯 2 / 2 犬歯 1 / 1 前臼歯 3 / 3 後臼歯 4 / 4 4) 切歯 2 / 2 犬歯 1 / 1 前臼歯 2 / 2 後臼歯 4 / 4 3

5 17. マーモセットの歯式はどれか 1) 切歯 2 / 2 犬歯 1 / 1 前臼歯 2 / 2 後臼歯 3 / 3 2) 切歯 3 / 3 犬歯 1 / 1 前臼歯 2 / 3 後臼歯 2 / 3 3) 切歯 2 / 2 犬歯 1 / 1 前臼歯 3 / 3 後臼歯 4 / 4 4) 切歯 2 / 2 犬歯 1 / 1 前臼歯 3 / 3 後臼歯 2 / カニクイザルの体重として正しい組み合わせはどれか 1) 雄 0.2~0.4kg 雌 0.2~0.3kg 2) 雄 0.6~1.1kg 雌 0.4~0.8kg 3) 雄 4.3~7.9kg 雌 4.1~6.8kg 4) 雄 3.5~8.3kg 雌 2.5~5.7kg 19. アカゲザルの体重として正しい組み合わせはどれか 1) 雄 3.5~12.6kg 雌 2.5~5.7kg 2) 雄 5.6~10.9kg 雌 4.4~10.7kg 3) 雄 6.2~14.5kg 雌 4.7~10.9kg 4) 雄 3.5~12.6kg 雌 2.5~5.7kg 20. マカク属の犬歯が永久歯に生え変わるのは生後どれくらいか 1)1~2 年 2)3~5 年 3)6~7 年 4)8~9 年 21. 動物実験に関連してマールブルグ病によりヒトが死亡した国はどこか 1) アメリア 2) 南アフリカ 3) ドイツ 4) オランダ 22. マカク属のサル類の解剖学的特徴の説明として正しい記述はどれか 1) サル類はすべて盲腸に虫垂がない 2) 肺は右葉が前葉中葉後葉左葉はこの他に中間葉がある 3) 膵管はヒト同様 2 本ある 4) 膀胱には 150~180mlの尿を貯留することができる 4

6 23. 心拍数は麻酔下では通常よりどの程度低くなるか 1)30% 2)40% 3)45% 4)50% 24. 輸入検疫において輸出国における隔離検疫は何日とされているか 1)20 日間以上 2)30 日間以上 3)40 日間以上 4)60 日間以上 25. ツベルクリン検査で陽性のサルの処置はどれか 1)30 日以上の隔離と治療 2)60 日以上の隔離と治療 3) 安楽死処置 4) 症状が軽いようであれば自然治癒するので何もしなくてよい 26. ツベルクリン反応検査において注射部位はどこか 1) 耳介内側の皮内 2) 臀部の皮下 3) 乳首周辺の皮下 4) 眼瞼皮内 27. 検疫期間中に行う糞便検査の対象となる微生物はどれか 1) 赤痢菌とサルモネラ 2) 赤痢菌と寄生虫卵 3) サルモネラと寄生虫卵 4) サルモネラと B ウイルス 28. エボラ出血熱のザイール株のヒトに対する致死率はどれか 1)0% 2)30% 3)50% 4)80% 5

7 29. 赤痢アメーバはどの部位に寄生するか 1) 十二指腸 2) 小腸 3) 大腸 4) 肝臓 30.B ウイルスの説明として正しい記述はどれか 1) 痘瘡ウイルスの 1 種である 2) サル自身には病原性は強くないがヒトに感染発症すると脳炎を起こし死亡にいたることが多い 3) ヒトへの感染は咬傷が唯一である 4) 感染防止と医療処置に関するガイドラインは作成されていない 31. マールブルグ病の説明として正しい記述はどれか 1) ヘルペスウイルス科の 1 種である 2) かつてのヒトの発症例はアカゲザルが原因であった 3) ヒトからヒトへの感染例も報告されている 4) 肺の巣状壊死リンパ節の肥大が主な病理所見になる 32. 咬傷事故が起きた場合最初にすることは何か 1) 負傷部を傷口深部まで流水で洗い侵入物血液を十分に搾り出す 2) 上司へ報告する 3) 指定の病院へ行き治療を受ける 4) バンドエイドなどを張ってきりのよいところまで作業を続ける 33. モンキーチェアの説明として正しい記述はどれか 1) 足を載せる部分の高さも動物の大きさを考慮し調整しなければならない 2) 一度拘束したら長時間監視する必要がないのがモンキーチェアの利点といえる 3) 近年では動物福祉の観点からモンキーチェアの使用は法律で禁止されている 4) モンキーチェアを用いての拘束可能時間は 1 時間に限られている 34. マカク属のサル類の個別ケージの床面積の目安はどれか 1)1,000~2,200 cm 2 2)3,600~5,600 cm 2 3)6,000~7,800 cm 2 4)9,000~9,600 cm 2 6

8 35. マカク属サル類の群繁殖や子ザルの集団育成用ケージの高さの目安はどれか 1)100~110cm 2)110~130cm 3)150~180cm 4)200~250cm 36. 顔面入墨法で識別可能な数はどのくらいか 1) 80 位 2)100 位 3)110 位 4)120 位 37. マカク属のサル類の繁殖の説明として正しい記述はどれか 1)1 年 1 産 1 子成熟まで 1~2 年 2)1 年 2 産 1 子成熟まで 3~5 年 3)1 年 1 産 1 子成熟まで 3~5 年 4)1 年 1 産 1 子成熟まで 5~6 年 38. チンパンジーの雌の性成熟年齢はどれか 1)4~8 歳 2)6~10 歳 3)7~11 歳 4)8~13 歳 39. ヒヒ類の月経周期はどれか 1) 約 25 日 2) 約 28 日 3) 約 35 日 4) 約 38 日 40. 性周期の説明として正しい記述はどれか 1) 黄体期はマカク属のサル類でおよそ 16±3 日と安定している 2) 排卵期は月経と月経のほぼ中間の時期である 3) サル類は排卵期にしか交尾しない 4) 卵胞期には子宮頚管粘液の量が増し透明化して糸を引くようになり塗抹標本にはシダ状の結晶が現れる 7

9 41. 繁殖季節の説明として正しい記述はどれか 1) アカゲザルは厳密な季節繁殖性を持ち恒温の飼育環境に長期間おいた場合でも季節繁殖性は存続する 2) マーモセットには繁殖季節があり 2~3 月が出産期となる 3) リスザルは特定の繁殖季節を持たず年中繁殖する 4) ニホンザルを恒温の飼育環境に長期間おいた場合でも季節繁殖性は存続する 42. カニクイザルの平均妊娠期間はどれか 1)145 日 2)164 日 3)170 日 4)175 日 43. 産子数が 2 子以上のサル類はどれか 1) ブタオザル 2) リスザル 3) ガラゴ類 4) すべてのキツネザル 44. 繁殖に関する説明として正しい記述はどれか 1) 個別ケージ繁殖は施設のスペースが必要になりまた設備経費もかかる 2) 放飼繁殖は島や大きな囲いが必要であるが繁殖効率は高い 3) グループ繁殖 ( ハーレム ) は雄 1 に対して雌は 15 頭を同居させて繁殖させる 4) 繁殖に使用する種雌は 3 歳以上で規則的な月経周期が認められるものを選ぶ 45. 妊娠診断について正しい記述はどれか 1) 子宮触診法は妊娠 2 ヶ月以内に胎盤性性腺刺激ホルモン (hcg) 検出法は妊娠 1 ヶ月以内に診断できる 2) 胎盤性性腺刺激ホルモン (hcg) 検出法は妊娠 2 ヶ月以内に子宮触診法は妊娠 1 ヶ月以内に診断できる 3) 子宮触診法および胎盤性性腺刺激ホルモン (hcg) 検出法共に妊娠 1 ヶ月以内に診断できる 4) 子宮触診法および胎盤性性腺刺激ホルモン (hcg) 検出法共に妊娠 2 ヶ月以内に診断できる 46. カニクイザルの離乳時期はいつか 1) 生後 3 ヶ月齢頃 2) 生後 4 ヶ月齢頃 3) 生後 5 ヶ月齢頃 4) 生後 6 ヶ月齢頃 8

10 47. カニクイザルにおいて子宮触診法において交配後 28 日前後に触知できる子宮の大きさはどれか 1) ソラマメ大 2) ウズラ卵大 3) 鶏卵大 4) 握りこぶし大 48. 塩酸ケタミンを筋肉注射し 20~30 分の麻酔効果を期待したい時の投与量はどれか 1) 1~3mg/kg 2) 4~8mg/kg 3)10~15mg/kg 4)20~40mg/kg 49. アカゲザルの新生子体重が 2 倍になるのはいつか 1) 約 1.5 ヶ月齢 2) 約 2.0 ヶ月齢 3) 約 2.5 ヶ月齢 4) 約 3.5 ヶ月齢 50. サル類の経鼻投与法の説明で正しい記述はどれか 1) 投与に使用するチューブはネラトンカテーテルを使用する 2) サル類は経口投与ができるので経鼻投与は行わない 3) 投与に使用するチューブは点滴用チューブを使用する 4) 投与に使用するチューブは栄養カテーテルを使用する 9

平成 17 年度二級実験動物技術師認定試験 ( 一般 ) 各論 ( 問題 ) ( サル類 ) 試験時間 :10 時 00 分 ~12 時 00 分解答は解答用紙の該当欄のを鉛筆で黒く塗りつぶして下さいをはみ出したり塗りつぶし方が不十分にならないよう注意して下さい平成 17 年 11 月 2

平成 17 年度二級実験動物技術師認定試験 ( 一般 ) 各論 ( 問題 ) ( サル類 ) 試験時間 :10 時 00 分 ~12 時 00 分解答は解答用紙の該当欄のを鉛筆で黒く塗りつぶして下さいをはみ出したり塗りつぶし方が不十分にならないよう注意して下さい平成 17 年 11 月 2 平成 17 年度二級実験動物技術師認定試験 ( 一般 ) 各論 ( 問題 ) ( サル類 ) 試験時間 :10 時 00 分 ~12 時 00 分解答は解答用紙の該当欄のを鉛筆で黒く塗りつぶして下さいをはみ出したり塗りつぶし方が不十分にならないよう注意して下さい平成 17 年 11 月 27 日 ( 社 ) 日本実験動物協会各論 : サル類 ( 問題 ) それぞれの設問について該当するものを選び