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しげじろういりぐら
5 years ago
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1 7 所沢通信基地の歴史と現況

3 米軍所沢通信基地の歴史と返還運動所沢市の面積 72.11km2基地の面積 ( 返還前 )3,008,791.28m2( 市全体に占める基地の面積比 4.17%) 未返還部分の面積 978,840.65m2 ( 市全体に占める基地の面積比 1.36%) 所沢飛行場が日本で最初の飛行場として開設されたのは明治 44 年 (1911 年 ) のことであった開設当時は軍用気球初期の小型飛行機の飛行場として使用されていたが航空機の長足の進歩二度の世界大戦を経て航空機の基地としてあるいは陸軍の航空教育の機関として用地の拡張教育機関としての整備が続けられあわせて所沢が軍の街としての性格をおびるようになっていったそして第二次世界大戦が終わるとこの飛行場には連合軍 ( アメリカ軍 ) が進駐し後の日米安全保障条約に基づくアメリカ軍の基地として機能することになったその後朝鮮戦争やベトナム戦争を経て武器補給廠兵たん廠医療廠などと基地の性格は変化してきたこの間長く市にありながら隔離された存在であった市議会では基地の返還を促進するため昭和 36 年に基地対策特別委員会を設置した次いで昭和 43 年には市内各界の代表者からなる所沢市基地対策協議会が発足した以来長年にわたり市議会市基地対策協議会の三者は連携を図りながら基地返還運動を行ってきているその間市議会市基地対策協議会の熱心な返還運動の成果として昭和 46 年には基地全体の 60% の返還を実現昭和 53 年には教育福祉施設用地の返還を実現さらに昭和 57 年にも基地北側道路用地の返還を実現し返還済の面積は全体の 70% に及んだ返還された敷地には国県市等の各種施設が次々とつくられ昭和 56 年に町名が並木となり昭和 62 年 1 月に新市庁舎の開庁同年 5 月には航空公園駅がまた平成 5 年 11 月には市民文化センターミューズがそれぞれオープンし所沢市の新しい中心的なエリアとなるその後においても市議会市基地対策協議会の三者では継続して返還の要望をしていたが基地全面返還の動きがないことから当面は東西連絡道路の返還文教通り線拡幅用地の返還及び日米共同使用スポーツ広場用地の解放を要望していたこうしたなか平成 24 年 2 月の日米合同委員会において東西連絡道路用地の返還について合意がなされたそして平成 26 年度平成 27 年度の設計を基に平成 28 年度より基地内工事の一部に着手しているしかし依然としてアメリカ空軍の通信基地として使用されているため引き続き早期全面返還を求める活動をしていく

4 基地のあゆみ ( 年表 ) 西暦年号主な事歴 1910 明 43 陸軍の飛行場用地として 76.3ha が買収される 1911 明 44 所沢飛行場が開設され最初の飛行が徳川大尉によってアンリファルマン機で行われる 1912 大元大正天皇が所沢飛行場を訪問 1913 大 2 木村徳田両中尉が日本最初の飛行機犠牲者となる 1918 大 7 第一次世界大戦終結 1919 大 8 陸軍航空学校が所沢に設立されフランスから J. P. フォール大佐が来日し飛行技術を指導する 1933 昭 8 所沢飛行場は 245.3ha に拡大される 1937 昭 12 陸軍航空整備学校が所沢に設立される 1940 昭 15 さらに 365.3ha に敷地が拡大される 1941 昭 16 太平洋戦争始まる 1945 昭 20 第二次世界大戦終結飛行場は大蔵省の管理下となり米軍に接収された後在日米陸軍所沢兵站センターとして使用される 1961 昭 36 市議会で所沢基地の一部地域ならびに施設の返還を要求する決議が行われる市議会内に基地対策特別委員会が設置される 1964 昭 39 総合運動場建設のため大蔵省防衛施設庁在日米軍司令部に所沢基地の一部返還陳情を行う 1965 昭 40 所沢基地の一部返還陳情を行う 1966 昭 41 市民一万人署名運動を行う兵站センターは相模原補給廠へ統合移転市議会では所沢基地の全面返還運動を求める決議が行われる

5 西暦年号主な事歴 1967 昭 42 所沢基地全面返還運動市民大行進を実施する 1968 昭 43 市長議長特別対策委員会一行は所沢基地の一部返還陳情を防衛施設庁に行う所沢市基地対策協議会が発足第 1 回基地対策協議会が開かれる 1969 昭 44 市長等は防衛庁長官に所沢基地の一部返還陳情を行う市長等は米軍司令部に対し所沢基地の一部返還の必要性を訴える日米合同委員会で一部返還要求が正式に議題となった連絡を受ける 1970 昭 45 在日米軍司令部から防衛施設庁に対し所沢基地の一部を 12 月末日までに閉鎖する通告がある基地跡地利用は話し合いで決めることが約束され県知事と面会また建設省防衛庁に陳情する県営都市公園建設を埼玉県議会に請願する 1971 昭 46 日米合同委員会で所沢基地 60% 返還が決定される 6 月日米両国代表による基地返還式が所沢基地内で行われる ( 第一次返還 1,918,831.31m2 ) 1972 昭 47 防衛医大が基地跡地に建設される可能性があると新聞報道される防衛医大建設反対運動が行われる国県市と跡地利用計画に関する三者協議会が開かれる大蔵省から基地跡地利用計画が発表される 1973 昭 48 所沢基地跡地利用基本計画が策定される

6 西暦年号主な事歴 1974 昭 49 大蔵省財務局が所沢基地跡地および通信基地を実測し総面積は 3,008,791.28m2と確定する所沢通信基地に OTH レーダーが設置されている疑いがあると新聞報道される外務省及び米国防総省は所沢通信基地に OTH レーダーシステムがあることを認める OTH レーダー撤去基地全面返還運動推進本部が設置される 1975 昭 50 OTH レーダーが撤去される 1976 昭 51 基地内に市の給水管を布設する 1978 昭 53 所沢通信基地の南部地区が追加返還される ( 第二次返還 97,593.80m2 ) 1981 昭 56 基地跡地の町名を並木一丁目 ~ 八丁目と変更する所沢基地返還 10 周年記念式典を開催する 1982 昭 57 市議会は所沢基地の早期全面返還を求める意見書を首相防衛庁長官外相に提出する基地北側道路用地が返還される ( 第三次返還 13,525.52m2 ) 1987 昭 62 新市庁舎開庁航空公園駅開業 1989 平元基地対策協議会発足 20 周年記念誌を刊行する 1993 平 5 所沢基地返還後の利用構想を策定する 1994 平 6 1 月ディスコーンアンテナ 2 基が撤去される 2 月所沢基地返還運動推進大会が開催される ( 基地対策協議会が主催 ) 6 月 LPアンテナ 2 基が撤去される 1995 平 7 2 月基地対策協議会 ( 議長市長含む ) は前年に開催された所沢基地返還運動推進大会の結果を

7 西暦年号主な事歴防衛施設庁及び東京防衛施設局に報告するとともに基地の全面返還を要望する 1996 平 8 3 月市議会において所沢通信基地の早期全面返還を求める決議が全会一致で可決される 5 月議長市長基地対策協議会長の三者は米国国務省を訪れ国務長官宛の要望書を提出し基地全面返還を要望する 1998 平 10 市長は東京防衛施設局長防衛医科大学校事務局長宛文書で新しい日米防衛協力のための指針 ( ガイドライン ) の具体化にあたっては防衛医科大学校の運営等に関する協定書を遵守するよう申し入れる 2 月議長市長基地対策協議会長の三者は東京防衛施設局を訪れ所沢通信基地の返還を要望する 1999 平 11 基地対策協議会発足 30 周年記念誌を刊行する 2000 平 12 1 月議長市長基地対策協議会長の三者は東京防衛施設局を訪れ返還を要望する 2001 平 13 2 月市制施行 50 周年と基地対策協議会開催 100 回を記念して東京防衛施設局を訪れ市議会市基地対策協議会の委員により返還を要望する 2002 平 14 7 月市長副知事が防衛施設庁を訪れ防衛施設庁長官同施設部長に対し東西連絡道路の設置文教通り線の拡幅等について要望する 2003 平月防衛施設庁により東西連絡道路にかかる基礎調査 ( 通行車両が通信に与える影響等 ) が行われる

8 西暦年号主な事歴 2004 平 16 5 月 LPアンテナ 1 基が撤去される 8 月米軍所沢通信基地内でディーゼル燃料漏れ事故が発生する 12 月米軍横田基地司令官副司令官が市長を訪問し事故発生の陳謝と汚染土壌の除去埋め戻し作業完了の報告をする 12 月防衛施設庁により東西連絡道路にかかる調査 ( 地下埋設物 ) が行われる 2005 平 17 2 月 LPアンテナ 1 基が撤去される 5 月基地内のフェンス沿いにガードレールが設置される 7 月コニカルモノポールアンテナ 2 基が設置される 2006 平 18 1 月防衛施設庁により東西連絡道路にかかる調査 ( 地質 ) が行われる 1 月基地対策協議会で東西連絡道路に係る市の考え方が合意される 4 月議長市長基地対策協議会長の三者で東京防衛施設局長及び財務大臣宛に米軍所沢通信施設の一部返還についての要請書を提出する 2007 平 19 9 月基地対策協議会で北関東防衛局長に東西連絡道路についての要望をする 2009 平 21 基地対策協議会発足 40 周年記念誌を刊行する 8 月米側から返還条件が示される 12 月防衛大臣及び民主党幹事長宛に東西連絡道路用地の返還に関する要望書を提出する 2011 平 23 返還条件の国と市との負担区分について合意する

9 西暦年号主な事歴 2012 平 24 日米合同委員会が開催され東西連絡道路用地の一部返還について日米合意がなされる 2013 平月 HTO アンテナ 2 基が設置される 2016 平 28 4 月 HOBA アンテナ 1 基が設置される米軍所沢通信基地の現況米第 5 空軍横田基地第 374 支援群使用部隊第 374 通信中隊施設名 FAC3049 所沢通信施設マイクロウェーブ鉄塔モノコーンアンテナスパイラルアンテナ主要施設 HTO アンテナコニカルモノポールアンテナログペリオディックアンテナ HOBA アンテナ施設機能横田基地及び航空機等との通信 1 基 10 基 3 基 2 基 2 基 7 基 1 基

米軍所沢通信基地アンテナ配置図及び基地跡地利用図さくら児童館並木まちづくりセンター所沢北高校中央小学校市営住宅総合運動市民体育館場校中学美原美原校小学所沢中央高校国立障害者リハビリテーションセンター国立職業リハビリテーションセンター環境調査研修所所沢通信基地未返還地東京電力防衛医大公園通り団地判所簡易裁法務局都市公団

10 米軍所沢通信基地アンテナ配置図及び基地跡地利用図さくら児童館並木まちづくりセンター所沢北高校中央小学校市営住宅総合運動市民体育館場校中学美原美原校小学所沢中央高校国立障害者リハビリテーションセンター国立職業リハビリテーションセンター環境調査研修所所沢通信基地未返還地東京電力防衛医大公園通り団地判所簡易裁法務局都市公団駅前通り団地公務員宿舎舎合同庁学校央中並木中小学校警察署市民文化並木保東京航空交通管制部生涯学習センター育園市役所児童相談所所沢地方庁舎所沢税務署航空記念公園駅前プラザ NTT 郵便局航空公園駅駐輪駐車場図書館雇用促進住宅県営住宅武蔵野団地並木通り団地東部グリーン浄並木水場航空記念公園記号 230 名称マイクロウェーブ鉄塔ログペリオディックアンテナモノコーンアンテナスパイラルアンテナコニカルモノポールアンテナ HTOアンテナ HOBAアンテナ

11 基地跡地内施設一覧表 ( 平成 29 年 4 月 ) 施設名機関名備考所沢北高等学校埼玉県昭和 49 年 4 月開校東部浄水場所沢市昭和 49 年 7 月業務開始環境調査研修所環境省昭和 49 年 12 月業務開始美原小学校所沢市昭和 50 年 4 月開校美原中学校所沢市昭和 50 年 4 月開校防衛医科大学校防衛省昭和 50 年 8 月業務開始所沢税務署財務省昭和 51 年 1 月業務開始市民体育館所沢市昭和 51 年 3 月オープン東京航空交通管制部国土交通省昭和 52 年 4 月業務開始防衛医科大学校附属病院防衛省昭和 52 年 12 月業務開始郵便局日本郵便昭和 53 年 8 月業務開始法務局法務省昭和 54 年 3 月業務開始平成 17 年 3 月移転航空記念公園埼玉県昭和 54 年 3 月オープン駅前通り団地都市再生機構昭和 54 年 3 月入居開始中央中学校所沢市昭和 54 年 4 月開校並木小学校所沢市昭和 54 年 4 月開校国立リハビリテーションセンター厚生労働省昭和 54 年 7 月開所雇用促進住宅高齢障害求職者雇用支援機構昭和 54 年 7 月入居開始総合運動場所沢市昭和 54 年 10 月オープン公園通り団地都市再生機構昭和 54 年 12 月入居開始並木通り団地都市再生機構昭和 55 年 3 月入居開始所沢地方庁舎 ( 旧県税事務所 ) 埼玉県昭和 55 年 4 月業務開始所沢中央高等学校埼玉県昭和 55 年 4 月開校

12 施設名機関名備考中央小学校 ( 旧中新井小 ) 所沢市昭和 55 年 4 月開校図書館所沢市昭和 55 年 5 月業務開始電話局 N T T 東日本昭和 55 年 5 月業務開始公務員宿舎財務省昭和 55 年 8 月入居開始警察署埼玉県昭和 55 年 10 月業務開始市営住宅所沢市昭和 56 年 4 月入居開始並木保育園所沢市昭和 57 年 4 月開園県営住宅埼玉県昭和 57 年 8 月入居開始グリーン並木都市再生機構昭和 57 年 8 月入居開始まちづくりセンター児童館所沢市昭和 58 年 4 月開館中国帰国者定着促進センター ( 研修棟 ) 厚生労働省昭和 59 年 2 月業務開始平成 28 年 3 月閉鎖駅前プラザ都市再生機構昭和 59 年 12 月入居開始市庁舎所沢市昭和 62 年 1 月業務開始所沢児童相談所埼玉県昭和 62 年 4 月開所道路付置駐車場所沢市昭和 62 年 4 月オープン航空公園駅西武鉄道昭和 62 年 5 月オープン簡易裁判所最高裁平成 4 年 1 月開庁合同庁舎平成 5 年 3 月開庁 { 区検察庁法務省公共職業安定所厚生労働省労働基準監督署厚生労働省所沢航空発祥記念館埼玉県平成 5 年 4 月オープン所沢市民文化センター所沢市平成 5 年 11 月オープン生涯学習推進センター ( 旧並木東小 ) 所沢市平成 21 年 4 月オープン

地区追浜 N0 施設名契約年月日備考 21 追浜下水ポンプ場旧海軍天神用地 235 - - - 平成 7 年 7 月 18 日 22 市道敷 ( 第 4,818 号 ) 旧第一海軍技術廠 42 - - 昭和 26 年 3 月 2

地区追浜 N0 施設名契約年月日備考 21 追浜下水ポンプ場旧海軍天神用地 235 - - - 平成 7 年 7 月 18 日 22 市道敷 ( 第 4,818 号 ) 旧第一海軍技術廠 42 - - 昭和 26 年 3 月 2 地区 N0 施設名 1 日向公園旧海軍運輸部日向地区 1,509-3 昭和 26 年 3 月 2 日昭和 26 年 6 月 1 日 2 夏島小学校旧海軍鉈切山用地 21,302-12 昭和 29 年 12 月 20 日昭和 31 年 11 月 7 日 3 鷹取公園旧海軍追浜高等官宿舎 11,963-17 昭