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1 Step 操作の基礎 for beginners training 本資料では Kapow Katalyst の研修を実施する上で最初に押さえておきたい Step 操作の基礎について 解説します 内容 Step の構成... 2 Step の定義方法... 2 Step の修正方法... 2 Step の並び順変更... 3 Step のコピー... 3 Step のコネクション操作... 3 Step の実行順... 3 Step の無効化... 4 Step の移動と Type のスコープ... 5 Step に対するエラーハンドリングの種類と挙動... 6 Step の検索手順... 7 Step のロケーションコード検索手順... 8 Group Step の活用... 9 Group Step の設定手順

2 Step の構成 ロボットを構成する Step は通常 Basic Tag Finder Action Error handling の 4 つの属性 から成立しており それぞれ以下の役割を担います Basic :Step の表示名 およびコメントを指定 Tag Finder :Step が何らかの処理を実行する際の対象 画面上の場所を指定 Action :Step に実行させる処理を設定 Error Handling:Action 実行の結果エラーが発生した際の取り扱いを設定 Action の指定は必須ですが その他の項目については利用する Action の種類により要否が異なりま す また例外として End step や Try Step など Action 属性を持たないステップも存在します Step の定義方法 最もスタンダードな方法としては Window View に対してマウス操作やキー入力を通して擬似的に画 面操作を行うことにより Design Studio が自動的に Step を定義します また その際 Step が生成される場所は常にカレントステップの手前となります Step の修正方法 既に生成されている Step の内容を修正する場合 まずは修正したい Step をマウスクリックし カレントス テップに設定します その上で Step View の設定項目を必要に応じて手動で修正します - 2 -

3 Step の並び順変更 Robot View 内の Step は Drag&Drop により場所の移動 順序の入れ替えをすることができます Step のコピー Step の内容は Copy & Paste により複製することができます ただし Copy できる Step はカレントス テップではなく 下記の様に青い線で選択された状態の Step に限ります 複数の Step を一度に Copy したい場合には Ctrl キーを押しながら Step をクリックすることで複数の Step を選択することができます Step のコネクション操作 Step の並び順の他に コネクションを操作することによって Step の実行順序 パスを変更することができます Step の右端をマウスオーバーすると接続ポイントが黄色い丸で表示されますので そこから Drag & Drop で 新たにコネクションを張りたいステップに接続します Step の実行順 ロボットを実行すると Step は上 下 左 右の方向へ順次処理を進めます たとえば下の図の様なロ ボットがあった場合 ロボットは [ Load Page ] から始まり [ A B C D E - 3 -

4 F ] と処理を進めます 繰り返しを含む以下の様なロボットの場合には 繰り返しを 3 回とすると [ Load Page {A B} {A B} {A B} C ] と処理を進めます また ブランチを生成するコネクターが実線ではなく破線である場合は [ For Each Tag ] でエラーが発 生した場合にのみ [ C ] のあるブランチに処理が移動します ( 通常時は [ C ] は処理しない ) Step の無効化 不要な Step は右クリックメニューから一時的に無効化する - 4 -

5 Step の移動と Type のスコープ Type はスタンダードとグローバルで事前に設定した値の有効範囲が以下表のように変化します STEP スタンダード グローバル S LOOP A B END : A B END C END (1) (2) (3) (4) (5) (6) (1) から (3) のスタンダードタイプにおいては値設定後 それ以降のステップにおける最終エンドステップまで 設定した値を保持するが それを超えた場合にタイプ内の値は消えてしまう ( またはデフォルト値が設定 してあるものについては デフォルト値に戻る ) (4) から (6) のグローバルタイプにおいては値設定後 それ以降のステップにおいてブランチや繰り返しを超え て値を保持し続ける ( そのため 使用する際には予期せぬ値を保持しない為に 手動で初期化処理を 実施する必要がある ) - 5 -

6 Step に対するエラーハンドリングの種類と挙動 ロボットがその実行中に予期せぬ事態に陥った場合 ロボットは以下に示したエラーハンドリングの定義にしたがって処理を実行 または中断する 意図的にエラーハンドリングを設定しない場合 デフォルトでは Skip Following Steps が設定されているが 同時にオプションとして API Exception と Log as Error が ON になっているため そのステップで処理は中断され API 例外が発生するとともにログにエラーが記録される Design Studio 内の Debugger 機能でロボットを実行した場合はその時点でロボットの処理自体が中断するものの RoboServer 上で実行した場合は例外が発生しログにエラーが記録されるものの ロボットの挙動としては Skip Following Steps を単に実行し 後続ブランチもしくはループの次の回より処理が再開される Skip Following Steps: エラーが発生した Step 以降の処理を飛ばして 後続のブランチもしくはループの次の回へと処理が移動 される ( 後続ブランチ もしくはループの次の回がない場合はその地点でロボットの実行が停止される ) ( 特にマークはなし ) Ignore And Continue: エラーが発生したステップのみ処理の実行が無視され その後続の Step に処理が移動される ( 安易 に使用すると注目すべきエラーを見逃すことになるため注意 ) Try Next Alternative (target try): (target try) に指定した Try Step へ処理が移動され Try Step から伸びている後続のブランチから 処理を再開される ( 指定可能な Try Step は 自 Step より以前に配置されているものに限る ) - 6 -

7 Next Iteration(target loop): (target loop) に指定した繰り返し Step へ処理が移動され 次の繰り返し回から処理を再開される ( 指定可能な繰り返し Step は 自 Step より以前に配置されているものに限る ) Break Loop (target loop): (target loop) に指定した繰り返し Step へ処理が移動され その繰り返し処理の後続ブランチ もしくはさらに外側の繰り返し処理の次の繰り返し回から処理を再開される ( 指定可能な繰り返し Step は 自 Step より以前に配置されているものに限る ) Step の検索手順 ツールバーエリアの Search ボックスを利用して 特定の Step を検索することが可能 検索対象となる Step の情報は Basic タブに設定された Step Name および Step Comment 内の文字列 特定の Step に対してのみ実施した Configure 設定や仕様変更に伴って実施した追加や変更に関して は Step Comment 欄に共通の情報 ( 実施日 担当者 内容 キーワード ) を記録しておくことで ロ ボットの運用開始後のメンテナンス性の向上が見込まれる - 7 -

8 Step のロケーションコード検索手順 Design Studio のロボットエディタ画面で Ctrl+G を押下 またはメニューバーより [Edit]->[Go to]->[go to Location] を選択することにより カレントステップのロケーションコードを取得可能 下の例では For Each Tag ステップのロケーションコードが {a3-t0-i0} と表示されているが これは a:action( 通常のステップ )3 つの後ろの t:try( トライステップ ) の後ろの i:iteration( 繰り返しステッ プ ) が現在地であることを示している 利用シーンとしては ロボット運用後のデバッグにおいて有用 エラーログの中に含まれるロケーションコードを 頼りに Design Studio でダイレクトに障害発生個所へジャンプすることが可能 ( エラー原因の特定が効 率化 ) (Management Console の Logs 画面より抜粋 ) - 8 -

9 Group Step の活用 連続した複数のステップを 意味のあるグループにまとめることにより ロボット自体の視認性や可読性が向 上する 展開 Group Step の設定手順 連続した複数のステップをマウスで範囲指定し ツールバー上の Group アイコン をクリック - 9 -