当面の主要課題 ( 平成 30 年 7 月策定 ) における重点施策 SDGs に貢献する証券市場の実現 つみたて NISA の一層の推進 金融 証券教育のさらなる取組み 証券投資の日 の意義の浸透 会員の業務の合理化 効率化に資する施策の検討 地方における資金調達と投資機会の拡充に資する非上場株式

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1 当面の主要課題 ( 平成 30 年 7 月策定 ) への対応状況について ( 中間報告 ) 平成 30 年 12 月末時点 平成 31 年 1 月 25 日 Japan Securities Dealers Association. All Rights Reserved.

2 当面の主要課題 ( 平成 30 年 7 月策定 ) における重点施策 SDGs に貢献する証券市場の実現 つみたて NISA の一層の推進 金融 証券教育のさらなる取組み 証券投資の日 の意義の浸透 会員の業務の合理化 効率化に資する施策の検討 地方における資金調達と投資機会の拡充に資する非上場株式取引の在り方を検討 顧客本位の業務運営の徹底に向けた取組み 日本証券業協会 SDGs 宣言 の着実な実施 SDGs の達成を推進するための国連との連携強化 アジア証券人フォーラムをより実質化するためのリーダーシップの発揮 1

3 当面の主要課題 ( 平成 30 年 7 月策定 ) 活力ある金融資本市場の実現 投資による資産形成の推進 中長期的な資産形成への貢献 1. つみたて NISA を中心とした NISA 制度の一層の推進 つみたて NISA の 20 年間の積立期間の確保 NISA 制度の恒久化 利便性の向上 つみたて NISA 等の積極的な広報 2. 中長期的な資産形成を促進する諸施策の検討 推進 職場を通じた資産形成の促進 リスク資産の円滑な世代間移転のための環境の実現 高齢社会における金融商品 証券サービスに関する調査 研究 金融証券知識の普及啓発 金融 証券知識の普及啓発 1. 金融 証券教育の推進 次期学習指導要領を踏まえた取組み NISA ideco 等の資産形成支援制度を踏まえた事業展開 若年層向けコンテンツ等の充実 SDGs への対応 金融 証券教育活動における情報共有の促進 2. 株や社債をかたった投資詐欺 被害防止広報活動の実施 金融資本市場の機能 競争力の強化 1.FinTechへの取組み 2. 株式等の決済期間短縮化の推進 3. 社債市場の拡充 多様化に向けた環境整備 4. 株式の取引所外取引に関する制度整備 5. 非上場株式の一層の活用 6. マイナンバー制度の着実な定着及び利活用範囲の拡大に向けた取組み 7. 金融資本市場に関する研究の促進 8. 証券投資に関する全国調査 の実施 投資者 ( 個人 ) 事務局運営態勢の整備 1. 証券業界の各種取組みについての積極的な情報発信 2. 本協会ウェブサイトの全面リニューアル 3. 本協会の業務継続体制 (BCP) 及びサイバーセキュリティ対策の維持 向上 4. 地域関係者との連携強化 マーケット ( 市場インフラ ) 日証協 証券業界全体の取組み 1. 証券業界における SDGs の一層の推進 証券業を通じた社会的課題解決に向けた取組み 証券業界における働きがいのある職場環境の整備や女性活躍の推進 経済的に厳しい状況にある子供等への支援 SDGs の認知度及び理解度の向上に関する取組み 国連等の国際機関との連携強化 2. 証券投資の日 の意義の浸透 会員役職員に対する 証券投資の日 認知度の向上 証券投資の日 を通じた SDGs 社会貢献に係る活動 仲介者の機能 信頼性の向上 1. 顧客本位の業務運営等の徹底に向けた取組み 2. 会員の業務運営に係る研究 検討 3. 適切な自主規制機能の発揮 金融サービスを取巻く環境の変化を踏まえた適切な自主規制の整備 機動的 効果的な協会監査 インサイダー取引の未然防止に向けた継続的な取組み 証券市場からの反社会的勢力排除に向けた取組み 4. マネー ローンダリング等対策への取組み 5. 金融サービス利用に伴うトラブルに関する状況把握及び分析 グローバルな情報発信 連携の拡充 1. 日本市場の魅力と可能性に関する海外向けPRの推進 2. 海外機関との連携 協力の拡充 3. 国際的な法規制等への対応 4. 英語による情報提供の拡大 5. 組織 運営面の向上 見直し 本部事務所の移転に向けた取組み 戦略的な人材の採用 育成 職員のワークライフバランスの向上 市場仲介者 ( 協会員 ) 海外 2

4 中長期的な資産形成への貢献 1. つみたて NISA を中心とした NISA 制度の一層の推進 投資者 ( 個人 ) つみたてNISAの20 年間の積立期間の確保 平成 31 年度税制改正要望において つみたてNISAの制度期限延長 (20 年間の積立期間確保 ) を掲げ 要望実現に向けた関係各方面への働きかけを実施 税制改正大綱において NISAについては その政策目的や制度の利用状況を踏まえ 望ましいあり方を検討することとされた NISA 制度の恒久化 利便性の向上 平成 31 年度税制改正要望において NISA 制度 ( 一般 NISA つみたてNISA ジュニアNISA) をNISA 法 ( 仮称 ) に基づく恒久的な措置とするとともに 利便性向上につながる制度の見直しを掲げ 要望実現に向けた関係各方面への働きかけを実施 税制改正大綱において 海外転勤等により一時的に出国する場合においても 引き続きNISA 口座での保有を可能とすることや一般 NISAとつみたてNISAの期中における変更手続きについて簡素化等が措置 つみたてNISA 等の積極的な広報 東京大学とのコラボレーションによる取組み 100 年大学お金のこと学部 により つみたてNISAのメインターゲットである若年層 投資未経験 無関心層を含む幅広い層に向けた広報活動を実施するとともに 役職員のテレビ 新聞及び雑誌等への出演 取材対応 出稿により つみたてNISAに関する情報発信を実施 リーフレット パンフレットの作成 公表及び本協会 HPにおけるNISA 特設サイトの運営により NISA 制度の広報活動を実施 3

5 中長期的な資産形成への貢献 2. 中長期的な資産形成を促進する諸施策の検討 推進 投資者 ( 個人 ) 職場を通じた資産形成の促進 つみたてNISAやiDeCo 等を利用した資産形成が促進されるよう 証券会社と本協会の協働で地方公共団体向けセミナーを開催 職場積立 NISAの普及に向け 証券会社が企業の人事担当者向けに制度説明を行う際のリーフレットを作成 公表 リスク資産の円滑な世代間移転のための環境の実現 平成 31 年度税制改正要望において 世代を通じた上場株式等への長期投資を促進するための相続税等の軽減措置等を掲げ 要望実現に向けた関係各方面への働きかけを実施 資産の形成 円滑な世代間移転と税制の関係に関する研究会 において 投資リスクの軽減を図り 経済成長に寄与する投資を促進するための税制措置や リスク資産の円滑な世代間移転のための環境の実現に向けた政策体系や方向性等について 調査 研究を実施 高齢社会における金融商品 証券サービスに関する調査 研究 高齢社会における効果的な資産の運用 活用及び世代間の円滑な資産承継に資するため 高齢者の側に立ってアドバイスできる担い手のあり方や米国における親子二世代口座 ( ジョイント アカウント ) の実態等について調査 研究を実施 4

6 金融 証券知識の普及啓発 1. 金融 証券教育の推進 投資者 ( 個人 ) 次期学習指導要領を踏まえた取組み 高等学校の教科書 資料集等編纂の参考となる金融 証券に関する情報を取りまとめ 教科書会社等に提供 次期学習指導要領を踏まえた副教材等について検討予定 NISA ideco 等の資産形成支援制度を踏まえた事業展開 セミナー事業につき つみたてNISAやiDeCo 等の基礎知識を講義内容に盛り込んだ はじめての資産運用講座 等を2018 年度に全国 62 会場 107 回実施 一般講師派遣事業につき 地方公共団体への訪問開拓及び地方公共団体 民間企業に対する郵送案内を行い 2018 年度に157 件 308 回の派遣を実施 大学向け講師派遣につき 2018 年度に120 大学 221 回の派遣を実施 若年層向けコンテンツ等の充実 資産運用や証券投資を学びたい方向けのサイト 投資の時間 を公開し 基本から分かりやすく体系的に学べるコンテンツや投資初心者 未経験者が抱く疑問に答えながら証券投資の必要性等を学べるコンテンツ等を掲載するとともに 同サイトの認知度向上を図るため若年層が利用するニュースサイトやSNS 等において広告を実施 5

7 金融 証券知識の普及啓発 1. 金融 証券教育の推進 投資者 ( 個人 ) SDGsへの対応 以下の普及啓発活動において証券投資の社会的意義に触れる際 SDGsと関連づけて説明等を実施 1 教員向けメールマガジンや学校向け情報誌 レインボーニュース 2 高等学校の教科書会社に提供する教科書編纂のための参考資料 3 セミナー 講師派遣の講義レジュメ 金融 証券教育活動における情報共有の促進 会員における金融 証券教育活動の状況を把握するため 金融経済教育活動に関するアンケート を実施 2018 年 10 月 会員による金融 証券教育活動の推進について検討を行うためサブワーキング グループを設置し 今後の会員各社の活動の参考となるよう 事例集の取りまとめ等を実施予定 2. 株や社債をかたった投資詐欺 被害防止広報活動の実施 2018 年度 株や社債をかたった投資詐欺 被害防止に係る広報活動計画に基づき 10 月を強化月間として 警察 消費者行政 銀行協会及び協会員等と連携し 全国 47 都道府県主要都市での街頭注意キャンペーンを実施 広く消費者に対して注意喚起を行うため 協会員の各店舗 全国都道府県の警察 地方公共団体 老人クラブ カルチャーセンター及びシルバー人材センターに対してリーフレット等の注意喚起ツールを提供するとともに 鉄道駅構内においてポスターを提供する等 投資詐欺の被害防止に向けた周知 啓発活動を実施 株や社債をかたった投資詐欺 被害防止コールセンターにおいて 一般消費者からの照会対応 情報公開等を実施 6

8 金融資本市場の機能 競争力の強化 1.FinTech への取組み マーケット ( 市場インフラ ) 金融庁 仮想通貨交換業等に関する研究会 において 2018 年 12 月に報告書が取りまとめられ 引き続き 証券業務への影響を注視 2. 株式等の決済期間短縮化の推進 株式等のT+2 化 2018 年 8 月 T+2 化への移行に係る顧客への周知のためのリーフレットを作成 公表 2018 年 10 月 T+2 化の実施日の決定に係る手続等について取りまとめ 公表 2018 年 10 月 JSCC 及び証券保管振替機構において T+2 化に係る休日テストに関する実施手順書を取りまとめ 公表 その後 会員に対し 休日テスト説明会及び休日テストへの参加を働きかける等 実施予定日 (2019 年 7 月 16 日 ) における円滑なT+2 化への移行に向け対応中 国債リテール取引及び一般債取引のT+2 化 国債リテール取引及び一般債取引に関し 今年度中に 国債のリテール取引及び一般債取引の決済期間の短縮 (T+2) 化に係る検討結果について を取りまとめ 公表予定 3. 社債市場の拡充 多様化に向けた環境整備 法務省法制審議会会社法制部会において 社債権者補佐人制度の検討の過程で明らかとなった課題も含め 会社法で新たな社債管理機関として 社債管理補助者に係る規律を設けることについて検討が行われており 立法上の必要な措置がなされるよう 同部会における検討へ意見を発信 社債の取引情報の報告 発表制度について定期検証を行った結果 発表対象基準の見直しについて継続的な検討の実施を決定 7

9 金融資本市場の機能 競争力の強化 マーケット ( 市場インフラ ) 4. 株式の取引所外取引に関する制度整備 PTS 信用取引検討会において PTS 信用取引の導入のために必要となる施策等が PTS 信用取引検討会報 告書 として取りまとめられたことを受け 関連する自主規制規則の一部改正等について検討中 2018 年 7 月 PTS を含む株式取引所外取引の売買停止等の制度の見直しに係る改正規則を施行 5. 非上場株式の一層の活用 株主コミュニティ制度につき 株主コミュニティ制度に関する懇談会 において 更なる利活用に向けた課題 問題点の洗出しと具体的な方策等について意見交換を行い 報告書の取りまとめに向け検討中 2018 年 10 月 非上場株式の取引等に関するワーキング グループ を設置し 事業承継の円滑な実施を実現するための非上場株式の取引等の在り方及び同懇談会の議論を踏まえた規則改正等の必要な対応について検討中 株主コミュニティ制度及び株式投資型クラウドファンディング業務につき 本協会 HPや関係者が主催するセミナーへの参加等を通じて 業界内をはじめ 広く対外的に周知活動を実施 8

10 金融資本市場の機能 競争力の強化 6. マイナンバー制度の着実な定着及び利活用範囲の拡大に向けた取組み マーケット ( 市場インフラ ) 会員に対して2018 年 6 月末時点のマイナンバー取得状況調査を実施し 集計結果を会員へ周知 顧客におけるマイナンバーの告知義務について更なる周知を進めるため 2018 年 7 月及び11 月に新聞広告の掲載 同年 8 月 ~11 月にかけてバナー広告を掲載 平成 31 年度税制改正要望において マイナンバーの告知を促進するための一定のインセンティブを認めることや証券分野におけるマイナンバーの利活用の促進など必要な法制上の措置が講じられる場合には あわせて税制上の所要の措置を講じることを掲げ 要望実現に向けた関係各方面への働きかけを実施 顧客におけるマイナンバーの告知を促進するための措置を検討中 7. 金融資本市場に関する研究の促進 JSDA キャピタルマーケットフォーラムにつき 第 2 期研究委員の研究成果として論文を報告しており 公表予定 また 第 3 期研究委員による研究活動を開始 客員研究員制度につき 2020 年を任期とする第 7 期客員研究員を受け入れ 海外調査の支援や会合における実務者等との意見交換等を通じ 研究活動の支援を実施 8. 証券投資に関する全国調査 の実施 2018 年 6 月 15 日 ~7 月 29 日の間 全国の 20 歳以上の男女個人 7,000 名を対象に調査を実施し 同年 12 月 調査 結果を報告書に取りまとめ 公表 9

11 証券業界全体の取組み 1. 証券業界における SDGs の一層の推進 市場仲介者 ( 協会員 ) 証券業を通じた社会的課題解決に向けた取組み 2018 年 9 月 SDGsに貢献する金融商品について 定義や呼称の整理 会員役職員向けのガイドブックの作成に向けた検討を行うため SDGsに貢献する金融商品に関するワーキング グループ を設置 2018 年度中を目途に 貧困 飢餓をなくし地球環境を守る分科会 等において SDGsの達成に資する金融商品の組成 販売の促進に向けた具体的方策等に関する報告書を取りまとめ予定 証券業界における働きがいのある職場環境の整備や女性活躍の推進 2018 年 10 月 4 日 証券業界の女性のネットワークを構築し キャリア意識の醸成を図るため 証券会社等で働く女性向けのセミナー ( 証券 Women's Network) を東京で開催 (2018 年度中に 名古屋 大阪でも開催予定 ) 2018 年 11 月 ~12 月 会員代表者を対象とした 働き方改革や女性活躍推進 に関するセミナーを開催 2018 年度中に 働き方改革への意識の醸成を目的とした管理職向けセミナーを東京 名古屋 大阪で開催予定 2018 年度中を目途に 証券業界の働き方に関する事例集を取りまとめ予定 経済的に厳しい状況にある子供等への支援 2018 年 9 月 会員役職員の我が国における子どもの貧困の現状や証券業界が取り組む意義等についての認知 理解の向上に向け リーフレット ( 電子媒体 ) を提供 2018 年 10 月 4 日より 証券会社店舗等 ( 約 90 社 1200 店舗超 ) に古本等回収ボックスを設置し 内閣府等が主導する こどものみらい古本募金 に業界全体で参画 2018 年 11 月 ~12 月 会員代表者を対象とした 子どもの貧困問題 に関するセミナーを開催 2019 年度中の会員と子どもの支援に取り組むNPO 法人等をつなぐプラットフォームの構築に向け 当該スキーム等について検討中 10

12 証券業界全体の取組み 1. 証券業界における SDGs の一層の推進 市場仲介者 ( 協会員 ) SDGsの認知度及び理解度の向上に関する取組み 2018 年 7 月 会員役職員のSDGsに対する当事者意識の向上に向け 証券業界がSDGsに取り組む意義等を記載したリーフレット等及びSDGsバッジを配布 ( 約 8 万個 希望する会員役職員全員 ) SDGsの認知度 理解度向上に向け フジテレビ ( 関東ローカル ) 及びBSフジにおいて SDGsをテーマとしたミニ番組 ( フューチャーランナーズ~17の未来 ~ ) を提供 (2018 年 7~9 月放送 2019 年 1~3 月放送予定 ) また 番組 HPにて過去のオンエア動画を視聴可能とし 本協会主催のイベントでも放映するなど 証券業界を含む幅広い主体によるSDGsの取組みについて積極的な情報発信を実施 国連等の国際機関との連携強化 SDGsへの貢献に関する我が国証券業界のプレゼンスを一層向上させ 取組みを効果的に進めるため 国連主催のイベントへの参加等を通じ 積極的な情報発信や情報収集を実施 また SDGsへの取組みについて アジア地域では ASF( アジア証券人フォーラム ) における浸透を図るとともに ICMA( 国際資本市場協会 ) との共催による2 回目のグリーンボンドセミナーを東京で開催 さらに その他の地域におけるイベントや会議の機会等においても SDGsへの取組みについて積極的に言及 11

13 証券業界全体の取組み 2. 証券投資の日 の意義の浸透 市場仲介者 ( 協会員 ) 会員役職員に対する 証券投資の日 認知度の向上 会員役職員の 証券投資の日 に対する認知度向上を図るため 以下の施策を実施 1 証券投資の日 の認知度を計測するアンケートを実施 2 会員向けに 証券投資の日 の周知用ポスターを配布 3 証券投資の日 に関する記事広告を地方新聞へ掲載 4 各種スポーツイベントに協賛し VIP 席等の観戦チケットの無償配布を実施 5 祭り ( 山形花笠 仙台七夕 ) への協賛 6 SDGsバッジ配布時に 会員役職員がSDGsバッジを着用することで 証券投資の日 を意識してもらえるよう リーフレットを作成 配布 証券投資の日 を通じたSDGs 社会貢献に係る活動 証券投資の日 にあわせ SDGs 推進に向けた取組みの一環として 各証券会社店舗等への こどものみらい古本募金 に係る古本等回収ボックスの設置や証券会社等で働く女性向けのセミナー ( 証券 Women s Network) を開催 ( 再掲 ) 証券投資の日 にあわせ NISA 広報活動の一環とした特別イベントを東京大学で開催し 各種メディアにおいて言及 12

14 仲介者の機能 信頼性の向上 1. 顧客本位の業務運営等の徹底に向けた取組み 市場仲介者 ( 協会員 ) 顧客本位の業務運営に関する原則 を採択して取組方針を公表した会員の情報の一覧を2017 年 12 月以降 公表 ( 四半期ごとに更新 ) 金融庁による比較可能な共通 KPIについて 以下の取組みを実施 年 9 月に開催された共通 KPIに関する説明会の内容を会員に周知 年 9 月開催のリテール証券評議会幹事会において 金融庁担当官を招き 共通 KPIに関する講演会を開催 協会員の役職員向け研修で 顧客本位の業務運営に関する原則 に係る内容を取り上げて講義を実施 (2018 年 7 月以降 22 回 ) また これら講義のうち2 回は 研修動画としてWEB 配信を実施 2. 会員の業務運営に係る研究 検討 金融審議会 市場ワーキング グループ において契約締結前交付書面等について制度の改善を検討することとされたことに伴い 当該書面等の内容 方法等をより合理的 効率的で分かりやすいものにする観点で検討 株式販売規制等に関する検討会 において 大量推奨販売規制のあり方について検討を行い 2018 年 10 月 広告等に関する指針 に掲げる事例の拡充及び明確化に関する提案の取りまとめを実施 2018 年 12 月 地方都市を主な営業基盤とする会員を中心に証券業を営む経営者が集まり 今後の証券業の未来について幅広い観点から議論するため 地域に根差した証券業の未来を考える懇談会 を設置 過去 10 年間の会員の 事業報告書 等のデータを基に 特に中堅 中小証券会社に焦点を当てた経営 財務分析を行い その研究成果として 証券会社経営の時系列的分析 ( 続 )-リテール3 類型を中心に- と題する報告書を公表 13

15 仲介者の機能 信頼性の向上 3. 適切な自主規制機能の発揮 市場仲介者 ( 協会員 ) 金融サービスを取巻く環境の変化を踏まえた適切な自主規制の整備 広告及び勧誘方法の多様化につき 株式販売規制等に関する検討会 から提言のあった事項 (5 銘柄表示の具体的事例の充実等 ) メール及びチャット等の広告該当性及び必要表示事項並びに電子媒体における広告表示のあり方等について検討中 本協会が作成する顧客向けの各種約款参考様式を 民法及び消費者契約法の改正等に対応するため見直しを行い 協会員へ周知 犯罪による収益の移転防止に関する法律施行規則 の一部改正によりオンラインで完結する本人確認方法が認められたことを踏まえ 協会員における実務上の取扱いについて検討中 機動的 効果的な協会監査 2018 年度に会員 ( 特定業務会員を含む ) 55 社及び特別会員 33 機関の監査を実施 2018 年度に自己資本規制比率の算出又は分別管理の状況等について確認すべき事項が認められた会員 6 社及び特別会員 1 機関に対し 訪問のうえ ヒアリング及び実地確認を実施 インサイダー取引の未然防止に向けた継続的な取組み 新規上場会社については 主幹事証券会社を通じてJ-IRISSへの登録を依頼することにより 100% 近い登録率を維持 J-IRISSの説明を希望する未登録会社を訪問し登録を促進 日本取引所自主規制法人を通じた登録促進通知の発出等を実施予定 14

16 仲介者の機能 信頼性の向上 3. 適切な自主規制機能の発揮 市場仲介者 ( 協会員 ) 証券市場からの反社会的勢力排除に向けた取組み 反社情報照会システム等を通じた反社会的勢力の排除支援を行うため 会員の照会業務に関する担当者研 修会を開催するとともに 実地による確認作業等を実施 4. マネー ローンダリング等対策への取組み 2018 年 6 月 ~9 月 マネー ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン の金融商品取引業における実務上の取扱い及び留意事項 ~マネロン等対応の考え方 ~ の内容について 協会員への理解を深めるため 協会員に対する説明会を開催 ( 東京 名古屋 大阪 新潟 ) 5. 金融サービス利用に伴うトラブルに関する状況把握及び分析 2018 年度上期に FINMAC に寄せられた苦情相談について深度ある分析を行い 協会員に対して情報提供を行う とともに 必要と認められる個社に対しては 当該個社についての苦情相談の状況を説明 15

17 グローバルな情報発信 連携の拡充 1. 日本市場の魅力と可能性に関する海外向け PR の推進 海外 2019 年 3 月 ロンドンで ICMA との共催により日本証券サミットを開催予定 あわせて ESG 投資に関するイベ ントを開催予定 2. 海外機関との連携 協力の拡充 2018 年 9 月 ASF 東京ラウンドテーブルを開催 アジア 大洋州の20の国 地域の証券市場の自主規制機関 業界団体及び規制当局から22 名が参加 2018 年 9 月 ASF 東京ラウンドテーブルの過去の参加者同士及びASF 事務局との情報交換の場として ASF 東京ラウンドテーブルAlumni Network ( 同窓会 ) を設置 2018 年 10 月に開催されたIOSCOの世界投資者週間 (WIW) のキャンペーン活動に参画 協力 2018 年 9 月 ASF 内に SDGsの推進に関するワーキング グループ を設置 10~11 月にインドネシアのバリで開催されたASF 総会の運営に常設事務局として参画するとともに ASFによる SDGsの推進に関するバリ宣言 の採択 公表を主導 2019 年 5 月のICMA 年次総会 ( 開催地 : スウェーデンストックホルム ) 6 月のICSA 年次総会 ( 開催地 : イタリアミラノ ) に参加予定 16

18 グローバルな情報発信 連携の拡充 3. 国際的な法規制等への対応 海外 2018 年 10~11 月 イギリスのロンドンで開催されたIOSCO-AMCC 中間会合及び研修セミナーに参加 2018 年 10 月 バリで開催されたIOSCO 第 8 委員会にオブザーバーとして参加 2019 年 1 月に開催予定の次回会合 ( 開催地 : 杭州 ) に参加予定 2019 年 5 月 オーストラリアのシドニーで開催されるIOSCO 年次総会に参加予定 IFRSに関する動向等について 企業会計審議会 企業会計基準委員会等を通じて 情報収集等を実施 4. 英語による情報提供の拡大 本協会英語版 HPに 証券業界のSDGsの推進に関する紹介ページを開設し本協会の取組みを紹介しているほか 外務員必携や自主規制規則の英語版を掲載 2018 年 7 月 当面の主要課題 の英語による説明会を開催 2018 年 10 月 IOSCOのWIWサイトへのリンクを本協会 HPに掲載 17

19 事務局運営態勢の整備 1. 証券業界の各種取組みについての積極的な情報発信 日証協 SNS 及びメールマガジンにより 本協会の活動 取組みに係る情報をタイムリーで親しみやすく発信 テレビ 新聞及び雑誌等への出演 取材対応 出稿により 証券業界が取組んでいる活動等に関する情報発信を実施 フジテレビ ( 関東ローカル ) 及び BS フジにおいて SDGs をテーマとしたミニ番組 フューチャーランナーズ ~17 の未来 ~ を 2018 年 7 月 ~9 月にかけて提供 番組 HP にて過去のオンエア動画を視聴可能とし 本協会主催のイベントでも放映するなど 証券業界の取組みについて積極的な情報発信を実施 ( 再掲 ) 2. 本協会ウェブサイトの全面リニューアル 資産運用や証券投資を学びたい方向けのサイト 投資の時間 を 2018 年 8 月に公開 ( 再掲 ) その他のページについては 若年層や女性が親しみやすいデザイン及びスマートフォン利用を意識したサイト構成に変更し 2019 年 3 月末に公開予定 3. 本協会の業務継続体制 (BCP) 及びサイバーセキュリティ対策の維持 向上 危機想定に対して毎年度実施する本協会業務の影響度分析調査を行い 優先継続業務の対象を確定するとともに 地震 台風等の災害発生時に安否確認及び業務影響確認等の危機対応を実施 本部事務所移転をはじめとする環境の変化を踏まえ 優先継続業務に必要なリソース等の見直しを図るとともに 被災時における業務継続の実効性の確保を目的とした事務局内訓練を実施予定 BCPWEBシステムの円滑な運営を行うとともに 2018 年 11 月 同システムを活用した三市場 ( 証券市場 短期金融市場 外国為替市場 ) による共同訓練を実施 セキュリティ対策を担う特別チームを中心に サイバー攻撃に対する監視や注意喚起を行っているほか 役職員の対応力向上を図るため 2018 年 12 月 標的型攻撃メール訓練を実施 18

20 事務局運営態勢の整備 4. 地域関係者との連携強化 日証協 2018 年 5 月 ~11 月 各地域の会員や証券取引所と連携し 各地において実施されている 産 学 官 金 連携活動などに出展し 地域関係者等の間で意見交換を行うことにより 地域経済界等とのネットワークの構築を志向 2018 年 12 月 証券会社最高情報責任者 (CIO) 懇談会 を開催し 日本取引所グループから東証株式売買システムの接続障害やシステム開発計画について説明を受け 意見交換を実施 講師派遣件数増加のため 本部 地区協会において教育関係者 地方公共団体 民間企業に対し 個別訪問などによる働きかけを実施 5. 組織 運営面の向上 見直し 本部事務所の移転に向けた取組み 2018 年 10 月 29 日付で本部事務所を移転し 新事務所 ( 中央区日本橋 太陽生命日本橋ビル ) での業務を開始 戦略的な人材の採用 育成 2017 年 7 月以降 海外大学院及び海外語学学校へ職員を留学させるとともに 会員会社 行政及び証券関係機関等と人材交流を図るなど 国際業務 国際交流事業 証券実務を担う職員の育成を実施 海外大学院及び海外語学学校への留学を継続して実施するとともに 女性の積極的な採用に取り組み 2019 年 3 月卒新卒採用については 半数が女性採用者として内定 職員のワークライフバランスの向上 JSDA 働き方改革プロジェクト のテーマのうち 女性活躍の推進に係る取組みとして専任 専門職の廃止 ( 総合職への統合 ) サポート職から総合職へのコース転換制度の改正 女性部下育成研修等を実施したほか 全ての職員が安心して働ける職場環境の整備に係る取組みとしてライフプラン研修等を実施 19

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