Webroot SecureAnywhere Cloud Antivirus vs. 6 Traditional Antivirus products

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1 ウェブルート SecureAnywhere アンチウイルスと 11 種類の競合アンチウイルス製品の比較 (2018 年 5 月 ) アンチウイルス 文書 : ウェブルート Secure Anywhere アンチウイルスと 11 種類の競合アンチウイルス製品の比較 (2018 年 5 月 ) 作成者 : M. Baquiran D. Wren 社名 : 日付 : ファイル : Webroot_SecureAnywhere_vs_antivirus_competitors_2018_Edition_2.docx エディション : 2

2 目次 目次... 2 改訂履歴... 3 参考文献... 3 要旨... 4 総合スコア... 5 製品バージョン一覧... 6 パフォーマンス指標の概要... 7 テスト結果... 9 ベンチマーク 1 スキャン時間... 9 ベンチマーク 2 スケジュールされたスキャンの所要時間 ベンチマーク 3 インストールサイズ ベンチマーク 4 インストール時間 ベンチマーク 5 追加されるレジストリキー ベンチマーク 6 起動時間 ベンチマーク 7 ユーザーインターフェイスの起動時間 ベンチマーク 8 Chrome の起動時間 ベンチマーク 9 システム待機時のメモリ使用量 ベンチマーク 10 初回スキャン時のメモリ使用量 ベンチマーク 11 ファイルのコピーおよび移動 削除 ベンチマーク 12 ファイルの書き込みおよび開閉 お問い合わせ先 付録 1 テスト環境 付録 2 実施手順の説明 p. 2/29

3 改訂履歴 改訂改訂履歴日付 エディション 1 本レポートの初版 6 つのアンチウイルス製品に関する新規の結果を含む 2018 年 4 月 23 日 エディション 2 テストのスコア範囲が 0~100 となるよう正規化した 参考文献 文献番号文書作成者日付 1 What Really Slows Windows Down (URL) O. Warner (The PC Spy) p. 3/29

4 要旨 2018 年 4 月 は (64 ビット ) 上で 12 種類のアンチウイルスソフトウェア製品 の客観的パフォーマンステストを実施しました 本レポートは これらの消費者向けアンチウイルス製品に関し て行われたテストの結果をまとめたものです このベンチマークの狙いは ウェブルートの SecureAnywhere がパフォーマンスに及ぼす影響を 11 種類の競合アンチウイルス製品と比較することでした そこで すべての製品に関し 12 のパフォーマンス指標 ( 下記参照 ) を用いてテストを実施しました スキャン時間 スケジュールされたスキャンの所要時間 インストールサイズ インストール時間 追加されるレジストリキー 起動時間 ユーザーインターフェイスの起動時間 Chrome の起動時間 システム待機時のメモリ使用量 初回スキャン時のメモリ使用量 ファイルのコピーおよび移動 削除 ファイルの書き込みおよび開閉 p. 4/29

5 総合スコア は 各指標におけるランキング ( 同じカテゴリーに属する他の製品と比較した結果 ) に基づき 全製品にそれぞれスコアを付与しました 以下の表は テスト対象の各製品が獲得した総合スコアを示したものです 所定のすべてのテスト指標で可能な限りの最高スコアを達成した場合 総合スコアは 100 となり 理想的な製品であることを意味します アンチウイルス製品を総合スコア順に並べたものが下記です 製品名 総合スコア Webroot SecureAnywhere 82 Norton Security 75 Kaspersky Anti-Virus 62 VIPRE Advanced Security 59 ESET NOD32 Antivirus 59 Avast Free Antivirus 50 AVG FREE Antivirus 49 McAfee Total Protection 41 Malwarebytes Premium 41 Windows Defender 37 Bitdefender Antivirus Plus 37 Trend Micro Maximum Security 31 p. 5/29

6 製品バージョン一覧 いずれのアンチウイルス製品についても 市販されている最新バージョン リテール版のフルリリースでテストを 行いました 具体的な製品名とバージョンは以下のとおりです メーカー 製品名 リリース年 製品バージョン 試験実施時期 Trend Micro Inc. Trend Micro Titanium Antivirus + Security 年 3 月 Webroot Inc. Webroot SecureAnywhere 年 3 月 Symantec Corp Norton Security 年 3 月 Microsoft Corp Windows Defender 年 4 月 McAfee, Inc. McAfee Total Protection 年 4 月 Kaspersky Lab Kaspersky Anti-Virus (g) 2018 年 4 月 Malwarebytes Corp Malwarebytes Premium 2018 体験版 年 4 月 Avast Software Avast Free Antivirus 年 4 月 AVG Technologies AVG FREE AntiVirus 年 4 月 Bitdefender Bitdefender Antivirus Plus 年 4 月 VIPRE VIPPRE Advanced Security for Home 年 4 月 ESET ESET NOD32 Antivirus 年 4 月 p. 6/29

7 パフォーマンス指標の概要 以下に挙げた指標は アンチウイルスがエンドユーザーにとってのシステムパフォーマンスに影響を及ぼしうる領域を詳細かつ現実的に示すものとして選択されました これらの指標により エンドユーザーが日常的に実行する一般的タスクに対するアンチウイルスソフトウェアの影響をテストすることができます のテスト手法はいずれもサードパーティによる再現が可能であり 同じ環境を使用して類似のベンチマーク結果を得ることができます このテストの実施手順については 本レポートの 付録 2 実施手順の説明 で詳しくご説明しています ベンチマーク 1 スキャン時間アンチウイルスソリューションはすべて システム上のファイルをスキャンしてウイルスやさまざまなマルウェアを検出する機能を備えています この指標は 一連のクリーンなファイルのスキャンにかかった時間を測定するものです 使用したサンプルファイルセットは 合計容量 982 MB で メディアファイルやシステムファイル Microsoft Office ドキュメントなど エンドユーザーのマシンに一般的に含まれるファイルで構成されます ベンチマーク 2 スケジュールされたスキャンの所要時間この指標は スケジュールされたシステムスキャンを実行するのにかかった時間を測定するものです クライアントのユーザーインターフェイスを通じ 所定の時刻に予定されたスキャンについて測定を行いました ベンチマーク 3 インストールサイズアンチウイルスソフトウェア製品は 適宜新しい特性や機能を提供するため 新規リリースのたびにサイズが増大する傾向があります 技術の進歩によってハードドライブのサイズも年々拡大していますが 一般的なアプリケーションが占めるディスク容量が増え サイズの大きいメディアファイル ( 動画や写真 音楽など ) の利用度が高まっていることなどから 製品のインストールサイズが引き続きホームユーザーの関心事となることは間違いないでしょう この指標は製品のインストールサイズの合計を測定するものです すなわち 製品のインストール中に追加されたすべての新規ファイルによるディスク容量の合計消費量が焦点となります ベンチマーク 4 インストール時間インストールプロセスのスピードと簡便性は アンチウイルスソフトウェアに対するユーザーの第一印象を大きく左右します このテストでは アンチウイルスソフトウェアが完全に機能し エンドユーザーが使用できるようになるまでの最短インストール時間が測定されました インストール時間の値が小さいほど アンチウイルス製品を迅速にインストールできることを意味します ベンチマーク 5 追加されるレジストリキーレジストリのサイズが大きければ マシンが使用するリソース量も増えます これは 旧式のマシンでは特に システムパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります このテストでは 製品が正常にインストールされた後 対象マシンを再起動したうえで レジストリに追加されたキーと値の数を測定しました この測定値が小さいほど 製品のインストール時に追加されたキー数が少なく レジストリへの影響が小さいことを意味します p. 7/29

8 ベンチマーク 6 起動時間 この指標は マシンのオペレーティングシステムが起動するのにかかった時間を測定するものです セキュリ ティソフトウェアは一般に Windows とともに起動されるため これによって所要時間が増加し オペレーティン グシステムの起動が遅延します 起動時間が短いほど アプリケーションがマシンの通常の動作に及ぼす影 響は小さいことになります ベンチマーク 7 ユーザーインターフェイスの起動時間 この指標は アンチウイルスソフトウェアのユーザーインターフェイスを Windows から起動する際の所要時間 を測定し ユーザーから見たセキュリティ製品の応答性を客観的に示します オペレーティングシステムによる キャッシングの効果を考慮するため 当初の起動と 2 回目以降の起動の両方の所要時間を測定しました 最終的な結果は この 2 つの測定値の平均です ベンチマーク 8 Chrome の起動時間 この指標は セキュリティ製品がシステムの応答性にどの程度の影響を及ぼすかを客観的に測定するための 多数の手法のひとつです この指標は Chrome のユーザーインターフェイスの起動にかかる時間を測定する ものです オペレーティングシステムによるキャッシングの効果を考慮するため 当初の起動と 2 回目以降の 起動の両方の所要時間を測定しました 最終的な結果は この 2 つの測定値の平均です ベンチマーク 9 システム待機時のメモリ使用量 この指標は マシンおよびアンチウイルスソフトウェアがアイドル状態にあるときの 各製品によるメモリ (RAM) 使用量を測定するものです アンチウイルスソフトウェアの全プロセスと 各プロセスにおけるメモリ使用量を特 定することにより メモリの合計使用量を算出します マシンの待機中のメモリ使用量は アンチウイルスソフトウェアが永続的に消費するシステムリソース量の目 安となります パフォーマンスに優れた製品ほど マシンの待機中のメモリ使用量がより少なくなります ベンチマーク 10 メモリ使用量 スキャン時 この指標は アンチウイルススキャン中における各製品のメモリ (RAM) 使用量を測定するものです エンドポイ ントプロテクションソフトウェアの全プロセスと アンチウイルススキャン中の各プロセスにおけるメモリ使用量 を特定することにより メモリの合計使用量を算出します ベンチマーク 11 ファイルのコピーおよび移動 削除 この指標は サンプルファイルセットのコピーおよび移動 削除にかかった時間を測定するものです サンプル ファイルセットには Windows ユーザーが日常的に扱ういくつかのファイル形式が含まれます 具体的には 各 種文書 (Microsoft Office ドキュメント Adobe PDF Zip ファイルなど ) やメディアファイル ( 動画や写真 音楽な ど ) システムファイル ( 実行可能ファイル ライブラリなど ) が挙げられます ベンチマーク 12 ファイルの書き込みおよび開閉 このベンチマークは Oli Warner のファイル I/O テスト ( 参考文献番号 1 What Really Slows Windows Down 参照 ) に由来するものです この指標は ファイルの書き込みおよびその開閉にかかった時間を測定するものです p. 8/29

9 テスト結果 以下のグラフは テストで得られた結果をまとめ ウェブルート SecureAnywhere を緑色で示したものです また 比較しやすいよう 競合製品の平均を青色で表示してあります ベンチマーク 1 スキャン時間 このグラフは テスト対象の各アンチウイルス製品で 6159 個のファイル ( 合計 982 MB) をスキャンし 平均所要 時間を比較したものです Bitdefender Antivirus Plus 3 Norton Security 7.8 Kaspersky Anti-Virus 10 VIPRE Advanced Security 11.8 ESET NOD32 Antivirus 18.4 Webroot SecureAnywhere 21.6 Malwarebytes Premium 27.6 Avast Free Antivirus 37.6 AVG FREE Antivirus 41.2 平均 Windows Defender 81 Trend Micro Maximum Security 86.6 McAfee Total Protection 秒 p. 9/29

10 ベンチマーク 2 スケジュールされたスキャンの所要時間 このグラフは 所定の時刻にシステムスキャンを実行した場合の平均所要時間を比較したものです スキャン時 間が短い製品ほど このカテゴリーでのパフォーマンスに優れていると言えます Trend Micro Maximum Security 48 Kaspersky Anti-Virus 50 Norton Security 63 Webroot SecureAnywhere 69 Malwarebytes Premium 107 VIPRE Advanced Security 134 平均 171 ESET NOD32 Antivirus 276 AVG FREE Antivirus 312 McAfee Total Protection 秒 p. 10/29

11 ベンチマーク 3 インストールサイズ このグラフは アンチウイルス製品のインストール中に追加されるファイルの合計サイズを比較したものです インストールサイズが小さい製品ほど このカテゴリーでのパフォーマンスに優れていると言えます Webroot SecureAnywhere 15 Malwarebytes Premium 290 Norton Security 427 Kaspersky Anti-Virus 641 ESET NOD32 Antivirus 688 Bitdefender Antivirus Plus 801 平均 852 VIPRE Advanced Security 896 AVG FREE Antivirus 909 Avast Free Antivirus 1003 McAfee Total Protection 1793 Trend Micro Maximum Security ,000 1,500 2,000 2,500 MB p. 11/29

12 ベンチマーク 4 インストール時間このグラフは アンチウイルス製品が完全に機能し エンドユーザーが使用できるようになるまでの最短インストール時間を比較したものです インストール時間が短い製品ほど このカテゴリーでのパフォーマンスに優れていると言えます Webroot SecureAnywhere 8.0 Malwarebytes Premium 23.0 Norton Security 44.0 AVG FREE Antivirus 77.0 Avast Free Antivirus 78.0 Kaspersky Anti-Virus VIPRE Advanced Security ESET NOD32 Antivirus 平均 McAfee Total Protection Bitdefender Antivirus Plus Trend Micro Maximum Security ,000 秒 p. 12/29

13 ベンチマーク 5 追加されるレジストリキー このグラフは テスト対象の各アンチウイルス製品のインストール時に作成されるレジストリキーの数を比較した ものです キー数が少ない製品ほど このカテゴリーでのパフォーマンスに優れていると言えます Webroot SecureAnywhere 1043 Avast Free Antivirus 1160 AVG FREE Antivirus 1829 ESET NOD32 Antivirus 2962 Malwarebytes Premium 4309 Trend Micro Maximum Security 4669 Kaspersky Anti-Virus 5194 Norton Security 5579 VIPRE Advanced Security 6239 平均 McAfee Total Protection Bitdefender Antivirus Plus p. 13/29

14 ベンチマーク 6 起動時間このグラフは テスト対象の各アンチウイルス製品におけるシステムの起動にかかる時間 (5 回のサンプルの平均 ) を比較したものです 起動時間が短い製品ほど このカテゴリーでのパフォーマンスに優れていると言えます Windows Defender 7.9 ESET NOD32 Antivirus 8.0 VIPRE Advanced Security 8.0 Norton Security 8.0 Webroot SecureAnywhere 8.1 Bitdefender Antivirus Plus 8.1 AVG FREE Antivirus 8.3 Avast Free Antivirus 8.5 平均 10.0 McAfee Total Protection 12.2 Kaspersky Anti-Virus 13.0 Malwarebytes Premium 13.3 Trend Micro Maximum Security 秒 p. 14/29

15 ベンチマーク 7 ユーザーインターフェイスの起動時間 このグラフは 製品のユーザーインターフェイスの起動にかかる平均時間を比較したものです 起動時間が短い製品ほど このカテゴリーでのパフォーマンスに優れていると言えます Norton Security 85 Trend Micro Maximum Security 113 Kaspersky Anti-Virus 137 Webroot SecureAnywhere 201 Avast Free Antivirus 312 Windows Defender 391 ESET NOD32 Antivirus 490 平均 679 VIPRE Advanced Security 819 McAfee Total Protection 1045 Malwarebytes Premium 1469 AVG FREE Antivirus 1491 Bitdefender Antivirus Plus ,000 1,200 1,400 1,600 1,800 ミリ秒 p. 15/29

16 ベンチマーク 8 Chrome の起動時間このグラフは テスト対象の各アンチウイルス製品においてマシンの再起動後に Chrome を起動した際の平均所要時間を比較したものです 起動時間が短い製品ほど このカテゴリーでのパフォーマンスに優れていると言えます McAfee Total Protection 324 Windows Defender 342 Webroot SecureAnywhere 345 VIPRE Advanced Security 359 Bitdefender Antivirus Plus 371 Kaspersky Anti-Virus 384 Norton Security 397 AVG FREE Antivirus 407 平均 420 ESET NOD32 Antivirus 430 Avast Free Antivirus 434 Trend Micro Maximum Security 568 Malwarebytes Premium ミリ秒 p. 16/29

17 ベンチマーク 9 システム待機時のメモリ使用量このグラフは システム待機時における各アンチウイルス製品の平均 RAM 使用量を比較したものです この平均値は 再起動後約 60 秒おきに 10 回取得したメモリスナップショットのサンプルから得たものです 待機中の RAM 使用量が少ない製品ほど このカテゴリーでのパフォーマンスに優れていると言えます Webroot SecureAnywhere 5.0 Norton Security 25.7 ESET NOD32 Antivirus 45.6 Avast Free Antivirus 46.1 Kaspersky Anti-Virus 69.8 VIPRE Advanced Security Windows Defender AVG FREE Antivirus 平均 McAfee Total Protection Malwarebytes Premium Trend Micro Maximum Security Bitdefender Antivirus Plus MB p. 17/29

18 ベンチマーク 10 初回スキャン時のメモリ使用量このグラフは メインドライブの初回スキャン時における各アンチウイルス製品の平均 RAM 使用量を比較したものです この平均値は 同ソフトウェアによって過去にスキャンされたことがないサンプルファイルのスキャン中 5 秒おきに 10 回取得したメモリスナップショットのサンプルから得たものです スキャン中におけるメモリ使用量が小さい製品ほど このカテゴリーでのパフォーマンスに優れていると言えます Webroot SecureAnywhere 49.3 ESET NOD32 Antivirus 52.0 Norton Security Windows Defender VIPRE Advanced Security Kaspersky Anti-Virus 平均 AVG FREE Antivirus Trend Micro Maximum Security Avast Free Antivirus McAfee Total Protection Bitdefender Antivirus Plus Malwarebytes Premium MB p. 18/29

19 ベンチマーク 11 ファイルのコピーおよび移動 削除このグラフは テスト対象の各アンチウイルス製品におけるいくつかのサンプルファイルセットのコピーおよび移動 削除にかかる平均時間を比較したものです 所要時間が短い製品ほど このカテゴリーでのパフォーマンスに優れていると言えます McAfee Total Protection 3.0 Avast Free Antivirus 3.3 AVG FREE Antivirus 3.3 Bitdefender Antivirus Plus 3.4 Norton Security 3.5 VIPRE Advanced Security 3.7 Webroot SecureAnywhere 3.8 ESET NOD32 Antivirus 4.0 Malwarebytes Premium 4.5 平均 5.2 Kaspersky Anti-Virus 5.8 Windows Defender 10.5 Trend Micro Maximum Security 秒 p. 19/29

20 ベンチマーク 12 ファイルの書き込みおよび開閉このグラフは テスト対象の各アンチウイルス製品を使用した場合の 1 つのファイルのハードドライブへの書き込みおよび開閉 18 万回の平均所要時間を比較したものです 所要時間が短い製品ほど このカテゴリーでのパフォーマンスに優れていると言えます Webroot SecureAnywhere 10.7 Kaspersky Anti-Virus 12.9 VIPRE Advanced Security 17.9 Norton Security 18.6 McAfee Total Protection 21.2 AVG FREE Antivirus 26.4 Avast Free Antivirus 26.4 ESET NOD32 Antivirus 52.3 Malwarebytes Premium 94.1 平均 Bitdefender Antivirus Plus Windows Defender Trend Micro Maximum Security 秒 p. 20/29

21 免責条項および情報開示本レポートでは テスト実施時点で入手可能であった製品バージョンのみを扱っています テストしたバージョンは 本レポートの 製品バージョン一覧 セクションに記載されているとおりです この製品カテゴリーは非常に競争が激しく このテストの対象は 市販されているすべての製品を網羅するものではありません 法的責任の放棄本レポートに記載された情報の正確性の確保については可能な限りの努力を払っておりますが PassMark Software Pty Ltd は何らかの過誤や不足 または古い情報に対して責任を負わず この情報の入手または使用の可否 これに対するアクセスに起因する直接的または間接的 偶発的 結果的 懲罰的損害に対し いかなる形においても法的責任を負いません 情報開示 本レポートの作成は Webroot Software Inc. の出資の下で行われました 本レポートに記載されているテスト対 象製品および指標は ウェブルートが選択したものです 商標 商標はすべて それぞれの所有者に帰属します お問い合わせ先 Pty Ltd Level 5 63 Foveaux St. Surry Hills, 2010 Sydney, Australia 電話 + 61 (2) ファックス + 61 (2) Web p. 21/29

22 付録 1 テスト環境 はこのたびのテスト環境として (64 ビット ) を実行するマシンを使用しました ハードウェアの仕様は以下のとおりです Home(64 ビット ) システム モデル : Lenovo H50W-50 i5 CPU: Intel Core i GHz 3.20 GHz ビデオカード : NVIDIA GeForce GT 705 RAM: 8GB DDR3 RAM SSD( メインブートドライブ ): Intel SSD 730 シリーズ 240GB ネットワーク : ギガビット (1GB/ 秒 ) スイッチ OS: Home 10.0( ビルド 1709) がネットワークテスト (wget http) に使用したサーバーの仕様は以下のとおりです テストサーバー Windows Server 2012 CPU: ビデオカード : マザーボード : RAM: HDD: ネットワーク : Intel Xeon E3-1220v2 CPU Kingston 8GB (2 x 4GB) ECC Intel S1200BTL Server Motherboard 4GB DDR3 RAM 1333 Mhz Samsung 1.5TB 7200RPM ギガビット (1GB/ 秒 ) スイッチ p. 22/29

23 付録 2 実施手順の説明 のイメージ作成テストの実施前に OSForensics を使用して クリーン な基本イメージを作成しました その狙いは フットプリントを限界まで小さく抑えた基本イメージを作成し オペレーティングシステムの外部因子によるばらつきを低減することでした 各製品のテスト実施前には その都度この基本イメージを回復しました これは すべての製品を同じ状態の クリーン なマシンにインストールし テストできるよう徹底するためのプロセスです の基本イメージの作成は 以下の手順で行いました 1. をインストールし アクティベートする 2. 自動更新を無効化する 3. [ ユーザーアカウント制御 ] の設定を [ 通知しない ] に変更する 4. Windows Defender の自動スキャンを無効化する ( 予期せぬバックグラウンド動作を避けるため ) 5. Windows ファイアウォールを無効化する ( セキュリティソフトウェアへの干渉を避けるため ) 6. Superfetch を無効化する ( 結果の一貫性を維持するため ) 7. ADK をインストールする ( 起動時間のテストのため ) 8. Active Perl をインストールする ( 一部のテストスクリプトの解釈のため ) 9. OSForensics をインストールする ( インストールサイズおよびレジストリキー数のテストのため ) 10. Windows Update を実行する 11. OSForensics を使用して基本イメージを作成する ベンチマーク 1 スキャン時間このベンチマークは 各製品でのサンプルファイルセットのスキャン所要時間を測定するものです 使用したサンプルは毎回共通で システムファイルと Office ファイルを混合した構成です ファイル数は合計 6159 個 サイズは合計 982 MB でした これらのファイルの多くは Windows システムフォルダから取得したものです なお ファイルタイプがスキャン速度に影響する可能性があるため サンプルセットに含まれた主なファイルタイプの内訳とファイル数 合計ファイルサイズを以下に示します ファイルの拡張子 ファイル数 ファイルサイズ.dll MB.exe MB.sys MB.gif 302 1MB.doc MB.wmf 185 2MB.png 149 2MB.html 126 1MB.nls 80 6MB.jpg 70 1MB.ini 59 2MB.ico 58 <1MB.mof 43 6MB.ax 39 4MB p. 23/29

24 .xls 38 3MB.ime 35 5MB.drv 31 1MB.txt 31 1MB.chm 30 6MB.cpl 29 4MB.mfl 29 3MB.inf 26 2MB.hlp 22 3MB.imd 20 18MB.py 20 <1MB.msc 18 1MB.vbs 18 1MB.xml 18 1MB.rtf 16 62MB.ocx 16 4MB.tsp 14 1MB.com 14 <1MB.xsl 14 <1MB.h 13 <1MB.vsd 12 2MB.scr 12 2MB.aw 12 2MB.js 12 1MB.zip 11 25MB.lex 9 10MB.ppt 9 4MB.acm 9 1MB.wav 7 5MB 合計 このスキャンは テストフォルダを右クリックし [ 今すぐスキャン ] を選択することによって実行されました スキャン時間の記録には 各製品のビルトインスキャンタイマーまたはレポートシステムを使用しました この手法が不可能な場合は ストップウォッチを使用し 手作業でスキャン時間を計測しました 各製品につき 5 回サンプルを取得し サンプルごとにマシンを再起動してオペレーティングシステムによるキャッシングの効果をクリアしました 過去には 多くの製品で当初 ( 初回スキャン ) のスキャン時間と 2 回目以降 ( スキャン 2~5) のスキャン時間の間に著しい差異が見られましたが これは 各製品自体が最近スキャンされたファイルのキャッシングを行うためであると考えられます このメカニズムを経て 初回以外の 4 回のスキャンの平均所要時間を算出することにより 2 回目以降のスキャン時間の平均値を取得しました このテストの最終的な結果は 2 回目以降のスキャンの平均所要時間と 初回スキャン時間の平均値です ベンチマーク 2 スケジュールされたスキャンの所要時間このテスト指標は ソフトウェアにおいてスケジュールされたシステムスキャンを完了するのにかかった時間を測定するものです スケジュールされたスキャンのデフォルト設定 ( 開始時刻以外 ) を維持し 都合のよい時刻にスキャンが実行されるよう設定します スキャンを 3 回実行し そのたびに再起動を行ってキャッシング効果の可能性を排除します 結果は 初回スキャンを 50% 2 回目以降のスキャンを 50% として重み付けした場合の加重平均です スケジュール設定のオプションがない または信頼性が低い製品は この指標の対象から除外し この指標における最低スコアを付与しました p. 24/29

25 ベンチマーク 3 インストールサイズ製品のインストールサイズはこれまで インストール前のディスク容量 (C ドライブ ) の初期スナップショットと 製品がシステムにインストールされた後に取得した事後スナップショットの違いとして定義されていました これは広く通用している手法ですが 2 回のスナップショット間にランダムな OS 動作が発生する関係上 その結果を Vista で必ずしも再現できないことがわかりました そこで オペレーティングシステムおよびディスク容量関連のばらつきを極力排除することにより インストールサイズのテスト手法を改善しました PassMark の OSForensics を使用して 製品ごとに当初およびインストール後のディスク署名を作成しました これらのディスク署名には 署名取得時点における当該ドライブ上のファイルとディレクトリの量 ならびに全ファイルの詳細 ( ファイル名 ファイルサイズ チェックサムなど ) が記録されます 当初のディスク署名は製品インストールの直前に取得し 事後のディスク署名は製品インストール後のシステム再起動直後に取得しました その後 OSForensics を使用してこの 2 つの署名を比較し 製品インストール時に新規追加および変更 削除されたファイルによるディスクスペースの合計消費量を計算しました この指標に関する結果は インストール中に新規追加されたすべてのファイルの合計サイズを反映しています なお この指標の測定結果に含まれるのは 各製品の既定の純粋なインストールサイズのみです インストール後に各製品がダウンロードしたファイル ( エンジンまたは署名のアップデートなど ) や システムの復元ポイントによって作成されたファイル プリフェッチファイル その他一時ファイルのサイズは結果に含まれません ベンチマーク 4 インストール時間このテストでは 各製品が完全に機能し エンドユーザーが使用できるようになるまでの最短インストール時間が測定されました インストール時間は通常 以下のとおり大きく 3 つの段階に分けられます 抽出およびセットアップ段階 : ファイルの抽出 EULA のプロンプト 製品アクティベーション およびユーザーが構成可能なインストールオプションで構成されます ファイルのコピー段階 : 製品のインストール中であることを意味し 通常は進行状況バーが表示されます インストール後の段階 : インストール作業のうち ファイルのコピーよりも後に行われるものです この段階は 製品ごとに大きく異なります この段階で記録される所要時間には インストールの完了に必要な再起動や プログラムがシステムトレイで待機状態になるまでの時間が含まれます ディスクドライブの違いによる影響を低減するため インストール開始前には各製品をデスクトップにコピーしました インストールプロセスの各段階の所要時間はストップウォッチを使用して手作業で計測し 可能な限り詳細に記録しました エンドユーザーによる入力が必要となったときは ストップウォッチを一時停止し 原結果において当該段階の説明の後に括弧書きでその入力を記しました 各製品による事前スキャンやインストール後のスキャンのリクエストは 可能な限りすべて拒否またはスキップしました スキャンをスキップできない場合は そのスキャン時間もインストール時間に含めています オプションとされているインストールコンポーネントがソフトウェア機能の重要な要素に相当する場合 ( アンチウイルス製品に含まれ Web サイトのリンクをチェックするソフトウェアなど ) は そのコンポーネントも併せてインストールしました p. 25/29

26 インストール時間には 製品インストーラーがインストールに必要なコンポーネントをダウンロードするのにかかった時間も含まれます これには場合により 必須のアップデートや ダウンロードマネージャーからのアプリケーション自体の配信も含まれます インストールに際してコンポーネントがダウンロードされたケースについては 結果にその旨を記しました 製品のアクティベーション時間 ( ネットワークの状況によってベンダーのサーバーへの連絡時間が異なるため ) およびアカウント作成の所要時間は除外しています ベンチマーク 5 レジストリキー数このテストでは 製品が正常にインストールされた後 対象マシンを再起動したうえで レジストリに追加されたキーと値の数を測定しました PassMark の OSForensics を使用し HKEY_LOCAL_MACHINE および HKEY_USERS に追加されたキーおよびエラー 値の数をカウントしています 署名の作成機能を使用してこれらのフォルダの事前 事後の署名を取得し 両署名を比較して新規のキーを特定しました ベンチマーク 6 起動時間 では Windows パフォーマンスツールキット (Microsoft Web サイトから入手可能な Microsoft ADK に含まれる ) 内のツールを使用しています 起動パフォーマンス ( 迅速な起動 ) テストは Windows アセスメントコンソールを使用し 独立したアセスメントとして実施しました テストの妨げとならないよう ネットワーク接続を無効化し ログインパスワードを削除しました 最終的な結果は BIOS のロード時間を除いた合計時間です ベンチマーク 7 ユーザーインターフェイスの起動時間 AppTimer(v ) を使用し 各製品のユーザーインターフェイスの起動時間を計測しました 各製品につき計 15 回サンプルを取得 (3 回の UI 起動を 5 セット実施 ) し セットごとにマシンを再起動してオペレーティングシステムによるキャッシングの効果をクリアしました 結果をまとめるにあたっては 各セットの最初の値を区別し 再起動後の初回起動と後続の起動についてそれぞれ値が得られるようにしました 後続の起動の平均所要時間を算出することにより 初回以外の起動時間の平均値を取得しています このテストの最終的な結果は 2 回目以降の起動の平均所要時間と 初回起動時間の平均値です なかには UI の起動にかかった時間を AppTimer で正確に記録できないケースもありました たとえば アプリケーションによっては ウィンドウが開いており準備ができているように見えるにもかかわらず実際には応答しない状態が続くことがあります AppTimer での測定値が不正確と思われる場合は ストップウォッチを使用して手作業で時間を計測しました AppTimer は PassMark Web サイトからどなたでも入手できます ベンチマーク 8 Chrome の起動時間 AppTimer を使用し Chrome インターフェイスの平均起動時間を計測しました このテストは ユーザーインターフェイスの起動時間のテストと実質的に同じです 各製品につき計 15 回サンプルを取得 (3 回の Chrome 起動を 5 セット実施 ) し セットごとにマシンを再起動してオペレーティングシステムによるキャッシングの効果をクリアしました 結果をまとめるにあたっては 各セットの最初の値を区別し 再起動後の初回起動と後続の起動についてそれぞれ値が得られるようにしました p. 26/29

27 テストブラウザとして使用したのは Chrome( ) です 後続の起動の平均所要時間を算出することにより 初回以外の起動時間の平均値を取得しています このテストの最終的な結果は 2 回目以降の起動の平均所要時間と 初回起動時間の平均値です AppTimer は PassMark Web サイトからどなたでも入手できます ベンチマーク 9 システム待機時のメモリ使用量 Perflog++ ユーティリティを使用し 起動時 およびその後 15 分間にわたり 1 分おきに システムにおけるプロセスのメモリ使用量を記録しました これを製品ごとに 1 セットのみ実施し 結果的に合計 15 回分のサンプルを得ました なお 最初に取得した起動時のサンプルは破棄しています PerfLog++ ユーティリティは アンチマルウェア製品によるものだけでなくすべてのプロセスのメモリ使用量を記録します したがって アンチマルウェア製品のプロセスを システムで実行されている他の全プロセスから孤立させる必要があります 該当するプロセスを孤立させる手段として PerfLog++ によるメモリ使用量のログ作成完了時点で直ちにプロセスエクスプローラーというプログラムを実行しました プロセスエクスプローラーは Microsoft Windows Sysinternals のソフトウェアツールであり システムに現在ロードされているすべての DLL プロセスを一覧表示できます ベンチマーク 10 初回スキャン時のメモリ使用量 PerfLog++ ユーティリティを使用し マルウェアスキャン実行中のシステムにおけるメモリ使用量を記録しました PerfLog++ ユーティリティの概要と メモリ使用量の計算方法の説明については 上記の指標 メモリ使用量 システム待機時 を参照してください なかにはスキャンロケーションをキャッシュする製品もあるため このテストの実施前には 各アンチウイルスソフトウェアがどの時点においても C ドライブをスキャンしないよう妥当な予防措置を講じました PerfLog++ ユーティリティと同時に C ドライブの手動スキャンを開始し PerfLog++ で 5 秒おきに 60 秒間メモリ使用量を記録しました ベンチマーク 11 ファイルのコピーおよび移動 削除このテストでは さまざまな形式のサンプルファイルをシステムがコピーおよび移動 削除するのにかかる時間を測定しました このサンプルは 760,867,636 バイトを超える 812 個のファイルで構成され 文書 [ 全体の 26%] メディアファイル [ 全体の 54%] PE ファイル ( システムファイル ) [ 全体の 20%] に分類されます サンプルセットに含まれた主なファイルタイプの内訳とファイル数 合計ファイルサイズを以下の表に示します ファイル形式 個数 サイズ ( バイト ) DOC 8 30,450,176 DOCX 4 13,522,409 PPT 3 5,769,216 PPTX 3 4,146,421 XLS 4 2,660,352 XLSX 4 1,426,054 p. 27/29

28 PDF ,298,049 ZIP 4 6,295,987 7Z 1 92,238 JPG ,375,259 GIF 6 148,182 MOV 7 57,360,371 RM 1 5,658,646 AVI 8 78,703,408 WMV 5 46,126,167 MP ,580,387 EXE 19 2,952,914 DLL ,261,568 AX 1 18,432 CPL 2 2,109,440 CPX 2 4,384 DRV ,864 ICO 1 107,620 MSC 1 41,587 NT 1 1,688 ROM 2 36,611 SCR 2 2,250,240 SYS 1 37,528,093 TLB 3 135,580 TSK 1 1,152 UCE 1 22,984 EXE 19 2,952,914 DLL ,261,568 AX 1 18,432 CPL 2 2,109,440 CPX 2 4,384 DRV ,864 ICO 1 107,620 MSC 1 41,587 NT 1 1,688 ROM 2 36,611 SCR 2 2,250,240 SYS 1 37,528,093 TLB 3 135,580 TSK 1 1,152 p. 28/29

29 UCE 1 22,984 合計 ,867,636 このテストを 5 回実施し サンプルごとにマシンを再起動してキャッシング効果の可能性を排除しながら サンプ ルファイルのコピーおよび移動 削除にかかる平均時間を取得しました ベンチマーク 12 ファイルの書き込みおよび開閉 このベンチマークは Oli Warner のファイル I/O テスト ( 参考文献番号 1 What Really Slows Windows Down 参照 ) に由来するものです このテストのため サイズの小さいファイルのディスクへの書き込みとそのファイルの開閉をループさせる OpenClose.exe というアプリケーションを開発しました また CommandTimer.exe を使用し 18 万サイクルを完了するプロセスの所要時間を計測しました このテストを 5 回実施し サンプルごとにマシンを再起動してキャッシング効果の可能性を排除しながら ファイルの書き込みおよび開閉の平均速度を取得しました p. 29/29