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ゆうりゅうにいだ
5 years ago
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1 資料 Ⅲ 年熊本地震で生じた地表地震断層による影響頁 (3) 参考文献 1) 香川吉田上野, 2016 年熊本地震の益城町郊外に生じた地表地震断層近傍における震動被害に関する考察, 日本地震学会 2016 年度秋季大会, S21-31, 2016 年 2) 香川上野吉田, 2016 年熊本地震で被災した益城町中心部における南北測線の微動特性, 日本地震学会 2016 年度秋季大会, S21-P16, 2016 年 3) 久田金田寺本, 2016 年熊本地震の地表地震断層の近傍における建物被害調査 ( その 1), 日本地震学会 2016 年度秋季大会, S21-30, 2016 年 4) 金田久田寺本, 2016 年熊本地震の地表地震断層の近傍における建物被害調査 ( その 2), 日本地震学会 2016 年度秋季大会, S21-P09, 2016 年 5) 原口, 2016 年熊本地震での地表変位と被害, 日本活断層学会 2016 年度秋季学術大会, O-12, 2016 年 6) 国総研建研, 現時点における現地調査等に基づく被害状況報告等建研国総研による調査概要基礎地盤の被害状況報告, 熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会第 2 回配布資料, 資料 8, 2016 年 6 月 30 日, 7) 鈴木, 熊本地震が提起する活断層地震対策の課題, 日本学術会議シンポジウム熊本地震三ヶ月報告会, 2016 年 7 月 16 日, 8) 司佐々木, 2016 年熊本地震における地表断層の極近傍における建物被害調査, 日本地震工学会大会 -2016, P2-34, 2016 年 9) 鉄筋コンクリート造と考えられる建物 ( 大学校舎 ) の被害状況の報道例 : 西日本新聞朝日新聞産経新聞日本経済新聞日テレNEWS24など, 2016 年 7 月 20 日 ~21 日 10) 松田, 熊本県内の地震被害全般と熊本大学の取り組み, 平成 28 年度土木学会全国大会特別セッション熊本地震報告会, 2016 年 9 月 8 日, 11) 土木学会原子力土木委員会地盤安定解析高度化小委員会断層変位評価 WG, 熊本地震調査報告, 2016 年 11 月 29 日,

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参考文献 1) S21 31 2016 年熊本地震の益城町郊外に生じた地表地震断層近傍における震動被害に関する考察 # 香川敬生吉田昌平上野太士 ( 鳥取大院工 ) A Study on Disaster by G round Motions in the Vicinity of Surface Fault Rupture appeared at suburbs of Mashiki

) A ftershock and microtremor observations w ere conducted in the vicinity of surface faul t ruptures at suburbs of M sshi ki tow n due to the 2016 Kumamoto Earthquake.

平成 28 年熊本地震による益城町の被害を調査し, 郊外に現れた地表地震断層直近では断層変位による被害は見られるものの, 震動に起因する被害が極端に小さいと思われることを確認した. このような現象は過去の被害地震でも見られており, その要因を考察することは震源断層近傍の地震被害を検討するにあたって重要である.

3 参考文献 1) S 年熊本地震の益城町郊外に生じた地表地震断層近傍における震動被害に関する考察 # 香川敬生吉田昌平上野太士 ( 鳥取大院工 ) A Study on Disaster by G round Motions in the Vicinity of Surface Fault Rupture appeared at suburbs of Mashiki town due to the 2016 Kumamoto Earthquake #Takao Kagawa, Shohei Yoshida, and Hiroshi Ueno (Tottori Univ.) A ftershock and microtremor observations w ere conducted in the vicinity of surface faul t ruptures at suburbs of M sshi ki tow n due to the 2016 Kumamoto Earthquake. Our target of the observations is searching out the difference of ground motions betw een surface faulting areas w ithout severe damages and severely damaged areas w ithout surface faulting. 平成 28 年熊本地震による益城町の被害を調査し, 郊外に現れた地表地震断層直近では断層変位による被害は見られるものの, 震動に起因する被害が極端に小さいと思われることを確認した. このような現象は過去の被害地震でも見られており, その要因を考察することは震源断層近傍の地震被害を検討するにあたって重要である. 地表地震断層を生じた地点では, 断層ごく近傍において, 断層を挟んだ 2 点あるいは断層付近で単点 3 成分微動観測を実施した. 対象としたのは, 益城町杉堂, 下陳で余震観測を実施した地点を含めて 2 ヶ所, 上陳, 福原, 益城町中心部の木山付近の 6 ヶ所である. 何れの地点でも, 周辺で実施したものに比べて,H/V スペクトルのピークが明瞭に見えないことが特徴として挙げられる ( 図 2). このような傾向は 1943 年鳥取地震における鹿野断層付近で実施した高密度微動観測でも見られており ( 野口ほか,2016, 本大会 ), 今後検討したい事象である. ごく浅層部における断層すべりによる短周期 S 波の放射, 地表面に向かう S 波中間項近地項の影響, 断層破砕帯における非線形地盤応答など, 断層ごく近傍の強震動を検討するには解決すべき課題が多い. 今回の事例や 1943 年鳥取地震をはじめ過去の事例を参考に, これらの課題に取り組んで行きたい. 写真 1 益城町下陳で断層変位の影響を受けた家屋そこで, 益城町下陳で断層変位による被害が見られた家屋 ( 写真 1) の隣家 ( 無被害 ) の庭先 ( 地表地震断層直近側 ) と, 約 1km 北側の秋津川右岸で木造家屋の倒壊が多く見られた田原地区の消防団倉庫で約 24 時間の余震観測を実施し, 両地点で共通の 42 地震を観測した. このうち 20 地震の記録を用いて, 下陳に対する田原のスペクトル比を求めた結果を図 1 に示す. 地表地震断層を生じる場所は堆積層が薄く, 地盤増幅による影響が小さいと考えることができるが, 確かに下陳よりも田原の揺れが大きくなっているこの差を震度に換算すると 0.45 程度となる. 実際の被害は, 下陳で地震計を設置させて頂いたお宅では液晶 TV が倒れた程度 ( 震度 5 弱 5 強 :5.0) であったのに対して, 田原では耐震性の低いと思われる木造家屋が多く倒壊しており ( 震度 6 強 :6.0 以上 ), 震度 1.0 以上の差があったものと考えられる. したがって, 地表地震断層を生じた際には, 余震観測記録に見られる地盤増幅特性以外の要因が生じたことが想定される. 図 1 田原 / 下陳のスペクトル比図 2 益城町福原の地表地震断層をはさんだ微動 H/ Vスペクトル謝辞調査の実施にあたり, 観測場所や一時的な駐車スペースを快くお貸し頂いた現地の皆様に感謝します. 観測には白山工業製のJU410を利用しました

参考文献 2) S21 P16 2016 年熊本地震で被災した益城町中心部における南北測線の微動特性 # 香川敬生上野太士吉田昌平 ( 鳥取大院工 ) Microtremor Characteristics along North to South line in Severely Damaged Mashiki Downtown Area by the 2016 Kumamoto

) M icrotremor observations were conducted in M ashiki town where severe damage spreads over due to the 2016 Kumamoto Earthquake.

4 参考文献 2) S21 P 年熊本地震で被災した益城町中心部における南北測線の微動特性 # 香川敬生上野太士吉田昌平 ( 鳥取大院工 ) Microtremor Characteristics along North to South line in Severely Damaged Mashiki Downtown Area by the 2016 Kumamoto Earthquake #Takao Kagawa, Hiroshi Ueno, and Shohei Yoshida (Tottori Univ.) M icrotremor observations were conducted in M ashiki town where severe damage spreads over due to the 2016 Kumamoto Earthquake. Our target of the observati ons i s assessi ng the effect of surface geol og y and geographic transition on spotted damage distribution in downtown area. 地盤構造の変化が示唆される. また,MSK013 では, 他の地点に比べて H/V スペクトルのピークが明瞭に見えなくなっている. この地点には地表地震断層の存在が指摘されており, 興味深い. このような傾向は益城町郊外の地表地震断層近傍 ( 香川ほか,2016, 本大会 ) や,1943 年鳥取地震における鹿野断層付近で実施した高密度微動観測でも見られており ( 野口ほか,2016, 本大会 ), 今後検討したい事象のひとつである. 現状の観測結果では微動特性と被害との密接な相関は確認できていないが,50 m 間隔でも卓越周期やピークの形状に変化が見られている. 道路沿いの観測では盛土や擁壁の影響が見え難いことも懸念されるので, より詳細な観測を追加実施する, あるいは他の観測事例を加えることで, より詳細な検討を進めたいと考えている. 平成 28 年熊本地震による益城町の被害を調査し, 被害の大きかった中心部において, 役場付近から秋津川左岸部まで, 南北に約 50m 間隔の常時微動単点 3 成分探査を 12 点実施した. この他, 益城町役場敷地内および防災科学技術研究所 KiK-net 観測点近傍でも観測をおこなった. 益城町では, 新しい建物に比べて建築年の古い建物の被害が目立ったが, 新しい建物でも盛土や擁壁の崩壊による地盤変状の影響が見られた. このため, 表層地盤による影響を見るためには, 可能な限り高密度で, 盛土や擁壁など局所的な地盤の違いを反映できる調査が重要と思われる. 図 1に益城町南北測線の観測点位置と, 各点で得られた微動 H/V スペクトルの卓越周期分布を示す. また, 図 2にはH/V スペクトルの変化を示している. 卓越周期は0.3から0.5 秒程度であり, 木造家屋の固有周期とほぼ対応しつつ, やや長い周期帯まで増幅させる可能性を秘めている. やや塑性化して固有周期の伸びた家屋にも影響を与えた可能性が示唆される. 一方で, 建物被害に影響が大きいとされる周期 1 2 秒の帯域の卓越はいずれの観測点でも見られず, その周期帯は震源から放射された地震動の影響が大きかったものと考えられる. 卓越周期と測線に沿った建物被害との明瞭な相関は見られないように思われるが,M SK 011 と M SK 012 の間約 50m で卓越周期が 0.3 秒から 0.4 秒に変化しており, 図 1 益城町南北線の微動卓越周期図 2 図 1 の地点でも微動 H/ Vスペクトル謝辞調査の実施にあたり, 観測場所や一時的な駐車スペースを快くお貸し頂いた現地の皆様に感謝します. 観測には白山工業製のJU410を利用しました. 2

5 参考文献 3) 3

6 参考文献 4) S21 P

7 参考文献 5) 5

8 6

9 参考文献 6) 28 B 1 2 A 1 2 N 40m Group1 A Group1 Group2 30m Group3 20m Group2 28 Group4 10m Group3 B Group HP 7

10 2 1) 78 B B 65 1) 1 2) ) 4 4)

12 ) 3 1) 1) 2) 200m 4 10

13 3 26 1), No. 524, pp.65-72, , 5 11

14 ( 空きページ ) 12

15 参考文献 7 抜粋 13

16 14

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18 16

/ / M. km km. m 図 1 CMT Hi-net CMT F-net CMT 図 1 PGV K-NET KiK-net 2. 地震および地震動の概要 / M JMA. / M JMA. 図 1 CMT PGV

/ / M. km km. m 図 1 CMT Hi-net CMT F-net CMT 図 1 PGV K-NET KiK-net 2. 地震および地震動の概要 / M JMA. / M JMA. 図 1 CMT PGV J. JSNDS 35-2 77-86 2016 平成 28 年 (2016 年 ) 熊本地震の概要と益城町周辺における余震常時微動観測宮本崇 1 飯山かほり 2 後藤浩之 3 盛川仁 2 Summary of the Kumamoto Earthquake and aftershock/microtremer observations in and around Mashiki town Takashi