【一応完成】16財務レポート【順位あり】

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ほだかももき
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1 財務レポート 216 平成27事業年度平成27年 4月 1日平成28年 3月31日

2 1. 国立大学法人会計の特徴 1 2. 国立大学会計の仕組み財務諸表について 2 1. 貸借対照表の概要について 3 2. 損益計算書の概要について 4 3. キャッシュフロー計算書の概要について 5 4. 利益の処分等に関する書類の概要について 6 5. 国立大学法人等業務実施コスト計算書の概要について 7 6. 決算報告書の概要について 8 7. 教育研究等の財務状況について 9 過去 5 事業年度における財務指標推移 11

3 1. 国立大学法人会計の特徴国立大学法人会計, 企業会計の比較区分国立大学法人会計企業会計会計目的決算書類利害関係者組織の営利性認識基準準拠すべき会計基準 1 国立大学法人による業務の遂行についての的確な理解への貢献 2 国立大学法人の業務の適正な評価への貢献財務諸表利益の処分等に関する書類国立大学法人等業務実施コスト計算書決算報告書事業報告書国民その他の利害関係者非営利発生基準国立大学法人会計基準等 1 株主や債権者の意思決定への貢献 2 取引先や利害関係者の意思決定への貢献財務諸表その他関係書類 ( 有価証券報告書他 ) 株主, 投資家, 債権者, その他の利害関係者営利発生基準企業会計原則等国立大学法人会計の特徴企業会計の準拠国立大学法人は企業会計に準拠した会計基準 ( 国立大学法人会計基準 ) により財務諸表を作成しておりますただし, 税金を主財源として運営しており, 情報開示充実の観点から企業会計にはない書類 ( 上記国立大学法人等業務実施コスト計算書 ) や, 国の会計に準拠した書類 ( 決算報告書 ) も作成しております損益均衡の会計処理教育研究機関である国立大学法人の特性に配慮し, 企業会計に一定の修正を加えた会計になっており, 計画通りの業務運営を実施することで損益が均衡する仕組みが採用されております国立大学法人会計に特有な会計処理運営費交付金と授業料等の会計処理 ( 負債計上と収益化 ) 文部科学省から交付される運営費交付金や学生保護者の方からいただく授業料等については, 国立大学法人がその本来業務を遂行するための財源として負託されたものであるために, その受入時点では, いったん負債に計上し, 期間進行基準 ( 期間の進行等の基準にもとづいて収益計上する会計基準 ) 及び業務達成基準 ( 当該業務等の達成度に応じて, 財源として予定されていた債務の収益計上する会計基準 ) 等によって収益計上 ( 収益化 ) します取得財源別の会計処理固定資産を取得した際には, それに要した財源によって異なる会計処理が必要ですこれは財源提供者の意図を重視するための会計処理で, その一部を次に示しております施設費 : 国から拠出された使途特定財源で, 対象となる資産購入時に資本剰余金等に振り替える寄附金 : 寄附者が事前にその使途を特定したり, 国立大学法人がその使途を明示したときには, 受領時に負債計上し, 該当資産購入時に資産見返寄附金に振り替える減価償却費と収益の対応関係固定資産を取得した際には, 減価償却費という費用勘定に対応させるために資産見返負債という負債勘定にいったん計上し, その後の会計期間における費用化額と同額を収益として計上しますこうした会計処理によって, 費用と収益の対応関係を会計計算上維持しようとしています 1

4 2. 国立大学法人会計の仕組み財務諸表について国立大学法人の会計の仕組み運営財源国民の皆様より運営費交付金補助金学生保護者の皆様より入学金授業料検定料他企業個人の皆様より寄附金受託研究費大学運営経営業務運営業務遂行 ( 教育研究 ) 予算の編成執行貸借対照表損益計算書利益処分に関する書類財務諸表等キャッシュフロー計算書附属明細書事業報告書国立大学法人独自の書類国の会計に準じた書類決算報告書国立大学法人等業務実施コスト財務諸表について財務諸表の相関関係財務諸表について国立大学法人は, 独立行政法人通則法, 国立大学法人法等により, 毎事業年度, 財務諸表等を作成し, 文部科学大臣に提出し, その承認を受けることになっておりますこの財務諸表等は以下の書類のことでありますなお, 本学の平成 27 事業年度財務諸表につきましては, 平成 28 年 6 月 28 日付けで文部科学大臣の承認を得ました財務諸表の相関関係キャッシュフロー計算書貸借対照表損益計算書業務活動によるキャッシュフロー投資活動によるキャッシュフロー固定資産固定負債流動負債資本金費用当期総利益収益目的積立金等取崩額財務活動によるキャッシュフロー資金の増加額期首資金残高期末資金残高現金預金流動資産資本剰余金目的積立金利益剰余金積立金当期未処分利益費用損益外減価償却相当額業務実施コスト計算書収益利益処分目的積立金, 積立金利益処分に関する書類当期未処分利益引当外賞与増加見積額引当外退職給付増加見積額機会費用業務実施コスト 2

1. 貸借対照表の概要について貸借対照表は, 国立大学法人等の財政状態を明らかにするため, 決算日 ( 国立大学法人の場合は毎年 3 月 31 日 ) におけるすべての資産, 負債及び純資産を記載したものです ( 単位 : 百万円 ) 資産の部 H26 H27 増減負債の部 H26 H27 増減 Ⅰ. 固定資産 22,142 21,2 942 Ⅰ. 固定負債 4,616 4,114 52 1.

5 1. 貸借対照表の概要について貸借対照表は, 国立大学法人等の財政状態を明らかにするため, 決算日 ( 国立大学法人の場合は毎年 3 月 31 日 ) におけるすべての資産, 負債及び純資産を記載したものです ( 単位 : 百万円 ) 資産の部 H26 H27 増減負債の部 H26 H27 増減 Ⅰ. 固定資産 22,142 21,2 942 Ⅰ. 固定負債 4,616 4, 有形固定資産 21,962 21, 資産見返負債 4,5 4, 土地 9,639 9,639 長期前受受託研究費等 - - 建物 8,556 8,96 46 長期借入金構築物長期未払金機械装置 Ⅱ. 流動負債 1,799 1, 工具器具備品 2,28 1,81 47 運営費交付金債務図書 1,253 1,255 2 寄附金債務美術品収蔵品 5 5 前受受託研究事業費等前受金車両運搬具預り金建設仮勘定一年内返済予定長期借入金無形固定資産未払金未払費用未払消費税特許権負債合計 6,415 5, ソフトウェア純資産の部 H26 H27 増減電話加入権 1 1 Ⅰ. 資本金 18,444 18,444 特許権仮勘定政府資本金 18,444 18, 投資その他の資産 Ⅱ. 資本剰余金 1,233 1, 長期性預金 2 2 資本剰余金 4,883 4, その他 1 1 損益外減価償却累計額 (-) 6,116 6, Ⅱ. 流動資産 1,72 1,94 22 Ⅲ. 利益剰余金現金及び預金 1,592 1, 前中期目標期間繰越積立金未収学生納付金収入教育研究環境整備積立金未収入金積立金たな卸資産 1 1 当期未処分利益前渡金 3 3 ( うち当期総利益 ) その他流動資産純資産合計 17,446 17, 資産合計 23,862 23, 負債純資産合計 23,862 23, 百万円未満を端数処理しているため, 合計額が一致しない場合があります貸借対照表 [ 概要 ] 主な増減理由 % 8% 5% 2% 資産の内訳土地建物資産の部資産全体としては前年度と比べ 722 百万円減少しています ( 主な減少要因 ) 資産償却時に見合いで計上される減価償却累計額の増加 8% 資産合計 215 年度 23,14 百万円 42% 工具器具備品図書その他の固定資産資産の約 92% は土地, 建物等の固定資産で構成されています負債の部 35% 投資その他の資産負債全体としては前年度と比べ,45 百万円減少しています流動資産 ( 主な減少要因 ) 運営費等により購入した資産の償却時に減額される資産見返負債の減少負債の内訳運営費交付金, 寄附金, 受託研究等は受領時に一旦負債として整理されるため毎年増減します 14% 3% 資産見返負債その他の固定負債純資産の部 1% 13% % 1% 負債合計 215 年度 5,965 百万円 68% 運営費交付金債務寄附金債務前受受託研究事業費等未払金未払費用未払消費税その他の流動負債純資産全体としては前年度と比べ,271 百万円減少しています ( 主な減少要因 ) 施設費等による資産償却時に見合いで計上される損益外減価償却累計額の増加純資産は国から承継した資産から負債を除いた額からなる資本金 ( 政府出資金 ), 業務に関連し発生する利益剰余金, 資本金及び利益剰余金以外の純資産である資本剰余金で構成されています 3

2. 損益計算書の概要について損益計算書は, 国立大学法人等の運営状況を明らかにするため, 一会計期間 (4 月 1 日 ~3 月 31 日 ) に属する国立大学法人等のすべての費用とこれに対応するすべての収益とを記載して当期純利益等を記載するものです損益計算書 [ 概要 ] H26 H27 経常費用 7,596 7,627 業務費 7,235 7,271 教育経費 1,312 1,167

6 2. 損益計算書の概要について損益計算書は, 国立大学法人等の運営状況を明らかにするため, 一会計期間 (4 月 1 日 ~3 月 31 日 ) に属する国立大学法人等のすべての費用とこれに対応するすべての収益とを記載して当期純利益等を記載するものです損益計算書 [ 概要 ] H26 H27 経常費用 7,596 7,627 業務費 7,235 7,271 教育経費 1,312 1,167 研究経費 1,43 1,231 教育研究支援経費受託研究費受託事業費人件費 3,719 3,982 一般管理費財務費用 2 2 雑損 - 経常収益 7,794 7,846 運営費交付金収益 3,669 3,756 学生納付金収益 1,31 1,347 その他 1 1 受託研究受託事業等収益寄附金収益補助金等収益施設費収益資産見返負債戻入財務収益雑益経常利益臨時損失 1 1 固定資産除去損 1 1 臨時利益 1 1 資産見返負債戻入 1 1 臨時損益当期純利益目的積立金取崩額 - 6 当期総利益百万円未満を端数処理しているため, 合計額が一致しない場合があります ( 単位 : 百万円 ) 増減 % 5% 15% 経常費用合計 215 年度 7,627 百万円経常費用の内訳 9% 16% 3% 教育経費研究経費教育研究支援経費受託研究費受託事業費人件費一般管理費財務費用経常費用主な増減理由前年度と比べ,31 百万円増加しています ( 主な増加要因 ) 受託共同研究費の受入増に伴う受託関係費用の増加退職者数の増加に伴う人件費の昨年度比較増経常収益の内訳経常収益前年度と比べ,52 百万円増加しています 1% 4% 運営費交付金収益学生納付金収益 ( 主な増加要因 ) 受託共同研究費の受入増に伴う受託関係収益の増加 1% 2% 9% 経常収益合計 215 年度 7,846 百万円 48% 受託研究受託事業収益寄附金収益補助金等収益 17% 資産見返負債戻入その他民間企業における損益計算書は経営成績を表しますが, 国立大学法人は独立採算を前提としないため, どのような費用収益が生じ, 損益にどう影響したかといった運営状況を表します 4

7 3. キャッシュフロー計算書の概要についてキャッシュフロー計算書とは, 国立大学法人における資金の調達や運用状況を明らかにするため, 一会計期間 (4 月 1 日 ~3 月 31 日 ) の資金の流れを業務活動投資活動財務活動の 3 つに区分して表示したものですキャッシュフロー計算書 [ 概要 ] 区分 H26 H27 Ⅰ 業務活動によるキャッシュフロー原材料, 商品又はサービスの購入による支出 2,183 2,1 人件費支出 4,224 3,994 その他の業務支出運営費交付金収入 3,791 3,769 授業料収入 976 1,2 入学金収入検定料収入受託研究等収入受託事業等収入補助金等収入 1, 補助金等の精算による返還金の支出寄附金収入その他収入国庫納付金の支払額 - - Ⅱ 投資活動によるキャッシュフロー 1, 有価証券の償還による収入 - - 有形固定資産の取得による支出 1, 無形固定資産の取得による支出 5 29 定期預金への預入による支出 1,32 2,2 定期預金からの払戻による収入 1,33 2,2 施設費による収入施設費の精算による返還金の支出 - 利息及び配当金の受取額その他支出 -1 Ⅲ 財務活動によるキャッシュフロー長期借入の返済による支出リース債務の返済による支出利息の支払額 2 2 Ⅳ 資金に係る換算差額 - - Ⅴ 資金増加額 1, Ⅵ 資金期首残高 2,666 1,592 Ⅶ 資金期末残高 1,592 1,85 百万円未満を端数処理しているため, 合計額が一致しない場合があります ( 単位 : 百万円 ) 増減 ,28 1, ,332 1, 業務活動によるキャッシュフロー国立大学法人における, 教育研究等の通常の業務の実施にかかる支出額とそれらに伴う収入等の資金の流れを表示しています投資活動によるキャッシュフロー固定資産の取得, 資金運用等の将来に向けた運営基盤の確立のために行われる, 資金の状態を表示しています ( 投資活動にかかる資金の流れを表示しています ) 財務活動によるキャッシュフロー借入返済による収入支出など, 資金の調達及び返済による資金の流れを表示しています 5

8 4. 利益の処分等に関する書類の概要について利益の処分等に関する書類 ( 単位 : 円 ) Ⅰ 当期未処分利益 224,459,678 当期総利益 224,459,678 Ⅱ 積立金振替額 9,883,255 前中期目標期間繰越積立金 37,827,415 教育研究環境整備積立金 53,55,84 Ⅲ 利益処分額積立金 315,342,933 教育研究活動を主たる業務とする国立大学法人は, 利益の獲得を目的とはしておらず, 運営費交付金等を受けて業務を実施する法人であるため, 損益均衡の原理が会計制度の基本となっていますしかし, 効率的な業務運営による経費の節減, 自己収入の増加など経営努力を行った場合には利益が生じますこの利益は, 国の承認を受ければ翌年度以降の目的積立金として使用できる制度になっています利益処分等の流れ通常の事業年度承認申請額は, 現金の裏付けがあり事業の用に供することが可能な額当期総利益当期未処分利益経営努力認定 ( 文部科学大臣 ) 利益の処分等に関する書類 ( 案 ) 目的積立金積立金経営努力認定後, 中期計画において定めた使途に従い使用できます目的積立金以外の当期未処分利益については, 積立金として整理されます中期目標期間の最終事業年度目的積立金 ( 次期 ) 中期目標期間繰越積立金積立金積立金処分前中期目標期間繰越積立金積立金当期未処分利益国庫納付金中期目標期間最終事業年度は, 通常の事業年度と異なる積立金処分という手続きが必要になります具体的には最終年度の目的積立金積立金前中期目標期間繰越積立金当期未処分利益を積立金として整理し, 当該積立金について次期中期目標期間へ繰り越す合理的な理由が認められるかについて, 財務大臣との協議の上, 文部科学大臣が繰越承認を行うという制度となっています承認を得たものに限り ( 次期 ) 中期目標期間繰越積立金として使用することが認められますが, それ以外のものについては国への返還が求められます 6

9 5. 国立大学法人等業務実施コスト計算書の概要について国立大学法人等業務実施コスト計算書は, 納税者である国民の国立大学法人等の業務に対する評価及び判断に資するため, 一会計期間 (4 月 1 日 ~3 月 31 日 ) に属する国立大学法人等の業務運営に関し, 国立大学法人等業務実施コストに係る情報を一元的に集約して表示するものです業務実施コスト計算書 [ 概要 ] ( 単位 : 百万円 ) H26 H27 増減 Ⅰ 業務費用 5,24 5, (1) 損益計算書上の費用 7,598 7, 業務費 7,235 7, 一般管理費財務費用 2 2 雑損 - 臨時損失 1 1 (2) ( 控除 ) 自己収入等 2,357 2, Ⅱ 損益外減価償却等相当額 ( 1) Ⅲ 損益外除売却差額相当額 1-1 Ⅳ 引当外賞与増加見積額 Ⅴ 引当外退職給付増加見積額 ( 2) Ⅵ 機会費用 ( 3) 国または地方公共団体の財産の無償又は減額された使用料による賃借取引の機会費用政府出資の機会費用 Ⅶ ( 控除 ) 国庫納付額 Ⅷ 国立大学法人等業務実施コスト 5,885 5, 百万円未満を端数処理しているため, 合計額が一致しない場合があります業務実施コスト計算書は業務運営に当たっての国民負担額を示します Ⅰ 授業料等は自己収入であり国民負担とならないため, 損益計算書上の費用から控除します Ⅱ~Ⅴ 国立大学法人特有の処理であり, 損益計算書に含まれないが国民の負担となるコストを計上します Ⅵ 国からの出資財産等を利用する際に優遇されたコストを計上します ( 1) 損益外減価償却等相当額国から出資された資産等に係る減価償却であり, これについては国立大学法人のコスト ( 費用 ) とは認識せず, 損益計算書上の費用に計上しない特有の会計処理が採用されていますこのため, この減価償却費用を国立大学法人のコストとして認識し, 表示することとされています ( 2) 引当外退職給付増加見積額国立大学法人の常勤教職員の退職手当は, その都度国から財源が措置されるため, 退職給付引当金の計上は不要とされていますしかし, 退職手当の増加分のコストは, 最終的には, 国民の負担となる費用であることから, その見積額を算入しています ( 3) 機会費用国立大学法人等は, 国または地方公共団体から財産を無償又は通常より安価な額で使用したり, 政府出資を受けることがありますが, これらによって発生するコストは損益計算書上に反映されていません国民にとっては得られるはずの利益 ( 賃料等 ) を失っていると考えられるため, これを機会費用として算入しています 7

10 6. 決算報告書の概要について決算報告書は, 国立大学法人等の運営状況に対する見込みである年度計画における予算と対比して表すことにより, 国立大学法人等の運営状況を報告しようとするものです国における会計認識基準に準じ, 現金主義を基礎としつつ出納整理期の考え方を踏まえ, 一部発生主義を取り入れて作成されております収入区分平成 27 年度決算報告書予算決算差額 ( 決算 - 予算 ) 備考 ( 単位 : 百万円 ) 運営費交付金 3,762 3,81 48 補正予算追加交付により増うち補正予算による追加施設整備費補助金施設整備費補助金の計画変更補助金等収入補助金の獲得努力による増国立大学財務経営センター施設費交付金自己収入 1,454 1, 授業料, 入学料及び検定料収入 1,21 1, 在籍見込者数の増雑収入企業説明会実施による増産学連携等研究収入及び寄附金収入等 1,298 1, 共同研究, 受託研究の獲得努力による増目的積立金取崩執行計画の見直しによる増計 7,367 8, 支出業務費 5,23 5,183 2 教育研究経費 5,23 5,183 2 経費の節減等による減施設整備費施設整備費補助金の計画変更補助金等補助金の獲得努力による増産学連携等研究経費及び寄附金事業費 1, 翌年度への繰越のための減長期借入金償還金計 7,367 7, 収入 - 支出 1,12 1,12 百万円未満を端数処理しているため, 合計額が一致しない場合があります 8

11 7. 教育研究等の財務状況について 1 教育に関する財務状況教育経費について業務費全体に対する教育経費の比率国立大学法人等の業務として学生等に対し行われる教育に要する経費を対象として計上され ( 教育経費 ) H26 年度 ( 千円 ) 1,312,71 ています H27 年度 ( 千円 ) 1,166,934 平成 26 年度に大型の補助金受入等があったため, 平成 27 年度は前年度比較減となっており増減 ( 千円 ) 145,137 ますが, 業務費対教育経費比率は全国平均を大きく上回っています上記教育経費については, 教育活動に要する人件費附属図書館に係る経費, 教育用コンピュータシステム経費 ( 教育研究支援経費 ) を加味していない数値であり, また, 減価償却費を含んでいることに留意する必要があります授業料入学料の免除経済的に困窮している学生のみならず, 成績が優秀な学生に対しても, 勉学意欲の向上や優秀な人材の輩出などの効果を期待し, 積極的に授業料入学料の免除を行っています優れた外国人留学生支援のためのツイニングプログラム, 成績優秀な学生について, 学部入学から博士後期課程修了まで一貫して支援する卓越プログラム等様々な免除を行い, 積極的な学生支援を行うよう努めています ( 授業料入学料の免除額 ) H26 年度 ( 千円 ) 162,279 H27 年度 ( 千円 ) 159,236 増減 ( 千円 ) 3,43 学生納付金学生保護者の皆様から納入していただく入学料, 授業料, 検定料により事業を行わせていただいた結果生じた学生納付金収益は, 経常収益全体の 17.2% と, 大きな割合を占めています ( 国立大学法人会計に特有な会計処理等により, ご納付金額と若干異なります ) 学生納付金 ( 単位 : 円 ) 経常収益区分検定料入学料授業料学生納付金収益学部 (1 年次 ) 17, 282, 535,8 ( 内訳 ) 学部 (3 年次 ) 編入 3, 282, 535,8 授業料収益大学院研究科 3, 282, 535,8 入学金収益検定料収益 ( 学生納付金収益の経常収益に占める割合 ) 学生納付金割合 ( 計算式 ) 学生納付金収益経常収益 % ( 単位 : 千円 ) 7,845,856 1,346,559 1,89, ,42 44,526 2 研究に関する財務状況研究経費について国立大学法人等の業務として行われる研究に要する経費を対象として計上されます研究経費は対前年度比で減少しておりますが, 業務費用の約 2% と高い水準を維持しています ( 研究経費 ) H26 年度 ( 千円 ) 1,42,966 H27 年度 ( 千円 ) 1,231,464 増減 ( 千円 ) 171,52 教員当たり研究経費研究経費を, 教員の実員で除することで, 教員当たりの研究経費を計算してみると, 教員の実員が多くなっていること等から, 一人当たりの研究経費は, 対前年度比で減少していますが, 約 5.6 百万円と高い水準を維持していることがわかります ( 単位 : 千円 ) H26 年度 H27 年度研究経費 1,42,966 1,231,464 教員の実員教員当たり研究経費 6,877 5,572 ( 計算式 ) 教員当たり教育経費 = 研究経費教員実員上記研究経費については, 研究活動に要する人件費を加味していない数値であり, また, 減価償却費等を含む計数から算出されていることに留意する必要があります 9

12 3 外部資金に関する財務状況外部資金の内容外部資金には, 企業や地域の皆様のご厚意による寄附金, 企業や自治体等と協力して研究や事業を行う受託研究事業等の様々な形態があります外部資金に関する財務指標近年減少傾向でしたが, 平成 27 年度においては外部資金獲得に努めたことにより, 外部資金比率が昨年度比較増となっておりますまた, 受託や寄附金のみで算出する外部資金比率としては, 全国平均とほぼ同じ水準ですが, 国からの競争的資金に相当する補助金を含めた広義の外部資金比率においては, 全国平均を大きく上回る水準での受入れを行うことが出来ております今後も, 戦略室における情報発信をはじめとした様々な施策を通じ, 教育研究活動の充実発展のために, 積極的な外部資金の獲得に努めてまいります ( 単位 : 千円 ) H26 年度 H27 年度受託研究収益 549,32 655,19 受託事業収益 23,112 28,998 寄附金収益 144, ,233 経常収益 7,794,233 7,845,856 外部資金比率 9.2% 1.9% ( 計算式 )( 受託研究収益 + 受託事業収益 + 寄附金収益 ) 経常収益科学研究費補助金等について研究者個人に交付される科学研究費補助金, JKA 補助金等の直 ( 科学研究費補助金の受入実績 ) 接経費は, 預り金として処理され, 損益計算書上の費用, 収益には含ま H26 年度 H27 年度れません受入金額 ( 千円 ) 588, ,35 科学研究費補助金の受入額は前年度を下回っておりますが, 件数は昨年度を約 12% 上回っており, 研究活動を行うための重要な役割を担っ受入件数 26 件 231 件ております 1

13 過去 5 事業年度における財務指標推移財務指標指標の説明指標本学の状況発展性外部資金比率損益計算書受託研究等収益 + 受託事業等収益 + 寄附金収益 1 経常収益経常収益に対する外部資金の占める割合を示す指標であり, この数値が高いほど外部資金の受入が拡大していることとなります外部資金比率千円 1,2, 1,, 8, 6, 4, 2, H23 H24 H25 H26 H27 外部資金 ( 千円 ) 1,7,63 794, , ,12 855,421 本学 H % H % H25 9.2% H26 9.2% H27 1.9% 外部資金 ( 千円 ) 1,7,63 794, , ,12 855,421 本学 Bクルーフ平均 13.9% 14.8% 11.5% 14.3% 9.2% 13.9% 9.2% 13.7% 1.9% 14.8% Bクルーフ平均全国平均 14.8% 9% 14.3% 8.6% 13.9% 9.1% 13.7% 9.7% 14.8% 1.3% 全国平均 9% 8.6% 9.1% 9.7% 1.3% 18% 15% 12% 9% 6% 3% % 近年は, 一部国からの委託費が補助金化したこともあり, 受入額が減少傾向でしたが, 平成 27 年度は過去 5 事業年度中 3 番目に高い数値を示しています ( 参考 :H16 年度が 449,127 千円 (7.6%) と最も低い数値 ) 活動性業務費対研究経費損益計算書研究経費 1 業務費研究経費が業務費に占める割合を示す指標業務費対研究経費千円 1,8, 1,5, 1,2, 9, 6, 3, H23 H24 H25 H26 H27 研究経費 ( 千円 ) 1,391,353 1,474,442 1,63,979 1,42,966 1,231,464 本学 H232.4% H % H % H % H % 研究経費 ( 千円 ) 1,391,353 1,474,442 1,63,979 1,42,966 1,231,464 本学 Bクルーフ平均 2.4% 14.4% 22.7% 16.1% 21.3% 17.2% 19.4% 15.2% 16.9% 14.2% Bクルーフ平均全国平均 14.4% 9.9% 16.1% 1.3% 17.2% 1.8% 15.2% 1.2% 14.2% 9.6% 全国平均 9.9% 1.3% 1.8% 1.2% 9.6% 25.% 2.% 15.% 1.% 5.%.% いずれの年も全国立大学平均,B グループ平均を上回っており, 全国立大学法人と比較しても,H23 年度から連続して, 高い数値を示しています教育経費業務費 1 千円 1,5, 業務費対教育経費 2.% 業務費対教育経費損益計算書教育経費が業務費に占める割合を示す指標 1,2, 9, 6, 3, H23 H24 H25 H26 H27 教育経費 ( 千円 ) 689, ,556 1,356,145 1,312,71 1,166,934 本学 H23 1.1% H % H % H % H27 教育経費 ( 千円 ) 689, ,556 1,356,145 1,312,71 1,166, % 本学 Bクルーフ平均 1.1% 1.4% 11.3% 11.6% 17.7% 13.3% 18.1% 13.% 16.1% 12.7% Bクルーフ平均全国平均 1.4% 5.7% 11.6% 6.2% 13.3% 6.7% 13.% 6.5% 12.7% 全国平均 5.7% 6.2% 6.7% 6.5% 6.1% 6.1% 16.% 12.% 8.% 4.%.% H21 年度から,1% を超える水準で推移しています H27 年度については, 補助金交付額の減少等により, 前年度を少し下回りますが,15% 以上の高い水準を維持しています全国平均 =86 大学全国立大学法人 B グループ平均 =13 大学医科系学部を有さず, 学生収容定員に占める理工系学生数が文化系学生数の概ね 2 倍を上回る国立大学法人室蘭工業大学, 帯広畜産大学, 北見工業大学, 東京農工大学, 東京工業大学, 東京海洋大学, 電気通信大学, 長岡技術科学大学, 名古屋工業大学, 豊橋技術科学大学, 京都工芸繊維大学, 九州工業大学, 鹿屋体育大学財務指標における各比率は, 文部科学省の報道発表での端数処理に合わせ, 小数点第 2 位を四捨五入し, 同第 1 位までを表示しています 11

14 健全性 ( 安全性 ) 流動資産流動負債 1 千円 3,5, 流動比率 12.% 流動比率貸借対照表当面 (1 年以内 ) 支払うべき債務を支払う財源を確保しているかの指標多い ( 高い ) ほうが望ましい 3,, 2,5, 2,, 1,5, 1,, 5, H23 H24 H25 H26 H27 流動資産 ( 千円 ) 2,44,471 2,83,294 2,999,722 1,719,899 1,94,291 本学 H2395.8% H % H % H % H % 流動資産 ( 千円 ) 2,44,471 2,83,294 2,999,722 1,719,899 1,94,291 本学 Bクルーフ平均 95.8% 75.5% 95.6% 76.% 92.4% 79.7% 95.6% 8.6% 14.8% 77.9% Bクルーフ平均全国平均 75.5% 98.6% 76.% 18.7% 79.7% 15.8% 8.6% 15.9% 77.9% 111.4% 全国平均 98.6% 18.7% 15.8% 15.9% 111.4% 1.% 8.% 6.% 4.% 2.%.% 当年度については 1% を超える数値を示しており, 安全な運営をしていると言えます効率性人件費比率損益計算書人件費 1 業務費人件費が業務費に占める割合で, この数値が低いほど効率性が高い指標千円 9,, 8,, 7,, 6,, 5,, 4,, 3,, 2,, 1,, 59% 57% 55% 53% 51% 49% 47% 教員数の増加及び退職手当の増加により昨年度と比較して人件費比率が増加しています H23 H24 H25 H26 H27 業務費 ( 千円 ) 6,85,298 6,484,657 7,667,739 7,235,293 7,27,553 人件費 ( 千円 ) H23 3,77,973 H243,429,24 H25 3,835,989 H26 3,718,679 H27 3,981,521 業務費 ( 千円 ) 6,85,298 6,484,657 7,667,739 7,235,293 7,27,553 人件費本学 ( 千円 ) 3,77, % 3,429, % 3,835,989 5% 3,718,679 3,981, % 54.8% 本学 Bクルーフ平均 54.5% 57.8% 52.9% 55.5% 5% 52.7% 51.4% 54.5% 54.8% 56% Bクルーフ平均 57.8% 55.5% 52.7% 54.5% 56% 全国平均全国平均 53.1% 53.1% 53.1% 53.1% 53.1% 53.1% 53.1% 5.4% 5.4% 45% 一般管理費業務費 1 千円 45, 一般管理費比率 7.% 一般管理費比率損益計算書業務費に対する一般管理費の割合で, この数値が低いほど効率性が高い指標 4, 35, 3, H23 H24 H25 H26 H27 一般管理費 ( 千円 ) 392, ,778 45,94 358,83 355,27 6.% 5.% 4.% 3.% 2.% 1.%.% 過去 5 年間, 全国立大学平均よりは高い比率ですが,B グループ平均以下の比率を維持しています H27 年度については, 直近 5 年間中で最も低い比率を示しています本学 5.8% 5.4% 5.3% 5.% 4.9% H23 H24 H25 H26 H27 一般管理費 Bクルーフ平均 ( 千円 ) 392,328 6.% 351, % 45,94 5.5% 358,83 355,27 5.6% 5.6% 本学 5.8% 5.4% 5.3% 5.% 4.9% 全国平均 Bクルーフ平均 6.% 3.2% 5.7% 3.2% 5.5% 3.2% 5.6% 3.1% 5.6% 3.% 全国平均 3.2% 3.2% 3.2% 3.1% 3.% 12

16 財務レポート問い合わせ先愛知県豊橋市天伯町字雲雀ヶ丘１１国立大学法人豊橋技術科学大学会計課財務分析係

(Microsoft PowerPoint - 25\215\340\226\261\203\214\203|\201[\203g\201iver.1\201j.pptx)

$(Microsoft PowerPoint - 25\215\340\226\261\203\214\203|\201[\203g\201iver.1\201j.pptx)$ 貸借対照表の概要貸借対照表とは国立大学法人の財政状態について決算日 ( 平成 26 年 3 月 31 日 ) における全ての資産負債及び純資産を示したものです貸借対照表資産の部資産の部主な増減理由土地 30,468 30,451 17 建物等 30,057 30,752 694 工具器具備品 7,761 7,168 593 図書 5,747 5,789 41 教育学部 3 号館改修