Real-time Replication & Failover Software Double-Take Requirements & Limitation 概要 本ガイドは Double-Take for Windows Ver5.1.x,Double-Take for Linux Ver4.5

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1 Real-time Replication & Failover Software Double-Take Requirements & Limitation 概要 本ガイドは Double-Take for Windows Ver5.1.x,Double-Take for Linux Ver4.5.x, Double-Take Move Ver5.1.x の 各種仕様及び要件を記述したガイドライン資料となります Revision 1.3 published September 2009 CTCSP TECHNICAL DIVISION 1 Double-Take は米国 Double-Take Software 社の登録商標または商標です Microsoft,Active Directory,Window および Windows 2003 は米国 Microsoft Corporation の登録商標または商標です RedHat および Red Hat をベースとしたすべての商標は米国およびその他の国における Red Hat, Inc. 社の商標または登録商標です Linux は Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における登録商標です その他, 記載されている会社名製品名には, 各社の商標のものもあります CTCSP Corporation. All rights reserved.

2 改版履歴 版数 発行日 概要 /2 新規作成 /10 Windows ver5.1 Linux ver4.4 対応 /08 Windows ver5.1sp1 Linux ver4.5 対応 /09 Double-Take Move Ver5.1 対応

3 目次 Double-Take for Linux Ver4.5.x Requirement... 1 Double-Take for Linux バージョン 1 対応ディストリビューション 1 対応カーネル 1 対応ファイルシステム 1 メモリ 1 HDD 1 仕様 / 制限事項 1 Double-Take for Windows Ver5.1.x Requirement... 2 Double-Take for Windows バージョン 2 オペレーティングシステム 2 メモリ 2 HDD 2 特記事項 / 制限事項 3 Double-Take Move Ver5.1.x Requirement... 4 Double-Take Move バージョン 4 ソフトウェア要件 4 ハード要件 (Source サーバ, Target サーバ ) 4 稼働環境 ( サポート OS) 5 特記事項 / 制限事項 5 Migrate Server 要件 6 Migrate Server 適用外条件 ( 注意 ) 7 Migrate Data 適用外条件 ( 注意 ) 8 Double-Take Move サポート構成 8 マイグレーションを行う上での注意事項 8

4 Double-Take for Linux Ver4.5.x Requirement Double-Take for Linux バージョン Build 時点最新ビルド 1Double-Take Server Module / Client Module (RPM) DoubleTake rhel4.i386.rpm 32bit 版 DoubleTake rhel4.x86_64.rpm 64bit 版 DoubleTake rhel5.i386.rpm 32bit 版 DoubleTake rhel5.x86_64.rpm 64bit 版 2Linux Management Console (Windows Based Management Console) DoubleTake_i386_ exe Windows 版 Double-Take サーバの操作 / 管理は未サポートです ご注意ください 対応ディストリビューション Red Hat Enterprise Linux Ver4.5 or 4.6(32bit & 64bit) のみ対応 Red Hat Enterprise Linux Ver5.0 ~ 5.2(32bit & 64bit) 対応カーネル Red Hat Enterprise Linux Ver4 32bit 版 /64bit 版 x.x (Default uniprocessor, SMP, HugeMem, LargeSMP 対応 ) Red Hat Enterprise Linux Ver5 32bit 版 /64bit 版 x.x (Default uniprocessor, SMP, HugeMem, LargeSMP, PAE 対応 ) 対応ファイルシステム EXT3, EXT2 メモリ 最小 512MB( 推奨 1024MB 以上 ) HDD プログラムのインストールに 45MB 使用 仕様 / 制限事項 1) マウントポイント / では Double-Take File System( 以降 DTFS) マウントできません 2) DTFS は DT デーモンの起動タイミングで自動マウントします /etc/fstab へのマウント記述は不要です 3) Konquerer ( こんきゅらー : KDE 用に開発された Web ブラウザ ) を利用した環境で DTFS アンマウントをすると OS の再起動が必要になるため注意が必要です 4) Double-Take TCP/UDP デフォルトポートが 15xx 番台 となります 5) DTFS マウントポイント配下にアプリケーションをインストールしないでください 6) レプリケーション対象は, 必要最低限のデータを対象としてください Samba のロックファイル, テンポラリファイル等, 一部のファイルをレプリケーション対象に含めると, レプリケーション動作, もしくはパフォーマンスに影響する場合があります 7) ハードリンクファイルをレプリケーション対象に含める場合は注意が必要です ユーザガイド (4-4) に記載されている注意事項を参照してください 8) Double-Take Linux 版はクラスタ環境での使用には対応しておりません 9) 単位時間当たりのファイル更新量が非常に多い状況に見舞われると, 安定動作に必要なリソースが確保できず,Replication プロセスが停滞する場合があります Double-Take Requirement & Limitation 1

5 Double-Take for Windows Ver5.1.x Requirement Double-Take for Windows バージョン Build 時点最新ビルド オペレーティングシステム Windows 2000 Powered NAS [SP4 + Security Rollup パッケージ 1 以降必須 ] Windows 2000 Server [SP4 + Security Rollup パッケージ 1 以降必須 ] Windows 2000 Advanced Server [SP4 + Security Rollup パッケージ 1 以降必須 ] Windows Storage Server 2003 Windows Storage Server 2003 R2 Windows Server 2003 Windows Server 2003 Web Edition Windows Server 2003 R2, Standard Edition Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition Windows Server 2003 Enterprise Edition for Itanium-based Systems Windows Server 2003 Datacenter Edition for Itanium-based Systems Windows Server 2003 系に関しては Service Pack の適用は問いません メモリ Double-Take プライマリ キュー領域 (1 次バッファリング領域 ) キュー転送用の一時バッファリング領域 32MB~1024MB で設定変更可能 本領域は利用可能な上限値として設定されます 32 ビット版のデフォルト値 128MB 64 ビット版のデフォルト値 512MB Double-Take 中間処理用領域上述プライマリ キュー領域以外にキューを生成するための中間処理に物理メモリを利用します 物理メモリの空き領域が極端に不足すると Double-Take が正常動作しない状況に陥ります 特に,Database サーバに Double-Take を利用する場合は, データベースアプリケーションが利用するメモリ利用率に最大限注意してください データベースアプリケーションの種類によっては, 利用メモリサイズに上限値を設けていないもの ( デフォルト設定 ) があります HDD Double-Take プログラム領域 [ 約 68MB] Double-Take ホームディレクトリ ( デフォルト ) C:\Program Files\DoubleTake ディレクトリパス変更可能 Double-Take セカンダリ キュー領域 (2 次バッファリング領域 ) キューのバッファリング量がプライマリ キュー領域 ( サイズ ) を超えてしまう場合に利用されるセカンダリ キュー領域 (Disk Queue 領域と呼ばれる ) です プライアマリキュー領域からセカンダリキュー領域への切り替え (Bypass) は自動で行われます 本領域は, システム領域とは別の独立したドライブ ( 独立した HDD) に割り当てることを推奨します Double-Take Requirement & Limitation 2

6 特記事項 / 制限事項 Double-Take は Single Instance Storage 機構 (SIS 機構 ) には対応しておりません Double-Take Move は, リパースポイントやレジストリファイル, ハードリンクファイル等の複製はできません また Windows 暗号化機能 (Encrypting File System:EFS) にも利用制限があります 詳細の機能制限は, Double-Take に準じます Double-Take ユーザーガイド (13-3~ 13-4) に記載される レプリケーションの機能範囲 を参照ください Source サーバ側にロングファイルネームのファイルと 8.3 形式のファイルが混在する場合, それぞれのファイルを別のディレクトリに再配置してください 同一ディレクトリに混在させた場合,Target サーバ側にて, ロングファイルネームのファイルが 8.3 形式名に変換され, 場合によっては別の 8.3 形式ファイルが上書きされる可能性があります この動作詳細につきましては Microsoft 社のナレッジベース ( 文書番号 : ) を参照ください Full-Server Failover(FFO), Server Recovery Option(SRO), Move Migrate Server はマイクロソフトのライセンスポリシーに抵触する可能性があります Windows 2000 Powered NAS Windows Storage Server 2003 OEM ライセンス Full-Server Failover(FFO),Server Recovery Option(SRO), Move Migrate Server は利用に際して前提条件があります CTCSP Double-Take サイト Double-Take は同期対象領域のファイル構造やサーバへのアクセス傾向等の環境要因により処理性能が変わります 可能な限り余裕を持ったハードウェア構成にすることを推奨します 保全対象データ量が 1TB を優に超える環境, アクセスユーザ数が 500 名を越える環境, 更に可用性要求が極めて高い環境の場合, その実現性を考慮し, 十分な事前検証を実施ください 保全対象データ量が 1TB を優に超える環境は, 完全ミラー処理, 差分ミラー処理完了時間を要します 更に, ファイル更新の多い業務時間帯にミラー処理を実行するとマシンスペックによっては業務レスポンス低下を招く場合があります 単位時間当たりのファイル更新量が非常に多い状況に見舞われると, 安定動作に必要なリソースが確保できず,Replication プロセスが停止する場合があります イベントログに ID8192,ID8196 等が出力 Double-Take Requirement & Limitation 3

7 Double-Take Move Ver5.1.x Requirement Double-Take Move バージョン Build 時点最新ビルド ソフトウェア要件 Double-Take Move をインストールするサーバ (CONSOLE) は, Activation Code, Server Information を Double-Take Software 社に申請するため, インターネットに接続できる環境であること ( 一時的にでも可 ) インターネットに接続できない場合は, 販売店にお問い合わせください Double-Take Move をインストールするサーバ (CONSOLE) および Double-Take Move をプッシュ インストールするサーバ (Source / Target) には, あらかじめ Microsoft.NET (3.5 SP1 以降 ) がインストールされていなければなりません Microsoft.NET は Double-Take Move CD に含まれています (\NetFx\v3.5SP1\dotnetfx35.exe) ハード要件 (Source サーバ, Target サーバ ) メモリ要件 種類 値 32-bit OS 最小 128 MB 推奨 512 MB 以上 64-bit OS 最小 512 MB 推奨 1024 MB 以上 プログラム導入に必要な空き容量 130MB Double-Take Requirement & Limitation 4

8 稼働環境 ( サポート OS) 種類 Source OS Target OS VRA により仮想 OS が自動作成される場合の Target Host Move CONSOLE サポート OS 32bit OS : Windows Server2008 : Enterprise, HPC, Standard, Web Windows Server 2003 or 2003 R2 : Enterprise, Standard, Web 64bit OS : Windows Server 2008 : Enterprise, Standard Windows Server 2003 or 2003 R2: Enterprise, Standard (2003 は Service Pack 1 以降の適用が必須です ) 32bit OS : Windows Server2008 : Enterprise, HPC, Standard, Web Windows Server 2003 or 2003 R2 : Enterprise, Standard, Web 64bit OS : Windows Server 2008 : Enterprise, Standard Windows Server 2003 or 2003 R2: Enterprise, Standard (2003 は Service Pack 1 以降の適用が必須です ) Windows 2008 Hyper-V VMware ESX 3.01 以降 1, 2 Source サーバの OS に準じます その他, Windows XP, Windows Vista もサポートしています 1 VMware3.0.1 の場合, パッチ # の適用が必須です # ダウンロードサイト ykc&externalid= VRA 機能により 移行先の仮想サーバを自動生成する場合 VMware ESX サーバ上には, Windows Server 2003 or 2003 R2 Enterprise, Standard の仮想サーバが動作している必要があります (2008 には未対応 ) 特記事項 / 制限事項 Double-Take for Windows Ver5.1.x Requirement に準じます その他, Move には, 以下の制限事項があります 種類制限事項 1 制限事項 2 内容 Double-Take Move は Windows 2000 OS はサポートしません Double-Take Move をインストールするサーバ (CONSOLE) は, マイグレーションを実施する Target サーバ及び Source サーバとは別の機器を別途用意してください Double-Take Requirement & Limitation 5

9 Migrate Server 要件 Target サーバは Source サーバの構成と原則同一にする必要があります Target サーバを構成する上でのサーバ要件は以下の通りとなります 種類 CPU メモリネットワークカード OS HAL の種類とバージョン ドライブ文字構成システムドライブ構成 Double-Take インストール先 内容同一クロックもしくはそれ以上の CPU であること 同一もしくはそれ以上であること最低 1 つの NIC が必要 同一の NIC 数を有すること同一種であること Windows Server 2003 Standard Edition サービスパック (SP2 等 ) やパッチ適用レベル (KBxxxxxx) は問わない互換性のある HAL である必要があります <HAL タイプ > 1) ACPI (Advanced Configuration and Power Interface) PC 2) ACPI マルチプロセッサ PC 3) ACPI ユニプロセッサ PC 4) MPS マルチプロセッサ PC 5) 標準 PC 同一の論理ドライブ, ドライブ文字で構成されていること 原則, システムドライブ (C:\) が同一構成 ( 容量 ) であること 但し,Source サーバの C ドライブ使用量次第では,Target サーバの C ドライブパーティションは,Source サーバの C ドライブデータ ( 使用量分 ) が十分書き込める程の空き容量を確保するようにしてください 同一のインストール先であること Double-Take Requirement & Limitation 6

10 Migrate Server 適用外条件 ( 注意 ) 以下は Migrate Server 環境を構成する上で適用外となる条件です Migrate Server 構成では次の 1~3 に該当する 1 固有ハードウェアやボリューム情報を何らかの ID( レジストリキー等を含む ) として取り込むソフトウェアが搭載された環境 2NTFS 以外 (FAT/FAT32) のファイルシステムを利用している環境 3 仮想デバイスを動作させるアプリケーション ( ハードウエア含む ) が搭載された環境 物理サーバのみ ( 仮想サーバは OK) 以下は,CTCSP にて確認を行い 明らかに なっている適用外の製品及び構成情報です 適用外アプリケーション / 適用外構成 Diskeeper 2007/2008 相栄電器完全常駐型リアルタイム デフラグ ツール Symantec AntiVirus 10.x / 11.x シマンテックアンチウイルスソフトウエア Microsoft Virtual Server 200x マイクロソフト仮想サーバ用ソフトウェア VMware Server (GSX) ヴィエムウエア仮想サ-バ用ソフトウェア仮想 NIC チーミングソリューション 全ベンダー製品 Citrix Presentation Server シトリックス システムズ ソフトウェア RAID 全ベンダー製品 適用外理由 ハードウェアに依存するレジストリキーを取り扱うため ハードリンクファイルを取り扱っているため Double-Take はハードウエアリンクの Replication をサポートしてしない 仮想デバイスを取り扱っているため Failover 完了後に手動で仮想デバイスを再構成することで, 復旧できる場合もあり仮想デバイスを取り扱っているため上記同様 GSX も仮想サーバをネットワークに接続させるために仮想 NIC デバイスを使用します 仮想デバイスを取り扱っているため Target サーバ側で明示的にチーミング設定をしても正常に Failover 及び Recovery はできません ハードウェアに依存するレジストリキーを取り扱うためレジストリーハイブ Enum\Root\Legacy_XXXXXXXX ハードウェアに依存するデザインになっているためソフトウェア RAID は一般的に OS 内に実装されるが, 記憶装置ハードウェアをエミュレートするよう設計されている Double-Take Requirement & Limitation 7

11 Migrate Data 適用外条件 ( 注意 ) Source サーバの共有情報はマイグレーションでは引き継がれません マイグレーション後, Target サーバにて, 共有設定を実施してください Double-Take Move サポート構成 Migrate Data Migrate Server 2003 Migrate Server 2008 ESX Migrate Server 2008 Hyper-V Migrate Server ESX - Hyper-V Configuration Source OS Target OS X2X X2X - Data Only X2X X2X - Data Only X2X X2X - Data Only X2X X2X - Data Only P2P Physical to Physical V2V ESX to ESX non-provisioned target P2V Physical to ESX non-provisioned target V2V ESX to ESX - provisioned target P2V Physical to ESX - provisioned target V2P Hyper-V or ESX Guest to Physical P2P Physical to Physical V2V ESX to ESX non-provisioned target P2V Physical to ESX non-provisioned target V2V ESX to ESX provisioned target Not Not supported supported *1 *1 P2V Physical to ESX provisioned target Not Not supported supported *1 *1 V2P ESX to Physical V2V Hyper-V to Hyper-V non-provisioned target P2V Physical to Hyper-V non-provisioned target V2V Hyper-V to Hyper-V - provisioned target P2V Physical to Hyper-V - provisioned target V2P Hyper-V to Physical V2V ESX to Hyper-V provisioned target V2V ESX to Hyper-V non-provisioned target V2V Hyper-V to ESX non-provisioned target *non-provisioned target = 事前に用意された Target ( 仮想環境に OS が導入され稼働している環境 ) *provisioned target = VRA により自動作成される Target *1 = Ver5.2 で対応予定 マイグレーションを行う上での注意事項 稼働サーバへのクライアントアクセスが集中する ( サーバに大量の更新が発生 ) 場合に, Double-Take Move で移行を行なうと, 稼働サーバのパフォーマンス低下や, 移行作業に影響を与えます そのような場合には, 業務時間内の移行を避け業務時間外に移行を行なうことをお勧めします Double-Take Requirement & Limitation 8