日本ねじ研究協会平成18年度 事業報告

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1 平成 18 年度事業の概要 日本ねじ研究協会における平成 18 年度の事業は, 理事会が総括的事項に対処し, 具体的な 事業は, 研究 標準化 指導及び出版の各委員会又はそのもとに設けられた分科会が分担して実施されました Ⅰ. 研究委員会に関する事業 高 低温用のねじ材料及びねじ部品に関する調査研究前年度までに行ってきた 熱負荷による軸力の挙動, 温度負荷に対するねじ締結体の挙動, 応力リラクセーションによるボルト締付け力の変動計算とその評価 などの調査 研究成果を踏まえ, 高温 低温用ねじ材料に関する調査研究報告書( 第 Ⅲ 報 ) を取りまとめ中である ねじ部品の精度測定方法 標準化調査研究 JIS B 1071 が制定された後, 関連する多数の規格が改正又は制定されていること, 制定後 20 年を経過して, 現状にそぐわない面があること及び JIS B 1021 との整合 ( 寸法公差, 幾何公差, ゲージ及び測定装置 ) も考慮して最新のものに改める必要がある このため, 本年度は JIS B 1021 に規定する幾何公差方式の基礎知識を理解する講習会を指導委員会と協力して行った Ⅱ. 標準化委員会に関する事業 ISO 国内委員会 ISO/TC 1( ねじ ),TC 2( 締結用部品 ) 及び TC 20/SC 4( 航空機及び宇宙航行体 / 航空宇宙締結システム ) の国内責任団体として, 次の常設委員会で NWIP(New Work Item Proposal), WD(Working Draft),CD(Committee Draft),DIS(Draft International Standards),FDIS(Final Draft International Standards) 等の審議及び回答案の作成を行った 1.ISO/TC1 国内委員会 ISO/TC1 国内委員会 [ 委員長 : 丸山一男氏 ( 工学院大学 ), 幹事 : 辻裕一氏 ( 東京電機大学 )] は,1988 年 ( 昭和 63 年 ) 以降スタンバイ状態にあった ISO/TC1 本会議 ( 再開第 1 回, 通算 14 回 ) が 2006 年 10 月 11 日 ~12 日に中国の北京市で開催されたので, 丸山一男氏 ( 工学院大学 ) 及び築山勝浩氏 ( 佐賀鉄工所 ) を日本代表として派遣した 次回会議は未定 今年度は,ISO/TC1( ねじ ) のビジネスプラン,ISO/AWI 1501( ミニチュアねじ ) 及び ISO/AWI 5408( ねじ用語 ) の検討,ISO 1502:1996( ゲージ検査 ) の定期見直しの確認投票を行った -1-

2 2.ISO/TC2 国内委員会 ISO/TC2 国内委員会 [ 委員長 : 丸山一男氏 ( 工学院大学 ), 幹事 : 未定 ] は,ISO/TC2( 締結用部品 ) 及び TC 20/SC 4( 航空機及び宇宙航行体 / 航空宇宙締結システム ) の対策に当たり,DIS 回答 3 件,CD 回答 5 件,ISO 定期見直し回答 19 件の処理を行った ISO/TC2/SC7( 関連規格 ) 本会議が 2006 年 10 月 16 日にイタリア国のミラノ市で開催されたので, 萩原正弥氏 ( 名古屋工業大学 ) を日本代表として派遣した また, 併行して ISO/TC2/SC1( 機械的性質 )/WG10( ナット ), 同 WG3( スレッドフォーミングねじ ), 同 WG11( 非鉄金属製締結用部品 ),ISO/TC2/SC10( 製品規格 )/WG2( 外側及び内側駆動締結用部品 ) の各 WG 会議が 2006 年 10 月 17 日 ~20 日に同市で開催され, 萩原正弥氏 ( 名古屋工業大学 ) が出席した 更に,ISO 898-2( ナットの機械的性質 ) の改正提案を検討する ad-hoc グループの会合が 2007 年 1 月 31 日 ~2 月 1 日にフランス国のパリ市で開催され, 萩原正弥氏 ( 名古屋工業大学 ) が出席した 次回 ISO/TC2 関係の本会議は,2007 年 10 月にスウェーデン国で開催される予定である 日本工業規格 (JIS) の制定及び改正原案の作成平成 18 年度は, 財団法人日本規格協会の公募事業として, 次の JIS 原案の作成を行った (1) B 1083 ねじの締付け通則 ( 改正 ) (2) B 1015 おねじ部品用ヘクサロビュラ穴 ( 改正 ) (3) B 1017 皿頭ねじ用の皿穴形状 ( 制定 ) (4) B プリベリングトルク形ナット- 第 1 部 : 非金属インサート付き六角ナット ( 改正 ) (5) B 1022 締結用部品の公差 - 第 3 部 : ボルト 小ねじ及びナット用の平座金 - 部品等級 A 及び C( 改正 ) (6) B 1250 一般用ボルト 小ねじ及びナットに用いる平座金 - 全体系 ( 制定 ) (7) B 1256 平座金 ( 改正 ) (8) B 4648 六角棒スパナ ( 改正 ) これらの原案は, 次に示す原案作成委員会が担当し, 平成 18 年 7 月から平成 18 年 2 月までの間, 2~5 回の委員会を開催して慎重に審議 作成されたものである (1) の原案 :JIS B 1083 改正原案作成委員会 委員長賀勢晋司氏 ( 信州大学 ), 幹事西山信夫氏 ( メイラ株式会社 ) (2) の原案 :JIS B 1015 改正原案作成委員会 委員長賀勢晋司氏 ( 信州大学 ), 幹事築山勝浩氏 ( 株式会社佐賀鉄工所 ) (3) の原案 : 皿穴原案作成委員会 委員長大橋宣俊氏 ( 湘南工科大学 ), 幹事柳川通男氏 ( 株式会社トープラ ) (4) の原案 :JIS B 改正原案作成委員会 委員長熊倉進氏 ( 神奈川大学 ), 幹事山岸彰氏 ( 株式会社サトーラシ ) -2-

3 (5)~(7) の原案 :JIS B 1022 等改正原案作成委員会 委員長大橋宣俊氏 ( 湘南工科大学 ), 幹事西山信夫氏 ( メイラ株式会社 ) (8) の原案 :JIS B 4648 改正原案作成委員会 委員長大橋宣俊氏 ( 湘南工科大学 ), 幹事小澤興一氏 ( 株式会社互省製作所 ) 本年度作成された上記 JIS 原案は, 平成 19 年 4 月以降, 工業標準化法第 12 条第 1 項又は第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づいて, 日本ねじ研究協会 (JFRI) 及び日本規格協会 (JSA) 連名で, 経済産業大臣あてに日本工業規格の制定 改正の申出が行われることになっている 以下は, その原案の概要である (1)JIS B 1083 ねじの締付け通則 ( 改正 ) 17 年度に作成した JIS B 1084( 締結用部品 - 締付け試験方法 ) の改正原案の用語, 記号, 意味, 計算式との整合を図り, 締付け管理方法における締付け指標の目標値の決め方を明確にした (2)JIS B 1015 おねじ部品用ヘクサロビュラ穴 ( 改正 ) 2005 年に改正された ISO 10664( おねじ部品のヘクサロビュラ穴 ) と整合を図り, 穴の口元の広がり部の許容差 f の値を改正した 対応する国際規格 ISO 10664:2005 Hexalobular internal driving feature for bolts and screws (3) JIS B 1017 皿頭ねじ用の皿穴形状 ( 制定 ) 2005 年に制定された ISO 15065( 皿頭ねじの頭部形状に合う皿穴 ) の一致規格として, すりわり付き皿小ねじ及び十字穴付き皿小ねじの皿頭に合う穴の径, 深さ及び図面指示の表し方を規定した 対応する国際規格 ISO 15065:2005 Countersinks for countersunk head screws with head configuration in accordance with ISO 7721 (4) JIS B プリベリングトルク形ナット- 第 1 部 : 非金属インサート付き六角ナット ( 改正 ) 2002 年に改正された ISO 7041( プリベリングトルク形六角ナット ) と整合を図り, スタイル 2- 並目ねじの六角部の有効高さの数値を改正した 対応する国際規格 ISO 7041:2002 Prevailing torque type hexagon nuts (with non-metallic insert), style 2 Property classes 9 and 12 (5)JIS B 1022 締結用部品の公差 - 第 3 部 : ボルト 小ねじ及びナット用の平座金 - 部品等級 A 及び C( 改正 ) -3-

4 2000 年に改正された ISO ( 平座金の公差 ) と整合を図り, 座金の厚さ h の部品等級 C の許容差, ステンレス鋼製の場合の平面度公差を改正した 対応する国際規格 ISO :2000 Tolerances for fasteners Part 3 : Plain washers for bolts, screws and nuts Product grades A and C (6)JIS B 1250 一般用ボルト 小ねじ及びナットに用いる平座金 - 全体系 ( 制定 ) 2000 年に改正された ISO 887( 平座金の全体系 ) の一致規格として, 従来の JIS B 1256( 平座金 ) の附属書を切り離して, 部品等級 A 及び C の平座金の基準寸法及び推奨する座金寸法の組合せを規定した また, 附属書 ( 参考 ) に平座金の使用に当たっての手引きを記載した 対応する国際規格 ISO 887:2000 Plain washers for metric bolts, screws and nuts for general purposes General plan (7)JIS B 1256 平座金 ( 改正 ) 2000 年に改正された ISO 7089,7090,7091,7092,7093-1,7093-2,7094( 小形 並形 大形及び特大形の平座金 ) と整合を図り, 厚さ別の表面粗さ, 硬さの種類 区分, ねじ径の範囲 (36mm から 64mm までに拡大 ) などを改正した 対応する国際規格 ISO 7089:2000 Plain washers Normal series Product grade A ISO 7090:2000 Plain washers, chamfered Normal series Product grade A ISO 7091:2000 Plain washers Normal series Product grade C ISO 7092:2000 Plain washers Small series Product grade A ISO :2000 Plain washers Large series Part 1 : Product grade A ISO :2000 Plain washers Large series Part 2 : Product grade C ISO 7094:2000 Plain washers Extra large series Product grade C (8)JIS B 4648 六角棒スパナ ( 改正 ) 六角穴付きボルト, 六角穴付き止めねじを締付ける六角棒スパナの ISO 2936( 六角棒スパナ ) が 2001 年に改正されたので, これとの整合を図って寸法, 硬さ, 保証トルクなどを改正した ISO2936 にはないが, 製品規格にあるので呼び 42,48,56,64 の六角棒の寸法も追加した 対応する国際規格 ISO 2936:2001 Assembly tools for screws and nuts - Hexagon socket screw keys 新 JIS マーク制度への対応 工業標準化法が改正され, 平成 17 年 10 月 1 日から新 JIS マーク制度がスタートした これに伴 -4-

5 い, 新 JIS マークの適合性評価の対象となる JIS 規格のリストが, 日本工業標準調査会 (JISC) のホームページで逐次公表され, 締結部品の関係の JIS のうち,27 規格 ( 平成 19 年 3 月現在 ) が公表された JIS B 1101 すりわり付き小ねじ JIS B 1111 十字穴付き小ねじ JIS B 1112 十字穴付き木ねじ JIS B 1115 すりわり付きタッピンねじ JIS B 1122 十字穴付きタッピンねじ JIS B 1123 六角タッピンねじ JIS B 1124 タッピンねじのねじ山をもつドリルねじ JIS B 1125 ドリリングタッピンねじ JIS B 1135 すりわり付き木ねじ JIS B 1171 角根丸頭ボルト JIS B 1174 六角穴付きボタンボルト JIS B 1176 六角穴付きボルト JIS B 1177 六角穴付き止めねじ JIS B 1180 六角ボルト JIS B 1181 六角ナット JIS B 1186 摩擦接合用高力六角ホ ルト 六角ナット 平座金のセット JIS B 1187 座金組込み六角ボルト JIS B 1188 座金組込み十字穴付き小ねじ JIS B 1189 フランジ付き六角ボルト JIS B 1190 フランジ付き六角ナット JIS B 1194 六角穴付き皿ボルト JIS B 1198 頭付きスタッド JIS B 1213 冷間成形リベット JIS B 1214 熱間成形リベット JIS B 1215 セミチューブラリベット JIS B 1256 平座金 JIS B 1352 テーパピン 平成 19 年に制定 改正された JIS 平成 17 年度に日本ねじ研究協会が作成した次の 4 規格の JIS 原案が, 平成 19 年 4 月 20 日付け官 報公示により制定 改正され, 新しい規格票が発行された -5-

6 規格番号 : 年規格の名称備考 JIS B 1048:07 JIS B 1200:07 JIS B 1084:07 JIS B 1177:07 締結用部品 - 溶融亜鉛めっきフランジ付き六角溶接ナット締結用部品 - 締付け試験方法六角穴付き止めねじ 制定 MOD:ISO 制定 MOD:ISO 改正 IDT:ISO 改正 MOD:ISO 4026 ISO 4027 ISO 4028 ISO 4029 日本ねじ研究協会規格 FRS 0701 の制定チタン合金製ねじは, 耐食性, 比強度の面から優れた特性を有するため, 広範な用途に使われている 代表的なチタン合金種としては, 主に航空機で幅広く使用されている Ti-6Al-4V,Ti-3Al-2.5V (α+β 合金 ) や, 冷間加工性に優れ, 自動車, 化学プラント等を主用途とする Ti-15V-3Cr-3Sn-3Al (β 合金 ) がある これらのチタン合金製ねじについても, 純チタン製と同様, その標準化の要望が高まってきたため, 社団法人日本チタン協会と協力して, 平成 17 年度から チタン合金ねじ標準化検討分科会 ( 委員長佐々木務氏 ) を開催し慎重審議してきた この結果, 使用量の最も多い Ti-6Al-4V チタン合金 (α+β 形 ) を材料としたねじ部品の機械的性質を規定した日本ねじ研究協会規格 FRS 0701:2007( 締結用部品の機械的性質 -Ti-6Al-4V チタン合金製ねじ部品 ) を平成 19 年 3 月 15 日付けで制定 発行した 他団体への協力 (1) 社団法人自動車技術会の 要素部会 の委員として参画し, 自動車規格 (JASO) の標準化に協力した (2) 日本金属継手協会の ISO/TC 5/SC 5 国内対策委員会 の委員として参画し, 国際標準化事業に協力した (3) 財団法人日本規格協会が発行する JIS ハンドブック ねじ 及び 機械要素 の編集協力を行った (4) 社団法人日本計量機器工業連合会の 手動式トルクツール JIS 原案作成委員会 に委員として参画し, 原案作成に協力した (5) 日本検査キューエイ ( 株 ) の JIS 認証決定会議に委員として参画し,JIS マーク認証制度の適正な運用に協力した -6-

7 Ⅲ. 指導委員会に関する事業 (1) 平成 18 年 6 月 21 日に開催した第 37 回定時総会時に, 次の技術講演会を開催した 演題 : 会誌の CD-ROM の発行に当たって 講師 : 神奈川大学熊倉進氏演題 : ものづくり人材育成と工業技術系博物館の役割 講師 : 日本工業大学工業技術博物館館長松野建一氏 (2) 社団法人日本高圧力技術協会が主催する 圧力機器及び配管におけるガスケットフランジ締結 体のシーリングテクノロジー HPI 技術セミナーに, 協賛団体として協力した (3) 設計者 技術者を対象とした ねじ締結講習会 を, 平成 18 年 11 月 10 日に機械振興会館おい て開催し約 60 名の参加を得た 講師は, 賀勢晋司氏 ( 信州大学 ), 川井謙一氏 ( 横浜国立大学 ), 萩原正弥氏 ( 名古屋工業大学 ) に依頼した (4) 新しい公差概念に基づいた ねじ部品の幾何公差方式の講習会 を, 平成 18 年 7 月 5 日に機械振興会館 ( 東京 ) において, 平成 18 年 11 月 21 日に社団法人日本ねじ工業協会との共催により輸出繊維会館 ( 大阪 ) においてそれぞれ開催した 講師は, 桑田浩志氏 ( 桑田設計標準化研究所 ) に依頼した 参加者は,2 会場の合計で 140 名に達した Ⅳ. 出版委員会に関する事業 (1) 会誌の発行出版委員会 ( 委員長賀勢晋司氏信州大学 ) は, 日本ねじ研究協会誌 37 巻 4 号 (2006 年 4 月 ) から 38 巻 3 号 (2007 年 3 月 ) までの 12 号の編集 発行に当たった 日本ねじ研究協会誌は, 当会の設立間もない 1970 年 1 月創刊され, 以来 1 号の欠落もなく, 平成 19 年 (2007 年 )3 月には通巻 447 号に達した 出版委員会歴代委員長を始め委員各位並びに各界各層の方々のご協力に感謝申し上げる (2) 会誌の CD-ROM 発行日本ねじ研究協会誌は, 平成 18 年度末 ( 平成 19 年 3 月 ) で 38 巻 3 号 ( 通巻 447 号 ) に達している この会誌には貴重な論文 展望 解説 示唆に富んだ随想などが盛込まれているが, いかにも大部となったため, この保存と活用の利便性を考慮して, 第 1 巻 1 号 (1970 年 1 月 ) から第 35 巻 (2004 年 12 月 )12 号までの 420 号分, 約 12,000 頁を 2 枚の CD-ROM に納め, 平成 18 年 6 月 21 日に発行した -7-

8 発行に当たっては, 会誌電子化小委員会 委員長熊倉進氏 ( 神奈川大学 ), 委員根本俊雄 氏 ( 元 東京大学 ), 大橋宣俊氏 ( 湘南工科大学 ), 細川修二氏 ( 神奈川大学 ) の協力を得た また,CD-ROM 作成協力として特定の企業会員の支援を得ることができた (3) 日本ねじ研究協会規格 FRS の発行標準化委員会 チタン合金ねじ標準化検討分科会 ( 委員長佐々木務氏 ) が審議作成した FRS 0701:2007( 締結用部品の機械的性質 -Ti-6Al-4V チタン合金製ねじ部品 ) を平成 19 年 3 月 15 日に発行した -8-

9 平成 18 年度 日本ねじ研究協会審議組織 研究委員会 高 低温用材料検討分科会 ねじ精度測定方法調査研究委員会 ISO/TC1 国内委員会 日本ねじ研究協 理 事 会 運営委員 標準化委員会 ISO/TC2 国内委員会 ISO/TC2 国内委員会技術検討小委員会 ISO/TC20/SC4 国内委員会皿穴 JIS 原案作成委員会 会 会 JIS B 1015 改正原案作成委員会 JIS B 1022 改正等原案作成委員会 JIS B 1083 改正原案作成委員会 JIS B 改正原案作成委員会 JIS B 4648 改正原案作成委員会 チタン合金ねじ標準化検討分科会 指導委員会 出版委員会 -9-

10 定時総会 当会の第 37 回定時総会は, 平成 18 年 6 月 19 日, 機械振興会館 66 号室において開催された 定刻大磯専務理事が開会を宣し 望月会長から開会の挨拶があった 事務局から 総会開催時の会員総数 130 名に対し 現在までの出席者及び委任状提出者は合計 87 名であり 会員の過半数に達しているので 定款第 16 条第 6 項の規定により本総会は成立する旨の報告があった後 定款第 16 条第 2 項の規定に基づき望月会長が議長となり 議事録署名者に増山敬芝 ( サトーラシ ) 及び根本俊雄 ( 元東京大学 ) の両氏を指名し 引き続いて議事の審議に入った (1) 第 1 号議案平成 17 年度事業報告書並びに同収支決算書承認の件大磯専務理事から 当日配付の事業報告書及び配付済の収支決算書に基づいて説明が行われた また 収支決算書については監事を代表して杉浦監事 ( 田野井製作所 ) から 本年 4 月 18 日関係書類 帳票等の監査を行ったが その結果はすべて正確であった旨の証言があった後 議長が本件を諮った結果 原案どおり異議なく承認された (2) 第 2 号議案平成 18 年度事業計画案並びに同収支予算案承認の件大磯専務理事から 配付済の事業計画案並びに同収支予算案について説明が行われた後 議長が本件を諮った結果 原案どおり異議なく可決承認された 当日承認された収支予算の総額は 26,800 千円 ( 内 国等の委託費 1,500 千円 ) であり 事業計画は 別掲 のとおりである 以上で予定の議事審議を終り 第 37 回定時総会を滞りなく終了した 総会に引続いて 15 時 05 分より 17 時 00 分まで 次の技術講演会が総会と同じ会場において 50 余名の参加者を得て開催された 定時総会時技術講演会 会誌の CD-ROM 版の発行に当たって 講師 : 神奈川大学熊倉進氏 ものづくり人材育成と工業技術系博物館の役割 講師 : 日本工業大学 工業技術博物館館長松野建一氏 講演会終了後 同会館 67 号室に席を移し 横田真経済産業省産業技術環境局標準企画室長 の来賓挨拶 勝谷副会長の乾杯の発声で会員並びに関係者による懇親会がなごやかに進められ 盛 会裡に第 37 回定時総会の行事を終了した -10-

11 日本ねじ研究協会平成 18 年度事業計画 別掲 記 委員会別事業計画 - 研究委員会関係 - 1. 高 低温用のねじ材料及びねじ部品に関する調査研究前年度までに行ってきた 熱負荷による軸力の挙動, 温度負荷に対するねじ締結体の挙動, 応力リラクセーションによるボルト締付け力の変動計算とその評価 などの調査 研究成果を踏まえ, 高温 低温用ねじ材料に関する調査研究報告書( 第 Ⅲ 報 ) を発行する 報告書第 Ⅲ 報は, 第 Ⅱ 報に記述されている高温用並びに低温用ねじ締結体の強度設計に関する基本的指針とその手順を更に充実し, 第 Ⅲ 報だけで高 低温用ねじ締結体の強度設計に関する事項がわかるように編集する予定である 2. ねじ部品の精度測定方法 標準化調査研究ねじ部品の精度を規定した規格は, 昭和 60(1985) 年 3 月に, JIS B 1021 ねじ部品の公差方式 及び JIS B 1071 ねじ部品の精度測定方法 として制定された その後,JIS B 1021 の対応国際規格 ISO (Tolerances for fasteners- Part 1: Bolts, screws, studs and nuts-product grades A, B and C) は,2000 年 11 月に規定する部品の追加, 特性項目の追加又は削除, 幾何公差の改正などを含めた大幅改正が行われた このため,JIS B 1021:1985 は ISO :2000 との一致規格として平成 15(2003) 年に JIS B 1021:2003 締結用部品の公差 - 第 1 部 : ボルト, ねじ, 植込みボルト及びナット- 部品等級 A,B 及び C として改正された 改正された JIS B 1021 のもう一つの大きな改正点は, 附属書 C( 参考 ) として, ゲージ及び測定装置の例 が追加されたことである JIS B 1021:1985 の原案作成段階において, 測定方法を定めた JIS も必要であるという産業界の意見によって,JIS B 1071:1985 が我が国独自の規格として作成されている したがって,JIS B 1021 の改正に伴う JIS B 1071 の扱いが問題となり JIS B 1021 改正原案作成委員会において検討した結果, 多くのねじ部品規格で JIS B 1071 を引用していることから, 即時廃止ということはできないので, 当面は存続させるということになった しかし,JIS B 1071 が制定された後, 関連する多数の規格が改正又は制定されていること, 制定後 20 年を経過して, 現状にそぐわない面があること及び JIS B 1021 との整合 ( 寸法公差, 幾何公差, ゲージ及び測定装置 ) も考慮して最新のものに改める必要がある -11-

12 このため, 前年度から調査研究委員会において, 測定項目及び測定方法の妥当性の検証を行ってきたが, 特に JIS B 1021 に規定する幾何公差の測定方法については, 技術的に容易かつ経済的な幾つかの方法が選択できるようにするべきとの指摘があった 本年度は, ねじ生産の現場で実務上問題なく採用可能な測定方法の調査研究を引き続き行うとともに, 最大実体公差方式による幾何公差の基本的な知識を習得するため, 指導委員会と協力して幾何公差の講習会を開催する - 標準化委員会関係 - 1. 国際規格回答原案作成経済産業省産業技術環境局からの委託事業として,ISO/TC 1,TC 2 及び TC 20/SC 4 国際規格回答原案の調査作成を行う 国際規格は, 国家規格を作成する各標準化機関 ( 我が国では, 日本工業標準調査会 ) が ISO/IEC といった国際標準化機関に集まって策定している 国際標準化活動については, 市場の国際化が急速に進んでいる中で, ヨーロッパ連合 (EU) のように地域規格の策定を強力に推進し, 投票権の数を背景として, 地域規格を国際規格化している 米国は, 従来規格作成に政府の関与は少なかったが, こうしたEU 諸国の動きを警戒し, 国益の確保の観点から新たな政府の取組みが行われている また,WTO の TBT 協定により, 各国は原則として国際規格を採用しなければならないこととされている中で, 各国は,ISO/IEC において作成された国際規格をそのまま国家規格として採用する傾向が高まっている こうしたことから, 国際規格の作成に主導的な役割を果たし, 自らの規格を国際規格に可能な限り反映させることが, 各国及び企業が世界市場において有利な立場に立つ上で重要性を増してきており, 国際標準化活動は, 各国政府の政策及び企業戦略上益々重要なものとなってきている このような現状を踏まえ, 我が国がPメンバとして参加し, 当協会が国内責任団体としてその任に当たっている ISO/TC 1( ねじ ),TC 2( 締結用部品 ) 及び TC 20/SC 4( 航空機及び宇宙航行体 / 航空宇宙締結システム ) についてもその埒外ではないので, 本年度も受け身型から積極参加型, 貢献型へとよりきめ細かな対策を講ずる 特に, 国際的な活動を支える人材の育成 確保と必要経費の捻出について, 具体的な方策を講ずる 2. 日本工業規格の制定及び改正原案の作成我が国経済社会を国際的に開かれたものとし, 自己責任原則と市場原理に立つ自由な経済社会としていくための具体策の一つとして,JIS の国際的整合化 (ISO 規格,IEC 規格への整合 ) -12-

13 の推進が盛り込まれている 本来, 各国の規格 基準の国際的整合化と透明性の確保は, 世界的な貿易の自由化と拡大の観点から, 貿易上の技術的障害の除去又は低減を目的とし,WTO( 世界貿易機構 )/TBT 協定 ( 貿易の技術的障害に関する協定 ) において, 標準化機関は, 国際規格が存在するとき又はその仕上がりが目前であるときは, 当該国際規格又はその関連部分を任意規格の基礎として用いる として規定されている 我が国が今後とも活力ある経済社会を維持し, 国際社会に受け入れられて行くためには, 我が国経済社会をより一層国際的に開かれたものとし, 人材, 物資, 資金, 情報等の流通が自由な国内環境を実現することが重要であり, その観点から, 我が国の代表的な国家規格である JIS について, 国際的整合性を高め, 透明性を確保することが必要である このことは,ISO/IEC Guide 21( 国際規格の地域又は国家規格への採用 ) が 1999 年に改正されたことによって更に強められることになった 本年度は, このような前提を踏まえ, 財団法人日本規格協会の協力を得て, 次の JIS 原案の作成を行う (1)JIS B1015 おねじ部品用ヘクサロビュラ穴 ( 改正 ) 現行 JIS B1015 は,1999 年に第 1 版として発行された ISO を元に, 技術的内容を変更することなく 2001 年に制定したものであるが, 対応する国際規格 ISO が 2005 年 7 月に改正されたため, 技術内容に差異が生じている したがって,JIS B 1015:1999 を ISO 10664:2005 に整合して改正し, ヘクサロビュラ穴の国際整合化を図る 適用範囲この規格は, ボルト及びねじ用のヘクサロビュラ穴の形状及び基準寸法並びにゲージによる検査方法について規定する 主な改正点 1) ヘクサロビュラ穴の口元の広がり部の許容深さ f の値を,ISO に整合させる 2) 規定項目及び規格票の様式を JIS Z 8301 に整合させる 対応する国際規格 ISO 10664:2005 Hexalobular internal driving feature for bolts and screws (2)JIS B 1083 ねじの締付け通則 ( 改正 ) 現行 JIS B 1083 は,1990 年に我が国独自の規格として制定されたが, その後, この規格をベースドキュメントの一つとした日本提案第 1 号の国際規格 ISO Fasteners Torque/clamp force testing が2005 年 2 月に発行され, これに整合した JIS B 1084( 締結部品のトルク / 締付け力試験方法 ) の改正案の作成も平成 17 年度に行われた JIS B 1083 と JIS B 1084 は対になって使われる規格であるため, 少なくとも規格間の不整合 -13-

14 がないようにしなければならない したがって,JIS B 1084 の改正原案との整合を図るための改正を行う 適用範囲この規格は, ボルト ナットの組合せによるねじ締付けの意義, 締付けの基礎及び代表的な締付け管理方法に関する一般的事項について規定する 主な改正点 1) 用語, 記号, 意味を,JIS B 1084 の改正案で用いている内容に整合させる 2) 規定項目及び規格票の様式を JIS Z 8301 に整合させる 対応する国際規格 ISO16047:2005 Fasteners Torque/clamp force testing (3)JIS B プリベリングトルク形ナット- 第 1 部 : 非金属インサート付き六角ナット ( 改正 ) この規格は, 対応する国際規格 ISO 7040,7041,10511,10512 の 4 規格の技術的内容を変更することなく一体化して 2001 年に制定されたが, そのうちの対応する ISO 7041 が 2002 年 11 月に改正されたため, 不整合が生じている したがって,ISO 7041:2002 の改正内容を反映させる改正を行う 適用範囲この規格は, 一般に用いる非金属インサート付きのプリベリングトルク形ナットについて規定する 主な改正点 1) スタイル 2- 並目ねじの寸法のうち, 六角部の有効高さの値を,ISO に整合させる 2) 規定項目及び規格票の様式を JIS Z 8301 に整合させる 対応する国際規格 ISO 7041:2002 Prevailing torque type hexagon nuts (with non-metallic insert), style 2 Property classes 9 and 12 (4)JIS B XXXX ISO 7721 の皿頭ねじの頭部形状に合う皿穴 ( 制定 ) すりわり付き及び十字穴付きの皿頭ねじの頭部形状を決めた ISO 7721 Countersunk head screws Head configuration and gauging に合った皿穴の寸法が,2005 年 2 月に ISO 15065:2005 で規定された ISO 7721 に整合した JIS B 1013( 皿頭ねじ- 頭部の形状及びゲージによる検査 ) を 1994 年に制定しており, 一層の国際整合化を進めるため,ISO と一致した JIS を制定する 適用範囲この規格は,ISO 7721(JIS B 1013) の皿頭をもつ皿頭ねじに合う皿穴の寸法及び表し方について規定する -14-

15 主な規定項目 1) 呼び 1.6,2,2.5,3,3.5,4,5,5.5,6,8,10 の皿穴の寸法 2) 表し方 3) 図面上の指示 対応する国際規格 ISO 15065:2005 Countersinks for countersunk head screws with head configuration in accordance with ISO 7721 (5)JIS B 1022 締結用部品の公差 - 第 3 部 : ボルト, ねじ及びナット用の平座金 - 部品等級 A 及び C ( 改正 ) 現行 JIS B 1022 は,ISO :1991 を元に, 技術的内容を変更することなく 1999 年に改正したものであるが, 対応する国際規格 ISO が 2000 年 5 月に改正されたため, 技術内容に差異が生じている したがって,ISO :2000 と一致した JIS として改正することによって, 平座金の国際化と品質向上が期待される 適用範囲この規格は, ねじの呼び径が 1~150mm のボルト, ねじ及びナットに用いる, 部品等級 A 及び C の平座金の製品規格を作成する際に用いる公差の選択について規定する 主な改正点 1) 座金の厚さ h の許容差 ( 部品等級 C) 2) ステンレス鋼製の場合の平面度公差 3) 附属書 ( 参考 ) に公差表を追加 対応する国際規格 ISO :2000 Tolerances for fasteners Part 3 : Plain washers for bolts, screws and nuts Product grades A and C (6)JIS B XXXX 平座金 - 通則 ( 制定 ) 一般用平座金の基準寸法は,ISO 887 で決められており, その技術内容と整合したものを JIS B 1256:1998( 平座金 ) の附属書 1として規定されていたが, その後 ISO 887 は,2000 年 6 月に第 2 版として大幅な改正が行われ, 技術内容に差異が生じた したがって,B 1256 の附属書部分を切り離して,ISO 887:2000 と一致した JIS を制定し国際整合化を図る 適用範囲この規格は, ねじの呼び径が 1~150mm のボルト及びナットに用いる, 部品等級 A 及び C の平座金の基準寸法及び推奨する座金寸法の組合せについて規定する 附属書 ( 参考 ) として, 座金の使用の手引きを記載する -15-

16 主な規定項目適用範囲, 引用規格, 穴径, 外形寸法, 厚さ, 公差, 推奨する座金寸法の組合せ 対応する国際規格 ISO 887:2000 Plain washers for metric bolts, screws and nuts for general purposes General plan (7)JIS B 1256 平座金 ( 改正 ) 現行の JIS B 1256 は,1983 年に第 1 版として発行された ISO 7089,7090,7091,7092,7093, 7094 の 6 規格を一体化して寸法及び製品仕様を規格本文に,ISO 887 の基準寸法を附属書に, それぞれ技術内容を変更することなく対応する部分を取り入れて 1998 年に改正したものである その後, 平座金の寸法及び製品仕様を定めた ISO 7089~ISO 7094 と, 基準寸法を定めた ISO 887 が 2000 年に改正された したがって,ISO 7089~ISO 7094:2000 と一致した JIS として改正し,ISO 887:2000 に対応する附属書部分は, 別の JIS として制定することによって, 平座金の国際化が期待される 適用範囲この規格は, 一般用のボルト, 小ねじ, ナットなどに使用する鋼製及びステンレス製の丸形平座金について規定する 主な改正点 1) 厚さ別の表面粗さ 2) 硬さの種類 区分 3) 規定寸法の追加 ( ねじ径の範囲を 36mm から 64mm まで拡大 ) 4) 附属書 ( 基準寸法 ) を削除し 別規格に移す 対応する国際規格 ISO 7089:2000 Plain washers Normal series Product grade A ISO 7090:2000 Plain washers, chamfered Normal series Product grade A ISO 7091:2000 Plain washers Normal series Product grade C ISO 7092:2000 Plain washers Small series Product grade A ISO :2000 Plain washers Large series Part 1 : Product grade A ISO :2000 Plain washers Large series Part 2 : Product grade C ISO 7094:2000 Plain washers Extra large series Product grade C (8)JIS B 4648 六角棒スパナ ( 改正 ) 現行 JIS B 4648 は,1983 年に第 3 版として発行された ISO 2936 を元に, 一部技術的内容を変更して 1994 年に改正したものであるが, 対応する国際規格 ISO 2936 が 1995 年と 2001 年の 2 度に亘って改正され, 技術内容に差異が生じている また, 六角穴をもつボルトの ISO 及び -16-

17 JIS は,1994 年以降も制定 改正され, 六角棒スパナと六角穴の寸法の不整合が顕著になってきている したがって,ISO 2936:2001 と整合できる部分は取り入れ,ISO の規定に問題がある箇所は日本からの提案を前提とした改正案を作成する これにより, 国際規格の適正化が促進できる 適用範囲この規格は, 六角穴付きボルト, 六角穴付き止めねじなどに使用する六角棒スパナについて規定する 主な改正点基本的には ISO 2936:2001 に整合させるが, 不適切な規定箇所は変更する 1) 六角穴と干渉する呼び 0.7 及び 0.9 の ISO 寸法を変更する以外は,ISO に整合させる 2)ISO に規定がない呼び 42, 48, 56, 64 の寸法を追加する 3) 規定項目及び規格票の様式を JIS Z 8301 に整合させる 対応する国際規格 ISO 2936:2001 Assembly tools for screws and nuts - Hexagon socket screw keys 3. 新 JIS マーク表示の対象となる JIS 規格の見直し平成 17 年 10 月 1 日から施行された 新 JIS マーク表示制度 に対応する措置として,JIS マーク表示の適合性評価の対象となる JIS 規格のうち, 不適切な規定事項 ( 主に, 引用規格が廃止又は改正されている場合 ) の是正を行い, 平成 20 年 9 月 30 日の 3 年間の移行措置期間終了までに新制度への円滑な移行を促進するように努める 具体的には, 生産 使用の業界実態, 市場ニーズにより,JIS マーク対象品の要望が強い場合, 以下の方針によって規格改正作業に取り組む 特に,ISO と整合しない製品が附属書の規定に残されている規格の場合には, その規定の存廃についても十分に検討し,JIS マーク対象品の規格の体系的な整備を行う (1) 対象規格のうち, 不適切な規定事項が軽微な場合は, 必要な該当部分だけを迅速に改正する 追補 の方向で進める (2) 対象規格とする市場ニーズはあるが, 不適切な部分が多い規格の場合は, 規格の分離 統廃合を含めたあり方を踏まえて, 改正内容を検討する 4. 日本ねじ研究協会規格 FRS チタン合金ねじ の標準化前年度からの審議を継続し, 社団法人日本チタン協会と協力して,Ti-6Al-4V 合金 (α+ β 合金 ) を中心としたチタン合金製ねじの日本ねじ研究協会規格 (FRS) を作成する 5. 他団体への協力 (1) 社団法人自動車技術会の 要素部会 の委員として参画し, 標準化調査に協力する -17-

18 (2) 日本金属継手協会の ISO/TC 5/SC 5 国内対策委員会 の委員として参画し, 国際標準化事業に協力する (3) 財団法人日本規格協会が発行する JIS ハンドブック ねじ 及び 機械要素 の編集協力を継続する - 指導委員会関係 - (1) 当会の第 37 回定時総会時には, 次の技術講演会を開催する 演題 : 会誌の CD-ROM の発行に当たって 講師 : 神奈川大学工学部教授熊倉進氏 演題 : ものづくり人材育成と工業技術系博物館の役割 講師 : 日本工業大学工業技術博物館長松野建一氏 (2) 社団法人日本高圧力技術協会が主催する 圧力機器及び配管におけるガスケットフランジ締結体のシーリングテクノロジー HPI 技術セミナーに, 協賛団体として協力する (3) 設計者 技術者を対象に, 平成 16 年に発行した 新版ねじ締結ガイドブック と, 平成 18 年 1 月に発行した VDI 2230 高強度ねじ締結の体系的計算法 をテキストとした講習会を実施する (4) 新しい公差概念に基づいた ねじ部品の幾何公差方式 の考え方, 最大実体公差方式による幾何公差の検証 ( 測定 検査 ) 方法の実務に関する講習会を実施する - 出版委員会関係 - (1) 会誌の発行次の方針にそって, 日本ねじ研究協会誌 37 巻 4 号 (2006 年 4 月 ) から 38 巻 3 号 (2007 年 3 月 ) 通巻 436 号 ~447 号 を発行する 会誌は月刊とし,30~40 頁程度のものとする 随想 1 件及び論文, 展望, 規格などの記事を 2,3 件掲載する ねじに関する外国文献の摘録及び国内文献の標題並びにねじに関する日本及び米国の特許 実用新案の件名を掲載する 当研究協会の動静を掲載する その他会員の成果, 質疑応答, データシートなどを掲載する -18-

19 (2) 会誌の CD-ROM 版の発行日本ねじ研究協会誌は, 出版委員会の歴代委員長始め委員各位の尽力で, 昭和 45(1970) 年 1 月の創刊以来今日まで,1 号の欠号もなく発行されており, 平成 17 年度末 ( 平成 18 年 3 月 ) で 37 巻 3 号 ( 通巻 435 号 ) に達している この会誌には貴重な論文 展望 解説 示唆に富んだ随想などが盛込まれているが, いかにも大部となったため, この保存と活用の利便性を考慮して, 第 1 巻 1 号から第 35 巻 12 号までの 35 年間 420 号分, 約 12,000 頁について, 昨年度,CD-ROM 化のスキャンニング作業を行った 本年度は, この CD-ROM の体裁, 検索リンクの機能を整えた上で, 発行する -19-

20 理事会 日本ねじ研究協会の第 54 回理事会は,5 月 19 日, 機械振興会館において, 望月会長以下 16 名の役員が出席して開催された 1. 第 37 回定時総会の開催日時, 提出議題及び定時総会時における講演会を, 次のとおり承認した 開催日時及び場所日時平成 18 年 6 月 19 日 ( 月 ) 14:00~18:30 場所 機械振興会館 総会及び技術講演会 :6 階 66 号室懇親パーティ :6 階 67 号室東京都港区芝公園 次第及び行事 A 定時総会(14:00~15:00 6 階 66 号室 ) 開会: 会長挨拶 議事 (1) 平成 17 年度事業報告書並びに同収支決算書承認の件 (2) 平成 18 年度事業計画案並びに同収支予算案承認の件 閉会 B 技術講演会(15:05~17:00 6 階 66 号室 ) (1) 会誌の CD-ROM 版の発行に当たって (15:05~15:25) 講師 : 熊倉進氏神奈川大学工学部機械工学科 (2) ものづくり人材育成と工業技術系博物館の役割 (15:30~17:00) 講師 : 松野建一氏日本工業大学工業技術博物館館長財団法人先端加工機械技術振興協会専務理事懇親パーティ (17:05~18:30 6 階 67 号室 ) 2. 平成 17 年度事業概要並びに同収支決算書を原案どおり承認した 3. 平成 18 年度事業計画案並びに同収支予算案を原案どおり承認した 理事会終了後 経済産業省産業技術環境局標準企画室係長小野高宏氏より ISO 国際標準化の動き事業継続計画 (BCP) の説明が行われた -20- P21~P23 は省略 -23-

21 研究委員会に関する事業 高 低温用のねじ材料及びねじ部品に関する調査研究本分科会は, 高温 低温用ねじ材料に関する技術資料を整えることを目的として設置され, 高温用用及び低温用ねじ材料, 並びにねじ部品及びねじ締結体の強度設計に関する文献, 技術資料, 規格等の調査 収集, 並びに高温用及び低温用ねじ締結体の強度設計の指針と設計手順の体系化の調査研究を行っている 平成 10 年度より, ねじ締結体に関する設計指針, 設計基準, 設計手順, 強度計算方法等を体系化する作業の調査研究を行い, 高温域や低温域で稼働するねじ締結体の強度設計で特に考慮すべき課題や問題点となる事項の検討を, 通常の温度域で使用されるねじ締結体の強度設計と対比させて行ってきた 平成 14 年度で分科会での検討を終わり, 平成 15 年度より委員長及び幹事により 高温 低温用ねじ材料に関する調査研究報告書 - 第 Ⅲ 報 の原稿作成を行うことなり, 現在その作業をしている しかし, 報告書に提示する熱負荷によるボルト締付け軸力の変動に関する計算式を実験的に検討し, 計算式の適用評価をすべきであるとの考えから, 平成 15 年度には被締結体の材料がボルトと材料と異なるねじ締結体を稼働温度まで昇温する際, 材料の線膨張係数の差による締付け軸力の変動に関する簡易解析法による計算式の適用精度について実験的検証を行い, 平成 16 年度にはクリープによる締付け軸力変動の簡易解析法による計算式の適用精度について実験的検証を行い, 引き続き平成 17 年度もクリープ, リラクゼーションによる締付け軸力変動に関する弾性追従現象に対する簡易解析法による適用評価を実験及び計算から検証を行った 平成 18 年度には被締結体の材料を変えて熱負荷によるボルト締付け軸力の変動を測定し簡易解析式の適用限界を調べた 次に, 熱負荷に対するボルト締付け軸力の変動測定用ボルト及びねじ締結体モデルを, 図 1 に示す 図 1 ボルト ナット及びねじ締結体モデル -24-

22 表 1 試験片の材料特性 実験試料ボルト ナット被締結体 材料 S45C FC S45C Al 密度 [g/cm 3 ] 硬さ [HB] 引張強さ [N/mm ] 線膨張係数 [-/ K] 縦弾性係数 [kn/mm ] 熱伝導率 [W/m K] 試験ボルト及び被締結体の材料特性を表 1 に示す また, 図 2 に熱負荷によるボルト締付け軸力 の測定システムを示す ひずみ 温度を測定 データ集計用 PC ボルト締結体 熱負荷をかける 一定時間毎に値を送信 熱源 計測器 図 2 熱負荷によるボルト締付け軸力の測定システム 図 2 の測定システムにより熱負荷によるボルト締付け軸力の変動をひずみゲージで測定し, ボルト締 付け軸力に換算した測定結果例を図 3( 被締結体の材質 S45C) 及び図 4( 被締結体の材質アルミ合金 ) 温度軸力 温度軸力 4 3 温度 [ ] 軸力 [kn] 温度 [ ] 軸力 [kn] 時間 [sec] 時間 [sec] 被締結体 S45C 初期締付け軸力 15kN 図 3 熱負荷による締付け軸力の変動 被締結体アルミ合金初期締付け軸力 15kN 図 4 熱負荷による締付け軸力の変動 -25-

23 に示す 図 3 及び図 4 は初期締付け軸力から熱負荷によるボルト締付け軸力の変動を示す ねじ関するトラブルの多くは設計で指定した締付け軸力が低下することに起因するので, 高温用ねじ締結体の場合にも熱負荷による締付け軸力の変動及びクリープ, リラクゼーションによる軸力変動を計算により推定し評価することが必要とされたため, 簡易解析法による計算式の適用に関する熱負荷による実証実験を行い, その適用限界の検討を行ってきた しかし, ねじ締結体の熱負荷によるボルト締付け軸力の変動をひずみゲージにより測定することは容易でなく, 難しい実験であり測定技術の向上で測定値の再現性もばらつきも少なくなり簡易解析法による計算式の数値と測定結果の値は, 熱負荷によるボルト締付け軸力の挙動について予想される現象を示しているが, 現在まだ数値的に満足する結果は得られていない 高温域又は低温域で使用する機器のねじ締結の組立作業の多くは室温で行われていることから, 通常の温度域で使用されるねじ締結体の強度設計が基本となっており, 調査研究報告書にはねじ締結体の強度設計の基本概念から記述し, 現在までの熱負荷による実験的成果を含めて平成 19 年度に調査研究報告書 ( 第 Ⅲ 報 ) を発行することにした 参考文献工学院大学卒業論文 温度負荷を受けるねじ締結体の軸力挙動 斉藤雄太小林教授 -26-

24 ねじ部品の精度測定方法 標準化調査研究ねじ部品の公差を規定した JIS B 1021 は, 工業技術院 ( 当時 ) からの委託によって, 昭和 57 (1982) 年 3 月に日本ねじ研究協会が原案を作成したものであるが, この JIS B 1021 原案作成の段階で, この規格を実施するためには, それに対する測定方法の標準化が必要であるということが産業界から要望された これを受けて, 工業技術院は,JIS B 1021 の専門委員会審議に入る前, すなわち昭和 58(1983) 年度に ねじ部品の精度測定方法 JIS 原案の作成を日本ねじ研究協会に委託した この原案がそろった時点, すなわち昭和 59(1984) 年度に, 日本工業標準調査会は両原案を審議の後, 所定の手続きを経て, 昭和 60(1985) 年 3 月に, JIS B 1021 ねじ部品の公差方式 及び JIS B 1071 ねじ部品の精度測定方法 として制定した その後,JIS B 1021 の対応国際規格 ISO (Tolerances for fasteners- Part 1: Bolts, screws, studs and nuts-product grades A, B and C) は,2000 年 11 月に規定する部品の追加, 特性項目の追加又は削除, 幾何公差の改正などを含めた大幅改正が行われた このため,JIS B 1021:1985 は ISO :2000 との一致規格として平成 15(2003) 年に JIS B 1021:2003 締結用部品の公差 - 第 1 部 : ボルト, ねじ, 植込みボルト及びナット- 部品等級 A,B 及び C として改正された 今回改正された JIS B 1021 のもう一つの大きな改正点は, 附属書 C( 参考 ) として, ゲージ及び測定装置の例 が追加されたことである JIS B 1021:1985 の原案作成段階において, 測定方法を定めた JIS も必要であるという産業界の意見によって,JIS B 1071:1985 が我が国独自の規格として作成された経緯は前述のとおりである したがって,JIS B 1021 の改正に伴う JIS B 1071 の扱いが問題となり JIS B 1021 改正原案作成委員会において検討した結果, 多くのねじ部品規格で JIS B 1071 を引用していることから, 即時廃止ということはできないので, 当面は存続させるということになった しかし,JIS B 1071 が制定された後, 関連する多数の規格が改正又は制定されていること, 制定後 20 年を経過して, 現状にそぐわない面があること及び JIS B 1021 との整合 ( 寸法公差, 幾何公差, ゲージ及び測定装置 ) も考慮して最新のものに改める必要がある このため, 本年度は JIS B 1021 に規定する幾何公差方式の基礎知識を理解する講習会を, 指導委員会と協力して行った -27-

25 標準化委員会に関する事業 ISO 国内委員会 ISO/TC 1( ねじ ),TC 2( 締結用部品 ) 及び TC 20/SC 4( 航空機及び宇宙航行体 / 航空宇宙締結システム ) の国内責任団体として, 次の常設委員会で NWIP(New Work Item Proposal), WD(Working Draft),CD(Committee Draft),DIS(Draft International Standards), FDIS(Final Draft International Standards) 等の審議及び回答案の作成を行った 1.ISO/TC1 国内委員会 ISO/TC1 国内委員会 [ 委員長 : 丸山一男氏 ( 工学院大学 ), 幹事 : 辻裕一氏 ( 東京電機大学 )] は, 1988 年 ( 昭和 63 年 ) 以降スタンバイ状態にあった ISO/TC1( ねじ ) の対策に当たり,2 回の国内委員会を開催した また,TC1 本会議 ( 再開第 1 回, 通算 14 回 ) が 2006 年 10 月 11 日 ~12 日に中国の北京市で開催されたので, 丸山一男氏 ( 工学院大学 ) 及び築山勝浩氏 ( 佐賀鉄工所 ) を日本代表として派遣した 本会議の決議事項の概要を以下に示す 次回会議は未定 本年度は,ISO/TC1( ねじ ) のビジネスプランの検討,ISO/AWI 1501( ミニチュアねじ ) 及び ISO/AWI 5408( ねじ用語 ) の検討,ISO 1502:1996 の定期見直しの投票を行った 次頁以降に国内委員会の議事録を再録し, 審議内容の概要を紹介する ISO/TC 1( ねじ ) 北京会議決議事項決議 182 Mr. Russel( イギリス ) と Mr. Li Xiaobin( 事務局 ) と Mr. Poux( フランス ) が決議録作成委員に任名された 決議 183 議題 ( 文書 ISO/TC1 N 526) が承認された 決議 184 事務局報告書 (ISO/TC1 N528) は承認された 決議 185 ISO/TC1 のビジネスプラン version 1.2 h は, 次の修正をして承認された ( 修正内容は省略 ) 決議 186 ISO/TC1のスコープを次のように変更し, 承認のため ISO/TMB に送付することを決定した Title:Screw threads Scope: Standardization of series of internationally interchangeable fastening and traversing screw threads with a minimum variety of basic profiles, pitches and diameters, including tolerances and verification. 決議 187 ISO/AWI 1501 は, 次の修正をして承認された ( 修正内容は省略 ) -28-

26 決議 188 会議は WG13 miniature screw thread を設置し,SAC の下で Mr. Li Xiaobin をコンベナーとすることを決定し,P メンバーから専門家を呼ぶよう事務局に要請する 決議 189 会議は WG14 terminology を設置し,SAC の下で Mr. Li Xiaobin をコンベナーとすることを決定し,P メンバーから専門家を呼ぶよう事務局に要請する 決議 190 会議は ISO TMB に ISO725 を復活するための要求を提出することを決定した 事務局は理由づけをする 決議 191 会議は ISO1502 の定期見直しの結果を記録し, 確認した 決議 192 ISO/AWI 5408:2006 は次の修正をして承認された ( 修正内容は省略 ) 決議 193 会議が次の裁定をしたことを明記するよう要請された : ISO/WD 1501: ミニチュアねじを使用する専門家がいないので次の作業のため作業グループ WG 13 に戻す 決議 194 会議が次の裁定をしたことを明記するよう要請された : ISO/WD 5408: 作業グループ WG 14 に戻す 2.ISO/TC2 国内委員会 ISO/TC2 国内委員会 [ 委員長 : 丸山一男氏 ( 工学院大学 ), 幹事 : 未定 ] は,ISO/TC2( 締結用部品 ) 及び TC 20/SC 4( 航空機及び宇宙航行体 / 航空宇宙締結システム ) の対策に当たり,DIS 回答 3 件,CD 回答 5 件,ISO 定期見直し回答 19 件の処理を行った 次頁以降に国内委員会の議事録を再録し, 審議内容の概要を紹介する ISO/TC2/SC7( 関連規格 ) 本会議が 2006 年 10 月 16 日にイタリア国のミラノ市で開催されたので, 萩原正弥氏 ( 名古屋工業大学 ) を日本代表として派遣した また, 併行して ISO/TC2/SC1( 機械的性質 )/WG10( ナット ), 同 WG3( スレッドフォーミングねじ ), 同 WG11( 非鉄金属製締結用部品 ),ISO/TC2/SC10( 製品規格 )/WG2( 外側及び内側駆動締結用部品 ) の各 WG 会議が 2006 年 10 月 17 日 ~20 日に同市で開催され, 萩原正弥氏 ( 名古屋工業大学 ) が出席した 更に,ISO 898-2( ナットの機械的性質 ) の改正提案を検討する ad-hoc グループの会合が 2007 年 1 月 31 日 ~2 月 1 日にフランス国のパリ市で開催され 萩原正弥氏 ( 名古屋工業大学 ) が出席した 次回 ISO/TC2 関係の本会議は 2007 年 10 月にスウェーデン国で開催される予定である 次頁に TC2 ミラノ会議の主な決議事項を示す なお, 平成 18 年度 (2006 年度 ) に制定 改正 確認 廃止された ISO は, 次のとおりである ( 制定された規格 ) なし -29-

27 ( 改正された規格 )2006 年 12 月 15 日付け次の 2 件 ISO 15071:1999/Cor 1 :2006 Hexagon bolts with flange Small series Product grade A Technical Corrigendum 1 ISO 15072:1999/Cor 1 :2006 Hexagon bolts with flange with metric fine pitch thread Small series Product grade A Technical Corrigendum 1 ( 確認された規格 )2006 年分の次の 16 件 ISO 2339:1986, ISO 2340:1986, ISO 2341:1986, ISO 4162:1990, ISO 8736:1986, ISO 8737:1986, ISO 8738:1986, ISO 8749:1986, ISO 10485:1991, ISO 14579:2001, ISO 14580:2001, ISO 14583:2001, ISO 14584:2001, ISO 14585:2001, ISO 14586:2001, ISO 14587:2001 ( 廃止された規格 ) 2006 年 11 月 28 日付け鋼構造用六角ボルト 六角ナット 平座金関係の次の 8 件 ISO 4775:1984, ISO 7411:1984, ISO 7412:1984, ISO 7413:1984, ISO 7414:1984, ISO 7415:1984, ISO 7416:1984, ISO 7417: 年 12 月 6 日付けメートル細目ねじの六角穴付きボルトの次の 1 件 ISO 21269:

28 ISO/TC2 関係ミラノ会議主な審議事項 ISO/TC2/SC7( 関連規格 ) 関係 ISO/CD 1891 Fasteners Terminology and nomenclature に関するコメントの審議及びDIS 投票のための最終調整議論は文書 N 98,N 105 及びN 107をもとに行われた 規格に関する変更点は, 文書 N 110, コメントに対する所見はN 111に示されている 審議に先立ち, 文書 N 105に示される賛成投票結果が説明された さらに言語を追加することについて, 文書の巨大化によるコストの増大, 世界中の言語の重要性など, 賛否両論が議論された スウェーデンと日本は, それぞれの母国語を追加することを提案した 経済的な理由から, アメリカは,( ロシアからの参加がないため ) 公用言語である英語とフランス語だけに減らすよう要望し, ドイツも賛成した しかしながら, その他の組み入れられている言語 ( イタリア語, スペイン語, ドイツ語 ) も入れておく価値があるとの意見が多数を占め,ISO 1891の拡大が合意された ロシア語は, すでに含められているものに関しては再び組み込まれることとなり ( 決議 4/2006 参照 ), 拡大の新しいルールが決められた ( 決議 3/2006 参照 ) ISO 4753によるねじ先の形状図が含められることとなった ( 決議 5/2006 参照 ) 新項目 3.4.9(12 Point) 及び3.4.10(12 Spline) に対する図は, フランスとアメリカが提供する ( 決議 6/2006 参照 ) ISO 1891では, どの程度までモジュール形式で構成すべきなのかとの質問が出されたが, 発展させ易さから, 現在の構成が好ましい 文書 N 107のアメリカ提案 ( 締結用部品の定義 ) は, 使用者に対する有益な情報であると認められた 次回会議までに, 用語及び定義に関する提案を事務局に送付する 用語及び定義をISO 1891に追加するか,ISO 1891の第 2 部として新規作業提案を作るかは, 提案の範囲 ( 量 ) に依存する 決議 10/2006 が採択された 今のところ, 基礎用語 ( ボルト, ねじ, 植込みボルトなど ) は, 世界の中で異なった定義をもっており, 誤解を招くおそれがある これらの用語の定義は最も重要と考えられている それゆえ, 説明のための注釈が4 節に追加され, これに対するコメントを受け付ける ( 決議 9/2006 参照 ) DIS 投票のための修正原案が採択された ( 決議 9/2006 参照 ) ISO 225 Fasteners Bolts, screws, studs and nuts Symbol and designations of dimensions の改正に関する新作業提案採用に関する審議議論は文書 N 75,N 77,N 85 及びN 106をもとに行われた 2004 年には, 参加国の不足によりISO 225の改正は見送られた ( 文書 N 85 参照 ) しかしながら, 改正の必要性は認識されている フランス, ドイツ, イタリア, スウェーデン及びアメリカが改正作業への参加に合意した ISO 225の改正が合意され,ISO/TC 2/SC 7の作業プログラムに加えられた 決議 11/2006が採択された -31-

29 次回会議で CD 投票のための最終調整を行うため, コメント及び提案は, それに間に合うように事務局 に送付する ISO Tolerance for fasteners Part 1: Bolts, screws, studs and nuts Product grades A, B and C の改正の必要性に関する確認議論は文書 N 88をもとに行われた この規格は,ISO/CSで暫定的に確認されており, この決定はISO/TC 2/SC 7で採択された 提出されたコメントには, 改正を要するほど重要なものはないので, 正誤表作成の可能性が考えられる 決議 12/2006が採択された ISO 888 Bolts, screws and studs Nominal lingths, and thread lengths for general purpose bolts 文書 N 100が配布された ISO 888は暫定的に確認されており, 文書 N 100の審議は次回会議まで延期された ISO 3508 Thread run-outs for fasteners with thread in accordance with ISO 261 and ISO 262 文書 N 101 が配布された ISO 3508 は暫定的に確認されており, 文書 N 101 の審議は次回会議まで延期された ISO 8991 Designation system for fasteners 文書 N 102 が配布された ISO 8991 は暫定的に確認されており, 文書 N 102 の審議は次回会議まで延期された その他 Dr. Hasselmannは, 表面欠陥に関するISO から-3までをISO/TC 2/SC 7の作業プログラムに移行することを考えていると述べた 彼はこの問題を, 既にISO/TC 2/SC 1の議長 (Mr. Naumann) と議論しており, 彼はこの提案に合意した 移動の必要性が, これらの規格の適用範囲が, 間違えなく, 機械的性質 (SC 1) ではなく, 基本規格 (SC 7) に属するということから説明された 出席者はこの提案に合意し, この移動の確認のため,ISO/TC 2/SC 1で文書照会が行われる ISO/TC 2/SC 1( 締結用部品の機械的性質 )WG 10( ナット ) ISO/CD 2320 Prevailing torque type steel hexagon nuts - Mechanical and performance propertiesに関するコメントに対する議論文書 N 37(ISO/CD 2320),N 42 及びN 45が資料として準備された Mr. Schulteは,2006 年 4 月に開催されたad-hocグループ会議の概要を報告した このad-hocグループは, 前回会議で推薦され,ISO/CD 2320のCD 投票のための最終調整を行った -32-

30 ISO/CD 2320に対するコメントは, ドイツ, イタリア及びアメリカから提出されていた ( 文書 N 42 及び補足がN 45に示されている ) 1カ国を除いて, すべて賛成投票であった これらコメントに対する決定は, 文書 N 49に示されており,ISO/CD 2320に対する修正箇所は文書 N 50に示されている 決議 3/2006から15/2006も参照のこと 7.1 節の第 3 及び第 4 文節は, 矛盾があるため, 再検討され, 修正されている 5 回繰り返しゆるめ試験の必要性が再び議論された 激しい議論が行われたが, それぞれの立場に変化なく, ヨーロッパでは単一試験が広く用いられ, オーストラリア, カナダ, 日本及びアメリカでは5 回ゆるめ試験の要望があることが確認された 5 回ゆるめ試験に対して, 締付け力を作用させずにあと4 回繰返すことにたいする実用上の基本的な疑問が再び提示された もし5 回の締付けが行われれば要求は満足されないので, 現行の規格では, 誤った印象を与えるおそれがあるとの指摘がなされた アメリカは, 受入検査 (acceptance inspection) には二つの意味があり, この規格で用いるべきでないと述べた 法的な問題に関しては, それぞれ自国で調査すること 日常検査 (routine inspection) についても同様に議論され, 最終的に 調達検査 (delivery inspection) の語を用いることとなった オーストラリアは, 締切りを過ぎてからISO/CD 2320の議論のために提案付きコメントを配布した ( 文書 N 51 参照 ) しかしながら, 今回は例外的にそれらを議論することが合意された 決定は, 同様にN 51 に示されている 参加者の大部分は,ISO/CD 2320では, 検査する個数を規定していないので,ISO (Fasteners-Quality assurance system) 又はISO 3269(Fasteners-Acceptance inspection) 引用の必要がないことを確認した そのかわり, 製品規格では,ISO 3269 及びISO 16426を参照しなければならない WG10は, 修正を施したISO/CD 2320の最終案をDISの5ヶ月投票に回すこと, 及びその間に各国は, コメントを期限までに送付することを合意した この投票は,ISO/TC 2/SC 1で行われる 決議 16/2006が採択された (7カ国が賛成, アメリカは2 日目の再議論のあと棄権 ) ISO 及びISO 898-6の改正に関する自由討論文書 N 8,N 16,N 29,N 43,N 44が資料として準備された フランスは, 文書 N 8の詳細な説明を始めた ISO 898-2と-6をまとめる要望は, 支持されなかった 特にアメリカでは, 細目ねじは使用されていないので,ISO 898-2と分けるべきとの意見であった ISO 898-2の内容をできるだけISO 898-1と合わせることが決められた ISO 898-1で最終決定がなされたものだけを修正する要望があった ( 決議 18/2006 参照 ) 強度区分 4に対する規定の必要性はないので, 削除する ( 決議 19/2006 参照 ) さらに,ISO 898-2では,( 例えば丸ナットなどの ) 形状や既存の製品規格と独立して, この要求事項を満足するすべての種類のナットに適用できるようにすべきとの要求が出され, 適用範囲中の二面幅に関する記述が削除された -33-

31 Alexander 理論の原則を維持しながら, スタイル1 及びスタイル2の体系を見直す必要がある フランスは,ISO 898-2の改正に対する提案を提出することに合意した フランスは, 極限荷重試験と組合せた保証荷重 / 時間保持試験の詳細について説明した その目的は, 一定時間 (15 秒間 ) における望まれない保証荷重の減小量を決めるためで, マンドレルを使った試験で既に確認された しかしながら, 負荷の際, ナットのリラクセーションが起こった場合にも荷重値は減少する ナットの品質の向上と共に, 洗練された荷重制御の試験装置が必要になることから, 試験コストの増大が予想される この試験の必要性を評価するためには, さらなる実験とデータが必要であることが合意された ( 決議 17/2006 参照 ) 基本方針としては, 追加の有益な情報が得られない限り, この試験は支持されない Dr. Hagiwaraが, スタイル1 及びスタイル2と強度比 R に関する研究結果の発表を行った ( 文書は後で s 送付予定 ) スタイル2ナットは, ナットのストリッピング, スタイル1ナットはボルトのストリッピングが破壊モードとなることで整理でき, 保証荷重が再計算された この方法によれば,Alexander 理論にしたがったナットの体系をよりわかりやすくすることができる この文書は,ad-hocグループでも議論される予定である Mr. Naumannは, ドイツのコメント及びISO 改正の目的について発表した ( 文書 N 43 及びN 44) ナットのスタイルに関しては, スタイル1とスタイル2を明確に分けるべきで,ISO 898-2では, スタイル1だけを定義すべきである 保証荷重は対応するボルトの引張り破断荷重に基づいて決めることができ, Alexanderの原理を維持する イタリアは, スタイル1 及びスタイル2 使用上の重大問題を報告した 多くの場合, ナットは旧来の GOSTやDIN 規格によっており, 新しい規格への切り替えはほとんど進んでいない アメリカは,ISO 898-2にスタイル2も残すべきとの意見である この問題も,ad-hocグループで議論される 理論に裏打ちされた提案を作成するため,ISO 898-2に関するad-hocグループの設置が合意された ( 決議 22/2006 参照 ) 会合は2007 年 1 月 31 日から2 月 1 日の間にフランスのパリで開催される フランス, ドイツ, 日本及びアメリカが参加に合意した ( 登録エキスパート :Rondot, Thomas, Naumann, Schulte, Hagiwara, Smith) 決議 20/2006も参照 文書 N52は会議で合意された変更を施したもので,ad-hocグループでのさらなる審議に供される ISO/TC 2/SC 10( 締結用部品の製品規格 )WG 2( 外側及び内側駆動締結用部品 ) ISO/CD 10644( 平座金組込みねじ ) に対するコメントの審議文書 N 1 及びN 5が資料として提出された 議論の結果は, 文書 N 13に, その所見は文書 N 12 にそれぞれ示されている 最初に,ISO/CD 10644に関する賛成投票結果が報告された ( 文書 N 5 参照 ) フランスは, 座金穴径と首下部直径の干渉に関する問題提起を行い, 文書 ISO/TC 2/WG 2 N 195を引用した このことによって, 疲労の問題だけでなく, 摩擦が座面ではなく干渉部で発生することによるト -34-

32 ルク / 軸力特性への問題が報告された このような問題は, 面取り座金又はU 形の頭部を用いることによって解消できる これに対応する文章が本文に追加された ( 決議 2/2006 参照 ) 適用範囲を修正して,ISO 10644を強度区分 12.9にまで広げることは支持されなかった 決議 3/2006から決議 6/2006によるISO 10644のさらなる修正が確認された ISO/CD 10644の修正版をISO/TC 2/SC 10における5ヶ月投票に提出することが合意された 決議 7/2006が採択された ISO/CD 10673( 座金組込みねじ用平座金 - 小形, 中形, 及び大形系列 - 等級 A) に対するコメントの審議及びDIS 投票のための最終調整文書 N 2 及びN 6が資料として提出された 参加者は,ISO/CD 10673の賛成投票結果の説明を受けた しかしながら,5ヶ月投票のための最終調整が済んでいないため, 提出されたコメントに対する審議が開始された 主要議題は,5 節において, 熱処理前と熱処理後における異なった材料条件 ( 冷間圧造品, 熱処理品, 熱処理可能品 ) を分けて座金を詳細に規定することについてであった 議論の詳細は, 文書 N 14に, 所見はN 15に示されている 決議 9/2006から決議 11/2006が採択された WG 2は,( 文書による回答を行い ) 改正版 (N 14の製造及び調達手順を含む ) を採用するか,( 文書 N 2の機能的な定義だけを規定した )ISO/CD 10673を基にするかについて決定を行わなければならない 破壊のおそれに起因するISO 21269( 細目ねじをもつ六角穴付ボルト ) の緊急改正の必要性文書 N 7 及びN 10が資料として提出された Mr. Kayserは,M64 3のねじで起こった破壊状況及び自身の検討結果について説明した 情報はN 7に示されており, 説明のため, 写真も提示された 事務局は, 取り扱いが決まるまでの間のISO/CSによるISO 21269の暫定的な販売中止について報告した サイズの大きい内側駆動の細目ねじ部品に関する全般的な理論的事実に基づき, ドイツは, 早急に正誤表を発行することを提案した ( 決議 10/2006 参照 ) アメリカは, 製品はこの規格にしたがって製造されてはいないが, さらなる混乱を避けるため,ISO 21269の廃止を提案し,WG 2メンバはこの提案に賛成した 確認のための再計算によって,ISO 21269におけるサイズの大きいねじで, ねじ部より頭部のせん断面の方が弱いことが確認された 底部厚さ寸法 wについても再計算が行われ, 薄すぎることが確認された ( 文書 N 16 参照 ) WG 2は,ISO 21269の緊急廃止を決め,ISO/TC 2/SC 10での投票によって確認されねばならない ( 注 : 廃止に関する投票はISO/TC 2/SC 10において2006 年 10 月 18 日に実施された ) 販売の中止を継続することも推奨された すべてのISOメンバは,ISO 21269の使用によって起こりうる問題について報告を受ける -35-

33 細目ねじの六角穴付ボルトの再規格化の前に, さらなるデータ収集を行わなければならない 再規格 化に際しては, 新しい規格番号とする 決議 12/2006 が採択された ISO/TC 2/SC 1/WG 3( スレッドフォーミングねじ ) ISO 7085( 表面硬化熱処理されたメートル系スレッドローリングねじの機械的及び性能要求事項 ) の改正に関する継続審議文書 N 60,N 70,N 75 及びN 76が資料として準備された 前回会議で延期された文書 N 70の最小破壊トルクの議論が再開された スウェーデンのメンバは, 最近実施されたM6,M8 及びM10のスレッドローリングねじに関する実験結果を報告した ( 文書 N 76 参照 ) M6に関しては,124 本の試験が行われ, 破壊トルクの平均値が示された M8は,5 種類の異なった長さについて試験が行われたが,23mmのものだけで多くの試験(62) が行われ, 他は4 本から16 本の試験であった M10については, 長さごとに5 本未満の試験しか実施されていない 表面硬さ及び硬化深さのデータは示されなかった 議長は, 試験結果の統計的評価に対しては, 適切な方法で行うことが重要であるが, それには多くのサイズでサンプルが不足していることを強調した いくつかの寸法では, 平均値 ±3σの正規分布を仮定したときの破壊トルクの最小値は, 規定を満足していなかった ドイツから, 主要な自動車メーカがサンプルを検査し, 明らかに破壊トルクの値と最小心部硬さの間に不整合があるM6に対して, 規定に合致しない許容できない数のねじを発見せざるを得なかったという事実を根拠に, 既存の値に対して疑義が表明された この問題を是正するために, 以下の方法が紹介された : 硬さの最小値を増加させ, 硬さ範囲を縮小する 最小破壊トルク値を引き下げる ( 製造コストに影響を及ぼすが ) 炭素成分量を増やし, 硬さの工程管理方法を改善するフランスは, ISO 7085による最小破壊トルクではなく,ISO 898-1による最小引張破断荷重を満足するための国内要求事項に関する報告を行った アメリカで使用され, 現行の値を満足すると思われる鋼種はドイツでも使用されているが, 相反する結果を示した 依然として現存する相容れない両論のため,Mr. Kayserは, 現行規格がいくつかの国で適用性を失っていることを理由に,ISO/TC 2/SC 1におけるISO 7085の廃止を提案した オーストリア, フランス, ドイツ, スイス及びアメリカがこの廃止提案に賛成した 注 : ドイツは, 委任状によって賛成となる旨, 参加者に報告した オーストラリア及びスウェーデンは反対し, イタリアと日本は棄権した 炭素量を0.2% に引き上げるとともに,ISO 7085の適用をM5までに制限するアメリカの提案では, 規格の矛盾点は解消されない ISO 7085は, 現在の一般的な技術的動向を反映していない それゆえ, この種の規格の再制定は, -36-

34 2010 年の初旬になってから検討される 決議 3/2006が採択された 文書 N 60の浸炭焼入れのスレッドローリングねじに関するイギリス提案が議論され, アメリカがこの文書に対する追加提案を行った ( 文書 N 75 参照 ) 各国は, この規格の全般的な必要性に関する意見を求められた オーストラリア, スウェーデン及びアメリカは, 規格化に賛成した 一方, 日本及びスイスは棄権し, フランス, ドイツ及びイタリアは, 現段階でこの種の規格は不要との見解であった さらに, 提案者であるイギリスの欠席が指摘された 全体効果処理と表面硬化処理製品の使用に関するドイツとアメリカの考え方の不一致が指摘された 現段階では, 文書 N 60のような作業提案は, 必要ないこととなった ( 決議 4/2006 参照 ) 強度区分 10.9のメートル系スレッドローリングねじの技術的調達条件に関する規格化提案に関する審議ドイツは, 文書 N 65の新規作業提案を行った その必要性は, 心部硬さに起因する水素ぜい化の問題と, アルミニウム部材に対する使用にあった 強度区分 8.8の追加が要望されたが, この規格でこの強度区分に対する一般的要求事項を規定することは適当できない メンバの何人かは, 文書 N 60にN 65を組入れることの可能性を見出した アメリカの立場は文書 N 79 に示されている この作業提案の採決が行われた ドイツとスイスが賛成し, イタリアが棄権した 他の5カ国は, 文書 N 65の提案に反対した 決議 5/2006が採択された -37-

35 国際回答原案の作成 ISO/TC 1( ねじ ),TC2( 締結用部品 ),TC20/SC4( 航空宇宙用締結システム ) 関係 文書 番号 DIS8748 DIS8750 DIS8751 工業標準原案名 規格名称 スプリング平行ピン - 重荷重用スプリング平行ピン - 並荷重用スプリング平行ピン - 軽荷重用 原案作成に関する事項 回答 回答の内容 回答の 期限 有無 件とも賛成 有 ISO/TC1( ねじ ) 定期見直し 1 件 確認有 ISO/TC2( 締結用部品 ) 定期見直し19 件 確認 17 件 改正 1 件 廃 止 1 件 有 CD1891 締結用部品の用語と命名 コメント付き賛成有 CD898-1 機械的性質 - ボルト ねじ及び植込みボルト 反対 ( 焼戻し温度が高すぎる ) 有 CD10644 CD10673 座金組込みねじ座金組み込みねじ用平座金 件ともコメント付き賛成 有 CD2320 プリベリングトルク形ナット - 機械的性質 賛成有 NWIP ミニチュアねじ コメント付き賛成有 NWIP ねじ用語 反対 ( 必要性が薄い ) 有 -38-

36 平成 18 年度第 1 回 ISO/TC1 国内委員会 1. 日時 平成 18 年 6 月 21 日 ( 水 ) 14:00-17:00 2. 場所 機械振興会館 6 階 -64 号室 3. 出席者 ( 順不同, 敬称略 ) 氏 名 所 属 氏 名 所 属 丸山一男 工学院大学 ( 委員長 ) 三井雅夫 彌満和製作所 辻 裕一 東京電機大学 ( 幹事 ) 小林一仁 オーエスジー 大橋宣俊 湘南工科大 築山勝浩 佐賀鉄工所 高木真人 経済産業省 西山信夫 メイラ 来住 健 いすゞ自動車 中村智男 ねじ研 谷口良憲 トヨタ自動車 大磯義和 ねじ研 ( 事務局 ) 4. 資料 ISO/TC1,TC2 合同国内委員会議事録 委員名簿 N519 ISO1502:1996 の定期見直し ( 投票期限 ) N520 ISO/TC1 ビジネスプランの投票結果 N521 新規作業項目提案 ISO ミニチュアねじ ISO/NP 1501 ミニチュアねじ原案 N522 新規作業項目提案ねじ用語 ISO/NP 5408 ねじ用語原案 ISO 5408:1983 ねじ用語の現行規格 N523 ミニチュアねじの投票用紙 ( 投票期限 ) N524 ねじ用語の投票用紙 ( 投票期限 ) N525 第 14 回 ISO/TC1 会議の案内通知 N526 TC1 会議の議題 ISO ミニチュアねじの公差方式 ねじ用語の対比表 ISO/TC1 ビジネスプラン Global Directory とは 基準認証に関する最近の国際的な動向について 5. 議事 5.1 幹事の紹介事務局から交替委員の報告の後 辻幹事の紹介があった 5.2 前回議事録の確認事務局から資料 06-01により ISO/TC1,TC2 合同委員会議事録案の通読があり 異議なく確認した -39-

37 5.3 ISO 1502 の定期見直し事務局から資料 の ISO 1502 の定期見直しの検討を日本精密測定機器工業会に依頼し 問題のない旨の回答を得たとの報告があり 日本の回答は 確認 とすることとした 5.4 ISO/TC1 ビジネスプランの検討丸山委員長から資料 について 日本の意見はほとんど不採用になったと説明があり 各委員から次の意見があった (1) インチねじを使っているのは 航空機用の UNJ ねじ 鉄道のまくら木用のウイットねじ 建設機械用 自動車のシートベルト用などである (2) 中国ではインチもメートルも併用している 米国の自動車向けに使っているようである (3) インチねじが復活した場合の日本としてのメリット デメリットは何か 検討しておくのがよい (4)ISO も JIS も規格上ではインチ単位は使えず SI 単位なのでミリメートル換算が必要になる 5.5 ミニチュアねじ NP1501 の検討丸山委員長から資料 の改正案のポイントの説明があり 時計協会やカメラ映像機器工業会 キャノンやソニーの知人に意見照会したとの報告があった 各委員から次の意見があった (1) 時計協会は S 0.3~S 0.9 の範囲で 基本山形 記号は変更せずに現行 JIS の内容とするが S 1.0~S 1.4 は削除してもよいとの 1991 年当時の意見と変わらないものである (2) 今や時計よりもハードディスク固定用のねじの方が多くなっているので 10 年前の意見と同じでよいのか (3) 基本山形くらいは一般用メートルねじと合わすのがよい (4) 谷底の R がメートルねじと比べて大きいが 加工工具の影響なのか (5) 投票期限の関係から 意見は 7 月 15 日までに事務局へ提出してもらい 処置は委員長 幹事 事務局に一任した 5.6 ねじ用語 NP5408 の検討丸山委員長から資料 の改正ポイントについて説明があり 各委員から次の意見が出された (1) インチ系の用語 記号が追加されていることの扱いをどうするか (2) 管用ねじは TC1 ではなく TC5/SC5 が扱う範疇のものである (3) 投票期限の関係から 意見は 7 月 15 日までに事務局へ提出してもらい 処置は委員長 幹事 事務局に一任した 5.7 TC1 本会議の出席者の決定丸山委員長に出席してもらうほか 出席できる委員は 6 月中に事務局まで連絡することとした 5.8 Global Directory の紹介事務局から資料 の概要を説明し 3 名の ISO への回答者については 丸山委員長 辻幹事 事務局大磯とした 5.9 その他経済産業省の高木委員から資料 の最近の国際標準化動向について説明があった -40-

38 平成 18 年度第 1 回 ISO/TC2 国内委員会 ( 通算 99 回 ) 1. 日時 平成 18 年 6 月 27 日 ( 火 ) 14:00-17:00 2. 場所 機械振興会館地下 3 階 9 号室 3. 出席者 ( 順不同, 敬称略 ) 氏 名 所 属 氏 名 所 属 丸山一男 工学院大学 ( 委員長 ) 田中誠之助 加藤螺子 根本俊雄 元東京大学 築山勝浩 佐賀鉄工所 大橋宣俊 湘南工科大 西山信夫 メイラ 小林光男 工学院大学 水野博道 青山製作所 ( 代理小長谷 ) 萩原正弥 名工大 吉岡正澄 フセラシ ( 代理鈴木 ) 来住 健 いすゞ自動車 柳川通男 トープラ 武藤伸久 神戸製鋼所 国松正智 日東精工 谷口良憲 トヨタ自動車 中村智男 ねじ研 小澤興一 互省製作所 大磯義和 ねじ研 ( 事務局 ) 4. 資料 委員名簿 ISO/TC1,TC2 合同国内委員会議事録 平成 18 年度第 1 回 ISO/TC2 技術検討小委員会議事録 年 ISO/TC2 定期見直しリスト ( 投票期限 ) TC2/SC7 N97 WD1891 の投票結果 TC2/SC7 N98 CD1891 ねじ部品用語の原案 TC2/SC7 N99 CD1891 の投票用紙 ( 投票期限 ) TC2/SC1/WG9 N129 CD898-1 のオーストラリアのコメント TC2/SC1/WG9 N130 硬さと浸炭のフランスの提案 TC2/SC1/WG9 N131 CD898-1 のイタリアのコメント TC2 N1124 NWIP 平座金組込みねじ ISO10644 の投票結果 TC2 N1125 NWIP 座金組込みねじ用座金 ISO10673 の投票結果 TC2 N1126 TC2/SC1 議長の任命についての質問 ( 投票期限 ) TC2 N1127 TMB の決議録 TC2 N1128 ISO/CD TC2 N1129 ISO/CD10644 の回付 ( 投票期限 ) TC2 N1130 ISO/CD TC2 N1131 ISO/CD10673 の回付 ( 投票期限 ) TC2 N1132 ISO15071 及び ISO15072 の正誤表の提案 -41-

39 06-20 TC2 N1133 ISO15071 及び ISO15072 の正誤表の質問 ( 投票期限 ) 年 ISO/TC2 定期見直しリスト ( 大橋委員 ) Global Directory とは 基準認証に関する最近の国際的な動向について TC2 N1134 新設委員会の投票結果 TC2 N1135 DIS8748 の投票結果 TC2 N1136 DIS8750 の投票結果 TC2 N1137 DIS8751 の投票結果 TC2/SC1 N428 ISO/CD2320 の回付 ( 投票期限 ) TC2/SC1 N430 ISO/CD898-1 の回付 ( 投票期限 ) TC2 N1138 WG9 の ISO 規格の廃止 5. 議事 5.1 委員変更の紹介事務局から資料 により委員の交代及び追加になった委員の紹介を行った 5.2 前回議事録の確認事務局から資料 により前回の TC1,TC2 合同委員会議事録のうち TC2 の議事箇所について通読し確認した 5.3 前回以降の報告事項事務局から前回以降の報告として資料 の技術検討小委員会議事録の紹介が行われた 5.4 ISO/TC2 の定期見直し事務局から資料 及び大橋委員提出の資料 により説明があり ISO 4162( フランジ付き六角ボルト- 小形系列 ) を廃止 ISO 888( ボルトの呼び長さ及び有効ねじ部長さ ) を改正 その他 17 件を確認とすることを決定した なお 萩原委員からその後の ISO 規格の動きを知るためにも改正 廃止 確認の投票内容に係わらずエキスパート登録を行っておくのがよいし また ISO4162 の廃止理由は 日本は部品等級 B ではなく A を採用しているなどとコメントするように意見があった 見直し投票時のエキスパートの登録は すべての規格に対して事務局の大磯を暫定的に登録しておくことにした 5.5 ISO/CD1891 の検討 (1) 西山委員から資料 の の面取り先の図が違っていることと平先の用語を追加するのがよいとの意見があった (2) 根本委員から資料 の WD1891( 締結用部品 - 用語と表示法 ) の投票経過について説明があり WD の投票では日本から意見を言っていないと報告があった (3) のパンヘッドに図が 2 つあるがどちらを優先するのか 頭の丸みの上部を のように平らにするのがよいなどの意見があった この他に意見がある場合は 投票期限前までに事務局宛に提出してもらい その扱いは委員長と事務局で処理することとした 5.6 CD898-1 の検討事務局から資料 06-08~06-10 のコメント及び の CD898-1 について紹介があり 意見があれば 7 月末までに提出してもらうこととした -42-

40 5.7 CD10644 及び CD10673 の検討事務局から資料 の投票結果及び資料 の CD 案について紹介があり NWIP の投票で付けたコメントを再度提出することとした 5.8 TC2/SC1 議長の任命及び TMB 決議の検討事務局から資料 について紹介があり 議長の任命は賛成投票することとした また 資料 の TC2/SC10 の設置 ( これまで SC2 としていたものの番号変更 ) と TC2 議長の指名について報告された 5.9 ISO 及び の正誤表の検討事務局から資料 の紹介があり 単なる寸法引出し線の製図上の問題よりもφd s を 0.5d~1dとする方が大事なので正誤表の発行には反対することとした 5.10 CD 2320 の検討事務局から資料 の紹介があり コメントは 8 月 20 日までに提出してもらうこととした 5.11 WG9 の ISO 規格の廃止事務局から資料 の WG9 で検討した結果 構造用ボルト類の ISO4775,7411,7412,7413,7414,7415,7416,7417 の廃止が決議されたとの紹介があり 根本委員から最終的には各国メンバーの投票により決定されるとの補足説明があった 5.12 Global Directory の紹介事務局から概要を説明し 事務局案の ISO への回答者登録が了承された 5.13 その他根本委員からこれまで ISO/TC2 国内委員会の通算の開催回数を付けていたとの意見があり 今後もこの通算方式をとることとした ( これによると今回は 99 回目となる ) 平成 18 年度第 2 回 ISO/TC2 国内委員会 ( 通算 100 回 ) 1. 日時 平成 18 年 8 月 21 日 ( 月 ) 14:00-17:00 2. 場所 機械振興会館 6 階 64 号室 3. 出席者 ( 順不同, 敬称略 ) 氏 名 所 属 氏 名 所 属 丸山一男 工学院大学 ( 委員長 ) 田中誠之助 加藤螺子 根本俊雄 元東京大学 築山勝浩 佐賀鉄工所 大橋宣俊 湘南工科大 西山信夫 メイラ 小林光男 工学院大学 水野博道 青山製作所 萩原正弥 名工大 村上祐一 ミネベア 高木真人 経済産業省 鈴木忠司 フセラシ 来住 健 いすゞ自動車 柳川通男 トープラ 谷口良憲 トヨタ自動車 国松正智 日東精工 小澤興一 互省製作所 大磯義和 ねじ研 ( 事務局 ) 4. 資料 平成 18 年度第 1 回議事録 ( 案 ) -43-

41 06-32 TC2/SC7 N100 ISO888 の見直し結果 TC2/SC7 N101 ISO3508 の見直し結果 TC2/SC7 N102 ISO8991 の見直し結果 TC2/SC7 N103 SC7 会議の議題 TC2/SC7 N104 招待状 ミラノ TC2/SC7 N105 CD1891 の投票結果 TC2 N1139 ISO/TC1 新規作業項目提案 -ミニチュアねじ TC2 N1140 ISO/TC1 新規作業項目提案 -ねじ用語 TC2/SC1/WG3 N70 WD7085 の修正案 TC2/SC1/WG3 N71 SC1/WG3 会議の議題 TC2/SC1/WG10 N40 SC1/WG10 会議の議題 TC2/SC1/WG11 N10 SC1/WG11 会議の議題 TC2/SC10/WG2 N3 SC10/WG2 会議の議題 TC2/SC10 N13 SC10 決議録の投票結果 TC2/SC1 N432 CD898-1 の最終修正案 CD2320 に対する日本の投票 CD898-1 に対する日本の投票及びコメント TC2 N1129 CD10644 に対する日本の投票及びコメント TC2 N1131 CD10673 に対する日本の投票及びコメント TC2 N1141 ISO/TC2 の再編組織図 TC2 N1142 ISO15071 正誤表の投票結果 TC2 N1143 ISO15072 正誤表の投票結果 TC2 N1144 TC2/SC1 議長任命の投票結果 フランジ付き六角ボルトの回答案に対する意見 ( 根本委員 ) TC2/SC7 N88 ISO の 2005 年見直し結果 TC2/SC1/WG10 N16 ISO898-2 の検討事項 5. 議事 5.1 資料の確認事務局から資料 06-31~06-46 は事前に CD-ROM で配布したもの 当日配付は 06-47~06-57 の資料であるとの説明があった 5.2 前回議事録の確認事務局から資料 により前回議事録を通読し確認した 5.3 前回以降の報告事項 (1) 事務局から前回以降の報告として CD1891 の投票結果 SC10 決議録の投票結果 CD2320 の日本の投票 CD898-1 の日本の投票 CD10644 の日本の投票 CD10673 の日本の投票 ISO15071,15072 の投票結果 SC1 議長の任命結果について説明があった (2) 萩原委員から 委員会決定と異なる投票を行ったことについて異議があり 特に CD898-1 に -44-

42 コメント付きで反対投票したことは WG での議論 経過を無視するもので問題であるとの発言があった これについて 事務局から 投票期限までに寄せられた熱処理温度のコメントが技術的に反対の内容を含んでいたので 委員長と相談して反対投票を行ったとの説明があり 萩原委員には事務局から投票期限 1 週間前と遅くなったがコメント内容を連絡したとの釈明があった (3) 小澤委員から CD898-1 の強度区分 12.9 の焼戻し温度 425 について 国内メーカの意見を集約した結果 メーカによっては調達しているSCM435の材料では425 以下のものがあるので380 以上とする意見をまとめたとの説明があった 西山委員からこのコメントの内容は理解できるとの意見があった 萩原委員から従来の最小焼戻し温度で焼戻すと問題が生じるというデータに基づいて, 使用材料の見直しを含めた焼戻し温度の検討を行ってきたものであるとの意見があった (4) 根本委員から ISO15071 と ISO15072 の投票に賛成した理由について 資料 により製図上の訂正と技術的内容とは分けて処理すべきことであるとの説明があった 5.4 SC7 国際会議の対応事務局から資料 により会議の議題の説明があった (1) 根本委員から ISO ( 公差 ) の定期見直しの投票結果について説明があり 改正意見があれば提出してもらうこととした 5.5 SC1/WG3 会議の対応事務局から資料 により議題の説明があり スレッドローリングねじの使い方の現状に対する意見があれば提出してもらうこととした 5.6 SC1/WG10 の対応事務局から資料 により議題の説明があった (1) 事務局から今のところ CD2320 の意見は寄せられていないが 9 月の投票までに意見があれば提出してもらうこととした (2) 根本委員から 資料 によりナットの機械的性質の課題の説明があり ISO898-2 に対する意見があれば提出してもらうこととした 萩原委員から スタイル1 スタイル2 低のナットの使い分けができていないのが問題との意見があった その他 日本ではスタイル2は使っていない 強度区分の硬さとナットの高さの組合せが煩雑なので使われない ナットの高さ基準で硬さを変化させることはできないかなどの意見があった 5.7 SC1/WG11 の対応事務局から資料 により議題の説明があった (1) 非金属材料としてチタンを含めることについて反対しないが 日本ではねじ研の団体規格としてチタン合金ねじを検討中であることから積極的な提案はしない 5.8 SC10/WG2 の対応事務局から資料 により議題の説明があった 5.9 日本代表の決定 ISO/TC2 関係の国際会議に萩原委員を日本代表として派遣することを決定した 平成 18 年度第 2 回 ISO/TC1 国内委員会 平成 18 年度第 3 回 ISO/TC2 国内委員会 ( 通算 101 回 ) 合同委員会 1. 日時平成 18 年 11 月 29 日 ( 水 ) 14:00-17:15-45-

43 2. 場所機械振興会館 5 階 5S-1 号室 3. 出席者 ( 順不同, 敬称略 ) 氏名所属氏名所属 丸山一男 工学院大学 ( 委員長 ) 田中誠之助 加藤螺子 根本俊雄 元東京大学 西山信夫 メイラ 大橋宣俊 湘南工科大学 水野博道 青山製作所 萩原正弥 名古屋工業大学 村上祐一 ミネベア 高木真人 経済産業省 鈴木忠司 フセラシ 来住 健 いすゞ自動車 柳川通男 トープラ 谷口良憲 トヨタ自動車 国松正智 日東精工 武藤伸久 神鋼リサーチ ( 代理鹿礒 ) 中村智男 ねじ研 小林一仁 オーエスジー 大磯義和 ねじ研 ( 事務局 ) 三井雅夫 彌満和製作所 ( 代理中山 ) 4. 資料 TC1 関係 第 1 回議事録 ISO/TC1 N528 TC1 セクレタリアートレポート ISO/TC1 N529 TC1 変遷のレビュー ISO/TC1 N530 ISO1502 見直し結果 ISO/TC1 N531 ミニチュアねじ NWIP 投票結果 ISO/TC1 N532 ねじ用語 NWIP 投票結果 ISO/TC1 14 回会議の決議録 ミニチュアおねじの谷底半径 R の設計原理 ISO/TC1 北京会議出席報告 TC2 関係 第 2 回議事録 ISO/TC2/SC7 N109 SC7 会議の議事録 ISO/TC2/SC7 N110 締結用部品 - 用語及び命名 ( 抜粋 ) ISO/TC2/SC7 N111 ISO/CD1891 の各国コメント ISO/TC2/SC10 N16 WG10( ピン ) のエキスパートの登録依頼 ISO/TC2/SC10 N17 5/2006 決議の質問の投票結果 5. 議事 ISO/TC1 関係について 5.1 前回議事録の確認資料 の前回議事録を通読し確認した 5.2 北京会議の報告と今後の対応 (1) 丸山委員長から 資料 により ISO/TC1 北京会議の報告があった 1ISO/TC1 ビジネスプランの逐条審議 これに関しインチ系ねじのユニファイねじの規格制定に -46-

44 は出席委員からは特に反対がなかった 2ISO/AWI 1501 ミニチュアねじの逐条審議と作業グループ WG13 の設置承認 3ISO/AWI 5408 ねじ用語の逐条審議と作業グループ WG14 の設置承認 4ISO 725 ISO インチねじ- 基準寸法の復活作業を TMB に登録する これに関しインチ単位の規格の是非が問題になった 5ISO 1502 ゲージの定期見直し結果を承認 これに関しねじリングゲージの厚さが呼び径が小さいものに対して各国異なるという問題が提起された 日本は薄いと指摘された 6 将来作業項目は今回の 2 つの規格案を早く CD にするため WG13 及び WG14 で審議すること これに関し WG13 にミニチュアねじの専門家がいないとの指摘を受けて 各国は専門家派遣を要請された ( 日本は事務局を登録していた ) このため 幹事国の中国はスイスの時計業界に接触を試みている 7 中国より航空機用ねじの疲労強度の推定方法の研究発表が行われた (2) 西山委員から7に関して航空機用ねじは ISO/TC20 の範疇であるが TC1 で発表された理由は何かとの質問があり 丸山委員長から単なる研究発表であったとの説明があった ISO/TC2 関係について 5.3 前回議事録の確認資料 の前回議事録を通読し 5.3(3) の 4 行目 従来の材料で を 従来の焼戻し温度で に修正し 確認した 5.4 ミラノ会議の報告と今後の対応 (1) 萩原委員から プロジェクタを使って概略以下のとおり ISO/TC2 関係のミラノ会議の報告があった 1ISO/TC2/SC7( 締結用部品の関連規格 ) の決議は ISO/CD1891( 締結用部品 - 用語及び命名 ) の修正版を DIS 投票に付すこと及び日本語とスウェーデン語を追加 (12 月 25 日までに提出 ) することであった また ISO225( 寸法の呼び及び記号 ) の改正を作業項目に追加すること ISO ( 公差 ) を確認とすることなどであった 2SC1/WG10( ナットの機械的性質 ) の決議は CD2320( プリベリングトルク形六角ナット ) の修正版を投票に付すこと ISO898-2( ナット並目 ) 及び ISO898-6( ナット細目 ) の保証荷重の見直し ( ドイツ提案 ) とスタイル及び硬さ範囲の見直し ( 日本提案 ) にしたがった改正原案を作成するアドホックグループを設置することであった (1 月 31 日 ~2 月 1 日にフランス国パリ市で開催する会議に萩原委員が出席する予定 ) 3SC10/WG2( 外側駆動部品 ) の決議は CD10644( 平座金組込みねじ ) 及び CD10673( 座金組込みねじ用平座金 ) の修正版を DIS 投票に付すことであった また ドイツで M39 を超えるサイズの大きい細目ねじの六角穴付きボルトの頭部が破壊する事故があったため ISO21269( 細目ねじの六角穴付きボルト ) を急遽改正するか 正誤表を発行するか 廃止するかの選択肢のうち WG2 は廃止とすることを決定し各国に通達することになった これに関し SC10 としての判断が求められているので日本としてどうするかを検討したところ 細目ねじに限らず並目ねじでも起こりうる -47-

45 ことはないのか 事故原因の詳細情報がないところで規格廃止の結論を出すのは難しいなどの意見があり 危険であるという警告を発する正誤表を発行してはどうかとの日本の意見を述べることにした 4SC1/WG3( スレッドフォーミングねじ部品 ) の決議は トルク値を引き下げるドイツとそれに反対する米国が対立していた ISO7085 を廃止して調査を継続することになった (2) 根本委員から ISO/CD1891 に日本語を追加する作業手順の説明があり 12 月 4 日頃に PDF ファイルの原案を各委員に送付し意見をもらいたい 意見の調整 決定については 技術検討小委員会に一任してもらい最終的には委員長と事務局で対応するとの提案があった 5.5 その他高木委員から最近の状況として 近く知的財産戦略本部 ( 本部長安倍晋三首相 ) がまとめる国際標準総合戦略に国際標準化活動の支援が盛り込まれること 甘利経済産業大臣や松本審議官が日頃の国際標準化活動に対する感謝と激励のため業界団体に出向いているなどの説明があった -48-

46 改組された ISO/TC2 の審議組織 SC 1 New structure Title Secretariat ISO/TC 2/SC 1 ISO/TC 2/SC 1 /WG 1 ISO/TC 2/SC 1 /WG 2 ISO/TC 2/SC 1 /WG 3 ISO/TC 2/SC 1 /WG 7 ISO/TC 2/SC 1 /WG 9 ISO/TC 2/SC 1 /WG 10 ISO/TC 2/SC 1 /WG 11 Mechanical properties of fasteners 締結用部品の機械的性質 Surface coatings 表面処理 Test methods 試験方法 Thread forming screws スレッドフォーミングねじ Stainless steel fasteners ステンレス鋼製締結用部品 Bolts and screws ボルト及びねじ部品 Nuts ナット Fasteners of non ferrous materials 非鉄金属製締結用部品 DIN DIN DIN DIN SIS DIN DIN DIN SC 7 New structure Title Secretariat ISO/TC 2/SC 7 Reference standards for fasteners 締結用部品の関連規格 DIN -49-

47 SC 10 New structure Title Secretariat ISO/TC 2/SC 10 ISO/TC 2/SC 10 /WG 2 ISO/TC 2/SC 10 /WG 3 ISO/TC 2/SC 10 /WG 5 ISO/TC 2/SC 10 /WG 6 ISO/TC 2/SC 10 /WG 7 ISO/TC 2/SC 10 /WG 10 ISO/TC 2/SC 2 /WG 12 Product standards for fasteners 締結用部品の製品規格 External and internal drive screws and studs 外側及び内側駆動のねじ及び植込みボルト Nuts ナット Slotted and recessed fasteners and tapping screws すりわり並びに十字穴付き小ねじ及びタッピンねじ Washers 座金 Set screws 止めねじ Pins ピン Rivets リベット DIN DIN DIN DIN to be nominated to be nominated ANSI DIN -50-

48 日本工業規格 (JIS) の制定及び改正原案の作成平成 18 年度は, 財団法人日本規格協会の公募事業として, 次の JIS 原案の作成を行った (1) B 1083 ねじの締付け通則 ( 改正 ) (2) B 1015 おねじ部品用ヘクサロビュラ穴 ( 改正 ) (3) B 1017 皿頭ねじ用の皿穴形状 ( 制定 ) (4) B プリベリングトルク形ナット- 第 1 部 : 非金属インサート付き六角ナット ( 改正 ) (5) B 1022 締結用部品の公差 - 第 3 部 : ボルト 小ねじ及びナット用の平座金 - 部品等級 A 及び C( 改正 ) (6) B 1250 一般用ボルト 小ねじ及びナットに用いる平座金 - 全体系 ( 制定 ) (7) B 1256 平座金 ( 改正 ) (8) B 4648 六角棒スパナ ( 改正 ) これらの原案は, 次に示す原案作成委員会が担当し, 平成 18 年 7 月から平成 18 年 2 月までの間,2~5 回の委員会を開催して慎重に審議 作成されたものである (1) の原案 :JIS B 1083 改正原案作成委員会 委員長賀勢晋司氏 ( 信州大学 ), 幹事西山信夫氏 ( メイラ株式会社 ) (2) の原案 :JIS B 1015 改正原案作成委員会 委員長賀勢晋司氏 ( 信州大学 ), 幹事築山勝浩氏 ( 株式会社佐賀鉄工所 ) (3) の原案 : 皿穴原案作成委員会 委員長大橋宣俊氏 ( 湘南工科大学 ), 幹事柳川通男氏 ( 株式会社トープラ ) (4) の原案 :JIS B 改正原案作成委員会 委員長熊倉進氏 ( 神奈川大学 ), 幹事山岸彰氏 ( 株式会社サトーラシ ) (5)~(7) の原案 :JIS B 1022 等改正原案作成委員会 委員長大橋宣俊氏 ( 湘南工科大学 ), 幹事西山信夫氏 ( メイラ株式会社 ) (8) の原案 :JIS B 4648 改正原案作成委員会 委員長大橋宣俊氏 ( 湘南工科大学 ), 幹事小澤興一氏 ( 株式会社互省製作所 ) 本年度作成された上記 JIS 原案は, 平成 19 年 4 月以降, 工業標準化法第 12 条第 1 項又は第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づいて, 日本ねじ研究協会 (JFRI) 及び日本規格協会 (JSA) 連名で, 経済産業大臣あてに日本工業規格の制定 改正の申出が行われることになっている 以下は, その原案の概要である (1)JIS B 1083 ねじの締付け通則 ( 改正 ) -51-

jis-kikaku

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