リリース ノート Windows 版 Adaptive Server Enterprise

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1 リリース ノート Windows 版 Adaptive Server Enterprise

2 ドキュメント ID: DC 改訂 : 2009 年 4 月 Copyright 2009 by Sybase, Inc. All rights reserved. このマニュアルは Sybase ソフトウェアの付属マニュアルであり 新しいエディションまたはテクニカル ノートで特に示されない限り 後続のリリースにも付属します このマニュアルの内容は予告なしに変更されることがあります このマニュアルに記載されているソフトウェアはライセンス契約に基づいて提供され 使用や複製はこの契約に従って行う場合にのみ許可されます 追加ドキュメントを注文する場合は 米国 カナダのお客様は カスタマ フルフィルメント事業部 ( 電話 ファックス ) までご連絡ください 米国のライセンス契約が適用されるその他の国のお客様は 上記のファックス番号でカスタマ フルフィルメント事業部までご連絡ください その他の海外のお客様は Sybase の関連会社または最寄りの販売代理店にお問い合わせください アップグレードは定期ソフトウェアリリース日にのみ提供されます このマニュアルの内容を Sybase, Inc. の書面による事前の許可なく複製 転載 翻訳することは 電子的 機械的 手作業 光学的 その他 形態や手段を問わず禁じられています Sybase の商標は Sybase の商標リスト ( で確認できます Sybase および表記されている商標は Sybase, Inc の商標です は 米国で登録されていることを示します Java および Java 関連の商標は 米国およびその他の国における Sun Microsystems, Inc. の商標または登録商標です Unicode と Unicode のロゴは Unicode, Inc. の登録商標です このマニュアルに記載されている上記以外の社名および製品名は 各社の商標または登録商標の場合があります Use, duplication, or disclosure by the government is subject to the restrictions set forth in subparagraph (c)(1)(ii) of DFARS for the DOD and as set forth in FAR (a)-(d) for civilian agencies. Sybase, Inc., One Sybase Drive, Dublin, CA 94568

3 目次 製品の概要...1 Adaptive Server の相互運用性...1 製品の互換性...3 既存のアプリケーションに影響する可能性のある変更...4 インストールとアップグレード...5 既知の問題...7 インストールに関する既知の問題...10 Interactive SQL および Adaptive Server プラグインに関する既知の問題...11 マニュアルの更新と変更点...13 ヘルプと追加情報の入手...15 サポート センタ...15 Sybase EBF とソフトウェア メンテナンス...15 Sybase の製品とコンポーネントの動作確認情報...15 動作確認情報の Web リンク...16 MySybase プロファイルの作成...16 アクセシビリティ機能...16 リリース ノート Windows 版 iii

4 目次 iv Adaptive Server Enterprise

5 製品の概要 製品の概要 このリリース ノートでは Adaptive Server Enterprise バージョン に関する最新の情報をご紹介します リリース ノートの最新バージョン ( 英語版 ) にはインターネットからアクセスできます Adaptive Server Enterprise のサーバとクライアントのコンポーネントは 別々の CD に収められています インストール キット インストール キットには 次のものが含まれます Server CD PC-Client CD Sybooks CD Getting Started CD ( 使用しているプラットフォーム固有の下記のマニュアルを収録 ) インストール ガイド 設定ガイド リリース ノート ( この文書 ) Adaptive Server の相互運用性 この項では 異なるプラットフォーム バージョン クライアント製品における他の Sybase 製品と Adaptive Server との相互運用性を示します ビッグ エンディアン プラットフォームとリトル エンディアン プラットフォームの間の相互運用性が検証されています Windows と Linux-32 は リトル エンディアン プラットフォームです IBM AIX Sun Solaris Linux on Power および HP-UX は ビッグ エンディアンです Adaptive Server は下記の製品と相互運用できます Open Client/Open Server 12.5.x と 15.0.x jconnect 5.5 と 6.0.x Sybase 12.5.x と 15.0.x で提供される ODBC Sybase 12.5.x と 15.0.x で提供される OLE DB Sybase Central 6.0 ADO.NET 1.1.x ADO.NET 1.15.x Replication Server 12.6 と 15.x.x リリース ノート Windows 版 1

6 製品の概要 表 1 : サポートされているクライアント プラットフォーム クライアント名 バージョンサポートされているプラットフォーム Open Client/Open Server 12.5.x AIX 32 ビット版 AIX 64 ビット版 HP-UX 32 ビット版 HP-UX 64 ビット版 HP-UX IA 32 ビット版 HP-UX IA 64 ビット版 Linux x86 32 ビット版 Linux Pseries 32 ビット版 Linux Pseries 64 ビット版 Linux x64 32 ビット版 Linux x64 64 ビット版 Linux IA 64 ビット版 Mac OSX 64 ビット版 SGI 32 ビット版 SGI 64 ビット版 Solaris 32 ビット版 Solaris 64 ビット版 Solaris x86 32 ビット版 Solaris Opteron 64 ビット版 TruUnix (Alpha) 64 ビット版 Windows x86 32 ビット版 Windows x64 64 ビット版 15.0.x AIX 32 ビット版 AIX 64 ビット版 HP-UX 32 ビット版 HP-UX 64 ビット版 HP-UX IA 32 ビット版 HP-UX IA 64 ビット版 Linux x86 32 ビット版 Linux x64 32 ビット版 Linux x64 64 ビット版 Linux Pseries 32 ビット版 Linux Pseries 64 ビット版 Mac OS X Intel 32 ビット版 Solaris 32 ビット版 Solaris 64 ビット版 Solaris Opteron 32 ビット版 Solaris Opteron 64 ビット版 Windows x86 32 ビット版 Windows x64 32 ビット版 jconnect 5.5 すべて 6.0.x すべて Sybase 製 ODBC 12.5.x Linux x86 32 ビット版 Linux x64 32 ビット版 Mac OSX 32 ビット版 Windows x86 32 ビット版 Windows x64 32 ビット版 15.0.x Linux x86 32 ビット版 Linux x64 32 ビット版 Linux x64 64 ビット版 Mac OS X Intel 32 ビット版 Windows x86 32 ビット版 Windows x64 32 ビット版 Windows x64 64 ビット版 Sybase 製 OLE DB 12.5.x Windows x86 32 ビット版 Windows x64 32 ビット版 Windows x64 32 ビット版 15.x Windows x86 32 ビット版 Windows x64 64 ビット版 Windows x64 32 ビット版 2 Adaptive Server Enterprise

7 製品の概要 クライアント名 バージョンサポートされているプラットフォーム ADO.NET 1.x Windows x86 32 ビット版 Windows x64 32 ビット版 Windows x64 64 ビット版 Replication Server 12.6 AIX 32 ビット版 HP-UX 32 ビット版 HP UX IA 32 ビット版 Linux x86 32 ビット版 Linux x64 32 ビット版 Mac OSX 32 ビット版 SGI 32 ビット版 Solaris 32 ビット版 TruUnix (Alpha) 64 ビット版 Windows x86 32 ビット版 15.0.x AIX 32 ビット版 HPUX 32 ビット版 HPUX IA 32 ビット版 Linux x86 32 ビット版 Linux x64 32 ビット版 Solaris 32 ビット版 Windows x86 32 ビット版 ASE Replicator 15.0 による Adaptive Server Enterprise データ型のサポート Adaptive Server Replicator 15.0 は 長い識別子 または Adaptive Server バージョン でサポートされているデータ型である bigint unsigned bigint unsigned int unsigned smallint unitext computed columns XML および encrypted columns をサポートしていません 製品の互換性 この項では Adaptive Server の互換性について説明します Adaptive Server との RTDS の互換性 Sybase Real-Time Data Service (RTDS) バージョン 4.0 と 4.5 は Adaptive Server での動作は保証されません RTDS 4.0 または 4.5 を所有しており Adaptive Server をバージョン にアップグレードすると RTDS のメッセージング機能が停止します RTDS のこの機能を使用するには 次の RTDS にアップグレードしてください RTDS 4.5 ESD#1 - Adaptive Server と連動します ( つまり RTDS 4.5 GA は Adaptive Server と連動しません ) RTDS 4.5 ESD#2 - Adaptive Server ESD#1 と連動します ( つまり RTDS 4.5 ESD#1 は Adaptive Server ESD#1 と連動しません ) Replication Server とのパスワードの互換性 Adaptive Server 以降の master データベースは 以降のバージョンにしか複写できません 他の Sybase ソフトウェアと ECDA (Enterprise Connect Data Access) または MainframeConnect DirectConnect for z/os のインストール ECDA DirectConnect オプションまたは MainframeConnect DirectConnect for z/os (DirectConnect Manager を含む ) は 専用の製品ディレクトリにインストールすることを強くおすすめします Replication Server と他の Sybase ソフトウェアの同時インストール Replication Server Manager (RSM) を含む Replication Server は Sybase 製品とは別に それら独自の製品ディレクトリにインストールすることを強くおすすめします リリース ノート Windows 版 3

8 製品の概要 [ コピー ] メニュー Job Scheduler のコンテキスト メニューは非標準です [ コピー ] メニューのオプションは クリップボードにコピーするのではなく sybmgmtdb に新しいオブジェクトを作成します [ 編集 ] > [ 名前を付けて重複 ] は [ コピー ] コマンドと同じです 既存のアプリケーションに影響する可能性のある変更 既存のアプリケーションに影響する可能性のある Adaptive Server の変更を次に示します Open Client と Open Server における変更 Open Client と Open Server に影響する変更の詳細については Sybase Web サイトにアクセスして これらの製品の最新の リリース ノート を参照してください ODBC ドライバと OLE DB ドライバのサポートにおける変更 Adaptive Server バージョン 15.0 以降には Sybase が開発した ODBC ドライバと OLE DB ドライバが含まれています 以前のバージョンに含まれていたサードパーティ提供の ODBC および OLE DB のドライバ キットは 現在は付属していません 以前の ODBC ドライバ キットは %SYBASE% ODBC にインストールされ ODBC ドライバ マネージャに Sybase ASE ODBC Driver として登録されていました 新しい Sybase 製 ASE ODBC ドライバは %SYBASE % DataAccess ODBC にインストールされ Adaptive Server Enterprise として登録されています Adaptive Server バージョン に付属しているのは バージョン です 以前の OLE DB ドライバ キットは %SYBASE% OLEDB にインストールされ プロバイダの短い名前 SYBASE.ASEOLEDBProvider と長い名前 Sybase ASE OLE DB Provider が使用されていました Sybase 製の新しい ASE OLE DB ドライバは %SYBASE% DataAccess OLEDB にインストールされ プロバイダの短い名前 ASEOLEDB が使用されています Adaptive Server バージョン に付属しているのは バージョン です できるだけ早く 使用している ODBC ドライバと OLE DB ドライバを Sybase 製の新しい ODBC ドライバと OLE DB ドライバに更新することをおすすめします 2007 年 11 月 30 日より後にリリースされたサードパーティ製ドライバのバージョンでは Adaptive Server 15.0 以降に接続できません 新しいドライバへのマイグレートの手順については New Features for Open Server15.0, Open Client 15.0 and SDK 15.0 for Windows, Linux, and UNIX を参照してください 4 Adaptive Server Enterprise

9 インストールとアップグレード インストールとアップグレード この項では インストールとアップグレードに関する最新情報のうち インストール ガイド では取り扱われなかったものや記載が間違っていたもの または特別な注意を払う必要のあるものについて説明します Adaptive Server のインストールとアップグレードの詳細については インストール ガイド を参照してください Linux プラットフォームで SyBooks CD から PDF を起動できないことがある Linux プラットフォームで Adaptive Server SyBooks CD から PDF ファイルを起動できないことがあります この場合は CD を Windows プラットフォーム上で挿入して PDF ファイルを印刷してください IPv6 環境における SySAM ライセンス サーバ このバージョンの Adaptive Server には IPv4 と IPv6 のバージョンの SySAM ライセンス サーバ ソフトウェアが組み込まれています 使用している環境に合ったバージョンのライセンス サーバを選択できます そのためには sysam configure コマンドを使用します デフォルトでは IPv4 バージョンのライセンス サーバを使用するように設定されます ライセンス サーバ ホストで IPv6 を有効にしている場合 IPv4 バージョンのライセンス サーバは正常に機能しません その場合は 次の対策を実施します ライセンス サーバ ホストで IPv6 TCP/IP プロトコルを無効にする IPv6 を有効にしていない別の Windows ホストを使用する ライセンス サーバに UNIX ホストを使用する UNIX 上では IPv4 と IPv6 の両方が有効にされていても IPv4 バージョンのライセンスを使用できます Windows ホスト上で IPv6 バージョンのライセンス サーバを使用している場合は このライセンス サーバにアクセスできるのは IPv6 プロトコル経由のみとなります ホストが IPv4 ネットワーク スタックのみを備えている場合 この IPv6 ライセンス サーバからライセンスを取得することはできません この問題を回避するには 次のいずれかを実行します ライセンス サーバに UNIX ホストを使用する UNIX 上のライセンス サーバは IPv4 と IPv6 の両方のクライアント ホストにライセンスを提供できます ライセンス サーバに Windows ホストを使用する必要があり しかもライセンス サーバに対して IPv4 と IPv6 の両方のクライアントが存在する場合は ライセンス サーバを 2 つセットアップして 1 つを IPv4 ネットワーク用 もう 1 つを IPv6 ネットワーク用とする リリース ノート Windows 版 5

10 インストールとアップグレード 6 Adaptive Server Enterprise

11 既知の問題 既知の問題 この項では Adaptive Serer に関してすでにわかっている問題と対処方法について説明します 注意 : システム問題のレポートである SPR (System Problem Report) と 修正済みの問題のレポートである CPR (Closed Problem Report) は Adaptive Server Enterprise リリースに含まれなくなりました 解決済みのケースは 当社の Web サイトで検索できます [Support] > [Services] > [Solved Cases] をクリックします 表 2 : Windows 固有の問題 CR# 説明 Windows での高可用性サポート用ファイルの日本語 韓国語 および中国語の各ローカライズ版 (sybcaeja.dll sybcaeko.dll および sybcaezh.dll) が Adaptive Server ESD #1 にない 対処方法 :Sybase 製品の保守契約を結んでいるサポート センタに連絡して これらのファイルを入手してください Microsoft Windows 32 ビット版プラットフォームでサーバの起動に失敗することがある Microsoft Windows 32 ビット版プラットフォームで Adaptive Server の起動に失敗して "NT operating system error 87 in module 'nt386 ksource blkmem osmntmmap.c' at line 479 The parameter is incorrect." さらに "kernel os_create_region:failed to get virtual memory information." というエラー メッセージが表示されることがあります 対処方法 : メモリが 2GB 以上設定されている Microsoft Windows 32 版プラットフォームでは メモリの大容量を認識するよう Adaptive Server バイナリ (sqlsrvr.exe) を設定してください そのためには Microsoft imagecfg.exe ツールを使用します imagecfg -l %SYBASE% %SYBASE_ASE% bin sqlsrvr.exe と入力します この設定の実行について不明な点があるか またはこの問題についてさらに支援が必要な場合は Sybase サポート センタまでお問い合わせください Windows で高可用性を設定すると オペレーティング システム エラーが発生する sp_companion を使用して Windows システムで高可用性を設定しようとすると オペレーティング システム エラー 5042 が発生します 対処方法 :Adaptive Server に EBF をインストールして 高可用性機能にアクセスできるようにします 以前のインストール環境が 高可用性向けに設定されていた場合は Adaptive Server にアップグレードしてから EBF をインストールします アップグレード時に syconfig を実行できないことがある 新しいバージョンの Adaptive Server を既存とは異なるディレクトリにインストールすると path 環境変数の長さが最大許容長を超えてしまうことがあります その結果 アップグレード時に syconfig が preupgrade を実行できなくなることがあります 対処方法 :path から不要なディレクトリを削除して Adaptive Server の新しいインストール ディレクトリが path に含まれていることを確認します リリース ノート Windows 版 7

12 既知の問題 CR# 説明 syconfig 実行前の LANG の設定解除 syconfig を実行する前に LANG 環境変数の設定を解除しておかないと 接続エラーが発生して syconfig がタスクを完了できません 対処方法 :LANG 環境変数の設定を解除してから syconfig を実行します CR# 説明 表 3 : Adaptive Server の問題 工場出荷時のメモリ設定デフォルト値がマシン上の物理メモリの 80% に設定されている 新しい Adaptive Server を作成すると 工場出荷時の設定機能によって Adaptive Server 用メモリの合計量を割り付けるよう要求され システムの物理メモリの 80% に相当する容量がデフォルト値として表示されます Adaptive Server で実際に使用できるメモリの量が指定された容量より少ない場合 サーバは起動しません 対処方法 : 必要なメモリの量を特定して その容量が Adaptive Server によって使用可能であることを確認します プライマリ テーブルに所有者情報がない場合に複写が機能しない SQL 文の複写をテーブルのサブスクリプションベースの複写トポロジに対して使用する場合 プライマリ テーブル用に定義された複写定義に所有者情報が含まれていないと データベース所有者 (dbo) の複写テーブルに対して実行されたデータ マークアップ言語 (DML: Data Markup Language) は文として複写されません このような場合は 標準の複写が代わりに使用されます データベースのサブスクリプションベースの複写トポロジの場合 DML はデータベース複写定義の設定に基づいて複写されます テーブルとデータベースの両方の複写定義 / サブスクリプションが同一テーブル上に存在し テーブルの複写定義で所有者情報が指定されていない場合 DML はデータベース複写定義の設定に基づいて複写されます 対処方法 : 複写元データベースでテーブルに "owner_on" としてマーク付けし 所有者情報を使用してプライマリ テーブル用の複写定義を作成します データベースを開くと 除去処理が応答しなくなることがある あるプロセスがデータベースの DBTABLE を除去しているときに その同じデータベースを 1 つ開くと プロセスが応答しなくなることがあります ブロックされた spid のスタックに dbt_grab() dbt_clean() metrics_proc_dump() metrics_dump() dbt_get() の各モジュールが見つかります 対処方法 :"number of open databases" パラメータを増やしてから サーバを再起動します "number of open databases" パラメータは クエリ 'select count(*) from master..sysdatabases' によって返される値以上の値に設定する必要があります 8 Adaptive Server Enterprise

13 既知の問題 CR# 説明 CIS とデータベースの Java 機能が共に有効だと パフォーマンスが低下することがある Adaptive Server または ESD #1 でデータベースの Java 機能が有効になっている場合 CIS 経由でリモート サーバにアクセスするプロセスは Java を使用してプロセスを処理するエンジンにすべてリダイレクトされます これにより リダイレクトされたすべてのプロセスが単一のエンジンで実行されるようになるため 大半のプロセスが CIS を使用するマルチエンジン システムのパフォーマンスが重大な影響を受ける可能性があります 対処方法 : 同じクライアントが CIS とデータベース機能の Java を使用していない場合は すべてのエンジンに CIS 接続を分散することによって -T 9403 トレース フラグでパフォーマンスを向上させることができます 注意 : 同じクライアントが CIS とデータベース機能の Java を使用しているかどうかについて確信が持てない場合は -T 9403 トレース フラグを使用しないでください スタック トレースが発生することがあります 中国語 ( 簡体字 ) 環境の Adaptive Server における Job Scheduler スケジュールの作成 中国語 ( 簡体字 ) 向けにローカライズされた Adaptive Server 用の Adaptive Server プラグインを使用して Job Scheduler のスケジュールを作成しようとすると varchar データ型を日付に変更できないことを示すエラーを受け取ることがあります 対処方法 :Adaptive Server を中国語 ( 簡体字 ) 向けにローカライズしてから Job Scheduler を設定します 中国語 ( 簡体字 ) 用の Job Scheduler Self Management の設定 中国語 ( 簡体字 ) 向けにローカライズされた Adaptive Server 用の Job Scheduler Self Management 機能を設定すると varchar データ型を日付に変更できないことを示すエラーを受け取ることがあります この時点で Job Scheduler の設定処理は停止します 対処方法 : 中国語 ( 簡体字 ) 用に Self Management 機能を設定しないでください ファイル名を更新するには その名前を where 句に含める必要がある ファイルのディレクトリにマップされているプロキシ テーブルの [filename] 列を更新する場合は where 句にファイル名を含めて 特定のファイルの更新を修飾することをおすすめします 一部のファイル システムでは ディレクトリ エントリをいったん削除してから新規に作成して名前を変更することがあります そのため 更新が制限されていない場合は 同じファイル名が複数回更新されることがあります たとえば 次の文を使用すると 更新が複数回行われます update t1 set filename=filename + 'old' where filetype = 'REG' 対処方法 :and filename like '%.c' などの句を追加します allow backward scan を実行できない allow backward scan 設定パラメータが Adaptive Server で機能しません 対処方法 : 後方スキャン中にデッドロックが増える場合は 問題のあるスキャンを次のように分離します 1. 必要なローを昇順で選択してテンポラリ テーブル内に入れる 2. テンポラリ テーブルから降順で選択する リリース ノート Windows 版 9

14 既知の問題 CR# 説明 LDAP サーバの使用中は Monitor Client GUI が起動しない Monitor Client GUI を interfaces ファイルではなく LDAP を使用している環境で起動すると Monitor Client GUI はどのサーバにも接続できなくなります 対処方法 : モニタされるサーバのエントリを含む interfaces ファイルを作成し このファイルを Monitor Client GUI で使用します 以前のバージョンの Replication Server で RSSD データベースを作成できない Replication Server バージョン 12.6 以前の rs_init では Adaptive Server Enterprise バージョン 15.0 以降で RSSD データベースを作成できません 対処方法 : 組み込み RSSD (ERSSD) を使用していない場合は RSSD データベースを手動で作成してから rs_init を使用して新しい Replication Server を作成します Replication Server 管理ガイド を参照してください インストールに関する既知の問題 この項では Adaptive Serer のインストールに関してすでにわかっている問題と対処方法について説明します 警告! 複数の Sybase 製品を同じ $SYBASE ディレクトリにインストールしてある場合 そのいずれかをアンインストールすると 他の Sybase 製品が操作できなくなってしまうことがあります その場合は 操作できなくなった他の製品をいったんアンインストールしてから再インストールする必要があります 10 Adaptive Server Enterprise

15 既知の問題 表 4 : Windows 固有のインストールに関する問題 CR# 説明 インストール時に Adaptive Server プラグインを登録できない Adaptive Server プラグインが インストール プロセス時に自動的に登録されません 手動で登録する必要があります 対処方法 : プラグインを手動で登録します 1. Sybase Central または DBISQL が実行されていないことを確認します タスクバーを右クリックして [ タスクマネージャ ] > [ プロセス ] の順に選択します scjview.exe または dbisql.exe を見つけます 一覧に表示されていた場合は選択して [ プロセスの終了 ] をクリックします 2. [ スタート ] > [ 検索 ] の順に選択します [ 検索 ] フィールドに cmd と入力します 結果として得られた Windows システムの cmd.exe を右クリックします 一覧の [ 管理者として実行 ] を選択します 3. ASE プラグインを登録するために %SYBROOT% ASEP bin registerasep.bat を実行してから 以下を実行します %SYBROOT% DBISQL bin dbisql.exe -Xregister aseisqlplugin11 "Adaptive Server Enterprise" com.sybase.aseisqlplugin.aseisqlplugin "%SYBROOT% shared lib jconn3.jar:%sybroot% shared java JComponents1100.jar:%SYBROOT% DBISQL lib aseisqlplugin.jar:%sybroot% DBISQL lib isql.jar: %SYBROOT% DBISQL lib jlogon.jar:%sybroot% DBISQL lib jodbc.jar:%sybroot% DBISQL lib xml4j.jar:%sybroot% DBISQL lib planviewer.jar:%sybroot% DBISQL lib dsparser.jar:%sybroot% DBISQL lib asa.jar:%sybroot% DBISQL lib uaf-client.jar:%sybroot% DBISQL lib jinicore.jar:%sybroot% DBISQL lib jini-ext.jar:%sybroot% DBISQL lib jmxremote.jar:%sybroot% DBISQL lib jmxri.jar:%sybroot% DBISQL lib commons-logging.jar: %SYBROOT% DBISQL lib log4j jar 表 5 : インストールに関する問題 CR# 説明 SySAM プラグインが Sybase Central にない 対処方法 : なし Unified Agent を使用した ESD の上書きインストール ESD の上書きインストール ファイルでは Unified Agent の ARL.xml ファイルは置き換えられません その結果 開発者の ARL.xml に対する更新や変更は有効になりません ファイルが更新されていないからです 対処方法 : 元の ARL.xml の名前を変更してから インストーラを実行します Interactive SQL および Adaptive Server プラグインに関する既知の問題 この項では Interactive SQL とプラグインに関してすでにわかっている問題と対処方法について説明します リリース ノート Windows 版 11

16 既知の問題 表 6 : Interactive SQL とプラグインに関する問題 CR# 説明 ASE プラグインのウィザードまたは SQLJ Function ウィザードを使用して関数を作成すると デフォルトのデータベース命名規則を使用できなくなる Sybase Central ASE プラグインの Scalar Function ウィザードまたは SQLJ Function ウィザードを使用して関数を作成すると ウィザード ページのテンプレート テキストにデータベース名が記載されます これは CREATE FUNCTION 構文では許可されません 対処方法 : 次のいずれかを行います データベース名を削除してから [Finish] をクリックして関数を作成します この問題が解決されている Adaptive Server ESD #1 にアップグレードします Interactive SQL は compute 句を含むクエリをサポートしていません 対処方法 : 代わりに コマンドラインから isql を使用します 12 Adaptive Server Enterprise

17 マニュアルの更新と変更点 マニュアルの更新と変更点 この項では Adaptive Server のマニュアルの更新と変更点を示します インストール ガイド 高可用性のアップグレード の 高可用性環境用に設定された Adaptive Server のアップグレード 手順 5 の変更点 : データベースの Java 機能が有効になっている場合は アップグレードまたはインストールの手順の一環として sybpcidb データベース用のデバイスを作成する必要があります 高可用性システムでは 高可用性ノード群全体でデバイス名が一意である必要があります つまり 高可用性システム内でノードごとに別の名前を使用する必要があります "sybpcidb_dev1" "sybpcidb_dev2" のようにデバイス名を使用してください リリース ノート Windows 版 13

18 マニュアルの更新と変更点 14 Adaptive Server Enterprise

19 ヘルプと追加情報の入手 ヘルプと追加情報の入手 Sybase Getting Started CD SyBooks CD Sybase Product Manuals Web サイトを利用すると この製品リリースについて詳しく知ることができます Getting Started CD には PDF 形式のリリース ノートとインストール ガイド SyBooks CD に含まれていないその他のマニュアルや更新情報が収録されています この CD は製品のソフトウェアに同梱されています Getting Started CD に収録されているマニュアルを参照または印刷するには Adobe Acrobat Reader が必要です (CD 内のリンクを使用して Adobe の Web サイトから無料でダウンロードできます ) SyBooks CD には製品マニュアルが収録されています この CD は製品のソフトウェアに同梱されています Eclipse ベースの SyBooks ブラウザを使用すれば 使いやすい HTML 形式のマニュアルにアクセスできます 一部のマニュアルは PDF 形式で提供されています これらのマニュアルは SyBooks CD の PDF ディレクトリに収録されています PDF ファイルを開いたり印刷したりするには Adobe Acrobat Reader が必要です SyBooks のインストールと起動の手順については Getting Started CD の SyBooks Installation Guide または SyBooks CD の README.txt ファイルを参照してください Sybase Product Manuals Web サイトは SyBooks CD のオンライン版であり 標準の Web ブラウザを使ってアクセスできます また 製品マニュアルのほか EBFs/Maintenance Technical Documents Case Management Solved Cases ニュースグループ Sybase Developer Network へのリンクもあります Sybase Product Manuals Web サイトにアクセスするには Product Manuals にアクセスしてください サポート センタ Adaptive Server 向けのサポートを利用できます Sybase ソフトウェアのインストール環境ごとに Sybase 製品の保守契約を結んでいるサポート センタとの連絡担当者 ( コンタクト パーソン ) がおります マニュアルだけでは解決できない問題があった場合は 担当者を通して Sybase 製品のサポート センタまでご連絡ください Sybase EBF とソフトウェア メンテナンス EBF とメンテナンス レポートは Sybase の Web サイトから利用可能です 1. Web ブラウザで Sybase Support を指定します 2. [EBFs/Maintenance] を選択します MySybase のユーザ名とパスワードを入力します 3. 製品を選択します 4. 時間枠を指定して [Go] をクリックします EBF/Maintenance リリースの一覧が表示されます 鍵のアイコンは Technical Support Contact として登録されていないため 一部の EBF/Maintenance リリースをダウンロードする権限がないことを示しています 未登録ではあるが Sybase 担当者またはサポート コンタクトから有効な情報を得ている場合は [Edit Roles] をクリックして Technical Support Contact の役割を MySybase プロファイルに追加します 5. EBF/Maintenance レポートを表示するには [Info] アイコンをクリックします ソフトウェアをダウンロードするには製品の説明をクリックします Sybase の製品とコンポーネントの動作確認情報 この項では 製品とコンポーネントの動作確認情報に関するリンクを提示します リリース ノート Windows 版 15

20 ヘルプと追加情報の入手 動作確認情報の Web リンク製品とコンポーネントの動作確認情報に関する Web リンク 製品動作確認に関する情報技術文書 コンポーネント動作確認に関する情報 入手できるかどうかと動作確認に関するレポート MySybase プロファイルの作成 MySybase は無料サービスです このサービスを使用すると Sybase Web ページの表示方法を自分専用にカスタマイズできます 個人アカウントの作成については 次の手順に従います 1. Web ブラウザで Technical Documents を指定します 2. [MySybase] をクリックし MySybase プロファイルを作成します アクセシビリティ機能 Adaptive Server のマニュアルには アクセシビリティを重視した HTML 版もあります このマニュアルには アクセシビリティを重視した HTML 版もあります この HTML 版マニュアルは スクリーン リーダーで読み上げる または画面を拡大表示するなどの方法により その内容を理解できるよう配慮されています Adaptive Server Enterprise と HTML マニュアルは 連邦リハビリテーション法第 508 条のアクセシビリティ規定に準拠していることがテストにより確認されています 第 508 条に準拠しているマニュアルは通常 World Wide Web Consortium (W3C) の Web サイト用ガイドラインなど 米国以外のアクセシビリティ ガイドラインにも準拠しています 注意 : アクセシビリティ ツールを効率的に使用するには 設定が必要な場合もあります 一部のスクリーン リーダーは テキストの大文字と小文字を区別して発音します たとえば すべて大文字のテキスト (ALL UPPERCASE TEXT など ) はイニシャルで発音し 大文字と小文字の混在したテキスト (Mixed Case Text など ) は単語として発音します 構文の表記規則を発音するようにツールを設定すると便利な場合があります 詳細については ツールのマニュアルを参照してください Sybase のアクセシビリティに対する取り組みについては Sybase Accessibility を参照してください Sybase Accessibility サイトには 第 508 条と W3C 標準に関する情報へのリンクもあります 16 Adaptive Server Enterprise