スライド 1

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2 MySQL パフォーマンス機能改善点紹介 日本オラクル株式会社山崎由章 / MySQL Senior Sales Consultant, Asia Pacific and Japan 2

3 以下の事項は 弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです また 情報提供を唯一の目的とするものであり いかなる契約にも組み込むことはできません 以下の事項は マテリアルやコード 機能を提供することをコミットメント ( 確約 ) するものではないため 購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい オラクル製品に関して記載されている機能の開発 リリースおよび時期については 弊社の裁量により決定されます Oracle と Java は Oracle Corporation 及びその子会社 関連会社の米国及びその他の国における登録商標です 文中の社名 商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります 3

4 アジェンダ MySQL Cluster CGE 最新ベンチマーク結果 InnoDB と MyISAMの比較 MySQL 5.6での性能改善点 4

5 MySQL Cluster 7.2 : 2 月 15 日 GA 版リリース 読み取り / 書き込み処理のスケーラビリティ % の可用性 非常に低いレイテンシ SQLおよびNoSQLアクセスおよびスキーマの柔軟性 Web 大規模な OLTP e コマース ユーザー プロファイル管理 セッション管理およびキャッシング コンテンツ管理 オンライン ゲーム 通信 加入者データベース (HLR / HSS) サービス デリバリー プラットフォーム VAS: VoIP IPTV および VoD モバイル コンテンツ配信 モバイル決済 LTE アクセス 5

6 ノード 2 ノード 4 ノード 1 ノード 3 MySQL Cluster アーキテクチャ JPA REST アプリケーション ノード ノード グループ 1 ノード グールプ 2 クラスタ管理 F1 F3 F2 F4 クラスタ管理 F3 F1 データ ノード F4 F2 6

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8 4.3 8

9 4.3 / 1 Billion Updates per Minute 9

10 Reads per Second (Millions) MySQL Cluster ベンチマーク結果 7.1 と比べて 8 倍の性能向上 MySQL Cluster 7.1 MySQL Cluster 分間に 10 億回の読取り (SELECT) - 8x Intel Xeon x5670, NoSQL C++ API, flexasynch benchmark 10

11 MySQL Cluster ベンチマーク結果 1 分間に 43 億回の読取り (SELECT) - 30x Intel Xeon E5-2670, NoSQL C++ API, flexasynch benchmark 11

12 Millions of UPDATEs per Second MySQL Cluster ベンチマーク結果非常に高いスケーラビリティ MySQL Cluster Data Nodes 1 分間に 12 億回の書込み (UPDATE) - 30x Intel Xeon E5-2670, NoSQL C++ API, flexasynch benchmark 12

13 MySQL Cluster ベンチマーク結果 ホワイトペーパー : MySQL Cluster ベンチマーク Oracle と Intel による共同テスト : 分間 10 億件の更新処理性能 13

14 実例テストケース 70 倍高速 クエリー実行時間 ( 秒 ) 秒 MySQL Cluster 7.1 MySQL Cluster 7.2 Web ベース コンテンツ管理システム - 11 テーブル 33,500 行を結合 (JOIN) - 結果セット :2,060 行 1 行あたり 19 列を返す 1.26 秒 14

15 ベンチマークの詳細 MySQL サーバー データノード 1 データノード 2 15

16 アダプティブ クエリー ローカライゼーション分散 JOIN スケーリング 70 倍以上のパフォーマンス向上 シャード間で複雑なクエリを実行 mysqld A Q L データ ノード JOIN 処理をデータ ノードに移行 並列実行 一つの結果セットを MySQL に戻す これまででは性能的に難しかった処理も実行可能に リアルタイム分析 mysqld レコメンデーション エンジン データ ノード クリックストリームを分析機能性を犠牲にせず スケールアウトを向上!! 16

17 AQL 使用方法 ndb_join_pushdown が ON で有効 ( デフォルト ) 結合 (JOIN) を移行するためのルール : 1. 結合する列のタイプは全て完全に同じ 2. BLOB または TEXT 列への参照なし 3. 明示的ロックなし 4. 結合内の子テーブルは ref eq_ref または const を使用してアクセス 5. テーブルは [LINEAR] HASH LIST または RANGE を使用して明示的にパーティショニングされていない 6. クエリー プランが Using join buffer を選択していない 7. 結合のルートが eq_ref または const の場合 子テーブルは eq_ref で結合 各テーブルに対し ANALYZE TABLE <tab-name> を実行 EXPLAIN を使用してどのコンポーネントが移行されるか確認 : Extra: Child of 'd' in pushed join@1 17

18 InnoDB と MyISAM の比較 18

19 MyISAM ストレージエンジン (since 1994) トランザクション非対応 キャッシュ インデックスのみ テーブルデータはファイルシステムのキャッシュを利用する 1 つテーブルは 同時に複数の書込み処理を実行できない ボトルネックになりやすい点 回避策 :delayed inserts low priority 極めてシンプルで軽量なアーキテクチャ 19

20 InnoDB ストレージエンジン (since 2001) トランザクション対応 / UNDO キャッシュ Buffer pool にインデックスもテーブルデータもキャッシュ 行レベルロック マルチスレッド 外部キーのサポート Auto recovery ディスクベースのトランザクション対応ストレージエンジンの中で最速のストレージエンジン 20

21 ベンチマーク結果 : MySQL5.5 Sysbench OLTP_RO InnoDB は MyISAM より 4.6 倍処理性能が高い Oracle Linux 5 AMD Opteron 6172 MySQL leveraging: - 36 of 48 available CPU threads GHz, 64GB RAM 21

22 ベンチマーク結果 : MySQL5.5 Sysbench OLTP_RW InnoDB は MyISAM より 35 倍処理性能が高い Oracle Linux 5 AMD Opteron 6172 MySQL leveraging: - 36 of 48 available CPU threads GHz, 64GB RAM 22

23 ベンチマーク結果 : MySQL5.5 vs 5.6 Sysbench MySQL5.6 では 更に性能向上 23

24 MySQL 5.6 での性能改善点 24

25 InnoDB 25

26 MySQL 5.6: InnoDB Better Performance, Scalability 多くのボトルネックを排除 (e.g. Split kernel mutex) Read Only の処理に対する最適化 SSD 向けの最適化 可変ページサイズ (4, 8k) neighbor pageのフラッシュを停止可能 UNDO 領域の分離 26

27 MySQL 5.6: InnoDB Read Only の処理に対する最適化 - 同時実行性が高く 読込みが集中する Web アプリに最適 - 開発者が読込み専用トランザクションのオーバーヘッドを制御可能 SET autocommit = 1; SELECT c FROM sbtest WHERE id=n; デフォルトの状態 SET autocommit = 0; START TRANSACTION READ ONLY; SELECT c FROM sbtest WHERE id=n; COMMIT; 読込み専用トランザクションを使用 27

28 Transactions per Second MySQL 5.6 SysBench Benchmarks 18,000 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 MySQL 5.6 Read Write (Linux) CPU Threads Scales to 48 CPU Threads MySQL Oracle Linux 6 Intel(R) Xeon(R) E7540 x86_64 MySQL leveraging: - 48 of 96 available CPU threads - 2 GHz, 512GB RAM 28

29 Transactions per Second MySQL 5.6 SysBench Benchmarks 18,000 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 MySQL 5.6 Read Only (Linux) CPU Threads Scales to 48 CPU Threads MySQL Oracle Linux 6 Intel(R) Xeon(R) E7540 x86_64 MySQL leveraging: - 48 of 96 available CPU threads - 2 GHz, 512GB RAM 29

30 Transactions per Second MySQL 5.6 SysBench Benchmarks 18,000 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 MySQL 5.6 vs Read Write (Linux) Connections Up to 151% Performance Gain MySQL MySQL Oracle Linux 6 Intel(R) Xeon(R) E7540 x86_64 MySQL leveraging: - 48 of 96 available CPU threads - 2 GHz, 512GB RAM 30

31 Transactions per Second MySQL 5.6 SysBench Benchmarks 18,000 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 MySQL 5.6 vs Read Only (Linux) Connections Up to 234% Performance Gain MySQL MySQL Oracle Linux 6 Intel(R) Xeon(R) E7540 x86_64 MySQL leveraging: - 48 of 96 available CPU threads - 2 GHz, 512GB RAM 31

32 Optimizer 32

33 MySQL 5.6: Optimizer LIMIT 句で少数のレコードを取得する際のファイル ソートを最適化 4 倍の実行速度 40 秒から10 秒に短縮 インデックス条件のプッシュダウン 実行速度向上 15 秒から90ミリ秒に短縮 バッチ キー アクセスとマルチ レンジ リード 実行速度向上 2000 秒から10 秒に短縮 FROMからのビュー / サブクエリの実データ取得を遅延 EXPLAINに対する実行時間を240 倍向上 8 分から2 秒に短縮 サブクエリの最適化 実行速度向上 日単位から秒単位に短縮 33

34 Query Time ( 秒 ) MySQL 5.6: Optimizer バッチ キー アクセス (BKA) およびマルチ レンジ リード (MRR) ディスクアクセスの多い JOIN クエリのパフォーマンスを向上 MRR + BKA 無しの実行時間 DBT3 Q3: "Customer Distribution Query" 50 No BKA BKA Join Buffer Size (MB) MRR + BKA 有りの実行時間 34

35 MySQL 5.5: MRR が無い場合のデータアクセス 35

36 MySQL 5.6: MRR を使った場合のデータアクセス 36

37 MySQL 5.6: 通常の Nested Loop Join 37

38 MySQL 5.6: Batched Key Access(BKA) 38

39 参考資料 MySQL Cluster ベンチマーク Oracle と Intel による共同テスト : 分間 10 億件の更新処理性能 MySQL 5.5: Storage Engine Performance Benchmark for MyISAM and InnoDB What s New in MySQL Server New Optimizer Features in MySQL

40 The world's most popular open source database 世界で最も普及しているオープンソースデータベース 40

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