1 現場の状況と技術的知見へのニーズ 東京電力 ( 株 ) 福島第一原子力発電所 1~4 号機の廃止措置等に向けた研究開発計画に係る国際シンポジウム 2012 年 3 月 14 日 東京電力株式会社 無断複製 転載禁止 東京電力株式会社
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1 1 現場の状況と技術的知見へのニーズ 東京電力 ( 株 ) 福島第一原子力発電所 1~4 号機の廃止措置等に向けた研究開発計画に係る国際シンポジウム 2012 年 3 月 14 日
2 原子炉建屋とタービン建屋の構造 (BWR( BWR-4) 原子炉建屋 (R/B) 圧力容器 (RPV) 格納容器 (PCV) タービン建屋 (T/B) 蒸気タービン 蒸気 給水 復水器 圧力抑制室 冷却水 2
3 3
4 4
5 5
6 燃料デブリ取出し作業に係る主な研究開発のイメージ 内容漏えい箇所調査 補修等の作業環境改善のため 現場の汚染状況に合った遠隔除染装置を開発する 技術開発のポイント 汚染形態に応じた有効な除染技術の整理 開発 高線量 狭隘等の過酷環境下における遠隔除染装置の開発除染技術 ( 例 ) 高圧水洗浄 自走式ブラッシング 表面はつり ストリッパブルペイント 使用済燃料プール トーラス室 蒸気乾燥器気水分離器 圧力容器 デブリ格納容器 DS ピット 漏えい 止水 タービ 建屋内の遠隔除染技術の開発ン建屋6 格納容器漏えい箇所特定技術の開発 内容格納容器等の漏えい箇所を遠隔で特定する技術を開発する 技術開発のポイント 高線量 狭隘等の過酷環境下における遠隔調査技術の開発 想定される損傷箇所 ( 例 ) 6D/W 電気ペネトレーション 8 機器ハッチ 12RPV ペデスタル 9 トップフランジ及びマンホール 11 燃料交換ベローズ 10 ウェルシールベローズ 1D/W シェル 7 エアロック 4S/C マンホール 5 ベントノズル 3ベント管ベローズ 1S/Cシェル 2S/C ペネトレーション 格納容器内部調査技術の開発 内容格納容器内の状態及び燃料デブリの状況把握のため遠隔による調査工法 装置を開発する 技術開発のポイント 高温 多湿 高線量下における遠隔調査技術の開発 放射性物質の飛散防止システム内部調査技術 ( 例 ) 水張り技術の開発 ( 補修 充てん等 ) 及び工法 装置開発 内容漏えい箇所 ( トーラス室 格納容器等 ) を補修するため 遠隔による止水方策及び補修技術を開発する 技術開発のポイント貫通孔に対する補修技術 ( 例 ) 高線量 狭隘等の環境下における遠隔補修技術の開発 水中(PCV 下部等 ) で適用可能な補修技術 鋼製カバー ( ハッチ部の予備バウンダリ ) シートリングシートリング ( シール部の ( 耐久性素材強化 ) ) 押さえリング付スパイダー エアロック シールパッキン ミラー 放射性物質の飛散防止システム カメラ 格納容器 機器ハッチ ドライウェル 内部 ターンバックル ( パッキン固定具 ) ターンバックル ( パッキン固定具 )
7 福島第一原子力発電所 1~4 号機の現状 2012 年 1 月 31 日 10:24 頃 GeoEye-1 撮影 (C)GeoEye / 日本スペースイメージング 7
8 発電所構内の空間線量率の状況 原子炉建屋の周辺は局所的に高いところはあるものの 概ね 1~2mSv/h 程度の空間線量率である 8
9 遠隔自動化による構内のガレキ撤去の様子 3 号機におけるガレキの撤去 地面でのガレキ撤去 9
10 原子炉建屋内の空間線量率の状況 10
11 原子炉建屋内の空間線量率の状況 (1 号機 1 階 ) 通路で 10mSv/h 前後 高線量エリアで数百 ~ 数千 msv/h 階段では数十 msv/h 最大 79 1~3FL 階段 10~ 最大 機器ハッチ 段目はしご上 :9 グレーチング上 :45 2 段目はしご前 :50 2 段目はしご上 :60 テストタップ 14A:70 MO-001A:90~ /8~ 遮へい設置 最大 ~8.0 X-12 ペネ 1200 上部 所員用機器ハッチ MS トンネル室 CRD ハッチ 247 フェンネル直上 2200 床貫通部 最大 単位 :msv/h H23 年 4 月 ~11 月データ採取
12 原子炉建屋内の空間線量率の状況 (1 号機 2 階 ) 通路で数十 msv/h~ 数百 msv/h 高線量エリアでは 1000mSv/h を超える H23 年 4 月 ~11 月データ採取 12
13 原子炉建屋内の空間線量率の状況 (1 号機 3 階 ) 通路で数十 msv/h~ 数百 msv/h 溜まり水は数百 msv/h H23 年 4 月 ~11 月データ採取 13
14 原子炉建屋内の空間線量率の状況 (1 号機 4 階 5 階 ) 4 階 5 階 H23 年 4 月 ~11 月データ採取 14
15 原子炉建屋内部の状況 15
16 による映像 1 階 ~ 階段 ~2 階 段差の乗り越え Quince による映像 (22 号機原子炉建屋内部 ) 1 階 2 階 H23 年 7 月 8 日撮影 16
17 による映像 2 階 ~ 階段 ~3 階 階段通行困難 Quince による映像 (3 号機原子炉建屋内部 ) 2 階 H23 年 7 月 26 日撮影 17
18 動画動画 4 階非常用復水器まわりのガレキ散乱状況 (1 号機原子炉建屋内部 ) H23 年 10 月 18 日撮影 18
19 動画動画 原子炉格納容器内部の状況 (22 号機 ) H24 年 1 月 19 日撮影 当初目的である格納容器内部温度測定は達成された 内視鏡の届く範囲では, 格納容器内水位の確認はできなかった 19
20 動画 ( 参考 参考 ) 柏崎刈羽 4 号機 (BWR-5) 原子炉格納容器の内部 原子炉格納容器内部には機器が密集し また配管ルートなども複雑で 非常に狭隘である 平坦ではなく アップ ダウンが多い 福島第一 1~4 号機 (BWR-3 または -4) ではさらに狭く またほとんどが階段ではなく垂直ハシゴとなっている 20
21 原子炉建屋内の空間線量率サーベイ状況のまとめ 原子炉建屋内は数十 ~ 数百 msv/h 程度のエリアが多い 高線量部位では数千 msv/hのところもある 原子炉建屋爆発の有無による空間線量率の大きな違いは見受けられない (1 号機 2 号機 3 号機での顕著な違いは見受けられない ) 原子炉建屋内部にはガレキが散乱しており スムーズな通行は不可能 通路上にも配管をまたぐための段差などがあり 平坦ではない 階段などもガレキの散乱により通行に支障をきたす箇所がある 21
22 燃料デブリ取出しに向けた技術的な課題 原子炉建屋内除染 除染対象が様々 ( 床 / 壁 / 天井 ) 建物だけでなく 内部の雰囲気や溜まり水も対象になると想定 高圧水洗浄 表面はつり等の 汚染の除去 に加え コーティング 遮へい体の設置等の 線源の遮へい 技術も必要 格納容器 / 原子炉建屋漏えい箇所調査 汚染水中や狭隘部での調査 ( たとえば映像撮影 線量測定 音響診断など ) が大部分 高線量環境下でも撮影可能な映像機器が必要 比較的距離の長い遠隔操作が必要となるため 通信には中継技術が必要 原子炉建屋止水 / 格納容器補修 汚染水中 高線量下での止水技術 / 工法が必要 高線量下 流水状態 ( 原子炉注水を維持 ) での補修技術 / 工法が必要 22
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平成 28 年 5 月 19 日 日本原子力発電株式会社 敦賀発電所 1 号機の廃止措置工事等に関する福井県及び敦賀市への報告について 当社は 本年 2 月 10 日に福井県 敦賀市との間で締結した 原子力発電所の廃止措置等に関する協定書 を踏まえ 敦賀発電所 1 号機の廃止措置工事等に関する計画を作成し本日 福井県及び敦賀市に報告しました 当社では 今後も地元の皆さまのご理解を大前提に 安全第一のもと敦賀発電所
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既設冷却系配管と代替冷却装置により淡水を循環 外部電源 プール水温度 29.5 非常用発電機 2 回線確保電源車仮設 DG 福島第一原子力発電所 1 号機の状況 (8 月 25 日 6:00 現在 ) 仮設電動ポンプにより淡水を注水 原子炉圧力 A 0.118MPa 原子炉圧力 B - Mpa 6/4 11:00 より 仮設計器の値を 絶対圧に換算し A 系に代表して 記載 原子炉水位 A ダウンスケール原子炉水位
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福島第 廃炉国際フォーラムの結果概要 1( セッション 技術展等 ) 4 10 11 スパリゾートハワイアンズにおいて 第 1 回福島第 廃炉国際フォーラム を開催 本を含め 15 カ国 641 名の参加を得て 廃炉について 地元とのコミュニケーション トップレベルの廃炉に関する技術的検討 を主なテーマに議論を実施 また 海外 16 機関を含む 37 機関による 廃炉に関する技術展 会も開催 会議の様子
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平成 23 年 8 月 1 日以降の実績 平成 24 年 2 月 17 日午後 3 時時点 福島第一原子力発電所 1~3 号機地震により停止中 (4~6 号機については地震発生前から定期検査中 ) 国により 福島第一原子力発電所の半径 20km 圏内の地域を 警戒区域 として 半径 20k m 以上 半径 30km 以内の地域を 屋内退避区域 と設定 8 月 4 日午後 0 時 9 分 5 号機計装用電源の強化工事に伴う電源の接続試験中に原子炉水位に関わる誤信号が発信され
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第 8 回原子力機構報告会 廃炉推進に向けた研究開発 平成 25 年 11 月 26 日 独立行政法人日本原子力研究開発機構福島技術本部復旧技術部長船坂英之 内容 1 1. 東京電 福島第 原 発電所 (1F サイト ) の現況 2. 1F サイトの廃炉推進に向けた原 機構の取り組み 2-1 中 期の研究開発課題に対して 燃料デブリ取り出しに向けた研究 放射性廃棄物の処理 処分に向けた研究 2-2
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福島第一原発における廃炉 汚染水対策 経済産業省資源エネルギー庁 平成 28 年 3 月 廃炉 汚染水対策にかかる国の体制 日本政府は 福島第一原子力発電所の廃炉 汚染水問題の根本的な解決に向けて 総力を挙げて取り組むため 体制を強化すべく以下の取組を行った 2013 年 9 月 原子力災害対策本部の元に 廃炉 汚染水対策関係閣僚等会議 と その元に 廃炉 汚染水対策チーム会合 等の会議を設置 より着実な廃炉の実施に必要な支援体制を強化するため
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資料 2 福島第一原子力発電所の敷地境界外に影響を与えるリスク総点検に関わる対応状況 2018 年 6 月 6 日 東京電力ホールディングス株式会社 概 要 2015 年 4 月 液体及びダストを中心に敷地境界外に影響を与える可能性があるリスクを広く対象としたリスク総点検を実施し, リスク低減対策の取組みは, 環境変化等を反映し適宜見直しを行っている リスク低減対策未着手の項目 ( 下記 1) については,2018.3
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福島第一発電所構内で採取した建屋内瓦礫の放射能分析 平成 27 年 10 月 1 日 技術研究組合国際廃炉研究開発機構 / 日本原子力研究開発機構 本資料には 経済産業省平成 26 年度補正予算 廃炉 汚染水対策事業費補助金 ( 固体廃棄物の処理 処分に関する研究開発 ) の成果の一部が含まれている 無断複製 転載禁止技術研究組合国際廃炉研究開発機構 0 概要 事故後に発生した固体廃棄物は 従来の原子力発電所で発生した廃棄物と性状が異なるため
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学んで 考えてみよう除染 放射線のこと 使い方 目次 1. はじめに 2. 構成 ( テーマと主な学習内容 ) 3. リスト 1. はじめに この資料は 環境省発刊の まんがなすびのギモン をベースに 中学生程度以上を対象として 東京電力 ( 株 ) 福島第一原子力発電所事故の発生からこれまでの放射性物質の状況 除染などについてわかりやすく学んでいただくための学習教材です 放射線の影響をできる限り少なくするため
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No.47 2011-6-12 発行ベント遅れはあったのか? 今回の原発事故検証委員会の目的の一つが ベント遅れ事件 の解明であり 各メディア 例えば 6/8 読売新聞も ベント遅れについて大きく取り上げています 4/21 の No.29 メモで 1 号機については ベントを早くできたとしても 水素爆発は防げないし 仮に水素爆発を防止できても 放射能流出は防げない と書きました そもそも1ベントの目的は何か?2ベントはどういう条件で可能なのか?3ベントは早くできたのか?4ベントしないとどうなったのか?
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JSME 動力エネルギーシステム部門原子力の安全規制の最適化に関する研究会シンポジウム 福島第一原発の事故の教訓と 世界最高水準の安全性確保への道 平成 23 年 11 月 25 日 北海道大学大学院工学研究科エネルギー環境システム専攻 教授 奈良林直 原子力の安全規制の最適化研究会シンポジウム 2011 年 11 月 25 日北海道大学奈良林直 1 循環注水システムによる冷温停止冷温停止を提案 3
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参考 対策 取り組み 参考資料 ( 写真 図面等 ) 対策 76 瓦礫撤去 線量確認 建屋入域 (5/9) 作業環境改善 パックポットによる原子炉建屋の現場確認 原子炉建屋内放射線量測定 Ⅰ. 冷却 子炉 1 号機(1 )原 対策 11 窒素充填 4/6 より実施中 窒素供給装置 局所排風機による環境改善の状況 窒素充填のシステム概要 1 対策取り組み参考資料 ( 写真 図面等 ) 対策 13 熱交換機能の確保
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3 号機事故および対応の経過 2011 年 7 月 19 日まで 出典 平成 23 年 (2011 年 ) 東京電力 ( 株 ) 福島第一 第二原子力発電所事故 ( 東日本大震災 ) について原子力災害対策本部 2011 年 7 月 19 日 (20:00) 現在 pp42~88 編集 内部被ばくを考える市民研究会川根眞也 平成 23 年 (2011 年 ) 東京電力 ( 株 ) 福島第一 第二原子力発電所事故
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More information通りである レベル1 津波 :100 年に 1 度程度発生する規模で, この津波に対しては, 人命, 財産, 経済活動を守る レベル 2 津波 :1000 年に 1 度程度発生する規模で, この津波に対しては, 人命を守り, 経済的損失をできるだけ軽減する また, 大きな二次災害を引き起こさず, 早
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