EMC Celerra IP ストレージをiSCSI およびNFS 上でVMware Infrastructure3 とともに使用する

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1 EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用する ベスト プラクティスのプランニング US ホワイトペーパー翻訳版 要約 このホワイト ペーパーでは EMC Celerra ネットワーク接続型ストレージ製品と VMware Infrastructure 3 の組み合わせに関して詳細に説明します VMware Infrastructure 3 は ESX Server 3 ソフトウェアを VMotion VirtualCenter 2 Virtual SMP などの管理製品およびリソース プールとともに含むパッケージです また 新しい VMware ファイル システムと Distributed Resource Scheduler High Availability Consolidated Backup などの機能も含んでいます このホワイト ペーパーでは VMware Infrastructure 3 環境をサポートするように Celerra のプロトコルおよび機能を使用する方法について扱います 2008 年 3 月

2 Copyright 2007 EMC Corporation. 不許複製 EMC Corporation は この資料に記載される情報が 発効日時点で正確であるとみなしています この情報は 予告なく変更されることがあります この資料に記載される情報は 現状有姿 の条件で提供されています EMC Corporation は この資料に記載される情報に関する どのような内容についても表明保証条項を設けず 特に 商品性や特定の目的に対する適応性に対する黙示の保証はいたしません この資料に記載される いかなる EMC ソフトウェアの使用 複製 頒布も 当該ソフトウェア ライセンスが必要です 最新の EMC 製品名については EMC.com で EMC Corporation の商標を参照してください 他のすべての名称ならびに製品についての商標は それぞれの所有者の商標または登録商標です パーツ番号 H J EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 2

3 目次 ベスト プラクティスのプランニング... 0 エグゼクティブ サマリー... 4 概要... 4 対象読者...4 用語...5 Celerra の概要... 6 Data Mover...6 Control Station...7 Celerra における iscsi の基礎... 7 ネイティブ iscsi...8 NFS...8 VMware Infrastructure 概要...9 用語 VMware ESX Server の機能 ESX Server 3 ネットワークの概念 ESX Server 3 に対する Celerra ストレージのプロビジョニング ストレージ オブジェクトの命名 ESX Server 3 向けの Celerra NFS 構成 ESX Server によって追加される Celerra NFS のメリット ESX Server 3 向けの Celerra iscsi 構成 iscsi LUN の構成 仮想プロビジョニング ISCSI 仮想プロビジョニング パーティションの調整 ファイル システムの拡張 iscsi LUN の拡張 VMware Distributed Resource Scheduler レプリケーション 結論 関連資料 付録 : ヒントとツール Celerra における ESX に関するヒント EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 3

4 エグゼクティブ サマリー VMware Infrastructure 3 のリリースにより 仮想ハードウェアのサポートが IP ストレージ デバイスの使用にまで拡張されました このサポートにより NFS プロトコル および iscsi を使用した IP ブロック ストレージの利点を ESX 環境でフルに活かすことができます この大幅な進歩によって仮想コンピューティングを仮想ストレージにブリッジすることができ データ センター内での動的な設定が可能になって パフォーマンスおよびシステムの信頼性が向上します このホワイト ペーパーでは VMware ESX 環境で EMC Celerra を最大限に活用する方法について説明します 概要 仮想化は 今や長年にわたって技術的分野で使用されている 広く知られた言葉になりました 仮想メモリから仮想ネットワーク 仮想ストレージにいたるまで 私たちはほとんどあらゆるものの仮想化に親んでいます この数年 VMware 製品による仮想サーバは大きな盛り上がりを見せていて VMware 製品は企業がハードウェア リソースをより適切に分割して活用できるフレームワークを提供しています このアーキテクチャでは x86 ベースのシステムで 異なるオペレーティング システムとリソース要件を持つ複数の独立した仮想環境を 同じ物理サーバ上で実行できます ハードウェア リソースを仮想化する機能を持つ VMware 製品はいくつかありますが このホワイト ペーパーで扱うのは ESX Server 製品です これは この製品が Celerra IP ストレージをサポートしているためです VMware Infrastructure 3 では Celerra iscsi LUN および NFS エクスポート ファイルによるストレージ デバイスを ESX Server が使用して 仮想マシンおよび仮想ディスクに使用するデータストアを作成します VMware Infrastructure 3 よりも前にサポートされていたストレージは ローカル接続されたストレージまたは SAN 接続されたデバイスだけでした ESX Server 3 では NFS と iscsi の 2 つのストレージ デバイスが追加されました これらは どちらも Celerra Network Server で提供されています ネットワーク ストレージの接続に関する選択肢に加えて Celerra では高度なスケーラビリティおよび信頼性が得られ ファイバ チャネルのメリットの一部と IP ストレージの使いやすさが組み合わされます ESX Server 3 で提供される iscsi と NFS の機能は ESX Server の以前のバージョンの機能や VMware GSX および Workstation 製品の現在のバージョンの機能とも異なります これらの製品では IP ストレージとの明示的な接続性は提供されておらず ゲスト OS は仮想マシンのインタフェースのいずれかと ソフトウェアによる iscsi または NFS クライアントを使用して ネットワーク ストレージ システムにアクセスする必要があります このアクセス方法が適している環境も数多くありますが ESX Server 3 で提供される Celerra への直接 IP ストレージでは ゲスト OS 経由でストレージにアクセスした場合にはないパフォーマンスが得られます 対象読者 このホワイト ペーパーは ESX 3 と NFS や iscsi ストレージとの統合について興味を持つすべての読者に役立ちます しかし サーバ仮想化について精通しているシステム管理者およびシステム設計者が Celerra を使用した ESX のサポート方法を理解しようとする場合に最も有益です ESX Server と Celerra の実際的な知識があると 説明されている概念の理解に役立ちます EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 4

5 用語 フェイル セーフ ネットワーク (FSN): スイッチ レベルの冗長性によってリンク フェイルオーバーをネットワークまで拡張する高可用性機能 FSN は 1 つのリンクとして表示され 1 つの MAC アドレスを持ち 複数の IP アドレスを持つことができます iscsi ターゲット : 一意の iscsi 名によって識別される iscsi のエンドポイントで iscsi イニシエータによって発行されるコマンドが実行されます リンク アグリゲーション :IEEE 802.3ad LACP( リンク アグリゲーション制御プロトコル ) 標準に焦点を絞った高可用性機能 同じスイッチに対して類似した特性を持つ Ethernet ポートを 単一の MAC アドレスを持ち 複数の IP アドレスを持つことができる 1 つの仮想デバイス / リンクに集約できます LUN:Celerra Network Server 上の iscsi では 論理ユニットは ストレージ メディアとの間の読み書きといった SCSI コマンドを処理する iscsi ソフトウェアの機能です iscsi ホストから見ると 論理ユニットはディスク デバイスとして認識されます NFS: リモート ファイル システムに対して透過的なアクセスを提供する分散ファイル システム NFS では すべてのネットワーク システムが 1 つのディレクトリのコピーを共有できます RAID 1: データを LUN 内の別のディスクにミラーリング ( コピー ) することによってデータの整合性を実現する RAID 方式 この RAID タイプは データの整合性が最も高く ディスク領域の消費量も最大です RAID 5: データは多数のストライプにストライピングされます 必要に応じてデータを再構築できるように パリティ情報が保存されます 1 つのディスクに障害が発生しても データ消失は起きません パフォーマンスは 読み取りでは良好ですが 書き込みでは遅くなります Celerra レプリケーション サービス : ソース ファイル システムから 読み取り専用のポイント イン タイム コピーを作成するサービス このコピーは ソース ファイル システムとの整合性を保つために サービスによって定期的に更新されます レプリケーション フェイルオーバー : コピー先のファイル システムを読み取り専用から読み取り / 書き込みに変更し レプリケーション データの転送を停止します ソース ファイル システムは アクセスが可能であれば読み取り専用になります SnapSure :Celerra システムで ファイル システムの読み取り専用のポイント イン タイム コピーを提供する機能 チェックポイントとも呼ばれます 仮想ネットワーク デバイス : 単一の MAC アドレスで定義される複数の物理デバイスの組み合わせ 仮想プロビジョニング LUN: ファイル システム上に予約された領域を持たない iscsi LUN データが LUN に追加されるときは必ずファイル システムの領域が使用可能になっていることが必要です VLAN( 仮想ローカル エリア ネットワーク ): 物理的に異なるネットワーク セグメント上に存在しながら 同じネットワーク セグメントに存在するかのように通信を行うデバイスのグ EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 5

6 ループ VLAN は 管理の柔軟性を実現するために 管理ソフトウェアによって設定され 論理接続と物理接続の対応に基づきます Celerra の概要 Celerra NAS 製品ファミリは ミッドレンジからハイエンドのネットワーク ストレージの幅広い構成と機能をカバーしています 製品ライン内の違いは存在しますが いくつかの共通ビルディング ブロックがあります このような基本的ビルディング ブロックの組み合わせにより 一貫性のあるサポートと構成オプションを持つ幅広いスケーラブルな製品ラインが形成されています Celerra フレームでは 電源および冷却について n+1 の冗長性が提供されます また 選択するモデルや ソリューションの必要性に応じて 幅広い範囲から物理ディスクの数を選択できます このホワイト ペーパーの趣旨からは その他に次の 2 つのビルディング ブロックが重要です Data Mover Control Station Data Mover は LAN とバックエンド ストレージ ( ディスク ) の間でデータをやり取りします Control Station は システムの管理ステーションです Celerra は Control Station を通じて構成および制御されます 図 1に Celerra の動作を示します Management LAN Data LAN Control Station Data Mover Data Mover Back End Storage Celerra 図 1:Celerra のブロック図 Data Mover 1 つの Celerra のフレームには 少なくとも 1 つの Data Mover がインストールされています Data Mover は EMC の最適化された NAS オペレーティング システム DART( リアルタイム データ アクセス ) を実行する 独立したサーバと考えることができます 各 Data Mover は固有のネットワーク ポートとネットワーク識別を持ち バックエンド ストレージに対しても固有の EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 6

7 接続を持っています そのため Data Mover はさまざまな面で独立したサーバとして動作し LAN とバックエンド ストレージ ディスク アレイを結び付けます 可用性を高め 操作を簡単にするために 複数の Data Mover を 1 つのシステムとしてグループ化します Celerra では 高可用性を実現するために 1 つの Data Mover を 1 つまたは複数のアクティブな Data Mover のホット スタンバイとして動作させる構成をサポートしています アクティブな Data Mover に障害が発生すると すぐにホット スタンバイが起動して 障害の発生したデバイスの ID とストレージを引き継ぎます 操作しやすくするために キャビネット内のすべての Data Mover は論理的な単位でグループ化され Control Station から単一のシステムとして管理できます Control Station Control Station は Celerra フレームにおける管理と制御の単一点です システム内の Data Mover またはディスクの数とは関係なく システムの管理はすべて Control Station を経由して行われます Control Station は Data Mover およびバックエンド ストレージを構成するためのインタフェースとなるだけでなく Data Mover のハートビート監視も行います 何らかの理由で Control Station が動作しなくなっても Data Mover は引き続き正常に動作します しかし Celerra のアーキテクチャには 冗長化した Control Station によって継続的な管理をサポートして 可用性を高めるというオプションも用意されています Control Station では EMC が Linux を Celerra および NAS の管理のために最適化した OS が実行されます 図 1 に 2 つの Data Mover を含む Celerra システムの図を示します Celerra NAS ファミリは製品モデルによって最大 14 台の Data Mover をサポートします Celerra における iscsi の基礎 Celerra では iscsi および NFS を使用してブロック データおよびファイル データへのアクセスを提供します これらのストレージ プロトコルは 図 2 のトポロジー ダイアグラムに示したように 標準の TCP/IP ネットワーク サービスとして提供されています Network Servers (iscsi Initiators or Hosts) EMC Celerra Network Clients (CIFS, NFS, etc ) EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 7

8 図 2:Celerra iscsi のトポロジー ネイティブ iscsi Celerra では ネイティブの iscsi ソリューションが提供されます つまり これを展開すると 接続されているすべてのデバイスは iscsi プロトコルのサポートが可能な TCP/IP インタフェースを持つことになります このトポロジーを簡略化したものを図 3 に示します 特殊なハードウェアやソフトウェア または追加の構成は不要です 管理者は 2 つのエンドポイント Celerra の iscsi ターゲットとサーバの iscsi ホスト イニシエータを構成するだけで済みます これは iscsi のブリッジの典型的な展開に比べて かなり単純で簡単な方法です ブリッジ ソリューションでは ストレージ アレイに接続されたファイバ チャネル ネットワークとホスト イニシエータに接続された TCP/IP ネットワークとの間に ブリッジとして動作するハードウェアの追加が必要です ブリッジの追加によってハードウェアのコストと構成の複雑さが追加されることになりますが Celerra で iscsi を展開する場合にはこれらは不要です ブリッジを展開する場合は ストレージ アレイで iscsi ターゲットを構成し サーバでホスト イニシエータを構成し さらにそれぞれに対応する接続をブリッジで構成する必要があります Celerra を使用すると この追加的な複雑さが不要になります Celerra LAN TCP/IP iscsi Host 図 3: ネイティブ iscsi NFS NFS(Network File System) は Celerra ネットワーク ストレージ システムで提供されるリモート ファイル共有プロトコルです Celerra では 1 つまたは複数の Data Mover によって NFS サーバがサポートされ NFS クライアントはネットワーク経由で安全に共有ストレージにアクセスできます Celerra は スナップショット コピーおよび統合レプリケーション / バックアップ テクノロジーをサポートすることで NFS サービスの機能を高めています NFS サービスに提供される中心的なコンポーネントは Celerra Data Mover またはブレード サーバです EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 8

9 VMware Infrastructure 3 概要 VMware Infrastructure 3 は サーバの統合を実現する仮想化ソフトウェアによって構成されています このソフトウェアは 同種および異なる種類のオペレーティング システムの複数のインスタンスを 1 台の物理マシン上にある仮想マシンとして実行できるようにすることで 統合を行います このコスト パフォーマンスが高く 極めて拡張性の高い仮想マシン プラットフォームは 高度なリソース管理機能を持っています VMware Infrastructure 3 では コンピューティング インフラストラクチャの TCO( 総所有コスト ) を次の方法によって最小化しています リソース使用率を高める サーバの台数および関連するすべてのコストを減らす サーバの管理性を最大化する 図 4 に 仮想レイヤーの上にゲスト オペレーティング システムが置かれた仮想マシンを持つ 複数の VMware ESX Server を示します この図には すべての VMware Infrastructure 3 コンポーネントの管理と監視を行う VMware VirtualCenter Server も示されています 図 4の上位のレイヤーには Distributed Resource Scheduler High Availability Consolidated Backup のために 統合された VMware Infrastructure 3 機能があります 図 4:VMware Infrastructure 3 のアーキテクチャ EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 9

10 ESX Server は ホスト ハードウェアの上で直接実行され 仮想マシンは VMware が提供する仮想レイヤーの上で実行できます オペレーティング システムとアプリケーションの組み合わせのことを仮想マシンと呼びます ESX 3 サーバは VirtualCenter Management Interface を使用して管理されます VirtualCenter 2.0 を使用すると ESX Server の数を管理できるほか VMotion などの操作を実行できます 用語 クラスタ :VirtualCenter 2 内のクラスタ ESX Server ホストおよび関連する仮想マシン ( リソースや管理インタフェースを共有 ) のコレクション データストア :VMFS または NFS のいずれかのファイル システム 基盤となる物理ストレージ リソースのプールの仮想的な表現です この物理的なストレージ リソースは ローカル サーバの iscsi ディスク ファイバ チャネル SAN ディスク アレイ iscsi SAN ディスク アレイ またはネットワークに接続されたストレージ アレイから構成することができます DRS(Distributed Resource Scheduler): 仮想マシンのためのハードウェア リソースのコレクション全体にわたって コンピューティング キャパシティのバランスが取れるように判断して割り当てます ESX Server: プロセッサ メモリ ストレージ ネットワーキングのリソースを抽象化して複数の仮想マシンにプロビジョニングする物理サーバ上で実行される 実績のある仮想レイヤー ゲスト オペレーティング システム : 仮想マシン内で実行されるオペレーティング システム ISO イメージ : ダウンロードして CD-ROM に書き込んだりループバック デバイスとしてマウントできる CD イメージ マッピング ファイル :raw デバイスをマップおよび管理するために使用するメタデータを含む VMFS ファイル RDM(raw デバイス マッピング ):raw デバイス マッピングには VMFS ボリューム上の.vmdk ファイルであるポインタと この.vmdk ファイルがポイントしている物理的な raw デバイスの組み合わせが含まれます 物理互換モードでは SCSI コマンドを直接デバイスに渡すことができます COS(Service Console):ESX Server の管理インタフェースとして使用される 変更が加えられた Linux カーネル ESX ホストに対して ssh HTTP VirtualCenter アクセスを提供します VMkernel とは異なります テンプレート : 仮想マシンをインポートし テンプレートとして格納して 後で展開することによって新しい仮想マシンを作成できる手段 VirtualCenter マネージメント サーバ : 仮想化された IT インフラストラクチャを構成 プロビジョニング 管理するための中心となるポイント VI Client(Virtual Infrastructure Client): 管理者およびユーザーが VirtualCenter マネージメント サーバまたは個別の ESX Server に任意の Windows PC からリモート接続できるインタフェース EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 10

11 仮想マシン : ゲスト オペレーティング システムおよび関連するアプリケーションが実行される 仮想化された x86 PC 仮想マシン構成ファイル :Configuration Wizard または Configuration Editor で作成された 仮想マシンの構成を含むファイル VMware ESX Server は このファイルを使用して個々の仮想マシンを識別し 実行します 通常 拡張子は.vmx です VMFS(Virtual Machine File System): データストアにインストールされ ESX が仮想マシンをホストするために使用される VMware 固有のファイル システム VMkernel: サーバのハードウェアを制御し 仮想マシンの計算および I/O 動作をスケジューリングするカーネル VMotion:VMotion 機能を使用すると 実行中の仮想マシンを 1 つの物理 ESX Server から別の ESX Server に移行できます VMware ESX Server の機能 VMware VMotion VMotion テクノロジーを使用すると アプリケーション サービスを中断することなく 実行中の仮想マシンを 1 つの物理 ESX Server から別の ESX Server に移行できます ユーザーに影響を与えず 短時間で再構成と最適化を行うことができます 管理者は VMware で VMotion を使用することにより 実際のワークロードがパーティションに存在しているまま 仮想マシンのパーティションをマシンからマシンにオンザフライで移動できます これにより アプリケーションやユーザーに影響を与えることなくハードウェアのメンテナンスを行うことができます また ダイナミック ロード バランシングを行って 使用率やパフォーマンスを高く維持することもできます VMotion は ESX Server バージョン で初めてサポートされました システム管理者は VMware VirtualCenter を通じて動作するシステムの管理およびプロビジョニング用の製品である VMotion を使用することにより サーバに任意の数の仮想マシンをプロビジョニングおよび再プロビジョニングできます Distributed Resource Scheduler と VMware High Availability VMware の DRS(Distributed Resource Scheduler) 機能は クラスタ内のすべてのホストおよび仮想マシンに関してリソースの使用情報を収集し 仮想マシンの配置についての推奨状態を生成することにより すべてのホストに対するリソース割り当てを改善します この推奨状態は 自動または手動のいずれでも適用できます DRS の自動化レベルの構成に応じて DRS は推奨状態を表示するか 自動的に適用します その結果 自己管理的で高度に最適化され リソースと負荷のバランシングが組み込まれた 極めて効率的なコンピュータ クラスタが実現します VMware の HA(High Availability) 機能は ESX Server ハードウェア マシンの障害を検知すると 自動的に仮想マシンおよびその常駐アプリケーションとサービスを別の ESX Server ハードウェア上で再起動して サーバが回復するまでの時間を短縮し 高いレベルの可用性を実現します VMware の HA および DRS を合わせて使用することで ロード バランシングを備えた自動フェイルオーバーが行われます この組み合わせにより HA によって仮想マシンが別のホストに移動された後 仮想マシンでのリバランシングが短時間で行われます EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 11

12 VMware クラスタリング ESX Server は 1 つの ESX Server 内の仮想マシンのレベルでクラスタ化する ( インボックス クラスタ ) ことも 複数の ESX Server 内でクラスタ化する ( アウトサイドボックス クラスタ ) こともできます ボックス内で設定されたクラスタは ソフトウェアまたは管理上のミスが障害の原因となりやすい環境で高可用性を提供するのに役立ちます ソフトウェアやロジックの問題以外に ハードウェア障害の際に高いレベルの保護が必要な場合は アウトサイドボックス クラスタが有用です ESX Server 3 ネットワークの概念 ESX Server 3 のアーキテクチャでは 管理コンソールである VMkernel と仮想マシンの接続要件を満たすために 複数のネットワーク インタフェースが必要です 主なネットワーク インタフェースの種類は 次のとおりです 仮想マシン : ゲスト オペレーティング システムに対して接続を可能にします Service Console:ESX ホストに対して ssh HTTP VirtualCenter アクセスを提供するインタフェースです VMkernel: このインタフェースは NFS マウント iscsi セッション VMotion など すべての IP ストレージ トラフィックに対して使用されます ベスト プラクティス :ESX Server 3 では VMkernel は Service Console とネットワーク接続を共有できます また VMotion 使用時の仮想マシンの状態情報を送ることもできます ESX ホストが VMotion または DRS 向けに構成されている場合は それらのサーバ用に独立したインタフェースを作成することをお勧めします ESX ホストで IP ストレージを使用するには VMkernel に対する 1 つまたは複数の物理ネットワーク インタフェースの構成が必要です このインタフェースは 一意の IP アドレスを必要とします また 仮想マシンのストレージ要件を満たすため専用として使用する必要があります 実際の動作としては VMkernel が IP ストレージ インタフェースを管理します これには iscsi および NFS が Celerra へのアクセスに使用するインタフェースも含まれます ESX Server を Celerra による IP ストレージ用に構成すると VMkernel ネットワーク インタフェースが 1 つまたは複数の Data Mover iscsi ターゲットまたは NFS サーバにアクセスできるように構成されます このプロセスの最初の手順は 図 5 に示すように VI クライアントのネットワーク構成ウィザードによって VMkernel インタフェースを構成することです EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 12

13 図 5:VMkernel ネットワーク構成ウィザード ベスト プラクティス :VMkernel に対しては 1 つまたは複数の 1 GB ネットワーク インタフェースを使用します VMkernel インタフェースは実質的に IP ストレージ用の SCSI バスなので Celerra からのネットワーク トラフィックは 仮想 LAN または専用の IP SAN スイッチを使用することにより プライベート LAN を通るようにセグメント化することをお勧めします 仮想マシンに対するスループット要件によっては Celerra Data Mover へのネットワーク パスを追加するように さらにインタフェースを構成する必要があります ストレージ アクセス パスの High Availability オプション ESX ホストには VMkernel IP ストレージ インタフェースのサービス レベルを向上させる高度なネットワーク オプションがいくつか用意されています ESX Server 3 での NIC チーミングにより ロード バランシングと冗長性のためのオプションが提供されます NIC チーミングのオプションには 次のものが含まれます MAC ベース :ESX Server 2.5 でのデフォルト ポート ベース :ESX Server 3 でのデフォルト IP ベース : それぞれのバージョンでオプション ESX Server ホストで負荷を複数のネットワーク インタフェースに分散する場合は NIC チームを IP またはポート ハッシングと組み合わせて使用することを検討してください 複数の Celerra iscsi ターゲットまたは NFS ファイル システムが ESX Server にプロビジョニングされる場合は NIC チーミングを Celerra の高度なネットワーク機能と組み合わせることにより NFS および iscsi セッションを複数の Data Mover ネットワーク インタフェースにわたってルーティングすることができます NIC チーミング機能を使用すると VMkernel スイッチ上で複数の NIC を使用することができます Celerra でリンク統合を行うようにネットワークの論理接続を構成すると 仮想マシンへのスループットを高める セッション ベースのロード バランシング ソリューションが実現されます 図 6は EtherChannel を ESX および Celerra とともに使用する方法を示したトポロジー ダイアグラムです EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 13

14 Celerra Data Mover Ethernet Channel NIC Team used by VMKernel ESX Hosts Switch 図 6:EtherChannel を使用した Celerra ネットワーキング VLAN VLAN を使用すると ESX Server I/O を運んでいる Ethernet パケットが安全に分離され QoS が確保されます ESX Server では VLAN を使用する構成が推奨されます VMware Infrastructure 3 では 標準的なポート ベースの VLAN タギングなど 802.1Q に伴う VLAN のさまざまなオプションがサポートされます VLAN タグを仮想スイッチ ネットワーク インタフェースに適用することにより ネットワーク トラフィックのスコープをその仮想マシン ネットワーク インタフェースに制限することができます 仮想グループ タギングを使用すると ポート割り当て 4095 が適用されます そのため ホストは 802.1Q タグを仮想マシンのネットワーク インタフェースに提供する必要があります ESX Server では 最大 4,094 個のポートを使用する 802.1D および 802.1Q がサポートされます Celerra ネットワーク スタックでも 802.1Q VLAN タギングがサポートされます Celerra の仮想ネットワーク インタフェース (VLAN) は 統合されたリンクやフェール セーフ ネットワークのインタフェースなどの物理的または論理的なネットワーク デバイスに割り当てることができる論理的な関連づけです Celerra の VLAN はレイヤー 2 ハードウェア アドレスよりも上位に存在するため Data Mover では 高可用性とロード バランシングのために 複数の物理インタフェースをサポートすることができます Celerra と ESX Server 3 はどちらも 802.1Q をサポートするため ストレージ ネットワークが VLAN でセグメント化されている環境が全面的にサポートされます ベスト プラクティス :VMkernel IP ストレージのネットワーク トラフィックを VLAN または独立した IP SAN スイッチを使用したプライベート LAN を通るようにセグメント化します External Switch Tagging EST(External Switch Tagging) は ESX ホストのネットワーク ポートに対するデフォルトの構成です VLAN タグを使用する物理ネットワークの構成が個々の物理サーバに対して透過的である状態と似ています このオプションはポートで適用され ESX Server で特別な構成を行う必要はありません タグは パケットがスイッチ ポートに到着したときに付加され パケットがスイッチ ポートを離れるときに取り除かれます NIC と物理スイッチの間には 1 対 1 の関係があるため EST はシステム内で使用できる VLAN の数を制限するという点で影響を与えます 以下は ジャンボ フレームについての情報です Celerra Data Mover はジャンボ フレームをサポートしているため ESX Server IP VMkernel インタフェースでもサポートすることが自然であ EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 14

15 るように見えます しかし 現在 VMkernel ネットワーク スタックではジャンボ フレームはサポートされていません ジャンボ フレームが利用可能であれば IP ストレージ ネットワークでジャンボ フレームを有効にすることが推奨されると考えられます QLogic 4050 シリーズなどの iscsi HBA デバイスを使用すると フレーム サイズをさらに大きくできる可能性があります Celerra と QLA 4052 のどちらも 9,000 バイトまでの Jumbo Ethernet Frame サイズをサポートしています ESX Server 3 に対する Celerra ストレージのプロビジョニング ESX Server 3 での IP ストレージのサポートにより EMC Celerra は 仮想マシンで使用されるデータストアをサポートするのに適したプラットフォームになりました Celerra には NFS および iscsi のサポートとして ESX ホスト システム向けにネットワーク ストレージを構成するための 2 つのオプションがあります CLARiX または Symmetrix バックエンド ストレージに Celerra を組み合わせることで 可用性が高く RAID で保護されたストレージが ESX ホストに提供されます Celerra をストレージ システムとして使用することで ファイバ チャネル デバイスが使用できなくなることはありません ESX Server では ファイバ チャネル デバイスを iscsi および NFS とともに使用できます 複数のクラスの共有ストレージを使用するデータストアで ESX が構成されている場合 VirtualCenter を移行することで アプリケーションのニーズに基づいて仮想ディスクのリバランスを行うことができます これにより 仮想マシンをストレージの複数の層に分散するように再配置して アプリケーションのニーズをストレージ システム全体でバランスさせることができます ストレージを ESX ホスト向けに構成するには Celerra Management インタフェースを使用します Celerra には ESX ボリュームの作成に使用するデバイスのパフォーマンスと保護のために ストライプ (RAID 1) およびパリティ (RAID 3/RAID 5) のオプションが用意されています Celerra AVM(Automatic Volume Manager) は ファイル システムを構成するディスクの最適な配置を識別する内部アルゴリズムを実行します ストレージ管理者は ストレージ プールの種類および必要な容量を選択するだけで NFS データストアとして使用するために ESX に提示できるファイル システムを確立できます 使用するストレージおよび RAID アルゴリズムの選択は アプリケーションおよび仮想マシンが必要とするスループットに大きく依存します RAID 5 は最も効率的にディスク容量を使用でき アプリケーションの要件を満たす十分なパフォーマンスを提供します RAID 1 は最も良いパフォーマンスが得られますが ファイル システム内のすべてのデータをミラーリングするために追加のディスク容量が必要です EMC のラボで行われたテストによると 仮想マシンの起動ディスク イメージとしても アプリケーション データ用に使う仮想ディスク ストレージとしても RAID 5 が選ばれました サーバに適した RAID 構成を特定する際には コンピューティング環境に存在するアプリケーションおよびストレージの要件を把握することが役立ちます EMC NAS の専門家は これらの要件から適切なストレージ構成を導けるように養成されています ESX には Celerra NFS ファイル システムのエクスポートまたは iscsi LUN からデータストアを作成するためのツールが用意されています データストアを識別するためには ユーザー割り当てのラベルが必要です 仮想ディスクは 仮想マシンに割り当てられ 標準の SCSI デバイスと同じようにゲスト オペレーティング システムによって管理されます たとえば ESX ホストを実行する仮想マシンに仮想ディスクが割り当てられます デバイスが使用できるようにするために ゲスト オペレー EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 15

16 ティング システムがディスクの 1 つにインストールされます 仮想ディスクのフォーマットは ゲスト OS またはインストール プログラムによって決定されます 考えられる構成の 1 つは Celerra から ESX ホストに NFS ファイル システムを提示することです ESX は NFS ファイル システムを使用して 新しく定義された仮想マシン用に NFS データストアおよび VMDK ファイルを作成します Windows ゲストの場合 VMDK は NTFS ファイル システムとしてフォーマットされます アプリケーション用に使用する追加の仮想ディスクは 1 つまたは複数の Celerra ファイル システムからプロビジョニングして Windows ゲスト OS によって NTFS にフォーマットできます ストレージ オブジェクトの命名 Celerra を使用する ESX 環境を作成する際に 慎重に検討する必要がある事項は ストレージ オブジェクトの命名です ESX 内のファイル システム エクスポート iscsi ターゲット データストアに説明的な名前を付けると 環境の継続的な管理やトラブルシューティングに役立つ情報が得ることができます それらの構成の基礎になるストレージ システムを含むラベルを的確に使用することは メンテナンスが必要な際の管理やトラブルシューティングに役立ちます ベスト プラクティス : 識別のための要素 (IP アドレスや NFS サーバ名 ) をデータストア定義に取り込んだり 使用する Celerra の名前に注釈を付けることで その後の管理や構成のタスクが楽になります ESX Server 3 向けの Celerra NFS 構成 概要 セクションで説明したとおり ESX 3 には NFS ファイル システムからデータストアを作成するオプションがあります Celerra NFS からエクスポートされたファイル システムおよび機能セットは ESX によるこれらを補完し 極めて柔軟で信頼性の高い環境を実現します VMware Infrastructure 3 の管理ユーティリティを使用して NFS ファイル システムを Celerra から構成およびマウントできます VI クライアントを使用して エクスポートするデータストアに名前を付けることもできます このデータストア名は ESX 環境でデータストアを管理する際の主な参照として使用されます NFS データストアは 仮想ディスクをサポートする領域のプールと考えることができます データストア内で 1 つまたは複数の仮想ディスクが作成され 仮想マシンに割り当てられます 各仮想ディスクでは プライマリ仮想ディスクを使用してゲスト オペレーティング システムおよびブート情報がインストールされます 他のディスクは アプリケーションおよびユーザ データのために使用されます NFS データストアでは ESX 仮想ディスク 仮想マシン構成ファイル スナップショット ディスク拡張 VMotion Disaster Recovery Services を使用できます また Celerra は ESX に使用されるファイル システムのレプリケーション ローカル スナップショット 仮想プロビジョニング NDMP バックアップもサポートしています NFS からエクスポートされたファイル システムにアクセスするために ESX ホストでは VMkernel に Celerra へのネットワーク アクセスが定義されている必要があります デフォルトでは ESX ホストは root ユーザー アカウントを使用してファイル システムをマウントします ファイル システムには ファイル システムをマウントするインタフェースへの root アクセス権が含まれている必要があります エクスポートは VMkernel インタフェースに限定することをお勧めします EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 16

17 NFS File System NFS Protocol Datastore RedHat.vmdk Win2K.vmdk Linux Win2K Celerra Data Mover VMkernel NIC Virtual Machine Celerra VM network interfaces 図 7:VMware Infrastructure 3 における ESX NFS アーキテクチャ 図 7 は VMware Infrastructure 3 における ESX NFS アーキテクチャについて ストレージ デバイスと ESX ホストのやり取りを中心に示した概要図です ESX は 環境内の VM ごとに別々のフォルダを作成します 仮想ディスクおよび ESX スナップ ログを含むすべての仮想オブジェクトは ファイル システム内に保存されます 図 7 には いくつかのネットワーク インタフェースが示されています ESX 仮想ディスクのすべての I/O は VMkernel NIC を通過するため VMkernel インタフェースはネットワーク インタフェースにとって極めて重要です 仮想マシンの場合は 仮想マシンのネットワーク インタフェースの 1 つを使用して Celerra から他の NFS ファイル システムのエクスポート CIFS シェア または iscsi ターゲットにアクセスできます ESX Server によって追加される Celerra NFS のメリット NFS の使用は 仮想マシンのテンプレートやクローン イメージなど一般的なファイルを保管する場合にも役に立つ ESX でのオプションです ユーザーの使用例として 次のようなものが考えられます ISO イメージなどのネットワーク ライブラリ要素を共有する 仮想マシンのテンプレートやクローンを保存するよく使用される仮想マシン イメージを 将来使用するためにテンプレートとして保存することで 新しい仮想マシンを設定するために必要な時間を短縮することができます NFS では 1 つの環境内のすべての ESX ホストが同じファイル システムにアクセスできるようにすることで EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 17

18 この時間節約の方法を強化しています この方法で共有されたファイル システムに仮想マシン テンプレートを置くと ネットワークの広い範囲に分散した多くのファイル システムにテンプレートをコピーする必要がなくなります ベスト プラクティス : テンプレートおよび ISO イメージを保持する NFS データベースを作成します NFS データストアを各 ESX Server にマウントして それらのファイルをまとめる場所を作ります ビジネス継続性 (SnapSure) Celerra チェックポイントおよび Celerra Replicator を使用することは ファイル システムの継続的な管理に役立ちます ゲスト OS およびアプリケーションの状態に応じて スナップショットにより オペレーティング システムおよびアプリケーションの仮想ディスクを含むファイル システムのクラッシュ コンシステント イメージが得られます Celerra のスナップショットは OS およびアプリケーション データの VMDK ファイルを含むポイント イン タイム イメージを作成する場合に使用できます スナップショット イメージは ESX スナップショットや個別の仮想マシンを含む仮想ディスク オブジェクトのニアライン リストアに使用できます スナップショット ファイル システムは すべての ESX ファイル オブジェクトのセカンダリ イメージであり NDMP バックアップ プロセスに統合したり 災害復旧のためにもう 1 つの Celerra にコピーすることができます NFS のセキュリティ Celerra には 次のように データへのアクセスを制限するいくつかのオプションがあります VLAN を使用したトラフィックの分離 特定のホスト IP アドレスへのアクセスの制限 特定のユーザー アカウントによるアクセスの制限 ESX では NFS ファイル システムをマウントするために root でない delegate というアカウントが用意されています root アクセスによってファイル システムがエクスポートされることを避けるために このアクセス方法を使用することを考慮してください ESX Server は仮想オペレーティング システムおよびアプリケーション ディスクを含むファイル システムをマウントするため ストレージへのアクセスは制限することをお勧めします その他の考慮事項デフォルトでは ESX 内の NFS クライアントの数は 8 つの NFS マウントに制限されています ほとんどの場合はこれで十分ですが ESX VirtualCenter インタフェースの詳細設定タブに ファイル システムの数を最大 32 まで増やすオプションがあります 仮想マシンを作成すると ESX によってスワップ ファイルが作成され 仮想ディスクとともに仮想マシン フォルダに保存されます スワップ ファイルは ESX ホストがビジーになったときに スワップのリソースとして使用されます ネットワーク デバイスに対するスワップの影響を限定するために VMware ではファイルをローカル ディスクに保存することをお勧めします そのためには VM の高度な設定で構成パラメータを図 8 で示したように変更します ローカル ディスクの場所を示す sched.swap.dir の行を追加することで 作業は完了します ESX のリソース管理に関するドキュメントに この値の設定に関する詳細が説明されています EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 18

19 図 8:ESX NFS の構成パラメータ 注意 : この構成オプションによってパフォーマンスは向上しますが VMotion で NFS データストアを使用できなくなります ESX Server 3 向けの Celerra iscsi 構成 VMware Infrastructure 3 では VMkernel の TCP/IP スタックおよびソフトウェア イニシエータにより ネイティブの iscsi クライアントがサポートされます この IP ストレージ オプションを使用することで 1 つまたは複数の Celerra iscsi ターゲットから最大 255 の iscsi LUN にアクセスできるように ESX iscsi ソフトウェア イニシエータを構成できます iscsi LUN の構成 iscsi の構成では まず ESX ホストに IP ストレージのためのネットワーク接続が構成されていることと iscsi サービスが有効になっていることが必要です この iscsi に使用される ESX VMkernel ストレージ インタフェース構成については ESX ネットワークの概念に関するセクションで説明されています セッションを確立するには 次の手順を実行する必要があります ( 図 9) 1. VI クライアントのファイアウォール プロパティ インタフェースにあるセキュリティ プロファイルで iscsi クライアントを有効にします 2. ESX Server ホストで iscsi ソフトウェア イニシエータを構成します 3. iscsi LUN を構成し この ESX Server ホストに対して定義されたソフトウェア イニシエータの IQN にこれらをマスクします ハードウェア デバイスを使用している場合は マスクするためにそのデバイスの IQN を調べる必要があります ESX ホストを iscsi 向けに構成する前に ホストで iscsi クライアントが有効になるようにファイアウォールを変更してあることを確認します これにより クライアントは Celerra 上の iscsi ターゲットとの間にセッションを確立することができます EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 19

20 図 9:ESX の [Firewall Properties] ページ IQN は iscsi HBA の [iscsi Initiator Properties] ページ ( 図 10) で識別できます ソフトウェア イニシエータのデフォルトのデバイス名は vmhba40 です IQN 名は Service Console で vmkiscsi-iname コマンドを実行しても取得できます 管理インタフェースを使用すると iscsi サービスを有効化できるほか Celerra iscsi ターゲットへのアクセスに使用するネットワーク ポータルを定義することもできます EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 20

21 図 10: iscsi の [Initiator Properties] ページ クライアントの構成が完了したら Celerra が少なくとも iscsi ターゲットと LUN について構成されていることを確認する必要があります iscsi LUN は Celerra Management iscsi ウィザードを使用して構成できます ESX Server ソフトウェアまたはハードウェア イニシエータの IQN が分かっている場合は ホストに対して LUN をマスクし さらに構成を行うことができます LUN は Celerra Manager を使用して Celerra ファイル システムからプロビジョニングされ ESX Server ホスト iscsi ソフトウェア イニシエータの IQN(iSCSI Qualified Name) に対してマスクされます NFS の場合は Celerra iscsi ターゲットとの間に iscsi セッションを確立するために VMkernel ネットワーク インタフェースが使用されます EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 21

22 図 11:Celerra Manager New iscsi Lun ウィザード - LUN マスクの割り当て 構成の手順が完了したら Storage Adapters のインタフェース ( 図 12) に戻り iscsi バスを探して この ESX Server ホストに対して構成された LUN を識別します 図 12:Storage Adapters のインタフェース LUN の構成オプション ESX 環境で iscsi LUN を活用するには 次の 3 つの方法があります VMFS(Virtual Machine File System) RDM(raw デバイス マッピング ) 仮想ゲスト OS 内でのソフトウェア イニシエータ ( 通常は Microsoft ソフトウェア イニシエータ ) の使用です それぞれの最適な使用方法を以下の具体的な例に示します Virtual Machine File System VMFS(Virtual Machine File System) は ESX Server のデフォルトのディスク構成オプションです VI クライアントは iscsi LUN を VMFS3 としてフォーマットし これを使用して仮想ディスク 仮想マシン構成ファイル スナップショット ログ ファイル ファイル システム メ EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 22

23 タデータ用のデータストアが作成されます これは 前のセクションで説明した NFS データストアとよく似た機能を持っています VMFS が最適なユーザー使用例 : アプリケーション サーバ アクティブ ディレクトリのドメイン コントローラなど I/O が固定されたワークロードのない一般的な仮想マシンのストレージ ネイティブ ESX スナップショットを使用したアプリケーション レベルの I/O 一貫性を必要としない仮想マシン VMware Consolidated Backup を使用したバックアップが適している仮想マシン VMFS は さまざまな仮想マシンの LUN が具体的な I/O パフォーマンス エンベロープを必要としない場合 またはプロビジョニングおよび使用の容易さが最優先の場合に NFS と組み合わせる選択肢として優れています 図 13:Celerra iscsi および ESX Server3 とともに使用する VMFS の概念図 Celerra iscsi LUN を ESX Server ホストと組み合わせて使用する場合は Virtual Provisioned LUN および Dynamic LUN 拡張などの高度な Celerra 機能が全面的にサポートされます NFS と VMFS の重要な相違点は VMFS ファイル システムにはサポートのために使用可能な ESX メタデータが含まれているということです メタデータ ファイルは 図 14 に示したように.sf 拡張子によって識別されます 図 14:2 つの仮想マシンを含む VMFS データストア EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 23

24 raw デバイス マッピング ディスク RDM(raw デバイス マッピング ) は VMFS ボリューム内で raw 物理デバイスのプロキシとして動作するマッピング ファイルです RDM には 物理デバイスへのディスク アクセスを管理およびリダイレクトするために使用されるメタデータが含まれています このファイルを使用すると VMFS 内の仮想ディスクが持つ利点の一部を保ったまま 物理デバイスに直接アクセスできます つまり VMFS の管理性と raw デバイスのアクセスが 1 つに統合されています 図 15:RDM デバイスは独立したマッピング ファイルを使用 RDM は SCSI コマンドをゲスト OS から SCSI ターゲットに渡すことができるデバイスです メリットは ストレージ プラットフォーム ベースのレプリケーション ツールとのインタフェースを持つ管理ユーティリティを使用して アレイ レベルでスナップを作成したり iscsi デバイスをレプリケートできることです 制限は ファイル システム内に複数の仮想ディスクを作成できる VMFS と異なり RDM は 1 つの仮想ディスクとしてのみ構成可能です RDM ディスクは LUN に特定のパフォーマンス ニーズがある場合に適しています これは RDM では仮想ディスクと iscsi LUN が 1 対 1 のモデルを使用しているため VMFS や NFS のように複数の仮想マシンによって共有されることがないためです また アプリケーション統合 (Microsoft Exchange 2003 および 2007 VSS SQL Server VDI API が使用される場合など ) レプリケーションが必要な場合にも適しています RDM の最適なユーザー使用例は 次のとおりです Exchange および SQL Server のログおよびデータベース LUN( 起動ファイルとバイナリは VMFS または NFS を使用して保存 ) アプリケーション統合レプリケーションが必要な場合 RDM では構成とレイアウトに対する制御が強化されていますが 制御とパフォーマンス調整が存在するということは RDM が VMFS よりも多少複雑であることを意味しており RDM を使用した仮想マシンは VMware Consolidated Backup によってバックアップできません VMware EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 24

25 Infrastructure 3 の他のすべての高度な機能 (VMotion HA DRS) は RDM でサポートされ 一般的な VMFS でも動作します このデバイスを使用すると ESX Server カーネルから提示されたストレージ デバイスにゲスト OS が SCSI コマンドを直接渡すことができます Celerra でこのオプションを使用できるのは デバイスが NFS データストアではなく iscsi LUN である場合だけです この種類のデバイスを使用する理由の 1 つは Celerra レベルの iscsi レプリケーションが必要な場合です VI クライアントを使用してこのデバイスを作成するためには LUN を構成する対象の仮想マシンを選択し 設定を編集するタブを選択します [Hardware] タブを選択すると 管理インタフェースからディスク オプションを選択することで新しいデバイスを追加できるようになります このプロセスで重要な点は 新しいデバイスが物理互換モードで作成されることです 図 16 に RDM デバイスの構成画面を示します 図 16:VirtualCenter Management インタフェースによる RDM の作成 RDM と VMFS の主な違いは それぞれがサポートするデバイスの数です VMFS ではストレージ プールが用意されており それを使用することによって多数の仮想ディスクおよび仮想マシンを作成できます RDM デバイスは 1 つのディスク デバイスとして直接 VM に提示されます RDM デバイスは それ以上分割することはできません ソフトウェア イニシエータ iscsi ソフトウェア イニシエータでは ギガビット Ethernet の実行時に適したインタフェースが提供されます Celerra で NIC チーミングおよびロード バランシングを使用すると ESX 内で実行される仮想マシンは十分なスループットを得ることができます iscsi ソフトウェア イニシエータは 現在 iscsi 上の ESX 動作環境の起動はサポートしていません ストレージ システムから ESX Server を起動するには iscsi HBA デバイスをインストールする必要があります 現在 Celerra iscsi ストレージから ESX を起動できるデバイスは QLogic 4050 シリーズの HBA だけです ESX Server を iscsi から起動するように構成する場合は iscsi LUN を作成し QLogic アダプタの IQN 名に対してマスクします Celerra 上の iscsi LUN を起動デバイスにするには ESX Server ソフトウェアのインストール時に NetBIOS の設定も構成する必要があります EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 25

26 ベスト プラクティス :Celerra から ESX を起動するには iscsi HBA デバイスが必要です 現在 iscsi ストレージから起動可能な HBA は QLogic 4050 シリーズだけです ストレージを追加するプロセスでは ESX Server ホストがストレージ デバイスとセッションを確立する必要があります Virtual Interface のコールド移行ツールを使用すると ロード バランシングまたはリィバランシングを行うことができます 構成の上限 次の一覧に 現在 ESX Server 3.0 で使用できる機能と 構成の上限を示します LUN は最大 254 VMware VMFS 3 ボリュームは最大 128 VMware VMFS 3 ボリュームあたりのサイズは最大 64 TB iscsi のターゲットは最大 8 iscsi ではクラスタリングのサポートはなし 仮想マシンにおける Microsoft iscsi Software Initiator ゲスト OS で Microsoft iscsi Software Initiator を使用することは 物理サーバで使用することと同じです Microsoft iscsi Software Initiator は ネットワーク スタック上 ( この場合はゲスト OS の仮想ネットワーク ) に置かれ すべての iscsi タスクをソフトウェアで行います 図 17:Microsoft iscsi Software Initiator から Celerra iscsi ターゲット LUN へのアクセス この使用例は iscsi LUN が物理ストレージおよびレイアウトで LUN 構成と 1 対 1 にマッピングされており パフォーマンスを具体的に制御できるという点で RDM の場合と似ています しかし この構成を使用する主な理由は 3 つの中でこのストレージ モデルだけが ゲスト OS 内での LUN の追加と削除の自動処理をサポートしているということです 他のすべての方法 (VMFS NFS RDMS) では VirtualCenter を使用して手動でストレージを構成する必要があります この機能は LUN が自動的かつ動的に追加および削除されるマウント ホスト ( アプリケーション コンシステント レプリカ用 ) にとっては必須です 仮想マシンでの Microsoft iscsi Software Initiator の最適なユーザー使用例は 次のとおりです VSS および VDI アプリケーション インタフェースを使用して作成された LUN レプリカのためのマウント ホスト ( ストリーム バックアップ用 ) テストおよび開発で使用する SQL Server データベースの動的な提示 EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 26

27 EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 27

28 図 18 に これらの方法をどのように組み合わせて使用するかを示します 図 18:iSCSI スナップショット アクセスのための仮想マシン インタフェースおよびソフトウェア 仮想プロビジョニング Celerra ファイル システムおよび iscsi LUN を使用した仮想プロビジョニングまたはシン プロビジョニングでは さらに実用的な形でストレージが使用されます 仮想プロビジョニングでは 仮想マシンのアプリケーションが仮想ディスクに対して何らかのデータを生成するまでは 仮想ディスクの領域にバッキング ストレージ容量を事前割り当てしないストレージ デバイスを作成できます 仮想プロビジョニング モデルを使用すると 使用量の拡大の予測に基づいてディスクを過剰プロビジョニングする必要がありません アクセス元のホストにとってストレージ デバイスが上限を表し 実際に上限として機能することは同じですが ほとんどの場合 実際のディスク使用量は明示的に割り当てられたサイズをかなり下回ります このことのメリットは ESX Server アーキテクチャにおける仮想リソースと同様に ディスク リソースのプールを共有する仮想デバイスのセットとしてストレージが表されることです ディスクの消費量は ESX 環境内の仮想マシンのニーズに基づいて増加します 将来の伸びに対処するために Celerra は使用可能な容量を監視します また 空き容量の減少に伴ってバッキング ファイル システムの容量を自動的に拡張するように構成することもできます Celerra Manager のインタフェースでは NFS サーバの仮想ファイル システムを定義できます 新規のファイル システムを定義するときに [Virtual Provisioning Enabled] を選択すると 最初に要求された容量 ( 図 19 では 10 GB) だけを消費するファイル システムが作成されます ESX ホストは 20 GB という上限を認識し 使用される容量の増加に合わせて透過的に領域を割り当てます EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 28

29 図 19:Celerra の仮想プロビジョニング ファイル システムを作成するインタフェース ESX Server には シン プロビジョニングされる仮想ディスクおよびファイル システムを作成するオプションもあります NFS データストアから作成された仮想ディスクは デフォルトでシン プロビジョニングされます VMFS データストア (iscsi) は デフォルトでシックまたはフルに仮想ディスクに割り当てられます したがって NFS ファイル システムは ゲスト OS で動作中のアプリケーションまたは操作中のユーザーが仮想ディスクへの書き込みを要求したときにのみ消費されます ディスク要求は NFS ファイル システム内で割り当て要求に変換されます このオプションのメリットは 仮想ディスクによって使用されるストレージ領域の容量が保持されるということです ただし NFS データストアによって使用されるファイル システムの過剰割り当てという問題には対処していません Celerra で仮想プロビジョニングされたファイル システムは この点で進化しており データストア内のすべての仮想ディスクのニーズを満たすディスク領域のみを割り当てます 図 20 の一番上の図のようにファイル システムを 1 次元で捕らえると 仮想的でない 割り当てられたファイル システムの大きさは固定されており この場合は 40 GB です この領域は ESX Server NFS データストアのために予約されており すべての仮想ストレージ デバイスが使用できます この例では 5 GB から 15 GB のさまざまなサイズを持ついくつかのディスクが存在します これらがシン プロビジョニングされる場合は 定義された領域の全量が割り当てられないことがあるため 未使用の領域ができます この領域は 今後 他の仮想ディスクまたはスナップによって使用される可能性がありますが 現在は未使用です 図 20 の一番下の図では Celerra の仮想ファイル システムが使用されています この場合 ESX Server だけでなくファイル システムもディスク リソースを保持します 容量は固定されていますが ESX Server 内の仮想マシンによって要求された量の領域だけが使用されます 残りのディスク ストレージは空いており 他のファイル システムが使用できます したがって ここに示した例で割り当てられたストレージは Celerra でシン プロビジョニングされたファイル システムの間で共有することができます Celerra の仮想プロビジョニングでは ディスク領域の一部だけを割り当てておき 使用要求の増加に合わせて自動的にバッキング領域を拡張することで シン プロビジョニングのメリットを活用しています つまり ESX Server に使用される Celerra ファイル システムでは 高密度の プロビジョニングよりもディスク領域の消費効率がかなり高くなります EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 29

30 5 GB 10GB 15 GB 10 GB Unused file system space 40 GB file system 5 GB 10GB 15 GB 10 GB Unallocated disk space 40 GB file system 図 20:Celerra 仮想プロビジョニング ファイル システムのストレージ消費のメリット 図 21 に 初期サイズ 20 GB でシン プロビジョニングされた Celerra ファイル システムから作成された ESX データストアを示します プロパティから このデバイスについて 2 つの重要なことが分かります 1 つは 仮想プロビジョニングされたデバイスがファイル システムの領域を 2 MB しか消費していないことです この領域は 仮想ディスクに関連するメタデータのために使用されています もう 1 つは ESX が NFS と iscsi LUN の両方について仮想デバイスの上限を識別できることです ここでは仮想ファイル システムを使用して 20 GB のファイル システムを定義しましたが ESX はファイル システムが最大サイズ 40 GB まで拡張可能であることを認識し そのことを図 21 のようにデータストアのプロパティで示します 図 21:NFS データストアの領域消費 仮想プロビジョニングされたディスクを追加し 20 GB の仮想ハードディスクを Windows ゲスト OS によって NTFS ファイル システムとしてフォーマットすると 全体で 23 MB の領域が消費されました EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 30

31 ISCSI 仮想プロビジョニング VMFS データストアに作成される仮想ディスクのデフォルトの割り当てオプションでは シックまたはフルの割り当てで仮想ディスクが作成されます Celerra のシン プロビジョニングされたファイル システムおよび iscsi LUN では ディスク領域はすでに説明したものと似た方法で保持されます ディスク消費は ゲスト OS またはアプリケーションが LUN に対して SCSI 書き込み要求を行ったときにのみ発生します 仮想プロビジョニングされた iscsi LUN に ESX でシン仮想ディスクを作成すると ゲスト OS によって仮想ディスクをフォーマットした後でも非常に少ない領域 ( 約 4% わずか 1 GB の iscsi LUN) しか消費されません シン プロビジョニングされた LUN は 初期状態で Celerra ファイル システムの領域をまったく予約しません Celerra のこの機能が ESX のシン プロビジョニングと組み合わされることで ディスク リソースを極めて効率的に保持できます 仮想ディスクを追加してディスク領域がいっぱいになると Celerra は自動拡張機能によってファイル システムのサイズを増やします iscsi を使用している場合 仮想プロビジョニングでは ESX のシン プロビジョニング オプションに結び付けられている他のオプションも使用できます iscsi LUN は -vp オプションを指定することによって仮想プロビジョニングとして構成することができます vmkfstools コマンドを使用すると シンまたは仮想 iscsi LUN 内にシン ディスク デバイスを作成できます VMware vmkfstools プログラムを使用すると ESX ホスト上で仮想ディスク ファイル システム 論理ボリューム 物理ストレージ デバイスを作成および操作できます VMFS データストアおよび仮想ディスクの作成にも使用できます 次のスクリーンショットに示したように 仮想プロビジョニングされた iscsi LUN を使用して シン プロビジョニングされた VMFS ファイル システムを作成できます VMFS データストアでは 仮想マシンに要求された新しい領域を割り当てるときに 必要なブロックだけが使用されます iscsi LUN 上に作成されたデータストアには ESX のシン プロビジョニングされたデバイスを作成できます したがって 仮想デバイスのブロックは ストレージ システム上で消費されている量に限定されます ESX とホストは どちらもストレージをフルに割り当てられたものと解釈しますが 実際のブロック使用は新しいブロックが仮想ディスクに書き込まれたときにのみ増加します 図 22:VMFS に使用される Celerra iscsi のシン プロビジョニングされた LUN EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 31

32 処理が完了し フォーマットされた時点で消費される領域は 図 23 の Celerra Manager[File System Properties] 画面に示したとおり ごくわずかです インタフェースを使用して ファイル システム内で消費される領域の量を指定できます この場合 Windows ホストで NTFS ファイル システムとしてフォーマットされた後 5 GB の LUN のうち 39 MB の領域だけが割り当てられています EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 32

33 図 23:[File System Properties] 画面 パーティションの調整 VirtualCenter 2.0 以降では VMFS パーティションが適切な開始位置になるように自動的に調整されます これにより I/O の多い環境でのパフォーマンスが向上します ディスク パーティションをゲスト OS 内の仮想ディスクに合わせることにも意味があります Windows では fdisk または diskpart などのパーティション調整ツールを使用して 開始ディスク セクタが 64 K の境界に置かれるようにします ファイル システムの拡張 VMware Infrastructure 環境が拡大するにつれて データストアや仮想ディスクをサポートするストレージ デバイスも拡大する可能性があります Celerra ファイル システムおよび LUN の拡張により ESX のニーズの拡大に対応するためにストレージ デバイスを拡張することができます 前のセクションで説明した Celerra 仮想ファイル システムは 使用量が事前に定義したしきい値に到達すると自動的に拡張されるように構成できます しきい値は 仮想ファイル システムのサイズに対する率で指定し デフォルト設定は 90% です この値は ESX 環境で短時間に大量の書き込みが予想される場合 小さくすることが考えられます 図 24:Celerra 自動ファイル システム拡張の構成 EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 33

34 フルに割り当てられた Celerra ファイル システムのデフォルトのバージョンは Celerra Management インタフェースによって拡張できます ファイル システムの拡張は 数秒で完了します NFS ファイル システム拡張は データストアを選択し 図 25 に示すようにそのプロパティを [Refresh] することで ESX に反映されます 図 25: ファイル システム拡張後の NFS データストアの更新 iscsi LUN の拡張 ESX データストアの vmfs サイズを増やすには データストアに使用される iscsi LUN を追加するか 既存の LUN のサイズを拡張します LUN の拡張は Celerra Manager によって行います 図 26 では 既存の 2 GB の iscsi LUN を使用して 1 つの 2 GB ホスト仮想ディスクとして使用されるデータストアが提供されます LUN は ホストに追加領域を提供するためにサイズが 2 倍にされます このデータストアに使用されている Celerra ファイル システムは LUN の拡張用として 5 GB の領域を持っています LUN は もう 1 つのデバイスを Windows クライアントに追加できるようにサイズが 2 倍にされます 図 26:Celerra iscsi LUN の拡張ウィンドウ EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 34

35 拡張された iscsi LUN は ESX Server 内で追加のエクステントまたはパーティションとして追加されます LUN が拡張された後 バスを再スキャンして iscsi クライアントへの変更を認識するために VirtualCenter が使用されます また これは 追加の容量を iscsi データストア内の別のエクステントとして追加するためにも使用されます 図 27:iSCSI LUN の属性 図 28 の [Volume Properties] ページに 現在のデバイスのプロパティと 拡張された iscsi LUN の追加容量を示します この一覧に LUN が表示されない場合は iscsi バスを再スキャンします 図 28:[Volume Properties] ページ ゲスト OS が RDM にアクセスする場合 iscsi LUN への変更はホスト ベースの SCSI 管理ユーティリティで管理されます たとえば Windows Disk Manager で SCSI の問い合わせコマンドを発行すると Celerra iscsi ターゲットに渡され 管理インタフェースで追加のパーティションが認識されます このとき VMFS によって追加の領域をプロビジョニングする場合に識別と構成のために必要な VI クライアント管理の手順はスキップされます 注意 : ゲスト OS を実行している iscsi LUN を拡張するときには注意が必要です 実行中のシステムは LUN の拡張プロセスによって基盤となるデバイスが変更されると影響を受ける可能性があります VI 環境でデバイスを拡張するときは あらかじめゲスト OS をシャットダウンしなければならない場合があります EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 35

36 NFS と iscsi ESX データストアに使用するストレージ プロトコルの選択は 大部分は好みによって決まります iscsi と NFS の間には表 1 に示すような違いもありますが どちらのプロトコルも VMware Infrastructure 3 機能セットに関してはストレージの中核的な要件を満たしています 表 1 では 各プロトコルでサポートされている ESX 機能セットを比較しています VMware で行ったテストでも 2 つのプロトコルについて同様のパフォーマンスが得られましたが これはパフォーマンスの比較によって優位を示すためのものではありません 表 1:ESX 機能セットの比較 機能 NFS iscsi 仮想マシンの起動 仮想ディスクのサポート ( デフォルト ) LUN 拡張 レプリケーション (Replication Manager による ) レプリケーション タイプ クラッシュ コンシステント アプリケーション コンシステント raw デバイス セキュリティ UNIX_Auth CHAP 違いを簡単にまとめると 次のようになります 1 つの明瞭な違いは RDM のサポートです これをデバイス管理ソフトウェアと組み合わせることで 仮想ディスクのアプリケーション コンシステント イメージを作成できます RDM デバイスは iscsi デバイスでのみサポートされます セキュリティ iscsi は CHAP 認証で保護可能な排他的アクセスもサポートしています NFS からエクスポートされたファイル システムもセキュリティ保護できますが このセキュリティは VLAN タギングなどのアクセス レベル プロトコルによってネットワーク レベルで適用されます LUN 拡張 NFS では LUN またはデータストアを拡張する場合 単にファイル システムのサイズを増やすだけの極めて簡単な方法が用意されています iscsi での LUN 拡張には LUN パーティションを既存の iscsi データストアに追加するための VirtualCenter による管理上の介入が必要です EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 36

37 VMware Distributed Resource Scheduler VMware ESX Server の最初のリリースによって始まった仮想インフラストラクチャと仮想マシンの変革は VMware が VMware Infrastructure 3 を紹介することによってさらに進歩します また VMware Infrastructure 3 では 革新的な新しさを持つ インフラストラクチャ全体で使用できるサービス セットが提供されます これは リソース最適化 高可用性 データ保護のために使用され VMware プラットフォームの上に構築されています これらの新しいサービスにより 今までは実装のために複雑な または高価なソリューションを必要としていた機能が 物理マシンを使用するだけで実現されます また これらのサービスを使用すると 極めて高いハードウェア使用率が得られるほか IT リソースをビジネスの目標および優先順位に合致させやすくなります 今まで 企業は同じ効果を得るために オペレーティング システムやソフトウェア アプリケーションに固有のソリューションを継ぎ合わせてきました VMware DRS(Distribution Resource Scheduler) は VMware Infrastructure 用に定義された論理リソース プール全体にわたる コンピューティング キャパシティの動的な割り当ておよびバランシングを実行します VMware DRS は リソース プール全体について使用率を継続的に監視し ビジネスのニーズと優先順位を反映したリソース割り当てルールに基づいた判断により 使用可能なリソースを割り当てます リソース プール内で動作する仮想マシンは 特定の物理サーバには関連づけられておらず あるポイント イン タイムにどの物理サーバで実行されるかは決まっていません 仮想マシンの負荷が高まると DRS はまず 定義されているリソース割り当てルールに基づいて優先順位を評価し 条件が合えば 仮想マシンを物理サーバ間で再配分することによって追加のリソースを割り当てます VMware VMotion では エンド ユーザーに対する完全な透過性を維持したまま 実行中の仮想マシンを別のサーバに移行できます 図 29:VMware Distributed Resource Scheduler のダイアグラム EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 37

38 DRS が適切に動作するためには いくつかの構成要件が満たされる必要があります DRS は 仮想マシンの移行または再配置のために VMotion を必要とします 実行中の仮想マシンの再配置が DRS のポリシーによってトリガーされると VMotion エンジンはターゲットのホストに必要なリソースがあるかどうかを確認するための事前チェックを実行します ホストの要件が満たされない場合 移行は行われません 確認される要件の一部として 各ネットワーク インタフェースに付けられる識別子 ターゲット ホストの CPU ホストの接続先ストレージ デバイスがあります ソース ホストが仮想マシンに対して Celerra IP ストレージを使用している場合は ターゲット ホストもそのストレージに接続し アクセスする必要があります NFS では これは定義されたデータストアであり Celerra からマウントされます ベスト プラクティス : 命名規則を決め ホストに対して定義されるすべてのオブジェクトに使用します Celerra システム ファイル システム プロトコルを含む説明的な名前を使用すると DRS および VMotion を採用した環境での構成およびトラブルシューティングの問題に対処するのに役立ちます VMotion および DRS が iscsi で適切に動作するためには 仮想マシンの起動およびアプリケーション ディスクにストレージを提供する LUN がすべての ESX ホストから確認できることが必要です Celerra では [iscsi Target Properties] ページにある [Celerra iscsi LUN Mask] タブからこのサービスにアクセスできます 図 30 に 1 つの LUN が 3 つの独立した ESX ホストからアクセスされるマッピングを示します 図 30:[iSCSI Target Properties] ページ VMotion の要件ソースおよびターゲットESX Serverは 次のものを備えている必要があります 仮想マシンが使用するすべての SAN LUN(FC と iscsi のいずれか ) および NAS デバイスに対する可視性 ギガビット Ethernet バックプレーン 同じ物理ネットワークへのアクセス 一貫性を持ってラベルづけされた仮想スイッチ ポートのグループ 互換性のある CPU EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 38

39 レプリケーション Celerra は ESX と組み合わせてローカルおよびリモートのレプリケーションに使用可能なフレームワークを提供します このソリューションは IP ベースであり ESX ストレージ デバイスの非同期コピーを作成できます このコピーを使用すると ESX データストアからリモート Celerra への制御が失敗したときに ESX 環境をローカルで またはリモートの場所から再開できます Celerra Celerra Celerra Replicator ESX Server1 NFS iscs NFS iscs ESX Server IP Storage IP Storage ESX Server 図 31:Celerra レプリケーション フレームワーク Celerra では NFS と iscsi の両方について ESX コンポーネントの単純なローカルまたはリモート レプリケーションがサポートされています NFS では Celerra IP Replicator に基づくボリューム レプリケーションが使用されます Celerra IP Replicator は WAN を効率的に使用するために 変更されたファイル システム データだけをレプリケートします プライマリとセカンダリの Celerra の間で定期的に更新を行うことで クラッシュ コンシステントな NFS データストア ボリュームが実現されます セカンダリ Celerra で NFS データストアを使用するには ファイル システムに書き込みアクセス権が設定されている必要があります これは ゲスト OS 起動時に仮想ディスクに対して発行される SCSI 予約コマンドに対応するためです NFS データストアに読み取り / 書き込みを設定する方法は 次のとおりです ファイル システムをプライマリからセカンダリにフェイルオーバーする プライマリ ファイル システムとセカンダリ ファイル システムの間にあるレプリケーションの関連性を解除する iscsi レプリケーションを EMC RM(Replication Manager) によって管理することで 仮想マシンのアプリケーション コンシステント イメージを提供できます RM では Windows 仮想マシンに対するアプリケーション コンシステンシを VSS(Exchange および SQL Server の場合 ) および VDI(SQL Server の場合 ) と Celerra iscsi LUN の統合によって実現します EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 39

40 iscsi で RM を使用するためには ESX に提示される LUN を Microsoft iscsi Software Initiator によって仮想ゲスト OS マシンに提示された RDM または LUN として構成する必要があります iscsi を使用している場合に仮想ディスクのレプリケーションを行うには 次の要件が必要です デバイスは RDM であるか Microsoft iscsi Software Initiator を使用してゲスト OS に提示される必要があります RDM が使用される場合 デバイスは物理互換モードに構成されている必要があります RM ホストは Microsoft iscsi Software Initiator がインストールされていることと Celerra iscsi ターゲットとの iscsi セッションが確立されていることが必要です セッションの目的は iscsi イニシエータの IQN を iscsi ターゲットの IQN と関連づけることです EMC Replication Manager Server は iscsi LUN のスナップショット コピーを作成するために Celerra iscsi ターゲットのアドレッシング情報を使用します そのため Windows 仮想マシンで実行される RM サーバは ESX ホストに LUN を提供する Celerra iscsi ターゲットとの間にアクティブな iscsi セッションが確立されている必要があります また RM サーバには Microsoft iscsi Software Initiator がインストールされていることも必要です 注意 :LUN が Windows iscsi イニシエータにマスクされている必要はありません RM は 確認のために iscsi セッションを使用してターゲットに問い合わせを行います ゲスト OS 内にある Windows 仮想マシンのソフトウェア イニシエータを通じて スナップが他の仮想マシンにプロモート ( 読み取り / 書き込み ) される場合 VM と iscsi ターゲットとの間にアクティブなセッションが確立されている必要があります EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 40

41 図 32:iSCSI initiator を使用した仮想マシンへの iscsi スナップショットを Replication Manager が促進 結論 VMotion HA DRS など VMware ESX Server のすべての機能を活用するには 共有ストレージが必要です 仮想化が本番アプリケーションに使用されるようになるにつれて ストレージのパフォーマンスとシステム全体の可用性が極めて重要になっています EMC の Celerra プラットフォームは パフォーマンスと可用性の高い IP ストレージ ソリューションであり ESX Server 展開への最適な対応です このホワイトペーパーでは ESX および Celerra に関する多数の点について検討してきました NFS からエクスポートされたファイル システムを使用できると ESX の柔軟性にとって極めて有利であることが明らかになりました NFS はオープンな特性を持っているため 仮想ディスクを含んでいるファイルまたはフォルダを利用するために 複数の ESX ホストが同じリポジトリにアクセスできます ESX における NFS のサポートと Celerra ストレージの組み合わせにより 極めて柔軟で信頼性の高い環境が実現します 仮想ディスクは Celerra ファイル システム内に保存されているファイル オブジェクトを表しているため Celerra の管理およびモビリティの機能により ネットワーク環境内で仮想マシンをレプリケートおよび移行するためのユニークなオプションが得られます このホワイト ペーパーでは Celerra iscsi LUN を使用した VMFS-3 データストアの作成について扱いました Celerra iscsi LUN は 以下のことが可能です データストアとして使用する ESX VMware ファイル システムの作成に使用する RDM ディスクとして VMkernel から直接アクセスする ゲスト OS 内の iscsi ソフトウェア イニシエータを通じてアクセスする Celerra iscsi LUN は オペレーティング システムまたはアプリケーション ディスクをサポートするために使用できます VMware RDM ディスクがあり ゲスト OS が Microsoft iscsi Software Initiator を通じてそのディスクにアクセスする場合は EMC の Replication Manger を使用して 1 つまたは複数のディスクのアプリケーション コンシステント イメージを作成できます RM ソフトウェアを Windows 2003 仮想マシンの ESX 環境内で実行して使用することで ディスクのレプリカを他の物理マシンまたは仮想マシンに自動的かつ動的に提示できます これは アプリケーション コンシステントなレプリカのストリーム バックアップを行う場合 またはテストおよび開発用にデータベースの複数のコピーを作成する場合に最適です このホワイトペーパーでは Celerra NFS および iscsi LUN で VMotion DRS High Availability といった VMware Infrastructure の高度な機能を使用することについても触れました これらの非常に便利なテクノロジーが iscsi と NFS の両方について Celerra でサポートされているため ビジネス ニーズに応える優れたフレームワークが提供されるほか システムおよびストレージの管理に関して柔軟なポリシーを定義できます Celerra 製品の柔軟で先進的な機能を活用している VMware Infrastructure 3 および Celerra ネットワーク ストレージ プラットフォームは 仮想コンピューティング環境の確立とサポートの両方に関して非常に便利なツール セットです EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 41

42 関連資料 VMware の Web サイトおよび掲示板のほか ハードウェア仮想化をテーマとする多数の Web サイトから 大量の追加情報を得ることができます 追加のリソースおよびユーザー ガイドについては を参照してください 付録 : ヒントとツール esxcfg-nics コマンドにより ESX ホストに対して定義されたネットワーク インタフェースに関する情報を得ることができます このコマンドは ネットワーク インタフェースのステータスおよび速度を確認するときに便利です /usr/bin/esxcfg-nics -l Name PCI Driver Link Speed Duplex Description vmnic0 06:07.00 e1000 Up 1000Mbps Full Intel Corporation 8254NXX Gigabit Ethernet Controller vmnic1 07:08.00 e1000 Up 1000Mbps Full Intel Corporation 8254NXX Gigabit Ethernet Controller vmnic2 0a:04.00 e1000 Up 10Mbps Half Intel Corporation 82540EM Gigabit Ethernet Controller (LOM) vmnic3 0a:04.01 e1000 Up 1000Mbps Full Intel Corporation 82540EM Gigabit Ethernet Controller (LOM) vmnic4 0a:06.00 e1000 Up 1000Mbps Full Intel Corporation 82540EM Gigabit Ethernet Controller (LOM) vmnic5 0a:06.01 e1000 Up 1000Mbps Full Intel Corporation 82540EM Gigabit Ethernet Controller (LOM) esxcfg-vmknic では VMkernel ネットワーク インタフェースに関する情報が返されます このホワイトペーパーで説明したとおり このインタフェースは Celerra からネットワーク ストレージを使用する場合に非常に重要です /usr/bin/esxcfg-vmknic -list Port Group IP Address Netmask Broadcast MAC Address MTU Enabled VMkernel :50:56:62:d3: true VMotion :50:56:67:77: true esxcfg-vmhbadevs このコマンドは iscsi を使用する場合に特に便利です ソフトウェア iscsi イニシエータのデフォルトの hba アドレスは vmhba40 です l を指定して実行すると hba から Celerra 上に作成されたストレージ デバイスへと 逆方向にマップされます # esxcfg-vmhbadevs grep vmhba40 また -m オプションではデバイス ID を /vmfs ボリュームまたはデバイス ファイルにマップできます esxcfg-route コマンドを使用すると ESX VMkernel インタフェースのデフォルトのルートを指定できます たとえば ネクスト ホップのルータ ポートのデフォルトとしてクラス C ネットワーク のポート 1 を使用する場合は esxcfg-route です esxcfg-mpath a でも デバイスの hba 情報の一覧が表示されます この場合も hba40 が iscsi のデフォルトのデバイスです これは hba 識別子に関連づけられた IQN 名によって明示されます # esxcfg-mpath -a vmhba e08b1a764e 11:2.0 vmhba e08b1943ea 11:3.0 vmhba e08b3943ea 11:3.1 EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 42

43 vmhba40 iqn com.vmware:eng ad12727 sw 重要なオプションの 1 つとして esxcfg-nas コマンドがあります これを使用すると ESX ホストから Data Mover への NFS 接続の構成と確認の両方を行うことができます # esxcfg-nas -l Celerra NFS is /esx from mounted ESX_template is /u03 from mounted esxcfg-rescan では ESX ホストのデバイス グラフに対する変更をスキャンする HBA デバイスを指定することにより SCSI バスが再スキャンされます # esxcfg-rescan vmhba40 Rescanning vmhba40...done. On scsi4, removing: 10:0 10:2 10:3 10:4 10:6 12:0 12:1 12:2 13:0. On scsi4, adding: 10:0 10:2 10:3 10:4 10:6 12:0 12:1 12:2 13:0. esxcfg-swiscsi では iscsi サービスとのやり取りが可能になります ESX ホストでの iscsi ソフトウェア サービスを有効化したり無効化したりできるほか iscsi バスを再スキャンしてデバイスの変更を調べることもできます ESX のコマンド ラインから iscsi デバイスを識別するには Celerra iscsi ターゲットにマップする iscsi デバイスを指定して次のコマンドを実行します 適切なターゲットに接続されたことを コマンド ラインから vmkiscsi-ls を使用して確認します 出力から分かるように これは Cisco iscsi ドライバに基づいているため Linux におけるこのドライバ インタフェースに関する知識があれば デバイス (-l) や構成 (-c) の一覧を表示するオプションについても理解できるはずです [root@eng sbin]#./vmkiscsi-ls ******************************************************************************* Cisco iscsi Driver Version (16-Feb-2004 ) ******************************************************************************* TARGET NAME : iqn com.emc:hk TARGET ALIAS : esx HOST NO : 1 BUS NO : 0 TARGET ID : 0 TARGET ADDRESS : :3260 SESSION STATUS : ESTABLISHED AT Mon Jan 29 14:32: NO. OF PORTALS : 2 PORTAL ADDRESS 1 : :3260,1 PORTAL ADDRESS 2 : :3260,1 SESSION ID : ISID 00023d TSID 06 EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 43

44 ******************************************************************************* Celerra における ESX に関するヒント 1. VMkernel TCP/IP スタックのルーティング テーブルによってパケット フローの境界が決まります a. IP Storage と VMotion は 分離のために異なるサブネットに配置します b. 同じサブネット上のトラフィックは 同じ仮想スイッチを通過します 2. vmkping を使用して VMkernel と Celerra ネットワーク インタフェースの間の接続を確認します ping では VMkernel TCP/IP スタックではないコンソール インタフェースが使用されます 3. esxtop によってネットワークを監視することは リソース つまり VMkernel インタフェースを通過するネットワーク パケットの量を判断するための便利な方法です 図 33:esxtop を使用してネットワーク インタフェースの統計を表示 EMC Celerra IP ストレージを iscsi および NFS 上で VMware Infrastructure 3 とともに使用するベスト プラクティスのプランニング 44

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