鳥取市立遷喬小学校いじめ防止基本方針 1 本校のいじめ防止とは 鳥取市立遷喬小学校 平成 29 年 4 月 1 日策定 平成 30 年 4 月 1 日改訂 平成 24 年 7 月 大津市の中学生自殺問題が大きくクローズアップされてから 社会全体のいじめ問題への関心が高まり 平成 25 年 6 月 い

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1 鳥取市立遷喬小学校いじめ防止基本方針 1 本校のいじめ防止とは 鳥取市立遷喬小学校 平成 29 年 4 月 1 日策定 平成 30 年 4 月 1 日改訂 平成 24 年 7 月 大津市の中学生自殺問題が大きくクローズアップされてから 社会全体のいじめ問題への関心が高まり 平成 25 年 6 月 いじめ防止対策推進法 が成立した 本校でも いじめを防止するための基本方針を作成し いじめを生まない学校づくりをめざす (1) いじめ の定義( いじめ防止対策推進法 2 条 ) いじめとは 当該児童等と一定の人間関係にある他の児童等が行う心理的または物 理的な影響を与える行為 ( インターネットを通じて行われるものを含む ) であって 当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう (2) いじめ問題に対する基本的な考え方 1 いじめは いじめを受けた児童の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健 全な成長および人格の形成に重大な影響を与え その生命または身体に重大な危険 を生じさせるおそれがある 2 いじめは どの子どもにも起こりうる 3 いじめは被害児童 加害児童 傍観児童全ての児童の健全育成を阻むものである 4 教職員は いじめを防止し また最も発見できる立場にあり いじめに対するアン テナを敏感にして 早期発見 適切な対処 さらなる未然防止に努めるものである 5 家庭 地域 関係機関との連携のもと いじめの未然防止 早期発見 適切な対処 に努める 6 インターネットやゲーム機等でつながる人間関係におけるいじめについて 職員研 修等で予備知識を持つように努める (3) 本校の実態 1 昨年度 12 月に行った学校評価では 学校がすきだ (97%) 学校には仲のよい友だちがいる (100%) 学校生活の中で 得意なことや自信のあることがある (94%) 教室で みんなと生活するのは楽しい(96%) 等 概ね学校生活への児童評価は高い 2 学力 学習状況調査等では 学力は全国 県を上回っている しかし 基礎学力の定着に課題のある児童がいること 学年差があること等の課題も認められる また 児童アンケート 学校の決まりを守っている は 守っている児童は5% となっており 決まりをの意義理解やそれを遵守する姿勢に課題が認められる 3アセスの結果では ほとんどの学年で満足群が多くなっているが 少人数単学級の人間関係の難しさが垣間見えることも気になる

2 4 保護者の願い 保護者の責務 学校に元気に出かけ 学校が楽しい と帰って来てほしい 自己肯定感を育てて 子どもが幸せな毎日が送れるようにしてほしい 校内 校外の研修会や参観日に参加して 学校 家庭 地域が連携を密にした教育を行っていくことが大切であると考えている (4) 学校の目標といじめ防止の取り組みとの関係本校の学校目標は ふるさとを誇り未来を拓く遷喬の子どもの育成 である 1 子どもたちの成長には 自らを支えてくれる人 ( 保護者 友だち 地域の方々等 ) の存在や ふるさとへの愛着が重要となる 地域 ( ふるさと ) についてしっかりと学び 人の思いを感じる中で 自分自身の存在を肯定的にとらえる力を高めていきたい 2 校区は教育力があり 多方面に渡って学習や安全への見守り等の協力が得られ る地域である 子どもたちのいじめ防止の人間関係づくりについても協力をお願 いしていきたい 2 いじめを未然に防止するために コーディネーター : いじめ防止担当 (1) 校内体制 1 未然防止 早期発見 対処のための いじめ防止対策委員会 を設置する (22 条 ) 保護者からの情報 連絡帳 電話 訴え地域からの情報 民生 心のボランティア 声 公民館 担任情報 日記 語り 訴え 児童評価 アセス 学業成績 他の児童からの情報 アセス研修会児童を語る会 職朝 < 全職員 > 気になる児童について 子どもについて 教職員情報 職員室での懇談 いじめ防止対策担当 いじめ防止対策委員会 校長 教頭 教務 いじめ防止対策担当 担任 養護 教育相談 生徒指導 職員会 < 全職員 > 共通理解 保護者啓発研修

3 (2) いじめ未然防止の取り組み 1 基本的な生活習慣の確立と規範意識の醸成を図る 凡時徹底 ( あいさつ 時間励行 黙々掃除など ) 2 主体的 対話的な学びの実現に努める 基礎学力の定着 多面的 多角的な意見を出し合う中で課題解決に向かう授業づくり 3 健康な心身を保持する力や 一つのことにもくもくと取り組む根気強さを育てる せんきょうRUN おかめのあいさつ もくもくそうじ( がまんそうじ みつけそうじ 親切そうじ ) 4 交流活動を通して 異なる文化や方法があることを理解 尊重するとともに 新たな仲間づくりへの見通しをもたせる 国際交流 居住地交流 地域交流( お年寄り ) 異年齢交流( 中学生 保育園 幼稚園 ) 北中校区交流( 小 3 交流会 6 年生 1 日登校日 ) 5 開かれた学校づくりに努める 地域とつながる( 公開週間 授業参観 地域支援ボランティア ) 保 幼 小 中連携を通した共通理解とスムーズな接続 関係機関との連携( 専門性の活用 個のニーズに応じた支援 ) 6 体験活動を通して 視野を広げ 多様な価値観を認め合う心の育成を図る いろいろな人の思いや苦労に触れ 人間理解 他者理解の力をつける 自然の中で生きている自分を見つめ 畏敬の念をもつ 7 人権学習 道徳学習の推進 人権感覚を磨くための日々の実践等により 自治力を備えた集団づくりに努める 授業改善と合わせて人間関係づくりの日常的な指導を行い 一人一人の違いを認め 人を大切にする学校 学級風土づくりに努める 道徳を要として全教育活動で道徳教育を推進し 心の教育に取り組む 8 中学校での連携 中学校区で9 年間を見通した 学級 学校づくり 中学校区づくりを推進する 3 いじめの早期発見の取り組み < 早期発見の基本 > 1 児童のささいな変化に気づく 普段から話せる雰囲気づくり 日記 連絡帳 表情 出席状況 アンケート アセス 学習状況 地域や保護者にも相談窓口を開くことを伝える ( 学校だより HP 等 ) 2 気づいた情報を確実に共有する 普段から職員室で情報交換できる雰囲気づくり 職員会議に続く 児童を語る会 だけでなく 職朝 終礼等の連絡のときにも

4 子どもについて を設け タイムリーに いじめとの関連が気になる児童 について 情報交換 情報認識 対応等を協議できるようにする 児童の訴えや連絡帳での保護者の意見等があった場合は 軽微なものでも 必ずいじめ防止対策担当 管理職等に報告し 個人で抱え込まない 気になる場合は 管理職も相談に乗ることを 学年だより等で伝える 程度に関わらず いじめの芽であると感じられる事象の場合 簡単に5W1Hで記録を残すためのシートを作成し いじめ防止対策児童記録 として 稟議を回し ファイルに綴っておく 3 速やかに対応する いじめ防止対策担当は関係者を招集し 複数の目でいじめか否かを検討 判断した後 対応のための体制を組織する 4 発見したいじめに対する組織的な早期対応の徹底 < 平常時 > 学校体制としての指導でいじめ防止が見込めるもの 1 小さなトラブルでも いじめにつながると判断できるものについては いじめ防止対策担当者に報告する ( 心つぶやきアンケートの活用 保存 ) 2いじめと判断された場合は 被害児童のケア 保護者との話し合い 加害児童の指導 保護者との話し合い 場合によっては話し合いの場を 関係学年全体の児童の善悪の判断 仲間づくりについて振り返り 主体的に対処できる児童の育成をめざした人権教育につなげる < 重大事態の発生時 > 重大事態とは いじめにより 児童等の生命 心身または財産に重大な被害が生じる ( 生じた ) 疑いがあると認められたとき いじめにより 児童等が学校を欠席することを余儀なくされている疑いがあると認められるとき 対応マニュアル 1 的確な情報収集 2 実態把握のための いじめ防止対策委員会 の開催 3 調査による実態把握 4 関係機関との連携 5 解決に向けた方策のための いじめ防止委員会 の開催 6 継続指導 経過観察 7 再発防止の取り組み ( 全校で ) 事例をもとにした職員研修 いじめをなくす取り組みの実践

5 留意事項 1 暴力を伴ういじめ を目撃した場合は すみやかに止めることを最優先し できるだけ応援を求め 複数人数で対応する 2 緊急の場合 危険と判断した場合は 管理職と相談し 所轄警察の応援を求める 3 市教委への報告 相談を密にして 指導を受ける 4 被害児童から信頼が得られるよう 関係を築き 必ず守ることを伝える 5 被害児童の保護者に対して 児童の保護を最優先して安心した学校生活を送るための方策について ていねいに伝え 理解を求める 6 加害児童に対しては 行動の原因となるものをさぐり 寄り添うとともに いじめは何が原因でも許されないことを毅然と指導する 7 加害児童の保護者に対して いじめであることの認識を求め 加害児童をどう指導していくかについて話し合う 8 ネット上のいじめについては 学校単独で対応が困難と判断した場合は 市教委と相談しながら 対応する 5 地域や家庭との連携について 1 地域の 青少年育成協議会 ( 地域諸団体 PTAも参加 ) でいじめ問題について協議する 2 地域創造学校運営協議会 民生委員 学校支援ボランティア等の協力団体との話し合いの際 いじめ問題を取り上げ 未然防止 早期発見の協力を求める 3 保護者 地域と連携したいじめ防止の研修会を開催する 4 学校だより ホームページ等による広報 啓発活動を行う 6 関係機関との連携について 1 鳥取市教育委員会 研修講師 報告 連携 2 保幼 中学校との連携 引継ぎ用の支援シートの活用 不適応対策委員会等での情報交換 3 鳥取警察署 若桜交番 防犯 交通安全等での関係づくり 緊急事態での協力要請 4 児童相談所子ども発達 家庭支援センター 鳥取地方法務局 必要に応じて 事案対応に適切な 専門家 ( 石谷小児科 療育園医師 関係機関と連携し 校区 SC SSW 弁護士 ) 役割分担しながら 対応に当たる