水質の状況

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しょうこわたぬき
4 years ago
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1 第 6 章水質の状況

2 1. 水質の現況 (1) 市内河川の水質本市の主要河川である千種川長谷川加里屋川新川大津川塩屋川矢野川の 7 河川の計 13 地点において年間 4 回水質調査を実施したこれら河川の水質は前年度と比較すると各河川とも前年度と同じような数値を示しており近年ほぼ横ばいの状況で推移している 7 河川の水質をBODを指標に比較すると長谷川が最も良好で次に矢野川千種川及び新川大津川及び塩屋川加里屋川の順となっている ( 表参照 ) なお千種川以外は環境基準が設定されていないためこれらの河川については環境基準に準じた環境目標値を設け水質保全の指針としている各河川の概況は以下に記すとおりである 1 千種川環境省より名水百選に選定されている千種川はA 類型の環境基準 ( 千種町室橋より上流はAA 類型 ) があてはめられている調査は有年橋富原橋高雄橋旧坂越橋及び新赤穂大橋の5 地点で行ったが表 6-1-2に示すように phは完全適合 BOD SS DOは95% 大腸菌群数は70% となっており BOD SSについて前年度より適合率が若干下がり大腸菌群数について適合率が若干上がっている状況であった各測定地点 ( 感潮域の新赤穂大橋を除く ) ごとの状況をみると ph SS DO COD BODについては上流から下流域までほとんど水質変動は認められないなお旧坂越橋における水質の経年変化を図 6-1-1に示しているがこれによると各項目ともほぼ横ばいの状況で基準値の範囲内であり良好な状況で推移している 2 長谷川千種川の支流である長谷川は源流から千種川への流入点まで全水域を環境目標値 ( 以下目標値という )A 類型に指定し上組橋で調査を実施している目標値適合状況は ph BOD SS DOは完全適合 COD 大腸菌群数が 75% となっている ( 表参照 ) 3 加里屋川加里屋川は源流部から河口部まで目標値の適用水域をA-Dの4 類型に区分しており中洲橋及び城南橋はそれぞれC Dにあてはめられている街地の中心部水域の中洲橋 (C 類型 ) 及び河口部域の城南橋 (D 類型 ) では全ての項目が完全適合となっている ( 表参照 ) 河口部域の水質経年変化を図 6-1-2に示しているが前年度と比較してCODの値が増加傾向を示しているが概ね良好な水質を呈している

3 4 新川新川も源流部から河口部へかけて4 類型に区分しており城西橋はD 類型にあてはめられており目標値適合状況はすべての項目が完全適合となっている ( 表参照 ) また水質経年変化を図 6-1-2に示しているが BODの値でみると前年と比較して横ばいの状況であり良好な水質を呈している 5 大津川大津川についても源流部から河口部へかけて4 類型に区分しており船渡橋及び石ヶ崎橋はそれぞれ A C 類型にあてはめられている船渡橋 (A 類型 ) での目標値適合状況は ph SS DOが完全適合 BDOが75% CODが50% 大腸菌群数が25% となっている石ヶ崎橋 (C 類型 ) では全ての項目が完全適合となっている 6 塩屋川塩屋川の目標値は未設定であるが昭和 61 年度より塩屋橋において調査を実施している調査結果については年間平均値でpH 7.8 BOD1.7mg/l DO9.2 m g / l C O D 4. 1 m g / l S S 5 m g / l 大腸菌群数 M P N / m l となっており ph COD SS BOD DO, 大腸菌群数について前年度より年間平均値が低くなっている 7 矢野川矢野川については赤穂市境界線から千種川流入点までの水域をA 類型に指定し黒尾橋で調査を実施している目標値適合状況は ph,bod SS DOは完全適合 COD 大腸菌群数が50% となっている ( 表参照 )

4 表市内主要河川の水質状況 ( 平均値 ) 項目 ph BOD SS DO 大腸菌群数河川名 (mg/l) (mg/l) (mg/l) (MPN/100ml) 千種川長谷川加里屋川新川大津川塩屋川矢野川表千種川水質の環境基準適合状況項目 ph BOD SS DO 大腸菌群数基準値 6.5~8.5 2mg/l 以下 25mg/l 以下 7.5mg/l 以上 1000MPN/100ml 以下有年橋 4/4 100% 3/4 75% 3/4 75% 4/4 100% 2/4 50% 富原橋 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 3/4 75% 3/4 75% 高雄橋 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 3/4 75% 旧坂越橋 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 3/4 75% 新赤穂大橋 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 3/4 75% 総合評価 20/20 100% 19/20 95% 19/20 95% 19/20 95% 14/20 70% 図旧坂越橋における水質の経年変化 ph BOD SS DO 年度

5 表市内小河川水質の環境目標値適合状況類型環境目標値 ph BOD SS DO COD 大腸菌群数 A 6.5~8.5 2mg/l 以下 5mg/l 以下 7.5mg/l 以上 2mg/l 以下 1000MPN/100ml 以下 B 6.5~ C 6.5~ 河川 \ 測定地点 D 6.0~ 長谷川上組橋 A 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 3/4 75% 3/4 75% 加里中洲橋 C 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 屋川城南橋 D 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 大船渡橋 A 4/4 100% 3/4 75% 4/4 100% 4/4 100% 2/4 50% 1/4 25% 津川石ヶ崎橋 C 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 新川城西橋 D 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 矢野川黒尾橋 A 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 4/4 100% 2/4 50% 2/4 50% 総合評価 28/28 100% 27/28 96% 28/28 100% 28/28 100% 23/28 82% 22/28 79%

6 図市内小河川の水質経年変化 ( 最下流地点 ) ph 8.5 加里屋川 ( 城南橋 ) 新川 ( 城西橋 ) 大津川 ( 石ヶ崎橋 ) 年度 SS(mg/l) 年度 DO(mg/l) 年度 COD(mg/l) 年度 BOD(mg/l) 年度平成 16 年度 ~20 年度の石ヶ崎橋は橋梁工事のため採水できず調査は実施していない

7 河川水質調査結果 ( 定例調査 ) 総括水生活環境項目その他の項目項目水温 BOD COD SS DO 大腸菌群数 Cl - NH 4 -N NO 2 -N NO 3 -N PO 4 -P ph 系地点 mg/l mg/l mg/l mg/l MPN/100ml mg/l mg/l mg/l mg/l 千種川加里屋川新川長谷川大津川塩屋川矢野川有年橋富原橋高雄橋旧坂越橋新赤穂大橋中洲橋城南橋城西橋上組橋船渡橋石ヶ崎橋塩屋橋黒尾橋定量限界最高 , ND 最低 ND ND 0.09 ND 平均 , ND 最高 , ND 最低 ND ND 平均 , ND 最高 , ND 最低 ND 0.46 ND 平均 ND 最高 , ND 最低 ND ND 0.21 ND 平均 , ND 最高 ,400 3, ND 最低 ND 平均 , ND 最高 , ND 最低 ND 平均 , ND 最高 , 最低 ND 平均 , 最高 ,900 1, 最低 ND ND 0.04 平均 , 最高 , ND 0.21 ND 最低 ND 1.1 ND ND ND 0.12 ND 平均 ND 0.18 ND 最高 , ND 最低 ND ND ND 0.31 ND 平均 , ND 最高 ,700 17, ND 最低 , ND 0.01 ND 平均 , ND 最高 , 最低 ND ND 平均 , 最高 , 最低 ND 1.3 ND ND ND 平均 ,

8 (2) 地先海域の水質地先海域の水質 ( 環境基準はA 類型に指定されている ) については昭和 46 年度より地先海域 11 地点において調査を実施しているが平成 25 年度は 6 月 9 月 12 月 2 月に水質調査を実施した ( 表参照 ) 水質の調査結果について年間平均値でみてみると ph 8.2 DO 8.2mg/l COD 2.6mg /l 大腸菌群数 341.9MPN/100mlになっているこの調査は年 4 回の調査であるが環境基準の適合率をみると phが64% CODが20% DOが61% 大腸菌群数が98% となっており前年と比較してpH COD DO 大腸菌群数の適合率が下がっている状況であったまた水質の重金属有機塩素系化合物等の健康項目については古池沖取揚島放水口地先生島沖の4 地点で9 月に調査を実施したが表 6-2-2に示すとおり全ての項目について環境基準に適合していた ( 資料編 : 河川海域水質等調査結果参照 ) 地先海域の水質状況 ( 平均 ) ph COD DO 大腸菌群数 (mg/l) (mg/l) (MPN/100ml) 地先海域水質の環境基準達成状況項目 ph COD DO 大腸菌群数環境基準 7.8~8.3 2 mg/l 以下 7.5 mg/l 以上 1000MPN/100ml 適合率 64 % 20% 61% 98% 地先海域の水質経年変化 mg/l DO COD ph 年度

9 表地先海域水質調査結果項目生活環境項目その他の項目水温 DO COD 大腸菌群数濁度 Cl - NH 4 -N NO 2 -N NO 3 -N PO 4 -P 月日時刻 ph 地点 mg/l mg/l MPN/100ml mg/l mg/l mg/l mg/l mg/l : ND ND : ND 古池沖 : ND ND ND : ND ND ND 0.01 平均 : ND : ND 大津川河口 : ND ND 0.03 ND : ND ND ND 0.01 平均 : ND ND : ND 江見ノ鼻 : ND 0.02 ND : ND ND ND 0.01 平均 : ND ND ND : ND 江見ノ鼻沖 : ND ND : ND ND ND 0.01 平均 : : ND 松ノ鼻 : : ND 平均 : ND ND ND ND : ND 取揚島 : ND ND : ND 平均 : ND : , ND 千種川河口 : ND : ND 平均 : ND ND ND : ND 御崎港 : ND ND ND : ND ND ND ND 0.01 平均 : ND ND ND ND : ND 御前岩 : ND ND : ND ND ND 0.01 平均 : ND ND ND ND : ND ND 放水口地先 : ND ND ND ND : ND ND ND 0.01 平均 ND : ND ND ND : ND 生島沖 : ND ND ND ND : ND ND ND ND 平均 ND

10 表地先海域水質調査結果 ( 健康項目 ) ( 調査月日平成 25 年 9 月 18 日 ) 測定項目単位古池沖取揚島放水口地先生島沖環境基準カドミウムmg /l < < < < 以下全シアンmg /l < 0.1 < 0.1 < 0.1 < 0.1 検出されないこと鉛mg /l < < < < 以下六価クロムmg /l < 0.01 < 0.01 < 0.01 < 以下砒素mg /l 以下健総水銀mg /l < < < < 以下アルキル水銀mg /l < < < < 検出されないこと P C B mg /l < < < < 検出されないことジクロロメタンmg /l < < < < 以下康四塩化炭素mg /l < < < < 以下 1, 2 - ジクロロエタンmg /l < < < < 以下 1,1- ジクロロエチレンmg /l < < < < 以下シス -1,2- ジクロロエチレンmg /l < < < < 以下項 1,1,1- トリクロロエタンmg /l < 0.1 < 0.1 < 0.1 < 以下 1,1,2- トリクロロエタンmg /l < < < < 以下トリクロロエチレンmg /l < < < < 以下テトラクロロエチレン mg /l < < < < 以下目 1, 3 - ジクロロプロペン mg /l < < < < 以下チウラムmg /l < < < < 以下シマジンmg /l < < < < 以下チオベンカルブmg /l < < < < 以下ベンゼンmg /l < < < < 以下セレンmg /l < < < < 以下硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素mg /l 以下

11 (3) 市内河川及び地先海域の水質状況 ( 総括 ) 市内河川 13 地点及び地先海域 11 地点における水質の状況については1 2に掲記のとおりであるが BOD 及びCODを指標として河川海域の状況をみると次図のとおりである河川の状況は前年度と同様であり良好な水質を維持している海域の状況については大きな水質の変化は見られなかった市内河川及び海域水質状況河川調査地点河川名測定地点千種川 1 有年橋 2 富原橋 3 高雄橋 4 旧坂越橋 5 新赤穂大橋長谷川 6 上組橋加里屋川 7 中州橋 8 城南橋新川 9 城西橋大津川 1 0 船渡橋 1 1 石ヶ崎橋塩屋川 1 2 塩屋橋矢野川 1 3 黒尾橋海域調査地点 1 古池沖 2 大津川河口 3 江見ノ鼻沖 4 江見ノ鼻 5 松ノ鼻 6 取揚島 7 千種川河口 8 御崎港 9 御前岩 10 放水口地先 11 生島河川 (BOD) 0.9mg/l 以下 1.0mg/l~1.4mg/l 1.5mg/l~1.9mg/l 2.0mg/l~2.9mg/l 3.0mg/l~ 海域 (COD) 0.9mg/l 以下 1.0mg/l~1.4mg/l 1.5mg/l~1.9mg/l 2.0mg/l~2.9mg/l 3.0mg/l~

12 (4) 千種川水質精密調査千種川上流部の集落排水工場排水西播磨テクノポリス関連の排水等による千種川への影響を把握するため高雄小学校地先地点において水質の重金属有機塩素系化合物農薬ダイオキシン類等の精密調査を実施したその結果は次表に示すとおりいずれの地点においても健康項目の環境基準値要監視項目の指針値以下でありまた農薬についても不検出 ( 定量限界以下 ) であった千種川水質精密調査結果 ( 調査年月日平成 26 年 2 月 19 日 ) 測定項目単位高雄橋下流環境基準等カドミウム mg/l < 以下全シアン mg/l <0.01 検出されないこと鉛 mg/l < 以下六価クロム mg/l < 以下砒素 mg/l < 以下健総水銀 mg/l < 以下アルキル水銀 mg/l < 検出されないこと P C B mg/l < 検出されないことトリクロロエチレン mg/l < 以下テトラクロロエチレン mg/l < 以下康四塩化炭素 mg/l < 以下ジクロロメタン mg/l < 以下 1, 1, 1 - トリクロロエタン mg/l < 以下 1, 1, 2 - トリクロロエタン mg/l < 以下 1, 2 - ジクロロエタン mg/l < 以下項 1, 1 - ジクロロエチレン mg/l < 以下シス -1,2-ジクロロエチレン mg/l < 以下 1, 3 - ジクロロプロペン mg/l < 以下チウラム mg/l < 以下シマジン mg/l < 以下目チオベンカルブ mg/l < 以下ベンゼン mg/l < 以下セレン mg/l < 以下

13 測定項目単位高雄橋下流環境基準等健ほう素 mg/l < 以下康フッ素 mg/l < 以下項亜硝酸性窒素 mg/l <0.01 硝酸性窒素及び亜目硝酸性窒素 mg/l 0.58 硝酸性窒素 10 以下 1, 4 - ジオキサン mg/l < 以下クロロホルム mg/l < 以下トランス -1,2 ージクロロエチレン mg/l < 以下 1, 2 - ジクロロプロパン mg/l < 以下 p - ジクロロベンゼン mg/l < 以下イソキサチオン mg/l < 以下ダイアジノン mg/l < 以下要フェニトロチオン mg/l < 以下イソプロチオラン mg/l < 以下オキシン銅 mg/l < 以下監クロロタロニル mg/l < 以下プロピザミド mg/l < 以下 E P N mg/l < 以下視ジクロルボス mg/l < 以下フェノブカルブ mg/l < 以下イプロベンホス mg/l < 以下項クロルニトロフェン mg/l < トルエン mg/l < 以下キシレン mg/l < 以下目フタル酸ジエチルヘキシル mg/l < 以下ニッケル mg/l < モリブデン mg/l < 以下アンチモン mg/l < 塩化ビニルモノマー mg/l < 以下エピクロロヒドリン mg/l < 以下ウラン mg/l < 以下フェノール mg/l < ホルムアルデヒド mg/l <

14 測定項目単位高雄橋下流環境基準等アセフェート mg/l <0.001 **0.8 以下イソフェンホス mg/l < * 以下クロルピリホス mg/l < * 以下トリクロルホン ( D E P ) mg/l <0.001 * 0.03 以下ピリダフェンチオン mg/l < * 以下イプロジオン mg/l <0.001 * 0.3 以下そキャプタン mg/l <0.001 * 0.3 以下トルクロホスメチル mg/l <0.001 * 0.08 以下フルトラニル mg/l < * 0.2 以下のエトリジアゾール ( エクロメソール ) mg/l < * 以下クロロネブ mg/l <0.001 * 0.05 以下ペンシクロン mg/l <0.001 * 0.04 以下他メタラキシル mg/l <0.001 **0.5 以下メプロニル mg/l <0.001 * 0.1 以下アシュラム mg/l < * 0.2 以下農ジチオピル mg/l <0.001 **0.08 以下ブタミホス mg/l < * 以下ナプロパミド mg/l <0.001 * 0.03 以下薬ベンスリド ( S A P ) mg/l <0.001 * 0.1 以下ペンディメタリン mg/l <0.001 * 0.05 以下トリクロピル mg/l < **0.2 以下テルブカルブ ( M B P M C ) mg/l <0.001 * 0.02 以下ピリブチカルブ mg/l <0.001 **0.2 以下ベンフルラリン ( ベスロジン ) mg/l <0.001 * 0.08 以下メコプロップ ( M C P P ) mg/l < * 以下メチルダイムロン mg/l <0.001 * 0.03 以下ダイオキシン類 pg-teq/l 以下は要監視項目の指針値 * は兵庫県ゴルフ場使用農薬上乗せ指導指針値 ** は環境省ゴルフ場使用農薬に係る暫定指導指針値

15 (5) 市内河川水質精密調査市内の河川についても重金属有機塩素系化合物農薬等の水質状況を把握するため加里屋川 ( 汐見橋 ) 大津川( 船渡橋 ) 長谷川( 上組橋 ) 地点において精密調査を実施してきたが平成 18 年度から有機塩素系化合物及び農薬等については 2 年に1 回の調査頻度に変更したまた24 年度より矢野川 ( 黒尾橋 ) を新たに調査対象としているその結果については次表に示すとおりいずれの地点においても環境基準値以下であった市内河川水質精密調査結果 ( 調査年月日平成 26 年 2 月 19 日 ) 測定項目単位加里屋川大津川長谷川矢野川環境基準値カドミウムmg /l < < < < 以下全シアン mg /l <0.01 <0.01 <0.01 <0.01 検出されないこと鉛 mg /l <0.001 <0.001 <0.001 < 以下六価クロム mg /l <0.01 <0.01 <0.01 < 以下砒素mg /l <0.001 <0.001 < 以下健総水銀mg /l < < < < 以下康アルキル水銀mg /l < < < < 検出されないこと項ベンゼンmg /l <0.001 <0.001 <0.001 < 以下目セレンmg /l <0.001 <0.001 <0.001 < 以下ホウ素mg /l <0.01 < 以下フッ素mg /l < < 以下亜硝酸性窒素及びmg /l 以下硝酸性窒素 1,4-ジオキサンmg /l <0.005 <0.005 <0.005 < 以下

16 (6) 水生生物調査関連調査千種川の水生生物調査は流域全域 ( 支流河川を含む ) に亘り 70 地点においてライオンズクラブ国際協会 (335-D 地区 ) が中心となり昭和 48 年度より流域の小中学生や地域住民が参加し関係機関の指導を得て実施されている平成 25 年度も9 月上旬に調査が実施され本市も当該調査にあわせ主要地点において水質調査を行っている水質調査 ( 理化学分析 ) の結果からは BODを指標として評価すると各地点とも 2.0mg/l 以下と清浄な水質を維持しているといえる状況である水生生物による水質汚濁階級 ( 千種川関連 ) 採取地水質階級の判定昨年分有年橋 Ⅱ 少しきたない水 Ⅱ 高雄橋 Ⅱ 少しきたない水 Ⅱ 赤穂線鉄橋下流 Ⅰ きれいな水 Ⅱ 水質階級の判定 :Ⅰ きれいな水 Ⅲ きたない水 Ⅱ 少しきたない水 Ⅳ 大変きたない水 ( 資料千種川の生態第 41 集 ) 水生生物調査に伴う水質調査結果 ( 平成 25 年 9 月 11 日 ) 項目水温 ph 導電率 SS DO BOD COD 測定地点 μs/ cm mg / l mg / l mg / l mg / l 有年橋高雄橋赤穂線鉄橋下流定量限界

第 6 章水質の状況

第 6 章水質の状況第 6 章水質の状況 1. 水質の現況 (1) 市内河川の水質本市の主要河川である千種川長谷川加里屋川新川大津川塩屋川矢野川の 7 河川の計 13 地点において年間 4 回水質調査を実施したこれら河川の水質は前年度と比較すると各河川とも前年度と同じような数値を示しており近年ほぼ横ばいの状況で推移している 7 河川の水質をBODを指標に比較すると長谷川が最も良好で次に矢野川