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たつぞうかに
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4 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 4 設問 1[1] 関係データベースにおいて, 正規化を行う目的はどれかア関連するデータをポインタで結び, アクセス効率を高めるアクセス効率はインデックスを用いて効率化するイデータにエラーを訂正する符号を付加して, 信頼性を高める正規化にエラー訂正は関係なしウデータを暗号化して, セキュリティを確保する正規化にセキュリティは関係なしエデータを重複してもたないことなどによって, 保守性を高める正しい ITパスポート 2016 年度秋期試験問 88 解答 : エ

5 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 5 設問 1[2] 関係データベースにおける主キーに関する記述のうち, 適切なものはどれかア主キーに設定したフィールドの値に 1 行だけなら NULL を設定することができる NULL だとレコードを識別できないので主キーに NULL は設定できないイ主キーに設定したフィールドの値を更新することはできない他の値と重ならなければ更新できるウ主キーに設定したフィールドは他の表の外部キーとして参照することができない外部キーは他のテーブルの主キーエ主キーは複数フィールドを組み合わせて設定することができるできる ITパスポート 2016 年度秋期試験問 95 解答 : エ

10 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 10 望ましいデータベースの形 [1](p. 310) テーブルでの 1 行が 1 レコード複数行で 1 レコードだと DBMS に登録できないデータの重複がない ( 同じデータが複数箇所にない ) こと重複があるとデータの変更や削除などがあった場合あちこちのレコードを修正しなければならない修正の手間が増える修正のミスが起こりやすくなる修正箇所の見落とし, 修正内容の間違い, etc. 正規化

11 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 11 望ましいデータベースの形 [2](p. 310) 望ましくない形学生番号氏名専攻コード専攻名授業コード授業名曜日時限成績 K18X2001 東京子 X-2 東女専攻 JJ001 ICTリテラシ1 金曜 1 A JJ010 Reading 1 水曜 2 B JJ021 2 年次演習木曜 3 S K18X2010 杉並裕子 X-2 東女専攻 JJ001 ICTリテラシ1 金曜 1 S JJ013 同じデータが複数個所にでき変更スペイン語初級月曜 3 A ( 例えば JJ021 転学科転専攻とか 2 年次演習木曜...) のときにあちこち修正が必要 3 A! K18Y1022 善福寺花子 Y-1 VERA 専攻 JJ021 2 年次演習木曜 3 B 学生番号や氏名が空白のところを埋めれば... 学生番号氏名専攻コード専攻名授業コード授業名曜日時限成績 K18X2001 東京子 X-2 東女専攻 JJ001 ICTリテラシ1 金曜 1 A K18X2001 東京子 X-2 東女専攻 JJ010 Reading 1 水曜 2 B K18Y1001 東京子 Y-1 東女専攻 JJ021 2 年次演習木曜 3 S

12 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 12 正規化とは?(p. 310) データの重複がないようにテーブルを分割すること正規化されたテーブル : 正規形正規化されていないテーブル : 非正規形 3 段階の手順で分割 : 第 1 正規化, 第 2 正規化, 第 3 正規化非正規形のデータ学生番号氏名専攻コード専攻名授業コード授業名曜日時限成績 K18X2001 東京子 X-2 東女専攻 JJ001 ICTリテラシ1 金曜 1 A JJ010 Reading 1 水曜 2 B JJ021 2 年次演習木曜 3 S K18X2010 杉並裕子 X-2 東女専攻 JJ001 ICTリテラシ1 金曜 1 S JJ013 スペイン語初級月曜 3 A JJ021 2 年次演習木曜 3 A K18Y1022 善福寺花子 Y-1 VERA 専攻 JJ021 2 年次演習木曜 3 B

13 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 13 第 1 正規化 [1](p. 311) 繰り返し項目の部分を別テーブルに分割繰り返し項目 : 1 つのレコード内にある複数のデータ部分 Ex. 授業コード, 授業名, 曜日, 時限, 成績学生番号氏名専攻コード専攻名授業コード授業名曜日時限成績 K18X2001 東京子 X-2 東女専攻 JJ001 ICTリテラシ1 金曜 1 A JJ010 Reading 1 水曜 2 B JJ021 2 年次演習木曜 3 S K18X2010 杉並裕子 X-2 東女専攻 JJ001 ICTリテラシ1 金曜 1 S JJ013 スペイン語初級月曜 3 A JJ021 2 年次演習木曜 3 A K18Y1022 善福寺花子 Y-1 VERA 専攻 JJ021 2 年次演習木曜 3 B 分割箇所 ( 学生テーブルと履修テーブルに分割 )

14 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 14 第 1 正規化 [2](p. 311) ただ分割するだけだともう一方のテーブルとの対応が取れなくなる学生テーブル学生番号氏名専攻コード専攻名 K18X2001 東京子 X-2 東女専攻 K18X2010 杉並裕子 X-2 東女専攻 K18Y1022 善福寺花子 Y-1 VERA 専攻履修テーブル授業コード授業名曜日時限成績 JJ001 ICT リテラシ 1 金曜 1 A JJ010 Reading 1 水曜 2 B JJ021 2 年次演習木曜 3 S JJ001 ICT リテラシ 1 金曜 1 S JJ013 スペイン語初級月曜 3 A JJ021 2 年次演習木曜 3 A JJ021 2 年次演習木曜 3 B 何を表したテーブル? 誰の成績? もう一方のテーブルの主キーと組み合わせる

15 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 15 第 1 正規化 [3](p. 311) 主キーを対応付けることにより 2 つのテーブルを関連付け履修テーブル学生番号授業コード授業名曜日時限成績学生テーブル K18X2001 JJ001 ICTリテラシ1 金曜 1 A 学生番号氏名専攻コード専攻名 K18X2001 JJ010 Reading 1 水曜 2 B K18X2001 東京子 X-2 東女専攻 K18X2001 JJ021 2 年次演習木曜 3 S K18X2010 杉並裕子 X-2 東女専攻 K18X2010 JJ001 ICTリテラシ1 金曜 1 S K18Y1022 善福寺花子 Y-1 VERA 専攻 K18X2010 JJ013 スペイン語初級月曜 3 A K18X2010 JJ021 2 年次演習木曜 3 A K18Y1022 JJ021 2 年次演習木曜 3 B 対応付け誰がどの授業を履修しどういう成績だったかがわかる

16 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 16 第 2 正規化 [1](p. 312) 部分関数従属がないようにテーブルを分割すること関数従属 : あるフィールド A の値が決まるとフィールド B の値も一意 ( ただ 1 つ ) に決まること A B と書く部分関数従属 : 主キーが複数ある場合主キーの一部にフィールドが関数従属すること主キーの項目のうちあるフィールドの値を識別するのに不要な項目が 1 つでもあればそのフィールドは主キーに部分関数従属完全関数従属 : 主キーが複数ある場合主キー全体にフィールドが関数従属すること

17 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 17 学生テーブルの主キー : 学生番号第 2 正規化 [2](p. 312) 学生番号により 1 つのレコードが識別できるから学生テーブル学生番号氏名専攻コード専攻名 K18X2001 東京子 X-2 東女専攻 K18X2010 杉並裕子 X-2 東女専攻 K18Y1022 善福寺花子 X-2 VERA 専攻氏名は学生番号がわかればわかる関数従属 ( 学生番号氏名 ) ( 学生番号, 授業コード成績 )

18 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 18 第 2 正規化 [3](p. 312) 履修テーブルの主キー : 学生番号と授業コードの組み合わせこの 2 つを組み合わせることにより 1 つのレコードが識別できるから履修テーブル ( 一部 ) 学生番号授業コード授業名曜日時限成績 K18X2001 JJ001 ICT リテラシ 1 金曜 1 A K18X2001 JJ010 Reading 1 水曜 2 B K18X2001 JJ021 2 年次演習木曜 3 S 授業名曜日時限は授業コードがわかればわかる授業名曜日時限を知るために学生番号は不要 ( 主キーの一部のみ必要, 他は不要 ) 部分関数従属 ( 授業名曜日時限は授業コードに部分関数従属 )

19 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 19 第 2 正規化 [4](p. 312) 履修テーブルの主キー : 学生番号と授業コードの組み合わせこの 2 つを組み合わせることにより 1 つのレコードが識別できるから履修テーブル ( 一部 ) 学生番号授業コード授業名曜日時限成績 K18X2001 JJ001 ICT リテラシ 1 金曜 1 A K18X2001 JJ010 Reading 1 水曜 2 B K18X2001 JJ021 2 年次演習木曜 3 S 成績は学生番号と授業コードがわかればわかる成績を知るために学生番号と授業コードのどちらも必要 ( 主キー全体が必要 ) 完全関数従属 ( 成績は学生番号授業コードに完全関数従属 )

20 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 20 第 2 正規化 [5](p. 312) 部分関数従属している箇所をテーブルから分離主キーの項目の中で関数従属している項目を分離したテーブルの主キーに履修テーブル学生番号授業コード授業名曜日時限成績 K18X2001 JJ001 ICT リテラシ 1 金曜 1 A K18X2001 JJ010 Reading 1 水曜 2 B K18X2001 JJ021 2 年次演習木曜 3 S K18X2010 JJ001 ICT リテラシ 1 金曜 1 S K18X2010 JJ013 スペイン語初級月曜 3 A K18X2010 JJ021 2 年次演習木曜 3 A K18Y1022 JJ021 2 年次演習木曜 3 B 分割部分 ( 履修テーブルと授業テーブルに分割 ) これだけだと主キーになるものがないので授業コードを新しいテーブルにコピー

21 第 2 正規化 [6](p. 312) 部分関数従属している箇所をテーブルから分離重複部分は統一履修テーブル学生番号授業コード成績 K18X2001 JJ001 A K18X2001 JJ010 B K18X2001 JJ021 S K18X2010 JJ001 S K18X2010 JJ013 A K18X2010 JJ021 A K18Y1022 JJ021 B 授業テーブル授業コード授業名曜日時限 JJ001 ICTリテラシ1 金曜 1 JJ010 Reading 1 水曜 2 JJ021 2 年次演習木曜 3 JJ001 ICTリテラシ1 金曜 1 JJ013 スペイン語初級月曜 3 JJ021 2 年次演習木曜 3 JJ021 2 年次演習木曜 3 重複するレコードを統一授業コード授業名曜日時限 JJ001 ICTリテラシ1 金曜 1 JJ010 Reading 1 水曜 2 JJ013 スペイン語初級月曜 3 JJ021 2 年次演習木曜 3 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 21

22 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 22 第 3 正規化 [1](p. 312) 推移的関数従属がないようにテーブルを分割すること推移的関数従属 : 主キー以外のフィールドAが主キー以外のフィールドBに関数従属していること学生テーブル ( 主キー : 学生番号 ) 学生番号氏名専攻コード専攻名 K18X2001 東京子 X-2 東女専攻 K18X2010 杉並裕子 X-2 東女専攻 K18Y1022 善福寺花子 Y-1 VERA 専攻専攻名は専攻コードが分かればわかる専攻名を知るために学生番号 ( テーブルの主キー ) は不要推移的関数従属 ( 専攻名は学生番号に推移的関数従属 )

23 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 23 第 3 正規化 [2](p. 312) 推移的関数従属している箇所をテーブルから分離分離したテーブルの主キーをもとのテーブルに外部キーとして残す学生テーブル学生番号氏名専攻コード専攻名 K18X2001 東京子 X-2 東女専攻 K18X2010 杉並裕子 X-2 東女専攻 K18Y1022 善福寺花子 Y-1 VERA 専攻分割部分 ( 学生テーブルと専攻テーブルに分割 ) 専攻コードを学生テーブルからなくしてしまうと学生の所属がわからなくなるので専攻コードは学生テーブルに外部キーとして残す

24 第 3 正規化 [3](p. 312) 推移的関数従属している箇所をテーブルから分離重複部分は統一学生テーブル学生番号氏名専攻コード K18X2001 東京子 X-2 K18X2010 杉並裕子 X-2 K18Y1022 善福寺花子 Y-1 所属テーブル専攻コード専攻名 X-2 東女専攻 X-2 東女専攻 Y-1 VERA 専攻重複するレコードを統一専攻コード専攻名 X-2 東女専攻 Y-1 VERA 専攻 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 24

25 テーブルの最終形 (p. 312) 学生テーブル学生番号氏名専攻コード K18X2001 東京子 X-2 K18X2010 杉並裕子 X-2 K18Y1022 善福寺花子 Y-1 所属テーブル専攻コード専攻名 X-2 東女専攻 Y-1 VERA 専攻履修テーブル学生番号授業コード成績 K18X2001 JJ001 A K18X2001 JJ010 B K18X2001 JJ021 S K18X2010 JJ001 S K18X2010 JJ013 A K18X2010 JJ021 A K18Y1022 JJ021 B 授業テーブル授業コード授業名曜日時限 JJ001 ICTリテラシ1 金曜 1 JJ010 Reading 1 水曜 2 JJ013 スペイン語初級月曜 3 JJ021 2 年次演習木曜 3 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 25

26 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 26 演算 (p. 313) データベースから必要なデータを取り出すこと関係演算と集合演算の 2 種類それ以外にも挿入 ( レコードを追加 ) 削除 ( 指定したレコードを削除 ) 更新 ( レコードの内容を修正 ) の操作あり SQL(Structured Query Language) によってデータベース管理システムを操作データベース管理システムへの操作の命令を文字で行うための言語 ISO( 国際標準化機構, 国際的な規格を決める団体 ) や JIS( 日本工業規格, 日本での規格を決める団体 ) によって書き方が標準化データベース管理システムの種類が違っても同じ書き方で命令の記述が可能

27 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 27 関係演算 (p. 314) テーブルから目的のデータを取り出す演算射影 : 指定したフィールド ( 列 ) を取り出す選択 : 指定したレコード ( 行 ) を取り出す結合 : 2つ以上のテーブルであるフィールドの値が同じものだけを取り出す取り出すレコードをまとめた形で取り出す

28 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 28 指定したフィールド ( 列 ) を取り出す射影 (p. 314) 学生テーブル学生番号氏名専攻コード K18X2001 東京子 X-2 K18X2010 杉並裕子 X-2 K18Y1022 善福寺花子 Y-1 学生番号と氏名のフィールドだけを取り出す学生番号 K18X2001 K18X2010 K18Y1022 氏名東京子杉並裕子善福寺花子

29 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 29 指定したレコード ( 行 ) を取り出す選択 (p. 314) 学生テーブル学生番号氏名専攻コード K18X2001 東京子 X-2 K18X2010 杉並裕子 X-2 K18Y1022 善福寺花子 Y-1 専攻コードが X-2 のレコードだけを取り出す学生番号氏名専攻コード K18X2001 東京子 X-2 K18X2010 杉並裕子 X-2

30 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 30 結合 (p. 314) 2 つ以上のテーブルであるフィールドの値が同じものだけを取り出す結合の基準になるキー : 結合キー学生テーブル所属テーブル学生番号氏名専攻コード専攻コード専攻名 K18X2001 東京子 X-2 X-1 SS 専攻 K18X2010 杉並裕子 X-2 X-2 東女専攻 K18Y1022 善福寺花子 Y-1 Y-1 VERA 専攻専攻コードが同じデータを結合する ( 専攻コード : 結合キー ) 学生番号氏名専攻コード専攻名 K18X2001 東京子 X-2 東女専攻 K18X2010 杉並裕子 X-2 東女専攻 K18Y1022 善福寺花子 Y-1 VERA 専攻

31 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 31 集合演算 (p. 314) テーブルから目的のデータを取り出す演算和 : 2つのテーブルのレコードをまとめる積 : 2つのテーブルで共通するレコードを取り出す差 : 2つのテーブルで一方のテーブルだけにあるレコードを取り出す

32 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved つのテーブルのレコードをまとめる和 (p. 315) 学生テーブルA 学生テーブルB 学生番号氏名専攻コード学生番号氏名専攻コード K18X2001 東京子 X-2 K18X1022 三鷹恵子 X-1 K18X2010 杉並裕子 X-2 K18X1025 武蔵野春子 X-1 K18Y1022 善福寺花子 Y-1 K18X2001 東京子 X-2 K18Y1022 善福寺花子 Y-1 学生テーブル A 杉並裕子東京子善福寺花子学生テーブル B 三鷹恵子武蔵野春子学生番号氏名専攻コード K18X1022 三鷹恵子 X-1 K18X1025 武蔵野春子 X-1 K18X2001 東京子 X-2 K18X2010 杉並裕子 X-2 K18Y1022 善福寺花子 Y-1 重複するデータは 1 つにまとめる

33 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 33 積 (p. 315) 2 つのテーブルで共通するレコードを取り出す学生テーブルA 学生テーブルB 学生番号氏名専攻コード学生番号氏名専攻コード K18X2001 東京子 X-2 K18X1022 三鷹恵子 X-1 K18X2010 杉並裕子 X-2 K18X1025 武蔵野春子 X-1 K18Y1022 善福寺花子 Y-1 K18X2001 東京子 X-2 K18Y1022 善福寺花子 Y-1 学生テーブル A 杉並裕子東京子善福寺花子学生テーブル B 三鷹恵子武蔵野春子学生番号氏名専攻コード K18X2001 東京子 X-2 K18Y1022 善福寺花子 Y-1

34 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 34 差 (p. 315) 2 つのテーブルで一方のテーブルだけにあるレコードを取り出す学生テーブルA 学生テーブルB 学生番号氏名専攻コード学生番号氏名専攻コード K18X2001 東京子 X-2 K18X1022 三鷹恵子 X-1 K18X2010 杉並裕子 X-2 K18X1025 武蔵野春子 X-1 K18Y1022 善福寺花子 Y-1 K18X2001 東京子 X-2 K18Y1022 善福寺花子 Y-1 学生テーブル A 杉並裕子東京子善福寺花子学生テーブル B 三鷹恵子武蔵野春子学生番号氏名専攻コード K18X1022 三鷹恵子 X-1 K18X1025 武蔵野春子 X-1 学生テーブル B だけにあるデータを取り出す

36 Structured Query Language SQL とは? データベース管理システムへの操作の命令を文字で行うための言語データベースシステムの種類に関わらず同じ言語で操作可能 DDL DML DCLの3 種類 DDL (Data Definition Language) テーブルの作成のための言語 DML (Data Manipulation Language) テーブルへのデータの追加削除変更演算をするための言語 DCL (Data Control Language) テーブルに対して様々な制限をかけるための言語 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 36

37 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 37 データベースの実習ソフト [1] DB Fiddle: SQLの練習用ソフト Webブラウザから利用可能日本語はうまくいかないこともあり入力した内容をファイルに保存したり... はできないようなので注意! Save というボタンがあるがこれはサーバ側に保存するらしい入力した内容を保存する場合は内容をコピーしてメモ帳などで保存する左上の Database の欄は PostgreSQL v10.0 を選択初期値の MySQL だと利用できない操作方法がある入力内容に文法的な間違いがあると下部に赤字でエラーを表示

38 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 38 左の欄にデータベースの定義とレコードの挿入削除変更右の欄に関係演算集合演算入力したら Run ボタンをクリック PostgreSQL を選択するデータベースの定義とレコードの挿入削除変更データベースの実習ソフト [2] 左右の欄に入力したら押す関係演算集合演算

39 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 39 基本操作データベースの実習ソフト [3] 左の欄にデータベースの作成とレコードの追加の命令を書く DB Fiddle を使い終わるまで消さない右の欄に関係演算集合演算の命令を書く Run ボタンを押す下部に演算の結果が表示される演算の内容が複数ある場合は Query # 番号という形で 1 つ目の演算から順に結果が表示される

42 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 42 SQL の書き方基本 ( テーブル作成 )[1] テーブル名フィールド名データ型主キー, etc. を定義テーブル名フィールド名 : 自分で好きな名前をつけることが可能英数字 _( アンダースコア ) などの文字を利用可能半角 64 字以内データ型 : データの種類 ( 文字の並び数値日付, etc) CHAR: どのデータも同じ文字数の文字の並び ( () で文字数を指定する) VARCHAR: データにより文字数が異なる文字の並び ( () で最大文字数を指定する) INTEGERまたはINT: 整数 etc. 主キー : 主キーのフィールドに PRIMARY KEY のキーワードを付加

43 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 43 SQL の書き方基本 ( テーブル作成 )[2] 書式 CREATE TABLE テーブル名 ( フィールド名, データ型 PRIMARY KEY, フィールド名, データ型, フィールド名, データ型,... ); フィールド名, データ型のセットは必要な分だけ書く主キーのフィールドにはデータ型の後に PRIMARY KEY のキーワードを書く例 CREATE TABLE StudentTable ( StudentCode CHAR(8) PRIMARY KEY, StudentName VARCHAR(30), Aff CHAR(3), Score INTEGER ); 以下をフィールド名にしたテーブルの作成 8 文字の学生番号 ( 主キー ) 最大 30 文字の氏名 3 文字の所属コード整数の得点 StudentCode StudentName Aff Score

44 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 44 SQL の書き方基本 ( レコードの追加 ) 表名と具体的な値を指定して追加書式 INSERT INTO テーブル名 VALUES ( 値 1, 値 2, 値 3,...); 作成したテーブルで定義したフィールドの順番どおりに値を記述する文字の並びの値は ' で囲む例 INSERT INTO StudentTable VALUES ('K18X1001', 'Azuma Kyoko', 'X-2',75); INSERT INTO StudentTable VALUES ('K18X1002', 'Suginami Yuko', 'X-2',63); テーブル作成時に学生番号氏名所属得点の順だったのでその順で値を記述 StudentCode StudentName Aff Score K18X2001 Azuma Kyoko X-2 75 K18X2010 Suginami Yuko X-2 63

46 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 46 データベースの操作 [ 基本形 ] 書式 SELECT 取り出すデータのフィールド名 FROM 検索対象のテーブル名 WHERE 検索条件 FROM で指定されたテーブル内のデータから検索条件に合うレコードのうち SELECT で指定されたフィールドの値が取り出される取り出すデータのフィールド名複数のフィールドを取り出すのであれば, で区切ってフィールド名を記述すべてのフィールドを取り出すのであれば * を指定検索条件 : 書き方は様々 ( フィールドの値をすべて取り出す場合は記述不要 ) あるフィールドの値が特定の数値よりも大きい / 小さいあるフィールドの値が特定のキーワードと一致する, etc.

47 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 47 データベースの操作 [ 射影 ] 射影 : 特定のフィールドを取り出す操作 SQL で検索条件の指定は不要 StudentCode SutdentNumber Aff Score K18X2001 Azuma Kyoko X-2 75 K18X2010 Suginami Yuko X-2 63 K18Y1022 Zempukuji Hanako Y-1 97 K18Y1031 Tachikawa Yoko Y-1 50 K18X1005 Mitaka Keiko X-1 88 K18X1006 Musashino Haruko X-1 71 例 SELECT StudentCode, Score FROM StudentTable 学生番号と得点のフィールドを取り出し StudentCode Score K18X K18X K18Y K18Y K18X K18X

48 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 48 データベースの操作 [ 選択 ][1] 選択 : 指定したレコード ( 条件に一致するレコード ) を取り出す StudentCode SutdentNumber Aff Score K18X2001 Azuma Kyoko X-2 75 K18X2010 Suginami Yuko X-2 63 K18Y1022 Zempukuji Hanako Y-1 97 K18Y1031 Tachikawa Yoko Y-1 50 K18X1005 Mitaka Keiko X-1 88 K18X1006 Musashino Haruko X-1 71 例 SELECT StudentCode, Score FROM StudentTable WHERE Score > 80 得点が 80 点以上のレコードを取り出し StudentCode Score StudentCode K18X K18X K18Y K18Y K18X K18X Score

49 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 49 データベースの操作 [ 選択 ][2] 選択 : 指定したレコード ( 条件に一致するレコード ) を取り出す StudentCode SutdentNumber Aff Score K18X2001 Azuma Kyoko X-2 75 K18X2010 Suginami Yuko X-2 63 K18Y1022 Zempukuji Hanako Y-1 97 K18Y1031 Tachikawa Yoko Y-1 50 K18X1005 Mitaka Keiko X-1 88 K18X1006 Musashino Haruko X-1 71 例 StudentCode SutdentNumber Aff Score SELECT * FROM StudentTable WHERE Aff = 'X-2' 所属が X-2 のレコードを取り出しすべてのフィールド K18X2001 Azuma Kyoko X-2 75 K18X2010 Suginami Yuko X-2 63

50 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 50 データベースの操作 [ 結合 ][1] 結合 : 2 つ以上のテーブルであるフィールドの値が同じものだけを取り出す StudentCode SutdentNumber Aff Score K18X2001 Azuma Kyoko X-2 75 K18X2010 Suginami Yuko X-2 63 K18Y1022 Zempukuji Hanako Y-1 97 K18Y1031 Tachikawa Yoko Y-1 50 K18X1005 Mitaka Keiko X-1 88 K18X1006 Musashino Haruko X-1 71 AffCode X-1 SS AffName X-2 TWCU Y-1 VERA 例 SELECT StudentTable.StudentCode, StudentTable.StudentName, StudentTable.Aff, StudentTable.Score, AffTable.AffName FROM StudentTable, AffTable WHERE StudentTable.Aff = AffTable.AffCode

51 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 51 データベースの操作 [ 結合 ][2] 例 SELECT StudentTable.StudentCode, StudentTable.StudentName, StudentTable.Aff, StudentTable.Score, AffTable.AffName FROM StudentTable, AffTable WHERE StudentTable.Aff = AffTable.AffCode SELECT 対象 : 学生テーブルの学生番号氏名所属得点所属テーブルの所属名のフィールドを取り出すテーブル名. フィールド名でどのテーブルのどのフィールドかを表す Ex. StudentTable.StudentCode: 学生テーブルの学生番号取り出されたテーブルはフィールドが SELECT で指定されたフィールドの順になっている FROM: 学生テーブルと所属テーブル WHERE: 学生テーブルの所属と所属テーブルの所属コードが一致するもの

データベースの操作 [ 結合 ][3] StudentCode SutdentNumber Aff Score K18X2001 Azuma Kyoko X-2 75 K18X2010 Suginami Yuko X-2 63 K18Y1022 Zempukuji Hanako Y-1 97 K18Y1031 Tachikawa Yoko Y-2 50 K18X1005 Mitaka Keiko

52 データベースの操作 [ 結合 ][3] StudentCode SutdentNumber Aff Score K18X2001 Azuma Kyoko X-2 75 K18X2010 Suginami Yuko X-2 63 K18Y1022 Zempukuji Hanako Y-1 97 K18Y1031 Tachikawa Yoko Y-2 50 K18X1005 Mitaka Keiko X-1 88 K18X1006 Musashino Haruko X-1 71 AffCode X-1 SS AffName X-2 TWCU Y-1 VERA SELECT StudentTable.StudentCode, StudentTable.StudentName, StudentTable.Aff, StudentTable.Score, AffTable.AffName FROM StudentTable, AffTable WHERE StudentTable.Aff = AffTable.AffCode StudentCode SutdentNumber Aff Score AffName K18X2001 Azuma Kyoko X-2 75 TWCU K18X2010 Suginami Yuko X-2 63 TWCU K18Y1022 Zempukuji Hanako Y-1 97 VERA K18Y1031 Tachikawa Yoko Y-2 50 VERA K18X1005 Mitaka Keiko X-1 88 SS K18X1006 Musashino Haruko X-1 71 SS Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 52

53 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 53 以下の 2 つの表を作成してみよう KyokoDiary Date Rainfall Breakfast Reiwa W Reiwa W Reiwa O Reiwa J Reiwa O Reiwa N Reiwa J Reiwa W やってみよう![11-1] Breakfast Code Name W Western food J Japanese food O Other N None

54 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 54 やってみよう![11-2] 作成した 2 つの表に対し以下の関係演算をしてみよう射影 : 日付 (Date) と降水確率 (Rainfall) を取り出すこと選択 : 降水確率 (Rainfall) が 70% 以上のレコードを取り出すこと取り出すフィールドはすべて選択 : 朝食のメニューが J の日のレコードを取り出すこと取り出すフィールドは日付 (Date) のみ結合 : KyokoDiary と Breakfast の 2 つのテーブルについて朝食コードが同じレコードを取り出すこと取り出すフィールドは KyokoDiary の日付 (Date) と Breadfast の朝食名 (Name)

57 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved つのテーブルのレコードをまとめるデータベースの操作 [ 和 ][1] 書式 SELECT * FROM テーブル 1 UNION ALL または DISTINCT またはなし SELECT * FROM テーブル 2 ALL: 重複を削除しない DISTINCT: 重複を削除するなし : 重複を削除する

58 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 58 データベースの操作 [ 和 ][2] StudentTableA StudentTableB StudentCode StudentName Aff StudentCode StudentName Aff K18X2001 Azuma Kyoko X-2 K18X1022 Mitaka Keiko X-1 K18X2010 Suginami Yuko X-2 K18X1025 Musashino Haruko X-1 K18Y1022 Zempukuji Hanako Y-1 K18X2001 Azuma Kyoko X-2 K18Y1022 Zempukuji Hanako Y-1 例 SELECT * FROM StudentTableA UNION SELECT * FROM StudentTableB; StudentCode StudentName Aff K18X1022 Mitaka Keiko X-1 K18X1025 Musashino Haruko X-1 K18X2001 Azuma Kyoko X-2 K18X2010 Suginami Yuko X-2 K18Y1022 Zempukuji Hanako Y-1

59 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 59 データベースの操作 [ 積 ][1] 2 つのテーブルで共通するレコードを取り出す書式 SELECT * FROM テーブル 1 INTERSECT SELECT * FROM テーブル 2 INTERSECT に ALL や DISTINCT キーワードをつけることも可能結果はつけてもつけなくても同じ

60 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 60 データベースの操作 [ 積 ][2] StudentTableA StudentTableB StudentCode StudentName Aff StudentCode StudentName Aff K18X2001 Azuma Kyoko X-2 K18X1022 Mitaka Keiko X-1 K18X2010 Suginami Yuko X-2 K18X1025 Musashino Haruko X-1 K18Y1022 Zempukuji Hanako Y-1 K18X2001 Azuma Kyoko X-2 K18Y1022 Zempukuji Hanako Y-1 例 SELECT * FROM StudentTableA INTERSECT SELECT * FROM StudentTableB; StudentCode StudentName Aff K18X2001 Azuma Kyoko X-2 K18Y1022 Zempukuji Hanako Y-1

61 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 61 データベースの操作 [ 差 ][1] 2 つのテーブルで一方のテーブルだけにあるレコードを取り出す書式 SELECT * FROM テーブル 1 EXCEPT SELECT * FROM テーブル 2 テーブル 1 だけにある ( テーブル 2 にはない ) レコードを取り出す EXCEPT に ALL や DISTINCT キーワードをつけることも可能結果はつけてもつけなくても同じ

62 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 62 データベースの操作 [ 差 ][2] StudentTableA StudentTableB StudentCode StudentName Aff StudentCode StudentName Aff K18X2001 Azuma Kyoko X-2 K18X1022 Mitaka Keiko X-1 K18X2010 Suginami Yuko X-2 K18X1025 Musashino Haruko X-1 K18Y1022 Zempukuji Hanako Y-1 K18X2001 Azuma Kyoko X-2 K18Y1022 Zempukuji Hanako Y-1 例 SELECT * FROM StudentTableB EXCEPT SELECT * FROM StudentTableA; StudentTableB だけにあるレコードを取り出す StudentCode StudentName Aff K18X1022 Mitaka Keiko X-1 K18X1025 Musashino Haruko X-1

63 Copyright (C) Junko Shirogane, Tokyo Woman's Christian University 2019, All rights reserved. 63 やってみよう![12] 以下の 2 つの表を作成し和積差の集合演算をしてみよう差については TWCU_Cafe のみにあるレコードを取り出すこと TWCU_Cafe MenuCode Name Price Cake1 Chocolate 350 Cake2 Fruit 420 Cake3 Tarte 400 Cake4 Cheese 380 Cake5 Pie 330 VeraCafe MenuCode Name Price Cake1 Chocolate 350 Cake2 Fruit 420 Cake3 Tarte 400 Cake6 Moose 360 Cake7 Mont blanc 410