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3 参 加 者 へのお 知 らせとお 願 い 研 究 会 参 加 者 の 皆 様 へ 1. 受 付 は 日 本 消 防 会 館 ニッショー ホールにて 下 記 の 時 間 より 開 始 します 3 月 16 日 ( 土 )11:00 ~ ( 会 場 内 へは 11:30 より 入 場 できます) 3 月 17 日 ( 日 ) 9:00 ~ ( 会 場 内 へは 9:30 より 入 場 できます) 2. 参 加 登 録 費 ( 抄 録 集 発 表 論 文 集 代 を 含 む) 10,000 円 会 場 ではネームカードに 所 属 氏 名 を 記 入 の 上 必 ず 着 用 して 下 さい 3. 発 表 論 文 集 発 表 論 文 集 を 後 日 郵 送 しますので 参 加 登 録 の 際 には 所 定 の 用 紙 に 住 所 氏 名 を 正 確 にご 記 入 下 さい ( 不 正 確 ですと 発 表 論 文 が 届 かないことがございます) 4. 会 場 での 発 言 は マイクを 使 用 し 所 属 氏 名 を 最 初 に 述 べて 下 さい 5. 会 場 での 呼 び 出 しは 緊 急 の 場 合 のみに 限 り 受 付 で 申 し 受 けます 外 部 からの 電 話 呼 び 出 しは 先 方 の 番 号 のみ 伺 っておきますので 改 めてご 自 分 でお 掛 け 直 し 下 さい 会 場 内 のアナウンスはお 断 りします 6. 会 場 内 では 禁 煙 です 7.その 他 のお 問 い 合 わせは 受 付 へご 連 絡 下 さい 8. 日 本 透 析 医 学 会 専 門 医 の 単 位 取 得 について 本 研 究 会 に 参 加 されますと 日 本 透 析 医 学 会 の 専 門 医 制 度 により 定 められた 3 単 位 を 取 得 できます 単 位 取 得 のための 参 加 証 は 参 加 受 付 にてネームカードを 確 認 の 上 お 渡 しします 座 長 の 先 生 方 へ 1. 担 当 セッションの 開 始 15 分 前 までに 次 座 長 席 にご 着 席 下 さい 2. 演 者 の 講 演 時 間 および 討 論 時 間 は 厳 守 でお 願 い 致 します

4 演 者 の 方 へ 1. 講 演 時 間 討 論 時 間 一 般 演 題 : 発 表 6 分 討 論 3 分 シンポジウム: 発 表 15 分 討 論 5 分 ( 時 間 により 総 合 討 論 ) 2. 発 表 について パワーポイントによる PC(パソコン)での 発 表 のみです (スライドでの 発 表 は 受 付 けませんのでご 注 意 下 さい) PC 受 付 に 発 表 予 定 時 刻 の 30 分 前 までにお 越 し 頂 き 出 力 をチェックしてください モニターの 使 用 方 法 等 についてご 不 明 の 点 はオペレーターにお 尋 ね 下 さい プロジェクターは 1 台 のみです ご 発 表 時 にはご 自 身 で 送 り 戻 しの 操 作 をお 願 い 致 します データの 持 込 の 場 合 PC は 以 下 の 環 境 で 用 意 いたします OS = Windows XP Windows7 Power Point = ver.2003 以 降 Macintosh は 用 意 しておりません Macintosh で 発 表 される 方 は ご 自 身 の PC をお 持 込 下 さい Windows format に 限 り CD-ROM もしくは USB 接 続 のフラッシュメモリデータスティックをご 持 参 下 さ い(MO FD ZIP では 受 付 できませんので ご 注 意 ください) 必 ず バックアップデータをお 持 ち 下 さい 文 字 化 けをふせぐため OS に 標 準 インストールされているフォントをご 使 用 下 さい 動 画 を 使 用 される 場 合 は ご 自 身 の PC をお 持 込 下 さい(データをご 持 参 された 場 合 確 実 に 作 動 する 保 障 はありません) 音 声 の 使 用 はできません お 預 かりしたデータは 研 究 会 終 了 後 事 務 局 が 責 任 を 持 って 消 去 いたします PC 持 込 の 方 へ Windows Macintosh のどちらでも 受 付 可 能 です PC 本 体 に 出 力 用 の D-sub 15pin ミニ 端 子 がついてい る 事 を 確 認 してください 変 換 コネクターを 必 要 とする 場 合 は 必 ずご 持 参 下 さい また 電 源 アダプター も 必 ずお 持 ち 下 さい 音 声 の 使 用 はできません 3. 発 表 論 文 提 出 について 発 表 論 文 ( 掲 載 用 論 文 )を 腎 と 透 析 ( 東 京 医 学 社 )の 投 稿 規 定 に 即 して 作 成 し 研 究 会 当 日 PC 受 付 にご 提 出 下 さい 執 筆 要 領 は 原 稿 用 紙 12 枚 以 内 ( 図 表 は 各 1 枚 と 採 算 する)とします 当 日 ご 提 出 頂 けない 場 合 は 4 月 30 日 ( 火 )までに 事 務 局 まで 送 付 ください なお 期 日 内 に 送 付 頂 けない 場 合 は 掲 載 されない 場 合 もありますのでご 注 意 下 さい 会 員 懇 親 会 ( 参 加 費 1,000 円 ) 3 月 16 日 ( 土 )19:00 より 霞 ヶ 関 ビル 35F 東 海 大 学 校 友 会 館 にて 会 員 懇 親 会 を 開 催 致 します どうぞご 参 加 下 さい なお 懇 親 会 参 加 申 し 込 みは 研 究 会 参 加 受 付 隣 (ニッショーホール 1F)にて 行 います

5 役 員 一 覧 会 長 斎 藤 明 ( 横 浜 第 一 病 院 ) ( 以 下 アイウエオ 順 ) 顧 問 秋 澤 忠 男 ( 昭 和 大 学 ) 秋 葉 隆 ( 東 京 女 子 医 科 大 学 ) 越 川 昭 三 ( 昭 和 大 学 ) 酒 井 清 孝 ( 早 稲 田 大 学 ) 佐 中 孜 ( 江 戸 川 病 院 ) 鈴 木 正 司 ( 信 楽 園 病 院 ) 内 藤 秀 宗 ( 内 藤 医 学 研 究 所 ) 世 話 人 川 西 秀 樹 ( 土 谷 総 合 病 院 ) 金 成 泰 (フリーランス 研 究 者 ) 竹 澤 真 吾 ( 九 州 保 健 福 祉 大 学 ) 武 本 佳 昭 ( 大 阪 市 立 大 学 ) 友 雅 司 ( 大 分 大 学 ) 政 金 生 人 ( 矢 吹 病 院 ) 水 口 潤 ( 川 島 病 院 ) 山 下 明 泰 ( 湘 南 工 科 大 学 ) 監 事 衣 笠 えり 子 ( 昭 和 大 学 横 浜 市 北 部 病 院 ) 峰 島 三 千 男 ( 東 京 女 子 医 科 大 学 ) 事 務 局 徳 島 県 徳 島 市 北 佐 古 1 番 町 1-39 社 会 医 療 法 人 川 島 会 川 島 病 院 TEL: FAX: URL: information@hpm-net.jp

6 プログラム 第 1 日 目 3 月 16 日 ( 土 ) 12:00 ~ 12:10 開 会 の 辞 12:10 ~ 13:10 基 礎 研 究 / その 他 13:10 ~ 14:20 性 能 評 価 14:20 ~ 15:30 HDF 1 15:30 ~ 15:50 休 憩 15:50 ~ 17:00 ディベート1 17:00 ~ 18:10 ディベート2 19:00 ~ 情 報 交 換 会

7 12:00 ~ 12:10 開 会 の 辞 会 長 : 斎 藤 明 ( 横 浜 第 一 病 院 ) 12:10 ~ 13:10 基 礎 研 究 / その 他 座 長 : 友 雅 司 ( 大 分 大 学 ) 中 川 宜 明 (( 株 )ジェイ エム エス) O プールモデルに 基 づく 尿 素 クリアランスの 時 間 変 化 の 解 析 医 療 法 人 清 陽 会 ながけクリニック 岡 山 理 科 大 学 理 学 部 応 用 物 理 学 科 門 崎 弘 樹 (もんざき ひろき) 松 本 和 広 長 宅 芳 男 堀 純 也 藤 中 正 樹 尾 崎 眞 啓 黒 田 典 子 中 川 益 生 丹 生 龍 平 野 本 有 加 O-02. ダイアライザの 溶 出 物 に 関 する 適 正 評 価 法 の 検 討 東 京 女 子 医 科 大 学 臨 床 工 学 部 東 京 女 子 医 科 大 学 血 液 浄 化 療 法 科 東 京 女 子 医 科 大 学 臨 床 工 学 科 川 澄 化 学 工 業 株 式 会 社 事 業 企 画 部 学 術 課 村 上 淳 (むらかみ じゅん) 金 子 岩 和 木 全 直 樹 峰 島 三 千 男 秋 葉 隆 細 井 信 幸 O-03. ハイフラックス 透 析 膜 の 経 時 劣 化 を 考 慮 したβ 2-microglobulin(b2m) の 除 去 動 態 甲 田 内 科 クリニック 甲 田 豊 (こうだ ゆたか) 丸 山 哲 央 脇 屋 有 紀 子 久 保 田 香 澄 平 松 由 晃 O-04. ビデオカメラを 用 いた 中 空 糸 内 の 血 液 流 動 状 態 の 観 察 釧 路 泌 尿 器 科 クリニック 大 澤 貞 利 (おおさわ さだとし) 山 本 英 博 斉 藤 辰 巳 伊 藤 正 峰 小 半 恭 央 岡 田 恵 一 久 島 貞 一 O-05. 血 液 および 血 球 接 触 後 のビタミン E コート 透 析 膜 の 還 元 力 北 里 大 学 大 学 院 医 療 系 研 究 科 北 里 大 学 医 療 衛 生 学 部 医 療 工 学 科 東 京 工 科 大 学 医 療 保 健 学 部 臨 床 工 学 科 塚 尾 浩 (つかお ひろし) 1, 飯 塚 直 人 栗 原 佳 孝 1, 小 久 保 謙 一 1, 小 林 弘 祐 O-06. アルブミン 結 合 性 尿 毒 素 CMPFの 細 胞 毒 性 東 レ メディカル 株 式 会 社 透 析 事 業 本 部 名 古 屋 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 押 原 渉 (おしはら わたる) 丹 羽 利 充

8 13:10 ~ 14:20 性 能 評 価 座 長 : 衣 笠 えり 子 ( 昭 和 大 学 横 浜 市 北 部 病 院 ) 是 本 昌 英 ( 旭 化 成 メディカル 株 式 会 社 ) O-07. 血 小 板 付 着 を 抑 制 した 新 規 PMMA 膜 人 工 腎 臓 フィルトライザー NFの 創 出 東 レ 株 式 会 社 高 橋 博 (たかはし ひろし) 上 野 良 之 藤 枝 洋 暁 金 原 俊 英 大 美 賀 聡 野 崎 諭 司 梅 原 重 治 菅 谷 博 之 O-08. 抗 血 栓 性 を 高 めた 新 規 東 レ 社 製 PMMA 膜 ダイアライザ NF の 臨 床 評 価 大 分 内 科 クリニック 臨 床 工 学 部 大 分 内 科 クリニック 大 分 中 村 病 院 腎 臓 内 科 姫 路 獨 協 大 学 医 療 保 健 学 部 臨 床 工 学 科 5) 大 分 大 学 医 学 部 附 属 病 院 腎 臓 内 科 河 野 桂 子 (かわの けいこ) 山 崎 信 幸 妹 尾 美 苗 小 野 和 子 松 山 家 久 松 山 誠 福 田 誠 5) 友 雅 司 吉 上 早 苗 坂 下 享 O-09. 膜 表 面 改 質 PMMA 膜 の 性 能 評 価 抗 血 栓 性 の 検 討 医 療 法 人 社 団 弘 愈 会 ひまわりクリニック 松 本 能 永 (まつもと よしなが) 小 林 弘 忠 小 林 洋 子 O-10. PMMA 製 ダイアライザ フィルトライザー NFの 低 分 子 蛋 白 質 除 去 性 能 社 会 医 療 法 人 名 古 屋 記 念 財 団 東 海 クリニック 臨 床 工 学 部 社 会 医 療 法 人 名 古 屋 記 念 財 団 東 海 クリニック 内 科 医 療 法 人 新 生 会 新 生 会 第 一 病 院 臨 床 工 学 部 市 川 博 章 (いちかわ ひろあき) 岡 村 直 哉 田 代 健 策 尾 関 佑 介 喜 多 圭 介 北 口 雅 敏 佐 々 木 万 祐 杉 原 英 男 佐 藤 晴 男 八 木 一 朗 森 實 篤 司 O-11. 東 レメディカル 社 製 V 型 ダイアライザ NV-21X における 溶 質 除 去 性 能 と 治 療 効 率 の 評 価 東 京 女 子 医 科 大 学 臨 床 工 学 部 東 京 女 子 医 科 大 学 臨 床 工 学 科 東 京 女 子 医 科 大 学 血 液 浄 化 療 法 科 平 川 晋 也 (ひらかわ しんや) 石 森 勇 加 藤 紀 子 安 部 貴 之 内 田 浩 文 瀧 澤 亜 由 美 石 井 貴 文 村 上 淳 金 子 岩 和 木 全 直 樹 峰 島 三 千 男 岡 島 友 樹 秋 葉 隆

9 O-12. 東 レ メディカル 社 製 NV-21X における 血 小 板 白 血 球 および 関 連 因 子 の 変 動 を 中 心 とした 生 体 適 合 性 評 価 東 京 女 子 医 科 大 学 東 京 女 子 医 科 大 学 臨 床 工 学 科 東 京 女 子 医 科 大 学 中 央 検 査 部 東 京 女 子 医 科 大 学 血 液 浄 化 療 法 科 安 部 貴 之 (あべ たかゆき) 石 森 勇 加 藤 紀 子 内 田 浩 文 岡 島 友 樹 瀧 澤 亜 由 美 平 川 晋 也 秋 葉 隆 石 井 貴 文 村 上 淳 金 子 岩 和 峰 島 三 千 男 新 川 康 文 木 全 直 樹 O-13. 新 規 V 型 ダイアライザー FDZ の 使 用 評 価 医 療 法 人 永 仁 会 永 仁 会 病 院 診 療 技 術 部 臨 床 工 学 科 医 療 法 人 永 仁 会 永 仁 会 病 院 腎 センター 佐 藤 政 範 (さとう まさのり) 松 永 智 仁 久 光 秀 之 尾 口 敬 明

10 14:20 ~ 15:30 HDF 1 座 長 : 金 成 泰 (フリーランス 研 究 者 ) 工 藤 俊 洋 (フレゼニウス メディカル ケア ジャパン 株 式 会 社 ) O-14. 定 圧 濾 過 法 を 用 いたニプロ 社 製 ヘモダイアフィルタ MFX-21Ueco の 性 能 評 価 ( 医 ) 偕 行 会 名 港 共 立 クリニック 西 田 泰 教 (にしだ やすみち) 萱 野 哲 黒 田 浩 樹 田 岡 正 宏 佐 藤 隆 O-15. 定 圧 濾 過 法 を 用 いたマキシフラックス MFX-21Seco の 性 能 評 価 医 療 法 人 偕 行 会 名 港 共 立 クリニック 黒 田 浩 樹 (くろだ ひろき) 西 田 泰 教 萱 野 哲 田 岡 正 宏 佐 藤 隆 O-16. 血 液 透 析 濾 過 器 (MFX シリーズ)の 性 能 評 価 と 可 能 性 メディカルサテライト 岩 倉 岩 倉 病 院 長 尾 尋 智 (ながお ひろとも) 神 崎 将 克 伊 神 隆 介 高 田 幹 彦 O-17. MFX 25Ueco の 置 換 液 量 の 違 いによる 6 か 月 間 の 使 用 経 験 JA 長 野 厚 生 連 篠 ノ 井 総 合 病 院 臨 床 工 学 科 JA 長 野 厚 生 連 篠 ノ 井 総 合 病 院 腎 臓 内 科 中 村 啓 章 (なかむら ひろあき) 中 島 拓 也 関 原 宏 幸 牧 野 靖 田 村 克 彦 長 澤 正 樹 清 水 和 明 中 村 裕 紀 O-18. 前 希 釈 on-line HDF 療 法 における ABH-P の 性 能 評 価 ー 血 液 流 量 置 換 液 量 の 除 去 性 能 への 影 響 検 討 ー 大 分 大 学 医 学 部 総 合 内 科 学 第 2 内 科 松 山 医 院 大 分 腎 臓 内 科 中 田 健 (なかた たけし) 小 野 信 行 松 山 和 弘 石 田 楓 友 雅 司 門 田 淳 一 O-19. ABH-21P を 用 いた 前 希 釈 オンライン HDF 療 法 におけるアルブミン 漏 出 量 に 影 響 する 因 子 の 検 討 社 会 医 療 法 人 財 団 石 心 会 川 崎 クリニック 社 会 医 療 法 人 財 団 石 心 会 川 崎 クリニック 内 科 旭 化 成 メディカル 昭 和 大 学 藤 が 丘 病 院 中 村 賢 洋 (なかむら たかひろ) 1,2,3, 斉 藤 千 尋 依 田 絵 里 奈 三 輪 直 哉 澤 田 尚 之 荒 井 莉 早 鶴 澤 一 行 芝 田 絵 理 子 宍 戸 寛 治 鈴 木 貴 大 西 山 枝 里 玉 木 遼 小 林 力 佐 野 嘉 紀 森 尾 仁 貴 佐 藤 健 O-20. TDF-20H の 前 希 釈 on-line HDF における 溶 質 除 去 性 能 の 検 討 NTT 東 日 本 札 幌 病 院 臨 床 工 学 室 NTT 東 日 本 札 幌 病 院 腎 臓 内 科 NTT 東 日 本 札 幌 病 院 臨 床 検 査 科 田 代 顕 一 朗 (たしろ けんいちろう) 田 荷 翔 平 鈴 内 絵 里 佐 藤 健 太 橋 本 整 司 石 川 健 斉 藤 敏 勝 桑 田 大 輔 佐 藤 昌 明 足 立 亜 紀 杉 本 親 紀 小 笠 原 有 弥 櫻 田 克 己 須 藤 徹 岡 本 延 彦

11 15:30 ~ 15:50 休 憩 15:50 ~ 17:00 ディベート1 短 時 間 頻 回 透 析 vs. 長 時 間 透 析 司 会 : 水 口 潤 ( 川 島 病 院 ) 短 時 間 頻 回 透 析 川 西 秀 樹 ( 土 谷 総 合 病 院 ) 峰 島 三 千 男 ( 東 京 女 子 医 大 ) 長 時 間 透 析 政 金 生 人 ( 矢 吹 病 院 ) 山 下 明 泰 ( 湘 南 工 科 大 学 ) 17:00 ~ 18:10 ディベート2 シャープな 膜 vs. ブロードな 膜 司 会 : 竹 澤 真 吾 ( 九 州 保 健 福 祉 大 学 ) シャープな 膜 友 雅 司 ( 大 分 大 学 ) 助 川 威 ( 旭 化 成 メディカル 株 式 会 社 ) ブロードな 膜 土 田 健 司 ( 川 島 病 院 ) 菅 谷 博 之 ( 東 レ メディカル 株 式 会 社 ) 19:00 ~ 情 報 交 換 会 会 場 : 霞 ヶ 関 ビル 35F 東 海 大 学 校 友 会 館

12 プログラム 第 2 日 目 3 月 17 日 ( 日 ) 10:00 ~ 11:00 臨 床 評 価 11:00 ~ 12:00 性 能 評 価 / その 他 12:00 ~ 13:00 昼 食 13:00 ~ 13:10 総 会 13:10 ~ 14:10 HDF 2 14:10 ~ 15:10 HDF 3 15:10 ~ 15:20 閉 会 の 辞

13 10:00 ~ 11:00 臨 床 評 価 座 長 : 政 金 生 人 ( 矢 吹 病 院 ) 菅 谷 博 之 ( 東 レ メディカル 株 式 会 社 ) O-21. 栄 養 指 標 による V 型 ダイアライザ 対 象 患 者 適 正 管 理 方 法 の 検 討 :APEAN-STUDY (UMIN ) 篠 ノ 井 総 合 病 院 臨 床 工 学 科 長 門 総 合 病 院 臨 床 工 学 科 塙 厚 生 病 院 臨 床 工 学 科 茨 城 西 南 医 療 センター 病 院 臨 床 工 学 部 5) 小 諸 厚 生 総 合 病 院 臨 床 工 学 科 6) 鈴 鹿 中 央 総 合 病 院 CE 部 7) 篠 ノ 井 総 合 病 院 腎 臓 内 科 APEAN-StudyGroup 8) 田 中 光 (たなか ひかる) 5) 肥 田 泰 幸 須 釜 卯 吉 長 谷 川 猛 荻 原 裕 房 清 水 和 明 長 澤 正 樹 7) APEAN-Study Group 8) 6) 小 西 敏 生 O-22. ダイアライザ 膜 面 積 アップについての 検 討 社 会 医 療 法 人 川 島 会 川 島 病 院 廣 瀬 大 輔 (ひろせ だいすけ) 野 田 恵 美 道 脇 宏 行 末 包 博 人 田 尾 知 浩 土 田 健 司 水 口 潤 川 島 周 O-23. PS 膜 から AN69 膜 への 変 更 による 栄 養 状 態 の 検 証 医 療 法 人 大 山 会 大 山 クリニック 白 井 浩 一 (しらい こういち) 明 石 理 恵 堤 丈 哲 大 山 哲 O-24. AN69 膜 における 血 管 内 皮 機 能 改 善 効 果 の 検 討 医 療 法 人 伯 鳳 会 赤 穂 中 央 病 院 腎 センター 岡 山 大 学 大 学 院 医 歯 薬 学 総 合 研 究 科 腎 臓 免 疫 内 分 泌 代 謝 内 科 学 田 村 尚 三 (たむら しょうぞう) 家 木 裕 司 喜 多 村 真 治 齋 藤 和 輝 白 花 哲 也 中 本 成 美 O-25. 長 時 間 透 析 における 蛋 白 結 合 性 毒 素 についての 検 討 医 療 法 人 社 団 第 二 富 田 クリニック 久 保 哲 哉 (くぼ てつや) 氏 福 隆 一 森 本 和 重 上 薗 友 輝 畠 山 岳 士 廣 川 隆 一 O-26. 環 境 ホルモン 様 物 質 ビスフェノール A 除 去 に 対 するニプロ 社 製 PES 膜 透 析 器 の 臨 床 使 用 経 験 東 葛 クリニック 病 院 臨 床 工 学 部 同 内 科 同 外 科 久 保 満 (くぼ みつる) 相 原 宣 彦 新 部 武 人 野 崎 宏 小 林 信 之 新 海 洋 平 渋 谷 泰 史 松 金 隆 夫 木 村 和 正 東 仲 宣

14 11:00 ~ 12:00 性 能 評 価 / その 他 座 長 : 斎 藤 明 ( 横 浜 第 一 病 院 ) 春 原 隆 司 (ニプロ 株 式 会 社 ) O-27. しっかり 透 析 の 貧 血 への 効 果 援 腎 会 すずきクリニック 鈴 木 一 裕 (すずき かずひろ) 鈴 木 翔 太 O-28. 後 期 高 齢 者 に 対 するしっかり 透 析 の 検 討 援 腎 会 すずきクリニック 鈴 木 一 裕 (すずき かずひろ) 鈴 木 翔 太 O-29. 透 析 液 流 量 (QD) 増 加 は 高 血 流 透 析 で 初 めて 透 析 効 率 Single pool Kt/V 値 (Kt/V) 向 上 をもたらす 医 療 法 人 社 団 菅 沼 会 腎 内 科 クリニック 世 田 谷 人 工 透 析 内 科 医 療 法 人 社 団 菅 沼 会 腎 内 科 クリニック 世 田 谷 臨 床 工 学 部 医 療 法 人 社 団 菅 沼 会 腎 内 科 クリニック 世 田 谷 看 護 部 菅 沼 信 也 (すがぬま しんや) 阿 部 達 弥 種 山 嗣 高 島 田 桐 人 高 橋 英 明 O-30. 後 希 釈 on-line HDF におけるヘモダイアフィルターの 性 能 評 価 高 知 高 須 病 院 臨 床 工 学 部 高 知 高 須 病 院 血 液 透 析 科 中 川 景 太 (なかがわ けいた) 細 川 和 宣 山 本 浩 平 仙 頭 正 人 湯 浅 健 司 O-31. 各 種 ヘモダイアフィルタの 性 能 評 価 ( 医 ) 松 下 クリニック 岡 崎 誠 司 (おかざき せいじ) 小 田 典 之 井 上 裕 佳 子 宮 崎 智 史 松 下 仁 O-32. 新 洗 浄 剤 と 熱 水 消 毒 による 透 析 液 清 浄 化 および ETRF への 影 響 の 検 討 三 軒 医 院 濱 本 統 久 (はまもと のりひさ) 牧 尾 健 司 室 秀 一 上 野 雅 恵 歌 谷 和 浩 南 方 茂 樹 北 川 道 夫 森 本 鎭 義 三 軒 久 義 12:00 ~ 13:00 昼 食 13:00 ~ 13:10 総 会

15 13:10 ~ 14:10 HDF 2 座 長 : 峰 島 三 千 男 ( 東 京 女 子 医 科 大 学 ) 富 沢 成 美 ( 日 機 装 株 式 会 社 ) O-33. 逆 濾 過 透 析 液 を 用 いた 自 動 モードによる 間 歇 置 換 型 血 液 透 析 濾 過 (intermittent infusion HDF)の 臨 床 評 価 財 団 法 人 ときわ 会 常 磐 病 院 臨 床 工 学 部 財 団 法 人 ときわ 会 常 磐 病 院 人 工 透 析 センター 久 保 司 (くぼ つかさ) 志 賀 真 奈 美 永 沼 利 明 川 口 洋 O-34. MFX を 用 いて 前 希 釈 オンライン HDF 時 を 行 う 際 に 間 歇 補 充 HDF を 組 み 合 わせた 効 果 の 検 証 日 立 造 船 健 康 保 険 組 合 因 島 総 合 病 院 透 析 センター 日 立 造 船 健 康 保 険 組 合 因 島 総 合 病 院 内 科 西 宏 行 (にし ひろゆき) 佐 貫 健 太 郎 熊 谷 有 起 近 藤 隆 司 氏 家 一 尋 河 本 紀 一 松 重 恭 平 井 上 透 戸 田 孝 O-35. オンライン HDF と 間 歇 補 充 型 HDF(I-HDF)における 循 環 動 態 等 の 評 価 医 療 法 人 社 団 松 和 会 望 星 平 塚 クリニック 医 療 法 人 社 団 松 和 会 望 星 二 宮 クリニック 黒 田 洋 (くろだ ひろし) 米 山 貢 清 水 愛 佐 草 珠 輝 中 野 聡 久 笠 間 智 子 堀 川 奈 緒 諏 訪 智 幸 藤 崎 智 隆 須 賀 孝 夫 森 寛 貴 O-36. 間 歇 補 充 型 及 び 前 希 釈 法 on-line HDF の 臨 床 評 価 - 多 施 設 共 同 前 向 き 研 究 - 社 会 医 療 法 人 財 団 石 心 会 川 崎 クリニック 東 京 女 子 医 科 大 学 腎 臓 病 早 期 発 見 推 進 機 構 常 盤 病 院 5) いわき 泌 尿 器 科 6) 柴 垣 医 院 自 由 が 丘 7) 東 葉 クリニック 八 街 8) メディカルサテライト 知 多 宍 戸 寛 治 (ししど かんじ) 江 口 圭 峰 島 三 千 男 高 橋 進 川 口 洋 6) 柴 垣 圭 吾 7) 須 賀 喜 一 8) 長 尾 尋 智 8) 高 田 幹 彦 蔀 幸 三 5) O-37. カーボスター 透 析 液 における On-line HDF の 検 討 かわせみクリニック 扇 谷 博 (おうぎや ひろし) 浅 沼 貴 之 鈴 木 利 哉 細 谷 梓 鈴 木 一 之

16 O-38. オンライン HDF にリクセルを 併 用 した 5 例 の 臨 床 経 過 仁 友 会 北 彩 都 病 院 臨 床 工 学 科 同 内 科 同 泌 尿 器 科 仁 友 会 泌 尿 器 科 内 科 クリニック 石 川 幸 広 (いしかわ ゆきひろ) 石 田 真 理 石 田 裕 則 森 勝 義 山 本 勝 仁 江 幡 俊 明 中 谷 隆 浩

17 14:10 ~ 15:10 HDF 3 座 長 : 川 西 秀 樹 ( 土 谷 総 合 病 院 ) 細 井 信 幸 ( 川 澄 化 学 工 業 株 式 会 社 ) O-39. On-line HDF 時 の 血 液 流 量 増 大 による 透 析 効 率 への 影 響 橋 本 クリニック 湘 南 工 科 大 学 工 学 部 人 間 環 境 学 科 細 谷 広 海 (ほそや ひろみ) 山 内 芙 美 丸 山 直 子 栗 原 佳 孝 鈴 木 歩 齋 藤 毅 櫻 井 健 治 山 下 明 泰 O-40. Predilution on-line HDF における 血 液 流 量 が 溶 質 除 去 に 与 える 影 響 一 般 財 団 法 人 甲 南 会 甲 南 病 院 血 液 浄 化 腎 センター 一 般 財 団 法 人 甲 南 会 甲 南 病 院 内 科 守 上 祐 樹 (もりかみ ゆうき) 久 米 井 真 衣 灰 原 博 子 藤 森 明 岡 田 志 緒 子 坂 井 誠 溝 渕 憲 子 O-41. On-line HDF の QD を 変 化 させたときの 溶 質 除 去 特 性 と 圧 力 動 態 釧 路 泌 尿 器 科 クリニック 大 澤 貞 利 (おおさわ さだとし) 山 本 英 博 斉 藤 辰 巳 伊 藤 正 峰 小 半 恭 央 久 島 貞 一 O-42. On-line HDF における 置 換 液 量 の 影 響 新 光 会 村 上 記 念 病 院 臨 床 工 学 科 新 光 会 村 上 記 念 病 院 腎 臓 内 科 新 光 会 村 上 記 念 病 院 泌 尿 器 科 池 田 良 (いけだ りょう) 本 間 健 太 渡 辺 麻 衣 森 和 真 高 松 朋 也 渡 邉 亮 子 中 野 達 也 石 井 雄 士 櫻 井 信 行 吉 田 徹 O-43. 透 析 困 難 症 に 対 する 短 時 間 頻 回 on line HF 療 法 の 物 質 除 去 特 性 の 検 討 ( 医 )しもかどクリニック 千 葉 科 学 大 学 危 機 管 理 学 部 下 門 清 志 (しもかど きよし) 藤 田 明 子 志 賀 智 史 小 汀 裕 子 楢 村 友 隆 山 本 裕 美 O-44. オンライン HDF での 治 療 時 間 と 補 液 速 度 の 関 係 についての 検 討 医 療 法 人 援 腎 会 すずきクリニック 入 谷 麻 祐 子 (いりたに まゆこ) 二 階 堂 三 樹 夫 鈴 木 翔 太 鈴 木 一 裕 15:10 ~ 15:20 閉 会 の 辞 世 話 人 : 川 西 秀 樹 ( 土 谷 総 合 病 院 )

18 一 般 演 題 抄 録 集

19 O プールモデルに 基 づく 尿 素 クリアランスの 時 間 変 化 の 解 析 O-02 ダイアライザの 溶 出 物 に 関 する 適 正 評 価 法 の 検 討 医 療 法 人 清 陽 会 ながけクリニック 岡 山 理 科 大 学 理 学 部 応 用 物 理 学 科 門 崎 弘 樹 (もんざき ひろき) 藤 中 正 樹 黒 田 典 子 松 本 和 広 尾 崎 眞 啓 丹 生 龍 平 長 宅 芳 男 中 川 益 生 野 本 有 加 堀 純 也 尿 素 Kt/V は 体 液 を 均 一 尿 素 濃 度 の 単 一 槽 内 の 液 と 近 似 した 1- プールモデルに 基 づいている このモデルと 現 実 との 乖 離 の 程 度 を 検 討 するため HD 中 の 血 液 側 と 透 析 液 側 の 尿 素 濃 度 の 時 間 変 化 を 詳 しく 測 定 し 定 量 的 解 析 を 試 みた 同 意 の 得 られた 維 持 透 析 患 者 3 名 に 対 し 血 液 流 量 Q B =250mL/min, 透 析 液 流 量 Q D =500 ml/min で 4 時 間 の HD を 施 行 し 血 液 側 尿 素 窒 素 (UN) 濃 度 C B と 透 析 排 液 側 UN 濃 度 C D を 2 ~ 30 分 毎 に 測 定 した 透 析 時 間 t を 横 軸 とする 片 対 数 グラフにおいて logc B 対 tと logc D 対 t の 各 プロットは t < 10 分 と t > 10 分 の 領 域 で 各 々 傾 きの 異 なる 2 直 線 にほぼ 一 致 した 一 例 として 1- プールモ デルの 式 lnc(t)=lnc B (0)- B Kt/V に 基 づく 2 直 線 の 傾 き K/V に 体 液 量 V=27.7L を 代 入 して 求 めた 見 掛 けの UN クリアランス K は t < 10 分 の 領 域 で 血 液 側 K =470mL/min, 排 液 側 K =386mL/min t > 10 分 の 領 域 で 血 液 側 K=171mL/min, 排 液 側 K =172mL/min となり t=10 分 と 90 分 でのダイアライザク リアランスの 実 測 値 KD =229mL/min に 比 べて K が 高 い 領 域 と 低 い 領 域 に 分 かれた 考 察 透 析 開 始 初 期 には, 細 胞 外 液 の UN が 急 速 に 除 去 されるのに 対 し, 細 胞 内 液 側 の UN は 除 去 されにくいため 全 体 液 量 よりも 実 効 V が 少 ない 状 況 となり 直 線 の 傾 きから 計 算 した K が 高 くなったのであろう 一 方 t > 10 分 では, 溶 質 除 去 速 度 が 細 胞 内 から 細 胞 外 血 液 への UN の 拡 散 速 度 に 支 配 され K が 低 く なったと 考 えている 透 析 治 療 中 の K/V は 時 間 的 に 二 段 階 に 変 化 するから 体 液 内 の 尿 素 濃 度 分 布 は 不 均 一 と 考 えるべきであり BUN から 算 出 した Kt/V の 値 は 尿 素 濃 度 分 布 の 不 均 一 性 の 個 人 差 にも 依 存 す ることを 考 慮 すべきである 東 京 女 子 医 科 大 学 臨 床 工 学 部 東 京 女 子 医 科 大 学 血 液 浄 化 療 法 科 東 京 女 子 医 科 大 学 臨 床 工 学 科 川 澄 化 学 工 業 株 式 会 社 事 業 企 画 部 学 術 課 村 上 淳 (むらかみ じゅん) 木 全 直 樹 細 井 信 幸 研 究 背 景 と 目 的 峰 島 三 千 男 金 子 岩 和 秋 葉 隆 われわれは 当 研 究 会 や 関 連 する 諸 学 会 において γ 線 で 変 性 した PVP や 酸 化 防 止 剤 などが 添 加 されている 場 合 は ミュー ラー 法 により PVP を 測 定 する 事 が 困 難 であることを 報 告 した 今 回 PVP を 含 めたダイアライザの 溶 出 物 の 適 正 な 評 価 法 につ いて 検 討 したので 報 告 する 対 象 方 法 評 価 項 目 は 紫 外 線 吸 光 度 (λ =223nm) 化 学 的 酸 素 要 求 量 (COD-Mn COD-Cr) 全 有 機 炭 素 量 (TOC)の 測 定 である 対 象 と し た ダ イ ア ラ イ ザ は RENAK PS-1.6(AC) RENAK PS-1.6(γ)(γ 線 照 射 の 試 作 品 ) RENAK PS-1.6( 未 滅 菌 ) APS-15SA KF-15 であり 血 液 側 および 透 析 液 側 充 填 液 を 採 取 した 結 果 と 考 察 同 一 の 液 を 測 定 した 場 合 絶 対 値 の 大 きさは COD-Cr > TOC > COD-Mn の 順 であり COD-Mn を1とした 時 TOC は 約 2.24 ± 0.77 倍 COD-Cr は 約 6.12 ± 2.36 倍 となった COD-Cr と COD-Mn は 共 に 化 学 的 酸 素 要 求 量 を 測 定 しているが 酸 化 剤 として 用 いる 二 クロム 酸 カリウムと 過 マンガン 酸 カリウムの 酸 化 力 の 違 いによって 絶 対 値 が 大 きく 異 なると 考 えられた ダ イアライザの 溶 出 物 を 測 定 する 場 合 人 工 腎 臓 装 置 承 認 基 準 で は COD-Mn による 評 価 を 推 奨 しているが 溶 出 物 の 総 量 が 問 題 となる 本 評 価 の 目 的 を 考 えると COD-Cr の 測 定 がより 適 して いると 考 えられた しかし COD-Cr の 測 定 においては 使 用 す るクロムによる 汚 染 の 問 題 があり 廃 液 処 理 のための 設 備 が 必 要 となるため 限 られた 施 設 でのみ 測 定 が 可 能 という 問 題 があ る COD-Cr とそれぞれの 相 関 性 を 見 た 場 合 TOC:r 2 =0.987 UV:r 2 =0.935 COD-Mn:r 2 =0.912 となった 最 も 相 関 の 高 い TOC を 測 定 する 事 が 理 想 的 だが TOC も COD-Cr 同 様 限 ら れた 設 備 を 有 する 施 設 でのみ 可 能 な 評 価 法 という 問 題 がある 溶 出 物 全 般 のより 現 実 的 な 評 価 法 の 提 案 として COD-Cr と 高 い 相 関 があり 簡 便 に 測 定 可 能 な 波 長 223nm の 紫 外 線 吸 光 度 測 定 による 評 価 を 推 奨 する

20 O-03 ハイフラックス 透 析 膜 の 経 時 劣 化 を 考 慮 した β 2-microglobulin(b2m)の 除 去 動 態 O-04 ビデオカメラを 用 いた 中 空 糸 内 の 血 液 流 動 状 態 の 観 察 甲 田 内 科 クリニック 甲 田 豊 (こうだ ゆたか) 丸 山 哲 央 脇 屋 有 紀 子 久 保 田 香 澄 平 松 由 晃 近 年 の 中 分 子 除 去 性 能 を 極 度 に 高 めた 高 性 能 (super high-flux) ダイアライザは 内 部 濾 過 部 位 の 集 中 などにより 経 時 的 ファウ リングが 懸 念 されているが その 詳 細 は 明 らかでない ファウ リングを 考 慮 した b2m の 除 去 動 態 に 関 するパラメータを 明 ら かにする 対 象 ならびに 方 法 文 書 承 諾 を 得 た5 名 の 外 来 透 析 患 者 に1.5m 2 の CTA 膜 (FB150UHαeco) PS 膜 (APS15EL)をクロスオーバーで 用 い 透 析 中 の b2m 濃 度 クリアランス(K) 除 去 量 を 経 時 的 に 調 査 した 透 析 条 件 は Qb=200mL/ 分 Qd=500mL/ 分 (ダブルチャ ンバ 方 式 ) 解 析 時 の 最 適 化 は Excel solver R(nls,optim 関 数 ) などを 用 いた 両 膜 とも 血 液 側 K と 透 析 時 間 はほぼ 直 線 回 帰 となり 1 分 間 に CTA 膜 :0.0872mL/ 分 PS 膜 : / 分 減 少 し 4 時 間 後 K は CTA 膜 36.1% PS 膜 17.9%ほど 低 下 した 従 って 4 時 間 平 均 K は 2 時 間 後 K と 一 致 した b2m 値 の 推 移 を curve fit した ところ double 3rd order(d[a]/dt := k1[a] 3 +k2[a] 3 )による 関 数 が 最 小 AIC 値 となった CTA 膜 では 血 漿 水 分 補 正 を 加 え た K の 減 衰 関 数 と fitting した b2m 値 の 関 数 の 積 から 求 めた 除 去 量 台 形 面 積 法 の 積 から 求 めた 除 去 量 そして 実 測 除 去 量 は それぞれ mg/session であり 特 に 台 形 法 は 実 測 値 とよく 一 致 した 同 様 に 計 算 すると PS 膜 では 実 測 値 は 計 算 値 より 低 値 となり 11.7%(95% CI: 6.3 ~ 16.の 吸 着 除 去 が 推 定 された 結 論 super high-flux 膜 では 無 視 できない b2m-k の 経 時 的 ファウ リングが 生 じており 60 分 後 の b2m-k は 治 療 全 体 を 反 映 して いない(over-estimation) b2m 除 去 機 序 は CTA 膜 では 拡 散 PS 膜 では 拡 散 に 加 えて 12%の 吸 着 除 去 の 存 在 を 推 測 できる 釧 路 泌 尿 器 科 クリニック 大 澤 貞 利 (おおさわ さだとし) 山 本 英 博 斉 藤 辰 巳 伊 藤 正 峰 小 半 恭 央 岡 田 恵 一 久 島 貞 一 わが 国 で 使 用 されているダイアライザは 高 性 能 である IV 型 V 型 がほとんどである これらのダイアライザは 溶 質 除 去 に 優 れると 同 時 に 透 水 性 にも 優 れ 透 析 施 行 中 に 内 部 濾 過 が 容 易 に 発 生 する ダイアライザの 内 部 濾 過 はブラックボックスであり 局 所 でどのような 濾 過 が 起 きているのかを 推 測 するのは 困 難 で ある 可 視 的 に 中 空 糸 内 の 流 動 状 態 を 観 測 できないか 検 討 した ダイアライザに 微 量 のエアーを 流 し その 流 れる 様 子 をビデオ カメラで 撮 影 して 血 液 の 流 動 状 態 を 観 察 した ダイアライザを 流 れるエアーは 入 口 部 で 脈 動 が 大 きく その 後 は 流 速 が 低 下 していき 中 心 付 近 を 通 過 後 に 流 速 が 上 昇 する エアーの 観 測 は 膜 素 材 ハウジング 素 材 に 関 係 なく 観 察 できる が 合 成 高 分 子 の 膜 で 透 明 なハウジングのほうが 観 察 しやすい 中 空 糸 束 全 体 の 流 れを 確 認 することはできないが 中 空 糸 内 の 流 動 状 態 を 可 視 的 に 観 察 できる

21 O-05 血 液 および 血 球 接 触 後 のビタミン E コート 透 析 膜 の 還 元 力 O-06 アルブミン 結 合 性 尿 毒 素 CMPF の 細 胞 毒 性 北 里 大 学 大 学 院 医 療 系 研 究 科 北 里 大 学 医 療 衛 生 学 部 医 療 工 学 科 東 京 工 科 大 学 医 療 保 健 学 部 臨 床 工 学 科 塚 尾 浩 (つかお ひろし) 1, 飯 塚 直 人 栗 原 佳 孝 1, 小 久 保 謙 一 1, 小 林 弘 祐 背 景 目 的 現 在 までにビタミン E コート 透 析 膜 を 用 いると 酸 化 ストレスが 低 減 することが 報 告 されている その 一 方 でコートされたビタ ミン E はその 分 酸 化 されているはずであるが 血 液 接 触 後 のビ タミン E の 還 元 力 の 変 化 については 明 らかになっていない 本 研 究 では 血 液 や 血 球 に 接 触 した 後 のビタミン E コート 表 面 の 還 元 力 を FRAP(Ferric reducing antioxidant power) 分 析 に て 確 認 することを 目 的 とした ブタ 血 液 およびブタ 血 液 より 作 成 した 多 血 小 板 血 漿 (PRP) 白 血 球 を 加 えた 多 血 小 板 血 漿 (LPRP)を 作 成 し ビタミン E コート 透 析 膜 に 4 時 間 還 流 させた その 後 Fe 3+ 溶 液 を 還 流 さ せ 最 初 の 10 分 間 は 1 分 ごと 10 分 から 20 分 間 は 2 分 ごと 20 分 後 からは 5 分 ごとに 60 分 後 までサンプリングを 行 った このときビタミン E に 還 元 力 が 残 っていれば 透 析 膜 表 面 のビ タミン E の 還 元 作 用 により Fe 3+ は Fe 2+ へ 還 元 される サンプ リングした 溶 液 に Fe 2+ と 反 応 して 発 色 する TPTZ(2,4,6-Tris (2-pyridyl)-1,3,5- triazine) 溶 液 を 加 え 発 色 させ 分 光 光 度 計 を 用 いて 吸 光 度 を 波 長 593nm で 測 定 し Fe 2+ の 生 成 量 を 算 出 し た 血 液 PRP および LPRP を 還 流 させたビタミン E コート 透 析 膜 は 未 接 触 の 膜 に 比 べて 有 意 に 還 元 力 が 低 下 した 特 に 血 液 LPRP を 還 流 させたビタミン E コート 透 析 膜 は PRP を 還 流 さ せたものに 比 較 して 還 元 力 が 低 下 した しかし 最 も 低 下 の 大 きかった 血 液 接 触 後 のビタミン E コート 膜 でも 還 元 力 の 低 下 は 3 割 程 度 であり いずれの 場 合 もビタミン E コート 透 析 膜 は 十 分 な 還 元 力 を 残 していた 考 察 血 液 や PRP LPRP に 接 触 した 透 析 膜 表 面 のビタミン E の 一 部 は 酸 化 されていた 血 小 板 白 血 球 から 放 出 された 活 性 酸 素 種 によりビタミン E が 酸 化 されていたと 考 えられる 血 液 血 小 板 や 白 血 球 と 接 触 したビタミン E コート 透 析 膜 表 面 のビタミン E は 一 部 が 酸 化 されて 還 元 力 が 低 下 したが 十 分 な 還 元 力 を 残 していた 東 レ メディカル 株 式 会 社 透 析 事 業 本 部 名 古 屋 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 押 原 渉 (おしはら わたる) 丹 羽 利 充 インドキシル 硫 酸 (IS)や p- クレシル 硫 酸 (PCS)などのタ ンパク 質 結 合 性 尿 毒 素 が 透 析 治 療 における 除 去 の 目 標 として 明 確 になってきた * 薬 剤 結 合 阻 害 腎 血 管 骨 細 胞 への 毒 性 を 示 すこれらの 尿 毒 素 の 除 去 は スーパーフラックス 膜 透 析 や HDF 連 日 透 析 透 析 液 への 吸 着 剤 添 加 等 の 手 段 によって 遊 離 体 の 拡 散 を 増 加 させることによって ある 程 度 改 善 できる 一 方 3- カルボキシ -4- メチル -5- プロピ -2- フランプロピオン 酸 (CMPF)は IS や PCS に 比 べて 強 い 結 合 率 (99-100%) でアルブミンに 結 合 しており 従 来 の HD では 全 く 除 去 ができ ない Niwa らは 強 くアルブミンに 結 合 した CMPF は タン パク 質 漏 出 型 の HD によって 除 去 することができ CMPF の 血 清 レベルを 低 減 できることを 示 した しかしながら CMPF の 毒 性 自 体 の 直 接 的 な 検 証 例 は 少 なく 今 回 培 養 細 胞 を 用 いて CMPF の 細 胞 毒 性 の 検 証 を 試 みた HUVEC( 正 常 ヒト 臍 帯 静 脈 血 管 内 皮 細 胞 Invitrogen)を 96 穴 マイクロプレートに 20,000 cells/well 播 種 し 炭 酸 ガスイン キュベーター 内 (37 5% COで 1 日 培 養 後 HSA(Sigma) 添 加 または 非 添 加 培 地 で 希 釈 した CMPF(Cayman Chemical) あるいは IS(Sigma-Aldrich)を 添 加 し さらに 2 日 及 び 3 日 培 養 した 培 養 後 細 胞 増 殖 試 薬 WST-1(Roche)を 添 加 し 吸 光 度 ( 波 長 450nm 対 照 波 長 655nm)を 測 定 して 対 照 に 対 する 細 胞 増 殖 率 を 求 めた IS 処 理 した 場 合 の HUVEC 細 胞 への 抑 制 作 用 は HSA 非 添 加 の 方 が 強 かったが 逆 に CMPF の HUVEC 細 胞 抑 制 作 用 は HSA 添 加 の 方 が 強 かった 参 考 文 献 * 丹 羽 利 充 編 UREMIC TOXINS WILEY 社 2012 年

22 O-07 血 小 板 付 着 を 抑 制 した 新 規 PMMA 膜 人 工 腎 臓 フィルトライザー NF の 創 出 O-08 抗 血 栓 性 を 高 めた 新 規 東 レ 社 製 PMMA 膜 ダイア ライザ NF の 臨 床 評 価 東 レ 株 式 会 社 高 橋 博 (たかはし ひろし) 上 野 良 之 藤 枝 洋 暁 金 原 俊 英 大 美 賀 聡 野 崎 諭 司 梅 原 重 治 菅 谷 博 之 PMMA を 膜 素 材 とした フィルトライザー は 拡 散 と 濾 過 に 加 え 吸 着 によってもβ 2- ミクログロブリン(β 2-MG) 等 の タンパク 質 を 除 去 できる 特 長 を 有 する 一 方 ポリスルホン 膜 と 比 較 して 膜 表 面 へ 血 小 板 が 付 着 することによる 残 血 等 の 問 題 もあった 今 回 膜 への 血 小 板 付 着 量 を 抑 制 させた フィルト ライザー NF( 以 下 NF)の 開 発 を 行 い その 抗 血 栓 性 とメカ ニズムの 検 証 を 行 った 膜 表 面 の 特 性 は 1. 膜 の 吸 着 水 は 全 反 射 赤 外 分 光 法 (FT-IR ATR) 2. 膜 表 面 の 陰 性 荷 電 は 滴 定 法 3. 膜 の 細 孔 径 分 布 は 示 差 走 査 熱 量 分 析 4. 膜 に 付 着 したタンパク 質 の 構 造 は FT- IR ATR により 評 価 した また in vitro でヒト 血 液 を 用 いた 血 小 板 付 着 量 を SEM にて 観 察 した 膜 の 吸 着 性 能 として in vitro 吸 着 試 験 により 膜 へ 吸 着 したタンパク 質 量 と 電 気 泳 動 パ ターン およびβ 2-MG 吸 着 性 とβ 2-MG クリアランス 測 定 に よる 除 去 特 性 を 評 価 した NF は 従 来 の PMMA 膜 と 比 較 して 血 小 板 の 付 着 量 が 100 分 の1 以 下 となった NF 膜 へ 吸 着 したタンパク 質 の 総 量 および 電 気 泳 動 パターンは 従 来 PMMA 膜 と 同 等 であった さらに NF は PMMA 膜 の 有 するβ 2-MG の 吸 着 特 性 は 維 持 され ク リアランスも 従 来 品 と 同 等 であった FT-IR ATR の 結 果 から NF 膜 の 吸 着 水 が 従 来 の PMMA 膜 と 比 較 して 自 由 水 に 近 い 状 態 であった 膜 表 面 に 付 着 したタンパク 質 は 従 来 PMMA と 比 較 して 構 造 変 化 が 小 さく 変 性 が 抑 制 されていることが 示 唆 された 考 察 膜 表 面 の 吸 着 水 を 自 由 水 に 近 い 状 態 としたNFは 従 来 PMMA 膜 と 比 較 して 膜 表 面 に 付 着 するタンパク 質 の 構 造 変 化 を 抑 制 し フィブリノーゲンの 吸 着 強 いては 血 小 板 の 膜 への 粘 着 活 性 化 が 抑 制 されたと 考 えられる 参 考 文 献 谷 口 他 新 規 PMMA 製 人 工 腎 臓 の 開 発 人 工 臓 器 39 :46-47, 2010 大 分 内 科 クリニック 臨 床 工 学 部 大 分 内 科 クリニック 大 分 中 村 病 院 腎 臓 内 科 姫 路 獨 協 大 学 医 療 保 健 学 部 臨 床 工 学 科 5) 大 分 大 学 医 学 部 附 属 病 院 腎 臓 内 科 河 野 桂 子 (かわの けいこ) 山 崎 信 幸 妹 尾 美 苗 坂 下 享 5) 友 雅 司 小 野 和 子 松 山 家 久 吉 上 早 苗 松 山 誠 福 田 誠 新 たに 開 発 された 東 レ 社 製 PMMA 膜 ダイアライザ NF( 機 能 分 類 IV 型 1.6m 2 以 下 NF)は 膜 への 血 小 板 付 着 を 抑 え 抗 血 栓 性 が 改 善 するとされている 今 回 上 記 を 臨 床 にて 検 証 するため NF の HD での 溶 質 除 去 性 能 や 血 小 板 への 刺 激 性 残 血 性 等 を 同 じ IV 型 の PMMA 膜 ダイアライザ BG-1.6PQ( 東 レ( 株 ) 1.6m 2 以 下 BG)と 比 較 検 討 した 維 持 透 析 患 者 5 名 を 対 象 とし NF BG のダイアライザを 4 週 間 ずつ HD にて 使 用 し 溶 質 除 去 性 能 や 随 伴 症 状 の 有 無 生 体 適 合 性 指 標 (WBC PLT PF- 残 血 性 などを 評 価 した 結 果 考 察 UN クリアランスでは NF が BG に 対 し 有 意 に 高 値 であった β 2 -MG 除 去 率 は NF が 有 意 に 高 値 であった β 2 -MG は 透 析 液 への 漏 出 量 がほとんど 無 かったことから 吸 着 によって 除 去 さ れたと 考 えられた アルブミン 漏 出 量 は 約 2g で BG と 同 等 で あった 単 回 透 析 中 の PLT 数 変 動 は 小 さく WBC 数 は 一 過 性 に 低 下 するものの 終 了 時 の 回 復 が 良 好 であった 残 血 評 価 では BG では 全 面 残 血 の 症 例 であっても NF では 残 血 を 軽 減 するこ とができた NF は BG に 比 べ 血 小 板 付 着 を 抑 え 血 小 板 への 刺 激 を 抑 えた 膜 であると 考 えられた PF-4 値 が 高 く 残 血 が 原 因 で PMMA を 使 いにくかった 症 例 への 適 用 の 可 能 性 が 広 がった 今 後 長 期 に 渡 り 継 続 使 用 し 臨 床 効 果 を 確 認 したい

23 O-09 膜 表 面 改 質 PMMA 膜 の 性 能 評 価 抗 血 栓 性 の 検 討 O-10 PMMA 製 ダイアライザ フィルトライザー NF の 低 分 子 蛋 白 質 除 去 性 能 医 療 法 人 社 団 弘 愈 会 ひまわりクリニック 松 本 能 永 (まつもと よしなが) 小 林 弘 忠 小 林 洋 子 PMMA 膜 は 細 孔 内 部 にまで 効 率 的 に 低 分 子 量 蛋 白 を 吸 着 する 除 去 特 性 を 有 している しかし 細 孔 内 部 までの 吸 着 によ り 透 析 器 の 残 血 も 懸 念 されている 今 回 新 たに 吸 着 水 に 着 目 し 膜 表 面 を 改 質 化 した PMMA 膜 が 開 発 された この 膜 に は 従 来 の PMMA 膜 に 比 し 血 小 板 活 性 化 の 抑 制 生 体 適 合 性 の 改 善 が 期 待 される そこで BG-1.6PQ と 膜 表 面 改 質 PMMA 膜 ( 以 下 改 質 PMMA 膜 )の 抗 血 栓 性 を 比 較 検 討 し た 対 象 および 方 法 残 血 の 著 しい 維 持 透 析 患 者 を 対 象 に BG-1.6PQ より 改 質 PMMA 膜 に 変 更 し 血 小 板 活 性 化 マーカーの TAT PF4 を 比 較 検 討 した TAT の 平 均 変 化 率 は BG-1.6PQ で 34.3% 改 質 PMMA 膜 で は 45.4% 同 様 に PF4 では 361.1%に 対 し 193.6%と 改 質 PMMA 膜 で 血 小 板 の 活 性 が 抑 制 されていた 改 質 PMMA 膜 は 既 存 の PMMA 膜 の 特 性 を 有 し 新 たに 血 小 板 活 性 化 の 抑 制 や 抗 血 栓 性 を 獲 得 した 有 用 な 透 析 器 と 理 解 された 社 会 医 療 法 人 名 古 屋 記 念 財 団 東 海 クリニック 臨 床 工 学 部 社 会 医 療 法 人 名 古 屋 記 念 財 団 東 海 クリニック 内 科 医 療 法 人 新 生 会 新 生 会 第 一 病 院 臨 床 工 学 部 市 川 博 章 (いちかわ ひろあき) 岡 村 直 哉 田 代 健 策 喜 多 圭 介 杉 原 英 男 尾 関 佑 介 北 口 雅 敏 佐 藤 晴 男 八 木 一 朗 佐 々 木 万 祐 森 實 篤 司 PMMA 製 ダイアライザ NF( 以 下 NF)の 低 分 子 量 蛋 白 質 除 去 性 能 を 検 証 する 目 的 で 溶 質 除 去 性 能 アルブミン 漏 出 量 の 経 時 変 化 を PS 製 膜 である 東 レ 社 製 ダイアライザ NV-U( 以 下 NV)と 旭 化 成 メディカル 社 製 APS-SA( 以 下 APS)との 比 較 検 討 を 行 ったので 報 告 する 維 持 透 析 患 者 9 名 を 対 象 に APS と NV と NF を 第 1 透 析 日 に 使 用 し 除 去 性 能 評 価 を 行 った 評 価 項 目 には 小 分 子 量 物 質 とし て UN 低 分 子 量 蛋 白 領 域 にβ 2 MG α 1 MG および ALB 漏 出 量 とし 透 析 排 液 を 部 分 貯 留 法 により 開 始 から 15 分 30 分 60 分 120 分 180 分 透 析 終 了 時 に 採 取 を 行 い 比 較 検 討 した また 透 析 開 始 時 を 加 えて 採 血 を 行 い BUN α 1 MG β 2 MG ALB の 経 時 変 化 を 観 察 した なお NF での 透 析 中 の 採 血 はダ イアライザ 前 後 にて 行 い ダイアライザへのアルブミン 吸 着 量 測 定 も 行 った 小 分 子 量 物 質 では PS 膜 と NF では 有 意 な 差 は 見 受 けられな かったが α 1 MG ALB 漏 出 量 では PS 膜 より NF が 高 値 で あった また 時 間 毎 の 除 去 濃 度 変 化 率 の 推 移 から 小 分 子 量 物 質 では 膜 間 差 は 見 受 けられなかったが α 1 MG の 経 時 変 化 は 目 詰 まりが 少 ないとされている NV に 比 べても NF では 変 化 が 緩 やかであった 考 察 NF は 膜 の 経 時 的 劣 化 が 少 なく 低 分 子 蛋 白 領 域 を 幅 広 く 吸 着 する 特 性 が 確 認 された 同 じ 機 能 分 類 であっても 溶 質 除 去 の 特 徴 が 異 なるため 長 期 使 用 経 過 を 観 察 していきたい

24 O-11 東 レメディカル 社 製 V 型 ダイアライザ NV-21X における 溶 質 除 去 性 能 と 治 療 効 率 の 評 価 O-12 東 レ メディカル 社 製 NV-21X における 血 小 板 白 血 球 および 関 連 因 子 の 変 動 を 中 心 とした 生 体 適 合 性 評 価 東 京 女 子 医 科 大 学 臨 床 工 学 部 東 京 女 子 医 科 大 学 臨 床 工 学 科 東 京 女 子 医 科 大 学 血 液 浄 化 療 法 科 平 川 晋 也 (ひらかわ しんや) 石 森 勇 加 藤 紀 子 岡 島 友 樹 村 上 淳 峰 島 三 千 男 安 部 貴 之 瀧 澤 亜 由 美 金 子 岩 和 秋 葉 隆 内 田 浩 文 石 井 貴 文 木 全 直 樹 生 体 適 合 性 の 向 上 を 目 的 として 膜 表 面 改 質 処 理 が 施 された 東 レ メディカル 社 製 V 型 ダイアライザ NV-21X( 以 下 NV)を 臨 床 評 価 する 機 会 を 得 たので 報 告 する NV と PES-21S α(ニプロ 社 製 以 下 PES)を 用 い 当 院 外 来 維 持 透 析 患 者 5 名 を 対 象 に 4 週 間 のクロスオーバ 比 較 試 験 を 行 った 今 回 評 価 の 対 象 とした 溶 質 は 尿 素 クレアチニン 尿 酸 無 機 リン β 2-MG α 1-MG アルブミンである クリア ランス( 以 下 CL) 測 定 を 治 療 開 始 後 分 に お い て QB=200 QD=500 QF=15 ml/ min の 条 件 で 行 った また 治 療 効 率 の 評 価 として 全 排 液 分 割 貯 留 法 にて 60 分 毎 に 排 液 を 採 取 して 除 去 量 の 測 定 を 行 い 同 時 に 経 時 的 な 血 液 サンプリングを 行 った 尿 素 の CL は ± 0.7 vs ± 1.5 ml/min と NV と PES の 間 に 有 意 な 差 はみられなかった α 1-MG の CL は 10 分 値 では 7.2 ± 0.5 vs. 9.8 ± 2.0 と NV よりも PES の 方 が 大 きいが 60 分 以 降 差 はみられなくなった アルブミンでは 10 分 値 は 同 等 であったが 30 分 で 逆 転 した また PES のアルブミンの CL 値 は 治 療 開 始 直 後 のばらつきが 大 きく 時 間 経 過 に 伴 って 減 少 する 傾 向 がみられたが NV では 60 分 以 降 CL 値 の 大 き な 変 化 は 見 られなかった また α 1-MG とアルブミンの CL 値 の 比 (α 1-MG/ アルブミン)は 開 始 直 後 同 等 から 240 分 において PES では 約 3.6 ± 0.1 まで 上 昇 したが NV では 60 分 でプラトーに 達 し 1.9 ± 0.3 であった 4 時 間 クリアスペースは アルブミンで ± 0.01 L vs ± L と PES と 比 較 して NV で 有 意 に 大 きかった 考 察 NV はファウリングなどによる 性 能 の 経 時 変 化 が PES に 比 し 小 さいダイアライザであると 考 えられた このため PES では 特 に 治 療 後 半 においてアルブミンの 漏 出 量 が 少 なくなり 4 時 間 トータルでみたクリアスペースでは NV と PES の 間 に 有 意 差 が 認 められたものと 考 えられた 東 京 女 子 医 科 大 学 東 京 女 子 医 科 大 学 臨 床 工 学 科 東 京 女 子 医 科 大 学 中 央 検 査 部 東 京 女 子 医 科 大 学 血 液 浄 化 療 法 科 安 部 貴 之 (あべ たかゆき) 加 藤 紀 子 瀧 澤 亜 由 美 村 上 淳 新 川 康 文 内 田 浩 文 平 川 晋 也 金 子 岩 和 木 全 直 樹 石 森 勇 岡 島 友 樹 石 井 貴 文 峰 島 三 千 男 秋 葉 隆 東 レ メディカル 社 製 NV21-X( 以 下 NV)とニプロ 社 製 PES21S α( 以 下 PES)の 生 体 適 合 性 に 関 して 白 血 球 血 小 板 とその 関 連 因 子 を 主 な 評 価 項 目 とし 臨 床 にて 比 較 検 討 したの で 報 告 する 対 象 方 法 対 象 は 安 定 した 維 持 透 析 患 者 5 名 ( 男 性 3 名 女 性 2 名 )と し 2 種 類 のダイアライザで 各 2 週 間 使 用 4 週 間 のクロスオー バ 比 較 試 験 を 行 った 透 析 開 始 から 0,10,20,30,60,120, 240min 目 の 7 ポイントで 採 血 を 行 った 検 討 項 目 は 白 血 球 数 白 血 球 分 画 血 小 板 数 β -TG PF-4 可 溶 性 P- セレクチン の 6 項 目 とした 統 計 学 的 検 定 には 対 応 のある t 検 定 を 用 い 有 意 水 準 を 5%とした 白 血 球 については 被 験 者 ごと 各 サンプリング 時 刻 での 差 は 無 かった 両 群 とも 開 始 直 後 に 全 ての 分 画 が 減 少 したが NV では 特 に 好 中 球 と 単 球 が 減 少 する 傾 向 が 強 く 初 期 値 に 対 する 変 化 率 のピークは NVは10min 目 で-36.6%( 好 中 球 ) -47.1%( 単 球 ) PES では 30 分 目 で -30.7%( 好 中 球 ) -41.2% ( 単 球 )であった 血 小 板 は 被 験 者 ごと サンプリング 時 間 での 差 は 無 かった PF-4 は 開 始 直 後 一 過 性 に 上 昇 し 1 時 間 後 にはプラトーとなり β TG は 減 少 傾 向 であった 考 察 両 群 ともに 白 血 球 の 減 少 が 見 られ 特 に NV は 好 中 球 と 単 球 で 顕 著 であった この 現 象 は NV で 最 低 値 となるのが 10min と PES に 比 べ 早 期 で 大 きな 減 少 率 であったことから PES の 方 が 白 血 球 系 への 影 響 は 緩 徐 あるいは 少 ないと 考 えられた PF-4 の 開 始 直 後 の 上 昇 は β TG が 減 少 傾 向 であることから ヘパリンによって 血 管 内 皮 より 遊 離 したものである 可 能 性 が 考 えらた NV は PES に 比 べて 開 始 直 後 の 好 中 球 と 単 球 の 減 少 率 が 大 き いという 特 徴 が 見 られた また NV は 血 小 板 を 指 標 とした 生 体 適 合 性 について PES と 同 等 の 機 能 を 有 していた 今 回 の 検 討 で PF-4 β TG P セレクチンは 個 人 ごとのばらつきが 大 きく 平 均 値 として 比 較 することは 難 しいと 考 えられた

25 O-13 新 規 V 型 ダイアライザー FDZ の 使 用 評 価 O-14 定 圧 濾 過 法 を 用 いたニプロ 社 製 ヘモダイアフィル タ MFX-21Ueco の 性 能 評 価 医 療 法 人 永 仁 会 永 仁 会 病 院 診 療 技 術 部 臨 床 工 学 科 医 療 法 人 永 仁 会 永 仁 会 病 院 腎 センター 佐 藤 政 範 (さとう まさのり) 久 光 秀 之 尾 口 敬 明 松 永 智 仁 新 規 V 型 として 開 発 された 日 機 装 社 製 ダイアライザー FDZ- 18 と V 型 として 販 売 されている FDY-18GW との 溶 質 除 去 比 較 を 行 った 対 象 当 院 に 通 院 する 安 定 した 長 期 透 析 患 者 で FDY-18GW で 治 療 中 の 5 名 ( 男 性 3 名 女 性 2 名 )を 対 象 とし 透 析 時 間 4 時 間 で 評 価 した FDY-18GW での 透 析 量 検 査 実 施 後 FDZ-18 に 変 更 2W 後 再 度 透 析 量 検 査 を 実 施 するクロスオーバー 検 査 とした 評 価 項 目 として 透 析 前 後 の 血 液 より UN Cr UA の 小 分 子 量 物 質 の 除 去 率 β2- ミクログロブリン(β2-MG) シスタチン プロ ラクチン α1- ミクログロブリン(α1-MG)の 除 去 率 廃 液 より 漏 出 量 の 比 較 も 行 った FDZ は FDY に 比 べ β2-mg 除 去 率 はほぼ 同 じに 見 えたが 除 去 量 において 優 位 であった α1-mg の 除 去 率 も 優 位 に 上 昇 していた Alb 漏 出 量 も 3g 前 後 と 多 かった 小 分 子 物 質 およ びダイアライザークリアランスに 相 違 は 見 られなかった 新 規 V 型 の FDZ は 通 常 透 析 治 療 で 低 分 子 量 蛋 白 のα1-MG 領 域 までの 物 質 除 去 が 見 られるダイアライザーで Alb の 漏 出 量 も 多 く 生 化 学 検 査 データや 食 事 摂 取 量 等 患 者 状 態 に 細 や かな 注 意 が 必 要 と 考 える 透 析 処 方 においては 処 方 範 囲 の 適 応 が 広 い 膜 と 考 える ( 医 ) 偕 行 会 名 港 共 立 クリニック 西 田 泰 教 (にしだ やすみち) 萱 野 哲 黒 田 浩 樹 田 岡 正 宏 佐 藤 隆 オンライン HDF 治 療 では 定 速 濾 過 法 が 一 般 的 である JMS 製 コンソール GC110N に 新 たに 追 加 された TMP コントロール 機 能 を 用 いて 治 療 開 始 から 終 了 までの TMP を 任 意 の 圧 とな るよう 自 動 制 御 し その 中 でもっとも 治 療 効 果 が 得 られる 治 療 パターンを 検 討 した 使 用 するヘモダイアフィルタにはニプロ 社 製 マキシフラックス MFX-U シリーズ を 使 用 した 条 件 方 法 装 置 :JMS 社 製 新 型 GC110N ダイアライザ:MFX-21Ueco 対 象 患 者 : 安 定 透 析 患 者 5 名 血 流 量 250mL/min 透 析 液 流 量 500mL/min を 統 一 条 件 とし 定 速 濾 過 モード 0(HD) (ml/min) と 定 圧 濾 過 モード(TMP コ ントロール) (mmHg) とで 比 較 した 評 価 項 目 は Cr UN β 2MG α 1MG の 除 去 率 及 び 除 去 量 ALB 漏 出 量 総 補 充 液 量 とした 小 分 子 領 域 物 質 では 除 去 率 除 去 量 ともに HD モードで 最 大 値 となり 定 速 濾 過 で 補 充 液 流 量 が 定 圧 濾 過 で TMP が 増 加 する に 従 い 減 少 した 低 分 子 量 蛋 白 領 域 ではβ 2MG においては 補 充 液 流 量 の 増 加 に 従 い 増 加 傾 向 にあったが 優 位 差 は 見 られな かった α1mg ALB 漏 出 量 においては 定 速 濾 過 定 圧 濾 過 ともに 補 充 液 量 TMP の 上 昇 に 伴 い 増 加 したが 総 補 充 液 量 に 対 する ALB 漏 出 量 では 定 圧 濾 過 の 方 が 定 速 濾 過 に 比 し ALB 漏 出 量 は 低 値 でありながら 総 補 充 液 量 は 高 値 となった マ キシフラックス MFX-21Ueco はオンライン HDF モードにおい て 治 療 パターンを 変 更 させることで ALB 漏 出 3 ~ 8g α 1MG 除 去 率 35 ~ 50%と 幅 広 い 性 能 を 示 した α1mg の 目 標 除 去 率 を 40%とした 場 合 定 速 濾 過 で 200mL/min 定 圧 濾 過 では TMP50mmHg 設 定 で 達 成 でき またそれに 伴 う ALB 漏 出 量 は 4.5g 程 度 であった TMP コントロール 機 能 を 用 いたオンライ ン HDF は 治 療 中 の TMP を 一 定 にすることで 定 速 濾 過 に 比 べ 補 充 液 量 をより 多 く 確 保 し ALB 漏 出 量 を 抑 える 治 療 法 であ ることが 示 唆 された

26 O-15 定 圧 濾 過 法 を 用 いたマキシフラックス MFX- 21Seco の 性 能 評 価 O-16 血 液 透 析 濾 過 器 (MFX シリーズ)の 性 能 評 価 と 可 能 性 医 療 法 人 偕 行 会 名 港 共 立 クリニック 黒 田 浩 樹 (くろだ ひろき) 西 田 泰 教 萱 野 哲 田 岡 正 宏 佐 藤 隆 前 希 釈 オンライン HDF 治 療 においては 治 療 開 始 から 終 了 まで 置 換 液 流 量 を 一 定 にした 定 速 濾 過 法 が 一 般 的 である JMS 社 製 コンソール GC-110N に 新 たに 追 加 された TMP コントロール 機 能 を 用 いて 治 療 開 始 から 終 了 までの TMP を 任 意 の 圧 となる ように 自 動 制 御 することで 定 圧 濾 過 法 が 可 能 になった ニプロ 社 製 ヘモダイアフィルタ MFX-21Seco を 使 用 し 定 速 濾 過 法 定 圧 濾 過 法 の 治 療 効 果 を 検 討 した 対 象 方 法 当 院 で 前 希 釈 オンライン HDF を 施 行 している 安 定 維 持 透 析 患 者 5 名 を 対 象 と し MFX-21Seco を 用 い 血 液 流 量 250mL/ min 透 析 液 流 量 500mL/min 治 療 時 間 4 時 間 の 治 療 条 件 で 定 速 濾 過 法 (Qs: mL/min) 定 圧 濾 過 法 (TMP 制 御 : mmHg)での 各 除 去 性 能 ( 除 去 率 除 去 量 クリアスペース アルブミン 漏 出 量 )を 評 価 した 結 果 考 察 小 分 子 量 物 質 では 除 去 率 除 去 量 クリアスペースともに 定 速 濾 過 で 補 充 液 量 が 増 加 定 圧 濾 過 で TMP が 増 加 するに 従 い 減 少 傾 向 を 示 し 低 分 子 量 蛋 白 物 質 では 増 加 傾 向 を 示 した 治 療 パターンを 変 更 させることでアルブミン 漏 出 1 ~ 6g α 1MG 除 去 率 25 ~ 40%と 幅 広 い 性 能 を 示 した TMP コントロー ル 機 能 を 用 いたオンライン HDF は 治 療 中 の TMP を 一 定 に することで 定 速 濾 過 に 比 べ 補 充 液 量 をより 多 く 確 保 できること が 示 唆 された メディカルサテライト 岩 倉 岩 倉 病 院 長 尾 尋 智 (ながお ひろとも) 伊 神 隆 介 高 田 幹 彦 神 崎 将 克 on-linehdf 施 行 時 の ALB 漏 出 量 の 増 大 が 問 題 とされている ニプロ 社 製 MFX(21eco 21Seco)を 用 いて on-linehdf の モード 別 に 除 去 性 能 及 び TMP と ALB 漏 出 量 について 検 討 し た 了 承 を 得 られた 患 者 群 MFX-21eco 6 名 MFX-21Seco 5 名 で 前 希 釈 on-linehdf 321(preHDF) 後 希 釈 on-linehdf 161(postHDF) I-HDF 1.21 を 行 い 低 分 子 量 蛋 白 質 の 除 去 率 除 去 量 TMP 平 均 /1 回 ALB 漏 出 量 を 測 定 した また FGF23 を 検 討 項 目 に 加 えた 推 定 した ALB 漏 出 量 は TMP が mmHg で g /1 回 と 増 加 し た 32kDa の 分 子 量 を 持 つ FGF23 は 透 析 患 者 血 中 に 広 く 分 布 し もっとも 高 い 除 去 量 は 約 pg と 高 値 を 示 していた 透 析 前 値 が 1000pg/ml 未 満 を 低 値 1000pg/ml 以 上 5000pg/ml 未 満 を 中 値 5000pg/ml 以 上 を 高 値 に 区 分 した 結 果 低 値 群 の 平 均 総 除 去 量 は pg にとどまり 除 去 量 でβ2-MG R 2 =0.18 と 低 く α 1-MG R 2 =0.79 ALB 漏 出 量 R 2 =0.77 であった ところが 高 値 群 では β 2-MG R 2 =0.70 と 高 くなり α 1-MG R 2 =0.54 ALB R 2 = 0.24 と 相 関 は 低 下 した 高 値 群 の FGF23 の 平 均 総 除 去 量 は 約 pg を 超 え 低 値 群 の 約 40 倍 であった 考 察 MFX シリーズの 除 去 性 能 は 高 かった しかし ALB 漏 出 は TMP に 大 きく 影 響 を 受 けており 使 用 時 に TMP を 50mmHg 以 下 に 調 整 する 必 要 があると 考 えられた FGF23 の 血 中 濃 度 と 除 去 特 性 には 特 異 性 がみられたが それらから 推 察 すると FGF23 は 高 値 群 ではβ 2-MG と 同 等 にフラグメント 化 した 大 量 の FGF23 が 存 在 し 低 値 群 ではα 1-MG に 近 い 分 子 量 が 多 く 存 在 していると 考 えられた 結 論 血 液 透 析 濾 過 器 2 機 種 の 除 去 性 能 は 優 れていたが TMP の 監 視 による ALB 漏 出 の 制 御 と 低 分 子 量 蛋 白 質 の 除 去 を 目 指 す 条 件 が 必 要 と 考 える また on-linehdf により FGF23 の 除 去 が 明 らかとなったが FGF23 の 影 響 などには 解 明 されていない 部 分 が 多 く 今 後 の 検 討 を 待 ちたい

27 O-17 MFX-25Ueco の 置 換 液 量 の 違 いによる 6 か 月 間 の 使 用 経 験 O-18 前 希 釈 on-line HDF 療 法 における ABH-P の 性 能 評 価 ー 血 液 流 量 置 換 液 量 の 除 去 性 能 への 影 響 検 討 ー JA 長 野 厚 生 連 篠 ノ 井 総 合 病 院 臨 床 工 学 科 JA 長 野 厚 生 連 篠 ノ 井 総 合 病 院 腎 臓 内 科 中 村 啓 章 (なかむら ひろあき) 中 島 拓 也 関 原 宏 幸 牧 野 靖 清 水 和 明 田 村 克 彦 中 村 裕 紀 長 澤 正 樹 二 プロ 社 製 MFX-25Ueco を 用 いた 前 希 釈 on-line HDF 置 換 液 量 12L/h( 以 下 12L)と 15L/h( 以 下 15L)の 各 種 溶 質 除 去 性 能 6 か 月 間 の 継 続 使 用 における 評 価 を 行 ったので 報 告 する 対 象 方 法 安 定 期 維 持 血 液 透 析 患 者 男 性 8 名 平 均 年 齢 48.9 ± 13.6 歳 を 対 象 とした QB250ml/min QD400ml/min 12L と 15L をクロスオーバに て 施 行 し 性 能 評 価 項 目 として 各 種 除 去 率 除 去 量 CS CS 率 を 算 出 した 次 に 8 名 を(12L/h(15L/h の 2 群 に 分 け 横 断 的 に 6 か 月 間 評 価 した 評 価 項 目 は 栄 養 評 価 として 透 析 前 値 のプレアルブミン トランスフェリン ALB Hct 値 Hb DW PCR % CGR の 推 移 MIS GNRI を 算 出 した 除 去 率 については α 1-MG にて 60 L で 有 意 に 高 値 を 示 した 除 去 量 CS CS 率 については 小 分 子 物 質 低 分 子 蛋 白 におい て 48L 60L の 両 者 に 有 意 差 は 認 められなかった ALB 漏 出 量 は 48L で 5.5 ± 1.4g 60L で 6.9 ± 1.2g で 60L が 優 位 に 高 値 を 示 した 横 断 的 評 価 は 各 項 目 共 に 大 きな 差 は 見 らなかったが 両 群 共 に 3 ヶ 月 経 過 時 より Hct Hb の 上 昇 を 認 めた 考 察 小 分 子 物 質 に 関 しては 両 群 で 差 は 見 られなかった 増 減 した 補 液 量 では 篩 係 数 の 大 きい 物 についての 差 は 除 去 率 除 去 量 と もに 差 は 見 られなかったことから 補 液 量 の 影 響 は 少 ないと 考 え る 今 回 の 検 討 で TMP の 上 昇 は 軽 微 であった これは MFX-U の 膜 面 積 が 大 きいことによるファウリングの 低 減 とポ アサイズが 大 きいことによる 開 存 率 の 維 持 に 起 因 しているので はないかと 考 える 両 群 で 貧 血 の 改 善 が 見 られている これは 補 液 量 の 違 いによるものよりも OLHDF を 行 うことと 膜 のポ アサイズが 影 響 して 造 血 阻 害 因 子 となる 物 質 の 除 去 がされて いたことの 可 能 性 も 考 えられる まとめ 結 語 置 換 液 量 を 増 加 させることで 1 透 析 でのα 1 MG 領 域 の 物 質 の 除 去 向 上 が 期 待 できる 一 定 期 間 継 続 使 用 することにより 臨 床 症 状 の 改 善 が 期 待 できる 可 能 性 が 考 えられる 大 分 大 学 医 学 部 総 合 内 科 学 第 2 内 科 松 山 医 院 大 分 腎 臓 内 科 中 田 健 (なかた たけし) 松 山 和 弘 石 田 楓 小 野 信 行 友 雅 司 門 田 淳 一 透 析 治 療 を 行 う 際 治 療 条 件 の 設 定 は 透 析 効 率 に 大 きな 影 響 を 与 えるが 特 に 前 希 釈 on-line HDF 療 法 においては 通 常 の 透 析 に 加 え 置 換 液 量 が 制 御 可 能 である 事 もあり 慎 重 に 行 うこと が 必 要 であると 考 えらえる 本 研 究 ではヘモダイアフィルタ ABH-P を 用 いて 治 療 条 件 の 除 去 性 能 へ 及 ぼす 影 響 を 検 討 し たので 以 下 に 報 告 する 対 象 方 法 維 持 透 析 患 者 6 名 に 対 し ABH-21P を 使 用 して 血 液 流 量 200mL/min および 250mL/min 置 換 液 量 48L および 60L で 前 希 釈 on-line HDF 療 法 を 行 った 総 透 析 液 流 量 は 600mL/min に 固 定 し 治 療 時 間 は 4 時 間 とした 評 価 項 目 は UN Cr UA ip β 2-MG α 1-MG の 除 去 率 除 去 量 Alb 漏 出 量 で ある 低 分 子 量 蛋 白 質 の 除 去 率 は Ht 値 にて 補 正 した 加 えて 摂 食 抑 制 作 用 を 持 つ 蛋 白 結 合 尿 毒 素 であるレプチンと AGEs の 一 種 であるペントシジンの 除 去 効 率 に 関 しても 測 定 を 行 っ た 小 分 子 量 物 質 の 除 去 性 能 に 関 しては 血 液 流 量 が 大 きく 依 存 す る 結 果 が 得 られた 対 して 中 大 分 子 量 物 質 の 除 去 効 率 について は 置 換 液 量 により 効 率 が 左 右 された また 血 液 流 量 250mL/ min 置 換 液 量 60L の 時 α 1-MG 除 去 率 は 38%であり この 時 の Alb 漏 出 量 は 3.4g であるというように ABH-P はシャー プな 分 画 特 性 を 示 した レプチンの 除 去 率 に 関 しては 血 液 流 量 置 換 液 量 といった 治 療 条 件 に 左 右 されず 前 値 に 対 して 除 去 率 が 対 数 的 に 増 加 する(R2=0.87)といった 特 徴 的 な 挙 動 が 見 られた ペントシジンの 除 去 率 と 前 値 の 間 に 特 に 相 関 関 係 は 見 られなかった 結 論 前 希 釈 on-line HDF 療 法 の 除 去 性 能 について 特 に 中 大 分 子 量 物 質 の 除 去 には 置 換 液 量 が 大 きな 影 響 を 及 ぼした レプチンの 前 値 と 除 去 率 の 相 関 関 係 についての 詳 細 は 今 後 検 討 したいと 考 える

28 O-19 ABH-21P を 用 いた 前 希 釈 オンライン HDF 療 法 におけるアルブミン 漏 出 量 に 影 響 する 因 子 の 検 討 O-20 TDF-20H の 前 希 釈 on-line HDF における 溶 質 除 去 性 能 の 検 討 社 会 医 療 法 人 財 団 石 心 会 川 崎 クリニック 社 会 医 療 法 人 財 団 石 心 会 川 崎 クリニック 内 科 旭 化 成 メディカル 昭 和 大 学 藤 が 丘 病 院 中 村 賢 洋 (なかむら たかひろ) 1,2,3, 斉 藤 千 尋 依 田 絵 里 奈 荒 井 莉 早 玉 木 遼 鶴 澤 一 行 小 林 力 三 輪 直 哉 芝 田 絵 理 子 佐 野 嘉 紀 宍 戸 寛 治 澤 田 尚 之 鈴 木 貴 大 森 尾 仁 貴 西 山 枝 里 佐 藤 健 前 希 釈 オンライン HDF 療 法 を 施 行 する 際 ヘモダイアフィ ルタを 含 む 治 療 条 件 が 同 一 であるにも 関 わらず 患 者 毎 にアル ブミン(Alb) 漏 出 量 のバラつきを 認 めることがある これに 影 響 する 因 子 を 分 析 し 治 療 時 の Alb 漏 出 量 の 予 測 可 能 性 を 検 討 した 対 象 方 法 維 持 透 析 患 者 30 名 ( 男 性 28 名 女 性 2 名 平 均 年 齢 56.7 ± 12.3 歳 平 均 透 析 歴 12.5 ± 6.9 年 )に 対 し ABH-21P を 使 用 し 血 液 流 量 250mL/min 置 換 液 量 48L 総 透 析 液 流 量 600mL/ min 4 時 間 の 前 希 釈 オンライン HDF を 施 行 した 評 価 項 目 は UN Cr UA ip β 2-MG α 1-MG の 除 去 率 除 去 量 及 び Alb 漏 出 量 である 低 分 子 量 蛋 白 質 の 除 去 率 は Ht 値 にて 補 正 した 除 去 量 Alb 漏 出 量 は 全 量 貯 留 排 液 から 求 めた さらに Alb 漏 出 量 を 目 的 変 数 とし 各 患 者 条 件 やそれに 付 随 する 因 子 を 説 明 変 数 として 多 変 量 解 析 を 行 った β 2-MG α 1-MG の 除 去 率 除 去 量 はそれぞれ 平 均 79.0 ± 3.6% 29.0 ± 6.6% 221 ± 37.4mg 140 ± 34.8mg であった Alb 漏 出 量 は 平 均 2.7 ± 0.94g と 1 名 (6.6g)を 除 き 比 較 的 狭 い 範 囲 に 分 布 した Alb 漏 出 量 を 目 的 変 数 とした 多 変 量 解 析 では 後 TMP 前 Alb 除 水 量 が 正 の 相 関 を 示 した 本 研 究 データ の 範 囲 で は Alb 漏 出 量 = 除 水 量 後 TMP 前 Alb 値 の 回 帰 式 で 実 測 値 と R 2 = 0.74 の 相 関 が 得 られた 結 論 機 械 的 な 条 件 設 定 だけでなく 患 者 の 総 合 的 な 背 景 を 考 慮 す ることにより Alb 漏 出 量 の 予 測 ができる 可 能 性 が 示 唆 された NTT 東 日 本 札 幌 病 院 臨 床 工 学 室 NTT 東 日 本 札 幌 病 院 腎 臓 内 科 NTT 東 日 本 札 幌 病 院 臨 床 検 査 科 田 代 顕 一 朗 (たしろ けんいちろう) 田 荷 翔 平 須 藤 徹 足 立 亜 紀 岡 本 延 彦 佐 藤 昌 明 鈴 内 絵 里 佐 藤 健 太 杉 本 親 紀 橋 本 整 司 小 笠 原 有 弥 石 川 健 櫻 田 克 己 斉 藤 敏 勝 桑 田 大 輔 東 レ メディカル 社 製 ポリスルホン 膜 TDF Series に 限 外 濾 過 性 能 に 優 れ アルブミンの 漏 出 を 抑 えた TDF-H が 販 売 された 今 回 TDF-20H( 以 下 TDF-H)を 使 用 して on-line HDF にて 置 換 液 量 の 違 いによる 溶 質 除 去 特 性 の 比 較 検 討 を 行 ったので 報 告 する 対 象 及 び 方 法 対 象 は 維 持 透 析 患 者 5 名 年 齢 61.6 ± 10.4 歳 透 析 歴 6.7 ± 3.3 ヶ 月 DW60.2 ± 12.6Kg 透 析 時 間 4 時 間 透 析 方 法 online HDF 血 流 量 250ml/min 透 析 液 流 量 500ml/min とした ま た 置 換 液 量 を 48L/4h(200ml/min)( 以 下 48L) 及 び 60L/4h(250ml/min)( 以 下 60L)とし クロスオーバーで 使 用 し 2 週 目 を 検 査 日 とした 評 価 項 目 は BUN Cr ip β 2 -MG α 1 -MG の 除 去 率 除 去 量 クリアスペース Alb 漏 出 量 とし 透 析 前 後 の 採 血 及 び 透 析 液 全 量 貯 留 法 にて 算 出 した また 積 水 化 学 工 業 社 製 身 体 組 成 分 析 装 置 MLT-50 にて 透 析 前 体 水 分 量 を 測 定 しクリアスペース クリアスペース 率 を 算 出 残 血 の 評 価 は 目 視 による 確 認 とし 5 段 階 の 評 価 とした β 2 -MG α 1 -MG の 除 去 率 については Ht 補 正 値 とした 除 去 率 では α 1 -MG において 60L が 有 意 に 高 値 を 示 し 除 去 量 においては ip ならびにα 1 -MG にて 60L が 有 意 に 高 値 を 示 した クリアスペースならびにクリアスペース 率 ではα 1 -MG において 60L が 有 意 に 高 値 を 示 した Alb 漏 出 量 では 60L が 有 意 に 高 値 を 示 した TDF-H は on- line HDF を 行 う 際 アルブミン 漏 出 量 を 抑 えな がら 大 量 液 置 換 を 行 うことに 優 れたヘモダイアフィルターと 考 えられた

29 O-21 栄 養 指 標 による V 型 ダイアライザ 対 象 患 者 適 正 管 理 方 法 の 検 討 :APEAN-STUDY (UMIN ) O-22 ダイアライザ 膜 面 積 アップについての 検 討 篠 ノ 井 総 合 病 院 臨 床 工 学 科 長 門 総 合 病 院 臨 床 工 学 科 塙 厚 生 病 院 臨 床 工 学 科 茨 城 西 南 医 療 センター 病 院 臨 床 工 学 部 5) 小 諸 厚 生 総 合 病 院 臨 床 工 学 科 6) 鈴 鹿 中 央 総 合 病 院 CE 部 7) 篠 ノ 井 総 合 病 院 腎 臓 内 科 APEAN-StudyGroup 8) 田 中 光 (たなか ひかる) 須 釜 卯 吉 6) 小 西 敏 生 長 谷 川 猛 清 水 和 明 APEAN-Study Group 8) 肥 田 泰 幸 5) 荻 原 裕 房 7) 長 澤 正 樹 背 景 血 液 透 析 患 者 の 尿 毒 症 物 質 の 除 去 と 栄 養 の 管 理 は 透 析 患 者 の QOL 維 持 向 上 に 大 きく 影 響 する 除 去 不 足 と 過 剰 な 除 去 に よる 患 者 に 与 える 影 響 は 大 きい 5 型 ダイアライザ APS-EA の 使 用 により 各 項 目 の 推 移 を 観 察 し 結 果 的 に 栄 養 指 標 等 の 改 善 が 示 されるかどうかを 検 討 する 対 象 患 者 主 な 選 択 基 準 は 下 記 をすべて 満 たし 2011/10/1~ 2012/9/30 までに 倫 理 審 査 委 員 会 の 承 認 本 人 の 同 意 を 得 られ た 患 者 血 液 透 析 導 入 後 1 年 以 上 を 経 過 していること 透 析 前 クレアチニン 値 が 6.0mg/dL 以 上 あること 透 析 前 ア ルブミン 濃 度 が 3.0g/dL 以 上 あること BMI が 18(kg/m 以 上 あること 研 究 対 象 機 器 は APS-EA とした 介 入 後 3 ヵ 月 おきに 最 大 で 1 年 間 次 の 項 目 について 経 過 を 観 察 する: 血 清 アルブミン 血 清 クレアチニン 末 梢 血 一 般 検 査 体 重 UN % CGR npcr BMI 血 清 鉄 血 清 CRP ESA の 投 与 状 況 除 水 量 等 血 清 トランスフェリン 総 鉄 結 合 能 血 清 フェリチン 鉄 剤 投 与 状 況 降 圧 薬 投 与 状 況 高 脂 血 症 薬 投 与 状 況 生 菌 数 β 2-MG α 1-MG 等 中 間 結 果 期 間 中 294 名 がエントリーでき 1 名 が 脱 落 した 登 録 前 の ダ イ ア ラ イ ザ 比 率 は 4 型 PS 膜 46 % 5 型 PS 膜 32 % 5 型 PES 膜 8% 4 型 CTA 膜 5% PEPA 膜 4% 4 型 PES 膜 3% 他 であった 0-3 ヵ 月 までの 中 間 解 析 ではアルブミンは 有 意 な 変 化 は 認 めていなかった 中 間 結 論 今 後 もデータの 集 積 を 継 続 し 研 究 を 継 続 する 社 会 医 療 法 人 川 島 会 川 島 病 院 廣 瀬 大 輔 (ひろせ だいすけ) 野 田 恵 美 道 脇 宏 行 末 包 博 人 田 尾 知 浩 土 田 健 司 水 口 潤 川 島 周 背 景 透 析 患 者 における 溶 質 除 去 は 重 要 であり 透 析 効 率 をいかに 向 上 させて 治 療 を 行 うかがポイントであるが 循 環 血 液 量 の 少 な い 小 さな 体 格 や 高 齢 者 などは 血 液 充 填 量 の 大 きな 膜 は 血 圧 低 下 をきたしやすいとされ 充 填 量 の 小 さい 膜 が 選 択 される 一 般 的 に 膜 面 積 の 選 択 は 体 表 面 積 が 目 安 となり 血 圧 変 動 に 注 意 し ながら 膜 面 積 や 血 流 量 をあげ 透 析 効 率 を 向 上 させることが 重 要 である 膜 面 積 をアップさせることにより 血 液 透 析 療 法 中 の 血 液 検 査 データから 安 全 性 の 確 認 とその 効 果 について 検 討 する 対 象 ダイアライザの 膜 面 積 1.5m2と 1.8m2を 2m2 以 上 の 膜 面 積 へ 変 更 した 維 持 血 液 透 析 中 の 169 症 例 のうち 心 胸 比 50% 以 下 ( 女 性 は 53% 以 下 )119 症 例 を 対 象 とした (JSDT ガイドライン 参 照 ) 透 析 中 の 収 縮 期 血 圧 と 透 析 中 イベント 回 数 血 液 データをレト ロスペクティブに 比 較 検 討 した 透 析 条 件 は 血 液 流 量 は 250mL/min 以 上 透 析 液 流 量 は 500ml/mL 透 析 液 は ultra pure 透 析 液 を 使 用 ダイアライザ 変 更 後 開 始 時 収 縮 期 血 圧 は 低 下 終 了 時 収 縮 期 血 圧 は 変 わらず 最 少 収 縮 期 血 圧 は 上 昇 した 透 析 中 のイベン ト 回 数 の 比 較 では ダイアライザ 変 更 後 補 液 量 補 液 回 数 の 両 方 とも 減 少 した 血 液 データにおいてダイアライザ 変 更 後 血 清 Alb 値 は 有 意 に 減 少 した また UN やβ 2 -MG も 有 意 に 減 少 した PCR は 減 少 したが クレアチニンインデックスは 有 意 に 増 加 した ダイアライザ 変 更 後 Hb 値 Epo 使 用 量 ともに 変 わらなかったが ダイアライザ 変 更 6 ヶ 月 後 Epo 使 用 量 は 減 少 傾 向 を 示 した まとめ ダイアライザ 変 更 後 透 析 中 の 血 圧 や 循 環 動 態 が 安 定 した 症 例 は 内 部 濾 過 促 進 の HDF 効 果 であると 考 える

30 O-23 PS 膜 から AN69 膜 への 変 更 による 栄 養 状 態 の 検 証 O-24 AN69 膜 における 血 管 内 皮 機 能 改 善 効 果 の 検 討 医 療 法 人 大 山 会 大 山 クリニック 白 井 浩 一 (しらい こういち) 明 石 理 恵 堤 丈 哲 大 山 哲 はじめに 近 年 機 能 分 IV 型 以 上 の 透 析 器 を 高 齢 者 に 使 用 した 場 合 ド ライウェイトの 低 下 や 栄 養 状 態 の 不 良 を 認 めた 症 例 に 対 し GAMBRO 社 製 の AN69 膜 に 変 更 すると ALB 濃 度 の 値 が 上 昇 し 栄 養 状 態 が 改 善 するといわれている われわれも 第 27 回 の 本 研 究 会 で AN69 膜 が 持 つ 強 い 陰 性 荷 電 (-100mV)の 電 位 が 関 与 していると 発 表 したが 明 らかに 示 すまでには 至 らな かった 前 回 ALB 濃 度 が 変 化 した 同 様 の 期 間 で PS 膜 から AN69 膜 に 変 更 し 栄 養 状 態 を 再 度 比 較 検 討 した 対 象 と 方 法 慢 性 維 持 透 析 患 者 5 名 に 対 し H と APS-15MD を 2 カ 月 間 クロスオーバーさせ 栄 養 状 態 (アミノ 酸 39 分 画 の 除 去 率 と 除 去 量 prealb ALB ALB 漏 出 量 )と 炎 症 反 応 (CRP IL-6)および 身 体 成 分 測 定 装 置 MLT-50 で 透 析 後 の 除 脂 肪 量 と 浮 腫 率 を 測 定 した AN69 膜 は 総 アミノ 酸 非 必 須 アミノ 酸 グルタミン アル ギニンの 除 去 率 と 除 去 量 が 低 値 ALB 濃 度 および 除 脂 肪 量 は 高 値 を 示 し 有 意 差 を 認 めた また 透 析 前 後 における IL-6 の 値 の 差 が 大 きく 有 意 差 を 認 めた 考 察 炎 症 物 質 (IL-6)の 軽 減 による 効 果 が ALB 濃 度 を 上 昇 させ 栄 養 状 態 の 改 善 に 要 因 したと 思 われた また 除 脂 肪 量 に 差 を 認 めたのは 筋 肉 の 由 来 であるグルタミンとアルギニンの 温 存 が 温 存 していると 考 えられる AN69 膜 は 栄 養 と 体 質 改 善 に 有 用 な 透 析 器 であると 示 唆 され た 医 療 法 人 伯 鳳 会 赤 穂 中 央 病 院 腎 センター 岡 山 大 学 大 学 院 医 歯 薬 学 総 合 研 究 科 腎 臓 免 疫 内 分 泌 代 謝 内 科 学 田 村 尚 三 (たむら しょうぞう) 喜 多 村 真 治 齋 藤 和 輝 家 木 裕 司 白 花 哲 也 中 本 成 美 AN69 膜 は 他 のホローファイバー 膜 に 比 べ 炎 症 性 サイトカイ ンや 活 性 酸 素 (ROS) 産 生 の 抑 制 などにより 末 梢 循 環 を 改 善 させるといわれている しかし それらの 因 子 を 介 し 血 管 内 皮 機 能 に 及 ぼす 影 響 は 示 されていない そこで 我 々は 血 流 依 存 性 血 管 拡 張 反 応 検 査 (FMD;Flow Mediated Dilation)を 用 い て AN69 膜 における 血 管 内 皮 機 能 改 善 効 果 を 検 証 したので 報 告 する 当 院 血 液 透 析 患 者 11 名 ( 原 疾 患 :DM7 名 非 DM4 名 平 均 年 齢 76.2 ± 7.6 歳 )を 対 象 とし PS 膜 CTA 膜 (HF 群 ) 透 析 前 後 にて 評 価 を 行 い その 後 AN69 膜 (AN 群 )に 変 更 し 評 価 評 価 項 目 は アンケート 実 施 FMD NOX IL-6 TNFα MCP-1 ABI TBI PWV とした アンケートの 結 果 AN 膜 に 変 更 後 特 に 透 析 中 の 手 足 の 冷 感 に 改 善 が 見 られ AN 群 において FMD は 有 意 に 改 善 した (HF 群 :19 % ± 57 % AN 群 :68 % ± 37 % p = 0.048) ま た MCP-1 が AN 群 において 低 下 傾 向 であった(HF 群 :-35% ± 18% AN 群 :-44%± 16% p = 0.2 しかし NOX や IL-6 TNF-α ABI PWV に 有 意 な 変 化 は 認 められなかった 考 察 MCP-1 は 単 球 の 走 化 性 亢 進 活 性 酸 素 の 放 出 亢 進 などによ り 血 管 内 皮 機 能 を 低 下 させる 因 子 のひとつとされる AN69 膜 は 強 力 な 陰 性 荷 電 により 等 電 点 の 高 い 補 体 (C3a C5a)の 吸 着 除 去 に 優 れるという 特 徴 をもつことから それらと 同 程 度 の 等 電 点 をもつ MCP-1 が AN69 膜 に 吸 着 除 去 された 傾 向 にあっ たことで 血 管 内 皮 機 能 を 改 善 させたことが 推 察 された AN69 膜 は MCP-1 除 去 を 介 し 血 管 内 皮 機 能 を 改 善 血 流 障 害 を 改 善 させることが 示 唆 された

31 O-25 長 時 間 透 析 における 蛋 白 結 合 性 毒 素 についての 検 討 O-26 環 境 ホルモン 様 物 質 ビスフェノール A 除 去 に 対 す るニプロ 社 製 PES 膜 透 析 器 の 臨 床 使 用 経 験 医 療 法 人 社 団 第 二 富 田 クリニック 久 保 哲 哉 (くぼ てつや) 氏 福 隆 一 森 本 和 重 上 薗 友 輝 畠 山 岳 士 廣 川 隆 一 はじめに 蛋 白 結 合 毒 素 としてのホモシステイン(Hcy) 及 びインドキシ ル 硫 酸 (IS)はそれぞれ 70 ~ 80% 90% 以 上 が 蛋 白 結 合 型 と して 存 在 し 透 析 で 除 去 困 難 な 尿 毒 素 として 認 識 されている 長 時 間 透 析 における 蛋 白 結 合 性 尿 毒 素 の 除 去 動 態 を 明 らかにす る た め に 通 常 透 析 (HD) on-line HDF 深 夜 長 時 間 透 析 (NHD)における Hcy と IS の 除 去 率 について 比 較 検 討 を 行 っ た 対 象 と 方 法 HD 群 6 名 ( 透 析 時 間 4.67 ± 0.25h) on-line HDF 群 6 名 (5.00 ± 0h) NHD 群 6 名 (7.75 ± 0.42h)について Hcy と IS の 除 去 率 を 測 定 した 使 用 ダイアライザーは HD 群 と NHD 群 は VPS21-HA on-line HDF 群 は MFX-21 とした 除 去 率 は Hcy が HD 49.2%± 6.4 on-line HDF51.6%± 5.45 NHD 60.7% ± 5.4 IS は HD49.4% ± 3.38 on-line HDF54.1% ± 8.64 NHD60.3%± 7.08 と 共 に NHD 群 が 有 意 に 高 値 を 示 し た 考 察 遊 離 型 の Hcy と IS が 拡 散 により 除 去 されるのに 伴 い 結 合 型 の Hcy と IS が 蛋 白 結 合 から 解 離 し 遊 離 型 となることで NHD における 除 去 率 が 有 意 に 高 値 を 示 したものと 考 えられた Hcy IS の 除 去 率 は 治 療 モードに 関 わらず 透 析 時 間 に 依 存 す ることが 示 唆 された 東 葛 クリニック 病 院 臨 床 工 学 部 同 内 科 同 外 科 久 保 満 (くぼ みつる) 相 原 宣 彦 新 部 武 人 新 海 洋 平 木 村 和 正 野 崎 宏 渋 谷 泰 史 東 仲 宣 小 林 信 之 松 金 隆 夫 透 析 器 に 使 用 されるポリスルホンやポリカーボネートの 原 材 料 として 用 いられる 環 境 ホルモンの 一 つであるビスフェノール A (BPA)は 血 液 側 に 溶 出 する 報 告 がある この BPA を 含 まな いニプロ 製 PES 膜 (PES-eco 膜 )を 臨 床 使 用 し その 除 去 につ いて 検 討 した 対 象 および 方 法 対 象 は 維 持 透 析 患 者 10 名 ( 男 女 各 5 名 ) 年 齢 64.6 ± 3.7 歳 透 析 歴 10.4 ± 7.8 年 である 方 法 は 従 来 膜 から PES-eco 膜 に 変 更 し 変 更 時 変 更 6 ヶ 月 後 12 ヶ 月 後 における 透 析 開 始 前 お よび 透 析 後 の BPA を ELISA 法 により 測 定 した 評 価 は 透 析 前 値 BPA の 経 過 ( 変 更 前 6 ヶ 月 後 12 ヶ 月 後 )および 変 更 前 から 観 た 低 下 率 (-%)と 変 更 6 ヶ 月 後 と 12 ヶ 月 後 の BPA 除 去 率 (%)を 観 た 透 析 前 値 BPA は 変 更 前 5.6 ± 1.7(ng/mL)が 6 ヵ 月 後 4.5 ± 1.7(ng/mL) 12 ヶ 月 後 2.9 ± 0.8(ng/mL)へと 変 更 前 に 比 して 有 意 (p < 0.05)に 低 下 した 低 下 率 では 変 更 前 から 6 ヶ 月 後 の ± 34.5%と 変 更 後 から 12 ヶ 月 後 の ± 14.8%に 有 意 な(p < 0.0 低 下 があった BPA 除 去 率 は 変 更 6 ヶ 月 後 で 32.4 ± 12.7% 変 更 12 ヶ 月 後 において 35.6 ± 13.8%であり 6 ヶ 月 と 12 ヶ 月 には 有 意 差 はなかった 考 察 PES 膜 変 更 前 の BPA が 12 ヶ 月 後 には 2.9(ng/mL)と 約 半 減 し その 除 去 率 は 35% 前 後 と 一 定 していた PES 膜 使 用 による 血 中 BPA の 低 減 効 果 を 示 唆 する 結 果 ではあったが その 臨 床 効 果 や 透 析 患 者 に 発 生 する 諸 症 状 既 往 歴 などの 関 連 性 も 含 め 今 後 の 検 討 の 余 地 があると 考 えられた BPA 除 去 に 対 してニプロ 社 製 PES 膜 の 臨 床 使 用 経 験 を 報 告 し た BPA 値 は 変 更 前 に 比 して 12 ヶ 月 後 に 有 意 に 低 下 した 今 後 更 に 長 期 使 用 による BPA 値 の 追 跡 調 査 を 要 すると 考 えら れた

32 O-27 しっかり 透 析 の 貧 血 への 効 果 O-28 後 期 高 齢 者 に 対 するしっかり 透 析 の 検 討 援 腎 会 すずきクリニック 鈴 木 一 裕 (すずき かずひろ) 鈴 木 翔 太 援 腎 会 すずきクリニック 鈴 木 一 裕 (すずき かずひろ) 鈴 木 翔 太 当 院 では 透 析 時 間 延 長 血 流 量 増 加 オンライン HDF を 行 い 患 者 の 生 命 予 後 改 善 を 目 指 している 当 院 で 行 っている 透 析 方 法 の 貧 血 に 対 する 効 果 を 検 討 した 当 院 で 現 在 通 院 透 析 中 の 70 名 中 除 外 基 準 を 満 たし 転 院 後 6 ヶ 月 以 上 経 過 した 58 名 について Hb 値 の 分 布 ESA 製 剤 の 使 用 量 Hb cycling については Ebben らの 6 分 類 を 用 い 検 討 した 平 均 年 齢 ;63.7 ± 9.4 歳 DM: 非 DM;27:31 透 析 方 法 ;オ ン ラ イ ン HDF53 名 HDF1 名 HD4 名 透 析 歴 ;57 ヶ 月 ± 52 ヶ 月 透 析 時 間 ;4.6 ± 0.3 時 間 血 液 流 量 ;337.9 ± 61.3ml/ min kt/v;2.0 ± 0.3 昨 年 7 月 時 点 での Hb の 平 均 は 10.7 ± 1.0mg/dl で 週 当 たりの ESA 使 用 量 は 3618 ± 4738 単 位 であった Hb cycling の 分 布 は target を 10-12g/dl と す る と LA10 % LAH5 % LAL48% target31% High3% low2%であった 考 察 ESA 抵 抗 性 の 原 因 に 透 析 不 足 が 挙 げられる 透 析 量 を 増 やし 十 分 な 透 析 を 行 うことが 腎 性 貧 血 に 対 しても 有 効 であると 考 えら れる 今 回 の 検 討 で LAL48%と 多 かったのは 当 院 の Hb 目 標 値 が 10-11g/dl であったため 10g/dl 未 満 の 場 合 に ESA 製 剤 の 増 量 を 行 っていた 為 である 今 後 は Hb 目 標 下 限 を 10.5g/ dl にすることで target の 割 合 を 増 加 できるのではないかと 考 え ている 高 齢 者 の 透 析 では 透 析 時 間 は 短 く 血 流 量 も 低 く 透 析 膜 面 積 も 小 さくしている 傾 向 がある 当 院 では 透 析 時 間 延 長 血 流 量 増 加 オンライン HDF を 組 み 合 わせたしっかり 透 析 を 高 齢 者 に 対 しても 行 っている しっかり 透 析 の 高 齢 者 への 影 響 を 検 討 したので 報 告 する 対 象 および 方 法 当 院 に 通 院 中 で 転 院 後 1 年 以 上 経 過 した 75 歳 以 上 の 11 名 ( 平 均 年 齢 78 ± 3 歳 透 析 時 間 4.6 ± 0.4 時 間 平 均 QB327 ± 64 ml/min)について 過 去 1 年 間 の 状 態 の 評 価 として alb GNRI % CGR 浮 腫 率 DW CTR の 推 移 を 検 討 した 全 ての 項 目 で 有 意 な 変 化 を 認 めなかった ただ alb GNRI は 夏 期 にやや 下 がり 冬 季 に 再 び 上 昇 する 傾 向 にあった 考 察 高 齢 者 では 透 析 開 始 時 から 透 析 量 を 少 なめに 設 定 している 事 が 多 い しかし 高 齢 者 と 言 うだけで 透 析 量 を 少 なめに 設 定 する 根 拠 はない まずは 十 分 な 透 析 を 行 い 摂 食 不 良 や 透 析 時 に 状 態 が 変 化 する 患 者 に 対 してはその 都 度 対 応 していく 方 法 も 考 慮 すべきである

33 O-29 透 析 液 流 量 (QD) 増 加 は 高 血 流 透 析 で 初 めて 透 析 効 率 Single pool Kt/V 値 (Kt/V) 向 上 をも たらす O-30 後 希 釈 on-line HDF におけるヘモダイアフィル ターの 性 能 評 価 医 療 法 人 社 団 菅 沼 会 腎 内 科 クリニック 世 田 谷 人 工 透 析 内 科 医 療 法 人 社 団 菅 沼 会 腎 内 科 クリニック 世 田 谷 臨 床 工 学 部 医 療 法 人 社 団 菅 沼 会 腎 内 科 クリニック 世 田 谷 看 護 部 菅 沼 信 也 (すがぬま しんや) 阿 部 達 弥 種 山 嗣 高 島 田 桐 人 高 橋 英 明 QD20% 増 加 の 意 義 を 明 らかにする 当 院 で 週 3 回 の 外 来 維 持 血 液 透 析 中 の 患 者 109 名 ( 平 均 年 齢 68.9 ± 12.8 歳 男 性 62 名 / 女 性 47 名 平 均 透 析 歴 74.8 ± 94.3 ヶ 月 原 疾 患 : 糖 尿 病 腎 症 41 名 / 非 糖 尿 病 腎 症 68 名 )を 対 象 に TotalQD500 と 600mL/min さらに 同 一 透 析 時 間 4 時 間 かつ 同 一 膜 面 積 2.1m 2 の 患 者 62 名 を 設 定 血 流 量 (QB)300 超 と 300 ml/min 以 下 の 二 群 に 分 け 2012 年 末 の Kt/V を 比 較 し た QD600 の 患 者 のうち QD に 変 更 前 後 のデータ が 当 院 で 評 価 出 来 ていた 患 者 37 名 も 後 ろ 向 きに 検 討 した QD500(46 名 )と 600(63 名 )の 二 群 間 及 び QD mL/min に 変 更 前 後 で Kt/V に 差 はなかった QD500 と 600 の 二 群 間 に QB 透 析 時 間 及 びダイアライザ 膜 面 積 に 差 はなかった QB300 超 (355.1 ± 32 動 脈 側 穿 刺 針 ( 針 )15.5 ± 0.61G) 群 は 300 以 下 (269.4 ± 32.5 針 16.1 ± 0.6G) 群 に 比 べ 有 意 に Kt/V は 高 値 (1.98 ± 0.35 > 1.74 ± 0.3だが QD500 群 31 名 では 差 がな かった QD mL/min に 変 更 前 後 で QB300 超 群 (351.1 ± 39.9 針 15.3 ± 0.67G)27 名 でも HD より RealQD が 減 少 す る 前 希 釈 大 量 (QF10.1 ± 1.3L/Hr ± 21.5mL/min) 液 置 換 On-line HDF 群 ( 平 均 QB345.6 ± 64.2 針 15.4 ± 0.73G)9 名 でも Kt/V に 差 はなかったが QB370 以 上 の 患 者 群 (396 ± 9.7 針 14.7 ± 0.67G)10 名 (On-line HDF8 名 間 歇 補 液 HDF1 名 HD1 名 ) に お い て の み 有 意 に Kt/V が 上 昇 (1.86 ± ± 0.2していた 考 察 ダイアライザが 高 性 能 化 している 昨 今 Kt/V1.8 以 上 QB300mL/ min 以 上 の 高 効 率 高 血 流 透 析 患 者 の 生 命 予 後 良 好 が 報 告 され ている 高 血 流 透 析 においては 考 慮 されても 良 いであろうが わが 国 の 平 均 的 な 透 析 条 件 の 低 血 流 患 者 においては 透 析 液 が 20% 値 上 げになる 等 厳 しい 医 療 経 済 状 況 や 設 定 血 流 よりは 低 値 となる 実 血 流 を 考 慮 しても QD 増 加 不 要 の 可 能 性 が 考 えられる 結 論 QD 増 加 は 高 血 流 透 析 で 初 めて 透 析 効 率 Kt/V 向 上 をもたらす 可 能 性 が 高 いと 考 えられる 高 知 高 須 病 院 臨 床 工 学 部 高 知 高 須 病 院 血 液 透 析 科 中 川 景 太 (なかがわ けいた) 山 本 浩 平 仙 頭 正 人 細 川 和 宣 湯 浅 健 司 背 景 近 年 HDF 専 用 フィルターとしてヘモダイアフィルタ-が 各 メーカーより 発 売 されており 多 様 化 が 進 んでいる ヘ モ ダ イ ア フ ィ ル タ - TDF-M( 以 下 TDF) と MFX-eco MFX-Seco( 以 下 MFX,MFX-S) ABH-F( 以 下 ABH)との 溶 質 除 去 特 性 の 比 較 検 討 を 行 った 対 象 外 来 維 持 透 析 患 者 18 名 ( 男 性 10 名 女 性 8 名 ) DM(DM1 名 非 DM17 名 ) 年 齢 58.6 ± 10.0 歳 透 析 歴 19.7 ± 7.2 年 透 析 時 間 4.3 ± 0.3 時 間 血 液 流 量 232 ± 33.5ml/min 膜 面 積 2.0 ± 0.1m 2 置 換 液 量 12.4 ± 2.1L MFX MFX-S ABH TDF を 4 週 間 ずつ 使 用 し 使 用 期 間 中 の 第 2 4 週 目 の 初 めに 排 液 採 取 及 び 血 液 検 査 を 行 った 評 価 項 目 は UN と Cre の 除 去 率 β 2-MG とα 1-MG の 除 去 量 除 去 率 クリアスペース 率 ( 以 下 CS 率 ) 及 び Alb 漏 出 量 とした 小 分 子 量 物 質 の 除 去 率 β 2-MG の 除 去 量 除 去 率 CS 率 で は 各 ヘモダイアフィルター 間 において 有 意 差 は 認 められなかっ た 血 液 検 査 ではα 1-MG の 除 去 率 (%)は MFX-S45.1 ± 7.3 ABH39.1 ± 7.9 MFX33.1 ± 9.1 TDF19.7 ± 4.4 % で あ っ た Alb 漏 出 量 (μg/ml) は MFX-S7.1 ± 2.9 ABH4.1 ± 1.7 MFX3.8 ± 1.9 TDF2.3 ± 1.6 であった 考 察 小 分 子 量 物 質 の 除 去 性 能 は 4 種 とも 同 等 であり MFX-S 及 び TDF で 低 分 子 量 蛋 白 除 去 に 差 が 見 られたのはポアサイズの 違 いによる 分 画 性 能 の 差 である 可 能 性 が 考 えられる 小 分 子 量 物 質 に 関 しては 4 種 とも 同 等 の 除 去 性 能 であったが α1-mg Alb に 関 しては 各 ヘモダイアフィルター 間 で 除 去 特 性 に 差 が 見 られた