Virtual Partition Managerユーザガイド

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1 Hitachi Virtual Storage Platform Storage Navigator を使ってストレージシステムを操作する場合は 必ずこのマニュアルを読み 操作手順 および指示事項をよく理解してから操作してください また このマニュアルをいつでも利用できるよう Storage Navigator を使用するコンピュータの近くに保管してください

2 著作権 All Rights Reserved, Copyright (C) 2010, 2012 Hitachi, Ltd. 免責事項このマニュアルの内容の一部または全部を無断で複製することはできません このマニュアルの内容については 将来予告なしに変更することがあります このマニュアルに基づいてソフトウェアを操作した結果 たとえ当該ソフトウェアがインストールされているお客様所有のコン ピュータに何らかの障害が発生しても 当社は一切責任を負いかねますので あらかじめご了承ください このマニュアルの当該ソフトウェアご購入後のサポートサービスに関する詳細は 弊社営業担当にお問い合わせください This product includes software developed by the Apache Software Foundation ( 他社商標 ESCON は 米国およびその他の国における International Business Machines Corporation の商標です HP-UX は Hewlett-Packard Development Company, L.P. のオペレーティングシステムの名称です Oracle と Java は Oracle Corporation 及びその子会社 関連会社の米国及びその他の国における登録商標です Microsoft Windows および Windows NT は 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です Netscape は AOL Inc. の登録商標です UNIX は The Open Group の米国ならびに他の国における登録商標です その他 各会社名 各製品名は 各会社の登録商標 商標 又は商品名称です 輸出管理について本製品を輸出される場合には, 外国為替および外国貿易法ならびに米国の輸出管理関連法規などの規制をご確認の上 必要な手続きをお取りください 発行 2012 年 2 月 ( 第 6 版 ) 2

3 目次 はじめに...5 対象ストレージシステム...6 マニュアルの参照と適合プログラムバージョン...6 対象読者...6 安全にご使用いただくために...6 操作対象リソースについて...7 マニュアルで使用する単位について...7 マニュアルで使用する用語について...7 マニュアルに掲載されている画面図について...7 変更履歴 Virtual Partition Manager の概要 キャッシュ分割機能 Virtual Partition Manager の操作の準備 CLPR 作成時のキャッシュ容量基準 Virtual Partition Manager 操作上の留意事項 Virtual Partition Manager の操作 Virtual Partition Manager 操作の流れ CLPR の操作 CLPR を作成する CLPR 内のパリティグループを移動する CLPR を削除する トラブルシューティング Virtual Partition Manager のトラブルシューティング エラーメッセージを確認する お問い合わせ先...26 付録 A Virtual Partition Manager GUI リファレンス...27 A.1 [Partition Definition] 画面 ( 初期画面 )...28 A.2 [Partition Definition] 画面 ( すべての CLPR を表示する )...29 A.3 [Partition Definition] 画面 (CLPR の詳細を表示する )...30 A.4 [CU 選択 ] 画面

4 用語解説...35 索引

5 はじめに このマニュアルは Hitachi Virtual Storage Platform( 以下 VSP と略します ) 用の です このマニュアルでは Virtual Partition Manager の概要と使用方法について説明しています r 対象ストレージシステム r マニュアルの参照と適合プログラムバージョン r 対象読者 r 安全にご使用いただくために r 操作対象リソースについて r マニュアルで使用する単位について r マニュアルで使用する用語について r マニュアルに掲載されている画面図について r 変更履歴 はじめに 5

6 対象ストレージシステム このマニュアルでは 次に示す VSP のストレージシステムに対応する製品 ( プログラムプロダクト ) を対象として記述しています VSP A-65AC-CBX H-65AC-CBX このマニュアルでは特に断りのない限り VSP のストレージシステムを単に ストレージシステム と称することがあります マニュアルの参照と適合プログラムバージョン マニュアルを参照されるときは ご使用の DKCMAIN プログラムと同じ梱包内のプログラムプロダ クト用 CD-ROM に添付されているマニュアルを使用してください このマニュアルは DKCMAIN プ ログラムのバージョン X-XX/XX 以降 (XX は規定外 ) に適合しています 対象読者 このマニュアルは 次の方を対象読者として記述しています 磁気ディスクアレイ装置を使用したシステムを運用管理し 磁気ディスクアレイ装置の保守について訓練を受けた方 ストレージシステム装置を使い慣れている方 UNIX コンピュータまたは Windows コンピュータを使い慣れている方 Web ブラウザを使い慣れている方 使用する OS および Web ブラウザの種類については Storage Navigator ユーザガイド をご覧く ださい 安全にご使用いただくために このマニュアルでは 製品を安全にご使用いただくための注意書きを 次のとおり記載しています 注意データの消失 破壊のおそれや データの整合性がなくなるおそれがある場合などの注意を示します メモ解説 補足説明 付加情報などを示します 注意事項 : 上記注意表示以外のインストール 設定 操作 運用などに関する注意を示します 留意事項 : 解説 補足説明 付加情報などを示します 6 はじめに

7 操作対象リソースについて Storage Navigator のサブ画面には ストレージシステムに存在するすべてのリソースが表示されますが このマニュアルで説明している機能は ログインしているユーザアカウント自身に割り当てられているリソースに対してだけ実行できます 基本情報画面でリソースグループの ID を確認し ユーザアカウントに割り当てられているリソースに対して操作を実行してください また 各操作を実行するときには リソースが特定の条件を満たしている必要があります ユーザアカウントについては Storage Navigator ユーザガイド を 各操作対象のリソースの条件については オープンシステム構築ガイド または メインフレームシステム構築ガイド をご覧ください マニュアルで使用する単位について 1k( キロ ) バイトは 1,024 バイト 1M( メガ ) バイトは 1,024 キロバイト 1G( ギガ ) バイトは 1,024 メガバイト 1T( テラ ) バイトは 1,024 ギガバイトの計算値です 1 ブロック (Block) は 512 バイトです マニュアルで使用する用語について このマニュアルでは Storage Navigator が動作しているコンピュータを便宜上 Storage Navigator 動作 PC と呼びます また 論理ボリュームは特に断りが無い場合 ボリューム と呼 びます マニュアルに掲載されている画面図について このマニュアルに掲載されている画面図の色は ご利用のディスプレイ上に表示される画面の色と異なる場合があります このマニュアルでは Windows コンピュータ上の Internet Explorer での画面を掲載しています UNIX コンピュータ上でご使用の Storage Navigator の画面は マニュアルに掲載されている画面の表示と異なる場合があります Storage Navigator の画面や基本操作に関する注意事項については Storage Navigator ユーザガイド を参照してください 変更履歴 版番号発行年月変更内容 初版 2010 年 9 月新規 ( 適合 DKCMAIN プログラムバージョン : X-XX/XX 以降 ) 第 2 版 2011 年 3 月初版を改訂 ( 適合 DKCMAIN プログラムバージョン : X-XX/XX 以降 ) 第 3 版 2011 年 7 月第 2 版を改訂 ( 適合 DKCMAIN プログラムバージョン : X-XX/XX 以降 ) 第 4 版 2011 年 8 月第 3 版を改訂 ( 適合 DKCMAIN プログラムバージョン : X-XX/XX 以降 ) 第 5 版 2011 年 9 月第 4 版を改訂 ( 適合 DKCMAIN プログラムバージョン : X-XX/XX 以降 ) 第 6 版 2012 年 2 月 システムで予約されている CLPR 名称についての説明を追加 (2.2 節を参照 ) [Partition Definition] 画面の説明を変更 (A.3 節を参照 ) 第 5 版を改訂 ( 適合 DKCMAIN プログラムバージョン : X-XX/XX 以降 ) はじめに 7

8 8 はじめに

9 1 Virtual Partition Manager の概要 Hitachi Virtual Storage Platform(VSP) のストレージシステムは 多数のホストに接続でき 企業内の複数の部署によって さらには複数の企業によって共有できます しかし このような環境下では 特定のホストから大量の I/O 要求を発行した場合 他のホストの I/O パフォーマンスが低下する可能性があります Virtual Partition Manager 機能を使用すると このような危険を防止できます ここでは Virtual Partition Manager の機能概要と特長について説明します r 1.1 キャッシュ分割機能 Virtual Partition Manager の概要 9

10 1.1 キャッシュ分割機能 多数のホストが 1 台のストレージシステムを共有している場合 特定のホストが大量のデータを読み書きすると そのホストの読み書きデータがキャッシュメモリの多くの領域を占有してしまうことがあります このような状況のもとでは 他のホストはキャッシュへの書き込みを待たなければならないため データの書き込み速度が低下する可能性があります Virtual Partition Manager のキャッシュ分割機能は ストレージシステムに内蔵されているキャッシュメモリを複数の仮想キャッシュメモリに分割して 利用できるキャッシュ容量をあらかじめホストに割り当てておくため 特定のホストがキャッシュメモリの多くの領域を占有してしまうような状況を避けることができます 図 1-1 : キャッシュ分割機能の運用例 の企業内ネットワークの例では キャッシュメモリを 3 つの仮想キャッシュに分割し それぞれを 3 つの支店に割り当てています 支店 A のホストはストレージシステムに対して 大量のアクセスをしていますが 利用できるキャッシュ容量が 40 ギガバイトに制限されているため 支店 A のホストの読み書きデータがキャッシュ全体を占有することはありません 支店 A のホストがどれだけ大量のデータにアクセスしても 他の支店のホストは常に 40 ギガバイトのキャッシュ領域を利用できるため 支店 A のデータアクセス量の影響を受けて他の支店のデータ転送速度が遅くなることはありません キャッシュ分割機能を使って分割された仮想キャッシュメモリを CLPR と呼び 1 台のストレージシステムにはデフォルトで提供される CLPR0 を含めて 32 個まで CLPR を作成できます キャッシュ分割機能を使用するためには 通常 Virtual Partition Manager を使用するためのライセンスキーが必要ですが ライセンスキーがなくても CLPR0 を含めて最大 4 個の CLPR を作成できます CLPR の作成方法については CLPR を作成する を参照してください 図 1-1 : キャッシュ分割機能の運用例 CLPR を作成するときには パリティグループを CLPR に割り当てる必要があります パリティグ ループの割り当て方法については CLPR 内のパリティグループを移動する を参照してく ださい 10 Virtual Partition Manager の概要

11 Cache Residency Manager の機能を利用してキャッシュメモリを管理したい場合は それぞれの CLPR に Cache Residency 用のキャッシュ領域を設けることができます Cache Residency Manager の詳細については Performance Manager ユーザガイド (Performance Monitor, Server Priority Manager, Cache Residency Manager) を参照してください Virtual Partition Manager の概要 11

12 12 Virtual Partition Manager の概要

13 2 Virtual Partition Manager の操作の準備 ここでは CLPR を作成するための準備と Virtual Partition Manager を操作する上での留 意事項について説明します r 2.1 CLPR 作成時のキャッシュ容量基準 r 2.2 Virtual Partition Manager 操作上の留意事項 Virtual Partition Manager の操作の準備 13

14 2.1 CLPR 作成時のキャッシュ容量基準 CLPR を作成する場合 推奨するキャッシュ容量は プロセッサブレードの搭載数 RAID レベル ストレージシステムに搭載するドライブ数 Dynamic Provisioning Dynamic Tiering Cache Residency Manager Compatible XRC Universal Volume Manager を適用するかどうかなどの条件によって決定されます CLPR 単位の推奨キャッシュ容量は次の方法で算出してください CLPR 単位の推奨キャッシュ容量 (GB)=(CLPR 容量 (GB)- (Cache Residency エクステント容量 (MB)/2,048) 2GB) (i) Dynamic Provisioning Dynamic Tiering Cache Residency Manager Compatible XRC を適用しない場合 CLPR に Dynamic Provisioning Dynamic Tiering Cache Residency Manager Compatible XRC の いずれの機能も適用しない場合は 次の表に示す推奨キャッシュ容量を参照してください 表 2-1 : Dynamic Provisioning Dynamic Tiering Cache Residency Manager Compatible XRC を適用しない場合 CLPR 単位の内部ボリューム * と外部ボリューム合計容量 プロセッサブレード数 CLPR 単位の推奨キャッシュ容量 1,500GB 未満 2 7GB 以上 4 15GB 以上 6 22GB 以上 8 30GB 以上 1,500GB 以上 2 8GB 以上 4 15GB 以上 6 22GB 以上 8 30GB 以上 2,900GB 以上 2 または 4 16GB 以上 6 22GB 以上 8 30GB 以上 11,500GB 以上 2 4 または 6 22GB 以上 8 30GB 以上 14,400GB 以上 2 4 または 6 24GB 以上 8 30GB 以上 100,000GB 以上 または 8 30GB 以上 128,000GB 以上 182,000GB 以上 218,000GB 以上 254,000GB 以上 290,000GB 以上 326,000GB 以上 32GB 以上 40GB 以上 48GB 以上 56GB 以上 64GB 以上 72GB 以上 *CLPR 単位の内部ボリューム容量は 次の計算式を使用して算出してください CLPR 単位の内部ボリューム容量 =( ディスク単体容量 3 (3D + 1P) のパリティーグループ数 ) + ( ディスク単体容量 6 (6D + 2P) のパリティーグループ数 ) + ( ディスク単体容量 7 (7D + 1P) のパリティーグループ数 ) + ( ディスク単体容量 2 (2D + 2D) のパリティーグループ数 ) 14 Virtual Partition Manager の操作の準備

15 外部ボリュームおよび仮想ボリュームを使用する場合は 上記の RAID 構成による計算式は適用できません 外部ボリュームを使用する場合は CLPR 内に関連づけられている外部ボリュームのパリティグループ容量の合計を算出してください また 仮想ボリュームを使用する場合は CLPR 内に関連づけられている仮想ボリュームの LDEV 容量の合計を算出してください 仮想ボリュームの LDEV 容量は Storage Navigator サブ画面の基本情報画面にある [LDEV] 画面で確認してください Storage Navigator サブ画面については Storage Navigator ユーザガイド を参照してください (ii) Dynamic Provisioning または Dynamic Tiering を適用する場合 CLPR に Dynamic Provisioning または Dynamic Tiering を適用する場合は 次の表に示す推奨キャッシュ容量を参照してください 表 2-2 : Dynamic Provisioning または Dynamic Tiering を適用する場合 CLPR 単位の内部ボリューム * と外部ボリューム合計容量 プロセッサブレード数 CLPR 単位の推奨キャッシュ容量 2,900GB 未満 2 12GB 以上 4 22GB 以上 6 32GB 以上 8 42GB 以上 2,900GB 以上 2 16GB 以上 4 22GB 以上 6 32GB 以上 8 42GB 以上 11,500GB 以上 2 または 4 22GB 以上 6 32GB 以上 8 42GB 以上 14,400GB 以上 2 または 4 24GB 以上 6 32GB 以上 8 42GB 以上 100,000GB 以上 2 4 または 6 32GB 以上 8 42GB 以上 128,000GB 以上 2 4 または 6 32GB 以上 8 42GB 以上 182,000GB 以上 または 8 42GB 以上 218,000GB 以上 254,000GB 以上 290,000GB 以上 326,000GB 以上 48GB 以上 56GB 以上 64GB 以上 72GB 以上 *CLPR 単位の内部ボリューム容量は 次の計算式を使用して算出してください CLPR 単位の内部ボリューム容量 =( ディスク単体容量 3 (3D + 1P) のパリティーグループ数 ) + ( ディスク単体容量 6 (6D + 2P) のパリティーグループ数 ) + ( ディスク単体容量 7 (7D + 1P) のパリティーグループ数 ) + ( ディスク単体容量 2 (2D + 2D) のパリティーグループ数 ) Virtual Partition Manager の操作の準備 15

16 (iii) Cache Residency Manager を適用する場合 CLPR に Cache Residency Manager のプライオリティモードを使用する場合 Cache Residency Manager に使用するキャッシュのほかに プライオリティモードを設定した領域の数に応じてキャッシュ容量を増設することを推奨します 詳細は Performance Manager ユーザガイド (Performance Monitor, Cache Residency Manager) のプライオリティモードについての記載を参照してください (iv) Compatible XRC を適用する場合 CLPR に Compatible XRC を適用する場合 サイドファイルと呼ぶ管理情報のためのキャッシュ容量が必要です そのため (i) から (iii) で算出した推奨キャッシュ容量に Compatible XRC の スリープ待ちしきい値 を考慮した数値よりも多くのキャッシュ容量を搭載することを推奨します 推奨キャッシュ容量は 次の計算式で算出してください 推奨キャッシュ容量 (((i) から (iii) で算出した推奨キャッシュ容量 ) 100 (100-( スリープ待ちしきい値 )) (v) Universal Volume Manager のみを適用する場合作成する CLPR の構成が下記の条件を満たす場合は 以下の表に示す推奨キャッシュ容量を適用できます 外部ボリュームのみを使用した CLPR である データの転送速度は重視しない マッピングされたボリュームのキャッシュモードが Disable である オープンシステム用のボリュームだけを使用した CLPR である 表 2-3 : Universal Volume Manager のみを適用する場合 Universal Volume Manager のみを適用する CLPR の外部ボリューム合計容量 プロセッサブレード数 CLPR 単位の推奨キャッシュ容量 128,000GB 未満 2 または 4 4GB 6 または 8 8GB 128,000GB 以上 2 または 4 8GB 6 または 8 16GB なお ストレージシステムにキャッシュメモリを増設する場合は 標準モデルまたは高性能モデルのどちらかの実装方式で増設されます ストレージシステムに増設部キャッシュボードがある場合 キャッシュメモリが高性能モデルで増設されている必要があります キャッシュメモリの増設の詳細については 問い合わせ先にご連絡ください 2.2 Virtual Partition Manager 操作上の留意事項 Virtual Partition Manager を操作するときの留意事項を 次に記します CLPR の定義を追加または変更すると 数時間またはそれ以上時間が掛かるのでご注意ください CLPR を利用する場合 以下の操作は実行しないでください 複数の CLPR にわたる LUSE の設定 複数の CLPR にわたる ShadowImage の Quick Restore 複数の CLPR にわたる Volume Migration の手動移動 16 Virtual Partition Manager の操作の準備

17 LUSE を複数の CLPR にわたって強制的に設定した場合は 設定した CLPR に属しているボリュー ムが TrueCopy ペアまたは TrueCopy for Mainframe ペアのボリュームとして使用できなくなり ます Cache Residency Manager のキャッシュ領域が定義された LDEV を含むパリティグループは 別の CLPR に移動できません Universal Replicator のデータボリュームとジャーナルボリュームは それぞれ異なる CLPR に属するボリュームを定義できます 同じジャーナルのジャーナルボリュームはすべて同じ CLPR に定義されている必要があります Cache Residency Manager のキャッシュ領域が定義された CLPR のキャッシュ容量を減らす場合 Cache Residency Manager のバインドモードまたはプライオリティモードの設定を取り消し てから CLPR のキャッシュ容量変更を実施し 完了後に Cache Residency Manager のバインド モードまたはプライオリティモードを再設定してください CLPR 番号には デフォルトで CLPR 名称が設定されています これらの CLPR 名称は それぞれの CLPR 番号で予約されているため 他の CLPR 番号には変更できません 例えば CLPR 番号が 1 の場合 CLPR 名称を CLPR2 に設定することはできません ストレージシステムに予約され ている CLPR 名称を次の表に示します 表 2-4 : ストレージシステムに予約されている CLPR 名称 CLPR 番号 CLPR 名称 CLPR 番号 CLPR 名称 CLPR 番号 CLPR 名称 CLPR 番号 CLPR 名称 0 CLPR0 8 CLPR8 16 CLPR16 24 CLPR24 1 CLPR1 9 CLPR9 17 CLPR17 25 CLPR25 2 CLPR2 10 CLPR10 18 CLPR18 26 CLPR26 3 CLPR3 11 CLPR11 19 CLPR19 27 CLPR27 4 CLPR4 12 CLPR12 20 CLPR20 28 CLPR28 5 CLPR5 13 CLPR13 21 CLPR21 29 CLPR29 6 CLPR6 14 CLPR14 22 CLPR22 30 CLPR30 7 CLPR7 15 CLPR15 23 CLPR23 31 CLPR31 Virtual Partition Manager の操作の準備 17

18 18 Virtual Partition Manager の操作の準備

19 3 Virtual Partition Manager の操作 ここでは Virtual Partition Manager の操作方法について説明します r 3.1 Virtual Partition Manager 操作の流れ r 3.2 CLPR の操作 Virtual Partition Manager の操作 19

20 3.1 Virtual Partition Manager 操作の流れ キャッシュを論理的に分割する場合の操作の流れを次に示します 1. CLPR を作成する 2. CLPR 内のパリティーグループを移動する 不要になった CLPR は削除できます CLPR を削除する場合の操作の流れを次に示します 1. CLPR 内のパリティーグループを移動する 2. CLPR を削除する 3.2 CLPR の操作 CLPR を作成する CLPR を1つも作成していない状態では キャッシュ全体は CLPR0 で表示され CLPR を作成すると CLPR1 が追加されます CLPR は続けて CLPR31 まで作成できます CLPR を作成する場合 キャッシユ容量の初期値は 4 ギガバイトです CLPR は CLPR0( キャッシュ全体 ) から必要な容量を割り当てて作成します また Cache Residency を使用している場合 CLPR0 のキャッシュ容量から Cache Residency 容量を引いた残りのキャッシュ容量は 8 ギガバイト以上必要です CLPR を作成する手順を次に示します 1. [ 設定 ]-[ 環境設定管理 ]-[Partition Definition...] を選択し [Partition Definition] 画面を表示します 2. をクリックして Modify モードに変更します 3. [Partition Definition] 画面のツリーから CLPR を選択し 右クリックします ポップアップメニューが表示されます 4. ポップアップメニューの [CLPR 作成 ] をクリックします リストに 新しく作成した CLPR が追加されます 5. ツリーの CLPR をダブルクリックしてすべての CLPR を表示させます 6. ツリーから新しく作成した CLPR を選択します [Partition Definition] 画面の [CLPR 詳細 ] 領域に選択した CLPR の詳細が表示されます 20 Virtual Partition Manager の操作

21 7. 必要に応じて CLPR の詳細を変更します [CLPR 名称 ]:CLPR の名称を変更する場合は 16 文字までの英数字が使用できます ただし ストレージシステムに予約されている CLPR 名称に変更することはできません 詳細については 2.2 Virtual Partition Manager 操作上の留意事項を参照してください [ キャッシュ容量 ]:CLPR のキャッシュ容量を表示し 4 ギガバイト以上の値を選択できます 最大値は 508 ギガバイト ( ストレージシステムのキャッシュ容量から 4 ギガバイトを差し引いた値 ) です デフォルトは 4 ギガバイトで 2 ギガバイト単位で容量を増やすことができます [Cache Residency 容量 ]:Cache Residency キャッシュの容量を表示し 0 ギガバイト以上の値を選択できます 最大値は 504 ギガバイト ( ストレージシステムの Cache Residency 容量 ) です デフォルトは 0 ギガバイトで 0.5 ギガバイト単位で容量を増やすことができます [Cache Residency 領域数 ]:Cache Residency キャッシュの個数を表示し 0 から の範囲で個数を入力できます デフォルトは 0 です 8. [ 適用 ] ボタンをクリックします [ 適用 ] ボタンの左側にプログレスバーが表示されます この時点では まだ CLPR にパリティグループが割り当てられていません CLPR にパリティグループを割り当てるには 他の CLPR( 通常は CLPR0) からパリティグループを移動する必要があります パリティグループの移動方法については 次を参照してください また 作成済みの CLPR の詳細設定を変更する場合は 6. から 8. までの手順を繰り返します Virtual Partition Manager の操作 21

22 3.2.2 CLPR 内のパリティグループを移動する キャッシュを分割するために CLPR0 から作成した CLPR にパリティグループを移動します 割り当てられているキャッシュの比率を変えたい場合は 他の CLPR からパリティグループを移動します ただし 分散パリティグループを構成している複数のパリティグループは 同一 CLPR に所属させる必要があります なお Cache Residency のキャッシュ領域が定義された LDEV を含むパリティグループは 別の CLPR に移動できません パリティグループを別の CLPR に移動する手順を次に示します 1. [ 設定 ]-[ 環境設定管理 ]-[Partition Definition...] を選択し [Partition Definition] 画面を表示します 2. をクリックして Modify モードに変更します 3. [Partition Definition] 画面のツリーで CLPR をダブルクリックします ツリーに CLPR 番号が表示されます 4. ツリーから CLPR を選択します 選択した CLPR の CLPR リソースリストが表示されます 留意事項 :[Partition Definition] 画面の右上部にある [CU 選択 ] ボタンを使って 設定する CU を特定できます 設定する CU を特定する手順を次に示します a. [Partition Definition] 画面の右上部にある [CU 選択 ] ボタンをクリックします [CU 選択 ] 画面が表示されます b. [CU 指定 ] ラジオボタンまたは [ 未定義 ] ラジオボタンをクリックします [ 未定義 ] ラジオボタンをクリックした場合は 手順 d) に進みます c. [LDKC:] ドロップダウンリストから LDKC を [CU:] ドロップダウンリストから CU をそれぞれ選択します d. [ 設定 ] ボタンをクリックします CLPR リソースリストに選択した CU の情報だけが表示されます 5. CLPR リソースリストから 移動したいパリティグループを選択し 右クリックします パリティグループは 複数選択できます ポップアップメニューが表示されます 6. ポップアップメニューの [ 切り取り ] をクリックします 7. 移動先の CLPR をツリーから選択し 右クリックします ポップアップメニューが表示されます 8. ポップアップメニューから [ リソース貼り付け ] を選択します 選択したパリティグループが CLPR リソースリストに追加されます 9. [ 適用 ] ボタンをクリックします [ 適用 ] ボタンの左側にプログレスバーが表示されます 22 Virtual Partition Manager の操作

23 3.2.3 CLPR を削除する CLPR を削除する手順を次に示します ただし CLPR0 は削除できません 1. [ 設定 ]-[ 環境設定管理 ]-[Partition Definition...] を選択し [Partition Definition] 画面を表示します 2. をクリックして Modify モードに変更します 3. [Partition Definition] 画面のツリーから削除する CLPR を選択し 右クリックします ポップアップメニューが表示されます 4. ポップアップメニューの [CLPR 削除 ] をクリックします 選択した CLPR がツリーから削除されます 5. [ 適用 ] ボタンをクリックします [ 適用 ] ボタンの左側にプログレスバーが表示されます Virtual Partition Manager の操作 23

24 24 Virtual Partition Manager の操作

25 4 トラブルシューティング ここでは トラブルシューティングについて説明します r 4.1 Virtual Partition Manager のトラブルシューティング r 4.2 エラーメッセージを確認する r 4.3 お問い合わせ先 トラブルシューティング 25

26 4.1 Virtual Partition Manager のトラブルシューティング 次の表に Virtual Partition Manager の一般的なエラーと対策を示します 表 4-1 : Virtual Partition Manager のエラーと対策 エラー CLPR の名称 CLPR の名称を変更できない パリティグループ CLPR 内のパリティグループを 他の CLPR に移動できない 対策 複数の CLPR に同じ名称をつけることはできません 入力した CLPR 名称はすでに使われているか またはスト レージシステムに予約されています 別の名称を入力してください ストレージシステムに予約されている CLPR 名称について は 2.2 節を参照してください CLPR 内のパリティグループを他の CLPR に移動できない場 合は 次の作業を実行してください 指定したパリティグループは 他のパリティグループと連結されています 連結パリティグループを構成 しているパリティグループは 同一 CLPR に所属させる 必要があります 連結パリティグループを構成してい るすべてのパリティグループを指定してください CLPR を新規に作成するときは 一度 [ 適用 ] ボタンをクリックしないとパリティグループを割り当てられま せん 今の状態のままで [ 適用 ] ボタンをクリックし てからパリティグループを移動してください 4.2 エラーメッセージを確認する [ 適用 ] ボタンで設定を適用した結果 設定に矛盾がある場合 エラーメッセージが表示されます エラーメッセージを確認して [OK] または [ 取消 ] ボタンをクリックし メッセージを閉じた後も 最新のエラーメッセージは 再表示させることができます エラーメッセージを再表示させる手順を次に示します 1. ツリーから CLPR を選択し 右クリックします ポップアップメニューが表示されます 2. ポップアップメニューの [ エラー詳細 ] をクリックします メッセージ画面が表示されます 3. メッセージ画面の [OK] ボタンをクリックします 4.3 お問い合わせ先 保守契約をされているお客様は サポートサービス利用ガイドに記載されている次の連絡先にお問 い合わせください 日立ソリューションサポートセンタ (HSSC) 保守契約をされていないお客様は 担当営業窓口にお問い合わせください 26 トラブルシューティング

27 A Virtual Partition Manager GUI リファレンス ここでは Virtual Partition Manager を操作するために必要な [Partition Definition] 画面について説明します r A.1 [Partition Definition] 画面 ( 初期画面 ) r A.2 [Partition Definition] 画面 ( すべての CLPR を表示する ) r A.3 [Partition Definition] 画面 (CLPR の詳細を表示する ) r A.4 [CU 選択 ] 画面 Virtual Partition Manager GUI リファレンス 27

28 A.1 [Partition Definition] 画面 ( 初期画面 ) Virtual Partition Manager を起動すると [Partition Definition] 画面が表示されます [Partition Definition] 画面には ツリーとリソースリストが表示されます [Storage System] を選択した場合 [Partition Definition] 画面に表示される項目は次のとおりです 項目 説明 ツリー CLPR 全体を表すアイコン ( ) が表示されます Storage System リソースリスト適用取消 ストレージシステム内のリソースが表示されます [No.]: 行番号が表示されます [ 項目 ]: 資源の種類 この欄には必ず Storage Partition と表示されます [ キャッシュ (CLPR 数 )]: ストレージシステムが保有するキャッシュの容量と CLPR の個数 [ リソース数 ]: ストレージシステムが保有するパリティグループの個数 入力または選択した名称や数値を適用します 入力または選択した名称や数値の適用を中止し 設定内容を初期状態に戻します 28 Virtual Partition Manager GUI リファレンス

29 A.2 [Partition Definition] 画面 ( すべての CLPR を表示する ) [Partition Definition] 画面を開くと ツリーとリソースリストが表示されます CLPR を選択した場合 [Partition Definition] 画面に表示される項目は次のとおりです 項目 説明 ツリー ストレージシステム内の CLPR を表示します CLPR を示すアイコン ( 右側に CLPR 番号と名称が それぞれ表示されます ) の CLPR リソースリスト 適用 取消 CLPR の情報が表示されます [No.]: 行番号が表示されます [ 資源種別 ]:CLPR の資源の種類 この欄には必ず Cache Partition と表示されます [ 名称 ]:CLPR の名称 CLPR 番号と CLPR 名称が表示されます [ プロパティ ]:CLPR の容量とリソース数が表示されます 編集状態 : リストの右端には CLPR の編集状態が表示されます CLPR が新規に追加された場合は [ 作成 ] が 削除された場合は [ 削除 ] が表示されます 入力または選択した名称や数値を適用します 入力または選択した名称や数値の適用を中止し 設定内容を初期状態に戻します Virtual Partition Manager GUI リファレンス 29

30 A.3 [Partition Definition] 画面 (CLPR の詳細を表示する ) Storage Navigator メイン画面から [Partition Definition] 画面を開くと ツリーとリソースリストが表示されます ツリーから CLPR を選択すると [Partition Definition] 画面には選択した CLPR の情報が表示されます CLPR には パリティグループまたは外部ボリュームグループ 仮想ボリューム キャッシュ容量 Cache Residency 容量 Cache Residency 領域数を定義します CLPR を選択した場合 [Partition Definition] 画面に表示される項目は次のとおりです 項目 説明 CU: CU 選択 ツリー 選択されている CU 番号を表示します [CU 選択 ] 画面を表示できます ストレージシステム内の CLPR を表示します CLPR を示すアイコン ( 右側に CLPR 番号と名称が それぞれ表示されます ) の 30 Virtual Partition Manager GUI リファレンス

31 項目 CLPR リソースリスト 説明指定した CLPR の情報を表示します [No.]: 行番号が表示されます [ 資源種別 ]:CLPR の資源の種類 この欄には Parity Group または V-VOL と表示されます [ アドレス ]: リソースのアドレスが表示されます アドレスに表示されるアルファベットには 次の意味があります E: 外部ボリューム用のパリティグループです M: マイグレーションボリューム用のパリティグループです V:Copy-on-Write Snapshot 用の仮想ボリュームです X:Dynamic Provisioning 用の仮想ボリュームです パリティグループが "1-1(Couple)" のように表示された場合 パリティグループ 1-1 は他のパリティグループを連結した 先頭のパリティグループであることを示しています パリティグループが "1-2(1-1)" のように表示された場合 パリティグループ 1-2 は他のパリティグループに連結されており 先頭のパリティグループが 1-1 であることを示しています [ プロパティ ]:VSP の内部ボリュームのパリティグループの場合は パリティグループの容量と RAID 構成が表示されます 外部ボリューム用のパリティグループの場合は 外部ボリュームの容量が表示され RAID 構成は表示されません 仮想ボリュームの場合は LDEV( 論理デバイス ) の容量が表示され RAID 構成は表示されません [Emulation]: リソースのエミュレーションタイプが表示されます Virtual Partition Manager GUI リファレンス 31

32 項目 CLPR 詳細 ( ストレージシステム全体 ) 適用取消 説明ツリーで指定した CLPR の設定が表示され 設定内容を変更することができます [CLPR 名 ]:CLPR の名称を変更する場合は 16 文字までの英数字が使用できま す [ キャッシュ容量 ]:CLPR のキャッシュ容量を表示し 4 ギガバイト以上の値 を選択できます 最大値は 508 ギガバイト ( ストレージシステムのキャッシュ容量から 4 ギガバイトを差し引いた値 ) です デフォルトは 4 ギガバイトで 2 ギガバイト単位で容量を増やすことができます [Cache Residency 容量 ]:Cache Residency キャッシュの容量を表示し 0 ギ ガバイト以上の値を選択できます 最大値は 504 ギガバイト ( ストレージシステムの Cache Residency 容量 ) です デフォルトは 0 ギガバイトで 0.5 ギガバイト単位で容量を増やすことができます 選択した CLPR に Cache Residency Manager プログラムプロダクトを使用して Cache Residency がすでに定義されている場合は Cache Residency 容量をすでに定義されている Cache Residency キャッシュの容量より少なく設定すると エラーとなります 設定値を変更する前に Cache Residency Manager の画面で 選択した CLPR に設定されている Cache Residency の使用容量を確認してください [Cache Residency 領域数 ]:Cache Residency キャッシュの個数を表示し 0 から の範囲で個数を入力できます デフォルトは 0 です 選択した CLPR に Cache Residency Manager プログラムプロダクトを使用して Cache Residency がすでに定義されている場合は Cache Residency キャッシュの領域数をすでに定義されている Cache Residency キャッシュの領域数より少なく設定すると エラーとなります 設定値を変更する前に Cache Residency Manager の画面で 選択した CLPR に設定されている Cache Residency キャッシュの使用領域数を確認してください CLPR0 は 容量を直接変更することはできません ただし 他の CLPR の容量が変更された場合は その変更分が CLPR0 の容量に反映されます キャッシュ容量 Cache Residency 容量 Cache Residency 領域数のそれぞれの上限値については 使用可能最大容量 ( 実装値から他の CLPR の総使用量を控除したもの ) が表示されます キャッシュ容量から Cache Residency 容量を引いた残りの容量は 4 ギガバイト以上必要です キャッシュ容量 Cache Residency 容量を変更した場合は キャッシュ容量から Cache Residency 容量を引いた残りの容量が CLPR0 に 4 ギガバイト以上あることを確認してください Cache Residency の詳細については Performance Manager ユーザガイド (Performance Monitor, Server Priority Manager, Cache Residency Manager) を参照してください 入力または選択した名称や数値を適用します 入力または選択した名称や数値の適用を中止し 設定内容を初期状態に戻します A.4 [CU 選択 ] 画面 CLPR 内のパリティグループを移動する場合 [CU 選択 ] 画面で設定する CU を特定できます [CU 選 択 ] ボタンをクリックして [CU 選択 ] 画面を開きます 32 Virtual Partition Manager GUI リファレンス

33 項目 説明 全 CU CU 指定未定義設定取消 すべての CU のリソースを CLPR リソースリストに表示できます 指定した CU に関連づけられているリソースだけを CLPR リソースリストに表示できます [LDKC:]:LDKC を選択できます [CU:]:CU を選択できます どの CU にも関連づけられていないリソースだけを CLPR リソースリストに表示できます [CU 選択 ] 画面で指定した内容を適用して 画面を閉じます [CU 選択 ] 画面で指定した内容を取り消して 画面を閉じます Virtual Partition Manager GUI リファレンス 33

34 34 Virtual Partition Manager GUI リファレンス

35 用語解説 用語の詳細を説明します C CLPR (Cache Logical Partition) キャッシュメモリを論理的に分割することによって作成されるパーティション ( 区画 ) です CU (Control Unit( コントロールユニット ) ) 主に磁気ディスク制御装置を指します L LDEV (Logical Device( 論理デバイス )) RAID 技術では冗長性を高めるため 複数のハードディスクドライブ (HDD) に分散してデータを保存します この 複数 HDD にまたがったデータ保存領域を論理デバイスまたは LDEV と呼びます ストレージ内の LDEV は LDKC 番 号 CU 番号 LDEV 番号の組み合わせで区別します LDEV に任意の名前をつけることもできます このマニュアルでは LDEV( 論理デバイス ) を論理ボリュームまたはボリュームと呼ぶことがあります LDEV 名 LDEV 作成時に LDEV に付けるニックネームです 後から LDEV 名の変更もできます LDKC (Logical Disk Controller) ストレージシステムは CU を 255 個ずつのグループに分けて制御します このグループを LDKC または論理 DKC と 呼びます 各 CU は 255 個の LDEV を管理しています R RAID (Redundant Array of Independent Disks) 独立したディスクを冗長的に配列して管理する技術です 用語解説 35

36 V VDEV (Virtual Device) IBM 用語です DASD の仮想アドレスを意味します z/vm 独自の管理方法に基づく概念のため VSP において対応 する概念はありません VSP における VDEV とは別の概念です え エミュレーションあるハードウェアまたはソフトウェアのシステムが 他のハードウェアまたはソフトウェアのシステムと同じ動 作をすること ( または同等に見えるようにすること ) です 一般的には 過去に蓄積されたソフトウェアの資産 を役立てるためにエミュレーションの技術が使われます か 外部ボリューム VSP のボリュームとしてマッピングされた 外部ストレージシステム内のボリュームです 外部ボリュームグループマッピングされた外部ボリュームのグループです 外部ボリュームをマッピングするときに ユーザが外部ボ リュームを任意の外部ボリュームグループに登録します 外部ボリュームグループは 外部ボリュームを管理しやすくするためのグループで パリティ情報は含みません が 管理上はパリティグループと同じように取り扱います 仮想 VOL 仮想ボリューム実体を持たない 仮想的なボリュームです Dynamic Provisioning または Dynamic Provisioning for Mainframe で使用する仮想 VOL を DP-VOL ともいいます Copy-on-Write Snapshot では 仮想 VOL をセカンダリボリューム ( 副 VOL) として使用します き キャッシュチャネルとドライブの間にあるメモリです 中間バッファとしての役割があります キャッシュメモリとほぼ同 義です し ジャーナルボリューム Universal Replicator と Universal Replicator for Mainframe の用語で 正 VOL から副 VOL にコピーするデータ を一時的に格納しておくためのボリュームのことです ジャーナルボリュームには 正 VOL と関連付けられてい る正ジャーナルボリューム および副 VOL と関連付けられている副ジャーナルボリュームとがあります な 内部ボリューム VSP 側で管理するボリュームを指します 36 用語解説

37 は パリティグループ同じ容量を持ち 1 つのデータグループとして扱われる一連のハードディスクドライブを指します パリティグ ループには ユーザデータとパリティ情報の両方が格納されているため そのグループ内の 1 つまたは複数のド ライブが利用できない場合にも ユーザデータにはアクセスできます 場合によっては パリティグループを RAID グループ ECC グループ またはディスクアレイグループと呼ぶこと があります ふ ブロックボリューム容量の単位の一種です 1 ブロックは 512 バイトです 分散パリティグループ複数のパリティグループを連結させた集合体です 分散パリティグループを利用すると ボリュームが複数のド ライブにまたがるようになるので データのアクセス ( 特にシーケンシャルアクセス ) にかかる時間が短縮され ます り リソースグループストレージシステムのリソースを割り当てたグループを指します リソースグループに割り当てられるリソース は LDEV 番号 パリティグループ 外部ボリューム ポートおよびホストグループ番号です 用語解説 37

38 38 用語解説

39 索引 C CLPR 10 CLPR 内のパリティグループを移動する 22 CLPR を削除する 23 CLPR を作成する 20 は パリティグループ 10 P [Partition Definition] 画面 CLPR の詳細を表示する 30 初期画面 28 すべての CLPR を表示する 29 V Virtual Partition Manager 操作の流れ 20 え エラーメッセージを確認する 26 か 概要 9 き キャッシュ分割機能 10 と トラブルシューティング 25 39

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