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1 富士市立図書館 資料収集方針 選書基準 ( 平成 25 年 10 月 1 日作成 ) 富士市立図書館 中央図書館今泉分室田子浦分室大淵分室富士川分室でごいち文庫西図書館東図書館富士文庫

2 富士市立図書館資料収集方針 選書基準目次 1. 富士市立図書館資料収集方針 一般図書選書基準 参考資料選書基準 郷土資料選書基準 児童図書選書基準 ヤングアダルト資料選書基準 視聴覚資料選書基準 逐次刊行物選書基準 複製絵画選書基準 障害者サービス資料選書基準 ビジネス支援資料選書基準 多文化資料選書基準 その他 13-1

3 1. 資料収集方針 1. 資料収集方針 (1) 目的この方針は 富士市立図書館条例に規定する事業を 十分かつ円滑に運営するため 資料の収集に関して必要な事項を定める (2) 基本方針ア. 公共図書館の役割を踏まえ 市民各層の要求に十分配慮して 広く市民の文化 教養 調査 研究 レクリエーション等に資する資料を収集する イ. 時事に応じて 市民や地域が課題解決をするために必要な資料を 種類 量を考慮し 迅速に確保する ウ. 収集に当たっては 著者の思想的 宗教的 党派的立場にとらわれることなく それぞれの観点に立った資料を広く収集する (3) 各館の収集方針ア. 中央図書館基本方針に則り 一般図書 児童図書 郷土資料 参考図書などの資料を網羅的に収集する また 富士市立図書館全体の拠点館として 資料の収集 保存に努める イ. 地域館入門書 実用書 読み物 児童書のほか 一般的なレファレンスに応えられるよう 基本的参考資料を収集する また 富士市立図書館全体として 多様な資料が提供できるよう 計画的に分担収集する ウ. 分室限られたスペースの中で 利用者の要求に応えるため 入門書 実用書 読み物 児童書を中心に収集する (4) 収集する資料の種類ア. 図書 ( 一般図書 参考資料 郷土資料 児童図書 YA 資料 ビジネス支援資料 多文化資料 ) イ. 逐次刊行物 ( 新聞 雑誌 その他 ) ウ. 視聴覚資料エ. 障害者資料 ( 点字資料 録音図書 大活字本 ) オ. データベースカ. その他 ( 複製絵画等 ) (5) 収集する資料の範囲資料は 国内で刊行されている資料を中心に 各分野にわたり広く収集する (6) 収集上の留意点 1-1

4 1. 資料収集方針ア. 市民の要求に対応して 入門書 概説書 研究書のそれぞれの資料を選択するが 極めて高度で専門的な資料は 原則として収集しない イ. 市民や時代のニーズに応え得る新刊書等の資料を意図的に収集していくが 収集漏れや除籍資料の補充 再販 復刻版の収集など 各分野で評価の高い資料の収集 補充に努める ウ. 多様な対立する意見のある分野の資料は それぞれの観点に立った資料を幅広く収集し 収集範囲が偏らないようにする エ. 郷土に関する資料 とりわけ富士市にかかわる資料は意図的 網羅的に収集する オ. 学校教育での学習に利用される学習参考書の類や各種試験の問題集は 収集の範囲に含めない カ. 図書館の自由に関する宣言 を考慮して 資料収集に努める (7) 資料選定の方法と決定資料の選定は 資料収集方針に則り 各部門ごと担当職員が選定し 選書担当者の会議を経たのち 図書館長が決定する (8) その他図書館資料の収集方針の改訂は 各館 各分野の選書担当者で構成する担当者会議で検討し 運営委員会で決定する 1-2

5 2. 一般図書選書基準 2. 一般図書選書基準ここでは資料収集方針を受け 図書館が 一般利用者 とする利用者 (12 才以下の児童 幼児を除く利用者 ) を対象とした図書資料の選書基準を示す 各分野の選書の考え方を 日本十進分類法新訂 9 版 の主題配列にしたがい記述する 原則として綱目表 (2 次区分表 ) の主題配列ごと記述するが 特筆すべき要目についてはその都度記述する ( 参考資料 郷土資料に分類する資料については 別項に記述する ) 第 2 次区分表 ( 綱目表 ) 00 総記 01 図書館. 図書館学 02 図書. 書誌学 03 百科事典 04 一般論文集. 一般講演集 05 逐次刊行物 06 団体 07 ジャーナリズム. 新聞 08 叢書. 全集. 選集 09 貴重書. 郷土資料. その他の特別 20 歴史 21 日本史 22 アジア史. 東洋史 23 ヨーロッパ史. 西洋史 24 アフリカ史 25 北アメリカ史 26 南アメリカ史 27 オセアニア史. 南極地方史 28 伝記 29 地理. 地誌. 紀行 コレクション 10 哲学 11 哲学各論 12 東洋思想 13 西洋哲学 14 心理学 15 倫理学. 道徳 16 宗教 17 神道 18 仏教 19 キリスト教 30 社会科学 31 政治 32 法律 33 経済 34 財政 35 統計 36 社会 37 教育 38 風俗習慣. 民俗学. 民族学 39 国防. 軍事 2-1

6 2. 一般図書選書基準 40 自然科学 41 数学 42 物理学 43 化学 44 天文学. 宇宙科学 45 地球科学. 地学 46 生物科学. 一般生物学 47 植物学 48 動物学 49 医学. 薬学 70 芸術. 美術 71 彫刻 72 絵画. 書道 73 版画 74 写真. 印刷 75 工芸 76 音楽. 舞踊 77 演劇. 映画 78 スポーツ. 体育 79 諸芸. 娯楽 50 技術. 工学 51 建設工学. 土木工学 52 建築学 53 機械工学. 原子力工学 54 電気工学. 電子工学 55 海洋工学. 船舶工学. 兵器 56 金属工学. 鉱山工学 57 化学工業 58 製造工業 59 家政学. 生活科学 80 言語 81 日本語 82 中国語. その他の東洋の諸言語 83 英語 84 ドイツ語 85 フランス語 86 スペイン語 87 イタリア語 88 ロシア語 89 その他の諸言語 60 産業 61 農業 62 園芸 63 蚕糸業 64 畜産業. 獣医学 65 林業 66 水産業 67 商業 68 運輸. 交通 69 通信事業 90 文学 91 日本文学 92 中国文学. その他の東洋文学 93 英米文学 94 ドイツ文学 95 フランス文学 96 スペイン文学 97 イタリア文学 98 ロシア ソヴィエト文学 99 その他の諸文学 2-2

7 2. 一般図書選書基準 一般図書内容レベルについて 分野別選書基準のなかで記述される図書のタイプ ( 入門書 専門書など ) については 以下のように定義している 基本図書絶えず読み継がれるような永続性のある 評価の定まった性質のもので 各図書館が共通に保有しているような標準的 最大公約数的 基本的な図書 部門や分野別にみれば それぞれの部門でまず備えておくべき図書群であり 辞書 百科事典 年鑑 統計 人名 地名辞典 地図 図鑑などの参考図書を含めた図書館蔵書のベースになるような図書をいう 入門書本来専門性の高い主題を一般読者のために通俗的にいた図書 概説書その主題の全般的知識を筋道立てて解説する図書で その主題について予備知識を持たない読者にも理解できるように書かれている図書 実用書日常生活に役立つ知識や情報を提供する図書 一般向けに書かれた比較的専門的な技術書や辞 ( 事 ) 典 ハンドブックなどの参考図書も含まれる 専門書各分野の専門家向けの実用書 ( 概説書 解説書 技術書 技法書 規格書 ハンドブックなど ) と それらと同程度の内容をもつ図書 学術書 研究書研究者が新しい理論を追及して研究した結果をまとめた図書 参考 図書館ハンドブック第 5 版 日本図書館協会 蔵書構成と図書選択新版 日本図書館協会 2-3

8 2. 一般図書選書基準 分野別選書基準 総記 (0 類 ) ( 図書館, 書誌学, 百科事典, 逐次刊行物, 叢書 ) 情報科学(~007) 最新の情報が要求される分野であるので 情報処理技術の動向と新刊情報を把握して 常に最新の資料を提供できるようにする コンピュータの基礎から 業界の動向 データベース セキュリティ コンピュータソフトウエアの利用法まで 幅広く収集する 特に ソフトウェアに関しては 市販のすべてのソフトウェアについて 基本的な利用法について書かれた資料を収集する 図書館(010) 図書館に関する資料は 図書館職員の業務 研究 研修のための利用や図書館学を学ぶ学生などの利用を想定して専門的な資料まで積極的に収集する また 図書の利用を促す読書案内や読書の仕方についての著作も幅広く収集する 図書. 書誌学 (020) 図書 編集 出版 著作権について 歴史 現状 諸問題などが把握できるように資料を収集する 百科事典(030) 参考資料扱いとする ( 参考資料収集方針参照 ) 雑著(049) 雑著とは どの主題にも分類できない著作である したがって内容が多岐にわたるため 雑著に分類される著作は次のものを中心に収集する 雑誌 新聞などに連載されていたコラムなどを単行本化したもの 日常生活の疑問に答える雑学本で信頼性があるもの 時代や世相を反映するもの 逐次刊行物(050) ここでは 雑誌 逐次刊行物について記述した資料を収集する 各種雑誌 逐次刊行物の収集は一般図書とは別に収集する ( 逐次刊行物選書基準参照 ) 一般年鑑(059) 2-4

9 2. 一般図書選書基準 参考資料扱いとする ( 参考資料収集方針参照 ) 博物館(069) 博物館と図書館は 社会教育施設として密接な関係にあるので 資料の保存法や展示法など図書館とも関連する資料は積極的に収集する 博物館案内は 幅広く収集する 出版情報に載らない各博物館の収蔵品目録や図録などは収集の範囲に含めないが 出版者の寄贈などで入手可能な場合は資料として受け入れる 富士市立博物館や県内の博物館に関する資料は郷土資料として収集する ジャーナリズム. 新聞 (070) 思想 理論 媒体に偏りがないように資料を収集する また マスコミ事情や新聞製作についての資料を幅広く収集する 叢書. 全集 (080) 出版界で高い評価をうけている叢書 選集 全集を収集する また実績や信用のある著作者 思想家の個人全集 個人選集を収集する 特定主題に分類できる叢書 全集や単行本として分類できる選集は その主題のもとで収集する 2-5

10 2. 一般図書選書基準 哲学 (1 類 ) ( 哲学, 心理学, 倫理学, 宗教 ) 哲学(100) 哲学理論 哲学史についての入門書 概説書を収集する 東洋思想(120) 日本思想 中国思想 インド哲学 イスラム哲学について 代表的な思想家 主要な著作を収集する 分野を代表する全集 叢書のほか 単行本も発行に留意して収集する 日本思想については 近代 現代の思想家の著作を主に収集する 西洋哲学(130) 各国の哲学 哲学史上代表的な哲学者 主要な著作を収集する 現代の社会や経済との関わりが深く研究が盛んな分野であるので 原典 入門書 研究書を体系的に収集する 心理学(140) カウンセリングや心理療法に関する資料は 心に悩みを持つ人や それらの人を支える人々の助けとなるよう 入門書 概説書 研究書を体系的に収集する 〇超心理学. 心霊研究科学的な内容のものを中心に収集する 〇占い風水や陰陽道 九星術など 古来の風習に根付いているので 幅広く収集する 特に姓名判断等の資料については より新しい資料を提供できるよう留意する 倫理学. 道徳 (150) 倫理学. 道徳の各要目の分野について入門書 概説書を中心に収集する 〇人生訓. 教訓処世法 自己啓発 名言など 暮しや仕事をよりよくするヒントとなるような資料を幅広く収集する 宗教(160) 宗教哲学 宗教史などの宗教学について 入門書 概説書 研究書を体系的に収集する 2-6

11 2. 一般図書選書基準各宗教 各宗派についての資料も収集する 収集にあたっては その宗教 宗派の主観的立場 反対の立場 客観的立場の資料をそれぞれバランスよく蔵書構成できるよう留意する 一般の出版情報に載らない各宗教 宗派の発行物は収集の範囲に含めない 神道(170) 入門書 概説書 研究書を体系的に収集する 特に神社 祭祀については 日常の生活との関わりが深いので幅広く収集する 仏教(180) 入門書 概説書 研究書を体系的に収集する 各教典についは 原典と解説書を揃えられるように留意する 特に寺院 仏会 ( 仏事 作法 巡礼 ) や仏教各宗については日常の生活との関わりが深いので幅広く収集する キリスト教(190) 教義 教史 聖書 各教派などについて 入門書 概説書 研究書を体系的に収集する 世界史 西洋哲学 西洋美術との関わりが深いので これらの分野の資料とのつながりに留意して収集する 2-7

12 2. 一般図書選書基準 歴史 (2 類 ) ( 歴史, 伝記, 地理, 紀行 ) 歴史 歴史学(200) 歴史を学ぶにあたって必要な 基礎となる資料で 信頼性の高いものを収集する 特に 古文書学の資料については充実できるようにする 日本史(210) 入門書 概説書 研究書を体系的に収集する 過去のできごとは現在に繋がっており その解釈によっては現在 未来にも影響するので 史料 通史 古代史から現代史まで多様なレベル 観点のものを収集する 特に 近代史 現代史の資料については 世界史や平和教育との関わりに留意して収集する 〇地方史各都道府県史の概説書は体系的に収集する 歴史的伝統のある地域 現代的課題のある地域 有名観光地などの資料を中心に収集する 静岡県内各地域の歴史資料は郷土資料として収集する ( 郷土資料選書基準参照 ) 静岡県外の官公庁が発行する県史 市町村史などの資料は 原則として収集しない 但し 寄贈などで入手した場合は 資料として受け入れる 世界各国史(220~279) 世界各国の資料が多くそろえられるよう積極的に収集する 出版点数が少ない国については 出版情報を見落とさないように留意する 特にアジア諸国については 日本史や現在の日本経済との関わりが深いので 幅広く収集する 伝記(280) 日本及び世界各国の著名な人物だけでなく 様々な分野で活躍した人を幅広く収集する 伝記は自伝と第三者が著作のものとでは被伝者の評価が異なるので それぞれバランスよく蔵書構成できるよう留意する 哲学者 宗教家 芸術家 スポーツマン及び文学者の伝記は その思想 作品などと不可分の関係にあるので それぞれの主題のもとで収集する 地理. 地誌. 紀行 (290) 2-8

13 2. 一般図書選書基準〇地理学 地名研究について入門書 概説書 研究書を中心に収集する 〇日本各地 世界各国の地誌 紀行を幅広く収集する 歴史的伝統のある地域 話題になっている地域については 最新の情報に留意して収集する 〇日本各地 世界各国の旅行案内 観光案内などを幅広く収集して利用にそなえる 最新の情報に留意して収集する 〇冊子の形態の地図 ( 都市地図 道路地図など ) は最新の情報が提供できるように収集する 特殊な形態の地図や一枚ものの地図の収集方針は別に定める 2-9

14 2. 一般図書選書基準 社会科学 (3 類 ) ( 政治, 法律, 経済, 統計, 社会, 教育, 民俗, 軍事 ) 社会科学(300) 〇政治 経済 社会 文化事情 (302) 国際化が進む社会情勢を理解する上で 多角的な視点から 世界各国の社会事情について比較できるよう 幅広く収集する 〇社会評論. 雑著 (304) 過去の実績が高い評価をうけている著者の評論や 書評などで評価されている著書を中心に収集する 〇社会思想. 社会主義 (309) それぞれの主義の基礎となる著作 及びその解説 研究的な資料を中心に収集する 政治(310) 日本及び世界主要国の政治思想 政治史 事情について入門書 概説書を中心に収集する 議会 選挙 行政に関する資料は 時事性のある資料を中心に幅広く収集する まちづくりに関する資料は 利用者自らが地域での課題解決に対処するのに必要な情報が提供できるよう 幅広く収集する 〇外交. 国際問題 (319) 近年の国際情勢の変化に対応できるよう 話題性や最新の情報に留意して収集する 特に戦争と平和や核問題に関する資料は重点的に収集する 法律(320) 法律は 日常の生活や地域経済に密接にかかわり しばしば改正されるので 常に最新で わかりやすい情報を提供できるよう 実用書を中心に収集する また 各分野の専門家 学生の利用に応えられるよう 場合によっては概説書や専門書なども収集する 特定主題に関する法律については 各主題のもとで収集する ( 例 ) 労働法 労働問題 (366) 経済(330) 入門書 概説書 研究書 原典を体系的に収集する 2-10

15 2. 一般図書選書基準経済事情 経営管理 ビジネス文書 簿記. 会計学 貨幣 物価問題 金融 保険に関する資料は日常生活と関連が深く 最新の情報が求められるので 入門書 実用書を中心に幅広く収集する 財政(340) 財政学 財政政策 租税 地方財政などについて 入門書 概説書 研究書を体系的に収集する 特に租税に関する資料は市民の日常生活と密接に関わるので 実用書を中心に幅広く収集する 収集にあたっては税制の改正に常に留意する 統計(350) 統計の作成や統計の見方といった統計学の資料を 実用書を中心に収集する 一般的な統計書や各種の統計書については参考資料扱いとして収集する ( 参考資料収集方針参照 ) 社会(360) 〇社会学 (361) 範囲の広い分野であるので入門書 概説書 研究書を幅広く収集する 特に利用の多い社会心理 マスコミ 世論については多数提供できるように収集する 同和問題については基礎的な文献のほか 多様な観点の資料を収集する 〇社会保障 消費者問題 ( ) 日常の生活と直結しているので 時事性 話題性のある資料を 実用書を中心に収集する 〇労働問題 (366) 制度 法律 労働運動に関するものは入門書 概説書を中心に多様な観点の資料を収集する 職業案内や各種の資格試験 就職試験に関する資料は 実用書を中心に 最新の資料を収集する 〇家庭問題. 性問題. 社会病理 ( ) 家族問題 防犯については 日常の生活との関わりが深いので時事性 話題性のある資料を中心に収集する 社会福祉 (369) 2-11

16 2. 一般図書選書基準福祉の各分野について 実用書を中心に幅広く収集する 福祉制度に関するものは 最新の情報を提供できるよう 資料を収集する 災害. 災害救助 (369.3) 生死に関わる分野なので 常に最新の情報を提供できるよう 実用書 研究書を中心に収集する 教育(370) 〇教育学. 教育思想. 教育史 ( ) 入門書 概説書 原典を体系的に収集する 〇教育政策. 教育制度 (373) 教育政策 制度の変化は その後の人材育成に大きく影響するため 多様な観点に立つ資料を幅広く収集する 改革 政策などの時事性 話題性に常に留意する 〇教育課程. 学習指導 幼児教育. 学校教育 障害児教育 (375~378) 一般社会人にもわかりやすい資料を 入門書 実用書を中心に収集する 教育関係者向けの専門的な資料は 時事性 話題性に応じて収集する 〇社会教育 家庭教育 (379) 社会教育 生涯学習については 図書館業務の根幹をなすもののひとつであり 市民の関心を引きたい分野であるので 入門書 概説書 実用書 研究書を体系的に収集する 家庭教育は 時事性 話題性に留意して実用書を中心に幅広く収集する 学生向けの受験案内書 留学案内などの資料は ヤングアダルト資料として別に収集する ( ヤングアダルト資料選書基準 ) 学校教育における 各教科の学習参考書 問題集については収集しない 民俗学(380) 冠婚葬祭については 日常生活と密接に関わっているので 常に最新情報を提供できるよう 入門書 実用書を中心に収集する 習俗 民間信仰 民話などについては 歴史 文化との関係が深いので それらの分野との関連に留意して収集する 国防. 軍事 (390) 日本と世界の国防. 軍事について 時事性 話題性のある内容の資料を中心に収集す 2-12

17 2. 一般図書選書基準 る 歴史 国際問題 軍事工学などとの関連に留意する 特に日本の自衛隊に関する資 料については 多様な観点に立つ資料を収集する 2-13

18 2. 一般図書選書基準 自然科学 (4 類 ) ( 数学, 理学, 医学 ) 自然科学(400) 科学哲学 科学史 科学評論の資料を幅広く収集する また 自然科学と生活が結びつくような雑学の資料や 自然科学への関心が高まるような資料を積極的に収集する 数学(410) 生活する上で基礎となる学問の分野であるので 入門書 概説書 実用書を中心に収集する また 範囲の広い分野であるので 各主題にわたって資料が提供できるように留意する 物理学 化学( ) 入門書 概説書を中心に収集する 特に この分野の基本図書や 生活する上で生じる疑問に答えられるような資料 時事性 話題性のある資料を幅広く収集する 天文学. 宇宙科学 (440) 入門書 概説書を中心に収集する 特に 星座 天体写真 天体観測など 関心が高い資料は幅広く収集する 地球科学. 地学. 地質学 (450) 入門書 概説書を中心に収集する 特に 気象 地震 火山など日常生活に密接な分野や 恐竜 化石 岩石 鉱物など利用者の関心が高い分野については幅広く収集する 生物科学. 一般生物学 (460) 入門書 概説書を中心に収集する 特に この分野の基本図書や 生活する上で生じる疑問に答えられるような資料 時事性 話題性のある資料を幅広く収集する また 生物工学や遺伝子工学など近年研究が進んでいる分野については 常に最新の情報が提供できるように留意して収集する 植物学 動物学( ) 入門書 概説書を中心に収集する 植物学上のすべての品種 動物学上のすべての種について資料を揃えられるように留意して収集する 収集する資料の形態は図鑑類だけに偏らないようにする 医学(490) 人の健康や生命に関わる分野なので 医学的根拠のある 最新の情報を提供できるよ 2-14

19 2. 一般図書選書基準う 入門書 概説書 実用書を中心に 多様な資料を積極的に収集する 特に 癌やウイルスによる感染症などの致命的な病気や薬に関する資料は毎年買替えをしたい 下記の主題の資料は 特に重点をおいて積極的に収集する 医学倫理 (490.15) 生活習慣病 (493.18) 老年医学 ( ) 運動器疾患 ( 関節炎 肩こりなど )(493.6) 精神医学 ( 自立神経症 老人性痴呆症 躁鬱病など )(493.7) 小児科学 (493.9) 予防医学 健康法 (498) 看護学 看護師など医療関係資格 (498.14) 薬学 (499) 専門的な資料については 看護師や看護学生などの利用に応えられる程度に収集する 医師や医学生 薬剤師など専門家を対象とした高度な専門書 実務書は原則として収集の範囲に含めない 病院の宣伝のような資料は 収集しない 2-15

20 2. 一般図書選書基準 技術 (5 類 ) ( 工業 工学 家政学 ) 技術 工学(500) 工業基礎学 技術史 工業経済に関する資料を幅広く収集する 特に エネルギ- 問題 特許 発明に関する資料 JIS ISOなどの規格に関する資料 生産管理に関する資料は 積極的に収集する 〇建設工学. 土木工学 (510) 入門書 概説書を中心に収集する 技術者や工業系学生が使用する高度で専門的な工学書のうち 一般の利用者にもわかりやすく書かれた資料を収集する 衛生工学. 都市工学 (518) 上水道 下水道 区画整理などは 自治体行政との関わりがある分野であるが 一般の利用者が日常生活で必要なわかりやすい資料を中心に収集する 公害. 環境工学 (519) 近年は学校 企業 自治体においても学習されている分野であるので積極的に収集する 時事性 話題性を考慮し 一般の利用者が環境問題を理解し 快適な生活を送るための情報が提供できるよう多様な資料を収集する 建築学(520) 入門書 概説書を中心に収集する 特に日常生活と関連する商店建築 住宅建築 リフォーム バリアフリー建築については実用的な資料を積極的に収集する 機械工学(530) 入門書 概説書を中心に収集する 技術者や学生が使用する高度で専門的な工学書のうち 一般の利用者にもわかりやすく書かれた資料を収集する 運輸工学 (536) 乗り物全般 自転車については 利用者の関心が高いので 入門書 概説書を中心に収集する 自動車工学 (537) 市内の自動車産業に就業している人口に留意し 理論から最新技術まで各主題にわたって資料が提供できるように収集する 免許取得や車のメンテナンスに関する資料は 実用に役立つ資料を幅広く収集する 2-16

21 2. 一般図書選書基準 航空宇宙工学 (538) 入門書 概説書を中心に収集する 特に宇宙工学は 時事性 話題性のあるものを中心に収集する 原子力工学 (539) 入門書 概説書を中心に収集する 特に原子力の利用に関する資料は 電気工学との関連に留意し 多様な観点に立つ資料を幅広く収集する 電気工学(540) 入門書 概説書を中心に収集する 特に発電に関する資料は近年関心の高まっている分野であるので 積極的に収集する 原子力発電に関する資料は 原子力工学との関連に留意し 多様な観点に立つ資料を幅広く収集する 電気鉄道 (546) 鉄道及び関連機器について 入門書 概説書を中心に収集する 機械工学の分野に含まれている運輸工学との関連にも留意して収集する 通信工学 電気通信 (547) オーディオ機器 インターネット等のデータ通信網 テレビについては 技術の進歩が著しいので 最新の情報が提供できるよう 入門書 概説書を中心に収集する 情報科学 システム (007) との関連にも留意して収集する 情報工学 (548) コンピュータ 周辺機器については 技術の進歩が著しいので 最新の情報が提供できるよう 入門書 概説書を中心に収集する 情報科学 システム (007) との関連にも留意して収集する 電子工学 (549) 最新の情報に留意して収集する 産業として関心の高い分野であるので 話題性のあるものを中心に収集する 海洋工学. 船舶工学 (550) 入門書 概説書を中心に収集する 特に船舶や海洋開発に関する資料は 実用に役立つ資料を収集する 兵器. 軍事工学 (559) 戦争及び平和に関する問題の参考となりうる資料を中心に収集する また 各兵器 2-17

22 2. 一般図書選書基準に関する資料は他の分野との関連に留意し 多様な観点に立つ資料を幅広く収集する 金属工学. 鉱山工学 (560) 入門書 概説書を中心に収集する 金属資源 レアメタル 石炭 石油に関する資料は 他の分野との関連に留意して収集する 化学工業(570) 入門書 概説書を中心に収集する 特に 洗剤 化粧品 化学繊維等の家庭生活に関連する項目の資料は積極的に収集する 製造工業(580) 製造工業の各種について 基本図書を中心に収集する パルプ 製紙工業 (585) 富士市の基盤となっている産業であるので 積極的に収集する ( 郷土資料収集方針参照 ) 食品工業. 雑工業 (588) 家政学とも関連し 生活と関わりが深いので 実用的な資料を中心に収集する 家政学. 生活科学 (590) 実用的な資料を幅広く収集する 〇食品 (596) 郷土料理 世界の料理など 料理の各種について網羅できるように収集する 調理師などの資格については最新の資料を収集する 〇家庭衛生 (598) 医学の分野との関連に留意して 実用的な資料を幅広く収集する 〇育児 (599) 教育の分野との関連に留意して 実用的な資料を幅広く収集する 2-18

23 2. 一般図書選書基準 産業 (6 類 ) ( 農林水産業 商業 運輸 通信 ) 産業(600) 地域経済と密接に関わるので 入門書 概説書 実用書を積極的に収集する 農業(610) 各主題にわたって資料が提供できるように留意して 入門書 実用書を幅広く収集する 特に 食料 農業問題に関する資料は積極的に収集する 専門的な資料については 農業従事者の利用に応えられるような資料を収集する 園芸(620) 日常生活と関連しているので 実用的な資料を幅広く収集する 各品種について資料が提供できるように留意して収集する 造園 (629) 各種の庭園 家庭での造園学 公園について 実用的な資料を中心に収集する 蚕糸業(630) 必要に応じて 購入可能な既刊の出版情報にも留意して収集する 畜産業(640) 基本図書を中心に収集する 各主題にわたって資料が提供できるように留意して収集する 家畜各論 ( ) 各種ペットや家畜の飼育について 実用的な資料を幅広く収集する 林業(650) 基本図書を中心に収集する 各主題にわたって資料が提供できるように留意して収集する 特に 木材利用や自然保護と関連する主題の資料は積極的に収集する 水産業(660) 基本図書を中心に収集する 各主題にわたって資料が提供できるように留意して収集する また 両生類 魚類の飼育について 実用的な資料を幅広く収集する 商業(670) 各主題にわたって 時事性 話題性に留意し 実用的な資料を積極的に収集する ( ビジネス支援資料選書基準参照 ) 2-19

24 2. 一般図書選書基準 運輸. 交通 (680) 各主題にわたって資料が提供できるように収集する 特に 交通事故 時刻表 観光事業については 最新の情報を提供できるよう留意して 実用的な資料を幅広く収集する 通信事業(690) 郵便事業 電話等の通信事業 放送事業について 基礎的な資料から 先端技術を紹介する資料まで幅広く収集する 特に モバイル端末については 最新の情報を提供できるよう留意して 実用的な資料を幅広く収集する 2-20

25 2. 一般図書選書基準 芸術 (7 類 ) ( 芸術 音楽 演劇 体育 緒芸 娯楽 ) 芸術 美術(700) 美術史や時代を代表する美術評論について 基本図書を中心に収集する 各種の美術展の目録は 原則として収集の範囲に含めない 寄贈などで入手した場合は 資料として受け入れる 美術全集出版界で高い評価を受けている全集を収集する 貸出に適した形態の資料の収集にも留意する 彫刻(710) 入門書を中心に 製作技法に関する資料を幅広く収集する 作品集 作家 作品研究は基本図書を収集する 絵画(720) 各主題にわたって資料が提供できるように留意して収集する 製作技法に関する資料については 入門書 実用書を中心に収集する 中央図書館所蔵の複製絵画と関連づけられるようにする 漫画 (726.1) 基礎となる理論や話題性のある評論を中心に収集する 個々の作品は 主に 出版界で高い評価を受け 各出版社から愛蔵版 保存版が発行されている作品や古典的作品を収集する また 映画化やドラマ化された作品など 話題性があって 内容が暴力的 性的ではないものを収集する また 主人公がヤングアダルト世代のものについてはヤングアダルト資料として収集する ( ヤングアダルト資料選書基準参照 ) グラフィック 図案 (727) 製作技法に関する資料を中心に収集する 作品集などは時事性 話題性を考慮して収集する カット集などは 多様な資料を揃えられるようにする 書道 (728) 入門書 実用書を中心に 製作技法に関する資料を幅広く収集する 作品集 作家 作品研究は基本図書を中心に収集する 2-21

26 2. 一般図書選書基準 版画(730) 入門書を中心に 製作技法に関する資料を幅広く収集する 作品集 作家 作品研究は基本図書を中心に収集する 写真(740) 基礎となる理論や各種の写真技術について資料が提供できるように留意して収集する 評価の高い写真集や時事性 話題性のある作家 作品研究の資料を中心に収集する 富士山の写真集は 郷土資料として収集する ( 郷土資料選書基準参照 ) 印刷必要に応じて 購入可能な既刊の出版情報にも留意して収集し 体系的な資料構成となるようにする 工芸(750) 各主題にわたって資料が提供できるように留意して 入門書 初歩的技法の資料を中心に収集する 伝統工芸については 全国の工芸の情報が提供できるように 概説書 初歩的技法の資料を中心に収集する 音楽(760) 各ジャンルにわたって 基礎となる資料を提供できるように留意して収集する 特に音楽史に関する資料は積極的に収集する 個々の人物 音楽については 評価の定まったものを収集する 写真集は収集の範囲に含めない 楽譜の収集については 貸出に適した冊子の形態を中心に収集する 冊子の形態になっていない楽譜の収集については 収集の範囲に含めない 舞踊 バレエ (769) 各地域 各ジャンルにわたって 基礎となる資料を提供できるように留意して収集する 演劇(770) 各地域 各ジャンルの資料を時事性 話題性に留意して幅広く収集する 個々の人物 演目については 評価の定まったものを収集する 劇場 上演のプログラムは収集の範囲に含めないが 郷土資料として価値のあるものは別に収集する ( 郷土資料選書基準参照 ) 映画 (788) 2-22

27 2. 一般図書選書基準 時事性 話題性に留意して収集する 劇場 上演のプログラムは収集の範囲に含めないが 郷土資料として価値のあるものは別に収集する ( 郷土資料収集方針参照 ) 大衆演芸 (779) 時事性 話題性に留意して収集する 個々の人物については 評価の定まったものを収集する また 学習 研究の基礎となる資料も提供できるように留意する スポ-ツ. 体育 (780) 入門書 実用書を中心に 体育学から各種目 各競技の関係資料を提供できるように留意して収集する また 流行している競技 話題性のある競技 新スポーツの情報に常に留意して幅広く収集する 各競技のルールに関する資料は 最新の情報が提供できるように収集する 諸芸 娯楽(790) 各分野の基本書を体系的に収集する 特に 初心者向きの入門書は 幅広く収集する 諸芸 娯楽のなかで 次の分野の資料は 特に重点をおいて収集する 〇茶道 (791) 〇花道 (793) 〇囲碁 将棋 ( ) 〇トランプ (797) 〇ダンス (799) テレビゲーム 携帯型ゲーム アーケードゲーム パソコンゲーム モバイルゲーム等のコンピュータゲーム ( ビデオゲーム ) の攻略本は収集の範囲に含めない 2-23

28 2. 一般図書選書基準 言語 (8 類 ) 言語(800) 異なる言語 文化 習慣等を学ぶために必要な情報が提供できるような資料を幅広く収集する 特に ポルトガル語 中国語 フィリピン語 韓国語 スペイン語については それらを母国語とする市民が多いので 積極的に収集する 言語生活 (809) 話し方 演説法については 日常生活と関連しているので 実用的な資料を中心に積極的に収集する 日本語(810) 日本語を学ぶにあたって また 日本語を教えるにあたって 参考となる情報を提供できるような資料を幅広く収集する 辞典 (813) 国語辞典のほか 類語辞典 古語辞典など 日本語を学ぶにあたって必要な 基本的な辞典を収集する また 閲覧専用の辞典のほか 貸出用の辞典も提供できるように 複数量の収集を心がける 作文 文体 (816) 実用的な資料を幅広く収集する ビジネス文書は経済 (330) 参照 商業通信はビジネス支援資料選書基準参照 中国語(820) 語学の学習と 実用に役立つ資料を幅広く収集する 特に 辞典 会話等の資料は 十分な量の資料を提供できるように留意する 東洋の諸言語 (829) 各国の言語について 幅広く収集して提供できるようにする 英語(830) 語学の学習と 実用に役立つ資料を 幅広く収集する 特に 辞典 会話等の資料は 十分な量の資料を提供できるように留意する 最も広く学ばれている外国語であるので 新しい学習法や話題性のある資料についても積極的に収集する その他の外国語(840~897) 各国の言語について 幅広く収集して提供できるようにする 2-24

29 2. 一般図書選書基準 特に 辞典 会話等の資料は積極的に収集する 国際語. エスペラント (899) 出版点数が少なく 限られた形態の資料となるが 出版情報に常に留意して 資料を提供できるようにする 2-25

30 2. 一般図書選書基準 文学 (9 類 ) 文学(900) 文学理論 文学史については 基本図書を中心に収集する 文学全集 叢書 (908) 出版界で高い評価を受けている全集を収集する 児童文学児童文学史や児童資料の選択に関連する資料は 幅広く収集する 日本文学(910) 文学界で高い評価を受けている作家の研究書や 各分野の文学史は多様な資料が提供できるよう収集する 詩歌(911) 〇和歌 連歌 俳句 (911.1~911.3) 各主題について 学習の基礎となる資料を中心に収集する 著名な古典作品は基本図書を中心に収集し その研究書や解釈書 作家研究についても幅広く収集する 作歌法 作句法については 入門書を中心に収集する 〇川柳 (911.4) 各主題について 学習の基礎となる資料を中心に収集する 著名な古典作品は基本図書を中心に収集し その研究書や解釈書 作家研究についても幅広く収集する 現代の作品集についても幅広く収集する 〇詩 歌謡 ( 新体詩 現代詩 )(911.5) 各主題について 学習の基礎となる資料を中心に収集する 著名な作品は幅広く収集し その研究書や解釈書 作家研究についても収集する 戯曲(912) 著名な古典作品は幅広く収集し その研究書や解釈書 作家研究についても収集する また 映画 放送ドラマのシナリオについても 話題性のあるものを中心に収集する 小説 随筆 日記(913~915) 著名な古典作品は基本図書を中心に収集する その研究書や解釈書 作家研究については 評価の高いものを中心に収集する その他現代語訳の資料についても 積極的に 2-26

31 2. 一般図書選書基準 収集する 近代 現代作品 ( ) 時事性 話題性のある作品に留意し 幅広く収集する 特に著名な作家 評価の高い作家の作品については 重点的に収集する 内容にも注意し あまりにも暴力的 性的なものは収集の範囲に含めない ルポルタージュ(916) 時事性 話題性のある作品に留意し 幅広く収集する 特に著名な作家 評価の高い作家の作品については 重点的に収集する 闘病記同じ病気に罹った人が希望を持つことができるよう 病気を克服した人の書いた作品を中心に収集する 戦争体験 災害体験事実を客観的に記したものや 困難をどのように克服したか著したものを中心に収集する 全集 選集(918) 出版界で高い評価を受けている古典文学全集 現代文学全集を収集する 個人全集の収集については 出版情報 出版評論に留意して積極的に収集する 漢詩文 日本漢詩文(919) 著名な古典作品は基本図書を中心に収集する その研究書や解釈書 作家研究については 評価の高いものを中心に収集する その他現代語訳の資料についても 積極的に収集する その他の文学(920~990) 著名な古典作品は基本図書を中心に収集する その研究書や解釈書 作家研究については 評価の高いものを中心に収集する また 現代の作品も 時事性 話題性に留意して 積極的に収集する 出版点数が少ない国の作品については 出版情報に留意して収集する 2-27

32 3. 参考資料選書基準 3. 参考資料選書基準参考資料 参考図書 ( 以下 参考資料 ) の定義は 特定の知識 情報について調べるための資料で 各項目の簡潔な説明が一定の体系順に配列してあり 求める知識 情報を容易に探し出せるように編纂したものである 参考資料は 原則として館外貸出を行わず 利用者の調査 研究や図書館職員による参考業務のために 常に備えておく資料である 貸出が必要な参考資料については 複数種の資料を用意し 必要に応じて貸出する 参考資料の収集の考え方を 形態別に記述する (1) 辞典 事典 便覧 ハンドブック常に最新の情報を提供できるように留意して収集する 資料購入費から考慮して過度に高額な資料を除き 幅広く収集する 利用頻度の高さや さまざまな利用者層に配慮して 体系的な資料構成になるよう留意する (2) 百科事典出版界などで 高い評価を受けている資料を収集する 改訂 新訂の情報に常に留意して より新しい情報が提供できるようにする (3) 書誌 目録 索引特定の主題ごとに図書や作品が集められた資料を幅広く収集する (4) 統計資料世界全体の統計資料や 日本国全体に及ぶ統計資料を幅広く収集する 特定の主題や 特殊な主題の統計資料についても幅広く収集する 紙媒体の資料だけでなく インターネットや商用データベースを活用できる環境も整える 静岡県および富士市に関する統計資料は 郷土資料として収集する ( 郷土資料収集方針参照 ) (5) 年鑑出版界などで評価が高く 総合的な情報を得ることができる年鑑をすべて収集する 特定の分野の年鑑については 必要に応じて収集する 継続購入を原則とし 欠号のないようにする 出版中止を含めた出版情報に留意し 3-1

33 3. 参考図書選書基準 常に新しい年鑑が提供できるようにする 静岡県および富士市に関する年鑑資料は 郷土資料として収集する ( 郷土資料収集方針参照 ) (6) 白書官公庁が発行している白書については 原則としてすべて収集する 継続購入を原則とし 欠号のないようにする 常に新しい白書が提供できるようにする その他団体が発行する白書についても必要に応じて収集するものとする (7) 人名録 団体名簿等団体名簿 会社名鑑等は 各主題にわたり 幅広く収集する 常に新しい情報が提供できるようにする 個人情報が載っている人名録は収集の範囲としない (8) 地図ここでは特殊な形態 内容の地図や 一枚ものの地図を収集し 冊子の形態の一般的な地図は 一般資料として収集する 世界地図 日本地図世界及び日本全国の地図で 内容が新しく 信用のおけるものを定期的に収集する 世界情勢の変動に常に留意して より新しい内容の資料が提供できるようにする 都市地図 市街地図全国の主要都市 主要観光地のものをすべて収集する 常に新しい情報が提供できるようにする 地形図国土地理院発行の5 万分の1 図を全国すべて収集する 2 万 5 千分の1 1 万分の1 図については 必要と思われる地域について収集する 主題図日本国勢地図を定期的に購入する その他の主題図 ( 都市計画図 防災地図 河川地図等 ) については 必要に応じて収集する 住宅地図 3-2

34 3. 参考資料選書基準静岡県内はすべての都市について収集する その他の都市については 静岡県に隣接する都市について 必要に応じて収集する (9) 法令集 官報官報はすべて収集し 過去のものについても閲覧できるように保存する 加除式の日本法規集の類を備え 常に新しい情報が提供できるようにする 六法全書など 国の法規 規則を網羅的に収録した資料を収集する 特定の主題の法令集については 必要に応じて収集する (10) 電話帳全国の電話帳を収集する (11) 新聞縮刷版逐次刊行物として収集している新聞資料のうち 縮刷版が発行されている全国紙について収集する 3-3

35 4. 郷土資料選書基準 4. 郷土資料選書基準郷土資料は地域の歴史 生活 文化などを後世に伝える貴重な資料であり 図書館として必ず収集しなければならない資料である また 現在の生活に密接に関わる知識 情報を提供するものとして 必要不可欠な資料である そのため 古文書のような過去の資料から 現在の地域情報まで 網羅的かつ積極的に収集する また 散逸を防ぐため できるだけ閲覧用と保存用に複本で収集する 郷土資料の収集範囲や形態を以下に示す (1) 地域ア. 富士市イ. 静岡県および県内各市町村ウ. 上記以外でも 富士市および静岡県に密接な関係がある地域 (2) 内容ア. 富士市 静岡県について記述されているもの イ. 富士市 静岡県に関係する機関 団体 個人について記述されているもの ウ. 富士市 静岡県に関係する機関 団体が作成 発行したもの エ. 富士市に在住または出身者の著作したもの オ. 富士山 富士川 製紙 茶 竹取物語 曽我物語について記述されているもの (3) 形態原則として 市立博物館との協定により 博物館が収集を担当する美術 工芸品以外の形態は すべて収集の範囲とする 4-1

36 5. 児童図書選書基準 5. 児童図書選書基準ここでは資料収集方針を受け 図書館が 児童利用者 とする利用者 (12 才以下の子ども ) を対象とした図書資料の収集方針を示す 図書館を利用するすべての児童が 適切な時期に適切な図書と接することができるよう 常に資料についての研究や情報収集を行いながら収集に努める 児童が本に興味を持ち 知る喜び や 学ぶ楽しみ が得られるよう 新鮮な資料を揃え 評価の定まった基本図書については 必要に応じて十分な複本を備える また 児童資料を学ぶ大人のための研究用資料や児童の読書活動を支援する個人 団体が利用する資料も収集する 各分野の選書の考え方を 日本十進分類法新訂 9 版 の主題配列にしたがい記述する ( 読み物 絵本 紙芝居については別記する ) 原則として類目表 (1 次区分表 ) の主題配列ごと記述するが 特筆すべき要目についてはその都度記述する 第 1 次区分表 ( 類目表 ) 0 総記 ( 図書館 図書 百科事典 一般論文集 逐次刊行物 団体 ジャーナリズム 叢書 ) 1 哲学 ( 哲学 心理学 倫理学 宗教 ) 2 歴史 ( 歴史 伝記 地理 ) 3 社会科学 ( 政治 法律 経済 統計 社会 教育 風俗習慣 国防 ) 4 自然科学 ( 数学 理学 医学 ) 5 技術 ( 工学 工業 家政学 ) 6 産業 ( 農林水産業 商業 運輸 通信 ) 7 芸術 ( 美術 音楽 演劇 スポーツ 諸芸 娯楽 ) 8 言語 9 文学 5-1

37 5. 児童図書選書基準 総 記 児童の調べ学習や自由研究に対応できるように 幅広く収集する 百科事典については 五十音順 主題別などさまざまな構成のものを揃えられるようにする 図鑑類は体系的に記述されており 十分な解説があり 児童が理解しやすいものを中心に収集する 読書活動の手助けとなる読書案内は 積極的に収集する 改訂 新訂の情報に常に留意して より新しい情報が提供できるようにする 哲学 ( 哲学 心理学 宗教 ) 児童にも十分理解可能な内容のものを中心に 哲学 倫理 思想 宗教等の資料を収集 する 歴史 ( 歴史 伝記 地理 ) 調べ学習としての利用が多く 体系的な資料構成になるよう留意する また 図版や写真などを使ったものも積極的に収集する 学校教育での学習内容や他の分野との関連に留意して収集する まんがの手法を使った資料については 出版界などで高い評価を受けている資料を収集する 〇日本の歴史 世界の歴史著作者や発行先によって史実の解釈 記述が異なる場合が多いので 幅広く収集し 多種の資料が提供できるようにする 特に戦争に関する資料は この点に留意する 〇伝記より多くの人物について 多種の資料が提供できるようにする 単なる事実の羅列ではなく 被伝者の包括的な人物像が描かれているものを積極的に収集する 他の分野との関連に留意して収集する 〇地理日本国内や各地域および世界各国の資料を体系的に収集する 特に社会情勢の変化に常に留意し 最新の資料が提供できるようにする 5-2

38 5. 児童図書選書基準 また 社会科見学 修学旅行等の事前学習の利用に対応できるように幅広く収集する 社会科学 ( 政治 経済 教育 民俗 ) 国際理解 習慣 職業 障害者 福祉 日本の伝統 平和教育 災害など 社会についての基本的知識を 児童にも十分理解可能な内容として構成されている資料を中心に収集する 社会情勢や話題性を考慮し 最新の情報が得られるよう資料を収集する 自然科学 ( 数学 物理 化学 地学 生物 医学 ) 児童が科学的な知識や見方 考え方を身につけることができるよう 児童の理解に応じて科学の本質をわかりやすく説明した資料を収集する 児童の知的好奇心に訴え 経験を広げることができるような資料を収集する 特に 科学 技術の進歩に常に留意し 最新の資料を提供できるようにする 図鑑は 児童が調べやすい目次や索引があり 図版 写真 資料は新しくて出典が明らかなもので 製本が良いものを収集する 技術 ( 工学 工業 家政学 ) 科学技術の発展や 工業や生産に対しての知識を深めるための資料を中心に 幅広く収集する 特に 環境問題については 学校教育だけでなく 社会全体のなかで学習すべき時代であるので 多様なレベル 多様な観点の資料を提供できるように留意する 料理 手芸などについては 実用的な資料を中心に幅広く収集する 産 業 現代社会を構成する産業について 基本的事項を 児童にも十分理解可能な内容として構成されている資料を中心に収集する 常に各産業の発展 変化に留意し 最新の資料が提供できるようにする 他の分野との関連に留意して収集する 園芸や動物の飼育に関する資料については 実用書を中心に 子どもの知的好奇心に応 5-3

39 5. 児童図書選書基準 えられるような資料を幅広く収集する 芸術 ( 芸術 スポ-ツ 娯楽 ) 各主題について 児童が理解したり 実践したりするために 多様なレベルの資料が提供できるよう 幅広く収集する 常に児童の興味の対象や 学校教育の内容 他の分野との関連に留意する 図版 写真 イラストなどを効果的に使用した資料を中心に収集する 〇芸術 ( 美術 工作 演劇 ) 芸術作品や芸術家に対する理解を深め 作品への感動を与えてくれるような内容となっている資料を中心に収集する 各主題にわたって 理論 歴史 技法を紹介した資料を提供できるように留意する 音楽音楽史 音楽家 各種楽器についてなど基本的事項を 児童にも十分理解可能な内容として構成している資料を中心に収集する 楽譜の収集は 2. の一般書収集方針と同じ方針で収集する 〇スポ-ツ各種スポ-ツの歴史 特性 規則 練習法など基本的事項を 児童にも十分理解可能な内容として構成している資料を中心に収集する レクリエーション子どもの興味 関心や流行に留意し 子どもがあそびやゲームを覚え たのしめる内容として構成されている資料を中心に収集する 特定のゲ-ムソフトの解説書や それに類する資料については 収集の範囲に含めない 言 語 正しい日本語を身に付けるのに役立つ資料を 幅広く収集する また 各地域の言語を理解するのに役立つ資料を収集する 特に下記の主題について重点をおく 〇各種辞典〇作文 手紙〇ことわざ 5-4

40 5. 児童図書選書基準 〇方言 英語 文学 ( 読み物以外 ) 著名な詩歌 古典作品については 幅広く収集し 解釈書についても収集する 児童が古典作品に親しむことができるように現代語訳版も必要に応じて収集する 文学 ( 読み物 ) 児童が本を通して豊かな想像力を養い 視野を広げ 論理的な思考を育むことができるよう 担当職員が十分研究して資料を収集する 児童が物語を心から楽しめるよう それぞれの成長段階に応じた作品を幅広く収集する 収集にあたっては 以下の点に重点をおく (1) 作品のテーマは 児童が興味をもつテーマであり 作者の主張を押し付けるものでないもの また 人生に対し肯定的に描かれているもの (2) 話の展開に必然性があり 不自然な飛躍がないもの (3) 登場人物には 児童が共感できるような魅力があり 登場人物の成長が納得のいくように描かれているもの (4) 挿絵は物語の雰囲気と合っており 児童の想像力を助けるもの (5) 名作文学は完訳が望ましい ダイジェスト版である場合は 元の作品の良さを損なわず それ自体が文学的なもので あとがきなどで原作どおりでないことを明記してあるもの (6) 長年読みつがれ 高い評価を受けている作品は 各館とももれなく収集し さらに十分な量が提供できるようにする また これらの資料は状態を見ながら買い替えをし 常に児童が手に取りやすい状態にしておく 品切れ 絶版資料の復刊 再刊などの情報には留意し 欠本の補充をする (7) 中央図書館は 評価の定まらない作品や新しい形態の作品も 研究資料として収集する (8) 児童文学の研究書についても幅広く収集する 5-5

41 5. 児童図書選書基準 絵 本 絵本は 児童が最初に接する本であり 児童の成長の中で本との関わりを築く上でも重要な資料である 児童の知的経験 情緒的経験を広げ 想像力を豊かにする作品を 担当職員が十分研究して収集する 収集にあたっては 以下の点に重点をおく (1) 絵は芸術的で作品の雰囲気に合っていて それだけで話の筋がたどれるもの (2) 文は声に出して読みやすく 絵との調和がとれたもの (3) 児童のために書かれたもの (4) 赤ちゃん絵本は 身近な題材をテーマにし 美しい絵と心地よい言葉があり 絵本を通して親子のコミュニケーションが豊かになるようなもの... (5) 児童にうける本が必ずしも知的 情緒的経験を豊かにするものでないことを認識し 蔵書に偏りがないよう収集する (6) 長年読みつがれ 高い評価を受けている作品は 各館とももれなく収集し さらに十分な量が提供できるようにする また これらの資料は状態を見ながら買い替えをし 常に児童が手に取りやすい状態にしておく 品切れ 絶版資料の復刊 再刊などの情報には留意し 欠本の補充をする (7) 中央図書館は 評価の定まらない作品や新しい形態の作品も研究資料として収集する 紙芝居読み手が演じ 場面を ぬく という紙芝居の性質を十分生かした作品を収集する 出版点数があまり多くないので 常に出版情報に留意する 児童に人気のある作品やすぐれた作品については 複数用意できるように収集する 教材としての性質をもつ紙芝居についても収集する 5-6

42 6. ヤングアダルト資料選書基準 6. ヤングアダルト資料選書基準ヤングアダルトとは 若い大人 という意味で 児童と成人の中間に位置づけられる中学生 高校生にあたる年齢層を指す 富士市立図書館では 12 歳から18 歳の世代の利用者をヤングアダルトとし ヤングアダルト世代の自発的な図書館利用を促すため ヤングアダルトコーナーを設ける 中 高校生が興味のある分野や 心や体の成長発達に必要不可欠な知識や情報を得られるような資料 将来の進学 就職を考える上でヒントになるような資料を収集する 読み物は 世代を超えて読み継がれてきた名作を核とするが この世代特有の移り気な性質や シリーズものを好む特徴を踏まえ コーナーの蔵書構成や展示を工夫する (1) 図書資料常に新しく 的確な情報を提供できるよう 時事性 話題性に留意する 資料の内容については 理解しやすいように工夫して書かれているものや ヤングアダルト世代の視点に立って書かれているものを中心に収集する 特に このコーナーの資料については担当職員が現物を見て収集したい できるだけ一般 児童コーナーの資料との重複を避け こまめに入れ替えることにより 常に新しい資料が目につくようにする 収集にあたっては 特に次の分野に重点をおく 進学 就職 文芸 ( 古典 ライトノベルズ ファンタジー 読書案内 ) スポーツ 音楽 芸能 料理 手芸 ファッション コンピューター 通信 心理学 コミック主人公がヤングアダルト世代の作品のうち 主に 出版界で高い評価を受け 各出版社から愛蔵版 保存版が発行されている作品や古典的作品を収集する また 映画化やドラマ化された作品など 話題性があって 内容が暴力的 性的でないものを収集する 6-1

43 6. ヤングアダルト資料選書基準 以下の資料は収集の範囲に含めない 学校教育における学習参考書および問題集 有害指定図書 (2) その他の資料ヤングアダルト世代が自発的に作成する研究誌 機関誌 記念誌 自費出版物の寄贈があれば受け入れて資料とする 6-2

44 7. 視聴覚資料選書基準 7. 視聴覚資料選書基準活字や印刷資料では提供できない情報に対する要求に応えるため 図書館資料として視聴覚資料を収集する 収集する資料は 著作権法において図書館が個人への貸出が許されるものを中心に収集する (1) 視聴覚資料とする範囲収集する視聴覚資料は当面次のものとするア. 映像資料イ. 録音資料新しい形態の視聴覚資料については 媒体の性能や機器の普及に留意し 収集を検討していくものとする 従来主流であった形態の視聴覚資料については原則として収集しない (2) 分野別の収集の重点収集に際して重点をおく分野を 形態別に示す ア. 映像資料 劇映画国内 国外の古典 名作 主要な映画作家の作品を中心に収集する 各種の選考により 賞を得た作品にも留意して収集する アニメーション国内 国外の古典 名作 主要な作家の作品を中心に収集する 教育的な内容の作品にも留意して収集する 音楽クラシック音楽 オペラ ミュージカル バレエ 伝統音楽の国内 国外の古典 名作 主要な作曲家 演奏家 歌手の作品を中心に収集する 芸能国内 国外の主要な古典芸能 ( 落語 浪曲 歌舞伎 能 民族舞踊など ) に関する作品を中心に収集する 教育的な内容の作品にも留意して収集する スポーツ 7-1

45 7. 視聴覚資料選書基準各種スポーツの歴史や 技術 ルールについて解説した作品を中心に収集する また 記録作品や普及を目的とした資料の収集にも留意する ビジネス自己啓発として利用できる作品を幅広く収集する その他健康に関する作品や 育児 料理 手芸など家政学一般について 図書資料の補助となるような作品を中心に収集する 公的機関が作成したもの次の資料についても入手可能な作品については収集する 富士市が作成した市民向けの各種作品 国や県 その他自治体 公的機関が作成した広報作品等 イ. 録音資料 クラシック次の各ジャンルについて 代表的な古典作品 主要な作曲家 演奏家 歌手の作品を中心に収集する 学校教育での学習内容にも留意して収集する 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 室内楽曲 独奏曲 歌劇 声楽曲 宗教音楽 現代音楽 ポピュラー国内 国外の音楽史上に残る作品や主要なアーティストの作品を中心に収集する 図書館資料という観点から 流行にかかわらず 評価の高い作品に重点をおいて収集する 学校教育での学習内容にも留意して収集する 次の各ジャンルの作品が 常に上記の方針により収集するよう留意する ジャズ ロック シャンソン ラテン 日本のポピュラー 東洋のポピュラー イージーリスニング 映画音楽富士市出身の作曲家 林哲司氏などの作品および作品が収録されている資料は積極的に収集する 邦楽 民謡 民族音楽伝統を伝えるものして 代表的な作品 主要な演奏家の作品を中心に収集する 学校教育での学習内容にも留意して収集する 7-2

46 7. 視聴覚資料選書基準次の各ジャンルの作品が提供できるように留意する 雅楽 仏教音楽 能楽 能狂言 謡曲 日本民謡 外国民謡 国歌 軍歌 校歌 応援歌 ダンス音楽 リラクゼーション 式典音楽 演劇 演芸国内の主要な演劇 演芸について 代表的な古典作品 主要な芸能人の作品を中心に収集する 次の各ジャンルの作品が提供できるように留意する 演劇 落語 浪曲 講談 詩吟 歌舞伎 囃子 漫談 自然音 効果音図書館資料という観点から 各種の音源を幅広く収集する 朗読 記録 講演歴史的音源を幅広く収集する また 文芸作品を朗読した資料は幅広く収集する 語学各国の言語について幅広く収集する テキストが主体の資料は 一般図書として収集する (3) 児童向け資料各分野について 高い評価を受けている作品を中心に幅広く収集する 図書資料を補うものとして 調べ学習に役立つ作品も積極的に収集する 次の各ジャンルの作品が提供できるように留意する 童謡 童話朗読 主題歌 昔話 胎教音楽 (4) ヤングアダルト向け資料ヤングアダルト世代が主人公の劇映画や 高い評価を受けている作品を中心に収集する また ヤングアダルト世代をひきつけ ヤングアダルト世代向けの作品や図書資料に結びつけるために 人気のあるものや流行のもの 移り気な興味に訴える資料も収集し こまめに入れ替える 7-3

47 8. 逐次刊行物選書基準 8. 逐次刊行物選書基準逐次刊行物は 図書資料では得られない最新の知識 情報を得ることができるので 図書館資料として積極的に収集する 市立の公共図書館として適した資料を選択して収集し 必要のある資料は保存にも努める 逐次刊行物の収集範囲や形態 重点をおく分野を以下に示す (1) 収集資料ア. 新聞 ( ア ) 富士地区の主要ローカル紙 ( イ ) 静岡県および東海地方の主要地方紙県内 市内の生活に密着した情報を幅広く提供するものとして収集し 特に保存にも努める ( ウ ) 国内主要全国紙国内 国外の主要な情報を提供するものとして収集し 保存にも努める 各紙により 常に事件や事項のとらえ方 考え方が異なるので 利用者が比較することができるように 複数の主要紙を収集する ( エ ) 主要スポーツ紙一般的な新聞では得ることのできない スポーツの専門的な情報や 特殊なスポーツについての情報源として収集する ( オ ) 主要経済紙 業界紙一般的な新聞では得ることのできない 経済 業界の専門的な情報や 地場産業に関わる情報 特殊な技術についての情報源として収集する 最新の情報が求められる分野であるので 雑誌資料 図書資料を補う情報源として可能な限り多数の経済紙 業界紙を収集する ( カ ) 政党機関紙一般的な新聞では得ることのできない 政党の専門的な政策 党内情報の情報源として収集する 各政党により 常に政策や事項のとらえ方 考え方が異なるので 利用者が比較することができるように 可能な限り多数の政党紙を収集する ( キ ) 外国語新聞 8-1

48 8. 逐次刊行物選書基準外国人の利用者へのサ-ビスや 外国語学習の資料として収集する ( ク ) 小学生 中学生向け新聞小学生や中学生が向けに理解しやすく書かれている新聞を収集する イ. 雑誌雑誌資料については 年間購入を原則として収集する 同じジャンルについて可能な限り複数の雑誌が提供できるようにする 一般利用者を対象とした雑誌のほか 児童やヤングアダルトを対象とした雑誌の収集にも努める 静岡県内の情報を主体とする雑誌等については 郷土資料の収集と関連するので 収集については担当間で連携をとり収集する ( 郷土資料収集方針参照 ) ( ア ) 総合出版情報 書評を扱った資料は 図書館業務と関連するので積極的に収集する ニュース報道 時事問題を扱う資料は 利用者が比較 検討することができるように 中立公正な立場で書かれたものから様々な立場で書かれたものまで 幅広く収集する ( イ ) コンピュータ 通信技術の発展 向上が著しい分野なので 常に最新情報が提供できるような資料を収集する ( ウ ) 思想 心理特定の思想 宗派に偏らない 一般向けの総合的な資料を収集する ( エ ) 歴史 地理図書資料では得られない最新の情報 知識が提供できるように収集する ( オ ) 政治 経済 ビジネス 法律最新の情報を必要とする分野であり 市民生活の基盤となる分野であるので 積極的に収集する ( カ ) 教育一般向けの教育研究誌 教育情報誌を収集する 特に 社会教育 生涯学習 家庭教育に重点をおいた資料を中心に収集する ( キ ) 福祉 医学 8-2

49 8. 逐次刊行物選書基準 市民生活の基盤となる分野であるので 幅広く収集する 専門家向けの高度な研究誌は原則として収集しない ( ク ) 自然科学最新の研究成果の情報が得られるような資料を収集する 一般向けの科学総合誌を収集する 専門家向けの高度な研究誌は原則として収集しない ( ケ ) 生活市民の日常生活に役立つ情報 生活を楽しむための情報が得られるような資料を収集する ( コ ) 産業 工業経済 ビジネスと関連が深い分野であるので 最新の情報を得られるように積極的に収集する 専門家向けの高度な研究誌は原則として収集しない ( サ ) 芸術美術 音楽 演劇の情報誌 実技に役立つ資料を幅広く収集する ( シ ) スポーツ総合スポーツ誌 国内の主要なスポーツの専門誌を中心に収集する ( ス ) レクリエーション伝統的な諸芸から最新のゲームまで 利用者の関心の高いジャンルの資料を中心に収集する ( セ ) 語学多文化支援サービスとの関連が深いので 幅広く収集する 特に 英語学習 日本語学習に関する資料が提供できるように留意する ( ソ ) 文学文学研究誌から読み物まで幅広く収集する 特に 各種文学賞を主催する文学誌の収集に努める ( タ ) 児童児童の知識 興味に応える資料を収集する また 児童心理 児童文学に関する資料も積極的に収集する 8-3

50 8. 逐次刊行物選書基準 ( チ )YA ヤングアダルト世代の知識 興味に応える資料を収集する また進路 進学に関する資料も積極的に収集する ウ. その他刊行物 パンフレット等 ( ア ) 富士市広報紙等 郷土資料として収集する ( 郷土資料選書基準参照 ) ( イ ) 静岡県公報 広報紙等 郷土資料として収集する ( 郷土資料選書基準 ) ( ウ ) 官報 法令集として収集する ( 参考資料選書基準参照 ) ( エ ) 寄贈資料 ( オ ) 各種施設だより (2) 保存期間について保存期間には 永年 ~ 1か月 まであるが それぞれの保存期間は 資料の持つ性質 内容の価値 書架の収蔵能力によって決める ア. 永年保存のもの ( ア ) 国内主要全国紙 静岡県主要地方紙 富士地区の主要ローカル紙 ( イ ) 静岡県東部地区図書館研究会雑誌分担保存 において 担当となっているもの ( ウ ) その時代の時事や世相がわかるもので 信頼性が高いもの ( エ ) 時代を越えて地域や市民の課題解決の助けとなるもの ( オ ) 芸術や文学作品に関わるもの ( カ ) 静岡県内及び富士地区で発行されたパンフレット等の逐次刊行物イ.5 年 ~3か月 ( ア ) 最新情報を扱っていて 一定期間が過ぎると 価値が著しく減少するもの ( 医療 情報科学 旅行 ファッション等の情報誌 ) ( イ ) 利用により 汚破損しやすいもの ( 料理 語学系の雑誌 ) ( ウ ) 同様の特集が繰り返し組まれるもの ( 園芸 健康 生活情報誌 ) ウ.1か月 ( ア ) 他館でも収集し 保存している新聞 (3) 付録の取扱いについてア. 本体の内容に連動している付録は できるだけ本体に貼付ける 8-4

51 8. 逐次刊行物選書基準 イ. 本体の内容に連動している電子媒体の付録は 版元の許諾を得て 貸出に供する ウ. 本体の内容にあまり関係のない付録は 廃棄する 逐次刊行物の取扱いについて 現在国内で発行されている逐次刊行物は約 2 万タイトルあり 限られた予算で運営される図書館が その全てを収集し提供するのは不可能である また 図書資料と違い 継続して購入するので 年度途中で取り止めることはできない したがって 収集する資料を選定する際は十分検討し 利用者の要求に可能なかぎり近くなるよう努める また 中央館と各地域館の連携により 逐次刊行物が幅広く提供できるように努める 他市町村図書館と相互に収集している逐次刊行物についての情報を交換し 利用者の求めに応じて 情報提供をする 8-5

52 9. 絵画 ( 複製 ) 選書基準 9. 複製絵画選書基準ここでは資料収集方針を受け 複製絵画資料の選書基準を示す 複製絵画は 図書資料を補う資料として収集する 複製絵画の収集範囲を以下に示す (1) 収集する絵画の分野次の各分野の代表的な絵画を収集する また それぞれの絵画史にも留意して 各時代の代表的作品を中心に収集する ア. 西洋絵画 歴史画 神話画 宗教画 人物画 風俗画 風景画 静物画イ. 東洋画 日本画 花鳥画 山水画 風俗画 人物画ウ. その他上記以外の分野のうち 絵画として収集可能な資料は収集する (2) 収集する絵画の形態 ( 大きさ ) 貸出可能な資料として収集するので 次のカンヴァスの大きさを中心に収集する 単位 /mm F( 人物型 ) P( 風景型 ) M( 海景型 ) 3 号 号 号 号

53 9. 絵画 ( 複製 ) 選書基準 複製絵画の収集について 複製絵画は平成 7 年から収集と提供を始めた 富士市の図書館としては 新しい図書館資料の分野である 当時 複製絵画を収集する図書館は国内では少数であったが 美術分野の図書資料を補う資料として また より幅広い利用者層を獲得することを目的として収集してきた 図書資料と異なり 流通している作品や在庫が限られているため 収集には限界があるが これまでも市民に活用されてきた資料であり これに代わる資料媒体が現れるまでは収集していく 9-2

54 10. 障害者サービス資料選書基準 10. 障害者サ-ビス資料選書基準視覚 聴覚に障害のある人 図書館資料の利用に不利のある人の要求に応え 利用可能な形態の資料収集及び作成を行っていく 一般 児童図書にかかわらず 時事性 話題性があるものや地域性のあるものに重点をおいて収集する 障害者サービス資料として収集する資料の形態を以下に示す (1) 収集する資料の形態ア. 点字資料 録音資料他の図書館や 各地の点字図書館の所蔵資料にも留意して 資料だけでなく 情報も提供できるように努める 図書資料だけでなく 雑誌 パンフレットの類も収集範囲に含める 点訳 音訳が可能な資料については 利用実態に即して自館で点訳 音訳資料を作成して提供する イ. 映像資料字幕 手話 副音声入りの作品については 視聴覚資料の収集と連携し 常に資料の情報に留意して収集する ウ. 大活字図書各分野にわたって幅広く収集する エ. さわる本 絵本発行点数が少ないので 常に資料の情報に留意して収集する オ. その他上記以外の形態の資料であっても 障害者サービスに適した資料であれば必要に応じて収集する 10-1

55 11. ビジネス支援資料選書基準 11. ビジネス支援資料選書基準富士市立図書館では 地域経済に関わるすべての人を対象とし ビジネス支援サービスを行う 地域経済に関わる人とは これから就職する人 事業を始めようとする人 仕事を持っている人など広い範囲をさす (1) 図書資料市民が仕事をする上で 不可欠な知識や情報を得られるよう 基本図書 実用書を中心に幅広く収集する 収集にあたっては 特に次の分野に重点をおく 職業 就職情報 資格情報 企業 団体名鑑 各種統計 各種法令 起業手続き 書類の作成法 自己啓発 産業 経済 経営 特許 実用新案 (2) データベース印刷媒体の資料では得られない最新情報を提供できるよう 商用データベースが利用できる環境を整える 各種新聞社データベース 法令関係データベース マーケティング関係データベース (3) その他 関係機関のパンフレット 問合せ機関の連絡先 URL 11-1

56 12. 多文化資料選書基準 12. 多文化資料選書基準多文化共生の地域づくりを推進していくために 多文化支援サービスを行う 多文化資料は 市内に住むすべての外国人を対象に 生活をする上で役立つ知識や情報を提供できるよう収集する 言語の種類と蔵書数は 在住している外国人の人口に比例するよう調整する 選書するための情報は少ないが できるだけ全分野の基本図書を揃える また 特に次の分野には重点をおく 医療 育児 料理 日本語学習 母国語学習 自己啓発 信仰 母国の文化 習慣 日本の文化 習慣 絵本 児童向け読み物 学習に役立つ児童図書図書資料だけでなく 多言語の逐次刊行物や各種パンフレットも収集の対象とする 12-1

57 13. その他 13. その他ここでは 前項までに分類できない形態の資料や 今後の収集を検討していく資料について記述する 収集や収集方針が確立した時点で 独立した項目として選書基準を記述するものとする (1) 大型絵本 大型紙芝居については 各館で分担し 幅広く収集する (2) 高齢者向けの紙芝居等については 一般図書として収集する (3) 次の資料については 図書館資料となりうるか評価が定まっていないので 収集の検討については 国内図書館界の動向に従うものとする ア. 電子出版物 (4) 次の内容のサ-ビスは 図書館として新しい形態の情報および資料の提供となりうるか評価が定まっていないので サ-ビスの導入については 国内図書館界の動向に従うものとする ア. 通信による映像情報 活字情報電子図書館インターネット 13-1

58 ( 参考資料 ) 1/2 近世文書分類表 A. 支 配 1. 領地 (1) 領主関係 (2) 領地関係 (3) 家臣関係 (4) 役所関係 (5) 建白書 (6) 王政復古 2. 法令 (1) 法 度 (2) 條 目 (3) 定 書 (4) 高 札 (5) 掟 (6) 触 書 (7) 達 (8) 五人組前書 3. 治安 (1) 犯 罪 (2) 取 締 (3) 刑罰 ( 処刑 )(4) 喧 嘩 (5) 騒擾 一揆 (6) 各種詫状 (7) 博 奕 (8) 心 中 (9) 防犯 (10) 倹 約 (11) 奢侈取締 (12) 風俗取締 (13) 鉄砲改 B. 土地 1. 検地 (1) 検地篠目 (2) 検地 (a 検地帳 b 水帳 c 清野帳 d 地押改帳 e 高反別改帳 f 田畑高名寄帳 g 田畑貫高帳 ) (3) 新田検地 (a 新田検地帳 b 切開帳 c 切添帳 d 起返帳 ) 2. 免租地 (1) 朱印地 (2) 除地 (3) 引地 3. 新田開発 (1) 山林原野 (2) 隠田畑 (3) 阿原 4. 所有 (1) 所有者 地券 (2) 登記 C. 貢 租 1. 年貢 (1) 物 成 (2) 本 途 (3) 取 箇 (4) 成 箇 (5) 地 子 (6) 年貢割付状 (7) 免 状 (8) 年貢皆済目録 (9) 口 米 (10) 込 米 (11) 欠 米 (12) 小成物 (13) 先納 (14) 廻米 (15) 未進 (16) 延納 2. 課役 (1) 国 役 (2) 高掛物 (3) 村 役 (4) 人足役 (5) 浮役 (a 運上 b 冥加 ) 3. 地租 (1) 税 金 (2) 改正関係 D. 村制 戸口 1. 村概況 (1) 村差出明細帳 (2) 村鑑 (3) 他村高調帳 2. 村政 (1) 村役人 (a 勤役 b 給与 c 交替 ) (2) 規役 (a 村法 村定 b 誓詞 ) (3) 村方帳簿 (a 御用留 b 御用触留 c 覚書 d 願書 e 役向日記 f 諸書上帳 ) 3. 村入用 (1) 村入用帳 (2) 村賄帳 (3) 巡見使諸入用帳 4. 戸口 (1) 戸口改 (2) 宗門改 (a 人別改帳 b 宗門改帳 c 五人組改帳 d 人数増減改帳 ) (3) 宗門一礼 (4) 宗門送状 (5) 宗門諸状 (6) 欠落 (7) 戸籍 E. 諸産業 1. 農業 (1) 耕 作 (2) 農作物 (3) 農 具 (4) 肥 料 (5) 技 術 (6) 農作物加工 (7) 養 蚕 (8) 出 作 (9) 入 米 (10) 農業帳簿 (a 農業耕作万覚帳 b 大福帳 c 田畑小作人元帳 ) 2. 小作 (1) 小作人 (2) 小作慣行 (3) 小作料 (4) 小作紛争 3. 入会 (1) 入会地 (2) 入会慣行 (3) 入会形態 (4) 入会紛争 4. 林業 (1) 造 林 (2) 伐 木 (3) 造 材 (4) 運 材 (5) 材 種 (6) 木炭 しいたけ等 (7) 御林守 5. 水産業 (1) 漁 場 (2) 漁 船 (3) 入 会 (4) 水産物 (5) 水産加工品 (6) 製 塩 (7) 漁労組織 (a 網元 b 網子 ) 6. 畜産 (1) 牧 (2) 牧 師 (3) 牛馬等 (4) 牛馬改 ( 牛馬改帳 ) (5) 飼 料 7. 鉱業 8. 工業 (1) 紙 漉 (2) 織布 機織 (3) 製 糖 F. 商業 1. 一般 (1) 市場 (2) 商店 (3) 商品 (4) 商人 (5) 問屋 (6) 卸 (7) 小売 (8) 仲買 (9) 行商 (10) 組合 (11) 株仲間 (12) 商取引 (13) 売買 (14) 譲渡 (15) 手数料 (16) 商業帳簿 (a 金銀出入帳 b 大福帳 c 仕入帳 )

59 2/2 2. 金融 (1) 為替 (2) 両替 (3) 手形 (4) 無尽 (5) 講掛金 (6) 貨幣 (7) 借金証文 (8) 田地証文 (9) 質地証文 (10) 借入金明細 (11) 株式 (12) 貯金 (13) 証券 G. 交通 通信 1. 宿駅 (1) 街道 (2) 宿場 間宿 (3) 宿役人 (4) 問屋 問屋場 (5) 継立人馬 (6) 帳簿 (7) 拝借金 (8) 本陣 (9) 旅篭 (10) 加宿 地方 2. 助郷 (1) 定助郷 (2) 加助郷 (3) 代助郷 (4) 帳簿類 (5) 助郷訴訟 3. 通行 (1) 陸上 海上 河川 湊 (2) 渡し (3) 駕篭 (4) 馬脊 (5) 賃銭 (6) 関所 (7) 通行手形 (8) 交通機関 ( 荷車 人力車 馬車 馬車鉄道 鉄道 自動車 船 ) 4. 通信 (1) 飛脚 (2) 宿継 (3) 廻状 (4) 三度屋等 (5) 郵便 H. 水利 土木 1. 水利 (1) 治 水 (2) 河川 湖 池 溜池 (3) 潅 漑 (4) 排 水 (5) 樋 (6) 堰 (7) 組 合 (8) 紛 争 2. 河川 (1) 海 浜 (2) 流 木 I. 災害 救出 1. 災害 (1) 凶 荒 (2) 飢 饉 (3) 地 震 (4) 火 災 (5) 風災害 (6) 流行病 2. 救出 (1) 救恤米 (2) 負担軽減 (3) 復旧助成 (4) 備荒貯穀 J. 教育 文化 1. 教育 (1) 学校 寺子屋 (2) 私 塾 (3) 教 師 (4) 生 徒 (5) 教科書 2. 学芸 (1) 諸学問 (a 儒 b 国 c 洋 d 心 e 医 f 兵 g 易 h 天文 ) (2) 俳諧 和歌 (3) 暦 学 (4) 本草学 3. 文化 (1) 随 筆 (2) 見聞 聞書 (3) 旅行記 (4) 絵画 書 (5) 工 芸 (6) 地方書 (7) 農 書 (8) 音 楽 K. 宗教 習俗 身分 1. 宗教 (1) 仏教 (2) 寺院 (3) 神道 (4) 神社 (5) 切支丹 (6) 教会 (7) 僧侶 (8) 神官 (9) 宣教師 (10) 山伏 (11) 檀家 (12) 氏子 (13) 祭礼 (14) 祈祷 (15) 勧進 (16) 寺社造営修復 (17) 縁起 2. 習俗 (1) 年中行事 (2) 冠婚葬祭 (3) 贈答 (4) 娯楽 (5) 言語 (a 方言 b 俗言 c 流言 d 落首 )(6) 風俗 (7) 口碑 (8) 伝説 (9) 民謡 (10) 迷信 (11) 講 (12) 宮坐 (13) 若者組 (14) 遊山 (15) 参詣 (16) 巡礼 3. 身分 (1) 士農工商 (2) 郷士 (3) 浪人 (4) 無籍者 (5) 非人 (6) 一本証文 (7) 年季奉公人等 (a 証文 b 請人 c 給与 ) (8) 人名簿 L. 軍事 (1) 海防 (2) 農兵 (3) 戦争 M. 地図 (1) 村絵図 (2) 寺社絵図 (3) 河川 沼 湊絵図 (4) 山絵図 X. 家 (1) 家憲 遺訓 (2) 家譜 (3) 由緒 (4) 過去帳 (5) 家格 (6) 苗字帯刀御免 (7) 本家 (8) 分家 (9) 相続 (10) 養子縁組 (11) 家業 (12) 家産 (13) 日記 (14) 書簡 ( 私信 ) (15) 姓 (16) 結婚 (17) 生死 (18) 衣食住 Y. 典籍 (1) 和 (2) 漢 (3) 外 Z. 雑 (1) 断簡