Microsoft PowerPoint - プレゼンテーション1
|
|
- ゆりな かやぬま
- 6 years ago
- Views:
Transcription
1 A A RNA からタンパク質へ mrna の塩基配列は 遺伝暗号を介してタンパク質のアミノ酸の配列へと翻訳される trna とアミノ酸の結合 RNA 分子は 3 通りの読み枠で翻訳できる trnaは アミノ酸とコドンを結びつけるアダプター分子である (Ψ; プソイドウリジン D; ジヒドロウリジンどちらもウラシルが化学修飾したもの ) アミノアシル trna 合成酵素によって アミノ酸と trna を結びつける (0 種類のアミノ酸をつけるため 0 種類の酵素が存在する ) リボソーム 翻訳 リボソームには mrna 結合部位が か所と trna 結合部位が 3 か所ある 3 4
2 翻訳の様子 (3) コドンアミノ酸をコードするコドンは 極わずかな例外を除いて 全ての生物で共通である しかし 同一のアミノ酸をコードする場合にも ~6 のコドンが重複している場合があり どのコドンがよく用いられるかは 各生物の DNA の C 含有量にしたがって かなり偏っている 原核生物の mrna は 分子でいくつかの異なるタンパク質をコードしているものがある タンパク質はポリリボソームによって翻訳される ( 真核生物 原核生物の両方で見られる ) 6 0. 遺伝子発現のための基本単位ー真核生物ー () 転写に必要なエレメント RNA ポリメラーゼ RNA ポリメラーゼ Ⅰ 単一プロモーターを認識 rrna 前駆体を転写 RNA ポリメラーゼ Ⅱ タンパク質をコードする mrna を転写 RNA ポリメラーゼ Ⅲ S リボゾーム RNA trna などを転写 RNA ポリメラーゼ Ⅱ のプロモーター TATA(A or T)A3 TATA box 転写開始点から約 塩基上流 CCAATCT3 CAAT box 転写開始点から約 90 塩基上流エンハンサー 自身は転写活性を持たないものの様々な転写因子が結合することにより 近傍の転写開始エレメントの活性を増幅する 多くは遺伝子の 側に見られるが 構造遺伝子の 3 末端に位置するものもある 7 8
3 RNAポリメラーゼ II mrnaを直接的に合成する酵素 TFIIA TFIIB TFIID ( 主役 ) TFIIE TFIIF TFIIH 真核生物の転写の準備 TFIID の DNA への結合を助ける 転写開始部位の決定に 直接機能する 転写開始の引き金となる 最も重要な因子 TBP (TATA 結合タンパク質 ) と TAFs (TBP 関連因子 ) から成る THIIH の機能を制御 プロモータークリアランスに関与 RNA ポリメラーゼをプロモーターへ連れてくる プロモーターの DNA 二重らせんをほどくプロモータークリアランスにも関与 3 まず最初に TFIID (TBP) が TATA ボックスに結合する その後 THIIA が来て TBP と TATA ボックス上流の DNA に結合し TFIID の DNA への結合を安定化させる さらに TFIIB が来て TBP と DNA に直接結合する (TFIIA と TFIIB は 結合しない ) 真核生物の転写 真核生物のRNAポリメラーゼIIは 転写開始に転写基本因子を必要とする (A) プロモーターにはTATAボックスという塩基配列がある (B)TFIIDのTBPがTATAボックスを認識して結合して DNA 構造を大きくゆがめる (C)TFIIDの横にTFIIBが結合する (D) 残りの転写因子とRNAポリメラーゼIIがプロモーターに結合する (E)TFIIHがATPの加水分解のエネルギーを使って転写開始部位のDNA 二本鎖を解離させ 鋳型鎖を露出させる また TFIIHがRNAポリメラーゼをリン酸化すると ポリメラーゼは転写基本因子から離れて転写伸長期に入れる リン酸化されるのは ポリメラーゼ分子から長く突き出した尾部である RNAポリメラーゼの種類転写する遺伝子 RNA ポリメラーゼ I 大部分の rrna TFIIJ??? RNAポリメラーゼが他の場所でTFIIFと結合し プロモーターへと来てTFIIBと結合する ( この段階で RNAポリメラーゼは転写開始点を含む正しい位置に配置される ) 次に TFIIEがRNAポリメラーゼに結合し さらにTHIIHとTHIIJも RNAポリメラーゼに結合して 転写の準備完了する 転写が0~ 塩基ほど進むと この複合体がプロモーターから解離し 転写が進む プロモータークリアランス (TFIIDとTFIIA とTFIIBはプロモーターに残り 次の転写の開始のために待機し RNAポリメラーゼは TFIIFとTFIIJが結合したままRNAの合成を行う その他の因子は離れていく ) が起こる 9 TATA ボックスに結合する TBP RNA ポリメラーゼ II RNA ポリメラーゼ III タンパク質をコードする遺伝子など trna 遺伝子 S rrna 遺伝子 低分子 RNA 遺伝子 0 真核生物の転写調節因子 ( エンハンサー ) 真核生物の転写調節因子
4 <polya の付加 > 転写が終結したのちの mrna 前駆体 :pre mrna には ポリ A シグナルにより約 0~00 の A(polyA) の付加がおこる 転写後修飾 このとき 3 末端領域にある AAUAAA3 シグナルと U rich シグナルの間で RNA が切断され そこから polya の付加がおこる この RNA の切断と polya の付加は polya ポリメラーゼが関与する < イントロンの除去 > Pre mrna のイントロンは スプライシングで取り除かれる Splicing donor イントロン 末端側 (A or C)A U(A or )A Branch site イントロンの途中 CU(A or )A(A or U) Splicing acceptor イントロン 3 末端 ピリミジン rich な配列の後に NCA スプライシングシグナルを導入することで 外来遺伝子の mrna の安定性が向上する 3 RNA ポリメラーゼ II がリン酸化されると RNA プロセッシングタンパク質が尾部に集まる 4 スプライシング スプライシング snrna 3 4 切り離されたエクソンは U snrnp と結合したままであり さらに U snrnp は イントロン 3 末端の A 配列にも結合して 最終的にエキソン同士が結合する まず U snrnp が放出され イントロン ' 末端の U 配列が開放される すると その他の U や U6 sn RNP がこの U 配列に近づいてくる U4 snrnp が放出されると U6 snrnp は U snrnp にくっつく U6 snrnpは塩基対を利用してイントロン' 末端のU 配列とも結合する そして U/U6がU 配列の' 側でmRNAを切断し U 配列の 塩基をブ ランチ部位中のA 塩基と結合させる 6
5 スプライシング mrna の運搬 組織によってスプライシングの仕方が異なる場合もある EJC; エキソン接合部複合体 7 8 () 翻訳に必要なエレメント <Kozak 配列 > 真核生物の開始コドン周辺の塩基は コザック (Kozak) によって一定の法則があることが明らかになっている 最も強力な開始コドンの周辺配列は CC(A or )CCAT 3 開始コドンの A から -3 位のプリン塩基 +4 の が重要上流に強力な AT がある場合 これが優先されるので 取り除く必要がある <IRES(Internal Ribosome Entry Site> ポリオウイルスに感染した細胞では 途中にある AT からでもタンパク質への翻訳が可能になる 途中の AT から翻訳する際に リボゾーム RNA が結合できる mrna の高次構造を形成できる配列を IRES という 他のウイルスでも徐々に IRES 配列が決定されつつある 9 (3) インシュレーター 目的遺伝子を真核生物のゲノムに組み込んで 恒常的な発現あるいは誘導発現を目指しても 組み込まれた場所によって発現の強弱がある場合や 有効な誘導発現ができない場合がある この現象を位置効果 (position effect) という 組み込まれた遺伝子の発現が 近傍の様々な遺伝子発現制御エレメントに影響されることに理由があると考えられる これを防ぐためには インシュレーターを目的遺伝子の両端に導入して 導入された場所の近傍の様々な遺伝子発現制御エレメントの影響を抑制する インシュレーターは クロマチンのループの境界に見つかるエレメントであり クロマチン境界を形成して隣接する遺伝子エレメントによる発現への影響をなくし 各クロマチン領域を機能的に独立させていると考えられている インシュレーターの働きにより 導入した遺伝子が独立した発現ユニットとして機能できることが期待できる 0
Slide 1
転写 1. タンパク合成における RNA の役割酵素誘導 2. RNA ポリメラーゼ鎖型への結合転写開始鎖延長転写終結真核生物の RNA ポリメラーゼ 3. 原核生物における転写制御プロモーターカタボライト ( 異化代謝産物 ) 抑制オペロン 4. 転写後修飾プロセシング RNA ポリメラーゼ ( 鎖型への結合 ) プロモーターに特異的に結合 大腸菌の代表的なプロモーターのセンス鎖の配列 RNA ポリメラーゼ
More informationPowerPoint プレゼンテーション
バイオインフォマティクスにおける ゲノム情報の基礎知識 Database of Pathogenic Variants もくじ 1. ゲノム 1-1 DNAの構造 1-2 DNAの複製 1-3 RNA 1-4 セントラルドグマ 1-5 構造遺伝子 1-6 コドン 3. 変異 3-1 遺伝子の変異 3-2 病的変異の種類 2. 転写と翻訳 2-1 転写 (DNA mrna) 2-2 転写に関わる領域
More information生物学入門
第 9 章タンパク質の生合成 第 8 章では DNA からタンパク質までの大まかな道筋を描いたが 実際にタンパク質が細胞の中でどのように合成されるかについては深く立ち入らなかった この章ではmRNA への転写からタンパク質合成までの過程をもう少し詳しく見ていこう 細胞内でのタンパク質合成の過程は 核の中でおこる DNA からmRNA への転写と 核外へ出たmRNA を使っておこなわれる翻訳の過程に分けられる
More information子はいくつかのタンハ ク質の情報を持っている. Ⅰ. DNA から RNA 前駆体までフ ロモーター, ターミネーター DNA には RNA ホ リメラーセ が反応を始める, 終える場所を指示するシク ナルがある.RNA ホ リメラーセ が反応を始める, 終える場所を知る方法は細菌と真核生物では少し
6/13 菊地浩輔第 1 部 6 ケ ノム情報の読み取り ( 前半 P.300-335) 1. DNA から RNA へ ほとんどの多細胞生物のケ ノムはとても不規則である. ケ ノム DNA はタンハ ク合成自体には直接指示を出さず,RNA を仲介役として使う. 転写 transcription 翻訳 translation. あらゆる細胞は遺伝情報をこの向きで発現する.( これはとても根本的な原理で分子生物学のセントラルト
More information<4D F736F F F696E74202D AA8E7188E293608A7782CC8AEE D8EAF81698DB791D682A694C5816A>
分子遺伝学の基礎知識として,DNA に関する基本的な生物学的, 生化学的な解説を行い, 遺伝子の構造とその機能の発現ならびに多様性について知識をまとめました. 1 1 DNAは遺伝情報の担体 DNAすなわちdeoxyribonucleic acidが細胞内の物質として知られたのは19 世紀の事ですが, これがいわゆる遺伝子を形作り, 遺伝子の本体であることが証明されたのは20 世紀の半ばの事でした.
More informationHi-level 生物 II( 国公立二次私大対応 ) DNA 1.DNA の構造, 半保存的複製 1.DNA の構造, 半保存的複製 1.DNA の構造 ア.DNA の二重らせんモデル ( ワトソンとクリック,1953 年 ) 塩基 A: アデニン T: チミン G: グアニン C: シトシン U
1.DNA の構造, 半保存的複製 1.DNA の構造 ア.DNA の二重らせんモデル ( ワトソンとクリック,1953 年 ) 塩基 A: アデニン T: チミン G: グアニン C: シトシン U: ウラシル (RNA に含まれている塩基 DNA にはない ) イ. シャルガフの規則 二本鎖の DNA に含まれる A,T,G,C の割合は,A=T,G=C となる 2.DNA の半保存的複製 ア.
More informationタンパク質の合成と 構造 機能 7 章 +24 頁 転写と翻訳リボソーム遺伝子の調節タンパク質の構造弱い結合とタンパク質の機能
タンパク質の合成と 構造 機能 7 章 +24 頁 転写と翻訳リボソーム遺伝子の調節タンパク質の構造弱い結合とタンパク質の機能 タンパク質の合成 セントラル ドグマによると 遺伝子が持つ情報は タンパク質を合成することで発現 (Expression) される それは 2 段階の反応で進行する DNA 転写 (Transcription) DNA の塩基配列から mrna の塩基配列へ染色体の
More information核内受容体遺伝子の分子生物学
核内受容体遺伝子の分子生物学 佐賀大学農学部 助教授和田康彦 本講義のねらい 核内受容体を例として脊椎動物における分子生物学的な思考方法を体得する 核内受容体遺伝子を例として脊椎動物における遺伝子解析手法を概観する 脊椎動物における核内受容体遺伝子の役割について理解する ヒトや家畜における核内受容体遺伝子研究の応用について理解する セントラルドグマ ゲノム DNA から相補的な m RNA( メッセンシ
More information報道発表資料 2007 年 8 月 1 日 独立行政法人理化学研究所 マイクロ RNA によるタンパク質合成阻害の仕組みを解明 - mrna の翻訳が抑制される過程を試験管内で再現することに成功 - ポイント マイクロ RNA が翻訳の開始段階を阻害 標的 mrna の尻尾 ポリ A テール を短縮
60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 8 月 1 日 独立行政法人理化学研究所 マイクロ RNA によるタンパク質合成阻害の仕組みを解明 - mrna の翻訳が抑制される過程を試験管内で再現することに成功 - 生命は 遺伝子の設計図をもとにつくられるタンパク質によって 営まれています タンパク質合成は まず DNA 情報がいったん mrna に転写され 次に mrna がタンパク質の合成工場である
More informationMicrosoft Word - PRESS_
ニュースリリース 平成 20 年 8 月 1 日千葉大学大学院園芸学研究科 新たな基盤転写 (RNA 合成 ) 系の発見 原始生物シゾンで解明されたリボゾーム RNA 合成系進化のミッシングリンク < 研究成果の概要 > 本学園芸学研究科の田中寛教授 今村壮輔 JSPS 特別研究員 華岡光正東京大学研究員は 植物に残されていた始原的なリボゾーム RNA 合成系を発見し これまで不明だったリボゾーム
More informationス H95) は EF-G の GTP 結合部位と明確に相互作用しており このループが GTP 加水分解に直接関与していることが示唆されました ( 図 4 右 ) 本研究成果は わが国で推進している タンパク 3000 プロジェクト の一環として行われたものです 本研究成果の詳細は 米国の学術雑誌
報道発表資料 2007 年 3 月 10 日 独立行政法人理化学研究所 ドイツシャリティ ベルリン医科大学 タンパク質生合成工場 リボソーム との相互作用による翻訳伸長因子の活性化メカニズムを解明 - 遺伝子翻訳の重要な過程をスナップショットで可視化 - ポイント T. thermophilus には EF-G の遺伝子が 2 種類あることが判明した 全生物に共通な翻訳伸長因子 EF -G の GTP
More information図 B 細胞受容体を介した NF-κB 活性化モデル
60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 12 月 17 日 独立行政法人理化学研究所 免疫の要 NF-κB の活性化シグナルを増幅する機構を発見 - リン酸化酵素 IKK が正のフィーッドバックを担当 - 身体に病原菌などの異物 ( 抗原 ) が侵入すると 誰にでも備わっている免疫システムが働いて 異物を認識し 排除するために さまざまな反応を起こします その一つに 免疫細胞である B 細胞が
More informationナノの技術をバイオに応用
本日まで お試し期間 なので 出席は取りません 現代生物学概論 2 遺伝子 ( プログラム ) と蛋白質 ( ナノマシン ) 先進理工学科 化学生物学研究室 准教授 生体機能システムコース 瀧真清 1 本日の概要 : 蛋白質生合成の全スキーム D から蛋白質への情報の流れ アミノ酸から蛋白質への物質の流れ 転写 D 本日は詳細は省略 アミノアシル tr 合成酵素 (RS) 翻訳 mr コドンーアンチコドンの対合
More informationMicrosoft PowerPoint - DNA1.ppt [互換モード]
生物物理化学 タンパク質をコードする遺伝子 (135~) 本 PPT 資料の作成には福岡大学機能生物研究室のホームページを参考にした http://133.100.212.50/~bc1/biochem/index2.htm 1 DA( デオキシリボ核酸 ) の化学的特徴 シャルガフ則とDAのX 線回折像をもとに,DAの構造が予測された (Watson & Crick 1953 年 ) 2 Watson
More information論文題目 腸管分化に関わるmiRNAの探索とその発現制御解析
論文題目 腸管分化に関わる microrna の探索とその発現制御解析 氏名日野公洋 1. 序論 microrna(mirna) とは細胞内在性の 21 塩基程度の機能性 RNA のことであり 部分的相補的な塩基認識を介して標的 RNA の翻訳抑制や不安定化を引き起こすことが知られている mirna は細胞分化や増殖 ガン化やアポトーシスなどに関与していることが報告されており これら以外にも様々な細胞諸現象に関与していると考えられている
More information生物時計の安定性の秘密を解明
平成 25 年 12 月 13 日 生物時計の安定性の秘密を解明 概要 名古屋大学理学研究科の北山陽子助教 近藤孝男特任教授らの研究グループは 光合 成をおこなうシアノバクテリアの生物時計機構を解析し 時計タンパク質 KaiC が 安定な 24 時 間周期のリズムを形成する分子機構を明らかにしました 生物は, 生物時計 ( 概日時計 ) を利用して様々な生理現象を 時間的に コントロールし 効 率的に生活しています
More information研究最前線 HAL QCD Collaboration ダイオメガから始まる新粒子を予言する時代 Qantm Chromodynamics QCD 1970 QCD Keiko Mrano QCD QCD QCD 3 2
ISSN 1349-1229 No. 446 2018 8 Keiko Mrano 02 06 15 TOPICS 16 10 FANTOM 研究最前線 2018 5 6 1 HAL QCD Collaboration ダイオメガから始まる新粒子を予言する時代 3 1960 Qantm Chromodynamics QCD 1970 QCD Keiko Mrano 1 3 2 QCD 1 1 1974
More informationMicrosoft PowerPoint マクロ生物学9
マクロ生物学 9 生物は様々な化学反応で動いている 大阪大学工学研究科応用生物工学専攻細胞動態学領域 : 福井希一 1 生物の物質的基盤 Deleted based on copyright concern. カープ分子細胞生物学 より 2 8. 生物は様々な化学反応で動い ている 1. 生命の化学的基礎 2. 生命の物理法則 3 1. 生命の化学的基礎 1. 結合 2. 糖 脂質 3. 核酸 4.
More information今後の展開現在でも 自己免疫疾患の発症機構については不明な点が多くあります 今回の発見により 今後自己免疫疾患の発症機構の理解が大きく前進すると共に 今まで見過ごされてきたイントロン残存の重要性が 生体反応の様々な局面で明らかにされることが期待されます 図 1 Jmjd6 欠損型の胸腺をヌードマウス
PRESS RELEASE(2015/11/05) 九州大学広報室 819-0395 福岡市西区元岡 744 TEL:092-802-2130 FAX:092-802-2139 MAIL:koho@jimu.kyushu-u.ac.jp URL:http://www.kyushu-u.ac.jp 免疫細胞が自分自身を攻撃しないために必要な新たな仕組みを発見 - 自己免疫疾患の発症機構の解明に期待 -
More information<4D F736F F D F D F095AA89F082CC82B582AD82DD202E646F63>
平成 23 年 2 月 12 日筑波大学 不要な mrna を選択的に分解するしくみを解明 医療応用への新規基盤をめざす < 概要 > 真核生物の遺伝子の発現は DNA のもつ遺伝情報をメッセンジャー RNA(mRNA) に写し取る転写の段階だけでなく 転写の結果つくられた mrna 自体に対しても様々な制御がなされています 例えば mrna を細胞内の特定の場所に引き留めておくことや 正確につくられなかった
More informationUntitled
上原記念生命科学財団研究報告集, 25 (2011) 86. 線虫 C. elegans およびマウスをモデル動物とした体細胞レベルで生じる性差の解析 井上英樹 Key words: 性差, ストレス応答,DMRT 立命館大学生命科学部生命医科学科 緒言性差は雌雄の性に分かれた動物にみられ, 生殖能力の違いだけでなく形態, 行動などそれぞれの性の間でみられる様々な差異と定義される. 性差は, 形態や行動だけでなく疾患の発症リスクの男女差といった生理的なレベルの差異も含まれる.
More information生理学 1章 生理学の基礎 1-1. 細胞の主要な構成成分はどれか 1 タンパク質 2 ビタミン 3 無機塩類 4 ATP 第5回 按マ指 (1279) 1-2. 細胞膜の構成成分はどれか 1 無機りん酸 2 リボ核酸 3 りん脂質 4 乳酸 第6回 鍼灸 (1734) E L 1-3. 細胞膜につ
の基礎 1-1. 細胞の主要な構成成分はどれか 1 タンパク質 2 ビタミン 3 無機塩類 4 ATP 第5回 (1279) 1-2. 細胞膜の構成成分はどれか 1 無機りん酸 2 リボ核酸 3 りん脂質 4 乳酸 第6回 (1734) 1-3. 細胞膜について正しい記述はどれか 1 糖脂質分子が規則正しく配列している 2 イオンに対して選択的な透過性をもつ 3 タンパク質分子の二重層膜からなる 4
More information( 図 ) IP3 と IRBIT( アービット ) が IP3 受容体に競合して結合する様子
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 6 月 23 日 独立行政法人理化学研究所 独立行政法人科学技術振興機構 細胞内のカルシウムチャネルに情報伝達を邪魔する 偽結合体 を発見 - IP3 受容体に IP3 と競合して結合するタンパク質 アービット の機能を解明 - 細胞分裂 細胞死 受精 発生など 私たちの生の営みそのものに関わる情報伝達は 細胞内のカルシウムイオンの放出によって行われています
More information記 者 発 表(予 定)
解禁時間 ( テレヒ ラシ オ WEB): 平成 29 年 8 月 9 日 ( 水 ) 午後 6 時 ( 日本時間 ) ( 新聞 ) : 平成 29 年 8 月 10 日 ( 木 ) 付朝刊 平成 2 9 年 8 月 8 日 科学技術振興機構 ( JST) 東 京 農 工 大 学 首 都 大 学 東 京 ポイント 筋萎縮性側索硬化症原因遺伝子産物 TDP-43 の新機能を発見 ~ 難治性の脳神経変性疾患などの治療薬の開発に期待
More informationリアルタイムPCRの基礎知識
1. リアルタイム PCR の用途リアルタイム PCR 法は 遺伝子発現解析の他に SNPs タイピング 遺伝子組み換え食品の検査 ウイルスや病原菌の検出 導入遺伝子のコピー数の解析などさまざまな用途に応用されている 遺伝子発現解析のような定量解析は まさにリアルタイム PCR の得意とするところであるが プラス / マイナス判定だけの定性的な解析にもその威力を発揮する これは リアルタイム PCR
More information2016入試問題 indd
公募制推薦入試 生物 家政学部食物栄養学科 出題のねらい A 方式 Ⅰ: 生物と遺伝子動物細胞と植物細胞に関して 構造と細胞小器官のはたらきについての理解をみる問題です Ⅱ: ヒトの腎臓ヒトの腎臓に関して 構造とはたらきについての理解をみる問題です 血しょう 原尿 尿のそれぞれに含まれる成分と濃度のデータを通して 濃縮率や再吸収率を計算する力や 計算結果を基に考察する力をみています Ⅲ:DNAの複製とPCR
More informationPowerPoint プレゼンテーション
2013 年 11 月 20 日 ( 水 ) バイオ情報解析演習 ウェブツールを活用した生物情報解析 (4) 遺伝子のクローニング設計 有用物質生産菌を合理的に作ろう! 設計 試作 ベンチテスト 完成 プラスミド 効率的な代謝経路を設計する 文献調査代謝パスウェイの探索代謝シミュレーション 実際に微生物に組み込む データベースから有用遺伝子を探索する遺伝子組換え技術 培養をして問題点を突き止める 培養代謝物量
More information13FG-生物-問題_H1.indd
平成 25 年度次世代の科学技術を担う人材育成事業 福岡県 高校生科学技術コンテスト 総合問題 生物 注意事項 1 試験開始の合図があるまで, この問題冊子の中を見てはいけません 2 試験中に問題冊子の印刷不鮮明, ページの落丁 乱丁及び解答用紙の汚れなどに気付いた場合は, 挙手をして監督者に知らせなさい ただし, 問題内容にかかわる質問は, 受け付けません 3 解答用紙には, 解答欄以外に次の記入欄があるので,
More information報道発表資料 2006 年 4 月 13 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス免疫発動機構の解明 - 免疫 アレルギー制御のための新たな標的分子を発見 - ポイント 異物センサー TLR のシグナル伝達機構を解析 インターフェロン産生に必須な分子 IKK アルファ を発見 免疫 アレルギーの有効
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 4 月 13 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス免疫発動機構の解明 - 免疫 アレルギー制御のための新たな標的分子を発見 - がんやウイルスなど身体を蝕む病原体から身を守る物質として インターフェロン が注目されています このインターフェロンのことは ご存知の方も多いと思いますが 私たちが生まれながらに持っている免疫をつかさどる物質です 免疫細胞の情報の交換やウイルス感染に強い防御を示す役割を担っています
More informationMicrosoft PowerPoint - 分子生物学 [互換モード]
第一薬科大学 3 年生 分子生物学 第 2 回 生命薬学講座分子生物学分野担当 : 荒牧弘範 (H24.4.26) 朝日新聞 4/18/201 A 遺伝子を担う分子 (p3) SBO 親から子へ受け継がれる形質 ( 遺伝情報 ) の伝達を担う分子である遺伝子 その本体である核酸 (DNA) の発見 同定の歴史を学ぶ 1. 遺伝子とは何か (p3) ポイント 1 細胞の構造と遺伝子を構成する物質 遺伝子の本体は
More informationMicrosoft PowerPoint - 601 群馬大学 原田先生.ppt
2008 年 11 月 6 日新技術説明会 細胞の未知の遺伝子を発見するため のウイルスの開発と応用 群馬大学生体調節研究所細胞構造分野原田彰宏 細胞の未知の遺伝子を発見するためウイルスの開発と応用 ( これまでの歴史 ) 培養細胞に変異を生じさせた後 異常な表現型を持つ細胞から原因遺伝子を同定するという方法によって 数々の重要な遺伝子が同定されてきた しかしその手法は 細胞を化学物質処理して点突然変異を導入した後に
More informationMicrosoft Word - Gateway technology_J1.doc
テクノロジー Gateway の基本原理 テクノロジーは λ ファージが大腸菌染色体へ侵入する際に関与する部位特異的組換えシステムを基礎としています (Ptashne, 1992) テクノロジーでは λ ファージの組換えシステムのコンポーネントを改変することで 組み換え反応の特異性および効率を高めています (Bushman et al, 1985) このセクションでは テクノロジーの基礎となっている
More information2. 看護に必要な栄養と代謝について説明できる 栄養素としての糖質 脂質 蛋白質 核酸 ビタミンなどの性質と役割 およびこれらの栄養素に関連する生命活動について具体例を挙げて説明できる 生体内では常に物質が交代していることを説明できる 代謝とは エネルギーを生み出し 生体成分を作り出す反応であること
生化学 責任者 コーディネーター 看護専門基礎講座塚本恭正准教授 担当講座 学科 ( 分野 ) 看護専門基礎講座 対象学年 1 期間後期 区分 時間数 講義 22.5 時間 単位数 2 単位 学習方針 ( 講義概要等 ) 生化学反応の場となる細胞と細胞小器官の構造と機能を理解する エネルギー ATP を産生し 生体成分を作り出す代謝反応が生命活動で果たす役割を理解し 代謝反応での酵素の働きを学ぶ からだを構成する蛋白質
More informationPowerPoint プレゼンテーション
酵素 : タンパク質の触媒 タンパク質 Protein 酵素 Enzyme 触媒 Catalyst 触媒 Cataylst: 特定の化学反応の反応速度を速める物質 自身は反応の前後で変化しない 酵素 Enzyme: タンパク質の触媒 触媒作用を持つタンパク質 第 3 回 : タンパク質はアミノ酸からなるポリペプチドである 第 4 回 : タンパク質は様々な立体構造を持つ 第 5 回 : タンパク質の立体構造と酵素活性の関係
More informationA b a B AaBb Ab ab 1 1 AB ab A-b a-b 2.Meiosis recombination Meiosis mitosis crossover recombination bivalent DNA 2
遺 伝 と 遺 伝 子 2007 年 度 参 考 問 題 リストの 解 答 例 xxax2002@yahoo.co.jp 2007 50 50 1. Mendel s second law of inheritance 2006 2006 A B A B Mendel s second law of inheritance principle of independent segregation P
More informationみどりの葉緑体で新しいタンパク質合成の分子機構を発見ー遺伝子の中央から合成が始まるー
みどりの葉緑体で新しいタンパク質合成の分子機構を発見 遺伝子の中央から合成が始まる 葉緑体で医薬品製造と植物育種の基盤 名古屋大学の杉浦昌弘特別教授と名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科の湯川眞希研究員は 植物の細胞の中にあるみどりの 葉緑体 がタンパク質を合成するときに 今まで知られていなかった全く新しい合成機構が働いていることを発見し その分子機構を明らかにしました タンパク質は 遺伝子から合成されたメッセンジャー
More information[ 草稿用紙 ] 1
受験番号 東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻 平成 29(2017) 年度修士課程入学試験問題 専門基礎生命科学及び小論文 実施日 : 平成 28 年 8 月 2 日 ( 火 ) 時間 :9:30 ~ 11:30 注意事項 : 1. 試験開始の合図があるまで この問題冊子を開いてはいけません 2. 解答には 必ず黒色鉛筆 ( または黒色シャープペンシル ) を使用しなさい 3. 問題には
More information細胞の構造
大阪電気通信大学 5/8/18 本日の講義の内容 酵素 教科書 第 4 章 触媒反応とエネルギーの利用 酵素の性質 酵素反応の調節 酵素の種類 触媒の種類 無機物からなる無機触媒と有機物からなる有機触媒がある 触媒反応とエネルギーの利用 1 無機触媒の例 過酸化水素水に二酸化マンガンを入れると過酸化水素水が分解して水と酸素になる 2 有機触媒の例 細胞内に含まれるカタラーゼという酵素を過酸化水素水に加えると
More informationMicrosoft Word - Seminar14.doc
第 14 回健康セミナー [ テーマ ] 遺伝子疾病 その原因と治療法の開発 [ 講師 ] コペンハーゲン大学細胞分子医学科講師白石竹彦 [ 日時 ] 2011 年 10 月 6 日 [ 場所 ] 在デンマーク日本国大使館多目的ホール セミナーは 最初 遺伝子 (DNA) の基本的な働き 制御の仕組みについて再確認し その後 遺伝子治療について 展望と課題について話をした その内容を以下要約する 遺伝子は生命の設計図
More information国際塩基配列データベース n DNA のデータベース GenBank ( アメリカ :Na,onal Center for Biotechnology Informa,on, NCBI が運営 ) EMBL ( ヨーロッパ : 欧州生命情報学研究所が運営 ) DDBJ ( 日本 : 国立遺伝研内の日
生物情報工学 BioInforma*cs 3 遺伝子データベース 16/06/09 1 国際塩基配列データベース n DNA のデータベース GenBank ( アメリカ :Na,onal Center for Biotechnology Informa,on, NCBI が運営 ) EMBL ( ヨーロッパ : 欧州生命情報学研究所が運営 ) DDBJ ( 日本 : 国立遺伝研内の日本 DNA データバンクが運営
More informationUntitled
上原記念生命科学財団研究報告集, 26 (2012) 75. 哺乳類のゴルジ体ストレス応答の分子機構の解明 吉田秀郎 Key words: ゴルジ体, 小胞体, 転写, ストレス応答, 細胞小器官 兵庫県立大学大学院生命理学研究科生体物質化学 Ⅱ 講座 緒言細胞内には様々な細胞小器官が存在して細胞の機能を分担しているが, その存在量は細胞の需要に応じて厳密に制御されており, 必要な時に必要な細胞小器官が必要な量だけ増強される.
More information<4D F736F F D E690B6524E4182CC90A28A458DC58F4994C >
第 2 章 RNAの世界富田耕造産業技術総合研究所バイオメディカル研究部門 RNA プロセシング研究グループ長東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカルゲノム専攻生命機能分子工学分野連携講座准教授 ( 兼任 ) 2.1 はじめに DNA 上の遺伝子の青写真 設計図は RNA へと忠実に写し取られ そして 最終的にタンパク質へと変換される とする遺伝情報の流れの中心的教義 セントラルドグマは生命現象の基本的原理であり
More information研究の背景 B 型肝炎ウイルスの持続感染者は日本国内で 万人と推定されています また, B 型肝炎ウイルスの持続感染は, 肝硬変, 肝がんへと進行していくことが懸念されます このウイルスは細胞へ感染後,cccDNA と呼ばれる環状二本鎖 DNA( 5) を作ります 感染細胞ではこの
News Release 平成 30 年 6 月 22 日 各報道機関文教担当記者 殿 B 型肝炎ウイルス複製の鋳型となる DNA の形成に関わる酵素を発見 金沢大学医薬保健研究域医学系分子遺伝学の喜多村晃一講師, 国立感染症研究所の脇田隆字所長, 村松正道部長 (2017 年 9 月 30 日まで金沢大学医薬保健研究域医学系分子遺伝学教授 ), 渡士幸一主任研究官, 長崎大学大学院頭頸部放射線学分野の中村卓教授らの共同研究グループは,
More informationMB-lecture12.pptx
タンパク質の発現精製方法 目的遺伝子 タンパク質発現に用いる生物種のプロモーター例 )Lac (E. coli) ADH1 (S. cerevisiae) Promoter STOP タンパク発現用プラスミド マーカー遺伝子 ( 薬事耐性など ) 複製開始点 198 培地中のラクトース E. coli lac promoter E. coli でのタンパク質発現の例 pet system T7 RNA
More informationん細胞の標的分子の遺伝子に高い頻度で変異が起きています その結果 標的分子の特定のアミノ酸が別のアミノ酸へと置き換わることで分子標的療法剤の標的分子への結合が阻害されて がん細胞が薬剤耐性を獲得します この病態を克服するためには 標的分子に遺伝子変異を持つモデル細胞を樹立して そのモデル細胞系を用い
プレスリリース 平成 30 年 7 月 6 日 各報道機関御中 国立大学法人山梨大学 CRISPR/Cas9 によるゲノム編集技術を用いた 白血病細胞への分子標的療法剤に対する耐性遺伝子変異の導入 新規治療薬を開発するためのモデル細胞系の樹立方法の確立 - 山梨大学医学部小児科学講座の玉井望雅と犬飼岳史准教授らの研究グループは 筑波大学および大阪大学との共同研究で CRISPR/Cas9 によるゲノム編集技術を用いて白血病細胞株に薬剤耐性の遺伝子変異を導入することに世界で初めて成功しました
More information2015入試問題 indd
一般入試 生物 出題のねらい 一般入試前期 A 方式 (1 月 29 日 ) Ⅰ 生物の世界に見られる多様性と共通性についての問題です 基本的な事項の着実な理解を通じて 生物とは何かということを問うています 特にエネルギーの利用方法の多様性や進化については詳しい知識が求められます Ⅱ 外分泌腺と内分泌腺との違いや分泌されるホルモンに関する問題です 代表的な内分泌腺とそこで作られるホルモンについて理解しておくことが必要です
More information研究の背景と経緯 植物は 葉緑素で吸収した太陽光エネルギーを使って水から電子を奪い それを光合成に 用いている この反応の副産物として酸素が発生する しかし 光合成が地球上に誕生した 初期の段階では 水よりも電子を奪いやすい硫化水素 H2S がその電子源だったと考えられ ている 図1 現在も硫化水素
報道解禁日時 : 平成 29 年 2 月 14 日 AM5 時以降 平成 29 年 2 月 10 日 報道機関各位 東京工業大学広報センター長岡田 清 硫化水素に応答して遺伝子発現を調節するタンパク質を発見 - 硫化水素バイオセンサーの開発に道 - 要点 地球で最初に光合成を始めた細菌は 硫化水素を利用していたと推測 硫化水素は哺乳類で 細胞機能の恒常性維持や病態生理の制御に関わるが 詳細なシグナル伝達機構は不明
More informationCiRA ニュースリリース News Release 2014 年 11 月 20 日京都大学 ips 細胞研究所 (CiRA) 京都大学細胞 物質システム統合拠点 (icems) 科学技術振興機構 (JST) ips 細胞を使った遺伝子修復に成功 デュシェンヌ型筋ジストロフィーの変異遺伝子を修復
News Release 2014 年 11 月 20 日京都大学 ips 細胞研究所 (CiRA) 京都大学細胞 物質システム統合拠点 (icems) 科学技術振興機構 (JST) ips 細胞を使った遺伝子修復に成功 デュシェンヌ型筋ジストロフィーの変異遺伝子を修復 ポイント ヒトゲノムの中で 1 カ所しかない塩基配列のデータベースを構築した注 TALEN および CRISPR 1) を用いてデュシェンヌ型筋ジストロフィー
More informationスライド タイトルなし
分子生物学講義 第 5 回 DNA 修復 DNA の変化 DNA 修復機構 分子生命化学教室荒牧弘範 新型インフル北部九州で発生なら感染者 10 日後 1 万人超外出自粛で 85% 抑制 福岡県を中心とする北部九州圏で新型インフルエンザが発生した場合 最初の感染から 10 日後には感染者が計 1 万人超に上る との試算を国立感染症研究所 ( 東京 ) がまとめた 一方で 早い段階で市民が外出を自粛した場合には流行が大幅に抑制できる可能性があることも判明
More informationMicrosoft PowerPoint - 資料6-1_高橋委員(公開用修正).pptx
第 1 回遺伝子治療等臨床研究に関する指針の見直しに関する専門委員会 平成 29 年 4 月 12 日 ( 水 ) 資料 6-1 ゲノム編集技術の概要と問題点 筑波大学生命科学動物資源センター筑波大学医学医療系解剖学発生学研究室 WPI-IIIS 筑波大学国際睡眠医科学研究機構筑波大学生命領域学際研究 (TARA) センター 高橋智 ゲノム編集技術の概要と問題点 ゲノム編集とは? なぜゲノム編集は遺伝子改変に有効?
More informationヒトゲノム情報を用いた創薬標的としての新規ペプチドリガンドライブラリー PharmaGPEP TM Ver2S のご紹介 株式会社ファルマデザイン
ヒトゲノム情報を用いた創薬標的としての新規ペプチドリガンドライブラリー PharmaGPEP TM Ver2S のご紹介 株式会社ファルマデザイン 薬剤の標的分子別構成 核内受容体 2% DNA 2% ホルモン 成長因子 11% 酵素 28% イオンチャンネル 5% その他 7% 受容体 45% Drews J,Science 287,1960-1964(2000) G 蛋白質共役受容体 (GPCR)
More informationスライド 1
解糖系 (2) 平成 24 年 5 月 7 日生化学 2 ( 病態生化学分野 ) 教授 山縣和也 本日の学習の目標 解糖系の制御機構を理解する 2,3-BPG について理解する 癌と解糖系について理解する エネルギー代謝経路 グリコーゲン グリコーゲン代謝 タンパク質 アミノ酸代謝 トリアシルグリセロール グルコース グルコース 6 リン酸 アミノ酸 脂肪酸 脂質代謝 解糖系 糖新生 β 酸化 乳酸
More information■リアルタイムPCR実践編
リアルタイム PCR 実践編 - SYBR Green I によるリアルタイム RT-PCR - 1. プライマー設計 (1)Perfect Real Time サポートシステムを利用し 設計済みのものを購入する ヒト マウス ラットの RefSeq 配列の大部分については Perfect Real Time サポートシステムが利用できます 目的の遺伝子を検索して購入してください (2) カスタム設計サービスを利用する
More information<4D F736F F D F4390B388C4817A C A838A815B8358>
PRESS RELEASE 平成 28 年 9 月 1 日愛媛大学 世界初アレルギー炎症の新規抑制メカニズムを発見 ~ アレルギー疾患の新規治療法の開発に期待 ~ 愛媛大学大学院医学系研究科の山下政克 ( やましたまさかつ ) 教授らの研究グループは 世界で初めて免疫を正常に保つ作用のある転写抑制因子注 1) Bach2( バック2) が アレルギー炎症の発症を抑えるメカニズムを解明しました これまで
More information( 図 ) 自閉症患者に見られた異常な CADPS2 の局所的 BDNF 分泌への影響
60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 3 月 23 日 独立行政法人理化学研究所 自閉症に関連する遺伝子異常を発見 - 自閉症の病因解明や早期診断に向けた新知見 - 三歳までに発病する精神疾患のひとつである 自閉症 は 対人関係 や 言語等によるコミュニケーション 活動や興味の範囲が狭くなり 常に同じ行動を繰り返す といった障害を持ちます 人口千人当たり一人以上の割合で発症する珍しくない病気ですが
More informationMicrosoft PowerPoint - BIセンターセミナー2013.pptx[読み取り専用]
遺伝子配列解析の基礎 genome=gene+ome DNA 配列からタンパク質へ cgtgctttccacgacggtgacacgcttccctggattggccagactgccttccgggtcactgccatggaggagccgcagtcagatcctagcgtcgagccccctctga gtcaggaaacattttcagacctatggaaactacttcctgaaaacaacgttctgtcccccttgccgtcccaagcaatggatgatttgatgctgtccccggacgatattga
More information手順 ) 1) プライマーの設計 発注変異導入部位がプライマーのほぼ中央になるようにする 可能であれば 制限酵素サイトができるようにすると確認が容易になる プライマーは 25-45mer で TM 値が 78 以上になるようにする Tm= (%GC)-675/N-%mismatch
Mutagenesis 目的 ) 既存の遺伝子に PCR を利用して変異を導入する 1 点変異導入方法 ) Quik Change Site-Directed Mutagenesis Kit(Stratagene) のプロトコールを流用 http://www.stratagene.com/products/showproduct.aspx?pid=131 Kit 中では DNA polymerase
More information脳組織傷害時におけるミクログリア形態変化および機能 Title変化に関する培養脳組織切片を用いた研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 岡村, 敏行 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date URL http
脳組織傷害時におけるミクログリア形態変化および機能 Title変化に関する培養脳組織切片を用いた研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 岡村, 敏行 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date 2009-03-23 URL http://hdl.handle.net/2433/124054 Right Type Thesis or
More information微鏡で観察した際に 他の核内領域に比べて非常に濃く染色される (=DNA 含量に富む ) 領域として 反対に淡く染色されるユークロマチンとの対比から 約 70 年以上も前に定義された言葉である ヘテロクロマチンは 細胞周期を通じて常に分裂期染色体のように凝集したままの状態を維持し 他の染色体領域に比
VII 細胞核と RNA メタボリズム RNAi とヘテロクロマチン 中山潤一 ヘテロクロマチンは 高度に凝縮したクロマチン構造として知られ セントロメアやテロメアなど染色体の機能ドメインの構築や エピジェネティックな遺伝子発現調節に重要な役割を果たしている 近年 この高次クロマチン構造の形成に 二本鎖 RNA の導入によって相補的な mrna の分解や翻訳抑制が起こる現象として有名な RNA 干渉
More informationMicrosoft Word - s1-1.docx
mrna の二次構造により制御される熱ショックシグマ因子 (σ32) の翻訳誘導メカニズム 森田美代 1, 田中好幸 2, 児玉高志 3, 京極好正 3, 柳秀樹 4, 由良隆 4 (1 奈良先端大, 2 工技院, 3 阪大蛋白研, 4HSP 研 ) 大腸菌を 30 定常状態から 42 へ温度シフトしたときに見られる熱ショック応答は RNA ポリメラーゼの σ サブユニットの一種である σ32(rpoh
More information共同研究チーム 個人情報につき 削除しております 1
2016 年 12 月 19 日 17 時 ~ 記者レクチャー @ 文部科学省 細胞死を司る カルシウム動態の制御機構を解明 - アービット (IRBIT) が小胞体ーミトコンドリア間の Ca 2+ の移動を制御 - 共同研究チーム 個人情報につき 削除しております 1 アポトーシス : プログラムされた細胞死多細胞生物にみられる細胞の死に方の一つ 不要になった細胞や損傷を受けた細胞が積極的に自滅して個体を健全な状態に保つメカニズム
More informationHuman Cell-Free Protein Expression System
研究用 Human Cell-Free Protein Expression System 説明書 v201807da Human Cell-Free Protein Expression System は ヒト細胞株由来の細胞抽出液を利用した無細胞タンパク質合成システムです 本システムの Cell Lysate には in vitro でのタンパク質合成反応に必要な各種因子 ( リボソーム 翻訳開始
More information「組換えDNA技術応用食品及び添加物の安全性審査の手続」の一部改正について
( 別添 ) 最終的に宿主に導入された DNA が 当該宿主と分類学上同一の種に属する微生物の DNA のみである場合又は組換え体が自然界に存在する微生物と同等の遺伝子構成である場合のいずれかに該当することが明らかであると判断する基準に係る留意事項 最終的に宿主に導入されたDNAが 当該宿主と分類学上同一の種に属する微生物のDNAのみである場合又は組換え体が自然界に存在する微生物と同等の遺伝子構成である場合のいずれかに該当することが明らかであると判断する基準
More informationNEXT外部評価書
課題番号 LS102 最先端 次世代研究開発支援プログラム 事後評価書 研究課題名 研究機関 部局 職名 氏名 筋収縮によって骨格筋から分泌される生理活性因子の探索と運動調節性筋内分泌の概念の確立首都大学東京 人間健康科学研究科 教授藤井宣晴 研究目的 本研究は 運動がもたらす多様な健康効果は 収縮中の筋細胞から分泌される生理活性因子 ( 総称してマイオカインと呼ばれる myo = 筋 kine =
More information人工知能補足_池村
私くしにとって 生涯の指針となっている木村先生の教え 1. 想定外の発見の重要性 à unsupervised data mining for big data 2. 技術への信頼と技術開発の重要性 2D gel à BLSOM trna の二次元分離 : Methods in Enzymology 長さに依存する分離 想定外の 米国での Post Doc の時代 高分離能 長さに依存しない分離 29
More information報道発表資料 2006 年 8 月 7 日 独立行政法人理化学研究所 国立大学法人大阪大学 栄養素 亜鉛 は免疫のシグナル - 免疫系の活性化に細胞内亜鉛濃度が関与 - ポイント 亜鉛が免疫応答を制御 亜鉛がシグナル伝達分子として作用する 免疫の新領域を開拓独立行政法人理化学研究所 ( 野依良治理事
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 8 月 7 日 独立行政法人理化学研究所 国立大学法人大阪大学 栄養素 亜鉛 は免疫のシグナル - 免疫系の活性化に細胞内亜鉛濃度が関与 - 私たちの生命維持を行うのに重要な役割を担う微量金属元素の一つとして知られていた 亜鉛 この亜鉛が欠乏すると 味覚障害や成長障害 免疫不全 神経系の異常などをきたします 理研免疫アレルギー科学総合研究センターサイトカイン制御研究グループと大阪大学の研究グループは
More informationMicrosoft Word - 【広報課確認】 _プレス原稿(最終版)_東大医科研 河岡先生_miClear
インフルエンザウイルスの遺伝の仕組みを解明 1. 発表者 : 河岡義裕 ( 東京大学医科学研究所感染 免疫部門ウイルス感染分野教授 ) 野田岳志 ( 京都大学ウイルス 再生医科学研究所微細構造ウイルス学教授 ) 2. 発表のポイント : インフルエンザウイルスが子孫ウイルスにゲノム ( 遺伝情報 ) を伝える仕組みを解明した 子孫ウイルスにゲノムを伝えるとき 8 本のウイルス RNAを 1+7 という特徴的な配置
More informationGWB
NGS データ解析入門 Web セミナー : De Novo シークエンス解析編 1 NGS 新規ゲノム配列解析の手順 シークエンス 遺伝子領域の検出 アセンブル データベース検索 2 解析ワークフローと使用ソフトウェア シークエンスデータのインポート クオリティチェック 前処理 コンティグ配列の作成 CLC Genomics Workbench 遺伝子領域の検出 Blast2GO PRO データベース検索
More informationMicrosoft PowerPoint - 基礎生物学A-6-メンデル遺伝.pptx
前成説 子供が親と似るのは? 卵 ( 生殖細胞 ) のなかに あらかじめ子供の縮小版 ( 構造 ) が入っている 後成説 構造は 発生 成長に従って後から作られる どちらかと言い切れるほど, 単純ではない 設計図核と核外の遺伝子 初期条件遺伝子の修飾 細胞質 環境条件や偶然 遺伝子の修飾 ( エピジェネティクス ) 用語 ゲノム (genome): ある生物をその生物たらしめるに必須な遺伝情報 生物の個体にある一組分の遺伝子
More informationNGS_KAPA RNA HyperPrep Kit
シークエンシングワークフロー ライブラリー調製 サンプル 調製 末端修復 エンドポイントライブラリー増幅 A-TAILING アダプター ライゲーション サイズセレクション & サイズ確認 または リアルタイムライブラリー増幅 ライブラリー 定量 クラスター 増幅 KAPA RNA HyperPrep Kit illumina社用ライブラリー調製キット KAPA RNA HyperPrep Kit
More information1 編 / 生物の特徴 1 章 / 生物の共通性 1 生物の共通性 教科書 p.8 ~ 11 1 生物の特徴 (p.8 ~ 9) 1 地球上のすべての生物には, 次のような共通の特徴がある 生物は,a( 生物は,b( 生物は,c( ) で囲まれた細胞からなっている ) を遺伝情報として用いている )
1 編 / 生物の特徴 1 章 / 生物の共通性 1 生物の共通性 教科書 p.8 ~ 11 1 生物の特徴 (p.8 ~ 9) 1 地球上のすべての生物には, 次のような共通の特徴がある 生物は,a( 生物は,b( 生物は,c( ) で囲まれた細胞からなっている ) を遺伝情報として用いている ) を利用していろいろな生命活動を行っている 生物は, 形質を子孫に伝える d( ) のしくみをもっている
More information1 (1) (2)
1 2 (1) (2) (3) 3-78 - 1 (1) (2) - 79 - i) ii) iii) (3) (4) (5) (6) - 80 - (7) (8) (9) (10) 2 (1) (2) (3) (4) i) - 81 - ii) (a) (b) 3 (1) (2) - 82 - - 83 - - 84 - - 85 - - 86 - (1) (2) (3) (4) (5) (6)
More information- 2 -
- 2 - - 3 - (1) (2) (3) (1) - 4 - ~ - 5 - (2) - 6 - (1) (1) - 7 - - 8 - (i) (ii) (iii) (ii) (iii) (ii) 10 - 9 - (3) - 10 - (3) - 11 - - 12 - (1) - 13 - - 14 - (2) - 15 - - 16 - (3) - 17 - - 18 - (4) -
More information2 1980 8 4 4 4 4 4 3 4 2 4 4 2 4 6 0 0 6 4 2 4 1 2 2 1 4 4 4 2 3 3 3 4 3 4 4 4 4 2 5 5 2 4 4 4 0 3 3 0 9 10 10 9 1 1
1 1979 6 24 3 4 4 4 4 3 4 4 2 3 4 4 6 0 0 6 2 4 4 4 3 0 0 3 3 3 4 3 2 4 3? 4 3 4 3 4 4 4 4 3 3 4 4 4 4 2 1 1 2 15 4 4 15 0 1 2 1980 8 4 4 4 4 4 3 4 2 4 4 2 4 6 0 0 6 4 2 4 1 2 2 1 4 4 4 2 3 3 3 4 3 4 4
More information20 15 14.6 15.3 14.9 15.7 16.0 15.7 13.4 14.5 13.7 14.2 10 10 13 16 19 22 1 70,000 60,000 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 0 2,500 59,862 56,384 2,000 42,662 44,211 40,639 37,323 1,500 33,408 34,472
More informationI? 3 1 3 1.1?................................. 3 1.2?............................... 3 1.3!................................... 3 2 4 2.1........................................ 4 2.2.......................................
More information図 1 マイクロ RNA の標的遺伝 への結合の仕 antimir はマイクロ RNA に対するデコイ! antimirとは マイクロRNAと相補的なオリゴヌクレオチドである マイクロRNAに対するデコイとして働くことにより 標的遺伝 とマイクロRNAの結合を競合的に阻害する このためには 標的遺伝
新たな遺伝 治療 マイクロ RNA 標的核酸医療 の可能性 2013/12/4 マイクロRNAは 約 22 塩基からなるタンパク質をコードしない さなRNAである 1993 年植物シロイヌナズナで発 されて以来 その数は右肩上がりに増えて今では1600を超えている 様々な疾患の発症と関わることが明らかとなったことから マイクロRNAを標的とする新しいタイプの核酸医療に期待が寄せられている 実際 C
More information60 秒でわかるプレスリリース 2008 年 2 月 19 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス反応を増強する重要分子 PDC-TREM を発見 - 形質細胞様樹状細胞が Ⅰ 型インターフェロンの産生を増幅する仕組みが明らかに - インフルエンザの猛威が続いています このインフルエンザの元凶であるインフルエンザウイルスは 獲得した免疫力やウイルスに対するワクチンを見透かすよう変異し続けるため 人類はいまだ発病の恐怖から免れることができません
More information1
分子細胞生物学 I 1. 授業科目と単位 : 分子細胞生物学 I 講義 2 単位 2. 履修対象者 : D1 から D3 総研大の全研究科学生 3. 授業担当教員 : 担当教員との連絡 (e-mail 電話 FAX 研究室 ): ( 科目責任者 講師 授業担当教員 ) 遺伝学専攻教授仁木宏典 (hniki@lab.nig.ac.jp 電話 055-981-6870,FAX 055-981-6826,
More informationスライド 1
タンパクを知っていますか (1) 2010 年 10 月 29 日 ( 於国立遺伝学研究所 ) 共催静岡県ニュートンプロジェクトターゲットタンパク研究プログラム国立遺伝学研究所 1 タンパクを知っていますか? 生き物から分子へ 国立遺伝学研究所微生物遺伝研究部門 日詰光治 2 今日は何の話? タンパク質 タンパク質って何? 何をしてるの? 例えば どんなものがあるの? 遺伝子とタンパク質の関係って?
More information「組換えDNA技術応用食品及び添加物の安全性審査の手続」の一部改正について
食安基発 0627 第 3 号 平成 26 年 6 月 27 日 各検疫所長殿 医薬食品局食品安全部基準審査課長 ( 公印省略 ) 最終的に宿主に導入されたDNAが 当該宿主と分類学上同一の種に属する微生物のDNAのみである場合又は組換え体が自然界に存在する微生物と同等の遺伝子構成である場合のいずれかに該当することが明らかであると判断する基準に係る留意事項について 食品 添加物等の規格基準 ( 昭和
More informationれており 世界的にも重要課題とされています それらの中で 非常に高い完全長 cdna のカバー率を誇るマウスエンサイクロペディア計画は極めて重要です ゲノム科学総合研究センター (GSC) 遺伝子構造 機能研究グループでは これまでマウス完全長 cdna100 万クローン以上の末端塩基配列データを
報道発表資料 2002 年 12 月 5 日 独立行政法人理化学研究所 遺伝子の機能解析を飛躍的に進める世界最大規模の遺伝子情報を公開 - 遺伝子として認知されていなかった部分が転写されていることを実証 - 理化学研究所 ( 小林俊一理事長 ) は マウスの完全長 cdna 160,770 クローンの塩基配列および機能アノテーション ( 機能注釈 ) 情報を公開します これは 現在までに人類が収得している遺伝子の約
More informationRN201610_cs5_fin2.indd
ISSN 1349-1229 No.424 October 2016 10 10 TOPICS 13 G7 16 1 IS GD Jafar Sharif ウイルス由来の 動く を活用する 1 AT G C4 RNA mrna mrna 2 2 C G C A B DNT1 C NP95 DNT1 SETDB1 IAP H3K9me3 NP95 NP95 IAP NP95 SETDB1 IAP H3K9me3
More information博士学位論文審査報告書
5 氏 名満仲翔一 学 位 の 種 類博士 ( 理学 ) 報 告 番 号甲第 465 号 学位授与年月日 2017 年 9 月 19 日 学位授与の要件学位規則 ( 昭和 28 年 4 月 1 日文部省令第 9 号 ) 第 4 条第 1 項該当 学位論文題目腸管出血性大腸菌 O157:H7 Sakai 株に存在する Stx2 ファー ジにコードされた Small Regulatory RNA SesR
More information180520HP生物工学㈼
生物化学 問題 1. ( 配点率 33/100) 酵素反応に関する下記の問に答えなさい. 下の図は, グルコースからグルコース 6- リン酸を生じるリン酸化反応を触媒する Enzyme A と Enzyme B の基質濃度 [S] と反応初速度 v 0 の関係を模式的に表したものである. (1) Enzyme A と Enzyme B はそれぞれ何か 酵素名を答えなさい. (2) 図中から Enzyme
More information図 1 ヘテロクロマチン化および遺伝子発現不活性化に関わる因子ヘテロクロマチン化および遺伝子発現不活性化に関わる DNA RNA タンパク質 翻訳後修飾などを示した ヘテロクロマチンとして分裂酵母セントロメアヘテロクロマチンと哺乳類不活性 X 染色体を 遺伝子発現不活性化として E2F-Rb で制御
第 2 章エピジェネティクスと遺伝子発現制御機構 6. ヘテロクロマチン化の分子機構 定家真人, 中山潤一 ヘテロクロマチンは DNA RNA タンパク質からなる高度に凝縮した構造であり 真核生物染色体の維持に必須の領域であるセントロメア テロメアの機能に重要な役割を果たしている 分子レベルの詳細な研究により ヘテロクロマチン化に関わる分子群およびその機構は 発生 分化や細胞周期などに依存した遺伝子特異的な発現の不活性化と共通点が多いことが明らかにされてきた
More information細胞の構造
大阪電気通信大学 5/15/18 本日の講義の内容 代謝 教科書 第 5 章 代謝とは? 同化で生じる化学反応 1( 炭酸同化 ) 同化で生じる化学反応 2( 窒素同化 ) 異化で生じる化学反応 1( 好気的代謝 ) 異化で生じる化学反応 2( 嫌気的代謝 ) 代謝とは 生物の体内 細胞内で生じる化学反応全般 生命活動のエネルギーを作る ( 同化 異化 ) 代謝とは? 同化 : エネルギーを吸収する反応例
More informationSlide 1
NGS をはじめよう!RNA-Seq 入門 ( キットの選び方 実験デザイン ) April 18, 2014 米田瑞穂イルミナ株式会社テクニカルアプリケーションサイエンティスト 2012 Illumina, Inc. All rights reserved. Illumina, illuminadx, BaseSpace, BeadArray, BeadXpress, cbot, CSPro, DASL,
More informationTuMV 720 nm 1 RNA 9,830 1 P1 HC Pro a NIa Pro 10 P1 HC Pro 3 P36 1 6K1 CI 6 2 6K2VPgNIa Pro b NIb CP HC Pro NIb CP TuMV Y OGAWA et al.,
21 1980 2000 DNA I Molecular Evolution and Ecology of Turnip mosaic virus. By Kazusato OHSHIMA DNA TYLCV1 RNA Rice yellow mottle virus RYMV 1 RNA Turnip mosaic virus ; TuMV TuMV TuMV TuMV II 1 TuMV OHSHIMA
More informationthermofisher.com mirVana miRNA mimics/inhibitors 検索マニュアル
thermofisher.com mirvana mirna mimics/inhibitors 検索マニュアル 2018 年 10 月版 The world leader in serving science mirna mimics/inhibitors 製品ラインナップ mirna mimics / inhibitors の製品ライナップ : Mimics : Gain-of-function
More information背景 これまで遺伝子治療には DNA が用いられてきましたが DNA は生体内 DNA への取り込みによる発がんの危険性や 導入に用いるウイルスベクターによる感染の危険性があり 実用化には至っていません そこで DNA に代わって登場してきたのが mrna( 注 1) です mrna は 遺伝子 D
PRESS RELEASE 平成 30 年 11 月 15 日 厚生労働記者会 厚生日比谷クラブ 文部科学記者会 科学記者会 名古屋教育医療記者会 名古屋市政記者クラブ 岐阜県政記者クラブと同時発表 名古屋市立大学事務局企画広報課広報係 467-8601 名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄 1 TEL:052-853-8328 FAX:052-853-0551 MAIL: ncu_public@sec.nagoya-cu.ac.jp
More informationPowerPoint プレゼンテーション
細胞の情報伝達 (1) 何を学習するか細胞が環境からシグナル ( 刺激 ) を受けて 細胞の状態が変化するときに 細胞内でどのような現象が起きているか を知る分子の大変複雑な連続反応であるので 反応の最初の段階を中心に見ていく ( 共通の現象が多いから ; 疾患の治療の標的となる分子が多い ) これを知るために (2) リガンドの拡散様式 ( 図 16-3) リガンドを発現する細胞とこれを受け取る細胞との
More informationUntitled
上原記念生命科学財団研究報告集, 25 (2011) 130. 大腸菌 srna による遺伝子抑制機構の解明 森田鉄兵 Key words:srna, 大腸菌,RNA 抑制, 転写後制御, 糖リン酸ストレス 鈴鹿医療科学大学薬学部薬学科生物系薬学 緒言遺伝子発現が調節されることは, 生物が環境に適応する上で重要なプロセスである. 近年, 幅広い生物種で遺伝子発現調節を担う低分子の機能性 RNA(small
More information平成 31 年度博士前期課程入学試験問題 生物工学 II 生物化学, 微生物学, 分子細胞生物学から 2 科目選択すること. 解答には, 問題ごとに 1 枚の解答用紙を使用しなさい. 問題用紙ならびに余った解答用紙にも受験番号を記載しなさい. 試験終了時に回収します. 受験番号
平成 31 年度博士前期課程入学試験問題 生物工学 II 生物化学, 微生物学, 分子細胞生物学から 2 科目選択すること. 解答には, 問題ごとに 1 枚の解答用紙を使用しなさい. 問題用紙ならびに余った解答用紙にも受験番号を記載しなさい. 試験終了時に回収します. 受験番号 生物化学 問題 1. ( 配点率 33/100) (1) 次の化合物について, 以下の問いに答えよ. 1) ランチオニンは,β
More information一般入試前期A日程 生物
生 物 第 1 問 細胞膜に関する次の文章を読み, 下の問い ( 問 1 3) に答えよ 細胞膜はリン脂質の二重層でできており, 膜の外側は親水性だが, 膜の内部は疎水性 となっている 細胞内外の物質は, この細胞膜を次に挙げたようなさまざまなしくみで 通過する 1 細胞膜を直接通過 濃度勾配にしたがって, この二重層の部分をそのまま通過する 2チャネルタンパク質を通過あなチャネルタンパク質の孔を介して,
More informationの活性化が背景となるヒト悪性腫瘍の治療薬開発につながる 図4 研究である 研究内容 私たちは図3に示すようなyeast two hybrid 法を用いて AKT分子に結合する細胞内分子のスクリーニングを行った この結果 これまで機能の分からなかったプロトオンコジン TCL1がAKTと結合し多量体を形
AKT活性を抑制するペプチ ド阻害剤の開発 野口 昌幸 北海道大学遺伝子病制御研究所 教授 広村 信 北海道大学遺伝子病制御研究所 ポスドク 岡田 太 北海道大学遺伝子病制御研究所 助手 柳舘 拓也 株式会社ラボ 研究員 ナーゼAKTに結合するタンパク分子を検索し これまで機能の 分からなかったプロトオンコジンTCL1がAKTと結合し AKT の活性化を促す AKT活性補助因子 であることを見い出し
More informationMicrosoft Word doc
2011 年 8 月 26 日独立行政法人理化学研究所岡山県農林水産総合センター生物科学研究所独立行政法人農業 食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所 アブラナ科の野菜 ハクサイ のゲノム塩基配列を初解析 -アブラナ科のモデル植物シロイヌナズナから作物への応用研究にブレイクスルー- 本研究成果のポイント 国際ハクサイゲノム解読プロジェクトと連携し 約 4 万種の遺伝子を同定 約 1 万種の完全長 cdna
More information