Symantec NetBackup™ for Microsoft SQL Server 管理者ガイド: Windows

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1 Symantec NetBackup for Microsoft SQL Server 管理者ガイド Windows リリース 7.1

2 Symantec NetBackup for Microsoft SQL Server 管理者ガイド このマニュアルで説明するソフトウェアは 使用許諾契約に基づいて提供され その内容に同意する場合にのみ使用することができます Documentation version: 7.1 法定通知と商標登録 Copyright 2009 Symantec Corporation.All rights reserved. Symantec Symantec ロゴ NetBackup は Symantec Corporation または同社の米国およびその他の国における関連会社の商標または登録商標です その他の会社名 製品名は各社の登録商標または商標です このシマンテック製品には サードパーティ ( サードパーティプログラム ) の所有物であることを示す必要があるサードパーティソフトウェアが含まれている場合があります 一部のサードパーティプログラムは オープンソースまたはフリーソフトウェアライセンスで利用できます 本ソフトウェアに含まれる本使用許諾契約は オープンソースのフリーソフトウェアライセンスでお客様が有する権利または義務は変更されないものとします サードパーティプログラムについて詳しくは この文書のサードパーティの商標登録の付属資料 またはこのシマンテック製品に含まれる TRIP ReadMe File を参照してください 本ソフトウェアでは RSA Data Security 社の MD5 メッセージダイジェストアルゴリズムを使用しています Copyright , RSA Data Security, Inc. Created All rights reserved. 本書に記載する製品は 使用 コピー 頒布 逆コンパイルおよびリバース エンジニアリングを制限するライセンスに基づいて頒布されています Symantec Corporation からの書面による許可なく本書を複製することはできません Symantec Corporation が提供する技術文書は Symantec Corporation の著作物であり Symantec Corporation が保有するものです 保証の免責 : 技術文書は現状有姿のままで提供され Symantec Corporation はその正確性や使用について何ら保証いたしません 技術文書またはこれに記載される情報はお客様の責任にてご使用ください 本書には 技術的な誤りやその他不正確な点を含んでいる可能性があります Symantec は事前の通知なく本書を変更する権利を留保します ライセンス対象ソフトウェアおよび資料は FAR の規定によって商業用コンピュータソフトウェアとみなされ 場合に応じて FAR Commercial Computer Licensed Software - Restricted Rights DFARS Rights in Commercial Computer Licensed Software or Commercial Computer Licensed Software Documentation その後継規制の規定により制限された権利の対象となります

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5 目次 第 1 章 NetBackup for SQL Server の概要 NetBackup for SQL Server の概要 NetBackup for SQL の機能の概要 NetBackup 操作 グラフィカルユーザーインターフェース NetBackup for SQL Server の用語 技術的な概要 NetBackup for SQL Server のコンポーネント NetBackup for SQL Server でのデータベースのバックアップ方法 NetBackup for SQL Server でのデータベースのリカバリ方法 SQL Server のバックアップまたはリストア操作時のデータ転送速度に影響を与える要素 NetBackup での SQL Server ホストおよびインスタンス名の解決方法 第 2 章 NetBackup for SQL Server のインストール NetBackup for SQL Server のインストールの計画 NetBackup for SQL Server のオペレーティングシステムおよびプラットフォームの互換性の確認 NetBackup for SQL Server の NetBackup サーバーおよびクライアントソフトウェアの要件 NetBackup for SQL Server の SQL Server サーバーソフトウェアの要件 NetBackup クラスタでの NetBackup for SQL Server のインストールの要件 NetBackup for SQL を使用した Microsoft Cluster サーバー (MSCS) クラスタのサポートについて NetBackup for SQL を使用した Veritas Cluster Server (VCS) クラスタのサポートについて Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server の構成要件およびライセンス要件 NetBackup for SQL Server ライセンスキーの追加... 29

6 6 目次 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成 ユーザーインターフェースの用語 NetBackup for SQL Server に対する [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum jobs per client)] の構成 [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum jobs per client)] の式 SQL Server データベースのバックアップポリシーの構成 新しい NetBackup for SQL Server ポリシーの追加 NetBackup for SQL Server のポリシー属性について NetBackup for SQL Server ポリシーへのスケジュールの追加について NetBackup for SQL Server スケジュールプロパティについて NetBackup for SQL Server のバックアップ形式について NetBackup for SQL Server ポリシーへのクライアントの追加 NetBackup for SQL Server ポリシーへのバックアップ対象の追加 バックアップ対象リストへのバッチファイルの追加 NetBackup for SQL Server 用構成設定のテスト 複数ストリーム操作の構成 マルチストライピングされたバックアップの構成 多重化されたバックアップの構成 マルチインターフェースネットワーク接続 ( 複数 NIC) の構成について 複数 NIC のマスターサーバーの構成 複数 NIC のポリシーの構成 プライベートインターフェースでバックアップを表示するための権限の追加 複数 NIC のクライアントの構成 SQL Server の権限について スケジュールされた操作のための SQL Server ログオンの設定について スケジュールされた操作の認証 (SQL Server のセキュリティ制限が設定されたサイトの場合 ) 標準の SQL Server ユーザー ID への Windows アカウントの関連付け パフォーマンスに影響を与える要素 バッファ領域パラメータ バックアップストライプ 共有メモリの使用 代替バッファ方式 ページ検証形式 (Page verification type) インスタントデータファイルの初期化... 53

7 目次 7 読み書き可能なファイルグループおよび読み取り専用ファイルグループの使用 ログ配布が設定された環境での SQL Server のバックアップ 第 4 章バックアップおよびリカバリの概念 バックアップおよびリカバリの概念について 概要 SQL Server システムデータベースの種類 データベースのバックアップ ファイルグループのバックアップ 差分バックアップ ファイルおよびファイルグループの保護 ファイルおよびファイルグループのリカバリ時の注意事項 読み取り専用ファイルグループによるバックアップサイズの縮小とバックアップ時間の短縮 (SQL Server 2005 以上 ) リカバリでの考慮事項 トランザクションログ リカバリ方針 トランザクションログのバックアップ 差分バックアップ ファイルおよびファイルグループのバックアップ データベースのリカバリ 完全復旧の実行 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 NetBackup for SQL Server の使用の概要 dbbackex の使用 クライアントのスケジューラと dbbackex の併用 SQL ホストおよびインスタンスの選択 NetBackup for SQL Client インターフェースの使用 NetBackup SQL Client の初回の起動 [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] フィールドの説明 データベースのバックアップ トランザクションログのバックアップ データベースファイルグループのバックアップ 読み取り専用ファイルグループのバックアップ (SQL Server 2005 以上 ) 読み取り専用バックアップセットの表示 読み書き可能なファイルグループのバックアップ (SQL Server 2005 以降 ) データベースファイルのバックアップ... 80

8 8 目次 部分的なバックアップの実行 (SQL Server 2005 以降 ) バックアップイメージの表示 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] フィールドの説明 データベースのバックアップのリストア データベースの完全復旧の実行 ファイルグループのバックアップのリストア 読み書き可能なバックアップからのデータベースのリカバリ 読み取り専用ファイルグループのリストア (SQL Server 2005 以降 ) データベースファイルのリストア 完全復旧を実行しないトランザクションログイメージのリストア データベースの移動 部分的なデータベースのリストア (SQL Server 2000) ページレベルのリストアの実行 (SQL Server 2005 以降 ) ページレベルのリストアの実行について 要件および制限事項 ページレベルのリストアの実行手順 代替ホストへのリダイレクトリストア 代替ホストの代替パスへのデータベースのリダイレクトリストア サーバーの選択について 複数 NIC 接続を使用したリストアの実行 フルテキスト検索カタログを含むデータベースのバックアップおよびリストア (SQL Server 2005) フルテキストカタログのディレクトリ構造 フルテキストカタログを含むデータベースのバックアップおよびリストア フルテキストカタログを含むデータベースの移動 バッチファイルの使用 バッチファイルで使用するテキスト形式 バッチファイル作成時のガイドライン バッチファイル作成時の注意事項 バッチファイルで使用するキーワードおよび値 バッチファイルの作成 バッチファイルの実行 ファイルのチェックポイント 失敗したバックアップの自動再試行 リモートインストールされた SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 複数ストリームのバックアップのリストア 複数のストリームを使用した従来のバックアップ 複数ストリームを使用した拡張バックアップ方式 多重化された SQL Server バックアップのリストア

9 目次 9 バックアップに使用されたデバイスよりも少ないデバイスでの複数ストリーム SQL Server バックアップのリストア bplist を使用した SQL Server バックアップの取得 バックアップ名 第 6 章ディザスタリカバリ ディザスタリカバリについて SQL Server のディザスタリカバリの準備 SQL Server のディザスタリカバリ アクティブな他のデータベースが存在する既存の SQL Server のリストア SQL Server データベースのディザスタリカバリ master データベースの再構成 シングルユーザーモードでの SQL Server の開始 SQL Server データベースのリストア 第 7 章 第 8 章 クラスタソリューションにおける NetBackup for SQL Server の使用 クラスタソリューションにおける NetBackup for SQL Server の概要 クラスタ内での NetBackup for SQL の使用について クラスタ化された SQL Server インスタンスを認識するための NetBackup サーバーの構成 仮想 SQL Server インスタンス上でのバックアップの実行 仮想 SQL Server インスタンス上でのリストアの実行 マルチインターフェースネットワーク ( 複数 NIC) 接続を使用したクラスタ内の SQL Server の使用 複数 NIC のクラスタでの SQL Server 用マスターサーバーの構成 複数 NIC のクラスタでの SQL Server のポリシーの構成 クラスタでプライベートインターフェースを使用してバックアップを表示するための権限の追加 複数 NIC のクラスタでの SQL Server のクライアントの構成 複数 NIC のクラスタでの SQL Server 用クライアントのプライベート名の指定 複数 NIC 接続を使用したクラスタ内でのバックアップの実行 複数 NIC 接続を使用したクラスタ内でのリストアの実行 Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server の使用 Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server について SQL Server 用の NetBackup Snapshot Client の概要 Snapshot Client の機能

10 10 目次 Snapshot Client を使用した SQL Server の操作 バックアップ方式の選択 制限事項 バックアップ対象 パフォーマンスに関する注意事項 SQL Server スナップショットバックアップの実行 SQL Server スナップショットリストアの実行 グループ化バックアップ グループ化バックアップされたデータベースのリストア コピーのみバックアップまたはクローキングしたスナップショットバックアップによる差分バックアップの影響 スナップショットバックアップの構成 構成要件 構成の手順 NetBackup for SQL Server 用の Snapshot Client ポリシーの構成 第 9 章 SAP 環境でのバックアップおよびリストア SAP 環境でのバックアップおよびリストアについて 手動バックアップ SAP 環境での SQL Server のポリシー構成について SAP 環境での SQL Server の自動バックアップ用バッチファイルの作成 バックアップの監視 R/3 データベースのリストア 第 10 章 Backup Exec のリストアの項目 NetBackup を使用した Backup Exec イメージからの SQL Server のリストア Backup Exec イメージからの SQL Server のリストアの要件 Backup Exec イメージからの SQL Server のリストア時の制限事項 サーバー クライアントおよびポリシー形式の指定 Backup Exec イメージからのリストア Backup Exec イメージから SQL バックアップをリストアするためのリストアオプション Backup Exec SQL トランザクションログから名前付きトランザクションまでのリストア Backup Exec によりバックアップされたリダイレクトリストア Backup Exec SQL トランザクションログバックアップから指定した時点までのリストア Backup Exec イメージからの SQL master データベースのリストア

11 目次 11 データベースのコピーを使用した SQL の再起動 Backup Exec ファイルグループのバックアップのリストア Backup Exec データベースバックアップのリストア 第 11 章 NetBackup for SQL Server のデータベースミラーリング機能の使用 NetBackup for SQL Server のデータベースミラーリング機能について データベースミラーリングをサポートするための NetBackup の設定 バックアップへの影響 リカバリへの影響 第 12 章トラブルシューティング トラブルシューティングの概要 クライアント上の NetBackup for SQL Server で作成される進捗レポート 進捗レポートの例 デバッグログ すべてのデバッグログの作成 バックアップ操作のデバッグログ リストア操作のデバッグログ NetBackup for SQL Server の最大トレースレベルの設定 NetBackup レポート 大規模なデータベースのリストアにおけるタイムアウトエラーの最小化 第 13 章バッチファイルの例 バッチファイルの例について 例 1: BUSINESS という名前のデータベースをバックアップする簡単なスクリプト 例 2: pubs という名前のデータベースをリストアする簡単なスクリプト 例 3: ストライピングされたデータベースのバックアップの実行 ( ストライプごとに複数の内部バッファを許可 ) 例 4: 複数のストライプからのデータベースのリストア 例 5: 指定した時点までのデータベースのトランザクションログのリストア 例 6: 1 つの操作の実行および SQL Server にログインするためのユーザー ID とパスワードの指定 例 7: 複数の操作の逐次的な実行 例 8: 一連の操作の並列実行 例 9: バックアップの最大転送サイズおよびブロックサイズの指定

12 12 目次 例 10: データベースバックアップ 差分バックアップおよび一連のトランザクションバックアップからのデータベースリストアの実行 例 11: ファイルグループバックアップ 複数ファイルバックアップおよびトランザクションログバックアップからのデータベースリストアの実行 例 12: バックアップからインスタンスとデータベースをエクスクルードするための環境変数の使用 索引

13 1 NetBackup for SQL Server の概要 この章では以下の項目について説明しています NetBackup for SQL Server の概要 NetBackup for SQL の機能の概要 NetBackup for SQL Server の用語 技術的な概要 NetBackup for SQL Server の概要 NetBackup for SQL Server は Windows 版 NetBackup の機能を拡張したもので SQL Server データベースのバックアップおよびリストアを行います これらの機能は UNIX 版または Windows 版 NetBackup マスターサーバーを使用する Windows クライアント用に提供されます NetBackup for SQL Server には SQL Server 上でさまざまな作業を実行するための クライアントベースのグラフィカルユーザーインターフェース (GUI) プログラムが含まれています 次のような作業です NetBackup for SQL Server の操作のオプションの構成 データベースおよびデータベースコンポーネント ( トランザクションログ 差分 ファイル ファイルグループなど ) のバックアップおよびリストア 作成したバッチファイルからの NetBackup for SQL Server の操作の開始 NetBackup for SQL Server の操作の監視 このヘルプでは Microsoft SQL Server を SQL Server と記述します また NetBackup for Microsoft SQL Server を NetBackup for SQL Server と記述します

14 14 第 1 章 NetBackup for SQL Server の概要 NetBackup for SQL の機能の概要 NetBackup for SQL の機能の概要 NetBackup 操作 この項では NetBackup for SQL Server の主な機能について説明します NetBackup for SQL Server には 次の操作機能が含まれます NetBackup マスターサーバーおよび Media Manager との完全な統合 SQL Server の高速処理が可能な仮想デバイスインターフェースを使用したテープまたはディスクへの ストリームベースでの SQL Server オブジェクトのバックアップおよびリストア NetBackup Snapshot Client 方式を使用した スナップショットベースでの SQL Server オブジェクトのバックアップおよびリストア データベース 差分 ファイル ファイルグループおよびトランザクションログのバックアップおよびリカバリ ローカルノードおよびリモートノードに存在する SQL Server オブジェクトの表示機能 代替パスへの SQL Server のリダイレクトリストアのサポート SQL Server の複数インスタンスのサポート NetBackup クライアントの [ 状態の表示 (View status)] によるクライアント操作の監視 NetBackup マスターサーバーからサーバーを監視することもできます バックアップストライプ 転送サイズおよびバッファの使用などユーザーの制御によるパフォーマンスのチューニング 次のオプションを使用したジョブの実行 NetBackup Database Extension グラフィカルユーザーインターフェースによる即時実行 バックアップポリシーのスケジュールバックアップ コマンドラインからの実行 Microsoft Cluster Server または Veritas Cluster Server を使用してクラスタ化された SQL Server のインスタンスのサポート バックアップ アーカイブおよびリストアインターフェース (NetBackup クライアントインターフェース ) を使用した Backup Exec でバックアップされた Microsoft SQL Server イメージのリカバリ SQL Server 2005 の拡張機能のサポート : ページレベルの検証 ページレベルのリカバリ データベースミラーリング オンラインリストア 部分的なデータベースバックアップおよびリストア SQL Server 2007 の拡張機能のサポート :XX

15 第 1 章 NetBackup for SQL Server の概要 NetBackup for SQL の機能の概要 15 部分的なリカバリ 読み取り専用ファイルグループの最適化 検証のみのリストア バックアップおよびリストア時のページ検証 ページレベルのリストア フルテキスト検索カタログのバックアップおよびリストア SQL Server カタログの詳細オブジェクト情報 バックアップおよびリストア時の進捗統計 コピーのみバックアップ バックアップの圧縮および暗号化 失敗したバックアップを自動的に再試行するオプション バックアップに使用されたデバイスよりも少ないデバイスで複数ストリームバックアップをリストアする機能 グラフィカルユーザーインターフェース NetBackup for SQL Server には 次のグラフィカルユーザーインターフェース機能が含まれています SQL Server のデータベース ファイルグループ およびファイルを表示するための GUI 機能 データベースの完全リカバリを実行します このリカバリは データベース ファイルグループ ファイル データベースの差分およびトランザクションログから作成されたバックアップイメージから実行できます リカバリは 読み書き可能なファイルグループのバックアップ および部分的データベースのバックアップからも実行できます ページレベルのリストアを実行する場合の GUI の使用 SQL Server データの読み取り専用プロパティおよび読み書き可能プロパティを使用した バックアップボリュームの最小化を実行する場合の使用 ある SQL Server クライアント上でバックアップされたデータベースオブジェクトを別の SQL Server クライアントにリストアします ジョブをすぐに実行しない場合 バックアップスクリプトを作成して保存できます SQL Server のデータベース ファイルグループ およびファイルのプロパティの表示 NetBackup for SQL Server のバックアップイメージのプロパティの表示 NetBackup Database Extension グラフィカルユーザーインターフェースからのオンラインヘルプの使用

16 16 第 1 章 NetBackup for SQL Server の概要 NetBackup for SQL Server の用語 NetBackup for SQL Server の用語 表 1-1 に SQL Server データベース管理者または NetBackup 管理者にとって重要な新規用語を示します 表 1-1 用語 バッチファイル (batch file) NetBackup for SQL Server の用語 定義 SQL Server オブジェクトのバックアップまたはリストアに使用されるスクリプト データベースエージェントは バッチファイルを使用してすべての操作を実行します バッチファイルは 通常 install_path dbext mssql ディレクトリに格納されます NetBackup Microsoft SQL Client から直接実行される操作の場合は 一時バッチファイルが次のディレクトリに格納されます Veritas Netbackup dbext mssql temp ディレクトリ 完全バックアップ (full backup) 差分バックアップ (differential backup) トランザクションログ (transaction log) トランザクションログのバックアップ (transaction log backup) リストア (restore) リカバリ (recovery) SQL ホスト (SQL host) SQL インスタンス (SQL instance) ソースクライアント (source client) すべてのデータファイルとログファイルが含まれるデータベースの完全なバックアップ ( 完全バックアップでは トランザクションログは切り捨てられません ) 最後の完全バックアップ以降に変更されたブロックのバックアップ データベースに対して実行された更新に関する進行中のレコード トランザクションログのアクティブではない部分のバックアップ 通常 トランザクションログのこの部分はバックアップ後に切り捨てられます データを SQL Server オブジェクトにコピーして戻すこと ( リカバリ を参照 ) リストアの結果としてデータベースをオンラインにすること SQL Server が存在するホストマシン SQL Server のインストールをサポートするクラスタの仮想名を指すこともあります SQL Server のインストール インスタンスが指定されていない場合は SQL ホストのデフォルトの SQL インスタンスと見なされます ホストマシンを識別する NetBackup 用語 通常 ソースクライアントはホストのネットワーク名です クライアント構成での識別方法に応じて IP アドレスまたはクラスタ名を指す場合もあります

17 第 1 章 NetBackup for SQL Server の概要技術的な概要 17 用語 定義 バックアップストライプ (backup stripes) SQL Server オブジェクトのバックアップまたはリストアに使用されるデータストリーム ユーザーは バックアップのストライプ数を指定します NetBackup は 指定されたストライプごとに個別のジョブを実行します 多重化 (multiplex) 複数ストリーム (multistream) ODBC VDI 同じテープに複数のバックアップストライプが同時に書き込まれること 複数のバックアップストライプが含まれるバックアップまたはリストアを NetBackup で管理するための一般的な方法 複数ストリームの一例に多重化があります NetBackup では 個々のストリームをそれぞれのドライブに書き出して複数ストリームバックアップを実行することもできます NetBackup for SQL Server で SQL Server と通信するときに使用されるオープンインターフェースプロトコル 仮想デバイスインターフェース SQL Server によって提供されるバックアップおよびリストア用の独自のインターフェース このインターフェースは スナップショット操作とストリーム操作の両方に使用されます VDI 接続は COM オブジェクトとして管理されます 技術的な概要 この項では NetBackup for SQL Server データベースエージェントについて詳しく説明します 次の内容が含まれます NetBackup for SQL Server のコンポーネント NetBackup for SQL Server でのデータベースのバックアップ方法 NetBackup for SQL Server でのデータベースのリカバリ方法 SQL Server のバックアップまたはリストア操作時のデータ転送速度に影響を与える要素 NetBackup での SQL Server ホストおよびインスタンス名の解決方法 NetBackup for SQL Server のコンポーネント 表 1-2 に NetBackup for SQL Server のコンポーネントを示します

18 18 第 1 章 NetBackup for SQL Server の概要技術的な概要 表 1-2 NetBackup for SQL Server のコンポーネント コンポーネント グラフィカルユーザーインターフェース (GUI) ドライバ ライブラリ ファイル名 dbbackup.exe dbbackex.exe dbbackmain.dll 説明 このインターフェースを使用して データベースオブジェクトとバックアップイメージの参照 バックアップスクリプトとリストアスクリプトの作成 およびバックアップとリストア操作を行います バックアップおよびリストア操作を開始します バックアップとリストア SQL Server へのアクセス および NetBackup for SQL Server で実行されるその他の操作を支援します これらのコンポーネントは NetBackup for SQL Server を NetBackup サーバーに接続する共通 NetBackup クライアントモジュールである VxBSA.dll とも連動します 図 1-1 に NetBackup for SQL Server とその他のソフトウェアコンポーネントとの関係を示します 図 1-1 NetBackup クライアント NetBackup for SQL Server コンポーネント NetBackup サーバー dbbackex.exe 4 2 dbbackmain.dll bphdb.exe 1 NetBackup サーバー VxBSA.dll 9 NetBackup Media Manager dbbackup.exe SQL Server DBMS 7

19 第 1 章 NetBackup for SQL Server の概要技術的な概要 19 NetBackup for SQL Server と他のソフトウェアコンポーネントの間で 次の相互作用が発生します すべてのバックアップまたはリストア操作は dbbackex.exe を介して次のいずれかの方法で開始されます スケジュールバックアップ NetBackup スケジューラによって bphdb (1) が呼び出され さらに bphdb (1) によって dbbackex (2) が呼び出されます GUI によって開始されるバックアップ dbbackup.exe によって dbbackex.exe (3) が起動されます コマンドライン dbbackex.exe は コマンドラインまたはサードパーティツールから直接起動されます dbbackex.exe は dbbackmain.dll (4) への関数呼び出しによって バックアップまたはリストア操作を行います 操作は dbbackmain.dll が SQL Server と NetBackup サーバー間で 1 つ以上のデータストリームを実行するときに行われます データストリーム (7) は VDI (5) と XBSA インターフェース (6) を介して接続されます VDI は SQL Server と通信し XBSA は NetBackup データベースクライアントと通信します NetBackup for SQL Server GUI (dbbackup.exe) では SQL Server オブジェクト ( 通常は データベース ファイルグループ データベースファイルなど ) を参照できます dbbackup.exe は dbbackmain.dll (8) を起動して SQL Server のマスターデータベースにアクセスします NetBackup for SQL Server では ODBC 経由で SQL Server に関する情報にアクセスします NetBackup for SQL Server GUI (dbbackup.exe) では SQL バックアップイメージを参照することもできます 参照できるイメージは NetBackup カタログに含まれています カタログの内容にアクセスするには GUI で dbbackmain.dll を起動します dbbackmain.dll は VxBSA 関数呼び出しを使用して NetBackup サーバーのデータベースマネージャにアクセスします NetBackup for SQL Server でのデータベースのバックアップ方法 NetBackup Microsoft SQL Client から バックアップするデータベースまたはデータベースコンポーネントを選択できます バックアップに使用するオブジェクトを選択すると スクリプトが含まれるバッチファイルが GUI によって作成されます このスクリプトは SQL Server データベースエージェントによって解釈されます スクリプトは すぐに実行することも 保存して後で実行することもできます スクリプトを後で実行するには そのスクリプトをバックアップポリシーのバックアップ対象リストに含めます バックアップスクリプトが実行されると NetBackup for SQL Server は SQL バックアップ文を生成し SQL Server にログインして ODBC 経由で SQL Server に SQL 文を配信します 次に データベースエージェントは 1 つ以上の VDI オブジェクトを使用して SQL

20 20 第 1 章 NetBackup for SQL Server の概要技術的な概要 Server に接続します バックアップストライプごとに 1 つの仮想デバイスが作成されます また ストライプごとに VxBSA セッションが開始されます これらの個別のセッションにより NetBackup は SQL Server から生成されたストリームごとにバックアップジョブを開始できます バックアップが完了すると データベースエージェントは バックアップされたオブジェクトの詳細なプロパティ ( 他のオブジェクトとの関係など ) を取得します エージェントは この情報を NetBackup カタログに書き込み バックアップイメージと関連付けます 複数のストライプがある場合は メタデータが最初のバックアップイメージと関連付けられます 付属のストライプは 共通の命名規則に従って相互に関連付けられます NetBackup for SQL Server でのデータベースのリカバリ方法 NetBackup Microsoft SQL クライアントでは データベースの構成を反映した論理階層でバックアップイメージが表示されます トランザクションログまたは差分イメージを選択すると 選択したデータベースのイメージとともに格納されているメタデータが NetBackup によって確認されます その後 最も効率的なリカバリセットが決定されます 次に エージェントによって リストアを一連のスクリプトにしたものが含まれるバッチファイルが生成されます スクリプトが実行されると データベースがリカバリされます 個々のリストア操作は バックアップと同じように行われます SQL リストア文が生成されて ODBC によって SQL Server に提供されます VDI 接続が行われます その後 Media Manager と SQL Server 間のデータフローを開始する VxBSA セッションが開始されます バックアップ時に生成されたストライプの数に応じて ストリーム数 ( および対応する仮想デバイスと VxBSA セッションの数 ) が決定されます すべてのリカバリ操作が完了すると NetBackup エージェントは データベースをリカバリ済みの状態に設定する最後の手順を実行します データベースは再びオンラインになり 利用可能になります SQL Server のバックアップまたはリストア操作時のデータ転送速度に影響を与える要素 SQL Server バックアップ用にシステムを最適化するための最初の手順は 標準バックアップ操作用に環境を調整することです 詳しくは NetBackup Backup Planning and Performance Tuning Guide を参照してください この情報に基づいて SQL Server に固有な調整をさらに行う必要があります 次に示す要素の一部は SQL Server のストリームベースの処理にのみ適用され スナップショットバックアップまたはリストアには影響しません これらの調整方法について詳細な説明が参照できます p.50 の パフォーマンスに影響を与える要素 を参照してください 次の要素が SQL Server のバックアップまたはリストア操作時のデータ転送速度に影響を与えます

21 第 1 章 NetBackup for SQL Server の概要技術的な概要 21 MAXTRANSFERSIZE NUMBER OF BUFFERS PER STRIPE ( ストリームベースのみ ) SQL Server でデータの転送に使用されるサイズ SQL Server に固有な要素のうち MAXTRANSFERSIZE では 転送速度を大幅に最適化できる可能性があります 通常 パフォーマンスの向上と MAXTRANSFERSIZE 値の増加は直接関連しています ( ストリームベースのみ ) この要素を 1 より大きい値に設定すると データ転送時のマルチバッファが有効になります マルチバッファは バックアップまたはリストア操作中に Producer-Consumer で短期的な不均衡が発生するのを防ぎます バッファ数には 32 まで設定できますが 通常は値を 2 または 3 に設定すれば十分です この設定は NUMBUFS キーワードに対応します BUFFERS キーワードを使用することもできます NUMBER OF STRIPES SQL Server オブジェクトのバックアップに使用するストライプの数を増やすと パフォーマンスを向上させることができます ただし 次の要件を満たしている必要があります それぞれのストライプが個別のテープユニットにバックアップされている ( ストライプが同じドライブに多重化されていない ) それぞれのドライブがすべて最大転送速度に達している パフォーマンスは環境によって異なります それぞれのストライプでは個別のスレッドが使用されるため 複数のストライプの場合は SQL Server の内部構造にアクセスするときに競合が発生する可能性があります スレッドの管理に関連するコストが必要になります ただし 入出力の開始および停止にかかるコストが追加ストライプの使用にかかるコストよりも大きい場合 大規模なシステムではパフォーマンスが向上する可能性があります SHARED MEMORY ALTERNATE BACKUP METHOD 共有メモリは バックアップ環境で利用可能な場合には必ず使用する必要があります ( ストリームベースのみ ) SQL Server と NetBackup で同じデータ転送バッファを共有できる転送方式 この方式では 通常の共有メモリのデータ転送よりも速度が遅くなる場合があります ただし この方式を使用するとデータコピーの手順が不要になるため CPU 使用率は低下します ALTERNATEBACKUPMETHOD を使用する場合 MAXTRANSFERSIZE を最大値に設定することをお勧めします NetBackup での SQL Server ホストおよびインスタンス名の解決方法 通常 SQL Server のインストールは インストールが存在するホストの名前とインスタンス名の組み合わせによって識別されます インスタンス名を省略した場合 NetBackup では そのインストールは ホスト上のデフォルトインストールであると想定されます たとえ

22 22 第 1 章 NetBackup for SQL Server の概要技術的な概要 ば 1 つのホストには TIGER TIGER ACCOUNTING TIGER WAREHOUSE などの複数の SQL Server インストールが含まれている場合があります ただし SQL Server のクラスタインスタンスは複数のホストに同時に存在し 仮想名で識別されます ホスト用のバックアップは そのホストのクライアントプロパティで指定されたクライアント名でカタログ化されます 通常 クライアント名は SQL Server が存在するホスト名と同じです 一般に この名前は ホストの NetBIOS 名 (TIGER など ) です ただし バックアップ管理者によっては NetBackup に対するクライアントを他の方法で識別する必要があります たとえば 管理者は IP 名 ( など ) 完全修飾ドメイン名 (tiger.apexworks.com) を使用できます または 管理者はホストに接続された代替ネットワークインターフェース (tiger1.apexworks.com) を使用できます クラスタ SQL インスタンスの場合 クライアント名は 仮想 SQL Server インストールに使用される仮想 SQL Server 名です ほとんどの場合 NetBackup Microsoft SQL Client を使用してバックアップイメージを参照するときは SQL Server ホスト名を指定するだけですみます この名前は [ バックアップ履歴のオプション (Backup History Options)] ダイアログボックスで指定します NetBackup によって そのホスト上のすべてのインスタンスのバックアップイメージが表示されます ただし NetBackup で必要なバックアップイメージを表示するには 次の特殊な場合を考慮してください ホスト名 (tiger1 tiger.apexworks.com など ) とは異なる名前のネットワークインターフェース上のバックアップを取得する この場合 バックアップイメージは NetBIOS 名ではなく ネットワークインターフェース名で格納されます これらのイメージを取得するには ホスト名を [SQL Host (SQL ホスト )] フィールドで指定し ネットワークインターフェース名を [ ソースクライアント (Source Client)] フィールドで指定する必要があります SQL ホスト (SQL Host):TIGER ソースクライアント (Source Client):TIGER1 UNIX ( または Linux) サーバーからバックアップを取得する UNIX 名では大文字と小文字の区別があり Windows 名ではその区別がないため この処理で問題が発生する可能性があります この場合 NetBackup は すべての文字を大文字または小文字で統一してクライアント名を指定し バックアップイメージを取得しようとします UNIX クライアント名に大文字と小文字が混在している場合は クライアント名を [ ソースクライアント (Source Client)] フィールドで指定する必要があります SQL ホスト (SQL Host):TIGER ソースクライアント (Source Client):Tiger NetBackup クライアント名が修飾されたドメイン名である バックアップイメージを取得するには [SQL ホスト (SQL Host)] に NetBIOS 名を指定し [ ソースクライアント (Source Client)] に完全修飾ドメイン名を指定します SQL ホスト (SQL Host):Tiger ソースクライアント (Source Client):tiger.apexworks.com

23 第 1 章 NetBackup for SQL Server の概要技術的な概要 23 NetBackup クライアント名が IP アドレスである バックアップイメージを取得するには [SQL ホスト (SQL Host)] に NetBIOS 名を指定し [ ソースクライアント (Source Client)] に IP アドレスを指定します SQL ホスト (SQL Host):Tiger ソースクライアント (Source Client): SQL Server クラスタからバックアップされたバックアップを取得する イメージはクラスタ名で格納されるため この処理では問題は発生しません [SQL ホスト (SQL Host)] に仮想名を指定し [ ソースクライアント (Source Client)] にデフォルト値を使用します

24 24 第 1 章 NetBackup for SQL Server の概要技術的な概要

25 2 NetBackup for SQL Server のインストール この章では以下の項目について説明しています NetBackup for SQL Server のインストールの計画 NetBackup for SQL Server のオペレーティングシステムおよびプラットフォームの互換性の確認 NetBackup for SQL Server の NetBackup サーバーおよびクライアントソフトウェアの要件 NetBackup for SQL Server の SQL Server サーバーソフトウェアの要件 NetBackup クラスタでの NetBackup for SQL Server のインストールの要件 NetBackup for SQL を使用した Microsoft Cluster サーバー (MSCS) クラスタのサポートについて NetBackup for SQL を使用した Veritas Cluster Server (VCS) クラスタのサポートについて Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server の構成要件およびライセンス要件 NetBackup for SQL Server ライセンスキーの追加 NetBackup for SQL Server のインストールの計画 すべての NetBackup サーバーには デフォルトで NetBackup クライアントソフトウェアが含まれています そのため NetBackup サーバーまたはクライアントで NetBackup for SQL Server を使用できます (NetBackup for SQL Server がプラットフォームでサポートされている場合 ) NetBackup for SQL Server を使用するには 次の作業を実行します

26 26 第 2 章 NetBackup for SQL Server のインストール NetBackup for SQL Server のオペレーティングシステムおよびプラットフォームの互換性の確認 表 2-1 NetBackup for SQL Server のインストール手順 手順 手順 1 手順 2 処理 インストールの前提条件を確認します NetBackup for SQL Server のライセンスキーを追加します 説明 p.26 の NetBackup for SQL Server のオペレーティングシステムおよびプラットフォームの互換性の確認 を参照してください p.27 の NetBackup for SQL Server の NetBackup サーバーおよびクライアントソフトウェアの要件 を参照してください p.28 の NetBackup for SQL Server の SQL Server サーバーソフトウェアの要件 を参照してください p.28 の NetBackup クラスタでの NetBackup for SQL Server のインストールの要件 を参照してください p.29 の Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server の構成要件およびライセンス要件 を参照してください p.29 の NetBackup for SQL Server ライセンスキーの追加 を参照してください NetBackup for SQL Server のオペレーティングシステムおよびプラットフォームの互換性の確認 ご使用のオペレーティングシステムまたはプラットフォームで NetBackup for SQL Server エージェントがサポートされていることを確認してください オペレーティングシステムおよび互換性を確認する方法 1 シマンテック社のサポート Web ページに接続します 2 [Product Finder] ボックスで [NetBackup Enterprise Server] と入力し [>] アイコンをクリックします 3 右側のリストで [Compatibility List] をクリックします 4 文書のリストで 次の文書をクリックします NetBackup (tm) x.x Database Agent Software Compatibility List (Updated date_updated) x.x は現在のリリース番号です date_updated が最新の日付のものを検索します

27 第 2 章 NetBackup for SQL Server のインストール NetBackup for SQL Server の NetBackup サーバーおよびクライアントソフトウェアの要件 27 5 NetBackup for SQL Server でサポートされているクラスタ環境については 次のマニュアルを参照してください NetBackup (tm) Enterprise Server x.x / Enterprise Server x.x Cluster Compatibility List (Updated date_updated) 6 Snapshot Client でのサポート情報については 次のマニュアルを参照してください NetBackup (tm) x.x Snapshot Client (Advanced Client) OS, Arrays, and Database Agent Compatibility (Updated date_updated) NetBackup for SQL Server の NetBackup サーバーおよびクライアントソフトウェアの要件 NetBackup サーバーおよびクライアントソフトウェアが次の要件を満たしていることを確認します NetBackup サーバーソフトウェアが NetBackup サーバー上にインストールされ 実行可能な状態である NetBackup サーバーのプラットフォームは NetBackup がサポートするものであれば どのプラットフォームでも問題ありません Symantec NetBackup インストールガイド を参照してください バックアップするデータベースが存在するコンピュータ上に NetBackup クライアントソフトウェアがインストールされている SQL クライアントがマスターサーバーまたはメディアサーバーとは別のホストに存在する場合 そのホストに NetBackup クライアントをインストールする必要がある ストレージユニットで使用されるバックアップメディアが構成されている 必要なメディアボリュームの数は いくつかの要因によって異なります 使用しているデバイス バックアップを行うデータベースのサイズ アーカイブを行うデータの量 バックアップのサイズ バックアップまたはアーカイブの間隔 Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 を参照してください

28 28 第 2 章 NetBackup for SQL Server のインストール NetBackup for SQL Server の SQL Server サーバーソフトウェアの要件 NetBackup for SQL Server の SQL Server サーバーソフトウェアの要件 NetBackup サーバーまたはクライアント上の SQL Server サーバーソフトウェアに関する次の項目について確認します SQL Server サーバーソフトウェアがインストールされ 実行可能な状態になっている必要がある NetBackup クラスタでの NetBackup for SQL Server のインストールの要件 NetBackup クラスタに構成された NetBackup サーバー上でデータベースエージェントソフトウェアを使用する場合 次の要件を満たしていることを確認します ご使用のクラスタ環境が NetBackup によってサポートされている p.26 の NetBackup for SQL Server のオペレーティングシステムおよびプラットフォームの互換性の確認 を参照してください p.28 の NetBackup for SQL を使用した Microsoft Cluster サーバー (MSCS) クラスタのサポートについて を参照してください p.29 の NetBackup for SQL を使用した Veritas Cluster Server (VCS) クラスタのサポートについて を参照してください NetBackup サーバーソフトウェアが NetBackup クラスタ内にインストールされ 動作するように構成されている Symantec NetBackup インストールガイド を参照してください NetBackup マスターサーバーのクラスタ化管理者ガイド を参照してください SQL Server のサーバーソフトウェアが NetBackup によるフェールオーバーが可能な各ノード上にインストールされ 実行可能な状態である NetBackup サーバーが存在する各ノードに データベースエージェントのライセンスキーを追加する NetBackup for SQL を使用した Microsoft Cluster サーバー (MSCS) クラスタのサポートについて NetBackup では 32 ビット版のシステムで MSCS がサポートされています SQL Server 2000 の場合は最大で 4 つ SQL Server 2005 の場合は最大で 8 つ SQL Server 2008 の場合は最大で XX のノードがサポートされています NetBackup サーバーと SQL Server を異なるクラスタグループに配置することをお勧めします

29 第 2 章 NetBackup for SQL Server のインストール NetBackup for SQL を使用した Veritas Cluster Server (VCS) クラスタのサポートについて 29 表 2-2 に MSCS で使用される最大のフェールオーバーノードと仮想サーバーを示します 表 2-2 MSCS で使用できる最大フェールオーバーノードおよび仮想サーバー SQL Server 2000 SQL Server 2005 SQL Server ビット版のシステムでサポートされる最大フェールオーバーノード数 4 8 XX 64 ビット版のシステムでサポートされる最大フェールオーバーノード数 - 4 XX サポートされる最大仮想サーバー数 XX SQL Server と仮想 NetBackup サーバーがクラスタを共有している場合 SQL Server と NetBackup サーバーを同じグループに配置することができます SQL Server と NetBackup サーバーの IP およびネットワーク名は異なる必要があります NetBackup for SQL を使用した Veritas Cluster Server (VCS) クラスタのサポートについて NetBackup for SQL Server では SQL Server インスタンスが実行されている VCS クラスタがサポートされています Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server の構成要件およびライセンス要件 Snapshot Client と NetBackup for SQL Server を併用するためには NetBackup Snapshot Client のライセンスが必要です NetBackup for SQL Server ライセンスキーの追加 NetBackup for SQL Server を使うためには マスターサーバーで有効なライセンスキーを追加します ライセンスキーを追加する方法について より多くの情報が利用可能です Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 を参照してください

30 30 第 2 章 NetBackup for SQL Server のインストール NetBackup for SQL Server ライセンスキーの追加 NetBackup クラスタで NetBackup サーバーがインストールされている各ノードにライセンスキーを追加します NetBackup 管理コンソールで NetBackup for SQL Server ライセンスキーを追加する方法 1 マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを開きます 2 [ ヘルプ (Help)]>[ ライセンスキー (License Keys)] を選択します 3 [ 新規 (New)] アイコンをクリックします 4 ライセンスキーを入力して [ 追加 (Add)] をクリックします

31 3 NetBackup for SQL Server の構成 この章では以下の項目について説明しています ユーザーインターフェースの用語 NetBackup for SQL Server に対する [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum jobs per client)] の構成 SQL Server データベースのバックアップポリシーの構成 NetBackup for SQL Server 用構成設定のテスト 複数ストリーム操作の構成 マルチインターフェースネットワーク接続 ( 複数 NIC) の構成について SQL Server の権限について スケジュールされた操作のための SQL Server ログオンの設定について スケジュールされた操作の認証 (SQL Server のセキュリティ制限が設定されたサイトの場合 ) 標準の SQL Server ユーザー ID への Windows アカウントの関連付け パフォーマンスに影響を与える要素 ログ配布が設定された環境での SQL Server のバックアップ ユーザーインターフェースの用語 この項で説明する構成手順の多くは マスターサーバー上の NetBackup 管理コンソールから実行できます 利用可能なコンソールの種類は マスターサーバーのプラットフォー

32 32 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成 NetBackup for SQL Server に対する [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum jobs per client)] の構成 ムによって異なります NetBackup では Windows マスターサーバーと UNIX マスターサーバーの両方に対して Java インターフェースがサポートされています Windows マスターサーバーに対しては Windows インターフェースもサポートされます Java インターフェースと Windows インターフェースはほぼ同じです これらのインターフェース間で構成手順に違いがある場合は 2 つのインターフェースを区別するために Windows または Java という用語が手順で示されます NetBackup for SQL Server に対する [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum jobs per client)] の構成 次の手順では [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum jobs per client)] 属性を設定する方法について説明します [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum jobs per client)] を構成する方法 1 NetBackup 管理コンソールの左ペインで [NetBackup の管理 (NetBackup Management)]>[ ホストプロパティ (Host Properties)] を展開します 2 [ マスターサーバー (Master Servers)] を選択します 3 右ペインで サーバーのアイコンをダブルクリックします 4 [ グローバル属性 (Global Attributes)] をクリックします 5 [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum jobs per client)] の値を 99 に変更します [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum jobs per client)] では 1 クライアントで並行して実行することができるバックアップの最大数を指定します デフォルトは 1 です p.32 の [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum jobs per client)] の式 を参照してください [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum jobs per client)] の式 次の式を使用して [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum jobs per client)] の設定に使うより小さい値を計算することができます 1 クライアントあたりの最大ジョブ数 = number_of_streams X number_of_policies 次の定義を参照してください number_of_streams データベースサーバーと NetBackup 間のバックアップストリームの数 ストライピング ( 分散化 ) しない場合 クライアント上で ストリームごとに新しいバックアップジョブが開始されます ストライピングする場合 それぞれの新しいジョブは ストライプごとに 1 つのストリームを使用します

33 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成 SQL Server データベースのバックアップポリシーの構成 33 number_of_policies このクライアントのバックアップを同時に実行できるポリシーの数 この数は 2 以上です たとえば 2 つの異なるデータベースのバックアップを実行するために 1 つのクライアントを 2 つのポリシーに設定できます これらのバックアップ処理時間帯は 重なる場合があります SQL Server データベースのバックアップポリシーの構成 データベースのバックアップポリシーでは 1 台以上のクライアントで構成される特定のグループに対するバックアップの条件を定義します この条件には 次のものが含まれます 使用するストレージユニットおよびストレージメディア ポリシー属性 バックアップスケジュール バックアップするクライアント クライアントで実行するバッチファイル データベース環境をバックアップするには 適切にスケジュールされた 1 つ以上の MS-SQL-Server ポリシーを定義します すべてのクライアントが含まれる 1 つのポリシーまたは複数のポリシーを構成することができます 複数のポリシーの中には 1 つのクライアントだけを含むポリシーもあります データベースポリシーの要件は ファイルシステムのバックアップの場合とほぼ同じです このデータベースエージェントのポリシー属性に加え 利用可能なその他の属性も考慮する必要があります Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 を参照してください ポリシーを追加および構成する場合は 次の項を参照してください p.34 の 新しい NetBackup for SQL Server ポリシーの追加 を参照してください p.35 の NetBackup for SQL Server のポリシー属性について を参照してください p.35 の NetBackup for SQL Server ポリシーへのスケジュールの追加について を参照してください p.40 の NetBackup for SQL Server ポリシーへのクライアントの追加 を参照してください p.40 の NetBackup for SQL Server ポリシーへのバックアップ対象の追加 を参照してください

34 34 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成 SQL Server データベースのバックアップポリシーの構成 新しい NetBackup for SQL Server ポリシーの追加 この項では データベース用の新しいバックアップポリシーを追加する方法について説明します メモ : 複数ストリームのバックアップおよびリストアを実行する場合 または複数のネットワークインターフェースを使用する場合は 他の構成を実行する必要があります 新しい NetBackup for SQL Server ポリシーを追加する方法 1 マスターサーバーに管理者 (Windows) または root ユーザー (UNIX) としてログオンします 2 NetBackup 管理コンソールを起動します 3 サイトに複数のマスターサーバーが存在する場合は ポリシーを追加するマスターサーバーを選択します 4 (Windows) 左ペインで [ ポリシー (Policies)] を右クリックして [ 新しいポリシー (New Policy)] を選択します 5 (Java インターフェース ) 左ペインで [ ポリシー (Policies)] をクリックします [ すべてのポリシー (All Policies)] ペインで マスターサーバーを右クリックして [ 新しいポリシー (New Policy)] を選択します 6 [ 新しいポリシーの追加 (Add a New Policy)] ダイアログボックスの [ ポリシー名 (Policy name)] ボックスに 新しいポリシーの一意の名前を入力します 7 [OK] をクリックします 8 [ 新しいポリシーの追加 (Add New Policy)] ダイアログボックスで [ ポリシー形式 (Policy type)] リストから [MS-SQL-Server] を選択します ご使用のマスターサーバーにデータベースエージェントのライセンスキーが登録されていない場合 ドロップダウンメニューにデータベースエージェントのポリシー形式は表示されません 9 [ 属性 (Attributes)] タブのエントリを設定します p.35 の NetBackup for SQL Server のポリシー属性について を参照してください 10 その他のポリシー情報を次のように追加します スケジュールを追加します p.35 の NetBackup for SQL Server ポリシーへのスケジュールの追加について を参照してください クライアントを追加します p.40 の NetBackup for SQL Server ポリシーへのクライアントの追加 を参照してください

35 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成 SQL Server データベースのバックアップポリシーの構成 35 バックアップ対象リストにバッチファイルを追加します 11 必要なすべてのスケジュール クライアントおよびバックアップ対象の追加が終了したら [OK] をクリックします NetBackup for SQL Server のポリシー属性について いくつかの例外を除き NetBackup ではファイルシステムのバックアップと同じようにデータベースのバックアップを管理します その他のポリシー属性は ユーザー固有のバックアップ方針やシステム構成によって異なります ポリシー属性について詳しくは Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 を参照してください 表 3-1 NetBackup for SQL Server ポリシーのポリシー属性の説明 属性 ポリシー形式 (Policy type) キーワード句 (Keyword phrase) Snapshot Client 説明 ポリシーに含めるクライアントの種類を指定します ポリシー形式によって そのクライアント上で NetBackup が実行可能なバックアップ形式が決定される場合もあります SQL Server データベースエージェントを使用するには 1 つ以上の種類の MS-SQL-Server ポリシーを定義する必要があります MS-SQL-Server ポリシー用のキーワード句は作成できますが NetBackup for SQL Server のバックアップイメージでは この情報は記録されません このオプションを使用すると Snapshot Client を併用したバックアップが可能になります スナップショットバックアップを実行する (Perform snapshot backups) このオプションを使用すると Snapshot Client を併用したバックアップが可能になります p.141 の Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server について を参照してください NetBackup for SQL Server ポリシーへのスケジュールの追加について それぞれのポリシーには 独自のスケジュールセットがあります このスケジュールによって 自動バックアップの開始を制御することや ユーザーによる操作の開始時期を指定することができます データベースバックアップには アプリケーションバックアップおよび自動バックアップスケジュール形式があります p.36 の NetBackup for SQL Server アプリケーションバックアップスケジュールの構成 を参照してください p.37 の NetBackup for SQL Server 自動バックアップスケジュールの構成 を参照してください

36 36 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成 SQL Server データベースのバックアップポリシーの構成 NetBackup for SQL Server アプリケーションバックアップスケジュールの構成 データベースバックアップには アプリケーションバックアップスケジュールが必要です ポリシーにこのスケジュール形式が含まれていない場合 バックアップを実行することはできません NetBackup for SQL Server は このスケジュールを自動的に作成し Default-Application-Backup と名前を付けます アプリケーションバックアップスケジュールのバックアップ処理時間帯には スケジュールされているかどうかにかかわらず すべてのジョブが発生する時間帯が含まれる必要があります アプリケーションバックアップスケジュールによって 自動的に開始されるバックアップを含むすべてのデータベースバックアップに必要な処理が開始されるため この時間帯が必要になります アプリケーションバックアップスケジュールの時間帯は 曜日および 24 時制で設定できます この時間帯によって アプリケーションバックアップスケジュールのために操作が実行できなくなることはありません SQL Server 2005 以上の読み取り専用ファイルグループで使用されるポリシーの場合は 保持レベルの設定に [ 無制限 (infinity)] を指定してスケジュールを作成することを検討してください このレベルでは 冗長なバックアップを回避できます アプリケーションバックアップスケジュールを構成する方法 1 [ ポリシーの変更 (Change Policy)] ダイアログボックスで [ スケジュール (Schedules)] タブをクリックします [ ポリシーの変更 (Change Policy)] ダイアログボックスにアクセスするには NetBackup 管理コンソールのポリシーリスト内のポリシー名をダブルクリックします 2 [Default-Application-Backup] という名前のスケジュールをダブルクリックします 3 スケジュールに対する他のプロパティを指定します p.38 の NetBackup for SQL Server スケジュールプロパティについて を参照してください NetBackup for SQL Server のアプリケーションバックアップスケジュールの例 次の点を前提とします 就業時間の 8 時から 13 時までの間にユーザーがデータベースバックアップ操作を実行する 18 時から 22 時の間にこのポリシーを使用する自動バックアップが開始される この場合 アプリケーションバックアップスケジュールは 8 時に開始して 14 時間継続することになります

37 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成 SQL Server データベースのバックアップポリシーの構成 37 表 3-2 NetBackup for SQL Server アプリケーションバックアップスケジュールの設定例 スケジュールオプション 保持 (Retention) バックアップ処理時間帯 (Backup Window) 設定 2 週間日曜日から土曜日 00:08:00-22:00:00 NetBackup for SQL Server 自動バックアップスケジュールの構成 複数のバッチファイルを同じポリシーに配置すると そのポリシーの各自動バックアップセッション中にこれらのバッチファイルが実行されます 複数の SQL Server バックアップ操作を異なるスケジュールで実行することもできます この場合 異なる自動バックアップスケジュールを使用して複数のポリシーを作成することができます 適切な自動バックアップスケジュールを使用するポリシーに各バッチファイルを割り当てます NetBackup に自動バックアップを実行させるか または Snapshot Client 機能を使用する場合は 1 つ以上の自動バックアップスケジュールが必要です 自動バックアップスケジュールを構成する方法 1 [ ポリシーの変更 (Change Policy)] ダイアログボックスで [ スケジュール (Schedules)] タブをクリックします 2 [ 新規 (New)] をクリックします 3 一意のスケジュール名を指定します 4 [ バックアップ形式 (Type of backup)] を選択します p.39 の NetBackup for SQL Server のバックアップ形式について を参照してください 5 スケジュールに対する他のプロパティを指定します p.38 の NetBackup for SQL Server スケジュールプロパティについて を参照してください 6 [OK] をクリックします NetBackup for SQL Server の自動バックアップスケジュールの例 表 3-3 に 自動バックアップスケジュールの設定例を示します

38 38 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成 SQL Server データベースのバックアップポリシーの構成 表 3-3 NetBackup for SQL Server の自動バックアップスケジュールの設定例 スケジュールプロパティ保持 (Retention) 間隔 (Frequency) バックアップ処理時間帯 (Backup Window) 設定 2 週間毎週日曜日 18:00:00-22:00:00 NetBackup for SQL Server スケジュールプロパティについて この項では データベースバックアップとファイルシステムのバックアップで意味が異なるスケジュールプロパティについて説明します その他のスケジュールプロパティは ユーザー固有のバックアップ方針やシステム構成によって異なります 他のスケジュールプロパティについての詳しい情報を参照できます Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 を参照してください 表 3-4 スケジュールプロパティの説明 プロパティ バックアップ形式 (Type of backup) 説明 このスケジュールで制御するバックアップ形式を指定します バックアップ対象のリストには 構成するポリシーに適用されるバックアップ形式だけが表示されます p.39 の NetBackup for SQL Server のバックアップ形式について を参照してください スケジュール形式 (Schedule Type) 次のいずれかの方法でバックアップをスケジュールできます 間隔 (Frequency) この設定は スケジュールバックアップの場合にのみ使用します ユーザー主導バックアップの場合には使用しません このスケジュールで次のバックアップ操作またはアーカイブ操作を開始できるまでの期間を指定します たとえば バックアップ間隔を 7 日に設定して 正常なバックアップが水曜日に行われるように設定したとします 次の完全バックアップは 次の水曜日まで行われません 通常 増分バックアップは 完全バックアップより短い間隔で行います カレンダー (Calendar) この設定は スケジュールバックアップの場合にのみ使用します ユーザー主導バックアップの場合には使用しません 特定の日付 週の特定の曜日または月の特定の日に基づいてバックアップ操作をスケジュールすることができます

39 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成 SQL Server データベースのバックアップポリシーの構成 39 プロパティ 保持 (Retention) 説明 アプリケーションバックアップスケジュールの保持期間とは NetBackup がバックアップイメージ ( ストリームベースのバックアップ ) を保持する期間です 自動スケジュールの保持期間により スケジュールバックアップが実行された場合 ( プロキシバックアップ ) の NetBackup により記録が保持される期間が制御されます たとえば データベースが毎週日曜日の朝に一度バックアップされる場合 少なくとも 2 週の保持期間を選択する必要があります 次の通り 保持期間は選択するスケジュール形式に影響されます 間隔に基づくスケジュールを行う場合 スケジュールに対する間隔の設定より長い保持期間を設定します たとえば 間隔の設定を 1 週間にする場合 保持期間が 1 週間より長くなるように設定します NetBackup スケジューラは バックアップが予定されているかどうかを判断するために 自動バックアップスケジュールの最新の記録と その自動バックアップスケジュールの間隔を比較します つまり 記録の期限切れが早すぎるような保持期間を設定した場合 スケジュールバックアップの間隔を予測できなくなります ただし 必要以上に長い保持期間を設定した場合 NetBackup カタログにより不要な記録が蓄積されます カレンダーに基づくスケジュールを行う場合 保持期間の設定は カレンダーに基づくスケジュールには重要ではありません コピーを複数作成する (Multiple copies) ポリシーで複数のバックアップのコピーを指定する場合 アプリケーションバックアップスケジュールで [ コピーを複数作成する (Multiple copies)] を構成します NetBackup for SQL Server のバックアップ形式について 表 3-5 に 指定可能なバックアップスケジュールを示します 表 3-5 バックアップ形式 NetBackup for SQL Server のバックアップ形式 説明 アプリケーションバックアップ (Application Backup) 自動バックアップ アプリケーションバックアップスケジュールでは クライアントから実行される NetBackup の操作をユーザーが制御できます これらの操作には クライアントから開始される操作と マスターサーバー上で自動スケジュールによって開始される操作の両方が含まれます NetBackup では ユーザーがバックアップを手動で開始すると アプリケーションバックアップスケジュールが使用されます それぞれのデータベースポリシーに対して 1 つ以上のアプリケーションバックアップスケジュールを構成する必要があります Default-Application-Backup スケジュールは アプリケーションバックアップスケジュールとして自動的に構成されます 自動バックアップスケジュールでは NetBackup がバックアップを自動的に開始する日時を指定します ファイルリストに出現する順に スクリプトが実行されます ポリシーに複数のクライアントが存在する場合 各クライアントに対してスクリプトが実行されます

40 40 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成 SQL Server データベースのバックアップポリシーの構成 NetBackup for SQL Server ポリシーへのクライアントの追加 クライアントリストには 自動バックアップ中にバッチファイルが実行されるホストが含まれます NetBackup クライアントは 1 つ以上のポリシー内に存在している必要があり 複数のポリシー内に存在することも可能です NetBackup for SQL Server ポリシーの場合は 追加するクライアントに次のソフトウェアがインストールされている必要があります SQL Server NetBackup クライアントまたはサーバー バックアップまたはリストアバッチファイル メモ : 各クライアントにそれぞれのバッチファイルが存在している必要があります クライアントを NetBackup for SQL Server ポリシーに追加する方法 1 [ ポリシーの変更 (Change Policy)] ダイアログボックスで [ クライアント (Clients)] タブをクリックします [ ポリシーの変更 (Change Policy)] ダイアログボックスにアクセスするには NetBackup 管理コンソールのポリシーリスト内のポリシー名をダブルクリックします 2 [ 新規 (New)] をクリックします 3 クライアントの名前を入力し Enter キーを押すか (Windows) または [ 追加 (Add)] をクリックします (Java) SQL Server が NetBackup クラスタ内にインストールされている場合は クライアント名として仮想 SQL Server 名を指定してください 4 (Windows) さらにクライアントを追加するには 手順 2 および 3 を繰り返します 5 (Java) さらにクライアントを追加するには 手順 3 を繰り返します 6 他に追加するクライアントがない場合は [OK] をクリックします 7 (Java)[ ポリシー (Policy)] ダイアログボックスで [ 閉じる (Close)] をクリックします NetBackup for SQL Server ポリシーへのバックアップ対象の追加 データベースポリシーのバックアップ対象のリストは その他のポリシーのバックアップ対象のリストと意味が異なります たとえば 標準または Microsoft Windows ポリシー形式では バックアップするファイルおよびディレクトリを一覧表示します データベースポリシーでは 実行するバッチファイルを指定できます (NetBackup for SQL Server では スクリプトはバッチファイルと呼ばれ.bch 拡張子によって識別されます ) バッチファイルは 開始するバックアップ操作を記述します これらは 手動または NetBackup サーバー

41 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成 SQL Server データベースのバックアップポリシーの構成 41 によるスケジュール操作に従って開始できます これらのファイルはクライアント上に置かれ NetBackup for SQL Server および SQL Server の操作を指示します 自動スケジュールのポリシーを設定するには バッチファイルを追加します バックアップ対象リストに一覧表示されているすべてのバッチファイルが 手動バックアップおよび自動バックアップスケジュールに対して実行されます スケジュールは [ スケジュール (Schedules)] タブで指定します NetBackup は [ バックアップ対象 (Backup Selections)] リストに表示されている順にバッチファイルを実行します バックアップ対象リストへのバッチファイルの追加 次の手順では Java インターフェースおよび Windows インターフェースを使用して [ バックアップ対象 (Backup Selections)] リストにバッチファイルを追加する方法について説明します メモ : エラーや誤操作が発生しないように [ バックアップ対象 (Backup Selections)] リスト内の正しいバッチファイル名を指定します [ バックアップ対象 (Backup Selections)] リストに追加する前に そのバッチファイルがクライアントに格納されていることを確認してください Java インターフェースから [ バックアップ対象 (Backup Selections)] リストにバッチファイルを追加する方法 1 [ ポリシーの変更 (Change Policy)] ダイアログボックスを開きます [ ポリシーの変更 (Change Policy)] ダイアログボックスにアクセスするには NetBackup 管理コンソールのポリシーリスト内のポリシー名をダブルクリックします 2 [ バックアップ対象 (Backup Selections)] タブをクリックします 3 [ 新規 (New)] をクリックします 4 次の操作を実行することにより NetBackup で使用するバッチファイル名を指定します [ スクリプト (Script)] フィールドで クライアント上のバッチファイルのフルパス名を入力します たとえば データベースをバックアップするバッチファイルのパス名を 次のように指定します install_path NetBackup DbExt Mssql bkup.bch install_path は NetBackup ソフトウェアがインストールされているディレクトリを示します デフォルトでは このディレクトリは C: Program Files VERITAS になります バッチファイルが install_path NetBackup Dbext Mssql ディレクトリに存在する場合 ファイル名のみを指定することもできます

42 42 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成 NetBackup for SQL Server 用構成設定のテスト [ 追加 (Add)] をクリックし バッチファイルをリストに追加します 他にバッチファイルがあれば追加します 5 [OK] をクリックします Windows インターフェースから [ バックアップ対象 (Backup Selections)] リストにバッチファイルを追加する方法 1 [ ポリシーの変更 (Change Policy)] ダイアログボックスで [ バックアップ対象 (Backup Selections)] タブをクリックします [ ポリシーの変更 (Change Policy)] ダイアログボックスにアクセスするには NetBackup 管理コンソールのポリシーリスト内のポリシー名をダブルクリックします 2 [ 新規 (New)] をクリックします 3 NetBackup で使用するバッチファイル名を指定します 次のいずれかの方法を実行します クライアント上のバッチファイルのフルパス名を入力します たとえば データベースをバックアップするバッチファイルのパス名を 次のように指定します install_path NetBackup DbExt Mssql bkup.bch install_path は NetBackup ソフトウェアがインストールされているディレクトリを示します デフォルトでは このディレクトリは C: Program Files VERITAS になります バッチファイルが install_path NetBackup Dbext Mssql ディレクトリに存在する場合 ファイル名のみを指定することもできます [ リモートフォルダ (Remote Folder)] オプションをクリックします バッチファイルを検索して選択し [OK] をクリックします 4 [OK] をクリックします NetBackup for SQL Server 用構成設定のテスト NetBackup for SQL Server 用にマスターサーバーを構成した後 構成設定のテストを行います 作成した自動バックアップスケジュールを手動バックアップで実行します 状態コードおよびその他のトラブルシューティング情報の説明が参照できます NetBackup 状態コードリファレンスガイド を参照してください Symantec NetBackup トラブルシューティングガイド UNIX Windows および Linux を参照してください

43 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成複数ストリーム操作の構成 43 構成設定をテストする方法 1 マスターサーバーに管理者 (Windows) または root ユーザー (UNIX) としてログオンします 2 NetBackup 管理コンソールを起動します 3 左ペインで [ ポリシー (Policies)] をクリックします 4 テストするポリシーをクリックします 5 [ 処理 (Actions)]>[ 手動バックアップ (Manual Backup)] を選択します [ スケジュール (Schedules)] ペインには テストするポリシー用に構成された自動スケジュールの名前が表示されます [ クライアント (Clients)] ペインには テストするポリシーにリストアップされているクライアントの名前が表示されます 6 [ 手動バックアップ (Manual Backup)] ダイアログボックスの指示に従います 7 バックアップの状態を確認するには NetBackup 管理コンソールで [ アクティビティモニター (Activity Monitor)] をクリックします アクティビティモニターおよびスクリプトの出力には バックアップ操作の状態が示されます 詳しくは トラブルシューティングに関する章を参照してください 8 圧縮のテストを行う場合は 圧縮を使用した場合と使用しない場合の両方のバックアップを実行します その後 イメージサイズを比較します 圧縮したイメージの方が小さくなっていることを確認してください 複数ストリーム操作の構成 NetBackup では SQL Server のマルチストライピングされたバックアップおよび多重化されたバックアップがサポートされています バックアップストリームは それぞれ別々のストレージユニットに書き込むことも 1 つのストレージユニットに多重化することもできます p.43 の マルチストライピングされたバックアップの構成 を参照してください p.44 の 多重化されたバックアップの構成 を参照してください マルチストライピングされたバックアップの構成 SQL Server では ストライプと呼ばれる複数のデータストリームを介したデータベースのバックアップがサポートされています 各ストライプは NetBackup によって個別のイメージとして格納されます この機能を使用すると 複数のテープデバイスを使用してデータの転送速度を改善することができます この構成は テープデバイスがボトルネックになっている場合に有効です 通常 複数のストライプをバックアップするスケジュールの場合は 多重化を有効にしないことをお勧めします

44 44 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成複数ストリーム操作の構成 バックアップイメージは 使用可能なドライブよりも多いテープに書き込まれることがあります このような場合は リストア操作用のバッチファイルで 使用可能なドライブの数を指定します p.123 の 複数ストリームのバックアップのリストア を参照してください マルチストライピングされたバックアップを構成する方法 1 アプリケーションバックアップポリシーで ストライピングされたバックアップまたはリストアに使用するスケジュールで [ メディアの多重化 (Media multiplexing)] を 1 に設定します このスケジュールに対して多重化は無効にされます すべてのストリームが同時に利用可能になるため リストア操作は正常に実行されます 2 ストレージユニットにストライプと同数のドライブが存在することを確認します 3 ストライピングされたバックアップまたはリストアの実行時に十分な数のドライブが利用可能になるように バックアップおよびリストアのスケジュールを構成します 4 [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスの [ ストライプ (Stripes)] の設定に 1 よりも大きい値を選択します 多重化されたバックアップの構成 NetBackup で提供される多重化機能を使用すると 同じテープに複数のバックアップをインターリーブできます 多重化は 同じテープドライブを使用して同時に多数のバックアップを作成する場合に有効です ただし SQL Server がリストア時にストリームを要求する方法によっては SQL Server のリカバリが妨げられる可能性があります 複数ストリームのバックアップを実行するときに多重化を使用した場合 リストアを実行する方法の情報を参照してください p.123 の 複数ストリームのバックアップのリストア を参照してください 多重化されたバックアップを構成する方法 1 アプリケーションバックアップポリシーのスケジュールで [ メディアの多重化 (Media multiplexing)] を 使用するバックアップストライプの数に設定します 2 このスケジュールに関連付けられたストレージユニットで [ 多重化を有効にする (Enable Multiplexing)] を選択します 3 [ ドライブあたりの最大ストリーム数 (Maximum streams per drive)] を 使用するストライプの数に設定します 4 [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスの [ ストライプ (Stripes)] の設定で 使用するストライプの数に一致する値を選択します

45 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成マルチインターフェースネットワーク接続 ( 複数 NIC) の構成について 45 マルチインターフェースネットワーク接続 ( 複数 NIC) の構成について 管理者の多くは バックアップの通信をルーティングするために使用する SQL Server ホストマシンに対して独立したネットワークインターフェースを確保することを必要としています このような構成では NetBackup マスターサーバーと SQL Server をバックアップする NetBackup クライアントの両方を構成する場合 いくつかの特別な考慮事項が必要となります 必要なネットワークインターフェースでバックアップイメージを表示する処理も異なります 複数 NIC 接続でリストアを実行する方法については 次の項を参照してください p.103 の 複数 NIC 接続を使用したリストアの実行 を参照してください クラスタに SQL Server をインストールした場合 次の項を参照してください p.134 の マルチインターフェースネットワーク ( 複数 NIC) 接続を使用したクラスタ内の SQL Server の使用 を参照してください 複数 NIC のマスターサーバーの構成 複数 NIC のポリシーの構成 プライベートインターフェースを介したバックアップおよびリストアを実行するには マスターサーバー上で次の構成変更を行う必要があります バックアップポリシーはポリシーのクライアントリストにプライベートインターフェース名を含める必要があります p.45 の 複数 NIC のポリシーの構成 を参照してください プライベートインターフェースを使用してバックアップを参照するための権限を追加する必要があります p.46 の プライベートインターフェースでバックアップを表示するための権限の追加 を参照してください ポリシーのクライアントリストに クライアントのプライベート名を追加する必要があります NetBIOS またはクライアントのパブリック名は使用しないでください 次の手順では SQL Server をバックアップする NetBackup クライアントマシンは SQLHOST です SQLHOST のバックアップに使用されるプライベートインターフェースは SQLHOST-NB です

46 46 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成マルチインターフェースネットワーク接続 ( 複数 NIC) の構成について 複数 NIC のポリシーを構成する方法 1 NetBackup 管理コンソールを起動します 2 新しいポリシーを作成するか 既存のポリシーを開きます 3 ポリシーのクライアントリストで 新しいクライアントを追加します プライベートインターフェース名としてクライアント名を指定します たとえば SQLHOST-NB です プライベートインターフェースでバックアップを表示するための権限の追加 管理者は 複数 NIC 接続を介して実行されたバックアップを表示およびリストアする権限を すべてのクライアントまたは 1 つのクライアントに付与できます すべてのクライアントにプライベートインターフェースでのバックアップの表示およびリストアの実行を許可する方法 マスターサーバーに空のファイル install_path NetBackup db altnames No.Restrictions を追加します これにより すべての NetBackup クライアントは SQL Server ホストマシンによって作成されたバックアップを表示できるようになります 1 つのクライアントにプライベートインターフェースでのバックアップの表示およびリストアの実行を許可する方法 マスターサーバーに空のファイル install_path NetBackup db altnames SQLHOST を追加します 複数 NIC のクライアントの構成 この構成により SQL Server ホストマシン (SQLHOST) だけが マスターサーバーによって管理されるバックアップにアクセスできるようになります SQL Server がクラスタ化されている複数 NIC 環境でクライアントのバックアップを構成するには NetBackup に対して次を設定する必要があります プライベートインターフェース名 NetBackup クライアントのインストール時に クライアント名を設定できます または バックアップ アーカイブおよびリストアインターフェースの [NetBackup クライアントのプロパティ (NetBackup Client Properties)] ダイアログボックスで変更できます パブリックインターフェース名 [SQL Server の接続のプロパティ (SQL Server connection properties)] ダイアログボックスで パブリックインターフェース名を NetBackup Microsoft SQL Client インターフェースに設定します

47 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成 SQL Server の権限について 47 複数 NIC のクライアントのプライベート名の指定 この項では 複数 NIC 環境のクライアントのバックアップを構成する場合にクライアントのプライベート名を指定する方法について説明します 複数 NIC のクライアントのプライベート名を指定する方法 1 バックアップ アーカイブおよびリストアインターフェースを開きます 2 [ ファイル (File)]>[NetBackup クライアントのプロパティ (NetBackup Client Properties)] を選択します 3 [ 一般 (General)] タブをクリックします 4 [ クライアント名 (Client name)] ボックスで クライアントのプライベート名を指定します たとえば マシン SQLHOST のプライベート名は SQLHOST-NB になります 複数 NIC のクライアントのパブリック名の指定 SQL Server がクラスタ化される場合 複数 NIC 環境でクライアントのバックアップを構成するためにクライアントのパブリック名を指定します 複数 NIC のクライアントのパブリック名を指定する方法 1 NetBackup for SQL Server インターフェースを開きます 2 [ ファイル (File)]>[SQL Server の接続のプロパティの設定 (Set SQL Server connection properties)] を選択します 3 [ ホスト (Host)] フィールドで SQL Server ホストのパブリック名を指定します 4 [ 適用 (Apply)]>[ 閉じる (Close)] をクリックします SQL Server の権限について SQL Server のインストール時に 統合セキュリティまたは標準セキュリティのいずれかを使用するように選択できます 統合セキュリティとは 標準の SQL Server ベースのログオンの代わりに Windows の認証を使用することを意味します メモ : Microsoft 社では 統合セキュリティの使用を推奨しています Windows ログオンは SQL Server ベースのログオンとは異なり 標準 Windows セキュリティツールによってトレースできます NetBackup for SQL Server は SQL Server の任意のレベルの統合セキュリティと標準セキュリティの両方をサポートしています 統合セキュリティを選択すると SQL Server では NetBackup Database Extension グラフィカルユーザーインターフェースの [SQL Server の接続のプロパティ (SQL Server connection properties)] ダイアログボックスで指定したユーザー ID およびパスワード

48 48 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成スケジュールされた操作のための SQL Server ログオンの設定について が無視されます 代わりに セキュリティ検証を使用してバックアップおよびリストア操作を実行します master データベースに対する問い合わせにもセキュリティ検証を使用し これは Windows アカウントに付与された SQL Server の権限に基づいて行われます バッチファイルのユーザー ID およびパスワードも無視されます 統合セキュリティを使用する場合 NetBackup for SQL Server から実行される SQL Server の操作は 常に Windows のユーザー ID に対して検証されます 標準セキュリティを選択する場合 NetBackup for SQL Server に SQL Server ベースのユーザー ID およびパスワードを指定する必要があります このユーザー ID および暗号化されたパスワードは 次の鍵の下のレジストリに格納されます HKEY_CURRENT_USER SOFTWARE VERITAS NETBACKUP NetBackup for Microsoft SQL Server SQL Server の標準セキュリティを使用して操作を実行する際 NetBackup for SQL Server によって このレジストリから SQL Server のユーザー ID およびパスワードが検索されます メモ : NetBackup for SQL Server は master データベースに対してバックアップコマンドおよびリストアコマンドを実行し SELECT 文を発行します そのため SQL Server のユーザーマニュアルを参照して NetBackup for SQL Server に設定するユーザーアカウントに必要な権限を正確に判断します スケジュールされた操作のための SQL Server ログオンの設定について NetBackup Database Extension グラフィカルユーザーインターフェースを使用する場合 SQL Server のセキュリティが検証されます これは 現在の Windows アカウント ( 統合セキュリティを使用している場合 ) または SQL Server ベースのユーザー ID およびパスワードのいずれかに基づいています p.47 の SQL Server の権限について を参照してください NetBackup スケジューラを使用する場合 バックアップ操作は NetBackup Client Service と呼ばれるデーモンプロセスから起動されます バックアップ操作およびリストア操作を実行するための SQL Server の権限が Client Service に付与されていることを確認する必要があります 統合セキュリティを使用している場合 NetBackup Client Service で SQL Server 管理権限を付与されている Windows アカウントが指定されていることを確認する必要があります メモ : サイトで データベースをバックアップする権限に SQL Server のセキュリティ制限が設定されていない場合は スケジュール操作の認証 または SQL Server の標準セキュリティの構成を行う必要はありません

49 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成スケジュールされた操作の認証 (SQL Server のセキュリティ制限が設定されたサイトの場合 ) 49 スケジュールされた操作の認証 (SQL Server のセキュリティ制限が設定されたサイトの場合 ) NetBackup Client Service が SQL Server にログインするために使用可能なアカウントを設定する必要があります アカウントには バックアップを実行するために十分な SQL Server の権限が付与されている必要があります データベースをバックアップする権限に SQL Server のセキュリティ制限が設定されているサイトで NetBackup を使用して サイトの SQL Server の自動バックアップを実行できます メモ : サイトで データベースをバックアップする権限に SQL Server のセキュリティ制限が設定されていない場合 スケジュールされた操作の認証は必要はありません SQL Server のセキュリティ制限が設定されたサイトのスケジュールされた操作を認証する方法 1 SQL Server の標準セキュリティを使用している場合 まず Windows アカウントを標準の SQL Server ユーザー ID に関連付けます p.50 の 標準の SQL Server ユーザー ID への Windows アカウントの関連付け を参照してください 2 Windows サービスアプリケーションを開始します 3 [NetBackup Client Service] エントリをダブルクリックします 4 [ ログオン ] タブをクリックします 5 [ アカウント ] を選択します 6 アカウントの名前を入力するか アカウントを表示して選択します 7 パスワードを入力し 確認のためにパスワードを再度入力します パスワードを変更する場合 NetBackup Client Service に新しいパスワードを指定した後で NetBackup Client Service を再起動する必要があります 新しいパスワードを示さない場合 NetBackup でスケジュールされたバックアップ操作が失敗します 8 手順 6 で選択した Windows アカウントで Windows にログオンします 9 SQL ホストおよびインスタンスを選択します p.70 の SQL ホストおよびインスタンスの選択 を参照してください データベースのログオンパラメータは NetBackup スケジューラによって起動される SQL Server バックアップに対して使用されます 10 [ サービス ] ダイアログボックスで NetBackup Client Service を停止して再起動します

50 50 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成標準の SQL Server ユーザー ID への Windows アカウントの関連付け 標準の SQL Server ユーザー ID への Windows アカウントの関連付け SQL Server の標準セキュリティを使用している場合 NetBackup Client Service は Windows アカウントで開始される必要があります このアカウントは 標準の SQL Server ユーザー ID と関連付ける必要があります アカウントには バックアップおよびリストアの実行に十分な管理権限も必要です メモ : サイトで データベースをバックアップする権限に SQL Server のセキュリティ制限が設定されていない場合 この手順を実行する必要はありません Windows のユーザー ID と SQL Server のユーザー ID を関連付ける方法 1 NetBackup Client Service に使用する Windows アカウントを使用して Windows ホストにログオンします 2 NetBackup Database Extension グラフィカルユーザーインターフェースを起動して [SQL Server の接続のプロパティの設定 (Set SQL Server connection properties)] ウィンドウを表示します 表示された編集フィールドに標準の SQL Server のログオン名およびパスワードを入力します 指定した値は暗号化され 現在の Windows アカウントに関連付けられたレジストリエントリに格納されます 3 NetBackup Client Service のログオンアカウントを設定するには スケジュールされた操作を認証する指示に従います p.49 の スケジュールされた操作の認証 (SQL Server のセキュリティ制限が設定されたサイトの場合 ) を参照してください パフォーマンスに影響を与える要素 バッファ領域パラメータ ハードウェア環境 および SQL Server NetBackup マスターサーバーおよび NetBackup for SQL Server の設定はすべて バックアップのパフォーマンスに影響を与える場合があります この項では SQL Server および NetBackup for SQL Server での最も重要な要素について説明します バッファ領域の可用性は バックアップの実行速度に重大な影響を与えます SQL Server のバッファ領域を大きくするには 次のパラメータを使用します MAXTRANSFERSIZE BLOCKSIZE NUMBER OF BUFFERS PER STRIPE

51 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成パフォーマンスに影響を与える要素 51 MAXTRANSFERSIZE MAXTRANSFERSIZE パラメータは 個々のバックアップ操作またはリストア操作に対して設定できます このパラメータには 64 KB から 4 MB の範囲でサイズを指定できます デフォルトは 64 KB です MAXTRANSFERSIZE は SQL Server バックアップイメージの読み込みおよび書き込みに使用されるバッファサイズです 通常 この値を大きくすると SQL Server のパフォーマンスが向上します NetBackup for SQL Server セッションに MAXTRANSFERSIZE を設定するには [ ファイル (File)]>[NetBackup クライアントのプロパティの設定 (Set NetBackup client properties)] を選択するか このパラメータをバッチファイルに追加します p.105 の バッチファイルの使用 を参照してください BLOCKSIZE BLOCKSIZE パラメータは 個々のバックアップ操作に対して設定できます リストア操作に対しては NetBackup for SQL Server によって バックアップに使用したサイズと同じサイズが自動的に選択されます BLOCKSIZE は 512 バイトから 64 KB の範囲で指定できます デフォルトは 512 バイトです BLOCKSIZE は SQL Server バックアップイメージの読み込みおよび書き込みに使用される増分サイズです [NetBackup クライアントのプロパティ (NetBackup Client Properties)] ダイアログボックスを使用して NetBackup for SQL Server セッションの BLOCKSIZE を設定します このダイアログボックスを使用しない場合 バッチファイルを手動で作成する際に BLOCKSIZE パラメータを使用してこの値を設定できます p.105 の バッチファイルの使用 を参照してください NUMBER OF BUFFERS PER STRIPE NUMBER OF BUFFERS PER STRIPE パラメータは バッファ領域の可用性に影響します このパラメータは 操作ごとに NetBackup MS SQL Client インターフェースで設定されます NetBackup では このパラメータを使用して バックアップ操作またはリストア操作時に各データストリームの読み込みまたは書き込みのために割り当てるバッファ数が決定されます より多くのバッファ数を割り当てることによって NetBackup から NetBackup マスターサーバーへのデータ送信を高速化できます NUMBER OF BUFFERS PER STRIPE のデフォルト値は 2 で Double Buffering を有効にします この値を大きくすると パフォーマンスがわずかに向上する場合があります Microsoft SQL Client インターフェースでは [NetBackup クライアントのプロパティ (NetBackup Client properties)] ダイアログボックスでこの値を変更できます ([ ファイル (File)] > [NetBackup クライアントのプロパティの設定 (Set NetBackup client properties)]) このダイアログボックスを使用しない場合 バッチファイルを手動で作成する際に NUMBUFS パラメータを使用してこの値を設定できます p.105 の バッチファイルの使用 を参照してください

52 52 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成パフォーマンスに影響を与える要素 バックアップストライプ 共有メモリの使用 代替バッファ方式 バックアップ操作を複数の並列実行ストリームに分割できます この構成は テープドライブによる書き込み速度より SQL Server によるデータのダンプ速度が速い場合に適用されます NetBackup では 同じドライブへの多数のストライプの多重化がサポートされています ただし 通常 パフォーマンスが向上するのは ストリームと同じ数のテープドライブを使用する場合のみです バックアップ操作を複数のストライプに分割するには [ ストライプ (Stripes)] の値を変更します この値は Microsoft SQL Client インターフェースの [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスにあります NetBackup サーバーが NetBackup for SQL Server と同じホスト上にインストールされている場合 パフォーマンスを最適化することができます データの転送にソケットではなく共有メモリを使用した場合 パフォーマンスは最適化されます 共有メモリはデフォルト構成です install_path NetBackup NOSHM ファイルを作成しないかぎり 共有メモリが使用されます NetBackup for SQL Server では 代替バッファ方式をサポートしています この方式では NetBackup と SQL Server 間でデータを転送することなく 同じメモリバッファを共有できるようにすることによって CPU の使用が最適化されます 通常 バックアップおよびリストアの代替バッファ方式では CPU 使用率のみが改善され データ転送速度は向上しません 代替バッファ方式の使用中 転送速度が大幅に低下する場合があります 転送速度を向上させるには バックアップの MAXTRANSFERSIZE を 最大値である 4 MB に設定します このパラメータを設定するには [ ファイル (File)] > [NetBackup クライアントのプロパティの設定 (Set NetBackup client properties)] を選択するか このパラメータをバッチファイルに追加します p.105 の バッチファイルの使用 を参照してください バックアップ操作での代替バッファ方式 次のすべての条件に当てはまる場合 この方式がバックアップに対して自動的に選択されます NetBackup 共有メモリが使用されている バックアップが多重化されていない バックアップポリシーで 圧縮または暗号化が指定されていない NetBackup のバッファサイズと SQL Server のブロックサイズが同じである

53 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成パフォーマンスに影響を与える要素 53 NetBackup のバッファサイズのデフォルトは 64 KB ですが この値は次の設定で変更できます install_path Netbackup db config SIZE_DATA_BUFFERS ( テープバックアップ用 ) または install_path Netbackup db config SIZE_DATA_BUFFERS_DISK ( ディスクバックアップ用 ) SQL Server のブロックサイズは NetBackup Database Extension グラフィカルユーザーインターフェースの [NetBackup クライアントのプロパティ (NetBackup client properties)] ダイアログボックスで設定できます または バッチファイルの BLOCKSIZE オプションを使用して直接調整できます NetBackup for SQL Server を NetBackup Client Service と同じアカウントを使用して起動している 自動バックアップポリシーから開始されたバックアップは NetBackup Client Service で開始されるため 同じアカウントが使用されます ただし NetBackup for SQL Server または dbbackex によって SQL Server バックアップを開始できます その場合 ログオンアカウントが NetBackup Client Service と同じアカウントである必要があります その後 バックアップは代替バッファ方式で行うことができます リストア操作での代替バッファ方式 バックアップの条件として 代替バッファ方式を使用する必要があります リストアの場合も バックアップが代替バッファ方式で行われている必要があります 代替バッファ方式が使用されたことを検証できます Using alternate buffer method という文字列を検索します これは dbclient ログおよび進捗レポートに表示されます ページ検証形式 (Page verification type) SQL Server 2005 以上では バックアップまたはリストアを実行する前に ページ検証の実行を選択できます このオプションを有効にすると バックアップ操作またはリストア操作でパフォーマンスが低下します インスタントデータファイルの初期化 データベース ファイルグループまたはデータベースファイルをリストアする場合 SQL Server によってファイル領域がゼロにリセットされてからリストア操作が開始されます この処理によって リカバリ時間の合計が 2 倍になる可能性があります ファイルの初期化を回避するには SE_MANAGE_VOLUME_NAME に割り当てられた Windows アカウントで MSSQLSERVER サービスを実行します ファイルの初期化を回避する方法について詳しくは SQL Server および Windows Server 2003 のマニュアルを参照してください

54 54 第 3 章 NetBackup for SQL Server の構成ログ配布が設定された環境での SQL Server のバックアップ 読み書き可能なファイルグループおよび読み取り専用ファイルグループの使用 読み書き可能なファイルグループのみを定期的にバックアップした場合 必要なバックアップ時間およびストレージメディアを大幅に削減できます その場合 読み取り専用ファイルグループのバックアップを 1 つだけ保持します これは無制限に保持されます スケジュールの保持レベルを設定できます ログ配布が設定された環境での SQL Server のバックアップ ログ配布は SQL Server 機能の 1 つで この機能を使用すると 環境の全体的な可用性を向上できる場合があります この機能では プライマリサーバーを使用します プライマリサーバーには 動作中のデータベース モニターおよび 1 つ以上のセカンダリサーバーが含まれます ログ配布では トランザクションログのコピーが随時セカンダリサーバーに配布されます この構成によって プライマリサーバーがオフラインになった場合に備えて 各セカンダリサーバーをスタンバイ状態にしておくことができます 多くのサイトでは プライマリサーバーの負荷を最小限にするために セカンダリサーバーを使用してプライマリサーバーの特定のアクティビティの負荷を分散します ただし セカンダリサーバー ( またはスタンバイサーバー ) 上でバックアップを実行することはできません データベースのバックアップおよびリストアは 常にプライマリサーバー上で行う必要があります この要件は Microsoft 社のサポート技術情報検索 に概要が示されている Microsoft SQL Server の制限に基づいています セカンダリサーバー上でバックアップの実行を試行した場合 予測できない結果を招きます ただし dbclient ログには 次のようなメッセージが表示されます 16:33:26 [1208,2348] <16> CODBCaccess::LogODBCerr: DBMS MSG - ODBC message. ODBC return code <-1>, SQL State <37000>, Message Text <[Microsoft][ODBC SQL Server Driver][SQL Server]Database 'Mumbo' is in warm-standby state (set by executing RESTORE WITH STANDBY) and cannot be backed up until the entire load sequence is completed.>

55 4 バックアップおよびリカバリの概念 この章では以下の項目について説明しています バックアップおよびリカバリの概念について 概要 ファイルおよびファイルグループの保護 ファイルおよびファイルグループのリカバリ時の注意事項 読み取り専用ファイルグループによるバックアップサイズの縮小とバックアップ時間の短縮 (SQL Server 2005 以上 ) リカバリでの考慮事項 バックアップおよびリカバリの概念について この項では SQL Server のバックアップおよびリカバリの概念について また NetBackup for SQL Server を使用してこの 2 つの操作を実行する方法について説明します 概要 Microsoft SQL Server をインストールすると Windows ホスト上に SQL Server インスタンスが作成されます 1 つのホスト上に デフォルトインスタンスや名前付きインスタンスを含む複数のインスタンスをインストールできます 参照してバックアップするデータベースインスタンスを選択できます [ ファイル (File)]>[SQL Server の接続のプロパティの設定 (Set SQL Server connection properties)] を選択します

56 56 第 4 章バックアップおよびリカバリの概念概要 SQL Server システムデータベースの種類 SQL Server インスタンスは 1 つのエンティティとしてバックアップすることはできません SQL Server バックアップの最も大きな単位はデータベースです SQL Server には システムデータベースとユーザーデータベースがあります システムデータベースは次のとおりです master このデータベースは インストールの中枢です インスタンスを記述する大量のメタデータが含まれます master データベースの最新のバックアップを保持する必要があります SQL Server インストールに変更を加えた場合 (master 以外のデータベースを作成または変更したときなど ) は 必ず master をバックアップしてください master 上では データベースの完全バックアップのみを実行できます master のコンポーネントファイルのバックアップ 差分バックアップまたはトランザクションログのバックアップを実行することはできません master データベースのリカバリでは特別な考慮事項が必要となります p.127 の ディザスタリカバリについて を参照してください msdb model tempdb msdb は Microsoft SQL Agent によって スケジュール 警告 およびバックアップ履歴の記録に使用されます 完全復旧オプションセットまたは一括ロード復旧オプションセットが設定されている場合は すべてのバックアップ形式が実行可能です model データベースは Create Database 文の実行時 新しいデータベースのテンプレートとして機能します 完全復旧オプションセットまたは一括ロード復旧オプションセットが設定されている場合は すべてのバックアップ形式が実行可能です tempdb は アプリケーションで使用される一時データベースです バックアップすることができないため NetBackup for SQL Server バックアップブラウザには表示されません データベースのバックアップ データベースでは 次の種類のバックアップ操作を実行できます 完全 差分 データベースが そのコンポーネントファイルもすべて含め 単一のイメージとしてバックアップされます データベースの完全バックアップには ログファイルが含められます メモ : 完全バックアップの後 トランザクションログは自動的には切り捨てられません したがって 一般的には ディスク領域を確保しておくために 完全バックアップが正常終了した後 トランザクションログを手動で切り捨てます 最後の完全バックアップ以降に行われたすべての変更が単一のイメージにバックアップされます

57 第 4 章バックアップおよびリカバリの概念概要 57 トランザクションログ トランザクションログのバックアップは 完全復旧オプションおよび一括ロード復旧オプションでのみ使用できます この操作では トランザクションログのアクティブでないエントリもバックアップされます トランザクションログのバックアップを選択した場合 次の 4 つのオプションを使用できます ログは切り捨てて バックアップする (Back up and truncate transaction log) ログは切り捨てないで バックアップする (Back up transaction log, but do not truncate it) ログは切り捨てて バックアップしない (Truncate the transaction log, but do not back it up)(sql Server 2000 のみ ) 最終ログのバックアップおよびリストア (Back up and restore tail log)(sql Server 2005 のみ ) 3 番目のオプションでは バックアップは実行されません このオプションは トランザクションログを切り捨てる場合に便利です 通常は データベースの完全バックアップを行った後で使用します 4 番目のオプションでは バックアップは実行されますが 永続的なバックアップイメージは作成されません この形式のトランザクションログバックアップは 通常 データベースがリカバリされ まだオンラインに戻っていないファイルグループが存在する場合に ページレベルのリストアを行った後で使用します 最終ログをバックアップおよびリカバリすると SQL Server によって データベースが使用可能な状態に戻されます ファイルグループのバックアップ データベースバックアップに加えて 個別のイメージを使用して データベースを構成する論理ファイルグループとファイルをバックアップできます ファイルグループは 次の方法でバックアップできます ファイルグループのバックアップ バックアップは 単一のファイルグループから作成できます [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスのオブジェクトブラウザで個々のファイルグループを選択すると ファイルグループのバックアップ用のスクリプトが作成されます 読み書き可能なファイルグループのバックアップ (SQL Server 2005 のみ ) データベース内の読み書き可能なファイルグループだけを含むバックアップです データベース内のファイルグループのすべてが読み書き可能に設定されている場合 読み書き可能なファイルグループのバックアップの内容はデータベースの完全バックアップと同じです 個々のデータベースを選択し 読み書き可能なファイルグループ 形式のバックアップを選択した場合 読み書き可能なファイルグループバックアップのスクリプトを作成できます

58 58 第 4 章バックアップおよびリカバリの概念ファイルおよびファイルグループの保護 部分的なデータベースのバックアップ (SQL Server 2005 のみ ) ユーザーが一時的に選択したファイルグループを含むデータベースバックアップです 個々のデータベースを選択し 部分的データベースのテンプレート作成 形式のバックアップを選択した場合 部分的データベースバックアップのテンプレートを作成できます テンプレートは すべてのファイルグループがコメントアウトされた状態で作成されます ファイルグループからコメントを削除することによって 部分的なバックアップに含めるファイルグループを選択できます 注意 : 部分的なデータベースのバックアップの内容はユーザーが定義したものであるため これらのバックアップの内容は NetBackup for SQL Server によるリカバリが実行される際に必要なバックアップとして使用されません このため NetBackup でデータベースのリカバリを実行する場合 部分的なバックアップは適切でない場合があります ファイルグループのすべてのデータベースファイルのバックアップ ファイルグループをバックアップする場合は ファイルグループ内のすべてのデータベースファイルをバックアップすると効果的です 差分バックアップ 差分バックアップは データベースの完全バックアップ および前述したファイルグループのバックアップの 3 つの形式で作成できます 差分バックアップには 完全バックアップでオブジェクトが最後に取得されてから このオブジェクトの内容に加えられた変更が含まれます メモ : SQL Server では データベースファイルに差分バックアップを作成することはできません ファイルおよびファイルグループの保護 SQL Server を保護するための計画の一環としてファイルおよびファイルグループをバックアップする場合 データベースに完全復旧モデルまたは一括ログ復旧モデルを使用する必要があります また 連続したトランザクションログのバックアップを保持する必要があります データベースのファイルおよびファイルグループを作成し これらに個々のデータベースコンポーネントを配置する必要があります NetBackup では データベースのファイルおよびファイルグループのバックアップおよびリストアを正常に実行できるように データベースのレイアウトに制限があります ファイルバックアップまたはファイルグループバックアップを試行する前に ファイルグループに格納されるテーブルがないことを確認する必要があります そのファイルグループは インデックスのどれとも異なっています たとえば 次の Transact-SQL 文で示されるレイアウトは使用できません

59 第 4 章バックアップおよびリカバリの概念ファイルおよびファイルグループのリカバリ時の注意事項 59 use master CREATE DATABASE MultiFileDB ON PRIMARY ( NAME = FileX, FILEGROUP AltGroup FILENAME = 'd: mssql data FileX.mdf'), ( NAME = AltGroupFil, GO FILENAME = 'd: mssql data AltGroupFil.ndf') use MultiFileDB CREATE TABLE Table1 (col1 char(10),col2 char(10), col3 char(10)) on AltGroup go create unique clustered index index4 on Table1 (col2) go この例では Table1 はファイルグループ AltGroup に配置されており このテーブルのインデックスは ( デフォルトで ) プライマリファイルグループに配置されていることに注意してください テーブルを そのテーブルのいずれかのインデックスとを異なるファイルグループに配置し NetBackup for SQL Server を使用してバックアップを行うと 操作が失敗する場合があります 次の SQL Server エラーメッセージが表示されます Database file <file name> is subject to logical recovery and must be among the files to be backed up as part of the file or filegroup backup. ファイルおよびファイルグループのリカバリ時の注意事項 常に データベース全体を構成するファイルおよびファイルグループ全部のバックアップを保持します バックアップをとった期間全体に及ぶトランザクションログのバックアップも必要です 両方の種類のバックアップがある場合 ファイルおよびファイルグループバックアップからデータベースを正常にリストアできることが保証されます 連続したトランザクションログのバックアップを保持するには ファイルバックアップまたはファイルグループバックアップを行うたびにトランザクションログのバックアップを実行する必要があります ( 複数のファイルまたはファイルグループをすぐにバックアップする場合 トランザクションログはこれらのバックアップの最後のバックアップの後にのみバックアップしてかまいません ) トランザクションログがバックアップされていない場合 SQL Server でファイルまたはファイルグループをリストアすることはできません SQL Server では 新しく作成されたファイルまたはファイルグループのトランザクションログ内の記録は維持されません そのため ファイルまたはファイルグループのいずれかをデータベースに追加した後 すぐにバックアップを行う必要があります データベース内

60 60 第 4 章バックアップおよびリカバリの概念読み取り専用ファイルグループによるバックアップサイズの縮小とバックアップ時間の短縮 (SQL Server 2005 以上 ) のすべてのファイルグループのバックアップを実行して 後続のバックアップが実行されたときに NetBackup によって正しいリカバリセットが選択されるようにしておきます 同様に データベースファイルを作成した後 そのデータベースファイルが属するファイルグループのすべてのファイルをバックアップすることをお勧めします 読み取り専用ファイルグループによるバックアップサイズの縮小とバックアップ時間の短縮 (SQL Server 2005 以上 ) アプリケーションの多くは 変更されないデータを大量に含んでいます たとえば 時間に基づいてパーティション化する場合 履歴データは変更されずに永久保存されます 変更の対象となるのは常にデータベースのほんの一部だけです SQL Server 2005 以上では 静的ファイルグループを読み取り専用として分類できます NetBackup では ファイルグループを読み取り専用に指定して バックアップボリュームの合計とリカバリ速度を最適化することができます バックアップで読み取り専用ファイルグループを使用することの利点は メディアの使用量の合計を縮小できることです 読み取り専用ファイルグループを一度だけバックアップし そのバックアップイメージを永久に保持します この方針により 読み書き可能なデータだけが定期的にバックアップされるため バックアップ操作にかかる時間が短縮されます リカバリでの利点は データベースをより迅速にオンラインに戻すことができることです 読み取り専用ファイルグループは ディスクエラーやその他のハードウェアの障害によって破損していないかぎり バックアップメディアからリストアする必要はありません 読み取り専用ファイルグループによるバックアップサイズおよび時間を縮小する方法 1 読み取り専用ファイルグループのポリシーを作成します 2 [ 保持 (Retention)] に [ 無制限 (Infinite)] を設定して アプリケーションバックアップスケジュールを作成します 3 読み書き可能なファイルグループのポリシーを作成します 4 [ 保持 (Retention)] に必要な値を設定して自動バックアップスケジュールを作成し [ バックアップ対象 (Backup Selections)] リストに読み書き可能なファイルグループのバッチファイルを追加します 5 読み取り専用ファイルグループをバックアップします 6 NetBackup for SQL Server インターフェースで 手順 1 で作成したポリシーを選択し このバックアップを一度に実行します

61 第 4 章バックアップおよびリカバリの概念リカバリでの考慮事項 61 7 完全バックアップ 部分的なバックアップ または個々のファイルグループおよび個々のファイルのバックアップの組み合わせに すべての読み取り専用ファイルグループを含める必要があります メモ : ファイルグループを読み書き可能から読み取り専用に変更した場合は すぐにそのファイルグループをバックアップしてください リカバリでの考慮事項 8 読み書き可能なファイルグループをバックアップします 9 このバックアップは 3 で作成したスケジュールを介して自動的に実行されます 10 または 手動で読み書き可能なファイルグループをバックアップすることもできます 11 読み取り専用バックアップセットを表示します 必要に応じて すべての読み取り専用グループがバックアップされていることを確認します この項は アプリケーション環境に適したリカバリ計画の定義に役立ちます この項に示す情報の多くは Microsoft 社の SQL Server Books Online に基づいています 詳しくは この資料を参照してください トランザクションログ リカバリ方針 トランザクションログのバックアップ 差分バックアップ ファイルおよびファイルグループのバックアップ データベースのリカバリ 完全復旧の実行 トランザクションログ SQL Server では 各データベースについて先行書き込みトランザクションログが保持されます このログは データベースの更新をキャッシュメモリに保持し データがコミットされるまでディスクに書き込まれないようにする場合に役立ちます データベースへの書き込みは チェックポイントプロセスの一部として行われます SQL Server では チェックポイントの間隔は recovery interval ( 復旧間隔 ) に基づいて決定されます この間隔は システムの再起動時に許容される最大の時間間隔を示す構成パラメータです チェックポイントでは システムの再起動に不要なトランザクションログ

62 62 第 4 章バックアップおよびリカバリの概念リカバリでの考慮事項 の部分が無効になり 必要に応じて切り捨てられる場合があります リカバリ方針によって トランザクションログが切り捨てられるかどうかが判断されます p.62 の リカバリ方針 を参照してください チェックポイントプロセスによってトランザクションログが切り捨てられなかった場合 このトランザクションログをバックアップできます その場合 指定した時点への (Point In Time) リカバリ ディスククラッシュによる障害時の対策 または移動操作やコピー操作に使用できます リカバリ方針 SQL Server では 次のレベルのデータベースリカバリが提供されます 各レベルでは バックアップパフォーマンスとリカバリの詳細度の両方が異なります レベルは次のとおりです 単純 完全 一括ログ この方法では データベースのチェックポイント以降はトランザクションログのアクティブでない部分が保持されません この方法を使用すると 使用されるログ領域を最小限に抑えることができます ただし データベースをリストアできるのは最後の完全バックアップまでです 指定した時点への (Point in Time) リカバリや名前付きトランザクションまでのリカバリなどのトランザクションログのリストアはサポートされていません また Create Index Select Into Bulk Copy などの操作がログに記録されないため バルク操作で最大のパフォーマンスを実現できます この方法を使用すると 切り捨てが行われるまでトランザクションログのアクティブでないエントリが保持されます ( 通常 アクティブでないエントリの切り捨ては バックアップ時に行われます ) そのため トランザクションログを使用して 指定した時点 (Point in Time) または名前付きトランザクションのいずれかへのリカバリを実行できます 復旧モデルが [ 完全 ] の場合は最も詳細なリカバリが可能ですが ほぼすべてのログ領域が使用されるため バルク操作ではパフォーマンスが低下します この方法は バルク操作がログに記録されないためにリカバリできないことを除いて [ 完全 ] の場合と同じです トランザクションログのバックアップ SQL Server の 2000 以上では トランザクションログをバックアップできます また データベースが完全復旧モードまたは一括ログ復旧モードに設定されている必要があります デフォルトでは トランザクションログは バックアップ後に切り捨てられます ただし データベースの完全バックアップまたは差分バックアップの後には 切り捨ては行われません トランザクションログのバックアップの間隔を決定する際の主な考慮事項は 次のとおりです ログ領域の確保

63 第 4 章バックアップおよびリカバリの概念リカバリでの考慮事項 63 差分バックアップ ディスククラッシュの発生時に 障害ポイントからさかのぼってリカバリ可能にしておく必要がある期間 トランザクションの発生率の高い環境では ピーク時になると 1 時間間隔でトランザクションログのバックアップを行う場合もあります トランザクションログのバックアップとは異なり 差分バックアップはデータベース自体のバックアップです 差分バックアップには 最後の完全バックアップ以降にデータベースに対して行われたすべての変更が含まれます 最後の完全バックアップ以降に複数の差分バックアップを作成した場合 最新の完全なデータベースをリストアしてから最後の差分バックアップをリストアします 中間の差分バックアップをリストアする必要はありません 差分バックアップには 次のバックアップ形式が含まれます データベースの差分バックアップ 個々のファイルグループの差分バックアップ 読み書き可能なファイルグループの差分バックアップ ( データベース内のすべての読み書き可能なファイルグループの差分を含むすべてのバックアップ ) 部分的な差分ファイルグループ ( ユーザーが選択したファイルグループのみの差分を含むすべてのバックアップ ) 注意 : Microsoft 社は 同じオブジェクトに対して複数の形式の差分バックアップを作成しないことを推奨しています 注意 : NetBackup では 同じオブジェクトに対して複数の形式の差分バックアップが検出された場合 リカバリの実行方針を決定する際に差分イメージは考慮されません p.65 の 完全復旧の実行 を参照してください 通常のバックアップ手順では データベースの完全バックアップ 差分バックアップ トランザクションログのバックアップの順に実行間隔が短くなります たとえば データベースの完全バックアップを隔週 差分バックアップを毎晩行う場合があります それから ミッションクリティカルなアプリケーションまたはボリュームが大きいアプリケーションのいずれかでは トランザクションログのバックアップを 1 時間ごとに行う場合があります ファイルおよびファイルグループのバックアップ SQL Server では 個々のファイルグループおよびファイルを独立したイメージとしてバックアップすることもできます ファイルグループは 1 つ以上のデータベースファイルで構成されます ファイルグループの構成要素のファイルのバックアップは ファイルグループ自体のバックアップと論理的に同じです

64 64 第 4 章バックアップおよびリカバリの概念リカバリでの考慮事項 データベースのリカバリ 一般的に ファイルグループおよびファイルのバックアップは 物理ディスクの場所がテーブルやインデックスなどの論理オブジェクトにマッピングされている 緊密なアーキテクチャのアプリケーションで使用されます このような環境でファイルおよびファイルグループのバックアップを使用するには 次のような要因があります データベースの 変更が多い またはミッションクリティカルな部分について これらの部分のバックアップを他の部分より頻繁に行う必要がある データベースの規模が大きいため データベースの完全バックアップには 割り当てられている時間帯よりも長い時間がかかる そのため 1 つ以上のファイルまたはファイルグループの完全バックアップを交互に行う方が実行可能性が高い データの一部を読み取り専用ファイルグループに配置して バックアップボリュームおよびリカバリ速度を最適化する必要がある p.60 の 読み取り専用ファイルグループによるバックアップサイズの縮小とバックアップ時間の短縮 (SQL Server 2005 以上 ) を参照してください ディスク障害の場合 ファイルグループバックアップまたはファイルバックアップから 障害が発生したユニットのみをリカバリするように選択できます データベース全体をリストアする必要はありません ファイルグループおよびファイルのバックアップを使用するには トランザクションログのバックアップを保持する必要があります たとえば ファイルグループおよびファイルを使用してデータベースの完全リストアを実行するには 次の項目のリストアが必要です 構成要素であるすべてのファイルグループおよびファイル すべてのトランザクションログセグメントこれらのトランザクションログセグメントは 最初のコンポーネントのバックアップから開始し 最後のコンポーネントのバックアップの時点まで続く必要があります リストア処理中は データベースに対してリカバリオプションを指定してリストアコマンドを実行するまで データベースはローディングモードになっています データベースをリカバリモードにするまで すべてのリストアコマンドは [ 復旧しない (Not Recovered)] オプションを使用して実行されます このように データベースを任意の状態にするための追加のリストア文を引き続き実行できます データベースは リカバリオプションを指定して最後のリストア文が適用された後 再度使用可能になります リストアを実行する際は 任意のリカバリオプションを選択できます

65 第 4 章バックアップおよびリカバリの概念リカバリでの考慮事項 65 完全復旧の実行 NetBackup for SQL Server は 実行したバックアップおよびこれらのバックアップを実行した時刻をトラッキングします [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスを開くことによって バックアップの履歴を表示することができます このダイアログボックスには 指定したパラメータ内のすべての SQL Server のバックアップイメージが表示されます イメージは 次のバックアップ形式に基づいて ツリー形式で表示されます データベース データベースの差分 ファイルグループ ファイルグループの差分 ファイル 読み取り専用ファイルグループ 読み取り専用ファイルグループの差分 部分的なデータベース 部分的なデータベースの差分 トランザクションログ リストアにトランザクションログを選択すると NetBackup for SQL Server ではイメージセットが自動的に検索されます このイメージは データベースの完全復旧を実行するために使用されます 復旧用のセットには 選択されたトランザクションログイメージの他に データベースを復旧状態に再構成するための追加のイメージが含まれます リカバリセットには データベースの完全イメージ ファイルグループイメージとファイルイメージ およびデータベースまたはファイルグループの差分イメージを含むことができます リカバリセットには 部分的および読み書き可能なイメージに含まれるファイルグループ またはこれらのイメージに含まれるファイルグループの差分を含むことができます リカバリセットに ファイルグループ ファイル 部分的または読み書き可能なイメージが含まれる場合 これには 1 つ以上のトランザクションログイメージも含まれます 読み書き可能なファイルグループも完全なリカバリセットですが 書き込み可能なファイルグループのバックアップ ( 差分バックアップを含む ) のみが含まれます 読み取り専用ファイルグループのイメージは 変更を想定されないので必要ありません 読み書き可能なファイルグループのリカバリセットにも 1 つ以上のトランザクションログイメージが含まれます 完全復旧用のリカバリセットが検出されると セットに含まれるすべてのイメージが自動的に確認されます また [ 完全復旧する (Stage full recovery)] が有効になります 完全

66 66 第 4 章バックアップおよびリカバリの概念リカバリでの考慮事項 復旧用のリカバリセットを表示するには トランザクションログを右クリックし [ プロパティ (Properties)] を選択し [ リカバリセット (Recovery Set)] タブをクリックします

67 5 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 この章では以下の項目について説明しています NetBackup for SQL Server の使用の概要 dbbackex の使用 SQL ホストおよびインスタンスの選択 NetBackup for SQL Client インターフェースの使用 NetBackup SQL Client の初回の起動 [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] フィールドの説明 データベースのバックアップ トランザクションログのバックアップ データベースファイルグループのバックアップ 読み取り専用ファイルグループのバックアップ (SQL Server 2005 以上 ) 読み書き可能なファイルグループのバックアップ (SQL Server 2005 以降 ) データベースファイルのバックアップ 部分的なバックアップの実行 (SQL Server 2005 以降 ) バックアップイメージの表示 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] フィールドの説明

68 68 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 NetBackup for SQL Server の使用の概要 データベースのバックアップのリストア データベースの完全復旧の実行 ファイルグループのバックアップのリストア 読み書き可能なバックアップからのデータベースのリカバリ 読み取り専用ファイルグループのリストア (SQL Server 2005 以降 ) データベースファイルのリストア 完全復旧を実行しないトランザクションログイメージのリストア データベースの移動 部分的なデータベースのリストア (SQL Server 2000) ページレベルのリストアの実行 (SQL Server 2005 以降 ) 代替ホストへのリダイレクトリストア 代替ホストの代替パスへのデータベースのリダイレクトリストア 複数 NIC 接続を使用したリストアの実行 フルテキスト検索カタログを含むデータベースのバックアップおよびリストア (SQL Server 2005) バッチファイルの使用 ファイルのチェックポイント 失敗したバックアップの自動再試行 リモートインストールされた SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 複数ストリームのバックアップのリストア bplist を使用した SQL Server バックアップの取得 NetBackup for SQL Server の使用の概要 NetBackup 管理コンソールを使用して SQL Server バックアップを開始したり NetBackup for SQL Server インターフェースを使用してバックアップおよびリストアを開始することができます この項では Windows クライアント上で SQL Server のユーザー主導の操作を実行する方法について説明します NetBackup 操作は コマンドラインインターフェースプログラ

69 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 dbbackex の使用 69 ム dbbackex または NetBackup for SQL Server インターフェースを使用して実行できます dbbackex の使用 次のコマンドを使用して Windows MS-DOS から dbbackex を実行します install_path NetBackup bin dbbackex -f file [-p policy][-u userid][-pw password] [-s server][-np] 次のパラメータの説明を参照してください file 開始する操作を記述したバッチファイルの名前です p.119 の バッチファイルの実行 を参照してください policy バッチファイルに指定された操作を実行するために NetBackup で使用される MS-SQL-Server ポリシー形式です このパラメータは リストア操作では無視されます NetBackup サーバーでは 各リストア用のバッチファイルに指定されたイメージ名にのみ基づいてダンプファイルを取得できます ポリシー名は データベースのバックアップに使用されます policy を省略すると NetBackup サーバーでは ポリシーリスト内で最初に検出されたアクティブな SQL Server ポリシーを使用します このポリシー名は バッチファイルに指定されたすべてのバックアップ操作に使用されます userid password server データベース管理システムにログインするための SQL Server ユーザー ID です データベース管理システムにログインするための SQL Server パスワードです バックアップまたはリストアを行う NetBackup マスターサーバーのホスト名です このパラメータを省略すると クライアントでは Windows の NetBackup クライアント構成に従ってデフォルトのサーバーが使用されます 詳しくは Symantec NetBackup バックアップ アーカイブおよびリストアスタートガイド UNIX Windows および Linux を参照してください -np このオプションを指定すると dbbackex の操作完了時に 操作の状態を示すメッセージボックスが作成されません 指定しない場合は dbbackex の操作完了時にメッセージが表示されます このメッセージには バッチファイル内の操作が正常に実行された回数および失敗した回数が示されます

70 70 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 SQL ホストおよびインスタンスの選択 メモ : どのオプションも二重引用符で区切ることができます たとえば ファイル名に空白が含まれている場合 二重引用符を使用します メモ : SQL Server のログオンパスワードを保護するには -u または -pw パラメータを使用しないでください これらのパラメータを省略すると NetBackup for SQL Server が 暗号化されたファイルから SQL Server のデフォルトログオンデータを強制的に読み込むように設定できます p.71 の NetBackup SQL Client の初回の起動 を参照してください クライアントのスケジューラと dbbackex の併用 dbbackex では 任意のクライアントのスケジューラを使用して自動的に NetBackup for SQL Server 操作を開始することができます 利用可能なスケジューラは次のとおりです Windows スケジューラ : このスケジューラは MS-DOS の at コマンドで開始されます Windows スケジューラの使用方法については Microsoft Windows のオンラインマニュアルを参照してください SQL Server スケジューラ : このスケジューラは SQL Server と緊密に統合されています このスケジューラには Microsoft SQL Server Enterprise Manager を介してアクセスできます SQL Server スケジューラの 1 つの明確な利点は データベース保守操作のスクリプトを作成できることです これらの操作は 定義するデータベースイベントの結果として開始されます たとえば dbbackex を開始するスクリプトを作成して 特定のトランザクションログをバックアップするように指定できます また このデータベースのトランザクションログがいっぱいになるとき そのスクリプトを呼び出すアラートを作成できます メモ : クライアントのスケジューラから dbbackex を使用する場合 -np オプションを指定して メッセージボックスが生成されないようにする必要があります ただし dbbackex のスケジューラを使用する前に 次の項目を考慮します コンソールで -np オプションを使用せずに dbbackex 構文を試行します これを実行して 操作のために作成したバッチファイルの正常な完了をテストします SQL ホストおよびインスタンスの選択 NetBackup MS SQL Client がアクセスする SQL Server ホストおよびインスタンスを設定する手順は 次のとおりです SQL Server へのログイン時に SQL Server ホストにアクセスします

71 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 NetBackup for SQL Client インターフェースの使用 71 SQL ホストおよびインスタンスを選択する方法 1 Windows の [ スタート ] メニューから [ プログラム ]>[Symantec NetBackup]> [NetBackup Agents]>[NetBackup MS SQL Client] を選択します 2 [ ファイル (File)]>[SQL Server の接続のプロパティの設定 (Set SQL Server connection properties)] を選択します 3 [SQL Server の接続のプロパティ (SQL Server connection properties)] ダイアログボックスで [ ホスト (Host)] ドロップダウンメニューから SQL Server ホストを選択します ホスト名がドロップダウンメニューに表示されない場合は 入力することができます リモートホストを選択して [ 適用 (Apply)] をクリックすると [ ホストの種類 (Host type)] が [ リモート (remote)] に指定されます 4 [ インスタンス (Instance)] ドロップダウンメニューから SQL Server インスタンスを選択します インスタンス名がドロップダウンメニューに表示されない場合は 入力することができます [ インスタンス (Instance)] フィールドを [< デフォルト >(<default>)] または空 ( 空白ではない ) に設定すると デフォルトのインスタンスを指定することができます 5 SQL Server ホストおよびインスタンスで標準または混合セキュリティを使用する場合 ユーザー ID とパスワードも設定する必要があります これらの項目は [ ユーザー ID (User ID)] [ パスワード (Password)] および [ パスワードの再入力 (Reenter password)] フィールドで設定します 6 変更を保存するには [ 適用 (Apply)] をクリックします 7 [ 閉じる (Close)] をクリックします NetBackup for SQL Client インターフェースの使用 この項では NetBackup for MS SQL Client インターフェースを使用して SQL Server で NetBackup 操作を実行する方法について説明します NetBackup SQL Client の初回の起動 この項では NetBackup SQL Client の初回の起動方法について説明します 後続のセッションのために その Windows アカウント用に指定したログオンパラメータがエージェントによって保存されます NetBackup SQL Client の初回の起動方法 1 Windows の [ スタート ] メニューから [ プログラム ]>[Symantec NetBackup]> [NetBackup Agents]>[NetBackup MS SQL Client] を選択します 2 ログオンパラメータを指定するように求められたら [OK] をクリックします

72 72 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] フィールドの説明 3 [SQL Server の接続のプロパティ (SQL Server Connection Properties)] ダイアログボックスで ログインする SQL Server のホストおよびインスタンスを選択します 4 [ 適用 (Apply)] をクリックします 5 [ 閉じる (Close)] をクリックします [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] フィールドの説明 表 5-1 では バックアップを実行する場合に使用可能なオプションについて説明します [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup SQL Server objects)] を選択すると これらのオプションが [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスに表示されます 表 5-1 オプション ( データベースオブジェクト ) ( バックアップするデータベースオブジェクトの選択 ) バックアップ形式 (Type of Backup) バックアップ操作のオプション 説明 このペインを使用して 使用中のデータベースを全検索できます SQL Server インスタンスを展開すると そのデータベースが表示されます 各データベースを展開してそのファイルグループを表示したり ファイルグループを展開してそのファイルを表示したりすることができます このペインで任意のオブジェクトを選択して 右ペインに構成オブジェクトを表示できます このペインからバックアップを行うオブジェクトを選択します このペインには 左ペインで選択されたホストおよびインスタンスを構成するデータベースオブジェクトのリストが表示されます このペインでは 1 つ以上のオブジェクト ( データベース ) を選択できます (Ctrl キーまたは Shift キーを押しながらクリックすると 複数のオブジェクトを選択できます ) 完全 (Full) データベースの完全バックアップを作成します 完全差分 (Full differential) 差分バックアップを作成します トランザクションログ (Transaction log) トランザクションログのバックアップを作成します この形式のバックアップは データベースに対してのみ使用できます このバックアップ形式を選択する場合 [ トランザクションログバックアップオプション (Transaction log backup options)] リストからバックアップオプションを選択する必要があります

73 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] フィールドの説明 73 オプション 説明 トランザクションログバックアップオプション (Transaction log backup options) 次のバックアップ形式は SQL Server 2005 以上に対してのみ使用できます 読み書き可能なファイルグループ (Read/write filegroups) データベースに読み書き可能なファイルグループのバックアップを作成します 読み書き可能なファイルグループの差分 (Differential on read/write filegroups) データベースに読み書き可能なファイルグループの差分バックアップを作成します 部分的なバックアップ用のテンプレートを作成 (Create a template for partial backup) データベースに 選択したファイルグループのバックアップだけを作成します 部分的な差分バックアップ用のテンプレートを作成 (Create a template for partial differential backup) データベースに 選択したファイルグループの差分バックアップだけを作成します 次のオプションは トランザクションログのバックアップ形式を選択した場合に使用できます ログは切り捨てて バックアップする (Back up and truncate transaction log) トランザクションログをバックアップし トランザクションログのアクティブでないエントリを削除します ログは切り捨てないで バックアップする (Back up transaction log, but do not truncate it) トランザクションログを切り捨てずにバックアップします ログは切り捨てて バックアップしない (Truncate transaction log, but do not back it up) (SQL Server 2000) トランザクションログは切り捨てて バックアップしません 最終ログのバックアップおよびリストア (Back up and restore tail log) (SQL Server 2005 以上 ) ディスクから最終ログをバックアップおよびリカバリします

74 74 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] フィールドの説明 オプション バックアップスクリプト (Backup script) 説明 すぐに実行する (Launch immediately) バックアップ操作をすぐに開始します ローカルホスト上ではない SQL Server インスタンスにログインすると [ すぐに実行する (Launch immediately)] が無効になります ローカル以外のホスト用のスクリプトを生成した場合 スクリプトはそのホスト上で実行する必要があります 保存する (Save) スクリプトを生成して後で実行します バックアップ (Back up) 右ペインで 次のバックアップオプションの 1 つを選択します 選択したオブジェクト (Selected) 選択したオブジェクトだけをバックアップします 選択したオブジェクト以外 (All but selected) 選択したオブジェクト以外のオブジェクトをすべてバックアップします すべて (All) すべてのオブジェクトをバックアップします 選んだ項目に対する再開オプション (Resume options for this selection) 失敗したバックアップを再開しない (Do not resume unsuccessful backups) NetBackup ポリシー (NetBackup policy) 最初からやりなおす (Retry from the beginning) 60 秒の待機後に 失敗したバックアップを再開します 作業を保存し 失敗した時点からやりなおす (Save work and restart at point of failure) バックアップを複数のストリームに分割し 別々にバックアップします 失敗したストリームは 60 秒後に再開されます このオプションは 次の条件を満たす場合に使用できます オブジェクトが 1 つだけ選択されている バックアップ対象として選択されているオブジェクトがデータベースまたはファイルグループであり 完全バックアップ形式である SQL Server オブジェクトが 完全 または 一括ログ 復旧方式を使用している ホストが NetBackup マスターサーバーの場合 このリストには MS-SQL-Server 形式の有効なポリシーがすべて含まれています これらのポリシーから 1 つ選択することも ポリシー名を入力することもできます デフォルトは [< 任意 >(<any>)] です デフォルトを選択すると NetBackup によって 使用する MS-SQL-Server ポリシーが選択されます

75 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行データベースのバックアップ 75 オプション ページ検証形式 (Page verification type) 説明 (SQL Server 2005 以上 ) オブジェクトに [ 破損ページの検出 (torn page detection)] または [ チェックサム (checksum)] のページ検証形式が指定されている場合に このリストは有効になります 右ペインにあるすべてのオブジェクトには 適切な検証形式が指定されている必要があります これは ページ検証を使用している場合 パフォーマンスが低下することを示します 検証を実行しない (Do not perform verification) バックアップの実行前にページ検証が実行されません 検証を実行する (Perform verification) バックアップの実行時にページ検証を実行します ストライプ (Stripes) このボックスは SQL Server でバックアップ用に作成するバックアップストライプの数を設定する場合に使用します 1 から 32 の数字を入力します p.43 の 複数ストリーム操作の構成 を参照してください バックアップ (Backup) データベースのバックアップを起動するか データベースのバックアップスクリプトを生成します このオプションは バックアップするオブジェクトが選択されている場合にのみ有効になります データベースのバックアップ この手順では データベースバックアップを実行する方法について説明します データベースをバックアップする方法 1 アクセスするホストおよびインスタンスを変更します p.70 の SQL ホストおよびインスタンスの選択 を参照してください 2 [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup SQL Server objects)] を選択します 3 [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスの左ペインで データベースインスタンスを選択します 4 右ペインで バックアップするデータベースを 1 つ以上選択します 5 [ バックアップ形式 (Type of backup)] を選択します 次のいずれかを選択します 完全バックアップを実行するには [ 完全 (Full)] を選択します

76 76 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行トランザクションログのバックアップ 差分オプションを使用してデータベースをバックアップする場合は [ 完全差分 (Full differential)] を選択します 6 バックアップオプションを選択します p.72 の [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] フィールドの説明 を参照してください 7 [ バックアップ (Backup)] ボタンをクリックします 8 バックアップを開始するように求められたら [ はい (Yes)] をクリックします 9 バックアップの進捗状況を表示するには [ ファイル (File)]>[ 状態の表示 (View status)] を選択します トランザクションログのバックアップ この手順では トランザクションログのバックアップを実行する方法について説明します トランザクションログをバックアップする方法 1 復旧モデルを [ 完全 ] または [ 一括ログ ] に設定します 注意 : データベースのバックアップ後に生成された一連の全トランザクションログが 同じ NetBackup サーバーで保持されていることを確認する必要があります すべてのトランザクションログの機能が同じであり 他のログより前に期限切れになるログがあってはなりません NetBackup for SQL Server では バックアップ方針を計画するとき これらのガイドラインに従う必要があります その場合 データベースのリストア時に最大限活用できます 2 アクセスするホストおよびインスタンスを変更します p.70 の SQL ホストおよびインスタンスの選択 を参照してください 3 [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup SQL Server objects)] を選択します 4 [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスの左ペインで データベースインスタンスを選択します 5 右ペインで トランザクションログをバックアップするデータベースを 1 つ以上選択します 6 [ バックアップ形式 (Type of Backup)] リストで [ トランザクションログ (transaction log)] を選択します

77 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行データベースファイルグループのバックアップ 77 7 ドロップダウンメニューから トランザクションログオプションを選択します 詳しくは 次の表を参照してください ログは切り捨てて バックアップする (Back up and truncate transaction log) ログは切り捨てないで バックアップする (Back up transaction log, but do not truncate it) ログは切り捨てて バックアップしない (Truncate transaction log, but do not back it up) トランザクションログをバックアップし トランザクションログのアクティブでないエントリを削除します (SQL Server 2000) トランザクションログを切り捨てずにバックアップします (SQL Server 2005 以上 ) バックアップを実行せずにログを切り捨てます 最終ログのバックアップおよびリストア (Backup and restore tail log) ディスクから最終ログをバックアップおよびリカバリします 8 バックアップオプションを選択します 9 [ バックアップ (Backup)] ボタンをクリックします バックアップの進捗状況を表示するには [ ファイル (File)]>[ 状態の表示 (View status)] を選択します データベースファイルグループのバックアップ バックアップ方針で読み書き可能および読み取り専用ファイルグループを使用する方法について 詳細情報を参照できます p.79 の 読み書き可能なファイルグループのバックアップ (SQL Server 2005 以降 ) を参照してください p.78 の 読み取り専用ファイルグループのバックアップ (SQL Server 2005 以上 ) を参照してください データベースファイルグループをバックアップする方法 1 アクセスするホストおよびインスタンスを変更します p.70 の SQL ホストおよびインスタンスの選択 を参照してください 2 [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup SQL Server objects)] を選択します 3 [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスの左ペインで インスタンス名を展開します 4 ファイルグループをバックアップするデータベースを選択します

78 78 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行読み取り専用ファイルグループのバックアップ (SQL Server 2005 以上 ) 5 右ペインで バックアップするファイルグループを 1 つ以上選択します 6 バックアップオプションを選択します 7 [ バックアップ (Backup)] ボタンをクリックします バックアップの進捗状況を表示するには [ ファイル (File)]>[ 状態の表示 (View status)] を選択します 読み取り専用ファイルグループのバックアップ (SQL Server 2005 以上 ) 読み取り専用ファイルグループをバックアップするには まず このバックアップ形式用に異なるポリシーを作成する必要があります すべての読み取り専用ファイルグループがバックアップされていることも確認できます p.60 の 読み取り専用ファイルグループによるバックアップサイズの縮小とバックアップ時間の短縮 (SQL Server 2005 以上 ) を参照してください 読み取り専用バックアップセットの表示 を参照してください 読み取り専用バックアップセットの表示 読み書き可能なファイルグループに対してのみ定期的にバックアップを実行する場合 読み取り専用ファイルグループのバックアップが保持されているかどうかを確認できます 読み取り専用バックアップセットを表示する方法 1 読み取り専用バックアップセットを含むバックアップイメージを表示します p.81 の バックアップイメージの表示 を参照してください 2 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスの左ペインで インスタンス名を展開します 3 右ペインでデータベースを右クリックして [ プロパティ (Properties)] を選択します 4 [ 読み取り専用バックアップセット (Read-only backup set)] タブをクリックします データベースに読み取り専用ファイルグループが含まれていない場合は [ このデータベースには読み取り専用ファイルグループが存在しません (This database does not contain any read-only filegroups.)] というメッセージが表示されます 一部の読み取り専用ファイルグループについてバックアップが存在していない場合は バックアップされていないファイルグループのリストが表示されます 最後に すべての読み取り専用ファイルグループのバックアップが検出された場合 このバックアップを含む最新のイメージの名前が表示されます 次のイメージは 複数の読み取り専用ファイルグループイメージに基づく完全なリカバリセットの例を示したものです

79 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行読み書き可能なファイルグループのバックアップ (SQL Server 2005 以降 ) 79 5 バックアップされていない読み取り専用ファイルグループが存在する場合は それらをできるだけ早くバックアップします これを行い 完全復旧を確実に実行できるようにします 6 [OK] をクリックします 読み書き可能なファイルグループのバックアップ (SQL Server 2005 以降 ) この手順では 読み書き可能なファイルグループのバックアップを実行する方法について説明します このバックアップ形式は SQL Server 2005 以降でのみ実行できます メモ : SQL Express を使用している場合 読み書き可能なファイルグループのバックアップはサポートされません SQL Server Express Edition では このバックアップ形式からのリカバリのサポートは制限されています 読み書き可能なファイルグループをバックアップする方法 1 アクセスするホストおよびインスタンスを変更します p.70 の SQL ホストおよびインスタンスの選択 を参照してください 2 [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup SQL Server objects)] を選択します 3 [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスの左ペインで データベースインスタンスを選択します 4 右ペインで バックアップするデータベースを 1 つ以上選択します 5 [ バックアップ形式 (Type of backup)] を選択します 次のいずれかを選択します 読み書き可能なファイルグループの完全バックアップを実行するには [ 読み書き可能なファイルグループ (Read/write filegroups)] を選択します 読み書き可能なファイルグループの差分バックアップを実行するには [ 読み書き可能なファイルグループの差分 (Differential on read/write filegroups)] を選択します 6 バックアップオプションを選択します 7 [ バックアップ (Backup)] ボタンをクリックします バックアップの進捗状況を表示するには [ ファイル (File)]>[ 状態の表示 (View status)] を選択します

80 80 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行データベースファイルのバックアップ データベースファイルのバックアップ この手順では データベースファイルをバックアップする方法について説明します データベースファイルをバックアップする方法 1 アクセスするホストおよびインスタンスを変更します p.70 の SQL ホストおよびインスタンスの選択 を参照してください 2 [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup SQL Server objects)] を選択します 3 [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスの左ペインで インスタンス名とデータベースを展開します 4 左ペインで バックアップするファイルが含まれているファイルグループを選択します 5 右ペインで バックアップするファイルを 1 つ以上選択します 6 バックアップオプションを選択します 7 [ バックアップ (Backup)] ボタンをクリックします バックアップの進捗状況を表示するには [ ファイル (File)]>[ 状態の表示 (View status)] を選択します 部分的なバックアップの実行 (SQL Server 2005 以降 ) この手順では 部分的なバックアップを実行する方法について説明します このバックアップ形式は SQL Server 2005 以降でのみ実行できます メモ : SQL Express を使用している場合 部分的なバックアップはサポートされません SQL Server Express Edition では このバックアップ形式からのリカバリのサポートは制限されています 部分的なバックアップを実行する方法 1 アクセスするホストおよびインスタンスを変更します p.70 の SQL ホストおよびインスタンスの選択 を参照してください 2 [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup SQL Server objects)] を選択します 3 [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスの左ペインで データベースインスタンスを選択します

81 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行バックアップイメージの表示 81 4 右ペインで バックアップするデータベースを選択します 5 [ バックアップ形式 (Type of backup)] を選択します 次のいずれかを選択します 完全バックアップを実行するには [ 部分的なバックアップ用のテンプレートを作成 (Create a template for partial backup)] を選択します 読み書き可能なファイルグループの差分バックアップを実行するには [ 部分的な差分バックアップ用のテンプレートを作成 (Create a template for partial differential backup)] を選択します 6 バックアップオプションを選択します 7 [ バックアップ (Backup)] ボタンをクリックします 8 [Save Script As] ダイアログボックスで ファイル名を指定し [OK] をクリックします 9 テンプレートを開くように求められたら [ はい (Yes)] をクリックします 10 バックアップに含めるファイルグループをアンコメントして テンプレートを編集します 1 つ以上のファイルグループをアンコメントする必要があります 次に例を示します # # If you wish to include filegroup DBA_FG1 in the partial backup, # then remove the hash mark that precedes the following line. #FILEGROUP DBA_FG1 次のように変更します # # If you wish to include filegroup DBA_FG1 in the partial backup, # then remove the hash mark that precedes the following line. FILEGROUP DBA_FG1 11 テンプレートの修正が終了したら それを保存します 12 リストアを実行するには [ ファイル (File)]>[ スクリプトファイルの管理 (Manage script files)] を選択し 作成したスクリプトを選択して [ 開始 (Start)] をクリックします バックアップイメージの表示 この手順では 利用可能なバックアップイメージの表示方法について説明します 目的のバックアップイメージを表示した後 特定の SQL オブジェクトをリストアする手順に従ってください

82 82 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行バックアップイメージの表示 バックアップイメージを表示する方法 1 アクセスするホストおよびインスタンスを変更します p.70 の SQL ホストおよびインスタンスの選択 を参照してください 2 [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのリストア (Restore SQL Server objects)] を選択します 3 [ バックアップ履歴のオプション (Backup History Options)] ダイアログボックスで 表示するバックアップイメージが存在する [SQL ホスト (SQL Host)] を選択するか その名前を入力します また 必要に応じて [ ソースクライアント (Source Client)] を指定します 次の説明を参照してください SQL ホスト (SQL Host) ソースクライアント (Source Client) このリストから バックアップ履歴を生成する SQL Server ホストを選択します 選択したクライアントの NetBackup クライアント名を指定します この名前は クライアントを識別するためにポリシーで使用されるものです 特定のネットワークインターフェースをバックアップに使用する場合は そのネットワークインターフェース名を [ ソースクライアント (Source Client)] ボックスに入力する必要があります ネットワークインターフェース名は サーバーの [ ホストプロパティ (Host Properties)] で定義します ( サーバーのプロパティを開き [ ユニバーサル設定 (Universal Settings)] をクリックします ) 4 検索する日付範囲を選択します

83 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] フィールドの説明 83 5 [OK] をクリックします 6 オブジェクトのリストア方法についての指示に従います p.88 の データベースのバックアップのリストア を参照してください p.89 の データベースの完全復旧の実行 を参照してください p.89 の ファイルグループのバックアップのリストア を参照してください p.90 の 読み書き可能なバックアップからのデータベースのリカバリ を参照してください p.91 の 読み取り専用ファイルグループのリストア (SQL Server 2005 以降 ) を参照してください p.92 の データベースファイルのリストア を参照してください p.93 の 完全復旧を実行しないトランザクションログイメージのリストア を参照してください p.93 の データベースの移動 を参照してください p.96 の 部分的なデータベースのリストア (SQL Server 2000) を参照してください p.98 の ページレベルのリストアの実行 (SQL Server 2005 以降 ) を参照してください [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] フィールドの説明 表 5-2 では リストアを実行する場合に使用可能なオプションについて説明します 表 5-2 オプション リストアオプション (Restore Options) リストア操作のオプション説明 REPLACE オプションを使用する (Use replace option) SQL Server の REPLACE オプションを使用してリストアします スクリプト (Scripting) データベースイメージからリストアする場合に使用できます 選択したオブジェクトをリストア (Restore selected object) データベースのリストアを実行するスクリプトを生成します このスクリプトは デフォルトのオプションです

84 84 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] フィールドの説明 オプション 説明 移動テンプレートの作成 (Create a move template) 選択したデータベースを移動するためのスクリプトテンプレートを作成します 部分的なデータベースのリストアテンプレートを作成 (Create a partial database restore template) 部分的なデータベースのリストア用のテンプレートを作成します (SQL Server 2000 のみ ) 読み取り専用ファイルグループをリストア (Restore read-only filegroups) 読み取り専用ファイルグループすべての最新のバックアップをリストアします (SQL Server 2005 以降 ) ページリストアテンプレートを作成 (Create a page restore template) 選択したバックアップイメージに格納されているページからデータベース ファイルグループまたはファイルをリストアするためのテンプレートを作成します (SQL Server 2005 以降 ) ( リストアは実行せずに バックアップイメージを検証 (Verify backup image, but do not restore) このオプションを使用できるのは ページ検証オプションを使用してイメージをバックアップした場合だけです (SQL Server 2005 以降 ) NetBackup は エラーがないかどうかイメージを検証しますが リストアは実行しません リカバリ (Recovery) SQL Server リカバリオプションを 1 つ指定します 復旧しない (Not Recovered) 現在のリストアの後に追加のバックアップイメージをデータベースに適用する必要がある場合は リストアの実行中にこのオプションを選択します このオプションを使用すると データベースはロード状態のままです 復旧する (Recovered) このオプションは リストア順序の最後のイメージをリストアする場合に選択します リカバリ操作後 データベースは使用可能な状態になります データベースのリカバリを実行しない場合 データベースは中間的な状態となり 使用できません 中間バックアップの適用時に [ 復旧する (Recovered)] を選択した場合 バックアップのリストアを続行できません この場合 リストア操作を最初からやりなおす必要があります

85 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] フィールドの説明 85 オプション 説明 スタンバイ (Standby) トランザクションログおよびデータベースのリストア時に スタンバイデータベースを作成して保持します このオプションには スタンバイ UNDO ログ ( デフォルトの位置は install_path NetBackup logs SQLStandBy ) が必要です このデータベースは リストア後 スタンバイ状態になります 一貫性チェック (Consistency check) リストア後に実行する一貫性チェックを選択します 一貫性チェックからの出力は SQL Server クライアントの進捗ログに書き込まれます データベースがリカバリ済みの状態にリストアされていない場合は 一貫性チェックを選択できません リカバリで一貫性チェックを選択した場合 最後のリストアの後にチェックが実行されます なし (None) 一貫性チェックを実行しません インデックスを含まない完全チェック (Full check, excluding indexes) 一貫性チェックからインデックスをエクスクルードします インデックスをチェックしない場合 一貫性チェックの実行速度は大幅に向上しますが 完全にはチェックされません 一貫性チェックでは 各ユーザーテーブルのデータページおよびクラスタ化インデックスページのみが対象となります クラスタ化されていないインデックスページの一貫性はチェックされません インデックスを含む完全チェック (Full check, including indexes) 一貫性チェックにインデックスを含めます すべてのエラーが記録されます カタログのチェック (Check catalog) 指定したデータベースのシステムテーブル内およびシステムテーブル間の一貫性をチェックします 物理チェックのみ (Physical check only) この項目は 少ないオーバーヘッドで SQL Server 2000 データベースの物理的一貫性をチェックする場合に選択します (SQL Server 2000 以降の場合 ) このオプションでは ページヘッダーおよびレコードヘッダーの物理構造の整合性のみをチェックします また ページのオブジェクト ID およびインデックス ID と割り当て構造の間の一貫性もチェックします

86 86 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] フィールドの説明 オプション 説明 ページ検証形式 (Page verification type) このオプションは [ 破損ページの検出 (torn page detection)] または [ チェックサム (checksum)] 検証を使用してソースオブジェクトをバックアップした場合にのみ使用できます (SQL Server 2005 以降 ) ページ検証を使用している場合 パフォーマンが低下することがあります 検証を実行しない (Do not perform verification) リストアスクリプトにページ検証を指定しません 検証を実行する (Perform verification) リストアスクリプトにページ検証を指定します トランザクションログ (Transaction log) このグループには トランザクションログのリカバリオプションが含まれています このオプションは トランザクションログのバックアップイメージを選択した場合に有効になります 完全復旧する (Stage full recovery) NetBackup が検出したリカバリセットを使用してデータベースをリカバリするには このオプションを選択します 選択したトランザクションログがリカバリセットに属していない場合 このオプションは無効になります 選択したトランザクションログのみをリストアする (Restore only the selected transaction log) 選択したトランザクションログのみをリストアする場合に選択します 選択したトランザクションログがリカバリセットに属していない場合 このオプションは無効になります トランザクションログリカバリオプション (Transaction log recovery options) このリストには トランザクションログをリストアするための制御が含まれています トランザクションログが出力された時刻より前の時点に トランザクションログをリストアできます このグループの個々のエントリは トランザクションログのバックアップを選択した場合にのみ有効になります 指定した時点 (To point in time) このオプションは トランザクションログを指定した時点にリカバリする場合に選択します トランザクションログマーク (To transaction log mark) このオプションは トランザクションログをトランザクションログマークまでリカバリする場合に選択します このオプションを使用する場合 トランザクションログマークの名前を入力する必要があります

87 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] フィールドの説明 87 オプション 説明 指定した日時以降のトランザクションログマーク (To transaction log mark but after) このオプションは 指定した時点の後のトランザクションログマークまでトランザクションログをリカバリする場合に選択します このオプションを使用する場合 トランザクションログマークの名前を入力する必要があります トランザクションログマークの前 (Before transaction log mark) このオプションは トランザクションログマークより前の指定した時点にトランザクションログをリカバリする場合に選択します このオプションを使用する場合 トランザクションログマークの名前を入力する必要があります 指定した日時以降のトランザクションログマークの前 (Before transaction log mark but after) このオプションは 指定したトランザクションログマークより前で 指定した時点より後に トランザクションログをリカバリする場合に選択します このオプションを使用する場合 トランザクションログマークの名前を入力する必要があります MM/YYYY/DD/HH/MM/SS 午前 / 午後 (MM/YYYY/DD/HH/MM/SS, am/pm) リストアするトランザクションログの日時を指定します これらのフィールドは 次のいずれかのトランザクションログのリカバリオプションを選択した場合にのみ有効になります 指定した時点 (To point in time) 指定した日時以降のトランザクションログマーク (To transaction log mark but after) 指定した日時以降のトランザクションログマークの前 (Before transaction log mark but after) トランザクションログマーク (Transaction log mark) このリストは リストアのデータベースのトランザクションログを選択した場合に有効になります トランザクションログには 1 つ以上のトランザクションログマークが含まれ 次のトランザクションログのリカバリオプションの 1 つが選択されています トランザクションログマーク (To transaction log mark) 指定した日時以降のトランザクションログマーク (To transaction log mark but after) トランザクションログマークの前 (Before transaction log mark) 指定した日時以降のトランザクションログマークの前 (Before transaction log mark but after)

88 88 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行データベースのバックアップのリストア オプション リストアスクリプト (Restore script) 説明 すぐに実行する (Launch immediately) バックアップ操作をすぐに開始します ローカルホスト上ではない SQL Server インスタンスにログインすると [ すぐに実行する (Launch immediately)] が無効になります ローカル以外のホスト用のスクリプトを生成した場合 スクリプトはそのホスト上で実行する必要があります 保存する (Save) スクリプトを生成して後で実行します リストア (Restore) リストアを開始するか リストアスクリプトを生成します リストアするオブジェクトが選択されていない場合 このオプションは無効になります データベースのバックアップのリストア この項では データベースの完全バックアップまたは差分バックアップからデータベースをリストアする方法について説明します データベースのバックアップをリストアする方法 1 リストアするバックアップイメージを表示します p.81 の バックアップイメージの表示 を参照してください 2 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスで データベースインスタンスを展開します 3 データベースを展開します 4 次のように リストアするデータベースイメージを選択します 完全バックアップをリストアするには データベースバックアップのイメージを選択します 完全バックアップおよびデータベースの差分バックアップをリストアするには プラス (+) 記号をクリックし 差分バックアップを選択します 差分を選択すると 完全バックアップが自動的に選択されます 5 リストアオプションを選択します リストア終了後にすぐに使用できるようにデータベースをリカバリモードにするには [ リカバリ (Recovery)] リストから [ 復旧する (Recovered)] を選択します ただし データベースがリカバリモードになると 追加の差分バックアップまたはトランザクションログのバックアップを使用してデータベースを更新できないことに注意してください

89 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行データベースの完全復旧の実行 89 6 [ リストア (Restore)] をクリックします 7 リストアの進捗状況を表示するには [ ファイル (File)]>[ 状態の表示 (View status)] を選択します データベースの完全復旧の実行 この項では データベースの完全復旧を実行する方法について説明します データベースの完全復旧を実行する方法 1 リカバリする時点までのバックアップイメージを表示します p.81 の バックアップイメージの表示 を参照してください 2 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスで データベースインスタンスを展開します 3 リストアするトランザクションログのバックアップを含むデータベースの横の [+] をクリックします 4 リカバリする時点からのトランザクションログイメージを選択します 5 [ 完全復旧する (Stage full recovery)] を選択します 目的のトランザクションログイメージを含むイメージセットが存在し このイメージセットがデータベースの完全復旧を実行するのに必要な条件を満たしている場合は [ 完全復旧する (Stage full recovery)] が有効になります トランザクションログのプロパティを表示すると [ リカバリセット (Recovery Set)] タブが表示されます 復旧用のリカバリセットには 完全復旧を実行するのに必要な条件を満たすバックアップイメージの組み合わせを含めることができます たとえば 完全データベース ファイルグループ 差分などを含めることができます 6 [ リストア (Restore)] をクリックします 7 リストアの進捗状況を表示するには [ ファイル (File)]>[ 状態の表示 (View status)] を選択します ファイルグループのバックアップのリストア バックアップ方針として読み書き可能なファイルグループのみを定期的にバックアップできます 定期的なバックアップを使用する場合 その形式のリストアの指示を参照してください p.90 の 読み書き可能なバックアップからのデータベースのリカバリ を参照してください 読み取り専用ファイルグループのリストア方法についての情報も参照できます

90 90 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行読み書き可能なバックアップからのデータベースのリカバリ p.91 の 読み取り専用ファイルグループのリストア (SQL Server 2005 以降 ) を参照してください メモ : データベースの前回のバックアップファイルをリストアせずに 後続の差分バックアップのリストアを試行すると SQL Server では ロード処理が停止します 4305 や 4306 などのエラーが表示されます 単一の差分バックアップをリストアする場合は 最初にデータベースのバックアップファイルをリストアする必要があります この問題を回避するには 一連の全トランザクションログをバックアップします または 差分バックアップおよびバックアップファイルを同じ NetBackup サーバーにバックアップします その後 一連の全バックアップオブジェクトをリストアできます メモ : p.89 の データベースの完全復旧の実行 を参照してください ファイルグループバックアップをリストアする方法 1 リストアするバックアップイメージを表示します p.81 の バックアップイメージの表示 を参照してください 2 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスで データベースインスタンスおよびデータベースを展開します 3 次のように ファイルグループを展開して リストアするファイルグループイメージを選択します 完全バックアップをリストアするには ファイルグループのバックアップイメージを選択します ファイルグループの差分バックアップをリストアするには 完全バックアップの横のプラス (+) 記号をクリックし 差分バックアップを選択します 4 リストアオプションを選択します 5 [ リストア (Restore)] をクリックします リストアの進捗状況を表示するには [ ファイル (File)]>[ 状態の表示 (View status)] を選択します 読み書き可能なバックアップからのデータベースのリカバリ リストア対象のトランザクションログイメージを選択すると NetBackup for SQL Server によって最も効率的なリカバリパスが自動的に生成されます バックアップ方針で読み書き可能なファイルグループを使用する場合 リカバリパスは読み書き可能なファイルグルー

91 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行読み取り専用ファイルグループのリストア (SQL Server 2005 以降 ) 91 プに基づいて作成されます 読み書き可能なファイルグループをリストアした後 読み取り専用ファイルグループが破損していなければ 読み取り専用ファイルグループをリストアしなくても データベースをオンラインに戻すことができます 読み書き可能なファイルグループからデータベースをリカバリする方法 1 リストアするバックアップイメージを表示します p.81 の バックアップイメージの表示 を参照してください 2 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスで データベースインスタンスを展開します 3 リストアする読み書き可能なファイルグループを含むデータベースを選択します 4 トランザクションログのバックアップを選択します 5 トランザクションログバックアップを右クリックして [ プロパティ (Properties)] を選択します 6 [ リカバリセット (Recovery Set)] タブで 完全なバックアップセットが利用可能であることを確認します 次の画面ショットは 読み書き可能なファイルグループイメージに基づくリカバリセットの例を示したものです 7 [OK] をクリックします 8 データベースのリストアを開始するには [ リストア (Restore)] をクリックします リストア完了後 データベースはオンラインに戻ります ただし 読み取り専用ファイルグループは リストアされるまでリカバリできません p.91 の 読み取り専用ファイルグループのリストア (SQL Server 2005 以降 ) を参照してください 読み取り専用ファイルグループのリストア (SQL Server 2005 以降 ) この項では 読み取り専用ファイルグループをリストアする方法について説明します この形式のリストア操作は SQL Server 2005 以降にのみ適用されます

92 92 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行データベースファイルのリストア 読み取り専用ファイルグループをリストアする方法 1 リストアするバックアップイメージを表示します p.81 の バックアップイメージの表示 を参照してください [ 日付によるフィルタリング (Time filter)] の開始日付が 読み取り専用ファイルグループの最初のバックアップのタイムスタンプより前の日付になっていることを確認します 2 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスで データベースインスタンスを展開します 3 リストアする読み取り専用ファイルグループを含むデータベースを選択します [ スクリプト (Scripting)] リストで [ 読み取り専用ファイルグループをリストア (Restore read-only filegroups)] を選択します 読み取り専用ファイルグループの完全なセットが利用可能な場合は [ リストア (Restore)] オプションが有効になります 4 [ リストア (Restore)] をクリックします 5 リストアの進捗状況を表示するには [ ファイル (File)]>[ 状態の表示 (View status)] を選択します データベースファイルのリストア この項では データベースファイルをリストアする方法について説明します データベースファイルをリストアする方法 1 リストアするバックアップイメージを表示します p.81 の バックアップイメージの表示 を参照してください 2 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスで データベースインスタンスおよびデータベースを展開します 3 リストアするファイルを含むファイルグループを展開します 4 ファイルを展開します 5 リストアするデータベースファイルイメージを選択します 6 リストアオプションを選択します 7 [ リストア (Restore)] をクリックします リストアの進捗状況を表示するには [ ファイル (File)]>[ 状態の表示 (View status)] を選択します

93 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行完全復旧を実行しないトランザクションログイメージのリストア 93 完全復旧を実行しないトランザクションログイメージのリストア データベースの移動 この項では 完全復旧を実行しないでトランザクションログイメージをリストアする方法について説明します 完全復旧を実行せずにトランザクションログをリストアする方法 1 リストアするバックアップイメージを表示します p.81 の バックアップイメージの表示 を参照してください 2 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスで データベースインスタンスを展開します 3 リストアするトランザクションログイメージを選択します 目的のトランザクションログイメージを含むイメージセットが存在し このイメージセットがデータベースの完全復旧を実行するのに必要な条件を満たしている場合は [ 完全復旧する (Stage full recovery)] が有効になります トランザクションログのプロパティを表示すると [ リカバリセット (Recovery Set)] タブが表示されます 4 [ 選択したトランザクションログのみをリストアする (Restore only the transaction log that you selected)] を選択します 5 [ リストア (Restore)] をクリックします リストアの進捗状況を表示するには [ ファイル (File)]>[ 状態の表示 (View status)] を選択します データベースを移動すると すべてのバックアップイメージを使用して 既存のデータベースを名前の異なる場所にコピーできます データベースの移動操作は 選択項目にデータベースイメージが含まれている場合のみ実行できます データベースバックアップイメージを直接選択するか または NetBackup でデータベースバックアップイメージを含むリカバリセットが検出された場合に実行できます データベースを移動する方法 1 リストアするバックアップイメージを表示します p.81 の バックアップイメージの表示 を参照してください 2 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスで データベースインスタンスを展開します 3 リストアするデータベースバックアップイメージを選択します

94 94 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行データベースの移動 4 [ リストアオプション (Restore options)] の [ スクリプト (Scripting)] リストから [ 移動テンプレートの作成 (Create a move template)] を選択します 移動用か部分的なデータベースリストア用のスクリプトを作成する場合 すぐに実行することはできません 特定の宛先パラメータを指定するためにスクリプトを編集する必要があります 5 リストアオプションを選択します 6 [ リストア (Restore)] をクリックします 7 ファイル名を指定し [ 保存 (Save)] をクリックします 8 [Save Script As] ダイアログボックスで [ はい (Yes)] をクリックして メモ帳 (NOTEPAD) でテンプレートを開きます 9 テンプレート内のデータベース名を リストア先のデータベースの名前に変更します 次に例を示します # Replace the database name in the following line with the name of the database that you # want to move to. Also remove the hash mark <#> which precedes the keyword <DATABASE>. # # DATABASE "DatabaseA" 次のように変更します # Replace the database name in the following line with the name of the database that you # want to move to. Also remove the hash mark <#> which precedes the keyword <DATABASE>. # DATABASE "DatabaseB"

95 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行データベースの移動 リストアするデータベースファイルのパスを変更します 1 つ以上のファイルをアンコメントする必要があります 次に例を示します # Replace the file path <C: Microsoft SQL Server MSSQL.3 MSSQL DATA DBA_FG1_File1.ndf> # with a new file path. Also remove the hash mark <#> which precedes the keyword <TO>. # The target of the MOVE keyword must be "DBA_FG1_File1". MOVE "DBA_FG1_File1" #TO "C: Microsoft SQL Server MSSQL.3 MSSQL DATA DBA_FG1_File1.ndf" 次のように変更します # Replace the file path <C: Microsoft SQL Server MSSQL.3 MSSQL DATA DBA_FG1_File1.ndf> # with a new file path. Also remove the hash mark <#> which precedes the keyword <TO>. # The target of the MOVE keyword must be "DBA_FG1_File1". MOVE "DBA_FG1_File1" TO "C: Microsoft SQL Server MSSQL.3 MSSQL DATA DBB_FG1_File1.ndf" 11 データベースファイルのパスを変更します 次に例を示します # Replace the file path <C: Microsoft SQL Server MSSQL.3 MSSQL DATA DatabaseA.mdf> # with a new file path. Also remove the hash mark <#> which precedes the keyword <TO>. # The target of the MOVE keyword must be "DatabaseA". MOVE "DatabaseA" #TO "C: Microsoft SQL Server MSSQL.3 MSSQL DATA DatabaseA.mdf" 次のように変更します # Replace the file path <C: Microsoft SQL Server MSSQL.3 MSSQL DATA DatabaseA.mdf> # with a new file path. Also remove the hash mark <#> which precedes the keyword <TO>. # The target of the MOVE keyword must be "DatabaseA". MOVE "DatabaseA" TO "C: Microsoft SQL Server MSSQL.3 MSSQL DATA DatabaseB.mdf" 12 差分バックアップまたはトランザクションログバックアップを移動する場合も テンプレートに同様の変更を加えます 13 テンプレートの修正が終了したら それを保存します 14 リストアを実行するには [ ファイル (File)]>[ スクリプトファイルの管理 (Manage script files)] を選択し 作成したスクリプトを選択して [ 開始 (Start)] をクリックします 15 [ はい (Yes)] をクリックして リストアを開始します リストアの進捗状況を表示するには [ ファイル (File)]>[ 状態の表示 (View status)] を選択します

96 96 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行部分的なデータベースのリストア (SQL Server 2000) 部分的なデータベースのリストア (SQL Server 2000) この項では SQL Server 2000 データベースで部分的なデータベースリストアを実行する方法について説明します 部分的なデータベースリストアを実行すると データベースの個々のファイルグループコンポーネントを選択して それらを名前の異なる新しいデータベースにリストアできます メモ : データベースの設計準備の際 テーブル インデックス キーなどの論理的に関連するデータベースコンポーネントを同じファイルグループにマッピングします これによって 部分的なデータベースリストア手順を実行して これらの論理的に関連するコンポーネントをまとめてリカバリできます 部分的なデータベースリストアを実行する方法 1 リストアするバックアップイメージを表示します p.81 の バックアップイメージの表示 を参照してください 2 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスで データベースインスタンスを展開します 3 データベースを展開します 4 リストアするデータベースイメージを選択します 5 [ リストアオプション (Restore options)] の [ スクリプト (Scripting)] リストから [ 部分的なデータベースのリストアテンプレートを作成 (Create a partial database restore template)] を選択します 移動用か部分的なデータベースリストア用のスクリプトを作成する場合 すぐに実行することはできません 特定の宛先パラメータを指定するためにスクリプトを編集する必要があります 6 [ リストア (Restore)] をクリックします 7 [Save Script As] ダイアログボックスで テンプレートを書き込むファイルの名前を入力し [ 保存 (Save)] をクリックします 8 [ はい (Yes)] をクリックして メモ帳 (NOTEPAD) でテンプレートを開きます

97 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行部分的なデータベースのリストア (SQL Server 2000) 97 9 テンプレート内のデータベース名を リストアのターゲットデータベースの名前に置き換えます 次に例を示します # Replace the database name in the following line with the name of the database that you # want as the target of the partial restore. Also remove the hash mark <#> which precedes # the keyword <DATABASE>. #DATABASE "DatabaseA" 次のように変更します # Replace the database name in the following line with the name of the database that you # want as the target of the partial restore. Also remove the hash mark <#> which precedes # the keyword <DATABASE>. DATABASE "DatabaseB" 10 ファイルをリストアするには 新しいファイルパスを指定し MOVE 行と TO 行をアンコメントします 次に例を示します # If you wish to restore file <C: Program Files Microsoft SQL Server MSSQL data Sample2.mdf>, # then replace this path with a new file path. Also remove the hash marks <#> # which precede the keywords <MOVE> and <TO>. #MOVE #TO "DBA_FG1_File1" "C: Microsoft SQL Server MSSQL.3 MSSQL DATA DBA_FG1_File1.ndf" 次のように変更します # If you wish to restore file <C: Program Files Microsoft SQL Server MSSQL data Sample2.mdf>, # then replace this path with a new file path. Also remove the hash marks <#> # which precede the keywords <MOVE> and <TO>. MOVE TO "DBA_FG1_File1" "C: Microsoft SQL Server MSSQL.3 MSSQL DATA DBB_FG1_File1.ndf" 11 差分バックアップまたはトランザクションログバックアップをリストアする場合も テンプレートに同様の変更を加えます

98 98 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行ページレベルのリストアの実行 (SQL Server 2005 以降 ) 12 テンプレートの修正が終了したら それを保存します 13 リストアを実行するには [ ファイル (File)]>[ スクリプトファイルの管理 (Manage script files)] を選択し 作成したスクリプトを選択して [ 開始 (Start)] をクリックします ページレベルのリストアの実行 (SQL Server 2005 以降 ) この項では ページレベルのリストアについて説明します この形式のリストアは SQL Server 2005 以降にのみ適用されます ページレベルのリストアの実行について 要件および制限事項 ハードウェアの障害により SQL Server 2005 以降のデータベースが部分的に破損した場合は ページレベルのリストアを使用できます ページレベルのリストアを使用して破損したページだけをリカバリできます リストアを必要とするページ数が比較的少ない場合は ページレベルのリストアを使用することにより 総停止時間を短縮できます 多数のページが破損している場合は データベースの完全リカバリの方が時間を短縮できる場合があります ページリストアオプションを選択すると NetBackup for SQL Server によってページリストアテンプレートが作成されます このテンプレートには 次の構成要素が含まれています ページリストア操作 リストアするページ ID を挿入して修正します 一連のトランザクションログイメージ 現在の時点にデータベースをリカバリするために使用されます 最終ログのバックアップおよびリカバリ操作 データベースをオンラインに戻す場合に必要です ページレベルのリストアを実行する場合 次の要件および制限事項があります ページは データベース ファイルグループ 読み書き可能なファイルグループ 部分的なデータベースといったバックアップ形式からリストアできます SQL Server 2005 以降のデータベースでは 完全復旧モデルまたは一括ログ復旧モデルのいずれかを使用する必要があります このモデルを使用すると ページレベルのリストアが使用できます 要求したページにデータベース自体を定義する重要な情報が含まれている場合 それらのページは SQL Server によってリカバリされない場合があります たとえば データベースファイルの先頭ページに対してページレベルのリストアは使用できません ページレベルのリストアが機能しない場合は データベースの完全復旧を使用する必要があります

99 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行ページレベルのリストアの実行 (SQL Server 2005 以降 ) 99 ページレベルのリストアによって バックアップイメージから最大 1000 ページをリカバリできます ページレベルのリストアの実行手順 # この項では ページレベルのリストアを実行する方法について説明します ページレベルのリストアを実行する方法 1 データベース内の破損ページのリストを取得します SQL Server 200x Books Online では 破損ページのリストを取得するための方法をいくつか提案しています これらの方法の 1 つに SQL Server 200x Management Studio からコマンド DBCC checkdb を実行する方法があります 2 リストアするバックアップイメージを表示します p.81 の バックアップイメージの表示 を参照してください 3 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスで データベースインスタンスを展開します 4 データベースを展開します 5 リストアするページを含むデータベースバックアップページを選択します 6 [ リストアオプション (Restore options)] の [ スクリプト (Scripting)] リストから [ ページリストアテンプレートを作成 (Create a page restore template)] を選択します 7 [ リストア (Restore)] をクリックします 8 [Save Script As] ダイアログボックスで ページリストアスクリプトのファイル名を指定し [ 保存 (Save)] をクリックします 9 [ はい (Yes)] をクリックして メモ帳 (NOTEPAD) でテンプレートを開きます 10 ページのファイル ID とページ ID を必要な値に編集します 次に例を示します # Create one or more page restore requests. These use the following format #PAGE file-id:page-id # 次のように変更します # Create one or more page restore requests. These use the following format PAGE 1:14 PAGE 1:20 11 テンプレートの修正が終了したら それを保存します

100 100 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行代替ホストへのリダイレクトリストア 12 リストアを実行するには [ ファイル (File)]>[ スクリプトファイルの管理 (Manage script files)] を選択し 作成したスクリプトを選択して [ 開始 (Start)] をクリックします 13 [ はい (Yes)] をクリックして リストアを開始します 代替ホストへのリダイレクトリストア 複数の NetBackup データベースクライアントで 1 つの NetBackup マスターサーバーを使用し SQL Server データベースをバックアップするように構成できます この構成では 1 つのクライアントから SQL Server データベースオブジェクトをバックアップし それらのオブジェクトを別のクライアントにリストアできます 次の手順で HostA は最初にバックアップされたクライアントであり HostB はリストアのリダイレクト先となる他のクライアントです 代替ホストへリストアをリダイレクトする方法 1 マスターサーバーで権限を設定します 次のいずれかを実行します install_path NetBackup db altnames No.Restrictions を作成し 無制限のリダイレクトリストア権限を許可します install_path NetBackup db altnames HostB を作成し HostB が HostA のデータをリストアできるようにします HostB という名前のクライアントはマスター上にある HostA のデータ およびマスター上にバックアップされたその他のクライアントのデータにアクセスできます 2 [ ファイル (File)]>[SQL Server の接続のプロパティの設定 (Set SQL Server connection properties)] を選択します 3 HostB のターゲットインスタンスにログオンします 4 [ ファイル (File)]>[NetBackup クライアントのプロパティの設定 (Set NetBackup client properties)] を選択し 現在のマスターサーバーを HostA と HostB の両方に共通のマスターサーバーとして選択します 5 [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのリストア (Restore SQL Server objects)] を選択します 6 [ バックアップ履歴のオプション (Backup History Options)] ダイアログボックスから HostA をターゲットオブジェクトのバックアップ元の SQL ホストとして選択します リストアウィンドウが表示され HostA からバックアップされたオブジェクトの履歴がそのウィンドウに表示されます これらのオブジェクトを選択し HostB にリストアします

101 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行代替ホストの代替パスへのデータベースのリダイレクトリストア 101 代替ホストの代替パスへのデータベースのリダイレクトリストア データベースの移動によって 代替パスにデータベースをリダイレクトリストアします 新しい場所は 同じホストの異なるインスタンス 異なるホストまたは異なるファイルパスです また 移動操作では 元の名前とは異なる名前でデータベースをリストアすることもできます メモ : 移動先またはリストア先のホストおよびインスタンスは ログインするホストおよびインスタンスです 移動元またはリストア元 ( 参照先 ) のホストおよびインスタンスは [ バックアップ履歴のオプション (Backup History Options)] ダイアログボックスで指定します これは [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのリストア (Restore SQL Server objects)] を選択したときに自動的に取得されます 代替ホストの代替パスにデータベースをリダイレクトリストアする方法 1 リストアするデータベースをバックアップしたサーバーは 宛先ホストのサーバーリストに表示される必要があります サーバーがリストに表示されない場合は 追加します p.102 の サーバーの選択について を参照してください 2 [ ファイル (File)]>[SQL Server の接続のプロパティの設定 (Set SQL Server connection properties)] を選択します 3 [ ホスト (Host)] リストから リストア先のホストを選択します 4 [ インスタンス (Instance)] リストから データベースインスタンスを選択します [< デフォルト > (<default>)] を選択するか フィールドを空のままにしておくと デフォルトのインスタンスを指定することができます 5 [ 適用 (Apply)] および [ 閉じる (Close)] をクリックします 6 [ ファイル (File)]>[NetBackup クライアントのプロパティの設定 (Set NetBackup client properties)] を選択します 7 [NetBackup クライアントのプロパティ (NetBackup client properties)] ダイアログボックスで [ 現在の NetBackup サーバー (Current NetBackup Server)] リストから 宛先ホストにリストアする SQL Server のバックアップイメージを含む NetBackup マスターサーバーを選択します 8 [OK] をクリックします 9 [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのリストア (Restore SQL Server objects)] を選択します

102 102 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行代替ホストの代替パスへのデータベースのリダイレクトリストア 10 [ バックアップ履歴のオプション (Backup History Options)] ダイアログボックスで [SQL ホスト (SQL Host)] リストから リストアするデータベースが存在するホストを選択します 11 必要に応じて [ ソースクライアント (Source Client)] を指定します 選択したクライアントの NetBackup クライアント名を指定します この名前は クライアントを識別するためにポリシーで使用されます 特定のネットワークインターフェースをバックアップに使用する場合は そのネットワークインターフェース名を [ ソースクライアント (Source Client)] フィールドに入力します ネットワークインターフェース名は サーバーの [ ホストプロパティ (Host Properties)] で定義します ( サーバーのプロパティを開き [ ユニバーサル設定 (Universal Settings)] をクリックします ) 12 [OK] をクリックします サーバーの選択について 13 移動するデータベースを表示します 14 [ リストアオプション (Restore options)] の [ スクリプト (Scripting)] リストから [ 移動テンプレートの作成 (Create a move template)] を選択します 15 [ リストア (Restore)] をクリックします 16 [ 名前を付けて保存 (Save As)] ダイアログボックスで ファイル名を入力し [ 保存 (Save)] をクリックします 17 [ はい (Yes)] をクリックして テンプレートを開きます 18 このテンプレートを編集して 宛先データベースに使用する名前と 各データベースファイルに使用するファイルパスを指定します 19 テンプレートを編集した後 [ ファイル (File)]>[ スクリプトファイルの管理 (Manage script files)] を選択して起動できます 移動を実行する場合 バックアップイメージは 宛先ホストの NetBackup マスターサーバーとして機能するホストマシン上で利用可能である必要があります このサーバーが宛先ホストのサーバーリストに表示される場合 [ ファイル (File)]>[NetBackup クライアントのプロパティの設定 (Set NetBackup client properties)] を選択して 現在のマスターサーバーとして選択できます サーバーが宛先ホストのサーバーリストに表示されない場合 ( サーバーマシンがリモートであるか またはアクセス制限を行っている可能性があります ) 一意の ID を指定してイメージをリムーバブルメディアに複製し そのメディアを宛先ホストが使用しているマスターサーバーにトランスポートして そのサーバーにイメージをインポートする必要があります イメージをインポートした後 移動を行うための手順を実行します p.93 の データベースの移動 を参照してください

103 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行複数 NIC 接続を使用したリストアの実行 103 複数 NIC 接続を使用したリストアの実行 複数 NIC 接続を使用してリストアを実行するには [SQL Server の接続のプロパティ (SQL Server connection properties)] ダイアログボックスで SQL Server ホストのパブリック名を指定する必要があります また [ バックアップ履歴のオプション (Backup History Options)] ダイアログボックスに SQL Server のホスト名とプライベートインターフェース名の両方を指定する必要があります 複数 NIC 接続を使用したリストアを実行する方法 1 NetBackup for SQL Server インターフェースを開きます 2 [ ファイル (File)]>[SQL Server の接続のプロパティの設定 (Set SQL Server connection properties)] を選択します 3 [ ホスト (Host)] フィールドで SQL Server ホストのパブリック名 (SQLHOST) を指定します 4 [OK] をクリックします 5 [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのリストア (Restore SQL Server objects)] を選択します 6 [SQL ホスト (SQL Host)] フィールドで プライマリ ( または NetBIOS) の名前を指定します 7 [ ソースクライアント (Source Client)] フィールドで プライベートインターフェース名を指定します 8 [OK] をクリックします プライベートネットワークインターフェースで実行された SQL ホストの SQL Server バックアップを示すダイアログボックスが表示されます 9 通常どおり リストアを続行します フルテキスト検索カタログを含むデータベースのバックアップおよびリストア (SQL Server 2005) データベースにフルテキスト検索カタログが含まれている場合 データベースでフルテキスト検索カタログがバックアップされ リカバリ処理の一部としてリストアされます この項では そのバックアップおよびリストア処理がどのように行われるかを把握できるように フルテキストカタログに関する情報について説明します フルテキストカタログのディレクトリ構造 フルテキストカタログは ルートディレクトリ サブディレクトリおよび多数のファイルで構成されています ルートフルテキストディレクトリは エンドユーザーが指定するディレクトリ名

104 104 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行フルテキスト検索カタログを含むデータベースのバックアップおよびリストア (SQL Server 2005) を基に SQL Server によって命名されます ディレクトリ名は 通常 インデックス名と同じですが 名前が競合している場合 SQL Server によって名前の変更が行われる場合があります たとえば データベース ONE に cats という名前のフルテキストカタログが存在するとします 次に ユーザーはデータベース TWO に 2 つ目の cats という名前のデータベースを作成します 2 つ目のフルテキストカタログ用に cats0000 という名前のルートフルテキストディレクトリが SQL Server によって作成されます また SQL Server によって フルテキストカタログを取り込むための論理ファイルが作成されます 論理ファイルの名前は sysft_full-text catalog name となります たとえば 前述の例では cats カタログは sysft_cats に収容されます この名前は データベース移動操作に必要です デフォルトでは フルテキストカタログディレクトリは SQL Server によってパス SQL-instance-install-path FTData full-text-catalog-root-directory に配置されます SQL-instance-install-path FTData full-text-catalog-root-directory. たとえば 前述の例では データベース TWO の cats ディレクトリは 次のようなパスに配置されます C: Program Files Microsoft SQL Server MSSQL.1 FTData cats0000 ただし データベース移動コマンドを実行する場合は 必要な場所へのパスを設定できます フルテキストカタログのその他の特性に ファイルグループとの関連付けがあります デフォルトでは プライマリファイルグループと関連付けられます ただし 関連付ける別のファイルグループを選択することもできます フルテキストカタログを含むデータベースのバックアップおよびリストア フルテキストカタログを含むデータベースをバックアップすると NetBackup によってカタログ名と NetBackup カタログへのディレクトリパスが書き込まれます データベースバックアップイメージを選択すると NetBackup for SQL Server によって バックアップ履歴のプロパティウィンドウにフルテキストカタログ情報が表示されます データベースの移動を実行すると 保存されたフルテキストカタログ情報を基に移動テンプレートの仕様が生成されます 移動テンプレートでは カタログディレクトリのパスを指定できます また スナップショットバックアップには バックアップ対象のオブジェクトと関連付けられたフルテキストカタログ内のすべてのファイルが含められます これにより データベースバックアップ ファイルグループバックアップおよびファイルバックアップは次のような影響を受けます データベースバックアップ : フルテキストカタログファイルは 完全なデータベーススナップショットバックアップでバックアップされます

105 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行バッチファイルの使用 105 ファイルグループのバックアップ : ファイルグループと関連付けられたカタログについて フルテキストカタログファイルがバックアップされます ファイルバックアップ :NetBackup for SQL Server では スナップショットファイルバックアップに加えて フルテキストカタログファイルのバックアップが行われます バックアップは 次の条件に基づいて実行されます ファイルは フルテキストカタログと関連付けられたファイルグループに属している ファイルのソート順は ファイルグループに属するファイルの中で最下位である スナップショットに基づくバックアップおよびリストアは スナップショットに含まれる追加のカタログファイルに応じて影響を受けます フルテキストカタログを含むデータベースの移動 # データベースにフルテキストカタログが含まれている場合 NetBackup for Microsoft SQL Server によって 次のテキストが取り込まれ 移動テンプレートが拡張されます # Replace the full text catalog directory path # <C: Program Files Microsoft SQL Server MSSQL.1 MSSQL FTData HisCatalog> # with a new directory path. Also remove the hash mark <#> which precedes the keyword <TO>. # The target of the MOVE keyword must be "sysft_hiscatalog". MOVE #TO # "sysft_hiscatalog" "C: Program Files Microsoft SQL Server MSSQL.1 MSSQL FTData HisCatalog" テンプレート内のターゲットディレクトリパスを変更します sysft_hiscatalog は HisCatalog という名前のフルテキストディレクトリを含むファイルの論理名です NetBackup では カタログ名の先頭に "sysft_" を付けてこの名前が作成されます バッチファイルの使用 NetBackup for SQL Server では バッチファイルと呼ばれるスクリプトを使用してバックアップ操作およびリストア操作を開始します バッチファイルは 拡張子.bch を持ち 通常は install_path NetBackup DbExt MsSql ディレクトリから実行されます バッチファイルの内容 およびバッチファイルを変更または作成する方法については 次の項を参照してください バッチファイルで使用するテキスト形式 バッチファイル作成時のガイドライン

106 106 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行バッチファイルの使用 バッチファイル作成時の注意事項 バッチファイルで使用するキーワードおよび値 バッチファイルの実行 [ スクリプトの管理 (Manage Scripts)] ダイアログボックスで操作を開始する場合 バッチファイルを作成する必要があります バッチファイルの例も参照してください p.193 の バッチファイルの例について を参照してください dbbackex コマンドライン NetBackup スケジューラ バッチファイルで使用するテキスト形式 SQL Server エージェントのインターフェースで作成されたバッチファイルは Unicode テキストになります そのため 英語以外の文字を使用したオブジェクト名およびイメージ名を含めることができます 手動でバッチファイルを作成する場合は プレーンテキストを生成するメモ帳 (NOTEPAD) などのツールを使用します バッチファイルに英語以外の文字を含める場合は そのファイルを Unicode として保存します バッチファイル作成時のガイドライン バッチファイルを作成し 使用する場合 次のガイドラインを使用します ファイルには 拡張子.bch を持つ一意の名前を付けます バッチファイルは install_path NetBackup DbExt MsSql フォルダに配置しま す バッチファイルは 実行するホスト上に存在している必要があります リモートホストで操作を実行する場合 バッチファイルはそのリモートホスト上に存在している必要があります バッチファイル作成時の注意事項 バッチファイルを作成し 使用する前に 次の情報を確認します バッチファイルは デフォルトで逐次的に実行される一連の操作 ( バックアップおよびリストア ) で構成されます それぞれの操作は <keyword value> の対の列で構成され これらの指定に従って全体の操作が定義されます キーワードには大文字と小文字の区別がありませんが 値は区別されます 通常 大文字でキーワードと値の両方をコード化できます 例外として NBIMAGE キーワード

107 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行バッチファイルの使用 107 オプションを使用した場合 値は NetBackup サーバーによって保存されているとおりに指定する必要があります 操作はネストされません BATCHSIZE GROUPSIZE RESTARTTYPE NUMRESTARTS および RESTARTWAITSECONDS パラメータを除き <keywordvalue> の対はグローバルではありません BATCHSIZE GROUPSIZE RESTARTTYPE NUMRESTARTS または RESTARTWAITSECONDS を使用すると 最初の操作時にバッチファイルに一度のみ表示されます SQLINSTANCE $ALL を使用すると バッチファイルの最初の操作時に表示されます バッチファイル内の各操作は バッチファイルを実行したクライアント上のすべての SQL Server インスタンスに対して実行されます また 後続の操作で SQLHOST または SQLINSTANCE を指定する必要はありません 操作中は それぞれの操作を ENDOPER TRUE で終了する必要がある場合を除き <keyword value> の対は順番に表示されます 行の先頭をハッシュマーク (#) で始めることによって バッチファイルにコメント行を含めることができます STOPAT RESTORETOMARK RESTORETOMARKAFTERTIME RESTOREBEFOREMARK および RESTOREBEFOREMARKAFTERTIME は相互に排他的なリストアパラメータです バッチファイルで RESTORETOMARKAFTERTIME または RESTOREBEFOREMARKAFTERTIME のいずれかを使用する場合は STOPAFTER キーワードを使用して日時文字列を指定する必要があります バッチファイルで使用するキーワードおよび値 表 5-3 に バッチファイルで使用できるキーワードおよび値を示します 表 5-3 バッチファイルで使用するキーワードおよび値 キーワード 値 必須 デフォルト 説明 ALTCLIENT (BROWSECLIENT と同じ ) 文字列 不要 なし ローカルホスト以外のホストからイメージをリストアします BACKUPMODEL BACKUPMODEL_ CONVENTIONAL, BACKUPMODEL_ SNAPSHOT 不要 BACKUPMODEL_CONVENTIONAL リストアの場合のみ有効です バックアップがスナップショット方式によって作成されたかどうかを示します

108 108 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行バッチファイルの使用 キーワード 値 必須 デフォルト 説明 BATCHSIZE 整数 不要 1 同時に開始するバックアップ操作の数を指定します バッチファイル内のすべての操作に適用されます 最初の操作の終了前に表示する必要があります 範囲は 1 から 10 です BLOCKSIZE 整数 不要 0 バックアップ操作にのみ適用されます ブロックサイズは 512 バイト 2 BLOCKSIZE で計算されま す 範囲は 1 から 7 です BROWSECLIENT (ALTCLIENT と同じ ) 文字列 不要 なし ローカルホスト以外のホストからイメージをリストアします BUFFERS NUMBUFS を参照してください CLOAKEDBACKUP TRUE または FALSE 不要 FALSE SQL 2000 の Snapshot Client データベースバックアップにのみ適用されます TRUE の場合 バックアップは SQL Server によって記録されないため 後続の差分バックアップの基とはなりません p.148 の コピーのみバックアップまたはクローキングしたスナップショットバックアップによる差分バックアップの影響 を参照してください CONSISTENCYCHECK FULLINCLUDINGINDICES FULLEXCLUDINGINDICES PHYSICALCHECKONLY CHECKCATALOG 不要 なし 指定した一貫性チェックをリストアの完了後に実行します

109 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行バッチファイルの使用 109 キーワード 値 必須 デフォルト 説明 COPYONLY TRUE または FALSE 不要 説明を参照 TRUE の場合 SQL Server によって帯域外 ( アウトオブバンド ) のバックアップが作成されるため 通常のバックアップは妨げられません デフォルト値は Persistent Frozen Image によるデータベースの完全バックアップの場合を除き FALSE です COPYONLY は SQL Server 2005 以降のデータベースバックアップ 差分バックアップおよびトランザクションログバックアップの場合にのみ使用できます p.148 の コピーのみバックアップまたはクローキングしたスナップショットバックアップによる差分バックアップの影響 を参照してください DATABASE 文字列 必要 なし データベースの名前を指定します バックアップ操作では 値 $ALL を指定するとすべてのデータベース (tempdb 以外 ) が指定されます DBMS MSSQL 不要 MSSQL MSSQL のみを指定できます DSN 文字列 不要 GUI ユーザーセッションから保存 ODBC データソース名を指定します 現在は使用されていません DUMPOPTION INCREMENTAL 不要 なし INCREMENTAL を指定して 増分バックアップからリストアを行います ENDOPER TRUE 必要 なし バッチファイルで指定したそれぞれの操作を終了します

110 110 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行バッチファイルの使用 キーワード 値 必須 デフォルト 説明 EXCLUDE 文字列 不要 なし DATABASE $ALL をバッチ操作で指定した場合に エクスクルードするデータベースの名前を指定します EXCLUDE は DATABASE $ALL を使用した場合のみバッチファイルで使用できます GROUPSIZE 1 から 32 の整数 不要 なし 単一の SQL Server バックアップイメージとしてスナップショットがとられるデータベース数 p.141 の Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server について を参照してください INHIBITALTBUFFER METHOD TRUE FALSE 不要 FALSE NetBackup で代替バッファ方式を使用可能にするかどうかを指定します MAXRESTARTSETS 整数 不要 なし MAXRESTARTSETS を使用して ファイルのチェックポイントを有効にします 有効な範囲は 2 から 32 です このパラメータは個別のストリーム数を指定し バックアップ要求はこの数に分割されます MAXTRANSFERSIZE 整数 不要 0 最大転送サイズは 64 KB 2 MAXTRANSFERSIZE で計 算されます 範囲は 1 から 6 です MOVE ファイルグループ 不要 なし ファイルグループ名を指定します リストア形式が PARTIAL および MOVE の場合に使用します

111 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行バッチファイルの使用 111 キーワード 値 必須 デフォルト 説明 NBIMAGE 文字列 必要 * なし リストア操作用の NetBackup イメージを指定します NBSERVER の 注意 を参照してください * リストア操作で必要 NBSCHED 文字列 不要 なし NetBackup ポリシーに複数のアプリケーションバックアップポリシースケジュールが存在する場合 NBSCHED を使用してそのいずれかを指定します NBSERVER 文字列 不要 なし バックアップ操作またはリストア操作に使用するマスターサーバーを指定します メモ : NBSERVER をバッチファイル操作で指定していない場合 マスターサーバーの名前はデフォルト (HKEY_CURRENT_USER Software VERITAS NetBackup NetBackup for Microsoft SQL Server DEFAULT_ SQL_NB_MASTER_ SERVER に指定された名前 ) になります NUMBUFS 整数 不要 1 ストライプごとのバッファ数を指定します 範囲は 1 から 32 です NUMRETRIES NUMRESTARTS を参照してください

112 112 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行バッチファイルの使用 キーワード 値 必須 デフォルト 説明 NUMRESTARTS 1-9 不要 1 RESTARTTYPE AUTO が指定されている場合のバックアップ再試行回数 このキーワードは バッチファイルの最初の操作時に 1 回のみ使用します OBJECTNAME 文字列 必要 * なし ファイルまたはファイルグループのバックアップおよびリストアを行う場合に ファイル名またはファイルグループ名を指定します *OBJECTTYPE が FILE または FILEGROUP の場合のみ必要 OBJECTTYPE DATABASE TRXLOG FILEGROUP FILE 不要 DATABASE データベース トランザクションログ ファイルグループまたはファイルのうち バックアップまたはリストアする対象を指定します OPERATION BACKUP RESTORE 不要 BACKUP 操作の種類 ( バックアップまたはリストア ) を指定します PAGE Page ID 不要 なし SQL Server 2005 以降 ページリストア操作用のページ ID を指定します PARTIAL TRUE FALSE 不要 FALSE SQL Server 2005 以降 NetBackup による部分的なバックアップまたはリストアの実行を指定します PASSWORD 文字列 不要 null SQL Server にログインするためのパスワードを指定します

113 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行バッチファイルの使用 113 キーワード 値 必須 デフォルト 説明 RECOVERED STATE RECOVERED STANDBY NOTRECOVERED TRUE, FALSE 不要 RECOVERED RECOVERED は データベースをリカバリ済みの状態にリストアすることを意味します NOTRECOVERED は データベースをリストア後にロード状態のままにすることを意味します STANDBY は データベースをスタンバイ状態にリストアすることを意味します STANDBY を使用する場合は STANDBYPATH キーワードも使用する必要があります TRUE および FALSE を RECOVEREDSTATE の値として使用すると RECOVERED および NOTRECOVERED と同じ効果が得られます RESTOREBEFOREMARK 文字列 不要 なし トランザクションログマークを指定します RESTOREBEFOREMARK AFTERTIME 文字列 不要 なし トランザクションログマークを指定します RESTOREOPTION REPLACE 不要 なし リストア時に NetBackup で SQL Server の置換オプションを使用するように指定します RESTOREPAGES TRUE FALSE 不要 FALSE SQL Server 2005 以降 NetBackup によるページリストア操作の実行を指定します RESTORETOMARK 文字列 不要 なし トランザクションログマークを指定します RESTORETOMARK AFTERTIME 文字列 不要 なし トランザクションログマークを指定します

114 114 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行バッチファイルの使用 キーワード 値 必須 デフォルト 説明 RESTORETYPE FULL PARTIAL MOVE 不要 FULL FULL は完全なデータベースリストアを PARTIAL は部分的なデータベースリストアを MOVE はデータベースの移動を示します RESTORETYPE は RESTORE データベース操作にのみ適用されます MOVE を使用するには バッチファイルに 1 つ以上の <MOVE><filegroup> および <TO><file path> という一連のキーワードを含める必要があります PARTIAL を使用する場合 NBIMAGE キーワードが参照するバックアップイメージが存在するデータベースのすべてのファイルグループを PARTIAL として指定する必要があります RESTARTTYPE AUTO MANUAL 不要 なし バックアップの場合のみ有効です 失敗したオブジェクトのバックアップを自動的に再試行するには AUTO を使用します バックアップに失敗したオブジェクトのバックアップ用にバッチファイルを作成するには MANUAL を使用します このキーワードは バッチファイルの最初の操作時に 1 回のみ使用します RETRYTYPE RESTARTTYPE を参照してください

115 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行バッチファイルの使用 115 キーワード 値 必須 デフォルト 説明 RESTARTWAITSECONDS 整数 不要 60 バックアップに失敗してから 2 回目のバックアップを試行するまでの時間 このキーワードは バッチファイルの最初の操作時に 1 回のみ使用します RETRYWAITSECONDS RESTARTWAITSECONDS を参照してください ROLLBACKVOLUME TRUE FALSE 不要 FALSE NetBackup でボリュームロールバック方式を使用して Persistent Frozen Image バックアップのリカバリを行うよう指定します SQLHOST 文字列 不要 SQL Server ホストの名前を指定します SQLHOST をバッチファイル操作で指定していない場合 SQL Server ホストは HKEY_CURRENT_ USER Software VERITAS NetBackup NetBackup for Microsoft SQL Server DEFAULT_SQL_HOST から取得されます SQLINSTANCE を指定していない場合は デフォルトの SQL Server インスタンスが SQL ホスト用に指定されます

116 116 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行バッチファイルの使用 キーワード 値 必須 デフォルト 説明 SQLINSTANCE 文字列 不要 SQL Server インスタンスの名前 または バックアップ操作の場合は $ALL を指定して デフォルトインスタンスを含むすべての SQL Server インスタンスを指定します SQLINSTANCE $ALL を使用すると バッチファイルの最初の操作時に表示されます バッチファイル内の各操作は バッチファイルを実行したクライアント上のすべての SQL Server インスタンスに対して実行されます また 後続の操作で SQLHOST または SQLINSTANCE を指定する必要はありません STANDBYPATH 文字列 不要 なし スタンバイ REDO ログに使用する完全修飾ファイルパスを指定します STOPAFTER 日時文字列 不要 なし RESTORETOMARK オプションの日時を指定します 日時文字列の形式は YYYY/MMDDHH:MM:SS です STOPAT 日時文字列 不要 なし トランザクションログの指定した時点のリカバリを指定します 日時文字列の形式は YYYY/MMDDHH:MM:SS です

117 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行バッチファイルの使用 117 キーワード 値 必須 デフォルト 説明 STORAGEIMAGE 文字列 不要 なし グループ化された Snapshot Client スナップショットを使用してバックアップされたデータベースをリストアする場合に使用されます STORAGEIMAGE では 物理ファイルが関連付けられるイメージが識別されます STRIPES 整数 不要 1 ストライプ数を指定します 範囲は 1 から 32 です TO ファイルパス 不要 なし ファイルグループの宛先パスを指定します 各 MOVE キーワードに必要です 各 MOVE エントリの後に続けて指定する必要があります 値は一重引用符で区切ることができます TRACELEVEL MIN MID MAX 不要 MIN トレースレベルを指定します TRXOPTION NOTRUNC TRUNCONLY TAILLOG 不要 なし SQL Server トランザクションログのバックアップオプションを指定します メモ : TRUNCONLY は SQL Server 2000 にのみ適用されます TAILLOG は SQL Server 2005 以降にのみ適用されます NOTRUNC および TRUNCONLY のいずれも指定しない場合 トランザクションログはバックアップされ 切り捨てられます TAILLOG を選択した場合 最終ログはバックアップされ 切り捨てられます

118 118 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行バッチファイルの使用 キーワード 値 必須 デフォルト 説明 USERID 文字列 不要 sa SQL Server にログインするためのユーザー ID を指定します VDITIMEOUTSECONDS 整数 不要 300 SQL Server 仮想デバイスインターフェースのタイムアウト間隔を指定します VERIFYONLY TRUE FALSE 不要 FALSE (SQL Server 2005 以降 ) SQL Server でバックアップイメージの検証のみを行い リストアは行わないように指定します VERIFYOPTION NONE STOPONERROR CONTINUEAFTERERROR 不要 NONE (SQL Server 2005 以降 ) このオプションは アクティブページを持つデータベースに対してのみ有効です STOPONERROR は検証を実行し 検証エラーが発生すると 検証を停止します CONTINUEAFTERERROR は検証を実行し 検証エラーが発生しても 検証を継続します バッチファイルの作成 [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] および [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスを使用して NetBackup for SQL Server スクリプトを含むバッチファイルを作成できます このスクリプトは [ スクリプトの管理 (Manage Scripts)] ダイアログボックスから後で実行できます dbbackex コマンドラインプログラムまたは NetBackup スケジューラを使用してスクリプトを起動することもできます バッチファイルの例も参照してください p.193 の バッチファイルの例について を参照してください

119 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行ファイルのチェックポイント 119 バッチファイルの実行 バッチファイルを作成する方法 1 [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup SQL Server objects)] を選択するか [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのリストア (Restore SQL Server objects)] を選択します 2 バックアップまたはリストアするオブジェクトを選択します 3 バックアップオプションまたはリストアオプションを選択します 4 [ バックアップスクリプト (Backup script)] または [ リストアスクリプト (Restore script)] グループで [ 保存する (Save)] をクリックします 5 [ バックアップ (Backup)] ボタンまたは [ リストア (Restore)] ボタンをクリックします 6 ファイル名を指定し [ 保存 (Save)] をクリックします 既存のファイルの名前を選択することもできます NetBackup によって そのファイルに新しいスクリプトが追加されます 7 [ はい (Yes)] をクリックして バッチファイルを開き 編集します p.193 の バッチファイルの例について を参照してください バッチファイルを作成すると それを NetBackup for SQL Server インターフェースから手動で実行できるようになります バッチファイルを実行する方法 1 アクセスするホストおよびインスタンスにログオンします p.70 の SQL ホストおよびインスタンスの選択 を参照してください 2 [ ファイル (File)]>[ スクリプトファイルの管理 (Manage script files)] を選択します 3 バッチファイルをダブルクリックします 4 [ 開始 (Start)] をクリックします 5 操作を監視する場合は [ ファイル (File)]>[ 状態の表示 (View status)] を選択します ファイルのチェックポイント 大容量のバックアップを実行する必要があり 処理が完了する前に失敗した場合に備えて完了した作業を保存する必要がある場合は ファイルのチェックポイントを使用します ファイルのチェックポイントが有効な場合 データベースまたはファイルグループはファイルセットに分割され 別のユニットとしてバックアップされます ファイルのチェックポイントは 次のバッチファイルコマンドによって開始されます

120 120 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行失敗したバックアップの自動再試行 MAXRESTARTS integer バックアップ処理は integer の値によって指定される処理数に分割されますが データベースまたはファイルグループの処理に含まれるファイルの総数がこの値を下回る場合は例外です この場合 個別の処理数はファイル数と等しくなります ファイルのチェックポイントは ストリームとして またはスナップショットオプションを使用してバックアップされるデータベースおよびファイルグループで使用できます ただし 次の制限事項があります バックアップオブジェクトには 2 つ以上のファイルを含める必要があります データベースの復旧モデルに 単純 を指定できません スナップショットオプションがバックアップに使用される場合 この方式はインスタントリカバリではありません ただし ストレージユニットへのインスタントリカバリを使用するファイルのチェックポイントはサポートされます ファイルのチェックポイントのバックアップに使用するバッチファイルでは データベースまたはファイルグループを 1 つだけ指定できます 'backup database $ALL オプションは使用できません データベース全体のバックアップにファイルのチェックポイントを使用する場合 NetBackup for SQL Server はデータベースをファイルセットのコンポーネントに自動的に分割します コンポーネントからのデータベースのリカバリには トランザクションログのリストアが必要です [ バックアップ (Backup)] ダイアログボックスからファイルのチェックポイントが選択されると NetBackup for SQL Server は生成されたバッチファイルにバックアップログの指示句を自動的に含めます 失敗したバックアップの自動再試行 NetBackup for SQL Server には 失敗したバックアップを再試行するための次のオプションが用意されています 自動再試行 手動再試行 NetBackup for SQL Server は バッチファイルの実行が原因で失敗したバックアップをトラッキングします 最初のバックアップ試行が完了すると エージェントは失敗した操作のみを対象にしてバッチファイルを上書きします 上書きされたバッチファイルは自動的に起動されます 手動再試行は自動再試行と類似していますが 上書きされたバッチファイルは NetBackup によって起動されません 代わりに install_path dbext mssql retry ディレクトリにバッチファイルが書き込まれます その後 ユーザーは新しいバッチファイルを実行するタイミングを選択できます 自動再試行を使用するには 次の行をバッチファイルに追加します RESTARTTYPE AUTO

121 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行失敗したバックアップの自動再試行 121 デフォルトでは 失敗したバックアップは 60 秒後に 1 回 自動的に再試行されます バックアップの失敗を受けて遅延を変更する場合は 次の行をバッチファイルに追加します RESTARTWAITSECONDS <integer> 再試行の数を指定することもできます 次の行をバッチファイルに追加します NUMRESTARTS <1 to 9>. 手動再試行を使用するには 次の行をバッチファイルに追加します RESTARTTYPE MANUAL 再試行は ファイルのチェックポイントとともに使用することもできます バッチファイルを作成して 失敗した処理がどの段階でも 自動または手動で起動できる新しいバッチファイルに書き込まれるようにできます p.119 の ファイルのチェックポイント を参照してください NetBackup for SQL Server の GUI の [ バックアップ (Backup)] ダイアログボックスで 自動再試行とともにファイルのチェックポイントを簡単に有効にすることができます 単にデータベース ( またはファイルグループ ) を 1 つ選択し [ 選んだ項目に対する再開オプション (Resume options for this selection)] リストから [ 作業を保存し 失敗した時点からやりなおす (Save work and restart at point of failure)] を選択するだけです この処理によって 次のスクリプトを含むバッチファイルが作成されます MAXRESTARTSETS 32 RESTARTWAITSECONDS 60 NUMRESTARTS 1 MAXRESTARTSETS 32 は 最大 32 のピースが個別にバックアップされることを意味します キーワードの RESTARTWAITSECONDS と NUMRESTARTS は次と同義です RETRYWAITSECONDS 60 NUMRETRIES 1 これらのキーワードは 次の 2 つの処理を表します まず 最初のバックアップに失敗したすべてのピースに対して自動再試行が 60 秒後に起動されます 次に 再開が 1 度だけ試行されます これらのパラメータのいずれかを手動で変更できます また 再試行スクリプトを自動的に起動しない選択もできます NUMRETRIES コマンドを RETRYTYPE MANUAL に置き換えます NUMRETRIES 1 with RETRYTYPE MANUAL.

122 122 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行リモートインストールされた SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 手動の再試行が有効な場合 バックアップに失敗したコンポーネント用に生成されたバッチファイルは 次のフォルダに書き込まれます NB_INSTALL dbext mssql temp folder メモ : この項に示すすべてのキーワードと値の対は バッチファイルの最初の操作でのみ使用されます リモートインストールされた SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 NetBackup for SQL Server を使用して リモートホストのデータベースをバックアップおよびリストアできます 生成されたバッチファイルは リモートホストに保存する必要があります 操作は ローカルインストールされた NetBackup for SQL Server 自動バックアップポリシー または手動バックアップから開始できます リモートインストールされた SQL Server のバックアップおよびリストアを実行する方法 1 アクセスするホストおよびインスタンスを選択します p.70 の SQL ホストおよびインスタンスの選択 を参照してください 2 バックアップまたはリストアのスクリプトを作成します 次のいずれかを選択します バックアップのスクリプトを作成するには [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup SQL Server objects)] を選択します リストアのスクリプトを作成するには [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのリストア (Restore SQL Server objects)] を選択します 3 操作のオプションを選択します [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] および [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスで [ 保存する (Save)] が有効になっています 生成したスクリプトはログオンしているリモートホストで実行する必要があるため [ すぐに実行する (Launch immediately)] は無効になっています 4 [ バックアップ (Backup)] ボタンまたは [ リストア (Restore)] ボタンをクリックします 5 [Save Script As] ダイアログボックスで リモートホストの install_path NetBackup DbExt MsSql フォルダに移動し そのフォルダにバッチファイルを保存します 6 バックアップまたはリストア操作を開始します 次のいずれかを実行します

123 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行複数ストリームのバックアップのリストア 123 ローカルインストールされた NetBackup for SQL Server から操作を実行します 新しいポリシーを作成し ポリシー内の [ バックアップ対象 (Backup Selections)] リストにバッチファイルを追加します 複数ストリームのバックアップのリストア NetBackup SQL Client を使用すると 複数のストライプを使用したバックアップが自動的にリストアされます リストアするオブジェクトを選択します NetBackup によって 関連するすべてのバックアップが検出され リストアされます リストア時には すべてのストリームが同時に利用可能になっている必要があります 複数のストリームを使用した従来のバックアップ スナップショットではないバックアップに複数のストライプを指定すると 指定した数のバックアップストリームが作成されます たとえば これらのストリームには 次のような名前が付けられます juneberry.mssql7.cole.db.pubs.~.7.001of c juneberry.mssql7.cole.db.pubs.~.7.002of c juneberry.mssql7.cole.db.pubs.~.7.003of c 独自のバッチファイルを作成してストライピングしたオブジェクトリストアを実行する場合は NBIMAGE キーワードを使用して 最初のストライプ名だけを指定します 残りのストライプ名は NetBackup for SQL Server によって自動的に検出されます SQL Server オブジェクトに使用するバックアップ名について 詳細な情報を参照できます p.124 の bplist を使用した SQL Server バックアップの取得 を参照してください 複数ストリームを使用した拡張バックアップ方式 Snapshot Client バックアップで ストリームを使用して Frozen Image をテープにバックアップする場合に複数のストライプを指定すると コンポーネントファイルがストライプと同じ数に分割されます ファイル数が指定したストライプ数より少ない場合 エージェントはファイルと同じ数のストライプのみを使用してバックアップを実行します メモ : Persistent Frozen Image (PFI) ポリシーでは コンポーネントファイルはストリームとしてテープに送出されないため PFI バックアップでは 複数ストリームの指示句は無視されます SQL Server バックアップを Snapshot Client で実行すると すべてのバックアップストリームは 次のように同じ名前で NetBackup によって識別されます

124 124 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 bplist を使用した SQL Server バックアップの取得 juneberry.mssql7.cole.db.northwind.~.7.001of c NetBackup では これらをバックアップ ID によって区別します 多重化された SQL Server バックアップのリストア ほとんどの場合 複数の SQL Server ストリームを同じバックアップから 1 つのテープに多重化することはお勧めしません ただし バックアップイメージを Vault 処理したりエクスポートしたりする場合は この操作が必要になります この形式の多重化バックアップのリストアでは バックアップテープからのデータブロックのアクセスを同期化するときに NetBackup がタイムアウトする場合があります このタイムアウトを回避するには リカバリバッチファイルのストライプパラメータを STRIPES N から STRIPES 1 に変更します この値を変更すると リストアが単一ストリームで実行されます NetBackup によって N バックアップイメージが 1 回に 1 つずつ SQL Server に送信されます それぞれのイメージのリストアが終了するとテープが巻き戻されます バックアップに使用されたデバイスよりも少ないデバイスでの複数ストリーム SQL Server バックアップのリストア リカバリ環境によっては バックアップに使用されたドライブよりもリストア用のドライブが少ない場合があります そのような場合 SQL Server は 追加のバックアップイメージがマウントされるのを待機している間にタイムアウトします このタイムアウトを回避するには リカバリバッチファイルを変更して リストアに使用できるドライブの数を指定します たとえば 5 つのドライブを使用してバックアップを実行した場合に リカバリでは 2 つのドライブのみが利用可能であるとします リカバリバッチファイルで ストライプパラメータを STRIPES 5 から STRIPES 2 に変更します この変更により SQL Server では 5 つのイメージがすべてリストアされるまで 一度に 2 つのバックアップイメージが要求されます bplist を使用した SQL Server バックアップの取得 bplist コマンドを使用して イメージを取得できます NetBackup for SQL Server インターフェースを使用せずに手動でリストアスクリプトを作成する場合は このコマンドを使用します bplist について詳しくは Symantec NetBackup コマンド UNIX Windows および Linux を参照してください 特定のクライアントの特定のサーバーからすべての NetBackup for SQL Server バックアップを抽出するには MS-DOS コマンドプロンプトから次のコマンドを実行します install_path NetBackup bin bplist -C client -t 15 -S server -R ここで client は NetBackup for SQL Server が存在するホストマシン server は NetBackup サーバーのホストマシンです

125 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 bplist を使用した SQL Server バックアップの取得 125 次の例では クライアント juneberry からサーバー Cole にバックアップされた SQL Server バックアップのリストを取得する方法を示します C: Program Files NetBackup bin bplist -C juneberry -t 15 -S cole -R juneberry.mssql7.juneberry.db.pubs.~.7.001of c: juneberry.mssql7.juneberry.db.pubs.~.7.002of c: juneberry.mssql7.juneberry.db.pubs.~.7.003of c: juneberry.mssql7.juneberry.fil.pubs.pubsnew.7.001of c: juneberry.mssql7.juneberry NEWINSTANCE.trx.abc.~.7.001of C: juneberry.mssql7.juneberry NEWINSTANCE.fg.abc.PRIMARY.7.001of C: juneberry.mssql7.juneberry NEWINSTANCE.db.Howard's Barbeque.~.7.001of C: juneberry.mssql7.juneberry NEWINSTANCE.inc.Howard's Barbeque.~.7.001of C: juneberry.mssql7.cole.db.pubs.~.7.001of c: juneberry.mssql7.cole.db.pubs.~.7.001of c: メモ : 行の終わりにあるコロンおよびバックスラッシュは バックアップ名の一部ではありません バックアップ名 バックアップ名は 次のコンポーネントから構成される文字列です これらのコンポーネントは区切り文字で区切られます 区切り文字は バックアップイメージ名の末尾にある C の直前の文字で指定されます SQL Server が存在するホスト SQL Server 識別子 1 インスタンス名 オブジェクト形式 2 3 データベース名 7 バージョンを示す文字 cole.mssql7.cole\instance2.fg.abc.primary.7.001of c: ファイル名またはファイルグループ名 ブロックサイズ 4 ストライプ 5 タイムスタンプ インスタンス名の形式は host instance-name です デフォルトのインスタンス名は ホストマシンの名前です 2 - オブジェクト形式は次の通りです db データベース

126 126 第 5 章 SQL Server のバックアップおよびリストアの実行 bplist を使用した SQL Server バックアップの取得 inc trx fg fdg fil データベースの差分トランザクションログファイルグループファイルグループの差分ファイル 3 - ファイル名またはファイルグループ名 オブジェクト形式がファイルまたはファイルグループの場合に表示されます それ以外の場合は ~ 記号が使用されます 4- ブロックサイズ 256 KB 2 blocksize で計算されます 5 - ストライプは <total stripes> の <stripe number> で指定され ストライプでないバックアップは常に 001of001 です ストライピングされたバックアップの場合 <totalstripes> は バックアップストライプの総数です <stripe number> は そのバックアップにおけるバックアップの番号で 001 から始まります 6 - タイムスタンプの形式は YYYYMMDDHHMMSS となります 7 - 区切り文字 そのすぐ後にバージョンを示す文字が続きます デフォルトの区切り文字はピリオドです いずれかのフィールドでピリオドが使用されている場合 区切り文字には他の記号が使用されます C は NetBackup 以上であることを示します

127 6 ディザスタリカバリ この章では以下の項目について説明しています ディザスタリカバリについて SQL Server のディザスタリカバリの準備 SQL Server のディザスタリカバリ アクティブな他のデータベースが存在する既存の SQL Server のリストア SQL Server データベースのディザスタリカバリ ディザスタリカバリについて この項では ディザスタリカバリを行う場合の Microsoft SQL Server のリストアの詳細およびその手順について説明します SQL Server のディザスタリカバリの準備 SQL Server のディザスタリカバリ計画を作成する場合は master データベースの破損からリカバリする方法を検討する必要があります ホストマシンの損失についても検討する必要があります master データベースが破損すると SQL Server は起動されません 災害が発生した場合は SQL Server の Rebuild master (rebuildm.exe) ユーティリティを使用して SQL Server サービスを起動する必要があります ただし このユーティリティでは アプリケーションデータベースのスキーマ情報は再作成されません データベーススキーマをリカバリするには NetBackup SQL Server エージェントを使用して master データベースの最新のバックアップをリストアします SQL Server のディザスタリカバリでは その他のデータ損失からのリカバリ方針が決定されている必要があります データ損失には ディスクエラー ソフトウェアのエラー 人為的なミスなどが含まれます ディザスタリカバリの準備として 少なくとも master データ

128 128 第 6 章ディザスタリカバリ SQL Server のディザスタリカバリ ベースを頻繁にバックアップする必要があります データベースを追加または削除した後や スキーマ定義が生成される操作を実行した後には 頻繁にバックアップを行います SQL Server のディザスタリカバリ SQL Server には 一時的な軽度の問題を自動的に修正する機能があります ただし この自動リカバリ機能は ほとんどの障害に対応できません たとえば データベースの破損の程度が深刻である場合や 重大な障害が発生した場合は システム管理者がリカバリを開始します ユーザー主導リカバリでは システムの完全バックアップからサーバー全体 (SQL Server データベースを含む ) をリストアできます または リカバリに SQL Server データベースのみの 新しくインストールした SQL Server または利用可能な他の SQL Server へのリストアを含めることができます サーバー全体をリストアすると 障害の発生時にそのサーバーに存在していた他のアプリケーションおよびデータもリカバリできるという利点があります リストアは 次のいずれかの方法で行います サーバーの手動リカバリ : システムの完全バックアップからサーバーを手動でリストアします p.127 の SQL Server のディザスタリカバリの準備 を参照してください NetBackup Bare Metal Restore:BMR では オペレーティングシステム システム構成およびすべてのシステムファイルとデータファイルがリストアされ システムリカバリが自動的に行われます 詳しくは Symantec NetBackup Bare Metal Restore 管理者ガイド UNIX Windows および Linux を参照してください サーバーのリカバリが完了するか または新しくインストールしたサーバーが利用可能になると SQL Server データベースのリカバリを開始できます アクティブな他のデータベースが存在する既存の SQL Server のリストア ディザスタリカバリを行う場合 新しくインストールした SQL Server にリストアすることをお勧めします ただし アクティブな他のデータベースが存在する既存の SQL Server をリストアできます サーバーは 同じハードウェアプラットフォームの同じバージョンの Windows で実行されている必要があります また 同じ Service Pack レベルで実行されている必要があります SQL Server のバージョンおよび SQL Server の Service Pack レベルも元のサーバーと同じである必要があります p.129 の SQL Server データベースのディザスタリカバリ を参照してください

129 第 6 章ディザスタリカバリ SQL Server データベースのディザスタリカバリ 129 SQL Server データベースのディザスタリカバリ 新しくインストールした SQL Server にリストアする場合は master データベースを再構成する手順を省略します SQL Server をクラスタにインストールした場合は SQL Server をシングルユーザーモードで開始してから データベースをリストアする必要があります SQL Server データベースをリカバリするには 次の作業を実行する必要があります master データベースの再構成 シングルユーザーモードでの SQL Server の開始 SQL Server データベースのリストア master データベースの再構成 既存の SQL Server にリストアする場合は まず master データベースを再構成する必要があります master データベースを再構成する方法 1 Rebuild master ユーティリティ ( SQL Server installation directory bin Rebuildm.exe) を実行します メモ : rebuildm.exe の使用方法については Microsoft SQL Server のオフィシャルマニュアルを参照してください 2 再構成が完了したら SQL Server サービスを再起動します ( 必要な場合 ) シングルユーザーモードでの SQL Server の開始 この手順では シングルユーザーモードで SQL Server を開始する方法について説明します メモ : クラスタ化されていない SQL Server 2000 以上のデータベースをリストアする場合は SQL エージェントによってデータベースが自動的にシングルユーザーモードに設定されます SQL Server がクラスタに構成されている場合のみ SQL Server をシングルユーザーモードで開始する必要があります シングルユーザーモードで SQL Server を開始する方法 1 Windows の [ コントロールパネル ] で [ サービス ] を開きます 2 MSSQLServer サービスを選択します

130 130 第 6 章ディザスタリカバリ SQL Server データベースのディザスタリカバリ 3 [ 開始パラメータ ] フィールドに 次のように入力します /m 4 [ 開始 ] をクリックします SQL Server データベースのリストア この手順では ディザスタリカバリの後で SQL Server データベースをリストアする方法について説明します SQL Server データベースをリストアする方法 1 SQL Server がクラスタに構成されいる場合は SQL Server をシングルユーザーモードで開始してから SQL データベースをリストアする必要があります p.129 の シングルユーザーモードでの SQL Server の開始 を参照してください 2 NetBackup for SQL Client インターフェースを開きます 3 リストア操作に必要なすべてのメディアを検索します 4 [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのリストア (Restore SQL Server objects)] を選択します 5 リストアする master データベースのコピーを含むバックアップイメージを選択します この時点では master データベースのみを選択します 6 [ リストア (Restore)] をクリックします 7 SQL Server がクラスタに構成されいる場合は リストアが終了した後で SQL Server サービスを再起動します 8 残りの SQL Server データベースのリストアを実行します SQL データベース 差分 トランザクションログ ファイルおよびファイルグループをリストアする手順に従います p.71 の NetBackup for SQL Client インターフェースの使用 を参照してください すべてのリストア操作が正常に完了したら SQL Server データベースのリカバリは完了です リカバリの完了後は できるだけ早くデータベースの完全バックアップを実行することをお勧めします

131 7 クラスタソリューションにおける NetBackup for SQL Server の使用 この章では以下の項目について説明しています クラスタソリューションにおける NetBackup for SQL Server の概要 クラスタ内での NetBackup for SQL の使用について クラスタ化された SQL Server インスタンスを認識するための NetBackup サーバーの構成 仮想 SQL Server インスタンス上でのバックアップの実行 仮想 SQL Server インスタンス上でのリストアの実行 マルチインターフェースネットワーク ( 複数 NIC) 接続を使用したクラスタ内の SQL Server の使用 複数 NIC のクラスタでの SQL Server 用マスターサーバーの構成 複数 NIC のクラスタでの SQL Server のポリシーの構成 クラスタでプライベートインターフェースを使用してバックアップを表示するための権限の追加 複数 NIC のクラスタでの SQL Server のクライアントの構成 複数 NIC 接続を使用したクラスタ内でのバックアップの実行 複数 NIC 接続を使用したクラスタ内でのリストアの実行

132 132 第 7 章クラスタソリューションにおける NetBackup for SQL Server の使用クラスタソリューションにおける NetBackup for SQL Server の概要 クラスタソリューションにおける NetBackup for SQL Server の概要 NetBackup for SQL Server は クラスタ化されるインストールのバックアップおよびリストアに使用できます NetBackup for SQL Server は Microsoft Cluster Server (MSCS) または Veritas Cluster Server (VCS) でサポートされます クラスタ内での NetBackup for SQL の使用について クラスタ内で NetBackup for SQL を使用する場合は 次の点に注意してください VCS クラスタでは Veritas Cluster Server リソース形式 (Lanman) の下の VirtualName 属性が仮想 SQL Server の名前です MSCS クラスタでは 一意の SQL Server インスタンスが 仮想サーバー名で識別されます 2 つの例外を除き SQL Server のクラスタ化されたインスタンスのバックアップまたはリストアは クラスタ化されていないインスタンスと同様に実行します クライアント名またはホスト名が SQL の仮想名または VirtualName であり 指定されるインスタンスは <default> です クラスタ化された SQL Server インスタンスを認識するための NetBackup サーバーの構成 仮想 SQL Server (VIRTUALSERVER) のインストール後 次の構成手順を実行します また 仮想 NetBackup メディアサーバーのインストールを実行します 次の手順は マスターサーバーで実行するか またはマスターサーバー用に動作する NetBackup リモートクライアントコンソールで実行する必要があります クラスタ化された SQL Server インスタンスを認識する NetBackup サーバーを構成する方法 1 NetBackup 管理コンソールを使用して MS-SQL-Server 形式のポリシー (VIRTSQLPOLICY など ) を作成し バックアップのストレージ属性を指定します 設定する属性は次のとおりです ポリシーストレージユニットとして バックアップで使用するストレージグループに属するストレージユニットを指定します 仮想メディアサーバーを使用している場合は その仮想メディアサーバーに属するストレージユニットを指定します VIRTSQLPOLICY 用のバックアップポリシーのスケジュールを作成します

133 第 7 章クラスタソリューションにおける NetBackup for SQL Server の使用仮想 SQL Server インスタンス上でのバックアップの実行 133 仮想 SQL Server 名 (VIRTUALSERVER) をクライアントリストに追加します 2 VIRTSQLPOLICY に自動スケジュールを作成して SQL Server バックアップスケジュールを組み込みます 自動スケジュールを作成する手順は 次のとおりです VIRTSQLPOLICY に自動バックアップスケジュールを追加します ファイルリストに 1 つ以上のスクリプト名 ( バッチファイル ) を追加します 3 標準バックアップポリシー (STDPOLICY など ) を作成します STDPOLICY のクライアントリストに クラスタ内のすべての物理名を追加します 4 代替クライアントへのリダイレクトリストア用に 権限を設定します マスターサーバー上で 次のいずれかの操作を実行します install_path NetBackup db altnames No file.restrictions を作成 します 各ファイルで install_path NetBackup db altnames NODEA および install_path NetBackup db altnames NODEB を作成します メモ : No.Restrictions ファイルにより すべてのクライアントで代替クライアントへのリダイレクトリストアを実行できます サイトのポリシーによっては このパラメータを追加および削除する必要があります 仮想 SQL Server インスタンス上でのバックアップの実行 NetBackup for SQL Server は 任意の物理的ノードでのデータベースとイメージの参照をサポートしています ただし アクティブな NetBackup クライアントから起動されない場合 ユーザーバックアップまたはリストアは正常に実行されません NetBackup を正しく構成すると 仮想インスタンスからの SQL Server データベースのバックアップは 非仮想インスタンスから行う場合とほぼ同じ手順で実行することができます p.45 の 複数 NIC のマスターサーバーの構成 を参照してください p.136 の 複数 NIC のクラスタでの SQL Server のクライアントの構成 を参照してください 仮想 SQL Server インスタンス上でバックアップを実行する方法 1 アクティブなプラットフォームノードで NetBackup for SQL Server インターフェースを開きます 2 [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup SQL Server objects)] を選択します 3 1 つ以上のデータベースを選択します

134 134 第 7 章クラスタソリューションにおける NetBackup for SQL Server の使用仮想 SQL Server インスタンス上でのリストアの実行 4 [NetBackup ポリシー (NetBackup Policy)] フィールドに MS-SQL-Server ポリシー名 (VIRTSQLPOLICY など ) を入力します このポリシーは 仮想 SQL Server バックアップのストレージ属性を指定するために作成されました 5 [OK] をクリックします 仮想 SQL Server インスタンス上でのリストアの実行 この手順は 仮想 SQL Server インスタンス上でリストアを実行する方法について説明します 仮想 SQL Server インスタンス上でリストアを実行する方法 1 アクティブなプラットフォームノードで NetBackup for SQL Server インターフェースを開きます 2 [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのリストア (Restore SQL Server objects)] を選択します 3 [ バックアップ履歴のオプション (Backup History Options)] ダイアログボックスで [SQL ホスト (SQL Host)] リストから SQL ホストとして仮想サーバー名 (VIRTUALSERVER) を選択します 4 [SQL Server インスタンス (SQL Server Instance)] ドロップダウンメニューから [< デフォルト > (default)] を選択します 5 [OK] をクリックします 6 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスで バックアップイメージリストまたはトランザクションログイメージリストを選択します 7 [OK] をクリックします マルチインターフェースネットワーク ( 複数 NIC) 接続を使用したクラスタ内の SQL Server の使用 SQL Server のクラスタとパブリック / プライベートインターフェースを一緒に使用してバックアップを実行するには 特別な構成が必要です 管理者の多くは バックアップの通信をルーティングするために使用する SQL Server ホストマシンに対して独立したネットワークインターフェースを確保することを必要としています このような構成では NetBackup マスターサーバーと SQL Server をバックアップする NetBackup クライアントの構成に対して いくつかの特別な考慮事項が必要となります また SQL Server バックアップイメージの表示方法に対しても特別な考慮事項が必要です デュアルインターフェースの SQL Server クラスタでは 次の独立したネットワークリソースが識別されます

135 第 7 章クラスタソリューションにおける NetBackup for SQL Server の使用複数 NIC のクラスタでの SQL Server 用マスターサーバーの構成 135 各 SQL Server ホストのパブリック名 ( たとえば SQLHOST1 および SQLHOST2) 各 SQL Server ホストのバックアップで使用されるプライベートインターフェース名 ( たとえば SQLHOST1-NB および SQLHOST2-NB) SQL Server の仮想パブリック名 ( たとえば VIRTSQL) SQL Server の仮想プライベート名 ( たとえば VIRTSQL-NB) 複数 NIC のクラスタでの SQL Server 用マスターサーバーの構成 プライベートインターフェースを介したバックアップおよびリストアを実行するには マスターサーバー上で次の構成変更を行う必要があります バックアップポリシーはポリシーのクライアントリストにプライベートインターフェース名を含める必要があります プライベートインターフェースを使用してバックアップを参照するための権限を追加する必要があります 複数 NIC のクラスタでの SQL Server のポリシーの構成 ポリシーのクライアントリストに クライアントのプライベート名を追加する必要があります NetBIOS またはクライアントのパブリック名は使用しないでください 複数 NIC のクラスタでの SQL Server のポリシーを構成する方法 1 NetBackup 管理コンソールを起動します 2 新しいポリシーを作成するか 既存のポリシーを開きます 3 ポリシーのクライアントリストで 新しいクライアントを追加します プライベート SQL 仮想インスタンス名としてクライアント名を指定します たとえば VIRTSQL-NB です クラスタでプライベートインターフェースを使用してバックアップを表示するための権限の追加 管理者は 複数 NIC 接続を介して実行されたバックアップを表示およびリストアする権限を すべてのクライアントまたは 1 つのクライアントに付与できます

136 136 第 7 章クラスタソリューションにおける NetBackup for SQL Server の使用複数 NIC のクラスタでの SQL Server のクライアントの構成 クラスタですべてのクライアントにプライベートインターフェースでのバックアップの表示およびリストアの実行を許可する方法 マスターサーバーに空のファイル install_path NetBackup db altnames No.Restrictions を追加します これにより すべての NetBackup クライアントは SQL Server ホストマシンによって作成されたバックアップを表示できるようになります クラスタで 1 つのクライアントにプライベートインターフェースでのバックアップの表示およびリストアの実行を許可する方法 マスターサーバーに空のファイル install_path NetBackup db altnames SQLHOST を追加します この構成により SQL Server ホストマシン (SQLHOST) だけが マスターサーバーによって管理されるバックアップにアクセスできるようになります 複数 NIC のクラスタでの SQL Server のクライアントの構成 複数 NIC 環境のクライアントのバックアップを構成するには SQL Server ホストマシンのプライベートインターフェース名を指定する必要があります NetBackup クライアントのインストール時に クライアント名を設定できます または クライアントのバックアップ アーカイブおよびリストアインターフェースの [NetBackup クライアントのプロパティ (NetBackup Client Properties)] ダイアログボックスで変更できます 複数 NIC のクラスタでの SQL Server 用クライアントのプライベート名の指定 この項では クライアントのバックアップを構成する場合にクライアントのプライベート名を指定する方法について説明します 構成は SQL Server がクラスタ化される複数 NIC 環境で行われます 複数 NIC のクラスタでの SQL Server 用クライアントのプライベート名を指定する方法 1 バックアップ アーカイブおよびリストアインターフェースを開きます 2 [ ファイル (File)]>[NetBackup クライアントのプロパティ (NetBackup Client Properties)] を選択します

137 第 7 章クラスタソリューションにおける NetBackup for SQL Server の使用複数 NIC 接続を使用したクラスタ内でのバックアップの実行 [ 一般 (General)] タブをクリックします 4 [ クライアント名 (Client name)] フィールドで クライアントのプライベート名を指定します たとえば マシン SQLHOST1 のプライベート名は SQLHOST1-NB になります マシン SQLHOST2 のプライベート名は SQLHOST2-NB です 複数 NIC 接続を使用したクラスタ内でのバックアップの実行 複数 NIC 接続を使用して SQL Server のバックアップを実行するには 仮想 SQL Server ホストのパブリック名を指定する必要があります また バッチファイルを作成および編集して バッチファイルに仮想 SQL Server のプライベート名を含める必要があります 複数 NIC 接続を使用したクラスタ内でのバックアップを実行する方法 1 SQLHOST1 または SQLHOST2 のいずれかで NetBackup for SQL Server インターフェースを開きます 2 [ ファイル (File)]>[SQL Server の接続のプロパティの設定 (Set SQL Server connection properties)] を選択します 3 [ ホスト (Host)] フィールドで 仮想 SQL Server ホストのパブリック名 (VIRTSQL) を指定します 4 [ 適用 (Apply)]>[ 閉じる (Close)] をクリックします 5 [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup SQL Server objects)] を選択します 6 バックアップするデータベースを選択します 7 バックアップオプションを選択します メモ : [ バックアップ (Backup)] ダイアログボックスから バックアップをすぐに実行しないでください 生成されたバッチファイルを正常に実行するには その内容を変更する必要があります 8 [ バックアップスクリプト (Backup script)] オプションから [ 保存する (Save)] をクリックします

138 138 第 7 章クラスタソリューションにおける NetBackup for SQL Server の使用複数 NIC 接続を使用したクラスタ内でのリストアの実行 9 [ バックアップ (Backup)] ボタンをクリックします 次のようなバッチファイルが作成されます OPERATION BACKUP DATABASE "ACCOUNTING" SQLHOST "VIRTSQL" NBSERVER "THOR" BROWSECLIENT "VIRTSQL" MAXTRANSFERSIZE 0 BLOCKSIZE 7 ENDOPER TRUE 10 BROWSECLIENT と関連付けられた行の値を 仮想 SQL Server のパブリック名からプライベート名に変更します OPERATION BACK UPDATABASE "ACCOUNTING" SQLHOST "VIRTSQL" NBSERVER "THOR" BROWSECLIENT "VIRTSQL-NB" MAXTRANSFERSIZE 0 BLOCKSIZE 7 ENDOPER TRUE 11 変更したバッチファイルをクラスタ内の両方のノードに配置すると スケジュールバックアップで使用できるようになります バックアップ開始時にどのノードがアクティブであるかにかかわらず バックアップが行われます 複数 NIC 接続を使用したクラスタ内でのリストアの実行 複数 NIC のクラスタ環境で SQL Server のリストアを実行するには 次を実行する必要があります 仮想 SQL Server ホストのパブリック名を指定します ([SQL Server の接続のプロパティ (SQL Server connection properties)] ダイアログボックスで ) 仮想 SQL Server のホスト名と仮想 SQL Server ホストのプライベートインターフェース名の両方を指定します ([ バックアップ履歴のオプション (Browse History Options)] ダイアログボックスで ) リストア用のバッチファイルを作成し 手動でその編集を行って 仮想 SQL Server のプライベート名を指定します

139 第 7 章クラスタソリューションにおける NetBackup for SQL Server の使用複数 NIC 接続を使用したクラスタ内でのリストアの実行 139 複数 NIC 接続を使用したクラスタ内でのリストアを実行する方法 1 SQLHOST1 または SQLHOST2 のいずれかで NetBackup for SQL Server インターフェースを開きます 2 [ ファイル (File)]>[SQL Server の接続のプロパティの設定 (Set SQL Server connection properties)] を選択します 3 [ ホスト (Host)] フィールドで 仮想 SQL Server ホストのパブリック名 (VIRTSQL) を指定します 4 [ 適用 (Apply)]>[ 閉じる (Close)] をクリックします 5 [ ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのリストア (Restore SQL Server objects)] を選択します 6 [ バックアップ履歴のオプション (Backup History Options)] ダイアログボックスで 次のことを行います SQL ホスト (SQL Host) ソースクライアント (Source Client) 仮想 SQL Server のパブリック名 (VIRTSQL) を指定します 仮想 SQL Server のプライベート名 (VIRTSQL-NB) を指定します 7 [OK] をクリックします 8 リストアするデータベースを選択します メモ : [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスから リストアをすぐに実行しないでください 生成されたバッチファイルを正常に実行するには その内容を変更する必要があります 9 リストアオプションを選択します 10 [ リストアスクリプト (Restore script)] オプションから [ 保存する (Save)] を選択します

140 140 第 7 章クラスタソリューションにおける NetBackup for SQL Server の使用複数 NIC 接続を使用したクラスタ内でのリストアの実行 11 [ リストア (Restore)] をクリックします 次のようなバッチファイルが作成されます OPERATION RESTORE OBJECTTYPE DATABASE DATABASE "ACCOUNTING" NBIMAGE "SQLHOST1.MSSQL7.VIRTSQL.db.ACCOUNTING.~.7.001of C" SQLHOST "VIRTSQL" NBSERVER "THOR" BROWSECLIENT "VIRTSQL" MAXTRANSFERSIZE 0 BLOCKSIZE 7 RESTOREOPTION REPLACE RECOVEREDSTATE RECOVERED ENDOPER TRUE OPERATION RESTORE OBJECTTYPE DATABASE DATABASE "ACCOUNTING" 12 BROWSECLIENT と関連付けられた行の値を 仮想 SQL Server のパブリック名からプライベート名に変更します NBIMAGE "SQLHOST1.MSSQL7.VIRTSQL.db.ACCOUNTING.~.7.001of C" SQLHOST "VIRTSQL" NBSERVER "THOR" BROWSECLIENT "VIRTSQL-NB" MAXTRANSFERSIZE 0 BLOCKSIZE 7 RESTOREOPTION REPLACE RECOVEREDSTATE RECOVERED ENDOPER TRUE 13 [ ファイル (File)]>[ スクリプトファイルの管理 (Manage script files)] を選択します 14 変更されたバッチファイルを選択して [ 開始 (Start)] をクリックします

141 8 Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server の使用 この章では以下の項目について説明しています Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server について SQL Server 用の NetBackup Snapshot Client の概要 Snapshot Client を使用した SQL Server の操作 スナップショットバックアップの構成 Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server について NetBackup Snapshot Client の機能を NetBackup SQL Agent と組み合わせて使用すると スナップショットテクノロジによって SQL Server オブジェクトのバックアップとリストアを実行できます NetBackup Snapshot Client を NetBackup for SQL Server とともに使用するには Snapshot Client と Microsoft SQL Server の両方のライセンスキーが必要です SQL Server 用の NetBackup Snapshot Client の概要 Snapshot Client を NetBackup for SQL Server と共に使用すると コンポーネントファイルのスナップショットをとることによって SQL Server オブジェクトのバックアップおよびリストアを実行できます 次に スナップショットのバージョンをテープにバックアップするか 別の形式の永続ストレージにコミットします スナップショットテクノロジでは SQL

142 142 第 8 章 Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server の使用 SQL Server 用の NetBackup Snapshot Client の概要 Snapshot Client の機能 Server 仮想デバイスインターフェース (VDI: Virtual Device Interface) が静止するため データベース操作が一時的に凍結します その後 NetBackup によって識別したファイルのスナップショットが作成されます データベースの凍結は データベースの静止と同義です それは スナップショット (Frozen Image) コピーの作成中にデータベース内のすべての操作が停止された 一時的な状態を指します 凍結が解除される状態変更は データベースの解凍といいます スナップショットからとったバックアップイメージを管理する際の NetBackup の役割は Snapshot Client と標準データベースバックアップの両方に共通です NetBackup では イメージをカタログ化および表示するために使用するビューと リストア操作でこれらのイメージにアクセスするために使用するビューが同じです イメージを作成したのが 標準データベースバックアップでも Snapshot Client でもユーザーから意識されません バックアップおよびリストアの対象が 標準 SQL Server データベースイメージでも スナップショットからとったイメージでも操作は同様です ただし テクノロジには基本的な相違があります Snapshot Client バックアップは 標準バックアップと異なり ファイルベースのバックアップです SQL Server オブジェクトを構成するファイルリストが特定され SQL Server に対して非同期的にバックアップされます 一方 標準バックアップはストリームベースのバックアップで バックアップストリームを構成するバッファごとに SQL Server はデータを NetBackup に送信します ファイルベースのバックアップでの SQL Server の重要な役割は データベース操作を凍結するしくみを提供することです その後 NetBackup では いわゆるスナップショットプロバイダを起動してファイルのボリュームスナップショットを作成することができます スナップショット方式とは 各ファイルのスナップショットイメージを作成するソフトウェアコンポーネントまたはハードウェアコンポーネントです この方式には Volume Manager などのシマンテック製品 VSS (Microsoft Volume Shadow Copy Services) などのオペレーティングシステムコンポーネントがあります またはサードパーティの製品です スナップショット方式では コピーオンライト 分割ミラーまたは RAID など 各種テクノロジが使用されます また これらのテクノロジでは いくつかの方法が競合しています これらのテクノロジでは リカバリ速度 クライアントプロセッサへのバックアップの影響 専用ディスクまたは処理装置のコストなどが異なる場合があります NetBackup for SQL Server では 次の NetBackup Snapshot Client 機能を使用できます スナップショットバックアップ スナップショットとは クライアントのデータを特定の時点で抜き出したディスクイメージです NetBackup では データはクライアントのプライマリデータから直接バックアップされるのではなく スナップショットイメージからバックアップされます

143 第 8 章 Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server の使用 Snapshot Client を使用した SQL Server の操作 143 インスタントリカバリ (PFI (Persistent Frozen Image)) インスタントリカバリバックアップは スナップショットバックアップと類似していますが スナップショットはテープに転送されません リストアは スナップショットコピーから直接実行できます Persistent Frozen Image によるテープへのバックアップ この機能は インスタントリカバリ機能と類似していますが バックアップはテープストレージユニットにコピーされます リストアにイメージが必要な場合 ストレージ競合のためにディスクコピーがスワップアウトされている場合を除き ディスクコピーが使用されます この場合 リストアは バックアップのテープコピーまで戻ります 代替クライアントによるオフホストバックアップ 代替クライアントによるオフホストバックアップでは バックアップ処理の負荷は代替クライアントに移行されます この処理により ローカルバックアップがクライアントのリソースに与える影響が減少します バックアップエージェントによって SharedDisk からデータが読み込まれ ストレージに書き込まれます SQL Server に対する Snapshot Client サポートによってこれらの機能がすべて提供されても すべての方式がサポートされるわけではありません 方式の選択方法については Symantec NetBackup Snapshot Client 管理者ガイド UNIX Windows および Linux を参照してください NetBackup for SQL Server で使用できるスナップショット方式については シマンテック社のサポート Web サイトの サポートされるプラットフォームに関する表を参照してください Snapshot Client を使用した SQL Server の操作 バックアップ方式の選択 この項では Snapshot Client を使用した SQL Server の操作について説明します 標準または Snapshot Client のどちらのバックアップ方式を選択するかは 使用するポリシーによって異なります Snapshot Client 用に構成されたポリシーを選択した場合 このポリシーに関する追加属性によって Snapshot Client 機能が決定されます 使用する特定のスナップショット方式も決定されます 制限事項 SQL Server による制限のため 特定のオブジェクトはスナップショットを介してバックアップできません これらのオブジェクトには データベース差分バックアップ ファイルグループ差分バックアップおよびトランザクションログバックアップがあります Snapshot Client ポリシーを選択して これらのオブジェクト形式の 1 つをバックアップする場合 NetBackup では ストリームベースのバックアップが実行されます NetBackup では このポリシー構成に指定されているストレージユニットが使用されます ストレージユニットが指定されていない場合 サーバーのデフォルトのストレージユニットが使用されます

144 144 第 8 章 Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server の使用 Snapshot Client を使用した SQL Server の操作 バックアップ対象 データベース管理者は データベースおよびファイルグループなどの論理オブジェクトを排他的に使用します ただし アーカイブされるデータの内容に関して ファイルベースのバックアップとストリームベースのバックアップ間の相違を把握しておくと便利です ストリームベースのバックアップの場合 NetBackup によって SQL Server が提供するデータストリームの内容が取得されます ユーザーが複数のストリームを指定した場合 SQL Server によって複数のストリームが開かれ 各ストリームは NetBackup によって個別のイメージとしてカタログ化されます ファイルベースのバックアップの場合 NetBackup によって オブジェクトを構成するすべての物理ファイルで構成されるファイルリストが作成されます このファイルリストは スナップショットを作成する機能を持つ Snapshot Client に供給されます 複数のストリームを指定した場合 ファイルリストは複数のサブリストに分割されます 各サブリストは別々にバックアップされ 個別のイメージを構成します ファイルベースのバックアップにストリームが複数指定されており ストリームの数がコンポーネントファイルの数より多い場合は ファイルベースのストリームの数がファイルの数より多くなることはありません ストリームベースの SQL Server バックアップでは SQL Server によって 常に エンドユーザーが指定した数のストリームが作成されます SQL Server データベースのバックアップに使用されるファイルリストは プライマリファイルグループを構成する物理ファイルで構成されます ファイルリストは セカンダリファイルグループおよびトランザクションログからも構成されます 通常 これらは 名前拡張子.mdf.ndf および.ldf によってそれぞれ識別されます ファイルグループのバックアップ用のファイルリストは このファイルグループに属する物理ファイルで構成されます さらに オブジェクトのバックアップ用のファイルリストは 単一の物理ファイルで構成されます このファイルは SQL Server ファイルオブジェクトにマッピングされるファイルです パフォーマンスに関する注意事項 Snapshot Client を使用して物理ファイルをバックアップする場合 このバックアップは エクステント全体で構成されます このバックアップは オブジェクトの実際のデータ内容だけがアーカイブされるストリームベースの SQL Server バックアップと対比されます スナップショットテクノロジを使用して SQL Server をバックアップする場合 SQL Server の動的ファイル割り当てを使用すると便利です この構成により 任意のコンポーネントファイルに広大な空き領域が含まれる可能性が少なくなります ファイルベースのバックアップまたはストリームベースのバックアップの選択を検討する場合 ストリームベースのリストアの前に SQL Server がターゲットディスク領域をゼロにすることも考慮する必要があります 場合によっては リストアにかかるディスクコピーの合計時間はほとんど同じです 一方 Snapshot Client リストアの場合 ディスク領域のゼロ化は実行されないため リカバリの合計時間を大幅に短縮できます SQL Server ディスクの初期化に関する注意事項を確認します p.53 の インスタントデータファイルの初期化 を参照してください

145 第 8 章 Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server の使用 Snapshot Client を使用した SQL Server の操作 145 SQL Server スナップショットバックアップの実行 SQL Server の Snapshot Client バックアップを実行する場合の特別な注意事項はありません スナップショットバックアップは バックアップオブジェクトがデータベース ファイルグループまたはファイルであり Snapshot Client に対してポリシーが選択されて構成されている場合に 実行されます Snapshot Client バックアップで 差分バックアップまたはトランザクションログバックアップを実行する場合 操作には選択したポリシーが使用されます ただし 標準データベースバックアップは 構成したストレージユニットを使用して実行されます SQL Server スナップショットリストアの実行 スナップショットから作成されたバックアップイメージは 標準バックアップイメージとともに表示されます つまり 方式に関係なくすべてのバックアップ項目は データベース階層の構成に基づいて時系列順に表示されます また バックアップ方式に応じた最適なリカバリ方法を決定するための重み付けは指定されません SQL Server バックアップの作成時に使用したバックアップ方式とポリシーを確認するには バックアップイメージを右クリックし [ プロパティ (Properties)] を選択します 図 8-1 バックアップイメージのプロパティに表示されるバックアップ方式 バックアップが Frozen Image ( スナップショット ) 方式によって作成されたことを示しています

146 146 第 8 章 Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server の使用 Snapshot Client を使用した SQL Server の操作 グループ化バックアップ SQL Server エージェントには 複数のデータベースを一緒に静止して分離し 単一のスナップショットを形成する機能が装備されています この方式によって データベースが単一のボリュームにある場合 システムリソースの使用が最小限になります これは 構成要素ファイルを集約することによって データベースごとに 1 つのスナップショットを使用する代わりに 1 つのスナップショットボリュームが使用されるためです Snapshot Client バックアップのデータベースの集約機能を バックアップのグループ化といいます データベースがグループでバックアップされると すべてのデータベースが同時に静止します すべてのデータベースの構成要素ファイルが同じバックアップ ID で単一のストレージイメージにバックアップされます つまり グループのすべてのデータベースバックアップをエクスポートするために インポートとコピー の手順で 1 個のイメージのみが使用されます 要件 グループ化バックアップを実行するには 一定の要件を満たしている必要があります 次の要件のいずれかが満たされていない場合 標準バックアップが実行されます すべてのバックアップ操作が 完全バックアップである必要があります 差分バックアップはサポートされません マスターデータベースをグループ化バックアップに含めることはできません グループ内の各バックアップ操作に 同じポリシーを指定する必要があります グループ内の各バックアップ操作に 同じ NetBackup サーバーを指定する必要があります 最も簡単にグループ化バックアップを使用するには [Microsoft SQL Server オブジェクトのバックアップ (Backup Microsoft SQL Server Objects)] ダイアログボックスを使用してデータベースを複数選択します 前述の条件が適用される場合 選択したデータベースは グループとしてバックアップされます グループ化バックアップの進捗の表示 進捗レポートから グループ化バックアップが実行されていることを確認できます p.147 の図 8-2 を参照してください キーワード GROUPSIZE が バッチファイルの開始時に表示されます このキーワードは NetBackup でグループ化が使用され 選択した SQL Server データベースがバックアップされることを示します 適切な条件が適用されている場合 すべての操作がデータベースの完全バックアップになります その場合 すべてのデータベースがグループとしてスナップショットがとられ バックアップされます この処理の場合 進捗ログには バックアップイメージ名およびグループ内の各データベースのストレージイメージ名が表示されます

147 第 8 章 Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server の使用 Snapshot Client を使用した SQL Server の操作 147 図 8-2 グループ化バックアップ操作の進捗レポート グループとしてバックアップされる一連のデータベースが示されます バックアップイメージ名およびストレージイメージ名がグループ化バックアップに示されます グループ化バックアップされたデータベースのリストア グループ化バックアップされたデータベースは 他のデータベースと同じようにリストアできます p.88 の データベースのバックアップのリストア を参照してください リストア操作を開始する場合 バッチファイルによって ストレージイメージ名とバックアップイメージ名が指定されることに注意してください p.148 の図 8-3 を参照してください

148 148 第 8 章 Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server の使用 Snapshot Client を使用した SQL Server の操作 図 8-3 リストア操作の進捗レポートに表示されるバッチファイル グループ化バックアップのリストア時に ストレージイメージ名およびバックアップイメージ名が表示されます コピーのみバックアップまたはクローキングしたスナップショットバックアップによる差分バックアップの影響 SQL Server は 正常終了したデータベースバックアップの履歴を msdb システムデータベースに記録します SQL Server は この履歴を使用して差分バックアップの基となるバックアップを決定します 具体的には SQL Server は msdb に最後に記録したデータベースの完全バックアップに対する累積としてデータベースの差分バックアップを作成します この処理により 最後のデータベースの完全バックアップ後に障害が検出された場合に クイックリカバリを実行することができます 完全バックアップは毎日深夜に作成され 差分バックアップは 毎日午前 6 時 正午および午後 6 時に作成され トランザクションログバックアップは 2 時間おきに作成されるとします 火曜日の午後 7 時 50 分に障害が発生した場合 火曜日の午前 0 時のデータベースの完全バックアップ 火曜日の午後 6 時の差分バックアップ 午後 8 時のトランザクションログ ([TO 7:50 PM] を選択 ) の順にリストアして 指定した時点へのリカバリを実行できます

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