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1 セーフティ レーザースキャナ S300 簡易設定説明書 CDS V3.68 (Scanner Plus! 対応版 ) 2014 年 9 月

2 ***************** はじめに ****************** * この説明書は セーフティ レーザースキャナS300の機能設定の最も簡単な方法を記述したものです 本装置についての説明や機能の詳細については セーフティ レーザースキャナS300 オペレーティング インストラクション をご参照下さい 本装置の設定及び設定の変更は 機械 装置の管理責任者が行って下さい **************************************** * 注意!: パソコンの日時を 正確な日時正確な日時 に合わせてからに合わせてから 設定の転送を行って下さい 設定の転送時に 日時のデータも送り込みます 次回から その日時より過去の日時からの設定の転送は行えなくなってしまいます 万一 設定の転送が出来なくなってしまった場合は弊社技術サービス部までご連絡下さい 目 次 1.CDS( ソフトウェア ) インストール手順 ~ 8 2.CDSメニューの日本語表示への切替 S300 設定手順 ~ 機種設定 ( オフラインでの設定 ) ~ 機種設定 ( オンラインでの設定 ) ~ 機能設定 ( オンラインでの設定 ) ~ 38 4.S300 設定の送信手順 ~ 43 5.S300 既存プロジェクトファイルの読込とオンライン接続 ~ データレコーダ ~ 診断機能 S300 スキャナプラスについて

3 1. CDS インストール手順製品に付属しているCDSソフトのCD-ROMをPCのドライブに挿入して下さいインストールプログラムが起動し下記のウィンドウ画面が表示されますので CDS の Install Now ボタンをクリックして下さい 次のウィンドウが表示されますので Next をクリックして下さい 3

4 次のウィンドウが表示されますので Next をクリックして下さい 次のウィンドウが表示されますので必要に応じて User Name ( ユーザ名 ) Organization ( 会社名等 ) を入力して下さい 次に Serial Number の項目に CD-ROMのケースの内側に表示されているキーコード ( 例. CHY4AH-8HPQ8 8HPQ8-KHJVJ KHJVJ-5DNBE ) を入力して下さい ( 半角英数字 ) このキーコードは CDS のバージョンにより違いますので 必ずインストールする CD-ROM の キーコードを入力して下さい 4

5 キーコードを正しい情報で入力すると Next のボタンが有効になりますので クリック して下さい 次のウィンドウが表示されますのでパソコンのインストール先を指定します ( インストール先を変更する場合 任意の場所に変更して下さい ) 既設定内容でよい場合 そのまま Next をクリックして下さい 5

6 次のウィンドウが表示されますのでインストールする SICK 製品を選択します 通常使用の場合 既設定内容の状態で そのまま Next をクリックして下さい 次のウィンドウが表示されますが そのまま Next をクリックして下さい 6

7 次のウィンドウが表示されますが そのまま Install をクリックして下さい 次のウィンドウが表示されますが CDS のインストールが終了するまで このままの状態で お願いします 7

8 次のウィンドウが表示されますが そのまま Next をクリックして下さい 最後に 次のウィンドウが表示されますので Next をクリックして下さい 以上で CDS のインストール作業は終了です 8

9 2. CDS メニューの日本語表示への切り替え CDS ソフトを立ち上げ メニューの Extras - Language を選択します プルダウンメニューで Japanese を選択して下さい メニュー表示が日本語に切り替わります * 表示設定は初回のみで 次回から設定する必要はありません 9

10 3. 機能 エリア設定 各機能の設定とエリアの設定を行います 注 ) 新規のシステムプラグを使用した場合 下のように 青文字部分は赤文字で表示されます これはシステムプラグが初期状態時 ( 新品でまだ設定変更されていない状態 ) の表示で異常ではありません ( OK を押して先に進んで下さい ) 一度正しく機能設定を行えば青文字で表示されるようになります ( エラー発生時は除く ) また この時 センサヘッド上の7セグメント表示が 6 が表示されますが こちらも機能設定を行えば通常表示 ( 無表示 ) になります 10

11 S300 の実機がお手元にある場合 本項目を行わずに P 機種設定 ( オンライン設定 ) から開始することができます 3.1. 機種設定 ( オフラインでの設定 ) 1 CDS ソフトを立ち上げます 2 使用する COM ポート ( 画面例では COM3) を選択し マウスで右クリックします その後 テ ハ イス追加 を選択します 11

12 3 テ ハ イス選択ウイサ ート 画面が表示されます 4 テ ハ イス選択ウイサ ート 画面にて S300 レーサ ースキャナー を選択し 継続 を 押してください 12

13 5 センサヘット の選択項目にて プルダウンボタンを押して 設定する機種を選択して下さい a b c d e a. センサヘット 使用するセンサヘッド の防護フィールド検出距離を選択します 中距離 (2.0 m) 長距離 (3.0 m) b. テ ハ イスタイフ センサヘッドの機種を選択します スタンタ ート (Standard) アト ハ ンスト (Advanced) フ ロフェッショナル (Professional) エクスハ ート (Expert) c. ソフトウェアハ ッケーシ センサヘッドに搭載されたソフトウェアハ ッケーシ を選択します 基本ハ ッケーシ (Standard Advanced Professional) CMS (Expert) d.compatibility Mode Activated ( 互換モード ) Scanner Plus! に未対応の従来機種を設定する場合 ここの項目にチェックを入れます その場合 従来型の各種設定メニューが表示されます Scanner Plus! 対応機種とは : 2012 年第 21 週またはそれ以降に製造されたS300で トリプルフィールド ( 防護フィールド 警告フィールド1 警告フィールド2) に対応した機種です e. タイプコード表示上記 a~c 項目の選択結果により S300の型式が自動的に表示されます 13

14 6 機種を選択後 ( この例は 3.0m タイプ エクスハ ートを選択 ) 継続 を押してください 6 終了 を押してください この画面で モニタリングのケース数とフィールドセット数の設定を行うことができますが 後で設定変更することが可能です そのため ここでは 設定せずに 終了 のみを押しても差し支えありません 14

15 7 S300 の機種設定が終了後 下記画面が表示されます 15

16 3.2 機種設定 ( オンラインでの設定 ) S300に通信ケーブルを接続し CDS ソフトを立ち上げます 1 先ず 接続されている COM ポートをクリックして下さい 次に 双眼鏡マーク ( プロジェクト確定 ) アイコンを押して下さい 双眼鏡マークを押して下さい この例では COM2 が選択されております なお お客様のパソコン使用環境により 接続する COM ポート番号が異なりますので Windows のデバイスマネージャにて 予めご確認くださる様をお願いします 2 続行 を押して下さい 16

17 3 はい を押して下さい 4 ツリーに表示されている S300 [H] * をダブルクリックします 17

18 5 その後 下記のようなウィンドウ ( 機能設定画面 ) が表示されます 18

19 3.3 機能設定 システムパラメータ 1 ウィンドウ ( 機能設定画面 ) 左側の システムハ ラメータ を選択して下さい 2 その後 システムハ ラメータ タブが最初に表示されます ここでは スキャナ管理用して任意に名前をつけることができます a b c d a. アフ リケーション名使用しているアプリケーションの名前 ( 例 : 溶接 1 号機 -1) b. テ ハ イス名 S300H スキャナの名前 ( 例 : スキャナ1) c. ユーザ名ユーザの名前 ( 例 :xxx 製作所 ) d.7 セグ表示器の表示を180 回転スキャナの7-セグディスプレーの表示方向を変更できます (180 回転 ) スキャナを逆さ方向に設置した場合 回転 180 を選択して下さい 19

20 3.3.2 分解能 / スキャニング範囲 スキャニング性能の各設定を行います a b c d a. アフ リケーションスキャナを使用するアプリケーションを選択します 固定: スキャナを固定設置して使用 ( エリア防護 ) 移動:AGV 等の移動するものに設置して使用 ( 衝突防止 ) b. 分解能スキャナで検出する対象物 ( 最小検出物体 ) を選択します 30mm( 手検知 ): 手を対象として検出する場合 40mm( 手検知 ): 手を対象として検出する場合 50mm( 足検知 ): 脚を対象として検出する場合 70mm( 足検知 ): 脚を対象として検出する場合 150mm( 体検知 ): 体を対象として検出する場合 c. 基本応答時間基本の応答時間です (80ms 固定です ) d. 最大防護フィールト 範囲最大の防護フィールド範囲です ( 長距離タイプは 最大 3m 固定です ) 最大の防護フィールド範囲は 選択したセンサヘッドの機種で 可変します 20

21 3.3.3 インクリメンタルエンコーダ この機能は S300 Professional S300 Expert の機種でのみ 使用することができます S300 Professional ( または S300 Expert) に接続されたインクルメンタルエンコーダからの速度信号にて ケースを切り替える場合に 各数値の入力を行います a a. 速度の通知 インクルメンタルエンコーダからの速度信号を使用する場合に 選択します 21

22 3.3.4 入力 この機能は S300 Standard 以外の機種で 使用することができます ケースを切り替えるための信号入力の設定を行います a b c d e a. 信号入力 S300: 選択済みです b. コントロール信号入力ケースを切り替えるための信号入力を選択します 参考 割り当てることができるケース数 A のみ使用 :2ケースの切り換えが可能 A/B 使用 :4ケースの切り換えが可能 A/B/C 使用 :8ケースの切り換えが可能 c. 速度範囲の使用インクリメンタルエンコーダからの速度信号にて ケースを切り替える場合に選択します d. 入力ディレイ入力ポート A1 A2 ~ C1 C2 のへの入力信号のディレイ ( 遅れ時間 ) を設定します バウンシングや信号切換えのタイムラグの対策で使用します 22

23 e. スタティック入力用サンプリングケースの切替えを行なう為の信号の入力方法です 入力方法は 補足的 と 1-of-n の2 種類あります 1 補足的コントロール入力 A ~ C を 0 又は 1 で定義し その組み合わせでケースの切換えを行なう方法です 各コントロール入力 A ~ C は それぞれ A1 A2 ~ C1 C2 の入力ポートを持っており その入力の仕方により A ~ C を 0 又は 1 で定義を行います 例 : コントロール入力 A の定義 A1=24V A2=0V のときコントロール入力 A は 0 A1=0V A2=24V のときコントロール入力 A は 1 と定義されます A1 A2が同一信号 ( 電圧 ) の場合 エラーになります コントロール入力 A ~ C の定義 0 と 1 の組合わせにより下表のように ケースの切換ができます ( 例 ) コントロール入力 A B を使用する場合 23

24 ( 例 ) コントロール入力 A ~ C を使用する場合 8 参考 割り当てることができるケース数 A のみ使用 :2ケースの切り換えが可能 A/B 使用 :4ケースの切り換えが可能 A/B/C 使用 :8ケースの切り換えが可能 21-of-n 入力ポート A1 ~ C2 の1ヶ所に信号を入力しケースの切換えを行なう方法です 1=24V / 0=0V 参考 割り当てることができるケース数 A のみ (A1 A2) 使用 : 2ケースの切換が可能 A/B(A1 A2 B1 B2) 使用 : 4ケースの切換が可能 A/B/C(A1 A2 B1 B2 C1 C2) 使用 : 6ケースの切換が可能 24

25 3.3.5 汎用 I/O ケーブルコネクタ番号 5 番 6 番は 汎用入力ポート用として ケーブルコネクタ番号 13 番 14 番 15 番は 出力ポート用として 任意に信号の割付を行うことができます 入力 ( 以下の信号で どれか 1 種類のみを使用することができます ) 外部テ ハ イスモニタリンク : 出力リレーの接点溶着監視機能を有効にする場合に使用します リセット : 再機能インターロック ( マニュアルリセット ) を行う場合に使用します 出力 ( 以下の信号で 1 種類以上を同時に使用することができます ) 汚れ警告: フロントスクリーンの汚れを検出時に 警告として外部へ出力にする場合に使用します 汚れエラー: フロントスクリーンの汚れを検出時に 外部へ出力にする場合に使用します リセット要求: 再機能インターロック ( マニュアルリセット ) を行う場合に リセット要求を外部へ出力にする場合に使用します エラー: 機器のエラー ( 機器の不具合など ) 発生時に 外部へ出力にする場合に使用します 防護フィールト : アプリケーションで 防護フィールト 検出信号を外部へ出力にする場合に使用します 注! 防護フィールドの汎用 IO での出力は安全用途 ( 例, 機械の急停止 ) には使用できません 警告フィールト 1: アプリケーションで 一次警告フィールト 検出信号を外部へ出力にする場合に使用します 警告フィールト 2: アプリケーションで 二次警告フィールト 検出信号を外部へ出力にする場合に使用します 25

26 3.3.6 OSSD 外部デバイスモニタリング (EDM) の設定です これを有効にするためには 汎用 I/O にて 外部テ ハ イスモニタリンク の信号を割付することが必要です 26

27 3.3.7 再起動 防護フィールド内で物体を検出後 OFF になった出力 (OSSD) の復帰方法の選択です 再起動インターロックなし : オートリセット ( 検出物体がなくなった時点で ON に自動復帰 ) 再起動インターロック : マニュアルリセット ( 信号を入力して ON に復帰 ) 遅延 : 検出物体が無くなってから 設定した時間後に自動復帰 (2~60s で設定可能 ) 27

28 3.3.8 フィールドセット防護フィールド 一次警告フィールド 二次警告フィールドを 1つの セット とし その セット の名前の変更 フィールドの設定画面の表示を行ないます 1 S300 が工場出荷時設定の場合 以下のようなエリア編集画面が表示されます 2 各アイコン説明 a b c d e f g h i j k l m o p q r s t u v w x y z aa bb cc dd a. 編集中セット名現在編集中のセットの名前が表示されます b. 防護フィールド設定防護フィールドの設定画面になります c. 警告フィールド1 設定警告フィールド1の設定画面になります d. 警告フィールド2 設定警告フィールド2の設定画面になります e. 最前面表示防護フィールド又は警告フィールドの最前面に表示させるフィールドを切替えます 28

29 f. 周囲輪郭表示このアイコンをクリックした時のスキャン状態が表示されます g. 選択編集 ( 削除や移動 ) するポイントを選択できます 削除カーソルを削除したいポイントに合わせ マウスの左ボタンをクリックします 選択削除 を押すと 選択されたポイントが消えます 移動カーソルを移動したいポイントに合わせ マウスの左ボタンをクリックします 左ボタンをドラッグして移動させたい場所にカーソルを合わせ ボタンを放します h. 元に戻す直前のコマンドをキャンセルし 一つ前の状態に戻します i. 繰り返し h. 元に戻す で戻したコマンドを復元します j. 選択削除選択したポイントを削除します k. 全て表示周囲輪郭 ( スキャンエリア ) を全て表示させます l. ズームイン拡大表示します クリックした位置を中心に拡大されます m. ズームアウト縮小表示します クリックした位置を中心に縮小されます n. 直交座標表示 X,Y 座標で表示されます o. 極座標表示極座標 ( 半径 角度 ) で表示されます 縮小表示します p. フリーハンド線描画防護フィールドおよび警告フィールドを作成及び編集するために 手書きの線で任意の位置にポイントを置いていく方法です マウスの左ボタンをドラッグすれば 連続してポイントを置いていくこともできます q. 直線描画任意の位置の2 点間で 直線を引く方法です r. 円のセクター描画始点と終点間で半径を決め 弧を描く方法です 29

30 s. コンター ( 輪郭 ) 作成輪郭参照フィールドを作成します ( 水色のエリア ) 始点と終点で範囲 ( 角度 ) を決めます 予め z. オプション で長さを決めておく必要があります ( 防護フィールド端を基準とし スキャナから離れる方向と近づく方向のそれぞれの距離を設定します ) t. コンター ( 輪郭 ) 縮小作成した輪郭参照フィールドを縮小します u. フィールドティーチイン周囲輪郭内及び防護フィールド設定可能範囲内の全てのエリアを防護フィールドとして設定します v. 全てのポイント ( 表示 ) 作成した防護フィールド及び警告フィールドの全てのポイントを表示します w. ユーザ定義ポイント ( 表示 ) 作成した防護フィールド及び警告フィールドでユーザが設定 したポイントのみを表示します x. ポイントなし ( 表示なし ) 作成した防護フィールド及び警告フィールドのポイントの表示 をしません 30

31 y. 数値入力数値入力によるポイントの追加 移動 微調整を行なうことができます 直交座標: 移動点をX Y 座標で表示します 極: 移動点を半径と角度で表示します z. オプションエリア設定画面の表示設定を行ないます エリア設定画面を実際のスキャナの向きに合わせたり 設定されたフィールドセットを複数表示するか または選択したフィールドセットのみを表示するかの設定を行ないます aa. 矩形アシスト 矩形ウィザードにて 長さ 左幅 右幅の距離入力で エリアを作成することができます bb. 選択中止 ( 切り取り ) 選択したポイントを切り取ります cc. 選択コピー選択したポイントをコピーします dd. 選択張り付け切り取り コピーしたポイントを貼り付けます 31

32 * エリア設定時の注意設定エリアが検出対象物体に近すぎると この測定誤差により不意な検出を起こしてしまうことがあります 検出対象物体から100mm 程度離してエリアを設定して下さい 周囲輪郭 ( 検出対象物体 ) 100mm 画面に表示されているグリッド (cm 単位 ) を参考にして下さい 32

33 3 フィールドセットサブメニュー gg hh ee ff 注意 現バージョンの CDS では フィールドセット名に日本語を使用すると 表示が文字化けになります その場合は 英数半角を使用して下さい ( 次期バージョンで修正される予定です ) ee.xml(extensible Markup Language) 形式でのフィールドセットのインポート 保存したフィールドセットデータ (XML ファイル形式 ) を外部から読み出すときに使用します ff. XML(eXtensible Markup Language) 形式でのフィールドセットのエクスポート 設定したフィールドセットデータを XML ファイル形式にて パソコンのハードディスクなどに 保存します 注意 現バージョンのCDSではXMLファイルを保存するときに ファイル名に日本語全角文字または半角カタカナを使用すると このファイルの読込時にエラーになる場合があります この場合はファイル名に半角英数文字を使用して下さい ( 次期バージョンで修正される予定です ) また 以下の方法においても フィールセットデータのエクスポート インポートを実施すること ができます この場合 単一フィールド毎の作業となります 例. 一つのフィールドセットに防護フィールド 警告フィールド 1 警告フィールド2 が存在する場合 エクスポート インポート作業を各フィールド分 (3 回 ) 行う必要があります 33

34 gg. アイコン下のフィールドセットサブ表示の一覧表示 ( 一列表示 ) を行います hh. アイコン下のフィールドセットサブ表示の一覧表示 ( タイル表示 ) を行います 防護フィールド 警告フィールドを 1 つの セット とし その セット の追加 削除を行ないます ii jj kk ii. フィールドセットのコピーと追加を行います jj. フィールドセットの追加を行います kk. フィールドセットの削除を行います 34

35 3.3.9 ケース セットと複数サンプリングの設定を組み合わせたものを ケース とし その ケース の追加 削除 設定画面の表示を行ないます a b c d e f g h i j k l a. コンパクト表示 一覧形式で 設定されたモニタリングケースを表示します b. 詳細表示 詳細形式で 設定されたモニタリングケースを表示します c. ケースを追加します d. ケースを削除します e. ケースのコピーと追加を行います ( モニタリンク ケース選択の入力条件の内容をコピー ) 35

36 f. モニタリンク ケース名 モニタリングケースの名前を設定します ( 任意の名前に変更することができます ) g. モニタリンク ケース選択の入力条件 * 入力 タブで スタティック入力のサンプリング おいて 補足 を選択した場合 ( 上図の場合 ) 選択した ケース に A ~ D 各コントロール入力の入力条件 (0 1 X) を割り当てます それぞれのボタンをクリックして選択して下さい 0 又は 1 の定義方法は23ページ, e. スタティック入力のサンプリング を参照して下さい 注 : X を選択すると 0 と 1 の定義 ( 入力条件 ) はなくなります 定義 ( 条件 ) 付けができな いため X を選択したコントロール入力を使用してのケースの切換はできません * 入力 タブで スタティック入力のサンプリング おいて 1-of-n を選択した場合 ( 下図の場合 ) 入力ポート A1 ~ C2 の入力条件を割り当てます h. 速度監視 インクリメンタルエンコーダの信号入力を使用し 入力 タブで 速度範囲の使用 した場合 下図ように速度監視の入力がアクティブになります 各ケースの速度範囲を割当てます 停止時 低速時の設定で 速度 0 ~ という設定はできません 0 をまたぐよう に設定 ( 例 : -10 ~ 100 ) して下さい i. フィールト セットフィールドセットまたはパークモードをリストから選択します パークモード : レーザの投光を停止するモードです パークモード を使用するとフィールドセットの割り付けができません また 防護フィールド出力 (OSSD1 2) はOFFになります 36

37 j. 複数サンフ リンク 物体検出を評価するためのサンプリング ( スキャン ) 回数です 2~16 回までの範囲で設定ができます サンプリング回数を増やすことにより ゴミや虫などによる不要な検出を防ぐことができます k. 追加の応答時間サンプリング回数を増やすことにより 応答時間が長くなります 参考 : このスキャナの応答時間は 20ページ c. 基本応答時間 に表示されている応答時間と ここで表示されている追加応答時間とを合計したものとなります スキャナ応答時間 = 基本応答時間 + 追加応答時間 l. 切替シーケンスケースの切換わりの順番 ( シーケンス ) を設定します ( 次に切り換えるモニタリングケースの選択 ) 任意: 切換の順番は設定せず すべてのケースに切換可能 ユニーク: 次に切換わらなければならないケースを一つ設定します 代替: 次に切換わらなければならないケースを二つ設定します 任意のシーケンスユニークなシーケンス代替のシーケンス 37

38 シミュレーション 設定したモニタリングケースのオフライン シミュレーション ( エリアの確認 ) ができます 38

39 測定データ出力 各光軸の距離測定データを取得し RS-422 インターフェース経由で 外部へ出力すること ができます この部分は S300 Expert のみ表示されます (CMS 機能 ) RS-422インターフェース経由での通信手順は RK512プロトコル (SICK 独自プロトコル ) を使用しています そのため このRS-422インターフェース経由で通信を行うためには お客様にて RK512プロトコルに準じた電文を作成していただく必要があります 詳しくは 別冊の S3000/S300 TELEGGRAM LISTING STANDARD ( テレグラムリスト ) を参照ください 39

40 4. 設定の送信 設定内容を S300 へ送信します 1 テ ハ イスへ設定を送信 アイコンをクリックして下さい 2 はい を押して下さい 40

41 3 プルダウンボタンを押して 管理責任者 を選択して下さい 4 パスワード SICKSAFE ( 半角大文字 ) を入力し ロク オン を選択して下さい 5 続行 を押して下さい 41

42 6 リリース を押して下さい 7 続行 を押して下さい 42

43 8 以上で S300 の設定は終了です 9 設定したプロジェクトファイル ( 拡張子 :*.skp) を保存する場合 フ ロシ ェクト メニューを選び 名前を付けて保存 を選択します CDS ソフトを終了する場合 ウィンドウ右隅上の アイコンをクリックするか フ ロシ ェクトフ ロシ ェクト メニューの 終了 で終了して下さい 43

44 5. 既存プロジェクトファイルの読込とオンライン接続 ( 注 この章での画面表示では S300Mini の例になりますが 操作は S300 でも同じです ) PC( パソコン ) に保存されたプロジェクトファイルを開き オンライン接続を行います 1 フ ロシ ェクト メニューの 開く を選択します 2 任意のプロジェクトデータファイル ( 拡張子 *.skp) を選択し ファイル名を指定します その後 開く を選択します 44

45 3 その後 以下のような画面が表示されます 読込みしたファイルのCOMポート番号とPC( パソコン ) で設定されたCOMポート番号とが異なる場合 マウスの ドラッグ & ドロップ 操作にて 正しいCOMポートに変更することができます ( 例 ) 下記の例は COM3から COM2へ変更する手順です この部分をマウスでドラッグし COM2 の部分でドロップ操作を行います 45

46 4 マウスで COM( 下記の例では COM2) の部分に移動し プロジェクト接続 アイコンを 押して下さい 5 その後 下記のようなダイアログが表示されます 続行 を選択します 工場出荷時状態の S300 の場合 下記のようなダイアログが表示される 場合がありますが 続行 を選択します 46

47 6 COM の下のデバイス ( 下記の例では COM2 の S300 Mini [H] ) にマウスをあわせ 右クリックします その後 テ ハ イスウィント ウを開く (X) をマウスでクリックします 7 その後 下記のようなウィンドウが立ち上がります その後の操作は P39 4. 設定の送信 の項をご参照ください 47

48 6. データレコーダデータレコーダは 主に以下の用途で使用することができます 現在の設定済み防護フィールドなどの検知状態をオンライン状態でその様子をモニター 何らかの理由で誤検知などが発生した場合の要因調査 データレコーダの記録機能を用い 検知状態をパソコンのハードディスクなどに保存し その記録を再生 1 CDS ソフトを立ち上げ S300 へオンライン接続を行います その後 ウィンドウ左側の 診断 テ ータレコータ を選択して下さい 48

49 2 必要に応じて 表示画面の拡大 縮小を行うことができます 拡大 : 拡大を行いたい範囲をマウスで 左上から右下へ左クリックをしながら 移動させます 縮小 : 縮小を行いたい範囲をマウスで 右下から左上へ左クリックをしながら 移動させます 全体表示 3 データレコータの記録機能を使用する場合 以下の記録開始ボタンをクリックします 49

50 4 記録するレコーダファイル ( 拡張子 :*.skr) のファイル名を指定し 保存 を押してください 5 データレコーダの記録機能が開始されます 終了する場合は 終了ボタンをクリックします 一時停止 終了 50

51 6 データレコーダの記録内容を再生する場合 接続解除 アイコンをクリックし オフライン状態にします すぐに再生する場合 リプレー開始 アイコンをクリックし 記録内容の再生を行います 接続解除 開く リプレー開始 また 別のレコーダファイルを再生する場合 開く アイコンをクリックします 任意のレコーダファイル ( 拡張子 :*.skr) を選択し ファイル名を指定します その後 開く を選択します 51

52 7. 診断機能 診断機能は S300 に不具合等が発生した場合に そのエラー履歴内容 を確認するために 使用することができます 1 CDS ソフトを立ち上げ S300 へオンライン接続を行います その後 ウィンドウ左側の 診断 センサヘット 履歴 を選択して下さい 2 この診断内容を PDF 形式で パソコンに保存することができます その場合 レホ ート保存 アイコンをクリックします 52

53 8. S300 スキャナプラスについて S300 セーフティーレーザースキャナにおいては シリアル番号が 1221**** ( 製造年 :2012 年 製造週 :21 週 ) 以降の製品 ( スキャナプラス ) においては機能が拡張 追加されております そのため CDS においてシリアル番号が 1221 以前の S300 の設定内容と一部異なる部分 があります 1221 以前の S300 の設定が保存されているシステムプラグとスキャナプラス製品を使用した場 合は そのまま使用できますが 拡張機能は使用できません ( 自動で互換モードになります ) このケースで拡張機能を使用したい場合は オフラインで拡張機能を使用する設定を作成し S300 へ送信することより使用ができます またスキャナプラスのS300( シリアル番号 1221**** 以降 ) で拡張機能を使用した設定で使用されていたシステムプラグに スキャナプラスでない S300( シリアル番号 1221 以前 ) を取付けた場合には 工場出荷時状態と同じ 6 表示になる場合があります この場合は 設定を再度行いセンサーに送信して下さい (10 頁注 ) を参照 ) スキャナプラスではないので拡張機能は使用できません 53

54 ご質問 ご不明な点がございましたら下記弊社技術サービス部へご連絡下さい ジック株式会社技術サービス部 TEL: ( 直通 ) FAX: