HP System Management Homepage 7.5 Update 2 インストールガイド

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1 HP System Management Homepage 7.5 Update 2 インストールガイド HP-UX Linux および Windows オペレーティングシステム HP 部品番号 : 年 10 月第 1 版

2 Copyright 2004, 2015 Hewlett-Packard Development Company, L.P. 本書で取り扱っているコンピューターソフトウェアは秘密情報であり その保有 使用 または複製には HP から使用許諾を得る必要があります FAR および に従って 商業用コンピューターソフトウェア コンピューターソフトウェアドキュメンテーション および商業用製品の技術データ (Commercial Computer Software, Computer Software Documentation, and Technical Data for Commercial Items) は ベンダー標準の商業用ライセンスのもとで 米国政府に使用許諾が付与されます 本書の内容は 将来予告なしに変更されることがあります HP 製品およびサービスに対する保証については 当該製品およびサービスの保証規定書に記載されています 本書のいかなる内容も 新たな保証を追加するものではありません 本書の内容につきましては万全を期しておりますが 本書中の技術的あるいは校正上の誤り 脱落に対して 責任を負いかねますのでご了承ください 他社の Web サイトへのリンクは HP の Web サイトの外に移動します HP は HP.com 以外にある情報を管理する権限を持たず また責任を負いません 商標 AMD および Opteron は Advanced Micro Devices, Inc の商標です Adobe および Acrobat は 米国 Adobe Systems Incorporated の登録商標です すべての HP 9000 コンピューター上の HP-UX Release およびそれ以降と HP-UX Release およびそれ以降 (32 ビット構成と 64 ビット構成の両方 ) は Open Group UNIX 95 ブランドの製品です Intel インテルおよび Itanium はインテルコーポレーションまたはその子会社のアメリカ合衆国およびその他の国における商標または登録商標です Microsoft および Windows は Microsoft Corporation の商標です Red Hat は 米国およびその他の国における Red Hat, Inc. の商標または登録商標です Linux は Linus Torvalds の米国およびその他の国における登録商標です UNIX は The Open Group の登録商標です Java は Oracle および / またはその関連会社の登録商標です Citrix および XenDesktop は Citrix Systems, Inc および / またはその子会社および関係会社の商標です 米国特許商標庁およびその他の国で登録される場合があります 2012 Google Inc. All rights reserved. Chrome は Google Inc. の商標です 保証 HP は購入日から 90 日以内であれば 問題のある配布メディアを交換します この保証は すべての Insight Management 製品に適用されます 本製品は 日本国内で使用するための仕様になっており 日本国外で使用される場合は 仕様の変更を必要とすることがあります 本書に掲載されている製品情報には 日本国内で販売されていないものも含まれている場合があります

3 目次 1 インストール要件...5 サポートされているオペレーティングシステム...5 サポートされるブラウザー...7 システム要件の確認...9 HP SMH ソフトウェアの入手...9 HP メディア...9 HP の Web サイト HP SMH のインストールの準備...11 インストール情報 HP-UX オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール...12 システム管理ツールの変更 :SAM および HP SMH...12 HP-UX 上での HP SMH のインストール...12 HP SMH および関連アプリケーションのインストール...12 アプリケーションメディアを使用した HP SMH のインストール...15 Software Depot を使用した HP SMH のインストール...16 HP SMH の構成...16 スタートアップモードの構成...18 ポート 2301 の無効化...19 HP SMH ソフトウェアのパッチまたはアップデート Windows オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール...20 Windows 上での HP SMH の直接インストール...20 HP SMH for Windows のサイレントインストール...31 setup.iss ファイルの生成...31 CLI を使用したサイレントインストール...31 CLI を使用したサイレント再インストール...31 HP SMH の構成 HPSUM を使用した HP SMH のインストール...34 Windows オペレーティングシステム上での HPSUM を使用した HP SMH のインストール...34 Linux オペレーティングシステム上での HPSUM を使用した HP SMH のインストール...37 HP SMH コンポーネントの事前構成 Linux オペレーティングシステム上での HP SMH の直接インストール...44 x86 および x86_64 オペレーティングシステム上の Linux 用のインストール...44 Linux x86 オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール...44 x86_64 オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール...44 HP SMH の構成 初めてのソフトウェアのインストール...46 キーおよび証明書の情報 HP SMH からのサインインおよびサインアウト...47 Microsoft Windows XP でのサインイン...47 Microsoft Internet Explorer でのサインイン...47 Mozilla および Firefox によるサインイン...48 HP-UX CLI からのサインイン...48 サインアウト HP SMH のアンインストール...50 HP-UX オペレーティングシステムからのアンインストール...50 Itanium ベース Linux x86 または x86_64 オペレーティングシステムからのアンインストール...50 Windows オペレーティングシステム上での HP SMH のアンインストール...50 Windows 2008 オペレーティングシステム上での HP SMH のアンインストール...50 目次 3

4 CLI ベースの Windows システム上での HP SMH のアンインストール...51 Windows および Linux オペレーティングシステムでの手動でのアンインストール...51 HP-UX オペレーティングシステム上での手動による HP SMH のアンインストール...52 サポートと他のリソース...54 ご連絡の前にご用意いただく情報...54 HP への連絡方法...54 HP が所有していないソフトウェアコンポーネントについての セキュリティ報告およびアラートポリシー...54 サブスクリプションサービス...54 ソフトウェアテクニカルサポートとアップデートサービスへの登録...55 ソフトウェアテクニカルサポートとアップデートサービスの使用方法...55 HP 製品販売店...55 この版での新しい内容および変更された内容...55 関連情報...55 HP SMH のドキュメント...55 HP-UX ドキュメント...57 HP Insight Remote Support ソフトウェア...57 表記規約...58 索引 目次

5 1 インストール要件 この項では 以下の情報について説明します サポートされているオペレーティングシステム サポートされるブラウザー システム要件の確認 HP SMH ソフトウェアの入手 サポートされているオペレーティングシステム ここでは HP ProLiant サーバー HP Integrity サーバー および HP-UX 上で HP SMH がサポートするオペレーティングシステムの一覧を示します HP ProLiant サーバー 以下は HP ProLiant サーバー上で HP SMH がサポートするオペレーティングシステムの一覧です Windows Server 2012 R2 Windows Server 2012 Foundation Essentials Standard および Data Center Windows Multipoint Server 2011 x64 用 Microsoft Windows Small Business Server 2011 x64 用 Standard および Essentials Microsoft Windows 7 x86 x64 すべてのエディション用 Microsoft Windows Server 2008 SP2 Windows 2008 R2 SP1 - Server Core Microsoft Windows Server 2008 Foundation R2 Microsoft Windows Server 2008 R2 Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1 Microsoft Windows Server 2008 R2 Server Core Microsoft Windows Server 2008 Essential Business Microsoft Windows Server 2008 Small Business SP2 Microsoft Windows Server HPC 2008 Microsoft Windows Server 2003 Standard Edition SP2 x86 および x64 用 Microsoft Windows Server 2003 R2 Standard Edition SP2 x86 および x64 用 Microsoft Windows Server 2003, Web Edition SP2 Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Edition SP2 x86 および x64 用 Microsoft Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition SP2 x86 および x64 用 Microsoft Windows Server 2003 Small Business Standard および Premium R2 Microsoft Windows Server 2003 Small Business SP2 Microsoft Windows Vista Business Edition Microsoft Windows Vista Enterprise Edition Microsoft Windows Vista Ultimate Edition Microsoft Windows Vista SP2 サポートされているオペレーティングシステム 5

6 Microsoft Windows XP SP2 Microsoft Windows XP SP3 Microsoft Windows 2000 Server SP4 以降 Microsoft Windows 2000 Advanced Server SP4 以降 Red Hat カーネルベースの仮想マシン Red Hat Enterprise Linux 7 update 1 x86 および AMD64/EMT64 用 Red Hat Enterprise Linux 7 x86 および AMD64/EMT64 用 Red Hat Enterprise Linux 6 update 6 x86 および AMD64/EMT64 用 Red Hat Enterprise Linux 6 update 5 x86 および AMD64/EM64T 用 Red Hat Enterprise Linux 6 update 4 x86 および AMD64/EM64T 用 Red Hat Enterprise Linux 6 update 3 x86 および AMD64/EM64T 用 Red Hat Enterprise Linux 6 update 2 x86 および AMD64/EM64T 用 Red Hat Enterprise Linux 6 update 1 x86 および AMD64/EM64T 用 Red Hat Enterprise Linux 6 x86 および AMD64/EM64T 用 Red Hat Enterprise Linux 5 update 11 x86 および AMD64/EMT64 用 Red Hat Enterprise Linux 5 update 10 x86 および AMD64/EMT64 用 Red Hat Enterprise Linux 5 update 9 x86 および AMD64/EM64T 用 Red Hat Enterprise Linux 5 update 8 x86 および AMD64/EM64T 用 Red Hat Enterprise Linux 5 update 7 x86 および AMD64/EM64T 用 Red Hat Enterprise Linux 5 update 6 x86 および AMD64/EM64T 用 Red Hat Enterprise Linux 5 update 5 x86 および AMD64/EM64T 用 Red Hat Enterprise Linux 5 update 4 x86 および AMD64/EM64T 用 Red Hat Enterprise Linux 4 update 8 以降 x86 および AMD64/EM64T 用 Oracle Enterprise Linux 5 x86 および AMD64/EM64T 用 SUSE Linux Enterprise Server(SLES)12 x86 および AMD64/EMT64T 用 SUSE Linux Enterprise Server(SLES)11 SP3 x86 および AMD64/EMT64T 用 SUSE Linux Enterprise Server(SLES)11 SP2 x86 および AMD64/EMT64T 用 SUSE Linux Enterprise Server(SLES)11 SP1 x86 および AMD64/EMT64T 用 SUSE Linux Enterprise Server 11 x86 および AMD64/EM64T 用 SUSE Linux Enterprise Server 10 SP4 以降 x86 および AMD64/EM64T 用 SUSE Linux Enterprise Server 10 SP3 以降 x86 および AMD64/EM64T 用 SUSE Linux Enterprise Server 10 SP2 以降 x86 および AMD64/EM64T 用 SUSE Linux Enterprise Server 9 x86 および AMD64/EM64T 用 Novell Open Enterprise Server Citrix XEN 6.0 Citrix XEN 5.6 Citrix XEN 5.5 Update 2 6 インストール要件

7 HP Integrity サーバー 以下は HP Integrity サーバー上で HP SMH がサポートするオペレーティングシステムの一覧です Microsoft Windows Server 2008 for Itanium-based Systems 64 ビット Microsoft Windows Server 2008 R2 for Itanium ベースシステム 64 ビット Red Hat Enterprise Linux 5.0 Update 1 Red Hat Enterprise Linux 4.0 Update 6 SUSE Linux Enterprise Server 10 Service Pack 1 SUSE Linux Enterprise Server 9 Service Pack 4 HP-UX 以下は HP-UX 上で HP SMH がサポートするオペレーティングシステムの一覧です HP Integrity サーバーおよび HP 9000 サーバー用の HP-UX 11i v3(b.11.31) HP Integrity サーバーおよび HP 9000 サーバー用の HP-UX 11i v2(b.11.23) HP 9000 サーバーおよびワークステーション用の HP-UX 11i v1(b.11.11) 注記 : HP-UX 11i v1(b.11.11) オペレーティング環境は PA-RISC システムのみサポートします HP-UX 11i v2(b.11.23) オペレーティング環境 (2004 年 9 月以降 ) および HP-UX 11i v3(b.11.31) オペレーティング環境 (2007 年 2 月以降 ) では PA-RISC および Itanium ベースのシステムをサポートします 注記 : HP SMH アプリケーションをインストールするには 100 MB 以上の空きディスクスペースが必要です サポートされるブラウザー ここでは Itanium ベースまたは PA-RISC の HP UX オペレーティングシステム Itanium ベースまたは x86 の Windows オペレーティングシステム および Intel Itanium または x86 の Linux オペレーティングシステムで HP SMH がサポートするブラウザーの一覧を示します Itanium ベースまたは PA-RISC の HP-UX オペレーティングシステムの場合 以下は Itanium ベースまたは PA-RISC の HP UX オペレーティングシステムで HP SMH がサポートするブラウザーの一覧です Google Chrome 43 Microsoft Internet Explorer 6.0 SP2 Microsoft Internet Explorer 7.0(SMH 以降 ) Microsoft Internet Explorer 8.0 は互換モード (HP SMH 以降 ) でのみサポートされます Firefox Firefox 1.5 Firefox 1.6 Firefox 1.7 Firefox 2.0 Firefox 5.0 Firefox 6.0 Firefox 7.0 サポートされるブラウザー 7

8 Firefox 8.0 Firefox 9.0 Firefox 10.0 注記 : 現在 HP SMH は Internet Explorer 9.0 および Internet Explorer 10.0 以降のバージョンではテストされていません これらのバージョンの使用中に問題が発生した場合は 使用しているブラウザーで [ 互換性オプション ] を参照してください Itanium ベースまたは x86 の Windows オペレーティングシステムの場合 以下は Itanium ベースまたは x86 の Windows オペレーティングシステムで HP SMH がサポートするブラウザーの一覧です Google Chrome 43 Internet Explorer 7.0(HP SMH 以降 ) Internet Explorer 8.0(HP SMH 6.0 以降 ) Microsoft Internet Explorer 9.0 Microsoft Internet Explorer 10.0 Firefox x Firefox 3.0 Firefox 3.5 Firefox 3.6 Firefox 5.0 Firefox 6.0 Firefox 7.0 Firefox 8.0 Firefox 9.0 Firefox 10.0 Firefox 38 ESR Firefox 24 ESR Intel Itanium または x86 の Linux オペレーティングシステムの場合 以下は Intel Itanium または x86 の Linux オペレーティングシステムで HP SMH がサポートするブラウザーの一覧です Google Chrome 43 Internet Explorer 8.0(HP SMH 6.0 以降 ) Microsoft Internet Explorer 9.0 Microsoft Internet Explorer 10.0 Firefox 3.0 Firefox 3.5 Firefox 3.6 Firefox 5.0 Firefox 6.0 Firefox インストール要件

9 Firefox 8.0 Firefox 9.0 Firefox 10.0 Firefox 38 ESR Firefox 24 ESR 注記 : HP SMH のインストールにはブラウザーは必要ありません HP Web ベースシステムマネジメントエージェントソフトウェアはハードウェアに依存しています インストールを正常に行うためには ユーザーのシステムが少なくとも 256 色をサポートしている必要があります システム要件の確認 インストールユーティリティは インストールを開始する前に以下について確認します HP-UX Linux および Windows の場合 オペレーティングシステムが最小要件を満たしているかどうかが確認されます あるシステムで HP SMH がそのオペレーティングシステムをサポートしていない場合 エラーメッセージが表示され 無効なオペレーティングシステムが検出されたことを通知します HP-UX Linux および Windows の場合 サインインしたユーザーが管理者 /root の権限をもっているかどうかが確認されます これらの権限をもっていない場合 エラーメッセージが表示され 管理者 /root の権限が検出されなかったことが通知されます Linux の場合 Itanium ベースのオペレーティングシステム上にインストールする場合 依存ソフトウェアが不足していると インストールは実行されません HP SMH ソフトウェアの入手 HP メディア この項では HP SMH ソフトウェアを入手する方法について説明します HP-UX 11i v3(b.11.31) オペレーティング環境 DVD 2007 年 2 月以降 HP-UX 11i v3(b.11.31) アプリケーション DVD 2007 年 2 月以降 HP-UX 11i v2(b.11.23) オペレーティング環境 DVD 2005 年 5 月以降 HP-UX 11i v2(b.11.23) アプリケーション DVD 2005 年 9 月以降 HP-UX 11i v1(b.11.11) オペレーティング環境 DVD 2005 年 9 月以降 HP-UX 11i v1(b.11.11) アプリケーション DVD 2005 年 5 月以降 HP Service Pack for ProLiant 8.20 以降 HP Integrity Support Pack 6.20 以降 HP Insight Software DVD 6.0 以降および HP Insight Management DVD 7.0 以降 HP の Web サイト HP の Web サイトは Web ブラウザーが搭載されていてインターネットにアクセスできるシステムであれば いずれのシステムからでもアクセスできます 最新のソフトウェアバージョンのダウンロード方法については HP の Web サイト を参照してください HP-UX オペレーティングシステム用の HP SMH ソフトウェアは HP Software Depot のホームページで入手することもできます システム要件の確認 9

10 Linux および Windows オペレーティングシステム用の HP SMH は Service Pack for ProLiant および Integrity Support Pack で入手できます Service Pack for ProLiant または Integrity Support Pack の最新バージョンをダウンロードするには HP の Web サイト の [ ドライバー & ダウンロード ] タブを参照してください 10 インストール要件

11 2 HP SMH のインストールの準備 HP System Management Homepage(HP SMH) は HP-UX Linux および Windows オペレーティングシステムが動作しているシステムにインストールできます HP SMH は Windows ProLiant または Integrity Support Pack もしくは Linux RPM(Red Hat Package Manager) を使用してローカルにインストールできます または Windows または Linux 上で HP Smart Update Manager(HPSUM) を使用して オプションの事前構成を用いてリモートでインストールすることもできます インストール情報 HP-UX オペレーティングシステムの場合 HP SMH は HP-UX オペレーティング環境 (OE) メディアまたはアプリケーションメディアを使用してインストールまたはアップデートされます HP SMH を実行するために特に構成を変更する必要はありません HP-UX オペレーティングシステムでは HP SMH の構成設定は /opt/hpsmh/ conf.common/smhpd.xml ファイルに保存されます デフォルトの構成値を変更するには ルートプロンプトに次のコマンドを入力します /opt/hpsmh/bin/smhconfig Linux オペレーティングシステムの場合 HP SMH は RPM パッケージによってインストールされるので ユーザーに設定の構成を要求することはありません インストールが完了したら ProLiant システムでは /opt/hp/hpsmh/sbin/smhconfig を Itanium ベースオペレーティングシステムでは /opt/hp/hpsmh/sbin/smhconfig を実行して システム上のすべての HP Web ベースエージェントが使用するセキュリティオプションを設定します 設定しない場合は これらの設定としてデフォルト値が使われます デフォルトの構成値を変更するには ルートプロンプトに次のコマンドを入力します /opt/hp/hpsmh/sbin/smhconfig Windows オペレーティングシステムの場合 < システムドライブ >:\hp\hpsmh\conf\smhpd.xml ファイルから構成設定が引き継がれてウィザードが構成を開始します 注記 : libiconv ソースモジュールは Windows x64 システムの場合にのみ HP SMH インストールディレクトリ < システムドライブ >:\hp\hpsmh\extras に格納されています 注記 : HP SMH をインストールした後に HP SIM をインストールすると HP SMH の 2048 ビットの暗号鍵ペアが HP SIM の 1024 ビット暗号鍵ペアに置き換わります HP Insight Software DVD 6.0 以降および HP Insight Management DVD 7.0 以降から HP SMH を Integrity サーバーにインストールすることもできます インストール情報 11

12 3 HP-UX オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール システム管理ツールの変更 :SAM および HP SMH HP-UX System Administration Manager(SAM) は HP-UX 11i v3 で廃止されました HP SMH は HP-UX 11i を管理するためのシステム管理ツールです HP SMH は システムコンポーネントヘルスの監視や統合されたログの表示など Web ベースのシステム管理機能を提供します HP SMH は ターミナルユーザーインターフェイス (TUI) も提供します SAM は 引き続き TUI および X ベースのインターフェイスへのアクセスを提供しています 主な変更内容は 以下のとおりです SAM Functional Area Launcher(FAL) は HP SMH の Web ベースグラフィカルユーザーインターフェイス (GUI) に置き換えられました 拡張された TUI は ルック & フィールの改善 マンページのオンライン表示 コマンドプレビュー およびその他の機能拡張を提供します HP-UX 11i v3(b.11.31) のみ 新しいコマンド smh(1m) が導入されました (/usr/sbin/ smh) このコマンドは sam(1m) コマンド (/usr/sbin/sam) の拡張版です sam コマンド (/usr/sbin/sam) は廃止されました /usr/sbin/sam を起動すると 廃止のメッセージが表示され /usr/sbin/smh が実行されます HP-UX 上での HP SMH のインストール HP-UX に HP SMH をインストールするには 以下のいくつかの方法があります HP-UX 11i v3(b.11.31)oe メディア (2007 年 2 月以降 ) および HP-UX 11i v3 (B.11.31) アプリケーションメディア (2007 年 2 月以降 ) からのインストール HP-UX 11i v2(b.11.23)oe メディア (2005 年 5 月以降 ) および HP-UX 11i v2 (B.11.23) アプリケーションメディア (2005 年 9 月以降 ) からのインストール HP-UX 11i v1(b.11.11)oe メディア (2005 年 9 月以降 ) および HP-UX 11i v1 (B.11.11) アプリケーションメディア (2005 年 5 月以降 ) からのインストール HP SMH の Web サイトからのインストール HP Software Depot の Web サイト で入手できます 注記 : HP SMH がインストールされると ご使用の環境用に自動的に構成されます デフォルト構成を変更するには HP SMH の構成 (16 ページ ) にアクセスしてください HP SMH および関連アプリケーションのインストール HP SMH には 必要とするアプリケーションがありますが いくつかのアプリケーションはオプションです システムにこれらのアプリケーションがインストールされていることもあります 表 1 (13 ページ ) に記載のバンドル情報に従って 正しいバンドルを確認してダウンロードおよびインストールしてください 12 HP-UX オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール

13 表 1 バンドル情報 製品 バンドル パス 状態 リリース HP SMH SysMgmtWeb /opt/hpsmh および /var/opt/hpsmh 必須 HP-UX 11i(v1 v2 v3) HP-UX Apache-based Web Server hpuxwsapache /opt/hpws/apache 必須 HP-UX 11i(v1 v2 v3) 注記 : HP-UX 11i v3 バージョンの HP SMH は Apache 2.0 または 2.2 サーバー上で動作することができます HP-UX Apache-based Web Server hpuxws22apache /opt/hpws22/ apache 必須 HP-UX 11i v3 注記 : HP-UX 11i v3 バージョンの HP SMH は Apache 2.0 または 2.2 サーバー上で動作することができます OpenSSL OpenSSL /opt/openssl 必須 HP-UX 11i(v1 v2 v3) HP-UX Common System Management Enablers SysMgmtBase /usr/sam および /opt/hpsmh/lib 必須 HP-UX 11i v2 v3 HP-UX Strong Random Number Generator KRNG11i /usr/conf または / usr/conf/lib/ librng.a /usr/ share /usr/ include /sbin/ init.d /sbin/ rc1.d 推奨 HP-UX 11i v1 このアプリケーションは Software Depot の Web サイト go/softwaredepot から入手できます KRNG11i バンドルは システムの再起動が必要です HP-UX Tomcat-based Servlet Engine hpuxwstomcat 注記 : このバージョンの Tomcat は Apache 2.0 サーバーのみと互換性があります /opt/hpws/tomcat 推奨 Partition Manager などの HP SMH プラグインに必要です HP-UX 11i(v1 v2 v3) HP-UX Tomcat-based Servlet Engine hpuxws22tomcat 注記 : このバージョンの Tomcat は Apache 2.2 サーバーのみと互換性があります /opt/hpws22/tomcat 推奨 Partition Manager などの HP SMH プラグインに必要です HP-UX 11i v3 HP WBEM Services WBEMSvcs /opt/wbem 推奨 ホームページの Property Page などの HP SMH プラグインに必要です HP-UX 11i(v1 v2 v3) HP-UX System Fault Management SysFaultMgmt /opt/sfm/ 推奨 ホームページの Property Page などの HP SMH プラグインに必要です HP-UX 11i(v1 v2 v3) HP SMH および関連アプリケーションのインストール 13

14 表 1 バンドル情報 ( 続き ) 製品 バンドル パス 状態 リリース PropPlus(Property Page Plus) SysMgmtPlus /opt/hpsmh/data/ htdocs/propplus 推奨 HP-UX 11i v 年 3 月リリース HP-UX Software Distributor HP-UX 11i v1 および v2 用は HPUXBaseAux HP-UX 11i v3 用は SwMgmtMin /usr/lib/sw/ wbem/ 推奨 ホームページの Property Page などの HP SMH プラグインに必要です HP-UX 11i(v1 v2 v3) LAN Provider for Ethernet LAN interfaces WBEMP-LAN-00 /opt/ lanprovider/ 推奨 ホームページの Property Page などの HP SMH プラグインに必要です HP-UX 11i(v1 v2 v3) WBEM Provider for FC HBAs FCProvider /opt/fcprovider/ オプション ホームページの Property Page などの HP SMH プラグインに必要です HP-UX 11i v2 v3 WBEM Provider for SCSI HBA SCSIProvider /opt/ scsiprovider/ オプション ホームページの Property Page などの HP SMH プラグインに必要です HP-UX 11i v2 v3 Java Java2 1.4 SDK for HP-UX(T1456AA) /opt/java1.4 オプション Partition Manager などの HP SMH プラグインに必要です HP-UX 11i(v1 v2 v3) HP-UX CDE User Interface CDE /usr/dt/ lib/ /usr/dt/ lib/hpux32/ および /usr/dt/lib/ hpux64/ オプション DSAU などの HP SMH プラグインに必要です HP-UX 11i(v1 v2 v3) HP-UX X Window Software X11 /opt/atok/ X11 /usr/bin/ X11 および /usr/ lib/x11/ オプション fsweb などの HP SMH プラグインに必要です HP-UX 11i(v1 v2 v3) これらのアプリケーションがシステムにインストールされていない場合 次のリソースを使用して HP SMH のインストールの前または後にそのアプリケーションをインストールすることができます メディアから HP-UX 11i v3(b.11.31) をインストール / アップデートする場合は アプリケーションをインストールすることをおすすめします メディアから HP-UX 11i v1 (B.11.11) または HP-UX 11iv2(B.11.23) をインストール / アップデートした場合 アプリケーションはデフォルトでインストールされました 推奨およびデフォルトでインストールされる HP アプリケーションバンドルを含む HP-UX のインストールおよびアップデート方法については HP テクニカルドキュメント Web サイト go/hpux-core-docs ( 英語 ) に掲載されている HP-UX インストール / アップデートガイド を参照してください アプリケーションメディアを使用した HP SMH のインストール (15 ページ ) を参照してください HP-UX 11iv1(B.11.11) HP-UX 11i v2(b.11.23) および HP-UX 11i v3(b.11.31) メディアを使用して バンドル ( たとえば hpuxwsapache や hpuxwstomcat) をインストールまたはアップデートするには swinstall を使用します アプリケーションメディアを使用した HP SMH のインストール (15 ページ ) を参照してください 14 HP-UX オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール

15 アプリケーションバンドルを検索およびダウンロードするには HP Software Depot にアクセスしてください アプリケーションをインストールするには swinstall を使用できます Software Depot を使用した HP SMH のインストール (16 ページ ) を参照してください ネットワーク上のストレージにバンドルをダウンロードし Ignite-UX および Software Distributor を使用してインストールできます この手順は 1 つのメディアを作成して複数のオペレーティングシステムにインストールする必要がある場合に便利です HP テクニカルドキュメントの Web サイト ( 英語 ) に掲載されている Ignite-UX 管理ガイド および Software Distributor 管理者ガイド を参照してください アプリケーションメディアを使用した HP SMH のインストール HP SMH およびその他の HP アプリケーションをインストールするには root 権限が必要です ここで示す手順は DVD からインストールする方法です 1. アプリケーション DVD をマウントします アプリケーション DVD からソフトウェアをインストールするには DVD を HP-UX がアクセスできるファイルシステムとしてマウントする必要があります a. DVD デバイス名を決めます DVD デバイスを含むディスクデバイスのリストを表示するには ioscan -func disk コマンドを使用します b. アプリケーション DVD のマウントポイントが存在しない場合は作成します マウントポイントとは HP-UX が DVD のアクセスポイントとして使用するためのディレクトリです /cdrom ディレクトリがよく使用されます このディレクトリが存在しない場合は mkdir コマンドを使用して作成してください c. mount コマンドを使用して DVD デバイス名とマウントポイントを指定します たとえば つぎのコマンドはデバイス /dev/dsk/c1t0d0 をディレクトリ /cdrom にマウントします mount /dev/dsk/c1t0d0 /cdrom 詳しくは mount(1m) マンページを参照してください 2. 次のコマンドを使用して システム上の製品およびバージョンを確認します swlist command: /usr/sbin/swlist -l product 3. 次のコマンドを使用して アプリケーション DVD からソフトウェアをインストールします swinstall 以下の例は swinstall を使用して /cdrom: /usr/sbin/swinstall -s /cdrom bundlename にマウントしたソースからソフトウェアをインストールします 詳しくは swinstall(1m) マンページを参照してください 4. アプリケーション DVD からソフトウェアを選択しインストールします swinstall プログラムは DVD からソフトウェアを選択してインストールするためのインターフェイスを提供します 5. アプリケーション DVD をアンマウントし 取り出します DVD-ROM ドライブから取り出す前に 必ず DVD をアンマウントしてください DVD はサーバーを再起動すると自動的にアンマウントされます umount コマンドを使用して DVD をアンマウントします たとえば umount /cdrom は /cdrom ファイルシステムをアンマウントします 詳しくは umount(1m) マンページを参照してください 6. HP SMH を起動します アプリケーションメディアを使用した HP SMH のインストール 15

16 Software Depot を使用した HP SMH のインストール 1. HP Software Depot にアクセスします 2. ダウンロードする製品を探します 各製品は 情報およびダウンロードのリンクが含まれ る Web ページを持っています 3. [Receive] リンクをクリックします 4. 必要事項を記入します 5. インストール手順を確認します 6. バンドルを /var/tmp などのローカルのディレクトリに保存します 7. 以下のコマンドを実行して システムに製品をインストールします swinstall -s /var/temp/ depot_filename.depot bundlename 例 :swinstall -s \ /var/tmp/sysmgmthomepage_a2214_hp-ux_b.11.23_ia+pa.depot SysMgmtWeb 8. HP SMH を起動します 注記 : HP SMH をインストールすると ユーザー [hpsmh] とグループ [hpsmh] が自動的に /etc/passwd ファイルに追加されます LDAP または任意の他のネットワークサービスを使用してユーザーアカウントとグループアカウントを管理している場合 ユーザー ID(UID) とグループ ID(GID) がすでに LDAP ユーザーによって使用されている可能性があり まぎらわしい場合があります この問題は Integrity システムの 11i v3 で発生します この問題を解決するには HP SMH をインストールする前に 固有の UID および GID(LDAP またはその他のネットワークサービスによって使用されていない ID) を使用して手動でローカル hpsmh ユーザーおよびグループを追加します 1. グループとユーザー用に使用できる不使用 ID を判定します たとえば グループは 130 ユーザーは 125 です 2. /usr/sbin/groupadd -g 130 hpsmh コマンドを使用してグループを追加します 3. /usr/sbin/useradd -u 125 -g hpsmh -d/var/opt/hpsmh \ -c "System Management Homepage" hpsmh コマンドを使用してユーザーを追加します 4. /usr/sbin/groupadd -g 130 hpsmh コマンドを使用してグループを追加します 5. /usr/sbin/useradd -u 125 -g hpsmh -d/var/opt/hpsmh \ -c "System Management Homepage" hpsmh コマンドを使用してユーザーを追加します HP SMH の構成 HP SMH の構成は環境変数と次のファイルで設定されているタグを元にしています /opt/hpsmh/lbin/envvars /opt/hpsmh/conf.common/smhpd.xml /opt/hpsmh/conf/timeout.conf /opt/hpsmh/bin にある CLI の smhconfig ツールデフォルト構成を変更するには ファイルを編集して 表 2 (16 ページ ) に示す環境変数とタグの値を設定します 表 2 変数とタグ 変数 説明 スクリプト JAVA_HOME <session-timeout>15</session-timeout> この変数は JDK がインストールされている /opt/hpsmh/lbin/ envvars ディレクトリを示します <session-timeout> タグは HP SMH セッションタイムアウトを分単位で定義します 値が定義されている場 /opt/hpsmh/lbin/envvars /opt/hpsmh/conf.common/ smhpd.xml 16 HP-UX オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール

17 表 2 変数とタグ ( 続き ) 変数 TIMEOUT_SMH TIMEOUT_TOMCAT TOMCAT_PORT(HP-UX 11i v3) 説明 合 この時間内にユーザーの操作がないと HP SMH セッションは停止します 定義されていない場合 HP SMH セッションタイムアウトのデフォルトは 15 分です 6 から 120 分の間の値で <session-timeout> タグを定義できます TIMEOUT_SMH 環境変数は HP SMH サーバータイムアウトを分単位で定義します HP SMH セッションタイムアウトよりも低く定義されている場合 HP SMH サーバーは HP SMH セッションタイムアウトの 3 分後に停止します HP SMH セッションタイムアウトよりも大きい値が定義されている場合 この時間内にユーザーの操作がないと HP SMH サーバーは停止します 定義されていないか 0 に設定されていると HP SMH はタイムアウトなしで起動します [automatic startup on boot] スタートアップモードが使用中の場合 タイムアウトメカニズムは開始されません この変数は Tomcat タイムアウトを /opt/hpsmh/conf/timeout.conf ファイルに分単位で定義します 値が定義されている場合 この時間内に Java Web アプリケーションへの要求がないと Tomcat は停止します デフォルトでは HP-UX Tomcat-based Servlet Engine のタイムアウトは 20 分で HP-UX Apache ベース Web サーバーのタイムアウトは 30 分です 定義されていないか 0 に設定すると Tomcat はタイムアウトなしで起動します この場合 Tomcat は HP SMH が停止したときだけ停止します HP SMH が Apache 2.2 で動作している場合 このパラメーターは Apache サーバーと Tomcat サーバー間の通信に使用するポートを定義します デフォルト値は 1188 です TOMCAT_PORT=1188 スクリプト /opt/hpsmh/conf/timeout.conf /opt/hpsmh/conf/timeout.conf /opt/hpsmh/tomcat/conf/tomcat.conf /opt/hpsmh/tomcat/conf/server.xml 注記 : HP SMH Apache および Tomcat プロセス間の通信が正常に行われるには /opt/hpsmh/tomcat/ conf/server.xml ファイルにあるコネクターポートの値が /opt/ hpsmh/tomcat/conf/tomcat.conf ファイルに記載されているポート番号と一致する必要があります このポートの値が変更された時は常に HP SMH プロセスを再起動してください HP SMH の構成 17

18 スタートアップモードの構成 HP SMH は次の 3 つのスタートアップモードをサポートします Autostart URL このモードは デフォルト設定です Web ブラウザーを使用して にアクセスすることで HP SMH を起動できます autostart がデフォルトで設定されている場合 デーモンは ホスト名 :2301( ポート 2381 は監視していないのでこのポートは失敗します ) を監視します ポート 2301(http) にアクセスすると HP-UX Apache ベース Web サーバーがポート 2381(https) 上で開始して ページがリダイレクトされます Automatic startup on boot このモードは システムの初期化中に HP SMH を自動的に開始します automatic startup on boot スタートモードが有効の場合で システムがこの構成で再起動されると Web ブラウザーを使用して にアクセスし HP SMH を起動できます デーモンは ホスト名 :2301/ および ホスト名 :2381/ の両方を監視します ポート 2301(http) を使用すると HP-UX Apache ベース Web サーバーがポート 2381(https) 上で開始して ページが自動的にリダイレクトされます 注記 : autostart URL および automatic startup on boot では ホスト名 :2301 を使用できます これは HP-UX オペレーティングシステムでのみ可能です Manual startup HP-UX CLI から HP SMH を開始することができます /opt/hpsmh/bin/smhstartconfig スクリプトを使用して HP SMH サーバーおよび Tomcat インスタンスのスタートアップモードを構成します 構文 :smhstartconfig [ -a {on off} -b {on off} ] [ -t {on off} ] オプション : -a {on off} autostart URL モードを有効 / 無効にします -b {on off} automatic startup on boot モードを有効 / 無効にします -t {on off} Tomcat スタートアップモードを指定します on off HP-UX CLI から HP SMH を開始することができます HP SMH を起動したときに Tomcat を開始します 要求があったときに Tomcat を開始します ( デフォルト ) HP SMH が使用する Apache バージョンを構成するには (HP-UX 11i v3) 次のスクリプトを実行します smhstartconfig -v { } ここで 次のいずれかを選択します 2.2 を選択すると HP SMH は Apache 2.2 で起動します 2.0 を選択すると HP SMH は Apache 2.0 で起動します オプションを指定しない場合 smhstartconfig は現在のスタートアップモードを表示します smhstartconfig コマンドでは -a on と -b on オプションを同時に指定することはできません 詳しくは smhstartconfig(1m) マンページを参照してください man smhstartconfig または man sam 18 HP-UX オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール

19 autostart mode を "on boot"(smhstartconfig -b on -a off コマンド ) に変更した後は システムを再起動しなくても /opt/hpsmh/lbin/hpsmh start コマンドで HP-UX Apache ベース Web サーバープロセスを開始することができます ポート 2301 の無効化 ポート 2301 を無効にすることができます smhpd.xml ファイルでは <port2301> タグはデフォルトで True に設定されています ポート 2301 を無効にするには この値を False に設定する必要があります smhconfig コマンドを使用して構成を変更することもできます smhconfig コマンドの使用について詳しくは smhconfig(1m) マンページを参照してください HP SMH ソフトウェアのパッチまたはアップデート HP では HP SMH へのパッチを提供します プロアクティブパッチ管理支援を採用し 標準のパッチリソースを定期的に確認できます HP サポートセンター (HPSC) OE メディア アプリケーションメディア および HP サポートセンターの標準の HP-UX パッチバンドル HP-UX 11.x オペレーティングシステムへのパッチの適用方法について詳しくは HP テクニカルドキュメントの Web サイト ( 英語 ) に掲載されている パッチ管理ガイド HP-UX 11.x システム用 を参照してください HP では HP SMH へのソフトウェアアップデートを提供します ソフトウェアのアップデートに関する情報については 以下のリソースを確認してください HP-UX OE メディア HP-UX アプリケーションメディア Software Depot にある HP SMH の Web ページ HP SMH の Web サイト ( 英語 ) HP SMH ソフトウェアのパッチまたはアップデート 19

20 4 Windows オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール Windows 上での HP SMH の直接インストール 注記 :HP SMH 設定の構成時には いつでも [ キャンセル ] をクリックできます 1. setup.exe ファイルを起動してインストールウィザードを開始します ウィザードを開始すると [ ようこそ ] ダイアログボックスが表示されます 2. [ 次へ ] をクリックします [ オペレーティングシステムグループ ] ダイアログボックスが表示されます 20 Windows オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール

21 3. 以下の手順を実行して HP SMH のグループ名を追加します a. [ グループ名 ] フィールドに オペレーティングシステムのグループ名を入力します b. [ 管理者 ] [ オペレーター ] または [ ユーザー ] などのオペレーティングレベルを選択し ます 注記 : バージョンコントロールエージェントからバージョンコントロールレポジトリマネージャーにアクセスするために 管理者権限を持つオペレーティングシステムユーザーグループにアカウントを割り当てる必要があります 管理者アカウントがロックアウトされる場合があるため バージョンコントロールエージェントからバージョンコントロールレポジトリマネージャーに接続する際に 管理者アカウントを使用しないでください 管理者アカウントを使用して 管理者権限を備えた別のアカウントを追加し そのアカウントでバージョンコントロールレポジトリマネージャーにアクセスします System Management Homepage のグループリストにユーザーグループを追加するには 事前にシステム上にオペレーティングシステムのユーザーグループが存在する必要があります c. [ 追加 ] をクリックします グループ名が追加されます 各グループレベルに最大 5 項目を追加できます 注記 : グループ名を削除するには グループ名を選択し [ 削除 ] をクリックします d. [ 次へ ] をクリックして先に進みます [ ユーザーアクセス ] ダイアログボックスが表示されます Windows 上での HP SMH の直接インストール 21

22 次のいずれかのアクセスタイプを選択します [ 匿名アクセス ] を選択すると セキュリティ保護されていないページへの匿名アクセスが可能になります [ ローカルアクセス ] を選択して 任意のユーザーに選択したアクセスレベルでローカルコンソールでのアクセス権限を自動的に付与するようにします [ 匿名 ] を選択すると 保護されていないページに限定されたアクセスが許可されます [ 管理者 ] を選択すると 保護されているページと保護されていないページの両方へのアクセス権限が付与されます 注意 : 管理者権限で [ ローカルアクセス ] を選択すると すべてユーザーがローカルコンソールの完全アクセスを利用できるようになり ユーザー名やパスワードの入力を求められることはありません [ ポート 2301] フィールドでは ポート 2301 を有効にするためのオプションが提供されます インストール処理中にポート 2301 を有効にするには [ ポート 2301 を有効 ] を選択します 注記 : デフォルトでは [ ポート 2301] オプションは有効になっています 4. [ 次へ ] をクリックします [ 信頼モード ] ダイアログボックスが表示されます 22 Windows オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール

23 5. 以下の信用モードの中から 提供したいセキュリティのレベルを選択します 証明書による信頼 1. [ 次へ ] をクリックします [ 信頼された証明書 ] ダイアログボックスが表示されます [ 信頼済み証明書 ] ダイアログボックスにより 信頼証明書ファイルを [ 信頼済み証明書リスト ] に追加することができます Windows 上での HP SMH の直接インストール 23

24 2. [ ファイルを追加 ] をクリックして [ 信頼された証明書リスト ] に追加する証明書を表示し 選択します [ ファイルを追加 ] ダイアログボックスが表示されます 不適切なファイル名がファイル名フィールドに入力されると ファイルが存在しないことを示すエラーメッセージが表示されます [OK] をクリックして別のファイルを選択するか [ キャンセル ] をクリックしてダイアログボックスを閉じます [ 信頼された証明書リスト ] が表示されます 注記 : 証明書をリストに追加せずに [ 次へ ] をクリックし 以前インストールした際に存在した証明書がない場合 メッセージが表示され 信頼された証明書を指定しなければ HP SIM がこのシステムの HP Web ベースエージェントにアクセスできないことを示します HP SIM がこのシステムの HP Web ベースエージェントにアクセスできないようにする場合は [OK] をクリックしてください このダイアログボックスを閉じてリストに信頼済み証明書を追加するには [ キャンセル ] をクリックしてください 注記 :[ 証明書による信頼 ] オプションを使用すると HP SMH システムと HP SIM システムは 証明書を使用して信頼関係を確立することができます このモードは最もセキュリティの高い方法になります 証明書のデータを必要とし デジタル署名を確認してからアクセスを許可するからです 3. 証明書をインポートするには 以下の手順に従ってください 1. [ インポート ] をクリックします [ サーバー証明書のインポート ] ダイアログボックスが表示されます 2. インポートしたい証明書を持つサーバーの名前または IP アドレスを入力します 3. [ 証明書の取得 ] をクリックします 証明書情報が標示されます 4. 証明書情報を確認します この証明書を [ 信頼された証明書リスト ] に追加したい場合は [ 承認 ] をクリックして証明書を [ 信頼された証明書リスト ] に追加します この証明書を [ 信頼された証明書リスト ] に追加したくない場合 24 Windows オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール

25 は [ キャンセル ] をクリックしてください [ 信頼された証明書リスト ] が表示されます 注記 : 最大 128 の信頼された証明書を追加できます 注記 : 証明書を削除するには 削除する証明書を選択して [ 削除 ] をクリックします 名前による信頼 1. [ 名前による信頼 ] を選択します 2. [ 次へ ] をクリックします [ 信頼されたサーバー ] ダイアログボックスが表示されます 注記 :[ 名前による信頼 ] モードは [ すべてを信頼 ] モードよりも多少優れたセキュリティ方式ですが ご使用のシステムは依然としてセキュリティ侵害に対して脆弱です [ 名前による信頼 ] モードでは [ 名前による信頼 ] フィールドで指定された HP SIM 認証情報の名前のサーバーからの要求だけを受け入れるように HP SMH を設定できます [ 名前による信頼 ] オプションは構成が簡単で 権限のない不正アクセスを防ぎます たとえば セキュリティ保護されたネットワーク内に 2 つの独立した部門があり それぞれ異なる管理者グループがある場合は [ 名前による信頼 ] オプションが役立ちます この場合 [ 名前による信頼 ] オプションにより 一方のグループが間違ったシステムにソフトウェアをインストールすることを防止できます このオプションでは 提出された HP SIM 証明書名以外は確認されません 3. 信頼する HP Systems Insight Manager サーバーの証明書の名前を入力します 注記 :HP SIM サーバーの認証情報名には次の文字を含めることはできません ~! # $ % ^ & * ( ) + = \ " : ' < >?, ; 4. [ 追加 ] をクリックして 信頼する HP SIM サーバーの認証情報名を追加します 注記 : 最大 5 つの HP SIM サーバー名を入力できます Windows 上での HP SMH の直接インストール 25

26 注記 :HP SIM サーバー認証情報名をリストに追加せずに [ 次へ ] をクリックした場合 エラーメッセージが表示され 信頼されるサーバーの認証情報名を指定しないと HP SIM がこのシステムの Web ベースエージェントにアクセスできないことを示します [OK] をクリックしてシステムを信頼せずに先に進むか [ キャンセル ] をクリックしてダイアログボックスを閉じて HP SIM サーバーの認証情報名をリストに追加します 注記 :HP SIM サーバーの認証情報名を削除するには 削除する認証情報名を選択して [ 削除 ] をクリックします 選択した認証情報名が削除されます すべて信頼 [ すべて信頼 ] を選択します 注記 :[ すべて信頼 ] オプションでは システムはセキュリティ攻撃にさらされ HP SMH が任意のサーバーから特定の要求を受け入れるようにセットアップされます たとえば セキュリティ保護されたネットワークで ネットワーク内のすべてのユーザーを信頼できる場合は [ すべて信頼 ] が役立ちます 6. [ 次へ ] をクリックします [IP バインド ] ダイアログボックスが表示されます [IP バインド ] を選択して サブネット IP アドレスとネットマスクを有効にします [IP バインド ] ダイアログボックスで 特定のサブネット IP アドレスまたはネットマスクに一致する特定の IP アドレスにバインドすることができます これにより 管理用サブネットを限定することができます a. [IP バインドを有効 ] チェックボックスを選択し 指定のフィールドに [ サブネット IP アドレス ] を入力します b. 指定のフィールドに [ ネットマスク ] を入力します c. [ 追加 ] をクリックします ダイアログボックスにサブネット IP アドレス / ネットマスクが表示されます サブネット IP アドレス / ネットマスクをダイアログボックスから削除するには [ サブネット IP アドレス / ネットマスク ] を選択して [ 削除 ] をクリックし 26 Windows オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール

27 ます ダイアログボックスからサブネット IP アドレス / ネットマスクが削除されます 注記 : 最大 5 組のサブネット IP アドレス / ネットマスクを追加できます 無効な IP アドレスまたはサブネット IP アドレス / ネットマスクペアを入力した場合 サブネット IP アドレスは無効です というメッセージが表示され サブネット IP アドレスまたはネットマスクが無効であることを示します [OK] をクリックします 有効なサブネット IP アドレスまたはネットマスクを入力し [ 追加 ] を再度クリックします 注 :IPv6 アドレスの場合は マスキングフィールドは不要です 7. [ 次へ ] をクリックします [IP 限定ログイン ] ダイアログボックスが表示されます [IP 限定ログイン ] ダイアログボックスで ログインアクセスを許可する またはログインアクセスを拒否する特定の IP アドレスまたは IP アドレス範囲を選択することができます 8. [IP 限定ログインを有効 ] を選択して [ 次へ ] をクリックします [ 内包する IP アドレス ] ダイアログボックスが表示されます このダイアログボックスでは ログインアクセスを許可する IP アドレスまたは IP アドレス範囲を指定できます IP アドレスが [ 内包 ] リストに含まれる場合 含まれている IP アドレスからのログインだけが有効になります IP アドレスが [ 内包 ] リストに含まれていない場合は [ 除外 ] リストに含まれていないすべての IP アドレスにログイン権限が付与されます Windows 上での HP SMH の直接インストール 27

28 注記 :[IP 限定ログイン ] ダイアログボックスには 単一のアドレスおよびアドレスの範囲を入力できます 最初のボックスにアドレスを 1 つ入力してください a. [ 内包 ] フィールドに 範囲の開始 IP アドレスを入力します b. [To] フィールドに 範囲の終了 IP アドレスを入力します 開始 IP アドレスと終了 IP アドレスの間のすべての IP アドレスがログインアクセス権限をもちます c. [ 追加 ] をクリックします IP アドレスまたは IP アドレス範囲が [ 内包 ] リストに追加されます IP アドレスまたは IP アドレス範囲を削除するには IP アドレスまたは IP アドレス範囲を選択し [ 削除 ] をクリックします IP アドレスまたは IP アドレス範囲が [ 内包 ] リストから削除されます 注記 : 無効な IP アドレスまたは IP アドレス範囲を入力すると IP アドレスが無効であることを示すメッセージが表示されます [OK] をクリックします 有効な IP アドレスまたは IP アドレス範囲を入力して [ 追加 ] をクリックしてください 9. [ 次へ ] をクリックします [ 除外する IP アドレス ] ダイアログボックスが表示されます 28 Windows オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール

29 a. [ 除外 ] フィールドに 範囲の開始 IP アドレスを入力します b. [To] フィールドに 範囲の終了 IP アドレスを入力します 開始 IP アドレスと終了 IP アドレスの間のすべての IP アドレスはログインアクセス権限をもちません c. [ 追加 ] をクリックします IP アドレスまたは IP アドレス範囲が [ 除外 ] リストに追加されます IP アドレスまたは IP アドレス範囲を削除するには IP アドレスまたは IP アドレス範囲を選択し [ 削除 ] をクリックします IP アドレスまたは IP アドレス範囲が [ 除外 ] リストから削除されます 注記 : 無効な IP アドレスまたは IP アドレス範囲を入力すると IP アドレスが無効であることを示すメッセージが表示されます [OK] をクリックします 有効な IP アドレスまたは IP アドレス範囲を入力して もう一度 [ 追加 ] をクリックしてください 注記 :[ 内包 ] または [ 除外 ] リストに IP アドレスを追加せずに [ 次へ ] を選択すると 次の警告メッセージが表示されます [ いかなる IP アドレスも包括範囲または除外範囲が指定されていなければ IP 限定ログインは無効になります いかなる IP アドレスの限定を追加することなしに続行しますか?] [OK] を選択すると [IP 限定ログインを有効 ] ダイアログボックスの [IP 限定ログインを有効 ] オプションの選択が解除され [ 現在の設定 ] ダイアログボックスが表示されます 10. [ 次へ ] をクリックします [ 現在の設定 ] が表示されます [ 現在の設定 ] は インストール中に指定したオプションの概要を示しています Windows 上での HP SMH の直接インストール 29

30 11. [ 次へ ] をクリックします インストールプロセスが始まります 注記 :HP SMH のインストール中 [ キャンセル ] ボタンは無効になります ボックスの右上にある [X] をクリックしても 現在の操作はキャンセルできません 12. [ 完了 ] をクリックすると インストールが終わります 30 Windows オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール

31 HP SMH for Windows のサイレントインストール Windows での HP SMH のインストールでは HP SMH をサイレントでインストールできます インストールが完了した後に HP SMH の設定を構成することができます 注記 : setup.exe /r オプションを使用するときは 証明書をコピーしたりインポートしないでください setup.iss ファイルの生成 setup.exe /r HP SMH インストールインターフェイスが表示され 選択したものを記録します setup.iss ファイルは Windows ディレクトリに保存されます このファイルは別の場所に移動することができます CLI を使用したサイレントインストール CLI を使用してサイレントインストールするには 次のコマンドを使用します setup.exe /s /f1full_path_to_setup.iss_file たとえば setup.exe /s /f1c:\mydirectory\setup.iss と入力します 注記 :f1 とパスの間にスペースはありません CLI を使用したサイレント再インストール CLI を使用してサイレント再インストールするには 次の手順に従います setup.exe /s /reinst /f1full_path_to_setup.iss_file 注記 :/s /reinst コマンドは 同じバージョンの HP SMH を再インストールします /s /preserve コマンドは 既存の smhpd.xml 設定を保存します HP SMH for Windows のサイレントインストール 31

32 HP SMH 3.x を新規インストールする場合 /preserve コマンドは 3.x 以前の設定を保存します HP SMH 2.x がインストールされている場合は setup.exe /s /reinst /preserve /f1-full_path_to_setup.iss と入力する必要があります /preserve を入れなかった場合 setup.iss が適用されます HP SMH の構成 HP SMH の構成は環境変数と SystemDrive\hp\hpsmh\smhpd.xml ファイルで設定されているタグを元にしています デフォルト構成を変更するには XML ファイルを編集して タグの値を適切な値に設定します XML ファイルの変更方法は 3 とおりあります テキストエディターアプリケーションを使用して XML ファイルを編集する SystemDrive\hp\hsmh\bin にある CLI smhconfig.exe ツールを使用する ブラウザーを介して HP SMH インターフェイスを使用する 注記 : ブラウザーを使う場合 一部の構成は実行できません 表 3 環境変数とタグ変数 <session-timeout>15</session-timeout> <ui-timeout>120</ui-timeout> <rotate-logs-size>n</rotate-logs-size> 説明 <session-timeout> タグは HP SMH セッションタイムアウトを分単位で定義します 値が定義されている場合 この時間内にユーザーの操作がないと HP SMH セッションは停止します 定義されていない場合 HP SMH セッションタイムアウトのデフォルトは 15 分です 1 から 60 分の間の値で <session-timeout> タグを定義できます <ui-timeout> タグは HP SMH GUI タイムアウトを秒単位で定義します 定義されている場合 HP SMH は Web アプリケーションの読み込み時間を制限します 定義されていない場合 HP SMH GUI のタイムアウトのデフォルトは 120 秒です 10 から 3600 秒の間の値で <ui-timeout> タグを定義できます <rotate-logs-size> タグは HP SMH GUI Rotate Logs ファイルサイズを定義します Rotate Logs ファイルサイズを変更するには 構成ファイル smhpd.xml を編集します <rotate-logs-size> タグは 1~9( メガバイト単位 ) の範囲の任意の値を使用して定義できます スクリプト SystemDrive:\hp\hpsmh\conf\smhpd.xml SystemDrive:\hp\hpsmh\conf\smhpd.xml SystemDrive:\hp\hpsmh\conf\smhpd.xml 32 Windows オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール

33 表 3 環境変数とタグ ( 続き ) 変数 説明 スクリプト <log-base-dir>path</log-base-dir> <max-threads>value</max-threads> log-base-dir タグは Error_log および Access_log のパスを定義します デフォルトでは Error_log および Access_log は SystemDrive:\hp\hpsmh\logs (Linux では /var/spool/opt/hp/hpsmh/logs) フォルダーにあります パスは タグで必要なパスを指定してそのパスの下にログフォルダーを作成することで変更できます max-threads タグは smhpd.xml ファイルで使用され Apache が使用するスレッドの数を構成します デフォルト値 - Windows の場合 : 250 最大値 - Windows の場合 :512 最小値 - Windows の場合 :64 注記 : スレッドの最大値は Windows 環境にのみ適用されます SystemDrive:\hp\hpsmh\conf\smhpd.xml (Linux では /opt/hp/hpsmh/conf/smhpd.xml) HP SMH の構成 33

34 5 HPSUM を使用した HP SMH のインストール HP Smart Update Manager(HPSUM) ユーティリティでは 単一の使いやすいグラフィカルユーザーインターフェースから ProLiant または Integrity Support Pack ソフトウェアおよびファームウェアコンポーネントを展開することができます このユーティリティを使用すると ローカルサーバー上あるいは 1 台または複数台のリモートサーバー上に ProLiant または Integrity Support Pack と Smart コンポーネントを展開して管理できます このユーティリティは 既存のソフトウェアおよびファームウェアコンポーネントを従来どおりサポートしながら 展開プロセス全体を簡素化します また このユーティリティは 依存関係を自動的に調べて 適切なアップデートをインストールし 最適化されたシステム構成を実現する インストール機能およびバージョンコントロール機能を備えています ProLiant または Integrity Support Pack には 多くのファイルが含まれています SPP または ISP を正常にインストールするには すべてのファイルが HPSUM.EXE プログラムと同じディレクトリに存在する必要があります HP SMH を ProLiant または Integrity Support Pack 全体の一部としてインストールしたり HP SMH コンポーネントを個別にインストールしたりできます HP SMH コンポーネントは 事前構成にも対応しており 対象マシンへのインストールの前に コンポーネントそのものの一部として構成し その構成を保存しておくことができます 注記 : 事前構成されたコンポーネントをインストールすると すでにインストールされている HP SMH の構成設定が上書きされます 既存の設定値を保持する場合は コンポーネントの事前構成を行わないでください Windows オペレーティングシステム上での HPSUM を使用した HP SMH のインストール 次の手順を実行して Windows オペレーティングシステム上に HPSUM を使用して HP SMH をインストールします 1. インストールを開始するには HPSUM.EXE を実行します [HP Smart Update Manager へようこそ ] ページが開きます 2. [ ローカルホストガイドアップデート ] オプションを選択します 展開モード選択オプションで [ ローカルホストガイドアップデート ] ページが開きます 34 HPSUM を使用した HP SMH のインストール

35 3. 展開モードを選択して [OK] をクリックします 次のモードを選択します [ 対話式 ] 展開モード 手順 4 に進みます [ 自動 ] 展開モード 手順 5 に進みます 4. 対話式展開モード a. [ 対話式 ] モードを選択して [OK] をクリックします [ ベースラインおよびノードのインベントリ ] が表示されます b. [ 次へ ] をクリックします [ 展開サマリー ] ページが表示されます Windows オペレーティングシステム上での HPSUM を使用した HP SMH のインストール 35

36 c. ページの一番下までスクロールし [HP System Management Homepage for Windows x 64] を選択して [ 展開 ] をクリックします 次のページが表示されます d. [ 展開 ] ページには 展開されたパッケージが展開のステータスメッセージとともに一覧表示されます HP System Management Homepage for Windows オペレーティングシステムは正常にインストールされました 5. 自動展開モード a. [ 自動 ] 展開モードを選択して [OK] をクリックします 次のプロンプトが表示されます b. [OK] をクリックします インベントリ レビュー および展開に対する [ ローカルホストガイドアップデート ] ページが開きます 36 HPSUM を使用した HP SMH のインストール

37 すべての手順 ([ インベントリ ] [ レビュー ] および [ 展開 ]) は自動的に処理されます [ 手順 3 展開 ] の完了後に 展開ステータスページが開きます HP System Management Homepage for Windows オペレーティングシステムは正常にインストールされました 6. インストールが完了したら [ 再起動 ] をクリックして システムを再起動します Linux オペレーティングシステム上での HPSUM を使用した HP SMH のインストール Linux オペレーティングシステム上に HPSUM を使用して HP SMH をインストールするには 最小要件を満たす必要があります また SPP _0605.iso ファイルが必要です 次の手順を実行して Linux オペレーティングシステム上に HPSUM を使用して HP SMH をインストールします 1. 展開を開始するには ISO イメージをマウントし hp/swpackages に移動してから./hpsum コマンドを実行して HPSUM を起動します [HP Smart Update Manager へようこそ ] ページが開きます 2. [ ローカルホストガイドアップデート ] オプションを選択します 展開モード選択オプションで [ ローカルホストガイドアップデート ] ページが開きます Linux オペレーティングシステム上での HPSUM を使用した HP SMH のインストール 37

38 3. デフォルトのベースライン SPP が選択されます 異なる SPP ベースラインを選択して展開することもできます [ 異なるベースラインの割り当て ] チェックボックスにチェックを入れると 次のようにオプションが展開されます 4. をクリックし 次の項目をブラウズして選択します [ ベースライン ] [ 追加パッケージ ] 5. 展開モードを選択して [OK] をクリックします 次のモードを選択します [ 対話式 ] 展開モード 手順 6 に進みます [ 自動 ] 展開モード 手順 7 に進みます 6. 対話式展開モード a. [ 対話式 ] モードを選択して [OK] をクリックします [ ベースラインおよびノードのインベントリ ] が表示されます b. [ 次へ ] をクリックします [ 展開サマリー ] ページが表示されます 38 HPSUM を使用した HP SMH のインストール

39 c. ページの一番下までスクロールし [HP System Management Homepage for Linux (AMD64/EM64T)] を選択して [ 展開 ] をクリックします 次のページが表示されます d. [ 展開 ] ページには 展開されたパッケージが展開のステータスメッセージとともに一覧表示されます HP System Management Homepage for Linux オペレーティングシステムは正常にインストールされました 7. 自動展開モード a. [ 自動 ] 展開モードを選択して [OK] をクリックします 次のプロンプトが表示されます b. [OK] をクリックします インベントリ レビュー および展開に対する [ ローカルホストガイドアップデート ] ページが開きます Linux オペレーティングシステム上での HPSUM を使用した HP SMH のインストール 39

40 すべての手順 ([ インベントリ ] [ レビュー ] および [ 展開 ]) は自動的に処理されます [ 手順 3 展開 ] の完了後に 展開ステータスページが開きます HP System Management Homepage for Linux オペレーティングシステムは正常にインストールされました 8. インストールが完了したら [ 再起動 ] をクリックして システムを再起動します HP SMH コンポーネントの事前構成 1. [HP System Management Homepage コンポーネント構成ウィザードへようこそ ] ページから [ 次へ ] をクリックします [ オペレーティングシステムグループ ] ページが表示されます 2. [ グループ名 ] フィールドに 割り当てるオペレーティングシステムグループの名前 (vcadmin など ) を入力します 3. [ 操作レベル ] フィールドで 新しいグループに適切なレベルをドロップダウンリストから選択します 注記 : デフォルトの管理者および [ 管理者グループ ] の下のアカウントには 常に管理者アクセス権があります 4. [ 追加 ] をクリックしてグループを割り当てます 新しいグループが 割り当てられたオペレーティングシステムグループの下に表示されます 注記 : オペレーティングシステムグループ当たり最大 5 つのエントリーを追加できます 5. [ 次へ ] をクリックします [ 保存 ] をクリックしてこの時点までの変更内容を保存するか [ キャンセル ] をクリックして変更内容を破棄し ウィザードを終了します 6. 次のいずれかのオプションを選択します 匿名アクセス 匿名アクセスは デフォルトで無効になっています [ 匿名アクセス ] を使用すると ユーザーがログインせずに HP SMH にアクセスできるようになります 匿名アクセスを許可するには このオプションを選択します 注意 : [ 匿名アクセス ] を使用することはおすすめできません ローカルアクセス ローカルアクセスは デフォルトで無効になっています [ ローカルアクセス ] では 認証を受けずにローカルで HP SMH にアクセスできます [ 管理者 ] を選択すると ローカルコンソールにアクセスできるすべてのユーザーに 完全アクセスが与えられます [ 匿名 ] を選択すると あらゆるローカルユーザーが ユーザー名とパスワードを要求されることなく セキュリティ保護されていないページだけにアクセスを許可されます 40 HPSUM を使用した HP SMH のインストール

41 注意 : 管理サーバーソフトウェアがローカルアクセスを有効にしないかぎり ローカルアクセスの使用はおすすめしません [ ポート 2301] フィールド : [ ポート 2301] リンクは ポート 2301 を有効にしたり無効にしたりすることができます デフォルト値は有効であり これにより HP Web ベースシステムマネジメントソフトウェアとの互換性が維持されます [ ポート 2301] の有効化および無効化について詳しくは HP System Management Homepage ユーザーガイド を参照してください 7. [ 次へ ] をクリックします [ 保存 ] をクリックしてこの時点までの変更内容を保存するか [ キャンセル ] をクリックして変更内容を破棄し ウィザードを終了します 8. 次のいずれかの信頼モードセキュリティオプションを選択します 証明書による信頼 信頼済み証明書を持つ HP SIM サーバーからの構成変更だけを受け入れるように HP SMH を設定できます このモードでは 証明書による認証を提供する 提出されたサーバーが必要です このモードは最もセキュリティの高い方法になります 証明書のデータを必要とし デジタル署名を確認してからアクセスを許可するからです リモートでの構成変更を可能にしたくない場合は [ 証明書による信頼 ] を選択したままにし 信頼システムのリストを空のままにしていずれの証明書もインポートしないようにします 注記 : 他のオプションより安全であるため このオプションを使用することを強くおすすめします 証明書によって信頼するには 次のように操作します 1. [ 証明書による信頼 ] を選択して [ 次へ ] をクリックします 2. [ 証明書名 ] フィールドで [ 一覧 ] をクリックして証明書ファイルを選択します 証明書ファイルを選択したら 証明書データが画面に表示されます 3. [ 追加 ] をクリックします 証明書が [ 証明書ファイル ] の下に表示されます [ 保存 ] をクリックしてこの時点までの変更内容を保存するか [ キャンセル ] をクリックして変更内容を破棄し ウィザードを終了します 4. [ 次へ ] をクリックします [IP バインド ] ページが表示されます 名前による信頼 HP SIM の認証情報の名前が [ 名前による信頼 ] フィールドに指定されているサーバーからの特定の構成変更だけを受け入れるよう HP SMH が設定されます [ 名前による信頼 ] オプションは 簡単に構成することができます たとえば 2 つの別々の部門に 2 つの異なる管理者グループがある安全なネットワークの場合に [ 名前による信頼 ] オプションを使用できます このオプションにより あるグループが間違ったシステムにソフトウェアをインストールすることを防止できます このオプションは 提出された HP SIM サーバーの認証情報名だけを確認します 注意 : 他のオプションより安全であるため [ 証明書による信頼 ] オプションを使用することを強くおすすめします サーバー名オプションは 次の条件を満たす必要があります 各サーバー認証情報名の最大長は 64 文字です サーバーの証明書名に次の特殊文字は使用できません ~ # $ % ^ & * ( ) + = \ ": ' < >?,. 名前によって信頼するには 次のように操作します 1. [ 名前による信頼 ] を選択して [ 次へ ] をクリックします HP SMH コンポーネントの事前構成 41

42 2. [ 信頼されたサーバー名 ] フィールドで 信頼する HP SIM サーバーの認証情報名を入力します 3. [ 追加 ] をクリックします 信頼済み HP SIM サーバーの認証情報名が [ 信頼されたサーバー ] リストの下に表示されます [ 保存 ] をクリックしてこの時点までの変更内容を保存するか [ キャンセル ] をクリックして変更内容を破棄し ウィザードを終了します 4. [ 次へ ] をクリックします [IP バインド ] ページが表示されます すべて信頼 あらゆるサーバーからの特定の変更を受け入れるよう HP SMH が設定されます 注意 : 他のオプションより安全であるため [ 証明書による信頼 ] オプションを使用することを強くおすすめします すべてのサーバーを信頼するには 次のように操作します 1. [ すべて信頼 ] を選択します [ 保存 ] をクリックして変更内容を保存するか [ キャンセル ] をクリックして変更内容を破棄し ウィザードを終了します 2. [ 次へ ] をクリックします [IP バインド ] ページが表示されます 9. IP バインディングは HP SMH が要求を受け入れる IP アドレスを指定し 処理されるネットおよびサブネット要求についての制御を行います 管理者は [IP バインド ] ページに指定されたアドレスに対してのみバインドするよう HP SMH を構成することができます 最大で 5 つのサブネット IP アドレスとネットマスクを定義することができます サーバーの IP アドレスは マスクの適用後に入力された IP バインディングアドレスのいずれかに一致する場合に バインドされます 注記 : HP SMH は 常に にバインドされます IP バインディングが有効でサブネット / マスクペアが構成されていない場合は HP SMH は に対してのみ使用可能です IP バインディングが有効でない場合は HP SMH はすべてのアドレスにバインドします IP バインディングを構成するには 次のように操作します 1. [IP バインド ] を選択します [IP バインド ] ページが表示されます 2. IP アドレスを入力します 3. ネットマスクを入力します 注 :IPv6 アドレスの場合は マスキングフィールドは不要です 4. [ 追加 ] をクリックします IP バインディングの構成が保存され [IP バインドリスト ] の下に表示されます 5. [ 次へ ] をクリックします [IP 限定ログイン ] ページが表示されます 10. IP 限定ログインを使用すると HP SMH がシステムの IP アドレスに基づいてログインアクセスを制限できます アドレス制限は インストール時に設定するか 管理者が [IP 限定ログイン ] ページから設定することができます IP アドレスが除外されている場合は [ 内包 ] ボックスにあっても除外されます IP アドレスが [ 包含 ] ボックスに含まれる場合 それらの IP アドレスのみがログインアクセスを許可されます ただし localhost の場合を除きます IP アドレスが包含リストにない場合 ログインアクセスは 除外リストにないあらゆる IP アドレスに対して許可されます IP アドレスを含めたり除外したりするには 次のように操作します 42 HPSUM を使用した HP SMH のインストール

43 1. [ 開始 ] フィールドから 含めるまたは除外する IP アドレスを入力します [ 開始 ] フィールドに開始の IP アドレスを入力するし [ 終了 ] フィールドに終わりの IP アドレスを入力することによって 包含または除外する IP アドレス範囲を入力できます 2. [ 種類 ] フィールドから [ 包括 ] または [ 除外 ] を選択します 3. [ 追加 ] をクリックして IP アドレスまたは IP アドレス範囲を [ 包括するリスト ] または [ 除外リスト ] に追加します 4. [ 保存 ] をクリックします 注記 : IPv4 アドレス範囲のみが IP 限定ログインでサポートされています これで HP SMH コンポーネントが正常に構成されました いつでもインストールできます HP SMH コンポーネントの事前構成 43

44 6 Linux オペレーティングシステム上での HP SMH の直接インストール x86 および x86_64 オペレーティングシステム上の Linux 用のインストール Linux 用の HP SMH のインストールでは x86 および x86_64 オペレーティングシステム上に HP SMH をサイレントでインストールできるようになります インストールが完了した後に HP SMH の設定を構成することができます 注記 : HP SMH をインストールするには root ユーザーとしてログインする必要があります 注記 : HP SMH は ユーザーおよびグループ名 hpsmh を使用します その他の目的で hpsmh ユーザーおよびグループ名を使用しないでください Linux x86 オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール x86 オペレーティングシステムに HP SMH をインストールするには 最小要件を満たす必要があります また hpsmh-7.x.x-y.i386.rpm が必要となります 注記 : 一般的な 32 ビット RPM リストは デフォルトでインストールされません HP SMH をインストールするには 次のコマンドラインを入力します rpm -ivh hpsmh-7.x.x-y.i386.rpm デフォルトの構成値で HP SMH が正しくインストールされたことを示すメッセージが表示されます 最小要件について詳しくは インストール要件 (5 ページ ) を参照してください x86_64 オペレーティングシステム上での HP SMH のインストール x86_64 オペレーティングシステムに HP SMH をインストールするには 最小要件を満たす必要があります また hpsmh-7.x.x-y.x86_64.rpm が必要となります 注記 : HP SMH を手動でインストールまたはアンインストールする場合 ( 新しいサーバーのバージョン たとえば :Novell/SUSE Linux で )insserv: warning: script 'SCRIPT NAME' missing LSB tags and overrides という警告が生成される場合があります ただし これらの警告は HP SMH の機能や インストールまたはアンインストールには影響がありません このような警告を回避するには 対応するオペレーティングシステムの要件に従って 特定の init スクリプト <SCRIPT NAME> の INIT INFO ブロックを編集します rpm -ivh hpsmh-7.x.x-y.x86_64.rpm hpsmh- ユーザーグループポリシー Linux オペレーティングシステムでは Web サーバーは特定のユーザー (hpsmh) として実行され Web サーバーに管理者アクセス権はありません webapp は必要に応じて インストール中に [uid] ビットを適切に設定し 実行時に [setuid] を設定して 管理者アクセス権を得ることができます HP SMH をインストールすると ユーザー [hpsmh] とグループ [hpsmh] が自動的に /etc/passwd ファイルに追加されます 44 Linux オペレーティングシステム上での HP SMH の直接インストール

45 注記 : ユーザー ID(UID) とグループ ID(GID) がすでに LDAP ユーザーによって使用されている場合 LDAP または他のネットワークサービスを使用してユーザーおよびグループアカウントを管理する際に競合が生じる可能性があります この競合を回避するには HP SMH をインストールする前に 固有の UID および GID(LDAP またはその他のネットワークサービスによって使用されていない ID) を使用して手動でローカルの [hpsmh] ユーザーおよびグループを追加します 1. グループとユーザー用に使用できる未使用 ID を決定します たとえば グループは 130 ユーザーは 125 です 2. 次のコマンドを実行して グループを追加します /usr/sbin/groupadd -g 130 hpsmh 3. 次のコマンドを実行して ユーザーを追加します /usr/sbin/useradd -u 125 -g hpsmh -d/var/opt/hpsmh -c "System Management Homepage" hpsmh 注記 : SMH rpm アップグレードを使用すると [hpsmh] ユーザーエントリーを /etc/passwd ファイルおよび /etc/group ファイルに保持することができますが SMH rpm アンインストールを使用すると すべての [hpsmh] エントリーが対応するファイルから削除されます HP SMH の構成 HP SMH をインストールした後に 設定を構成することができます 3.0 より前のバージョンの HP SMH から移行する場合は 以前の設定が保持されます ただし この場合も保持された設定を変更することができます HP SMH の設定を構成するには 以下の手順に従ってください 1. /opt/hp/hpsmh/sbin にある CLI の smhconfig ツールを使用します 2. 次のコマンドを入力して構成を開始します /opt/hp/hpsmh/sbin/smhconfig HP SMH の構成 45

46 7 初めてのソフトウェアのインストール 初めて HP SMH をインストールして構成した後には プライベートキーおよび対応する Base64 符号化の自署証明書を作成する処理が開始されます この証明書は Base64 コード化 PEM ファイルです 注記 : SMH は Privacy Enhanced Mail(PEM) 形式の証明書のみをサポートします キーおよび証明書の情報 HP-UX オペレーティングシステムでは HP SMH 用のパブリックキーとプライベートキーの両方が /var/opt/hpsmh/sslshare ディレクトリに保存されています ファイル名は file.pem( プライベートキー ) および cert.pem( サーバー証明書 ) です HP SMH が Apache 2.2 で動作しているとき (HP-UX 11iv3) Apache Tomcat 通信にはポート 1188( デフォルト ) 上の https 接続を通じた証明書に基づく認証が必要です インストール時に生成される証明書 /var/opt/hpsmh/sslshare/proxy.pem がこの目的で使用されます Java プラグインを起動するために効果的な Apache Tomcat 通信が必要なため システムでこの証明書を変更しないでください Linux オペレーティングシステムでは HP SMH 用のパブリックキーとプライベートキーの両方が /etc/opt/hp/sslshare ディレクトリに保存されています ファイルは file.pem および cert.pem と呼ばれます Windows オペレーティングシステムでは パブリックキーとプライベートキーは システムドライブの < システムドライブ >:\hp\sslshare ディレクトリに保存されています キーを保護するため このサブディレクトリには管理者のみがアクセスできます ( ファイルシステムがこのようなセキュリティを許可する場合 ) プライベートキーを保護するために Windows に HP SMH をインストールする場合には NTFS(New Technology File System) にインストールすることをおすすめします 重要 : Windows オペレーティングシステムの場合 管理者のみがファイルを通じてプライベートキーにアクセスできるように ファイルシステムは NTFS を使用する必要があります プライベートキーが不正にアクセスされた場合は < システムドライブ >:\hp\sslshare\cert.pem ファイルを削除してサーバーを再起動できます この操作によって HP SMH は新しい証明書とプライベートキーを生成します 注記 : 証明書とプライベートキーは HP SMH を初めて起動したとき または証明書とキーのペアが存在しないときにのみ生成されます Verisign や Entrust などの認証機関 (CA) からの証明書を 自己証明書の代わりに使用することができます これらの証明書とキーファイルは HP SIM などの HP のその他のマネジメントソフトウェア製品と共有されます 46 初めてのソフトウェアのインストール

47 8 HP SMH からのサインインおよびサインアウト Microsoft Windows XP でのサインイン Microsoft Windows XP システムに HP SMH をインストールする場合 HP SMH にサインインするための 次のセキュリティオプションを有効にする必要があります 1. [ コントロールパネル ] [ 管理ツール ] [ ローカルセキュリティポリシー ] を選択します [ ローカルセキュリティ設定 ] ダイアログボックスが表示されます 2. [ ローカルポリシー ] を選択します 3. [ セキュリティオプション ] を選択します 4. [ ネットワークアクセス : ローカルアカウントの共有とセキュリティモデル ] を右クリックして [ プロパティ ] を選択します [ ローカルセキュリティポリシーの設定 ] ダイアログボックスが表示されます 注記 :[ ネットワークアクセス ] アイテムは 環境により表示が異なることがあります 5. [ クラシック - ローカルユーザーがローカルユーザーとして認証する ] を選択します 6. [OK] をクリックして [ ローカルセキュリティポリシー設定 ] ダイアログボックスを閉じま す Microsoft Internet Explorer でのサインイン 1. ホスト名 :2381/ にアクセスします スクリプトエラーを防ぐため HP SMH の Web アドレスを Internet Explorer の信頼済みサイトに追加しておくことをおすすめします HP SMH を Internet Explorer の信頼済みサイトに追加するには 以下の手順に従ってください a. Internet Explorer で [ ツール ] [ インターネットオプション ] の順にクリックします b. [ セキュリティ ] タブをクリックします [ セキュリティ ] タブが表示されます c. [ 信頼済みサイト ] アイコンを選択します d. [ サイト...] をクリックします [ 信頼済みサイト ] ダイアログボックスが表示されます e. [ 次の Web サイトをゾーンに追加する ] フィールドに ホスト名 :2381/ と 入力し [ 追加 ] をクリックます f. [OK] をクリックして 設定を保存して [ 信頼済みサイト ] ダイアログボックスを閉じ ます g. [OK] をクリックしてインターネットオプションダイアログボックスを閉じます デフォルトの構成を変更して autostart を無効にし start on boot を有効にしているか ポート 2301 を無効にしていて HP-UX システムを参照するのに Internet Explorer を使用している場合は ポート 2381 を使用してください デフォルトのインストール構成のままの場合は 次の URL を使用してください 注記 : また ポート 1188 を使用して HP SMH にアクセスすることもできます このポートは HP SMH の Tomcat インスタンスによって使用されます デフォルトでは HP-UX のインストールは autostart 機能を有効にします デーモンはポート 2301 を監視し ポート 2381 からリクエストされた HP SMH のみ開始し タイムアウト時間が経過すると停止します 詳しくは smhstartconfig(1m) コマンドを参照してください 初めてこのリンクにアクセスすると [ セキュリティの警告 ] ダイアログボックスが表示され サーバーを信頼するかどうかを尋ねられます 証明書をインポートしない場合は HP SMH にアクセスするたびに [ セキュリティの警告 ] が表示されます 管理対象の各システムに利用者自身のパブリックキーインフラストラクチャ (PKI) を実装したり 利用者が自分で作成した証明書をインストールしたい場合は 管理に使用する各 Microsoft Windows XP でのサインイン 47

48 ブラウザーに認証機関ルート証明書をインストールできます 認証機関ルート証明書がインストールされている場合 [ セキュリティの警告 ] ダイアログボックスは表示されません 予期に反してこのアラートが表示された場合は 間違ったシステムにアクセスしている可能性があります [certificate authority ルート証明書 ] のインストール手順について詳しくは ブラウザーのオンラインヘルプを参照してください HP SIM からのリンクを通じてこのページにアクセスし さらに HP SMH で [ 証明書による信頼 ] オプションを有効にしている場合 以前に信頼が構成されていなければ [ 管理サーバー証明書自動インポート ] オプションが表示されます HP SIM 証明書の自動インポートについて詳しくは HP System Management Homepage ヘルプシステム を参照してください 2. [ はい ] をクリックします [ 匿名 ] アクセスが有効になっていない場合は [ サインイン ] ページが表示され その後に [HP System Management Homepage] が表示されます 3. ユーザー名を入力します ユーザーグループを HP SMH のセキュリティ設定に追加していない場合 ユーザーは [Administrators] グループ (Windows) またはオペレーティングシステムグループ [root] (HP-UX および Linux)( デフォルトでユーザー root に含まれている ) のオペレーティングシステムアカウントでログインする必要があります 証明書が本物であることが確認できない場合 ユーザーはアクセスを拒否されます [Administrator](Windows) および [root](hp-ux または Linux) は HP SMH に対する管理者アクセス権を持ちます 4. パスワードを入力します 5. [ サインイン ] をクリックします HP SMH が表示されます Mozilla および Firefox によるサインイン 1. ホスト名 :2381/ にアクセスします デフォルトの構成を変更して autostart を無効にし start on boot を有効にしていて HP-UX システムを参照するのに Mozilla または Firefox を使用している場合は ポート 2381 を使用してください デフォルトのインストール構成のままの場合は 次の URL を使用してください デフォルトでは HP-UX のインストールは autostart 機能を有効にします デーモンはポート 2301 を監視し ポート 2381 からリクエストされた HP SMH のみ開始し タイムアウト時間が経過すると停止します 詳しくは smhstartconfig(1m) コマンドを参照してください 初めてこの HP SMH URL にアクセスすると [ 不明な認証局により認証された Web サイト ] ダイアログボックスが表示され サーバーを信頼するかどうかを尋ねられます [ この証明書を常に受け入れる ] を選択していない場合は ブラウザーを使用するたびに [ 不明な認証局により認証された Web サイト ] ダイアログボックスが表示されます 2. [OK] をクリックします [ 匿名 ] アクセスが有効になっていない場合は [ サインイン ] ページが表示され その後に [HP System Management Homepage] が表示されます 3. オペレーティングシステムによって認識されているユーザー名を入力します ユーザーグループを HP SMH のセキュリティ設定に追加していない場合 ユーザーは [Administrators] グループ (Windows) またはオペレーティングシステムグループ [root] (HP-UX および Linux)( デフォルトでユーザー root に含まれている ) のオペレーティングシステムアカウントでログインする必要があります 証明書が本物であることが確認できない場合 ユーザーはアクセスを拒否されます [Administrator](Windows) および [root](hp-ux および Linux) は HP SMH に対する管理者アクセス権を持ちます 4. オペレーティングシステムによって認識されているパスワードを入力します 5. [ サインイン ] をクリックします HP SMH が表示されます HP-UX CLI からのサインイン 次のコマンドを実行すると autostart デーモンが実行されているかを確認できます 48 HP SMH からのサインインおよびサインアウト

49 $ ps -ef grep smh root Mar 31? 0:00 /opt/hpsmh/lbin/smhstartd デーモンが実行されていない場合は HP-UX コマンドラインから /opt/hpsmh/lbin/hpsmh autostart を実行することでデーモンを開始することができます 次に Web ブラウザーを使用して に移動してください samweb コマンドを使用すると 自動的に HP SMH のメインページでデフォルトのブラウザーを起動できます デーモンが起動したら HP-UX Apache ベース Web サーバーが autostart で開始され ホスト名 :2301 または ホスト名 :2381 で HP SMH にサインインできます 注記 : autostart デーモンが構成されていない (smhstartconfig -a off -b on を参照 ) 場合は HP-UX Apache ベース Web サーバーのポート 2301(http) および 2381(https) を開始する代わりに /opt/hpsmh/lbin/hpsmh start コマンドを使用してください サインアウト 次のいずれかのオプションを選択します System Management Homepage のバナーで [ サインアウト ] をクリックします HP SMH にサインインするために使用した Web ブラウザーのすべてのインスタンスを閉じます HP-UX コマンドラインから /opt/hpsmh/lbin/hpsmh stop コマンドを使用して HP SMH を停止できます この場合 ミニデーモン smhstartd は停止しませんが HP-UX Apache ベース Web サーバーは停止します 次回 から HP SMH にアクセスすると HP-UX Apache ベース Web サーバーは再度ポート 2381(https) で開始します autostart が構成されている場合は HP-UX Apache ベース Web サーバーは 30 分 ( デフォルト設定 ) 経過すると自動的にタイムアウトします 詳しくは hpsmh(1m) マンページ (man hpsmh) を参照してください サインアウト 49

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