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1 国際政治学 講義 13 特別編集団的自衛権と日米同盟 早稲田大学政治経済学術院栗崎周平 1 トランプ : 本は 国を防衛する義務を負わないのは不公平だ We have a treaty with Japan where if Japan is attacked, we have to use the full force and might of the United States. If we are attacked, Japan does not have to do anything. They can sit home and watch SONY television. 安倍 : われわれには新たな責任がある 日米安保条約を堂々たる双務性にするということです [ 中略 ] 具体的には集団的自 衛権の行使だと思う 安倍晋三 この国を守る決意 (2004) 2 日米同盟における片務的防衛義務 同盟の定義 同盟 ( 安全保障条約 1960 年 ): 本における いずれか に対する攻撃に関し が共同して対処することを規定第 5 条 : 国による 本の防衛義務 ( 務的 ) 第 6 条 : 軍の 本駐留 ( 地位協定 ) 1. 防衛同盟同盟国が攻撃を受けた場合の 共同防衛の取り決め 軍事行動を規定し 抑止を目的とする 防御同盟 : 防衛義務を発生させる約束 A 国 A 国による B 国に対する防衛義務 B 国 B 国による A 国に対する防衛義務 3 4 日米同盟 非対称同盟としての日米安保 日米同盟 ( 日米安全保障条約 1960 年 ): 日本における 日米いずれか一方に対する攻撃に関し日米が共同して対処することを規定第 1 条 : 防衛同盟第 5 条 : 米国による日本の防衛義務 ( 片務的軍事援助 非対称 ) 第 6 条 : 米軍の日本駐留 ( 日米地位協定 ) 非対称 ( 片務的 ) 同盟 日米安保体制 (1960 年 ~) 米国は日本の防衛に義務を負う一方 日本は米国の防衛に義務を負わない ( 日米安保条約第 5 条 ) 集団的自衛権 として問題 対称 ( 双務的 ) 同盟 締結国同士は 相互の防衛 軍事援助 支援を誓約し 同等の責務や負担を負う NATO は対称同盟 5 6

2 戦後日本の防衛政策とその漸次的転換 安全保障政策としての同盟 吉田ドクトリン 日米同盟を機軸 日本の役割拡大 ( 年代, 1990 年代, 2010 年代 ) 1 自主防衛 0.5 ( 軍備増強 ) Incremental upward shifts in the seventy years after WWII 安全保障 競争的安全保障 軍備増強 防衛同盟 先制攻撃 安全保障共同体 同盟 戦後直後 (1950 年代 ) 7 協調的安全保障 集団安全保障 信頼醸成 8 安全保障政策としての同盟 国家戦略としての吉 ドクトリン 主防衛同盟外的脅威に対するバランス オブ パワー Key Characteristics of the Yoshida Doctrine 国防のタスクをアメリカに 外注 あるいは 肩代わり 見返りに米軍の日本駐留を認める 軍事領域における自己制約へのコミットメント 専守防衛に限定 自衛隊は米軍を補完 時代を経て 平和主義 が醸成 経済発展に国家政策の焦点を当て 超低 負担 中 福祉 に財源を ( 埋め込まれた自由主義 ) 9 10 国家戦略としての吉 ドクトリン 吉田ドクトリンの成立経緯 1950 年代の吉田 = ダレス ( 国務長官 ) 交渉における吉田首相の要求が骨格となる 自衛隊の創設は同意 支持 ただし 米軍の補完に留める 再軍備 自主防衛には吉田は猛反対 経済的コスト 周辺諸国との関係悪化 国民の厭戦感情 日本に対する防衛義務の見返りに 米軍の日本駐留を容認 11 国家戦略としての吉 ドクトリン 吉田ドクトリンの成立経緯 ( つづき ) 米国は当初は吉田の要求に難色 日本の自国防衛能力の欠如は 二国間の安全保障協力関係を不平等 非対称にするため しかし 吉田首相は 冷戦期における米ソ対立や中国の台頭の中で日本の地政学的価値を交渉材料にし 米国に要求を呑ませる 米国は日米安保体制構築の当初から 現在に至る 非対称性を忌避 以来 米国は継続的に 日米安保体制における 日本の軍事的役割の拡大を申し入れてきた 12

3 戦後日本の安全保障戦略 吉 ドクトリンの当初の歴史背景 中 主外交 同盟 社会党系 非武装中立 吉田ドクトリン 戦時日本重武装中立安倍ドクトリン? A bigger picture: WW II の戦後処理 + 戦後の世界秩序構築の一部 WW II 後の最大のチャレンジ : 枢軸国の軍国主義の再興を阻止 (WWI 後のナチスを想起 ) ヨーロッパ front: ドイツ問題 東アジア front: 日本問題 平和主義 軍事重視 吉 ドクトリンの当初の歴史背景 吉 ドクトリンの当初の歴史背景 WWII 後のドイツ問題 ( 二重問題 ) いかに軍国主義の再興を防止するか 冷戦をいかに生き抜くか European Solution フランス=ドイツ問題は 二国問題ではなく ヨーロッパ全体の問題と見做す 制度設計 ECSC + Euratom = EEC EC EU NATO( 集団的自衛権 ) 15 CSCE OSCE ( 集団安全保障 ) WWII 後の日本問題 ( 二重問題 ) いかに軍国主義の再興を防止するか 冷戦をいかに生き抜くか Asia Pacific Solution 日本固有の問題とし 解決は個別に二国間処理 制度設計 日本国憲法 9 条 ( 再軍備 武装の否定 ) 米国の日本駐留と日本防衛義務 ソ連に対するオフ ショアバランス ( 抑止 ): 中国 北朝鮮 周辺国 そして日本に対する 安心供与 Reassurance 16 戦後秩序のための制度デザイン 国にとっての 安保の意義 戦後秩序の制度デザイン ( 吉 ドクトリン ) における つの柱 1. 本国憲法 9 条 国際紛争解決 段としての戦争の放棄 戦 の不保持 ( 諸外国への Assurance としての機能 ) 2. 同盟 国の 本に対する防衛義務 : ( 務的義務 ) ( 本に対する Assurance としての機能 ) 本における 軍駐留と 援 ( 双務的貢献 ) ( 国に対する Incentive compatibility としての機能 ) 17 なぜ米国は日米安保を維持するのか? 1. 日本とくに沖縄への駐留 米軍駐留 = トリップワイヤー 拡大抑止ではなく直接抑止 沖縄 = 第一防衛線に位置する 2. 日本駐留米軍の地政学的優位性 極東における権益維持における足場 世界大の兵力派遣のハブ機能 3. 米軍日本駐留による 地域への assurance 安心供与 日本を取り巻く歴史問題と そこから派生する相互不信 米軍による日本の防衛政策のコントロール 18

4 Tripwire and the First defense line 2015 年 9 月 17 日 吉田ドクトリン安倍ドクトリン (?) 大転換? 国内世論は ( 控えめに言って ) 拮抗 この喧騒は何か Much Ado About Nothing? 21 日本の戦後のグランドストラテジーの大転換との見方 日本という国のあり方が変わるのか 22 吉田ドクトリン安倍ドクトリン (?) 安倍ドクトリン の政策効果の主張 政府の主張する政策効果と期待される因果効果 大転換? 集団的 衛権 使 共同軍事作戦 / 指揮 装備 運 コーディネーション 防衛義務の双務化のための法整備 吉田ドクトリン : 戦後日本のグランドストラテジー安倍ドクトリン : より積極的で広範囲な軍事力の活用 23 安保法制 集団的 衛権の因果効果の政府主張 同盟研究と抑 研究における理論と実証と齟齬 24

5 戦後日本の安全保障戦略 Why Not Yoshida Doctrine? 中 主外交 社会党系 非武装中立 戦時日本重武装中立 安倍政権の政策は 吉田ドクトリンからの逸脱か? Some say yes, others say no. Yes because 軍事領域における自己抑制という戦後日本の規範を放棄 安倍ドクトリン? 専守防衛のための必要最小限度を超える武力行使を可能とする 同盟 吉田ドクトリン 平和主義 軍事重視 25 No because 吉田ドクトリンの範疇において これまでも軍事的役割は漸次的に拡大してきた 今回も一つのステップに過ぎない 26 本の戦後の軍拡 Policy Imperatives and Security Dilemma WWII 直後 軍備 武装ゼロ朝鮮戦争 1950 警察予備隊 1950/ 衛隊 1954 ソ連の太平洋艦隊 1970s/80s 海上 衛隊 航空 衛隊 : 軍によるソ連海軍 とその伸 に対する封じ込め冷戦終結 湾岸戦争 北朝鮮ミサイル 1990s 冷戦型の 同盟が時代錯誤に中国の台頭 2000s 軍の予算強制削減 リバランス戦略 ( アジア太平洋への展開 ) 27 日米同盟の改変 東アジア国際関係の不安定化 WWII 戦後処理と戦後秩序の改変を意味するため 直接的な影響は 安全保障のジレンマの悪化 ( の懸念 ) 戦後 特に1970 年代以降 米国は日本の軍事的役割拡大を要求 戦後東アジアの制度デザインでは 新しいタイプの軍事的脅威には対処できない危険 戦後の東アジアの現状を維持するためには 日米 ( 軍事 ) 同盟における日本の軍事的役割の増大が求められる 我々の困難 : この二つの相反するゴールを大事に満たすことは可能か 28 これに対する日本の対応と新 防衛政策 本の新しい安全保障 防衛政策 1. いわゆる 安保法制 平和安全法制整備法 国際平和 援法 2015 年 9 19 可決 2016 年 3 29 施 2. その中核を占めるのが 集団的 衛権 国連憲章 51 条に記載された国際法上の概念 定義も要件も未記載 武 攻撃の被害国を第三国が防衛する権利 29 安保法制の先にあるもの いわゆる 安保法制 はじまりのおわり 2001 年アーミテージレポート以来の 年の宿題 国家安全保障会議 / 集団的 衛権 / 敵基地攻撃 / 特定秘密保護法 / 武器輸出解禁 / 核三原則の 直し / 国家安全保障戦略策定 / 衛ガイドライン改訂 / 防衛 綱改定 インクリメンタリズム 憲法に を加えずに出来ることをやる 安保法制と憲法解釈変更による集団的 衛権まで それ以降は 憲法改定 そして 安保条約改定 30

6 WWII 後の秩序形成の模索の中での集団的自衛権 第 次世界 戦後の国際システムの秩序形成 平和と安定の構想の 脈の中で理解 WWI 後の平和と安定の維持失敗に対する反省 国際連合憲章の下での集団安全保障の 武 使とその威嚇は原則として禁 ( 武 の違法化 ) 国連安保理が 許可 した場合にのみ武 使が認められる この 許可 まで待てない場合 : 緊急避難として 衛権 この 許可 制は地域機構にても適 反発 集団的 衛権集団的自衛権は 国連憲章策定に際しての政治的妥協の産物 ( ラテン アメリカ諸国からの要求 ) 31 集団的自衛権の解剖学 : 国連憲章と集団的 衛権 : 集団的 衛権は国際連合憲章に由来 ( 初めて規定 ):51 条 WWII 後の新しい法規範 : ( 新しい ) 無差別戦争論 正当な武 使における 安全保障理事国 (= 国 ) の 配への危惧 例外としての緊急措置 ( 衛 正当防衛 ) に複数国が共同で対処できる 集団的 な 衛権 使への余地の模索 集団的 衛権は 国連憲章策定に際しての政治的妥協の産物 ( ラテン アメリカ諸国からの要求 ) 32 集団的自衛権の解剖学 : 集団的自衛権の解剖学 : 集団的 衛権と国際政治 : 集団的 衛権が援 されてきた事例 1. ワルシャワ条約機構による ハンガリー動乱 チェコスロバキア ( プラハの春 ) アフガニスタンへの軍事介 2. 国によるベトナム戦争 ニカラグア軍事介 ( コントラ戦争 ) 3. 9/11 後に NATO がテロ攻撃に対して発動 ( アフガニスタン戦争 ) 多くは 国とソ連の軍事 動を正当化するために援 され 冷戦対 の重要な装置として役割は果たしてきた 本国内では 伝統的に 同盟の 脈で援 されてきた 諸外国との共同軍事 動を うための 政治的な根拠付け とくに 国などの同盟国の防衛 33 集団的 衛権と国際法 : 政府主張 : 古来より国際法で認められてきた 1. ニカラグア事件における国際司法裁判所での判決 慣習国際法上確 している権利 と定義 刑法上の正当防衛の法理を援 他国が攻撃され 来援を要請することが要件 ただし 国 ( レーガン政権 ) は判決を履 せず 2. 砂川事件 集団的 衛権の 本国憲法との整合性の問題 34 集団的 衛権の政策効果 政府の主張する政策効果 集団的 衛権 抑 安全保障 という因果 集団的 衛権の政策効果 集団的 衛権の因果効果 の政府主張 同盟研究と抑 研究における理論と実証の蓄積 因果効果の政府主張と齟齬 内閣府 / 防衛省 / 外務省による説明資料では 政策効果の論理的根拠や実証的なエビデンスは 明でない 反対派も推進派もこの因果関係を 前提 反対派 安全保障上必要かもしれないけど憲法違反 推進派 違憲かも知れないけど安全保障上は必要 35 36

7 力紛争の確率集団的 衛権問題 :Much Ado About Nothing 国 バランスと戦争確率 理論研究 ( ゲーム理論 ) から えてきているもの 1. 抑 には軍事 が必要 2. 軍事バランスの中では 本の軍事 は限界的 3. 憲法制約の操作などの効果もさらに限界的 実証研究 ( 同盟研究 ) の 1. 同盟国コミットメントの信頼性は逆に揺らぐ 2. 軍事的要求の ( 般 ) 抑 には有意な効果がない 3. 拡 緊急抑 には有意な効果がない 4. 武 紛争リスクのリスクは逆に上がる 37 武高 0.5 低 国力 ( 軍事力 ) の相対的比率 38 Senkaku/ ( 出典 : 海上保安庁 39

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