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1 日本電気株式会社

2 < 更新履歴 > 版数 更新日 改定理由 更新者 改定内容 初 2011/12/22 吉田 新規作成 第 2 版 2012/01/05 SS-MIX2 仕様変更に対応するため 吉田 P9 処方 注射の判断方法について追記 P15 診療日の取扱いについて追記

3 < 目次 > 第 1 章システム概要 システム概要 動作環境 配布形態... 3 第 2 章機能構成 機能概要 機能一覧表 機能説明 標準化ストレージ構築アプリケーション 標準化ストレージデータ取得 Web サービス 標準化ストレージデータ取得ライブラリ 第 3 章データ構造定義 データモデル定義 HL7 ベースデータモデル 患者情報データモデル 処方情報データモデル 注射情報データモデル 検体検査情報データモデル 検体検査マトリックスデータモデル... 38

4 第 1 章システム概要 1.1 システム概要 1.2 動作環境 配布形態 1

5 システム概要 吉田 1.1 システム概要当システムは HIS から送られてくる患者基本情報 処方 検査などの HL7 メッセージを受信し標準化ストレージに格納する 標準化ストレージに格納された HL7 メッセージをアクセスする部品を提供する ことを目的とした ライブラリです 管理する情報 ( データ ) は厚生労働省電子的交換事業 (SS-MIX) の SS-MIX2 標準化するトレージ仕様書 β0.9*1 SS-MIX2 標準化ストレージ構築ガイドライン に準拠した HL7 メッセージを格納 取得する機能を提供します *1 現在 SS-MIX2 標準化ストレージ仕様を策定中で Ver1.0 が 2012 年 2 月に仕様決定される予定です この Ver1.0 が仕様決定されたのち 当システムも準拠するよう改修対応します HIS 標準化ストレージサーバ クライアント HIS 等 HL7 メッセージ送信アプリケーション TCP/IP HL7 標準化ストレージ構築アプリ (Windows サービス EXE) 受信ログ出力 受信ログ 標準化ストレージデータ取得サービス (IIS Web サービス ) 参照アプリ ライブラリ呼び出しオブジェクト HL7 メッセージ受信 HL7 パース HL7 ファイル格納 標準化ストレージ HL7 パース モデル展開 標準化ストレージ物理アクセス http/ SOAP 標準化ストレージデータ取得ライブラリ ( クライアント部品 ) XML 当システムの範疇外 当システムの範疇 処方と注射の様に メッセージ型が同じものを区別する ( 格納先となるデータ種別が異なる ) ために受信処理を複数のポートで動作させます 稼働ポートごとに同じメッセージであった場合の既定のデータ種別を決定します 生理検査 放射線 内視鏡も同一メッセージであるため最大 3 ポート使用します 2

6 動作環境 配布形態 吉田 1.2 動作環境 配布形態当システムは 標準化ストレージを構築 参照するための共通モジュールおよびライブラリです ライブラリを利用するには動作環境を満たしたアプリケーションより呼び出しする必要があります 標準化ストレージサーバ動作環境 OS Windows XP (SP3) Windows Vista Windows 7 Windows Server2003 ( 同 )R2 Windows Server2008 ( 同 )R2 ミドルウェア Internet Information Service (IIS) 5.1 以降.Net Framework ( 日本語言語パック含む ) ASP.Net その他クライアントからの TCP/IP によるソケット通信および Web(http) 通信が可能な通信環境が必要 ライブラリ組み込みクライアント動作環境 OS Windows XP (SP3) Windows Vista Windows 7 Windows Server2003 ( 同 )R2 Windows Server2008 ( 同 )R2 ミドル Internet Information Service (IIS) *Web サーバ機能組み込みに IIS を利用する場合.Net Framework 2.0 ( 日本語言語パック含む ) その他部品の呼び出しは.NetFramework のマネージド環境化で行う前提 標準化ストレージサーバとの Web(http) 通信が可能な通信環境が必要 3

7 動作環境 配布形態 吉田 標準化ストレージサーバ動作形態アプリケーション 形態 備考 HL7 メッセージ受信 標準化ストレージ構築 Windows サービス (EXE).NetFramework2.0 環境下 ソケット受信( 複数ポート対応 ) Windows アプリ (EXE) 機能は Windows サービスと同様 ユーザ( 管理者 ) による起動でタスクトレイに常駐するアプリ データ取得 Web サーバ EXE,ASP.Net.NetFramework2.0 環境下 IIS+ASP.Net (Web サービス ) クライアントライブラリ配布形態部品 ( ライブラリ ) 配布形態 備考 データ取得クライアントライブラリ DLL.NetFramework2.0 アセンブリ 4

8 第 2 章機能構成 2.1 機能概要 2.2 機能一覧表 2.3 機能説明 5

9 機能概要 吉田 2.1 機能概要 当システムは 標準化ストレージを構築 参照するための共通モジュールおよびライブラリであるため利用者への UI( 画面などの対話応答機能 ) はありません 1. 標準化ストレージ構築アプリケーション HIS から送信されてくる SS-MIX2 仕様に準拠した HL7 メッセージを受信し 同仕様における格納方法に従いメッセージ内容に基づいて標準化ストレージにファイルを格納します また 受信した HL7 メッセージ自体を受信ログとして外部ファイルに記録します この受信ログは受信記録だけでなく外部システムへの連携用に用いることを想定しています 2. 標準化ストレージデータ取得ライブラリ利用アプリケーションからの患者 ID 診療日等の指示に従って 標準化ストレージサーバにデータ取得要求を行います 標準化ストレージサーバ側機能では 標準化ストレージに格納されている SS-MIX2 仕様に準拠した HL7 ファイルを読み取り データモデル化して返却します 6

10 機能概要 吉田 2.2 機能一覧表各アプリケーション ライブラリの機能について 一覧と内容の説明を以下に示します 機能内容標準化ストレージ構築アプリ HL7 メッセージ受信 HIS 等より TCP/IP のソケット通信により送信された HL7 メッセージを受信する 受信ポートの設定により複数での受信が可能 受信メッセージログ出力 TCP/IP 通信において受信した HL7 メッセージの内容をログファイルとして指定のディレクトリに保存する (SS-MIX 派生アプリである臨床研究 DB 等の外部システムへの連携に利用可能 ) HL7 パース HL7 メッセージをパース ( 解析 ) し標準化ストレージの構造に必要な項目値を取得する ここでのパースは HL7 応答メッセージや標準化ストレージへのファイル格納に必要な項目のみを読み取る ( すべてのデータをパースするわけではない ) HL7 ファイル格納パースで取得した項目値を元に標準化ストレージ内の格納場所を決定し HL7 メッセージをファイル化して格納する 標準化ストレージデータ取得 Web サービスデータ取得サーバクライアントからの要求による通信によって指定条件を受け取り [Request] 標準化ストレージ内の該当ファイルを取得しデータモデルに展開した内容を返却する [Response] 通信方法は Web サービス (SOAP) を用いるものとし 当処理部分は DLL 等のライブラリではなく EXE 型 Web サーバまたは IIS 配下稼働の Web サービスとなる HL7 パース モデル展開機能を包含する 7

11 機能概要 吉田 HL7 パース モデル展開 指定された条件に一致する HL7 ファイルを読み取り 内容をパース ( 解析 ) しデータモデル * へ展開する * データモデルとはプログラムが処理しやすい形のメモリ内のオブジェクト構造を意味する 外部ファイルへ出力する Web サービス通信する等を考え XML へ容易に加工できるモデルとする 標準化ストレージ物理アクセス 標準化ストレージデータ取得ライブラリ データ取得ライブラリ 標準化ストレージ物理アクセスを包含する指定された条件 ( 患者 ID 診療日範囲 データ種別) に一致する標準化ストレージの格納フォルダ一覧を取得する 指定された条件に一致する標準化ストレージの格納フォルダ探索し フォルダ配下に格納されている HL7 ファイルを読み取る 呼び出しアプリケーションから指定された条件 ( 患者 ID 診療日範囲 データ種別) に一致するデータの取得を標準化ストレージデータ取得 Web サービスに要求 [Request] し 受け取った [Response] データモデルを呼び出し元に返却する クライアントアプリケーションに組み込むライブラリとして提供する ( 単独実行するものではない ) 8

12 機能説明 吉田 2.3 機能説明各アプリケーション ライブラリの機能を説明します 標準化ストレージ構築アプリケーション 1 HL7 メッセージ受信 HIS 等より TCP/IP のソケット通信により送信された HL7 メッセージを受信します HL7 メッセージの区別において 処方 注射 など判別がつかないものがあり この区別をするために受信ポートを分けてリッスンします HL7 メッセージとは SS-MIX2 標準化するトレー時仕様書 β0.9 に準拠し SS-MIX2 標準化ストレージ構築ガイドライン を満たしたメッセージを指します SS-MIX2 仕様詳細については別途これらの仕様 構築ガイドラインを参照してください 9

13 機能説明 吉田 通信手続き流れ図 クライアント (HIS) 側で実装すべき機能 当アプリでの受信機能 10

14 機能説明 吉田 通信規約 メッセージルール 電文内容は HL7Ver2.5 形式とする 一件のメッセージ ( オーダ ) に必ず一つ以上の MSH セグメントを付設する 一回のセッションにおける電文には複数オーダを含む メッセージの終了として <FS><CR>(0x1C0D) を付設する セグメントの終了には <CR>(0x0D) を付設する 1つの HL7 メッセージは 1オーダのみで構成され 1または複数回の Write(Send) によって送信される前提です メッセージ送信タイミングイメージ 4k byte 4k byte 4k byte N byte MSH.....<EOM> Send Send Send Send HL7 メッセージを1 回で送信 (Send) する方法が簡素でよく用いられていますが 上図のように受信バッファ単位に複数回に分けて送信 (Send) しても問題なく受信できます メッセージを受信する当アプリでは1つのメッセージを識別するために 最後の <EOM>(0x1C0D) は必須となります 11

15 機能説明 吉田 2 受信メッセージログ出力受信した HL7 メッセージの内容をログファイルとして指定のディレクトリに保存します 受信ログは HL7 メッセージ内容をそのまま追記したイメージでファイル作成します ログファイルの最大サイズのしきい値は8MB で しきい値を超えると別のログファイルに書き込むようスイッチします ログファイル命名規則 DATALog_ 日付 (yyyymmdd) _ 連番 _0.log 日付 : ログファイルを作成する際のサーバのシステム日付 (yyyymmdd 形式 ) 連番 : 同一日付のログファイル対して一意になるよう加算する通番 ログファイルスイッチ条件ログを書き込む際 既存ファイルのサイズが 1024*1024*8 (8MB) を超えたとき新しいログファイルを作成する ログファイルイメージ MSH <CR> ~ ( 略本文 ) <EOM>MSH <CR> ~ ( 略本文 ) <EOM> MSH <CR> ~ ( 略本文 ) MSH から<EOM>までの 1 メッセージを追記する形でログファイルに格納します 12

16 機能説明 吉田 3 HL7 パース受信した HL7 メッセージをファイル格納するため 格納先となるフォルダを識別するために HL7 メッセージ内容をパースします パースの範疇はファイル名命名 フォルダ格納するための最低限必要な項目のみとします HL7 メッセージの構造は SS-MIX2 標準化ストレージ仕様に準じ ファイル名命名およびフォルダ格納するために必要な項目は 4HL7 ファイル格納 にて示します 13

17 機能説明 吉田 4 HL7 ファイル格納 受信した HL7 メッセージをパースした内容に従って該当フォルダ配下に該当ファイル名で作成します 標準化ストレージの格納構造 標準化ストレージルートフォルダ 患者 ID 先頭 3 文字 患者 ID 4~6 文字 患者 ID 診療日 (YYYYMMDD 形式 ) *1 データ種別 (OML-01 等 ) 各種データファイル群 *1 患者基本情報等の日付管理できない情報は診療日に - ( ハイフン ) を設定したフォルダに格納する (HL7 ファイル ) 14

18 機能説明 吉田 HL7 ファイル格納フォルダ命名規則 No 項目内容 1 患者 ID 2 診療日 3 データ種別 医療施設内で患者を一意に識別するための ID 英数字 6 文字以上で設定する HL7 メッセージ PID-3 値を設定する ID を数値で管理している医療施設は 6 文字以上で桁数を統一させることを考慮すること ( と は異なる ID) 該当の診療情報を作成した ( 診療行為を行った もしくは行ったとみなす ) 日付を 西暦 8 桁の数値 (YYYYMMDD) で表現する 日付の概念がない患者基本情報は - ( ハイフン ) を用いる HL7 メッセージ PV1-44 または ORC-15 などの同等値を設定する 処方 臨床検査等 データを区別するための識別文字 規定については後述の 格納 HL7 メッセージのデータ種別一覧 を参照のこと 15

19 機能説明 吉田 HL7 ファイルの命名規則患者 ID_ 診療日 _ データ種別 _ オーダ No_ 発生日時 _ 診療科 _ コンディションフラグ No 項目内容 1 患者 ID 2 診療日 3 データ種別 4 オーダ No 5 発生日時 6 診療科 7 コンディションフラグ フォルダ構造に必要な項目と同様オーダ ( 医師の指示 ) を特定するための識別番号 HL7 メッセージ ORC-2 または同等値を設定する SS-MIX 標準化ストレージ仕様書 では オーダ No を 15 桁と定めているトランザクション日時 (YYYYMMDDHHMMSSFFF 表記 ) HL7 メッセージ MSH-7 または同等値を設定する 診療科 ( 入力組織 ) HL7 メッセージ ORC-17 または同等値を設定する 診療科コード自体を保有しない場合は固定で - または 000 等の施設内で定めた規定値を設定する ファイルが有効か無効かを識別するフラグ 1: 有効 0: 無効 ( 削除 ) 16

20 機能説明 吉田 格納 HL7 メッセージのデータ種別一覧 HL7 メッセージ型 データ種別 名称 ADT^A08 ADT-00 患者基本情報の更新 ADT^A23 ADT-00 患者基本情報の削除 ADT^A54 ADT-01 担当医の変更 ADT^A55 ADT-01 担当医の取消 ADT^A04 ADT-12 外来診察の受付 ADT^A14 ADT-21 入院予定 ADT^A27 ADT-21 入院予定の取消 ADT^A01 ADT-22 入院実施 ADT^A11 ADT-22 入院実施の取消 ADT^A21 ADT-31 外出泊実施 ADT^A52 ADT-31 外出泊実施の取消 ADT^A22 ADT-32 外出泊帰院実施 ADT^A53 ADT-32 外出泊帰院実施の取消 ADT^A15 ADT-41 転科 転棟 ( 転室 転床 ) 予定 ADT^A26 ADT-41 転科 転棟 ( 転室 転床 ) 予定の取消 ADT^A02 ADT-42 転科 転棟 ( 転室 転床 ) 実施 ADT^A12 ADT-42 転科 転棟 ( 転室 転床 ) 実施の取消 ADT^A16 ADT-51 退院予定 ADT^A25 ADT-51 退院予定の取消 17

21 機能説明 吉田 HL7 メッセージ型 データ種別 名称 ADT^A03 ADT-52 退院実施 ADT^A13 ADT-52 退院実施の取消 ADT^A60 (*V2) ADT-61 アレルギー情報の登録 / 更新 PPR^ZD1 (*V2) PPR-01 病名 ( 歴 ) 情報の登録 / 更新 OMD^O03 OMD 食事オーダ RDE^011 (*V2) OMP-01 処方オーダ構造化処方オーダ RDE^011 (*V2) OMP-02 注射オーダ構造化注射オーダ OML^O33 検体検査オーダおよび検体検査結果 OML-01 OUL^R22 (*V2) 検体検査結果通知 OMG^O19 放射線検査オーダ OMG-01 OMI^Z23 (*V2) 放射線検査の実施通知 OMG^O19 内視鏡検査オーダ OMG-02 OMI^Z23 (*V2) 内視鏡検査の実施通知 OMG^O19 生理検査オーダ OMG-03 ORU^R01 (*V2) 生理検査結果通知 *V2 は SS-MIX2 仕様にて新たに加えられたメッセージ SS-MIX2 にて追加されたメッセージにおいて診療日の概念がない ( 診療日フォルダが - ) は アレルギー情報 ADT^A60 (ADT-61) および病名 PPR^ZD1 (PPR-01) となります 18

22 機能説明 吉田 ファイル格納例 以下の様な ADT^A08 メッセージ ( データ種別 ADT-00) を受信した場合に格納されるディレクトリ構造及び HL7 ファイルを例として示します 受信メッセージ MSH ^~\& DOCX HIS GW GW ADT^A P 2.5 ~ISO IR87 ISO <CR> PID 駿河葵 ^^^^^^L^I~ スルガ^アオイ^^^^^L^P F 静岡県静岡市登呂 ^^^^ ^jpn^H ^PRN^PH ^WPN^PH <CR> PV O 001^^^^^C ^^^^^^^^^L 001<CR> <EOM> ディレクトリ構造イメージ C: GWDB ADT _-_ADT-00_ _ _-_1 19

23 機能説明 吉田 標準化ストレージのデータ構築の流れ 1) 病院情報システムにて管理されているデータから HL7 Ver2.5 メッセージを受信する 内容は SS-MIX2 標準化ストレージ仕様書 を参照のこと 2) メッセージデータの患者 ID 診療日 データ種別 オーダ No トランザクション日時 診療科よりファイル名を決定する 3) メッセージデータの患者 ID 診療日 データ種別より 標準化ストレージ の格納場所( フォルダ ) を決定し 該当するフォルダが存在しない場合は作成を行う 4) 標準化ストレージ の該当格納フォルダに患者 ID 診療日 データ種別 オーダ No が一致する有効データ ( コンディションフラグ =1) ファイルが存在する場合は 一致するファイルが無効 ( コンディションフラグ =0) となるようファイル名を改名する これは 同一オーダの修正前のデータを論理削除する行為に該当する 5) 2) で決定したファイル名で該当フォルダにファイル作成する データ格納時の注意事項 1) 格納するフォルダ内においてファイル名は一意である必要がある このため トランザクション日時 をファイル名の一部として設定する 2) 患者 ID+ 診療日 +データ種別 +オーダ No が 医師が指示した ( 診療情報が発生した ) 最小単位を顕している 修正 削除はこのオーダ単位に行われるため オーダ No は前回データが特定できるよう採番を行う必要がある 20

24 機能説明 吉田 標準化ストレージデータ取得 Web サービス 取得サービスで返却するデータデータ取得サービスは HL7 メッセージをパースしデータモデル ( オブジェクト ) に展開した内容を返却しますが 返却するデータモデルはメッセージのデータ種別によって異なります 取得するデータは分類すると 患者属性 系 指示 結果 系に分かれ 患者属性 系のデータモデルは 患者基本情報および病名 アレルギー 入院歴等でセットになったデータモデルとなり データ種別を個別に展開したものではありません 指示 結果 系のデータモデルは 処方 注射 などのトランザクション単位にモデル定義され それぞれのデータ種別にそったデータモデルがあります サービスに対応したデータモデルとデータ種別を下表に示します No データモデル 対応するデータ種別 備考 1 HL7 ベースモデル 全てのデータ種別 HL7 メッセージの基本構造である メッセージ>セグメント>フィールド の階層構造を表現したもの 2 患者情報 ADT-00 ADT-22 ADT-51 ADT-61 PPR-01 患者基本情報および患者に付随する属性情報を1つのデータとして集約したもの 付随する属性とは 入退院 病名 アレルギーの情報を指す 3 処方情報 OMP-01 処方オーダのメッセージを オーダ> 用法 > 薬品 の 階層構造で表現したもの 21

25 機能説明 吉田 No データモデル 対応するデータ種別 備考 4 注射情報 OMP-02 注射オーダのメッセージを オーダ> 用法 > 薬品 の階層構造で表現したもの 5 検体検査情報 OML-01 検体検査オーダのメッセージを オーダ> 検査項目 結果 の階層構造で表現したもの 6 検体検査マトリックス OML-01 指定期間の検体検査オーダの検査項目と結果値を表 ( 行 : 検査項目 列 : 検査日 ) で表したもの 22

26 機能説明 吉田 1 データ取得サーバクライアントからの要求による通信によって指定条件を受け取り 標準化ストレージ内の該当ファイルを取得しデータモデルに展開した内容を返却します 当機能にて 2HL7 パース モデル展開 機能を呼び出します HL7 ベースデータモデル取得 I/F 標準化ストレージより指定された条件に一致する HL7 ファイルの内容を読み込みパースし データモデルに展開したオブジェクトを Web SOAP で返却します 項目 内容 引数 患者 ID 検索条件となる患者 ID * 文字列として処理する (1 と は異なる ) 診療日 ( 自 ) 検索条件となる診療日の開始日 (YYYYMMDD 表記文字列 ) 診療日 ( 至 ) 検索条件となる診療日の終了日 (YYYYMMDD 表記文字列 ) データ種別 検索条件となるデータ種別複数の場合は, で区切った文字列未指定時は全てのデータ種とみなす 返却 データモデル HL7 ベースデータモデルのオブジェクト 23

27 機能説明 吉田 患者情報データモデル取得 I/F 標準化ストレージより指定された条件に一致する患者情報 病名情報 アレルギー情報 入院 退院情報に該当するデータ種別の HL7 ファイルの内容を読み込みパースしデータモデルに展開したオブジェクトを Web SOAP で返却します 項目 内容 引数 患者 ID 検索条件となる患者 ID * 文字列として処理する (1 と は異なる ) 診療日 ( 自 ) 検索条件となる診療日の開始日 (YYYYMMDD 表記文字列 ) 診療日 ( 至 ) 検索条件となる診療日の終了日 (YYYYMMDD 表記文字列 ) 返却 データモデル 患者情報データモデルのオブジェクト 24

28 機能説明 吉田 指示 結果系データモデル取得 I/F 標準化ストレージより指定された条件に一致する HL7 ファイルの内容を読み込みパースし データモデルに展開したオブジェクトを Web SOAP で返却します 項目 内容 引数 患者 ID 検索条件となる患者 ID * 文字列として処理する (1 と は異なる ) 診療日 ( 自 ) 検索条件となる診療日の開始日 (YYYYMMDD 表記文字列 ) 診療日 ( 至 ) 検索条件となる診療日の終了日 (YYYYMMDD 表記文字列 ) データ種別 検索条件となるデータ種別複数の場合は, で区切った文字列未指定時は全てのデータ種とみなす 返却 データモデル 取得生成したデータモデルのオブジェクト 25

29 機能説明 吉田 2 HL7 パース モデル展開 1データ取得サーバ 機能より指示のあった条件で該当 HL7 ファイルを読み取り内容をパース ( 解析 ) し データモデルに展開したオブジェクトを返却します 当機能にて 3 標準化ストレージ物理アクセス 機能を呼び出します HL7 ベースデータモデル取得 I/F 標準化ストレージより指定された条件に一致する HL7 ファイルの内容を読み込みパースし データモデルに展開したオブジェクトを返却します 項目 内容 引数 患者 ID 検索条件となる患者 ID * 文字列として処理する (1 と は異なる ) 診療日 ( 自 ) 検索条件となる診療日の開始日 (YYYYMMDD 表記文字列 ) 診療日 ( 至 ) 検索条件となる診療日の終了日 (YYYYMMDD 表記文字列 ) データ種別 検索条件となるデータ種別複数の場合は, で区切った文字列未指定時は全てのデータ種とみなす 返却 データモデル HL7 ベースデータモデルのオブジェクト 26

30 機能説明 吉田 患者情報データモデル取得 I/F 標準化ストレージより指定された条件に一致する患者情報 病名情報 アレルギー情報 入院 退院情報に該当するデータ種別の HL7 ファイルの内容を読み込みパースしデータモデルに展開したオブジェクトを返却します 項目 内容 引数 患者 ID 検索条件となる患者 ID * 文字列として処理する (1 と は異なる ) 診療日 ( 自 ) 検索条件となる診療日の開始日 (YYYYMMDD 表記文字列 ) 診療日 ( 至 ) 検索条件となる診療日の終了日 (YYYYMMDD 表記文字列 ) 返却 データモデル 患者情報データモデルのオブジェクト 27

31 機能説明 吉田 指示 結果系データモデル取得 I/F 標準化ストレージより指定された条件に一致する HL7 ファイルの内容を読み込みパースし データモデルに展開したオブジェクトを返却します 項目 内容 引数 患者 ID 検索条件となる患者 ID * 文字列として処理する (1 と は異なる ) 診療日 ( 自 ) 検索条件となる診療日の開始日 (YYYYMMDD 表記文字列 ) 診療日 ( 至 ) 検索条件となる診療日の終了日 (YYYYMMDD 表記文字列 ) データ種別 検索条件となるデータ種別複数の場合は, で区切った文字列未指定時は全てのデータ種とみなす 返却 データモデル 取得生成したデータモデルのオブジェクト 28

32 機能説明 吉田 3 標準化ストレージ物理アクセス 2HL7 パース モデル展開 機能より指示のあった条件で ( 患者 ID 診療日範囲 データ種別) に一致する標準化ストレージの格納フォルダ一覧を取得するとともに 該当 HL7 ファイルを読み取り内容を返却します 一覧取得とデータ取得の2つのインターフェース (I/F) により該当の情報を返却します データファイルパス一覧取得 I/F 指定された条件に一致する標準化ストレージの HL7 ファイルパスの一覧を返却します 項目 内容 引数 患者 ID 検索条件となる患者 ID * 文字列として処理する (1 と は異なる ) 診療日 ( 自 ) 検索条件となる診療日の開始日 (YYYYMMDD 表記文字列 ) 診療日 ( 至 ) 検索条件となる診療日の終了日 (YYYYMMDD 表記文字列 ) データ種別 検索条件となるデータ種別複数の場合は, で区切った文字列未指定時は全てのデータ種とみなす 返却 ファイルパス< 配列 > 検索結果であるファイルパスリスト 備考 当処理はファイルパスの取得のみで内容は参照しない 29

33 機能説明 吉田 データファイル取得 I/F 指定された条件に一致する標準化ストレージの HL7 ファイルの内容を返却します 項目 内容 引数 患者 ID 取得対象となる患者 ID * 文字列として処理する (1 と は異なる ) 診療日 取得対象のデータの診療日 データ種別 取得対象となるデータ種別 ファイルキー 取得対象のファイルのキー情報 返却 ファイル内容データ 指定されたファイルの内容 30

34 機能説明 吉田 標準化ストレージデータ取得ライブラリ 1 データ取得ライブラリ呼び出しアプリケーションから指定された条件 ( 患者 ID 診療日範囲 データ種別) に一致するデータの取得を標準化ストレージデータ取得 Web サービスに要求し 受け取ったデータモデルを返却します サーバとの通信は Web サービス (SOAP) にてやり取りするものとします データモデル取得 I/F 定された条件に一致するデータモデルの取得を Web サーバに要求し 受け取った結果をそのまま返却します 項目 内容 引数 患者 ID 検索条件となる患者 ID * 文字列として処理する (1 と は異なる ) 診療日 ( 自 ) 検索条件となる診療日の開始日 (YYYYMMDD 表記文字列 ) 診療日 ( 至 ) 検索条件となる診療日の終了日 (YYYYMMDD 表記文字列 ) データ種別 検索条件となるデータ種別複数の場合は, で区切った文字列未指定時は全てのデータ種とみなす 返却 データモデル 取得生成したデータモデルのオブジェクト 31

35 第 3 章データ構造定義 3.1 データモデル定義 32

36 データモデル定義 萩原 3.1 データモデル定義 以下に 標準化ストレージデータ取得ライブラリで定義されたデータモデルについて示します ( 本書では 概念的なデータモデルについて記述し 具体的な等の定義については詳細設計書に記述する ) データモデル一覧 No データモデル 対応するデータ種別 備考 1 HL7 ベースモデル 全てのデータ種別 HL7 メッセージの基本構造である メッセージ>セグメント>フィールド の階層構造を表現したもの 2 患者情報 ADT-00 ADT-22 ADT-51 ADT-61 PPR-01 患者基本情報および患者に付随する属性情報を1つのデータとして集約したもの 付随する属性とは 入退院 病名 アレルギーの情報を指す 3 処方情報 OMP-01 処方オーダのメッセージを オーダ> 用法 > 薬品 の階層構造で表現したもの 4 注射情報 OMP-02 注射オーダのメッセージを オーダ> 用法 > 薬品 の階層構造で表現したもの 5 検体検査情報 OML-01 検体検査オーダのメッセージを オーダ> 検査項目 結果 の階層構造で表現したもの 6 検体検査マトリックス OML-01 指定期間の検体検査オーダの検査項目と結果値を表 ( 行 : 検査項目 列 : 検査日 ) で表したもの 33

37 データモデル定義 萩原 HL7 ベースデータモデル HL7 ベースデータモデルは下記のとおり HL7 メッセージをセグメント フィールド単位に区切った構造で表現されます ベースデータモデル メッセージメッセージメッセージ セグメントセグメント フィールドフィールド 三階層までの入れ子状態 患者情報データモデル < 患者基本情報 > 項目患者 ID 患者漢字姓 名患者カナ姓 名生年月日性別 医療機関内で患者を一意に識別するための番号姓と名は分割して保持する姓と名は分割して保持する男性女性 備考 34

38 データモデル定義 萩原 住所 県名 市区町村名 その他の住所 郵便番号 電話番号 自宅 勤務先 患者病名情報 下記 < 患者病名情報 > 参照 患者入退院情報 下記 < 患者入退院情報 > 参照 < 患者病名情報 > 項目病名情報診断病名開始日 終了日診療科情報診断医師情報転帰 < 患者入退院情報 > 項目入院日 退院日入院場所情報 退院場所死亡識別死亡日時 < 患者入退院場所情報 > ICD 及び MEDIS で定義されたコード及び名称また 病名に対する修飾語 接尾語等を含む実際に診断された病名診断された病気の開始日及び終了日院内で定められた診療科コード 名称院内で定められた医師コード 氏名死亡 快気等下記 < 患者入退院場所情報 > 参照患者が死亡しているかどうかの識別死亡している場合のみ 備考 備考 35

39 データモデル定義 萩原 項目 病棟 病室 病床情報 備考 院内で定められた病棟コード 病室番号 病床 ( ベッド ) 番号 処方情報データモデル < 処方情報 > 項目処方情報 備考 検索範囲に含まれるすべての処方オーダを含む情報下記 < 処方オーダ情報 > 参照 < 処方オーダ情報 > 項目オーダ情報処方医師姓名診療科コード診療科名 オーダ日 オーダ No 姓と名は分割して保持する院内で定められた診療科コード院内で定められた診療科名称 備考 オーダ用法情報 オーダ内に含まれるすべての用法情報下記 < 処方オーダ用法 > 参照 < 処方オーダ用法情報 > 項目 RpNo 用法数量用法単位服用開始日 日数または回数 備考 薬品情報 同一用法の薬品についての情報下記 < 処方オーダ用法薬品情報 > 参照 36

40 データモデル定義 萩原 < 処方オーダ用法薬品情報 > 薬品情報 項目 薬品コード 薬品名称等 備考 用量文字列実際の用量ではなく明細表示に用いる用量 ( 剤形により一日量か一回量か全量かがわかれる ) 用量実際の用量 ( 一日量 一回量 全量 ) 用量単位 注射情報データモデルデータモデルは処方情報と兼用 検体検査情報データモデル < 検体検査情報 > 項目検体検査情報 備考 検索範囲に含まれるすべての検体検査オーダを含む情報下記 < 検体検査オーダ情報 > 参照 < 検体検査オーダ情報 > 項目患者情報オーダ情報担当医師情報診療科情報 患者 ID 患者氏名 性別 生年月日オーダ日 オーダ No 院内で定められた医師コード 医師姓名院内で定められた診療科コード 名称 備考 オーダ内検査項目情報 オーダ内に含まれるすべての検体検査項目情報下記 < 検体検査オーダ検査項目情報 > 参照 37

41 データモデル定義 萩原 < 検体検査オーダ検査項目情報 > 検査種類情報 項目 検査種類コード 検査種類名 備考 検体情報 検査情報 検査結果情報 検体セット ID 検体採取日 検体材料コード 検体材料名称等 検査コード 検査名称等 検査結果値 標準値 異常有りなし等 検体検査マトリックスデータモデル < 検体検査マトリックス情報 > 項目備考検体検査マトリックス情報検体検査項目ごとの結果情報の繰り返し下記 < 検体検査マトリックス行情報 > 参照行 : 検査項目 列 : 検査日 < 検体検査マトリックス行情報 > 項目備考検体検査マトリックス行情報検査日における結果情報の繰り返し下記 < 検体検査マトリックス列情報 > 参照 < 検体検査マトリックス列情報 > オーダ情報 項目 検査日 オーダ No 備考 検査情報 検査項目コード 検査称 検査結果値 標準値 異常ありなし等 38

42 設計書 日本電気株式会社

43 < 更新履歴 > 版数更新日改定理由更新者改定内容 初 2012/1/12 萩原新規作成

44 < 目次 > 第 1 章機能一覧 機能一覧表... 2 第 2 章機能詳細 標準化ストレージ構築アプリケーション 処理内容 標準化ストレージデータ取得 Web サービス 処理内容 データモデル 標準化ストレージデータ取得ライブラリ 処理内容 データモデル... 11

45 第 1 章機能一覧 1.1 機能一覧表 1

46 設計書 機能一覧 萩原 1.1 機能一覧表各アプリケーション ライブラリの機能について 一覧と内容の説明を以下に示します 機能内容標準化ストレージ構築アプリケーション HL7 メッセージ受信 HIS 等より TCP/IP のソケット通信により送信された HL7 メッセージを受信する 受信ポートの設定により複数での受信が可能 連携用データ出力 TCP/IP 通信において受信した HL7 メッセージの内容をログファイルとして指定のディレクトリに保存する (SS-MIX 派生アプリである臨床研究 DB 等の外部システムへの連携に利用可能 ) HL7 パース HL7 メッセージをパース ( 解析 ) し標準化ストレージの構造に必要な項目値を取得する ここでのパースは HL7 応答メッセージや標準化ストレージへのファイル格納に必要な項目のみを読み取る ( すべてのデータをパースするわけではない ) HL7 ファイル格納パースで取得した項目値を元に標準化ストレージ内の格納場所を決定し HL7 メッセージをファイル化して格納する 標準化ストレージデータ取得 Web サービスデータ取得サーバクライアントからの要求による通信によって指定条件を受け取り [Request] 標準化ストレージ内の該当ファイルを取得しデータモデルに展開した内容を返却する [Response] 通信方法は Web サービス (SOAP) を用いるものとし 当処理部分は DLL 等のライブラリではなく EXE 型 Web サーバまたは IIS 配下稼働の Web サービスとなる HL7 パース モデル展開機能を包含する 2

47 設計書 機能一覧 萩原 HL7 パース モデル展開 指定された条件に一致する HL7 ファイルを読み取り 内容をパース ( 解析 ) しデータモデル * へ展開する * データモデルとはプログラムが処理しやすい形のメモリ内のオブジェクト構造を意味する 外部ファイルへ出力する Web サービス通信する等を考え XML へ容易に加工できるモデルとする 標準化ストレージ物理アクセス 標準化ストレージデータ取得ライブラリ データ取得ライブラリ 標準化ストレージ物理アクセスを包含する指定された条件 ( 患者 ID 診療日範囲 データ種別) に一致する標準化ストレージの格納フォルダ一覧を取得する 指定された条件に一致する標準化ストレージの格納フォルダ探索し フォルダ配下に格納されている HL7 ファイルを読み取る 呼び出しアプリケーションから指定された条件 ( 患者 ID 診療日範囲 データ種別) に一致するデータの取得を標準化ストレージデータ取得 Web サービスに要求 [Request] し 受け取った [Response] データモデルを呼び出し元に返却する クライアントアプリケーションに組み込むライブラリとして提供する ( 単独実行するものではない ) 3

48 第 2 章機能詳細 2.1 標準化ストレージ構築アプリケーション 2.2 標準化ストレージデータ取得 Web サービス 2.3 標準化ストレージデータ取得ライブラリ 4

49 設計書 機能詳細 萩原 2.1 標準化ストレージ構築アプリケーション 処理内容標準化ストレージ構築アプリケーションにおける処理の流れと内容を記述します 標準化ストレージ構築に関しては SS-MIX2 標準化ストレージ構成の説明と構築ガイドライン に則った処理を行っているため 詳細な処理内容については前述の文書を参照して下さい 処理説明 1 TCP/IP ソケット通信による HL7 メッセージ受信設定ファイルによって設定された受信待ち受けポートから TCP/IP の電文を受信する その際 受信時に受信バッファに空きがあるか 終了コード (0x1C0D) を受信したか クライアントが切断した場合に一つのメッセージの終了とみなす その後 受信した電文を元に HL7 メッセージ解析を行う 2 HL7 メッセージ解析受信した電文の開始が MSH かどうかを判断し メッセージヘッダの解析を行う メッセージヘッダから区切り文字とメッセージ型を判断し MSH 以降のセグメントについて区切り文字でフィールド単位に区切る 正常に区切れた場合には 元の HL7 メッセージを連携データとして出力するとともに標準化ストレージへの格納を行う 3 連携データ出力受信した HL7 メッセージを連携データ出力ファイルに追記する 追記する際にファイルサイズを取得し すでに既定のサイズを超えている場合には別名のファイルを作成し 追記を行う 4 標準化ストレージ格納受信した HL7 メッセージ中の項目から標準化ストレージへ格納する際に必要になる項目 ( 患者 ID 診療日 オーダ番号等) を取得し標準化ストレージ格納仕様に従った形式で受信メッセージをファイル化し格納する 5

50 設計書 機能詳細 萩原 2.2 標準化ストレージデータ取得 Web サービス 処理内容 標準化ストレージデータ取得 Web サービスが提供する Web メソッドの一覧とその内容を以下に示します 処理名 (Web メソッド名 ) 内容 GetPatientHL7BaseInfo 患者基本情報 ( 病名 アレルギー含む ) に関する HL7 ファイルの内容を区切り文字で区切った構造を取得する GetOrderHL7BaseInfo 各種オーダーに関する HL7 ファイルの内容を区切り文字で区切った構造を取得する GetPatientInfo 患者基本情報 ( 病名 入退院歴含む ) データモデルを取得する GetShohoInfo 処方情報データモデルを取得する GetChushaInfo 注射情報データモデル ( 処方情報データモデルと兼用 ) を取得する GetKentaiTreeInfo 検体検査データモデルを取得する GetKentaiMatrixInfo 検体検査マトリクスデータモデルを取得する GetPatientFileInfoList 患者基本情報 ( 病名 アレルギー含む ) に関する HL7 ファイルのファイルパスを表現する情報の一覧を取得する GetOrderFileInfoList 各種オーダーに関する HL7 ファイルのファイルパスを表現する情報の一覧を取得する GetStorageFileBytes 上記ファイルパス情報をもとに実ファイルのバイトデータを取得する GetOrderDates 有効なオーダーが含まれる日付のリストを取得する 6

51 設計書 機能詳細 萩原 データモデル SOAP 通信で使用するデータモデルには以下のものがあります ベース系 SOAPRequestBase, SOAPResponseBase, SOAPUserInfo 要求系 SOAPGetPatientHL7BaseInfoReq, SOAPGetOrderHL7BaseInfoReq, SOAPGetPatientInfoReq, SOAPGetShohoInfoReq, SOAPGetChushaInfoReq, SOAPGetKentaiTreeInfoReq, SOAPGetKentaiMatrixInfoReq, SOAPGetPatientFileInfoListReq, SOAPGetOrderFileInfoListReq, SOAPGetStorageFileBytesReq, SOAPGetOrderDatesReq ( 全て SOAPRequestBase クラスを継承している ) 応答系 SOAPGetPatientHL7BaseInfoRes, SOAPGetOrderHL7BaseInfoRes SOAPGetPatientInfoRes, SOAPGetShohoInfoRes, SOAPGetChushaInfoRes, SOAPGetKentaiTreeInfoRes, SOAPGetKentaiMatrixInfoRes, SOAPGetPatientFileInfoListRes, SOAPGetOrderFileInfoListRes, SOAPGetStorageFileBytesRes, SOAPGetOrderDatesRes ( 全て SOAPResponseBase クラスを継承している ) 7

52 設計書 機能詳細 萩原 要求系 SOAP データモデルの構造について全ての要求系 SOAP データモデルは 内部に取得対象を検索するためのキー項目 ( 患者系は患者 ID その他のオーダー系は 患者 ID 検索範囲の開始と終了日付 (YYYYMMDD 形式 ) データ種別リスト(OMP-01 や OML-01 など )) を内包する形式をとっています 要求系データモデルベース部分 ( 共通 ) (SOAPRequestBase) 要求キー項目 ( 独自 ) 要求系データモデルベースにはログ出力用の利用者情報が含まれます 利用者情報はユーザ ID 及び利用ホスト情報が含まれており 標準化ストレージアクセスのログ及び標準化ストレージデータ取得 Web サービスのログに記録されます 例 ) 患者基本データモデル取得要求 (SOAPGetPatientInfoReq) 型 内容 1 UserInfo SOAPUserInfo 型 利用者情報 ( ログ出力用 ) 2 PatientId 文字列型 患者 ID 利用者データモデル (SOAPUserInfo) 型 内容 1 UserId 文字列型 利用者 ID 2 UserName 文字列 利用者名 3 HostAddress 文字列型 利用者ホスト IP アドレス 4 HostName 文字列型 利用者ホスト名 8

53 設計書 機能詳細 萩原 応答系 SOAP データモデルの構造について全ての応答系 SOAP データモデルは 内部に取得対象のデータモデルを内包する形式をとっています たとえば 患者基本情報の取得であれば 内部に患者基本情報データモデル ( 患者 ID や患者の氏名等 詳細は下記 2.3 標準化ストレージデータ取得ライブラリ参照 ) を内包する形になり 要求元のアプリケーションはこのデータモデルを元に利用者への UI を形成することになります 応答系データモデルベース部分 ( 共通 ) (SOAPResponseBase) 応答系データモデルベースにはサービス内での処理結果を表す結果コード (ResultCode) と補足メッセージ (ResultMessage) が含まれます 利用者は ResultCode を判断してから 各種処理を行う必要があります 応答データモデル ( 独自 ) 例 ) 患者基本データモデル取得応答 (SOAPGetPatientInfoRes) 型 内容 1 ResultCode 文字列型 結果コード 00: 正常以外 : エラー 2 ResultMessage 文字列型 結果メッセージ 3 PatientInfo PatientInfo 型 患者基本情報データモデル 9

54 設計書 機能詳細 萩原 2.3 標準化ストレージデータ取得ライブラリ 処理内容ライブラリ名内容 HL7MessageManager HL7 のデータ構造を解析し HL7 メッセージをセグメント毎 フィールド毎に指定された区切り文字によって区切ったデータモデルを生成します SSTAccessClient 標準化ストレージデータアクセスを利用するクライアントアプリケーション (Web アプリ及び Windows アプリ ) が参照するためのライブラリです 標準化ストレージに直接アクセスする場合と SOAP 通信を用いてデータを取得する場合の2 種類の形態に対応した I/F を提供します SSTAccessLibrariesCommon 標準化ストレージデータアクセスを行うライブラリ群に共通化した内容 ( ログ出力やユーティリティ ) を提供するライブラリです SSTDataModel 標準化ストレージアクセスライブラリを利用して取得できるデータモデルを定義したライブラリです SST に直接アクセスする場合にも SOAP 通信を用いてデータモデルを取得する場合にも共通のデータモデルを利用します SSTHL7Parser HL7 文字列から標準化ストレージデータモデルを生成するライブラリです 標準化ストレージデータモデルは全て HL7 基本データモデル ( 区切り文字で区切っただけの単純なデータモデル ) から生成します SSTLogicalAccess 標準化ストレージへのアクセスに関して物理構造を意識しない形でデータモデルを取得するためのライブラリです 指定範囲の HL7 ファイルを全て連結して SSTHL7Parser ライブラリを呼び出し 取得したデータモデルを返却します SSTPhysicalAccess 標準化ストレージのディレクトリ構造や ファイル名の取得を行う物理アクセスライブラリです 指定された範囲の HL7 ファイルをリストとして返したりするのみで データモデルは意識しません 10

55 設計書 機能詳細 萩原 データモデル 患者基本 1 患者基本情報データモデル (PatientInfo) 型 内容 1 PatientId 文字列型 患者 ID 2 NameFamilyIDE 文字列型 患者漢字姓 3 NameGivenIDE 文字列型 患者漢字名 4 NameFamilySYL 文字列型 患者カナ姓 5 NameGivenSYL 文字列型 患者カナ名 6 Birthday 文字列型 生年月日 7 Gender 文字列型 性別 8 Divisions 文字列型 住所 ( 県名 ) 9 City 文字列型 住所 ( 市区町村名 ) 10 Address 文字列型 住所 ( その他 ) 県名 市区町村名が含まれる場合もあり 11 PostalCode 文字列型 郵便番号 12 TelH 文字列型 自宅電話番号 13 TelWP 文字列型 勤務先電話番号 14 Disease PatientDiseaseInfo[] 病名情報 ( 後述 ) のリスト 15 AdmitInfo PatientAdmitInfo[] 入退院情報 ( 後述 ) のリスト 11

56 設計書 機能詳細 萩原 2 患者病名情報データモデル (PatientDiseaseInfo) 型 内容 1 ICDCode 文字列型 ICD 病名コード 2 ICDByomei 文字列型 ICD 病名 3 StdDiseaseCode 文字列型 MEDIS 標準病名コード 4 StdDiseaseName 文字列型 MEDIS 標準病名 5 StdModifierCode 文字列型 MEDIS 標準修飾語コード 6 StdModifier 文字列型 MEDIS 標準修飾語 7 DiseaseNameModifierCode 文字列型 MEDIS 標準接尾語コード 8 DiseaseNameModifier 文字列型 MEDIS 標準接尾語 9 ShindanByomei 文字列型 診断病名 10 StartDate 文字列型 病名の開始日 11 EndDate 文字列型 病名の終了日 12 SectionCode 文字列型 診療科コード 13 SectionName 文字列型 診療科名 14 DoctorCode 文字列型 診断医師コード 15 DoctorNameFamily 文字列型 診断医師姓 16 DoctorNameGiven 文字列型 診断医師名 17 MainDiseaseName 文字列型 主病名識別 12

57 設計書 機能詳細 萩原 型 内容 18 Secret 文字列型 機密識別 19 RiskManagement 文字列型 リスクマネージメント識別 20 Tenki 文字列型 転帰 3 患者入退院情報データモデル (PatientAdmitInfo) 型 内容 1 AdmitDate 文字列型 入院日時 2 PlaceOfAdmit PatientPlaceOfAdmitInfo 型 入院場所情報 3 DischargeDate 文字列型 退院日時 4 PlaceOfDischarge PatientPlaceOfAdmitInfo 型 退院場所情報 5 Death 文字列型 死亡識別 6 DeathDate 文字列型 死亡日時 ( 死亡時のみ有効 ) 4 患者入退院場所情報データモデル (PatientPlaceOfAdmitInfo) 型 内容 1 WardCode 文字列型 病棟コード 2 RoomNo 文字列型 病室番号 3 BedNo 文字列型 ベッド番号 13

58 設計書 機能詳細 萩原 処方 1 処方情報データモデル (ShohoInfo) 型内容 1 Orders ShohoOrder 型処方オーダー情報 ( 後述 ) のリスト 2 処方オーダーデータモデル (ShohoOrder) 型 内容 1 MessageType 文字列型 データソースとなったメッセージのメッセージタイプ 2 OrderDate 文字列型 オーダー発行日 3 OrderNo 文字列型 オーダー No 4 DoctorCode 文字列型 処方医師コード 5 DoctorFamilyName 文字列型 処方医師姓 6 DoctorGivenName 文字列型 処方医師名 7 SectionCode 文字列型 診療科コード 8 SectionName 文字列型 診療科名 9 ShohoKind 文字列型 処方区分 10 Rp ShohoOrderRp[] 用法情報 ( 後述 ) のリスト 3 処方用法データモデル (ShohoOrderRp) 型内容 1 Rp 文字列型 RP 番号 14

59 設計書 機能詳細 萩原 型 内容 2 Yoho 文字列型 用法 3 YohoCount 文字列型 用法数量 4 YohoUnit 文字列型 用法単位 5 FuKuyouStartDate 文字列型 服用開始日 6 Yakuhin ShohoOrderRpYakuhin[] 薬品情報 ( 後述 ) のリスト 4 処方薬品データモデル (ShohoOrderRpYakuhin) 型 内容 1 YakuhinStdCode 文字列型 標準薬剤コード 2 YakuhinLocalCode 文字列型 ローカル薬剤コード 3 YakuhinName 文字列型 薬品名 4 Youryo 文字列型 用量 ( 明細表示用一日量 一回量 全量のいずれかが入る ) 5 Unit 文字列型 用量単位 6 YouryoAll 文字列型 全量 7 Youryo1Times 文字列型 一回量 8 Youryo1Days 文字列型 一日量 15

60 設計書 機能詳細 萩原 検体検査 1 検体検査情報データモデル (KentaiTreeInfo) 型内容 1 Orders KentaiTreeOrder[] 検体検査オーダー情報 ( 後述 ) のリスト 2 検体検査オーダーデータモデル (KentaiTreeOrder) 型 内容 1 PatientId 文字列型 患者 ID 2 NameFamilyIDE 文字列型 患者漢字姓 3 NameGivenIDE 文字列型 患者漢字名 4 Birthday 文字列型 生年月日 5 Gender 文字列型 性別 6 MessageType 文字列型 データソースとなったメッセージのメッセージタイプ 7 OrderDate 文字列型 オーダー発行日 8 OrderNo 文字列型 オーダー No 9 DoctorCode 文字列型 担当医コード 10 DoctorFamilyName 文字列型 処方医師姓 11 DoctorGivenName 文字列型 処方医師名 12 SectionCode 文字列型 診療科コード 13 SectionName 文字列型 診療科名 16

61 設計書 機能詳細 萩原 型内容 14 Items KentaiTreeOrderItem[] 検査項目 ( 後述 ) のリスト 3 検体検査項目データモデル (KentaiTreeOrderItem) 型 内容 1 KensaKindCode 文字列型 検査種類コード 2 KensaKindName 文字列型 検査種類名 3 KentaiSetId 文字列型 検体セット ID 4 KentaiSaisyuDate 文字列型 検体採取日 5 KentaiZairyoStdCode 文字列型 標準検体材料コード 6 KentaiZairyoLocalCode 文字列型 ローカル検体材料コード 7 KensaStdCode 文字列型 標準検査コード 8 KensaLocalCode 文字列型 ローカル検査コード 9 KensaName 文字列型 検査名称 10 KensaResultValue 文字列型 検査結果値 11 KensaResultUnit 文字列型 検査結果単位 12 KensaStdResultValue 文字列型 標準値 13 IjoFlag 文字列型 異常識別 17

62 設計書 機能詳細 萩原 検体検査マトリクス 1 検体検査マトリクスデータモデル (KentaiMatrixInfo) 型 内容 1 Rows KentaiMatrixRowItemInfo[] 検体検査マトリクスの行情報 ( 後述 ) のリスト 2 検体検査マトリクス行情報データモデル (KentaiMatrixRowItemInfo) 型内容 1 Columns KentaiMatrixItemInfo[] 検体検査マトリクス項目情報 ( 後述 ) のリスト 3 検体検査マトリクス項目情報データモデル (KentaiMatrixItemInfo) 型 内容 1 KensaDate 文字列型 検査日 2 OrderNo 文字列型 オーダー No 3 KensaStdCode 文字列型 標準検査コード 4 KensaLocalCode 文字列型 ローカル検査コード 5 KensaName 文字列型 検査名称 6 KensaResultValue 文字列型 検査結果値 7 KensaResultUnit 文字列型 検査結果単位 8 KensaStdResultValue 文字列型 検査標準値 9 IjoFlag 文字列型 異常識別 18

63 設計書 機能詳細 萩原 HL7 基本データモデル 1 HL7 基本情報データモデル (HL7BaseInfo) 型 内容 1 Messages HL7BaseMessageInfo[] HL7 メッセージ基本情報 ( 後述 ) のリスト 2 HL7 メッセージ基本情報データモデル (HL7BaseMessageInfo) 型 内容 1 KeyInfo 文字列型 データソースとなったファイルのファイル名を構成するキー情報 2 MessageType 文字列型 データソースとなったメッセージタイプ 3 Segments HL7BaseSegmentInfo[] HL7 セグメント基本情報 ( 後述 ) のリスト 3 HL7 セグメント基本情報データモデル (HL7BaseSegmentInfo) 型 内容 1 SegmentName 文字列型 セグメント名 2 Fields HL7BaseFieldInfo[] HL7 フィールド基本情報 ( 後述 ) のリスト 4 HL7 フィールド基本情報データモデル (HL7BaseFieldInfo) 型内容 1 L1Fields HL7BaseL1FieldInfo[] HL7 第一層フィールド基本情報 ( 後述 ) のリスト 5 HL7 第一層フィールド基本情報データモデル (HL7BaseL1FieldInfo) 19

64 設計書 機能詳細 萩原 型内容 1 L2Fields HL7BaseL2FieldInfo[] HL7 第二層フィールド基本情報 ( 後述 ) のリスト 6 HL7 第二層フィールド基本情報データモデル (HL7BaseL2FieldInfo) 型内容 1 L3Fields HL7BaseL3FieldInfo[] HL7 第三層フィールド基本情報 ( 後述 ) のリスト 7 HL7 第二層フィールド基本情報データモデル (HL7BaseL3FieldInfo) 型内容 1 Value 文字列型 HL7 第三層フィールドに含まれる値 20

65 設計書 機能詳細 萩原 標準化ストレージ内ファイル情報 1 標準化ストレージ内ファイル情報データモデル (StorageFileInfo) 型 内容 1 PatientId 文字列型 患者 ID 2 OrderDate 文字列型 オーダー日 (yyyymmdd 形式または-) 3 OrderKind 文字列型 オーダー種別 (ADT-00 など ) 4 FileNameKey 文字列型 ファイル名を一意に識別するためのキー情報 21

66 設計書 機能詳細 萩原 オーダー有効日情報データモデル 1 オーダー有効日情報データモデル (OrderDateInfo) 型 内容 1 PatientId 文字列型 患者 ID 2 OrderDate 文字列型 オーダー日 (yyyymmdd 形式 ) 22

67 事業名 周産期小児健康情報ネットワーク事業 小児疾患連携医療事業 品質報告書 報告日会社名 2012/1/31 日本電気株式会社 1. ドキュメント品質目標と評価 計画時目標値 最終納品時点 生産工程 基本設計 評価対象 基本設計書 結合試験仕様書 レビュ- 網羅度 (%) 指摘率 (%) 値以上値以上 合計ページ a 実績ヘ ーシ b 5 レビュ- 網羅度 (%) 指摘件数 指摘率 (%) c=b/a*100 d e=d/a % 品質評価 ( 最終報告 ) 12/27 SS-MIX2 仕様説明会配布の最新仕様と突合した際 解釈誤りが 2 点あり基本設計書を修正した ( 診療日の扱い 注射 処方区分廃止関連 ) 特に指摘事項はなかった 開発完了時点で他の工程からの後戻り 見直しも無かったため 品質には問題がないと判断する 詳細設計 詳細設計書 % 単体試験仕様書 % セットアップマニュアル 単体試験で発見された仕様解釈に起因する誤り 5 件 (EOM 関連 2 件 オーダ番号版数 1 件 HL7 パース関連 2 件 ) に関しては詳細設計の問題として修正を行った 前回報告 (1/13) 時点において未完了であったマニュアル作業は問題なく完了した 単体試験 単体試験結果報告書 単体テスト結果が漏れなく記載されており 報告内容に対する指摘事項は無かった 結合試験 結合試験結果報告書 結合テスト結果が漏れなく記載されており 報告内容に対する指摘事項は無かった 2.S/W 品質目標と評価 計画時目標値 最終納品時点 想定規模 試験密度 誤り検出率 実績規模 (KL) 試験項目数 密度 件数 誤り 検出率 品質評価 ( 最終報告 ) 単体試験 KL 5.2 項目 /KL 以上件 /KL 以上 a b 10 5 c=b/a d e=d/a 1.1 詳細設計に起因する誤り 5 件 (EOM 関連 2 件 オーダ番号版数 1 件 HL7 パース関連 2 件 ) と製造に起因する誤り 1 点 ( メッセージ表記 ) の合計 6 件を検出し修正した 検出率は目標よりも低いが 試験密度は目標をほぼクリアしており品質上に問題は無いと判断する 結合試験 試験項目数としては 51 件であり 目標の試験密度に達していないが 患者 455 人 955 件の HL7 メッセージによる検証を行っており 必要十分な結合試験ができたと考える その上での誤りゼロ件であるので品質上問題は無いと判断している