はじめに (1) ASEAN は東アジアの経済統合の代表 従来東アジアで唯一の地域協力機構 1967 年以来 政治協力 経済協力を推進 加盟国も 5 カ国から 10 カ国へ 構造変化を続ける世界経済の下で AFTA を確立し 今年末の AEC 実現を目指す 2

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1 ASEAN 統合セミナー 2015 年 10 月 19 日 国際協力銀行 (JBIC) ASEAN 経済共同体 (AEC) の実現と日本 自動車産業へのインパクトも含めて 清水一史 ( 九州大学 ) shimizu@econ.kyushu-u.ac.jp 1

2 はじめに (1) ASEAN は東アジアの経済統合の代表 従来東アジアで唯一の地域協力機構 1967 年以来 政治協力 経済協力を推進 加盟国も 5 カ国から 10 カ国へ 構造変化を続ける世界経済の下で AFTA を確立し 今年末の AEC 実現を目指す 2

3 はじめに (2) ASEAN 地域は世界の成長地域 1980 年代後半からの世界の成長地域 中間層も急速に拡大 現代世界経済において ASEAN 経済の重要性が増大 AEC を確立すると中国やインドにも匹敵する規模に 日本にとっても ASEAN は重要 2013 年に ASEAN 交流 40 周年 : 交流と友好の歴史 政治的にも経済的にも最重要なパートナー 日本企業にとっても最重要な生産基地 市場 3

4 本報告の課題 これまで世界経済と ASEAN 経済統合を長期的に研究 ASEAN 経済統合と自動車産業も長期的に研究 ASEAN と日本の関係も研究 ASEAN 経済共同体 (AEC) について考察する AEC 実現と自動車産業についても考える 今年末に AEC はどこまで実現するか? AEC は ASEAN 自動車産業にどう影響するか? 4

5 構成 ASEAN 経済統合とAEC ASEAN 経済統合とAEC の提案 世界金融危機後の構造変化とASEAN 2015 年末のAECの実現とASEANの課題 AEC と ASEAN 自動車産業 ASEANの自動車産業と日系メーカー AECが与えるインパクト ASEAN と日本 5

6 ASEAN 経済統合 : (1) 1967 年設立 : インドネシア マレーシア フィリピン シンガポール タイ 1976 年第 1 回首脳会議と ASEAN 協和宣言 から開始 集団的輸入代替重化学戦略 1984 年ブルネイ加盟 1987 年第 3 回首脳会議の マニラ宣言 で転換 集団的外資依存輸出指向型工業化戦略へ プラザ合意以降の各国の外資依存輸出指向の工業化を支援 1988 年 BBCスキーム ( ブランド別自動部品補完流通計画 ) 1990 年代の構造変化とASEAN の対応 アジア冷戦構造の変化 中国の改革 開放に基づく急成長 1992 年からAFTA(ASEAN 自由貿易地域 ) 2008 年までに先行加盟国は関税を0-5% とする 1996 年からAICO(ASEAN 産業協力 ) の展開 6

7 ASEAN 経済統合 : (2) 1990 年代の構造変化とASEAN の対応 インドシナへの加盟国拡大 :1995 年ベトナム 1997 年ラオスとミャンマー 1999 年カンボジア 10か国体制へ ASEANは世界経済の構造変化の焦点へ 国際資本移動の拡大 + 領域の拡大 アジア経済危機がASEAN 諸国に大きな打撃 1997 年 ASEAN Vision 2020 アジア経済危機後の構造変化 中国の急成長と影響力の拡大 WTOによる世界大の貿易自由化の停滞とFTAの興隆 東アジアの相互依存性の拡大と東アジア大の地域協力の形成 域内経済協力の深化が不可避に 7

8 AEC へ向けての展開 (1) 第 2ASEAN 協和宣言 と AEC 2003 年 10 月 第 2ASEAN 協和宣言 と AEC ASEAN 共同体 (AC):ASEAN 安保共同体 (ASC) ASEAN 経済共同体 (AEC) ASEAN 社会文化共同体 (ASCC) により実現 ASEAN 共同体 (AC) の中心は ASEAN 経済共同体 (AEC) ASEAN 経済共同体 (AEC):2020 年までに 1 物品 2 サービス 3 投資 4 資本 5 熟練労働力の自由移動に特徴付けられる 単一市場 生産基地を構築 外国投資を呼び込むために AEC AEC は ASEAN 首脳の ASEAN による直接投資を呼び込む能力への危惧による 新たな投資受け入れ先としての中国 インドの台頭を背景 8

9 AEC へ向けての展開 (2) 憲章制定と AEC ブループリント 2004 年 12 月第 10 回首脳会議と VAP( ビエンチャン行動計画 ) AEC の推進と域内経済格差の是正 2007 年 1 月第 12 回首脳会議 AEC の 2015 年への前倒しを承認 2007 年 11 月第 13 回 ASEAN 首脳会議 ASEAN 憲章 に署名 ASEAN 憲章の制定自体が AEC の実現のためという側面 ASEAN の目標 基本原則 ルールを明確化 多くの制度化の実現により AEC 実現を支援 2008 年 12 月に発効 AEC ブループリント を発出 9

10 AEC へ向けての展開 (3) AEC ブループリント AEC ブループリント :AEC の目標 ( 統合の深化と格差是正 ) AEC の 2015 年までのロードマップ AEC の 4 つの戦略目標 ( 統合の深化と格差是正 ) A. 単一の市場と生産基地 (4 つの戦略目標の中心 ) 1 物品の自由な移動 2 サービスの自由な移動 3 投資の自由な移動 4 資本の自由な移動 5 熟練労働者の自由な移動 B. 高度な競争力のある経済地域 C. 公平な経済発展の地域 D. グローバルな経済へ十分に統合された地域 10

11 AEC へ向けての展開 (4) AEC スコアカード 2008 年から AEC スコアカードと事務局によるモニタリング AEC ブループリントの各国ごとの実施状況の点検評価リスト 2012 年 3 月の AEC スコアカード 年において 全体で 67.5% の達成と評価 単一市場と生産基地 に関しては 65.9% の達成と評価 2013 年 10 月 ASEAN 首脳会議 全体で 79.7% の達成と評価 AEC の実現に向けて関税引き下げは順調に進行 ただし 非関税障壁の撤廃 サービス貿易の自由化 投資の自由化は遅れている 11

12 AEC へ向けての展開 (5) ASEAN 連結性マスタープラン (MPAC) 2010 年 10 月第 17 回 ASEAN 首脳会議 ASEAN 連結性マスタープラン (MPAC) 2015 年の AEC の実現を確実にする 域内格差の是正を支援 1 物理的連結性 : ハイウエイ 鉄道 回路 ICT インフラ エネルギーインフラ等 2 制度的連結性 : シングルスカイ 海運市場 貿易円滑化 国境貿易管理 3 人的連結性 :ASEAN 内の移動性の拡大 社会文化の理解促進 AEC へ向けて着実に行動 12

13 ASEAN 経済統合の成果 (1) AFTA による関税の引き下げ ASEAN 域内経済協力の成果 : 着実な成果 AFTA CEPT により 1993 年から関税引き下げ 2003 年 1 月に先行 6 か国で関税 5% 以下の自由貿易地域が確立 2010 年 1 月に先行 6 か国で関税撤廃し AFTA 実現 同時に新規加盟 4 か国でも全品目の 98.96% の関税が 5% 以下に 各国の AFTA 利用率の上昇 タイの ASEAN 向け輸出の AFTA 利用率 ( シンガポールを除く ) 2000 年 : 約 10% 2003 年 : 約 20% 2010 年 :38.4% タイの ASEAN 各国向け輸出の AFTA 利用率 2010 年 : インドネシア向け 61.3% フィリピン向け 55.9% 13

14 ASEAN 経済統合の成果 (2) 国際分業と生産ネットワークの支援 国際分業と生産ネットワークの支援 自動車産業が典型 : 自動車部品補完計画は最も早くから着実に実践 ASEANでは日系自動車のシェアがきわめて大きくネットワーク構築トヨタ自動車の例 :1990 年代からBBC AICO AFTA に支援されて ASEAN 域内で主要部品の集中生産と部品の相互補完 トヨタ自動車のIMVの例 (2004 年から ) 1トンピックアップトラックベース車を部品調達から生産と輸出まで各地域内で対応するプロジェクト 1 次部品メーカー 2 次 3 次部品メーカー 素材メーカーをも含め重層的な部品補完 生産ネットワークを拡大 (AICOと)AFTAが支援 ASEAN 域内経済協力と企業の生産ネットワーク構築の合致であり大きな成果 14

15 界各マニュアル トランスミッション世トヨタ自動車 IMV の主要な自動車 部品補完の概念図 ASEAN PU SUV ミニバン テ ィーセ ルエンシ ンカゾリンエンシ ン タ イ PU SUV ( マザー工場 ) ディーゼルエンジン ガソリンエンジン 地域統括 ( 調達 物流 品質管理 開発 ) A S E A N 各国 フィリピン ミニバン マニュアル トランスミッション マレーシア PU SUV ミニバン 国インド ( 出所 ) 清水 (2011a) p.79 ミニバン SUV マニュアル トランスミッション ( 注 ) ヒアリングをもとに筆者作成 インドネシア ミニバン ( マザー工場 ) SUV ガソリンエンジン A S E A N 各国 ベトナム ミニバン SUV シンガポール 地域統括 ( 販売 マーケティンク )

16 東アジア地域経済協力と ASEAN(1) 東アジア地域経済協力 : アジア経済危機を契機に展開 ASEAN ASEAN+3 EAS ARF APEC などの各種の協力枠組みが 多層的 重層的に展開 : 中心は ASEAN ASEAN+3 首脳会議 (1997 年 12 月第 1 回 ) 通貨金融協力 :CMI( チェンマイイニシアチブ ) EAS( 東アジア首脳会議 )(2005 年 12 月第 1 回 ) ASEAN+1 の FTA 網の構築 : 2010 年に完成 ACFTA(ASEAN 中国自由貿易地域 ) AJCEP(ASEAN 日本包括的経済連携 ) AKFTA(ASEAN 韓国自由貿易協定 ) AIFTA(ASEAN インド自由貿易協定 ) AANZFTA(ASEAN オーストラリア NZ 自由貿易協定 ) ASEAN ルールが東アジアへ拡大 16

17 ASEAN を中心とする東アジアの地域協力枠組み インドネシア マレーシア フィリピン シンガポール タイ ブルネイ ベトナム 3 ラオスミャンマー カンボジア 日本中国韓国 オーストラリアニュージーランド アメリカ カナダ ロシア パプアニューギニア ペルー メキシコ チリ 香港 台湾 APEC(FTAAP) ASEAN(AFTA) ASEAN+3 (EAFTA RCEP) インド ASEAN+6 (CEPEA RCEP) EAS EU ASEAN 拡大外相会議 東ティモールモンゴルパキスタン北朝鮮バングラデシュスリランカ ASEAN 地域フォーラム 出所 ) 筆者作成 注 )( ) は自由貿易地域 ( 構想を含む ) である ASEAN: 東南アジア諸国連合 AFTA:ASEAN 自由貿易地域 EAFTA: 東アジア自由貿易地域 EAS: 東アジア首脳会議 CEPEA: 東アジア包括的経済連携 RCEP: 東アジア地域包括的経済連携 APEC: アジア太平洋経済協力 FTAAP: アジア太平洋自由貿易地域 下線は 環太平洋経済連携協定 (TPP) 交渉参加国

18 東アジア地域経済協力と ASEAN(3) ASEAN が最重要な軸に ASEAN が交渉の場を提供し きわめて重要な位置を確保 ASEAN 拡大外相会議 ASEAN プラス 3 EAS 日中韓 ARF ASEAN のルールが東アジアへ拡大してきている ASEAN スワップ協定 (ASA) の東アジアへの拡大 AFTA 原則の各 FTA への展開 EAS の参加基準も ASEAN 基準 ASEAN 憲章も ASEAN の域内経済協力 統合の深化と方向が 東アジア地域経済協力を方向付ける ASEAN こそが 東アジア地域協力の重要な鍵を握る 18

19 世界金融危機後の構造変化と ASEAN (1) 世界金融経済危機後の世界経済構造の変化 アメリカの過剰消費と金融的蓄積に基づく 世界経済の成長の限界 ネオリベラルの四半世紀の転換 ASEAN と東アジア 世界経済でより重要な位置 金融危機からいち早く回復 世界経済における主要な生産基地 所得上昇と巨大な人口により主要な消費市場 アメリカ 輸出を重要な成長の手段 2010 年 1 月輸出倍増計画 東アジアへの輸出 TPP へ参加 19

20 世界金融危機後の構造変化と ASEAN (2) 東アジアの需要と FTA を巡って競争が激しく WTO の停滞の下 新たな貿易自由化と世界経済管理が必須 ASEAN にとっても域外需要の確保とともに域内需要に基づく発展の支援が更に重要に 広域 FTA 構築の加速 :TPP と RCEP の構築へ TPP: 環太平洋経済協力協定 RCEP: 東アジア地域包括的経済連携 20

21 世界金融危機後の構造変化と ASEAN (3): 広域 FTA 構築の加速 2010 年 3 月に8か国でTPP 交渉開始 (10 月にマレーシアも参加 ) 2011 年 8 月 ASEAN+6 経済相会議で日本と中国が共同提案 2011 年 11 月 APEC 首脳会議でTPPの大枠合意 日本がTPP 交渉参加へ向けて関係国と協議に入ることを表明 2011 年 11 月 ASEAN 首脳会議でASEANがRCEPを提案 ASEANを中心とする東アジアの FTA 2012 年 8 月第 1 回のASEAN+FTAパートナーズ大臣会合 ASEANとASEANFTAパートナーの 16か国がRCEPを推進 交渉の基本指針 : 既存のASEAN+1を上回るFTA 2012 年 11 月オバマ大統領再選 : アジア重視と TPP 推進 2012 年 11 月第 7 回 EAS 2013 年早期にRCEPの交渉開始に合意 2012 年 11 月日中韓経済貿易相会議 :2013 年に日中韓 FTA 開始で合意 21

22 世界金融危機後の構造変化と ASEAN (4): 広域 FTA 構築の加速 2012 年 12 月第 15 回 TPP 交渉会合 カナダとメキシコが参加 11 カ国体制に 2012 年 12 月安倍首相就任 :ASEAN 重視外交 2013 年 3 月日本が TPP 交渉参加を正式表明 2013 年 3 月日中韓 FTA へ向けた第 1 回交渉会合 2013 年 3 月日本と EU が 経済連携協定 (EPA) の交渉開始を宣言 2013 年 5 月 RCEP 第 1 回交渉会合 2013 年 7 月第 18 回 TPP 交渉において 日本の交渉参加が実現 その後 TPP と RCEP 交渉が継続 ただし TPP はいまだに妥結せず 広域 FTA 構築が加速 日本の TPP 交渉参加が更に広域 FTA 構築を加速させる 広域 FTA 構築の加速は AEC の実現を更に追い立てる 22

23 TPP( 環太平洋経済連携協定 ) アジア太平洋のメガ FTA 2006 年に P4 として発効 ( ブルネイ シンガポール チリ NZ) 現在は 12 ヶ国で交渉中 原則関税撤廃という高い水準の自由化を目標 物品貿易 サービス貿易 投資 競争 知的財産権 政府調達等 更に環境 労働 分野横断的事項等を含む 日米が GDP の大半を占める ただし 日米間交渉や先進国 新興国間交渉が進まず交渉が難航 TPA は可決したが 未だ合意できず 23

24 RCEP( 東アジア地域包括的経済連携 ) 2011 年 11 月に ASEAN が提案 東アジアのメガ FTA: 東アジア 16 カ国で交渉中 中国とインドを含む ASEAN+1 を越える FTA を目指す ASEAN の中心性 域内経済協力強化を支援 物品貿易 サービス貿易 投資 経済技術協力 知財権 競争 紛争解決を含む 環境 政府調達 労働 分野横断的事項を含まない 緩い自由化度の FTA の可能性 インドが消極的 交渉が遅れ 2015 年 8 月閣僚会合 : 物品貿易の自由化率原則 80% へ 24

25 まとめと ASEAN の課題 (1) ASEAN は現在 2015 年末の AEC の完成を目指している AEC 実現へ向けて着実に行動がとられている ASEAN 域内経済協力は 着実な成果を上げてきた 生産ネットワーク構築の支援も行ってきた 東アジアの地域協力においても ASEAN が中心となってきた ASEAN は 現代の経済統合の最重要な例の一つである 世界金融危機後の変化は 世界経済における ASEAN の重要性を増すとともに AEC の実現を追い立てる 25

26 まとめと ASEAN の課題 (2) AEC の実現状況 A. 単一市場と生産基地 : 関税の撤廃に関しては AFTA とともにほぼ実現 2015 年 1 月 1 日全加盟国の関税撤廃割合は 95.99% ( 新規加盟 4 か国は 品目の 7% までは 2018 年 1 月 1 日まで撤廃猶予 ) 原産地規則の改良や貿易の円滑化も進展 非関税措置の撤廃は 今後の課題 サービスの移動 投資 資本の移動 人に移動の自由化も徐々に B. 競争力のある経済地域 C. 公平な経済発展 輸送プロジェクト エネルギープロジェクト 経済格差の是正 知的財産における協力の進展 D. グローバルな経済統合 ASEAN+1 の整備や RCEP 交渉の進展 : 当初予想よりも達成 26

27 まとめと ASEAN の課題 (2) 2015 年末に予想される AEC の状況 AEC の 4 つの戦略目標 ( 統合の深化と格差是正 ) A. 単一の市場と生産基地 ( 戦略目標の中心 ) 1 物品の自由な移動関税の撤廃 1 物品の自由な移動非関税障壁の撤廃 2 サービスの自由な移動〇 3 投資の自由な移動〇 4 資本の自由な移動〇 5 熟練労働者の自由な移動 27

28 まとめと ASEAN の課題 (4) ただし統合への遠心力 各国政治の不安定と各国間政治対立 発展格差 各国の自由貿易へのスタンスの違い 南沙諸島を巡る各国の立場の違い それにも関連する各国の中国との関係の違い しかし現代世界経済の下で発展のために AEC の確立と統合の深化が不可避 東アジアの地域協力においてイニシアチブを握り続けることも肝要 2015 年末を通過点に 更に AEC の実現へ 28

29 まとめと ASEAN の課題 (5) AEC2025 へ向けて 2014 年 11 月 ネピドー宣言 :AEC2025 へ向けて 1 統合され高度に結合した経済 2 競争力のある革新的でダイナミックな ASEAN 3 強靭で包括的 人間本位 人間中心のASEAN 4 分野別統合 協力の強化 ( 新規 ) 5グローバルASEAN 2015 年 11 月 ASEAN 首脳会議 年の AEC2025 を定める 29

30 ASEAN 経済統合と自動車産業 ASEAN 世界経済の最も主要な成長地域 所得も向上し 巨大な市場に ASEAN で AEC が実現する ASEAN では AFTA が確立し 2015 年末に AEC が実現 東アジアでも RCEP の実現に向かう TPP が AEC と RCEP 実現に圧力 30

31 ASEAN 自動車産業 1980 年代以降 急速に拡大 世界金融危機からも急速に回復し 年に過去最高を記録 世界金融危機後において ASEAN 自動車産業は大きな可能性 : 内需と輸出 AFTA と AEC が後押し :AFTA による関税の撤廃 ASEAN+1FTA も : ただし ACFTA では 自動車 自動車部品の関税の多くが撤廃の例外 31

32 ASEAN 各国自動車産業 タイ : 自動車生産と販売が大きく拡大 日系自動車メーカーの一大集積地 年 100 万台を輸出 エコカー政策 インドネシア : ASEAN 最大の人口 生産と販売が大きく拡大 日系自動車メーカーの主要な生産基地と市場 95% の日系シェア LCGC 政策 ( 低コストグリーンカー政策 ) マレーシア : 1980 年代から国民車を生産 ( プロトン プロデュア ) 国民車のシェアは 現在では 45% 程度 EEV 政策 フィリピン ベトナム : 上記 3 か国に比べ小規模 AFTA の影響 シンガポールとブルネイ : 小規模だが高所得 高級輸入車市場 カンボジア ラオス ミャンマー : きわめて小規模 輸入車市場 32

33 ASEAN 自動車生産 : 年 (5 カ国 : タイ インドネシア マレーシア フィリピン ベトナム ) 33

34 ASEAN 自動車販売 : 年 (7 か国 : タイ インドネシア マレーシア フィリピン ベトナム シンガポール ブルネイ ) 34

35 2013 年の ASEAN 自動車生産 ( タイ インドネシア マレーシア フィリピン ベトナム ) 万台 (+4.8% 万台 ) インド :388.1 万台 タイ :245.7 万台 (55.4%)(+0.1% +3.3 万台 ) インドネシア :120.8 万台 (27.2%)(+13.4% 万台 ) マレーシア :60.1 万台 (13.5%)(+5.6%) フィリピン :7.9 万台 (1.8%)(+5.0%) ベトナム :9.3 万台 (2.1%)(+27.1%) 35

36 2014 年の ASEAN 自動車生産 ( タイ インドネシア マレーシア フィリピン ベトナム ) 万台 (-10.2% 万台 ) インド :384.0 万台 タイ :188.0 万台 (%)(47.2%)(-23.5% 万台 ) インドネシア :129.9 万台 (32.6%)(+7.5% 万台 ) マレーシア :59.6 万台 (15.0%)(-0.8%) フィリピン :8.9 万台 (2.2%)(+12.2%) ベトナム :12.1 万台 (3.0%)(+29.3%) 36

37 2013 年の ASEAN 自動車販売 ( タイ インドネシア マレーシア フィリピン ベトナム シンガポール ブルネイ ) 万台 (+2.3% +7.9 万台 ) インド :324.1 万台 タイ :133.1 万台 (37.1%)(-7.4% 万台 ) インドネシア :123.0 万台 (34.2%)(+10.2% 万台 ) マレーシア :65.6 万台 (18.3%)(+4.5%) フィリピン :21.3 万台 (5.9%)(+15.4%) ベトナム :11.1 万台 (3.1%)(+19.4%) シンガポール :3.4 万台 (0.9%)(-8.4%) ブルネイ :1.9 万台 (0.5%)(0.0%) 37

38 2014 年の ASEAN 自動車販売 ( タイ インドネシア マレーシア フィリピン ベトナム シンガポール ブルネイ ) 万台 (-9.5% 万台 ) インド :317.7 万台 タイ :88.2 万台 (27.1%)(-33.7% 万台 ) インドネシア :120.8 万台 (37.2%)(-1.8% 万台 ) マレーシア :66.6 万台 (20.5%)(+1.6%) フィリピン :26.9 万台 (8.3%)(+27.1%) ベトナム :15.8 万台 (4.9%)(+42.8%) シンガポール :4.7 万台 (1.5%)(+39.1%) ブルネイ :1.8 万台 (0.6%)(-2.8%) 38

39 ASEAN 自動車の生産と販売 :2014 年 主要 5 カ国生産 :443.9 万台 (2013 年 ) 万台 (2014 年 ) へ大きく減少 タイとインドネシアで 79.8% タイとインドネシアとマレーシアの 3 国で 94.7% を占める 主要 7 カ国販売 :359.2 万台 万台へと大きく減少 タイとインドネシアで 64.3% タイとインドネシアとマレーシアの 3 国で 84.8% を占める タイ : 政情不安や ファーストカー購入政策 による需要の先食いの影響 39

40 日系自動車メーカーの優位 販売で日系自動車メーカのシェアが圧倒的 ASEAN 主要 6 カ国 :84.1% インドネシア :96.2% タイ :89.2% 各メーカ シェア : トヨタのシェアが大きい トヨタ :29.9% ダイハツ :11.9% ホンダ :11.4 いすゞ : 6.9% 三菱自工 :6.7% スズキ :5.9% 日産 :5.4% プロトン :3.6% フォード :3.1% GM:1.6% 起亜 :1.6% 日系メーカーにとって ASEAN 市場は中国と同じ規模 300 万台クラス 40

41 ASEAN 自動車産業の輸出拠点化 生産と販売の差は輸出を反映 タイ :2014 年に販売が 88.2 万台 生産は 万台 トヨタ IMV や日産マーチが輸出を拡大 タイ :2014 年に 万台を輸出 インドネシア :2014 年に約 20 万台を輸出 AFTA によって輸出促進 今後 AFTA や FTA によって更に拡大可能性 41

42 ASEAN と日系自動車メーカー 拡大を続けるASEAN 自動車市場の販売と生産 多くの完成車メーカー 部品メーカーが ASEANへ 日系自動車はASEAN 自動車市場でシェア約 80% 日本車の優位 ASEAN 独自車種 1トン PU 小型セダン 日系サプライヤーの集積 しかしサンドイッチ状態に ASEANの政策を利用して ASEAN 大で生産 ASEAN 販売とともに域外や日本へも輸出 42

43 ASEAN 経済統合と自動車産業 ASEAN は これまで経済統合を進めてきている 1976 年から域内経済協力 現在は 2015 年末の AEC の完成を目指している ASEAN 域内経済協力が自動車の生産ネットワークを支援 1988 年から BBC 1996 年から AICO その後 AFTA を利用 BBC AICO AFTA が ASEAN 大の自動車生産を支援 ASEAN の域内経済協力政策と企業の生産ネットワーク構築の合致 トヨタ自動車の IMV の例が典型 43

44 AEC の自動車産業へのインパクト (1) AEC が実現すると 関税の撤廃 2010 年 1 月に先行 6 カ国でほぼ全品目の関税の撤廃 2015 年 1 月に全 10 カ国で例外を除き関税撤廃 ただし CLMV においては 品目の 7% までは 2018 年まで猶予 2018 年には ASEAN 全 10 カ国で関税撤廃が実現 更にサービス貿易の自由化 投資 資本移動の自由化 熟練労働力の移動の自由化 連結性や輸送ネットワークが向上 44

45 AEC の自動車産業へのインパクト (2) : 関税の撤廃 2003 年 1 月に先行 6 カ国でほぼ関税が 5% 以下に マレーシアも 2004 年に AFTA へ入れることに合意 2010 年 1 月には 先行 6 カ国でほぼ全品目の関税が撤廃 タイ インドネシアの完成車と部品の生産拡大 フィリピンの完成車生産に負の影響 2015 年 1 月に 10 カ国で例外を除き関税撤廃 新たに関税撤廃 : カンボジア : 約 3000 品目 ラオス : 約 1000 品目 ミャンマー : 約 1200 品目 ベトナム : 約 1700 品目 2015 年 1 月 1 日全加盟国の関税撤廃割合は 95.99% ただし CLMV では 品目の 7% までは 2018 年まで猶予 ベトナムでも 自動車と自動車部品の関税撤廃を猶予 45

46 AEC の自動車産業へのインパクト (3) : 関税の撤廃 2018 年には CLMV でも完成車と部品の関税撤廃 タイ インドネシア マレーシアからの輸出可能性が増大 ベトナムの完成車生産に負の影響 50% の関税が撤廃 ベトナム生産の完成車よりも 輸入車が安くなる可能性 カンボジア ラオス ミャンマーの生産にも影響 46

47 AEC の自動車産業へのインパクト (4) : 新たな域内国際分業 : タイ +1 タイでは賃金が上昇し失業率がきわめて低下し CLMV 諸国と新たな域内国際分業を開始 矢崎総業 トヨタ紡織 デンソーなど 矢崎総業の例 : 2012 年 12 月にタイ国境に近いカンボジアのコッコン経済特区でワイヤーハーネスの分業工場を稼働 タイ工場を補完 最終的な納入先は トヨタや三菱自工のタイ工場 CLMV 諸国の自動車部品産業を発展 AEC の実現が支援 : 関税撤廃 貿易の円滑化 輸送インフラの整備 47

48 日系自動車メーカーの優位 販売で日系自動車メーカのシェアが圧倒的 ASEAN 主要 6 カ国 :84.1% インドネシア :96.2% タイ :89.2% 各メーカ シェア : トヨタのシェアが大きい トヨタ :29.9% ダイハツ :11.9% ホンダ :11.4 いすゞ : 6.9% 三菱自工 :6.7% スズキ :5.9% 日産 :5.4% プロトン :3.6% フォード :3.1% GM:1.6% 起亜 :1.6% 日系メーカーにとって ASEAN 市場は中国と同じ規模 300 万台クラス 48

49 ASEAN 自動車産業の輸出拠点化 生産と販売の差は輸出を反映 タイ :2014 年に販売が 88.2 万台 生産は 万台 トヨタ IMV や日産マーチが輸出を拡大 タイ :2014 年に 万台を輸出 インドネシア :2014 年に約 20 万台を輸出 AFTA によって輸出促進 今後 AFTA や FTA によって更に拡大可能性 49

50 AEC の自動車産業へのインパクト (5) タイとインドネシアに完成車生産が更に集中? 車種による集中と棲み分けが進むか? 部品生産もタイとインドネシアに集中? 部品補完も進むか? いくつかの部品はフィリピン CLMV で生産? タイ +1 の国際分業にも 影響を与えるか? カンボジア ラオス ミャンマーで部品生産が拡大? AEC は ASEAN 自動車産業へも 完成車メーカーと部品メーカーへも多大な影響 50

51 ASEAN と日本 (1) ASEAN は日本にとっても最重要なパートナー これまで 40 年以上にわたり緊密な関係を維持 政治経済的に ASEAN との関係強化が不可欠 日本企業にとっても生産ネットワークを構築し最重要な生産基地 市場 AEC へ向けて更に関係の深化が必要 東アジアの経済統合に向けても重要 今後の日本と ASEAN の関係 日本の ASEAN への協力についていくつか提言 それらは既に進められているものも多いが 更に協力が必要 51

52 ASEAN と日本 (2) ASEAN 統合の 深化 と 格差是正 に向けた協力 統合の深化へ 統合の阻害要因の検討と解決への協力 ASEAN 大で生産ネットワークを構築している日系企業からの視点で阻害要因を洗い出し ASEAN に提示 ASEAN における物流円滑化への支援 ASEAN シングルウインドウ (ASW) への支援 ルール整備の協力 : 環境ルール 安全ルール 知財権ルール 格差の是正へ 物流インフラ整備への協力 : ハードインフラ面での支援 統合のネガティブな影響を受ける各国へ支援 技術人材育成 裾野産業などへの支援 52

53 ASEAN と日本 (3) 経済連携への協力 RCEP 構築への協力 東アジアの FTA とアジア太平洋の FTA の連結 日本の成長と市場開放 より対等な相互の協力へ 2013 年に日本 ASEAN 友好協力 40 周年 : 40 年を越える友好協力関係 更に日本は ASEAN とより緊密な関係を築いていくべきである 53

54 参考文献 (1) ASEAN Secretariat (2008a), ASEAN Charter, Jakarta. ASEAN Secretariat (2008b), ASEAN Economic Community Blueprint, Jakarta. ASEAN Secretariat (2010), Master Plan on ASEAN Connectivity, Jakarta. ASEAN Secretariat (2012), ASEAN Economic Community Scorecard, Jakarta. Intal, P., Fukunaga, Y., Kimura, F. et.al (2014), ASEAN Rising: ASEAN and AEC beyond 2015, ERIA, Jakarta. Severino, R. C. (2006), Southeast Asia in Search of an ASEAN Community, ISEAS, Singapore. 石川幸一 朽木昭文 清水一史 (2015) 現代 ASEAN 経済論 文眞堂 馬田啓一 国際貿易投資研究会編 (2015) FTA 戦略の潮流 : 課題と展望 文眞堂 石川幸一 馬田啓一 高橋俊樹編 (2015) メガ FTA 時代の新通商戦略 文眞堂 石川幸一 馬田啓一 渡邊頼純編 (2014) TPP 交渉の論点と日本 文眞堂 石川幸一 清水一史 助川成也編 (2009) ASEAN 経済共同体 日本貿易振興機構 (JETRO) 石川幸一 清水一史 助川成也編 (2013) ASEAN 経済共同体の実現と日本 文眞堂 浦田秀次郎 牛山隆一 可部繁三郎編 (2015) ASEAN 経済統合の実態 文眞堂 高原明生 田村慶子 佐藤幸人編 アジア政経学会監修 (2008) 現代アジア研究 1: 越境 慶応義塾大学出版会 フォーイン アジア自動車月報 フォーイン (2015) アジア自動車産業 フォーイン 54

55 参考文献 (2) 深沢淳一 助川成也 (2014) ASEAN 大市場統合と日本 文眞堂 山澤逸平 馬田啓一 国際貿易投資研究会編 (2013) アジア太平洋の新通商秩序 勁草書房 山影進編 (2012) 新しい ASEAN 地域共同体とアジアの中心性を目指して アジア経済研究所 清水一史 (1998) ASEAN 域内経済協力の政治経済学 ミネルヴァ書房 清水一史 (2008) 東アジアの地域経済協力とFTA 高原明生 田村慶子 佐藤幸人(2008) 清水一史 (2010) ASEAN 域内経済協力と生産ネットワーク ASEAN 自動車部品補完とIMV プロジェクトを中心に 日本貿易振興機構(JETRO)(2010) 世界経済危機後のアジア生産ネットワーク 東アジア新興市場開拓に向けて ( 清水一史 (2011a) ASEAN 域内経済協力と自動車部品補完 BBC AICO AFTA とIMV プロジェクトを中心に 産業学会研究年報 26 号 ( 清水一史 (2011b) アジア経済危機とその後の ASEAN 東アジア 地域経済協力の展開を中心に 岩波講座東アジア近現代通史 第 10 巻 岩波書店 清水一史 (2015a) ASEAN 経済共同体とメガ FTA 石川 馬田 国際貿易投資研究会 (2015) 清水一史 (2015b) RCEP 石川幸一 馬田啓一 高橋俊樹 (2015) 清水一史 (2015c) 世界経済の構造変化と ASEAN 経済統合 石川 朽木 清水 (2015) 清水一史 (2015d) ASEANの自動車産業 石川 朽木 清水 (2015) 清水一史 田村慶子 横山豪史編 (2010) 東南アジア現代政治入門 ミネルヴァ書房 55

56 ご清聴ありがとうございました 本報告の参考文献 石川幸一 朽木昭文 清水一史編 現代 ASEAN 経済論 文眞堂 2015 年 9 月 石川幸一 清水一史 助川成也編 ASEAN 経済共同体と日本 文眞堂 2013 年 12 月 56

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