Agenda Oracle Database の概要 Oracle Databaseの内部構造 Oracle Databaseの処理の仕組み Oracle Database の管理メモリの管理領域の管理 Oracle Database の運用ポイント ( 概要 ) データベースの起動と停止デー

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きよはるひきぎ
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1 Oracle Direct Seminar <Insert Picture Here> 今さら聞けない!? Oracle 入門 ~アーキテクチャ編 ~ 日本オラクル株式会社

2 Agenda Oracle Database の概要 Oracle Databaseの内部構造 Oracle Databaseの処理の仕組み Oracle Database の管理メモリの管理領域の管理 Oracle Database の運用ポイント ( 概要 ) データベースの起動と停止データベースの性能監視データベースの障害対策 <Insert Picture Here> Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 2

3 Oracle Database の処理の仕組み詳細はこの Direct Seminar で! 今さら聞けない!? Oracle 入門 ~ 概要編 ~ クライアントは SQL を使ってデータベースに処理を要求 Oracle Database はクライアントの要求に従ってデータ処理を実行データはストレージに格納され Oracle Database によって管理されるクライアント Oracle Database SQL*Plus(SQL 実行ツールから接続 ( 主に開発管理 ) SQL SQL サーバ処理実行 ( 検索更新 ) クライアントからのリクエストに従ってディスクからデータを読み込みデータを検索変更するストレージアプリケーションサーバ上のプログラムから接続物理的なデータの格納先データを表形式で格納 Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 3

4 Oracle Database の内部構造 Oracle Database を構成するコンポーネント Oracle インスタンス :Oracle サーバ上で確保されるメモリ + プロセス Oracle データベース : ストレージ内に格納されたデータ ( ファイル群 ) Oracle Database メモリキャッシュ検索更新データを操作する Oracle のエンジン部分データを検索更新する際に必要なメモリ領域 + 書き込みなどを行うプロセス群 Oracle インスタンス読み込みプロセス群書き込みデータの格納先ファイル群 Oracle データベースデータの格納先データの種類によっていくつかのファイルが存在 Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 4

Oracle Database のプロセス Oracle Database のプロセスの種類リスナープロセス :Oracle Databaseへの接続リクエストを転送サーバプロセス : ユーザ毎に起動されリクエストされた処理を実行バックグラウンドプロセス : ディスクへの変更反映などの内部処理を実行接続要求リスナープロセスユーザーごとに起動され

5 Oracle Database のプロセス Oracle Database のプロセスの種類リスナープロセス :Oracle Databaseへの接続リクエストを転送サーバプロセス : ユーザ毎に起動されリクエストされた処理を実行バックグラウンドプロセス : ディスクへの変更反映などの内部処理を実行接続要求リスナープロセスユーザーごとに起動されユーザーからリクエストされた処理を実行 ( フォアグラウンドプロセス ) サーバープロセスサーバープロセスサーバープロセスサーバープロセス Oracle Database SGA データをキャッシュ検索更新バックグラウンドプロセスユーザーの処理とは非同期に内部作業を行うプロセス群 Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 5

6 Oracle Database のメモリメモリの種類システムグローバル領域 (SGA): 表データや実行計画をキャッシュしユーザ間で共有することによってディスク I/O を減らし効率を上げるためのメモリ領域プログラムグローバル領域 (): プロセスごとに確保される領域接続要求リスナープロセスサーバープロセスサーバープロセス Oracle Database SGA データをキャッシュ検索更新サーバープロセスバックグラウンドプロセスサーバープロセス Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 6

7 Oracle Database のファイル群データベースファイルの種類データファイル : ユーザーが利用するデータ ( 表など ) を格納制御ファイル : データベース構造変更反映状況などの制御情報を格納 REDO ログファイル : 変更履歴 (DML,DDL など ) を格納その他サーバープロセスサーバープロセスサーバープロセスサーバープロセス SGA データをキャッシュ検索更新バックグラウンドプロセスデータファイル Oracle Database 制御ファイル REDO ログファイル Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 7

8 Agenda Oracle Database の概要 Oracle Databaseの内部構造 Oracle Databaseの処理の仕組み Oracle Database の管理メモリの管理領域の管理 Oracle Database の運用ポイント ( 概要 ) データベースの起動と停止データベースの性能監視データベースの障害対策 <Insert Picture Here> Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 8

9 Oracle Database のクライアント SQL 実行ツール :SQL*Plus SQL Developer アプリケーション :Java.Net 等クライアント Oracle 標準の SQL 実行ツールリスナープロセスサーバープロセス Oracle Database SGA データをキャッシュ検索更新 SQL*Plus SQL Developer サーバープロセスバックグラウンドプロセスアプリケーションサーバアプリケーション SQL サーバープロセスサーバープロセスデータファイル制御ファイル REDO ログファイル Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 9

Oracle Database への接続の仕組みクライアントは接続するデータベースの情報を設定ファイルに記述接続時にはリスナーを経由してデータベースに接続クライアント Connect ユーザ名 / パスワード @orcl SQL Developer

ORA orcl= (DESCRIPTION = (ADDRESS = (PROTOCOL=tcp (HOST = ホスト名 ) (PORT = 1521)) (CONNECT_DATA = (SID=ORCL)) ) リスナープロセス接続 Oracle

10 Oracle Database への接続の仕組みクライアントは接続するデータベースの情報を設定ファイルに記述接続時にはリスナーを経由してデータベースに接続クライアント Connect ユーザ名 / SQL Developer ユーザープロセス接続設定ファイル ORACLE_HOME network admin TNSNAMES.ORA orcl= (DESCRIPTION = (ADDRESS = (PROTOCOL=tcp (HOST = ホスト名 ) (PORT = 1521)) (CONNECT_DATA = (SID=ORCL)) ) リスナープロセス接続 Oracle Database リスナー SGA データベースへの接続リクエストをと受けるプロセスサーバープロセス Tnsnames.ora ファイルデータベースへの接続情報を記述した設定ファイルデータベースへの接続情報に名前を付けて保存データをキャッシュ検索更新バックグラウンドプロセスデータファイル制御 REDOログファイルファイル Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 10

11 Oracle Database の処理の仕組み ( 検索処理 ) Oracle Database ユーザープロセス SELECT A FROM 表 1; サーバープロセス共有プール SQL 文解析情報実行計画 A データベースバッファキャッシュ A REDO ログバッファ一度読み込んだデータはメモリ ( データベースバッファキャッシュ ) にキャッシュデータディクショナリ : データベース内のオブジェクト定義やユーザ情報などを管理するための内部表この情報を使って実行前に解析を行うデータディクショナリ REDOログデータファイル制御ファイルファイル Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 11

12 Oracle Database の処理の仕組み ( 更新処理 ) Oracle Database クライアントユーザープロセス SELECT A FROM 表 1; UPDATE 表 1 A B; サーバープロセスデータディクショナリ共有プール SQL 文解析情報実行計画 A データベースバッファキャッシュ変更前データ A B REDO ログバッファ変更履歴 A B 1 変更前に変更履歴を残すことによって障害時に復旧できるようにする REDOログデータファイル制御ファイルファイル A 2ROLLBACK が行われる際に変更前データを使用する Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 12

Oracle Database の処理の仕組み ( 内部処理 ) クライアントユーザープロセス SELECT A FROM 表 1; UPDATE 表 1 A

ファイルへの変更反映は内部的なタイミングによって実行 AB A Oracle Database データベースバッファキャッシュ変更前データ A B DB

メモリ上の変更をいつファイルに反映したか ( チェックポイント ) 他の物理ファイルの場所 1COMMIT

13 Oracle Database の処理の仕組み ( 内部処理 ) クライアントユーザープロセス SELECT A FROM 表 1; UPDATE 表 1 A B; COMMIT; データディクショナリ共有プール SQL 文解析情報実行計画サーバープロセス 2データファイルへの変更反映は内部的なタイミングによって実行 AB A Oracle Database データベースバッファキャッシュ変更前データ A B DB ライター A チェックポイント REDO ログバッファ変更履歴 A B REDOログデータファイル制御ファイルファイル制御ファイルメモリ上の変更をいつファイルに反映したか ( チェックポイント ) 他の物理ファイルの場所 1COMMIT やメモリが一杯になったタイミングで変更履歴をファイルに反映ログライター A B REDO ログファイルデータベースで行われた変更履歴 (DML,DDL 処理 ) を格納障害からの復旧に使用 Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 13

14 補足 SGA コンポーネントの詳細共有プールデータベースバッファキャッシュ REDO ログバッファ Java プール SQL 文実行計画検索対象データブロック変更履歴 A B COMMIT ラージプールデータベースバッファキャッシュ REDO ログバッファ共有プールラージプール ( オプション ) Java プール ( オプション ) データベースから取得されたデータブロック ( 表索引など ) をキャッシュする領域ディスク (REDO ログファイル ) に書き込むまで REDO 情報をキャッシュ ( インスタンスリカバリに使用 ) する領域一度実行された SQL 文の解析に使うデータや実行計画およびユーザー間で共有できる様々な構造をキャッシュする領域特定の大きなプロセス (Oracle バックアップおよびリカバリ操作 I/O サーバープロセスなど ) が使用できるオプション領域データベース内で Java を実行する場合に使用するオプション領域 (JVM 内のすべてのセッション固有の Java コードおよびデータ ) Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 14

15 補足バックグラウンドプロセスの詳細 SGA PMON SMON DBWn CKPT LGWR データベースライター (DBWR) ログライター (LGWR) チェックポイント (CKPT) システムモニター (SMON) プロセスモニター (PMON) データベースバッファキャッシュ上で更新されたデータを定期的にデータファイルに書き込む REDO ログバッファ上の REDO ログエントリを定期的に REDO ログファイルに書き込む (COMMIT 時など ) チェックポイント発生時に制御ファイルやデータファイルのヘッダを更新し同期をとるインスタンス障害後再起動の際に自動的にインスタンスリカバリを行うサーバプロセスの監視を行いユーザープロセス障害時にクリーンアップを行う ( ロックの開放ロールバックなど ) Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 15

16 補足サーバープロセスのの詳細ユーザープロセスユーザープロセス接続接続サーバープロセスサーバープロセス共有プール SQL 文実行計画データベースバッファキャッシュ検索対象データブロック REDO ログバッファ変更履歴 A B COMMIT Java プールラージプールセッション情報カーソル状態スタック空間ソート領域セッションに対するユーザーの権限に関する情報セッションで使用している様々なカーソルの処理段階を示すセッション変数が入っている空間データのソート処理に使用 Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 16

17 Agenda Oracle Database の概要 Oracle Databaseの内部構造 Oracle Databaseの処理の仕組み Oracle Database の管理メモリの管理領域の管理 Oracle Database の運用ポイント ( 概要 ) データベースの起動と停止データベースの性能監視データベースの障害対策 <Insert Picture Here> Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 17

18 Oracle Database のメモリ管理メモリ管理の重要性メモリ不足は深刻なパフォーマンス劣化を引き起こす処理傾向に応じて各メモリコンポーネントに必要なメモリ領域を割り当てる必要がある SGA サーバープロセス共有プールデータベースバッファキャッシュサーバープロセス SQL 文検索対象実行計画データブロックデータベースバッファキャッシュが不足すると一度キャッシュしたブロックをファイルに書き出し次回アクセス時再度ディスクからブロックを読み込む必要がある REDO ログバッファ変更履歴 A B COMMIT が不足するとメモリ内でソート処理ができずディスクソートが発生するためソート結合などの処理速度が大きく低下共有プールが不足するとメモリが不足すると一度読み込んだデータディクショナリ情報や一度立てた実行計画がフラッシュ ( 消去 ) されるため何度もデータディクショナリの情報をディスクから読んだり実行計画を使いまわせず再解析する必要がある Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 18

メモリ割り当ての設定 (11g 自動管理 ) Oracle Database 11g の自動メモリ管理機能合計メモリサイズを指定すると SGA の各コンポーネントと

20 適切なメモリの割り当て自動メモリー管理でメモリを自動割り当て Oracle Database が自動で細かいメモリ割り当てを実行 O/S Memory O/S Memory OS メモリー SGA OS の共有メモリの仕組みを利用し MMAN プロセスによって SGA もも自動拡張縮小が行われる SGA DB バッファ共有メモリ Oracle が自動で細かいメモリの割り当てを実行メモリ最大値ソート領域メモリアドバイザからこの値だけ設定 Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 20

サイズ :SGA に割り当てるサイズ指定したサイズの中で各メモリコンポーネントのサイズが割り当てられるターゲット総計 : に割り当てるメモリサイズ共有プール

21 参考メモリ割り当ての設定 (10g 自動管理 ) Oracle Database 10g までの自動共有メモリ管理機能 SGA とにそれぞれメモリ割り当てを設定する SGA に割り当てられた範囲内で SGA の各メモリコンポーネントに必要に応じて最適なメモリが割り当てられる合計 SGA サイズ :SGA に割り当てるサイズ指定したサイズの中で各メモリコンポーネントのサイズが割り当てられるターゲット総計 : に割り当てるメモリサイズ共有プール SGA データベースバッファキャッシュ REDO ログバッファターゲット合計 SGA サイズ Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 21

22 参考メモリ割り当ての設定 ( 手動管理 ) 従来の手動設定 SGA の各メモリコンポーネントおよびにそれぞれメモリサイズを設定手動設定 : 各コンポーネントに個別にサイズを指定共有プール SGA データベースバッファキャッシュ REDO ログバッファ SGA アドバイザ各コンポーネントにどれくらいのメモリを割り当てるとよいかのアドバイスを得ることも可能 Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 22

23 参考メモリ管理の自動化の変遷バージョンがあがる毎にメモリ管理を容易にする機能が追加バッファキャッシュ db_block_buffers バッファキャッシュ db_cache_size 共有プール shared_pool_size Java プール java_pool_size ラージプール large_pool_size 共有プール shared_pool_size Java プール java_pool_size ラージプール large_pool_size SGA sga_target ( 共有メモリサイズ ) SGA + memory_target ( 合計メモリサイズ ) REDO ログバッファ log_buffer_size REDO ログバッファ log_buffer_size sort_area_size hash_area_size bitmap_merge_area_size pga_aggregate_target pga_aggregate_target create_bitmap_area_size Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 23

24 Agenda Oracle Database の概要 Oracle Databaseの内部構造 Oracle Databaseの処理の仕組み Oracle Database の管理メモリの管理領域の管理 Oracle Database の運用ポイント ( 概要 ) データベースの起動と停止データベースの性能監視データベースの障害対策 <Insert Picture Here> Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 24

25 Oracle Database のファイル群制御ファイル : データベースの制御情報を格納 REDO ログファイル : 変更履歴 (DML,DDL など ) を格納データファイル : ユーザーが利用するデータ ( 表など ) を格納 ( 通常規模によって複数のファイルに分けて格納 ) その他 Oracle Database SGA データをキャッシュ検索更新バックグラウンドプロセス初期化パラメータファイルデータファイル制御ファイル REDO ログファイルアーカイブログファイルアラートログファイル Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 25

26 制御ファイルデータベースの構造に関する情報を格納データベースの名前 REDOログファイルおよびデータファイルの名前と場所およびステータスチェックポイント情報 ( メモリ上の情報をいつどこまでファイルに反映したか等 ) 制御ファイルデータベース情報 : データベース名識別子データファイル情報 : 表領域と対応するデータファイルの名前と場所現在の状態等 REDO ログファイル情報 : REDO ログファイルの名前と場所最新の REDO ログファイルの情報アーカイブ情報等その他 : チェックポイント情報バックアップ情報 Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 26

27 REDO ログファイルデータベースへの変更情報 (DML DDL) を記録書き込みタイミング COMMIT 時 REDOログバッファが一杯になった場合データベースライターが書き込む前など障害時の復旧に使用ファイルは循環運用される REDO ログファイル REDO ログエントリデータに加えられた変更をすべて記録更新 1 更新 2 旧データ新データ旧データ新データ Commit Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 27

アーカイブログファイルいっぱいになった REDO ログファイルのオフラインコピー REDO ログファイル ( オンライン REDO ログファイル ) は循環運用されるため古い変更履歴が上書きされると最新状態へのリカバリができなくなるデータベースを最新状態に復旧するためにはアーカイブログ

28 アーカイブログファイルいっぱいになった REDO ログファイルのオフラインコピー REDO ログファイル ( オンライン REDO ログファイル ) は循環運用されるため古い変更履歴が上書きされると最新状態へのリカバリができなくなるデータベースを最新状態に復旧するためにはアーカイブログファイルを作成しておく必要があるアーカイブログファイルはデータベースを ARCHIVELOG モードで稼働している場合に作成される REDO ログファイル #100 アーカイバアーカイブログファイル #100 #102 #101 #103 #101 #102 Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 28

データファイルと表領域データ格納先のファイルを表領域という単位で管理表領域は表の論理的な格納先データは物理的にはデータファイルに格納される表領域は 1 つ以上のデータフィルから構成されるデータベースには目的ごとに複数の表領域を作成アプリケーション単位 ( 売り上げアプリケーション用 / 人事アプリケーション用等 ) メンテナンス単位 (

29 データファイルと表領域データ格納先のファイルを表領域という単位で管理表領域は表の論理的な格納先データは物理的にはデータファイルに格納される表領域は 1 つ以上のデータフィルから構成されるデータベースには目的ごとに複数の表領域を作成アプリケーション単位 ( 売り上げアプリケーション用 / 人事アプリケーション用等 ) メンテナンス単位 ( バックアップ単位など ) ディスク I/O の分散を考慮して配置表領域 HR データファイル表領域 SALES データファイル表領域 : 表の論理格納先表をまとめて管理する論理グループ対応付け 1 n : データファイル : データの物理格納先複数の表のデータをまとめて格納 Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 29

30 補足表領域のメリット表領域を使わない管理表作成時ユーザがファイルの物理的な場所を指定する必要データが一つのファイルに収まりきらない場合ファイルを分ける必要小さな表がたくさんある場合ファイルがたくさんできて管理しにくい例 : ファイル単位での管理表領域を使った管理表作成時ユーザは表領域名を指定データが多い場合は表領域に複数のデータファイルを対応付けて拡張することが可能関連する表をひとつの表領域で管理できる表領域 SALES D: oracle?? どのデータからどのデータまでがどのファイル?? ファイルの物理的な場所やサイズを意識する必要データファイル表領域 sales に表を作成! ファイルの場所やサイズを意識することなく柔軟に管理できる Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 30

31 補足データベースの事前定義表領域データベースが動作するために内部的に使用する表領域 SYSTEM: 内部表 ( データディクショナリ ) などを格納する表領域 SYSAUX: オプションの機能が使用するデータを格納する内部使用領域 USERS: ユーザー表用に用意されているデフォルト表領域 TEMP: ソートなどで一時的に使用するデータを置く表領域 UNDO: データの変更 (DML) 時変更前データを置く表領域ユーザープロセスディスクソートサーバープロセス共有プール SQL 文解析情報実行計画データベースライター DB バッファキャッシュ A B A REDO ログバッファ変更履歴 A B TEMP SYSAUX データディクショナリ SYSTEM A USERS B UNDO REDOログ制御ファイルファイル Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 31

oradata orcl hr01.dbf D: oracle oradata orcl hr01.

32 表領域の作成必要に応じて新しい表領域を作成表領域作成画面例表領域名を指定表領域に対応するデータファイルを指定表領域 HR HR 表領域の名前とタイプを選択データファイル D: oracle oradata orcl hr01.dbf D: oracle oradata orcl hr01.dbf 表領域に対応するデータファイルのパスとサイズを指定 Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 32

33 表領域のメンテナンス表領域の使用状況の確認やメンテナンス作業をすることが可能表領域のメンテナンス作業が可能領域再作成のための DDL 文生成領域の断片化診断読み取り専用化オンライン / オフライン化表領域の内容表示表領域の使用率を確認領域の使用状況を確認 ( どこにどんな票が作成されているか断片化していないか等 ) Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 33

34 補足その他のデータベースファイル初期化パラメータファイルアーカイブログファイルアラートログファイル初期化パラメータファイルアーカイブログファイルアラートログファイル Oracle インスタンスの構成 ( メモリプロセスなど ) を記述したファイルデータベースが起動する際に読み込み記述されたパラメータ設定を元にインスタンスを起動 REDO ログファイルのコピー REDO ログファイルの変更履歴を永続的に格納しリカバリに使用する場合に必要 Oracle が稼動中に出力する様々な情報発生するすべての内部エラーデータベースの起動と停止表領域の追加削除などの管理作業起動時の初期化パラメータ ( デフォルト値以外に設定されたもの ) Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 34

35 Agenda Oracle Database の概要 Oracle Databaseの内部構造 Oracle Databaseの処理の仕組み Oracle Database の管理メモリの管理領域の管理 Oracle Database の運用管理のポイント ( 概要 ) Oracle Databaseの管理ツール Oracle Databaseの性能監視 Oracle Databaseの障害対策 <Insert Picture Here> Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 35

36 Oracle Database の運用ツール Oracle Enterprise Manager(EM): Oracle Database の運用管理ツール Web ブラウザの画面からデータベースを監視管理することのできる GUI ツールデータベースと同時に構築されデータベース作成直後から使うことが可能補足 Oracle Enterprise Manager のタイプ 2 種類の管理タイプ Database Control 単一の Oracle Database を管理 Grid Control 複数のオラクル製品アプリケーションホストストレージネットワーク機器等を統合管理データベースとは別の専用のメディアから別筐体にインストールして利用 Grid Control 管理サーバ管理リポジトリ DB Control DB Control DB Control Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 36

Oracle Enterprise Manager で可能な管理作業 Oracle Enterprise Manager で可能なデータベース管理データベースの起動停止データベースの状態の確認 (CPU 使用率やセッション数の確認等 ) データベースファイル ( 表領域等 ) の作成と管理データベース

37 Oracle Enterprise Manager で可能な管理作業 Oracle Enterprise Manager で可能なデータベース管理データベースの起動停止データベースの状態の確認 (CPU 使用率やセッション数の確認等 ) データベースファイル ( 表領域等 ) の作成と管理データベースオブジェクトの作成と管理パフォーマンス劣化の検知とチューニングバックアップおよび障害発生時のリカバリタブで各ページに切り替えて各種管理作業を実行詳細はこの Direct Seminar で! ここまでできる!Oracle Database の管理ツール Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 37

Control Release 11.2.0.1.0 Copyright (c) 1996, 2010 Oracle Corporation. All rights reserved.

38 補足 Oracle Enterprise Manager の起動 Oracle Enterprise Managerを使うには専用のサービスを起動する必要 Oracle Enterprise Managerの起動方法 Windowsの場合 : サービス OracleDBConsole<SID> から起動 Unix Linuxの場合 :emctlコマンドから起動サービスからの起動例 emctl コマンドからの起動例 emctl start dbconsole Oracle Enterprise Manager 11g Database Control Release Copyright (c) 1996, 2010 Oracle Corporation. All rights reserved. Starting Oracle Enterprise Manager 11g Database Control...OracleDBConsoleorcl サービスを開始します... OracleDBConsoleorcl サービスは正常に開始されました Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 38

39 Agenda Oracle Database の概要 Oracle Databaseの内部構造 Oracle Databaseの処理の仕組み Oracle Database の管理メモリの管理領域の管理 Oracle Database の運用管理のポイント ( 概要 ) Oracle Databaseの管理ツール Oracle Databaseの性能監視 Oracle Databaseの障害対策 <Insert Picture Here> Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 39

Oracle Database の性能監視詳細はこの Direct Seminar で! 今さら聞けない!

性能問題が発生した場合原因を切り分け速やかに改善する必要 ( 事後対応 ) アプリケーションの SQL 文の問題?

40 Oracle Database の性能監視詳細はこの Direct Seminar で! 今さら聞けない!? パフォーマンスチューニング入門性能監視のポイント性能劣化領域不足障害等の問題をいち早く検知し問題が大きくなる前に対応することが重要 ( 事前対応 ) 性能問題が発生した場合原因を切り分け速やかに改善する必要 ( 事後対応 ) アプリケーションの SQL 文の問題? ユーザープロセスなるべく性能劣化が起きないように定常監視! 起きてしまった場合にもすばやく解決できるように解析結果の共有ができていない? セッション数が多い? サーバープロセスアクセスの集中? 共有プール SQL 文解析情報実行計画 AB A データファイル Oracle Server データベースバッファキャッシュ変データ A B 更前 A DB ライターチェックポイント制御ファイルメモリの利用効率は? REDO ログバッファ変更履歴 A B ログライター A B REDOログファイル索引が使用されているか? ディスク I/O が遅い? Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 40

41 自動監視と問題発生時の自動通知性能監視に必要な項目をデータベースが自動的に収集ある一定以上の状態 ( しきい値 ) になるとデータベースがアラートで管理者に通知代表的なしきい値が事前設定されているためデータベース構築直後からアラート機能を利用することができる管理者が環境に合わせてしきい値を設定することも可能しきい値の設定表領域の使用率が % を超えたらユーザーへのレスポンスタイムが秒以上になったらしきい値を超えると管理者に通知 ( 設定すればメールでの通知も可能 ) Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 41

パフォーマンスのリアルタイム監視詳細はこの Direct Seminar で! 実践!

過去にさかのぼってパフォーマンス状況を確認することが可能負荷が高かった時間帯の上位 SQL( 高負荷 SQL)

をグラフィカルに確認できる現在だけでなく過去にさかのぼって状況を確認することが可能

42 パフォーマンスのリアルタイム監視詳細はこの Direct Seminar で! 実践!! 開発フェーズでの DB チューニング Tips パフォーマンスをリアルタイムに監視したり過去にさかのぼってパフォーマンス状況を確認することが可能負荷が高かった時間帯の上位 SQL( 高負荷 SQL) を確認することができる Active Session History: データベースの負荷 ( 待機情報 ) をグラフィカルに確認できる現在だけでなく過去にさかのぼって状況を確認することが可能負荷の高い時間に影を合わせるとその期間に負荷の要因となっていた SQL 文が負荷の高い順に表示される Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 42

43 アドバイス機能によるチューニング詳細はこの Direct Seminar で! 実践!! 開発フェーズでの DB チューニング Tips 負荷の高かった SQL 文に対して SQL チューニングアドバイザを実行することによりチューニングアドバイスを提示することができるチューニング項目は実装ボタンから簡単に実装することができる SQL チューニングアドバイザ推奨項目失効欠落している統計の収集最適な索引の作成 SQL 構文の改善実行計画の改善 (SQL プロファイル ) Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 43

44 Agenda Oracle Database の概要 Oracle Databaseの内部構造 Oracle Databaseの処理の仕組み Oracle Database の管理メモリの管理領域の管理 Oracle Database の運用管理のポイント ( 概要 ) Oracle Databaseの管理ツール Oracle Databaseの性能監視 Oracle Databaseの障害対策 <Insert Picture Here> Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 44

Oracle Database の障害対策障害対策のために検討するべき項目障害に備えた構成

オンライン / オフライン全体 / 部分 / 増分バックアップの保存期間の検討制御ファイル

45 Oracle Database の障害対策障害対策のために検討するべき項目障害に備えた構成障害の影響を最小化するために多重化などの対策を検討アーカイブログモードでの運用を検討定期的なバックアップの取得復旧時間復旧目的ポイントなどのリカバリ要件を考慮してバックアップ計画を検討バックアップ取得方法の検討オンライン / オフライン全体 / 部分 / 増分バックアップの保存期間の検討制御ファイルデータファイル REDOログファイル詳細はこの Direct Seminar で! 今さら聞けない!? バックアップリカバリ入門多重化したファイルは別ディスクに配置制御ファイル REDO ログファイル 1 時間以内に最新の状態にもどせるようにバックアップアーカイブログファイル Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 45

オフラインバックアップの選択バックアップ保存先の設定バックアップ保存期間の設定等

46 バックアップの設定と取得詳細はこの Direct Seminar で! 実践バックアップリカバリ - これだけは知っておきたい傾向と対策環境に合わせてバックアップタイプやスケジュールを柔軟に設定データベース全体や一部の表領域を指定してバックアップを取得することができる環境に合わせてバックアップの設定オンライン / オフラインバックアップの選択バックアップ保存先の設定バックアップ保存期間の設定等データベース全体領域単位など要件に合わせてバックアップを取得 Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 46

47 まとめ Oracle Database の概要 Oracle Database の内部構造 Oracle Database の処理の仕組み Oracle Database の管理メモリの管理領域の管理 Oracle Database の運用管理のポイント ( 概要 ) Oracle Database の管理ツール Oracle Database の性能監視 Oracle Database の障害対策ぜひ後続のセミナー資料もご覧ください! <Insert Picture Here> Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 47

48 OTN ダイセミでスキルアップ!! 一般的な技術問題解決方法などを知りたい! セミナ資料など技術コンテンツがほしい! Oracle Technology Network(OTN) をご活用下さい一般的技術問題解決には OTN 掲示版のデータベース一般をご活用ください OTN 掲示版は基本的に Oracle ユーザー有志からの回答となるため 100% 回答があるとは限りませんただ過去の履歴を見ると質問の大多数に関してなんらかの回答が書き込まれております過去のセミナ資料動画コンテンツは OTN の OTN セミナーオンデマンドコンテンツへダイセミ事務局にダイセミ資料を請求頂いてもお受けできない可能性がございますので予めご了承くださいダイセミ資料は OTN コンテンツオンデマンドかセミナ実施時間内にダウンロード頂くようお願い致します Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 48

49 OTN セミナーオンデマンドコンテンツダイセミで実施された技術コンテンツを動画で配信中!! ダイセミのライブ感はそのままにお好きな時間で受講頂けます最新情報つぶやき中 oracletechnetjp 人気コンテンツは? お勧め情報公開予告など OTN オンデマンド掲載のコンテンツ内容は予告なく変更になる可能性があります期間限定での配信コンテンツも含まれておりますお早めにダウンロード頂くことをお勧めいたします Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 49

Oracle エンジニアのための技術情報サイトオラクルエンジニア通信 http://blogs.oracle.

50 Oracle エンジニアのための技術情報サイトオラクルエンジニア通信最新情報つぶやき中 oracletechnetjp 技術資料ダイセミの過去資料や製品ホワイトペーパースキルアップ資料などを多様な方法で検索できますキーワード検索レベル別カテゴリ別製品機能別コラムオラクル製品に関する技術コラムを毎週お届けします決してニッチではなく誰もが明日から使える技術のあそうだったんだ! をお届けしますオラクルエンジニア通信こんな資料が人気です 5ヶ月連続で RAC/ASMインストール資料が第一位根強い人気のチュートリアル系コンテンツですが新たに Oracle Enterprise Managerインストール資料が第四位にランクインしましたパフォーマンスチューニングコンテンツを集めた特集ページも好評です Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 50

54 以上の事項は弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものですまた情報提供を唯一の目的とするものでありいかなる契約にも組み込むことはできません以下の事項はマテリアルやコード機能を提供することをコミットメント ( 確約 ) するものではないため購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さいオラクル製品に関して記載されている機能の開発リリースおよび時期については弊社の裁量により決定されます Oracle PeopleSoft JD Edwards 及び Siebel は米国オラクルコーポレーション及びその子会社関連会社の登録商標ですその他の名称はそれぞれの会社の商標の可能性があります Copyright 2011, Oracle. All rights reserved. 54

今さら聞けない!? Oracle入門　～前編～

今さら聞けない!? Oracle入門　～前編～ Oracle Direct Seminar 今さら聞けない!? Oracle 入門 ~ 前編 ~ 日本オラクル株式会社 Agenda 1. Oracle の基本動作 2. Oracle のファイル群 3. Oracle のプロセス群と専用メモリ領域 4. データベース内部動作今さら聞けない!? オラクル入門 ~ 後編 ~ 4. データベース内部動作

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