大型船へのレーザ・アークハイブリッド溶接実用化技術の紹介

Size: px
Start display at page:

Download "大型船へのレーザ・アークハイブリッド溶接実用化技術の紹介"

Transcription

1 特集 : 最近の船の溶接 接合技術 大型船へのレーザ アークハイブリッド溶接実用化技術の紹介 三井造船株式会社玉野艦船工場艦艇部小野直洋 1. はじめに船舶の建造工程を大きく分けると 切断や曲げ加工 溶接により船を形作る 船殻工程 主機や舵 プロペラ 船内機器などを取り付ける 艤装工程 そして 塗装工程 の三つに分かれる ( 図 1~3) そのうち船殻工程の多くを溶接作業が占めており 当社の建造する一般商船の中で 60,000 重量トンクラスのばら積み貨物運搬船では 一隻あたり約 6カ月ものあいだ溶接作業を行っている つまり 溶接作業や付帯するひずみ取り作業の時間を削減することは 製造コスト低減に直接つながる そのため 当社のみならず造船各社は 日々溶接の自動化や新規溶接技術の開発に取組んでいる 今回当社において 生産性 品質 安全性向上などを目的としたレーザ アークハイブリッド溶接の実船適用を実現したため その内容をご紹介する 図 1 船殻工程 ( 大組立 ) 図 2 艤装工程 ( 舵取付 ) 図 3 塗装工程 1 Copyright The Japan Welding Engineering Society, All Rights Reserved

2 2. レーザ アークハイブリッド溶接について造船業界で最も多く用いられるアーク溶接は ギャップや目違いなどの開先裕度が大きい溶接法であるが 入熱量が大きく ひずみが大きいため 特に薄板のブロック建造では溶接後のひずみ取りが必須工程となっており 建造工数増大の一因となっている 一方 レーザ溶接は 小入熱でひずみが小さく 高速溶接 深溶込みなどの優れた特長を持つ半面 開先ギャップをほぼゼロに保つ必要があり 大型構造物で開先精度管理が難しい船舶建造に対しての適用は困難であった このような中 レーザ アークハイブリッド溶接 (Laser-Arc Hybrid Welding: 以下 LAHW と呼称 ) は レーザ溶接に耐ギャップ性に優れたガスシールドアーク溶接を組み合わせる事で 開先裕度を確保し 入熱量が小さく ひずみを抑えることができる高精度 高品質の溶接技術であり 高精度なブロック建造による生産性及び品質の向上につながる技術として期待されている ( 表 1) 表 1 溶接法の比較 項目 アーク溶接 レーザ溶接 LAHW 溶接ひずみが小さい 溶接速度が速い 深溶込みが得られる 開先精度に裕度がある 当社の LAHW 装置は レーザヘッドとアークトーチが図 4 に示す構成となっており 溶接方向に対して炭酸ガスアーク溶接を先行させ 溶着金属を供給することで ギャップ裕度が小さいレーザ溶接の欠点を補完している 図 4 レーザとアークトーチの配置 なお LAHW の船舶への適用は 国内では 2009 年に初めて一般商船への適用事例 1) が報告され 以降も実用化への検討が多く進められている 2)3) 2

3 3. 従来施工法の問題点と LAHW 検討の経緯当社では 一般商船の居住区デッキ等に用いられる板厚 10mm 以下の鋼板を 突合せ溶接する際は 両面サブマージアーク溶接 ( 以下 両面 SAW と呼称 ) を採用している 両面 SAW は 10m 近い大きさの鋼板を裏返す反転作業 ( 図 6) を伴うため 時間が掛かり 危険である また 溶接後は板継部が角変形を起こすため ひずみ取り作業が発生するといった問題があった ( 図 7) そこで 両面 SAW に代わる施工法として LAHW に着目した LAHW であれば 片面貫通による裏波溶接により危険を伴う反転作業を無くすことができる また 溶接ひずみが抑えられ ひずみ取り作業も無くなる さらに 溶接速度が速いことによる効率化も期待できること ( 図 8) から LAHW 適用の検討を始めた 図 5 両面 SAW 溶接機図 6 反転作業図 7 両面 SAW での角変形 図 8 溶接速度の比較 3

4 4. 仮付溶接と本溶接条件 (1) 仮付溶接両面 SAW を行う際の仮付溶接は炭酸ガスアーク溶接を用いるが LAHW に対しても使い慣れた炭酸ガスアーク溶接を用いることとした そこで まず懸念されたのは開先精度であった 両面 SAW のギャップは約 2mm まで許容されるが LAHW ではウィービングなど特別な適応制御をしなければギャップの許容値は 1mm 未満と想定され 高い開先精度が必要であると考えられた そこで 実際の仮付状況を正確に把握すべく 両面 SAW 施工前の仮付時点でのギャップ 目違い寸法の調査を行った ( 図 9) 調査の結果 ギャップ 目違い共に 95% が 0.5mm 以内に収まっており LAHW 適用に十分な開先精度を有していることが分かった これは開先切断にレーザ切断を使用した効果が大きく 次章に詳細を示す 頻度 [%] 溶接線 1 溶接線 2 溶接線 3 < 目違い [mm] 頻度 [%] 溶接線 1 溶接線 2 溶接線 3 < ギャップ [mm] 図 9 板厚 8mm でのギャップ 目違いの調査 4

5 (2) 開先精度とビード外観次に LAHW 時の開先精度とビード外観の関連性を調査した 図 10 にギャップと溶接速度がビード外観に及ぼす影響を整理した結果を示す 溶接速度が遅い場合 ギャップ裕度は大きいが ギャップ 1mm 程度で溶着金属が溶け落ちてしまい 表面ビード中央部がくぼんだアンダーフィルが発生する 一方 溶接速度が速い場合は ギャップを埋めるワイヤ供給量が不足し 表面ビードがアンダーフィルになる傾向が見られる これらの結果より ギャップが 0.5mm~0.7mm 程度では適切な溶接速度を選択することで 施工中のギャップの変動に応じた溶接条件の適応制御を採用することなく ビード外観が良好な溶接条件を取得できると考えた 図 10 ビード外観に及ぼすギャップと溶接速度の影響 ( 板厚 6mm) (3) 本溶接条件前述の調査により ギャップ 目違い裕度 0.5mm を許容値とし ギャップ変動に応じた特別な適応制御をしないことを前提に 溶接条件出しを行った その結果 表 2 図 11 に示す通り 板厚 6~8mm で ギャップ裕度 0.7mm 目違い裕度 0.8mm を確保する溶接条件を確立することができた 表 2 溶接条件 板厚 6mm 板厚 8mm レーザ出力 4,500W 5,300W アーク電流 275 ~ 295A 290 ~ 310A アーク電圧 24 ~ 27V 26 ~ 28V 溶接速度 1.6m/min 1.5m/min 総入熱量 416 ~ 467J/mm 514 ~ 559J/min 5

6 板厚 6mm 板厚 8mm ギャップ 0mm ギャップ 0.2mm ギャップ 0.5mm 目違い 0.6mm ギャップ 0.5mm ギャップ 0mm 目違い 0.6mm ギャップ 0mm 目違い 0.8mm 図 11 ギャップ裕度と目違い裕度の異なる溶接断面マクロ 5. 開先切断高い開先精度を得るためには開先切断時の切断面形状が大きく影響する 造船業界では 薄板から厚板までの鋼板を切断可能なプラズマ切断が広く普及しているが 図 12 のように開先面に肩だれが発生しやすい この肩だれは アーク溶接ではあまり問題にならないが LAHW に要求される開先精度を満足することは難しい 一方 薄板の切断に向いているレーザ切断は ほぼ直角で高品質な切断面を得ることができる 当社では 従来から薄板の切断にレーザ切断を採用していたため 特別な対応をすることなく 高い開先精度を得ることができた 肩だれ プラズマ レーザ 図 12 切断部の断面状態 6

7 6. 開先倣い精度と開先倣い装置次に 溶接長 10m 前後の長い溶接線に対して どのように狙い位置ずれを起こさずに溶接するかという課題が出てきた 図 13(a) と図 13(c) に LAHW と両面 SAW の断面マクロを示す LAHW の溶融領域は両面 SAW の 1/5 以下と小さく 特に溶融領域の下側はレーザによる溶融が支配的であり 溶融幅が約 1mm である そのため レーザの狙い位置が溶接線直交方向 ( 横方向 ) に 0.5mm 程度ずれると レーザによる溶融部が開先面から外れてしまい 開先の融合不良やブローホールが発生してしまう ( 図 13(b)) つまり LAHW で欠陥のない溶接施工を行うためには レーザの横方向の狙い位置ずれを ±0.3mm 以内に抑えることが必要であると分かった 融合不良 1mm ブローホール 1mm (a)lahw (b)lahw 溶接線の狙い位置ずれの影響 3mm (c) 両面 SAW 図 13 突合せ溶接継手の LAHW と両面 SAW の断面マクロ ( 板厚 6mm) そこで LAHW に要求される狙い位置精度を持つ自動開先倣い制御装置と それを搭載した自走式の溶接台車の開発を行った ( 図 14) 開先位置検出センサとして 汎用のレーザセンサを溶接加工点の前方 110mm の位置に取り付け 開先位置検出を行ったが レーザ切断は切断面品質が高く ギャップや目違いがほぼ 0mm の箇所では 開先位置が目視でも認識しづらく 汎用のレーザセンサでは僅かに開先を検出できる程度である そのため 開先位置の確度を上げるための対策として 1 点のみの開先検出位置データを用いるのではなく 位置検出センサから溶接加工点までの範囲を 0.75mm 間隔で検出した複数の開先位置データの中から 異常検出位置データを判断後除外し 信頼性の高い残りのデータのみをもとに レーザヘッド及びアークトーチの位置を制御することで 溶接線 10m 以上の溶接施工においても 融合不良などの欠陥がなく 安定した溶接品質が得られるようになった 7

8 図 14 LAHW 自走式溶接台車 7. レーザ光の安全対策溶接技術の課題を解決したのち レーザ光に対する安全対策を検討した 高出力のレーザ光は 直射光はもとより加工点からの反射光や散乱光も眼や皮膚などの人体に有害な影響を与える可能性があるため レーザ光の漏洩防止対策が必要である そこで 溶接台車内部にレーザヘッドを配置し 台車周囲を遮光カバーで囲うことにより 散乱光等が台車外部へ漏洩することを極力抑える設計とした また 板継ぎ定盤の周囲を高さ 3m の遮光壁で囲い 壁の外側に設けた操作盤で 溶接開始ができるほか 溶接中の各種パラメータをリアルタイムにモニターできるようにした ( 図 15~17) さらに 台車に取り付けたセンサが溶接終端部を検知し 人が近づくことなく自動的に溶接が終了するようにした これらの対策により作業者をレーザ光にさらすことなく溶接ができるようにした 図 15 LAHW 設備の全体構成 8

9 図 16 遮光壁内の状況図 17 操作盤 ( 遮光壁外 ) 8. 許認可一般商船に LAHW を適用する際には 日本海事協会 (NK) などの船級協会から溶接施工要領書の承認を得る必要がある また 官公庁船に関しては国土交通省の承認等が必要である まず 当社では既に LAHW に関するガイドライン 4) が整備されていた NK の溶接施工法承認を取得することとし そのための各種試験を実施した 溶接施工法承認試験では 実ワークと同等の板厚及びグレードのテストピースを溶接し 非破壊検査 ( 外観検査 浸透探傷試験 放射線透過試験 ) 及び機械試験 ( 引張試験 曲げ試験 マクロ試験 硬さ試験 シャルピー衝撃試験 疲労試験 ) 等を実施した 以下に承認を取得した施工要領の内容 ( 表 3) と機械試験の結果を示す 表 3 承認内容 (1) 引張試験 図 18 に引張試験結果を示す いずれの試験片においても 母材の規定最小引張強さである 440MPa 以上となり 破断位置は全て母材部であった 図 18 LAHW 継手の引張試験結果 9

10 (2) 曲げ試験 図 に曲げ試験結果を示す いずれの試験片においても 規定の通り曲げ後の試験片の表面に 3mm 以上の割れ その他欠陥はなかった 図 19 t6mm 曲げ試験片 図 20 t8mm 曲げ試験片 ( 上が表 下が裏曲げ ) ( 上が表 下が裏曲げ ) (3) マクロ試験 図 にマクロ試験結果を示す いずれの試験片においても 規定の通り 割れ 溶込み不良 融合不良 その他有害な欠陥はなかった 断面 1 断面 2 中断 / 再開 断面 3 図 21 板厚 6mm のマクロ写真 断面 1 断面 2 中断 / 再開 断面 3 図 22 板厚 8mm のマクロ写真 10

11 (4) 硬さ試験 図 23 に硬さ採取位置を示す また 図 に 板厚 6mm と板厚 8mm の溶接部の硬さ試験結果を示す いずれの試験片においても 最高硬さは規定値である 380HV を下回った 図 23 硬さ採取位置 ビッカース硬さ, HV ビッカース硬さ, HV 上部 ( 溶接金属 ) 下部 ( 溶接金属 ) 上部 ( 熱影響部 ) 下部 ( 熱影響部 ) 上部 ( 母材 ) 下部 ( 母材 ) 50 上部 ( 溶接金属 ) 下部 ( 溶接金属 ) 上部 ( 熱影響部 ) 下部 ( 熱影響部 ) 上部 ( 母材 ) 下部 ( 母材 ) 溶接金属中央部からの距離 (mm) 溶接金属中央部からの距離 (mm) 断面 1 断面 2 中断 / 再開部 図 24 板厚 6mm の硬さ試験結果 ビッカース硬さ, HV ビッカース硬さ, HV 上部 ( 溶接金属 ) 下部 ( 溶接金属 ) 上部 ( 熱影響部 ) 下部 ( 熱影響部 ) 上部 ( 母材 ) 下部 ( 母材 ) 50 上部 ( 溶接金属 ) 下部 ( 溶接金属 ) 上部 ( 熱影響部 ) 下部 ( 熱影響部 ) 上部 ( 母材 ) 下部 ( 母材 ) 溶接金属中央部からの距離 (mm) 溶接金属中央部からの距離 (mm) 断面 1 断面 2 中断 / 再開部 図 25 板厚 8mm の硬さ試験結果 (5) シャルピー衝撃試験サブサイズ試験片にてシャルピー衝撃試験を実施し 全ての試験片で吸収エネルギー値は合格値に達していたが 溶接金属部において 破断経路が母材側に湾曲する FPD(Fracture Path Deviation) 11

12 現象が認められた ( 図 26) FPD を起こすと破断時の吸収エネルギーが高い値を示すため 正確な溶接金属のじん性を評価することができなくなる 5) そこで FPD の発生を抑制し溶接金属の吸収エネルギーがガイドラインの要求値を満足することを確認する目的で サイドノッチ付シャルピー衝撃試験を追加実施した なお シャルピー衝撃試験の標準試験片にサイドノッチを設けることで衝撃値評価部の断面積が減少し 吸収エネルギーが低下するため そのまま NK ガイドラインの要求値と比較評価できない そこで 母材 ( 圧延方向 :BM(L)) 及び母材 ( 圧延方向に垂直な方向 :BM(T)) 並びに境界部 (FL) 及び熱影響部 (HAZ2mm) から採取した試験片についても同様にサイドノッチ付シャルピー衝撃試験を行い それらの吸収エネルギー値と比較評価した 図 27 に示す試験結果より, サイドノッチ付試験片の吸収エネルギー値は BM(L) に次いで溶接金属部 (WM) が高い値を示している また WM を除き FPD が発生していない標準試験片とサイドノッチ付試験片の吸収エネルギー値の大小関係は同じである これらの結果を受け FPD が発生しなくても溶接金属の吸収エネルギーは要求値を満足し じん性に問題はないと判断した (a) 試験片破断面 (b) 試験片側面図 26 FPD が発生したシャルピー衝撃試験片 吸収エネルギー [J] 標準 サイドノッチ付 WM FL HAZ2mm BM (L) BM (T) 評価部位 板厚 6mm 材質 KA32 室温 標準試験片サブサイズ要求値 23J 図 27 サイドノッチ付シャルピー衝撃試験結果 (6) 疲労試験ギャップ及び目違いのばらつきを考慮した試験片を製作し 疲労試験を実施した 試験の結果 全ての試験片が NK 船級要求の設計疲労曲線 6) を満たし 突合せ溶接継手として十分な疲労強度を有することを確認した ( 図 28) 12

13 応力範囲 [N/mm 2 ] 100 板厚 6mm 板厚 8mm 平均疲労曲線 D 等級 設計疲労曲線 D 等級 10 1.E E E E E 繰返し数 図 28 LAHW 継手の疲労試験結果 9. 一般商船及び巡視船への適用実船への LAHW 適用は まず取得した NK 船級の施工法承認をもとに 一般商船の居住区構造を対象として実施した その後 一般商船の実績をもとに国土交通省の承認 海上保安庁の許可を得て 国内で初めて 大型巡視船の甲板の突合せ溶接に適用した 図 29 に溶接施工時の溶接台車の様子を示す 10m 以上の溶接施工においても溶接台車の挙動は安定しており 安定した溶接品質が得られた 図 30 に LAHW の溶接後の板継パネル外観を示す 表面 裏面ともに良好なビードが形成されており 従来の両面 SAW と比べて 溶接速度は 3 倍程度速く 入熱量を 1/10 以下に抑えた結果 溶接後のひずみが極めて小さいことを確認した 図 29 LAHW 自走式 図 30 LAHW 後のパネル外観 図 31 大型巡視船 溶接台車 10. 成果 今回の主な成果を以下 1~5 にまとめる 13

14 1 自走式溶接台車装置を新規に開発し LAHW を国内で初めて大型巡視船へ適用した 2LAHW を実用化する上で 開先精度に求められる条件を明らかにした 3 実用化のための溶接条件を明らかにした 4 溶接速度の高速化により溶接時間を短縮した また 溶接時の付帯作業である鋼板の反転作業 ひずみ取り作業をなくした 5レーザ光に作業者をさらすことなく 安全に溶接できる技術および仕組みを確立した 11. おわりに今後の技術課題としては 隅肉溶接への適用や 板厚差がある継手に対する施工条件の確立などがあげられる また 厚板への対応やギャップ裕度の拡大なども使用範囲を拡大するための重要な要素になると考えられる 最後に 私が今回溶接管理技術者として 特に気をつけた事項は以下の 2 点である (1) 実作業で発生する問題 ( 今回は開先精度や安全等 ) を予め十分に調査し 実作業前に全て解決しておくこと (2) 客先や社内製造部門など全ての関係者に対して 採用に当たってのメリットやデメリット 検査方法 問題が起こった場合の処置方法などを十分に説明し合意を得ておくこと 今回紹介した事例が 皆様の新規技術採用時のお役に立てれば幸いである 参考文献 1) 坪田. 外 : レーザ アークハイブリッド溶接の造船工作への適用, 溶接学会誌,79,7(2010), p.633 2) 後藤. 外 : 我が国の造船分野におけるレーザ アークハイブリッド溶接技術導入に関する業界共同研究の動向, 第 86 回レーザ加工学会講演論文集,(2016),p.13 3) 国土交通省ホームページ : 4) 日本海事協会 : レーザーアークハイブリッド溶接ガイドライン (2009) 5) 萩原. 外 : サイドノッチ付シャルピー試験による靭性評価法, 鉄と鋼,90,7(2004),p.526 6) International Association of Classification Societies:Rec. No.56 Fatigue Assessment of Ship Structures (1999) < 略歴 > 小野直洋 ( おのなおひろ ) 2008 年日本大学理工学部精密機械工学科卒業 2008 年三井造船株式会社玉野艦船工場艦艇部技術開発グループ配属 2015 年同課長補佐現在に至る 14

レーザ・アークハイブリッド溶接の一般商船への適用

レーザ・アークハイブリッド溶接の一般商船への適用 レーザ アークハイブリッド溶接の一般商船への適用 三菱重工業株式会社 坪田秀峰 郷田穂積 工場内で製作した船殻ブロックを組合せて大型の船舶を建造する造船工作においては ブロックの仕上り精度がドック搭載時の他ブロックとの合せ作業工数を大きく左右し 建造期間やコストに大きな影響を及ぼす 当社では ブロック精度を向上した高精度建造法確立を目的に種々の取組みを行っている その一つとして 低入熱溶接により変形を抑制するレーザ

More information

平成 28 年度革新的造船技術研究開発補助金の採択結果概要 補助対象 :IoT AI 等の革新的な技術を用いた 生産性向上に資する造船技術の研究開発 ( 補助率 :1/2 以下 ) 事業予算 :0.9 億円 ( 平成 28 年度 2 次補正 ) 7 億円 ( 平成 29 年度要求中 ) 採択案件 :

平成 28 年度革新的造船技術研究開発補助金の採択結果概要 補助対象 :IoT AI 等の革新的な技術を用いた 生産性向上に資する造船技術の研究開発 ( 補助率 :1/2 以下 ) 事業予算 :0.9 億円 ( 平成 28 年度 2 次補正 ) 7 億円 ( 平成 29 年度要求中 ) 採択案件 : 平成 28 年度募集事業者名 今治造船 ( 株 ) ジャパンマリンユナイテッド ( 株 ) ( 公社 ) 日本船舶海洋工学会 三菱重工船舶海洋 ( 株 ) 平成 29 年度一次募集事業者名 今治造船 ( 株 ) ジャパンマリンユナイテッド ( 株 ) 鈴木造船 ( 株 ) 常石造船 ( 株 ) ( 公社 ) 日本船舶海洋工学会 福岡造船 ( 株 ) 三井造船 ( 株 ) 三菱重工業 ( 株 ) 三菱重工船舶海洋

More information

Microsoft Word - 提言 表紙.doc

Microsoft Word - 提言 表紙.doc 超大型コンテナ船の構造安全対策の検討に係る調査研究 ( 別冊 ) 超大型コンテナ船の極厚鋼板溶接継手部の脆性破壊防止に関する提言 2009 年 3 月 財団法人日本船舶技術研究協会 超大型コンテナ船の極厚鋼板溶接継手部の脆性破壊防止に関する提言 目次 はじめに --------------------------------------------------- 1 1. 一般 ---------------------------------------------------

More information

1.1 テーラードブランクによる性能と歩留りの改善 最適な位置に最適な部材を配置 図 に示すブランク形状の設計において 製品の各 4 面への要求仕様が異なる場合でも 最大公約数的な考えで 1 つの材料からの加工を想定するのが一般的です その結果 ブランク形状の各 4 面の中には板厚や材質

1.1 テーラードブランクによる性能と歩留りの改善 最適な位置に最適な部材を配置 図 に示すブランク形状の設計において 製品の各 4 面への要求仕様が異なる場合でも 最大公約数的な考えで 1 つの材料からの加工を想定するのが一般的です その結果 ブランク形状の各 4 面の中には板厚や材質 第部 1 レーザ加工を活用した工法転換ノウハウ 第 1 章 コスト削減 1.1 テーラードブランクによる性能と歩留りの改善 最適な位置に最適な部材を配置 図 1-1-1 に示すブランク形状の設計において 製品の各 4 面への要求仕様が異なる場合でも 最大公約数的な考えで 1 つの材料からの加工を想定するのが一般的です その結果 ブランク形状の各 4 面の中には板厚や材質の仕様が不十分になる場合や 反対に十分すぎる場合が生じました

More information

Microsoft PowerPoint - 9溶接 [互換モード]

Microsoft PowerPoint - 9溶接 [互換モード] 2 建築構造学 :S 造 溶接接合の設計 建築構造学 鉄骨造 ( 鋼構造 ) 参考書 チョウケイヨウ 張景耀 Email: zhang@sda.nagoya-cu.ac.jp URL: zhang.aistructure.net わかりやすい鉄骨の構造設計著者 : 日本鋼構造協会 建築鋼構造 その理論と設計著者 : 井上一朗, 吹田啓一郎出版社 : 鹿島出版会 鋼構造の性能と設計著者 : 桑村仁出版社

More information

極厚H形鋼・NSGH®鋼・NS-TWH®鋼

極厚H形鋼・NSGH®鋼・NS-TWH®鋼 極厚 NSG 鋼 NS-T 鋼 極厚 400 400 シリーズ ( 板厚 30 以上のサイズ ) 500 500 シリーズ ( 全てのサイズ ) より構成される 主に 柱に使用される です (NS-T 鋼のサイズを除く ) NSG 鋼 400 400シリーズ 500 500シリーズの内 国土交通大臣認定材の総称です 490N 級 520N 級については フランジまたはウエブの板厚が 40を超えるものが対象です

More information

第4章 溶接施工管理

第4章 溶接施工管理 715 mm mm ) (1) I (2) (3) (4) 45 716 図1 46 溶接接合教室 基礎を学ぶ 橋梁の種類 鷹羽 溶接 接合技術の適用 橋梁と建築鉄骨 717 (5) H S N (6) 3.1 a y a y / 47 718. SM JIS G SS SS P S C Pcm Pcm Pcm=C+Si/ +(Mn+Cr+Cu)/ +Ni/ +Mo/ +V/ + B (%) ) LP

More information

<4D F736F F D204A534D4582B182EA82DC82C582CC92B28DB88FF38BB54E524195F18D E90DA8B4B8A69816A5F F E646F63>

<4D F736F F D204A534D4582B182EA82DC82C582CC92B28DB88FF38BB54E524195F18D E90DA8B4B8A69816A5F F E646F63> JSME 発電用原子力設備規格溶接規格 (JSME S NB1-2012 年版 /2013 年追補 ) 正誤表 (1/6) 2014 年 12 月 1-47 N-8100 非破壊試験 N-8100 非破壊試験 (1) N-8050(1) 及び N-8130(2) の非破壊試験は, 次の各号によらなければならない 2) 3) 4) N-8100 非破壊試験 2010 年 (1) N-8050 及び N-8130(2)

More information

新版溶接 接合技術特論 正誤表 (4 版第 2 刷用 ) 2011 年 2 月 89 ページ箇所修正前 修正後 下表と差し替える 115 表 2.2(a) 115 表 2.2(b) (5 箇所 ) 13 t について 削除 125 図 2.11 130 図 2.14 軟鋼溶接部のミクロ組織 軟鋼溶接熱影響部の組織変化の模式図 130 表 2.7 丸数字をすべて削除 131 図 2.15 軟鋼溶接熱影響部の組織変化の模式図

More information

平成22年度事故情報収集調査結果について(概要速報)

平成22年度事故情報収集調査結果について(概要速報) Product Safety Technology Center 製品事故解析に必要な アルミニウム合金の引張強さとウェブ硬さ及びバーコル硬さとの関係について 九州支所 製品安全技術課清水寛治 説明内容 目的 アルミニウム合金の概要 硬さの測定方法 引張強さとビッカース硬さの関係 ビッカース硬さとウェブ硬さ バーコル硬さの関係 引張強さとウェブ硬さ バーコル硬さの関係 効果と活用事例 2 1. 目的

More information

Microsoft Word  AS25-1改正案.doc

Microsoft Word  AS25-1改正案.doc 農業用水用硬質ポリ塩化ビニル管の鋼製異形管 AS 25-1 :2016 平成 28 年 3 月 1 日改正 塩化ビニル管 継手協会 Japan PVC Pipe and fittings Association 塩化ビニル管 継手協会規格 AS 25-1:2016 農業用水用硬質ポリ塩化ビニル管の鋼製異形管 1 適用範囲この規格は,JIS K 6741 に規定した管を農業用途に使用する場合の鋼製異形管

More information

Microsoft PowerPoint - 口頭発表_折り畳み自転車

Microsoft PowerPoint - 口頭発表_折り畳み自転車 1 公道走行を再現した振動試験による折り畳み自転車の破損状況 ~ 公道での繰り返し走行を再現した結果 ~ 2 公道走行を想定した試験用路面について 九州支所製品安全技術課清水寛治 目次 1. 折り畳み自転車のフレームはどのように破損するのか公道の走行振動を再現する自転車用ロードシミュレータについて繰り返し走行を想定した折り畳み自転車の破損部の特徴 ~ 公道による振動を繰り返し再現した結果 ~ 2.

More information

Microsoft Word - 建築研究資料143-1章以外

Microsoft Word - 建築研究資料143-1章以外 3.H 形断面柱を用いた柱梁接合部 本章では,H 形断面柱を用いた柱梁接合部に関して,6 つの部位の接合部ディテールを紹介し, それらについて, それぞれ問題となる点や改善策等を示す. (1) 柱梁接合部の標準ディテール 対象部位の概要 H 形柱を用いた柱梁接合部の標準ディテール 検討対象とする接合部ディテール 検討課題 各接合形式における柱梁接合部の各部位の材質 板厚を検討する. 34 検討課題に対応した接合部ディテールの例

More information

サブマージアーク溶接における高能率施工法と最新技術

サブマージアーク溶接における高能率施工法と最新技術 特集 : 最近のサブマージアーク溶接技術 サブマージアーク溶接における高能率施工法と最新技術 1. はじめに 株式会社神戸製鋼所溶接事業部門技術センター溶接システム部杉山大輔 サブマージアーク溶接 ( 以下 SAW と略する ) の原理は 図 1の模式図に示す通り粒状フラックス中にソリッドワイヤ等の電極ワイヤを自動供給し ワイヤの先端と母材との間に連続的にアークを点じ ワイヤ フラックス 母材を溶融して接合する方法である

More information

国土技術政策総合研究所研究資料

国土技術政策総合研究所研究資料 (Ⅰ) 一般的性状 損傷の特徴 1 / 11 コンクリート床版 ( 間詰めコンクリートを含む ) からコンクリート塊が抜け落ちることをいう 床版の場合には, 亀甲状のひびわれを伴うことが多い 間詰めコンクリートや張り出し部のコンクリートでは, 周囲に顕著なひびわれを伴うことなく鋼材間でコンクリート塊が抜け落ちることもある 写真番号 9.1.1 説明コンクリート床版が抜け落ちた例 写真番号 9.1.2

More information

1 サイズ選定 2 板厚選定 50~00mm 3 4 隅取付穴指定 コーナー R 指定 納 期 50~00mm 50~00 00~ 記号 金額 5 記号 板厚 N 記号 サイズ 金額

1 サイズ選定 2 板厚選定 50~00mm 3 4 隅取付穴指定 コーナー R 指定 納 期 50~00mm 50~00 00~ 記号 金額 5 記号 板厚 N 記号 サイズ 金額 NPF SERIES アルミ フリーサイズケー9-77 ス目次 / 0.1mm 単位で自由なサイズを指定可能なです 無処理のパネルで材質はA1050P 片面保護シート付です 記入方法ご注文の際は 内へ 1~4 の選択項目に合った寸法や記号を記入して下さい パネル NPF - - 板厚取付穴コーナー R 価格算出方法 パネル標準価格 + 取付穴加工費 + コーナー R 加工費 P9 ー 79~80をご参照下さい

More information

<4D F736F F F696E74202D D837B E90DA837D836A B91E6338FCD81698FBC89BA8F4390B3816A205B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D D837B E90DA837D836A B91E6338FCD81698FBC89BA8F4390B3816A205B8CDD8AB B83685D> 25 度狭開先ロボット溶接マニュアル - 冷間成形角形鋼管と通しダイアフラム接合部への適用 - 第 3 章 超音波探傷検査 1/21 3.1 総則 テキスト P63 解説 解 3.1 総則開先角度が35 度から25 度に変わっても, 超音波探傷検査における欠陥の検出性が不利になる事項はない 超音波探傷検査方法は,AIJ UT 規準を適用する 解説ではマニュアル作成にあたって実験等で得られた知見, 探傷の際の留意事項を中心に記述

More information

新版溶接接合技術入門 正誤表 (3 版第 1 刷用 ) 2010 年 8 月 56 ページ箇所修正前 修正後 12 下 8 行目 2 優れた機密性や 2 優れた気密性や 13 上 4 行目合わせもつ 併せもつ 22 表 1.3 電磁ピンチ力 行と 熱的ピンチ力 行を上下逆にする 23 表 1.4 φ12 Fe ワイヤの場合 φ1.2 Fe ワイヤの場合 31 下 2 行目省ネルギー 省エネルギー 78

More information

橋梁へのレーザ・アークハイブリッド溶接およびレーザホットワイヤ溶接技術の適用

橋梁へのレーザ・アークハイブリッド溶接およびレーザホットワイヤ溶接技術の適用 橋梁へのレーザ アークハイブリッド溶接およびレーザホットワイヤ溶接技術の適用 株式会社 IHI 技術開発本部猪瀬幸太郎 杉野友洋 松本直幸 レーザ溶接の利点である高速溶接 小さな溶接変形と 従来の溶接方法の利点である良好な施工性を両立するハイブリッド溶接はレーザ光の他に補助熱源を併用する施工法であり とくに大型鋼構造物への適用が期待されている 本報では アーク溶接を補助熱源とするレーザ アークハイブリッド溶接とホットワイヤを補助熱源とするレーザホットワイヤ溶接について

More information

Arc Welding Technology for Automotive Steel Sheets Abstract Recent research progresses of arc welding techniques are described, focusing on the automotive chassis members or body members. As for welded

More information

大型船体ブロックの高精度組立工法の確立,三菱重工技報 Vol.50 No.2(2013)

大型船体ブロックの高精度組立工法の確立,三菱重工技報 Vol.50 No.2(2013) 三菱重工技報 Vol.50 No.2 (2013) 船舶 海洋特集技術論文 77 大型船体ブロックの高精度組立工法の確立 Establish of Construction Method for Ultra Large Hull Blocks 井手内茂德 *2 松尾結 Shigenori Ideuchi Musubu Matsuo 前田勝弥 菊池淳 Katsuya Maeda Jun Kikuchi

More information

<4D F736F F F696E74202D204E4B8D EF8E9197BF5F91E A291448F8A2E >

<4D F736F F F696E74202D204E4B8D EF8E9197BF5F91E A291448F8A2E > 造船設計における上流 3D-CAD と下流 3D-CAD の艤装システムデータ連係に関する研究開発 三菱重工業株式会社株式会社大島造船所常石造船株式会社株式会社エスイーエー創研株式会社 CIM クリエーション一般財団法人日本海事協会 本研究開発は, 三菱重工業株式会社 株式会社大島造船所 常石造船株式会社 株式会社エスイーエー創研 株式会社 CIM クリエーション 一般財団法人日本海事協会との共同研究体制により実施すると共に

More information

資料3 船舶ワーキンググループにおける検討方針等について

資料3 船舶ワーキンググループにおける検討方針等について 資料 3 船舶ワーキンググループにおける検討方針等について 1. 検討経緯 (1) 環境配慮契約法基本方針について環境配慮契約法基本方針 ( 以下 基本方針 という ) では 環境配慮契約の推進に関する基本的考え方 の一つとして 以下の項目があげられている 1 環境配慮契約に当たっては 経済性に留意しつつ価格以外の多様な要素をも考慮することで 環境に配慮した物品や役務など ( 以下 物品等 という

More information

Microsoft PowerPoint 発表資料(PC) ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint 発表資料(PC) ppt [互換モード] 空港エプロン PC 舗装版の補強構造に関する研究 空港研究部空港施設研究室坪川将丈, 水上純一, 江崎徹 ( 現 九州地整 ), 小林雄二 ( 株 ) ピーエス三菱吉松慎哉, 青山敏幸, 野中聡 1 研究の背景 目的 東京国際空港西側旅客エプロン15 番 16 番スポットのPC 舗装部において, 雨水の混入, 繰返し荷重の作用等により泥化したグラウト材のポンピング現象が発生ング現象 ( 航空機翼程度の高さにまで達する

More information

1. 健全性評価制度における超音波探傷試験について 1

1. 健全性評価制度における超音波探傷試験について 1 健全性評価制度 ( 維持基準 ) について 平成 20 年 11 月 18 日 東京電力株式会社 1. 健全性評価制度における超音波探傷試験について 1 維持基準適用の主要対象設備 シュラウド 再循環配管 2 再循環系配管への超音波探傷試験 検査手法 超音波探傷検査 (UT) により シュラウドや配管内面 ( 内部 ) のひびの有無を検査 専門の資格を有する検査員による探傷や寸法測定の実施 探触子

More information

1号機のアクセスルート構築に関する溶接技術の概念検討 仕様書

1号機のアクセスルート構築に関する溶接技術の概念検討 仕様書 図書番号 : RPD-FJ-6124 改訂番号 : 0 平成 27 年度補正予算 廃炉 汚染水対策事業費補助金 ( 原子炉格納容器内部調査技術の開発 ) 1 号機のアクセスルート構築に関する溶接技術の概念検討 仕様書 平成 28 年 7 月 13 日 日立 GE ニュークリア エナジー ( 株 ) 改訂履歴 改訂改訂内容年月日承認審査作成番号 0 初版発行 H28.7.13 野中佐藤貴田中志 目次

More information

EOS: 材料データシート(アルミニウム)

EOS: 材料データシート(アルミニウム) EOS EOS は EOSINT M システムで処理できるように最適化された粉末状のアルミニウム合金である 本書は 下記のシステム仕様により EOS 粉末 (EOS art.-no. 9011-0024) で造形した部品の情報とデータを提供する - EOSINT M 270 Installation Mode Xtended PSW 3.4 とデフォルトジョブ AlSi10Mg_030_default.job

More information

鉄道車両におけるレーザ溶接技術

鉄道車両におけるレーザ溶接技術 鉄道車両におけるレーザ溶接技術 川崎重工業株式会社平嶋利行 1. はじめに鉄道は他の交通機関に比べてエコの点で大きなメリットを持ち クリーンな大量輸送手段としての期待は高い そのような中 鉄道車両のボディー ( 構体 ) も 安全性や軽量性 合理性の向上を追求して進化し続けてきた 例えば スチールは安価で機械的特性も優れた材料であり 自動車のボディーなどは今でもほとんどがスチール製であるが 鉄道車両の構体はステンレス製あるいはアルミ合金製に置き換わってきた

More information

パイプの溶接(その2)

パイプの溶接(その2) パイプの溶接 ( その 2) JFE エンジニアリング株式会社勝木誠 6. 配管 導管の溶接法プラント配管溶接では できるだけ仮設工場におけるプレファブ溶接によるスプール比率を上げる努力が進められており その比率が 80% 以上に達する例も認められている プレファブ溶接では管を回転して施工することが可能であるため 下向きの溶接を採用でき さらに半自動および自動による溶接施工も容易となることなどから

More information

型番記入方法 ご注文の際は 内へ 1~ の選定項目に合った寸法や記号を記入して下さい ケース型番 UCS - - 上下カバー色パネル色コーナー R 放熱穴ゴム足 例 : 幅 140mm 高さ 4mm 奥行き 180mm で上下カバー パネルがブラック コーナー R 放熱穴無し ゴム足 S の場合 U

型番記入方法 ご注文の際は 内へ 1~ の選定項目に合った寸法や記号を記入して下さい ケース型番 UCS - - 上下カバー色パネル色コーナー R 放熱穴ゴム足 例 : 幅 140mm 高さ 4mm 奥行き 180mm で上下カバー パネルがブラック コーナー R 放熱穴無し ゴム足 S の場合 U UCS SERIES フリーサイズケース フリーサイズケー9-93 Phoo INEX 上下カバーにアルミ押出材を使用して強度に優れたケースで 寸法を1mm 単位 奥行きはサイズよりお選びいただけます ( 穴加工 インクジェット印刷 シルク印刷 ) についてはP14 1~1をご覧下さい CAデータ (XF/G) でご依頼いただくと% 割引 リピート注文品は更に% 割引致します 外観寸法図 構成内容

More information

Microsoft PowerPoint - ‚æ2‘Í.ppt

Microsoft PowerPoint - ‚æ2‘Í.ppt 第 2 章力学的挙動と静的強度 目的 荷重が作用した際の金属材料の力学的挙動について理解する. 2.1 応力 - ひずみ曲線 2.1.1 公称応力 / ひずみと真応力 / ひずみ 2.1.2 応力 - ひずみ曲線 2.1.3 力学的性質 ( 機械的性質 ) 2.1.4 加工硬化 2.1.5 じん性 2.1.6 指標の意味 2.2 力学的性質を求める異なる方法 2.2.1 ヤング率の測定方法 2.2.2

More information

ハピタス のコピー.pages

ハピタス のコピー.pages Copyright (C) All Rights Reserved. 10 12,500 () ( ) ()() 1 : 2 : 3 : 2 4 : 5 : Copyright (C) All Rights Reserved. Copyright (C) All Rights Reserved. Copyright (C) All Rights Reserved. Copyright (C) All

More information

Copyright 2008 All Rights Reserved 2

Copyright 2008 All Rights Reserved 2 Copyright 2008 All Rights Reserved 1 Copyright 2008 All Rights Reserved 2 Copyright 2008 All Rights Reserved 3 Copyright 2008 All Rights Reserved 4 Copyright 2008 All Rights Reserved 5 Copyright 2008 All

More information

G 用溶接ワイヤ1. シールドガスには C O 2 アルゴン / C O 2 混合ガス アルゴン / 酸素混合ガスを使用します 2. ガス流量は 20~25L/min 程度で使用してください 3. 風の強い所で溶接する場合 溶接部が風にさらされと シールド効果が低下し 溶接欠陥が出やすくなります 4

G 用溶接ワイヤ1. シールドガスには C O 2 アルゴン / C O 2 混合ガス アルゴン / 酸素混合ガスを使用します 2. ガス流量は 20~25L/min 程度で使用してください 3. 風の強い所で溶接する場合 溶接部が風にさらされと シールド効果が低下し 溶接欠陥が出やすくなります 4 銘柄シールドガス特長 S-4 S-6 ER70S-3 より 脱酸効果があり 衝撃じん性検査が要りません 単層 多層ビードの溶接に適し 耐錆び性がよく 大電流でも使えます 規格 WS JIS ER 70S-4 YGW 12 ER 70S-6 YGW 12 G 用溶接ワイヤ選び方溶接材料の選び方 S-G 単層 多層ビードの溶接に適し 他の特性は売買契約双方の合意により決められます ER 70S-G YGW

More information

国土技術政策総合研究所資料

国土技術政策総合研究所資料 5. 鉄筋コンクリート橋脚の耐震補強設計における考え方 5.1 平成 24 年の道路橋示方書における鉄筋コンクリート橋脚に関する規定の改定のねらい H24 道示 Ⅴの改定においては, 橋の耐震性能と部材に求められる限界状態の関係をより明確にすることによる耐震設計の説明性の向上を図るとともに, 次の2 点に対応するために, 耐震性能に応じた限界状態に相当する変位を直接的に算出する方法に見直した 1)

More information

疲労に関する重要知識 実機で疲労破壊起点となる鋭い切欠きや微小欠陥の取扱いについて

疲労に関する重要知識 実機で疲労破壊起点となる鋭い切欠きや微小欠陥の取扱いについて 原子力研究委員会 FQA2 小委員会疲労に関する重要知識 Subcommittee for Organizing Question and Answer of Fatigue Knowledge(Phase 2) 疲労に関する重要知識講演資料集 実機で疲労破壊起点となる鋭い切欠きや微小欠陥の取扱いについて この資料は,( 一社 ) 日本溶接協会原子力研究委員会 FQA2 小委員会における講演資料を掲載したものです.

More information

5 ii) 実燃費方式 (499GT 貨物船 749GT 貨物船 5000kl 積みタンカー以外の船舶 ) (a) 新造船 6 申請船の CO2 排出量 (EEDI 値から求めた CO2 排出量 ) と比較船 (1990~2010 年に建造され かつ 航路及び船の大きさが申請船と同等のものに限る )

5 ii) 実燃費方式 (499GT 貨物船 749GT 貨物船 5000kl 積みタンカー以外の船舶 ) (a) 新造船 6 申請船の CO2 排出量 (EEDI 値から求めた CO2 排出量 ) と比較船 (1990~2010 年に建造され かつ 航路及び船の大きさが申請船と同等のものに限る ) 平成 29 年 7 月 7 日 海事局海洋 環境政策課 内航船省エネルギー格付制度事務取扱要領 ( 暫定運用 ) 第 1 趣旨 この要領は 内航船省エネルギー格付制度 ( 以下 格付制度 という ) の暫定運用に関 する事務取扱について 必要な事項を定めるものとする 第 2 格付制度 (1) 格付制度の概要格付制度は 海運事業者等からの申請に基づき 国土交通省海事局が省エネ 省 CO2 対策の導入による船舶の

More information

軟鋼及び高張力鋼用溶接棒接施工要点軟鋼及び高張力鋼用溶接棒溶接材料の選び方AWS 規格 (A5.1) JIS 規格 被覆タイプ 溶接性質 溶接材料の選び方 E6010 E6011 E4303 E4310 E4311 ライムチタニヤ系 高セルロース系 E6013 E6019 E607 E7016 E7

軟鋼及び高張力鋼用溶接棒接施工要点軟鋼及び高張力鋼用溶接棒溶接材料の選び方AWS 規格 (A5.1) JIS 規格 被覆タイプ 溶接性質 溶接材料の選び方 E6010 E6011 E4303 E4310 E4311 ライムチタニヤ系 高セルロース系 E6013 E6019 E607 E7016 E7 軟鋼及び高張力鋼用溶接棒 軟鋼及び高張力鋼用溶接棒接施工要点軟鋼及び高張力鋼用溶接棒溶接材料の選び方AWS 規格 (A5.1) JIS 規格 被覆タイプ 溶接性質 溶接材料の選び方 E6010 E6011 E4303 E4310 E4311 ライムチタニヤ系 高セルロース系 E6013 E6019 E607 E7016 E7018 E704 E708 E7048 E4313 E4319 E437 E4916U

More information

(Microsoft Word - \221\346\202R\225\322\221\346\202Q\217\315.docx)

(Microsoft Word - \221\346\202R\225\322\221\346\202Q\217\315.docx) 第 2 章 CLT パネル工法における鋼板挿入型接合部の 耐力向上に関する研究 2.1 一般事項 試験概要 1. 試験名称 CLT パネル工法における鋼板挿入型接合部の耐力向上に関する研究 2. 試験の目的 内容 試験目的 ~ 補強用長ビスを面外方向に用いることによる割裂抑制の効果 ~ CLT パネルを用いた鋼板挿入型接合部の試験体に引張力を加えたと き 鋼板挿入部から割裂が生じることが確認され 接合部の最大耐力

More information

Microsoft Word - 建築研究資料143-1章以外

Microsoft Word - 建築研究資料143-1章以外 4. ブレース接合部 本章では, ブレース接合部について,4 つの部位のディテールを紹介し, それぞれ問題となる点や改善策等を示す. (1) ブレースねらい点とガセットプレートの形状 (H 形柱, 弱軸方向 ) 対象部位の概要 H 形柱弱軸方向にガセットプレートタイプでブレースが取り付く場合, ブレースの傾きやねらい点に応じてガセットプレートの形状等を適切に設計する. 検討対象とする接合部ディテール

More information

<4D F736F F D2089E482AA8ED082CC905690BB B5A8F705F4B4F494B45>

<4D F736F F D2089E482AA8ED082CC905690BB B5A8F705F4B4F494B45> わが社の新製品 新技術の紹介 ( シリーズ 1) 小池酸素工業 畠山航 坂井大司 1. はじめに約 100 年前 アセチレンガスを用いた溶接トーチが発明されて以来 鋼の熱加工方法は飛躍的に進歩してきました 現在では 熱切断の方法はガス切断 プラズマ切断 レーザ切断が主流になっていますが 1940 年代はガス切断のみでした 技術の進歩に伴い加工速度の速いプラズマ切断と切断精度の高い炭酸ガスレーザ切断が実用化され

More information

ミガキ ( 丸鋼 ) は は自社 は不可 (7/16インチ) (1/2インチ) (9/16インチ) (

ミガキ ( 丸鋼 ) は は自社 は不可 (7/16インチ) (1/2インチ) (9/16インチ) ( ミガキ ( 丸鋼 ) JIS 規格 G3123 相当品旧 JIS 寸法公差 H ( 新 JIS IT ) 基 本寸法 1. 基本的に SGD3(JISG318) 相当ミルシート対応品ですが 一部他鋼種使用の製品がありますので鋼種指定の場合はお問い合せください 3. 一般ミガキ材は引張強さ等の機械的性質を保証する試験検査は行っており ません 4. 定尺品は両端が寸法公差に入っていない場合がありますので使用上ごください

More information

Microsoft Word - 4篕㕕溶攥

Microsoft Word - 4篕㕕溶攥 4 節溶接 1. 概要 溶接 は 材と材 ( 主として金属材料 ) をつないで もの ( 製品または構造物 ) を作り込む大切な接合技術の一つです 接合技術にはこの他 ファスナーやボルト ナットのような 機械的継手 やいわゆる のりづけ といった 接着 などがありますが 適用範囲の広さ 接合部の安全性 信頼性 内容物に対する気密性 ( 洩れないこと ) および経済性 ( コスト ) 等々いずれをとっても

More information

4) 横桁の照査位置 P.27 修正事項 横桁 No07~No18 ( 少主桁のNo01からNo06は格子計算による 断面力が発生しないので省略 ) 照査点 No 溶接部名称 継手名称 等級 1 横桁腹板上 主桁腹板 すみ肉 F H 2 横桁腹板下 主桁腹板 すみ肉 F H ただし 上記の 2 つ照

4) 横桁の照査位置 P.27 修正事項 横桁 No07~No18 ( 少主桁のNo01からNo06は格子計算による 断面力が発生しないので省略 ) 照査点 No 溶接部名称 継手名称 等級 1 横桁腹板上 主桁腹板 すみ肉 F H 2 横桁腹板下 主桁腹板 すみ肉 F H ただし 上記の 2 つ照 鋼道路橋の疲労設計資料 4. 疲労設計計算例 の横桁計算の修正 横桁の主桁への連結部の溶接にて 腹板部にすみ肉溶接を フランジ部に完全溶込溶接を採用した設計事例を掲載していますが 溶接部の応力計算の方法を修正いたします 異なる種類の溶接を混在させた場合には 母材の全断面を効とした場合に比べ 各部位の応力の分担が変わるわるため 溶接部の断面を用いて断面性能を計算し 応力を計算しました 詳細については

More information

T

T ! " 位置決め 人間と共存 代替可能なバリ取りロボットを開発 安全 コンパクトで高精度な技術を持つロボットが実現 研究開発のきっかけ 自動車や家電製品等において樹脂部品の割合は増加しているが その成形時に生じるバリについて 主に費用対効 果の問題から 小物部品のバリ除去の自動化が遅れている 現在 人海戦術でバリを取っているが 除去が不十分で信頼性に欠け 研削具の巻き込み危険や粉塵による人体への

More information

<836F F312E706466>

<836F F312E706466> 船の技術図鑑 新日鉄住金のものづくり る 傾 向 が ある が 新 日 鉄 住 金 は 強 度 と 靱 ら れ る 鋼 材 は 強 さ を 追 求 す る と 脆 く な 材 に は 第一に 強 さ と 粘 り 靱 性 が 求 め 船 は 鉄 で で き て い る 船 に 使 わ れ る 鋼 強さ 軽さ 成形性を 満たすハイテン プランナーとして技術革新を続け 日本の海運 造船業の発展を支えていく

More information

[別紙第2]                                      書 類 審 査

[別紙第2]                                      書 類 審 査 [ 別紙第 2] 書類 書類の内容 J グレード R グレード M グレード H グレード S グレード (1) 品質管理体制及び製作工程図 1) 品質管理体制申請書に添付の組織図は 建築鉄骨製作工場の組織として適切であり かつ 各部署の役割が明記され その役割が適切である 品質管理責任者の下で 原則として下記の管理技術者 管理責任者及び溶接技能者が適切に配置されていること 管理技術者 管理責任者は

More information

3 造船所 船を実際に建造するのは造船所です 中部地方は歴史的に海運が盛んであったことや 気 候や地理的条件に恵まれたため 大小多くの造船所が あり 基盤産業として地域を支えています 1隻の船を建造するためには 鉄工 木工 機関工 事 電気工事などあらゆる技術が必要です 清水港周辺には 造船所のほか

3 造船所 船を実際に建造するのは造船所です 中部地方は歴史的に海運が盛んであったことや 気 候や地理的条件に恵まれたため 大小多くの造船所が あり 基盤産業として地域を支えています 1隻の船を建造するためには 鉄工 木工 機関工 事 電気工事などあらゆる技術が必要です 清水港周辺には 造船所のほか 1 船の種類 船は大きく分類すると客船 貨物船及び漁船に分類 されます 客船は 人を運ぶための船舶で 人命を預かること からより高い安全基準への適合が求められます 貨物船は 何でも運ぶ一般貨物船と特定の貨物を運 ぶために専用の装置や構造を備えている専用船とがあ ります 特に油タン カーやケミカル 化学薬品 タ ンカーは衝突 座礁などの海難事故の場合に大きな被 害をもたらすことから 特殊な構造となっています

More information

Microsoft Word - .n...Z.p...e_..4...doc

Microsoft Word - .n...Z.p...e_..4...doc < 連載 > ガスシールドアーク溶接のシールド性に関する研究報告 第 4 回速の影響 ( 前編 ) 日本溶接協会溶接棒部会技術委員会共研第 6 分科会 1 はじめにこれまでに 多層溶接ではシールドガスにわずか 1% を超える程度の窒素が混入するだけで健全な溶接金属が得られないことを示し また そのような環境は短いシールドノズルを適用したり ワイヤ突出し長さを長く管理したりするだけで形成されてしまうことを実験にて明らかにした

More information

Microsoft PowerPoint - fcn-360-idc-tool-i.pptx

Microsoft PowerPoint - fcn-360-idc-tool-i.pptx FUJITSU Component Connector FCN-360 形コネクタ圧着作業基準案内書 1 はじめに FCN-360 形コネクタには 電線と端子を接続する手段として圧着接続を行うタイプがあります この接続方法は 圧力型接続とも呼ばれ 二つの導体に機械的な力を加えて密接な金属接触を行わせ 残留応力 または金属間の結合力によって接触が保持されることにより永久接続を行うものです 圧着接続は

More information

サスペンデッドデッキ ( アルミニウム ) PC 製防液 外槽 ( 炭素鋼 ) 内槽 ( 9%Ni 鋼 ) 第 1 図 PCLNG 貯槽の構造 ( 海外仕様 ) Fig. 1 Structures of PCLNG tank ( overseas specification ) ( 以下, 立向 S

サスペンデッドデッキ ( アルミニウム ) PC 製防液 外槽 ( 炭素鋼 ) 内槽 ( 9%Ni 鋼 ) 第 1 図 PCLNG 貯槽の構造 ( 海外仕様 ) Fig. 1 Structures of PCLNG tank ( overseas specification ) ( 以下, 立向 S 地上式 LNG 貯槽建設に向けた 立向姿勢サブマージアーク溶接法の開発 Development of Vertical Submerged Arc Welding Method for Aboveground LNG Storage Tank Construction 坂 元 理 絵 技術開発本部生産技術センター溶接技術部 博士 ( 工学 ) 小 林 和 行 技術開発本部生産技術センター溶接技術部

More information

Microsoft PowerPoint - マグネ協会.ppt

Microsoft PowerPoint - マグネ協会.ppt マグネシウム合金板の冷間プレス成形 マグネシウム合金部品の製造 豊橋技術科学大学森謙一郎平成 19 年 1kg 軽量 :1km/l 燃費向上 高張力鋼板 (7.8) チタン (4.5) アルミニウム (2.7) マグネシウム (1.8) 引張強度 / MPa 比重 比強度 / MPa マク ネシウム合金板 (AZ31) 25 1.8 139 アルミニウム合金板 (A552) 29 2.7 17 軟鋼板

More information

目次 (1) 溶接とは (2) 溶接の方法 ; 分類 各論 (3) 溶接部の特性 ; 溶接部の組織 耐食性 機械的性質 (4) 溶接欠陥 ; 溶接割れ 形状不良 (5) 溶接の注意点 < 付録 > ステンレスの物理的性質 (1) 密度 (2) 熱的性質 ; 熱膨張率 比熱 熱伝導率 (3) 電気抵抗

目次 (1) 溶接とは (2) 溶接の方法 ; 分類 各論 (3) 溶接部の特性 ; 溶接部の組織 耐食性 機械的性質 (4) 溶接欠陥 ; 溶接割れ 形状不良 (5) 溶接の注意点 < 付録 > ステンレスの物理的性質 (1) 密度 (2) 熱的性質 ; 熱膨張率 比熱 熱伝導率 (3) 電気抵抗 ステンレスの溶接 ステンレス協会 目次 (1) 溶接とは (2) 溶接の方法 ; 分類 各論 (3) 溶接部の特性 ; 溶接部の組織 耐食性 機械的性質 (4) 溶接欠陥 ; 溶接割れ 形状不良 (5) 溶接の注意点 < 付録 > ステンレスの物理的性質 (1) 密度 (2) 熱的性質 ; 熱膨張率 比熱 熱伝導率 (3) 電気抵抗 (4) 磁性 (5) ヤング率 2 溶接とは? 金属材料の接合方法の

More information

スライド 1

スライド 1 日本コンクリート技術株式会社 Japan Concrete Technology Co.LTD (JC-tech) JC-tech ) JC-tech ( 国土交通省中部地整発注 ) ( 国土交通省東北地整発注 ) 2 比較する従来技術 ( 従来工法 ) ひび割れ誘発目地の設置 新技術の概要及び特徴本工法は 壁状コンクリート構造物の構築において 水和熱抑制型超遅延剤 ND リターダー を添加したコンクリートを壁体下部に打ち込むことにより

More information

平成15年12月

平成15年12月 船舶建造高品質化 効率化技術の調査研究 ( プロジェクトの運営 管理等 ) 2013 年度成果概要報告書 2014 年 6 月 一般財団法人日本船舶技術研究協会 目次 はじめに 1 Ⅰ. 船舶建造高品質化 効率化技術の調査研究 ( レーザ溶接技術の船舶建造工程への適用に関する調査研究 ) 3 Ⅱ. 船舶建造高品質化 効率化技術の調査研究 ( 工程管理システムの調査研究 ) 25 Ⅲ. 船舶建造工程の技術革新に関する技術セミナー

More information

<4D F736F F F696E74202D A957A A8EC0895E8D7182C982A882AF82E EF89FC915082CC82BD82DF82CC A83808DC5934B89BB A2E >

<4D F736F F F696E74202D A957A A8EC0895E8D7182C982A882AF82E EF89FC915082CC82BD82DF82CC A83808DC5934B89BB A2E > Techno Forum 2012 実運航における燃費改善のためのトリム最適化 株式会社 MTI 技術戦略グループ上級研究員堀正寿 1 目次 1. はじめに 2. 最適トリムの評価手法 2-1. オペレーションプロファイル調査 2-2. 水槽試験とトリム影響解析 2-3. 実船検証 3. トリムチャートと運用 4. まとめ 2 1-1 トリムの定義 1. はじめに 船尾喫水 (da) と船首喫水 (df)

More information

1 2 D16ctc250 D16ctc250 1 D25ctc250 9,000 14,800 600 6,400 9,000 14,800 600 以上 6,500 隅角部テーパーをハンチ処理に 部材寸法の標準化 10cm ラウンド 10cm ラウンド 定尺鉄筋を用いた配筋 定尺鉄筋 配力筋位置の変更 ( 施工性考慮 ) 配力筋 主鉄筋 配力筋 主鉄筋 ハンチの除去底版テーパーの廃止 部材寸法の標準化

More information

国土技術政策総合研究所 研究資料

国土技術政策総合研究所 研究資料 第 7 章 検査基準 7-1 検査の目的 検査の目的は 対向車両情報表示サービス 前方停止車両 低速車両情報表示サービスおよび その組み合わせサービスに必要な機能の品質を確認することである 解説 設備の設置後 機能や性能の総合的な調整を経て 検査基準に従い各設備検査を実施する 各設備検査の合格後 各設備間を接続した完成検査で機能 性能等のサービス仕様を満たしていることを確認する検査を実施し 合否を判定する

More information

E 型 ~ 同一一一 ~b) 郡川 l1 A1 l, W 回 ~ ~ ~ ~ ~ 5 2 2 鋳 造 工 学 第 83巻 211 第 9号 6 AWJ f 8 U-p dp j bm fawj l 8に溶接割れを横切る A明切断線を板の裏側から 8( には 一旦途切れた切断 観察した結果を示す 線が これをノズル移動方向に延長した位置に元の切断幅 より大きな貫通孔を聞けて切断を再開した様子が観察され

More information

初心者にもできるアメブロカスタマイズ新2016.pages

初心者にもできるアメブロカスタマイズ新2016.pages Copyright All Rights Reserved. 41 Copyright All Rights Reserved. 60 68 70 6 78 80 Copyright All Rights Reserved. FC2 97 Copyright All Rights Reserved. Copyright All Rights Reserved. Copyright All Rights

More information

- 2 Copyright (C) 2006. All Rights Reserved.

- 2 Copyright (C) 2006. All Rights Reserved. - 2 Copyright (C) 2006. All Rights Reserved. 2-3 Copyright (C) 2006. All Rights Reserved. 70-4 Copyright (C) 2006. All Rights Reserved. ...1...3...7...8 1...9...14...16 2...18...20...21 3...22...23...23...24

More information

series Installed by

series Installed by series Installed by 精密加工技術の 世界最高峰へ MB series 精密加工の頂点を追い求めた MBシリーズ より正確に より精密に より効率良く 山頂を目指すかの如く着実に一歩ずつ 日々 世界最高技術への探求を続けています 全機種に新開発NC装置 Smart NC を搭載 M35B MM35B MB MMB MB MMB UltraMMB 3シリーズ7機種 UltraMMB

More information

取り組みの背景目的計測点群処理の課題とポリゴン活 体制機能概要と本システムの特徴機能詳細システム構成問合せ先

取り組みの背景目的計測点群処理の課題とポリゴン活 体制機能概要と本システムの特徴機能詳細システム構成問合せ先 計測点群のポリゴン化による トンネル施工 検査業務の 効率化への取り組み 2017 年 日本ユニシス エクセリューションズ株式会社 ユニアデックス株式会社 1 2 3 4 5 6 7 8 取り組みの背景目的計測点群処理の課題とポリゴン活 体制機能概要と本システムの特徴機能詳細システム構成問合せ先 1. 取り組みの背景 国土交通省が推進する i-construction の重要施策である レーザスキャナや

More information

実験題吊  「加速度センサーを作ってみよう《

実験題吊  「加速度センサーを作ってみよう《 加速度センサーを作ってみよう 茨城工業高等専門学校専攻科 山越好太 1. 加速度センサー? 最近話題のセンサーに 加速度センサー というものがあります これは文字通り 加速度 を測るセンサーで 主に動きの検出に使われたり 地球から受ける重力加速度を測定することで傾きを測ることなどにも使われています 最近ではゲーム機をはじめ携帯電話などにも搭載されるようになってきています 2. 加速度センサーの仕組み加速度センサーにも様々な種類があります

More information

POCO 社の EDM グラファイト電極材料は 長年の技術と実績があり成形性や被加工性が良好で その構造ならびに物性の制御が比較的に容易であることから 今後ますます需要が伸びる材料です POCO 社では あらゆる工業製品に対応するため 各種の電極材料を多数用意しました EDM-1 EDM-3 EDM

POCO 社の EDM グラファイト電極材料は 長年の技術と実績があり成形性や被加工性が良好で その構造ならびに物性の制御が比較的に容易であることから 今後ますます需要が伸びる材料です POCO 社では あらゆる工業製品に対応するため 各種の電極材料を多数用意しました EDM-1 EDM-3 EDM POCO 社の EDM グラファイト電極材料は 長年の技術と実績があり成形性や被加工性が良好で その構造ならびに物性の制御が比較的に容易であることから 今後ますます需要が伸びる材料です POCO 社では あらゆる工業製品に対応するため 各種の電極材料を多数用意しました EDM-1 EDM-200 EDM-200 EDM-200 INDEX EDM グラファイトの分類 電極材料選択の主要ファクタ P2

More information

卵及び卵製品の高度化基準

卵及び卵製品の高度化基準 卵製品の高度化基準 1. 製造過程の管理の高度化の目標事業者は 卵製品の製造過程にコーデックスガイドラインに示された7 原則 12 手順に沿った HACCP を適用して 製造過程の管理の高度化を図ることとし このための体制及び施設の整備を行うこととする まず 高度化基盤整備に取り組んだ上で HACCP を適用した製造過程の管理の高度化を図るという段階を踏んだ取組を行う場合は 将来的に HACCP に取り組むこと又はこれを検討することを明らかにした上で

More information

...1...1...1...4...4...4...4...4...7...7...9... 11...13...13...15...17 21 2 19 ( 1) 10 1 21 2 19 2 26 3 11 67 106 10 21 3 13 10 1 21 6 16 10 10 10 11 14 14 PT GM GM 14 MVT-1 RT UT 10 14 JSME (2005) 14

More information

3D プリンタにより作製した樹脂部品の強度に関する研究 尾形正岐 阿部治 長田和真 西村通喜 山田博之 渡辺誠 Study on Strength of Resin Materials Processed by Fused Deposition Modeling Printer Masaki OGA

3D プリンタにより作製した樹脂部品の強度に関する研究 尾形正岐 阿部治 長田和真 西村通喜 山田博之 渡辺誠 Study on Strength of Resin Materials Processed by Fused Deposition Modeling Printer Masaki OGA 3D プリンタにより作製した樹脂部品の強度に関する研究 尾形正岐 阿部治 長田和真 西村通喜 山田博之 渡辺誠 Study on Strength of Resin Materials Processed by Fused Deposition Modeling Printer Masaki OGATA, Osamu ABE, Kazuma OSADA, Michiyoshi NISHIMURA,

More information

バリデーション基準 1. 医薬品 医薬部外品 GMP 省令に規定するバリデーションについては 品質リスクを考慮し 以下の バリデーション基準 に基づいて実施すること 2. バリデーション基準 (1) バリデーションの目的バリデーションは 製造所の構造設備並びに手順 工程その他の製造管理及び品質管理の

バリデーション基準 1. 医薬品 医薬部外品 GMP 省令に規定するバリデーションについては 品質リスクを考慮し 以下の バリデーション基準 に基づいて実施すること 2. バリデーション基準 (1) バリデーションの目的バリデーションは 製造所の構造設備並びに手順 工程その他の製造管理及び品質管理の バリデーション基準 1. 医薬品 医薬部外品 GMP 省令に規定するバリデーションについては 品質リスクを考慮し 以下の バリデーション基準 に基づいて実施すること 2. バリデーション基準 (1) バリデーションの目的バリデーションは 製造所の構造設備並びに手順 工程その他の製造管理及び品質管理の方法 ( 以下この基準において 製造手順等 という ) が期待される結果を与えることを検証し これを文書とすることによって

More information

7 鋼材試験

7 鋼材試験 7 鋼材試験 鋼材の試験では, 鉄筋コンクリート用棒鋼 (JIS G 3112), ガス圧接継手 (JIS Z 312) および一般構造用圧延鋼材 (JIS G 311) 等についての引張試験 (JIS Z 2241), 曲げ試験 (JIS Z 2248) を中心にその他機械継手, 溶接継手等の引張試験, 河川工事等に使用される亜鉛めっき鉄線製じゃかごやかごマットの溶融亜鉛めっき付着量試験等を行っている

More information

ISO に基づく溶接技能者評価試験受験のご案内

ISO に基づく溶接技能者評価試験受験のご案内 ISO 9606-1 に基づく溶接技能者評価試験 受験のご案内 改訂 : 2016 年 10 月 1 日 一般社団法人日本溶接協会 来歴 2015 年 11 月 30 日 初版 2016 年 4 月 1 日 改訂 1 放射線透過試験判定基準の詳細 ( 表 5) を追加 2016 年 7 月 1 日 改訂 2 図の寸法線を修正 2016 年 10 月 1 日 改訂 3 表 4 溶接姿勢の承認される範囲を修正

More information

TWC総合製品_0811修正分.indd

TWC総合製品_0811修正分.indd シールドばね 弾性性能に優れたは最高のグラウンディング / シールディング性能を発揮します 太陽金網 ( 株 ) のは弾性性能が特に優れているベリリウム銅合金 # 25(172) を材料として使用しています また 非常に多くの形状を取り揃えていますので MI シールドやグラウンディングにおける様々な設計要求に フレキシブルに対応できます 実装方法もクリップオン ビスまたは止めネジ 半田付け スポット溶接

More information

untitled

untitled http://www.riskdatabank.co.jp The of Japan, Ltd. All rights reserved. 2 The of Japan, Ltd. All rights reserved. 3 The of Japan, Ltd. All rights reserved. 4 The of Japan, Ltd. All rights reserved. 5 The

More information

!!! #! " Ü !!!!!!! " # $! !!!!!! !!!!!! !!!!!! !!!!!! !!!!!! !!!!! !!!!!! !!!!!! !!!!!! !!!! !! !!! !! !!!!! !!!!!! !!!!!! !!!!!! !!!!!! !!!!!! !!!!! "! !!!!! !!! !!!!!!! !!!!!!!! !!!!!!!

More information

表 4 LP 施工条件の一覧 番号 Ep [mj] D [mm] Np [1 / mm 2 ] G [GW / cm 2 ] Cv [%] LP LP LP LP LP LP 図

表 4 LP 施工条件の一覧 番号 Ep [mj] D [mm] Np [1 / mm 2 ] G [GW / cm 2 ] Cv [%] LP LP LP LP LP LP 図 レーザピーニングによる溶接部の疲労強度向上とき裂の無害化 横浜国立大学大学院工学研究院教授高橋宏治 ( 平成 27 年度一般研究開発助成 AF-215211) キーワード : レーザピーニング, 溶接部, 圧縮残留応力, 疲労強度 1. 研究の背景と目的溶接部では溶接余盛の形成に伴う応力集中や熱影響による引張残留応力の発生により, 疲労き裂や応力腐食割れ等の疲労強度上有害な表面欠陥が発生しやすい.

More information

Copyright All Rights Reserved. -2 -!

Copyright All Rights Reserved. -2 -! http://ameblo.jp/admarketing/ Copyright All Rights Reserved. -2 -! Copyright All Rights Reserved. -3- Copyright All Rights Reserved. -4- Copyright All Rights Reserved. -5 - Copyright All Rights Reserved.

More information

(Microsoft Word - \207V10\215\\\221\242\212\356\217\200P44-52.doc)

(Microsoft Word - \207V10\215\\\221\242\212\356\217\200P44-52.doc) 10 構造等に関する等に関する基準 1 概要 (1) 対象となる施設有害物質使用特定施設, 有害物質貯蔵指定施設 (P.19) (2) 法律体系 基準の区分 法令 構造基準 (P.45~51) 水濁法施行規則第 8 条の3~6 使用の方法の基準 (P.52) 水濁法施行規則第 8 条の7 点検結果の記録 保存 (P.52) 水濁法施行規則第 9 条の2 の3 (3) 基準適用箇所の施設区分概念図 (

More information

ビッグデータ分析を高速化する 分散処理技術を開発 日本電気株式会社

ビッグデータ分析を高速化する 分散処理技術を開発 日本電気株式会社 ビッグデータ分析を高速化する 分散処理技術を開発 日本電気株式会社 概要 NEC は ビッグデータの分析を高速化する分散処理技術を開発しました 本技術により レコメンド 価格予測 需要予測などに必要な機械学習処理を従来の 10 倍以上高速に行い 分析結果の迅速な活用に貢献します ビッグデータの分散処理で一般的なオープンソース Hadoop を利用 これにより レコメンド 価格予測 需要予測などの分析において

More information

亜鉛めっき鋼板のガスシールドアーク溶接 ― 問題点と解決策 ―

亜鉛めっき鋼板のガスシールドアーク溶接 ― 問題点と解決策 ― 亜鉛めっき鋼板のガスシールドアーク溶接 問題点と解決策 株式会社神戸製鋼所技術センター山崎圭 1. はじめに現在 亜鉛めっき鋼板は自動車用材料用途を中心に広く普及しており 非表面処理鋼板と比較して耐食性に優れ 錆の進行による板厚減少が少ないというメリットから 車両の長寿命化と軽量化の両立に大きく貢献してきたといえる また 近年 自動車メーカーは環境対応の観点で更なる燃費向上を図る必要に迫られており

More information

< B837B B835E82C982A882AF82E991CF905593AE90AB8CFC8FE382C98AD682B782E988EA8D6C8E40>

< B837B B835E82C982A882AF82E991CF905593AE90AB8CFC8FE382C98AD682B782E988EA8D6C8E40> 1 / 4 SANYO DENKI TECHNICAL REPORT No.10 November-2000 一般論文 日置洋 Hiroshi Hioki 清水明 Akira Shimizu 石井秀幸 Hideyuki Ishii 小野寺悟 Satoru Onodera 1. まえがき サーボモータを使用する機械の小型軽量化と高応答化への要求に伴い サーボモータは振動の大きな環境で使用される用途が多くなってきた

More information

国土技術政策総合研究所研究資料

国土技術政策総合研究所研究資料 第 1 章 塗装鉄筋の性能に関する基礎的検討 1.1 はじめに 塗装鉄筋は鉄筋の防錆が本来求められる機能であり 各種試験によりその有効性 ( 性能 ) が確認されている 1) しかし その性能については 塗膜が健全であるという前提に立っ ており 例えば施工中に塗膜に大きな力を受けた場合 あるいは供用後に繰返し大きな荷重が作用した場合に 防食対策としての塗膜が健全であるかについては 十分な検討がなされていない

More information

土木学会構造工学論文集(2012.3)

土木学会構造工学論文集(2012.3) 構造工学論文集 Vol.58A(1 年 3 月 ) 土木学会 鋼小片から製作した試験片によるシャルピー衝撃試験に関する研究 Charpy impact test with test specimens made with Stop-Hole-size cores 小野潔 *, 穴見健吾 **, 及川光晴 *** Kiyoshi Ono, Kengo Anami and Mitsuharu Oikawa

More information

本章では 衝突被害軽減ブレーキ 車線逸脱警報 装置 等の自動車に備えられている運転支援装置の特性 Ⅻ. 運転支援装置を 備えるトラックの 適切な運転方法 と使い方を理解した運転の重要性について整理しています 指導においては 装置を過信し 事故に至るケースがあることを理解させましょう また 運転支援装

本章では 衝突被害軽減ブレーキ 車線逸脱警報 装置 等の自動車に備えられている運転支援装置の特性 Ⅻ. 運転支援装置を 備えるトラックの 適切な運転方法 と使い方を理解した運転の重要性について整理しています 指導においては 装置を過信し 事故に至るケースがあることを理解させましょう また 運転支援装 本章では 衝突被害軽減ブレーキ 車線逸脱警報 装置 等の自動車に備えられている運転支援装置の特性 Ⅻ. 運転支援装置を 備えるトラックの 適切な運転方法 と使い方を理解した運転の重要性について整理しています 指導においては 装置を過信し 事故に至るケースがあることを理解させましょう また 運転支援装置の限界を心得て正しく使用するために 支援装置の限界とメーカーによる作動等の違いを明確にさせ 支援装置に頼り過ぎた運転にならないように指導しましょう

More information

IPA:セキュアなインターネットサーバー構築に関する調査

IPA:セキュアなインターネットサーバー構築に関する調査 Copyright 2003 IPA, All Rights Reserved. Copyright 2003 IPA, All Rights Reserved. Copyright 2003 IPA, All Rights Reserved. Copyright 2003 IPA, All Rights Reserved. Copyright 2003 IPA, All Rights Reserved.

More information

附属書A(参考)品質管理システム

附属書A(参考)品質管理システム HPIS 高圧容器規格 Rules for Construction of High Pressure Vessels HPIS C 106:2013 2013 年 4 月 25 日 一般社団法人日本高圧力技術協会 High Pressure Institute of Japan 目次 ページ 序文... 1 1 一般要求... 2 1.1 適用範囲... 2 1.2 適用条件の明確化と品質マネジメントシステム...

More information

道路橋の耐震設計における鉄筋コンクリート橋脚の水平力 - 水平変位関係の計算例 (H24 版対応 ) ( 社 ) 日本道路協会 橋梁委員会 耐震設計小委員会 平成 24 年 5 月

道路橋の耐震設計における鉄筋コンクリート橋脚の水平力 - 水平変位関係の計算例 (H24 版対応 ) ( 社 ) 日本道路協会 橋梁委員会 耐震設計小委員会 平成 24 年 5 月 道路橋の耐震設計における鉄筋コンクリート橋脚の水平力 - 水平変位関係の計算例 (H24 版対応 ) ( 社 ) 日本道路協会 橋梁委員会 耐震設計小委員会 平成 24 年 5 月 目次 本資料の利用にあたって 1 矩形断面の橋軸方向の水平耐力及び水平変位の計算例 2 矩形断面 (D51 SD490 使用 ) 橋軸方向の水平耐力及び水平変位の計算例 8 矩形断面の橋軸直角方向の水平耐力及び水平変位の計算例

More information

Microsoft Word - 最終版 バックせどりismマニュアル .docx

Microsoft Word - 最終版 バックせどりismマニュアル .docx ism ISM ISM ISM ISM ISM ISM Copyright (c) 2010 All Rights Reserved. Copyright (c) 2010 All Rights Reserved. Copyright (c) 2010 All Rights Reserved. ISM Copyright (c) 2010 All Rights Reserved. Copyright

More information

材料の力学解答集

材料の力学解答集 材料の力学 ( 第 章 ) 解答集 ------------------------------------------------------------------------------- 各種応力の計算問題 (No1) 1. 断面積 1mm の材料に 18N の引張荷重が働くとき, 断面に生じる応力はどれほどか ( 18(N/mm ) または 18(MP)) P 18( N) 18 N /

More information

強度のメカニズム コンクリートは 骨材同士をセメントペーストで結合したものです したがって コンクリート強度は セメントペーストの接着力に支配されます セメントペーストの接着力は 水セメント比 (W/C 質量比 ) によって決められます 水セメント比が小さいほど 高濃度のセメントペーストとなり 接着

強度のメカニズム コンクリートは 骨材同士をセメントペーストで結合したものです したがって コンクリート強度は セメントペーストの接着力に支配されます セメントペーストの接着力は 水セメント比 (W/C 質量比 ) によって決められます 水セメント比が小さいほど 高濃度のセメントペーストとなり 接着 コンクリートの強度 コンクリートの最も重要な特性は強度です ここでは まず コンクリート強度の基本的特性について解説し 次に 呼び強度および配合強度がどのように設定されるか について説明します 強度のメカニズム 強度の影響要因 強度性状 構造物の強度と供試体強度 配合 ( 調合 ) 強度と呼び強度の算定 材料強度のばらつき 配合強度の設定 呼び強度の割増し 構造体強度補正値 舞鶴市および周辺部における構造体強度補正値

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.27

コンクリート工学年次論文集 Vol.27 論文インパクトエコー法における鉄筋の影響に関する考察 渡辺健 * 橋本親典 *2 大津政康 *3 *4 水口裕之 要旨 : インパクトエコー法における鉄筋の影響を検討するため, 鉄筋コンクリート供試体を作製し, 実験的検討を行った その結果, 鉄筋を 本配筋した供試体を用いて, 鉄筋による共振周波数を検出し, その特徴について評価することができた 格子状に鉄筋を配筋した鉄筋コンクリート供試体により,

More information

DURACON POM グレードシリーズ ポリアセタール (POM) TR-20 CF2001/CD3501 ミネラル強化 ポリプラスチックス株式会社

DURACON POM グレードシリーズ ポリアセタール (POM) TR-20 CF2001/CD3501 ミネラル強化 ポリプラスチックス株式会社 DURACON POM グレードシリーズ ポリアセタール (POM) TR-20 CF2001/CD3501 ミネラル強化 ポリプラスチックス株式会社 TR-20 の一般的性質 カラー ISO(JIS) 材質表示 表 1-1 一般物性 (ISO) 項目単位試験方法 ISO11469 (JIS K6999) ミネラル強化 TR-20 高剛性 低そり CF2001/CD3501 >POM-TD15< 密度

More information

鉛レス カドミレス黄銅棒 キーパロイZNメタル-1 キーパロイZNメタル-2 鍛造用黄銅切削用黄銅 技術資料

鉛レス カドミレス黄銅棒 キーパロイZNメタル-1 キーパロイZNメタル-2 鍛造用黄銅切削用黄銅 技術資料 鉛レス カドミレス黄銅棒 キーパロイZNメタル-1 キーパロイZNメタル-2 鍛造用黄銅切削用黄銅 技術資料 キーパロイ ZN メタル 鍛造用 切削用鉛レス カドミレス快削黄銅棒 ZN メタルの種類 ZN メタル -1 : 鍛造用鉛レス カドミレス黄銅棒 ZN メタル -2 : 切削用鉛レス カドミレス快削黄銅棒 ZN メタルの特長 ZN メタル -1 は 鍛造用鉛レス カドミレス黄銅棒として開発されたで

More information

RTLC システムの特長 µm Error (µm) Error plot Position mm (mm) 3400mm RTLC ±6.2µm 高精度 RTLC と RT

RTLC システムの特長 µm Error (µm) Error plot Position mm (mm) 3400mm RTLC ±6.2µm 高精度 RTLC と RT L-9517-9483-04-A RTLC 高精度インクリメンタルリニアスケール レニショーの RTLC リニアエンコーダテープスケールは ±5µm/m の精度を誇り 硬化ステンレススチール製による頑丈さを兼ね備えています テープスケールは 両面テープを裏面に貼り付けた RTLC-S とレニショーの革新的な FASTRACK トラックシステムに組み込んで使用する RTLC という 2 種類のスケールを用意しています

More information

コンテナ船の大型化と溶接の取り組み

コンテナ船の大型化と溶接の取り組み コンテナ船の大型化と溶接の取り組み ジャパンマリンユナイテッド株式会社豊田昌信 木治昇 株式会社 IHI 猪瀬幸太郎 コンテナ船は 船体内部にコンテナ貨物を積載するために 上甲板に大きな開口部があり スペースが限定されている コンテナ船の大型化に伴い この上甲板周りに使用する極厚 高張力鋼を開発し続けることで 大洋を航行する中で受ける荷重に耐える構造とするとともに コンテナ船の大型化や船体構造重量の軽量化に取り組んできた

More information

アメリカに 日本の質の高い生産手法と技術を紹介した IHI の佐々木ひろしは 設計で要求されるリーダーシップの役割と 設計者と生産設計者との共同作業の重要性を強調する 設計者が 自分の仕事を図面を描くことだと考えている限り 設計者がコスト削減に寄与することはできない そうではなくて 設計者は現場での

アメリカに 日本の質の高い生産手法と技術を紹介した IHI の佐々木ひろしは 設計で要求されるリーダーシップの役割と 設計者と生産設計者との共同作業の重要性を強調する 設計者が 自分の仕事を図面を描くことだと考えている限り 設計者がコスト削減に寄与することはできない そうではなくて 設計者は現場での 造船設計への生産性という思想の導入について (Producibility in Ship Design) By Gilbert L. Kraine and Sigurdur Ingvason Nov 1990 Journal Of Ship Production 建造コストの低減の手段の一つとして 生産技術や生産プロセス 生産管理の他に 生産性を考慮した設計が注目されてつつある この生産性を考慮した設計では

More information

3- 製造可能寸法 標準製造可能寸法をに示します 各規格の適用板厚は 個別の規 格をご参照下さい 幅 mm 1,000以上 3,400超 3,600 3,800 4,000 4,00 4,400 4,600 4,800 5,000 厚 mm 3,400 3,600 3,800 4,000 4,00

3- 製造可能寸法 標準製造可能寸法をに示します 各規格の適用板厚は 個別の規 格をご参照下さい 幅 mm 1,000以上 3,400超 3,600 3,800 4,000 4,00 4,400 4,600 4,800 5,000 厚 mm 3,400 3,600 3,800 4,000 4,00 3-1 工場の優秀な設備を駆使して 豊富な経験とたゆまぬ研究により 培われた優れた技術をもって JIS 外国規格をはじめ 当社が開発 した独自の規格体系のを製造していますので 幅広くご使用いた だけます 製造品種一覧 規格 新日鉄住金規格 BT-HT35B C 建築構造用 鋼板 BT-HT355B C BT-HT385B C BT-HT440B C BT-HT440B-SP BT-HT440C-SP

More information