仕　　様　　書

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1 大和高田市ファイルサーバ再構築仕様書 1. 件名ファイルサーバシステム再構築整備 2. 納入場所大和高田市役所大和高田市大字大中 100 番地 1 3. 納入期限平成 29 年 11 月 1 日 4. リース期間平成 29 年 12 月 1 日 ~ 平成 34 年 11 月 30 日 保守期間 平成 29 年 12 月 1 日 ~ 平成 34 年 11 月 30 日 5. 導入の背景各部署における情報共有の促進とパソコンのHDD 障害に伴うデータ消失の回避を目的とする 現行ファイルサーバシステムが平成 29 年度において メーカーが定める機器保守の期限を迎える ファイルサーバーシステム安定運用の観点から 同等程度以上の機能を持つ新たなファイルサーバーシステムを構築する 6. 参加資格 (1) 地方自治法施行令 ( 昭和 22 年政令第 16 号 ) 第 167 条の4 第 1 項の規定に該当しない者であること (2) 会社更生法 ( 平成 14 年法律第 154 号 ) に基づき更生手続開始の申立てがなされている者又は民事再生法 ( 平成 11 年法律第 225 号 ) に基づき再生手続開始の申立てがなされている者でないこと (3) 入札日において 大和高田市入札参加資格停止措置要綱 ( 平成 21 年告示第 80 号 ) に基づく資格停止措置を受けている者でないこと (4) に該当する者のほか 大和高田市契約関係暴力団排除措置要綱 ( 平成 15 年告示第 25 号 ) 第 2 条第 4 号又は第 5 号に該当する者でないこと (5) 大和高田市物品購入等競争入札参加資格者登録名簿の 文具 事務用機器 (OA 機器 ソフト ) 又は 役務提供( 電算業務 ) に登録している者であること (6) 情報セキュリティマネジメントシステム (ISMS) ISO/IEC27001(J ISQ27001) の資格を認証取得している者であること 7. 基本仕様 (1) 各機器については 国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律 に準拠したものであること (2) 各機器については 必要以外のサービスの停止 最新のセキュリティパッチの適用などのセキュリティ対策を施した機器であること (1)

2 8. 既存システムの現状 (1) 既存システムの仕様は 以下の通り a. サーバ性能 OS:Windows Server 2008 R2 Standard CPU:Xeon E メモリ :12GB 冗長電源構成 b. 記録領域専用 SASアレイコントローラディスク容量 :( 主系 )10TB ( 待機系 )10TB ( うちシステム領域それぞれ1TB) c. 構成機器 ( 全てラックマウントタイプ ) サーバー :2 台 UPS( ネットワーク対応 ):1 台スイッチングハブ :1 台 d. 構成ソフト UPS 管理ソフトレプリケーションソフトサーバアクセス監査ソフト 9. 機器の設置場所 (1) システム設置場所は 大和高田市役所サーバ室内の既存ラック内の 既存システムとの入替とすること (2) 全ての機器のラックマウントサイズの合計は8U 以内とすること 10. システム基本要件 (1) ユーザ及び権限 a.600クライアントpc 程度の利用に耐えるシステムとすること b. 同時アクセスユーザー数に制限がないこと c. 作成される共有フォルダ数に事実上の登録数制限がないこと d. ファイルやフォルダ単位でアクセス権の設定が可能であること e. クォータ管理 ( 容量制限 ) が出来ること f. 大和高田市で構築済みのアクティブディレクトリサーバと連携を行うこと アクティブディレクトリを利用したユーザー認証設定及び共有フォルダの権限設定が可能なこと (2) 機器仕様 a. 筐体は正副の2 重化構成とし 副サーバーは別物理筐体にて構成されること b. 正 副サーバ間でレプリケーションしていること また サポートをスムーズに実施するために 同ソフトは機器同梱のソフトで実現すること 又は搭載 OSに対して動作検証が保証されているソフトで実現すること (2)

3 c. ファイルサーバーをNASヘッド ( クラスタ構成 ) とストレージで構成する場合 DISKコントローラーは冗長性を担保するためデュアル構成とすること d. データ領域実効容量 9.6TB 以上 e. データ領域はRAID6のホットスワップ対応 HDD(SAS 又はNL-SAS) f. ディスク容量の拡張が容易に行えること g. ファイルデータ圧縮機能を有すること h. 電源装置はホットスワップに対応し 冗長構成であること i. 機器で使用する総アンペア数は省電力を考慮し最大 15A 以内とすること j. 可用性を高めるため調達機器については エンタープライズ製品かつ大和高田市と同規模以上の組織への導入実績があること (3) データ保護 a. ユーザー自身により簡易に利用できるスナップショット ( シャドウコピー ) 機能が搭載されており 10 世代以上保存可能なこと b. バックアップを7 世代以上保存可能なこと バックアップデータは別筐体に保存すること バックアップ取得については業務時間中のパフォーマンスに影響を与えない方法で行うこと バックアップの成否をメール等で通知する機能を有すること バックアップについてはスケジュール設定が可能なこと バックアップ出力先媒体は 問わない (NASでもTAPEでも可とする) c. 導入システムに対しウィルス対策を行うこと なお ウィルス対策ソフトウェアとして本市所有のトレンドマイクロ社製ウィルスバスターコーポレートエディションの提供が可能 前述のウイルス対策ソフトウェアを使用しない場合には 同等のウイルス対策を行うこと (4) 管理機能 a. サーバーの管理画面は日本語に対応していること b. 容量制限については 制限値になった際にメール等で通知が可能なこと c. リモートアクセスにより システムの管理が可能なこと d. 冗長化されたファイルサーバー上で正副の切り替え等が発生した際には メール等で通知する機能を有すること 11. 機器の搬入 設置 (1) 機器類の搬入時には必要に応じて交通誘導員を配置するなど 安全対策を十分に講じること (2) 設置については 法務情報課職員との連絡を密にとり事前打ち合わせを実施すること (3) 梱包材等の廃棄物は受注業者の責任において引き取ること (3)

4 12. データ移行 (1) 既存システムから新システムへのデータ移行を行うこと ( 平成 29 年 8 月 1 日現在目安 ) 全体容量 :8TB 使用容量 :1.1TB 空き容量 :6.9TB 利用端末 OS Windows 系端末格納ファイル種別 Microsoft Office(Word Excel PowerPoint Accessなど ) PDFファイル BMP JPG 形式の画像ファイル等音声ファイル 動画ファイルなど (2) 新システムにてアクティブディレクトリ連携の権限設定を行うこと (3) データ移行タイミングについては別途調整を行うこと 13 運用及び保守 (1) 契約期間中のハードウェア及びソフトウェアの保守を行うこと (2) 問い合わせについては 平日 8:30から17:30までを基本とするが 緊急時や障害発生時は24 時間 365 日対応とすること (3) 調達機器には契約期間満了日までの製造メーカーオンサイト保守を付すこと 合わせて消耗品の交換補填 定期の点検及び清掃 機器の正常動作を確保するための作業等の保守作業を実施すること (4) ハードディスク等 契約期間中に情報を格納した機器を保守交換する場合 返却された機器上に残置された情報については 個人情報保護の規定を順守し適切な対応を取り その処理結果を報告すること又は機器の返却を不要とすること (5) 契約期間満了日までのソフトウェア (OS 含む ) のセキュリティアップデートの適用 不具合対応のアップデート作業を行うこと (6) 正サーバーに障害が発生しても クライアントの設定変更なく10 分以内に副サーバーへの切替を行い継続利用が可能であること (7) 障害が発生した場合 30 分以内に解決に向けた初動 ( 障害の現状把握 対策及び復旧の目途の報告 ) を実施すること また ハードウェア ソフトウェア サービスの復旧作業を行うこと なお 復旧作業等でリモート接続を行う際には本市の指定する端末で行うこと (8) 障害復旧に必要な情報や手順については 適時に市へ提供すること (9) 機器異常発生時 ( ハードディスク異常やバックアップ異常など ) は サーバー管理者が確認 ( メール 連絡等 ) できること (4)

5 (10) 障害原因及び対策についてログ等の分析を行い 報告書を提出すること (11) 本システムを運用していく上で必要な情報の提供に努め 問い合わせ等には速やかに対応すること (12) システムの稼働トラブル 利用方法 改善等の技術的な問い合わせや調査依頼に対応すること (13) アクティブディレクトリを利用した共有フォルダの設定について変更が行われた場合 本システムと連携が図れるように設定に必要な技術支援を行うこと (14) システムに影響を及ぼす可能性のあるセキュリティ情報は速やかに提供すること (15) セキュリティホールが見つかった場合は市へ速やかに連絡し セキュリティパッチの可否情報及びセキュリティパッチの適用を行うこと 14 機器の返却 (1) 頭書 4の契約期間満了後 機器をリース会社に返却するものとする 機器の取出し及び搬出に係る作業費 運送料はリース会社が負担すること (2) 機密情報保護のため リース会社はファイルサーバのハードディスクに記録された情報を完全消去 物理的破壊又は暗号化等の読取りができないように処置し その事実を確認できる書類を提出するものとすること 15 ドキュメント作成 (1) 導入される全てのハードウェア ソフトウェアに対する日本語のマニュアルを 印刷物及び電子記録媒体にて各 1 部提供すること マニュアルに加えて システムに関する構成 設定値を記述したドキュメントを各 1 部提出すること (2) ハードウェア及びソフトウェアに付属する取扱い説明書とは別に各システムの運用手順ならびに想定される障害状況ごとに障害検出 復旧処置 連絡手順などを記載した障害対処のドキュメントを作成し提出すること ( 納品ドキュメント ) システム構成図 ネットワーク接続図 システム設計書 運用手順書 操作マニュアル リカバリ試験検証結果報告書 既存機器データ消去証明書 16 その他 (1) 入替スケジュールについて (5)

6 平成 29 年 11 月中旬から仮稼動とし スケジュールの詳細に関しては 別途協議するものとすること (2) 業務適用範囲の確認本業務の実施について 社会一般に通常実施される業務項目は 本仕様書に記載のない事項であっても実施を前提に発注者及び受注者で協議すること 以上 (6)