仕様書

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1 防府市入札 契約管理システム導入事業に係る 平成 27 年 6 月 防府市入札検査室

2 目次 1 概要 業務の名称 業務の目的 本調達の要件 業務の概要 作業スケジュール システムの構築及び稼動 保守期間等 契約方法及び契約期間 納入場所 納入成果物の例 納品形式 業務要件 業務ユーザ ID 数及びクライアント PC 台数 システム対象件数 システム機能要件 データ連携 データ移行 システムの信頼性 ユーザインターフェース ハードウェア及びミドルウェア構成 ハードウェアの適用条件に係る要件 サーバの構成に係る要件 機能に係る要件 バックアップに係る要件 設置に係る要件 ライセンスの調達 システム開発 運用要件 システム開発 導入 受け入れテスト ( 試行運用 ) 教育研修 サポート対応等 システム運用

3 保守及び管理 留意事項 機密保護 個人情報保護 権利の帰属 再委託 瑕疵担保責任 その他

4 1 概要 1.1 業務の名称防府市入札 契約管理システム導入事業 1.2 システム導入の目的本調達は 建設工事 測量 建設コンサルタント業務の業者管理 入札 契約事務等の効率化を図ることを目的とする 2 本調達の要件 2.1 業務の概要 (1) 既存システムから必要なデータの移行 (2) 本市が導入しているシステムとのデータ連携 (3) サーバ機器の調達管理 (4) OS ミドルウェアの調達管理 (5) クライアントアクセスライセンス ( 必要な場合 ) の調達管理 (6) システム環境設定 (7) 受け入れテスト支援 本稼働後の支援 (8) 教育研修の実施 (9) ソフトウェア ハードウェアの運用サポート及び保守 2.2 作業スケジュール (1) 作業スケジュールについては 本市の作業負担を極力減らすスケジュールの提案を積極的に行うこと (2) 作業の進捗については 構築時における諸々の事情に対し最適なマイルストーンを設定し 柔軟な対応を行うこと 2.3 システムの構築及び稼動 (1) 開発期間中に法制度改正による仕様変更が生じた場合は システム構築に含め無償にて対応すること (2) 必要に応じて稼動の前には仮稼動及び並行稼動の期間を設けること (3) 開発担当者がシステム構築後の初期バッチ処理等重要な業務には立ち会うこと 2.4 使用期間及び保守期間ソフトウェア ハードウェアの保守期間は 本システム稼動後から 5 年間とする なお ソフトウェアについては その後さらに 5 年間サポートできる 2-1

5 システムとすること 2.5 契約方法及び契約期間 (1) 契約方法については本市と受注者間で月額賃貸借金額を定めての長期継続契約とする ただし 受注者に代わりリース会社が当該機器等の所有及び賃貸料債権を有する時は 当該リース会社を含めた 3 者契約とするが そのリース会社は本市の 平成 年度物品登録業者名簿 に登録されている者とする なお 名簿については防府市ホームページの入札検査室のページに掲載されているので参照すること (2) 契約期間については契約締結日から平成 33 年 1 月 31 日までとする (3) 賃貸借期間については平成 28 年 2 月 1 日から平成 33 年 1 月 31 日までの 60 か月とする 2.6 納入場所 (1) サーバ及び NAS( 以下 サーバ機器等 という ) の設置は 原則本市が指定するデータセンターとする (2) マニュアル 報告書等は 入札検査室とする 2.7 納入成果物の例以下に成果物の例を示す なお 別途必要なもの及び代替可能なもの等を勘案して成果物を提出すること (1) プログラム説明書 入力設計 出力設計 コード設計等 (2) インストール手順書 (3) 操作マニュアル (4) テスト結果報告書 (5) ソフトウェア データベース等アプリケーション一式 (6) サーバ機器等 2.8 納品形式 (1) マニュアル ドキュメント等 : 紙媒体及び電子媒体 (CD-R 等 ) 電子媒体の場合 保存形式は Microsoft Word,Excel, adobe pdf 形式とすること また それぞれ二式用意すること (2) 電子媒体での提出が困難な場合は別途協議を行うこと 2-2

6 3 業務要件 3.1 業務ユーザ ID 数及びクライアント PC 台数業務ユーザ ID 数及びデータベース同時接続クライアント PC 台数を下記のとおり示すので 必要なライセンスを調達し 業務の負荷を考慮したハードウェア構成を行うこと 使用職員数業務ユーザ ID 数約 100 人 ( クライアント数 ) データベース同時接続 PC 台数 30 台程度 業務ユーザ ID 数は変更される可能性がある 3.2 システム対象件数 (1) 登録業者数 平成 年度の入札参加資格登録業者数 区 分 地 区 登録数 計 市 内 148 建設業者 準市内 市 外 473 市内 22 測量 コンサルタ準市内 30 ント業者市外 (2) 発注工事件数 平成 26 年度の発注件数 建設工事 工事に係る業務委託 件数 130 件 35 件 3.3 システム機能要件ソフトウェアについては 下記の要件を満たすこと (1) 別紙 1 機能要件チェック表 に記載した仕様を満たすこと (2) 法制度改正等による修正 変更に容易に対応できること なお 軽微な法改正については 保守の範囲内で対応すること (3) データを CSV 形式等で抽出することができ 非定型な資料作成に活用できること (4) ハードウェアの代替機種又は上位機種への切替において 支障なく移行ができること (5) OS 等のバージョンアップ及びセキュリティパッチ等の適用に対し 2-3

7 柔軟に対応できるシステムであること 3.4 データ連携データ連携については 本市の指定するレイアウトで連携を行うこと なお データレイアウトについては受注者決定後提示することとする 連携予定システム 人事給与管理システム職員の番号 名前等を人事給与管理システムからテキストデータ化したものを取り込めること 財務システム財務システムで取り込めるテキストデータを作成可能であること また 財務システムから取り込んで反映させること 発注者支援データベースシステム MDB 形式の業者情報ファイルを取り込めること 3.5 データ移行 (1) 既存システムからのデータ移行については 本市および既存ベンダと十分な協議の上 実施するものする なお 既存データのシステムへの取り込みは 受注者が行うものとする (2) 移行データについて既存システムで管理しているデータ範囲を提供する システムで項目の過不足などが発生した場合のデータ補記等必要な作業は受注者にて行うこと (3) 受注者は業務について余裕をもったスケジュールを策定し スケジュール計画書及び仕様計画書を本市へ提出するものとする (4) システムへ移行できない項目については 必ず本市に確認を取ること なお 必要性が高くシステムへ移行できない項目についての代替案を提案すること (5) 移行データについては 過去のバックアップ等のデータを含め MDB 形式で最大 8GB 程度である 3.6 システムの信頼性 (1) 可用性 1 ハードディスクの構成は障害等が起きても業務に支障がないものとすること 日 24 時間安定した稼動が可能な構成であること (2) セキュリティ 1 防府市情報セキュリティポリシー を遵守すること なお 同ポリシーは参加表明者に対しのみ配付する 2 ユーザごとに認証ができる仕組みとし パスワードによる保護を行うこと 3 ユーザごとにアクセス制限が設定できること 4 サーバへの不正アクセスを防止すること 2-4

8 5 改ざん データの抜き取り並びに変更等に対して制御機能を有すること 6 個々の機能ごとに権限設定による使用制限が設定可能であること 7 システム管理者が 所属 職員 権限の情報をオンラインまたはバッチでメンテナンスができること 3.7 ユーザインターフェース (1) 端末仕様 1 クライアント PC は本市にて用意する クライアント PC 仕様 OS Windows7 SP1(32bit 版 ) CPU Intel Core i5 メモリ容量 4GB Office MS-Office2010(Professional) ブラウザ Internet Explorer 8 PDF Adobe Reader 9 または X 2 システムを使用するにあたり 個々の PC で設定が必要な場合は 受注者が設定を行うこと なお その際 端末にて既に稼働しているシステムの動作に影響を及ぼした場合はその対策を講じること 3 将来的にクライアント用 PC が更新された場合は新しい OS ブラウザ PDF 等に対応すること なお更新による設定変更が発生する場合は受注者によるシステム保守の範囲内にて行うこと (2) 操作画面背景色と文字色の明度差 文字書体 文字の大きさ等の工夫により視認性 可読性の向上を図ること (3) 印刷 1 印刷プレビュー機能により精度の高い印刷イメージの確認が行えること 2 出力用紙サイズは A4 版を基本とする 罫線 文字書体 文字の大きさ等の工夫により視認性 可読性の向上を図ること 3 印刷は PDF 出力が可能であること 4 プリンタのメーカ及び機種に依存しないこと (4) 動作性サーバ機器等をデータセンターに設置するため 検索や保存などの動作がスムーズに行えること 2-5

9 3.8 ハードウェア及びミドルウェア構成 ハードウェアの適用条件に係る要件 (1) 適用する機器は 稼動後 5 年間以上保守が可能なこと (2) 故障部品の交換作業及び定期点検等が必要な場合 リース契約期間中の対応を保証すること (3) OS 及びミドルウェアに対する不具合対応 パッチ対応 バージョンアップ対応等に関して リース契約期間中の対応を保証すること 構成に係る要件 (1) 適用する機器は 機能 性能及び信頼性の要件を満たす範囲において必要な機器の構成とすること (2) サーバは RAID1 以上の構成 縮退運転が可能な構成とすること (3) データベースサーバは 障害が発生しても引き続き運用可能なシステム構成であること (4) データセンターに設置するハードウェアについては 5U 以内に収めること (5) 機器構成は将来的なデータの増加を考慮した構築を行うこと 機能に係る要件 (1) 業務運用に係る必要な処理を遠隔操作できること (2) サーバ機器等の運用 監視を行うソフトウェアは 本調達に含めること (3) システムのデータベースのデータは適切にバックアップを行い データ破損した場合にも迅速に復旧できること また サーバについては 論理障害 物理障害が発生した場合においても 迅速に復旧できること バックアップに係る要件 (1) バックアップ処理は 業務時間外で可能な限り短時間で行うこと なお バックアップの運用計画は本市と協議の上決定すること (2) 月次処理 年次処理前等にはバックアップ処理が可能であること 障害が発生した場合に容易にリストアできること (3) メインサーバのデータを NAS にバックアップするため バックアップ用の LAN を構築すること また バックアップ用 LAN を構築する際に スイッチング HUB が必要となる場合は 受注者が用意すること なお スイッチング HUB はラックマウント型とし 少なくとも 8 ポート以上ある機器とする 設置に係る要件 (1) サーバ機器等の設置は 本市が指定するデータセンターとする (2) データセンターから本市までは専用回線 (100Mbps 2) を使用 2-6

10 しており 新たに設置する必要はない 3.9 ライセンスの調達 (1) 本業務にて新たに必要となるサーバ OS データベース等のミドルウェアのライセンスを調達すること (2) Windows Sever の CAL については調達不要 ただし ミドルウェアの CAL については調達が必要な場合は受注者側で用意すること (3) サーバには本市が用意する TREND MICRO 製ウイルス対策ソフトウェアを導入すること 必要なセットアップは受注者が行い コンピュータウイルスの感染を防止すること 3.10 システム開発 運用要件 システム開発 (1) 開発作業場所開発作業場所は 受注者にて準備すること 庁舎内に開発作業場所が必要な場合は別途協議を行う (2) 開発用機材開発作業のために必要な機材は 受注者にて準備すること (3) 仕様等の打合せ本市及び他社等との打ち合わせ 現地調査 設置等を行う場合には事前に本市と協議を行うこと (4) 進捗報告進捗状況を本市に定期的に報告すること ただし 発注者が必要であると認める場合には請求に応じて報告を行うこと (5) 打合せ場所打合せ等の場所は原則として庁舎内とする (6) 品質管理プログラム 各テスト計画書等の品質を確保するために成果物のレビューを実施すること 導入導入については 本市と十分な打ち合わせを行い調整すること (1) 電源工事ハードウェア設置に伴う電源工事が発生した場合は 本業務の範囲外とする (2) ハードウェア設置及び初期設定 1 ハードウェアの設置及び初期設定を行うこと 2 接続部品等のハードウェア設置に必要な物品は 同時に調達すること (3) OS ミドルウェアのインストール及び初期設定 2-7

11 OS 及びミドルウェアのインストールを行い ネットワーク等の初期設定を行うこと (4) アプリケーションインストールアプリケーションのインストールを行うこと (5) 初期データ設定初期データ設定 パラメータ設定等 アプリケーションの稼動に必要な初期設定を行うこと (6) 報告初期設定完了後 インストール完了報告書 移行データ一覧 マスタ一覧 登録データ一覧等 設定内容を明記した資料を提出すること 受け入れテスト ( 試行運用 ) (1) 稼動開始前に受け入れテストを行うこと (2) 受け入れテストは 本番稼動環境上で行うこと (3) データ連携テストを行うこと 受け入れテストは本番環境に影響を与えないこと (4) 本市の担当者が主体となって受け入れテストを実施するが 受注者はテストすべき事項を提案するなど適切な支援を行うこと (5) 受け入れテストの内容は 機能テスト 性能テスト 連携テスト 障害回復テスト 操作性テスト等を想定しているが 別途協議の上 決定する (6) テスト時に 機能要件チェック表 との相違や 本市が要求で意図しない動作が発覚した場合 その他不具合が生じた場合には システム稼動後であっても引き続き修正を行う等 誠意を持って対応すること 3.11 教育研修 (1) 稼動前に入札検査室職員等に対し研修を実施すること またその他に研修等が必要な場合は 実施すること (2) 研修計画を立てること 詳細な研修の日時については双方協議の上決定する (3) 研修用マニュアルを準備し 講師を派遣すること 研修マニュアルについては 受講者分の必要部数を受注者にて印刷し準備すること (4) 本稼動時 円滑に業務が遂行されるように研修を実施すること 3.12 サポート対応等 システム運用スケジュール管理サーバの電源のリブート クリーンアップ処理 リソース監視 2-8

12 処理等の起動スケジュール管理を行うこと 保守及び管理 (1) 保守マニュアルアプリケーションの保守マニュアルを作成し 本市に提出すること 保守のマニュアルは画面イメージを掲載する等 わかりやすい構成とすること (2) 障害保守 1 障害を未然に防止するため 各種サービスやリソース等の監視を行うこと 2 障害時は 業務への影響が最小限となるように影響範囲の調査 即時対応及び根本対策等を実施すること 3 ハードウェア ソフトウェア両面から障害箇所の特定を行うこと 4 アプリケーションをはじめとする各種ソフトウェアやデータの復旧作業を行うこと 5 庁舎外からのリモート保守は認めない 6 障害対応マニュアルを作成し本市に提出すること (3) 障害事後対策 1 収集した障害情報を基に原因を分析し 同様の障害が発生しないよう是正処置及び予防措置を講じること 2 避けられない障害の場合でも業務への影響を最小限にすべく対策を講じること 3 原因 影響範囲 対処方法 再発防止策をとりまとめ 障害報告書として本市に報告すること (4) ソフトウェアのバージョンアップ OS ミドルウェア アプリケーション等のソフトウェアのバージョンアップを必要に応じて行うこと システムのバージョンアップは保守の範囲内とすること (5) リソース管理 CPU メモリ ハードディスク等のシステム資源の利用状況を監視し システムチューニングやリソース追加等の必要な対策を行うこと (6) クライアント PC 更新に伴う設定等クライアント PC のハードウェア及びソフトウェア等の更新により 再設定や再インストール 又は本システムの利用が困難となった場合における設定等は保守に含めること 2-9

13 4 留意事項 4.1 機密保護 個人情報保護本業務の遂行上知り得た秘密を他に漏らしてはならない この項については 契約期間の終了または 解除後も同様とする (1) 本業務の遂行の過程で得られた個人情報については いかなる理由であろうとも庁外へ持ち出すことを固く禁じる (2) 本業務の遂行の過程で得られた記録等を含む成果物を本市の許可無く第三者に閲覧 複写 貸与または 譲渡してはならない (3) 本業務の遂行のために本市が提供した資料及びデータ等は 本業務以外の目的に使用しないこと これらの資料及びデータ等は 契約終了までに本市に返却すること (4) 契約書中には 別添 1 個人情報取扱特記事項 を遵守する旨を記載するので 受注者は留意すること 4.2 権利の帰属 (1) 第三者の権利侵害納入成果物に第三者が権利を有する著作物等が含まれている場合 受注者は当該著作権等の使用に関する負担を含む一切の手続きを行ない 第三者の著作権その他の権利を侵害していないこと 4.3 再委託 (1) 本調達による業務を再委託する場合 事前に再委託範囲及び再委託先を提案書に明記し 本市の承認を得ること (2) 再委託範囲は受注者が責任を果たせる範囲とし 再委託先に問題が生じた場合は受注者の責任において速やかに解決すること 4.4 瑕疵担保責任本業務の契約期間中に 正当な理由無く 要求した性能水準に達していないことが判明した場合及び設計ミス等による不良が判明した場合には 本市と協議の上 無償で改良すること ただし 原則として不具合部分のみ修正することとし 不具合の改良のためにユーザインターフェース及び操作内容を変更しないこと 4.5 その他受注者は 本業務の実施に当たり本仕様書に記載のない事項または疑義が発生した場合は 速やかに本市と協議を行い 双方合意した上で作業を実施すること 2-10