自動車部品・部材のリコールリスク――部品・部材メーカーから見たリスクの特徴とポイント
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- ゆたか やすこ
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1 93 自動車部品 部材のリコールリスク 部品 部材メーカーから見たリスクの特徴とポイント小林通也 Michinari Kobayashi リスクエンジニアリング事業本部リスクエンジニアリング部主任コンサルタント 新宿区の交差点 ( 当社撮影 ) はじめに自動車産業は 戦後 日本経済を支えてきた大きな柱の一つであり グローバル経済化の進む現在においても 世界競争で優位を保っている数少ない産業ともいえる こうした優位の源泉として 従来から磨き上げてきた高い品質に加え 環境意識の高まりや燃料の高騰に対応した優れた環境 / 燃費性能等が挙げられる 環境 / 燃費性能と一言で言っても これを向上させる手段としては さまざまなアプローチがあり 内燃機関のエネルギー効率向上 モーターと内燃機関のハイブリット化 車重の軽量化 各種電子制御の最適化 等はその一例であるが いずれも 容易に量産レベルにまで昇華できるものではない 世界で受け入れられている日本車は こうしたアプローチに時間と開発費をかけ 最終自動車メーカーだけではなく 部品 部材メーカーを含めた自動車産業界全体で環境 / 燃費性能向上を推し進めた結果 生まれてきたものといえる しかし 今 その自動車産業が 巨大なリコールリスクに直面している リコールそのものは 以前から認知されている基本的なリスクといえるが 近年 その損害額 ( 対応費用 ) の巨大化が顕著に表れてきており 最終自動車メーカーに留まらず 部品 部材メーカーにも その影響が及んだ事例が報告されている また 大規模なリコールには 単純な金額的損害だけではなく 製品安全管理への取り組みに対する信頼感の低下により 社会的信用が損なわれ 事業活動そのものに大きな影響を及ぼす可能性も潜在している 本レポートでは こうした背景を踏まえ 自動車に関わる部品 部材メーカーの視点から リコールリスクの現状と特徴を整理し メーカーがリスクに対応するに当たり 念頭においておきたいポイントを紹介していくこととする Copyright 2013 Sompo Japan Nipponkoa Risk Management Inc. All rights reserved. 1
2 1. 増加する自動車のリコール部品 部材に不備があった場合でも 多くは 最終製品である自動車としての形でリコールが公表 実施されている したがって 部品 部材メーカーの視点からリコールリスクを考えていく前に ここでは まず 最終製品としての自動車に関するリコールの状況について見ていきたい 1.1. 自動車リコールの件数と台数 1989 年 ~2012 年度までに公表 実施されたリコールの件数と台数を 日本と米国について年度別にまとめたものが図 1 と図 2 である 件数ベースでは 日米ともに増加傾向にあり 1990 年代初頭と比較すると 2010 年代は 日本で約 6 倍 米国では 2.3 倍となっている 特に日系 米系 韓国系等 さまざまな国の最終自動車メーカーが参入している米国市場でも件数が 2 倍以上になっていることから 国産車が多くを占める日本に限ったものではなく 自動車という製品カテゴリー全体として リコール件数が増加しているといえる また 台数ベースの比較では 日本で 4 倍弱 米国では 1.6 倍の増加となっている ただし 台数ベースの年度変化には バラツキが大きく 台数が非常に多いときもあれば 比較的 少ないときもあるという印象を受ける 年間のリコール台数の幅としては 近年 10 年間 (2003 年以降 ) を見ると 日本で 259 万 ~757 万台 ( 平均 531 万台 ) 米国では 1010 万 ~3080 万台 ( 平均 1733 万台 ) であることがわかる ここで 2012 年度の日本と米国の新車販売台数 (537 万台 1449 万台 ) と比較してみると おおよそ 日米両市場において 年間販売台数と同規模 もしくは それ以上の台数が年間にリコールされているということになる 比較対象が 金融危機からの市場回復途中である 2012 年度販売台数とはいえ リコール台数の増加の現状はイメージしやすいのではないだろうか リコール件数 ( 件 ) 台数件数 リコール台数 ( 万台 ) ( 年度 ) 1 図 1 日本国内における自動車リコールの件数と台数の年度推移 1 国土交通省自動車局審査 リコール課公表資料 各年度のリコール届出件数及び対象台数 ( 国産車 輸入車合算 ) ( アクセス日 :2013 年 6 月 15 日 ) のデータを当社にてグラフ化 Copyright 2013 Sompo Japan Nipponkoa Risk Management Inc. All rights reserved. 2
3 リコール件数 ( 件 ) 台数件数 リコール台数 ( 万台 ) ( 年度 ) 2 図 2 米国内における自動車リコールの件数と台数の年度推移 1.2. リコール件数増加の背景日本の自動車産業では 戦後 60 年以上にわたって連綿と品質改善 技術開発が進められてきた したがって先に触れたリコール件数の増加と品質問題を単純には結びつけにくい部分があり 外部環境など品質問題の奥にある背景の影響も大きいのではないかと推察する そこで 以下に主な外部環境を整理した メーカー間のコスト競争激化日本 米国 欧州勢に 韓国 中国勢も加わり 競争が一層激しくなる中 最終自動車メーカーのグローバルな合併 連合も進み 大量生産によるコストダウンの追及が至上命題となっている 部品 部材メーカーにも一括大規模発注という形で その影響は出ている 開発サイクルの短縮化最終自動車メーカーの競争は コストダウンだけではなく 如何に消費者ニーズを汲み取るかという点でも繰り広げられており 近年の消費者嗜好の多様化や変化の速さを受け 開発サイクルも劇的に短縮化している 部品 部材メーカーでも コンピュータ支援設計 / 仮想実験検証の導入による短縮化が図られている 求められる性能の多様化 / 高度化近年では 環境 燃費性能をはじめとして 出力性能 フィーリング デザインなど さまざまな性能の高いレベルでの両立が求められており 部品 部材メーカーにもそれを可能とする高性能 軽量 省スペース部品 部材供給が求められるようになっている 2 National Highway Traffic Safety Administration( 米国道路交通安全局 ) 公表資料 NHTSA Announces More Than 17.8 Million Products Recalled in 2012 ( ( アクセス日 :2013 年 6 月 15 日 ) 内の View the 2012 recall report. で公表されているデータを当社にてグラフ化 Copyright 2013 Sompo Japan Nipponkoa Risk Management Inc. All rights reserved. 3
4 熟練エンジニアの不足これまで自動車産業を成長させてきた経験豊富なエンジニアが勇退する時代となり コンピュータの利用に長けた若手エンジニアへと世代交代が進んでいる しかし 過去のトラブルを乗り越えてきた生の経験が伝承されきれていないことが多く シミュレーションデータのみが先行してしまうことも予想される 社会的な製品安全意識の高まり 2000 年代初頭にかけて 日本 米国で社会的に注目を集めた大規模な自動車リコールが発生したことを契 機に 消費者の安全性に対する意識が高まり 行政も製品安全についてさらに力を注ぐようになってきた 1.3. リコール台数増加の背景自動車市場全体でリコール台数が増加している背景を類推するため 過去 10 年間における日本国内のリコール案件を 1 回に 1 万台以上が対象となった案件 3 に絞り 整理をおこなった 得られた結果が表 1 となる この結果を見ると 一定の規模 (1 万台 ) 以上のリコール案件は 近年 件数は減少しているものの 1 回に対象となるリコール台数は逆に増加傾向にあるといえる したがって 近年の日本におけるリコールでは 2005 年度以降 総件数が 300 件程度で高止まりしている状況の中で 下記のような特徴があり リコール台数の年度バラツキの大きさにもつながっていると考えられる 一定規模 (1 万台 ) 以上のリコール件数は減少している ( しかし 減少幅は近年縮小 ) 一定規模 (1 万台 ) 以上の車両が対象となるリコールでは 近年 1 回の対象リコール台数が増加傾向にある 4 表 1 1 回に 1 万台以上が対象となったリコール案件の状況推移 こうした特徴に大きく関与している要因 ( 背景 ) の一つとして 部品共通化 5 が挙げられる これは 以下 に挙げる部品共通化の影響と先に挙げたリコールの特徴がつながっているからである 少数車両が対象となったリコール案件を含めた場合 1 件当たりの平均のリコール台数が希釈化されるため ここでは 1 万台以上が対象となったリコール案件に絞った 国土交通省 リコール 改善対策の届出 で公表されているデータ ( を当社にて集約 ( アクセス日 :2013 年 6 月 15 日 ) 分析 表作成 各年度単位では リコール総台数のバラツキが大きいため 2 年度単位での分析とした 部品共通化は 多様な製品ラインナップを低コストで実現するために生まれてきた手法であり パーソナルコンピューターを中心とした IT 家電分野で先行していた手法といえる 自動車分野では 欧米最終自動車メーカーが積極的に採用していたが 近年 日本の最終自動車メーカーでも部品共通化によるコスト削減を目的とした設計思想を採用しつつある Copyright 2013 Sompo Japan Nipponkoa Risk Management Inc. All rights reserved. 4
5 部品の種類が減るため それぞれの部品に設計/ 開発のリソースの集中ができるという点では品質向上に追い風となるものの その分 同じ部品をさまざまな車種 仕向地仕様に耐えうるようにする必要が生じ 部品への要求仕様の幅とレベルが拡大することから 不具合発生の頻度を一定レベル以上に抑えこむことが難しい 部品共通化により これまでの多種多様な部品採用によって分散されていた不具合リスクが集中する 確かに 1 万台以上の大規模リコール件数は減少傾向にある しかし その一方で 大規模リコールにおける 1 回のリコール対象台数が増加している現状にあること また その要因 ( 背景 ) の一つとして部品共通化が挙げられることを認識しておきたい 部品共通化は 最終自動車メーカーだけで実行しているものではなく 部品 部材メーカーを含めた自動車産業全体でおこなわれていることを踏まえると 部品 部材メーカーにとって 自動車リコールリスクが より一層身近なものになってきたといえる 2. 自動車リコールに連動した部品 部材メーカーのリスク先に 近年の自動車リコールの特徴に関与する要因 ( 背景 ) の一つとして 部品共通化 を挙げた ここでは 部品共通化 において 大きな役割を担っている部品 部材メーカーが 自動車リコールという事態からどのような影響を受けるのか 過去の事例を見ながら考えていきたい 2.1. 部品 部材メーカーがリコールの影響を受けた事例表 2 は 近年 部品 部材が原因で自動車がリコールになったことを受け 供給していた部品 部材メーカーが影響を受けた事例をまとめたものである 表中の 対策費用 6 は 最終自動車メーカーではなく 部品 部材メーカーにおける費用を示しており 部品 部材メーカーに及んだ影響を金額として端的に把握できる指標である この 対策費用 を見ると 過去 12~300 億円という規模の影響が実際に発生していることがわかる また 事例だけでおおまかに言うのであれば リコール対象台数が多いほど影響は大きく 100 万台を超えるリコールでは 数百億円規模の影響が発生する可能性がある 表中の事例は 大半が最終自動車メーカーと直接 取引をおこなっている部品 部材メーカーの事例であるが No6 の事例は 自動車のモジュール部品メーカーとモジュールを構成する一部品メーカーとの間で発生した事例である このような事例も発生していることから リコールリスクは 最終自動車メーカーと Tier 7 1 クラスの部品 部材メーカーに限定されるものではなく 求償という形をとって リコール原因部品に直接携わったメーカーにまで逆流してくる可能性を秘めたリスクといえる No8 の事例は 部品 部材メーカーが 複数の最終自動車メーカーに対して納めていた部品にまつわる事例である 部品共通化 は 最終自動車メーカー側だけではなく 部品 部材メーカーにとっても 複数社からの類似発注に対し 汎用的に応じることができる点で有効な手段といえる 8 しかし 部品共通化 の陰には 一度 リコールが発生した際の影響を巨大化させる可能性が潜んでいることは認識しておきたい 6 基本的には 原因究明にまつわる費用 代替品にまつわる費用 リコール実施 ( 部品 部材交換作業 ) にまつわる費用等が挙げられる 個別案件の状況によって 最終自動車メーカーも含めた関連当事者間で損害額が一定分散されることもあるが 一方で 1 社負担となる可能性もある 7 Tier とは 自動車産業の中での役割階層を示す言葉 単独部品 部材を扱うメーカーは Tier3 4 等 大きな数字で表現される 逆に特定のモジュール全体 システム全体を扱うメーカーは Tier1 2 等 小さな数字で表現される 状況にもよるが 基本的に最終自動車メーカーとの直接取引が多いのは Tier1 2 のメーカーとなる 8 部品 部材メーカー側も自社製品の組み込む部品 部材の共通化を図っている 各 Tier 各社でおこなわれる共通化により サプライチェーン全体で見ると一極集中する単位部品 部材も発生 リコールだけではなく 安定供給の視点からも課題として挙げられる Copyright 2013 Sompo Japan Nipponkoa Risk Management Inc. All rights reserved. 5
6 9 表 2 自動車リコールの影響を部品 部材メーカーが受けた事例 この他にも 2009 年から 2010 年にかけて 北米市場で発生した日系自動車メーカーの大規模リコールにまつわり 米系部品メーカーに対し賠償請求が検討されるといった事例も発生している 2.2. リコール発生時の部品 部材メーカーへの影響部品 部材メーカーへの影響として 金額的な部分については 先に触れたとおりであるが この他にも実務的な影響項目がある 以下に主な影響項目をまとめてみた 不具合の原因究明に関する対応不具合にまつわる納品先との共同実験 自社実験等が最優先で実行されるため 開発活動など 従来予定していた活動が停滞する可能性がある また 原因究明のため 特定の仕様に関して 公差の上下限品を実験用の特注品として準備することもあり 製造部との特別な調整作業が必要となる場面もある 対策の立案 / 代替品の設計 検証原因を一定明確にした上で 対策案を立案し それを代替品の設計に織り込みつつ 効果等も同時に検証する 効果については 納品先が最終判断することが多いものの そのための材料を極力提供するため 各種対応が最優先で必要となる場面もある 代替品の緊急生産従来計画していた生産に 緊急として割り込み対応が求められる場面もある これにより 生産計画の変更 調整等が生じ 製造部の混乱につながる可能性もある 9 各種新聞記事 IR 情報等に基づき 当社作成 Copyright 2013 Sompo Japan Nipponkoa Risk Management Inc. All rights reserved. 6
7 その他の影響消費者から社会的責任や製品安全に関する取り組みを指摘される可能性 また 自動車産業界における企業としてのブランド 信頼性の低下により事業への影響が出てくることも懸念される さらに 株価への影響が出る場合 株主に対する説明責任も問われる可能性がある 2.3. 部品 部材メーカーがリコールの影響を受ける背景従来 最終自動車メーカーは 部品の採用にあたり 開発領域とも言える部分に対しても かなり主体的に関与し 必要とあれば 技術的な支援もおこなっていた しかし 前述にもあるとおり 昨今の自動車を取り巻く外部環境が厳しくなっている状況もあって 最終自動車メーカーからの関与 支援は次第に薄れつつある さらに 部品 部材メーカー側も 従来の系列的なビジネスから 海外の最終自動車メーカーも含めたグローバルなビジネスに軸を移しており 両者の関係は より欧米的なビジネス関係になってきている こうした状況の変化を受けて 問題の解決手段も 日本的な調整型 から 欧米的な責任型 に変化しつつあることが 部品 部材メーカーがリコールの影響を強く受けるようになった背景として挙げられる したがって 部品 部材メーカーは これまで以上に 自社製品が組み込まれる最終的な自動車について自ら情報を入手し 自立的に確認しながら 品質管理 開発の実務を進めていく必要が出てきている なお こうした状況の変化は 不具合問題が発生していない時は表面化するものではないが 一度 問題が発生すると 最後は最終自動車メーカーが判断するはずだ 最終的な自動車全体に関する情報を開示してくれていない 等とする部品 部材メーカー側の主張と 自動車の部品 部材メーカーという専門集団であれば 提示した仕様で十分 具体的に対応すべき部分はわかったはずだし わかるべきである とする最終自動車メーカーの主張が 乖離したまま平行線をたどる形で表面化することが多い 系列的なビジネスからグローバル展開 / 取引先の多様化へ コスト競争激化 性能の多様化 / 高度化 開発サイクルの短縮化 熟練エンジニアの不足 部品 部材メーカー 欧米的なビジネス関係に変化 最終自動車メーカー 問題の解決手段も 日本的な調整型 から 欧米的な責任型 へ 図 3 部品 部材メーカーと最終自動車メーカーの関係 Copyright 2013 Sompo Japan Nipponkoa Risk Management Inc. All rights reserved. 7
8 3. 部品 部材メーカーが注意しておきたいリスク管理のポイント最終自動車メーカーと部品 部材メーカーが長い歴史の中で共に培ってきた品質管理 開発のレベルの高さは誰しもが認めるところである もちろん こうした部分の一層の深化は重要なポイントであるが ここでは そうしたところから はみ出し ともすれば リスク管理の中から抜けてしまいかねないポイントについて触れてみたい 3.1. 納品先 ( 最終自動車メーカー ) とのコミュニケーション 納品先の仕様把握 確認多様な部品 部材 複数の顧客を扱うメーカーにとって 難しい点ではあるが 納品先の求める仕様を一歩踏み込んだ形で 把握 確認できているだろうか という視点で 現在の自社の状況を振り返ってみることも重要である 先にも触れたとおり 従来のような納品先の関与 支援が薄れつつある中 仕様書 仕様データのみが機械的に飛び交う状況が増えてはいないだろうか 確かに 従来通りの車種に対して 従来通りの目的で使用される部品 部材であれば リコールリスクを従来のレベルに抑えつつ 効率を向上することができる状況といえる しかし 万が一 適応車種 目的等について 納品先の認識と大きな相違があった場合 リコールリスクが飛躍的に高まってしまう恐れがある 特に 下記のような部品 部材群では 相違が起きやすい もしくは 起きた場合 影響が大きいと思われる 新規開発部品 近年では 特に ハイブリット車や電気自動車用の電子 電気部品が挙げられる また 軽量化を目的 とした新素材 構造材も挙げられる 新規開発であるがゆえに慎重な仕様把握 確認が望まれる 電子制御の影響を受けやすい作動部品 近年の自動車では ほとんどが電子制御を採用している 機械制御と比較し 軽量化でき 制御の幅も大きいというメリットがあるが その分 制御を受けて 挙動が調整される部品への影響も懸念される 特に 従来とは要求仕様が大きく変わっている場合は 電子制御 ( 方式 プログラム等 ) の変更に起因している可能性があることから 納品先に対し 慎重な仕様把握 確認が望まれる 汎用部品 自動車以外にも広く使用されるような汎用部品 ( 電子部品等 ) については 事前に顧客の要求仕様を慎重に把握したうえで 自社の汎用仕様 ( 特に耐久性や環境劣化に関する部分 ) との相違を顧客と共に確認しておくことが望まれる 納品先の基本的な考え方の把握納品先との共同評価試験等への参加機会 ( 平時 ) がある場合 積極的に活用し 納品先の仕様に対する考え方や評価試験における環境設定条件 実験データの見方 捉え方等 極力 多くの情報を事前に共有しておきたい また 納品先のエンジニアとのざっくばらんな意見交換によって得られるその他の情報も大切にしたいところである Copyright 2013 Sompo Japan Nipponkoa Risk Management Inc. All rights reserved. 8
9 変更に関する納品先への連絡と合意の形成コスト削減のため これまで問題がなかった自社製品について 構成要素 / 材料を変更すること また 製造工程の変更や削減等がおこなわれることも多いと思われる このような場合 部品 部材メーカーの視点で 大きな変更でなければ 取り決められている仕様項目を満たしていることを確認したうえで 納品先には 特段 連絡はおこなわないことも想定される しかし 万が一 不具合が発生した場合 こうした部分が思わぬ争点となりえることから 各種変更に関する納品先への連絡と確認 合意の形成について 自社の現状を振り返っておきたい 3.2. 社内体制の振り返りと強化 生産量の急激な変化を念頭に置いた生産 / 検査体制近年 部品共通化の影響により 1 種類の部品 部材の受注規模と生産量の変動が大きくなりつつあり 従来と比較して 平滑化された生産計画を立てにくくなっている このような環境にあると どうしても 生産 / 検査現場の体制が追いつかず 実作業が不安定になる場合がある 特に 過大な負荷が恒常的にかかっている工程の存在は 最終的に生産ライン全体の作業効率 / 品質に大きな影響を及ぼすことから 定期的に生産 / 検査体制を振り返ることによって 早期に発見し 対策を打つ必要がある なお このときの対策は 作業員任せの暫定的なものではなく 作業のやり方や工程 要員数の見直しといった根本的なものにすることが求められる また より根本的な対策の立案のため 設計や研究開発セクションの力を積極的に取り込んでいくこと ( 許容公差範囲の拡大 シンプルな構造の採用等 ) も望まれる リコール問題発生を念頭に置いた不具合の原因究明体制基本的に不具合発生をゼロにすることは難しい したがって 万が一の不具合発生時 その影響を極力 小さくする ( ダメージコントロールする ) ことが大きなポイントになってくる こうしたポイントから見ると 特に 不具合の原因を迅速に究明できる体制 ( 自社実験設備 要員など ) にあるか否かが重要になってくる もちろん 最終自動車メーカーも自社で実験等をおこない原因究明するものの 部品 部材単位での特定までとし その先は 部品 部材メーカーの責任として究明を求められることも想定される 自社内における不具合の究明 検証体制が不十分であると 次のような事態が懸念される 本質的な原因を主体的に把握することができず 自社としての見解 主張が形成できないまま 納品先主導の判断のみに拠ってしまう 本質的な原因をつかめないまま とりあえずの対策実施に留まってしまい 再度のリコールにつながる 原因究明に時間がかかり 納品先の生産ラインの停止やリコール対象車両の増加につながる 3.3. 保険を含めたリスクヘッジ手段の検討近年の自動車リコールの特徴として 大規模リコールにおける 1 回の対象台数の増加 を挙げ 部品共通化 が大きな影響を与えていることを示唆した この流れは 今後も 続いていくものと思われる 件数としては減少傾向にあるものの 1 回に対象となる台数が増加傾向にある大規模リコールは 一度 発生すると部品 部材メーカーの単年度財務に対して 大きな影響を与える可能性があること ( 2.1. 部品 部材メー Copyright 2013 Sompo Japan Nipponkoa Risk Management Inc. All rights reserved. 9
10 カーがリコールの影響を受けた事例 参照 ) また その発生は 往々にして外部環境要因 ( 1.2. リコール件 数増加の背景 参照 ) に起因し 不確定性が高い場合が多いことから 金融的なリスクヘッジ手段の一つであ る保険の手配も検討しておきたい 4. おわりに今回 自動車リコールという視点から 部品 部材メーカーを取り巻く状況 リスク管理のポイント等を取りまとめた 自動車産業は 今後も 日本を支える重要な産業であり その中で 部品 部材メーカーの担う役割は より一層 大きなものになっていくであろう 一方で 自動車産業を取り巻く環境が厳しくなる中 ビジネスの考え方も欧米流に変化しつつあり 意識 感覚的なグローバル化も進んでいる しかし ものづくりの質やリスク管理の点では 欧米流の考え方の導入によって これまでの日本流の中で培ってきた良さである 自動車産業全体での連携 が壊れてしまわないだろうかという危惧もある 欧米流を取り入れながらも ものづくりの質やリスク管理の部分では 日本流の分散化 連携を維持し 今後も世界に名だたる日本車を世に送り出していただきたいと願うばかりである 参考文献 国土交通省自動車局審査 リコール課公表資料 各年度のリコール届出件数及び対象台数 ( 国産車 輸入車合算 ) National Highway Traffic Safety Administration( 米国道路交通安全局 ) 公表資料 NHTSA Announces More Than 17.8 Million Products Recalled in 2012 国土交通省 リコール 改善対策の届出 執筆者紹介小林通也 Michinari Kobayashi リスクエンジニアリング事業本部リスクエンジニアリング部主任コンサルタント専門は製造物責任を中心とした企業賠償責任 製品安全 損保ジャパン日本興亜リスクマネジメントについて損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社は 株式会社損害保険ジャパンと日本興亜損害保険株式会社を中核会社とする NKSJ グループのリスクコンサルティング会社です 全社的リスクマネジメント (ERM) 事業継続(BCM BCP) 火災 爆発事故 自然災害 CSR 環境 セキュリティ 製造物責任 (PL) 労働災害 医療 介護安全および自動車事故防止などに関するコンサルティング サービスを提供しています 詳しくは 損保ジャパン日本興亜リスクマネジメントのウェブサイト ( をご覧ください 本レポートに関するお問い合わせ先損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社リスクエンジニアリング事業本部リスクエンジニアリング部 東京都新宿区西新宿 エステック情報ビル TEL: ( 直通 ) Copyright 2013 Sompo Japan Nipponkoa Risk Management Inc. All rights reserved. 10
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おカネはどこから来てどこに行くのか―資金循環統計の読み方― 第4回 表情が変わる保険会社のお金
なるほど金融 おカネはどこから来てどこに行くのか 資金循環統計の読み方 第 4 回 2013 年 11 月 6 日全 6 頁 表情が変わる保険会社のお金 金融調査部主任研究員島津洋隆 前回 日本の年金を通じてどのようにおカネが流れているのかということについて説明しました 今回は 保険会社を巡るおカネの流れについて注目します Q1 保険会社のおカネの流れはどうなっていますか A1 保険会社は加入者から預かった保険料を金融資産として運用する一方で
IR 活動の実施状況 IR 活動を実施している企業は 96.6% 全回答企業 1,029 社のうち IR 活動を 実施している と回答した企業は 994 社 ( 全体の 96.6%) であり 4 年連続で実施比率は 95% を超えた IR 活動の体制 IR 専任者がいる企業は約 76% 専任者数は平
2014 年度 IR 活動の実態調査 結果まとまる 株式の売買高を IR 活動の効果測定指標とする企業が前回調査 (2012 年 ) から大幅に増加 一般社団法人日本 IR 協議会 ( 会長 : 隅修三東京海上ホールディングス代表取締役会長 ) は この度 第 21 回 IR 活動の実態調査 の結果をまとめました 調査は全上場会社 (3543 社 ) を 対象に 2014 年 1 月 31 日から
お客さまのデジタルトランスフォーメーションを加速する「アジャイル開発コンサルティングサービス」を提供開始
2019 年 1 月 28 日 株式会社日立製作所 お客さまのデジタルトランスフォーメーションを加速する アジャイル開発コンサルティングサービス を提供開始専用スペースの提供から技術支援 体制整備までトータルにサポートし セミオーダーメイドのアジャイル開発環境を短期間で実現 株式会社日立製作所 ( 執行役社長兼 CEO: 東原敏昭 / 以下 日立 ) は このたび お客さまのデジタルトランスフォーメーションの加速に向け
4.7.4 プロセスのインプットおよびアウトプット (1) プロセスへのインプット情報 インプット情報 作成者 承認者 備 考 1 開発に関するお客様から お客様 - の提示資料 2 開発に関する当社収集資 リーダ - 料 3 プロジェクト計画 完了報 リーダ マネージャ 告書 ( 暫定計画 ) 4
サンプル : プロジェクト管理規定 4.7 プロジェクト立ち上げ 4.7.1 目的 本プロセスはリーダ主導で プロジェクト体制の確立とプロジェクト内容 分担 業務指示 プロジェクト目標 担当者別プロジェクト目標を開発メンバに周知徹底することによって 組織としての意識統一を図るとともに開発プロセスをスムーズに立ち上げることを目的とする 4.7.2 このプロセスにかかわる人物の役割と責務 部門 略記 参加
CSR(企業の社会的責任)に関するアンケート調査結果《概要版》
CSR( 企業の社会的責任 ) に関するアンケート調査結果 概要版 1. 調査目的 (1) 企業経営の中で CSR がどのように位置づけられ 実践されているかを明らかにするとともに 推進上の課題を整理 分析する (2) 加えて 2008 年秋以降の経営環境の急激な変化の中で 各社の取り組みにどのような変化が生じているかについても調査を行う 2. 調査時期 : 2009 年 5 月 ~7 月 3. 調査対象
初心者にもできるアメブロカスタマイズ新2016.pages
Copyright All Rights Reserved. 41 Copyright All Rights Reserved. 60 68 70 6 78 80 Copyright All Rights Reserved. FC2 97 Copyright All Rights Reserved. Copyright All Rights Reserved. Copyright All Rights
- 2 Copyright (C) 2006. All Rights Reserved.
- 2 Copyright (C) 2006. All Rights Reserved. 2-3 Copyright (C) 2006. All Rights Reserved. 70-4 Copyright (C) 2006. All Rights Reserved. ...1...3...7...8 1...9...14...16 2...18...20...21 3...22...23...23...24
本日のポイント 事業のグローバル化の進展に伴い 長期ビジョンVG2020 * と共に現在のリスクマネジメントがスタート 経営陣とオムロンらしいリスクマネジメントは何かについて議論しながら 社会的責任の遂行 等を目標とする グローバル に 統合 された仕組み作りを目指して活動をしてきた 現在 取締役会
XX リスクマネジメント 2017 年 12 月 27 日執行役員グローバルリスクマネジメント 法務本部長玉置秀司 Copyright: 2016 OMRON Corporation. All Rights Reserved. 1 本日のポイント 事業のグローバル化の進展に伴い 長期ビジョンVG2020 * と共に現在のリスクマネジメントがスタート 経営陣とオムロンらしいリスクマネジメントは何かについて議論しながら
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第 1 章 グローバル BPO の変遷 BPOソリューションは過去 20 年にわたり進化を続けてきた その動きは日本にいる私たちにはなかなか見えてこないが 欧米のグローバル先進企業を中心に積極的に活用され続け その業務は 低付加価値 労働集約的なものから高付加価値なものへと広がってきている さらに近年のデジタル技術の進展も手伝い BPOサービスプロバイダーは 顧客企業の業務をそのまま継承するだけでなく
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2007 年 6 月 27 日経済産業省 の概要 経済産業省は 今般 急速に拡大している自動車 携帯電話等に内蔵されているソフトウェア ( 組込みソフトウェア ) に関し その実態を把握するために 組込みソフトウェアに係わる企業 技術者等を対象として調査を行いました その結果 組込みソフトウェア品質の二極化やスキルレベルの高い技術者の不足などの課題が浮き彫りになりました それらを踏まえ 経済産業省では
02 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章
IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章では そのデータを参考にIT 導入のメリットについてご紹介するとともに 生産性向上の観点からIT 導入の方向性を示した上で
平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved
平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 目 次 平成 23 年 3 月期決算概要 1 業績概要 4 2 経営成績 5 3 業績推移 6 4 売上高四半期推移 7 5 事業別業績推移 ( ソフトウェア開発事業 ) 8 6 事業別業績推移 ( 入力データ作成事業 ) 9 7 事業別業績推移 ( 受託計算事業 ) 10 8 業種別売上比率 ( 全社 ) 11 9 貸借対照表
5. 文書類に関する要求事項はどのように変わりましたか? 文書化された手順に関する特定の記述はなくなりました プロセスの運用を支援するための文書化した情報を維持し これらのプロセスが計画通りに実行されたと確信するために必要な文書化した情報を保持することは 組織の責任です 必要な文書類の程度は 事業の
ISO 9001:2015 改訂 よくある質問集 (FAQ) ISO 9001:2015 改訂に関するこの よくある質問集 (FAQ) は 世界中の規格の専門家及び利用者からインプットを得て作成しました この質問集は 正確性を保ち 適宜 新たな質問を含めるために 定期的に見直され 更新されます この質問集は ISO 9001 規格を初めて使う利用者のために 良き情報源を提供することを意図しています
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http://ameblo.jp/admarketing/ Copyright All Rights Reserved. -2 -! Copyright All Rights Reserved. -3- Copyright All Rights Reserved. -4- Copyright All Rights Reserved. -5 - Copyright All Rights Reserved.
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公共調達検索ポータルサイト要件定義書 ( 抄 ) 平成 19 年 4 月 国土交通省 目次 1 はじめに...1 2 ポータルサイトの目的...2 2-1 入札参加希望者の検索効率向上...2 2-2 公共調達手続の透明化...2 2-3 競争性の向上...2 3 システム化の範囲...2 3-1 入札情報の作成...2 3-2 掲載情報の承認...2 3-3 入札情報の掲載...2 4 システム要件...3
技術士総合監理部門.indd
2 五肢択一問題の攻略法 1. 重要度ランキングと難易度ランキング 1 重要度ランキング 13 21 重要度ランキング 4 2 3 1 2 難易度ランキング 13 21 難易度ランキング A B C 16 2. 出題傾向と攻略のポイント 1 出題傾向の分析 5 全出題数と難易度 出題割合 (%) 平成 19 年度以降出題数と難易度 出題割合 (%) 難易度 A B C % A B C % 要求内容等
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リサイクル部品に関するアンケートの調査結果について < 目的 > < 期間 > < 対象 > < 方法 > リサイクル部品に対する自動車ユーザーの意識や利用実態を把握し 一層の活用を推進するとともに アンケート結果を公表し リサイクル部品に対する認知度を高める 2013 年 10 月 1 日 ( 火 )~11 月 30 日 ( 土 ) 一般消費者 (10 代以上の男女 10,477 人 ) インターネットおよびはがき
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http://www.riskdatabank.co.jp The of Japan, Ltd. All rights reserved. 2 The of Japan, Ltd. All rights reserved. 3 The of Japan, Ltd. All rights reserved. 4 The of Japan, Ltd. All rights reserved. 5 The
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平成 19 年度交通安全環境研究所講演会 最近のリコール届出の増加要因と 低減対策の方向性について リコール技術検証部長小田曜作 1 1. 検討の視点と進め方 1. 検討の視点近年 リコールが急激に増加している リコールの要因は多岐に渡るが その中で 仮に近年のリコール増加に強く影響を与えている要因があれば 同要因に力点をおいて対策を講じることによりリコールを効果的に削減できる可能性があるのではないか
ビッグデータ分析を高速化する 分散処理技術を開発 日本電気株式会社
ビッグデータ分析を高速化する 分散処理技術を開発 日本電気株式会社 概要 NEC は ビッグデータの分析を高速化する分散処理技術を開発しました 本技術により レコメンド 価格予測 需要予測などに必要な機械学習処理を従来の 10 倍以上高速に行い 分析結果の迅速な活用に貢献します ビッグデータの分散処理で一般的なオープンソース Hadoop を利用 これにより レコメンド 価格予測 需要予測などの分析において
Web
2016 CSR & Financial Report Web 2012 2,811.4 229.3 242.2 7,521.3 1,529.8 43.8 391.2 52.8 2013 2,859.0 314.0 243.4 7,635.1 1,278.1 142.6 428.4 62.9 2014 3,327.4 71.7 97.4 7,777.5 1,213.1 347.7 464.1
基本的な考え方/CSRマネジメント/マテリアリティ
NISSHA グループのサステナビリティ 基本的な考え方 現在 当社グループはバランス経営の観点から事業ポートフォリオの最適化を経営戦略の中軸に据え 第 6 次中期経営計画の重点市場である IT 市場や自動車市場での事業拡大に加え 医療機器市場や高機能パッケージ資材市場での事業活動を加速しています 当社はこれら重点 4 市場を中心に 直接的あるいは間接的に社会課題の解決に貢献する製品や事業を展開しています
日本機械学会 生産システム部門研究発表講演会 2015 資料
( 社 ) 日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2015 製造オペレーションマネジメント入門 ~ISA-95 が製造業を変える ~ 事例による説明 2015-3-16 Ver.1 IEC/SC65E/JWG5 国内委員アズビル株式会社村手恒夫 目次 事例によるケーススタディの目的 事例 : 果汁入り飲料水製造工場 情報システム構築の流れ 1. 対象問題のドメインと階層の確認 2. 生産現場での課題の調査と整理
Microsoft Word - 最終版 バックせどりismマニュアル .docx
ism ISM ISM ISM ISM ISM ISM Copyright (c) 2010 All Rights Reserved. Copyright (c) 2010 All Rights Reserved. Copyright (c) 2010 All Rights Reserved. ISM Copyright (c) 2010 All Rights Reserved. Copyright
はじめに は 日本中の中小企業が今よりもっと容易に海外進出を果たす為の仕組みづくりとして 海外進出コンソーシアムを結成します このコンソーシアムは 当社と大手貿易支援企業のパートナー関係を中核とし 貿易に関して得意分野を持つ企業とのコラボレーションにより構成されます Copyright(C) 201
Stevie Awards 国際ビジネス大賞 革新的企業部門 ライバル から パートナー へ とパートナー企業による海外進出コンソーシアム Copyright(C) 2011 IFNet, Inc. All Rights Reserved. はじめに は 日本中の中小企業が今よりもっと容易に海外進出を果たす為の仕組みづくりとして 海外進出コンソーシアムを結成します このコンソーシアムは 当社と大手貿易支援企業のパートナー関係を中核とし
ECMは環境問題を救えるか? 本日の研究会の目的
第 8 回 ECM 研究会 http://www.ecm-portal.jp/ http://www.jiima.or.jp http://www.jiima.or.jp ECM は環境問題を救えるか? 本日の研究会の目的 2010 年 8 月 27 日 ECM 委員会委員長梅原寿夫 Copyright 2010 ECM : All Rights Reserved Copyright 2010 ECM
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身近な情報利活用による生活環境の事例をベースに ネットワークがなかった時代の生活環境と比較させながら IT により生活が豊かに変化したことについて解説します 1. 身近な情報利活用の事例 スライド上部の事例を紹介します 学生が利用している情報サービスについて問いかけます IT によって実現していることについて説明します 2. ネットワークがなかった時代 スライド上部の事例を活用し 過去の事例を紹介します
どのような便益があり得るか? より重要な ( ハイリスクの ) プロセス及びそれらのアウトプットに焦点が当たる 相互に依存するプロセスについての理解 定義及び統合が改善される プロセス及びマネジメントシステム全体の計画策定 実施 確認及び改善の体系的なマネジメント 資源の有効利用及び説明責任の強化
ISO 9001:2015 におけるプロセスアプローチ この文書の目的 : この文書の目的は ISO 9001:2015 におけるプロセスアプローチについて説明することである プロセスアプローチは 業種 形態 規模又は複雑さに関わらず あらゆる組織及びマネジメントシステムに適用することができる プロセスアプローチとは何か? 全ての組織が目標達成のためにプロセスを用いている プロセスとは : インプットを使用して意図した結果を生み出す
監査に関する品質管理基準の設定に係る意見書
監査に関する品質管理基準の設定に係る意見書 監査に関する品質管理基準の設定について 平成 17 年 10 月 28 日企業会計審議会 一経緯 当審議会は 平成 17 年 1 月の総会において 監査の品質管理の具体化 厳格化に関する審議を開始することを決定し 平成 17 年 3 月から監査部会において審議を進めてきた これは 監査法人の審査体制や内部管理体制等の監査の品質管理に関連する非違事例が発生したことに対応し
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移動発注点方式による自動発注の概要と活用事例 2010 年 6 月 12 日 目 次 はじめに 自動発注の要件 自動発注システム AILS 今後の展開 はじめに 在庫管理は経営の起点 キャッシュフローの改善には在庫の削減が効果的 在庫管理とは何か 在庫は資産 売るためにある 売れなければ在庫の 価値 はない 在庫 = 現金 売れ行きに応じた最適量の維持が在庫管理 大手企業でも在庫管理には苦労している
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課題アプローチ技法 Ⅲ 73070310 後藤佑介テーマ 住宅用太陽光発電システムの利用効果 1. はじめに近年 地球温暖化問題に関心が集まっている その要因である二酸化炭素は私たちの生活を支える電力利用から排出される 二酸化炭素の排出を削減するためには再生可能エネルギー利用の技術が必要である その技術の一つである太陽光発電システム (PV システム ) はクリーンで無公害なエネルギーとして大きな期待が寄せられている
2017年度 決算説明会資料
217 年度 決算説明会 218 年 5 月 15 日 目次 Ⅰ 217 年度決算実績 P.2~P.151 Ⅱ 218 年度業績予想 P.16~P.281 Copyright (C) 218 KAJIMA CORPORATION All Rights Reserved. 1 Ⅰ 217 年度 決算実績 1 事業環境等の振り返り 2 業績ハイライト 3 事業別の概況 4 財政状態 5 配当金 Copyright
CANapeを用いたラピッドコントロールプロトタイピングのバイパス手法による制御モデル開発
ape を用いたラピッドコントロールプロトタイピングのバイパス手法による制御モデル開発 近年 自動車のソフトウェア開発において 開発期間の短縮やコスト削減の面からモデルベース開発が注目されています アイシン エィ ダブリュ株式会社は ラピッドコントロールプロトタイピングのバイパス手法による制御モデル開発にベクターの測定 / キャリブレーションツール ape ( キャナピー ) を導入しました 本稿では
【Cosminexus V9】クラウドサービスプラットフォーム Cosminexus
http://www.hitachi.co.jp/soft/ask/ http://www.hitachi.co.jp/cosminexus/ Printed in Japan(H) 2014.2 CA-884R データ管 タ管理 理 ノンストップデータベース データ管 タ管理 理 インメモリデータグリッド HiRDB Version 9 ucosminexus Elastic Application
ISO9001:2015規格要求事項解説テキスト(サンプル) 株式会社ハピネックス提供資料
テキストの構造 1. 適用範囲 2. 引用規格 3. 用語及び定義 4. 規格要求事項 要求事項 網掛け部分です 罫線を引いている部分は Shall 事項 (~ すること ) 部分です 解 ISO9001:2015FDIS 規格要求事項 Shall 事項は S001~S126 まで計 126 個あります 説 網掛け部分の規格要求事項を講師がわかりやすく解説したものです
研究レビューミーティング プレゼン資料 テンプレート
SWIM2012 年度第 4 回研究会 ビジネスモデルの記述に関する一考察 2013 年 2 月 20 日富士通研究所丸山文宏 Copyright 2013 Fujitsu Laboratories Ltd. 目次 ビジネスモデル記述法の提案 ビジネスモデルの記述例 考察 まとめ 1 Copyright 2013 Fujitsu Laboratories Ltd. ビジネスモデルの記述 新しいビジネスモデルとは
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GSN を応用したナレッジマネジメントシステムの提案 2017 年 10 月 27 日 D-Case 研究会 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 研究開発部門第三研究ユニット 梅田浩貴 2017/3/27 C Copyright 2017 JAXA All rights reserved 1 目次 1 課題説明 SECI モデル 2 GSN を応用したナレッジマネジメントシステム概要 3 ツリー型チェックリスト分析
プロジェクトマネジメント知識体系ガイド (PMBOK ガイド ) 第 6 版 訂正表 - 第 3 刷り 注 : 次の正誤表は PMBOK ガイド第 6 版 の第 1 刷りと第 2 刷りに関するものです 本 ( または PDF) の印刷部数を確認するには 著作権ページ ( 通知ページおよび目次の前 )
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