ミラーリプレイス デモアプリケーション 概要仕様書

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1 SVIsamQ 操作説明書 第 3 版 株式会社ネットビジョン Net Vision Corp. 1

2 改訂履歴 版数日付改訂内容 初版 新規作成 第 2 版 Windows7 32bitを対応しました Cancelコマンドを追加しました 第 3 版 SVI-07 を対応しました Net Vision Corp. 2

3 概要 本書は SVI-06Q/07 対応アプリケーション SVIsamQ について操作説明を記載します SVIsamQ アプリケーションとは SVI-06Q/07 システムに接続されたイメージセンサーに対してセンサー制御 画像受信 画像保存を行うことができます 本アプリケーションは Windows7/8.1-PC 上で動作します SVI-06Q/07 システムは次ページのシステム構成を想定しています SVI-07/06 デュアルブート版では SVI-07 モードで起動した場合に適用します SVI-07 モードで起動するボード設定については SVI-07 ハードウェア仕様書をご覧ください Net Vision Corp. 3

4 システム構成 デスクトップ PC/ ノート PC Windows7/8.1 32/64bit 各社イメージセンサー SVI-06Q/07 USB3.0 コネクタ変換基板 コントロール画面 画像表示画面 Net Vision Corp. 4

5 PC スペック 画像表示 画像保存をする上でフルレート表示 保存するためには以下のスペックの Windows7/8.1-PC をご用意ください CPU:Intel Core i7 2.5GHz 以上 ( 通常版 ) メモリー :8GB 以上 グラフィックチップ :NVIDIA などチップからディスプレイ接続 記録装置 : 高速回転の SATA 接続 HDD 高速 SSD 書き込み 3 00MB/Sec 以上 OS:Windows7/8.1 32/64bit USB I/F:USB3.0 ホストコントローラーは Intel ルネサスなど ASMedia 製ホストコントローラーは相性悪く保証できません Net Vision Corp. 5

6 ソフトウェア構成 SVIsamQ アプリケーション SVIsamQ.exe (32/64bit) SVI-06Q 画像入力ライブラリー SVIUSB30.dll (32/64bit) SVI-06 用 USB3.0 デバイスドライバー SVIu3drv.dll (64bit) SVIusb30.sys (32bit) Windows7/8.1 (32/64bit) Net Vision Corp. 6

7 アプリケーション概要 SVIsamQ アプリケーション SVIsamQ.exe の概要について記載します 本アプリケーションは弊社 SVI-SDK にて提供しておりますサンプルカメラ画像入力アプリケーション SVIsam.exe をベースに SVI-06Q/07 用にカスタマイズしたものです SVIsam.exe はダイアログベースの MFC アプリケーションで 画像入力 表示 保存 カメラ制御が可能となっています SVIsam.exe より必要機能のみを残したものとなっており 画像入力 表示 保存 センサー制御を実現します SVI-SDK をご購入いただくことにより SVIsamQ.exe のソースファイルを入手することができます Net Vision Corp. 7

8 アプリケーション動作のための準備 本アプリケーションを動作させるために以下のファイルをご用意ください センサー設定ファイル センサーを起動する必要がある場合以下のセンサー設定ファイルが必要になります センサー起動時に I2C 通信にてセンサーレジスタへ書き込むための設定を記述した設定ファイル 設定ファイル記述形式は次ページをご覧ください Net Vision Corp. 8

9 センサー設定ファイルについて 拡張子.dat のテキストファイルとなります 以下の形式で記述をお願いします レシ スタ設定 : センサースレーフ アト レスセンサーサフ アト レス設定値 ; コメント ウェイト挿入 : wait nnn コメント行 : ; text 例 ( スレーフ アト レスは 7bit 値 (R/Wbit を含まない ) を指定 ) ;FHD(1920x1080) 30fps RAW 出力 a 各項目の区切りはスペースまたはカンマ記号 (,) になります レジスタ設定の数値は 16 進で記述してください ウェイト設定の数値はミリ秒単位で 10 進で記述してください Net Vision Corp. 9

10 アプリケーション起動 SVI-06Q/07 ボードが接続された状態で 本アプリケーション SVIsamQ.exe を起動しますと以下のように画面が表示されます Net Vision Corp. 10

11 画面構成 本アプリケーション SVIsamQ.exe ( 以降 SVIsamQ) はメイン画面 画像表示画面の 2 画面構成とします メイン画面を閉じることにより アプリケーションを終了します 画像表示画面では閉じるボタンは無効となります 本アプリケーション終了時に各ウィンドウの左上座標を INI ファイルに保存します 次回起動時は前回と同じ位置に各ウィンドウが表示されます 画像表示画面については 前回外部モニターにて表示をしていて 次回にプライマリーモニターだけの場合はプライマリーモニターに表示するよう位置情報を変更します メイン画面 画像表示画面 Net Vision Corp. 11

12 メイン画面レイアウト コントロール画面は コマンド 画像形式設定 録画時間設定 I2C 制御 ステータス表示ができます システムコマンドにて移動 閉じる 本アプリケーションのバージョン情報を表示することができます Net Vision Corp. 12

13 メイン画面の説明 1 大項目小項目説明 全体タイトルバーウィンドウ名として SVIsamQ_Main と表示されます システムコマンド 移動 アプリ終了 バージョン確認を行えます Command Monitor センサーからの画像を動画表示します Pixel Format Setting Movie Save Bitmap Save Camera Reset ON / OFF Fullscreen UYVY YUY2 RGB565 センサーからの画像を FRM 形式で保存します 表示画像をビットマップ保存します センサーのリセットを制御できます ON / OFF のトグルとなっています 本コマンドでリセット ON OFF 後 必ず設定ファイルを送ること 画像表示画面を全画面表示にします 全画面表示の解除は任意キーを押下します 受信画像を YUV422 で UYVY の並びとします 受信画像を YUV422 で YUYV の並びとします 受信画像を RGB565 で R5,G6,B5 の並びとします RAW8 受信画像を RAW8 ビットとします グレイ表示または現像後カラー表示します 1 RAW10 受信画像を RAW10 ビットとします グレイ表示または現像後カラー表示します 1 RAW12 受信画像を RAW12 ビットとします グレイ表示または現像後カラー表示します 1 Input bit width Vsync Invert 取り込みデータ幅を設定します 8,16,24,32 から指定してください 24bit は未対応です VSYNC 極性を反転して取り込みます チェック ON で反転します 1 RAW8,RAW10,RAW12 データの場合は RAWDPE Setting の RAW-DPE チェックの ON/OFF による表示方法が異なります チェック OFF の場合 上位 8bit をグレイ表示します チェック ON の場合 本アプリで RAW 現像してカラー表示します Net Vision Corp. 13

14 メイン画面の説明 2 大項目 小項目 説明 Movie Setting Save Time (sec) 録画時の録画時間を秒単位で設定します ( 最大 3600 秒まで ) I2C Control Slave Address スレーブアドレスを7bitで設定します (16 進 ) Sub Address サブアドレスを設定します (16 進 ) Value 書き込み値を設定します (16 進 ) Write センサーへ上記設定で書き込みを行います Read センサーより上記設定で読み込みを行い 読み込み値をValueへ表示します Setting File Write センサー設定ファイルをセンサーへ送信します 16bit Sub Address サブアドレスのアドレス幅を指定します (OFF 8bit, ON 16bit) 16bit Data Value( 書き込み値 ) のデータ幅を指定します (OFF 8bit, ON 16bit) Net Vision Corp. 14

15 メイン画面の説明 3 大項目中項目小項目説明 RAWDPE Setting Gain R ( ) R 成分のゲイン調整を 0.1 刻みで行います G ( ) B ( ) G 成分のゲイン調整を 0.1 刻みで行います B 成分のゲイン調整を 0.1 刻みで行います Gamma R ( ) R 成分のガンマ補正を 0.1 刻みで行います G ( ) B ( ) G 成分のガンマ補正を 0.1 刻みで行います B 成分のガンマ補正を 0.1 刻みで行います RAW-DPE チェックボックス RAW 選択時 ONで本アプリ ( ソフト ) で現像処理を行います 3 RAW 選択時 OFFでグレイ表示します 上位 8bitを使用 コンボボックス RGrGbB: ベイヤー並びを RGrGbB とします GrRBGb: ベイヤー並びを GrRBGb とします GbBRGr: ベイヤー並びを GbBRGr とします BGbGrR: ベイヤー並びを BGbGrR とします 3 RAW 現像の手順は デモザイク処理 ゲイン処理 ガンマ処理となります Net Vision Corp. 15

16 メイン画面の説明 4 大項目小項目説明 Monitor Status Board Status Pixel Width 画像サイズの幅を10 進で表示します Pixel Height 画像サイズの高さを10 進で表示します Camera FPS センサー出力フレームレートを表示します Monitor FPS 表示フレームレートを表示します DEPP 画像サイズの幅を10 進で表示します 4 DEPR 画像サイズの高さを10 進で表示します 4 DCK センサーからのDCKを表示します (27MHzの場合は27000と表示されます) 4 FPGA Ver. SVI-06Q/07 上のFPGAバージョンを表示します FW Ver. SVI-06Q/07 上のFX3ファームウェアバージョンを表示します Refresh ボードステータスの表示を更新します 4 4 Command の Monitor ボタンをクリックする際には Refresh ボタンをクリックして 事前に正常な画像サイズ DCK が検知されているかを確認したほうが良いです DEPP,DEPR,DCK のいずれかが 0 の場合は Monitor でエラーとなります DEPP,DCK が正常な値で DEPR が 0 の場合は VSYNC 極性が反転している可能性がありますので PixelFormatSetting の Vsync Invert チェックを ON にして Monitor してみてください Net Vision Corp. 16

17 メイン画面の説明 5 大項目小項目説明 Update 5 6 SVI-07 FPGA SVI-06 FPGA SVI-07 FX3 SVI-06 FX3 SVI-07 用 FPGAコンフィグレーションデータのアップデートを行います SVI-06 用 FPGAコンフィグレーションデータのアップデートを行います SVI-07 用 FX3ファームウェアのアップデートを行います SVI-06 用 FX3ファームウェアのアップデートを行います 5 本機能は SVI-07/06 デュアルブート版より実行可能で SVI-07 モードとして起動している場合に限ります 6 ボード上には SH-2 マイコンも実装されておりますが SH-2 マイコンのファームウェアアップデートは SVI-06 モードで起動し SVI-06 用アプリケーションの SVIupdate.exe で行います SVIupdate では FPGA,FX3 のアップデートは行わないでください ボードが起動しなくなります SVIupdate の使用方法については SVIUpdate ソフトウェアマニュアルをご覧ください Net Vision Corp. 17

18 画像表示画面レイアウト ウィンドウ名表示 システムコマンド 画像 / オーバレイ表示エリア 画像表示エリア Net Vision Corp. 18

19 画像表示画面の説明 大項目 小項目 説明 全体 タイトルバー ウィンドウ名として SVIsamQ_Monitor と表示されます システムコマンド 最小化 最大化 移動を行えます 閉じるボタンは無効です 画像表示エリア センサーからの受信画像をPixel Format Settingの設定で表示します 本ウィンドウを HDMI モニターなどの外部モニターに移動 表示させることで ノート PC で各種制御 外部モニターで画像 / 動作確認などができます Net Vision Corp. 19

20 操作の流れ SVI-06Q/07 ボード センサー USB3.0 ケーブル HDMI モニターなどを接続します SVI-06Q/07 ボードの電源を入れます 本アプリケーション SVIsamQ.exe を起動します 複数モニターを接続しているようであれば 画像表示ウィンドウを別の HDMI モニターへ移動すると画像の確認が容易にできます 必要あれば I2C Control Setting File Write にてセンサー設定ファイルを送信します コントロール画面にて Monitor ボタンをクリックして 画像表示ウィンドウに正常にカメラ画像が表示されるかを確認します 画像を録画する場合は Monitor ボタンをクリックしてセンサー画像を表示させながら Movie Save ボタンをクリックしてください ファイル名入力後 あらかじめ設定してある録画時間で録画を実行します 録画中は Movie Save ボタンが ON 状態となり 録画終了すると OFF 状態となります 本アプリケーションを終了する場合はコントロール画面にて [x] ボタンをクリックします 録画した FRM データを再生する場合は CD-ROM の TOOL フォルダに格納している SVOview.exe を使用します Net Vision Corp. 20

21 アップデート方法 FPGA コンフィグレーションデータ FX3 ファームウェアのアップデートを行う場合は SVI-07 モードで起動し メイン画面の Update グループの各ボタンで行います 次ページ以降で SVI-07 FPGA を例にアップデート方法を説明します SVI-06 FPGA SVI- 07 FX3 SVI-06 FX3 のアップデートは同様に行えます Net Vision Corp. 21

22 SVI-07 FPGA アップデート方法 1 SVIボードをSVI-07モードに設定します 設定はディップスイッチS2の1 番をON,S3の5 番をOFFにします SVIボードを起動します 本アプリSVIsamQ.exeを起動します メイン画面のUpdateグループのSVI-07 FPGAボタンをクリックします Net Vision Corp. 22

23 SVI-07 FPGA アップデート方法 2 下図のようにファイルを開くダイアログが表示されます FPGA アップデート用ファイルは拡張子 bit となり 弊社提供の bit ファイルを選択してください (FX3 アップデートファイルは拡張子 bin です ) 開くボタンをクリックします Net Vision Corp. 23

24 SVI-07 FPGA アップデート方法 3 下図のようにメッセージボックスが表示されますので よろしければ はい を中止する場合は いいえ をクリックしてください ウェイトアイコンが表示されアップデートを実行します アップデートが正常終了すると 下図のメッセージボックスが表示されます OK クリック後 本アプリ SVI ボードを再起動してください Net Vision Corp. 24

25 制限事項 No. 内容 1 HDD(SSD) が遅い場合は全フレームを保存できません 2 PC のスペックによっては画像保存にてフルレート (FHD60fps など ) を実現できないことがあります 3 FRM( 動画 ) 保存時の保存できる時間は 60 分までとします 4 SH-2 マイコンのアップデートは SVI-06 モードで起動して SVIupdate.exe で行ってください 5 6 NetVision 25