JA バンク JF マリンバンク年金アドバイザー 第 2 回予想問題 (2017 年 10 月実施分 ( 一部修正 )) [ 問 -1] わが国の最近の人口動向等について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 平成 27 年の簡易生命表によると, 日本人の平均寿命は, 女性が男性を8 歳以上上回

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1 JA バンク JF マリンバンク 年金アドバイザー 予想問題 第 2 回予想問題

2 JA バンク JF マリンバンク年金アドバイザー 第 2 回予想問題 (2017 年 10 月実施分 ( 一部修正 )) [ 問 -1] わが国の最近の人口動向等について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 平成 27 年の簡易生命表によると, 日本人の平均寿命は, 女性が男性を8 歳以上上回っている (2) 平成 27 年の合計特殊出生率は,1.40 を上回っている (3) 国民生活基礎調査 による平成 26 年の高齢者世帯の所得を種類別にみると, 公的年金 恩給 の割合は 70% を超えている (4) 高齢社会白書 による平成 27 年の総人口に占める 65 歳以上の人の割合は,30% を超えている (5) 平成 26 年度の社会保障給付費の総額は,120 兆円を超えている [ 問 -2] わが国の公的年金制度の現況について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 平成 27 年度末の公的年金の加入者数は,6,500 万人を下回っている (2) 平成 27 年度末の国民年金と厚生年金保険 ( 共済含む ) の積立金の合計額は,120 兆円を下回っている (3) 平成 27 年度 ( 現年度分 ) の国民年金保険料の納付率は,60% を下回っている (4) 平成 27 年度末の国民年金の第 3 号被保険者数は, 第 1 号被保険者数より少ない (5) 平成 27 年度末の公的年金の受給者数 ( 実受給権者数 ) は,3,500 万人を下回っている [ 問 -3] 健康保険制度等について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 健康保険の標準報酬月額は, 第 1 級から第 50 級までの 50 等級に区分されている (2) 健康保険の標準賞与額の上限額は, 年度の累計額で 573 万円である (3) 新たに 70 歳に到達した者 ( 現役並み所得者 ) の医療費の自己負担割合は,3 割である (4) 介護保険の第 1 号被保険者とは, 市区町村の区域内に住所がある 65 歳以上の者をいう (5) 全国健康保険協会管掌健康保険 ( 協会けんぽ ) の保険料率は, どの都道府県でも同じである

3 [ 問 -4] 国民年金の被保険者について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 第 3 号被保険者は, 配偶者が厚生年金保険の被保険者でなくなった場合, 第 1 号被保険者への種別変更の届出は不要である (2) 第 3 号被保険者である被扶養配偶者の認定基準では, 障害基礎年金の収入は年間収入に含まれる (3) 受給資格期間を満たしている 65 歳以上の厚生年金保険の被保険者の被扶養配偶者は,60 歳未満であっても第 3 号被保険者に該当しない (4) 日本国内に住所を有する 20 歳以上 60 歳未満の自営業者であって遺族基礎年金の受給権者は, 第 1 号被保険者である (5) 日本国籍を有し日本国内に住所を有しない 20 歳以上 65 歳未満の者は, 任意加入被保険者となることができる [ 問 -5] 国民年金の被保険者の資格取得および喪失等について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 65 歳未満の厚生年金保険の被保険者は, 退職した日の翌日に第 2 号被保険者の資格を喪失する (2) 日本国内に住所を有する外国人留学生は,20 歳に達したときに第 1 号被保険者の資格を取得する (3) 20 歳以上 60 歳未満の者は, 第 2 号被保険者の被扶養配偶者となったときに第 3 号被保険者の資格を取得する (4) 20 歳未満で厚生年金保険の被保険者資格を取得した者は,20 歳に達したときに第 2 号被保険者となる (5) 第 1 号被保険者は, 原則として 60 歳の誕生日の前日にその資格を喪失する [ 問 -6] 国民年金の第 1 号被保険者の保険料等について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 60 歳以上 65 歳未満の任意加入被保険者は, 付加保険料を納付することができる (2) 現金で2 年分の保険料を一括前納することができる (3) 口座振替で当月分を当月末引落としで納付した場合, 月額 50 円割引される (4) 後納制度により, 過去 10 年分まで保険料を納付することができる (5) 保険料を納付する義務があるのは, 被保険者とその配偶者および世帯主である [ 問 -7] 国民年金の第 1 号被保険者に対する保険料免除制度等について, 誤っているも のは次のうちどれですか (1) 任意加入被保険者は, 保険料免除制度の対象とならない

4 (2) 免除を受けた期間の免除された保険料は,10 年以内であれば追納することができる (3) 過去 2 年 (2 年 1ヵ月前 ) まで遡って保険料免除の申請をすることができる (4) 50 歳未満の保険料の納付猶予制度の所得基準は, 本人とその配偶者および世帯主の所得で判定される (5) 前年の所得が免除基準額を超える場合でも, 失業により保険料の納付が困難な場合, 保険料免除制度の対象とされる [ 問 -8] 厚生年金保険の被保険者について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 2ヵ月以内の期間を定めて使用されている者が, 所定の期間を超えて引き続き使用されることとなった場合は, そのときから原則として被保険者となる (2) 常時 5 人以上の従業員を使用する個人事業所の事業主は, 被保険者とならない (3) 特定適用事業所に使用されている短時間労働者が被保険者となるには,1 週の所定労働時間が 20 時間以上, 賃金の月額が 8.8 万円以上, 雇用期間が1 年以上見込まれること, 学生でないこと, のいずれかの要件を満たす必要がある (4) 常時従業員を使用する法人事業所の代表者は, 被保険者となる (5) 適用事業所に使用される 70 歳未満の者は, 国籍にかかわらず原則として被保険者となる [ 問 -9] 厚生年金保険の被保険者資格の取得 喪失および被保険者期間について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 月の末日に適用事業所に入社した場合, その月は被保険者期間に算入される (2) 月の末日に退職した場合, 退職した月まで被保険者期間に算入される (3) 資格を取得した月内に退職し, 同一月内にさらに被保険者の資格を取得した場合, 最後の資格が被保険者期間とされる (4) 被保険者が死亡したときは, 死亡した日の翌日に被保険者の資格を喪失する (5) 70 歳に達した日の翌日に被保険者の資格を喪失する [ 問 -10] 厚生年金保険の保険料 ( 率 ) について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 第 1 号厚生年金被保険者の育児休業期間中の保険料は, 被保険者負担分 事業主負担分とも免除される (2) 標準報酬月額と標準賞与額に乗じる保険料率は, 異なっている (3) 第 1 号厚生年金被保険者の保険料は, 事業主と被保険者が2 分の1ずつを負担する (4) 第 1 号厚生年金被保険者が 10 月末日に退職した場合, 事業主は 9 月分と 10 月分の保険料を 10 月分の報酬から控除することができる (5) 第 1 号厚生年金被保険者と第 2 号厚生年金被保険者の平成 29 年 10 月分の保険料率は, 異なっている

5 [ 問 -11] 厚生年金保険の標準報酬月額および標準賞与額について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 通勤手当は, その全額が標準報酬月額の対象となる報酬に含まれる (2) 定時決定は, 原則としてその年の4 月から6 月までの3ヵ月間に受けた報酬の月平均額を基準に標準報酬月額が決定される (3) 随時改定は, 固定的賃金に変動があり従前の標準報酬月額に比べて2 等級以上の差が生じたときに行われる (4) 同一月に2 回に分けて賞与が支払われた場合, 合算した額が標準賞与額の対象とされる (5) 標準賞与額は, 被保険者が受けた月の賞与額の 10,000 円未満の端数を切り捨てた額である [ 問 -12] 厚生年金保険および国民年金の受給権等について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 年金は, 支給すべき事由が生じた月の翌月分から権利が消滅した月分まで支給される (2) 繰上げ支給の老齢基礎年金は, 請求日の属する月分から支給される (3) 未支給年金を受けることができる者の範囲は, 死亡した者と生計を同じくしていた配偶者, 子, 父母, 孫, 祖父母, 兄弟姉妹またはこれらの者以外の3 親等内の親族である (4) 老齢厚生年金を受ける権利は, 受給権者の請求にもとづいて実施機関が裁定する (5) 年金の受給権は, 原則として他人に譲り渡し, 担保に供し, 差し押えることはできない [ 問 -13] 老齢基礎年金について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 保険料納付済期間, 保険料免除期間および合算対象期間を合算して 10 年 ( 120 ヵ月 ) 以上ある者に支給される (2) 保険料半額免除の承認を受けた期間の納付すべき保険料を納付しない場合, その期間は老齢基礎年金の年金額に保険料納付済期間の2 分の1 相当額が反映される (3) 付加年金を受給できる者が老齢基礎年金を繰下げ受給した場合, 老齢基礎年金と同じ率で増額された付加年金を受給できる (4) 学生納付特例制度の適用を受けた期間は, 保険料の追納がなければ老齢基礎年金の年金額の基礎とされない (5) 厚生年金保険の被保険者期間のうち 20 歳前の期間は, 老齢基礎年金の年金額の基礎とされない

6 [ 問 -14] 老齢基礎年金の受給資格期間 ( 合算対象期間等 ) に算入されない期間は, 次のうちどれですか (1) 日本国籍を取得した者の海外在住期間のうち, 昭和 36 年 4 月から日本国籍を取得した日の前日までの 20 歳以上 60 歳未満の期間 (2) 日本国籍を有している海外居住者が国民年金に任意加入した期間のうち, 保険料を納付しなかった 20 歳以上 60 歳未満の期間 (3) 国民年金に任意加入したが, 保険料を納付しなかった 60 歳以上 65 歳未満の期間 (4) 50 歳未満の保険料の納付猶予制度の適用を受けた期間のうち, 保険料が追納されなかった期間 (5) 平成 3 年 3 月までの学生であった期間のうち, 国民年金に任意加入できた者が任意加入しなかった 20 歳以上 60 歳未満の期間 [ 問 -15] 配偶者 ( 妻 ) の老齢基礎年金に加算される振替加算について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 満額の老齢基礎年金を受給できる場合でも加算される (2) 夫の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢または 65 歳に達する前でも, 妻が 65 歳に達すれば加算される (3) 老齢基礎年金を繰下げ受給した場合, 振替加算も同じ増額率で増額して加算される (4) 障害厚生年金の配偶者加給年金額の対象者には, 加算されない (5) 振替加算の額は, 夫の生年月日に応じて定められている [ 問 -16] 昭和 32 年 10 月 2 日生まれの民間会社のみに勤務した者に支給される特別支給の老齢厚生年金について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 一般男子の場合,60 歳から報酬比例部分を繰り上げて受給することができる (2) 女子の場合, 報酬比例部分の支給開始年齢は 61 歳である (3) 老齢基礎年金の受給資格期間を満たし, 厚生年金保険の被保険者期間が1ヵ月以上あれば支給される (4) 障害等級 3 級の状態にある在職者 ( 被保険者 ) は, 支給開始年齢についての障害者特例の対象とされる (5) 厚生年金保険の被保険者期間が 44 年以上ある在職者 ( 被保険者 ) は, 報酬比例部分の支給開始と同じ年齢から定額部分も支給される [ 問 -17] 雇用保険の失業給付 ( 基本手当 ) および基本手当と特別支給の老齢厚生年金と の併給調整等について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 求職の申込みは, 勤務地を管轄する公共職業安定所 ( ハローワーク ) で行う

7 (2) 基本手当の受給期間内であっても, 基本手当が1 日も支給されない月の年金は支給される (3) 雇用保険の被保険者期間が 20 年以上で, 定年退職や自己都合による離職の場合の基本手当の所定給付日数は 150 日である (4) 基本手当の所定給付日数は, 一般の受給資格者より就職困難者 ( 障害者等 ) の方が多い (5) 求職の申込日が年金の受給権発生日より前にある場合, 年金は受給権を取得した月の翌月分から支給停止される [ 問 -18] 老齢厚生年金に加算される配偶者加給年金額について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 配偶者が 20 年以上の被保険者期間のある特別支給の老齢厚生年金を受給している場合は, 支給停止される (2) 加給年金額が加算される年齢に達したときに対象となる配偶者が 65 歳に達している場合, 加算されない (3) 配偶者の前年の年収が 850 万円以上ある場合でも,4 年後に定年退職することが明らかであれば加算される (4) 配偶者が障害等級 3 級の障害厚生年金を受給している場合は, 支給停止される (5) 配偶者の生年月日に応じた特別加算がある [ 問 -19] 障害基礎年金について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 初診日の前日において初診日の属する月の前々月までの全被保険者期間のうち3 分の1を超える保険料未納期間がなければ, 保険料納付要件を満たしたものとされる (2) 受給権者に配偶者がいれば, 配偶者加給年金額が加算される (3) 初診日が 20 歳前にある障害についても, 対象とされる (4) 受給権取得後に子が出生したときは, 出生した日の属する月の翌月分から子の加算額が加算される (5) 障害認定日に障害等級に該当しなかった者が, その後 65 歳に達する日の前日までの間に症状が悪化して障害等級に該当するようになった場合, その期間内に請求することにより障害基礎年金が支給される [ 問 -20] 障害厚生年金について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 障害等級 1 級および2 級の障害厚生年金の受給権者には, 原則として同じ等級の障害基礎年金が支給される (2) 厚生年金保険の被保険者期間中に初診日のある傷病による障害であれば, その障害

8 認定日が国民年金の第 1 号被保険者期間中であっても対象とされる (3) 障害厚生年金の年金額は, 障害認定日の属する月までの被保険者期間により計算される (4) 障害厚生年金の年金額を計算する場合,20 歳未満の厚生年金保険の被保険者期間も算入される (5) 障害の程度が増進した場合の請求による年金額の増額改定は, 請求のあった月分から行われる [ 問 -21] 遺族基礎年金について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 被保険者であった妻が死亡した場合, 子のある夫または子に支給される (2) 年金額は, 死亡した者の保険料納付済期間や保険料免除期間にかかわらず定額である (3) 50 歳未満の国民年金保険料の納付猶予制度の適用を受けている期間中に死亡した場合, 支給対象とされる (4) 被保険者が死亡した当時胎児であった子が生まれたときは, 死亡した日の属する月の翌月分から支給される (5) 被保険者の死亡当時に健常者であった子が,18 歳到達の年度末に達する前に障害等級 2 級の障害に該当した場合,20 歳に達するまで支給される [ 問 -22] 遺族厚生年金について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 遺族厚生年金を受給できる遺族は, 被保険者または被保険者であった者の配偶者, 子, 父母, 孫または祖父母である (2) 退職した者が, 被保険者期間中に初診日がある傷病により初診日から5 年以内に死亡したときに支給される (3) 老齢厚生年金の受給権者または受給資格期間を満たした者が死亡した場合, その被保険者期間にかかわらず支給される (4) 妻が死亡した当時,55 歳以上の夫に対する遺族厚生年金は, 夫が遺族基礎年金を受給できるときは, その間あわせて受給することができる (5) 夫が死亡した当時,30 歳未満の子のない妻の場合, 受給権を取得した日から5 年を経過したときに失権する [ 問 -23] 遺族厚生年金の中高齢寡婦加算について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 遺族厚生年金の受給権者 ( 妻 ) が厚生年金保険の被保険者の場合, 中高齢寡婦加算は支給停止される (2) 老齢厚生年金の受給権者 ( 夫 ) が死亡した場合, その被保険者期間にかかわらず加

9 算される (3) 夫が死亡した当時, 子のない 40 歳以上の妻には, 加算されない (4) 中高齢寡婦加算の額は, 遺族基礎年金の年金額の4 分の3に相当する額である (5) 遺族基礎年金と中高齢寡婦加算は, 一定の要件を満たせば併給される [ 問 -24]65 歳以上の者に支給される年金給付の併給調整について, 併給されない組合せは次のうちどれですか (1) 老齢基礎年金 と 遺族厚生年金 (2) 老齢基礎年金 と 障害厚生年金 (3) 遺族基礎年金 と 遺族厚生年金 (4) 障害基礎年金 と 老齢厚生年金 (5) 障害基礎年金 と 遺族厚生年金 [ 問 -25] 国民年金の寡婦年金と死亡一時金について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 寡婦年金と死亡一時金の両方を受給できるときは, いずれかを選択して受給する (2) 遺族基礎年金を受給したことのある妻も, 寡婦年金を受給することができる (3) 寡婦年金は, 死亡した夫の第 1 号被保険者としての保険料納付済期間と保険料免除期間を合算した期間が,25 年以上あることが支給要件となっている (4) 死亡一時金は, 遺族厚生年金を受給できる場合でも支給される (5) 死亡一時金の支給要件となる死亡した者の保険料納付済期間には, 国民年金の第 2 号被保険者期間は含まれない [ 問 -26] 社会保障協定について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 目的のひとつは, 日本と相手国の年金制度等への二重加入を防止することにある (2) 相手国の年金制度に加入しながら, 同時に日本の国民年金に任意加入することはできない (3) 相手国への派遣の期間が5 年を超えない見込みの場合, 日本の年金制度に加入する (4) イギリスの年金制度の加入期間は, 日本の年金制度の受給資格期間に算入できない (5) 日本と社会保障協定を締結 ( 発効 ) している国は,15 ヵ国以上である [ 問 -27] 平成 29 年度に日本年金機構から送付されている ねんきん定期便 について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) いわゆる節目年齢以外の者には, ハガキ形式の ねんきん定期便 が送付される

10 (2) 誕生月 (1 日生まれの者は誕生月の前月 ) に送付される (3) これまでの保険料納付額 欄の厚生年金保険の保険料額は, 被保険者と事業主が負担した累計額が記載されている (4) 老齢年金の種類と見込額 欄は, 厚生年金保険を一般厚生年金期間, 公務員厚生年金期間, 私学共済厚生年金期間に区分して記載されている (5) 50 歳以上の者に通知される老齢年金の見込額は, 現在の加入条件で 60 歳まで継続して加入したものと仮定して計算されている [ 問 -28] 公的年金等の税制について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 個人型確定拠出年金の加入者の掛金は, 小規模企業共済等掛金控除の対象となる (2) 生計を一にする子の国民年金の保険料を親が支払った場合, 支払った者の社会保険料控除の対象となる (3) 確定給付企業年金の加入者の掛金は, 生命保険料控除の対象となる (4) 国民年金基金の加入員の掛金は, 社会保険料控除の対象となる (5) 社会保険料控除の控除額には, 年単位で上限が設けられている [ 問 -29] 個人型確定拠出年金制度について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 20 歳未満の厚生年金保険の被保険者は, 加入対象者とされていない (2) 国民年金の第 3 号被保険者は, 加入対象者とされている (3) 企業型確定拠出年金の加入者も, 加入できる場合がある (4) 加入者は, いつでも掛金の拠出を停止することができる (5) 60 歳に達したときに, 加入者の資格を喪失する [ 問 -30] 確定給付企業年金について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 規約型企業年金と基金型企業年金の2 種類がある (2) 老齢給付金と脱退一時金の給付は必須であり, 規約で定めれば障害給付金や遺族給付金を給付することもできる (3) 老齢給付金の支給要件として,10 年を超える加入者期間を規約で定めてはならない (4) 年金給付は, 毎年 1 回以上定期的に支給しなければならない (5) 加入者期間の要件を満たし退職していれば,60 歳未満でも老齢給付金を支給することがある

11 [Ⅰ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -31] および [ 問 -32] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 Aさん夫婦 ( 昭和 58 年 10 月結婚 ) から, 夫婦の年金について相談があった 夫婦それぞれの年金加入歴 ( 予定を含む ) は次のとおりで, 妻は配偶者加給年金額の対象となる要件を満たしている 〇妻 ( 昭和 32 年 12 月 1 日生まれ ) 昭和 51 年 4 月 ~ 昭和 55 年 3 月 :( 株 )Z 社 ( 厚生年金保険 ) 昭和 55 年 4 月 ~ 昭和 58 年 3 月 :( 株 )Y 社 ( 厚生年金保険 ) 昭和 58 年 4 月 ~ 昭和 58 年 9 月 : 国民年金 ( 保険料未納 ) 昭和 58 年 10 月 ~ 昭和 61 年 3 月 : 国民年金 ( 任意加入, 保険料未納 ) 昭和 61 年 4 月 ~60 歳に達するまで : 国民年金〇夫 ( 昭和 27 年 9 月 30 日生まれ ) 昭和 50 年 4 月 ~ 平成 24 年 9 月 :( 株 )Z 社 ( 厚生年金保険 ) 平成 24 年 10 月 ~65 歳の誕生日まで :( 株 )X 社 ( 厚生年金保険 ) [ 問 -31] 妻の老齢基礎年金の受給資格期間等について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 昭和 51 年 4 月 ~ 昭和 55 年 3 月の期間のうち, 保険料納付済期間は 28 ヵ月である (2) 昭和 55 年 4 月 ~ 昭和 58 年 3 月の期間の一部は, 受給資格期間に算入されない (3) 昭和 58 年 4 月 ~ 昭和 58 年 9 月の期間は, 合算対象期間となる (4) 昭和 58 年 10 月 ~ 昭和 61 年 3 月の期間は, 受給資格期間に算入されない (5) 昭和 61 年 4 月 ~60 歳に達するまでの期間のうち, 第 3 号被保険者期間は 377 ヵ月である [ 問 -32]Aさん夫婦の老齢給付について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 妻 : 報酬比例部分の支給開始年齢は,60 歳である (2) 妻 : 平成 34 年 12 月分から老齢基礎年金に振替加算が加算される (3) 妻 : 定額部分は支給されない (4) 夫 : 平成 29 年 9 月分から老齢厚生年金に加給年金額が加算される (5) 夫 : 報酬比例部分の支給開始年齢は,60 歳である

12 [Ⅱ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -33] および [ 問 -34] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 B 夫さん ( 昭和 31 年 2 月 20 日生まれ ) は, 妻と書店を営んでいる B 夫さんの年金加入歴は次のとおりである 昭和 49 年 4 月 ~ 昭和 62 年 9 月 : 厚生年金保険 (162 ヵ月 ) 昭和 62 年 10 月 ~ 平成 15 年 6 月 : 国民年金, 保険料納付 (189 ヵ月 ) 平成 15 年 7 月 ~ 平成 19 年 6 月 : 国民年金, 保険料半額免除期間 (48 ヵ月 ) 平成 19 年 7 月 ~ 平成 22 年 6 月 : 国民年金, 保険料 4 分の1 免除期間 (36 ヵ月 ) 平成 22 年 7 月 ~60 歳に達するまで : 国民年金, 保険料納付 (67 ヵ月 ) [ 問 -33]B 夫さんが 65 歳から受給できる老齢基礎年金の年金額の計算式について, 正 しいものは次のうちどれですか ( 年金額は平成 29 年度価格 ) (1) 779,300 円 162 ヵ月 +256 ヵ月 +48 ヵ月 ヵ月 ヵ月 ヵ月 (2) 779,300 円 162 ヵ月 +256 ヵ月 +48 ヵ月 ヵ月 ヵ月 ヵ月 (3) 779,300 円 140 ヵ月 +256 ヵ月 +48 ヵ月 ヵ月 ヵ月 ヵ月 (4) 779,300 円 140 ヵ月 +256 ヵ月 +48 ヵ月 ヵ月 ヵ月 ヵ月 (5) 779,300 円 140 ヵ月 +256 ヵ月 +48 ヵ月 ヵ月 ヵ月 ヵ月 [ 問 -34]B 夫さんの年金の繰下げ受給について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 68 歳に達した月に繰下げの申出をした場合, 年金は平成 36 年 2 月分から支給される (2) 老齢基礎年金を 67 歳, 老齢厚生年金を 70 歳から繰下げ受給できる (3) 71 歳になってから繰下げの申出をした場合,70 歳到達月に遡って申出があったものとして支給される (4) 平成 35 年 10 月に繰下げの申出をした場合, 年金額は 22.4% 増額される (5) 老齢厚生年金は 65 歳から受給し, 老齢基礎年金のみを 70 歳から繰り下げて受給できる

13 [Ⅲ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -35] および [ 問 -36] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 C 夫さん ( 昭和 28 年 6 月 3 日生まれ ) から老齢厚生年金の年金額の計算方法について相談があった C 夫さんは昭和 51 年 4 月に ( 株 )F 社に就職し, 平成 29 年 11 月 30 日付で同社を退職する予定である C 夫さんの平成 29 年度基準 ( 本来水準 ) の平均標準報酬月額は 378,000 円, 平均標準報酬額は 446,000 円とのことである 現在は妻 ( パート年収 105 万円 ) と2 人暮らしである 総報酬制 実施前総報酬制 実施後生年月日旧乗率新乗率旧乗率新乗率昭和 ~ 7.50/1, /1, /1, /1,000 [ 問 -35]C 夫さんが退職後受給する老齢厚生年金 ( 報酬比例部分 ) の年金額の計算式について, 正しいものは次のうちどれですか ( 年金額は平成 29 年度 ( 本来水準 ) 価格 ) (1) 378,000 円 ヵ月 +446,000 円 ヵ月 1,000 1,000 (2) 378,000 円 ヵ月 +446,000 円 ヵ月 1,000 1,000 (3) 378,000 円 ヵ月 +446,000 円 ヵ月 1,000 1,000 (4) 378,000 円 ヵ月 +446,000 円 ヵ月 1,000 1,000 (5) 378,000 円 ヵ月 +446,000 円 ヵ月 1,000 1,000 [ 問 -36]C 夫さんが 65 歳から受給する老齢厚生年金に加算される経過的加算の計算式 について, 正しいものは次のうちどれですか ( 年金額は平成 29 年度 ( 本来水準 ) 価格 ) 445 ヵ月 (1) 1,625 円 480 ヵ月 -779,300 円 480 ヵ月 446 ヵ月 (2) 1,625 円 480 ヵ月 -779,300 円 480 ヵ月 445 ヵ月 (3) 1,625 円 499 ヵ月 -779,300 円 480 ヵ月

14 446 ヵ月 (4) 1,625 円 499 ヵ月 -779,300 円 480 ヵ月 446 ヵ月 (5) 1,625 円 500 ヵ月 -779,300 円 480 ヵ月 [Ⅳ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -37] および [ 問 -38] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 D 夫さん ( 昭和 29 年 12 月 25 日生まれ ) は, 平成 29 年 12 月末日付で 44 年 9ヵ月勤務した ( 株 )W 社を退職し, その後, 平成 30 年 3 月から関連会社の ( 株 )V 産業に 70 歳になるまで勤務する予定である 現在の給料はこの5 年間変わらず月額 452,000 円 ( 標準報酬月額 440,000 円 ) で, 賞与は6 月と 12 月にそれぞれ 840,000 円ずつもらっている ( 株 )V 産業での給料は, 月額 252,000 円 ( 標準報酬月額 260,000 円 ), 賞与は6 月と 12 月にそれぞれ 300,000 円ずつ支給される条件である なお,( 株 )W 社退職後の年金額は, 報酬比例部分 1,140,000 円, 定額部分 780,000 円, 加給年金額 389,800 円とのことである [ 問 -37]D 夫さんが ( 株 )V 産業に勤務したときの在職老齢年金に関する下記 (1~4) の記述について, 正しいものの数は次のうちどれですか 1 平成 30 年 4 月の基本月額は 160,000 円である 2 平成 30 年 5 月の総報酬月額相当額は 400,000 円である 3 平成 30 年 6 月の支給停止額は 85,000 円である 4 平成 30 年 12 月の在職老齢年金の額は 32,500 円である (1) なし (2) 1つ (3) 2つ (4) 3つ (5) 4つ

15 [ 問 -38]D 夫さんが ( 株 )V 産業に勤務して雇用保険の高年齢雇用継続給付 ( 基本給付金 ) を受給する場合のアドバイスについて, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 基本給付金の月額は,37,800 円である (2) 年金は在職老齢年金の仕組みによる支給停止に加えて,15,600 円がさらに支給停止される (3) 基本給付金は,65 歳到達月まで支給される (4) 60 歳到達時の賃金に比べて,75% 未満の賃金で勤務した月について支給される (5) 標準報酬月額と基本給付金の合計額には, 上限額が設けられている [Ⅴ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -39] および [ 問 -40] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 E 夫さん ( 昭和 32 年 12 月 2 日生まれ ) は,60 歳に達した日に 30 年間勤務した ( 株 ) U 社を退職する E 夫さんの年金加入歴は, 厚生年金保険に通算して 39 年 1ヵ月である E 夫さんの年金見込額は, 報酬比例部分が 1,160,000 円,65 歳からの老齢厚生年金は 1,193,155 円 ( うち経過的加算 33,155 円 ), 老齢基礎年金は 728,970 円とのことである なお, 妻 ( 昭和 36 年 2 月 18 日生まれ ) は, 加給年金額の対象者となる要件を満たしている [ 問 -39]E 夫さんへの経過的な繰上げ支給の老齢厚生年金の請求に関するアドバイスについて, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 老齢基礎年金も同時に繰上げ請求することになる (2) 加給年金額は,65 歳から支給される (3) 65 歳に達するまでの希望する月から, いつでも繰上げ請求できる (4) 繰上げ請求後に初診日のある傷病によって障害等級に該当しても, 障害基礎年金は請求できない (5) 61 歳に達した月に繰上げ請求した場合, 老齢基礎年金の減額率は 24% である [ 問 -40]E 夫さんが平成 29 年 12 月中に経過的な繰上げ支給の老齢厚生年金を請求した場合の老齢厚生年金の年金額の計算式について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 1,160,000 円 -(1,160,000 円 0.5% 24 ヵ月 +33,155 円 0.5% 24 ヵ月 )+ 33,155 円

16 (2) 1,160,000 円 -(1,160,000 円 0.5% 24 ヵ月 +33,155 円 0.5% 60 ヵ月 ) (3) 1,160,000 円 -(1,160,000 円 0.5% 36 ヵ月 +33,155 円 0.5% 36 ヵ月 )+ 33,155 円 (4) 1,160,000 円 -(1,160,000 円 0.5% 36 ヵ月 +33,155 円 0.5% 60 ヵ月 ) (5) 1,160,000 円 -(1,160,000 円 0.5% 36 ヵ月 +33,155 円 0.5% 60 ヵ月 )+ 33,155 円 [Ⅵ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -41] および [ 問 -42] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 F 夫さん ( 昭和 43 年 5 月 5 日生まれ ) は, 平成 28 年 5 月 6 日 ( 初診日 ) に重い病気に罹患していることが判明し, 現在も治療中である F 夫さんの年金加入歴は次のとおりで, 家族は妻 ( 昭和 44 年 9 月生まれ, パート年収 95 万円 ), 長女 ( 平成 9 年 11 月生まれ, 健常者 ), 次女 ( 平成 12 年 8 月生まれ, 障害等級 2 級の障害がある ), 長男 ( 平成 14 年 5 月生まれ, 健常者 ) の5 人家族である 昭和 63 年 5 月 ~ 平成 9 年 3 月 : 国民年金 ( 保険料納付 ) 平成 9 年 4 月 ~ 平成 28 年 12 月 : 厚生年金保険 (19 年 9ヵ月 ) 平成 29 年 1 月 ~ 現在 : 国民年金 ( 保険料未納 ) [ 問 -41]F 夫さんが障害等級 1 級と認定された場合, 受給できる障害基礎年金の年金額の計算式について, 正しいものは次のうちどれですか ( 年金額は平成 29 年度価格 ) (1) 779,300 円 ,300 円 +74,800 円 (2) 779,300 円 ,300 円 2 人 (3) 779,300 円 ,300 円 2 人 +74,800 円 (4) 779,300 円 ,300 円 2 人 (5) 779,300 円 ,300 円 2 人 +74,800 円 [ 問 -42]F 夫さんが障害等級 2 級と認定された場合の障害給付等について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 障害認定日は, 原則として平成 29 年 10 月 6 日である (2) 次女が 20 歳に達すると, 障害基礎年金の子の加算額はなくなる (3) 障害厚生年金の年金額は,300 ヵ月みなしで計算される (4) 障害厚生年金に, 配偶者加給年金額は加算されない (5) 厚生年金保険の被保険者となったときは, 障害厚生年金は支給停止される

17 [Ⅶ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -43] および [ 問 -44] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 G 子さん ( 昭和 47 年 7 月 3 日生まれ 平成 9 年 5 月結婚 専業主婦 ) から, 病気療養中の夫が, 万一亡くなった場合の遺族年金について相談があった 夫 (48 歳 ) の年金加入歴は次のとおりである 平成 3 年 4 月 ~ 平成 18 年 9 月 : 厚生年金保険 (15 年 6ヵ月 ) 平成 18 年 10 月 ~ 現在 : 国民年金 ( 保険料はすべて納付,11 年 ) 子供は, 長女 ( 平成 12 年 6 月生まれ, 障害等級 2 級の障害がある ), 長男 ( 平成 14 年 5 月生まれ, 健常者 ), 次女 ( 平成 15 年 12 月生まれ, 健常者 ) の3 人である [ 問 -43] 万一, 夫が平成 29 年中に亡くなった場合,G 子さんへの遺族給付について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 死亡一時金は支給されない (2) 寡婦年金は支給されない (3) 遺族基礎年金には3 人分の子の加算額が加算される (4) 遺族基礎年金は, 次女が 18 歳の年度末を経過したときに失権する (5) 再婚するとG 子さんが有する遺族基礎年金の受給権は消滅する [ 問 -44] 万一, 夫が平成 29 年中に亡くなった場合,G 子さんおよび子が受給できる遺族厚生年金について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 年金額は, 報酬比例部分の年金額の4 分の3に相当する額である (2) 年金額は, 実加入期間で計算され,300 ヵ月みなしで計算されない (3) G 子さんが厚生年金保険の被保険者になっても, 支給停止されない (4) G 子さんが 65 歳に達するまで中高齢寡婦加算が加算される (5) 子に対する遺族厚生年金はG 子さんが受給権を有する間, 支給停止される

18 [Ⅷ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -45] および [ 問 -46] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 先日, 福岡市内のT 銀行 S 支店近くに転居してきたH 夫さん ( 昭和 28 年 2 月 10 日生まれ ) から, 住所および受給している年金の受取金融機関の変更について相談があった また, もうすぐ 65 歳になることから 65 歳になるときの手続についても相談があった 現在,H 夫さんは 37 年間加入した特別支給の老齢厚生年金を, 妻 (62 歳 ) は 12 年間加入した特別支給の老齢厚生年金をそれぞれ受給中である なお, 区役所には転入届を提出済みで, 個人番号 ( マイナンバー ) は日本年金機構に収録済みである [ 問 -45]H 夫さんへの 年金受給権者受取機関変更届 ( 以下 変更届 という ) 等に関するアドバイスについて, 適切でないものは次のうちどれですか (1) 受給している年金の受取金融機関を変更する場合は, 年金コードは記入せずに所定欄にチェックマーク ( ) を付ければよい (2) ねんきんネットを利用して, 受取口座の変更ができる (3) 住所のみの変更であれば, 届出は不要である (4) 変更届の受給権者氏名欄は, 本人が自ら署名するときは押印を省略できる (5) 変更届の金融機関証明欄は, 預貯金通帳を持参することで省略できる [ 問 -46]H 夫さんに 65 歳到達時に送付される年金請求書 ( ハガキ形式 ) に関するアドバイスについて, 適切でないものは次のうちどれですか (1) 提出期限は平成 30 年 2 月末日である (2) 提出が遅れると年金の支払が保留されることがある (3) 年金請求書 ( ハガキ形式 ) を紛失した場合の届書は, 日本年金機構の Web サイトからダウンロードできる (4) 老齢基礎年金と老齢厚生年金の両方を繰下げ希望のときでも, 必ず提出する (5) 加給年金額対象者の欄に, 妻の氏名を記入する

19 [Ⅸ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -47] および [ 問 -48] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 I 夫さん ( 昭和 31 年 10 月 2 日生まれ ) は, 平成 29 年 10 月末日をもって ( 株 )R 社を退職する予定である I 夫さんの厚生年金保険への加入歴は次のとおりである 昭和 50 年 4 月 ~ 昭和 63 年 3 月 :( 株 )Q 社 昭和 63 年 4 月 ~ 平成 7 年 3 月 :( 株 )P 社 (P 社厚生年金基金にも加入 ) 平成 7 年 4 月 ~ 平成 26 年 3 月 :( 株 )O 社 平成 26 年 4 月 ~ 平成 29 年 10 月 :( 株 )R 社 ( 退職時の標準報酬月額 30 万円 ) ( 株 )R 社は, 全国健康保険協会管掌健康保険 ( 協会けんぽ ) に加入しており,I 夫さんは引き続き任意継続被保険者として 協会けんぽ に加入の予定である 家族は, 妻 (56 歳, パート年収約 95 万円 ) と長女 (28 歳 会社員 ) の3 人暮らしである [ 問 -47]I 夫さんの特別支給の老齢厚生年金の支給開始年齢からの年金請求手続に関するアドバイスについて, 適切でないものは次のうちどれですか (1) 退職前に年金請求手続を行うことはできない (2) 年金事務所のほか, 街角の年金相談センターでも年金請求手続を行うことができる (3) 年金請求書には, 妻の源泉徴収票または住民税の非課税証明書を添付する (4) 厚生年金基金の年金請求手続は,P 社厚生年金基金に対して行う (5) 年金請求書には, 雇用保険の被保険者証を添付する [ 問 -48]I 夫さんが退職後加入できる健康保険の任意継続被保険者について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 退職後 30 日以内に申請することで, 協会けんぽの任意継続被保険者になることができる (2) 任意継続被保険者になることができる期間は, 退職後 3 年間である (3) 保険料は退職時の標準報酬月額 30 万円に保険料率を乗じて算出される (4) 保険料の納付期日は, その月の末日 ( 土 日 祝日のときは翌営業日 ) である (5) 医療費の自己負担割合は, 本人 家族とも3 割である

20 [Ⅹ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -49] および [ 問 -50] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 J 夫さん ( 昭和 26 年 10 月 25 日生まれ ) は, 平成 29 年 10 月 24 日に 29 年 6ヵ月勤務した ( 株 )N 社を退職する予定で, 退職一時金 1,540 万円が支給されるとのことである また,J 夫さんが退職後受給する年金額は次のとおりである 老齢厚生年金:124 万円 老齢基礎年金:76 万円 企業年金基金:120 万円 J 夫さんは, 妻 ( 昭和 27 年 8 月生まれ, 専業主婦 ), 長女 ( 昭和 61 年 12 月生まれ, 会社員 ) の3 人暮らしである 収入金額 (A) 公的年金等控除額その他控除額 130 万円以下 70 万円 65 歳以上は 130 万円超 410 万円以下 (A) 25%+37.5 万円 最低 120 万円 410 万円超 770 万円以下 (A) 15%+78.5 万円 基礎控除 :38 万円 配偶者控除 :38 万円 [ 問 -49]J 夫さんが事例の年金を受給した場合, 平成 30 年分の公的年金等にかかる雑所得の金額は, 次のうちどれですか (1) 1,175,000 円 (2) 1,265,000 円 (3) 1,935,000 円 (4) 2,000,000 円 (5) 2,025,000 円 [ 問 -50]J 夫さんの退職一時金について, 課税対象となる退職所得金額は次のうちどれですか (1) 200,000 円 (2) 375,000 円 (3) 400,000 円 (4) 550,000 円 (5) 750,000 円

21 JA バンク JF マリンバンク年金アドバイザー 第 2 回解答と解説 (2017 年 10 月実施分 ( 一部修正 )) [ 問 -1] わが国の最近の人口動向等について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 平成 27 年の簡易生命表によると, 日本人の平均寿命は, 女性が男性を8 歳以上上回っている (2) 平成 27 年の合計特殊出生率は,1.40 を上回っている (3) 国民生活基礎調査 による平成 26 年の高齢者世帯の所得を種類別にみると, 公的年金 恩給 の割合は 70% を超えている (4) 高齢社会白書 による平成 27 年の総人口に占める 65 歳以上の人の割合は,30% を超えている (5) 平成 26 年度の社会保障給付費の総額は,120 兆円を超えている わが国の最近の人口動向等 ( テキスト1 8~13 頁 ) 正解 (2) 平成 27 年の簡易生命表によると, 日本人の平均寿命は男子が 歳, 女子が 歳で, 女性が男性を 6.26 歳上回っている 国民生活基礎調査 による平成 26 年の高齢者世帯の平均所得金額の総額は 万円で, そのうち 公的年金 恩給 は 万円 (67.5%) である 高齢社会白書 による平成 27 年の総人口に占める 65 歳以上の人の割合は,26.7% である 平成 26 年度の社会保障給付費の総額は,112.1 兆円である [ 問 -2] わが国の公的年金制度の現況について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 平成 27 年度末の公的年金の加入者数は,6,500 万人を下回っている (2) 平成 27 年度末の国民年金と厚生年金保険 ( 共済含む ) の積立金の合計額は,120 兆円を下回っている (3) 平成 27 年度 ( 現年度分 ) の国民年金保険料の納付率は,60% を下回っている (4) 平成 27 年度末の国民年金の第 3 号被保険者数は, 第 1 号被保険者数より少ない (5) 平成 27 年度末の公的年金の受給者数 ( 実受給権者数 ) は,3,500 万人を下回っている わが国の公的年金制度の現況 ( テキスト 1 2~7 頁 ) 正解 (4) 平成 27 年度末の公的年金の加入者数は 6,712 万人で, その内訳は第 1 号被保険者が

22 1,668 万人, 第 2 号被保険者等が 4,129 万人, 第 3 号被保険者が 915 万人となっており, 第 3 号被保険者数は第 1 号被保険者数より少ない 平成 27 年度末の国民年金と厚生年金保険 ( 共済含む ) の積立金の合計額は 兆円である 平成 27 年度 ( 現年度分 ) の国民年金保険料の納付率は,63.4% である 平成 27 年度末の公的年金の受給者数 ( 実受給権者数 ) は,4,025 万人である [ 問 -3] 健康保険制度等について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 健康保険の標準報酬月額は, 第 1 級から第 50 級までの 50 等級に区分されている (2) 健康保険の標準賞与額の上限額は, 年度の累計額で 573 万円である (3) 新たに 70 歳に到達した者 ( 現役並み所得者 ) の医療費の自己負担割合は,3 割である (4) 介護保険の第 1 号被保険者とは, 市区町村の区域内に住所がある 65 歳以上の者をいう (5) 全国健康保険協会管掌健康保険 ( 協会けんぽ ) の保険料率は, どの都道府県でも同じである 医療保険制度等 ( テキスト3 70~81 頁 ) 正解 (5) 全国健康保険協会管掌健康保険 ( 協会けんぽ ) の保険料率は, 都道府県で異なっている 平成 29 年度の保険料率は, 最も低い新潟県は 9.69%, 最も高い佐賀県は 10.47% となっている [ 問 -4] 国民年金の被保険者について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 第 3 号被保険者は, 配偶者が厚生年金保険の被保険者でなくなった場合, 第 1 号被保険者への種別変更の届出は不要である (2) 第 3 号被保険者である被扶養配偶者の認定基準では, 障害基礎年金の収入は年間収入に含まれる (3) 受給資格期間を満たしている 65 歳以上の厚生年金保険の被保険者の被扶養配偶者は,60 歳未満であっても第 3 号被保険者に該当しない (4) 日本国内に住所を有する 20 歳以上 60 歳未満の自営業者であって遺族基礎年金の受給権者は, 第 1 号被保険者である (5) 日本国籍を有し日本国内に住所を有しない 20 歳以上 65 歳未満の者は, 任意加入被保険者となることができる 国民年金の被保険者 ( テキスト 1 38~46 頁 ) 正解 (1) 第 3 号被保険者は, 配偶者が厚生年金保険の被保険者でなくなった場合, 第 3 号被保険

23 者から第 1 号被保険者への種別変更の届出をしなければならない [ 問 -5] 国民年金の被保険者の資格取得および喪失等について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 65 歳未満の厚生年金保険の被保険者は, 退職した日の翌日に第 2 号被保険者の資格を喪失する (2) 日本国内に住所を有する外国人留学生は,20 歳に達したときに第 1 号被保険者の資格を取得する (3) 20 歳以上 60 歳未満の者は, 第 2 号被保険者の被扶養配偶者となったときに第 3 号被保険者の資格を取得する (4) 20 歳未満で厚生年金保険の被保険者資格を取得した者は,20 歳に達したときに第 2 号被保険者となる (5) 第 1 号被保険者は, 原則として 60 歳の誕生日の前日にその資格を喪失する 国民年金の被保険者の資格取得および喪失等 ( テキスト1 41~43 頁 ) 正解 (4) 20 歳未満で厚生年金保険の被保険者資格を取得した者は, 資格を取得したときから第 2 号被保険者となる [ 問 -6] 国民年金の第 1 号被保険者の保険料等について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 60 歳以上 65 歳未満の任意加入被保険者は, 付加保険料を納付することができる (2) 現金で2 年分の保険料を一括前納することができる (3) 口座振替で当月分を当月末引落としで納付した場合, 月額 50 円割引される (4) 後納制度により, 過去 10 年分まで保険料を納付することができる (5) 保険料を納付する義務があるのは, 被保険者とその配偶者および世帯主である 国民年金の第 1 号被保険者の保険料 ( テキスト1 46~58 頁 ) 正解 (4) 平成 27 年 10 月より, 過去 5 年分までの未納保険料について納付することができる5 年後納制度が実施されている ( 平成 30 年 9 月までの時限措置 ) [ 問 -7] 国民年金の第 1 号被保険者に対する保険料免除制度等について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 任意加入被保険者は, 保険料免除制度の対象とならない (2) 免除を受けた期間の免除された保険料は,10 年以内であれば追納することができる (3) 過去 2 年 (2 年 1ヵ月前 ) まで遡って保険料免除の申請をすることができる (4) 50 歳未満の保険料の納付猶予制度の所得基準は, 本人とその配偶者および世帯主の

24 所得で判定される (5) 前年の所得が免除基準額を超える場合でも, 失業により保険料の納付が困難な場合, 保険料免除制度の対象とされる 国民年金の保険料免除制度 ( テキスト1 52~56 頁 ) 正解 (4) 50 歳未満の第 1 号被保険者の納付猶予制度は, 同居している世帯主の所得にかかわらず, 本人および配偶者の所得要件によって申請により保険料の納付が猶予される制度である [ 問 -8] 厚生年金保険の被保険者について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 2ヵ月以内の期間を定めて使用されている者が, 所定の期間を超えて引き続き使用されることとなった場合は, そのときから原則として被保険者となる (2) 常時 5 人以上の従業員を使用する個人事業所の事業主は, 被保険者とならない (3) 特定適用事業所に使用されている短時間労働者が被保険者となるには,1 週の所定労働時間が 20 時間以上, 賃金の月額が 8.8 万円以上, 雇用期間が1 年以上見込まれること, 学生でないこと, のいずれかの要件を満たす必要がある (4) 常時従業員を使用する法人事業所の代表者は, 被保険者となる (5) 適用事業所に使用される 70 歳未満の者は, 国籍にかかわらず原則として被保険者となる 厚生年金保険の被保険者 ( テキスト 1 61~65 頁 ) 正解 (3) (3) は, いずれかの要件を満たすではなく, すべての要件を満たすが正しい [ 問 -9] 厚生年金保険の被保険者資格の取得 喪失および被保険者期間について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 月の末日に適用事業所に入社した場合, その月は被保険者期間に算入される (2) 月の末日に退職した場合, 退職した月まで被保険者期間に算入される (3) 資格を取得した月内に退職し, 同一月内にさらに被保険者の資格を取得した場合, 最後の資格が被保険者期間とされる (4) 被保険者が死亡したときは, 死亡した日の翌日に被保険者の資格を喪失する (5) 70 歳に達した日の翌日に被保険者の資格を喪失する 厚生年金保険の被保険者資格の取得 喪失 被保険者期間 ( テキスト 1 65~67 頁 ) 正解 (5) 70 歳に達した日 ( 誕生日の前日 ) が, 被保険者資格の喪失日である [ 問 -10] 厚生年金保険の保険料 ( 率 ) について, 誤っているものは次のうちどれですか

25 (1) 第 1 号厚生年金被保険者の育児休業期間中の保険料は, 被保険者負担分 事業主負担分とも免除される (2) 標準報酬月額と標準賞与額に乗じる保険料率は, 異なっている (3) 第 1 号厚生年金被保険者の保険料は, 事業主と被保険者が2 分の1ずつを負担する (4) 第 1 号厚生年金被保険者が 10 月末日に退職した場合, 事業主は 9 月分と 10 月分の保険料を 10 月分の報酬から控除することができる (5) 第 1 号厚生年金被保険者と第 2 号厚生年金被保険者の平成 29 年 10 月分の保険料率は, 異なっている 厚生年金保険の保険料 ( 率 )( テキスト 1 78~82 頁 ) 正解 (2) 標準報酬月額と標準賞与額に乗じる保険料率は, 同じである [ 問 -11] 厚生年金保険の標準報酬月額および標準賞与額について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 通勤手当は, その全額が標準報酬月額の対象となる報酬に含まれる (2) 定時決定は, 原則としてその年の4 月から6 月までの3ヵ月間に受けた報酬の月平均額を基準に標準報酬月額が決定される (3) 随時改定は, 固定的賃金に変動があり従前の標準報酬月額に比べて2 等級以上の差が生じたときに行われる (4) 同一月に2 回に分けて賞与が支払われた場合, 合算した額が標準賞与額の対象とされる (5) 標準賞与額は, 被保険者が受けた月の賞与額の 10,000 円未満の端数を切り捨てた額である 厚生年金保険の標準報酬月額 標準賞与額 ( テキスト1 69~78 頁 ) 正解 (5) 標準賞与額は, 被保険者が賞与等 ( 賞与 期末手当など ) を受けた月において, その月に受けた賞与額の 1,000 円未満の端数を切り捨てた額 ( 上限額 150 万円 ) である [ 問 -12] 厚生年金保険および国民年金の受給権等について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 年金は, 支給すべき事由が生じた月の翌月分から権利が消滅した月分まで支給される (2) 繰上げ支給の老齢基礎年金は, 請求日の属する月分から支給される (3) 未支給年金を受けることができる者の範囲は, 死亡した者と生計を同じくしていた配偶者, 子, 父母, 孫, 祖父母, 兄弟姉妹またはこれらの者以外の3 親等内の親族である

26 (4) 老齢厚生年金を受ける権利は, 受給権者の請求にもとづいて実施機関が裁定する (5) 年金の受給権は, 原則として他人に譲り渡し, 担保に供し, 差し押えることはでき ない 厚生年金保険 国民年金の受給権 ( テキスト 1 105~116 頁 ) 正解 (2) 繰上げ支給の老齢基礎年金は, 請求した日の属する月の翌月分から支給される [ 問 -13] 老齢基礎年金について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 保険料納付済期間, 保険料免除期間および合算対象期間を合算して 10 年 ( 120 ヵ月 ) 以上ある者に支給される (2) 保険料半額免除の承認を受けた期間の納付すべき保険料を納付しない場合, その期間は老齢基礎年金の年金額に保険料納付済期間の2 分の1 相当額が反映される (3) 付加年金を受給できる者が老齢基礎年金を繰下げ受給した場合, 老齢基礎年金と同じ率で増額された付加年金を受給できる (4) 学生納付特例制度の適用を受けた期間は, 保険料の追納がなければ老齢基礎年金の年金額の基礎とされない (5) 厚生年金保険の被保険者期間のうち 20 歳前の期間は, 老齢基礎年金の年金額の基礎とされない 老齢基礎年金 ( テキスト2 3~20 頁 ) 正解 (2) 保険料半額免除の承認を受けた期間の納付すべき保険料を納付しなかった場合, その期間は未納期間となり, 受給資格期間に算入されず老齢基礎年金の年金額にも反映されない [ 問 -14] 老齢基礎年金の受給資格期間 ( 合算対象期間等 ) に算入されない期間は, 次のうちどれですか (1) 日本国籍を取得した者の海外在住期間のうち, 昭和 36 年 4 月から日本国籍を取得した日の前日までの 20 歳以上 60 歳未満の期間 (2) 日本国籍を有している海外居住者が国民年金に任意加入した期間のうち, 保険料を納付しなかった 20 歳以上 60 歳未満の期間 (3) 国民年金に任意加入したが, 保険料を納付しなかった 60 歳以上 65 歳未満の期間 (4) 50 歳未満の保険料の納付猶予制度の適用を受けた期間のうち, 保険料が追納されなかった期間 (5) 平成 3 年 3 月までの学生であった期間のうち, 国民年金に任意加入できた者が任意加入しなかった 20 歳以上 60 歳未満の期間 老齢基礎年金の合算対象期間 ( テキスト 2 3~6 頁 )

27 正解 (3) 国民年金に任意加入して保険料を納付しなかった 60 歳以上 65 歳未満の期間は受給資格 期間に算入されない [ 問 -15] 配偶者 ( 妻 ) の老齢基礎年金に加算される振替加算について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 満額の老齢基礎年金を受給できる場合でも加算される (2) 夫の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢または 65 歳に達する前でも, 妻が 65 歳に達すれば加算される (3) 老齢基礎年金を繰下げ受給した場合, 振替加算も同じ増額率で増額して加算される (4) 障害厚生年金の配偶者加給年金額の対象者には, 加算されない (5) 振替加算の額は, 夫の生年月日に応じて定められている 老齢基礎年金の振替加算 ( テキスト2 12~15 頁 ) 正解 ⑴ 配偶者 ( 妻 ) が 65 歳に達しても, 夫の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢または 65 歳に達するまでは加算されない 老齢基礎年金を繰下げ受給した場合, 老齢基礎年金は増額されるが, 振替加算は増額されない 障害厚生年金の配偶者加給年金額の対象となっていた配偶者にも加算される 振替加算の額は, 配偶者 ( 妻 ) の生年月日に応じて定められている [ 問 -16] 昭和 32 年 10 月 2 日生まれの民間会社のみに勤務した者に支給される特別支給の老齢厚生年金について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 一般男子の場合,60 歳から報酬比例部分を繰り上げて受給することができる (2) 女子の場合, 報酬比例部分の支給開始年齢は 61 歳である (3) 老齢基礎年金の受給資格期間を満たし, 厚生年金保険の被保険者期間が1ヵ月以上あれば支給される (4) 障害等級 3 級の状態にある在職者 ( 被保険者 ) は, 支給開始年齢についての障害者特例の対象とされる (5) 厚生年金保険の被保険者期間が 44 年以上ある在職者 ( 被保険者 ) は, 報酬比例部分の支給開始と同じ年齢から定額部分も支給される 特別支給の老齢厚生年金 ( テキスト2 22~29 頁 ) 正解 (1) 昭和 32 年 10 月 2 日生まれの民間会社のみに勤務した女子の報酬比例部分の支給開始年齢は,60 歳である 特別支給の老齢厚生年金を受給するには, 厚生年金保険の被保険者期間が1 年以上ある

28 ことが必要である 障害等級 3 級以上の障害の状態にあり退職している ( 被保険者でない ) 者は, 支給開始年齢について障害者特例の対象とされるが, 在職者 ( 被保険者 ) はされない 第 1 号厚生年金被保険者期間が 44 年以上あり退職している者 ( 被保険者でない者 ) は, 報酬比例部分の支給開始年齢と同じ年齢から定額部分が支給されるが, 在職者 ( 被保険者 ) はされない [ 問 -17] 雇用保険の失業給付 ( 基本手当 ) および基本手当と特別支給の老齢厚生年金との併給調整等について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 求職の申込みは, 勤務地を管轄する公共職業安定所 ( ハローワーク ) で行う (2) 基本手当の受給期間内であっても, 基本手当が1 日も支給されない月の年金は支給される (3) 雇用保険の被保険者期間が 20 年以上で, 定年退職や自己都合による離職の場合の基本手当の所定給付日数は 150 日である (4) 基本手当の所定給付日数は, 一般の受給資格者より就職困難者 ( 障害者等 ) の方が多い (5) 求職の申込日が年金の受給権発生日より前にある場合, 年金は受給権を取得した月の翌月分から支給停止される 雇用保険の失業給付 ( 基本手当 ) と老齢厚生年金の併給調整 ( テキスト 3 16~28 頁 ) 正解 (1) 求職の申込みは, 住所地を管轄する公共職業安定所 ( ハローワーク ) で行う [ 問 -18] 老齢厚生年金に加算される配偶者加給年金額について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 配偶者が 20 年以上の被保険者期間のある特別支給の老齢厚生年金を受給している場合は, 支給停止される (2) 加給年金額が加算される年齢に達したときに対象となる配偶者が 65 歳に達している場合, 加算されない (3) 配偶者の前年の年収が 850 万円以上ある場合でも,4 年後に定年退職することが明らかであれば加算される (4) 配偶者が障害等級 3 級の障害厚生年金を受給している場合は, 支給停止される (5) 配偶者の生年月日に応じた特別加算がある 老齢厚生年金の加給年金額 ( テキスト2 38~40 頁 ) 正解 (5) 配偶者加給年金額には, 受給権者の生年月日 ( 昭和 9 年 4 月 2 日以後生まれの者が対象 ) に応じた特別加算が加算される

29 [ 問 -19] 障害基礎年金について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 初診日の前日において初診日の属する月の前々月までの全被保険者期間のうち3 分の1を超える保険料未納期間がなければ, 保険料納付要件を満たしたものとされる (2) 受給権者に配偶者がいれば, 配偶者加給年金額が加算される (3) 初診日が 20 歳前にある障害についても, 対象とされる (4) 受給権取得後に子が出生したときは, 出生した日の属する月の翌月分から子の加算額が加算される (5) 障害認定日に障害等級に該当しなかった者が, その後 65 歳に達する日の前日までの間に症状が悪化して障害等級に該当するようになった場合, その期間内に請求することにより障害基礎年金が支給される 障害基礎年金 ( テキスト4 3~9,11~15 頁 ) 正解 (2) 配偶者加給年金額は, 障害厚生年金に加算されるもので, 障害基礎年金には加算されない [ 問 -20] 障害厚生年金について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 障害等級 1 級および2 級の障害厚生年金の受給権者には, 原則として同じ等級の障害基礎年金が支給される (2) 厚生年金保険の被保険者期間中に初診日のある傷病による障害であれば, その障害認定日が国民年金の第 1 号被保険者期間中であっても対象とされる (3) 障害厚生年金の年金額は, 障害認定日の属する月までの被保険者期間により計算される (4) 障害厚生年金の年金額を計算する場合,20 歳未満の厚生年金保険の被保険者期間も算入される (5) 障害の程度が増進した場合の請求による年金額の増額改定は, 請求のあった月分から行われる 障害厚生年金 ( テキスト4 26~38,46,47 頁 ) 正解 (5) 障害の程度が増進した場合, 年金額の増額改定を請求することができる この場合, 請求があった月の翌月分から増額改定される [ 問 -21] 遺族基礎年金について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 被保険者であった妻が死亡した場合, 子のある夫または子に支給される (2) 年金額は, 死亡した者の保険料納付済期間や保険料免除期間にかかわらず定額である

30 (3) 50 歳未満の国民年金保険料の納付猶予制度の適用を受けている期間中に死亡した場合, 支給対象とされる (4) 被保険者が死亡した当時胎児であった子が生まれたときは, 死亡した日の属する月の翌月分から支給される (5) 被保険者の死亡当時に健常者であった子が,18 歳到達の年度末に達する前に障害等級 2 級の障害に該当した場合,20 歳に達するまで支給される 遺族基礎年金 ( テキスト5 2~10 頁 ) 正解 (4) 被保険者等の死亡の当時胎児であった子が出生したときは, 出生した日の属する月の翌月分から遺族基礎年金が支給される [ 問 -22] 遺族厚生年金について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 遺族厚生年金を受給できる遺族は, 被保険者または被保険者であった者の配偶者, 子, 父母, 孫または祖父母である (2) 退職した者が, 被保険者期間中に初診日がある傷病により初診日から5 年以内に死亡したときに支給される (3) 老齢厚生年金の受給権者または受給資格期間を満たした者が死亡した場合, その被保険者期間にかかわらず支給される (4) 妻が死亡した当時,55 歳以上の夫に対する遺族厚生年金は, 夫が遺族基礎年金を受給できるときは, その間あわせて受給することができる (5) 夫が死亡した当時,30 歳未満の子のない妻の場合, 受給権を取得した日から5 年を経過したときに失権する 遺族厚生年金 ( テキスト5 12~28 頁 ) 正解 (3) 老齢厚生年金の受給権者または受給資格期間を満たした者の死亡の場合, 保険料納付済期間, 保険料免除期間および合算対象期間を合算した期間が原則 25 年以上あれば支給される [ 問 -23] 遺族厚生年金の中高齢寡婦加算について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 遺族厚生年金の受給権者 ( 妻 ) が厚生年金保険の被保険者の場合, 中高齢寡婦加算は支給停止される (2) 老齢厚生年金の受給権者 ( 夫 ) が死亡した場合, その被保険者期間にかかわらず加算される (3) 夫が死亡した当時, 子のない 40 歳以上の妻には, 加算されない (4) 中高齢寡婦加算の額は, 遺族基礎年金の年金額の4 分の3に相当する額である (5) 遺族基礎年金と中高齢寡婦加算は, 一定の要件を満たせば併給される

31 遺族厚生年金の中高齢寡婦加算 ( テキスト5 23~25,28 頁 ) 正解 (4) 遺族厚生年金の受給権者 ( 妻 ) が厚生年金保険の被保険者であっても, 中高齢寡婦加算は支給停止されることなく支給される 老齢厚生年金の受給権者 ( 夫 ) が死亡した場合, 保険料納付済期間, 保険料免除期間および合算対象期間を合算した期間が原則 25 年以上で, 厚生年金保険の被保険者期間が原則として 20 年以上あれば支給される 中高齢寡婦加算は, 夫の死亡の当時 ( 子がいるときは遺族基礎年金の失権当時 ),40 歳以上の妻に対して 65 歳に達するまでの間支給される したがって, 子のない 40 歳以上の妻には加算される 子がいて遺族基礎年金を受給している間は, 中高齢寡婦加算は支給停止され, 併給されない [ 問 -24]65 歳以上の者に支給される年金給付の併給調整について, 併給されない組合せは次のうちどれですか (1) 老齢基礎年金 と 遺族厚生年金 (2) 老齢基礎年金 と 障害厚生年金 (3) 遺族基礎年金 と 遺族厚生年金 (4) 障害基礎年金 と 老齢厚生年金 (5) 障害基礎年金 と 遺族厚生年金 年金給付の併給調整 ( テキスト5 29~32 頁 ) 正解 (2) (2) の組合せは, 支給事由が異なり, 併給調整の例外にも該当しないので併給されない [ 問 -25] 国民年金の寡婦年金と死亡一時金について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 寡婦年金と死亡一時金の両方を受給できるときは, いずれかを選択して受給する (2) 遺族基礎年金を受給したことのある妻も, 寡婦年金を受給することができる (3) 寡婦年金は, 死亡した夫の第 1 号被保険者としての保険料納付済期間と保険料免除期間を合算した期間が,25 年以上あることが支給要件となっている (4) 死亡一時金は, 遺族厚生年金を受給できる場合でも支給される (5) 死亡一時金の支給要件となる死亡した者の保険料納付済期間には, 国民年金の第 2 号被保険者期間は含まれない 寡婦年金と死亡一時金 ( テキスト 5 62~68 頁 )

32 正解 (3) 寡婦年金の支給要件のひとつに, 国民年金の第 1 号被保険者としての保険料納付済期間 と保険料免除期間を合算した期間が 10 年以上ある夫が死亡したときがある [ 問 -26] 社会保障協定について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 目的のひとつは, 日本と相手国の年金制度等への二重加入を防止することにある (2) 相手国の年金制度に加入しながら, 同時に日本の国民年金に任意加入することはできない (3) 相手国への派遣の期間が5 年を超えない見込みの場合, 日本の年金制度に加入する (4) イギリスの年金制度の加入期間は, 日本の年金制度の受給資格期間に算入できない (5) 日本と社会保障協定を締結 ( 発効 ) している国は,15 ヵ国以上である 社会保障協定 ( テキスト1 102~104 頁 ) 正解 (2) 相手国の制度に加入した場合でも, 日本国籍を有する 20 歳以上 65 歳未満の者は, 同時に日本の国民年金に任意加入することができる [ 問 -27] 平成 29 年度に日本年金機構から送付されている ねんきん定期便 について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) いわゆる節目年齢以外の者には, ハガキ形式の ねんきん定期便 が送付される (2) 誕生月 (1 日生まれの者は誕生月の前月 ) に送付される (3) これまでの保険料納付額 欄の厚生年金保険の保険料額は, 被保険者と事業主が負担した累計額が記載されている (4) 老齢年金の種類と見込額 欄は, 厚生年金保険を一般厚生年金期間, 公務員厚生年金期間, 私学共済厚生年金期間に区分して記載されている (5) 50 歳以上の者に通知される老齢年金の見込額は, 現在の加入条件で 60 歳まで継続して加入したものと仮定して計算されている ねんきん定期便 ( テキスト1 125~127 頁 ) 正解 (3) これまでの保険料納付額 欄の厚生年金保険の保険料額は, 被保険者が負担した累計額が記載されている [ 問 -28] 公的年金等の税制について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 個人型確定拠出年金の加入者の掛金は, 小規模企業共済等掛金控除の対象となる (2) 生計を一にする子の国民年金の保険料を親が支払った場合, 支払った者の社会保険料控除の対象となる (3) 確定給付企業年金の加入者の掛金は, 生命保険料控除の対象となる

33 (4) 国民年金基金の加入員の掛金は, 社会保険料控除の対象となる (5) 社会保険料控除の控除額には, 年単位で上限が設けられている 年金の税制 ( テキスト 1 114~116 頁 ) 正解 (5) 社会保険料控除の控除額には, 上限額は設けられていない [ 問 -29] 個人型確定拠出年金制度について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 20 歳未満の厚生年金保険の被保険者は, 加入対象者とされていない (2) 国民年金の第 3 号被保険者は, 加入対象者とされている (3) 企業型確定拠出年金の加入者も, 加入できる場合がある (4) 加入者は, いつでも掛金の拠出を停止することができる (5) 60 歳に達したときに, 加入者の資格を喪失する 個人型確定拠出年金 ( テキスト 3 52~59 頁 ) 正解 (1) 厚生年金保険の被保険者は,20 歳未満であっても加入対象者とされている [ 問 -30] 確定給付企業年金について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 規約型企業年金と基金型企業年金の2 種類がある (2) 老齢給付金と脱退一時金の給付は必須であり, 規約で定めれば障害給付金や遺族給付金を給付することもできる (3) 老齢給付金の支給要件として,10 年を超える加入者期間を規約で定めてはならない (4) 年金給付は, 毎年 1 回以上定期的に支給しなければならない (5) 加入者期間の要件を満たし退職していれば,60 歳未満でも老齢給付金を支給することがある 確定給付企業年金 ( テキスト 1 83~86 頁, テキスト 3 44~51 頁 ) 正解 (3) 老齢給付金の支給要件として 20 年を超える加入者期間を規約で定めることはできない

34 [Ⅰ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -31] および [ 問 -32] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 Aさん夫婦 ( 昭和 58 年 10 月結婚 ) から, 夫婦の年金について相談があった 夫婦それぞれの年金加入歴 ( 予定を含む ) は次のとおりで, 妻は配偶者加給年金額の対象となる要件を満たしている 〇妻 ( 昭和 32 年 12 月 1 日生まれ ) 昭和 51 年 4 月 ~ 昭和 55 年 3 月 :( 株 )Z 社 ( 厚生年金保険 ) 昭和 55 年 4 月 ~ 昭和 58 年 3 月 :( 株 )Y 社 ( 厚生年金保険 ) 昭和 58 年 4 月 ~ 昭和 58 年 9 月 : 国民年金 ( 保険料未納 ) 昭和 58 年 10 月 ~ 昭和 61 年 3 月 : 国民年金 ( 任意加入, 保険料未納 ) 昭和 61 年 4 月 ~60 歳に達するまで : 国民年金〇夫 ( 昭和 27 年 9 月 30 日生まれ ) 昭和 50 年 4 月 ~ 平成 24 年 9 月 :( 株 )Z 社 ( 厚生年金保険 ) 平成 24 年 10 月 ~65 歳の誕生日まで :( 株 )X 社 ( 厚生年金保険 ) [ 問 -31] 妻の老齢基礎年金の受給資格期間等について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 昭和 51 年 4 月 ~ 昭和 55 年 3 月の期間のうち, 保険料納付済期間は 28 ヵ月である (2) 昭和 55 年 4 月 ~ 昭和 58 年 3 月の期間の一部は, 受給資格期間に算入されない (3) 昭和 58 年 4 月 ~ 昭和 58 年 9 月の期間は, 合算対象期間となる (4) 昭和 58 年 10 月 ~ 昭和 61 年 3 月の期間は, 受給資格期間に算入されない (5) 昭和 61 年 4 月 ~60 歳に達するまでの期間のうち, 第 3 号被保険者期間は 377 ヵ月である 老齢基礎年金の受給資格期間 ( テキスト2 3~9 頁 ) 正解 (5) 昭和 51 年 4 月 ~ 昭和 55 年 3 月 : 昭和 51 年 4 月 ~ 昭和 52 年 10 月の期間は合算対象期間で, 昭和 52 年 11 月以後の期間が保険料納付済期間となり, その期間は 29 ヵ月である 昭和 55 年 4 月 ~ 昭和 58 年 3 月 : すべての期間が保険料納付済期間となり, 受給資格期間に算入される 昭和 58 年 4 月 ~ 昭和 58 年 9 月 : 保険料未納期間であり, 受給資格期間に算入されない 昭和 58 年 10 月 ~ 昭和 61 年 3 月 : 合算対象期間なので, 受給資格期間に算入される [ 問 -32]A さん夫婦の老齢給付について, 誤っているものは次のうちどれですか

35 (1) 妻 : 報酬比例部分の支給開始年齢は,60 歳である (2) 妻 : 平成 34 年 12 月分から老齢基礎年金に振替加算が加算される (3) 妻 : 定額部分は支給されない (4) 夫 : 平成 29 年 9 月分から老齢厚生年金に加給年金額が加算される (5) 夫 : 報酬比例部分の支給開始年齢は,60 歳である 老齢給付 ( テキスト2 14~15,24~29,38~40 頁 ) 正解 (4) 夫の老齢厚生年金に加算される加給年金額は,65 歳到達月の翌月 ( 平成 29 年 10 月 ) 分から支給される

36 [Ⅱ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -33] および [ 問 -34] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 B 夫さん ( 昭和 31 年 2 月 20 日生まれ ) は, 妻と書店を営んでいる B 夫さんの年金加入歴は次のとおりである 昭和 49 年 4 月 ~ 昭和 62 年 9 月 : 厚生年金保険 (162 ヵ月 ) 昭和 62 年 10 月 ~ 平成 15 年 6 月 : 国民年金, 保険料納付 (189 ヵ月 ) 平成 15 年 7 月 ~ 平成 19 年 6 月 : 国民年金, 保険料半額免除期間 (48 ヵ月 ) 平成 19 年 7 月 ~ 平成 22 年 6 月 : 国民年金, 保険料 4 分の1 免除期間 (36 ヵ月 ) 平成 22 年 7 月 ~60 歳に達するまで : 国民年金, 保険料納付 (67 ヵ月 ) [ 問 -33]B 夫さんが 65 歳から受給できる老齢基礎年金の年金額の計算式について, 正 しいものは次のうちどれですか ( 年金額は平成 29 年度価格 ) (1) 779,300 円 162 ヵ月 +256 ヵ月 +48 ヵ月 ヵ月 ヵ月 ヵ月 (2) 779,300 円 162 ヵ月 +256 ヵ月 +48 ヵ月 ヵ月 ヵ月 ヵ月 (3) 779,300 円 140 ヵ月 +256 ヵ月 +48 ヵ月 ヵ月 ヵ月 ヵ月 (4) 779,300 円 140 ヵ月 +256 ヵ月 +48 ヵ月 ヵ月 ヵ月 ヵ月 (5) 779,300 円 140 ヵ月 +256 ヵ月 +48 ヵ月 ヵ月 ヵ月 ヵ月 老齢基礎年金の年金額 ( テキスト2 10~12 頁 ) 正解 (4) 昭和 49 年 4 月 ~ 昭和 62 年 9 月の厚生年金保険に加入した期間のうち,20 歳前の期間 ( 昭和 49 年 4 月 ~ 昭和 51 年 1 月 /22 ヵ月 ) は合算対象期間となり老齢基礎年金の年金額に反映されない 20 歳以後の期間 ( 昭和 51 年 2 月 ~ 昭和 62 年 9 月 /140 ヵ月 ) が保険料納付済期間となる 平成 15 年 7 月からの半額免除期間 48 ヵ月は3 分の2, 平成 19 年 7 月からの4 分の1 免除期間のうち, 平成 19 年 7 月 ~ 平成 21 年 3 月の 21 ヵ月は6 分の5, 平成 21 年 4 月 ~ 平成 22 年 6 月の 15 ヵ月は8 分の7として計算する [ 問 -34]B 夫さんの年金の繰下げ受給について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 68 歳に達した月に繰下げの申出をした場合, 年金は平成 36 年 2 月分から支給され る

37 (2) 老齢基礎年金を 67 歳, 老齢厚生年金を 70 歳から繰下げ受給できる (3) 71 歳になってから繰下げの申出をした場合,70 歳到達月に遡って申出があったものとして支給される (4) 平成 35 年 10 月に繰下げの申出をした場合, 年金額は 22.4% 増額される (5) 老齢厚生年金は 65 歳から受給し, 老齢基礎年金のみを 70 歳から繰り下げて受給できる 老齢基礎年金, 老齢厚生年金の繰下げ受給 ( テキスト2 17~20 頁 ) 正解 (1) B 夫さんが 68 歳に達した月 ( 平成 36 年 2 月 ) に繰下げの申出をした場合, 年金は平成 36 年 3 月分から支給される

38 [Ⅲ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -35] および [ 問 -36] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 C 夫さん ( 昭和 28 年 6 月 3 日生まれ ) から老齢厚生年金の年金額の計算方法について相談があった C 夫さんは昭和 51 年 4 月に ( 株 )F 社に就職し, 平成 29 年 11 月 30 日付で同社を退職する予定である C 夫さんの平成 29 年度基準 ( 本来水準 ) の平均標準報酬月額は 378,000 円, 平均標準報酬額は 446,000 円とのことである 現在は妻 ( パート年収 105 万円 ) と2 人暮らしである 総報酬制 実施前総報酬制 実施後生年月日旧乗率新乗率旧乗率新乗率昭和 ~ 7.50/1, /1, /1, /1,000 [ 問 -35]C 夫さんが退職後受給する老齢厚生年金 ( 報酬比例部分 ) の年金額の計算式について, 正しいものは次のうちどれですか ( 年金額は平成 29 年度 ( 本来水準 ) 価格 ) (1) 378,000 円 ヵ月 +446,000 円 ヵ月 1,000 1,000 (2) 378,000 円 ヵ月 +446,000 円 ヵ月 1,000 1,000 (3) 378,000 円 ヵ月 +446,000 円 ヵ月 1,000 1,000 (4) 378,000 円 ヵ月 +446,000 円 ヵ月 1,000 1,000 (5) 378,000 円 ヵ月 +446,000 円 ヵ月 1,000 1,000 報酬比例部分相当の老齢厚生年金の年金額計算 ( テキスト2 30~40 頁 ) 正解 (4) 平成 15 年 3 月までの被保険者月数は昭和 51 年 4 月 ~ 平成 15 年 3 月の 324 ヵ月, 平成 15 年 4 月以降の被保険者月数は平成 15 年 4 月 ~ 平成 29 年 11 月の 176 ヵ月である 前者に平均標準報酬月額と 7.125/1,000 を乗じ, 後者に平均標準報酬額と 5.481/1,000 を乗じ, 両者を合算する [ 問 -36]C 夫さんが 65 歳から受給する老齢厚生年金に加算される経過的加算の計算式 について, 正しいものは次のうちどれですか ( 年金額は平成 29 年度 ( 本来水準 ) 価格 )

39 445 ヵ月 (1) 1,625 円 480 ヵ月 -779,300 円 480 ヵ月 446 ヵ月 (2) 1,625 円 480 ヵ月 -779,300 円 480 ヵ月 445 ヵ月 (3) 1,625 円 499 ヵ月 -779,300 円 480 ヵ月 446 ヵ月 (4) 1,625 円 499 ヵ月 -779,300 円 480 ヵ月 446 ヵ月 (5) 1,625 円 500 ヵ月 -779,300 円 480 ヵ月 老齢厚生年金に加算される経過的加算 ( テキスト2 61~63 頁 ) 正解 (2) 経過的加算の額 = 定額部分の額 (A)- 老齢基礎年金の額 (B) 定額部分の額 (A):1,625 円 被保険者月数 ( 上限 480 ヵ月 ) 老齢基礎年金の額 (B):779,300 円 20 歳以上 60 歳未満の厚生年金保険の被保険者月数 /480 ヵ月

40 [Ⅳ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -37] および [ 問 -38] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 D 夫さん ( 昭和 29 年 12 月 25 日生まれ ) は, 平成 29 年 12 月末日付で 44 年 9ヵ月勤務した ( 株 )W 社を退職し, その後, 平成 30 年 3 月から関連会社の ( 株 )V 産業に 70 歳になるまで勤務する予定である 現在の給料はこの5 年間変わらず月額 452,000 円 ( 標準報酬月額 440,000 円 ) で, 賞与は6 月と 12 月にそれぞれ 840,000 円ずつもらっている ( 株 )V 産業での給料は, 月額 252,000 円 ( 標準報酬月額 260,000 円 ), 賞与は6 月と 12 月にそれぞれ 300,000 円ずつ支給される条件である なお,( 株 )W 社退職後の年金額は, 報酬比例部分 1,140,000 円, 定額部分 780,000 円, 加給年金額 389,800 円とのことである [ 問 -37]D 夫さんが ( 株 )V 産業に勤務したときの在職老齢年金に関する下記 (1~4) の記述について, 正しいものの数は次のうちどれですか 1 平成 30 年 4 月の基本月額は 160,000 円である 2 平成 30 年 5 月の総報酬月額相当額は 400,000 円である 3 平成 30 年 6 月の支給停止額は 85,000 円である 4 平成 30 年 12 月の在職老齢年金の額は 32,500 円である (1) なし (2) 1つ (3) 2つ (4) 3つ (5) 4つ 60 歳台前半の在職老齢年金 ( テキスト3 3~14 頁 ) 正解 (4) 1 再就職して被保険者となるので定額部分 ( 加給年金額 ) は支給停止され, 平成 30 年 4 月の基本月額は 1,140,000 円 1/12=95,000 円となる ( ) [ 問 -38]D 夫さんが ( 株 )V 産業に勤務して雇用保険の高年齢雇用継続給付 ( 基本給付金 ) を受給する場合のアドバイスについて, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 基本給付金の月額は,37,800 円である (2) 年金は在職老齢年金の仕組みによる支給停止に加えて,15,600 円がさらに支給停止される

41 (3) 基本給付金は,65 歳到達月まで支給される (4) 60 歳到達時の賃金に比べて,75% 未満の賃金で勤務した月について支給される (5) 標準報酬月額と基本給付金の合計額には, 上限額が設けられている 高年齢雇用継続給付と在職老齢年金の併給調整 ( テキスト 3 29~34 頁 ) 正解 (5) 賃金 ( 標準報酬月額ではない ) と基本給付金の合計額には, 上限額が設けられている

42 [Ⅴ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -39] および [ 問 -40] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 E 夫さん ( 昭和 32 年 12 月 2 日生まれ ) は,60 歳に達した日に 30 年間勤務した ( 株 ) U 社を退職する E 夫さんの年金加入歴は, 厚生年金保険に通算して 39 年 1ヵ月である E 夫さんの年金見込額は, 報酬比例部分が 1,160,000 円,65 歳からの老齢厚生年金は 1,193,155 円 ( うち経過的加算 33,155 円 ), 老齢基礎年金は 728,970 円とのことである なお, 妻 ( 昭和 36 年 2 月 18 日生まれ ) は, 加給年金額の対象者となる要件を満たしている [ 問 -39]E 夫さんへの経過的な繰上げ支給の老齢厚生年金の請求に関するアドバイスについて, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 老齢基礎年金も同時に繰上げ請求することになる (2) 加給年金額は,65 歳から支給される (3) 65 歳に達するまでの希望する月から, いつでも繰上げ請求できる (4) 繰上げ請求後に初診日のある傷病によって障害等級に該当しても, 障害基礎年金は請求できない (5) 61 歳に達した月に繰上げ請求した場合, 老齢基礎年金の減額率は 24% である 経過的な繰上げ支給の老齢厚生年金 ( テキスト2 41~48 頁 ) 正解 (3) 経過的な繰上げ支給の老齢厚生年金は,60 歳から報酬比例部分の支給開始年齢 (E 夫さんの場合は 63 歳 ) に達するまでの間であればいつでも請求することができる [ 問 -40]E 夫さんが平成 29 年 12 月中に経過的な繰上げ支給の老齢厚生年金を請求した場合の老齢厚生年金の年金額の計算式について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 1,160,000 円 -(1,160,000 円 0.5% 24 ヵ月 +33,155 円 0.5% 24 ヵ月 )+ 33,155 円 (2) 1,160,000 円 -(1,160,000 円 0.5% 24 ヵ月 +33,155 円 0.5% 60 ヵ月 ) (3) 1,160,000 円 -(1,160,000 円 0.5% 36 ヵ月 +33,155 円 0.5% 36 ヵ月 )+ 33,155 円 (4) 1,160,000 円 -(1,160,000 円 0.5% 36 ヵ月 +33,155 円 0.5% 60 ヵ月 ) (5) 1,160,000 円 -(1,160,000 円 0.5% 36 ヵ月 +33,155 円 0.5% 60 ヵ月 )+ 33,155 円

43 経過的な繰上げ支給の老齢厚生年金の年金額計算 ( テキスト2 47~46 頁 ) 正解 (5) 年金額 ={ 報酬比例部分の額 -(A 報酬比例部分の減額分 +B 経過的加算の減額分 )}+ 経過的加算の額 A= 報酬比例部分の額 0.5% 繰上げ請求月から報酬比例部分の支給開始月の前月までの月数 B= 経過的加算の額 0.5% 繰上げ請求月から 65 歳到達月の前月までの月数

44 [Ⅵ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -41] および [ 問 -42] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 F 夫さん ( 昭和 43 年 5 月 5 日生まれ ) は, 平成 28 年 5 月 6 日 ( 初診日 ) に重い病気に罹患していることが判明し, 現在も治療中である F 夫さんの年金加入歴は次のとおりで, 家族は妻 ( 昭和 44 年 9 月生まれ, パート年収 95 万円 ), 長女 ( 平成 9 年 11 月生まれ, 健常者 ), 次女 ( 平成 12 年 8 月生まれ, 障害等級 2 級の障害がある ), 長男 ( 平成 14 年 5 月生まれ, 健常者 ) の5 人家族である 昭和 63 年 5 月 ~ 平成 9 年 3 月 : 国民年金 ( 保険料納付 ) 平成 9 年 4 月 ~ 平成 28 年 12 月 : 厚生年金保険 (19 年 9ヵ月 ) 平成 29 年 1 月 ~ 現在 : 国民年金 ( 保険料未納 ) [ 問 -41]F 夫さんが障害等級 1 級と認定された場合, 受給できる障害基礎年金の年金額の計算式について, 正しいものは次のうちどれですか ( 年金額は平成 29 年度価格 ) (1) 779,300 円 ,300 円 +74,800 円 (2) 779,300 円 ,300 円 2 人 (3) 779,300 円 ,300 円 2 人 +74,800 円 (4) 779,300 円 ,300 円 2 人 (5) 779,300 円 ,300 円 2 人 +74,800 円 障害基礎年金の年金額 ( テキスト4 11~13 頁 ) 正解 (2) 障害等級 1 級の年金額は満額の老齢基礎年金の 1.25 倍に相当する 974,125 円で,F 夫さんには次女と長男の子の加算額 (224,300 円 2 人 ) が加算される [ 問 -42]F 夫さんが障害等級 2 級と認定された場合の障害給付等について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 障害認定日は, 原則として平成 29 年 10 月 6 日である (2) 次女が 20 歳に達すると, 障害基礎年金の子の加算額はなくなる (3) 障害厚生年金の年金額は,300 ヵ月みなしで計算される (4) 障害厚生年金に, 配偶者加給年金額は加算されない (5) 厚生年金保険の被保険者となったときは, 障害厚生年金は支給停止される 障害給付 ( テキスト4 3~6,32~38 頁 ) 正解 (3) 障害認定日 ( 原則 ) は, 平成 29 年 11 月 6 日である 次女が 20 歳に達するのは平成 32 年 8 月, 長男の 18 歳の年度末は平成 33 年 3 月であり,

45 長男が 18 歳の年度末を経過すると子の加算額はなくなる 障害厚生年金 (1 級または2 級に限る ) の受給権者に生計を維持されている 65 歳未満の配偶者がいるときは, 配偶者加給年金額が加算される 障害厚生年金の受給権者が厚生年金保険の被保険者となっても, 障害厚生年金は支給停止されることなく支給される

46 [Ⅶ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -43] および [ 問 -44] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 G 子さん ( 昭和 47 年 7 月 3 日生まれ 平成 9 年 5 月結婚 専業主婦 ) から, 病気療養中の夫が, 万一亡くなった場合の遺族年金について相談があった 夫 (48 歳 ) の年金加入歴は次のとおりである 平成 3 年 4 月 ~ 平成 18 年 9 月 : 厚生年金保険 (15 年 6ヵ月 ) 平成 18 年 10 月 ~ 現在 : 国民年金 ( 保険料はすべて納付,11 年 ) 子供は, 長女 ( 平成 12 年 6 月生まれ, 障害等級 2 級の障害がある ), 長男 ( 平成 14 年 5 月生まれ, 健常者 ), 次女 ( 平成 15 年 12 月生まれ, 健常者 ) の3 人である [ 問 -43] 万一, 夫が平成 29 年中に亡くなった場合,G 子さんへの遺族給付について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 死亡一時金は支給されない (2) 寡婦年金は支給されない (3) 遺族基礎年金には3 人分の子の加算額が加算される (4) 遺族基礎年金は, 次女が 18 歳の年度末を経過したときに失権する (5) 再婚するとG 子さんが有する遺族基礎年金の受給権は消滅する 遺族給付 ( テキスト5 2~10,62~68 頁 ) 正解 (2) 夫は国民年金の第 1 号被保険者としての保険料納付済期間が 10 年以上あり,G 子さんは夫と 10 年以上の継続した婚姻関係があるので, 寡婦年金は支給される [ 問 -44] 万一, 夫が平成 29 年中に亡くなった場合,G 子さんおよび子が受給できる遺族厚生年金について, 誤っているものは次のうちどれですか (1) 年金額は, 報酬比例部分の年金額の4 分の3に相当する額である (2) 年金額は, 実加入期間で計算され,300 ヵ月みなしで計算されない (3) G 子さんが厚生年金保険の被保険者になっても, 支給停止されない (4) G 子さんが 65 歳に達するまで中高齢寡婦加算が加算される (5) 子に対する遺族厚生年金はG 子さんが受給権を有する間, 支給停止される 遺族厚生年金 ( テキスト5 12~32 頁 ) 正解 (4) 夫の死亡は長期要件に該当し, 被保険者期間が 20 年に満たないため中高齢寡婦加算は加算されない

47 [Ⅷ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -45] および [ 問 -46] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 先日, 福岡市内のT 銀行 S 支店近くに転居してきたH 夫さん ( 昭和 28 年 2 月 10 日生まれ ) から, 住所および受給している年金の受取金融機関の変更について相談があった また, もうすぐ 65 歳になることから 65 歳になるときの手続についても相談があった 現在,H 夫さんは 37 年間加入した特別支給の老齢厚生年金を, 妻 (62 歳 ) は 12 年間加入した特別支給の老齢厚生年金をそれぞれ受給中である なお, 区役所には転入届を提出済みで, 個人番号 ( マイナンバー ) は日本年金機構に収録済みである [ 問 -45]H 夫さんへの 年金受給権者受取機関変更届 ( 以下 変更届 という ) 等に関するアドバイスについて, 適切でないものは次のうちどれですか (1) 受給している年金の受取金融機関を変更する場合は, 年金コードは記入せずに所定欄にチェックマーク ( ) を付ければよい (2) ねんきんネットを利用して, 受取口座の変更ができる (3) 住所のみの変更であれば, 届出は不要である (4) 変更届の受給権者氏名欄は, 本人が自ら署名するときは押印を省略できる (5) 変更届の金融機関証明欄は, 預貯金通帳を持参することで省略できる 年金受給権者受取機関変更届 ( テキスト 3 115~120 頁, テキスト 5 90~91 頁 ) 正解 (2) ねんきんネットを利用しての受取口座の変更手続はできない [ 問 -46]H 夫さんに 65 歳到達時に送付される年金請求書 ( ハガキ形式 ) に関するアドバイスについて, 適切でないものは次のうちどれですか (1) 提出期限は平成 30 年 2 月末日である (2) 提出が遅れると年金の支払が保留されることがある (3) 年金請求書 ( ハガキ形式 ) を紛失した場合の届書は, 日本年金機構の Web サイトからダウンロードできる (4) 老齢基礎年金と老齢厚生年金の両方を繰下げ希望のときでも, 必ず提出する (5) 加給年金額対象者の欄に, 妻の氏名を記入する 65 歳到達時の年金請求書 ( テキスト3 88~110 頁 ) 正解 (4) 老齢基礎年金と老齢厚生年金の両方を繰下げ受給するときは, 年金請求書は提出不要である

48

49 [Ⅸ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -47] および [ 問 -48] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 I 夫さん ( 昭和 31 年 10 月 2 日生まれ ) は, 平成 29 年 10 月末日をもって ( 株 )R 社を退職する予定である I 夫さんの厚生年金保険への加入歴は次のとおりである 昭和 50 年 4 月 ~ 昭和 63 年 3 月 :( 株 )Q 社 昭和 63 年 4 月 ~ 平成 7 年 3 月 :( 株 )P 社 (P 社厚生年金基金にも加入 ) 平成 7 年 4 月 ~ 平成 26 年 3 月 :( 株 )O 社 平成 26 年 4 月 ~ 平成 29 年 10 月 :( 株 )R 社 ( 退職時の標準報酬月額 30 万円 ) ( 株 )R 社は, 全国健康保険協会管掌健康保険 ( 協会けんぽ ) に加入しており,I 夫さんは引き続き任意継続被保険者として 協会けんぽ に加入の予定である 家族は, 妻 (56 歳, パート年収約 95 万円 ) と長女 (28 歳 会社員 ) の3 人暮らしである [ 問 -47]I 夫さんの特別支給の老齢厚生年金の支給開始年齢からの年金請求手続に関するアドバイスについて, 適切でないものは次のうちどれですか (1) 退職前に年金請求手続を行うことはできない (2) 年金事務所のほか, 街角の年金相談センターでも年金請求手続を行うことができる (3) 年金請求書には, 妻の源泉徴収票または住民税の非課税証明書を添付する (4) 厚生年金基金の年金請求手続は,P 社厚生年金基金に対して行う (5) 年金請求書には, 雇用保険の被保険者証を添付する 年金請求手続 ( テキスト 3 88~106 頁 ) 正解 (4) 厚生年金基金への年金請求は, 加入期間が 7 年間につき, 企業年金連合会に対して行う [ 問 -48]I 夫さんが退職後加入できる健康保険の任意継続被保険者について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 退職後 30 日以内に申請することで, 協会けんぽの任意継続被保険者になることができる (2) 任意継続被保険者になることができる期間は, 退職後 3 年間である (3) 保険料は退職時の標準報酬月額 30 万円に保険料率を乗じて算出される (4) 保険料の納付期日は, その月の末日 ( 土 日 祝日のときは翌営業日 ) である (5) 医療費の自己負担割合は, 本人 家族とも3 割である 健康保険の任意継続被保険者 ( テキスト 3 70~76 頁 ) 正解 (5) 健康保険の任意継続被保険者になるには, 退職後 20 日以内に申請する ( 最長 2 年間,

50 任意継続被保険者になれる ) I 夫さんの場合, 保険料は 28 万円に保険料率を乗じた額である 任意継続被保険者の保険料の納付期日は, その月の 10 日 ( 土, 日, 祝日のときは翌営業日 ) である

51 [Ⅹ] 次の事例にもとづいて,[ 問 -49] および [ 問 -50] に答えてください なお, 平 成 29 年 10 月 22 日現在で解答すること 事例 J 夫さん ( 昭和 26 年 10 月 25 日生まれ ) は, 平成 29 年 10 月 24 日に 29 年 6ヵ月勤務した ( 株 )N 社を退職する予定で, 退職一時金 1,540 万円が支給されるとのことである また,J 夫さんが退職後受給する年金額は次のとおりである 老齢厚生年金:124 万円 老齢基礎年金:76 万円 企業年金基金:120 万円 J 夫さんは, 妻 ( 昭和 27 年 8 月生まれ, 専業主婦 ), 長女 ( 昭和 61 年 12 月生まれ, 会社員 ) の3 人暮らしである 収入金額 (A) 公的年金等控除額その他控除額 130 万円以下 70 万円 65 歳以上は 130 万円超 410 万円以下 (A) 25%+37.5 万円 最低 120 万円 410 万円超 770 万円以下 (A) 15%+78.5 万円 基礎控除 :38 万円 配偶者控除 :38 万円 [ 問 -49]J 夫さんが事例の年金を受給した場合, 平成 30 年分の公的年金等にかかる雑所得の金額は, 次のうちどれですか (1) 1,175,000 円 (2) 1,265,000 円 (3) 1,935,000 円 (4) 2,000,000 円 (5) 2,025,000 円 公的年金等にかかる雑所得の金額 ( テキスト1 114~116 頁 ) 正解 (4) 公的年金等控除額 :(124 万円 +76 万円 +120 万円 ) 25%+37.5 万円 =117.5 万円 <120 万円雑所得の金額 :(124 万円 +76 万円 +120 万円 )-120 万円 =200 万円 [ 問 -50]J 夫さんの退職一時金について, 課税対象となる退職所得金額は次のうちどれですか (1) 200,000 円 (2) 375,000 円 (3) 400,000 円

52 (4) 550,000 円 (5) 750,000 円 課税対象となる退職所得金額正解 (1) 退職所得控除額 :800 万円 +70 万円 (30 年 -20 年 )=1,500 万円課税対象となる退職所得金額 :(1,540 万円 -1,500 万円 ) 1/2=20 万円

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