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1 防災基礎講座 地域災害環境編 50. 熊本平野 阿蘇火砕流の堆積面を開析する白川の平野 1. 地域災害環境 阿蘇山は km の大きさのカ ルデラの中に 10 数個の中央火口丘を もつ複成火山です その外輪山の直径 は 60 km ほどあり 富士山をかなりし のぐ大きさです 外輪山の山腹には放 射状に谷が発達しています その非常 に多数ある放射谷の中で カルデラ壁 を破って内部に入り込んでいるのは白 川ただひとつです 図 1 白川はこの広いカルデラ内の水を集 め カルデラ壁を抜ける火口瀬の出口 図 1 白川流域と周辺域の地形 から外輪山の山腹をまっすぐに流れ下り 熊 本市街部において開けた低地に流れ出て熊本 平野をつくり 広い干潟をつくって有明海に 注いでいます 流域の形は頭の大きい杓子状 で カルデラが流域全体の 3/4 を占めます 阿蘇山の周囲には火砕流堆積物が広く分布 しています これは阿蘇山のたび重なる火砕 流の噴出により形成されたものです 大規模 な火砕流噴火は 26 万年前 15 万年前 12 万年前 9 万年前の 4 回起きています 現在 のカルデラはこれらの大噴火により形成され てきたものです 9 万年前の最後の噴火は最 も規模が大きくて 噴出物の量は約 600 km3 と 富士山の山体の大きさに匹敵する量でし 図 2 阿蘇火砕流の分布 太田ほか 2001 た 火砕流の堆積範囲は東西 200 km 南北 230 km の範囲に及びました 図 2 図 3 熊本平野の地形 地盤 熊本平野 50-1

2 熊本平野は別府 島原地溝帯の内部に位置します. 阿蘇火砕流はこの凹地を厚く埋め, 到達の先端は対岸の島原半島の奥に達しています. 白川や隣接する緑川などの河川は, この火砕流堆積面を侵食し, また新たに河成の土砂礫を堆積させて, 熊本平野をつくりあげました ( 図 3). 堆積の厚さ ( 火砕流堆積面の深さ ) は, 海岸付近で 50 m 程度, 平野中央で 30 m 程度, 熊本市街南部で 15 m ほどです. 海岸から 5 ~ 6 km までの範囲は海の作用下で形成された三角州性低地, 海岸から 2 ~ 3 km の範囲は干拓地です. 干拓は主として江戸時代後期に行われました. 海岸の沖合 2 ~ 3 km までのところには干潟 ( 潮汐低地 ) が広がっています. 8 世紀に水前寺に肥後国の国府や国分寺がおかれ, この地が奈良 平安時代における地域中心となっていました.1600 年代初頭, 肥後の領主となった加藤清正が, 京町台地先端の熊本城を改築し, 街づくりに乗り出してから, 熊本は近代城下町として発展してきました. 江戸時代には市街はほほ白川右岸 ( 熊本城側 ) に限られていましたが, 明治以降次第に左岸側に市街は進展し, 水前寺地区と一体になりました. 白川の緩扇状地上に熊本市街は位置します ( 図 4). その勾配は 1/300 ~ 1/500 と緩やかであり, また, 京町台地が突き出ているので形は乱れているものの, 等高線の走り方は扇状地を示します. 扇状地の特徴である扇頂部 ( 子飼橋付近, 図 4 の 印 ) から派生する流路も複数認められます. 託麻原 京町などの台地は阿蘇火砕流の堆積面です. 火砕流は外輪山の山腹を広く覆い, 金峰山や立田山など高い山地 丘陵のところではその周りを埋めて分布しています. この堆積は 9 万年も前のことであり, その後の侵食によりカルデラから離れたところでは断片図 4 熊本市街地の地形等高線間隔 2 m 状にしか残っていません. 白川による侵食の過程でいくつもの段丘がつくられました. 扇頂部の直上流では両岸にある段丘間の距離 ( 谷底幅 ) は 500 m ぐらいです. さらに上流ではこの谷底幅は 200 m ほどに狭まります 大雨時には, この狭い谷の中を流下してきた洪水は, 扇頂部において一気に市街地に広がります. 熊本城の載る京町台地の両側面には坪井川と井芹川が北から流れてきています これら両川は白川扇状地により下流が塞がれ, 排水条件が悪い状態をつくっています. 図 年西日本水害時の熊本県の浸水域と降雨量 ( 熊本県資料 ) 2. 河川洪水 高潮災害白川大洪水は 1796 年 ( 寛政 8 年 ),1900 年 ( 明治 33 年 ),1953 年 ( 昭和 28 年 ) に起こっています 年洪水は江戸時代最大の洪水で, 京町など台地部は除き市街全域が浸水し, 死者 59 人, 潰家 2,545 軒などの被害が生じました.1900 年洪水は明治期最大の洪水で, 熊本の総雨量が 772 mm に達し, 県全体で死者 18 人, 家屋被害 17,716 戸などの被害となりました 年 6 月洪水による被害は最大の規模でした. これは梅雨前線の活動によるもので, 総雨量は 50-2

3 阿蘇郡小国町で 1,003 mm, 阿蘇郡黒川村で 888 mm と阿蘇山系で多量の雨が降りました ( 図 5). 熊本市の最大日降水量は 381 mm でした. 白川水系における被害は, 死者 422 人, 住家流失 全壊 2,585 戸, 半壊 6,517 戸, 浸水 31,145 戸, 被災者 388,848 人でした. 熊本における連続雨量が 400 mm ほどになった 6 月 26 日の 21 時ごろ, 白川はほぼ全域で越流氾濫し, 水深 1.5 ~ 4 m の奔流となって高台を除く市街全域に浸入しました. 扇頂部にあたる子飼橋上流左岸では, 狭い谷底から溢れ出す激しい流れにより, 家屋 130 戸が流失し 200 余名が濁流に呑まれました. 洪水のピークは 23 ~ 24 時ごろで, 夜半から減水し早朝にはほぼ水は退きました. このような図 年の白川氾濫域と泥土堆積深 ( 熊本市資料 ) 山地河川洪水では出水も減水も速やかです. 水が退いた後には大量の泥土の堆積が残されました. 堆積土の厚さは浸水深の 20 ~ 45% になり, 厚いところでは 2 m 近くにも達しました ( 図 6). 阿蘇カルデラ内で発生した多数の山崩れにより生産された火山灰土 ( ヨナ ) がその主な供給源でした.2 カ月前に起こった噴火の火山灰がヨナの量を多くしました. 市街に堆積した泥土の総量は 4 百万 m 3, 堆積域の広さは 10 km 2 であって, 平均の堆積深は 0.4 m となります. 狭い谷底や扇状地の扇頂部では, 大雨時に激しい洪水流が生じて多数の建物を流失 全壊させる恐れがあります. その危険度は, 谷底面勾配が大きいほど, 谷幅が狭いほど, さらに上流域の面積が広いほど, 大きくなります. このような地形のところで起こる流体力図 年高潮の浸水深分布 ( 熊本県,1932) ( 破壊力 ) の大きい山地河川洪水は, これまで多数の人命を奪っています 年 ( 昭和 2 年 ), 熊本平野沿岸は大きな高潮に見舞われました. 浸水域は海岸から 3 ~ 4 km, 標高 2 ~ 3 m までの範囲でした ( 図 7). この浸水域はほぼ干拓地に相当します. 被害は, 死者 413 人, 住家全壊 144 戸, 半壊 664 戸, 浸水 662 戸でした. 台風は有明海を西から東に横切ったので, 熊本平野は台風進行右側の強風域に入り, 大きな被害になりました. 3. 地震 火山災害熊本平野付近ではたびたび M6 前後の地震が起こっています ( 図 8).1723 年の M6.5 地震では, 肥後の国において家屋倒壊 980 戸の被害が生じました.1889 年 ( 明治 3 年 ) に熊本市のほとんど直下で起きた M6.3 の熊本地震では, 熊本市を中心にして死者 20 人, 全壊家屋 239 戸などの被害が生じました. 50-3

4 阿蘇山西面から熊本平野に至る布田川断 層帯の活動による 2016 年 4 月の熊本地震 は 14 日に M7.0 2 日後の 16 日に M7.3 と 2 回強い地震が起き しかも後の方が強く てこれが本震となったという特異な地震で した 最大震度は 2 つの地震共に 7 と 極 めて強い揺れが生じました 被害は 死者 50 人 これ以外に関連死 212 人 住宅全壊 8,673 棟 半壊 34,726 棟 一 部 破 損 162,479 棟 な ど で し た 死 者 50 人のうち家屋倒壊によるものが 37 人 土 砂災害によるものが 10 人 南阿蘇村 家 屋倒壊による 37 人のうち前震によるもの が 7 人 本震が 30 人でした 熊本市の被 害は 死者 4 人 住家全壊 2,438 棟 半壊 14,409 棟などでした 図 8 被害地震の震央 活断層 活火山 地震調査研究推進本部 被害は布田川断層の周辺に集中していま す 図 9 住家全壊率は 震度 7 を観測し た益城町が 22.4 西原村が 22.0 でした 震度 6 強域の全壊率は 8 市町村中の 6 市 町村が とかなり小さな値でし た 阿蘇山は活動度の高いランク A の火山で す 有史以来活動しているのは 中央火口 丘の 1 つの中岳で 毎年のように降灰 噴 石などの噴火活動を行っています 中岳は 5000 年前に溶岩流出 1500 年前にマグマ 水蒸気噴火を行いました 噴出するマグマ は現在のところ玄武岩質安山岩なので 火 山灰 スコリア 噴石を放出するストロン ボリ式の比較的穏やかな噴火が主です し かしときには激しい水蒸気噴火やマグマ水 蒸気噴火を起こすことがあります 図 年熊本地震による住家全壊率と活断層 阿蘇山は 26 万年前 9 万年前の間に 4 回の巨大規模火砕流噴火を行っています 9 万年前の噴火は最大の規模で 火砕流は九州を超えて 中国 四国の西端にまで達しました 今後このような規模の火砕流噴火が生じた場合 破滅的な災 害になります 西方の島原半島にはランク A 活火山の雲仙岳があります 熊本平野は偏西風の風下にあたるので 噴火した場合には降灰の危険があります 有史以来活動しているのは最高峰の普賢岳で 1663 年 1792 年 年の 3 回マグマ噴火を行っています 1792 年噴火では側火山の眉山崩壊によ り有明海に津波が発生し 熊本平野海岸には 3 4 m の津波が押し寄せました 1990 年から 7 年間 続いた噴火では, 山頂部に成長した溶岩ドームが崩壊を続け 溶岩崩落型の火砕流が多数回発生し ました 50-4

5 国土地理院 (2015): 土地条件調査解説書 ( 熊本地区 ) 熊本市 (1932): 昭和 2 年熊本県潮害誌熊本市 (2012): 熊本市地域防災計画太田ほか編 (2001): 日本の地形 7 九州 南西諸島. 東京大学出版会 50-5

6 防災基礎講座 : 地域災害環境編 公開 : 平成 30 年 12 月国立研究開発法人防災科学技術研究所自然災害情報室文責 : 水谷武司 ( 客員研究員 ) 50-6

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