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1 第 3 回 GIS セミナー GIS ワークショップ in しまね 講演概要 分科会 活動層コース : 操作講習 安価な GIS ソフトで防災マップづくり 講師 : 島根県中山間地域研究センター中国総合 GIS センター和久利綾子氏 岡田あかね氏 森山慶久氏 講習使用ソフト : 地図太郎 講習の進め方 基本的な操作の手順 地図の移動 画面の拡大 縮小方法 背景図の開き方 防災マップを作るときに必要な手法について 実際にポリゴンの作成などを行っていただきながら 説明をしていきます また ウインドウの画像の保存方法 ワークファイルの開き方を説明していきます 地図太郎 の基本画面を立ち上げる 移動方法 : 地図上をクリックして そのままカーソルを動かしたい方向へ動かす 拡大 : 縮小 : 方法は2 通り ツール の拡大 縮小を使う方法と マウスのホイールを前後に使って行う方法がある 防災マップの作成例 1ワークファイルを開く ( 図中 12 34の順 ) 2 画面を開き 地図 ( 地図 ) 上の指定の場所を拡大 できたらチェックシートの クリア をクリック 3 画面の拡大 次に 地図全体を画面内に表示 できたらチェックシートの クリア をクリック

2 距離の測定 1 距離計測ツールか メニューバーから ツール 距離計測 を選択 2 画面上のカーソルは + に変わる 3クリックをしながら 道路に沿って線を引いていく クリックすることで線を曲げることができる 4 線を終了させるには右クリック 面積の測定 1 面積計測ツールか メニューバーから ツール 面積計測 を選択 ( 面積計測ツールを使用 ) 2 画面上のカーソルは + に変わる 3クリックをしながら線を引いていく クリックすることで範囲の外枠線を曲げることができる 4 線を終了させるには右クリック いったん操作画面を終了し 再び基本画面を開き 入力操作 へ 防災マップをつくるには 1 背景となる地図が必要 2マップに載せたいデータをまとめる 3 写真があるとより魅力あるマップになる 背景地図の開き方 1 ファイル 背景地図を開く を選択 位置情報のある地図画像を使用するため選択する 2 位置情報のある地図画像 を選択 3 開く画像ファイルを選択 4 背景地図が開く

3 避難場所のポイントを入力 1メニューバーの中の ファイル 編集レイヤの新規作成 をクリック選択すると開く (12) レイヤの名称を 避難場所 と入力 ここまでできたら OK をクリック 2データの種類 点 を選択 レイヤに名称をつける 3カーソルが 点追加 に変わる ポイントを落としたい場所をクリック 41カ所 写真を登録する フォルダ サンプル画像 を開き 写真ファイルを添付 < 操作体験 > 適当な場所に 10 のポイントを入力する 色分け方法 1 色分けしたいレイヤになっていることを確認 2 グラフ 色分け を選択する 3 目的にあわせて選択する 色分け表示 ( クラス ): 数量 面積 距離などの数値での色分けがしたい時に選択 木で例えると樹高や樹齢などを扱う場合 色分け表示 ( 種別 ): 種類で分けるときに選択 木で例えると 樹種などの場合 今回は色分けなので 種別 を選択 4 項目 ( ウインドウの上部に表示 ) を選択色分けしたいフィールドを選択 色を指定できたら OK をクリック <ポイントが色分けされる> 5 色分けの解除ツールバーの グラフ 色分け 色分け表示解除

4 ラベル表示 ポイントの横に名称のラベルを表示する 1メニューバーの中の 表示 表示項目の設定 または を選択( 図中 1) 2 ユーザーレイヤ の 詳細 を選択 ( 図中 3) 3 形状と属性にチェック ( 図中 4) 4タイトルにチェック ( 図中 5) ユーザーレイヤ のウインドウを閉じると 地図上にポイントのラベルが表示される ポイント名のラベルの表示位置の変更は 文字の変更 で行う できたデータの保存は 編集レイヤの保存 で行う <ポイントの入力作業はこれで終了 > 危険箇所の作り方( 面 ) 1メニューバーの中の ファイル 編集レイヤの新規作成 を選択 ( 図中 12) 2データの種類 面 を選択 レイヤに名称をつける ここでは 危険箇所 1 と入力( 図中 345) <カーソルが 面追加 に変わる 面を描く ( 面積を測るときと同じ要領 ) 右クリックで面が完成 > 3 タイトルをつける ( 図中 67) < 面の修正 > は 地図上で右クリックしメニューを開き 選択

5 属性情報の入力 1メニューバーの中の CSVデータ 結合 ( 図中 12) 2 結合させるCSVファイルを選択 ( 図中 34) 3 CSVデータ 結合 CSV を属性情報へ転記 (67) <ポイントと同様 保存して面の入力作業を終了 > 線 面の空間情報とEXCELデータの結合 1CSVデータの 危険箇所データ を開く CSVデータはいったん閉じる 2CSVデータの 結合 をクリック (8) 属性情報 と 結合 のリストカード表示がある まだ面は地図上にはないため 転記する必要がある 属性情報 と 結合 のリストカード表示をクリック 3CSV データの 結合 CSV を属性情報へ転記 をクリック (9) < 地図太郎の項目一覧とCSVデータの項目一覧が表示される> < 今回は 内容 をクリック> < 結合 を確認 > 4 危険箇所データ の色分けを操作 < 面を保存 > 危険箇所の面積を表示させる 1 ツール 図形の距離 面積を表示 ( 図中 12) 2アイコンで面を選択すると面積が出る ( 図中 3) 3 をクリックで閉じる ( 図中 4)

6 避難経路の入力方法 1メニューバーの中の ファイル 編集レイヤの新規作成 ( 図中 1 2) 2 ユーザーレイヤの作成 データの種類 線 を選択 レイヤに名称 ( 避難経路 ) をつける OK をクリック (3~5) 3カーソルが 線追加 に変わる 線を描く ( 距離を測るときと同じ要領 ) 右クリックで線が完成 4 属性情報の確認 変更 避難経路 < 線 > OK をクリック 線の色分け 長さで色分けする場合はクラスで分ける クラス を選択 線の長さを表示 ツール メニューの 図形の距離 面積を表示 を選択 アイコン形状が変化 線をクリックすると長さのウインドウが表示される 避難経路の距離を表示させる 1 ツール 図形の距離 面積を表示 ( 図中 12) 2アイコンで線を選択すると距離が出る ( 図中 3) 3 をクリックで閉じる ( 図中 4)

7 画面イメージの保存 1メニューバーの中の ファイル 画面イメージの保存 ( 図中 12) 2 印刷と同じイメージ 画面イメージだけ のどちらかを選択 ( 図中 3) 3 保存する場所を選択 ファイル名を入力 保存する形式は bmp と jpg どちらか選択できる 保存 をクリック ( 図中 4 ~6) 4 画面イメージの保存完了 ワークファイルの保存 1まだ作業を続けたいが 一旦休憩をしたい時には ワークファイルで保存すると作業途中から開始できる 2 ファイル ワークファイルを保存 ワークファイルの拡張子は wrk( 図中 12) 保存する場所を選択 ( 図中 3) ファイル名を入力 ( 図中 4) 保存 をクリック ( 図中 5) ワークファイルの開き方 1 ファイル ワークファイルを開く ( 図中 67) 2ワークファイルの保存場所を選択 ( 図中 3) ファイル名を入力( 図中 4) 検索機能( 簡易検索 ) の使い方 1 指のマークの横の 双眼鏡 のアイコンをクリックする 地図上で中心を決める 検索する範囲の距離を入力するウインドウが開く 全レイヤを検索 を選択 地図上の範囲内の リストカード が表示される 検索する中心を任意に変えることができる 質疑応答 参加者 質問 : 背景図として 紙の2 万 5 千分の1 地形図のように ミミが切れた地図は利用できるのか 答 : 利用可能です 参加者 質問 : 地図太郎のウイークポイントは 答 : 扱うデータ量が大きくなるとパフォーマンスが落ちる 狭い範囲の航空写真であれば動作はスムーズだが 例えば 飯南町全体になると動作速度が極端に落ちる 地域限定であれば使えるが 広域になると無理が出る また ネットワーク分析 例えば 道路に沿って 10 分以内で行ける地点はどこまで といった機能は付いていない そのような場合は ArcGIS で作成したデータを移してくるといったことをする必要がある

8 参加者 質問 : 例えば 地図作りで 県のチームウェアを入れる人はいるのですか 答 : ダウンロードして 地図太郎持っていればどこでも使えます それで引き出しが整理されて もっとわかりやすい仕組みになれば良い 地域別 分野別でみんなで作ったものがあるような仕組みを作ることができればと思います 参加者 質問 : 地図太郎はCADデータを入れ込むことはできるのでしょうか 答 :CADデータはRDISかマップでよいので直してやると いける場合はあると思いますが まずはやってみましょう 参加者 意見 : 価格の高いGISを使って森林情報の管理をしています 大体各社のGISエンジンの内容を聞くと ある程度 機能は頭打ちの状態まで来ている気がしています GISを何に使っていくか 具体的に洗い出していかないといけない 平成 23 年度のシステム更新を踏まえて検討していく中で 情報を集めてより使う人のニーズに沿った形で機能を持たせて提供して行きたい 今出ているようなシェアウェアといったものも もう一度考え直してみる必要があると思いました 安価なGIS ソフトも試用 検討してみたいと思います 参加者 意見 : Google Earth などもまた付加機能が加えられているので きょうのこの地図からバージョンアップする時にはそれで問題ないと思いました あとは基本的な背景図さえ描けて エクセルで創生データを加工すれば 結構いけるものなのだな と勉強させていただきました 今井講師 : 私はライフログを始めたのですが それでGPSをいつも持ち歩いています 動いた軌跡がわかる 適当な背景地図さえ手に入ればできます 何が良いかと言うと 子どもが 20 年ぐらいしてから 自分がどこで遊のだかといったことを思い出すとき 街の風景は 10 年経つとすごく変わるので 同じ場所に行っても本当に自分がいたかどうかわからない そういう時にこのようなものが使えたら非常に面白いと思っているところです こういう位置の情報が これからは非常に身近なものになってくる それをどうやって記録して 付加価値をつけて 我々の生活を楽しくしたり 問題を解いたりできるかが必要になると思っています いろいろなソフトが出てくるだろうと想像しています そういうものを上手く使いこなす能力が 我々にとってすごく重要です 藤山 : そういったものをどんどん使って 続けていき より専門的なコースなども考えていきたいと思いますので よろしくお願いします また皆さんも使った成果がありましたらご報告していただきたいと思います 了