ADSLモデム

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1 ADSL モデムスタートアップマニュアル (ATUR32J ユーザ用 ) 第 2 版 2001 年 4 月 R32APoA-S 2.0

2 株式会社アッカ ネットワークス ADSL モデムスタートアップマニュアル目次 第 1 章厳守事項 1 1. 使用上の注意 1 第 2 章パソコン側の設定準備 (ADSL モデムとパソコンを接続 ( 設定 ) される前に ) 2 1. 設定される前のご準備 2 2.LANカードの取付方法 2 3. ネットワーク設定の準備 3 (1)Windows の場合 3 (2)Macintosh の場合 6 第 3 章 ADSL モデムの設定 7 1.ADSL モデムの接続方法 7 2.ADSL モデムの設定方法 12 (1)IPアドレスの確認 12 (2)ADSL モデムの基本設定 15 3.ADSL モデムの状態確認 18 (1)ADSL 回線速度の測定 18 (2)OAM セルループバック試験 19 (3)IP アドレスの取得状態の確認 20 (4)PING 試験 21 (5) 設定の削除 23 (6) 設定の初期化 25 第 4 章トラブルシューティング 電話に関するトラブル 27 2.ADSL モデムに関するトラブル 27 3.ADSL モデム自身に関するトラブル セキュリティについて 30 R32APoA-S 2.0

3 第 1 章厳守事項 ユーザー ID とパスワードの取扱いについてユーザー ID とパスワードはお客様の大切な個人情報です この入力は 必ずお客様自身で行っていただきます 設置工事業者が代行して入力することは絶対にございませんので 十分ご注意ください 売り切りになった場合の取扱いについて提供する ADSL モデムが売り切りになった場合の保証期間は 1 年となります 1. 使用上の注意 警告 本製品を使用したことによるお客様の機器等への影響に関 しては責任を負いかねます あらかじめご了承ください 警告 異常な熱 煙 音 臭いがする場合はすぐに使用を中止し 電源を切断して下さい 宅内モデム使用中に もしもこのような異常が生じた場合は すぐに使用を中止して電源を切断して下さい そのまま使用すると 感電や火災の原因になります 警告 宅内モデムの上に物を乗せないで下さい 宅内モデムの上に本や布などの物を乗せると 故障の原因になります 注意 宅内モデムは安定した場所で使用して下さい 壁に掛けたり 落ちやすい場所では使用しないで下さい 故障や怪我の原因となります 注意 無線やテレビなどの電磁波や磁気の影響を受ける場所に は設置しないで下さい 故障の原因になります * 本マニュアルの内容は改善のため予告無く変更する可能性があります R32APoA-S 2.0

4 第 2 章パソコン側の設定準備 ADSL モデムとパソコンを接続 ( 設定 ) される前に 1. 設定される前のご準備 以下のパソコン環境をあらかじめ ご準備ください 注 1 LAN ポートのあるパソコンまたは 10BASE-T 対応 LAN カード (PCI ISA/PC カードなど ) と LAN ケーブル 注 1 LAN( ラン ) ローカルエリアネットワーク (Local Area Network) のことで家庭内や社内 など同じ領域内にあるネットワークのことを指します 2. LAN カードの取付方法 (1) デスクトップパソコンの場合注 2 注 3 拡張スロットにLANカードを取り付けます スロットにはPCI やISAなどの種類があります お使いのパソコンに対応した LAN カード (10BASE-T 対応 ) を取り付けてください 詳細は 付属のマニュアルに従って インストールを行ってください 現在 LANポート使用の場合は別途 HUB をご用意ください (2) ノートパソコンの場合注 4 PC カードスロットに LAN カードを取り付けます PC スロットの規格をご確認の上 対応した LAN カードを取り付けてください 詳細は 付属のマニュアルに従ってインストールを行ってください 注 2 PCI( ピーシーアイ ) パソコン内部の各パーツ間を結ぶバス ( データの伝送路 ) の規格 急速に普及し 現在の主流となっており ほとんどのパソコンはこの規格を内蔵しています 注 3 ISA( アイサ /Instruction Set Architecture) 初期のパソコンに内蔵されていたバスの規格で PCI よりも前の規格です 現在でも一部のパソコンに使用されています 注 4 PC カード ( ピーシーカード ) ノートパソコン向けの拡張カードの統一規格です フラッシュメモリカードやハードディスク SCSI カード LAN カード モデムカードなどに利用されています R32APoA-S 2.0

5 3. ネットワーク設定の準備 (1) Windows の場合 1 Windows95/98/Me の場合 マイコンピュータ コントロールパネル ネットワーク をダブルクリックし TCP/IP お使いの LAN カード を選択し プロパティ ボタンをクリックします TCP/IP のプロパティが開きます 以下の設定に変更の上 OK ボタンで保存してください * 設定を変更された場合は再起動が必要となります IP アドレス : 自動的に取得ゲートウェイ : 指定しない DNS 設定 :DNS : を使わない R32APoA-S 2.0

6 2 Windows2000 の場合 マイコンピュータ コントロールパネル の ネットワークとダイヤルアップ接続 をダブルクリックします ローカルエリア接続 を右クリックし プロパティ をクリックします コンポ-ネントリスト から インタ-ネットプロトコル (TCP/IP) を選択し プロパティ ボタンをクリックします 以下の設定に変更の上 OK ボタンで保存してください R32APoA-S 2.0

7 3 Windows インターネットプロパティの設定 マイコンピュータ コントロールパネル を開きます インターネットオプション をダブルクリックします 接続 タブで ダイアルしない という項目にチェックを入れ OK ボタンで保存してください R32APoA-S 2.0

8 (2) Macintosh の場合アップルメニューから コントロールパネル TCP/IP を選択してください TCP/IP の画面の設定を以下のように設定し 保存してください 経由先 :Ethernet : 設定方法 :DHCP サーバを参照 DHCP クライアント ID: : 空白検索ドメイン名 : 空白 以上で設定のための準備は完了です R32APoA-S 2.0

9 第 3 章 ADSL モデムの設定 1.ADSL モデムの接続方法 (1) ディップスイッチの変更と確認下図の通りになるよう変更してください 1モデム底面 [ 工場出荷時 ] 4 番のみ ON にする 注意 ディップスイッチの操作はモデムの電源が OFF の状態で行ってください 2 モデム背面 リバーススイッチ 10ASE-T ポートに直接接続される機器とケーブル種類によって切替位置が変わります 詳しくは 下表 リバーススイッチと使用する LAN ケーブル種類 を参照してください [ 表 ] リバーススイッチと使用する LAN ケーブル種類 10BASE-T ポートに直接接続される機器パソコン HUB リバーススイッチ切替位置 MDI MDI-X MDI MDI-X 使用する LAN ケーブル種類クロスストレートストレートクロス R32APoA-S 2.0

10 タイプ 1 とタイプ 2 について DSL サービスは タイプ 1 とタイプ 2 の 2 種類あります タイプ 1 は 1 本の回線で電話 ( 音声 ) と DSL の両方を使うサービスです 音声と DSL の信号を分ける役割をするのはスプリッタになります 一方タイプ 2 は DSL 専用で電話番号が無い回線を使うサービスになります R32APoA-S 2.0

11 (2) 各機器との接続下記の図のように接続してください ( 必ずパソコンの電源を切った状態で行ってください ) 電話線 ( モジュラーケーブル ) LAN ケーブル TYPE1 の場合 1 スプリッタの挿入 ウォールジャック 電話が繋がっている 電話線のウォールジャック側を外して スプリッタの PHONE に接続します スプリッタの WALL( もしくは LINE) 側の電話線を先ほど外したウォールジャックに接続します 電話が使えることを確認します ( 発着信両方確認することをお勧めします ) ウォールジャック PHONE WALL or LINE MODEM スプリッタ挿入前 スプリッタ挿入後 TYPE1 の場合 2 モデムとパソコンの接続 ADSL モデム ウォールジャック PHONE WALL or LINE スプリッタ 電話機 MODEM Ether(LAN) ポートへ パソコン ADSL モデムに付属の電話線でスプリッタの MODEM 側と ADSL モデムの LINE を接続します お客さまが用意した LAN ケーブルで ADSL モデムの 10BASE-T ポートとパソコンの LAN ポートに接続します 以上で接続は終了です R32APoA-S 2.0

12 ADSL モデム TYPE2 の場合 接続図 ウォールジャック Ether(LAN) ポートへ ADSL モデムに付属の電話線でウォールジャックと ADSL モデムの LINE を接続します お客さまが用意した LAN ケーブルで ADSL モデムの 10BASE-T ポートとパソコンの LAN ポートに接続します 以上で接続は終了です パソコン ADSL モデムのランプ ランプ Power LINK LAN ACT LINE LINK TEST ALARM 説明 消灯 モデムの電源が入っていません 点灯 モデムの電源が投入されています 消灯 10BASE-T のリンクが未確立 点灯 10BASE-T のリンクが確立 消灯 LAN 側でデータを送受信していません 点滅 LAN 側でデータを送受信中です 点滅 ( 遅い ) DSL 信号が未検出 ( 検出中 ) です 点滅 ( 早い ) トレーニング中です 点灯 DSL レイヤでのリンク確立 消灯 通常動作中 点灯 セルフテスト実行中 消灯 正常 点灯 本装置で異常が発生しています トレーニングとは? ADSL モデムは DSL 信号を検出すると トレーニング状態 (LINE LINK が早い点滅 ) になります トレーニングとは 繋がっている電話回線でどれだけの速度がでるかを調べています ノイズの多い周波数は 使わないようにしたりデータ量を減らしたりします そして DSL のリンクが確立 (LINE LINK 点灯 ) したときに速度が決定します その速度の最大が ATUR32J が準拠している G.Lite AnnexC では下り 1536kbps/ 上り 512kbps になります 実際の速度の見方は 第 3 章 3-(1)ADSL 回線速度の測定 で説明します R32APoA-S 2.0

13 (3) 各機器との接続確認 DSL 回線との接続確認 ADSL モデムの電源を入れてください 以下の流れに沿って正常であると最後の DSL リンク確立まで行われます ランプ 間隔 次のステップに行かない場合は 確認する個所 モデムの電源投入 Power 点灯 - 電源が入ってコンセントに電源アダプタがいません 繋がっていることを確認してください セルフテスト実行 TEST 点灯 約 10 秒 - - DSL 信号検出中 (2) 各機器との接続に戻り配線をもう一早い点滅にならな度確認してください LINE LINK 約 13 秒い場合は DSL 信確認しても問題が無い場合は トラブ点滅 ( 遅い ) ~ 号をモデムが検出ルシューティングの (2-1) を参照してくできていません ださい 早い点滅になって (2) 各機器との接続に戻り配線をもう一 トレーニング中 も点灯 (DSL リンク度確認してください LINE LINK 約 20 秒確立 ) しない場合確認しても問題が無い場合は トラブ点滅 ( 早い ) ~ は トレーニングでルシューティングの (2-2) を参照してく 失敗しています ださい DSL リンク確立 LINE LINK( 点灯 ) パソコンとの接続確認パソコンの電源を入れモデムの LAN LINK が点灯するか確認してください 点灯しない場合は 以下の個所を確認してください ランプ LAN LINK 消灯 原因 10BASE-T のリンクが未確立 確認する個所 LAN ケーブルがちゃんと接続されていない ADSL モデム or パソコンの電源が入っていないモデム背面のディップスイッチが違う LAN ケーブルのストレート or クロスケーブルの違い LINE LINK ランプと LAN LINK の両方が点灯することを確認してから ADSL モデム設定を行ってください R32APoA-S 2.0

14 2.ADSL モデムの設定方法 * パソコンの電源が入っている場合は一旦切ってから開始してください 第 3 章 1.ADSL モデムの接続方法 (2) 各機器との接続 に従い ADSL モデムの接続をします モデムの電源を投入します ( 電源コンセントを挿します ) パソコンの電源を入れて モデムの LAN LINK ランプが点灯するまでお待ちください (1)IP アドレスの確認 -Windows95/98/Me の場合 1 パソコンが立ち上がったら スタートメニュー から ファイル名を指定して実行 を開き winipcfg と入力後 OK を押します 2 下の画面が表示されたら をクリックし お使いの LAN カードの名前をクリックします クリックして LAN カードを表示させます 3 IP の設定画面が開きますので IP アドレスが X になっていることを 確認し OK ボタンで閉じます X になっていることを確認 R32APoA-S 2.0

15 (1)IP アドレスの確認 -Windows2000 の場合 1 パソコンが立ち上がったら スタートメニュー から ファイル名を指定して実行 を開き cmd と入力後 OK を押します 2 コマンドプロンプト の画面が表示されたら ipconfig/ renew と入力して Enter キーを押してください 3 Ethernet adapter ローカルエリア接続 : が表示され IP アドレスが X になっていることを確認します ipconfig/ renew と入力 X になっていることを確認 exit と入力 4 確認後 exit と入力し Enter キーを押して 画面を閉じます R32APoA-S 2.0

16 (1)IP アドレスの確認 -Macintosh の場合 1 アップルメニューから コントロールパネル TCP/IP を選択してください IP の設定画面が開きますので IP アドレスが X になっていることを確認します X になっていることを確認 R32APoA-S 2.0

17 (2) ADSL モデムの基本設定 1 WWW ブラウザを起動してください 注意 WWW ブラウザの設定で JavaScript の使用を無効にしている場合は有効にしてください 2 ATUR32J のアドレスを以下の通り指定してください Internet Explorer の場合 はデフォルト LAN 側 IP アドレスを変更している場合は 変更後の IP アドレス 3 ネットワークパスワードの入力ダイアログが表示されます 1 config config と入力します 2 何も入力しません 注意ユーザ名 config パスワード なし はデフォルト値です 3ユーザ名 パスワードを確認してクリックする 運用開始時にはセキュリティの観点から ユーザ名とパスワードの設定をお勧めします ( ユーザーズガイド 参照 ) 前回設定した IP アドレスやパスワードがわからなくなって ATUR32J にアクセスできない場合は 一旦電源を OFF にした後ディップスイッチ 4 番と 5 番を ON O にした後 電源を ON にすることで 工場出荷時状態の IP アドレスおよびパスワードでアクセスすることができます 工場出荷時設定の値 ユーザー名 :config パスワード : なし IP アドレス : R32APoA-S 2.0

18 4 ユーザ名 を config パスワードには何も入力しないで OK をクリックしてください 5 以下の画面が表示されれば OK です ルータ設定 の かんたん設定をクリックしてください 1この画面により ADSL モデムとパソコン間は通信可能であることを確認 2 かんたん設定をクリック 6 かんたん設定の接続先ログイン & パスワード入力項目にプロバイダから指定 されたログイン名 パスワードを入力し 設定 をクリックします 1プロバイダから指定されたログイン名 パスワードを入力 2 入力後 クリックする 設定を R32APoA-S 2.0

19 7 設定を保存します ここは選択しないでください ( デフォルトのままで OK です ) 1 ここをクリック 2 ここをクリック 注意モデムの電源コンセントを抜かないでください 8 サブメニューで 設定 ( 保守 ) の リブートをクリックします ADSL モデム本体の再起動を実行し 設定の変更を反映させます 1 ここをクリック 2 ここをクリック 以上で設定作業は終了です ADSL モデムの LAN LINK と LINE LINK の点灯を確認してください ( 1-(3) 各機器との接続確認 を参照 ) R32APoA-S 2.0

20 3.ADSL モデムの状態確認 (1)ADSL 回線速度の測定サブメニューの状態表示の選択肢より ADSL 接続状態をクリックします 1 ここをクリック ADSL 回線状態の情報例 ) UP ADSLリンクが確立しています Down(Training) 回線リンク確立中 ADSL 回線速度情報 Payload ADSL Line rate(down) 下りの回線速度(kbps) Payload ADSL Line rate(up) 上りの回線速度(kbps) * ADSL 回線状態でUP(LINE LINK 点灯 ) しないと速度は表示されません 以下の画面が表示されることがあります ユーザ名 を config config パスワードには何も入力しないで OK をクリックしてください R32APoA-S 2.0

21 (2)OAM セルループバック試験サブメニュー画面の管理の選択肢より OAM 試験をクリックしてください 1 ここをクリック 2seg/end End-to-End にチェックが入っていることを確認 3vpi/vci 0/35(poa0) をセレクトボックスの中より選択する VPI のみ指定 は チェックをしない locationid は 空欄 4 ここをクリックする 以下の画面が表示されることがあります ユーザ名 を config config パスワードには何も入力しないで OK をクリックしてください よい結果表示 ATM レイヤで通信ができます 悪い結果例 ATM レイヤで通信ができません トラブルシューティングの (3-3) を参照 してください R32APoA-S 2.0

22 (3)IP アドレスの取得状態の確認サブメニューの状態表示の選択肢より インターフェースをクリックしてください 1 ここをクリック LAN インタフェースの情報 ADSL 側 (WAN 側 ) インタフェースの情報 inet xxx.xxx.xxx.xxx xxx.xxx.xxx.xxx が取得した IP アドレスです destination yyy.yyy.yyy.yyy yyy.yyy.yyy.yyy が ADSL モデムのゲートウェイです 以下の画面が表示されることがあります ユーザ名 を config config パスワードには何も入力しないで OK をクリックしてください R32APoA-S 2.0

23 (4)PING 試験 サブメニューの 管理 の選択肢より PING 試験をクリックしてください 1 ここをクリック 2ここに試験したい IP アドレスを入力します 3 ここをクリック 以下の画面が表示されることがあります ユーザ名 を config config パスワードには何も入力しないで OK をクリックしてください R32APoA-S 2.0

24 よい結果例 宛先に対して導通が確認されました Ping パケットがすべて通りました (0% loss) 悪い結果例 宛先に対して導通ができませんでした 左の例では Ping パケットがすべて失われ ました (100% loss) ゲートウェイに対し 悪い結果例 が表示された場合 ループバックテスト を行ってください 詳細は 3-(2)OAMセルループバック試験 をご覧ください R32APoA-S 2.0

25 (5) 設定の削除 ( 設定を工場出荷時に戻す ) 注意設定を工場出荷時に戻すと設定作業 ( 2.ADSLモデムの設定方法 参照 ) を行うまで インターネットに接続できなくなります 設定を初期化する必要がない場合はこの機能を使用しないでください サブメニュー画面で設定 ( 保守 ) の選択肢より 設定初期化をクリックして ください 1 ここをクリック 2 ここをクリック 以下の画面が表示されることがあります ユーザ名 を config config パスワードには何も入力しないで OK をクリックしてください R32APoA-S 2.0

26 注意サブメニューの設定 ( 保守 ) の選択肢より リブートをクリックすると工場出荷時の状態に戻ります注意モデムの電源コンセントを抜いて再び挿すと工場出荷時の状態に戻ります R32APoA-S 2.0

27 (6) 設定の初期化 ATUR32Jに設定した内容を忘れてしまった場合や ATUR32Jへのアクセスを拒否するような設定をしてしまった場合 ( モデムと通信できなくなった場合など ) 工場出荷時設定で起動することにより設定内容の確認や修正を行うことができます 1 本体の電源をOFFにします ( 電源コンセントを抜きます ) 2 底面 ( 裏面 ) にあるディップスイッチを下図のように 4 5 番 をONにして下さい 4 5 番のみ ON 3 本体の電源をONにします ( 電源コンセントを挿します ) 4 ADSL モデムの LAN LINK ランプが点灯になったことを確認してから 再び ADSL モデムにログインします 5 サブメニュー画面で設定 ( 保守 ) の選択肢より 設定初設定初期化をクリックしてください 3-(5) ) 設定の削除 と同手順ですがリブートはしないでください 1 ここをクリック 2 ここをクリック R32APoA-S 2.0

28 以下の画面が表示されることがあります ユーザ名 を config config パスワードには何も入力しないで OK をクリックしてください 6 次の画面が表示されたら本体の電源コンセントを抜きます 7 底面 ( 裏面 ) にあるディップスイッチの 4 番 のみをONにして下さい 4 番のみ ON 8 本体の電源を ON( 電源コンセントを挿します ) にすると工場出荷時設定でアクセスできるようになります 始めからセットアップを行ってください R32APoA-S 2.0

29 第 4 章トラブルシューティング (1) 電話に関するトラブル 電話が使えなくなってしまいました (1-1) 配線の繋ぎ間違えはありませんか? 再度 第 3 章 -1ADSL モデムの接続方法 を参照して配線の確認をしてください それでも使えない場合は電話機から出ている電話線を直接壁ウォールジャック ( モジュラージャック ) へ接続してみてください 使える場合: スプリッタ又はその周りの電話線が故障している可能性があります 使えない場合: 電話局内側の故障の可能性があります いずれの場合もご契約されているプロバイダまで連絡してください 電話をかけると ADSL の接続が切れてしまいます (1-2) 配線の繋ぎ間違えはありませんか? 再度 第 3 章 -1ADSL モデムの接続方法 を参照して配線の確認をしてください モジュラージャック ( 壁 ) からスプリッタまでの間でブランチ ( 分岐 ) させていませんか? スプリッタの取り付け位置はモジュラージャック ( 壁 ) のすぐ後ろに接続する事になっています その間に何か分配器や機器などを接続してしまうと使用できない場合がありますので配線をもう一度ご確認ください (2)ADSL モデムに関するトラブル LINE LINK 遅い点滅のまま変化がありません (2-1) 配線の繋ぎ間違えはありませんか? 再度 第 3 章 -1ADSL モデムの接続方法 を参照して配線の確認をしてください スプリッタ故障では? タイプ 1 の場合はスプリッタを外して直接モジュラージャックとモデムを接続して DSL レイヤでリンクが確立出来るかどうか確認してください R32APoA-S 2.0

30 セキュリティー装置が設置されていませんか? 宅内にセキュリティー装置が設置されている場合は別途配線工事が必要になる場合があります 特に集合住宅の場合は 管理会社様 管理組合様にお問い合わせ下さい ( セコム 火災報知機 ガス検知機など ) LINE LINK が早い点滅後 点灯せずに遅い点滅に戻ってしまいます (2-2) ウォールジャック ( モジュラージャック ) からスプリッタ間でブランチ ( 分岐 ) させていませんか? スプリッタの取り付け位置はウォールジャックのすぐ後ろに接続する事になっています その間に何か分配器や機器などを接続してしまうと使用できない場合がありますので配線をもう一度ご確認ください 宅内のウォールジャック ( モジュラージャック ) が複数ありませんか? 使用していないモジュラージャックも含めて複数ある場合はスプリッタの増設が必要になる場合があります また スプリッタを増設しても上手くいかない場合は 宅内の配線工事が必要になる場合がございます 詳しくはご契約されている ISP 様までお問い合わせください モデムの設置位置に問題はありませんか? 冷蔵庫 TV 電子レンジなど ノイズを発生させる要因がある機器の上 横などに置かれている場合はその機器から離して試してください ADSL 接続が時々切れてしまいます (2-3) モデムの設置位置に問題はありませんか? 冷蔵庫 TV 電子レンジなど ノイズを発生させる要因がある機器の上 横などに置かれている場合はその機器から離してください セキュリティー装置が設置されていませんか? 宅内にセキュリティー装置が設置されている場合は別途配線工事が必要になる場合があります 特に集合住宅の場合は 管理会社様 管理組合様にお問い合わせ下さい ( セコム 火災報知機 ガス検知機など ) 保安器の問題の可能性があります 保安器の一部 (6PT という種類 ) では 電話着信時に DSL 回線が切断もしくは著しく速度が低下する場合のあることが確認されており 保安器の交換をしたほうが良い場合があります 詳しくはご契約のプロバイダにお問い合わせ下さい R32APoA-S 2.0

31 (3)ADSL モデム自身に関するトラブル ADSL モデムに接続できません (3-1) LAN LINK は点灯していますか? LAN LINK が点灯していない場合は 再度 第 3 章 -1ADSL モデムの接続方法 を参照して配線の確認をしてください また パソコンが LAN カードを認識しているか確認してください パソコンのネットワーク設定に問題はありませんか? ネットワーク設定が間違っていないかどうか 第 2 章 -3 ネットワーク設定 を参照してください DSL 回線速度を見たのですが速度があまり出ません (3-2) 下記に挙げるような原因である可能性があります 対処を行った場合は ADSL モデムをリブート ( 再起動 ) してください モデムの設置位置に問題はありませんか? 冷蔵庫 TV 電子レンジなど ノイズを発生させる要因がある機器の上 横などに置かれている場合はその機器から離して試してください 電話線の配線に問題はありませんか? 電話線はノイズを拾いやすいのでウォールジャックとパソコンの間隔がある場合は 長い LAN ケーブルを使用し電話線はなるべく短くなるようにしてください AC 電源のコンセントを変えてみてください TV 等の電源からのノイズが混入してモデムが不安定になっている可能性があります ループバックテストで失敗してしまいました (3-3) LINE LINK は点灯していますか? DSL のレイヤでリンクが確立しないとループバックテストは必ず失敗します LINE LINK が点灯するように 第 3 章 -1ADSL モデムの接続方法 から行ってください 本マニュアルを見て ADSL モデムを設定しましたか? 設定されていないとループバックテストは行えません 第 3 章 -2ADSL モデムの設定方法 から行ってください R32APoA-S 2.0

32 (4) セキュリティについて モデムのセキュリティ機能はどのようになっているのでしょうか (4-1) モデムの80 番ポートには基本的に外部から入れないようになっています モデムの 80 番ポート (World Wide Web HTTP) は ポート自体は開いた状態になっていますが 基本的にプライベート IP からしかアクセスできないようになっていますので 外部からはアクセスできません しかしセキュリティの強化として 80 番ポートを閉じることによってさらにセキュリティを高めることができます セキュリティの強化に関しては 次項 (4-2) をご覧下さい セキュリティを強化したいのですが どうすればよいでしょうか (4-2) パケットフィルタ設定を行うことによりセキュリティを強化できます パケットフィルタ設定を行うことにより モデムの 80 番ポートを完全に閉じてしまいます これにより外部からの侵入に対するセキュリティを高くします 設定は以下の手順に従って行ってください セキュリティの設定 - パケットフィルタの設定 1 操作メニューで ルータ設定 の パケットフィルタをクリックすると下記の画面が 表示されます [ 操作メニュー ] [ 表示 / 設定画面 ] ここをクリックする R32APoA-S 2.0

33 2 さらに 画面右上の詳細設定 [ 表示 / 設定画面 ] をクリックします [ 表示 / 設定画面 ] ここをクリックする 3 フィルタ共通設定を下記のとおりに設定します [ フィルタ共通設定 ] 機能 使用する使用する 入力デフォルト 通過通過 出力デフォルト 通過通過 R32APoA-S 2.0

34 4 フィルタ条件の追加設定 を下記のとおりに設定します (1) 適用インタフェース poa0 チェック (2) フィルタリングポイント (FP) 入力時にフィルタ入力時にフィルタ (3) 処理 破棄破棄 (4) プロトコル tcp (5) 受信インタフェース poa0 チェック R32APoA-S 2.0

35 (6) 送信元 IP アドレス (7) 送信元ネットマスク (8) 送信元ポート番号 0~65535 (9) 宛先 IP アドレス (10) 宛先ネットマスク (11) 宛先ポート番号 80~80 (12)TCPセットフラグ チェックしません (13)TCPクリアフラグ チェックしません (14) 追加先 エントリの最後に追加エントリの最後に追加 5 右上の設定をクリックします 6 以下の画面表示が表示されます 実行をクリックします ここは選択しないでください ( デフォルトのままでOKです ) ここをクリック R32APoA-S 2.0

36 7 下記画面で設定をセーブするをクリックします 8 メッセージ画面が表示されますが ここではリブートしません 9 操作メニューでルータ設定 パケットフィルタとクリックしてください [ 操作メニュー ] [ 表示 / 設定画面 ] ここをクリックする R32APoA-S 2.0

37 10 さらに 画面右上の詳細設定 [ 表示 / 設定画面 ] をクリックします [ 表示 / 設定画面 ] ここをクリックする 11 エントリ表示が下記のとおりになっていることを確認してください 初回セットアップ後のフィルタ設定 以上で セキュリティの設定は終了です R32APoA-S 2.0

38 ADSL モデムスタートアップマニュアル ATUR32J(A) PPPoA 作成日 : 平成 13 年 8 月作成者 : 株式会社アッカ ネットワークス * 本マニュアルの版権は株式会社アッカ ネットワークスに有ります 無断で複写 複製することを禁止します * 本マニュアルの内容は改善のため予告無く変更する可能性があります R32APoA-S 2.0