ばれいしょ「長系134号」

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さいぞうあきます
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1 (3) 長崎県農林技術開発センター ( ばれいしょ西海 37 号 ) 地方番号西海 37 号長系 132 号愛系 151 T 西海 35 号西海 33 号 2. 特性の概要出芽期はニシユタカに比べ春作で 4 日早く秋作では 9 日早い茎長は春秋作ともニシユタカより長く熟性は中晩生である皮色肉色とも黄色は春作秋作とも 14% 前後で高い上いも重は春作で 347kg/a 秋作で 222kg/a と少収である平均 1 個重は春作で 79g 秋作で 76g と M サイズが中心となる機能性成分であるカロテノイドを含み肉色は黄色で蒸しいもはやや粉質でナッツフレーバーを有し食味は良いフレンチフライおよびチルド適性があるジャガイモシストセンチュウおよびジャガイモ Y ウイルスに抵抗性を有し青枯病に強い病虫害複合抵抗性系統である出芽期茎長茎数平均上いも重規格別割合でん上いも 1) 熟性 1 個重粉価 ( 月. 日 ) (cm) ( 本 ) 数 ( 個 ) (kg/a) 標準比 3L 2L L M S 春作秋作 ( 西海 37 号 ) 中晩生ニシユタカ中晩生 ( 西海 37 号 ) 中晩生ニシユタカ中晩生注 1) 春作マルチ栽培 : 平成 19~27 年の平均値秋作普通栽培で平成 18~27 年の平均値腐敗春作秋作 ( 西海 37 号 ) ストロン塊茎裂開二次の長さ皮色形目の深浅表皮のネット生長中黄短卵浅微ニシユタカ短淡ベージュ短卵 ~ 球やや浅少 ( 西海 37 号 ) やや短黄短卵 ~ 球浅微ニシユタカ短淡ベージュ短卵やや浅少調理特性および食味試験結果 ( 長崎県農林技術開発センター馬鈴薯研究室 ) 春作秋作 ( 西海 37 号 ) 肉色肉質食味黒変黄やや粉 ~ 粉良微ニシユタカ淡黄中やや否微 ( 西海 37 号 ) 蒸しいも黄やや粉良微ニシユタカ淡黄中やや否微

2 表 4 病害虫抵抗性ジャガイモそうか病青枯病疫病ジャガイモYウイルスシストセンチュウ O 系統 N 系統 ( 西海 37 号 ) 抵抗性中 ~ やや弱強やや弱抵抗性抵抗性ニシユタカ感受性弱中弱感受性感受性

3 ばれいしょ西海 40 号地方番号西海 40 号長系 139 号愛系 186 T 愛系 158 アイユタカ 2. 特性の概要出芽期はニシユタカに比べ春作で 3 日早く秋作では 6 日早い茎長は春秋作ともニシユタカと同程度熟性は中晩生である皮色は淡ベージュで肉色は淡黄は春作で 11.5% 秋作では 9.4% でやや低い秋作では裂開の発生がみられる上いも重は春作で 417kg/a 秋作で 357kg/a と多収であり平均 1 個重は春作で 135g 秋作で 136g と大きい蒸しいもの肉質は中 ~ やや粘で食味は中であるジャガイモシストセンチュウジャガイモ Y ウイルスおよびジャガイモ X ウイルスに抵抗性を有し青枯病に対しても中程度の抵抗性を有する貯蔵中の腐敗も少ない平均上いも重出芽期茎長茎数上いも 1 個規格別割合 1) 熟性数 ( 個 ) 重 ( 月. 日 )(cm) ( 本 ) (kg/a) 標準比 3L 2L L M S 春作西海 40 号中晩生ニシユタカ中晩生秋作西海 40 号中晩生ニシユタカ中晩生注 1) 春作 : 平成 22~27 年の平均値秋作 : 平成 22~27 年の平均値ストロン目の表皮裂開二次皮色いも形肉色肉質食味の長さ深浅ネット生長春作西海 40 号中淡ヘーシュ短卵 ~ 球浅微淡黄中中ニシユタカやや短淡ベージュ短卵やや浅少淡黄中やや否秋作西海 40 号やや短淡ヘーシュ球 ~ 短卵浅微淡黄中 ~やや粘中ニシユタカやや短淡ベージュ短卵やや浅少淡黄中 ~やや粘やや否病虫害抵抗性ジャガイモジャガイモジャガイモそうか病 3) 青枯病 4) 疫病シストセンチュウ 1) Yウイルス 5) Xウイルス 6) 西海 40 号抵抗性やや弱中 ~やや弱やや弱抵抗性抵抗性ニシユタカ感受性弱やや弱弱感受性感受性注 1),5)( 地独 ) 道総研による判定結果,3),4) 馬鈴薯研究室における判定結果 6)DNAマーカーにより判定

4 ばれいしょ長系 142 号長系 142 号愛系 190 T 長系 131 号 2. 特性の概要出芽期はニシユタカに比べ春作で同等秋作では 3 日早い茎長はニシユタカより春作では長く秋作では同程度である熟性は中晩生である皮色は淡ベージュで目の部分は赤みを帯びる肉色は明黄は春作で 12.9% 秋作で 11.5% である秋作では二次生長の発生がみられる上いも重は春作で 362kg/a 秋作で 262kg/a でニシユタカより低収であり平均 1 個重は春作で 124g 秋作で 109g とやや小さい蒸しいもの肉質はやや粉質で食味は春作秋作ともにやや良であるフライ適性があるジャガイモシストセンチュウおよびジャガイモ Y ウイルスに抵抗性を有し青枯病に対してやや強である平均上いも重出芽期茎長茎数上いも 1 個規格別割合 1) 熟性数 ( 個 ) 重 ( 月. 日 ) (cm) ( 本 ) (kg/a) 標準比 3L 2L L M S 春作長系 142 号中晩生ニシユタカ中晩生秋作長系 142 号中晩生ニシユタカ中晩生注 1) 春作 : 平成 22~27 年の平均値秋作 :22~27 年の平均値ストロン目の表皮裂開二次皮色いも形長さ深浅ネット生長肉色肉質食味春作長系 142 号中短ベージュ ( 赤 ) 球 ~ 短卵浅中 ~ 少明黄やや粉やや良ニシユタカやや短淡ベージュ短卵やや浅少淡黄中やや否秋作長系 142 号短短ベージュ ( 赤 ) 球浅少 ~ 中明黄やや粉やや良ニシユタカやや短淡ベージュ短卵やや浅少淡黄中 ~やや粘やや否病害虫抵抗性 3) 4) そうか病青枯病疫病シストセンチュウ 1) Yウイルス 5) 長系 142 号抵抗性中 ~ やや弱やや強弱抵抗性ニシユタカ感受性弱やや弱弱感受性注 1),5)DNAマーカーにより判定,3),4) 馬鈴薯研究室における判定結果

5 ばれいしょ長系 147 号長系 147 号愛系 214 T T 特性の概要出芽期はニシユタカに比べ春作で 2 日早く秋作では 4 日早い茎長はニシユタカと春作秋作で同等である熟性はニシユタカより早い早生である皮色は淡ベージュである肉色は淡黄は春作では 11.7% 秋作では 9.5% でニシユタカ並である春作では二次生長の発生がみられる上いも重は春作で 452kg/a 秋作で 285kg/a でニシユタカ並であり平均 1 個重は春作で 148g 秋作は 112g でニシユタカに比べ春作では大きく秋作では小さい春作では 3L 2L の階級中心となる蒸しいもの肉質は中 ~ やや粘質食味は中 ~ やや良であるジャガイモシストセンチュウおよびジャガイモ Y ウイルス抵抗性を有し青枯病に対しても中程度の抵抗性を有する平均上いも重出芽期茎長茎数上いも 1 個規格別割合 1) 熟性数 ( 個 ) 重 ( 月. 日 )(cm) ( 本 ) (kg/a) 標準比 3L 2L L M S 春作長系 147 号中生ニシユタカ中晩生長系 147 号中生秋作ニシユタカ中晩生注 1) 春作 : 平成 24~27 年の平均値秋作 :24~27 年の平均値ストロン目の表皮裂開二次皮色いも形の長さ深浅ネット生長肉色肉質食味春作長系 147 号中淡ベージュ球 ~ 短卵極浅微淡黄中中ニシユタカやや短淡ベージュ球 ~ 短卵浅少淡黄やや粘 ~ 中やや否秋作長系 147 号やや短淡ベージュ球 ~ 短卵極浅微淡黄中 ~ やや粘中 ~ やや良ニシユタカやや短淡ベージュ球形浅少淡黄やや粘 ~ 中やや否病害虫抵抗性 3) 4) そうか病青枯病疫病シストセンチュウ 1) Yウイルス 5) 長系 147 号抵抗性やや弱中弱抵抗性ニシユタカ感受性弱中弱感受性注 1),5)DNAマーカーにより判定,3),4) 馬鈴薯研究室における判定結果

6 ばれいしょ長系 150 号長系 150 号愛系 226 T T 愛系特性の概要出芽期はニシユタカに比べ春作で 4 日早く秋作では 5 日早い茎長はニシユタカより春作では長く秋作では同等である熟性はニシユタカより遅い晩生である皮色は淡ベージュで塊茎によって目の部分はわずかに紫色を帯びる肉色は淡黄は春作では 12.8% 秋作では 10.5% でニシユタカより高い秋作では裂開の発生がみられる上いも重は春作で 377kg/a 秋作で 297kg/a でニシユタカに比べ多収であり平均 1 個重は春作で 105g 秋作では 114g でニシユタカよりやや小さい蒸しいもの肉質はやや粘質 ~ 中食味は中 ~ やや良であるジャガイモシストセンチュウジャガイモ Y ウイルスおよび X ウイルス抵抗性を有し青枯病に対しても強疫病には真性抵抗性遺伝子 R2 を有し抵抗性である平均上いも重出芽期茎長茎数上いも規格別割合 1) 熟性 1 個数 ( 個 ) ( 月. 日 )(cm) ( 本 ) 重 (kg/a) 標準比 3L 2L L M S 春作長系 150 号晩生ニシユタカ中晩生秋作長系 150 号晩生ニシユタカ中晩生注 1) 春作 : 平成 25~27 年の平均値秋作 :24~27 年の平均値ストロン目の表皮裂開二次皮色いも形の長さ深浅ネット生長肉色肉質食味春作長系 150 号やや長淡ベージュ球形浅微淡黄やや粘中 ~やや良ニシユタカやや短淡ベージュ球形浅少淡黄やや粘 ~ 中やや否秋作長系 150 号やや短淡ベージュ球形浅微淡黄中中ニシユタカやや短淡ベージュ球形浅少淡黄やや粘 ~ 中やや否病虫害抵抗性ジャガイモそうか病シストセンチュウ 1) 3) 青枯病 4) 疫病 Y ウイルス 5) X ウイルス 6) 長系 150 号抵抗性やや弱強強 (R 抵抗性抵抗性ニシユタカ感受性弱中弱感受性感受性注 1),5)( 地独 ) 道総研による判定結果,3),4) 馬鈴薯研究室における判定結果 6)DNAマーカーにより判定

7 ばれいしょ長系 153 号長系 153 号愛系 240 T 西海 40 号 2. 特性の概要出芽期はニシユタカに比べ春作で 5 日早く秋作では 10 日早い茎長は春作でではニシユタカより長く秋作ではニシユタカ並である熟性は中生である皮色は淡ベージュ目の深さは中である肉色は淡黄は春作で 13.5% 秋作で 13.4% である上いも重は春作で 385kg/a 秋作で 244kg/a で多収であり平均 1 個重は春作で 116g 秋作で 111g とやや大きい蒸しいもの肉質は春作ではやや粘秋作ではやや粉で食味は春作秋作ともにやや良であるジャガイモシストセンチュウおよびジャガイモ Y ウイルスに抵抗性を有する平均上いも重出芽期茎長茎数上いも 1 個規格別割合 1) 熟性数 ( 個 ) 重 ( 月. 日 )(cm) ( 本 ) (kg/a) 標準比 3L 2L L M S 春作長系 153 号中生ニシユタカ中晩生秋作長系 153 号中生ニシユタカ中晩生注 1) 春作 : 平成 27 年秋作 : 平成 26~27 年の平均値ストロン目の表皮裂開二次皮色いも形肉色肉質食味の長さ深浅ネット生長春作長系 153 号中淡ヘーシュ球中微淡黄やや粘中ニシユタカやや短淡ベージュ球浅少淡黄やや粘 ~ 中やや否秋作長系 153 号やや短淡ヘーシュ球中微淡黄やや粉やや良ニシユタカやや短淡ベージュ球浅少淡黄中やや否病虫害抵抗性 3) 4) そうか病青枯病疫病シストセンチュウ 1) Yウイルス 5) 長系 153 号抵抗性弱弱弱抵抗性ニシユタカ感受性弱中弱感受性注 1),5)DNAマーカーにより判定,3),4) 馬鈴薯研究室における判定結果

8 ばれいしょ長系 154 号長系 154 号愛系 243 T 西海 40 号愛系特性の概要出芽期はニシユタカに比べ春作で 1 日早く秋作では 8 日早い茎長は春作ではニシユタカ並秋作ではニシユタカより長く熟性は中晩生である皮色は淡ベージュ肉色は白 ~ 淡黄は春作で 12.4% 秋作で 13.1% である秋作では裂開の発生がみられる上いも重は春作で 340kg/a 秋作で 259kg/a で多収であり平均 1 個重は春作で 98g 秋作で 106g とニシユタカより小さい蒸しいもの肉質は春作ではやや粘秋作では中で食味は春作ではやや否 ~ 中秋作では中 ~ やや否であるジャガイモシストセンチュウおよびジャガイモ Y ウイルスに抵抗性を有しそうか病に対して中 ~ やや弱である平均上いも重出芽期茎長茎数上いも 1 個規格別割合 1) 熟性数 ( 個 ) 重 ( 月. 日 )(cm) ( 本 ) (kg/a) 標準比 3L 2L L M S 春作長系 154 号中晩生ニシユタカ中晩生秋作長系 154 号中晩生ニシユタカ中晩生注 1) 春作 : 平成 27 年秋作 : 平成 26~27 年の平均値ストロン目の表皮裂開二次皮色いも形肉色肉質食味の長さ深浅ネット生長春作長系 154 号やや長淡ヘーシュ球 ~ 短卵中微白やや粘やや否 ~ 中ニシユタカやや短淡ベージュ球浅少淡黄やや粘 ~ 中やや否秋作長系 154 号やや短淡ヘーシュ球 ~ 短卵浅微淡黄中中 ~やや否ニシユタカやや短淡ベージュ球浅少淡黄中やや否病虫害抵抗性 3) 4) そうか病青枯病疫病シストセンチュウ 1) Yウイルス 5) 長系 154 号抵抗性中 ~ やや弱やや弱弱抵抗性ニシユタカ感受性弱中弱感受性注 1),5)DNAマーカーにより判定,3),4) 馬鈴薯研究室における判定結果

（１）（独）農業・食品産業技術総合研究機構　北海道農業研究センター育成系統

（１）（独）農業・食品産業技術総合研究機構　北海道農業研究センター育成系統 1 供試系統の特性概要 (1) 農業食品産業技術研究機構北海道農業研究センターばれいしょ北海 106 号 1. 来歴系統名旧系統名系統番号交配組合せ ( ) 備考北海 106 号勝系 30 号 03080-6 北海 96 号 98015-2 加工用 2. 特性の概要育成場における茎長は男爵薯さやかより長く黄変期は男爵薯より 2 週間程度早くさやかより 5 日程度遅い